JP2004527771A - 切出し装置の画像化手段 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、切出し装置の画像化手段に関する。
【背景技術】
【0002】
卓上型スキャナは、写真や文書等を電子形式に変換するために使用されるよく知られた比較的安価なコンピュータ周辺機器である。大部分の卓上型スキャナは、走査対象物が載置されるガラス板を備えている。ガラス板の下には、走査ヘッドが存在しており、走査ヘッドは、通常は歯付きゴムベルトを使用するベルト駆動等によって1本又は1対のレールに沿って走行しながら対象物を走査する。しかしながら、時間が経つにつれて歯付きゴムベルトが伸びやすく、スキャナの精度が低下する。新品でさえ、卓上型スキャナの精度は良くない。卓上型スキャナで同じ画像を複数回走査すると、解像度が300dpiないし600dpiの一般的なスキャナの場合、その画像内の図形の位置が±9画素分移動する。
【0003】
このことは、画像又はテキストをコンピュータに保存する目的で走査するためにスキャナを使用しているだけの場合は必ずしも問題にはならないが、スキャナが分析的に使用されている場合、すなわち、走査画像内の様々な対象物の位置を正確に知る必要がある場合には問題が発生する。
【0004】
このような用途にとって卓上型スキャナは不向きであり、より高価な分析用スキャナを購入しなければならない。
【0005】
スキャナに発生する別の問題は、あるスキャナによる走査画像の強度値と別のスキャナによる走査画像の強度値とが異なる場合に両走査画像を比較するという問題である。
【0006】
具体的に、本発明は、画像、特に、ゲル内のあるいは個体担体上の二次元生体分子アレイの画像の走査から得られた情報を利用することと、その情報を用いてそれらスポットの操作及び処理を可能にすることとに関する。
【0007】
本明細書に引用の形で盛り込まれているプロテオームシステムズリミテッド(Proteome Systems Ltd)及び島津製作所(Shimadzu Corporation)の名で2002年5月27日に出願された同時係属中の国際特許出願「切り出し装置用液体処理手段(Liquid handling means for excision apparatus)」、及び「サンプル収集及び調製装置(Sample collection and preparation apparatus)」には、ゲルからスポットを切り出して、MALDI分析用に処理する自動ロボット装置が記載されている。本発明は、そのような装置に使用されるスキャナに関する。
【0008】
本明細書に盛り込まれている文書、行為、材料、装置、物品などのいかなる記述も本発明の背景を提供する目的に過ぎない。これらの事項の一部又は全てが先行技術の基礎の一部を形成していることや、本願の各請求項の優先日以前にオーストラリア又はその他の国で存在していた本発明の関連分野の周知の一般的な知識であったことを自認したものとみなされるべきではない。
【発明の開示】
【0009】
第1の広い観点では、本発明は、ゲル内又は固体担体上の生体分子アレイの画像を走査する方法であって、上記アレイの画像と一緒に校正ストリップの画像を走査することを特徴とする。
【0010】
典型的には、上記校正ストリップはグレースケールストリップであり、上記アレイの各構成要素はグレースケール画像として観察することが可能であって、その画像強度の絶対値は画像間及びスキャナ間で比較することができる。
【0011】
その後、上記アレイ上のスポットの強度絶対値を本発明の方法で利用して、上記アレイをその後に処理する際に各スポットに付着させる試薬の量を決定したり、あるいは、上記アレイのスポットを処理する順番を決定したりする。強度絶対値を提供することにより、スポット内に存在する物質の量に比例したスポット濃度に依存して、より正確に試薬をスポットに付着させることができる。
【0012】
また、絶対強度を使用することにより、アレイを処理する際に「しきい値」を適用することができる。例えば、特定の強度値を有するスポットを或る方法で処理し、より小さい強度を有するスポットを別の方法で処理することができる。例えば、光学濃度のしきい値があって、それよりも低い値では、切り出したスポットを処理するのに標準のチップではなく、樹脂を内蔵するより高価なジップトップ式のものを使用してもよい。
【0013】
別の利点は、スポット(通常はタンパク質)をペプチドに消化させるのに必要なトリプシン又は他の酵素の量を正確に求められることである。消化されたタンパク質に対して、その後にMALDI−TOF分析を実行すると、過剰なトリプシンはペプチドの発生する信号を抑制するが、最小限の量のトリプシンを利用することにより、MALDI−TOF分析の結果が向上する。
