JP2004528483A - 布地のアイロンがけの方法、及びアイロン用補充カートリッジ - Google Patents
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Abstract
本発明は、布地をアイロンがけする方法に関する。アイロンは、濃縮アイロンがけ助剤が入っている補充カートリッジを収容する。そして、アイロンがけの間、濃縮助剤は布地に供給される前にアイロン中の水で希釈される。助剤は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤を含む。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、布地をアイロンがけする方法に関する。アイロンは、濃縮アイロンがけ助剤が入っている補充カートリッジを収容する。そして、アイロンがけの間、濃縮助剤は布地に供給される前にアイロン中の水で希釈される。助剤は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤を含む。
【0002】
(発明の背景)
本発明は、布地のアイロンがけに関する。布地のアイロンがけが、アイロンがけ助剤で都合よく達成されることは周知である。アイロンがけ助剤は、何らかの方法で、主として布地上でのアイロンの底面の滑りを向上させることにより、布地のアイロンがけを助ける製品である。アイロンがけ助剤は、独立型の製品、典型的にはエアロゾール又は手動の噴霧器で販売される製品により供給できることも知られている。アイロンがけ助剤は、「アイロンを介して」供給できることも知られているが、このような実施方法は、商業的規模ではあまり一般的ではない。これらの実施方法の中で、好ましいものは、アイロンがけ助剤が濃縮製品の形態でアイロンに供給され、その濃縮製品はアイロン中の水タンクからの水で希釈される実施方法である。そのため、濃縮製品は、カートリッジの補充でアイロンに供給されるであろう。このような実施方法には、補充物には濃縮製品が入っており、従ってアイロンは高い希釈率を使用することができるため、補充物が長持ちするという利点がある。このようなアイロンは、PCT国際公開特許WO99/27176に開示されている。
【0003】
しかし、我々の知るところでは、このような実施方法は商業化されなかった。これらの実施方法で生じる特定の問題は、高濃度の活性物質を含有し、水と容易に混合し、濃縮されたおよび希釈された形態の両方で、およびアイロンの底面付近にあるため保管中の周囲の温度から使用中の暖かい温度までの範囲の様々な温度にわたって安定であるアイロンがけ助剤が配合されなければならないということである。
【0004】
本発明は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤の使用を提案することによってこの問題を解決する。実際に、このような界面活性剤の濃縮組成物は、上記の目的を満たす。
【0005】
(発明の概要)
第1の実施形態では、本発明は、アイロン及びアイロンがけ補助製品で布地をアイロンがけする方法を包含する。アイロンがけ補助製品は、濃縮製品としてアイロンに供給される。濃縮製品は、アイロン中の水で希釈された後、アイロンから布地に供給される。製品は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤を5%〜40%、水を60%〜95%含み、20℃、100rpmで粘度が1cps〜40cpsである。
【0006】
第2の実施形態では、本発明は本発明の方法で使用するのに好適な製造物品を包含する。製造物品は、容器及び容器内側の内容物、及び使用説明書を含む。内容物は、アイロンがけ補助製品である。使用説明書は、アイロンがけ補助製品がアイロンに供給されなければならないこと、アイロンの中でアイロンがけ補助製品は水で希釈されることを指示する。使用説明書は、容器に印刷されても、又は別々に提供されてもよい。内容物の入った単一の容器であっても、又は1組の説明書を備えた内容物の入った幾つかの容器であってもよい。容器及びその内容物は、アイロン用の補充カートリッジであることが好ましい。
【0007】
第3の実施形態では、本発明は、アイロンと、容器、その内容物としてのアイロンがけ補助製品、及び使用説明書を含む製造物品とを含む、一式の部品を包含する。
【0008】
(詳細な説明)
本発明の方法には、アイロン及びアイロンがけ補助製品が必要である。
【0009】
本発明の方法で使用されるアイロンは、水タンク中に水を受け、入れておくことができるものであり、濃縮組成物を受けることができ、水で濃縮組成物を希釈することができ、布地をアイロンがけするプロセス中に希釈した組成物を布地に送達することができるものである。このようなアイロンは、PCT国際公開特許WO99/27176に開示されており、この特許は引用により本明細書に組み込まれている。
【0010】
