JP2004526961A - 化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置 - Google Patents

化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004526961A
JP2004526961A JP2002573144A JP2002573144A JP2004526961A JP 2004526961 A JP2004526961 A JP 2004526961A JP 2002573144 A JP2002573144 A JP 2002573144A JP 2002573144 A JP2002573144 A JP 2002573144A JP 2004526961 A JP2004526961 A JP 2004526961A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
analyzer according
receiving
analyzer
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002573144A
Other languages
English (en)
Inventor
ボシオ,アンドレアス
Original Assignee
メモレック バイオテック ゲー・エム・ベー・ハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by メモレック バイオテック ゲー・エム・ベー・ハー filed Critical メモレック バイオテック ゲー・エム・ベー・ハー
Publication of JP2004526961A publication Critical patent/JP2004526961A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/30Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
    • G01N1/31Apparatus therefor
    • G01N1/312Apparatus therefor for samples mounted on planar substrates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/502Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures
    • B01L3/5025Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes with fluid transport, e.g. in multi-compartment structures for parallel transport of multiple samples
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L2200/00Solutions for specific problems relating to chemical or physical laboratory apparatus
    • B01L2200/06Fluid handling related problems
    • B01L2200/0689Sealing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L2300/00Additional constructional details
    • B01L2300/04Closures and closing means
    • B01L2300/041Connecting closures to device or container
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L2300/00Additional constructional details
    • B01L2300/04Closures and closing means
    • B01L2300/046Function or devices integrated in the closure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L2300/00Additional constructional details
    • B01L2300/08Geometry, shape and general structure
    • B01L2300/0861Configuration of multiple channels and/or chambers in a single devices
    • B01L2300/0877Flow chambers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L7/00Heating or cooling apparatus; Heat insulating devices

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

【解決手段】化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置は、受入装置(10)に設けられた複数の基部(12)、例えば物体支持台を備える。前記基部は頭部(26,80)により封止され、各基部(12)及び頭部(26,80)が試料を受け入れるための試験室(38)を形成すべく構成される。この分析装置は、基部(12)を受け入れる足部(58,88)を更に備える。支持台(58,88)及び頭部(26,80)は、試験室(38)を封止するために互いに相対移動可能である。頭部(26,80)及び/又は足部(58,88)は、試験室が封止されるときに基部が頭部(56)に対して配向するよう配置される。その結果、試験室(38)が閉じる際の基部(12)の劣化を防ぐ。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置に関する。この分析装置は、物体支持台又は別の試料支持台等の基部を備える。更に蓋が設けられており、基部と蓋とによって試験室が形成されるようになしてある。
【背景技術】
【0002】
このような分析装置を用いて、例えば、ハイブリッド形成プロセスによって組織試料を分析する。これに関連して、例えばDNA断片、即ち遺伝子フラグメントを物体支持台の表面上に添加する。DNA断片の添加は、ロボットを用いて滴下することによって実施する。このようにして、物体支持台上の個々のDNA断片の位置を知る。このDNA断片は物体支持台の表面上に結合し、そこに付着する。その結果、その後の分析プロセスにおいてそれらの位置は変化しない。
