JP2004526490A - 物品の保持および熱消毒用装置 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本出願は、2001年2月26日に出願の米国仮出願第60/270,907号の恩典を主張するものである。
【0002】
本発明は、一般に、装置内に含まれた1つまたは複数の物品の表面上に存在する微生物個体群を、確保し、包囲し、除去ではないにしても減少させるための、流体供給システム、加熱システム、および物品保持バスケットを備えた装置に関する。本発明は、関連方法も対象とする。以下では言葉の節約のため、物品の表面上に存在する微生物個体群を除去ではないにしても減少させるプロセスを全般的に、物品の表面上に存在する「微生物個体群」を減少させる、または「微生物個体数」を減少させると言うことにし、本明細書ではこの表現を交換できるものとする。さらに詳細には、本発明は、口腔衛生器具(たとえば歯ブラシ、舌かきなど)など、個人用衛生器具、用具、および歯科用ハンドピースを含む、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる装置および方法に関する。以下では、また言葉の節約のために、口腔衛生器具、用具および歯科用ハンドピースなど個人用衛生器具を全般的に「物品」と呼ぶ。さらに詳細には、本発明は、一実施形態では、こうした物品を湿熱に、次いで乾熱に順にさらし、それによって物品の表面上に存在する微生物個体群の減少に相乗的効果をもたらすことによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる装置および方法に関する。他の実施形態では、本発明は、物品を湿熱だけにさらすことによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる装置および方法に関する。本発明は、こうした装置で使用するための加熱システムおよび物品保持バスケットも特徴とする。
【背景技術】
【0003】
知られているように、歯ブラシ、舌かきなど口腔衛生器具を含む個人用衛生物品は、物品の表面上に存在するかなりの微生物個体数を有している。また知られているように、こうした微生物個体数は、歯肉疾患、齲食、口臭、口のただれ、および他の慢性疾患や感染病など、病気の蔓延の一因となっている。実際、医学研究が示すように、心疾患や細菌感染症など多くの疾患は、こうした個人用衛生物品の表面上に存在する微生物(たとえば、菌(germ)、細菌、ウィルス、病原微生物、酵母菌、菌類(fungi)など)にその原因を突き止めることができる。この微生物は、歯肉または舌など柔らかい人体組織に移入され、そうでなければ物品の使用中に血液流に入ることもある。科学的研究によれば、広範なスペクトルの細菌およびウィルス病原体が無防備な歯ブラシ上でかなりの期間にわたって生存することが確認されている。こうした細菌およびウィルス病原体には、インフルエンザ、Herpes Simplex(単純疱疹)ウィルス、サルモネラ菌、E−coli(大腸菌)、リステリア、ブドウ球菌、カンジダ、歯肉炎、歯肉疾患を起こす細菌、感冒を引き起こす可能性があるウィルスなど、微生物が含まれ、これらは、身体を衰弱させ致命的になる恐れさえある疾患である。米国人の75%が、ある種の歯肉疾患を患っており、腎臓病、糖尿病、および心疾患を含む全身性疾患全ての90%が、口腔で発現していると推定されている。また言葉の節約のため、こうした細菌とウィルス病原体、および全タイプの微生物を全般的に「微生物個体群」または「微生物個体数」と呼び、本明細書ではこの表現を交換できるものとする。
【0004】
したがって、知られているように、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させることによって、こうした物品の使用によって転移する疾患および感染病の蔓延を減少させることもできる。
【0005】
本発明者らが認識しているように、個人用衛生物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させ、こうした物品を使用の合間に微生物個体群を減少させた状態で維持するには、2つの関連する課題がある。第1に、通常の使用中、個人用衛生物品は、ユーザの口内に存在する可能性がある食物の小片、菌、細菌、ウィルスなどの汚染物質を日常的に収集する。こうした汚染物質の多くは、通常、使用後などの洗浄によって物品から除去される。しかし、物品の洗浄によって汚染物質全てが除去されない可能性は高い。したがって、使用後にはしばしば、少なくともいくらかのこうした汚染物質が物品上に残り、微生物個体群に肥沃な繁殖用生息地を提供することになる。第2に、個人用衛生物品は、使用後に物品の表面上に微生物個体群が存在しない場合でも、通常は使用の合間に汚染物がない環境に保管されているわけではない。むしろ、こうした物品はしばしば、引き出しの中またはコップ、トレイ、ホルダなど洗面台上で保管され、そのため、その表面上で微生物個体群が進化していることもあり、微生物個体群のない物品であっても使用後に汚染にさらされることになる。さらに、使用後に物品上の残余水分が物品の表面上の微生物個体群の成長を促進する。また、物品は、周囲空気を含む周りの環境から汚染にさらされる。典型的な家庭の浴室の空気は一般に微生物個体数が充満しているからである。
【0006】
個人用衛生物品などの表面上に存在する微生物個体群を減少させるためのいくつかの従来の手法が知られている。しかし、周知の従来の装置および方法には1つまたは複数の欠点がある。
【0007】
従来の一手法は、物品を化学消毒薬に浸漬することである。残念ながら、特に物品を化学消毒薬にさらす時間が短い場合は、多くの歯ブラシで見られるような固く密集して詰められたブラシの剛毛の間の表面など、いくつかの物品では表面全てに化学消毒薬が行き渡るのが難しいことが多い。したがって、化学消毒薬の使用は、全般的には有効ではない。また、こうした化学消毒薬は比較的高コストであり、頻繁に再補給しなければならない。さらに、化学消毒薬を何回も繰り返し使用すると、柔らかい人体組織の炎症や歯のエナメル質の損傷など、それ自体が健康上の懸念を示すことがある。
【0008】
他の従来の手法は、マイクロ波エネルギーを使用して個人用衛生物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させることである。いわゆるマイクロ波消毒は、ときに歯ブラシの頭部に剛毛を固定するために使用される金属クリートなど、物品に使用される任意の金属構成要素に対して起こる電気アークのために問題である。マイクロ波はまた、多くの個人用衛生物品を少なくとも部分的に作成している熱可塑性材料を変形させる傾向があり、物品が使用不能になってしまう。さらに、大抵の家庭は、台所以外にマイクロ波装置を備えていない。したがって、この手法の利用は、多くの家庭のユーザには不便になりがちである。
【0009】
個人用衛生物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる他の従来の手法は、物品を紫外線にさらすことである。効果的ではあるが、紫外線装置は高コストであり、熟練した技術者による定期的な保守を必要とする傾向がある。また紫外線は、多くの歯ブラシで見られる固く密集した剛毛の間など、物品の表面全てに常に届くことはできない。さらに、紫外線はいくつかの熱可塑性材料を劣化させる。その上、ユーザが繰り返し紫外線にさらされることで、視力障害事故など安全面での懸念も示される。
【0010】
他の従来の手法は、個人用衛生物品に、オートクレーブなどの装置で蒸気および加圧処置を施すことである。しかし、蒸気および圧力を発生させるには、熱源またはマイクロ波源および圧縮器など特別の装置が必要であり、プロセスを開始し完了するには面倒な時間を要する。さらに、こうした装置は大型で、購入および維持費が高くつく傾向がある。また、こうした装置は一般に、進化する微生物個体群の成長のための絶好の湿った物品をもたらす。さらに、こうした装置は、圧縮蒸気を使用するため、熱湯傷など、一定の熱傷の危険性を伴っている。したがって、このような装置は一般に、家庭のユーザ向きではない。
【0011】
上記の問題の克服を試みた多くのタイプの方法および装置がある。たとえば、米国特許第5,919,416号(Auner)は、熱可塑性器具のための滅菌消毒プロセスを対象としている。Aunerの装置では、カバーされていない滅菌消毒トレイのリザーバ内に含まれた水を、マイクロ波エネルギーへの最初の暴露サイクルによって、沸騰点またはその付近まで熱する。その後、器具、すなわち歯ブラシを、滅菌消毒トレイ内にマイクロ波で事前加熱した水に近接して置く。次いでこの滅菌消毒トレイをカバーし、追加の(より短時間の)マイクロ波エネルギーへの暴露サイクルにする。リザーバ内の水が沸騰し、蒸気がカバーをした容器内に充満し、容器内を約10psiまで加圧する。蒸気およびマイクロ波エネルギーが歯ブラシを滅菌消毒する。しかし、Aunerは、滅菌消毒した歯ブラシを乾燥させておらず、滅菌消毒操作を行った後に満足できる衛生的保管環境も提供していない。さらに、加圧した湿熱は上記に記載した熱傷の危険性がある。
【0012】
米国特許第5,019,344号(Kutner他)は、歯科用ハンドピースなど、物品の滅菌消毒のための方法に関するものである。Kutner他は、物品および液体滅菌剤溶液を折りたたみ式パウチ内に導入し、パウチを封止し、封止したパウチを加熱して、液体滅菌剤溶液を蒸発させて、熱滅菌剤蒸気の大気を生成することを開示している。物品は化学蒸気とマイクロ波照射の組合せ効果で滅菌消毒される。しかしこの方法では、物品の熱可塑性材料の変形が避けられない。さらに、ユーザがパウチを開け、濡れた滅菌消毒した物品を処理しなければならないため、それによって物品が汚染にさらされる。
【0013】