本発明に使用される製品は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤の濃縮組成物である。本明細書で使用するのに好適なこのような界面活性剤は、式、
R1−(CH3)2SiO−[(CH3)2SiO]a−[(CH3)(R1)SiO]b−Si(CH3)2−R1
の界面活性剤の部類に含まれ、式中、a+bは約1〜約50、好ましくは約1〜約30、更に好ましくは約1〜約25であり、各R1は同じであるか又は異なっており、メチル及び一般式、
−(CH2)n−O(C2H4O)c−(C3H6O)d−R2
を有するポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基から成る群より選択され、少なくとも1つのR1は、ポリ(エチレンオキシ/プロピレンオキシ)コポリマー基であり、式中、nは3又は4、好ましくは3であり;(全てのポリアルキレンオキシ側鎖基の)cの合計値は1〜約100、好ましくは約6〜約100であり;dの合計は0〜約14、好ましくは0〜約3であり;更に好ましくはdは0であり;c+dの合計値は約5〜約150、好ましくは約7〜約100であり、各R2は同じであるか又は異なっており、水素、炭素数1〜4のアルキル基、及びアセチル基、好ましくは水素及びメチル基から成る群より選択される。各ポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、ポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基である少なくとも1つのR1基を有する。
【0011】
この種の界面活性剤の非限定的な例は、ウィトコ(Witco)の一事業部であるOSIスペシャルティ(OSISpecialties,Inc.)(コネティカット州ダンベリー)から入手可能なシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤である。エチレンオキシ(C2H4O)基だけを含有する代表的シルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤は、以下のものである。
【0012】
【表1】
エチレンオキシ(EO)(C2H4O)基及びプロピレンオキシ(PO)(C3H6O)基の両方を含有するシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤の非限定的な例は、以下のようである。
【0013】
【表2】
ポリアルキレンオキシ基(R1)の分子量は、約10,000以下である。好ましくは、ポリアルキレンオキシ基の分子量は約8,000以下、及び最も好ましくは約300〜約5,000の範囲である。したがって、c及びdの値は、これらの範囲内の分子量を与える数とすることができる。しかし、ポリエーテル鎖(R1)中のエチレンオキシ単位(−C2H4O)の数は、ポリアルキレンオキシドポリシロキサンを水溶性にするのに十分なものでなければならない。ポリアルキレンオキシ鎖中にプロピレンオキシ基が存在する場合、それらは鎖中に不規則に分布しているか、又はブロックとして存在する。エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基の両方を含有するシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤の混合物も、好ましい。好ましいシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤は、L−7001、L−7087、L−7200、L−7280、L−7600、L−7608、L−7622、L−7657である。
【0014】
ポリアルキレンオキシドポリシロキサンの調製は当該技術分野において周知である。本発明のポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、引用により本明細書に組み込まれる米国特許第3,299,112号に記載されている手順に従って調製することができる。通常は、本発明の界面活性剤のブレンドのポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、ヒドロシロキサン(即ちケイ素と結合した水素を含有するシロキサン)と、アルコキシ又はヒドロキシで末端封鎖されたポリアルキレンオキシドのアルケニルエーテル(例えばビニル、アリル、又はメタリルエーテル)との間のヒドロシル化反応により容易に調製される。この種の付加反応に使用される反応条件は当該技術分野において周知であり、一般に、白金触媒(例えばクロロ白金酸)及び溶媒(例えばトルエン)の存在下で反応体を(例えば、約85℃〜110℃の温度に)加熱することを必要とする。
【0015】