【0003】
例えば、被検査腫瘍からRNAを次の工程において取り出す。酵素を用いてRNAをDNAに変換し、その後適宜のマーカー、好ましくは蛍光色マーカーで標識する。
【0004】
更に、正常な組織から比較用の試料を作製する。この正常なDNAも適宜のマーカーで標識する。このマーカーは別の色の蛍光マーカーであることが好ましい。これにより、正常な組織を緑色の蛍光マーカーで標識し、腫瘍から取り出される分析対象の組織を、例えば赤色マーカーで標識する。
【0005】
その後、両試料を物体支持台全体に載せる。2つの試料中に含まれるDNAストランドは、それらの対応物、即ち物体支持台の表面上に存在するDNA断片と強固に結合する。試料中に含まれるDNAと物体支持台に付着しているDNA断片との結合は、ハイブリッド形成プロセスで行われる。その後、2つの試料から、強固に付着したDNA断片及び鎖でつながれたDNAのみが物体支持台上に存在するように、この物体支持台を洗浄する。
【0006】
物体支持台を乾燥させた後、検出プロセスに進む。その中で、DNA断片が付着している物体支持台の個々の位置を適宜の顕微鏡によって分析する。その際、例えば蛍光マーカーが対応する色の蛍光を発するように、個々のDNA断片をレーザ光によって刺激する。1つのDNA断片が付着する1つの特定の位置が、例えば赤色のスポットとして現れる場合、この遺伝子は腫瘍組織内で活性状態であったのであって、正常組織内ではそうではなかったことを、そのことから結論づけることができる。1つのスポットが緑色の蛍光を発する場合、この遺伝子は正常組織でのみ活性状態であったことを、そのことから結論づけることができる。黄色の蛍光が現れた場合、対応する遺伝子は両方の組織内で活性状態であった。上述の方法によれば、例えば、どの遺伝子が腫瘍内で活性状態であるのかを診断することが可能である。このことから、組織の変化の種類等に関する結論を引き出すことが可能である。
【特許文献1】
米国特許第4847208号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
2つの試料と物体支持台上のDNA断片との可能な限り良好な結合を実現するために、例えば蓋によって物体支持台を閉鎖することが知られており、これにより物体支持台と蓋との間に試験室が形成される。次いで、この試験室を振動手段によって振動させて、2つの試料を移動させる。この移動によって、対応する試料成分が次に結合する適宜の対応物を見つけることがより容易になる。振動手段を設けることには、定常波が発生し、これにより試料の限られた移動のみが生じるという欠点がある。
【0008】
例えばある試料が物体支持台等の基部に強固に付着し、別の試料がそれと反応するような化学的及び/又は生物学的試料の別の分析においても、上述の例に記載された課題が存在する。特に、ガラス製の物体支持台を基部として用いる場合には、蓋を置く時か又は別の取り扱い作業中に、物体支持台が損傷する危険性が存在する。
【0009】
本発明の目的は、基部、特に基部として機能する物体支持台が損傷する危険性が低減される、化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この目的は、請求項1に係る分析装置により解決される。
【0011】
本発明に係る分析装置は、基部及び頭部又は蓋を備える。この基部及び頭部は試験室を形成する。基部は、例えば薄いガラス製の平坦な物体支持台であってもよい。同様に、試料支持台が試験室内に配置されるように、物体支持台又は別の試料支持台が基部上に位置していてもよい。
【0012】
本発明によれば、分析装置は、基部を受け入れる足部を備える。この足部は、足部及び頭部が互いに相対移動可能となるように構成されている。これによって試験室を封止する。本発明によれば、頭部及び/又は足部は更に、試験室を封止する際に蓋に対して基部が整列することが可能となるように支持される。このようにして、好ましい程度に強固に封止された試験室を提供すべく基部を頭部又は蓋に対して押圧する前に、基部は、頭部を受け入れる点のすべてと、例えば円周シールと完全に接する。このようにして、この基部は少なくとも特定の範囲内では自由に移動可能であり、従って、試験室を封止する際の基部における張力の発生が防止される。その結果、基部、特に薄いガラス製の平坦な物体支持台である基部が損傷する危険性が相当低減する。
【0013】
基部は平坦であることが好ましい。頭部の基部に対して配置された部分も同様に平坦とする。足部及び/又は頭部は、試験室を閉鎖する際に頭部及び基部が互いに面平行に整列するように支持されることが好ましい。
【0014】
例えば、それが足部であり基部が水平に保持される場合、例えばその足部の支持によって、少なくとも水平軸回りの限定された範囲で基部を動作させることが可能となる。両方の水平軸回りの限定された範囲で動作が可能であることが好ましい。好ましくは円周シールを伴った頭部とすることにより、試験室を閉鎖する際、基部をシール上に確実に面接触させる。このようにして、シールは平面力を除くあらゆる集中的な力を基部に送らない。その結果、試験室を閉鎖する際の基部への損傷が回避される。
【0015】
付加的に構成される頭部又は足部の代わりに支持されるべく構成される頭部も、1つの縦軸、好ましくは両方の縦軸回りを旋回することができるように構成することが好ましい。基部を水平に配置する場合、これらの縦軸は2つの水平軸となる。
【0016】
特に好ましい実施の形態においては、頭部及び/又は足部は浮動的に支持される。これは例えば、弾性の容器、中間部等により実現することが可能である。例えば弾性ピン等の弾性要素を、頭部及び/又は足部を浮動的に支持するために設けることが好ましい。弾性要素としてバネを設けることは特に好ましい。頭部毎に及び/又は足部毎に、少なくとも3つの弾性要素を設けることが好ましく、少なくとも4つの弾性要素を設けることが特に好ましい。基部の損傷又は破壊を引き起こす可能性がある実質的に集中性のより高い力が生じないように、本発明に係る頭部及び/又は足部の浮動的な支持を介して、試験室を封止する際に生じる力のムラを取り除く。
【0017】
特に好ましい別の実施の形態においては、シングルポイント軸受を用いて足部及び/又は頭部を支持する。例えば玉継手として構成し、好ましくは基部に対して中心の位置に配置する。このようにして、上述の足部及び/又は頭部の移動を簡単に行うことが可能になる。シングルポイント軸受としては、玉継手等の形態の球面軸受が好ましい。
【0018】
更に、基部を浮動的に支持することが可能である。この目的を達成するために、例えば変形可能な物体、好ましくは弾性的に変形可能な物体を基部の下方に設ける。基部、例えば物体支持台をその上で支持する立方形の弾性体が好ましい。上述の足部の軸受に加えて、浮動的な支持台を設けることが可能である。
【0019】