英国特許第2,336,313A号(Lin)は、水容器および水加熱器を備えて蒸気を発生し、円筒形本体の内部に配置したラックによって保持された歯ブラシの剛毛を滅菌消毒する、歯ブラシの剛毛を滅菌消毒するための容器で構成された歯ブラシ滅菌消毒器を対象としている。円筒形本体の頂部には通気口を設けることができる。水容器は、水を保持するための凹みを備えている。複数の孔を有する穿孔された円盤状のカバーが、水容器を覆って配置されている。水容器の下には水加熱器が配置されている。スイッチを入れると、水容器内に含まれた水が水加熱器によって加熱されて、蒸気を生成し、その蒸気が円盤状のカバーの孔を通過して、歯ブラシの剛毛を滅菌消毒する。歯ブラシの柄および頭部も滅菌消毒される。このLinの装置は、歯ブラシを滅菌消毒するためにかなりの量の蒸気を使用することに関連する安全面での懸念がある。さらに、Linの装置は、歯ブラシ滅菌消毒器のスイッチを入れた後、一定の長さの開始時間を要するため、ユーザにとっては不便である。
【0014】
米国デザイン特許第413,986号(Lin)は、蒸気を使用する歯ブラシを滅菌消毒するための容器を開示している。
【0015】
上記で示したように、従来の装置および方法は、1つまたは複数の欠点があり、大抵の家庭のユーザにとってその使用が魅力的ではなく、かつ/または不便である。したがって、毎使用後に物品を湿熱にさらすことによって、特に湿熱の後に乾熱に交互にさらすことによって、歯ブラシなど個人用衛生物品を含む物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる、コンパクト、低コスト、安全、簡単、かつすぐに使用できるように準備された有効な家庭用装置が求められている。
【0016】
したがって、こうした物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させた後、ユーザが次の使用まで物品を処理する必要なく、使用の合間に、微生物個体群が減少した環境で物品を保管する装置が求められている。
【0017】
さらに、こうした装置で使用するための流体供給システムも求められている。
また、こうした装置で使用するための安全で便利な加熱システムも求められている。
加えて、こうした装置のために適合され構成された物品保持バスケットも求められている。
【特許文献1】
米国仮出願第60/270,907号
【特許文献2】
米国特許第5,919,416号
【特許文献3】
米国特許第5,019,344号
【特許文献4】
英国特許第2,336,313A号
【特許文献5】
米国デザイン特許第413,986号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
本発明の全般的な目的は、流体供給システム、加熱システム、物品保持バスケットを備えた装置、および歯ブラシなど個人用衛生物品を含む物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるための方法を提供することである。
【0019】
本発明の一目的は、流体供給システム、加熱システム、物品保持バスケットを備えた装置、および溶媒、放射線、オゾン、イオン化、塩素、アルコール、漂白剤、または他の化学薬品を必要としない、歯ブラシなど個人用衛生物品を含む物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるための方法を提供することである。
【0020】
本発明の他の目的は、流体加熱供給システム、加熱システム、物品保持バスケットを備えた装置、および安全、使用が簡単、かつ迅速で有効な結果をもたらす、歯ブラシなど個人用衛生物品を含む物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるための方法を提供することである。
【0021】
本発明の他の目的は、物品を少なくとも湿熱にさらすことによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるための方法を提供することである。
【0022】
本発明の他の目的は、物品を少なくとも乾熱にさらすことによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるための方法を提供することである。
【0023】
本発明の他の目的は、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させた後に、歯ブラシなど個人用衛生物品を含む物品を保管するための衛生的環境を提供し、物品に微生物個体群を減少させる操作を施した後は、次の使用まで物品を処理する必要がない環境を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0024】
したがって、本発明は一態様では、歯ブラシなど個人用衛生物品を含む物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させ、微生物個体群減少操作の後に次の使用まで物品を保管するための、コンパクト、低コスト、かつエネルギー効率のよい装置を対象としている。
【0025】
本発明の上記その他の態様、目的、および特徴は、添付の図面と併せて読み、かつこれらを参照した、好ましい実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
先ず、本明細書での説明の便宜上、本発明の装置の構成要素の姿勢、方向、および位置を、通常の使用で見られるように完全に組み立てた装置を参照して規定する。したがって、用語「水平」は、通常の使用で装置が支持される表面に平行な方向を指す。同様に、用語「垂直」は、水平方向に実質的に垂直の方向を指す。さらに用語「底部」は、装置が支持されている表面に最も近い装置の底を指し、用語「頂部」は、底部の反対側の装置の端部を指す。装置の、用語「前」、「後」、「左側」、および「右側」は、添付の図面で示したように装置を表すための相対的用語である。
【0027】
以下の論述ならびに添付の図面では、歯ブラシは、例示の物品としてそれぞれ説明し図示されており、歯ブラシの表面上に存在する微生物個体群は、本発明の使用によって減少させることができる。しかし、歯科用ハンドピース、その他の個人用衛生物品など、説明し図で示したものと全体的に異なる他の物品を含む、説明し図で示したものと異なる構成要素を有する物品も、本発明を使用することによって利益を得ることができる。したがって、上記または下記で、例示の物品としての「1本の歯ブラシ」または「複数の歯ブラシ」について参照がなされるが、こうした参照は全て、本発明を使用することによって物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させることができる物品の一形態を便宜的に指すものであって、本発明を限定するものではないことを理解されたい。装置には、1つの物品が示されているが、装置は1つ以上の物品を収容するように適合し構成することができ、本発明は物品を1つだけ収容するための装置および方法に限定されないことを理解されたい。
【0028】
図1a、1b、および1cでは、本発明の好ましい実施形態による装置100が全般的に垂直方向に示されており、装置100は、基部102上に着座し、取り外し可能に固定された本体104を備えている。取り外し可能なカバー106は、本体104から垂直に上方に延び、カバー106の内部空間が、その表面の微生物個体群を減少すべき歯ブラシとして示されている物品168の頂部部分を包囲するための上方チャンバ106aを画定する。さらに、計量カップ184は、装置の本体104内に形成された空洞144内に保管される。物品保持バスケット164は、本体104の内部に取り外し可能に配置されている。
【0029】
図で示したように、バスケット164およびカバー106は、それらが合致するところで同じ断面の形と寸法を共有して、物品保持バスケット164が、下方チャンバ104aの内側表面上に成形された肩部105上で支持されながら、本体104内に形成された下方チャンバ104a内にぴったりと嵌まるようになっている。カバーの開放端106aは、物品保持バスケット164の外周フランジ170上で担持されている。上方チャンバ106aおよび下方チャンバ104aは、本明細書では単にチャンバまたはチャンバ104a、106aと集合的に呼ぶ。
【0030】
図2および図3は基部102を示しており、基部102は全体的に、図の右側に向けられたより大きい楕円領域108および図の左側に向けられたより小さい楕円領域110を備えた、2つの一体成形された部分的に重なる楕円のような形状である。しかし、理解されるように、基部102、本体104、およびカバー106の形状および寸法は、特に装置100で処理すべき物品の形状、寸法、および数、ならびに他の様々な設計および美的条件に応じて変えることができる。
【0031】
基部102は全般的に、底壁128および底壁の周囲から上方に延びる輪郭に沿った外周壁112を備える。周囲側壁112は好ましくは、底壁と一体成形される。したがって、側壁112の形状は、本体104の周囲に対応している。肩部114は側壁112の頂部に成形される。底壁128は、基部102の実質的に中心付近に成形された上向きの曲面部分130を有する。曲面部分130は、底壁128に追加の強度をもたらす。また、曲面部分130は、底壁128の下側表面と装置が支持されている表面との間の空間を拡大し、それによって装置100の周囲および装置100内への空気の流れを改善する。
【0032】
熱反射器120は、円形でもよく、底壁128の上側表面上に配置され、実質的に底壁128の中心付近に位置する。熱反射器120は、以下で説明する発熱体の下に配置され、発熱体に非常に近接して、発熱体から放出される放射熱を反射する。この構成は、本体104内に配置されている加熱リザーバ(図示せず)に向けて上方に反射された熱量を最大にするため、特に有利である。熱反射器120は、通常、底壁128の表面に付着することができるアルミニウム箔など、有効な熱反射材料で作成される。しかし、理解されるように、他の材料もこの目的に適している。熱反射器120は、下部外周壁122によって取り囲まれている。複数の楕円形通気口124が、基部102内に形成され、熱反射器120から半径方向に外側に延びている。通気口124は、周囲空気が装置の下方から装置内に流れ込むことができるようにする。
