JP2004529486A - 基板に高アスペクト比を有するフィーチャをエッチングする装置及び方法 - Google Patents

基板に高アスペクト比を有するフィーチャをエッチングする装置及び方法 Download PDF

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Abstract

基板処理チャンバ(110)は、ガスをチャンへ供給するためのガス供給源(56)、ガスを活性化するために電気的にバイアスされる第1と第2の電極(115、105)及びガスを排気するための排気装置(10)を有し、該第2の電極(115)は、少なくとも10ワット/cm2の電力密度にチャージ可能にされ、更に、第2の電極(115)は、基板(10)を受取るための受取り面(147)を有する。

Description

【0001】
(発明の属する技術分野)
本発明は、基板をエッチングするチャンバおよび基板をエッチングする方法に関する。
【0002】
(従来の技術)
基板の製造において、プロセスガスまたはプロセスガスのプラズマがチャンバ内で基板を処理するためにしばしば使用される。一般に、材料が、例えば、化学気相堆積(CVD)、物理気相堆積(PVD)、イオン注入、酸化または窒化処理によって基板上に形成される。その後、一般に層の形態であるが、他の形状を有することもできる幾つかの基板材料が、キャビティ、チャネル、ホールまたはトレンチとしてエッチングされたフィーチャを形成するために、例えばエッチングによって処理される。
【0003】
これらのフィーチャは、特に小さな開口寸法を有する場合、基板材料に高アスペクト比を有するフィーチャをエッチングすることは困難である。一般に、速くまたはより効率のよい回路を得るために、技術の進歩がより接近した間隔のフィーチャを必要とするので、フィーチャ、例えばトレンチ、ホールまたはビアのアスペクト比は比例して増大する。高アスペクト比のフィーチャは、少なくとも約20のアスペクト比を有し、これらのフィーチャの開口寸法は、約0.18ミクロンかまたはそれ以下である。しかし、フィーチャの側壁を制御することができない等方性エッチングを伴わずに高アスペクト比または小さな開口フィーチャをエッチングすることは困難である。等方性エッチングによって、エッチングされたフィーチャの側壁は、フィーチャのエッチングの垂直速度に対して大きなエッチング速度で水平方向にエッチングされ、その結果、望ましくない形状のフィーチャとなる。
【0004】
したがって、高アスペクト比または小さな開口を有するフィーチャを異方性にエッチングすることが望ましい。また、基板にわたって制御でき、しかも同じ寸法を有するフィーチャをエッチングすることが望ましい。さらに、生産するに足るエッチング速度で基板をエッチングすることが望ましい。
【0005】
(発明の概要)
本発明は、これらのニーズを満足するものである。1つの特徴として、本発明は、ガスをチャンバに供給するガス源;該ガスを活性化するために電気的にバイアスされる第1と第2の電極、第2の電極は、少なくとも約10ワット/cmの電力密度にチャージすることができるようにされており、また第2の電極は基板を受取る受取り面を有しており;及び該ガスを排気する排気装置を含む基板処理チャンバを有する。
【0006】
本発明の他の特徴は、プロセスゾーン(処理ゾーン)に基板を与え、ガスをプロセスゾーンに導入し、少なくとも約10ワット/cmの電力密度で基板の下にある電極に電気エネルギーを加えることによってガスを活性化し、且つガスを排気するステップを有する基板処理方法である。
【0007】
本発明の他の特徴において、基板エッチングチャンバは、基板支持体;ガスをチャンバに与えるガス源;チャンバのガスを排気する排気装置;ガスを活性化するために電気的にバイアスされる第1と第2の電極を有するガスエナジャイザー、第2の電極は、約200mmの直径を有する基板に対して少なくとも約3200ワットの電力に相当するパワーにチャージすることができるようにされており;チャンバ内に少なくとも約100ガウスの磁界を与えるようにされた磁界発生器;及び基板とチャンバの表面の温度を制御するようにされた温度制御システムを有する。
【0008】
本発明の他の特徴は、チャンバのプロセスゾーンに基板を設け、該プロセスゾーンにガスを導入し、約200mmの直径を有する基板に対して少なくとも約3200ワットの電力に相当する電力で電気エネルギーをガスに結合することによってガスを活性化し、チャンバ内に少なくとも約100ガウスの磁界を与え、基板とチャンバ表面の温度を冷却し、及びガスを排気するステップを有する基板エッチング方法である。
【0009】
本発明の他の特徴は、少なくとも約30のアスペクト比および約0.14μm小さい開口寸法を有するエッチングされたフィーチャを有する基板である。
【0010】
(発明の実施の形態)
本発明は、図1Aに示さるように、シリコン、化合物半導体、または誘電体を有する下層の基体12;及びこの基体12上に1またはそれ以上の材料22、24、26、例えばポリシリコン、誘電体または導体材料を有する基板10を処理するのに有用である。基板10は、図1Bに示されるように材料22、26に高アスペクト比のフィーチャ、例えばトレンチ、ホールまたはビアを形成するためにエッチングされる。例えば、ホール及びビアはシリコン、ポリシリコン、または誘電体材料にエッチングされ、そして他の例として、トレンチは、導電性材料、例えば金属、または金属間化合物、例えばアルミニウム、銅、及び金属シリサイド;または誘電体材料、例えば二酸化シリコン、窒化シリコン、または低k誘電体材料にエッチングされる。ホトレジスト材料28のような材料は、エッチングが必要でない基板10の領域を保護するために用いられる。
【0011】
本発明は、特にフィーチャ29が高アスペクト比を有する基板10にフィーチャ29をエッチングするのに特に有用である。例えば、基体12上に1つまたはそれ以上の材料を有する基板10が少なくとも約30及び更に少なくとも45のアスペクト比を有するフィーチャ29を形成するためにエッチングされる。約0.17ミクロンより小さい、そして更に、約0.14ミクロンまたは0.10ミクロンの開口の大きさを有するフィーチャ29もエッチングされる。小さな開口寸法のフィーチャ29のエッチングは、開口寸法がエッチングされたフィーチャの臨界寸法である場合特に有用である。また、このフィーチャ29は、少なくとも約8ミクロンの深さまでエッチングされることができる。エッチングプロセス中に形成される保護壁の堆積30は、等方性エッチングからフィーチャ29を保護する。フィーチャがエッチングされる速度は、少なくとも約0.8μm/分である。
【0012】
基板10を処理するのに適している本発明による適例の装置50が図2に示される。一般に、装置50は、チャンバ容積110を画定する1つまたはそれ以上の壁52、例えば管状側壁106を有する壁52、底壁108、蓋アッセンブリ102、そして1つまたはそれ以上のライナー104を有するプロセスチャンバ100を有する。一般に、チャンバ容積110は、プロセスゾーン112とポンピングゾーン114に分けられる。ロボット53(図2において点線で示される)は、チャンバ100の連続した管状表面を備え、空気モータ(pneumatic motor)72よって垂直に作動されるスリットバルブドア70を有するスリット開口139を通してチャンバ100内へ、及びチャン100外へ基板10を移送するために用いられる。本発明は、適例な装置50を参照して説明されるけれども、その説明は、他の基板をエッチングするため、物理又は化学気相堆積によって基板10上に材料を堆積するため、または基板10上に材料を注入するために用いることができる他の装置構成に適用できることを理解するべきである。
【0013】
ガス、例えばプロセスガスは、ガス源97、バルブ101を有する1つまたはそれ以上のガスライン103、及びガス分配器111を有するガス供給装置56によってチャンバ100に導入される。ガス分配器111は、ガスがガス分配器111を出るガスの出口98を有するガス分配プレート113を有し、このガス分配プレート113は、また電極としても働く。コントローラ(制御器)160は、プロセスガスの流速、ガス圧、及び他のプロセスチャンバの機能を制御するために用いられる。消費されたプロセスガス及び副産物は、チャンバ100のガス圧を、一般に約5mTorrから約1000mTorrまでの適切なレベルに制御するために用いられる、スロットバルブ60を介して1つまたはそれ以上の排気ポンプ109に接続された排気装置114によって排気される。
【0014】
本発明の1つの特徴として、ポンピング速度は、エッチングされたフィーチャ(一般に側壁ポリマーとして知られている)の側壁及びチャンバ壁上に形成されたプロセス残留物の形状に影響し、更には、基板10の高アスペクト比のフィーチャのエッチングの質に影響することが発見された。高いポンピング速度は、チャンバ容量内に過剰な残留物を形成する種を効果的に除去し、それによりエッチングされたフィーチャの側壁上の過剰なプロセス残留の形成を減少すると考えられる。新しくエッチングされたフィーチャの側壁上のプロセス残留物の最適な厚さの堆積によって、エッチングがフィーチャの側壁の過剰な等方性エッチングを伴わずに基板に垂直に進行するのを可能にする。
【0015】
しかし、過剰な残留物の形成は、特に、小さな開口寸法を有し、極く深い高アスペクト比のフィーチャに対するエッチングを妨げ、即ち停止することができる。したがって、1つの形態では、排気装置114は、基板10及びチャンバ100の他の表面上のプロセス残留物の過剰な堆積を減少させるために、充分高いポンピング速度を有する1つまたはそれ以上のポンプを有することができる。例えば、排気装置114は、約25リットルのチャンバ容積に対して少なくとも約1600リットル/秒の速度に相当する速度でチャンバ100からガスを排気することができる。例えば、1つの形態では、ポンプ109は、約25リットルのチャンバ容積に対して約1600〜約1800リットル/秒のポンピング速度に相当する全ポンピング能力または速度を有する。