本発明に係る装置は、試験室内で試料を移動させる移動装置を備えることが好ましい。本発明によれば、分析装置は移動装置として搬送手段を備える。搬送手段を用いて、少なくとも試料の一部を試験室から吸引し、その後試験室に再び供給する。試料を循環させることも可能であり、次いでその試料は少なくとも部分的に「1つの輪」状に移動する。
【0020】
本発明に従って試料の移動装置として搬送手段を設けることによって、定常波の発生が回避される。試料の一部を吸引し供給することによって、試験室内に存在する試料の全体量を確実に移動させる。
【0021】
試験室の大きさに依存して、例えば十分な量の試料を吸引し、その後試験室に試料を再び供給することによって、このことを確実にすることができる。従って、試料の一部を受け入れその後に送り出す受入室を、例えばポンプ等の搬送手段と試験室との間に設けることが好ましい。受入室をそれ相応の大きさにすることによって、例えば、試験室内に位置する試料の大部分を吸引し、その後試験室に再び供給することが可能である。個別の受入室の代わりに、搬送手段と試験室との間に位置するチャネルをそれ相応の大きさにして、受入室として機能させることが可能である。
【0022】
特に好ましい実施の形態においては、受入室が少なくとも2つ設けられている。これらの受入室は、試験室によって試料の一部の受け取りと送り出しを交互に行うように、1つ又は2つの搬送手段と接続される。例えば、一方の受入室から試料を送り出すのと同時に、他方の試験室に試料を受け入れることができる。この方法によって、試験室において試料の規則正しい移動が実現する。ある受入室からの試料の送り出しと、別の受入室への試料の受け入れとの間に間隔があってもよい。更に、この2つのプロセスが重複してもよい。
【0023】
試験室内での試料の移動性を改善するために、そこを通して試料を試験室から異なる部位で抽出し、そこに再び供給するいくつかのチャネルを、好ましくは頭部に配置することが可能である。抽出部位を供給部位と異なったものとして、試料を「1つの輪」状に送り出すことも可能である。
【0024】
試験室は、頭部に設けられた円周フレーム状の突起等のように、頭部を対応する配置とすることによって形成することが好ましい。このことには、従来の物体支持台、例えば平坦なガラス板を基部として用いることが可能であるという利点がある。頭部に設けられたフレーム状の突起は、試験室を外側に対して封止し、試料の液体が頭部と基部との間から漏れないように、円周シールを備えることが好ましい。
【0025】
別の好ましい実施の形態において、試験室はフレーム状の中間部により形成される。後者は頭部と強固には接続せず、頭部と足部との間に置かれるか、又は解離できるように頭部又は足部と接続することが好ましい。このことは、中間部を簡単に取り外し、清浄化できるという利点を有する。
【0026】
極めて小さい試験室を形成するためには、頭部は、試験室を形成するための中間部の凹部内に部分的に突出する突起を有する。これに関連して、中間部の厚みは、頭部に結合している突起の高さよりもわずかに小さい。こうして形成される隙間は試験室に対応する。物体支持台は基部として設けられることが好ましいため、中間部内の凹部は矩形であることが好ましく、頭部の突起は立方形であることが好ましい。試験室の容積は100μL未満であることが好ましく、80μL未満であることがより好ましく、また60μL未満であることが特に好ましい。
【0027】
密封性の高い試験室を形成すべく、頭部に設けられた突起と中間部との間にシールを配置することが好ましい。シールを簡単に清浄化できるように、シールを中間部と接続することが好ましい。シールが損傷した場合、頭部の突起に設けられたシールを取り替えるよりも、中間部を交換する方がはるかに簡単である。
【0028】
特に好ましい実施の形態においては、いくつかの物体支持台又は基部のための受入装置が設けられている。この受入装置は、底部及びこの底部と接続しているセンタリング要素を備える。センタリング要素を介して、それぞれ1つの物体支持台を支持するいくつかの受入領域を構成する。このようにして、受入領域毎に1つの物体支持台を底部上に置くことが可能である。次いで、物体支持台は基部として機能し、頭部と共に試験室を形成する。この目的を達成するために、受入領域毎に個別の頭部及び/又は足部を設けることが可能である。いくつかの受入領域に対応して形成される共通の頭部又は足部を設けることも可能である。
【0029】
この実施の形態において、各基部のために少なくとも足部又は頭部を移動可能に支持することが本発明に不可欠である。従って、いくつかの基部のための共通の足部と、各基部のための個別の頭部とを設けることが可能である。更に、逆に共通の頭部と個別の足部を設けることも可能である。移動可能に支持された、個別に設けられた頭部又は足部を、担持部にて移動可能に保持することが好ましい。従って、試験室を開閉するために、移動可能に支持された部分を共通して、例えば鉛直方向に移動させることも可能である。しかしながら、共通の足部又は共通の頭部によって動作することが好ましい。
【0030】
このように、例えばDNA断片が所定の位置に既に付着している1つの物体支持台を、受入装置のそれぞれの受入領域内に置くことが可能である。次いで、いくつかの物体支持台を担持している受入装置を、例えばロボットの把持アーム等を用いて容易に取り扱うことが可能である。例えばセンタリング要素又は底部で受入装置を容易につかむことができるため、物体支持台を容易に取り扱うことが可能である。本発明に係る装置によって、薄いガラス製の物体支持台を操作中に損傷しないことが特に保証される。同様に、物体支持台上に既に存在する試料への接触も回避される。
【0031】
センタリング要素は、一体化したフレーム部のように構成することが好ましい。従って、各物体支持台をフレームで包囲する。このことには、受入領域内に保護された状態で物体支持台を配置するという利点がある。物体支持台をフレーム部内に完全に受け入れるように、フレーム部の高さが物体支持台の厚みよりも高いことが好ましい。その結果、物体支持台の表面への接触だけでなく、受入装置を扱う際の物体支持台の損傷も回避される。いくつかの受入領域を1つのフレーム部により形成することが好ましい。この場合、各受入領域はフレームで完全に包囲される。このようにして、隣接する2つの物体支持台の間に設けられるフレーム部の壁は、2つの受入領域のフレームの一部として機能する。
【0032】
上述の各フレーム部が受入領域を包囲してもよく、円周センタリングフレームとして完全に包囲することが好ましい。しかしながら、これらは受入領域を包囲するための個別のフレーム部でなくてもよく、例えば後者を受入装置内の中心に配置させるべく物体支持台の隅を支持する機能を有するだけでもよい。この場合、物体支持台の受入装置への挿入をより簡単に行うことができる。物体支持台の受入装置内への挿入をより簡単にするために、センタリング要素を更に面取りしてもよい。この面取りは、物体支持台の挿入が簡単になるように、それぞれ1つの物体支持台を受け入れる受入領域が上向きに広がるように構成される。