【0033】
基部102は、本体104の支持を提供する3つの構造部材126a、126b、および126cも備える。好ましい実施形態によれば、1つの構造部材126aは熱反射器120の左側に配置され、2つの構造部材126b、126cは熱反射器120の右側に配置されている。各構造部材126a、126b、および126cは全般的に、底壁128の上面から上方に延びる垂直に先細りになっている円すい台のような形状である。さらに、各構造部材126a、126b、および126cは、好ましくは、基部102と一体成形される。構造部材126a、126b、および126cの位置および寸法は、特に本体104の重量および寸法に応じて変えることができる。
【0034】
各構造部材126a、126b、および126cの頂部は、凹部132を備えており、凹部132は本体104内に設けられた対応する支持ポストの下方端を受ける寸法である。(2本の支持ポスト160b、160cを図5で示す。)構造部材126a、126b、126c、およびそれらに対応する支持ポストをファスナで結合することができる。各構造部材126a、126b、および126cは、通り穴134を備えており、通り穴134は、凹部132を介して基部102の底壁128内の開口136から延びている。ツールを、通り穴内に挿入して、ファスナを固定して、構造部材126a、126b、および126cを本体104内に成形されたそれらの対応する支持ポスト126a、126b、および126cに結合することができる。
【0035】
基部102は、さらに回路板ホルダを備えて、回路板(図示せず)を水平移動から固定する。この回路板ホルダは、第1のサイド・ホルダ116aおよび第2のサイド・ホルダ116bを備える。各サイド・ホルダは、「チャンネルを付けた形状」の断面を有する。サイド・ホルダ116a、116bは、それぞれ開放端が対向し、回路板の対向する縁部をしっかりと受ける寸法および配置になっており、回路板は、単に第1のサイド・ホルダ116aと第2のサイド・ホルダ116bとの間に滑らせることによって位置させることができる。ホルダ116a、116bは、基部から垂直に上方に延び、好ましくは基部と一体成形される。
【0036】
電源および電流検出回路1000は、図11と併せて後で述べるが、回路板上にプリントされ、または別の方法で成形されている。
【0037】
状態表示器118は、電源および電流検出回路1000に対応しており、基部102上に設けられ、外部から見えるように、2つの異なる色の発光ダイオード(LEDs)118a、118bを備えている。1方のLED118aは、本発明の一実施形態では赤色であり、ユーザに湿熱発生モードで動作中であることを示す。他方のLED118bは、本発明の一実施形態では緑色であり、乾熱発生モードで動作中であることを示す。
【0038】
4本の支持脚138が底壁128の下面上に設けられている。支持脚138は、装置160のための支持を提供し、その他に装置100と装置100が支持されている表面との間に追加の空間ができるようにし、それによって装置の底部の周囲および底部内への空気流を増加させることができる。支持脚138は、底壁128の下側に一体成形されるのが好ましい。
【0039】
各支持脚138は、その遠位端138aに「滑り止め」表面を備えることができ、「滑り止め」表面は、たとえばゴムなどでできたパッドを備えて、脚と装置100を支持する表面との間の摩擦を増大させることができる。この構成は、装置が、浴室の湿った洗面台上など非常に湿度の高い環境で滑らかな湿った表面上で使用される可能性が高いため、有利である。
【0040】
図4および5では、装置の本体104は全般的に、下方チャンバ104aを部分的に確定する輪郭に沿った外側壁を備える。下方チャンバ104aは、中心底部開口142、外周肩部144、および1対の案内チャンネル145a、145bを有しており、案内チャンネル145a、145bは下方チャンバ104aの内部表面内に形成され、下方チャンバ104aの対向する端部に配設されている。下方チャンバ104aおよび底部開口142は、たとえば、それぞれ楕円形および円形として図で示されている。
【0041】
本体104は、3本の本体支持ポスト160a(図示せず)、160b、および160cを備え、その支持ポストは、それぞれ基部102の構造部材126a、126b、および126c上に着座する用に構成されている。したがって、2本の支持ポスト160aおよび160bは、下方チャンバ104aの右側に配置されている。3本目の本体支持部材160cは、下方チャンバ140bの右側に配置されている。本体支持部材160a、160b、160cおよび構造部材126a、126b、126cの正確な位置および寸法は当然、変えることができる。
【0042】
各本体支持部材160a、160b、および160cは、内側を縫うように通る孔161を備え、ファスナを受け入れて、各本体支持部材をその対応する構造部材126a、126b、および126cに結合し、それによって本体104を基部102に取り外し可能に固定できるようにする。
【0043】
外周肩部105は、下方チャンバ104aの内側表面上に成形され、取り外し可能な物品保持バスケット164のフランジ170と係合する寸法である。下方チャンバ104aは、物品保持バスケット164を受ける形状であり、物品保持バスケット164は、少なくとも1つの物品の少なくとも1端部を固定する。下方チャンバ104aは、流れる結露を底部開口142の方に下方に向けるように適合され構成されている。
【0044】
本体104は、基部102の外周上に着座するように適合され構成され、したがってそれらが合致するところで基部102と同じ全体的な断面寸法を共有する。本体104の側壁156は、側壁内に形成された溝158を有して、基部102の側壁112の上方縁部内に成形された肩部114に対して着座する。
【0045】
温度緩和システム151は、下方チャンバ140bの内部に一体成形され、1対の周囲空気送達管152a、152bを備えており、周囲空気送達管152a、152bは、下方チャンバ104a内で垂直に延びて周囲空気が下方チャンバ内に入ることができるようにする。
【0046】
各周囲空気送達管152a、152bは、それぞれ通り穴154a、154bを有する。1対の周囲空気送達管152a、152bは、下方チャンバ104aのフォシ(focii)に配置されている。周囲空気送達管152a、152bをフォシに位置させることによって、それらが物品保持バスケット164の位置および維持を邪魔しないことが保証される。しかし、周囲空気送達管152a、152bは、物品保持バスケット164の配置および維持を邪魔しなければ、下方チャンバ104a内の他の位置に配置することができる。
【0047】
湿熱を発生させると、周囲空気送達管152a、152bは周囲空気を送達して、チャンバ104a、106a内の湿熱の温度を緩和する。これによって、装置の内部温度が、ユーザが熱傷を負い、また物品が溶けあるいは変形してしまうレベルまでは上昇しないことが保証される。通常、上方チャンバ106aの内部中心での温度は、約170°F〜180°Fである。
【0048】
乾熱を発生させる動作中、周囲空気送達管152a、152bは、比較的乾燥した周囲空気をチャンバ140a、140bに提供し、チャンバ140a、140bは、発熱体によってさらに乾燥し加熱されて、湿熱空気を移動させ、カバー106内に形成された通気口188を介して装置100の外に、対流によって上方に通気させる。
【0049】
2本の発熱体取付ポスト162は、その1つだけを図5で示してあるが、実際は本体104の内部にある下方チャンバ104aの外側表面から下方に延びている。発熱体取付ポストは、発熱体を取り付ける構造を提供する。各取付ポストは、内側を縫うように通る穿孔163を備えてファスナを受け入れる。取付ポスト162は、下方チャンバ104aの対向する側部に配置される。
【0050】
本体104は、本体104内に一体成形された流体供給リザーバ144も備え、その底部の中心に水抜き穴150が設けられている(図4を参照)。カラー107は、水抜き穴150の周りに一体成形されて、流体供給導導管を受ける。
【0051】
1対の同心の環状突起141、142が下方チャンバ104aの底部内で一体成形されている。この突起は、ガスケットを受ける部分を提供する。
【0052】
本体104内に成形された他の回路板ホルダ117は、基部102と本体104を組み立てた場合に、垂直移動から回路板の頂縁部を固定する。
【0053】
図6で示したように、加熱システム172はマニホルド178によって下方チャンバ104aの底面に取り付けられている。
【0054】
マニホルド178は、3つの機能をもたらす。第1に、好ましくは非熱伝導性材料で成形され、それによって発熱体取付ポスト162を、発熱体176によって発生し、加熱リザーバ174によって伝導される熱から遮断する熱緩衝材として働く。第2に、マニホルド178は、加熱リザーバ174に対して、下方チャンバ104aの底面へのしっかりとした取付け面を提供する。第3に、マニホルド178は、その側面内に形成された供給入口を備えて、流体が加熱リザーバ174に入ることができるようにする。マニホルド178は、ファスナによって(図5で示した)発熱体取付ポスト162に固定することができる。
【0055】
円形ガスケット180は、ガスケット内の1つの表面に形成された環状の溝を有しており、同心の環状突起141、142と嵌合して、ガスケットの内側表面が下方チャンバ104a内に形成された底部開口142と共に延びる。ガスケット180は、マニホルド178と下方チャンバ104aの底面144の間の界面を封止する。ガスケット180によって形成された封止により、湿熱が下方チャンバ104aの周りおよび外に逃げるのが妨げられる。ガスケット180は、上記の目的に適した、当技術分野で知られた様々な任意の材料で成形することができる。
【0056】
図7a〜7dの参照によれば、加熱リザーバ174はマニホルド178に取り付けられ、マニホルド178は下方チャンバ104aの中心に配置され固定されて、加熱リザーバ174が下方チャンバ104aの下で下方チャンバ104aの底部内に形成された開口142に近接して配置されるようにする。