【0016】
活性化したガス、例えばプラズマは、電磁エネルギー、例えばRFまたはマイクロ波エネルギーをガスに結合するガスエナジャイザー141によって生成される。例えば、ガスエナジャイザー141は、チャンバ100内のガスを活性化するために互いに関して電気的にバイアスされる第1と第2の電極を115、105を有する。第1の電極115はチャンバ100の天井または側壁である。第2の電極105は、一般に、電気的導電性材料、例えば金属、例えばアルミニウム、銅、金、モリブデン、タンタル、チタン、タングステン、及びそれらの合金から作られる。モリブデンは、良好な熱伝導性と非酸化環境において耐腐蝕性を有する。一般に、第2の電極105は平らであり、基板10の形状と大きさにしたがって形成される。例えば、第2の電極105は、全体の基板10の実質的に広がる電気導電性ワイヤ(図示せず)のメッシュであることができる。第2の電極105は、電磁エネルギー、例えばRFエネルギーに対して透過性の誘電体55によって覆われ、電極105に供給されたエネルギーをチャンバ100内のガスに結合するようにして、ガスのプラズマを活性化しまたは維持する。誘電体の少なくとも一部は電極105を覆い、他の部分は電極105を部分的に囲むか全体的に包むことができる。
【0017】
第1と第2の電極115、105は、電源150のインピーダンスを選択された周波数範囲で第2の電極105の負荷インピーダンスにほぼ一致させるインピーダンス整合回路を介して電極電源150によって与えられたRF電圧によって電気的にバイアスされる。第1と第2の電極115、105に与えられたRF電圧の周波数は、約50KHz〜約60MHzであることができる。電源150は、またDCチャック電圧を電極105に与えるために使用され、基板10を保持する電極に静電荷を形成する。DC電圧は、一般に約10〜約2000ボルトである。電源150は、また電極105の動作を制御するコントローラ160によっても制御される。適例なガスエナジャイザーが当業者に明らかである他のチャンバ形態に示されているけれども、ガスエナジャイザー141は他の形態、例えば、RFエネルギーをチャンバに誘導的に結合する1つまたはそれ以上のコイルを有する誘導アンテナ(図示せず)、またはマイクロ波導波管(図示せず)によってチャンバに結合されたマイクロ波発生器を有する。第2の電極105は、また一般にDC電圧によって基板10を静電的に保持するために電気的にチャージ(帯電)可能なようにされる。
【0018】
本発明の他の特徴において、第2の電極105及び被膜誘電体55は、基板14に高アスペクト比のフィーチャの良好なエッチングを行なうために、第2の電極が基板14の単位面積当たり電極105に加えられる電力である高電力密度にチャージされることができるようにする。電気的にバイアスされた第2の電極105は、基板10の面に対して実質的に垂直な少なくとも幾らかの電界ベクトル成分を発生する。活性化されたガスの帯電されたプラズマイオンは、これらの垂直に向う電界成分によって加速され、基板上に衝突する。第2の電極105の電力密度が大きければ大きいほど、運動エネルギー及びチャージされたプラズマイオンに衝突される指向性は明らかに大きい。大きな運動エネルギーのプラズマは、高いアスペクト比のフィーチャ29を効率的に、しかもフィーチャ29の寸法を良好に制御してエッチングすることができる。1つの形態において、第2の電極及び被膜誘電体55は、少なくとも約10ワット/cmの電力密度を維持するようにされている。約20cm(200mm)の直径を有する基板10に対して、第2の電極105に加えられるべき適切な電力レベルは、少なくとも約3200ワットの電力レベルに相当し、約30cm(300mm)の直径を有する基板10に対して適切な電力レベルは、少なくとも約7000ワットである。
【0019】
第2の電極105を被覆する誘電体5は、その構成及び厚さを調整することによって、周囲のプラズマに対してまたは他のチャンバ要素に対して電流の過剰な漏洩がなくこれらの高い電力レベルを維持するようにされる。例えば、1つの形態において、誘電体55は、約1×10〜約1×1013Ω−cm、または更に約1×1010〜約1×1012Ω−cmの室温の抵抗率を与えるように製造される。これらの抵抗値は、特に約50〜約90℃の上昇された処理温度で誘電体の55の能力を増し、第2の電極105に与えられる高い電力レベルを維持する。そしてそれらのいずれもが高いアスペクト比のエッチン処理にとって望ましい。誘電体55に対する好適な厚さは、約0.02mm〜約2.00mmに決められ、さらに約0.05〜約1.00mmにすることができる。
【0020】
誘電体55は、セラミック材料、例えば酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、炭化ホウ素、炭素、コーディエライト(cordierite)、酸化セリウム、ダイアモンド、ムライト(mullite)、シリコン、炭化シリコン、窒化シリコン、酸化シリコン、酸化チタン、ホウ化チタン、炭化チタン、酸化イットリウム、酸化ジルコニウム、及びこれらの混合物及び化合物から作られる。例えば、窒化アルミニウムは、約80〜約240ワット/mKの高い熱伝導度、良好な熱伝達速度、及び良好な耐腐蝕性を与える。窒化アルミニウムの抵抗率は、ドーパント材料、例えば酸化セリウムまたは酸化イットリウムの少量、たとえば約0.5〜約5重量%を加えることによって所望のレベルに調整される。また、誘電体55は、冷凍鋳造(フリーズキャスティング)、射出成形、圧縮成形、溶射、または燒結によって第2の電極105を囲むモノリス(monolith)として製造される。例えば、セラミック材料は、上昇した温度で圧力を加えることによって約10%より少ない多孔を有するコヒーレントマス(coherent mass)に形成される。オートクレーブ(autoclaves)、段プレス、及び等圧プレスを含む適切な圧力形成装置が1997年11月6日に出願された米国特許出願番号08/965,690に例として記載され、ここにレファレンスによって取り込まれる。
【0021】
プロセスゾーン112におけるプラズマイオン密度とイオンエネルギーは、第1と第2の電極115、105を接近することによってさらに増大される。第2の電極105が第1の電極から比較的近い距離に配置されると、2つの電極間の電界ベクトルの大きさは、それらの間のガス通路に殆ど抵抗がないので、比較的強くなる。その結果、近づけて配置された電極115、105は、チャンバ100内のガスにエネルギーを効率よく結合する。さらに、プラズマイオンの見かけ上の運動エネルギーは、電極115、105間の短い間隔のために高くなる。また、小さな電極間隔は、プロセスガスの多くの層流と少ない乱流を与え、それによって、基板表面の均一な処理を達成する。したがって、1つの形態では、第1と第2の電極115、105は、それらの間に実質的に層流のガスを維持するのに十分小さな距離を離して配置される。この間隔の距離は、約5cmより小さく、さらに約1cm〜約3cmである。これは、所望の間隔ギャップを達成するために、第2の電極105を上げ、第1の電極115を下げることによってなされる。
【0022】
チャンバ100内の磁界の強さを増加することによって、更に、基板10における高アスペクト比のフィーチャ29のエッチングを増大することができる。磁界の強さは、基板10に新しくエッチングされたフィーチャ29上に形成された側壁の保護堆積物30に影響を及ぼすと考えられている。例えば、あるプロセスにおいて、磁界の強さが増大するに従って、エッチンプロセスにおいて形成される側壁の保護堆積物30は厚くなり、それによって、エッチングされたフィーチャ29のプロフィールが殆ど弓状にならない。したがって、エッチングされるフィーチャ29のプロフィールを最適にするために、特に、フィーチャ29の深さが増加するか、それらの開口寸法が小さくなるに従って、磁界の強さを制御することができる。例えば、フィーチャ、例えばトレンチのエッチングにおいて、少なくとも約100ガウス、または少なくとも約120ガウスの磁界の強さを有する高い磁界を与えることが望ましいことを発見した。
【0023】
磁界発生器292は、電磁コイルまたは永久磁石を有することができる。例えば、図2と図3は、チャンバ100に隣接している電磁石295、300、305、310を有する磁界発生器292の形態を概略示している。チャンバ内に形成された磁界は、プロセスゾーン112に対する電磁石の位置及び各電磁石に与えられたエネルギーに依存する電磁石295、300、305、310によって生成された磁界のベクトル和である。磁界発生器292は、基板10上のプロセスゾーン112、基板表面に平行な磁界、またはプロセスゾーン112におけるプラズマイオンを“掻き回す”ために回転される磁界にプラズマを閉じ込めるために、基板の面に実質的に垂直な磁界を与えるようにされる。
【0024】
さらに、磁界発生器は、ジャケット307、309を有し、図10に示されるようにその中で流体を循環する。例えば、熱伝達流体がライナー流体源121、導管流体源61または他の流体源から供給される。流体は、磁石の温度を制御するために、電磁石295、300、305、310の周りの流体ジャケット307、309に供給される。熱伝達流体は、電磁石295、300、305、310を一定の温度に保ち、大電流が電磁石に流れたとき、流体の循環によって電磁石のオーバヒートを減少する。これは大電流を維持する電磁石の能力を増加し、これにより高磁界強度をチャンバに与えることができる。増大した磁界強度は、基板10においてエッチングされるフィーチャ29に増大したエッチングを与えるのに望ましい。