【0033】
特に好ましい実施の形態において、底部は少なくとも受入領域内に可撓性材料を備える。特に、底部全体が連続した可撓性材料からなる。従って、可撓性ダイアフラムは例えば物体支持台等の基部の浮動的な支持部として機能する。その結果、試験室を閉じる際に基部が損傷する危険性が相当低下する。
【0034】
可撓性材料は、特にジアテルミー性ダイアフラムである。その結果、ペルチェ素子等の焼戻し手段を個々の受入領域の下側に設けて、個々の物体支持台を特に好適な方法で加熱することが可能となる。焼戻し手段を用いると、物体支持台を直接操作せずに、物体支持台の場合によっては個別の部分的な範囲のみを極めて限定して加熱することが可能となる。この場合にも、物体支持台の損傷が回避される。ダイアフラムは、4〜100℃の温度を物体支持台に伝えることができるように構成することが好ましい。可撓性ダイアフラムの提供とは独立して、焼戻し手段を頭部に若しくは頭部上に、及び/又は足部に若しくは足部上に設けてもよい。
【0035】
更に、冷却用リブだけでなく冷却要素を頭部及び/又は足部に設けてもよい。その結果、試験室内を支配する温度を精密に設定することが可能である。
【0036】
更に、足部に対して受入手段の位置決めを行う位置決め手段を設けることが好ましい。受入装置に設けられた各基部のために、例えば個別の足部を設けてもよい。位置決め手段を用いて、受入装置内に配置された、例えば物体支持台のような基部に対して足部を整列させることが可能である。各足部が基部に関して個別に整列すべく適合するように位置決め手段を構成してもよい。位置決め手段によって、基部のために設けられた個々の足部が共通して整列することが好ましい。
【0037】
この目的を達成するために、位置決め手段は、受入装置を保持する把持要素を備えることが好ましい。位置決め手段は特に、受入手段をその中に挿入するようになしたドロア状の位置決め手段であってもよい。ドロア状の位置決め手段は、分析装置の内外に移動させることが可能である。同時に位置決め手段として機能するようにドロアを構成し、従って、1つ以上の足部と個々の基部との間の位置を確定する。
【0038】
特に現行の配置にて本発明に係る受入装置を使用できるように、受入装置の外側寸法をマイクロタイタープレートの標準的な大きさに対応させる。特に、受入装置の幅は96±4mmであり、長さは128±4mmである。
【0039】
上述の分析装置を用いて、例えばDNAフラグメントのハイブリッド形成分析を実施することが可能である。更に、互いに対して検出可能な親和性を有する化学的及び/又は生物学的試料の分析が可能であり、特に抗原−抗体の親和性分析でもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0040】
以下に、添付の図を参照して好ましい実施の形態により本発明を詳細に説明する。
【0041】
いくつかの物体支持台12のための受入装置10は、底部14(図2)を備える。底部14は、センタリング要素16、18、20と接続されている。図示した実施の形態において、センタリング要素16、18、20は、それぞれに物体支持台12を配置することができる4つの矩形受入領域22が形成されるように配置する。センタリング要素16、18、20は、対向する2つのより短い方の側壁16と、この側壁16の間に配置された、これも対向する2つのより長い方の側壁18とを有する。図示した実施の形態では、より短い方の側壁18に対して平行に配置されている3つの隔壁20が、側壁18の間に設けられている。
【0042】
センタリング要素16、18、20の下面24には、ダイアフラムとして構成された底部14が取り付けられている。従って、受入領域22は、物体支持台12がそれぞれその上に支持される底としての可撓性ダイアフラムを有する。例えば物体支持台を水平に整列させるために、このように、図2のダイアフラムを下から押圧することが可能である。更に、加熱要素を物体支持台12の下側に設けることも可能である。ダイアフラムの可撓性が原因で、物体支持台12は、平坦な加熱要素の表面に接した状態で水平に置かれる。その結果、加熱要素と物体支持台との間の均一且つ良好な熱伝達が確実なものになる。
【0043】
これらの内部23において、即ち受入領域22に向いている側において、センタリング要素16、18、20は面取りされている。その結果、図2で上に向いている個々の受入領域の開口部は上方に向けて拡張される。このことによって、物体支持台12の受入領域22への挿入がより簡単になる。
【0044】
頭部26は、センタリング要素16、18、20の間に形成された個々の受入領域22内に突出すべくなしてある。この目的を達するために、頭部26は、実質的に矩形断面を有する図示の実施の形態における4つの突起28を備える。突起28の側壁30は、網状のセンタリング要素16、20の内壁に接している。同様に、図2に示されていない突起28の側壁は、網状のセンタリング要素18に接している。基部又は試料支持台に面している頭部26の下面には、各受入領域22のためにフレーム状の突起32が設けられている。フレーム状の突起は円周形である。フレーム状の突起32の下面34には、同様に円周形であるシール36が設けられている。このシール36は、試料支持台12の外側の縁上で支持されており、頭部26に対して試料支持台を封止する。フレーム状の突起32によって、試験室38は、フレーム状突起32の内部において、頭部の内側36と試料支持台12との間に形成される。
【0045】
試験室38に供給された試料を移動させるために、その試験室38と接続された2つのチャネル40、42を頭部26に設ける。チャネル40は、例えばホース44を介してポンプ46に接続されている。これに対応して、チャネル42はホース48を介してポンプ50に接続されている。この2つのポンプ46、50は共通の制御装置により制御されることが好ましい。このポンプ46、50は、試験室の中にある試料の一部を、チャネル40及び42のそれぞれの中に交互に吸引し、その後試験室38内に再び送り出す。その結果、例えばこの装置をDNA親和性の分析に用いる場合、適合する試料部分がより簡単に結合するように試験室38内の試料の移動が実現される。
【0046】
更に、2つの受入室52、54が頭部26の内部に設けられている。受入室52はチャネル40と接続されており、受入室54はチャネル42と接続されている。受入室52、54のサイズに起因して、試験室38から受け入れた試料の量を集めることが可能である。2つのポンプ46、50は、受入室52、54に直接接続することも可能であり、また頭部26内部か又はその上側に配置することも可能である。
【0047】