【0057】
加熱リザーバ174は全体的に垂直方向のカップ状のたらいである。発熱体176は加熱リザーバ174の下に配置される。発熱体176は、加熱リザーバ174に、チャンネル形ブラケット191、1対のタブ192、およびボス173内のねじ付孔に固定されたファスナ193によって固定することができ、ボス173は加熱リザーバ174の下側表面上に形成されている。
【0058】
加熱リザーバ174は指定量の流体、たとえば水を受ける寸法になっている。加熱リザーバ174は、比較的低コストで軽量の耐久性がある熱伝導効率のよい、アルミニウムなど、任意の数の熱伝導効率のよい導電性非腐食性材料から作成することができる。
【0059】
発熱体176は、抵抗性のある発熱体でもよい。本発明の好ましい実施形態によれば、正の温度係数(PTC)サーミスタを発熱体176として使用している。
【0060】
一態様では、PTCサーミスタは、電圧および消散状態の広範にわたってほぼ一定温度で作動する自己調整式発熱体として機能する能力があるため、本発明での使用に特に有利である。PTCサーミスタは自己調整式であるため、サーモスタットを必要としない。(ただし、以下で論じるように、本発明の他の実施形態では、サーモスタットなど手動スイッチまたはアクチュエータ・スイッチの使用を考慮して、ユーザが装置の操作をカスタマイズできるようにしている。)
【0061】
PTCサーミスタは通常、少量のドーパントを含む半導体チタン酸バリウムから製造される。このようなPTCサーミスタの1つは、Faraday Enterprise Ltd.、Hong Kongによって製造されている部品番号PH0OA24014725である。こうしたPTCサーミスタは、可動部分がなく低コストで長寿命である。
【0062】
本体104内に設けられた流体供給システム180は、流体供給リザーバ148、および流体供給リザーバ148と、マニホルド178内に設けられた供給入口184との間に連結された流体供給導管182を備える。流体供給導管182は、シリコン接着剤など、接着剤によって供給管184に固定することができる。さらに、カラー186を流体供給導管182と供給入口184の接合部を覆って嵌合して、接合部をさらにしっかり固定することができる。
【0063】
流体供給導管182は、流体供給リザーバ144の底部内に形成された開口150(図4および5を参照)からマニホルド178内に一体成形された供給入口184まで延びる可撓性の管でもよい。あるいは、導管182は、流体供給リザーバ144からマニホルド178内に成形された供給入口184まで延びるように構成された剛性の管でもよい。流体供給導管182は、所望の可撓性度/剛性度に応じてプラスチックまたは非腐食性金属で作成することができる。好ましくは、流体供給導管182を、RTVシリコン接着剤など、接着剤によって流体供給リザーバ144に固定し封止する。さらに、一体成形されたカラー151を水抜き穴150の周りに成形して、接着剤用の追加の表面積を提供して、導管182を流体供給リザーバ144に固定することができる。
【0064】
図8a〜8gは、物品保持バスケット164を示しており、物品保持バスケット164は、1対の物品を保持するように適合され構成されている。物品保持バスケット164は好ましくは、ふるい方式で多数の開口を有するオープンメッシュ材料で一般に構成されている単体成形の構成要素である。これらの開口は、流体が、物品保持バスケット164によって保持された物品から自由に流れ出るようにする他に、空気が物品保持バスケット164中を、したがって物品の周りを循環できるようにする。
【0065】
一実施形態では、物品保持バスケット164は楕円形であり、2つの区画166a、166bを備えている。各区画は、図8gで示したように、歯ブラシ168の一端を受けて固定するように適合され構成されている。ただし、物品保持バスケットの正確な構成は、特にその中に保持すべき物品のタイプ、形、サイズ、および数に応じて変えることができる。
【0066】
物品保持バスケット164は、外周フランジ170を備えており、外周フランジ170は、(図4で示した)下方チャンバ104aの肩部105と協働して、物品保持バスケット164が下方チャンバ104a内のネスティングした位置内に着座する場合に、物品保持バスケットを安定した位置に支持する。
【0067】
1対のタブ171は、位置付けおよび固定部材として働き、楕円形物品保持バスケット186の主軸の対向する端部上に成形されている。1対のタブは、下方チャンバ104aの対向する側部上に成形された1対の案内チャンネル145と協働し、物品保持バスケット164を下方チャンバ104a内のネスティングした位置に案内する。案内タブ171は、1対の案内チャンネル145との締まり嵌めがもたらされる寸法である。こうした構成により、物品保持バスケット164を下方チャンバ104aから取り外すことなく、消毒済みの物品168を物品保持バスケット164から取り外すことができることが保証される。当然、追加の案内タブおよび案内チャンネルを設けて、物品保持バスケット164をさらに良好に位置させ固定することができる。
【0068】
物品保持バスケット164の対向する端部上に形成された1対の開口173は、空気送達管152a、152bの上方端部が物品保持バスケット164を通過できるようにしている。
【0069】
フランジ170および肩部105は、互いにスナップ嵌めをもたらす構成にすることができる。こうした構成により、物品保持バスケット164を下方チャンバ104aから取り外すことなく、歯ブラシ168を物品保持バスケット164から取り外すことがさらに確実になる。物品保持バスケット164は、アルミニウム、ステンレス鋼、または熱可塑性材料など、非腐食性材料で作成することができる。
【0070】
図9は、外周フランジ186を備えた計量カップ184を示しており、外周フランジ186は、計量カップが流体供給リザーバ144に受け入れられたときに、流体供給リザーバ144のリップ146(図4を参照)に対して着座する。計量カップ186は、流体供給リザーバ144を充填するために使用されないときは、流体供給リザーバ144内に都合よく保管される。したがって、計量カップ186の体積は、それぞれ流体供給リザーバ144および加熱リザーバ174の体積よりも小さく、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるためのチャンバ内の湿熱量を発生するのに必要な流体量を正確に保持する寸法である。したがって、流体供給システム180は、事前計量した量の流体、たとえば水道水(tap)または蒸留水などを加熱リザーバ174内に導入する。蒸留水を使用すると、水道水の無機質によって流体供給システム180および加熱システム内に沈殿物の堆積が生じることがないために好ましい。計量カップ184は、約5から9ccの流体を含む。好ましい実施形態では、計量カップ184は、約7ccの流体を含む。流体供給リザーバ144および計量カップ184の形状は、特に設計および美的考慮に応じて、図で示した構成から変えることができる。
【0071】
図10では、カバー106が示されており、カバー106は、開放底端部106aおよび全般的に閉じた頂端部106bを備えた楕円形の断面を有する全体的に細長い円筒形である。カバー106の内側空間は、上方チャンバ140aを形成する。カバー106の開放端106aは、全体的に下方チャンバ140bと同じ形状を共有し、物品保持バスケット164が下方チャンバ140b内に締まり嵌め状態で位置する場合に、物品保持バスケット164のフランジ170の頂部上に着座する寸法である。その結果僅かな封止がもたらされ、湿熱が保持された物品の長さを移動する前に本体104とカバー106の間から逃げるのが防止されるため、さらに効果的な動作がもたらされる。したがって、カバー106を本体104に取り外し可能に取り付けた場合、物品を包囲するチャンバが形成される。カバー106は、本体102上に着座した場合、実質的に垂直に向いて物品を取り囲み包囲するが、物品に接触はしない。
【0072】
1つまたは複数の通気口166がカバー106の頂端部106b内に形成されている。通気口188は楕円形として図で示されている。通気口188は、空気、および湿熱発生モード中に生成した熱い湿熱によって変位された冷却した湿熱が、カバー106の内部から周囲環境に逃げることができるようにする。通気口188は、また、チャンバ140内の残余湿熱が、動作サイクルの乾熱発生モード中に周囲の環境に逃げることができるようにする。当然、カバー106および通気口188の寸法および形状は、特に設計および美的考慮に応じて変えることができる。
【0073】
本体102、基部104、カバー106、および計量カップ184は好ましくは、熱的にセット(thermally set)し、または熱可塑材で成形することができる高分子材料で作成される。特に有利な材料の一選択は、抗菌性物質または無機抗菌セラミック混合プラスチックで処理したプラスチックである。ただし、十分な剛性、耐久性、および寸法的安定性をもたらす他の適した材料も考慮に入れられる。また基部102、本体104、カバー106、物品保持バスケット164、および計量カップ184を、射出成形など任意の適当な方法で作成することもできる。これらの構成要素は、不透明、透明、または半透明でもよい。さらに、装置100の外側表面は、美的設計の詳細に対応することができ、あるいは、子供など、たとえば装置のある一定のユーザを引きつける斬新さの目的のため、凝った意匠的特徴を示すように、部分的に構成することができる。
【0074】