【0025】
1つの形態において、磁界発生器292は、時間と共に変化する角度方向及び大きさを有する多重方向磁界を発生する。このような磁界は、チャンバに接近して配置された複数の電磁石295、300、305、310(または回転する永久磁石)によって発生される。電磁石の電源は、プラズマゾーンに多重方向磁界を発生するために、電磁石295、300、305、310に加えられた電流を変化する。電磁石は互いに組にされ、基板の面に実質的に平らな磁界を発生するように配置される。電源は、角度方向及び大きさを独立して変化する磁界を発生するために所定のシーケンスで組になった電磁石を活性化する。チャンバ100の側壁106に接近して配置される代わりに、磁界発生器292は、チャンバの天井の上及び/またはチャンバ内の第2の電極105を有する誘電体55の下に配置されてもよく、これらのことは、例えば、米国特許5,255,024に開示されており、レファレンスによってここに取り込まれる。
【0026】
代わりに、磁界発生器292は、チャンバ100の側壁106に近接して配置された複数の可動永久磁石を有することができる。これらの磁石は、円形または楕円軌道で、及び/またはプロセスゾーン112内の多重方向性磁界を発生するリニアな方法で回転されるアマチュア(図示せず)上に取付けられることができる。適切な永久磁石は、強磁性材料、例えば、ニッケルフェライト、コバルトフェライト、またはバリウムフェライトを有する。
【0027】
磁界発生器292は、各々の電磁石または永久磁石によって生成される磁界のベクトル和であり、チャンバ100及びそれらの動作モードに関してそれらの位置に依存する磁界を発生する。図2に示された形態において、磁界発生器292は、基板10の表面に実質的に平行で、基板表面に直交する軸の周りに対称な成分を有する磁界を与えるようにされる。この形態において、プラズマ中の電子に与えられるE×Bドリフト速度は、方位角方向であり、基板10の処理面に平行で、直接上の円形通路内を動くようにプラズマシースの電子に強く働く。磁界発生器292は、支持体及び基板10にほぼ平行な、相互に垂直な磁界ベクトルByとBxをそれぞれ備えており、これは、例えば、米国特許5,215,619に開示されており、レファレンスによってここに取り込まれる。
【0028】
磁界発生器292は、ライン315、320、325、330を介して制御信号を従来の電源システム335、340、345、350に加えるコントローラ160によって作動され、導体335、360、365、370によって、それぞれ電磁石295、300、305、310に供給される電流の大きさ及び方向を制御する。関連した電流は、各々の電磁石によって発生される磁界の方向及び大きさを決定する。代わりに、コントローラ160は、円形/楕円形状で回転され、またはリニアな方向に発振されるアーマチュアに配置された強磁性材料の永久磁石の組の発振を制御するために用いることができる。磁界発生器292によって発生された直交する磁界ベクトルByとBxは、関数Bx=Bcosθ;及びBy=Bsinθによって求められる。必要な磁界の値B及びその角度方向θが与えられれば、コントローラ160は、独立して式を解いて、磁界及び方向の所望の強さを与える関連した磁界ベクトルByとBxを得て、その後、所望の磁界ベクトルByとBxを与えるために、磁石へ与える必要な電流を制御するか、または永久磁石の運動を制御する。
【0029】
従って、磁界の角度方向及び大きさは、磁石295、300、305、310の電流を変えることによって、または磁石の回転運動によって必要とされるだけ速くまたはゆっくりと独立して変えられる。コントローラ160は、磁界がそれぞれの角度位置にある時間、角度のステップ関数の方向、または磁界の強さを変えることができる。従って、磁界は、選ばれた向き及び時間増分を用いて、基板10の周りでステップされる。必要であれば、合成磁界Bの大きさは、もし、プロセス条件またはチャンバ構成が一定の磁界の強さを必要とするならば、変えることができる。例えば、磁界は、基板10の周り360度エッチングの均一性を増すために、2〜5秒/回転の遅い速度で回転される。
【0030】
他の実施の形態において、磁界発生器292は、基板の面に実質的に直交している磁界成分を有する磁界を与えるようにされている。更に、他の実施の形態においては、磁界発生器292は、プロセスゾーン112の空間または容積にある角度で、または空間または容積を横切って曲げられ、及び基板10の面上に成分を有する磁界を与えるようにされている。
【0031】
本発明の他の特徴において、高アスペクト比のフィーチャの良好なエッチングを達成するために、温度制御システム400が基板10及びチャンバ100の面、例えば、内壁52及び基板支持体124の周りの表面を横切って実質的に均一な温度を維持するために用いられる。エッチングプロフィール及び高アスペクト比のフィーチャ29をエッチングするためのエッチング速度のいずれもが著しく温度に依存し、基板を横切って、チャンバ100の要素を横切って、または1つのチャンバから他のチャンバへ温度が均一でない、即ち一様でないと、著しく変わってしまうことが判った。一様でない深さまたは異なる形状を有するエッチングされたフィーチャ29は、このような温度変化から生じる。適例のエッチングプロセスにおいて、適切な基板温度は約240℃より低く、保持されている基板を横切る温度の変化は約5℃より小さく、例えば、基板10は、約200〜約240℃の好適な開口温度範囲を伴って、約−40〜約240℃の間の温度範囲に維持される。
【0032】
1つの形態において、温度制御システム400は、基板10の下に複数のガス圧で熱伝達ガス、例えばヘリウムを与えることによって、基板10を横切って均一な熱伝達速度を維持する。例えば、図10に示されるように、熱伝達ガスは、熱伝達ガス源107から誘電体55の受取り面上の異なるゾーン99i、oにある複数の熱伝達ガス出口117i、oへ与えられる。熱伝達ガスは基板10と誘電体55間の熱伝達を容易にする。1つの形態において、基板10の裏側及び誘電体55の受取り面147の間の空間は、内側ゾーン99iと外側ゾーン99oの2つのゾーンに分けられる。別々の流れコントローラ(制御装置)107oと107iは、外側と内側のゾーンにそれぞれガスの流速の独立した制御を与えるために用いられる。さらに、この別々の流れコントローラ107oと107iによって、各々のゾーンにおけるガスが同じ圧力または異なる圧力に維持されることを可能にする。例えば、内側ゾーンは10−16Torrに維持され、一方外側ゾーンは20Torrに維持される。処理の間、基板10は、チャンバ100内のプラズマによって不均一に加熱され、そして2つのゾーンの熱伝達ガス制御は、基板10を横切って基板の温度をより均一にするために用いられる。例えば、内側と外側ゾーンの熱伝達ガスの圧力は、基板の中央から周辺端への温度差が約5℃より小さく、即ちほぼ一定に維持されるように調整される。
【0033】
内側と外側の熱伝達ガスゾーン99i、oは、処理の間基板10を横切って形成される熱勾配を導くために動作することができる。例えば、内側と外側のゾーン99i、oの熱伝達のガス圧は、基板10の中央の温度が基板10の周辺端の温度より大きいか、または小さいように調整される。この形態では、例えば、基板10が基板周辺より中央において速くエッチングされる場合、または、基板10がその周辺より中央において熱い場合が望ましい。
【0034】
温度制御システム400は、さらに、基板10と基板支持体124間の熱伝達速度を、更に制御するために、誘電体55の下で、支持体の基体200の上に配置された導体62を有する。この導体62は、基板10と導体62の双方に熱接触している電極105を覆う誘電体55を介して、熱エネルギーを基板10へ、または基板10から伝達することができる電気的に導電性の素子である。例えば、図10に示されるように、導体62は、1つまたはそれ以上の流体入口63を介して導体の流体源61から温度が制御された熱伝達流体を供給することができる1つまたはそれ以上のチャネル71を有する。熱伝達流体、例えば、エチレングリコール及び脱イオン水の混合体が導体62のチャネルを通して循環し、導体62の温度を一定レベルに維持する。例えば、導体62が基板の処理中にかなり高温に加熱されると、チャネル71に供給される熱伝達流体がその温度を下げるために導体62を冷却し、それにより基板10から均一な熱伝達速度を与える。熱伝達流体は、また、それが導体62に供給される前にコントローラ160によって温度制御され、基板を所望の温度、例えばポリシリコンにおけるトレンチのエッチングの間約80〜約100℃の温度に維持する。
【0035】
導体62は、また、図2に示されるように、高く、均一な熱伝導率を有する材料から作られるボンド層73によって誘電体55に結合または接合される。誘電体55を導体62に取付けることによって、誘電体55から導体62のチャネル71にある流体への熱伝達速度を最大にする。ボンド層73は、例えば金属、例えば、アルミニウム、銅、インジウムまたは錫−鉛合金を有する。ボンド層73は、基板10を横切って一様な熱伝達速度を与える均質な組成物を有し、導体62と誘電体55間の境界面に熱インピーダンスの変化を減少する。ボンド層73は、また、誘電体55を損傷することなく誘電体と55と導体62間の熱膨張の不一致から生じる熱ストレスを吸収することができる延性境界面を与えるには都合がいい。
【0036】