試料を試験室38内に供給するために、試験室38に連結したチャネル56を更に頭部26に設ける。受入装置10上に前もって頭部26を設置しておいた後に、このチャネル56を経由して、予め密封しておいた試験室38内に試料を供給することが可能である。同様に、2つのチャネル40、42のうちの1つを経由して試料を供給することが可能であり、チャネルはこの目的のために分岐していることもあり得る。
【0048】
試験室38における移動性を改善するために、いくつかのチャネル40、42が試験室38と連結するようにチャネル40、42が分岐していてもよい。更に、頭部26内の試験室38毎に複数のチャネル40、42を設けることが可能である。チャネルの半数は同一のポンプと接続されていることが好ましい。
【0049】
受入装置10の頭部26に対向する側には、足部58が設けられている。この足部58は、加熱されるべくなしてある平坦な板60を備える。この加熱可能な板60は矩形であることが好ましい。加熱可能な板の外側寸法は、基部12の外側寸法よりも若干大きいことが好ましい。この加熱可能な板60は、金属板又は別の熱伝導性の板であることが好ましい。
【0050】
図2において、加熱可能な板の下に、加熱要素としての熱電冷却装置62が設けられている。この冷却装置は、対応する制御装置を介して板60を加熱又は冷却するために用いることが可能である。
【0051】
受入板64は冷却装置62と接続されている。この受入板64も同じく矩形断面を有することが好ましい。板64の外側寸法は、基部12の外側寸法よりも少しだけ小さい。板64の中央には、球面軸受として機能するボール状の突起66が設けられている。このボール状の突起66はボールの受け皿68内に支持されている。その結果、図2において水平な2本の軸回りに足部58全体が動くことが可能となる。
【0052】
また、冷却用リブ70が板64と接続されている。この冷却用リブ70は、例えば加熱プロセスの後に、試験室38内の試料の液体をより速やかに冷却するという機能を有する。
【0053】
ボールの受け皿68は、中心に配置された棒状の足部72により支持されている。この足部72の周囲にはコイルバネ74が配置されている。このコイルバネの一方はボールの受け皿68の下面にて支持されており、他方は、同じく棒状の迫台76で支持されている。図2において、バネ74を用いることにより鉛直方向の衝撃を和らげることができる。
【0054】
試験室38を開閉するために、足部58を矢印78の方向に移動させることが可能である。矢印78の方向への足部58の可動性に加えて、又はそれに代えて、図2における頭部26を鉛直方向に、即ち矢印78と同様の方向に移動可能になしてもよい。
【0055】
頭部26は、例えば不図示の保持装置に保持されてもよい。図2において、保持装置は鉛直方向に移動してもよい。頭部26と共にこの保持装置が鉛直方向に移動することによって、頭部26を受入装置10の受入領域22内に自動的に降ろすことが可能となる。この場合、フレーム状の突起32に設けられたシール36は試料支持台12の境界部分上で押圧され、試験室38が形成される。これは足部58の矢印78の方向への動作により支持され得る。試料支持台12は、底部14として機能する弾性のダイアフラム上で支持されているため、頭部26の下降及び/又は足部58の上昇による試料支持台の損傷が回避される。更に、弾性のダイアフラム14は、頭部26と試料支持台12との間の密封を確実なものにするという機能を有する。
【0056】
本発明に係る装置の更に好ましい実施の形態について、図3乃至図5を参照しつつ以下に詳述する。同様の装置構成要素は、図1及び図2で用いたと同じ参照符号を用いて示す。
【0057】
図2に示した本発明に係る装置に対する、図3に示した本発明に係る装置の本質的な相違点は、各基部12毎に個別の頭部80が設けられていることにある。頭部80毎に好ましくは4つのバネである弾性要素82を介して、各頭部80が担持部84と接続されている。弾性要素82として頭部80毎に4つのバネを設ける代わりに、各頭部80のためにディスクスプリングを設けることも可能である。その結果、頭部80は、水平面上に配置された2本の縦軸回りに特定の範囲内で移動することが可能となる。
【0058】
図2に示す実施の形態に対応して、チャネル40、42、56、受入室52、54、及びチャネル40、42に接続したポンプ46、50を頭部の内部に設ける。更に、図3に示す実施の形態において、焼戻し手段86が頭部80の内部に配置されている。焼戻し手段86により、試験室38に位置する試料を加熱又は冷却することが可能である。
【0059】
頭部80に対向して共通の足部88が設けられている。図示した実施の形態において、ダイス状の足部88は、受入装置94の矩形凹部92(図4)内に突出した立方形の突起90を備える。
【0060】
受入装置94は、基部又は物体支持台12を受け入れるという機能を有する。この目的を達するために、4つの物体支持台12を受け入れる機能を有するこの受入装置94は、ステップ96を有する。物体支持台12はステップ96上に支持されている。受入装置94にある、ステップ96を包囲しているフレーム状の部分98を用いて、物体支持台12は凹部92の中心に位置する。当然のことながら、受入装置94にあるこのフレーム状の部分98を遮ることも可能である。このことには、物体支持台12の挿入及び取外しがより簡単になるという利点がある。
【0061】
更に、受入装置94とは別に、頭部80と足部88との間に中間部100(図5)が配置されている。この中間部100は、凹部92に対応した矩形である4つの凹部102も備える。これに関連して、中間部100の凹部102は、受入装置94の凹部92よりも小さい。凹部102は円周シール104を有する。
【0062】
試験室38を形成するためには、頭部80の立方形の突起106が凹部102内に係合することが好ましい。突起106の高さは中間部100の厚みよりも小さいため、試験室38は突起106の下面と物体支持台12の上部との間に形成される。これに関連して、シール104は一方では物体支持台12の上部に接しており、他方では頭部80の突起106についても封止する。密封性の高い試験室38を形成するために、矢印108の方向に頭部88を移動させる。その結果、足部80の突起90が物体支持台12の下面を押圧し、シール104に対して後者を押圧する。
【0063】
個々の物体支持台12は、例えばDNA試料の分析に役立つ。この目的を達成するため、図6に示すように、各物体支持台を異なる領域に分割する。内部領域80では、例えば試料の滴を添加する。次いでこれは、試料支持台12と強固に結合する。このように、領域80はアレイを配置するための表面としての機能を有する。この領域80は2.5mmの幅のマージン82に包囲されていることが好ましい。このマージン82は、例えば領域80内に供給される試料のすべてが物体支持台12の外縁84に対して十分な距離を持つようにするという機能を有する。頭部26が下がるにつれて、シール36はマージン領域82内に支持される。図6に示す線88によりマージン82と分けられている領域86は、試料支持台12と接触する機能を有する。領域86内で物体支持台12を操作することができるように、この領域においては試料を処理しない。接触領域86は、例えば物体支持台12を本発明に係る受入装置10内に挿入することを可能にするために必須である。