図11は、電源および電流検出回路1000を示す。電源および電流検出回路1000は、回路板上にプリントされ、または成形され、基部102内に成形されたサイド・ホルダ116a、116bの間で固定される。電源および電流検出回路1000は、発熱体176、120ボルトまたは240ボルトの50または60Hzの電源1010、湿熱発生モード動作および乾熱発生モード動作を検出するための演算増幅器1030、それぞれ湿熱発生モード動作および乾熱発生モード動作を示すための赤および緑のLED118a、118bを備えている。発熱体176として使用されるPTCサーミスタは、所定の切替え温度未満の比較的低い抵抗および切替え温度を超える実質的により高い抵抗を提供する。発熱体176は、湿熱発生モードで水沸騰温度(212°F)までの低抵抗を示して、最大電流を流し、迅速な湿加熱のための最大電力を提供する。水が蒸発した後の乾熱発生モードでは、発熱体176は低抵抗状態から高抵抗状態に切り替えられて、最低電流を流す。熱を調節して、発熱体176の最高温度が約400°Fを超えないことを保証する。したがって、乾熱発生モードでの発熱体176の温度範囲は、約212°Fから400°Fまでである。本発明は、かなりの量の蒸気を発生させずに実施されることを理解されたい。技術的には、装置内に蒸気が存在するのは、加熱リザーバ174内の流体の表面のすぐ上だけである。その点より上方では、蒸気は上昇するとすぐに湿熱に変換される。
【0075】
電源および電流検出回路1000は、発熱体によって流れた電流の量を検出する。発熱体によって流れた電流量が湿熱発生モードの閾値を超えると、LED118aが照明される。逆に、発熱体によって流れた電流量がこの閾値未満の場合は、LED118bが照明される。こうして状態表示器118はユーザに装置の動作モードを知らせる。
【0076】
電源1010からのAC電圧は、発熱体176と限流抵抗器1042の直列接続に供給される。アプリケーション手動スイッチSおよび/またはアクチュエータ・スイッチを設けて電源を遮断することができる。整流器1017および1018は、電源のAC電圧を整流し、ツェナー・ダイオード1020は、ダイオード1017の陰極のDC電圧を演算増幅器1030およびLED118a、118bのために適当な値に制限する。ツェナー・ダイオード1020、演算増幅器1030、およびLED118a、118bへの電流は、コンデンサ1015と並列の抵抗器1014を介して供給される。コンデンサ1022は、ツェナー・ダイオード1020を通過する整流電圧をフィルタする。演算増幅器1030へのネガティブ入力を、抵抗器1024および1025によって形成される分圧器によって湿熱発生モード動作と乾熱発生モードを識別する電圧閾値に設定する。発熱体176と限流抵抗器1042の接合部の電圧は、整流ダイオード1044および1046によって整流される。ダイオード1044の陰極のDC電圧は、抵抗器1049と並列のコンデンサ1048によってフィルタされ、演算増幅器1030のポジティブ入力に加えられる。
【0077】
湿熱発生モード中、発熱体176の温度は、その切替え温度よりも低いため、低抵抗状態にあり、演算増幅器1030のポジティブ入力に加えられるDC電圧は、演算増幅器のネガティブ入力に設定された電圧閾値よりも高い。低電圧が演算増幅器1030の出力で得られ、基部102内に設けられた赤LED118aが照明されて、湿熱発生モードを示す。乾熱発生モード中は、発熱体176の温度が低抵抗状態から高抵抗状態に切り替えられて、400°Fを超える発熱体176の最高温度を自動的に保持する。抵抗の切替えの結果として、抵抗切替え発熱体176と抵抗器1042の接合部の電圧は、乾熱発生モードの方が湿熱発生モードよりも低くなる。演算増幅器30のポジティブ入力に加えられるより低い電圧は、そのネガティブ入力の電圧閾値よりも低い。高電圧が演算増幅器1030の出力で得られ、基部102内に設けられた緑LED118bが照明されて、乾熱発生モードを示す。
【0078】
本発明の動作を、一態様において、次に説明する。便宜上、本発明の好ましい一実施形態の動作サイクルを、2つの別のモードに分けて説明する。湿熱発生モードでは、装置が、実質的に湿熱をチャンバ内に送達し、乾熱発生モードでは、装置が乾熱をチャンバ内に送達する。
【0079】
先ず装置を付勢するには、ユーザは単に装置の電気コード(図示せず)を従来の家庭用コンセントに差し込み、それによって発熱体176を直ちに付勢し、熱を発生させる。加熱リザーバ174内には流体が存在していないため、発熱体176は、電流を流す全体的能力と比べて比較的低レベルの電流を流す。発熱体の温度は、約400°Fまで上昇する。その結果、発熱体176は緑LED118bを照明するのに十分な電流だけを流す。
【0080】
複合モードの加熱動作では、たとえば歯ブラシなど、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるには、ユーザは本体104からカバー106を取り外す。ユーザは歯ブラシの一端を、好ましくは剛毛端部を物品保持バスケット164のバスケット・レセプタクル166a、166bの1つの中に挿入する。歯ブラシを下方に押し続けることによって、ユーザは歯ブラシをバスケット・レセプタクル内で摩擦係合するように押し付ける。ブラシ・ヘッドがこのように受けられた後、歯ブラシは自由に垂直に立ち、チャンバの側面に接触することなくチャンバの外に延びる。次いでユーザは、チャンバおよび歯ブラシを覆ってカバー106を再び取り付ける。物品保持バスケット164は、歯ブラシ168と接触する、装置の唯一の部分である。
【0081】
2つのモード動作サイクルのうちの湿熱発生モードの開始を次に説明する。ユーザは、計量カップ184を流体供給リザーバ148から取り外し、そのカップに流体を充填し、流体を流体供給リザーバ144内に注ぎ込む。これによって湿熱発生モード動作が自動的に開始される。計量カップ184は、好都合に、所望量の流体を計量する寸法になっており、かつ/または印が付けられている。流体供給リザーバ144内に注入された流体は、その後、供給リザーバ148の底部内の小さい孔を介して、流体供給導管182を通って加熱リザーバ174内に排水される。流体供給導管182の内径が小さく、流体供給導管182が流体供給リザーバ148および加熱リザーバ174と気密接続されているため、「毛管作用」が生じ、それによって流体を流体供給リザーバ148から加熱リザーバに「引き出し」て、流体を流体供給リザーバから効果的に排出し、それによって流体供給リザーバが残余流体で汚染される可能性を低減する。
【0082】
流体を加熱リザーバ174内に導入することによって、発熱体176が冷却され、それによってPTCサーミスタ発熱体固有の性質のために、増量の電流が流れる。電流が周知の閾値を超えると、電流検出回路が赤LED118aを照明する。発熱体176によって流れた増量電流の結果、増加レベルの熱エネルギーが加熱リザーバ174によって流体に加えられる。流体の温度が約212°Fに達すると、流体が沸騰し、局地的に蒸気(steam)を発生し、それが次いで湿熱としての蒸気(vapor)に変換される。理解されるように、本発明は、大量の蒸気ではなく、湿熱発生モードの湿熱に依存して、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる。チャンバ140の下の加熱リザーバ174の位置、およびその下方の開放端は、湿熱をチャンバ内に案内する働きをする。湿熱をチャンバ140内に導入すると対流が起こり、加熱リザーバ174からチャンバ140、およびカバー106によって包囲された空間を介して、最終的に通気口188を介してカバーを通過する、上昇空気流が生じる。
【0083】
カバー106の内側壁上に凝結することによって十分に冷却された湿熱は、流体状態に戻ってカバー106およびチャンバ140の内側を流れ落ちる。チャンバ140は、凝結した流体の流れが、加熱リザーバ174内に戻るように向ける形状をしている。この湿気の「再循環」は、チャンバ140内の歯ブラシ168が増加した時間中、湿熱にさらされることを保証する。したがって、チャンバ内の歯ブラシ168は、可能な限り熱い湿熱にさらされ、その一方で、対流も空気を周囲環境からチャンバ内に周囲空気送達管152を介して引き入れて、チャンバ140内の温度を緩和し、それによって圧縮蒸気がチャンバ140内に形成されるのを回避する。
【0084】
水1ccを蒸発させるには、約0.034キロワット分/ccが必要である。したがって、水7ccを蒸発させるには、電力約0.2366キロワット分、すなわち約237ワット分が必要である。本明細書で記載した発熱体174として使用するPTCサーミスタは、約70ワットに指定されている。ただし、PTCサーミスタ174の出力測定値は、65〜70ワットの間で変わる。しかし、70ワットの加熱器は、加熱器からの熱が100%水に伝導される場合、水7ccを約4.83分で蒸発させる。
【0085】
2モード動作サイクルの乾熱発生モードを次に説明する。凝結した流体を含む、加熱リザーバに送達される流体量が、完全に排出されると、乾熱モード動作が自動的に開始され、それによって発熱体176がより低い電流を流し始める。この乾熱発生モードは、電源および電流検出回路1000によって検出され、流れる電流の量が所与の閾値未満に下がると、再び緑LED118bが照明される。
【0086】
乾熱発生モード中、対流空気流により、周囲空気が周囲空気送達管152a、152bを介してチャンバ内に引き込まれ続ける。周囲空気は、チャンバ内の残余空気よりも湿気が少なく、湿気がチャンバ140内の残余空気からカバー106の通気口188を介して蒸発し除去されるようにする。したがって、チャンバ140内の物品全て、ならびにチャンバおよびカバー106の内側表面が乾燥するようになる。
【0087】
前述の乾熱発生モードは、ユーザが別の2モード動作サイクルを開始することによって、流体が再度流体供給リザーバ144内に導入されるまで継続される。したがって、物品が次の使用で必要とされるまで、ユーザが物品を扱うことなく、処理済物品が好都合の乾燥保管環境で保持される。
【0088】
加熱リザーバ174およびチャンバ140内の流体が全て湿熱に変換され、湿熱が全て装置から逃げた後は、PTCサーミスタ発熱体176はもはや過電流状態ではない。したがって、PTCサーミスタ発熱体176の抵抗が増大し、PTC発熱体は高温状態、すなわち約400°Fに戻る。したがって、装置が電源に接続されている限り、装置は常に付勢され、1つまたは複数の物品を処理し続ける。さらに、この「全時間」の付勢によって、ユーザは単にカバーを取り外し、物品を挿入し、カバーを再度取り付け、流体を供給リザーバ内に注入して、湿熱発生モード/乾熱発生モード動作を開始するだけでよいため、簡便さが、装置のユーザにもたらされる。