本明細書の製品は、その部類の単一の界面活性剤、又はこれらの混合物と配合されてもよい。その部類の中の好適な界面活性剤、又はこれらの混合物は、選択された濃度で−20℃、100rpmで(ブルックフィールド(Brookfield)(登録商標)LBV01粘度計で、スピンドルNo1を用いて測定される)粘度が、1cps〜40cps、好ましくは3cps〜15cpsの間、最も好ましくは5cps〜10cpsの間である。粘度がこのように低いと、製品は水中で十分に混和することができるが、これは製品が通常、布地に供給される直前にアイロン中の水と混合される本発明の状況では、重要な必要条件である。
【0016】
本明細書の製品は、前記界面活性剤を製品全体の5重量%〜40重量%、好ましくは8重量%〜25重量%、最も好ましくは10重量%〜20重量%含む。本明細書の製品は、このような界面活性剤の水溶液であり、従ってそれらは水を製品全体の60重量%〜95重量%、好ましくは75重量%〜92重量%、最も好ましくは80重量%〜90重量%含む。
【0017】
本明細書の製品は、相が安定である。相の安定性を測定するための適切な試験手順は、以下の実施例に記載されている。しかし、より高温での相の安定性を確実なものとするためには、製品中に乳化剤を配合することが必要な場合がある。
【0018】
本明細書で使用するのに好適な乳化剤には、直鎖脂肪酸のナトリウム及びカリウム塩;ココヤシ油脂肪酸のナトリウム及びカリウム塩;トール油酸のナトリウム及びカリウム塩;直鎖アルキルベンゼンスルホネート;ベンゼンスルホネート、トルエンスルホネート、キシレンスルホネート、クメンスルホネート;リグニンスルホネート;石油スルホネート;パラフィンスルホネート、二級n−アルカンスルホネート;α−オレフィンンスルホネート;スルホサクシネートエステル;アルキルナフタレンスルホネート;イセチオネート;硫酸化直鎖一級アルコール;ポリオキシエチレン化直鎖アルコールスルホネート、硫酸化トリグリセリド;リン酸及びポリリン酸エステル;過フッ素化陰イオン;長鎖アミン及びそれらの塩;ジアミン及びポリアミン、及びそれらの塩;四級アンモニウム塩;ポリオキシエチレン化長鎖アミン;四級化ポリオキシエチレン化長鎖アミン;アミンオキシド;ポリオキシエチレン化アルキルフェノール、ポリオキシエチレン化直鎖アルコール;ポリオキシエチレン化ポリオキシプロピレングリコール;ポリオキシエチレン化メルカプタン;長鎖カルボン酸エステル、天然脂肪酸のグリセリル及びポリグリセリルエステル;プロピレングリコール、ソルビトール、及びポリオキシエチレン化ソルビトールエステル;ポリエチレングリコールエステル及びポリオキシエチレン化脂肪酸;1:1及び2:1のアルカノールアミン−脂肪酸縮合物;三級アセチレングリコール;N−アルキルピロリドン;アルキルポリグリコシド;β−N−アルキルアミノプロピオン酸;N−アルキル−β−イミノジプロピオン酸;イミダゾリンカルボキシレート;N−アルキルベタイン;スルホベタイン等が挙げられる。好ましい乳化剤は、ドデカベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、及び10〜15のエチレンオキシド単位でエトキシ化したC12〜15の脂肪族アルコールである。製品は、乳化剤を0.01%〜2%、好ましくは0.1%〜1%含むことができる。
【0019】
防腐剤、芳香剤、殺菌成分、キレート剤、溶媒、ビルダー、安定化剤、光沢剤、移染防止剤、加湿剤、酸化防止剤、pH緩衝剤、及び染料などの任意選択的な微量成分が、製品の残りの部分を構成する。
【0020】
本発明の方法の実施形態では、アイロンがけ補助製品は、最初にアイロンに供給される。次いで、製品は、アイロン中の水で希釈され、希釈された製品はアイロンで布地に供給される。
【0021】
製品は、好適には製造物品として使用者に提供される。製造物品は、アイロンがけ補助製品が入っている容器、及び本発明の方法に従って製品を使用するように使用者に指示する使用説明書を含む。容器は、アイロン中にある製品用の貯溜器に空けられる慣用的な容器とすることもできる。しかし、好ましい実施方法では、アイロンには補充カートリッジ用の受け器又は入口があり、そして容器は受け器又は入口に嵌合する補充カートリッジである。カートリッジは空になった時、処分され、取り替えられる。
【0022】
使用説明書は、様々な方法で提供することができる。それらを容器の表面に印刷するか、又はそれらを別々のリーフレットで提供することができる。容器が二次的なパッケージに包装される場合は、説明書を二次的なパッケージの表面に印刷することができる。特に好都合な実施方法では、幾つかの容器は一緒に、単一の二次的なパッケージに包装され、使用説明書は別々のリーフレット又は印刷物により提供されることが好ましい。
【0023】
更に、使用説明書は製品がアイロン中で希釈されることを説明するような詳細なものであってもよく、又は好適なアイロンに製品を供給するように使用者に指示し、どのアイロンが好適であるか(このアイロンは、水タンクに水を受け、入れておくことができ、製品を受けることができ、製品を水で希釈することができ、布地にアイロンをかけるプロセス中に、希釈された組成物を布地に送達することができる)を明記するだけであるように短縮されていてもよい。