金属で結合された接合は、均一な熱伝達速度を与えるけれども、異なる材料の熱膨張係数の差から生じる熱ストレスに耐えることは、このような接合にとって困難である。従って、ボンド層73は熱ストレスを吸収することができる都合のいい材料から作られる。好ましい都合のいいボンド材料は、Chomerics, Inc.から商業的に利用できるThermattach T412TMを有する。Thermattach T412は、高い結合力、圧力に敏感な、二フッ化チタン(チタンジボライド)と共に混合され、拡張されたアルミニウムのキャリアに与えられる、アクリル接着剤を有する。ボンド層73の熱的性能は、充填剤、膨張した金属及び型押しされた表面の組合せによって増大される。
【0037】
温度制御システム400は、更に、図4に示されるように、チャンバ壁52の少なくとも一部を覆う1つまたはそれ以上のライナーを有することができる。1つの形態において、チャンバのライナー104は、第1の(上部の)ライナー134、第2の(下部の)ライナー118または第1のライナー134と第2のライナー118の双方を有する。温度制御された、流体源装置、例えば、ライナーの流体源121によって与えられる熱伝達流体を保持するために、通路119がそれぞれのチャンバのライナー104内に設けられる。このライナー104は、また、ライナー104のクリーニングまたは取り換えを容易にするために,まとまった、または取り換え可能な構造である。下部のチャンバ壁108は、チャンバ100の外側から第2のライナー118へのアクセスを可能にする複数の開口116(図4には、その1つのみが示されている)を有する。溝120に配置されたO−リング122がそれぞれの開口116を取り囲んでいる。
【0038】
ライナー104は、また、ライナー104上のプロセス残留物の堆積を減少するために加熱され、基板10における高アスペクト比のフィーチャのエッチングの質に影響を与える、チャンバ100に存在するプロセス残留物の量を制御する。1つの形態において、ライナー流体源121からの熱伝達流体がライナーを加熱するためにライナー104に通され、それによりライナー104上のプロセス残留物の形成を減少する。チャンバのライナー104上の残留物の堆積を減少することによって、ライナー104が剥がれ落ちて基板10上に堆積するプロセス残留物の量を減少することができる。
【0039】
温度制御システム400は、また、ライナー118、134に隣接し、接触して、例えば、図1と図4に示されるように、チャンバの天井に接触して1つまたはそれ以上のヒータを有することもできる。ヒータ67は、天井68の温度を調整するために、ライナー118、134を通過する熱伝達流体に加えて、または熱伝達流体の代わりとして用いることもできる。1つの形態において、ヒータ67は、例えば、コイルまたは加熱素子、例えば蓋アッセンブリー102上に取り付けられた加熱コイル67を有することもできる。ヒータ67は、天井68またはライナ118、134を基板の処理前または処理中に高温に加熱するために作動され、チャンバ100内の温度変動を減少させる。天井52内のチャネル59によって熱伝達流体を循環することによってヒータ67を有する天井52を加熱し、天井の温度を更に制御することは特に有利であることが判った。この形態において、天井52の温度は、−−その温度は、基板10がチャンバ100内で処理され、活性化されたガスが天井52を加熱する間か、または基板10が処理ステップの間でチャンバ100から取り出されるとき−−二重のヒータ及び流体制御方法を用いてより正確に調整される。
【0040】
天井52とライナー104は代わりの形態を有する。例えば1つの形態において、図5と図6に示されるように、チャンバの天井52は第1のライナー134と蓋202を有する動作可能な蓋アッセンブリー102を有する。第1のライナー134は、側壁106上にある外方に延びるフランジ342を有する。蓋アッセンブリー102は、1対のクランプ206によって側壁106にクランプされる。側壁及び第1のライナー間に配置された第1のシール(例えば、側壁106における溝304に配置されたOリングシール302)は、第1のライナー134と側壁106間に真空シールを与える。さらに、蓋202と第1のライナー134間の第2のシール(例えば、蓋202の溝に設けられたOリング306)は、これらの要素間にガスの気密シールを与える。蓋アッセンブリー102は、蓋202が正しくクランプされると、下方にバイアスされるので、蓋アッセンブリー102は、処理チャンバ100にインストールされると、第2のライナー118上の下向きの圧力に影響を及ぼす。
【0041】
第1のライナー134は、熱伝導性材料、例えば、陽極酸化したアルミニウム(アルマイト)、ステンレススチール、セラミックまたは他のこれに匹敵する材料から作られる。第1のライナー134は、皿状に形成された上面312と下面316を有する中央区分341を有する。この皿状に形成された上面312は、外方に延びるフランジ342に結合された周辺部314を有する。円筒上の壁318が下面316から延びている。下面316及び壁318は、プロセス容積(ゾーン)112に露出した表面343を有する。
【0042】
本発明の他の特徴において、第1のライナー134上のプロセス残留物の堆積物は、約32より小さなピーク・ツー・ピークのRMS表面粗さを有する比較的滑らかな表面を有する。比較的滑らかな表面は、ライナー134上の過剰なプロセス残留物の形成を減少するためにライナー134上に堆積したプロセス材料の量を減少し、それによって基板10における高アスペクト比のフィーチャのエッチングを改善するので、比較的滑らかな表面は望ましいことが判った。基板10近くのプロセス残留物の過剰な累積は、基板にエッチングされるフィーチャ上に過剰なプロセス残留物の量の堆積を生じる基板10の周りにプロセス残留物を形成する種の高い濃度の発生につながる。過剰な残留物は、好ましくない高アスペクト比のフィーチャのエッチングを生じる。
【0043】
図5及び図6は、第1のライナー134における流体通路の形態を示す。この形態において、中央区分341の周辺部314は、プラグ210によって各々がシールされる多くの交差する孔208を鋳型でつくるか、孔開けすることによって形成される。流体の通路322の各々の端部は、ボア324によって上面312に接続される。2つのボス326(その1つのみが図6に示されている)は、中央区分341の上面312から突出している。各々のボス326は、それぞれのボア324を介して流体通路322へ流体的に接続される中央の孔328を有する。流体の通路322は、ライナーの流体源121から流体を受取り、その流体は流体から第1のライナー134へ熱を伝達することによって、第1のライナー134の温度を調節する。流体がライナーの流体源121から第1のライナー134を通して循環されるに従って、第1のライナー134に与えられる熱の量が制御され、従って、第1のライナー134が所定の温度に維持されるようにする。第1のライナー134の温度を制御するために、液状及び/またはガス状の流体である流体が流体通路322を通して流される。流体は、液体、例えば脱イオン水及び/またはエチレンクリコール、または流体、例えば液状またはガス状の窒素またはフレオンTM(Dupon de Nemours, Wilmington, Delaware)である。
【0044】
この分野の当業者はここで与えられた技術を用いて他の構成を考えることができる。例えば、図7に示されたように、蓋アッセンブリー202は、第1の流体通路322aと第2の流体通路322bを有することができる。第1の流体通路322aと第2の流体通路322bは、図7に示された共通の入口330iと共通の出口330oを共有することができる。任意に、追加の入口と出口を用いてもよい。第1の流体通路322aと第2の流体通路322bは、また、2つのチューブ通路構成において元来た通路を引き返すこともできる。代わりに、追加のチューブ通路が用いられてもよい。
【0045】
図5と図6に戻って、ライナー流体源121と第1のライナー134を流体的に接続して、チャンバ100から第1のライナー134の素早い取り外しや置き換えを容易にするために、クイック接続流体接続子が用いられる。一般に、オスパイプのネジ形状を有するクイック接続336がボス326の中央の孔328にある雌ネジ形状にねじ込まれる。組合せ結合子332は流体源ライン334の終端に取付けられる。流体源ライン334は、通路322をライナー流体源121に結合する。この構成の1つの利点は、第1のライナ134を取り換えるとき、流体源ライン334を容易に外すことができることである。しかし、第1のライナー134を流体源ライン334に接続する方法、例えばパイプのネジ、バーブドニップル(barbed nipple)、口金コネクター(collet conn℃tor)などを用いることもできる。クイック接続は、一般に、利用することができるし、ポートの寸法(ネジの形状、及び流れの容量)に基づいて選択される。
【0046】
ライナーの壁318は、最小のクリアランスで側壁106の内側をスリップする大きさにされる。ライナーの壁318は高さを変えることができ、第2のライナーを使用しない場合、チャンバの底108まで延長することができる。一般に、第1のライナー134と第2のライナー118の両方が図4に示されるように使用される場合、これらのライナーは、チャンバ100の内側にフィットするように形成され、蓋アッセンブリ102が正しくクランプされると、開口116の周りのチャンバの底108に第2のライナー118をシールするためにOリング122によって必要とされる圧縮力を与える。ライナー318は、更にいろいろな目的のために多くの他のポートを含んでもよい。この他のポートの例は、チャンバ100のスリット開口と整列する基板アクセスポートである。
【0047】