【0089】
ある例では、ユーザが、湿熱だけを使用して物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させることによって、装置の動作をカスタマイズすることを選ぶことができる。こうした単一モード動作は、上記で記載した複合モード動作ほど有効ではないが、なお物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる目的を果すことができる。この動作モードを実行するには、ユーザは、単に湿熱モードが完了した後に、装置から物品を取り除くだけでよい。物品がチャンバ内に存在し、チャンバが加圧蒸気で充満していないと仮定すると、ユーザは、湿熱が存在していても装置から物品を取り除く場合に熱傷を負うことはない。あるいは、ユーザは装置の電源コードをコンセントから単に抜いて、湿熱発生モード中の任意の時間または完了後に発熱体176を除勢する。
【0090】
本発明の他の実施形態では、手動スイッチSおよび/またはサーミスタなどアクチュエータ作動スイッチAを設けて、電源および電流検出回路1000への電流の流れを制御することができる。これによって、ユーザは、湿熱発生モードだけで本発明を操作できるようになる。このアクチュエータは、サーモスタットなど熱制御またはタイマー制御でもよく、そのどちらもスイッチSによって手動でオーバーライドされて、熱制御またはタイマーが発熱体174を電源から遮断する前に、電流が電源および電流検出回路1000内に流れるのを遮断することができる。こうした熱制御の例は、Selco、Orange、Californiaから販売されているディスク・サーモスタット式リセット、Portage Electric Products、Inc.、North Canton、Ohioからの熱制御、またはTexas Instruments、DallasからのKLIXON(登録商標)熱性製品を含む。他のこうした熱制御も当業者には当然知られている。
【0091】
他の例では、ユーザは、乾熱だけを使用して物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させることによって、装置の動作をカスタマイズすることを選ぶことができる。こうした単一モード動作は上記に記載した複合モード動作ほどは有効ではないが、なお物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる目的を果すことができる。この動作モードを実行するには、ユーザは、単に乾熱発生モード中に、物品を装置内に挿入することができる。物品がチャンバ内に存在し、チャンバが加圧蒸気で充満していないと仮定すれば、ユーザは物品を取り除くときに熱傷を負うことはない。
【0092】
以下の乾熱発生モード測定値は、表示正確度プラス/マイナス2〜3°FのWavetek Tm45デジタル温度計で観測したものである。
【0093】
装置をターンオンし、数時間にわたって温度を安定させた。
各測定は、数分のタイム・スパンにわたって行われ、空気流の変動を平均し、温度プローブを安定させた。物品保持バスケットを取り除いて、測定プロセスを簡単にした。
【0094】
温度プローブを、カバー106の頂部に形成された5つの通気口188の中心の通気口内に挿入した。次いで、プローブを1インチ単位で降下して安定させ、温度較差を各工程で観測した。各工程で慎重に、温度プローブを(前後および左右の)空間の中心に保持した。
【0095】
以下は、頂部(0インチ)で開始し、頂部から約8インチ下にあるバスケットの底部レベルまで、1インチ単位で降下を継続した温度較差を記録したものである。
【0096】
装置100の有効性を査定するための予備調査として、4本の歯ブラシ(柔らかめ)を以下のように試験した。
【0097】
5人の有志者からの朝の水性ブラッシング/溶液を収集し、歯ブラシを5分間溶液中に(ブラシの剛毛を下にして)浸漬して、かきまぜ棒で穏やかに攪拌した。次いで、歯ブラシを以下のように処理した。
#0 制御(未処理)
#1 ブラシを直立位置にして、開示した装置(ユニット#1)内で30分
#2 ブラシを直立位置にして、開示した装置(ユニット#2)内で4時間
#3 ブラシを下に向けた(通常の)位置にした状態で、開示した装置(ユニット#3)内で30分
【0098】
処理時間の終わりに、歯ブラシを装置から取り除き、培養試験を用いて通常の微生物個体数のためのアッセイを行った。
【0099】
制御(未処理)ブラシは、多量の微生物コロニーを示したが、3つの処理ではどれも微生物コロニーは表れなかった。こうした試験により、開示した装置が、ブラシを十分に使用可能に存続させながら、歯ブラシ上の微生物個体群を減少させるのに有効であることが証明された。
【0100】
本明細書で記載したいくつかの要素は、他の要素と一体成形でき、圧入、熱および超音波溶接、接着など他の製造技術を取り入れることもできることを理解されたい。
【0101】
また、本明細書では抗菌、熱可塑性などある一定の材料を記載したが、他の材料も、寸法、重量、強度、サイズなど、および美的範疇など様々な設計範疇を考慮に入れて、採用することができることも理解されたい。
【0102】
本発明は、構成要素、材料、形状、寸法、および構成要素のタイプを含む、現時点で好ましい実施形態と考えられるものに関して説明したが、特許請求の範囲に記載されている本発明は、開示した実施形態に限定されるものではないことを理解されたい。
【0103】
頭記の特許請求の範囲は、最も広範な解釈に一致し、こうした修正、および等価の構造と機能を全て包含すべきものである。さらに、本発明は、頭記の特許請求の精神および範囲に含まれる様々な修正および等価の構成を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【0104】
【図1a】本発明の好ましい実施形態による装置の斜視図である。
【図1b】図1aで示した装置の分解斜視図である。
【図1c】従来の歯ブラシをその中に固定し包囲した、図1aで示した装置の斜視図である。
【図2】図1a、1bおよび1cで示した装置の基部の上面平面図である。
【図3】図2の線3−3に沿って切り取った基部の断面図である。
【図4】図1a、1bおよび1cで示した装置の本体の上面平面図である。
【図5】図4の線5−5に沿って切り取った本体の断面図である。
【図6】基部および本体の外側壁の1部ならびに本体内部の下方チャンバの壁の1部を取り除いた、基部および本体の部分分解正面図である。
【図7a】本発明の好ましい実施形態による加熱システムの斜視図である。
【図7b】図7aで示した加熱システムの上面平面図である。
【図7c】図7bの線7c−7cに沿って切り取った断面図である。
【図7d】本発明の好ましい実施形態による、基部、本体、および加熱システムの分解平面図である。
【図8a】本発明の好ましい実施形態による、物品保持バスケットの斜視図である。
【図8b】図8aで示した物品保持バスケットの上面平面図である。
【図8c】物品保持バスケットの下面平面図である。
【図8d】物品保持バスケットの正面図である。
【図8e】物品保持バスケットの側面図である。
【図8f】図8bの線8f−8fに沿って切り取った物品保持バスケットの断面図である。
【図8g】従来の歯ブラシをその中に固定した図8aで示した物品保持バスケットの斜視図である。
【図9】図1a、1b、および1cで示した装置の本体内に形成された空洞内に保管できるように適合され構成された取り外し可能な計量カップの斜視図である。
【図10】図1a、1b、および1cで示した装置のカバーの斜視図である。
【図11】本発明の好ましい実施形態による電源および電流検出回路の概略図である。
Claims (119)
- 物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させるための装置であって、
受け取った流体を湿熱に変換することによって湿熱を発生する第1のモード、および乾熱を発生する第2のモードを有する、流体を受け取るための加熱システムと、
前記流体を前記加熱システムに供給するための流体供給システムと、
チャンバ内に前記物品を固定し包囲し、前記加熱システムによって発生した湿熱および乾熱を受けるためのチャンバとを備えており、
前記加熱システムが、湿熱を発生する間は前記第1のモードで第1のエネルギー・レベルで動作し、乾熱を発生する間は前記第2のモードで第2のエネルギー・レベルで動作し、
それによって、前記物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる装置。 - 基部、前記基部に取り外し可能に固定された本体、および前記本体に取り外し可能に取り付けられたカバーをさらに備え、前記加熱システムが前記基部と前記本体の間に形成された空間内に配置され、前記チャンバが前記本体および前記カバーによって画定された空間である、請求項1に記載の装置。
- 前記加熱システムが、マニホルド、前記マニホルドに取り付けられて流体を前記流体供給システムから受け取る加熱リザーバ、および前記加熱リザーバに近接して配置され、それによって前記加熱リザーバ内に受け取られた流体を加熱する発熱体を含む、請求項2に記載の装置。
- 前記発熱体が、電気抵抗タイプの発熱体、セラミックタイプの発熱体、コイルタイプの発熱体、および正の温度係数要素の1つである、請求項3に記載の装置。
- 前記発熱体が、正の温度係数サーミスタを備える、請求項4に記載の装置。
- 前記正の温度係数(抵抗器)サーミスタによって発生した温度が、約212°Fから400°Fである、請求項5に記載の装置。
- 前記チャンバ内の温度が約117°Fから200°Fである、請求項5に記載の装置。
- 前記発熱体の下方にある前記基部の内側表面上に配置されて前記発熱体からの放射熱を前記加熱リザーバに向けて反射する熱反射器をさらに備える、請求項3に記載の装置。