【0024】
最後に、本発明を実行する手段は、「スタータキット」、即ち、上記のようなアイロンと、上記のような製造物品とを含む一式の部品で好都合に実現される。
【0025】
(実施例)
本発明を以下の実施例により説明するが、本発明は決してこれらに限定されるものではない。
【0026】
実施例1:水での希釈性
列記した比率で列記した成分を混合することによって以下の組成物を作成する。
実施例B、C及びDは、本発明の組成物ではない。
【0027】
【表3】
シルウェット(Silwet)L7200、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
ロードシルヒュイル(Rhodosil huile)21645、ローディア(Rhodia)製の[3−(2,2′,6,6′−テトラメチルピペリジンー4−イロキシ)プロピル]変性シリコーン(有効分100%)。
【0028】
ダウ・コーニング(Dow Corning)200流体、ダウ・コーニング(Dow Corning)製のポリジメチルシロキサン流体(有効分100%)。
【0029】
シルウェット(Silwet)L7600、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
プロキセル(Proxel)GXL、アベンシア(Avencia)製のBIT防腐剤(有効分21%)。
【0030】
組成物の水での希釈性を以下の手順を使用して評価した:
上記の組成物3.0gを脱塩水12.0g及び長さ1cm直径4mmのテフロンコーティングしたマグネチックバーと共に、標準ガラスバイアル瓶(直径22mm)に注ぎ入れた。次いで、このバイアル瓶に蓋をして5秒間100rpmで撹拌した。次いで、サンプルが均質化したか、目視検査した。
【0031】
希釈後、組成物A〜Dの層の安定性の結果を下記の表に表す。
【0032】
【表4】
立証されるように、組成物Aの希釈性は、組成物B〜Dの場合より良好である。
【0033】
実施例2:高温での相の安定性
列記した比率で列記した成分を混合することによって以下の組成物を作成した。
【0034】
【表5】
シルウェット(Silwet)L7200、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
シルウェット(Silwet)L7600、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
プロキセル(Proxel)GXL、アベンシア(Avencia)製のBIT防腐剤(有効分21%)。
【0035】
アイロンをかける間に生じるような高温での保管時の、組成物の相の安定性を、以下の3段階の手順を通して評価した。
【0036】
1.均質化した新しい組成物の不揮発性の内容物(NVC)分析を、残留物の重量が一定になるまで105℃で蒸発させるメトラートレド(Mettler Toledo)HR73ハロゲン水分分析計を使用して測定した。
【0037】
2.保管:新しい組成物15.0gを標準ガラスバイアル瓶(直径22mm)に注入し、蓋をして密封した。次いで、サンプルをオーブン中に、試験される温度で3日間保管した。
【0038】
3.保管後の組成物の不揮発性の内容物(NVC)分析:上記のバイアル瓶中に入っているサンプルの液体の上部層1グラムをピペットで取り出し、段階1の手順を使用して不揮発性の内容物(NVC)を分析した。段階1と同一の結果は、組成物が安定であることを示すものである。
【0039】
組成物A及びEの層の安定性の結果を下記の表に表す。
【0040】
【表6】
組成物C及びBは、共に70度で安定である。組成物Bには乳化剤が存在するため、78℃で組成物Cより安定である。
(技術分野)
本発明は、布地をアイロンがけする方法に関する。アイロンは、濃縮アイロンがけ助剤が入っている補充カートリッジを収容する。そして、アイロンがけの間、濃縮助剤は布地に供給される前にアイロン中の水で希釈される。助剤は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤を含む。
【0002】
(発明の背景)
本発明は、布地のアイロンがけに関する。布地のアイロンがけが、アイロンがけ助剤で都合よく達成されることは周知である。アイロンがけ助剤は、何らかの方法で、主として布地上でのアイロンの底面の滑りを向上させることにより、布地のアイロンがけを助ける製品である。アイロンがけ助剤は、独立型の製品、典型的にはエアロゾール又は手動の噴霧器で販売される製品により供給できることも知られている。アイロンがけ助剤は、「アイロンを介して」供給できることも知られているが、このような実施方法は、商業的規模ではあまり一般的ではない。これらの実施方法の中で、好ましいものは、アイロンがけ助剤が濃縮製品の形態でアイロンに供給され、その濃縮製品はアイロン中の水タンクからの水で希釈される実施方法である。そのため、濃縮製品は、カートリッジの補充でアイロンに供給されるであろう。このような実施方法には、補充物には濃縮製品が入っており、従ってアイロンは高い希釈率を使用することができるため、補充物が長持ちするという利点がある。このようなアイロンは、PCT国際公開特許WO99/27176に開示されている。