図4に戻ると、第2のライナー118は、チャンバ容積110の下部を少なくとも部分的に囲んでいる。更に、第2のライナーは、ライナー118上のプロセス材料の堆積を減少するために、32のピーク・ツー・ピーク表面RMS粗さを有する、チャンバ容積110内に比較的熱い、滑らかな表面を与えるようにされる。第2のライナー118は、導管123によってライナー流体源121から設けられる流体通路119を有している。流体は、流体から第2のライナー118へ熱を伝達することによって第2のライナー118の温度を調節する。流体が、ライナー流体源121から第2のライナー118を通して循環するに従って、第2のライナー118に与えられた熱の量が制御され、従って、第2のライナー118が所定の温度に維持されることを可能にする。
【0048】
図8及び図9は、ベース区分502と外側の壁506を有する第2のライナー118の形態を示す。ベース区分502と外側の壁506の内面508はポンピング容積114に曝されている。第2のライナー118は、熱伝導性材料、例えば陽極酸化アルミニウム、ステンレススチール、または他の匹敵する材料から作られる。ベース区分502は、例えば、溝を鋳造するかプレスした後開口部分をふさいで作られる流体通路119を含む。代わりに、流体通路119は図8に示されたように交差する行き止まりの孔を開け、孔の開口端を塞ぐことによって形成される。1つの実施の形態において、流体通路119は、第2のライナー118を通して配置された排気ポート520に隣接して実質的に円形の始まりと終わりを有している。流体通路119の各端は、ベース502の外側表面から突出するボス510において終端している。ボス510は、底壁108にある開口116に接続しており、チャンバ100における第2のライナー118の正しい向きを確実にする(即ち、全てのポートが調節される)。第2のライナー118からの急速な変化を容易にするために、クイック接続流体結合子が通路119をライナー流体源121に流体的に接続する導管と第2のライナー118間に用いられる。一般に、ボス510における雌ネジ形状にねじ込まれる雄パイプネジ形状を有するクイック接続子512、またはOリングに結合されるSAEポートが用いられる。組合せ結合子514が流体源121に結合される導管123の終端に取付けられる。従って、第2のライナー118が交換または取りはずしされる場合、導管123は容易に切り離される。しかし、代わりに、第2のライナーをライナー流体源に結合する他の手段を用いることもできる。
【0049】
外側の壁506は、ほぼ円筒形であり、チャンバの壁と最小のギャップを規定するように大きさが決められる。外側の壁506は、特に、第1のライナー134が上述のように用いられる場合、高さが変わる。更に、外側の壁506は、ポンプポート138と整列する排気ポート520を有する。排気ポート520はベースの壁108の一部を部分的に含む。排気ポート520は、スロットルバルブ60とポンプ109へポンプピング容積114におけるガスの流体アクセスを与える。外側の壁506は、さらに、いろいろな目的のために多くの他のポートを有することができる。これらの他のポートの例は、チャンバ100内に及びチャンバから基板10の移送を可能にするために、側壁106におけるスリット開口139と整列する基板アクセスポート526である。
【0050】
上述したライナー形状の利点は、ライナーをクリーニングするためのチャンバの停止時間が一対のライナー134、118を用いることによって最小になることである。ライナーの取替えが必要とされる場合、クランプ206が開けあれ、蓋アッセンブリー102を外す。それぞれのライナーは、それぞれのクイック接続を切り離すことによって流体源121から切り離される。蓋202およびガス供給路212は第1のライナ134から離され、第1のライナー134は、チャンバ100から持ち上げられる。第1のライナー134が取出されると、第2のライナー118も同様に取出される。チャンバの停止時間は、ライナー134、118を取り換えることによって最小にされる。蓋202とガスの供給路212は取り換えられた第1のライナー134上に配置される。クランプ206が閉じられ、従って、シールを圧縮し、チャンバ容積110を気密にする。それぞれの置きかえられたライナーは流体源121に再接続され、ライナーの交換手順が完了する。取りはずされたライナーは、累積された副産物を除去するためにクリーニングされ、その後ライナーの取り換えが必要とされる次回にチャンバ100に再据えつけするために準備される。
【0051】
温度制御システム400の他の特徴において、支持体124のベース200は、チャンバ内の温度を制御するために熱伝達流体が流れる1つまたはそれ以上の熱伝達流体導管201を有する。例えば、導管201は、支持体124の表面と導管201内の熱伝達流体間で熱を伝達するために、ベース200の周囲の周りに配置される。プロセスチャンバ内の温度を制御するのに加えて、温度制御されたベース201は、表面上へのプロセス残留物の堆積を実質的に避けるために、基板124の周りの表面温度が充分高いままであることを保証する。
【0052】
本発明による温度制御されたライナー104と支持体のベース200の動作が図10に示される。動作において、第1のライナー134と第2のライナー118の温度は、ライナー流体源121からそれぞれのライナー119と134内の通路119と322を通して流体を流すことによって制御される。通路119と322から出ると、熱伝達流体は、支持体のベース200内の熱伝達流体導管201へ流し、ライナー流体源121に戻る前に単一導管へ結合される。熱伝達流体は、ライナー118、134とベース200と流体間で熱を伝達することによって、ライナー118、134とベース200の温度を調節するように働く。ライナー流体源121からの流体の温度及び流速は、ライナー118、134とベース200への熱伝達流体によって伝達された熱を調整するために制御される。1つの形態において、ユーザは、例えば、ライナーの壁118、134とベース200の温度に対する設定ポイントを、ユーザの入力した設定ポイントを維持するためにライナー流体源121によって出力される流体の量及び温度を調整するコントローラ160へ与えることができる。ライナー104上のプロセス残留物の堆積を減少する適切なライナー温度は、約50〜約70℃である。
【0053】
多重ゾーンの裏側熱伝達ガスを有する誘電体55、熱伝達流体導管201、導体62及び結合層73を有する支持体ベース200、流体循環ライナー104、及びヒータ67を含む温度制御システム400の要素は、基板10とチャンバ100の表面の温度を制御することができるばかりでなく、例えば、基板10のプラズマ処理中に生成される熱を除去することによって、均一な温度で基板10を維持することができる。この温度制御システム400によって与えられる熱伝達効率は、3200ワットまたはそれ以上のRF電力レベル及び100ガウスより大きな磁界に対してさえも、チャンバ内に与えられる高RF電力レベルと磁界が長い時間の間維持されることを保証するために用いられる。
【0054】
従って、本願のチャンバ100の特徴は、良好なエッチング速度で基板10に高アスペクト比のフィーチャを設けることである。例えば、ガスエナジャイザー141は、フィーチャーが非常に力強くエッチングされるように充分な高電力密度を提供する。磁界発生器292は、チャンバ100内に充分高い磁界強度を与えることによって良好なフィーチャプロフィールを維持する。温度制御システム400は、例えば基板10の温度を制御することによって良好なエッチング速度で基板10上に高アスペクト比のフィーチャをエッチングするためチャンバ内に適切な温度を提供する。温度制御システム400は、また、チャンバ100の表面上に堆積されたプロセス残留物の量を減少することによって良好なエッチング速度で高アスペクト比のフィーチャ29のエッチングを増大する。例えば、温度制御システム400は、ライナー104を加熱して、ライナー104の表面上へのプロセス残留物の堆積を減少する。ライナー104は、また、ライナー104の表面にプロセス残留物の付着を促進しない比較的滑らかな表面を有することもできる。さらに、排気装置114は、チャンバ100の表面上へのプロセス残留物の堆積を減少するために充分な高速でチャンバ100からプロセス残留物を除去することによって、良好なエッチング速度で高アスペクト比のフィーチャ29のエッチングを援助する。チャンバの表面へのプロセス残留物の減少した堆積は、表面からの薄片の剥がれ落ちや基板10上へ再堆積するプロセス残留物の量を減少することによって良好なエッチング速度で高アスペクト比のエッチングを提供する。チャンバ100の要素は、良好なエッチング速度で基板10上への高アスペクト比のフィーチャのエッチングが行われる好適なチャンバ環境を提供するように協働する。
【0055】
チャンバ100は、図2に示されるようにメモリ193及び周辺のコンピュータ要素に結合される中央処理装置(CPU)174、例えば、カリフォルニア州のSynergy Microsystemsから商業的に利用可能な68040マイクロプロセッサ、またはカリフォルニア州、サンタクララのIntel Corporationから商業的に利用可能なPentium(登録商標) Processorを有するコントローラ160によって動作される。メモリ193は、メモリ内に組込まれたコンピュータの読み取り可能なプログラム189を有するコンピュータの読み取り可能な媒体を有する。好ましくは、メモリ193は、ハードドライブ装置187、CDまたはフレキシブルドライブ装置188、及びランダムアクセスメモリ172を含む。コントローラ160は、更に例えば、アナログ及びディジタル入出力ボード、インタフェースボード、及びモータコントローラボードを含む複数のインタフェースカードを有することができる。オペレータとコントローラ160間のインタフェースは、例えば、ディスプレイ190やライトペン194を介することができる。ライトペン194は、ライトペン194の先端にある光センサーを有するモニターディスプレイ190によって放射された光を検知する。特定のスクリーンまたは機能を選択するために、オペレータは、モニター190上のスクリーンの指定された領域を触るか、ライトペン194のボタンを押す。特に触られた領域はいろを変えるか、または新しいメニューが表示されて、ユーザとコントローラ160間の通信を確認する。