【0064】
ハイブリッド形成ヘッド及び頭部26のそれぞれを備える分析装置90(図7)内に、受入装置10又は受入装置94を中間部100と共に挿入することが可能である。この目的を達成するために、分析装置90は、受入装置10を受け入れるドロア状の受入手段92を備える。このドロアは、CDプレーヤー等のドロアに対応して構成してもよい。ドロア92が開いた時、物体支持台12又は受入装置94を支持する受入装置10を中間部100と共に、上方からこのドロア内に挿入し、次いで分析装置90内に移動させる。
【0065】
分析装置90の内部において、頭部26は、受入装置10が分析装置90内に移動した後に物体支持台12上で降下するように配置されている。
【0066】
更に、ドロア92の上方には乾燥ヘッド94が設けられている。この乾燥ヘッド94にはファンが設けられている。ハイブリッド形成プロセスが完了した後、ドロアは分析装置90から外にドロアを再び移動する。そうすることにより、乾燥ヘッド94を用いて物体支持台12上に残存する試料又は洗浄液を除去する。乾燥ヘッドは、いくつかの排出開口部及び注入開口部を有することが好ましい。注入開口部によって、乾燥ヘッド又は別の乾燥手段から送り出される空気が再び吸引される。その結果、試料の液体成分が周囲に広がることが回避される。これに関連して、乾燥ヘッド94が吸引する空気の量が送り出す空気の量よりも常に多くなるように、吸引用の注入口の断面積は排出口の断面積よりも大きい。その結果、試料の成分が周囲に広がる危険性が更に低下する。これらの注入口及び/又は排出口は、乾燥ヘッドの幅を覆うスロット形状の開口部であってもよい。
【0067】
試料支持台12の完全な乾燥を確実にするために、ドロア92を前後に数回移動させてもよい。
【0068】
その後、受入装置10又は94を、場合によっては中間部100と共にドロアから再び移動させる。
【0069】
更に、これらの乾燥の前に試料支持台を洗浄することが可能である。これは、頭部26によって、即ち試験室38がまだ封止されている時に、行われることが好ましい。このように、洗浄処理は分析装置内で実施される。この目的を達成するために、頭部26に設けた個別のチャネルを介して、又は試験室のチャネル40、42を介して洗浄液を供給し、再びそこから排出することが可能である。分析装置内で頭部を上方に移動させ、そのために試験室の密封性がなくなる前に、試験室内の液体の大部分を吸引しておくことが好ましい。既に存在するチャネル40、42を介して吸引を順番に行うことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】いくつかの基部が挿入されている受入装置の第1の好ましい実施の形態の略平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った略部分断面図であり、図1には示されていない頭部と本発明に係る足部とを追加して示している。
【図3】本発明に係る装置の第2の好ましい実施の形態の、図2に対応する略部分断面図である。
【図4】図3に示す装置において利用される基部のための受入装置の第2の好ましい実施の形態の略平面図である。
【図5】図3に示す実施の形態において利用される中間部の略平面図である。
【図6】図1に示す受入装置内に挿入されるべくなしてある単一の基部を示す。
【図7】受入装置をその中に挿入するようになしてある分析装置の略斜視図である。

Claims (35)

  1. 基部(12)及び頭部(26,80)により形成される、試料を受け入れる試験室(38)と、
    該基部(12)を受け入れる足部(58,88)であって、足部(58,88)及び頭部(26,80)は前記試験室(38)を閉じるために互いに相対移動可能であり、且つ足部(58,88)及び/又は頭部(26,80)は、試験室(38)を閉じると基部(12)が頭部(26,80)に対して整列すべく支持されている足部(58,88)と
    を備える、化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置。
  2. 前記軸受は、頭部(26,80)及び基部(12)が互いに面平行に整列すべく構成されていることを特徴とする請求項1に記載の分析装置。
  3. 前記頭部及び/又は足部は、縦軸及び/又は横軸回りに回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分析装置。
  4. 前記頭部(26,80)及び/又は足部(58,88)は浮動的に支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の分析装置。
  5. 前記軸受は、少なくとも1つの弾性要素(82)によりなされることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の分析装置。
  6. 少なくとも3つ、好ましくは少なくとも4つの弾性要素が、頭部(80)及び/又は足部毎に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の分析装置。
  7. 前記足部(58,88)及び/又は頭部(26,80)はシングルポイント軸受(66,68)により支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の分析装置。
  8. 前記シングルポイント軸受(66,68)は球面軸受であることを特徴とする請求項7に記載の分析装置。
  9. 前記基部(12)は浮動的に支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の分析装置。
  10. 前記試験室(38)は、頭部(26)に設けられた円周フレーム状の突起(32)により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の分析装置。
  11. 前記突起(32)はシール(36)を備えることを特徴とする請求項10に記載の分析装置。
  12. 前記試験室(38)はフレーム状の中間部(100)により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の分析装置。
  13. 前記頭部(88)は、試験室(38)を形成する中間部(100)の凹部(102)内に部分的に突出する好ましくは立方形の突起(106)を備えることを特徴とする請求項12に記載の分析装置。
  14. 前記突起(106)と中間部(100)との間にシール(104)が設けられていることを特徴とする請求項13に記載の分析装置。
  15. 前記基部は平坦な試料支持台(12)であることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の分析装置。