【0003】
しかし、我々の知るところでは、このような実施方法は商業化されなかった。これらの実施方法で生じる特定の問題は、高濃度の活性物質を含有し、水と容易に混合し、濃縮されたおよび希釈された形態の両方で、およびアイロンの底面付近にあるため保管中の周囲の温度から使用中の暖かい温度までの範囲の様々な温度にわたって安定であるアイロンがけ助剤が配合されなければならないということである。
【0004】
本発明は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤の使用を提案することによってこの問題を解決する。実際に、このような界面活性剤の濃縮組成物は、上記の目的を満たす。
【0005】
(発明の概要)
第1の実施形態では、本発明は、アイロン及びアイロンがけ補助製品で布地をアイロンがけする方法を包含する。アイロンがけ補助製品は、濃縮製品としてアイロンに供給される。濃縮製品は、アイロン中の水で希釈された後、アイロンから布地に供給される。製品は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤を5%〜40%、水を60%〜95%含み、20℃、100rpmで粘度が1cps〜40cpsである。
【0006】
第2の実施形態では、本発明は本発明の方法で使用するのに好適な製造物品を包含する。製造物品は、容器及び容器内側の内容物、及び使用説明書を含む。内容物は、アイロンがけ補助製品である。使用説明書は、アイロンがけ補助製品がアイロンに供給されなければならないこと、アイロンの中でアイロンがけ補助製品は水で希釈されることを指示する。使用説明書は、容器に印刷されても、又は別々に提供されてもよい。内容物の入った単一の容器であっても、又は1組の説明書を備えた内容物の入った幾つかの容器であってもよい。容器及びその内容物は、アイロン用の補充カートリッジであることが好ましい。
【0007】
第3の実施形態では、本発明は、アイロンと、容器、その内容物としてのアイロンがけ補助製品、及び使用説明書を含む製造物品とを含む、一式の部品を包含する。
【0008】
(詳細な説明)
本発明の方法には、アイロン及びアイロンがけ補助製品が必要である。
【0009】
本発明の方法で使用されるアイロンは、水タンク中に水を受け、入れておくことができるものであり、濃縮組成物を受けることができ、水で濃縮組成物を希釈することができ、布地をアイロンがけするプロセス中に希釈した組成物を布地に送達することができるものである。このようなアイロンは、PCT国際公開特許WO99/27176に開示されており、この特許は引用により本明細書に組み込まれている。
【0010】
本発明に使用される製品は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤の濃縮組成物である。本明細書で使用するのに好適なこのような界面活性剤は、式、
R1−(CH3)2SiO−[(CH3)2SiO]a−[(CH3)(R1)SiO]b−Si(CH3)2−R1
の界面活性剤の部類に含まれ、式中、a+bは約1〜約50、好ましくは約1〜約30、更に好ましくは約1〜約25であり、各R1は同じであるか又は異なっており、メチル及び一般式、
−(CH2)n−O(C2H4O)c−(C3H6O)d−R2
を有するポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基から成る群より選択され、少なくとも1つのR1は、ポリ(エチレンオキシ/プロピレンオキシ)コポリマー基であり、式中、nは3又は4、好ましくは3であり;(全てのポリアルキレンオキシ側鎖基の)cの合計値は1〜約100、好ましくは約6〜約100であり;dの合計は0〜約14、好ましくは0〜約3であり;更に好ましくはdは0であり;c+dの合計値は約5〜約150、好ましくは約7〜約100であり、各R2は同じであるか又は異なっており、水素、炭素数1〜4のアルキル基、及びアセチル基、好ましくは水素及びメチル基から成る群より選択される。各ポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、ポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基である少なくとも1つのR1基を有する。
【0011】
この種の界面活性剤の非限定的な例は、ウィトコ(Witco)の一事業部であるOSIスペシャルティ(OSISpecialties,Inc.)(コネティカット州ダンベリー)から入手可能なシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤である。エチレンオキシ(C2H4O)基だけを含有する代表的シルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤は、以下のものである。