【0056】
コンピュータの読取可能なプログラム189は、メモリ193に蓄積されるか、またはそれはCDまたはフレキシブルディスクドライブ装置188または他の適当なドライブ装置に蓄積され、またはハードドライブ装置187に蓄積されたコンピュータプログラム製品である。このコンピュータ読取可能なプログラム189は、例えばず11に示されるように、一般にチャンバ100及びその要素を動作するプログラムコード、チャンバ100内で行われているプロセスをモニターするプロセスモニターソフトウエア、安全システムソフトウエア、及び他の制御ソフトウエアを含むプロセス制御ソフトウエア533を有する。コンピュータの読取可能なプログラム198は、あらゆる従来のコンピュータの読取可能なプログラム言語、例えば、アッセンブリ言語、C++、パスカル、またはフォートランで書かれることができる。適切なプログラムコードは、メモリ193のコンピュータの利用可能な媒体に蓄積され、または組込まれた従来のテキストエディターを用いて、単一ファイルまたはマルチファイルに入力される。もし、入力されたコードテキストが高レベル言語であれば、そのコードはコンパイルされ、その結果のコンパイラーコードは、予めコンパイルされたライブラリールーティンのオブジェクトコードとリンクされる。リンクされ、コンパイルされたオブジェクトコードを実行するために、ユーザーはオブジェクトコードを呼び出し、CPU174にそのコードを読み取らせ、そして実行させてプログラムにおける識別されたタスクを行う。
【0057】
図11は、本発明によるコンピュータの読取可能なプログラム189の特定の実施の形態の階層的な制御構造の概略ブロック図である。ライトペンインタフェースを用いて、ユーザーは、CRT端末上に表示されたメニューまたはスクリーンに応答してプロセスセットやチャンバの番号をプロセス・セレクター・プログラム530に入力する。プロセスチャンバプログラム533はプログラムコードを含み、タイミング、ガス組成物、ガスの流速、チャンバ圧力、チャンバ温度、RF電力レベル、支持体の位置、ヒータ温度、磁界発生、及び特定プロセスの他のパラメータを設定する。プロセス設定は、特定されたプロセスを実行するのに必要なプロセスパラメータの所定のグループである。プロセスパラメータは、ガス組成物、ガスの流速、温度、圧力、例えばRFまたはマイクロ波電力レベルを設定するガスエナジャイザー、磁界発生、熱伝達ガスの圧力、及び壁の温度を含むがこれに限定されないプロセス条件である。
【0058】
プロセス・シーケンサー・プログラム531は、プログラムコードを有し、プロセスセレクタープログラム530からプロセスパラメータのチャンバ形式及びセットを受け、そしてその動作を制御する。このシーケンサー・プログラム531は、特定のプロセスパラメータをプロセスチャンバ100におけるマルチ処理タスクを制御するチャンバ・マネジャー・プログラムへ通すことによってプロセスセットの実行を開始する。一般に、プロセス・チャンバ・プログラム533は、基板位置決めプログラム534、がス流量制御プログラム535、がス圧力制御プログラム536、がスエナジャイザー制御プログラム537、温度制御装置の制御プログラム543、及び磁界発生器プログラム544を有する。一般に、基板位置決めプログラム534は、基板支持体124上に基板10をロードするために、そして選択的にチャンバ内の所望の高さに基板10を上昇するために用いられるチャンバ要素を制御するためのプログラムコードを有する。プロセスガス制御プログラム535は、プロセスガスのいろいろな成分要素の流速を制御するためのプログラムコードを有する。プロセスガス制御プログラム535は、安全遮断弁の開閉位置を制御し、そしてまた所望のガス流速を得るためにガス流量コントローラ107o、107iをランプアップ/ダウンする。圧力制御プログラム536は、チャンバ100の排気装置110にあるスロットルバルブ60の開口の大きさを調整することによってチャンバ内の圧力を制御するためのプログラムコードを有する。ガスエナジャイザー制御プログラム537は、チャンバ100内のプロセス電極115、105に加えるRF電力レベルを設定するためのプログラムコードを有する。温度制御システム制御プログラムは、チャン106内の温度を制御するためのプログラムコードを有する。例えば、温度制御システム制御プログラムは、チャンバ要素、例えばチャンバライナー104または支持体124の所望の、所定の温度を得るために、熱伝達流体及び熱伝達ガスの温度または流速を設定する。磁界発生器プログラム544は、例えばチャンバ100に加えられる磁界の強度を設定するために、磁界発生器292を制御するためのプログラムコードを有する。
【0059】
コントローラ160によって受信され及び/または評価されたデータ信号は、工場のオートメーション・ホスト・コンピュータ191に送られる。工場のオートメーション・ホスト・コンピュータ191のいろいろなシステム、プラットフォームまたはチャンバ100からのデータ、及び基板10のバッチのためのデータまたは拡張された時間期間を越えたデータを評価するホストソフトウエアを有し、(i)基板10上で行われるプロセス、(ii)単一基板10についての統計的な関係が変化する特性、または(iii)基板100のバッチについての統計的な関係が変化する特性の統計的なプロセス制御パラメータを識別する。ホストソフトウェアプログラム192は、また、現在進行中の、その場所でのプロセス評価のため、または他のプロセスパラメータの制御のためのデータを使用することもできる。好ましいホストソフトウェアプログラムは、前述のアプライドマテリアルズ社から利用可能なWORKSTREAMTMソフトウエアプログラムを有する。工場のオートメーション・ホスト・コンピュータ191は、さらに、(i)例えば、基板特性が不適当であるか、または統計的に決められた角度内にない場合、またはプロセスパラメータが許容できる範囲からずれている場合、プロセスシーケンスから特定の基板10を取り除くため、(ii)特定のチャンバ100における処理を停止するため、(iii)基板10またはプロセスパラメータの不適当な特性の決定に関するプロセス条件をチュ製するために、命令信号を与えるようにされる。工場のオートメーションホストコンピュータ191は、また、ホストソフトウェアプログラム192によるデータの評価に応答して、基板10の処理の開始または終了時に命令信号を与えることもできる。
【0060】

以下の例は、本発明の有効性を示すが、本発明は当業者に明らかな他のプロセス及び他の用途に対しても用いることができ、本発明はここに与えられた例に限定されない。これらの例において、本発明による単一ウエハのプロセスチャンバは、約200mmの直径を有するシリコンウエハ上に二酸化シリコンを有する基板10をエッチングするために用いらた。
【0061】
基板10は、基板支持体124上に置かれ、基板支持体124は、支持体124の導体62のチャネル171に熱伝達流体を通すことによって加熱され、または冷却された。基板10は、チャンバ100の温度に均衡を保つようにされ、チャンバ10内の圧力は、排気装置110のスロットルバルブ60の開口の大きさを調整することによって設定された。エッチングプロセスにおいて、約25リットルのチャンバ容積に対してHBrの100sccm、NFの18sccm、及びHeOの36sccmの同等物を有するプロセスガスがチャンバ100に導入された。その後、RF電圧がRF電力レベルで電極105に印加された。磁界発生器292がチャンバ100内に磁界を加えた。基板10は、いろいろな圧力で熱伝達ガスコントローラ107iと107oによって基板受取り面147に導入したヘリウム熱伝達ガス107によって冷却された。
【0062】
例1−3
これらの例は、基板10のエッチング中に電極105の温度に関するRF電力連ベルの影響を決めるために行われた。支持体124は90℃の温度に加熱され、チャンバ100内の圧力は230mTorrに維持された。その後、エッチングガス配合物がチャンバ100に供給され、RF電力レベルは1800、2600、または3490ワットのいずれかに設定され、そして100ガウスの磁界が加えられた。熱伝達ガスコントローラ107iと107oは、基板10の裏側に16と20mTorrの圧力でヘリウムガスを供給した。基板10は240分間エッチングされた。
【0063】
図12は、電極105に印加されたRF電力を増加した場合の電極105の温度変化を示している。電極温度の上昇は、1800ワットのRF電力レベルで6.8℃、2600ワットで8.5℃、及び3490ワットで13.6℃であった。電極温度、従って基板温度はRF電力レベルの関数として上昇することが決まった。この関数を示す式は、電極105、118に印加されたRF電力レベルの多項関数であるように決められた。これらの例は、基板温度が電極105、118に印加されたRF電力に強く依存していることを示しており、基板10にエッチンされているエッチング速度及びフィーチャ29のプロフィールに影響を及ぼす。
【0064】
例4−6