- 前記熱反射器が前記基部の頂部表面に付着された反射材料を備える、請求項8に記載の装置。
- 前記反射材料がアルミニウム箔である、請求項9に記載の装置。
- 前記発熱体に近接する前記本体の内側表面上に配置されて、前記発熱体から放射された熱を前記加熱リザーバに向けて反射する、少なくとも1つの熱反射器をさらに備える、請求項3に記載の装置。
- 前記熱反射器が、前記本体の内側表面に付着された反射材料を備える、請求項11に記載の装置。
- 前記反射材料がアルミニウム箔である、請求項12に記載の装置。
- 前記導管が、流体を前記流体供給リザーバから前記マニホルド内に成形された入口管に送出するように適合され構成された剛性の管である、請求項115に記載の装置。
- 前記導管が、内径約2mmであり、毛管作用によって前記導管を通る液体の流れを容易にする、請求項115に記載の装置。
- 前記流体供給リザーバが、水抜き穴を備え、前記流体供給導管の第1の端部が前記水抜き穴と流体連通している、請求項115に記載の装置。
- 前記流体供給導管の前記第1の端部を受けるため、カラーが、前記水抜き穴の周りに前記流体供給リザーバと一体成形されている、請求項16に記載の装置。
- 前記流体供給導管の前記第1の端部が、接着剤によって前記カラーに固定されている、請求項17に記載の装置。
- 前記流体供給導管の第2の端部が、前記マニホルドと流体連通している、請求項14に記載の装置。
- 前記流体供給システムが、前記流体供給導管の前記第2の端部および前記マニホルドの周りのカラーを含む、請求項16に記載の装置。
- 前記チャンバ内に取り外し可能に取り付けられた物品保持バスケットをさらに備え、前記バスケットが前記物品を受け入れ保持するように適合され構成されている、請求項2に記載の装置。
- 前記物品保持バスケットが、オープンメッシュ構成を有する、請求項21に記載の装置。
- 前記物品保持バスケットが前記チャンバ内にスナップ嵌めされるように適合され構成されている、請求項21に記載の装置。
- 前記物品保持バスケットが、バスケット内に前記物品の少なくとも1つの一部を受け、前記物品を垂直に保持して、前記物品が他の点では前記装置と接触しないように適合され構成された少なくとも1つの区画を備える、請求項12に記載の装置。
- 温度緩和システムをさらに備えて、周囲空気を前記チャンバ内に入れることによって前記チャンバ内の温度を緩和する、請求項2に記載の装置。
- 前記温度緩和システムが、前記チャンバの下の空間内に存在する空気から前記チャンバ内に周囲空気を入れるように適合され構成されている少なくとも1つの空気供給管を含む、請求項25に記載の装置。
- 所定量の流体を保有するように適合され構成された計量カップをさらに備え、前記流体供給リザーバが、前記計量カップを保管するため、ネスティング式に前記計量カップを取り外し可能に受ける寸法である、請求項12に記載の装置。
- 前記計量カップが、前記計量カップの開口に近接して成形された外周フランジを備え、前記計量カップが保管のために前記流体供給リザーバによって受けられている場合は、前記フランジが前記流体供給リザーバの外周上で支持される、請求項27に記載の装置。
- 少なくとも1つの開口が前記カバーの頂部表面内に設けられて、空気を前記チャンバから逃がせるようにしている、請求項2に記載の装置。
- 前記カバーが不透明の材料からなる、請求項2に記載の装置。
- 前記カバーが透明の材料からなる、請求項2に記載の装置。
- 前記カバーが半透明の材料からなる、請求項2に記載の装置。
- 前記回路板を垂直方向に保持するための第2の回路ホルダをさらに備え、前記第2の回路板ホルダが前記本体と一体成形されている、請求項31に記載の装置。
- 電源および電流検出回路が、前記回路板上に成形されている、請求項30に記載の装置。
- 前記基部内に設けられ、前記電源および電流検出回路に呼応する状態表示器をさらに備え、前記状態表示器が、前記加熱システムが湿熱発生モードで動作しているか、それとも乾熱発生モードで動作しているかを示す、請求項34に記載の装置。
- 前記状態表示器が1対のLEDを備える、請求項35に記載の装置。
- 前記1対のLEDが、湿熱発生モードを示すために設けられた第1のLED、および乾熱発生モードを示すために設けられた第2のLEDを備える、請求項36に記載の装置。
- 前記電源および電流検出回路が、前記加熱システムへの電気の供給を遮断するためのスイッチを備える、請求項34に記載の装置。
- 前記スイッチが手動で操作される、請求項38に記載の装置。
- 前記スイッチがアクチュエータで操作される、請求項38に記載の装置。
- 前記スイッチがサーモスタットである、請求項40に記載の装置。
- 前記スイッチがタイマーである、請求項40に記載の装置。
- 乾熱の発生が湿熱の発生に自動的に続いて起こる、請求項1に記載の装置。
- 各湿熱発生モードおよび乾熱発生モードが前記チャンバ内に対流する空気流を生じさせる、請求項1に記載の装置。
- 物品の表面上の微生物個体群を減少させるための装置であって、
受け取った流体を第1のモードで湿熱に変換し、第2のモードで乾熱を発生させる、流体を受けるための加熱システムと、
流体を前記加熱システムに供給するための流体供給システムと、
取り外し可能なカバーおよび、
前記カバーを受けるための本体であって、
前記カバーおよび前記本体が、実質的にチャンバを確定して、前記物品を包囲し、前記加熱システムから湿熱および乾熱を受け取るカバーおよび本体と、
前記本体を支持する基部とを備えており、
前記加熱システムが、湿熱発生中は第1のモードで第1のエネルギー・レベルで動作し、乾熱発生中は第2のモードで第2のエネルギー・レベルで動作し、
それによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる装置。 - 前記加熱システムが、マニホルド、前記マニホルドに取り付けられて流体を前記流体供給システムから受け取る加熱リザーバ、および前記加熱リザーバを加熱し、それによって前記加熱リザーバ内に含まれている流体を加熱する発熱体を含む、請求項45に記載の装置。
- 前記発熱体が、電気抵抗タイプの発熱体、セラミックタイプの発熱体、コイルタイプの発熱体、および正の温度係数要素の1つである、請求項46に記載の装置。
- 前記発熱体が、正の温度係数サーミスタを備える、請求項47に記載の装置。
- 前記発熱体によって発生した温度が、湿熱発生モードで212°Fから400°Fである、請求項47に記載の装置。
- 前記チャンバ内の温度が、乾熱発生モードで117°Fから200°Fである、請求項47に記載の装置。
- 前記発熱体の下方にある前記基部の内側表面上に配置されて、前記発熱体からの放射熱を前記加熱リザーバに向けて反射する熱反射器をさらに備える、請求項46に記載の装置。
- 前記熱反射器が前記基部の頂部表面に付着された反射材料を備える、請求項51に記載の装置。
- 前記反射器がアルミニウム箔である、請求項52に記載の装置。
- 前記発熱体に近接する前記本体の内側表面上に配置されて、前記発熱体から放射された熱を前記加熱リザーバに向けて反射する、少なくとも1つの熱反射器をさらに備える、請求項46に記載の装置。
- 前記熱反射器が、前記本体の内側表面に付着された反射材料を備える、請求項54に記載の装置。
- 前記反射材料がアルミニウム箔である、請求項54に記載の装置。
- 前記流体供給システムが、流体を受け入れるための流体供給リザーバ、および流体を前記流体供給リザーバから前記加熱システムに送出するための流体供給導管を含む、請求項45に記載の装置。
- 前記流体供給導管が、流体を前記流体供給リザーバから前記マニホルド内に成形された入口管に送出するように適合され構成された可撓性の管である、請求項57に記載の装置。
- 前記流体供給導管が、流体を前記流体供給リザーバから前記マニホルド内に成形された入口管に送出するように適合され構成された剛性の管である、請求項57に記載の装置。
- 前記導管が、内径約2mmであり、毛管作用によって前記導管を通る液体の流れを容易にする、請求項57に記載の装置。
- 前記流体供給リザーバが、水抜き穴を備え、前記流体供給導管の第1の端部が前記水抜き穴と流体連通している、請求項45に記載の装置。
- 前記流体供給導管の前記第1の端部を受けるため、カラーが、前記水抜き穴の周りで前記流体供給リザーバと一体成形されている、請求項61に記載の装置。
- 前記流体供給導管の前記第1の端部が、接着剤によって前記カラーに固定されている、請求項62に記載の装置。
- 前記流体供給導管の第2の端部が、前記マニホルドと流体連通している、請求項63に記載の装置。
- 前記流体供給システムが、前記流体供給導管の前記第2の端部の周りのカラーおよび前記マニホルドを含む、請求項45に記載の装置。
- 前記物品保持バスケットが、オープンメッシュ構成を有するように構成されている、請求項65に記載の装置。
- 前記物品保持バスケットが前記チャンバ内にスナップ嵌めされるように適合され構成されている、請求項65に記載の装置。
- 前記物品保持バスケットが、バスケット内に前記物品の少なくとも1部を受け、前記物品を垂直に保持して、物品が他の点で前記装置と接触しないように適合され構成された少なくとも1つの区画を備える、請求項65に記載の装置。
- 温度緩和システムをさらに備えて、周囲空気を前記チャンバ内に入れることによって前記チャンバ内の温度を緩和する、請求項45に記載の装置。
- 前記温度緩和システムが、前記チャンバの下方の空間内に存在する空気から前記チャンバ内に周囲空気を入れるように適合され構成されている少なくとも1つの空気供給管を含む、請求項69に記載の装置。
- 所定量の流体を保有するように適合され構成された計量カップをさらに備え、前記流体供給リザーバが、前記計量カップを保管するため、ネスティング式に前記計量カップを取り外し可能に受ける寸法である、請求項57に記載の装置。