【0014】
本発明の第2の観点は、互いに隣接するスポットの処理に関し、特に、アレイ内のスポット間の相対的な位置に配慮したスポットのその後の処理に関する。
【0015】
大略的には、本発明は、上記アレイの少なくとも1つのスポットについて、このスポットの境界の内側に最適な作業領域を設定する工程と、その最適作業領域の周りに新たに境界を作成する工程と、隣接するスポットの位置等、上記スポットの近傍に関する情報を用いて上記最適作業領域を修正する工程とを含んでいる。
【0016】
上記最適作業領域を求める工程は、上記スポットの画像の強度に基づいていてもよい。例えば、上記スポットの最適作業領域は、上記スポットの画像の最大強度部分の少なくとも90%の強度を有する領域とすればよい。
【0017】
特定の領域での「作業」には、スポットを切り出すこと、又はスポットに試薬を付着させることが含まれてもよい。スポットに試薬を付着させる工程は、その内容が引用の形で本明細書に盛り込まれているオーストラリア特許722578号のプリンタを用いて実行してもよい。
【0018】
上記の方法は、刃具の刃先の大きさ、すなわち、その底面積又はそれが通常場所をとっているスポットのサイズを考慮してもよく、さらに、スポット自体のサイズを考慮してもよい。
【0019】
一般的に、スポット近傍の情報を利用して最適作業領域を修正することにより、そのスポットの処理を隣接する別のスポットからできる限り離れて行いやすくなる。
【0020】
上記の情報を利用してアレイの様々なスポットの処理順序を決定することもできる。
【0021】
このことは、上記アレイがゲル内のスポットのアレイであり、刃具を用いてゲルに穴を開けてスポットを吸い上げる処理により、該スポットがゲルから切り出される場合に特に重要である。そのような切込みをゲルのエッジ(ゲル自体の周縁部)の近くで行う場合、それがアレイの境界であろうと、既にスポットが切り出されたあとのエッジであろうと、切込み作業は困難で、ゲルが潰れる場合が多い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
ここで、図面に基づき、本発明の具体的な実施形態を例示として説明する。
【0023】
図2は、全体が符号10で示され、上面が透明ガラス板12により形成されている箱型の容器すなわちスキャナ本体を示し、そのガラス板12の上には、シート状のゲル14が載置されている。前記スキャナ本体の内部には、ガラス板12を通してゲルの下面を走査する走査ヘッド16が存在する。その走査は、ゲルを照射する光源がガラスの走査ヘッドと同じ側に配置されている反射モード、あるいは光源がゲルの反対側に位置し、走査によってゲルを透過した光が記録される透過モードで実行される。走査ヘッド16は、可撓性ケーブル20によってスキャナの電子機器及び制御手段に接続されていて、レール18に沿って走行する。図2及び図6には、それぞれガラス板12の各角部の近くに位置し、ガラス板の下面に形成されて、ゲルの走査画像に重ねられる「基準」として知られる一連の4個の十字22(マーカ)が示されている。これにより、走査画像は、アレイ内のスポットに関する基準点を含むことになる。
【0024】
上記スキャナ10は、X軸54及びY軸56a,56bに沿ってX−Y方向に移動可能に搭載された可動機械ヘッド52を備えた統合型の自動ゲル切出し及びサンプル処理装置50の一部を構成している。切込みヘッド58(刃具)が垂直方向のZ軸60に上下動可能に取り付けられている。この装置は、液体送出部55も備えている。
【0025】
図6には、本発明の別の特徴として、既知の輝度を有するゲルの画像と一緒に走査されて、既知の反射濃度を有するグレースケールカード24が示されている。この反射濃度は、赤、緑、青など、画像内の各色に当てはめることができ、アレイ内の各スポットの画像強度を解明するために使用して、画像間及びスキャナ間で強度絶対値を比較することができる。
【0026】
本発明が対処する第3の問題は、隣接するスポット同士が処理される際、すなわち刃具などによって切り込まれる際に、これらスポット同士が近接しているという問題である。図3は、一般的に円形である刃具の切込み範囲34を重ねて、互いに隣接するアレイ中の2個のスポット30,32を示している。ゲルを切り取るために使用される刃具の個々の型式は重要ではない。刃具がスポット32の中心36を基準に切り込むと、スポット30の一部も切り込んで、切出しを汚染してしまう。また、スポット30の近傍又は内部にゲルのエッジが形成されてしまう。ゲルのエッジの近くを切り込むことは困難であり、スポット30の切出しが難しくなる。大部分の刃具は、ゲルに穴を開けてスポットを吸い上げている。これをゲルのエッジの近くで行うと、ゲルが外側に潰れて切込みが難しくなる。
【0027】