  16. 前記頭部(26,80)は、試料を試験室内に供給するための供給チャネル(56)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の分析装置。
  17. 底部(14)と、
    該底部(14)に接続されたセンタリング要素(16,18,20;98)であって、いくつかの受入領域(22)がそれぞれ1つの基部(12)を受け入れるべく構成されるように配置されるセンタリング要素(16,18,20;98)と
    を備える、いくつかの基部(12)のための受入装置を特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の分析装置。
  18. 前記センタリング要素(16,18,20;98)は一体化したフレーム部により形成されており、該フレーム部は、各受入領域(22)が円周センタリングフレーム(16,18,20;98)により包囲されるべく形成されていることを特徴とする請求項17に記載の分析装置。
  19. 前記センタリング要素(16,18,20;98)は、受入領域(22)の方向に面取りされていることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載の分析装置。
  20. 前記底部(14)は、少なくとも受入領域(22)において、可撓性材料、特にジアテルミー性の可撓性ダイアフラムからなることを特徴とする請求項17乃至請求項19のいずれかに記載の分析装置。
  21. 前記中間部(100)は、受入装置(94)と頭部(80)との間に配置されていることを特徴とする請求項17乃至請求項20のいずれかに記載の分析装置。
  22. 複数の基部(12)が共通の足部(88)又は共通の頭部(26)により受け入れられ、且つ基部(12)毎に個別の頭部(80)又は個別の足部(58)が設けられていることを特徴とする請求項17乃至請求項21のいずれかに記載の分析装置。
  23. いくつかの頭部(80)及び/又は足部が、担持部(84)において移動可能に保持されることを特徴とする、請求項1乃至請求項22のいずれかに記載の分析装置。
  24. 試験室内で試料を移動させる移動装置を特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれかに記載の分析装置。
  25. 前記移動装置は、試料の一部を試験室(38)から吸引し、再び試験室(38)内に供給する搬送手段(46,50)を備えることを特徴とする請求項24に記載の分析装置。
  26. 前記搬送手段は、試料の一部を受け入れ、その後送出する受入室(52,54)と接続されていることを特徴とする請求項24又は請求項25に記載の分析装置。
  27. 試料の一部の受入れ及び送出を交互に行う少なくとも2つの受入室(52,54)が設けられていることを特徴とする請求項26に記載の分析装置。
  28. 少なくとも1つの受入室(52,54)が頭部(26)に設けられていることを特徴とする請求項26又は請求項27に記載の分析装置。
  29. 前記頭部(26,80)及び/又は足部(58,88)は焼戻し手段(60,62,64;86)を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項28のいずれかに記載の分析装置。
  30. 足部(58)に対して受入装置(10)の位置決めを行う位置決め手段(92)を特徴とする請求項17乃至請求項29のいずれかに記載の分析装置。
  31. 前記位置決め手段(92)は、受入装置(10)を保持する把持要素を備えることを特徴とする請求項30に記載の分析装置。
  32. 前記受入装置(10)は、ドロア状の位置決め手段(92)により、分析装置(90)の内外へ移動すべくなしてあることを特徴とする請求項30又は請求項31に記載の分析装置。
  33. ファンを備える乾燥手段(94)が、受入装置(10)の移動経路に設けられていることを特徴とする請求項17乃至請求項32のいずれかに記載の分析装置。
  34. 前記乾燥手段(94)は吸引手段を更に備えることを特徴とする請求項33に記載の分析装置。
  35. 前記吸引手段の開口部の断面は前記ファンの開口部の断面よりも大きいことを特徴とする請求項34に記載の分析装置。
JP2002573144A 2001-03-16 2002-03-16 化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置 Pending JP2004526961A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10112545 2001-03-16
PCT/EP2002/002950 WO2002074439A1 (de) 2001-03-16 2002-03-16 Untersuchungsvorrichtung zum untersuchen chemischer und/oder biologischer proben

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004526961A true JP2004526961A (ja) 2004-09-02

Family

ID=7677617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002573144A Pending JP2004526961A (ja) 2001-03-16 2002-03-16 化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20040185458A1 (ja)
EP (1) EP1368121B1 (ja)
JP (1) JP2004526961A (ja)
AT (1) ATE365586T1 (ja)
CA (1) CA2441163A1 (ja)
DE (1) DE50210380D1 (ja)
WO (1) WO2002074439A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009127229A1 (de) * 2008-04-16 2009-10-22 Pieter Van Weenen & Co. Gmbh Begasungskopf und -system
FR2934047B1 (fr) * 2008-07-17 2013-04-05 Diagdev Procede, dispositif et cartouche de coloration de cellules
AT508703B1 (de) * 2009-07-15 2011-06-15 Ait Austrian Inst Technology Probenträger