【0012】
【表1】
エチレンオキシ(EO)(C2H4O)基及びプロピレンオキシ(PO)(C3H6O)基の両方を含有するシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤の非限定的な例は、以下のようである。
【0013】
【表2】
ポリアルキレンオキシ基(R1)の分子量は、約10,000以下である。好ましくは、ポリアルキレンオキシ基の分子量は約8,000以下、及び最も好ましくは約300〜約5,000の範囲である。したがって、c及びdの値は、これらの範囲内の分子量を与える数とすることができる。しかし、ポリエーテル鎖(R1)中のエチレンオキシ単位(−C2H4O)の数は、ポリアルキレンオキシドポリシロキサンを水溶性にするのに十分なものでなければならない。ポリアルキレンオキシ鎖中にプロピレンオキシ基が存在する場合、それらは鎖中に不規則に分布しているか、又はブロックとして存在する。エチレンオキシ基及びプロピレンオキシ基の両方を含有するシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤の混合物も、好ましい。好ましいシルウェット(Silwet)(登録商標)界面活性剤は、L−7001、L−7087、L−7200、L−7280、L−7600、L−7608、L−7622、L−7657である。
【0014】
ポリアルキレンオキシドポリシロキサンの調製は当該技術分野において周知である。本発明のポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、引用により本明細書に組み込まれる米国特許第3,299,112号に記載されている手順に従って調製することができる。通常は、本発明の界面活性剤のブレンドのポリアルキレンオキシドポリシロキサンは、ヒドロシロキサン(即ちケイ素と結合した水素を含有するシロキサン)と、アルコキシ又はヒドロキシで末端封鎖されたポリアルキレンオキシドのアルケニルエーテル(例えばビニル、アリル、又はメタリルエーテル)との間のヒドロシル化反応により容易に調製される。この種の付加反応に使用される反応条件は当該技術分野において周知であり、一般に、白金触媒(例えばクロロ白金酸)及び溶媒(例えばトルエン)の存在下で反応体を(例えば、約85℃〜110℃の温度に)加熱することを必要とする。
【0015】
本明細書の製品は、その部類の単一の界面活性剤、又はこれらの混合物と配合されてもよい。その部類の中の好適な界面活性剤、又はこれらの混合物は、選択された濃度で−20℃、100rpmで(ブルックフィールド(Brookfield)(登録商標)LBV01粘度計で、スピンドルNo1を用いて測定される)粘度が、1cps〜40cps、好ましくは3cps〜15cpsの間、最も好ましくは5cps〜10cpsの間である。粘度がこのように低いと、製品は水中で十分に混和することができるが、これは製品が通常、布地に供給される直前にアイロン中の水と混合される本発明の状況では、重要な必要条件である。
【0016】
本明細書の製品は、前記界面活性剤を製品全体の5重量%〜40重量%、好ましくは8重量%〜25重量%、最も好ましくは10重量%〜20重量%含む。本明細書の製品は、このような界面活性剤の水溶液であり、従ってそれらは水を製品全体の60重量%〜95重量%、好ましくは75重量%〜92重量%、最も好ましくは80重量%〜90重量%含む。
【0017】
本明細書の製品は、相が安定である。相の安定性を測定するための適切な試験手順は、以下の実施例に記載されている。しかし、より高温での相の安定性を確実なものとするためには、製品中に乳化剤を配合することが必要な場合がある。
【0018】
本明細書で使用するのに好適な乳化剤には、直鎖脂肪酸のナトリウム及びカリウム塩;ココヤシ油脂肪酸のナトリウム及びカリウム塩;トール油酸のナトリウム及びカリウム塩;直鎖アルキルベンゼンスルホネート;ベンゼンスルホネート、トルエンスルホネート、キシレンスルホネート、クメンスルホネート;リグニンスルホネート;石油スルホネート;パラフィンスルホネート、二級n−アルカンスルホネート;α−オレフィンンスルホネート;スルホサクシネートエステル;アルキルナフタレンスルホネート;イセチオネート;硫酸化直鎖一級アルコール;ポリオキシエチレン化直鎖アルコールスルホネート、硫酸化トリグリセリド;リン酸及びポリリン酸エステル;過フッ素化陰イオン;長鎖アミン及びそれらの塩;ジアミン及びポリアミン、及びそれらの塩;四級アンモニウム塩;ポリオキシエチレン化長鎖アミン;四級化ポリオキシエチレン化長鎖アミン;アミンオキシド;ポリオキシエチレン化アルキルフェノール、ポリオキシエチレン化直鎖アルコール;ポリオキシエチレン化ポリオキシプロピレングリコール;ポリオキシエチレン化メルカプタン;長鎖カルボン酸エステル、天然脂肪酸のグリセリル及びポリグリセリルエステル;プロピレングリコール、ソルビトール、及びポリオキシエチレン化ソルビトールエステル;ポリエチレングリコールエステル及びポリオキシエチレン化脂肪酸;1:1及び2:1のアルカノールアミン−脂肪酸縮合物;三級アセチレングリコール;N−アルキルピロリドン;アルキルポリグリコシド;β−N−アルキルアミノプロピオン酸;N−アルキル−β−イミノジプロピオン酸;イミダゾリンカルボキシレート;N−アルキルベタイン;スルホベタイン等が挙げられる。