図4は、本発明の制御システムを用いてスポット間の距離、スポットの形状及び刃具の刃先のサイズを解析することによってスポットを切り出す切込み間の間隔を最大限にすることができる様子を示す。このようにスポット32の切込み中心40を、このスポット32におけるスポット30から遠い方の縁まで移動させることで、該スポット30に影響を及ぼさず、スポット32の切出し部分をスポット30の一部で汚染しないようになる。同様に、スポット30の切込み中心38も、このスポット30におけるスポット32から遠い側に移動させる。通常、上記の解析はスポットの形状に基づいて行われるが、場合によっては、その算出に対してスポットの画像の強度に関する情報によって重み付けを行うようにしてもよい。
【0028】
例えば、図5は、スポット全体にわたる画像強度の変化を示すグラフである。刃具が当該1スポットに切込みを入れるだけであり、近くに他のスポットが全く存在しない場合は、制御システムは、作業用の最適領域を、スポットの強度が少なくとも90%である領域、すなわち、そのスポットの最も高濃度の領域であるとして選択する。
【0029】
2個以上のスポットが近接している場合には、強度情報も利用して移動又は作業用の最適作業領域を決定する。
【0030】
以下に、ゲル14の画像の輝度を校正するアルゴリズム、ゲル画像内のスポットの中心位置を特定する「セグメンテーション」のアルゴリズム、及び、基準マーカ22を用いてスキャナ上のゲル14の空間位置を検出するアルゴリズムの一例を示す。
輝度
目的:画像の輝度を校正してプラットフォーム間及び長時間にわたって輝度を標準化する。
【0031】
入力画像:ゲル、基準マーカ及び校正ストリップを含む走査面全体
出力画像:校正された輝度を有するゲルの画像
S=グレースケール校正見本を含む入力画像の部分集合
F=指定寸法の平方平均フィルタを用いた画像Sの平均化フィルタリング
画像Fの成分Fn毎にルックアップテーブルLnを生成する。但し、n=1,2,3:
Fn=画像Fのn番目の成分
Vn[]=N個のグレースケールの集合、ここで、Nは見本画像F内の見本ブロックの数であり、Vn[i]はFn内のi番目のブロックの中心のグレースケールである。
【0032】
VO[]=N個のマッピング値の集合、ここで、VO[i]=i*255/N
ルックアップテーブルLnを以下のように作成する:
Ln[j]=((j-Vn[i])/(Vn[i+1]-Vn[i]))*255/N+VO[i], ここでVn[i]<=j<=Vn[i+1]
= 0 j<Vn[1]の場合
= 255 j>Vn[N]の場合
I=(R,G,B)=ゲルのみを含む入力画像の部分集合
出力=カラー画像(RO, GO, BO)、ここで
RO=RからL1までのルックアップテーブルのマッピング
GO=GからL2までのルックアップテーブルのマッピング
BO=BからL3までのルックアップテーブルのマッピング
セグメンテーションテキスト
目的:ゲル画像内のスポットの中心を探し出す。
【0033】
入力画像:校正された輝度を有するゲルの画像
出力:入力画像内で見出されたスポットの(x,y)重心座標を含んだファイル
3成分カラー画像R(赤)、G(緑)、B(青)からグレースケール画像「入力」を作成する:
ゲルがクーマシーブルー染料ゲルの場合:I=B−(R+G)/2
それ以外の場合:入力=255−(R+G)/2
トップハット画像「トップハット」を作成して、画像から背景を除去する。
【0034】
O=12辺の多角形を用いた画像「入力」の形態学的オープニング
トップハット=入力−O
スポットマーカのシード画像「マーカ」を作成する。
【0035】
O=小さな矩形を用いた画像「トップハット」の形態学的オープニング
R=画像O内の8連結性の局所最大値群
B=R>t、ここでtは所定の閾値
G=B*R*c、ここでcは所定の定数
R2=8連結性のG(シード)を用いたR(基準)の膨張による形態学的再構成
D=R−R2
B2=D>t2、ここでt2は所定の閾値
マーカ=8連結性のB(シード)を用いたB2(基準)の二値再構成
背景画素の画像「背景」を作成する。
【0036】
B=画像「入力」の辺縁の所定の距離内にある画素の二値画像
B2=キットラー(Kittler)及びイリングワース(Illingworth)の閾値化方法を用いた
画像「入力」の二値閾値
背景=画像Bと画像B2の画素の論理和
画像「マーカ」をフィルタリング及びラベリングすることによってシード画像「シード」を作成する。
【0037】
B=画像「マーカ」と「背景」画像の逆数との画素の論理積
O=小さな対象物を除去するためのB内の対象物の形態学的領域オープニング
シード=8連結性のO(シード)を用いた「マーカ」(基準)の二値再構成
画像「シード」内の対象物の中心点をラベリング及び算出する。
【0038】