EP4046717A3 (en) * 2015-05-29 2022-12-14 Illumina, Inc. Sample carrier and assay system for conducting designated reactions

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6014172B2 (ja) * 1980-06-25 1985-04-11 本田技研工業株式会社 エンジンの過給機装置
US4847208A (en) * 1987-07-29 1989-07-11 Bogen Steven A Apparatus for immunohistochemical staining and method of rinsing a plurality of slides
DE3725245A1 (de) * 1987-07-30 1989-02-09 Schaeffler Waelzlager Kg Kugelgelenk, welches zwischen einen kipphebel und einen ventilschaft eines verbrennungsmotors eingeschaltet ist
US5100626A (en) * 1990-05-24 1992-03-31 Levin Andrew E Binding assay device with removable cassette and manifold
US5364790A (en) * 1993-02-16 1994-11-15 The Perkin-Elmer Corporation In situ PCR amplification system
US5639428A (en) * 1994-07-19 1997-06-17 Becton Dickinson And Company Method and apparatus for fully automated nucleic acid amplification, nucleic acid assay and immunoassay
DE19516468C1 (de) * 1995-05-05 1996-08-14 Leica Instr Gmbh Objektkopf für ein Kryostat-Mikrotom
WO1998022819A1 (de) * 1996-11-16 1998-05-28 Nmi Naturwissenschaftliches Und Medizinisches Institut An Der Universität Tübingen In Reutlingen Stiftung Bürgerlichen Rechts Mikroelementenanordnung, verfahren zum kontaktieren von in einer flüssigen umgebung befindlichen zellen und verfahren zum herstellen einer mikroelementenanordnung

Also Published As

Publication number Publication date
WO2002074439A1 (de) 2002-09-26
EP1368121B1 (de) 2007-06-27
ATE365586T1 (de) 2007-07-15
CA2441163A1 (en) 2002-09-26
US20040185458A1 (en) 2004-09-23
EP1368121A1 (de) 2003-12-10
DE50210380D1 (de) 2007-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4084752B2 (ja) 流体注入用のスライドカセット
JP4554365B2 (ja) 高処理能力電気泳動分離のための自動化システム
US20210270857A1 (en) Automated specimen processing systems and methods of detecting specimen-bearing microscope slides
ES2637775T3 (es) Sistemas de procesamiento de especímenes y métodos para la preparación de reactivos
US5681741A (en) In situ PCR amplification system
US7318913B2 (en) Fluid exchange in a chamber on a microscope slide
JP2008070386A (ja) 物体ホルダ用の受入装置
US20060051253A1 (en) Device for staining and hybridization reactions
US7816120B2 (en) Temperature controller for structure
CN104903697A (zh) 自动化标本处理系统以及对准和运输承载标本的显微镜载片的方法
JP2000121646A (ja) 分析機器処理装置
US20110127292A1 (en) System And Method For Dispensing Fluids
KR101727845B1 (ko) 검체 프로세싱 시스템들 및 슬라이드들을 홀딩하기 위한 방법들
WO2007122265A1 (en) A sample handling device for and a method of handling a sample
JP2004526961A (ja) 化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置
CN216738277U (zh) 基于封闭式微流控芯片的核酸提取装置
CN113242904B (zh) 基因测序反应平台、测序芯片及相关方法、系统
JP2004538446A (ja) 化学的及び/又は生物学的試料を分析する分析装置及び方法
EP1666887A2 (en) Hybridization system using the control of pump and valves in closed system
JP7210988B2 (ja) 電界撹拌装置、電界撹拌方法、病理標本作製装置
WO2009086048A1 (en) Capillary-gap-variance liquid application and removal
JP2021530690A (ja) 自動化試料堆積および染色システムならびに関連方法
WO2005111572A1 (ja) 試料調製装置及び方法
JP2834761B2 (ja) 免疫反応染色装置
KR20220114061A (ko) 이동 가능한 용액셔틀을 포함하는 샘플 처리용 카트리지