好ましい乳化剤は、ドデカベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、及び10〜15のエチレンオキシド単位でエトキシ化したC12〜15の脂肪族アルコールである。製品は、乳化剤を0.01%〜2%、好ましくは0.1%〜1%含むことができる。
【0019】
防腐剤、芳香剤、殺菌成分、キレート剤、溶媒、ビルダー、安定化剤、光沢剤、移染防止剤、加湿剤、酸化防止剤、pH緩衝剤、及び染料などの任意選択的な微量成分が、製品の残りの部分を構成する。
【0020】
本発明の方法の実施形態では、アイロンがけ補助製品は、最初にアイロンに供給される。次いで、製品は、アイロン中の水で希釈され、希釈された製品はアイロンで布地に供給される。
【0021】
製品は、好適には製造物品として使用者に提供される。製造物品は、アイロンがけ補助製品が入っている容器、及び本発明の方法に従って製品を使用するように使用者に指示する使用説明書を含む。容器は、アイロン中にある製品用の貯溜器に空けられる慣用的な容器とすることもできる。しかし、好ましい実施方法では、アイロンには補充カートリッジ用の受け器又は入口があり、そして容器は受け器又は入口に嵌合する補充カートリッジである。カートリッジは空になった時、処分され、取り替えられる。
【0022】
使用説明書は、様々な方法で提供することができる。それらを容器の表面に印刷するか、又はそれらを別々のリーフレットで提供することができる。容器が二次的なパッケージに包装される場合は、説明書を二次的なパッケージの表面に印刷することができる。特に好都合な実施方法では、幾つかの容器は一緒に、単一の二次的なパッケージに包装され、使用説明書は別々のリーフレット又は印刷物により提供されることが好ましい。
【0023】
更に、使用説明書は製品がアイロン中で希釈されることを説明するような詳細なものであってもよく、又は好適なアイロンに製品を供給するように使用者に指示し、どのアイロンが好適であるか(このアイロンは、水タンクに水を受け、入れておくことができ、製品を受けることができ、製品を水で希釈することができ、布地にアイロンをかけるプロセス中に、希釈された組成物を布地に送達することができる)を明記するだけであるように短縮されていてもよい。
【0024】
最後に、本発明を実行する手段は、「スタータキット」、即ち、上記のようなアイロンと、上記のような製造物品とを含む一式の部品で好都合に実現される。
【0025】
(実施例)
本発明を以下の実施例により説明するが、本発明は決してこれらに限定されるものではない。
【0026】
実施例1:水での希釈性
列記した比率で列記した成分を混合することによって以下の組成物を作成する。
実施例B、C及びDは、本発明の組成物ではない。
【0027】
【表3】
シルウェット(Silwet)L7200、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
ロードシルヒュイル(Rhodosil huile)21645、ローディア(Rhodia)製の[3−(2,2′,6,6′−テトラメチルピペリジンー4−イロキシ)プロピル]変性シリコーン(有効分100%)。
【0028】
ダウ・コーニング(Dow Corning)200流体、ダウ・コーニング(Dow Corning)製のポリジメチルシロキサン流体(有効分100%)。
【0029】
シルウェット(Silwet)L7600、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
プロキセル(Proxel)GXL、アベンシア(Avencia)製のBIT防腐剤(有効分21%)。
【0030】
組成物の水での希釈性を以下の手順を使用して評価した:
上記の組成物3.0gを脱塩水12.0g及び長さ1cm直径4mmのテフロンコーティングしたマグネチックバーと共に、標準ガラスバイアル瓶(直径22mm)に注ぎ入れた。次いで、このバイアル瓶に蓋をして5秒間100rpmで撹拌した。次いで、サンプルが均質化したか、目視検査した。
【0031】
希釈後、組成物A〜Dの層の安定性の結果を下記の表に表す。
【0032】
【表4】
立証されるように、組成物Aの希釈性は、組成物B〜Dの場合より良好である。
【0033】
実施例2:高温での相の安定性
列記した比率で列記した成分を混合することによって以下の組成物を作成した。
【0034】
