JP2004528567A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. 対象試料の成分の組成を特定する装置であって、
   放射線源に曝すことにより蛍光Ｘ線を発する前記対象試料に応答してＸ線信号出力を発生する蛍光Ｘ線分析装置と、
   レーザー光に曝すことにより光を発する前記対象試料に応答して光信号出力を発生する光学分光計と、
   前記Ｘ線信号出力と前記光信号出力とを分析し、さらに前記光学信号から測定された成分の相対濃度に基づいて、前記対象試料の成分を測定するプロセッサーと、
   を具備することを特徴とする装置。
2. 前記光学分光計は、レーザー誘起蛍光量子分析装置であることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
3. 前記レーザー誘起蛍光量子分析装置と前記蛍光Ｘ線分析装置は、両方とも少なくとも１つの共通成分に対して敏感であることを特徴とする、請求項２に記載の装置。
4. 前記プロセッサーは、前記光信号出力に含まれるデータを正規化するために、前記共通成分についての前記光信号出力と前記Ｘ線信号出力からのデータを用いることを特徴とする、請求項３に記載の装置。
5. 前記レーザー誘起蛍光量子分析装置と前記蛍光Ｘ線分析装置は、両方とも対象試料の共通領域を分析するよう、前記装置内に設置されることを特徴とする、請求項２に記載の装置。
6. 前記レーザー誘起蛍光量子分析装置と前記蛍光Ｘ線分析装置は前記プロセッサーと結合されており、該プロセッサーは前記２つの分析装置を同時に動作させるようになっていることを特徴とする、請求項２に記載の装置。
7. 前記プロセッサーは、表示装置に表示可能な、試料の組成の信号を出力することを特徴とする、請求項１に記載の装置。
8. 前記装置は、ポータブルな装置であることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
9. 前記装置は、バッテリーで動作することを特徴とする、請求項８に記載の装置。
10. 前記蛍光Ｘ線分析装置はチタニュームより重い試料の成分を特定することができることを特徴とする、請求項１に記載の装置。
11. さらに、前記蛍光Ｘ線分析装置と光学分光計とを収納するハウジングを具備することを特徴とする、請求項１に記載の装置。
12. 対象試料の成分の組成を測定する方法であって、
    蛍光Ｘ線分析を用いて対象試料の第１の成分の濃度を計測するステップと、
    レーザー誘起蛍光量子分析を用いて対象試料の第１の成分に対する第２の成分の相対濃度を計測するステップと、
    前記第１の成分の濃度と前記第１の成分に対する前記第２の成分の相対濃度に基づいて、前記第２の成分の濃度をプロセッサーで測定するステップと、
    を具備することを特徴とする方法。
13. 前記蛍光Ｘ線分析は、第２の成分の濃度を計測できないことを特徴とする、請求項１２に記載の方法。
14. 前記第２の成分は前記第１の成分より小さい原子量を持つことを特徴とする、請求項１２に記載の方法。