- 前記計量カップが、前記計量カップの開口に近接して成形された外周フランジを備え、前記計量カップが保管のために前記流体供給リザーバによって受けられている場合は、前記フランジが前記流体供給リザーバの外周上で支持される、請求項71に記載の装置。
- 少なくとも1つまたは複数の通気口が前記カバーの頂部表面内に設けられて、空気を前記チャンバから逃がせるようにする、請求項45に記載の装置。
- 前記カバーが不透明の材料からなる、請求項45に記載の装置。
- 前記カバーが透明の材料からなる、請求項45に記載の装置。
- 前記カバーが半透明の材料からなる、請求項45に記載の装置。
- 回路板を水平方向に保持するための第1の回路板ホルダをさらに備え、前記第1の回路板ホルダが前記基部と一体成形されている、請求項45に記載の装置。
- 前記第1の回路板ホルダが、それぞれ回路板の縁部を受けるように適合され構成された1対のチャンネル形サイド・ホルダを備え、前記回路板が前記1対のチャンネル形ホルダと対向する縁部で係合する、請求項77に記載の装置。
- 垂直方向に前記回路板の頂縁部と係合するための第2の回路板ホルダをさらに備え、前記第2の回路板ホルダが前記本体と一体成形されている、請求項77に記載の装置。
- 電源および電流検出回路が前記回路板上に成形されている、請求項77に記載の装置。
- 前記基部内に設けられ、前記電源および電流検出回路に呼応する状態表示器をさらに備え、前記状態表示器が、前記加熱システムが湿熱発生モードで動作しているか乾熱発生モードで動作しているかを示す、請求項80に記載の装置。
- 前記状態表示器が1対のLEDを備える、請求項81に記載の装置。
- 前記1対のLEDが、湿熱発生モードを示すために設けられた第1のLED、および乾熱発生モードを示すために設けられた第2のLEDを備えている、請求項82に記載の装置。
- 前記電源および電流検出回路が、前記加熱システムへの電流の供給を遮断するためのスイッチを備える、請求項80に記載の装置。
- 前記スイッチが手動で操作される、請求項84に記載の装置。
- 前記スイッチがアクチュエータで操作される、請求項84に記載の装置。
- 前記スイッチがサーモスタットである、請求項86に記載の装置。
- 前記スイッチがタイマーである、請求項86に記載の装置。
- 乾熱の発生が湿熱の発生に自動的に続いて起こる、請求項45に記載の装置。
- 各湿熱発生モードおよび乾熱発生モードが前記チャンバ内に対流する空気流を生じさせる、請求項45に記載の装置。
- 物品の表面上の微生物個体群を減少させるための方法であって、
前記物品を容器内に包囲する工程と、
湿熱を発生する工程と、
乾熱を発生する工程と、
前記物品を前記湿熱発生工程で発生した湿熱にさらし、その後、前記物品を前記乾熱発生工程で発生した乾熱にさらす工程とを含み、
それによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる方法。 - 物品の表面上の微生物個体群を減少させるための方法であって、前記方法が、
前記物品をチャンバ内に包囲する工程と、
所定量の流体を供給リザーバから加熱システムに供給する工程と、
前記所定量の流体を加熱して、湿熱を発生させる工程と、
前記物品を前記加熱工程で発生した湿熱にさらす工程と、
前記加熱システムを用いて乾熱を発生させる工程と、
前記物品を前記乾熱にさらす工程とを含み、
それによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる方法。 - 物品の表面上の微生物個体群を減少させるための方法であって、前記方法が、
(i)流体を受け取り、(ii)十分な熱を発生させて受け取った流体を湿熱に変換し、(iii)乾熱を発生するように、適合され構成された加熱システムを提供する工程と、
流体を加熱システムに供給するように適合され構成された流体供給システムを提供する工程と、
(i)実質的に前記物品を包囲し、(ii)前記加熱システムから湿熱および乾熱を受け取るように、適合され構成されたチャンバを提供する工程と、
前記物品を前記チャンバ内に包囲する工程と、
流体を前記流体供給システムを介して前記加熱システムに供給する工程と、
前記流体を湿熱に変換する工程と、
前記湿熱が前記チャンバ内に入ることができるようにする工程と、
乾熱を発生する工程と、
前記湿熱が前記チャンバ内に入ることができるようにする前記工程の後に、前記乾熱が前記チャンバ内に入ることができるようにする工程とを含み、
それによって、物品の表面上に存在する微生物個体群を減少させる方法。 - 流体供給リザーバの中に形成された水抜き穴を有する流体供給リザーバと、
第1の端部および第2の端部を有しており、前記第1の端部が前記水抜き穴と流体連通している流体供給導管と、
前記流体供給導管の前記第2の端部が前記加熱リザーバと流体連通しており、
前記流体供給リザーバ内に供給された流体が前記流体供給導管を介して前記加熱リザーバ内に流れる、加熱リザーバと、
前記加熱リザーバの下方に配置された発熱体とを含み、
前記発熱体が熱を前記加熱リザーバに移動させ、前記加熱リザーバが前記発熱体によって加熱されて前記加熱リザーバ内の前記流体を湿熱に変換する、流体加熱システム。 - 前記発熱体が正の温度係数サーミスタである、請求項94に記載の加熱システム。
- 前記導管が、流体を前記流体供給リザーバから前記加熱リザーバに送出するように適合され構成された可撓性の管である、請求項94に記載の装置。
- 前記導管が、流体を前記流体供給リザーバから前記加熱リザーバに送出するように適合され構成された剛性の管である、請求項94に記載の装置。
- 前記流体供給導管が、内径約2mmであり、毛管作用によって前記導管を通る液体の流れを容易にする、請求項94に記載の装置。
- 環状マニホルドの外周に配置された複数の取付け耳、中心の開口、および前記中心開口を取り囲む環状の段付き壁を備えた環状マニホルドと、
前記中心開口の下に同心状に配置され、前記複数の取付け耳の第1の対に固定された加熱リザーバと、
前記加熱リザーバの基部に固定された発熱体とを含む、流体加熱システム。 - 前記発熱体が、正の温度係数サーミスタである、請求項99に記載の加熱システム。
- 前記加熱リザーバが、加熱リザーバの底面上に成形された1対のボスを有し、前記1対のボスが取付けプレートの対、および1対のタブによって前記加熱リザーバの基部に固定され、前記タブが前記1対のボスに固定されている、請求項99に記載の加熱システム。
- ガスケットの1側部上に形成された外周の溝を有するガスケットをさらに含み、前記溝が前記環状の段付き壁と係合する、請求項99に記載の加熱システム。
- 前記マニホルドが、第2の対の取付け耳によって、加熱すべきチャンバ内の1対の支持部材に固定されている、請求項99に記載の加熱システム。
- 前記マニホルドが、流体の供給を受けるため、その中に形成した通り穴を有する前記側壁の前記取付けフランジから半径方向に延びる入口管をさらに備える、請求項99に記載の加熱システム。
- 洗浄チャンバ内で使用するための物品保持バスケットであって、
前記バスケットを前記チャンバ内で支持するためのフランジ部分と、
前記フランジ部分の間に成形された実質的に平坦な頂部と、
前記頂部から下がった少なくとも1つの区画とを備え、
前記区画が2つの共に延びる部分を有するように適合され構成され、1方の部分が他方の部分よりも体積が小さく、
前記頂部および前記少なくとも1つ区画が複数のメッシュ状の開口を備えている、物品保持バスケット。 - 前記物品保持バスケットの前記フランジ部分の下側表面の対向する側部上に配置された1対の固定部材をさらに備え、前記1対の固定部材が前記チャンバ内に形成された案内溝と係合する、請求項105に記載の物品保持バスケット。
- 前記物品保持バスケットが楕円形である、請求項106に記載の物品保持バスケット。
- 前記固定部材が、前記惰円形物品保持バスケットの主軸の対向する端部に配置されている、請求項107に記載の物品保持バスケット。
- 前記物品保持バスケットが、抗菌プラスチックからなる、請求項105に記載の物品保持バスケット。
- 洗浄チャンバ内で使用するための物品保持バスケットであって、
前記バスケットを前記チャンバ内で支持するためのフランジ部分と、
前記フランジ部分の間でそれから離れて延び、物品受入部分の中に形成された少なくとも1つの区画を備える物品受入部分とを備え、
前記区画が物品の少なくとも1部を垂直の姿勢で保持するように適合され構成され、
前記物品受入部分がオープン・メッシュ構成を有する、物品保持バスケット。 - 前記物品保持バスケットが、前記フランジ部分の下側表面の対向する側部上に配置された1対の固定部材をさらに備え、前記1対の固定部材が、前記チャンバ内に形成された案内溝と係合する、請求項110に記載の物品保持バスケット。
- 各前記1対の固定部材がタブを備える、請求項111に記載の物品保持バスケット。
- 前記物品保持バスケットが楕円形である、請求項112に記載の物品保持バスケット。
- 前記固定部材が、前記楕円形物品保持バスケットの主軸の対向する端部に配置されている、請求項113に記載の物品保持バスケット。
- 前記流体供給システムが、前記本体内に成形された流体供給リザーバ、および流体供給導管を備えて、流体を前記流体供給システムから前記加熱システムに送出する、請求項3に記載の装置。
- 前記導管が、流体を前記流体供給リザーバから、前記マニホルド内に成形された入口管に送出するように適合され構成された可撓性の管である、請求項115に記載の装置。
- 回路板を水平方向に保持するための第1の回路板ホルダをさらに備え、前記回路板ホルダが前記基部と一体成形されている、請求項2に記載の装置。
- 前記第1の回路板ホルダが、それぞれ回路板の縁部を受けるように適合され構成された1対のチャンネル形サイド・ホルダを備え、前記回路板が前記1対のチャンネル形ホルダと対向する縁部で係合する、請求項117に記載の装置。
- 前記チャンバに取り外し可能に取り付けられた物品保持バスケットをさらに備え、前記バスケットが前記物品を受け保持するように適合され構成されている、請求項65に記載の装置。
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