【表5】
シルウェット(Silwet)L7200、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
シルウェット(Silwet)L7600、クロンプトン(Crompton)製のポリアルキレンオキシド変性シリコーン(有効分99%)。
プロキセル(Proxel)GXL、アベンシア(Avencia)製のBIT防腐剤(有効分21%)。
【0035】
アイロンをかける間に生じるような高温での保管時の、組成物の相の安定性を、以下の3段階の手順を通して評価した。
【0036】
1.均質化した新しい組成物の不揮発性の内容物(NVC)分析を、残留物の重量が一定になるまで105℃で蒸発させるメトラートレド(Mettler Toledo)HR73ハロゲン水分分析計を使用して測定した。
【0037】
2.保管:新しい組成物15.0gを標準ガラスバイアル瓶(直径22mm)に注入し、蓋をして密封した。次いで、サンプルをオーブン中に、試験される温度で3日間保管した。
【0038】
3.保管後の組成物の不揮発性の内容物(NVC)分析:上記のバイアル瓶中に入っているサンプルの液体の上部層1グラムをピペットで取り出し、段階1の手順を使用して不揮発性の内容物(NVC)を分析した。段階1と同一の結果は、組成物が安定であることを示すものである。
【0039】
組成物A及びEの層の安定性の結果を下記の表に表す。
【0040】
【表6】
組成物C及びBは、共に70度で安定である。組成物Bには乳化剤が存在するため、78℃で組成物Cより安定である。
Claims (9)
- アイロンとアイロンがけ補助製品で布地をアイロンがけする方法であって、アイロンがけ補助製品が濃縮製品としてアイロンに供給され、該濃縮製品がアイロン中で水で希釈され、その後アイロンから布地に供給される方法であり、該製品は非イオン性シリコーン含有界面活性剤を5%〜40%、水を60%〜95%含み、20℃、100rpmで粘度が1cps〜40cpsであることを特徴とする方法。
- 容器及び前記容器内側の内容物、及び使用説明書を含む、請求項1に記載の方法で使用するのに好適な製造物品であって、内容物は、非イオン性シリコーン含有界面活性剤を5%〜40%、水を60%〜95%含み、20℃、100rpmで粘度が1cps〜40cpsであるアイロンがけ補助製品であり、使用説明書はアイロンがけ補助製品がアイロンに供給されるように指示し、アイロンの中でアイロンがけ補助製品が水で希釈されることになる物品。
- 使用説明書が容器とは別々のリーフレット又は印刷物で提供される、請求項2に記載の物品。
- 1枚のリーフレット又は別々の印刷物、及び内容物の入った幾つかの容器を含む、請求項3に記載の物品。
- 容器及びその内容物がアイロン用の補充カートリッジである、請求項2、3又は4に記載の物品。
- 中で製品を水で希釈することができるアイロンと、請求項2〜5のいずれか一項に記載の製造物品とを含む、一式の部品。
- 前記非イオン性シリコーン界面活性剤は、式、
R1−(CH3)2SiO−[(CH3)2SiO]a−[(CH3)(R1)SiO]b−Si(CH3)2−R1
によるものであり、式中、a+bは、約1〜約50であり、各R1は、同じであるか又は異なっており、メチル及び一般式、
(CH2)n−O(C2H4O)c−(C3H6O)d−R2
を有するポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基からなる群より選択され、少なくとも1つのR1は、ポリ(エチレンオキシ/プロピレンオキシ)コポリマー基であり、式中、nは3又は4、好ましくは3であり;(全てのポリアルキレンオキシ側鎖基の)cの合計値は1〜約100、好ましくは約6〜約100であり;dの合計は0〜約14、好ましくは0〜約3であり;更に好ましくはdは0であり;c+dの合計値は約5〜約150、好ましくは約7〜約100であり、各R2は同一であるか又は異なっており、水素、炭素数1〜4のアルキル基、及びアセチル基、好ましくは水素及びメチル基から成る群より選択され、各ポリアルキレンオキシドポリシロキサンが、ポリ(エチレンオキシド/プロピレンオキシド)コポリマー基である少なくとも1つのR1基を有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法、物品又は部品一式。 - アイロンがけ補助製品が非イオン性シリコーン含有界面活性剤を5%〜40%、水を60%〜95%含み、20℃、100rpmで粘度が1cps〜40cpsである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法、物品又は部品一式。
- アイロンがけ補助製品が乳化剤を更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法、物品又は部品一式。
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