図13A乃至図13Cは、エッチングされたフィーチャ29のプロフィール及びフィーチャ29がエッチングされる速度に関するRF電力レベルの影響を示す。エッチングプロセスは、170mTorrのチャンバ圧力、100ガウスの磁界強度、90℃の電極温度、及び1250、1450と1600ワットのRF電力レベルについて、上述の基板10上で行われた。図13Aは増大するRF電力レベルに対して得られたトレンチ幅及び臨界的な大きさを示す。RF電力レベルを増加することは、一般にエッチングされたフィーチャの上部の平均のプロフィール幅及び平均の臨界的な大きさを増大した。0.16μmの平均の幅及び0.18μmの開口寸法の臨界的な大きさが1250ワットのRF電力レベルで得られた。一方、0.23Μmの平均の幅と開口寸法の臨界的な大きさが1600ワットのRF電力レベルで得られた。図3Bは、増加するRF電力レベルに対して得られたエッチング速度とアスペクト比を示している。増加するRF電力レベルに対して、エッチング速度は増加し、アスペクト比は減少した。平均のエッチング速度は、1250ワットでの0.72μm/分から1600ワットでの0.82μm/分ヘ増加した。一方、33.2の平均のアスペクト比は1600ワットのRF電力レベルで生成された。図13Cは、増加するRF電力レベルに対して得られたエッチング速度と選択性を示している。平均的な選択性は、1250ワットでの9.8から1600ワットでの11.2へ増加した。これらの結果は、一般に、RF電力を増加することは平均のエッチング速度を増加するが、以前として良好なエッチング選択性を維持していることを示している。しかし、RFレベルの増加は、望ましくない大きなトレンチ幅と低いアスペクト比を生じ、これはRF電力レベルに関していくらかウエハ温度の依存性によると考えられる。従って、エッチング速度を増加するために、エッチングプロセスにおいて増加するRF電力レベルを使用することが望ましい。しかし、高アスペクト比のフィーチャ29を得るために、他のプロセスパラメータは、選ばれたRF電力レベルで最適化されなければならない。
【0065】
例7−8
これらの例において、更に、磁界の強さが増加するRF電力レベルで狭いエッチングフィーチャ幅を維持するために最適化されるパラメータであることを発見した。図14A乃至図14Cは、エッチングプロセスにおいて磁界の強さを増加することの影響を示している。エッチングプロセスが130、135、または140mTorrのチャンバ圧力、1250ワットのRF電力レベル、90℃のカソード温度、及び80または100ガウスの磁界強度で行われた。図14Aは、増加する磁界の強さに対して得られたトレンチ幅と臨界的な大きさを示す。エッチングされたフィーチャ29の平均の幅は、80ガウスでの0.18μmの平均の幅から100ガウスでの0.16μmの平均の幅まで減少することがわかった。エッチングされたフィーチャ29の臨界的な大きさは、80ガウスでの0.18μmの平均の臨界的な大きさから100ガウスでの0.16μmの平均の臨界的な大きさまで減少することがわかった。図14Bは、増加する磁界郷土に対して得られたエッチング速度とアスペクト比を示している。平均のフィーチャのエッチング速度は、80ガウスでの0.67μm/分から100ガウスでの0.73μm/分まで増加することがわかった。平均のエッチング速度におけるこの増加は、エッチングされたフィーチャのアスペクト比における減少によって達成された。80ガウスでの平均のアスペクト比は、33.0と測定され、一方、100ガウスでの平均的なアスペクト比は、32.7と測定された。図14Cは、増加する磁界強度に対して得られたエッチング速度と選択性を示す。平均の選択性は、80ガウスでの10.4から100ガウスでの11.2へ増加することがわかった。従って、良好なエッチングプロフィール、高アスペクト比、及び狭いトレンチ幅を維持する一方で、高い磁界強度を用いることによって、エッチング速度が増加する。従って、高い磁界強度で高アスペクト比のフィーチャのエッチングプロセスを行なうことが望ましい。
【0066】
例9−10
エッチングプロセスにおいて、磁界強度を増加することの影響は、更に、100と120ガウスの磁界強度及び1450ワットのRF電力レベルで行われたエッチングプロセスを比較することによってテストされた。チャンバ圧力は170mTorrに維持され、電極温度は90℃に設定された。120ガウスの磁界強度で行われたプロセスの平均エッチング速度は、34.0の平均アスペクト比を伴って0.78μm/分であることがわかった。これあの値は、100ガウスの磁界強度で得られた0.756の平均のエッチング速度及び33.5の平均のアスペクト比より実質的により望ましい。高い磁界強度は、エッチングプロセス中保護性側壁種30の堆積を調整することによって高アスペクト人小さなトレンチ幅を維持すると考えられる。この例は、また、高い磁界強度が高アスペクト比のフィーチャのエッチングを改善することを示している。
【0067】
例11−18
これらの比較例において、高いRF電力を使用するエッチングプロセスが低いRF電力を使用するエッチングプロセスと比較された。各々のプロセスばかりでなくエッチングされたフィーチャの形状に対して得られたエッチング速度が表1に与えられる。
【0068】
【表1】
表1
Figure 2004529486
【0069】
例11−13において、エッチングプロセスは900ワットのRF電力レベルで行われた。一方、電極は90℃の温度に維持され、チャンバ圧力は200mTorrに維持され、ヘリウム圧力は単一の熱伝達ガスゾーン99を有する支持体124上で14Torrに維持され、そして磁界は100ガウスの高いレベルに維持された。
【0070】
例14−16において、エッチングプロセスは1800ワットのRF電力レベルで行われた。一方、電極は90℃の温度に維持され、チャンバ圧力は230mTorrに維持され、ヘリウムの内側と外側出口の圧力は14及び20Torrにそれぞれ維持され、そして磁界は100ガウスの高いレベルに維持された。
【0071】
例17において、エッチングプロセスは1800ワットのRF電力レベルで行われた。一方、電極は90℃の温度に維持され、チャンバ圧力は200−230mTorrに維持され、ヘリウムの内側と外側出口の圧力は6−14及び15−20Torrにそれぞれ維持され、そして磁界は100ガウスの高いレベルに維持された。
【0072】
例18において、エッチングプロセスは2600ワットのRF電力レベルで行われた。一方、電極は70℃の温度に維持され、チャンバ圧力は230mTorrに維持され、ヘリウムの内側と外側出口の圧力は10−16及び20Torrにそれぞれ維持され、そして磁界は100ガウスの高いレベルに維持された。
【0073】
これらの例は、高いRF電力レベルを用いるエッチングプロセスは、低いRF電力レベルを用いるエッチングプロセスより速い平均のエッチング速度で、高アスペクト比を有するエッチングされたフィーチャを生じることを示している。
【0074】
予想例
以下は、本発明による適例なプロセスを示す予想例であり、良好なエッチングプロフィールを伴う高いエッチング速度を提供する。この例において、エッチングプロセスは、50−60℃の電極温度、16Torrおよび20Torrの内側と外側のガスゾーンのヘリウム圧力、3500ワットのRF電力レベル、及び100ガウスの磁界強度で行われた。プロセスガスの混合物及びガス圧力は、ここで与えられたものと同じである。これらの最適なパラメータを用いて、良好なエッチングプロフィールを伴う少なくとも約1.3μm/分のエッチング速度が達成されることが予想される。これは、1800ワットのRF電力レベル及び100ガウスの磁界強度で行ったベースラインのエッチングプロセスに関して実質的な増加を示す。従って、高エッチング速度及び良好なエッチングプロフィールは、RF電力レベルを増加することによって得られることが期待される。
【0075】
本発明による装置50とプロセスは、良好なエッチングプロフィール及びエッチング速度で、基板10上の高アスペクト比のフィーチャ29の良好なエッチングを提供する。装置50は高いRF電力レベルを印加することができ、一方で、高い強度の磁界及び良好な温度制御を提供する。高いRF電力レベルで及び強い磁界の中で基板10を処理し、一方で基板を所定の温度に維持することによって、良好なエッチング速度で高アスペクト比のフィーチャのエッチングを可能にする。意外にも、高いRF電力は、高アスペクト比のフィーチャに対して良好なエッチング速度を与え、強い磁界強度は高アスペクト比のフィーチャの小さな臨界的寸法及び開口寸法を維持することが発見された。さらに、基板を所定の範囲の温度に維持することは、エッチングされたフィーチャのプロフィール形状を改善する。また、チャンバ100の表面上へのプロセス残留物の堆積を減少することによって、良好なエッチング速度で高アスペクト比のフィーチャのエッチングを可能にすることを発見した。結果として、本発明によるエッチング装置とプロセスは、エッチングされたフィーチャの小さな開口寸法と良好なプロフィールを維持しつつ、高いエッチング速度で高アスペクト比のフィーチャをエッチングすることができる。
【0076】
本発明の適例な実施の形態が示され、説明されたが、この分野の当業者は、本発明を含み、また、本発明の範囲内である他の実施の形態を考えることができるであろう。例えば、本発明の範囲から逸脱することなく、いろいろな電力レベルで動作する追加の電極を使用することができる。また、磁界発生器は、当業者に明らかな代替の磁界の源を含むことができる。更に、用語「下方」、「上方」、「下部」、「上部」、「上」、「下」、「第1と第2」、及び他の関連する、または位置の用語は、図面における適例な実施の形態に関して示され、取りかえることができる。従って、請求項は、本発明を示すためにここで説明された好適な形態、材料、または空間配列の説明に限定されるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
基板における高アスペクト比のフィーチャをエッチングする前の基板の概略断面側面図である。
【図1B】
基板における高アスペクト比のフィーチャをエッチングした後の基板の概略断面側面図である。
【図2】
電極、磁界発生器及びコントローラを有するプロセスチャンバを示す本発明による装置の概略全体図である
【図3】
図2の磁界発生器の概略図でである。
【図4】
チャンバの蓋及び流体循環ライナーを示す本発明によるプロセスチャンバの他の実施の形態の概略図である。