L=8連結性を用いた「シード」内のラベル対象物
C=L内の対象物の重心
出力は、所定の最小距離だけ互いに離れ、画像「シード」内の対象物の範囲内に位置するよう処理された重心である。
空間
目的:4個の基準マーカを探し出し、それらの重心を記録する。
【0039】
入力画像:ゲル、基準マーカ及び校正ストリップを含む走査面全体
出力:各基準マーカの重心
各基準マーカに関して、以下を算出する。すなわち、
S=基準マーカを含むのに十分大きな入力画像の部分集合
C=所定サイズの矩形を用いたSの形態学的クロージング
D=C−S
V=所定長さの垂直線を用いた画像Dの線形オープニング
H=所定長さの水平線を用いた画像Dの線形オープニング
M=画像V及びHのうちの画素最小値
B=M>t、ここでtは所定の閾値
L=8連結性を用いたB内のスポットのラベリング
C=L内の対象物の(X,Y)重心
出力=画像Sの重心に最も近いC内の点(X,Y)
上記具体的な実施形態の形で示した本発明に対して、本発明を大略的に記述した本発明の精神又は範囲から逸脱することなく幾多の変形及び/又は変更を行い得ることは、当業者にとって明らかである。したがって、これらの実施形態は、あらゆる点で本発明の例示としてみなすべきであり、制限するものとみなすべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】図1は、スキャナを示すために一部の部品が取り外された状態のゲル切出し処理装置を示す。
【図2】図2は、分析用スキャナの概略側面図である。
【図3】図3は、刃具の切込み範囲が重ねられたアレイの2個の隣接スポットの概略図である。
【図4】図4は、切込み範囲を移動させた図3と同じスポットを示す。
【図5】図5は、スポット全体にわたる画像強度の変化を示すグラフである。
【図6】図6は、スキャナの校正を示す。
Claims (15)
- サンプルをその二次元アレイからスポットの形で切り出すために、刃具を制御する際に用いられる方法であって、
上記アレイの少なくとも1つのスポットについて、そのスポットの境界の内側に最適な作業領域を設定する工程と、
上記最適作業領域の周りに新たに境界を作成する工程と、
隣接する別のスポットの位置等、上記スポットの近傍に関する情報を用いて上記最適作業領域を修正する工程と、
を含む方法。 - 上記サンプルがゲル内の生体分子アレイである、請求項1記載の方法。
- 上記最適作業領域を求める工程は、上記スポットの画像の強度に基づいている、請求項1又は2のいずれかに記載の方法。
- 上記最適作業領域を求める工程は、上記スポットの画像において最大強度部分の少なくとも90%の強度を有する領域を選択する工程を含んでいる、請求項3記載の方法。
- 上記アレイから上記スポットを切り出す工程をさらに含む、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の方法。
- 上記スポットに試薬を付着させる工程をさらに含む、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の方法。
- ゲル内又は固体担体上のいずれかの生体分子アレイの画像を走査する方法であって、
上記アレイの画像と一緒に校正ストリップの画像を走査することを特徴とする方法。 - 上記校正ストリップは、上記アレイ上のスポット画像の強度絶対値を算出するためのグレースケールストリップである、請求項7記載の方法。
- 上記生体分子アレイをその後に処理する際に、上記算出した強度値を用いて、各スポットに付着させる試薬の量を決定する、請求項8記載の方法。
- 上記算出した強度値を用いて、上記アレイのスポットを処理する順番を決定する、請求項8記載の方法。
- 上記スポットのその後の処理を該スポットの画像の強度に基づいて行い、強度が所定値と等しいか又は該所定値よりも大きいときには所定の方法で処理する一方、強度が上記所定値よりも小さいときには別の方法で処理する、請求項10記載の方法。
- ゲル内又は固体担体上のいずれかの生体分子アレイをプレート上に保持して、その画像を走査する方法であって、
上記プレート上に複数のマーカを設け、上記アレイの画像と一緒に上記マーカの画像を走査する、ことを特徴とする方法。 - 上記プレートはガラス板であり、該ガラス板の各角部近傍にそれぞれ十字マーカが設けられている、請求項12記載の方法。
- 各スポットの中心位置を特定する工程を含んでいる、請求項1ないし13のいずれか1つに記載の方法。
- 互いに隣接する2個のスポットについて、これら2個のスポットをそれぞれ切り出すための切込み同士の間隔が最大になるように、切込みの中心位置を移動させる工程を含んでいる、請求項14記載の方法。
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