【図5】
本発明によるチャンバの蓋の部分断面平面図である。
【図6】
図5のライン6−6に沿うチャンバの蓋の分解側面図である。
【図7】
本発明によるチャンバの蓋の他の形態の部分断面平面図である。
【図8】
本発明によるチャンバライナーの部分断面平面図である。
【図9】
図8のライン9−9に沿うチャンバライナーの部分断面側面図である。
【図10】
本発明によるプロセスチャンバの他の実施の形態の部分断面概略図である。
【図11】
本発明によるコンピュータソフトウエアのブロック図である。
【図12】
エッチングプロセス中に電力を増加に対する第2の電極の温度上昇を示すグラフである。
【図13A】
電極に加えられた電力の増加に対するエッチングされたフィーチャの幅と臨界的大きさの変化を示すグラフである。
【図13B】
電極に加えられた電力の増加に対するエッチングされたフィーチャのエッチング速度とアスペクト比の変化を示すグラフである。
【図13C】
電極に加えられた電力の増加に対するエッチングプロセスのエッチング速度とエッチングの選択性の変化を示すグラフである。
【図14A】
磁界の強さの増加に対するエッチングされたフィーチャの幅と臨界的大きさの変化を示すグラフである。
【図14B】
磁界の強さの増加に対するエッチングされたフィーチャのエッチング速度とアスペクト比の変化を示すグラフである。
【図14C】
磁界の強さの増加に対するエッチングされたエッチング速度とエッチングの選択性の変化を示すグラフである。

Claims (32)

  1. 基板処理チャンバであって、
    ガスを前記チャンバへ供給するガス源;
    前記ガスを活性化するために電気的にバイアスされる第1と第2の電極;前記第2の電極は、少なくとも約10ワット/cmの電力密度にチャージ可能なようにされ、且つ前記第2の電極は、基板を受取る受取り面を有しており、及び
    ガスを排気するための排気装置;
    を有することを特徴とする基板処理チャンバ。
  2. 前記第2の電極は、約200mmの直径を有する基板に対して少なくとも約3200ワットの電力に相当する電力にチャージ可能なようにされていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理チャンバ。
  3. 前記チャンバにおいて少なくとも約100ガウスの磁界を与えるようにされている磁界発生器を有することを特徴とする請求項1に記載の基板処理チャンバ。
  4. 前記磁界発生器はジャケットを有する電磁石を有し、その中に熱伝達流体を循環することを特徴とする請求項3に記載の基板処理チャンバ。
  5. 第1と第2の電極、磁界発生器、及び温度制御システムを制御するようにされたコントローラを有し、少なくとも約30のアスペクト比を有する基板フィーチャをエッチングするようにプロセス条件を設定することを特徴とする請求項1に記載の基板処理チャンバ。
  6. 約0.14μmより小さな開口寸法または少なくとも約8μmの深さを有する基板フィーチャをエッチングするためにプロセス条件を設定するようにされたコントローラを有することを特徴とする請求項5に記載の基板処理チャンバ。
  7. 前記チャンバにおいて温度を制御するようにされた温度制御システムを有することを特徴とする請求項1に記載の基板処理チャンバ。
  8. 約240℃以下の温度に、または約5℃より少なく変化する温度に基板を維持するようにされた温度制御システムを有することを特徴とする請求項7に記載の基板処理チャンバ。
  9. 前記温度制御システムは、
    (a) 基板の処理中、熱伝達ガスがいろいろな圧力に保たれる複数のゾーンを有する基板受取り表面;
    (b) 第2の電極の下にある導体;前記導体はチャネルを有し、その中を熱伝達流体を循環させ、
    (c) 滑らかな表面を有するライナー;
    (d) 通路を有し、その中を熱伝達流体が循環するチャンバ壁、またはチャンバ壁を加熱するようにされたヒータ;
    の1つまたはそれ以上を有することを特徴とする請求項7に記載の基板処理チャンバ。
  10. 前記温度制御システムは、熱伝達流体を循環するために、前記導体より下のベースに導管を有することを特徴とする請求項9に記載の基板処理チャンバ。
  11. 前記第1とだ2の電極は、約1cm〜約5cmの距離を離して開けられていることを特徴とする請求項1に記載の基板処理チャンバ。
  12. 前記ガス源は、前記電極の一方にガスの出口を有することを特徴とする請求項1に記載の基板処理チャンバ。
  13. 前記第2の電極は導体を覆う誘電体を有し、前記誘電体は約1×10〜約1×1013Ω−cmの抵抗率を有することを特徴とする請求項1に記載の基板処理チャンバ。
  14. 前記誘電体は、約1×1010〜約1×1012Ω−cmの抵抗率を有することを特徴とする請求項13に記載の基板処理チャンバ。
  15. 前記誘電体は、約0.02〜約2mmの厚さを有することを特徴とする請求項13に記載の基板処理チャンバ。
  16. 基板の処理方法であって、
    (a) プロセスゾーンに基板を備えるステップ;
    (b) 前記プロセスゾーンにガスを導入するステップ;
    (c) 少なくとも約10ワット/cmの電力密度で基板の下にある電極へ電気エネルギーを与えることによってガスを活性化するステップ;及び
    (d) 前記ガスを排気するステップ;
    を有することを特徴とする方法。
  17. 前記プロセスゾーンに少なくとも約100ガウスの磁界を与えるステップを有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 約240℃以下の温度に、または約5℃より少なく変化する温度に基板を維持するステップを有することを特徴とする請求項16に記載の基板処理チャンバ。
  19. 少なくとも約30のアスペクト比及び約0.14μmより小さな開口寸法を有する基板フィーチャをエッチングするために、ガスを活性化するステップ、磁界を維持するステップ、及び基板温度を制御するステップを有するプロセス条件を設定するステップを有することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  20. 基板エッチングチャンバであって、
    基板支持体;
    ガスをチャンバヘ与えるガス源及びチャンバ内のガスを排気する排気装置;
    前記ガスを活性化するために電気的にバイアスされる第1と第2の電極を有するガスエナジャイザー、前記第2の電極は、約200mmの直径を有する基板に対して少なくとも約3200ワットの電力に相当する電力にチャージするようにされており;
    チャンバ内に少なくとも約100ガウスの磁界を与えるようにされた磁界発生器;及び
    前記基板及びチャンバ表面の温度を制御するようにされた温度制御システム;
    を有することを特徴とする基板エッチングチャンバ。
  21. 前記磁界発生器は、チャンバ内に少なくとも約120ガウスの磁界を与えるようにされることを特徴とする請求項20に記載の基板エッチングチャンバ。
  22. 前記温度制御システムは、約240℃以下の温度に、または約5℃より少なく変化する温度に基板を維持するようにされることを特徴とする請求項20に記載の基板エッチングチャンバ。
  23. プロセス条件を設定し、少なくとも約30のアスペクト比及び約0.14μmより小さな開口寸法を有する基板フィーチャをエッチングするために、前記第1と第2の電極、磁界発生器、及び温度制御システムの1つまたはそれ以上を制御するコントローラを有することを特徴とする請求項20に記載の方法。
  24. 前記温度制御システムは、滑らかな表面を有するライナーを有することを特徴とする請求項20に記載の基板エッチングチャンバ。
  25. 前記第2の電極は、導体を覆う誘電体を有し、前記誘電体は、約1×10〜約1×1013Ω−cmの抵抗率を有することを特徴とする請求項20に記載の基板処理チャンバ。
  26. 基板エッチング方法であって、
    (a) チャンバのプロセスゾーンに基板を設けるステップ;
    (b) ガスを前記プロセスゾーンに導入するステップ;
    (c) 約200mmの直径を有する基板に対して少なくとも約3200ワット/cmの電力に相当する電力で前記ガスに電気エネルギーを結合することによって前記ガスを活性化するステップ;
    (d) 前記チャンバ内に少なくとも約100ガウスの磁界を加えるステップ;
    (e) 前記基板とチャンバ表面の温度を制御するステップ;及び
    (f) 前記ガスを排気するステップ;
    を有する方法。
  27. 前記チャンバ内に少なくとも約120ガウスの磁界を加えるステップを有することを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 前記ガスは、約1×10〜約1×1013Ω−cmの抵抗率を有する誘電体で覆われた電極をチャージすることによって活性化されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 前記基板を約240℃以下の温度に、または約5℃より少なく変化する温度に維持するステップを有することを特徴とする請求項27に記載の方法。
  30. 少なくとも約30のアスペクト比および約0.14Μmより小さい開口寸法を有するエッチングされたフィーチャを有する基板。
  31. 少なくとも45のアスペクト比を有するエッチングされたフィーチャを有することを特徴とする請求項30に記載の基板。
  32. 約0.10μmより小さい開口寸法を有するエッチングされたフィーチャを有することを特徴とする請求項30に記載の基板。
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