JP2004525468A - 入力/出力能力を有するマルチスレッド内蔵プロセッサ - Google Patents

入力/出力能力を有するマルチスレッド内蔵プロセッサ Download PDF

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Abstract

【課題】外部システムに対するアナログ及びデジタル電気インタフェースを有するシングルチップ内蔵マイクロプロセッサを提供する。
【解決手段】外部システムに対するアナログ及びデジタル電気インタフェースを備えたシングルチップ内蔵マイクロプロセッサを有する内蔵プロセッサシステム。新しいプロセッサコアは、プロセッサスレッド状態及び他の構成要素へのアクセスをモニタ及び制御するための監視制御と共に、複数の独立式及び従属式同時スレッドのパイプライン化された実行を使用する。このパイプラインは、選択されたパイプライン段階の種類と二重及び三重ポートメモリ技術の使用とを通じてメモリ又は周辺機器アクセス上の争いを選択的に回避することにより、複数スレッドの同時実行を可能にする。単一のプロセッサコアは、単一又は複数スレッドの制御下で、様々な組合せの1つ又は複数のデータストリーム上の1つ又は複数のインストラクションストリームを実行する。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、外部システムに対するアナログ及びデジタル電気インタフェースを有するシングルチップ内蔵マイクロプロセッサに関するものである。更に詳しくは、本発明は、プロセッサスレッド状態及び他の構成要素へのアクセスをモニタ及び制御するための監視制御と共に、複数の独立式又は従属式同時スレッドのパイプライン化した実行のための新しいプロセッサコアに関する。
【背景技術】
【0002】
「マルチスレッド化」は、システムプログラムの異なる部分(スレッド)を同時に実行するマイクロプロセッサの能力を形成するものである。マルチスレッド化は、ソフトウエア又はハードウエアシステムで達成することができる。単一のプロセッサコアによるマルチスレッド化は、別々のスレッドがセグメント化された時間ウィンドウで実行されるようにプロセッサコアの実行時間を分割することにより、複数の同時のスレッドをパイプライン化することにより、又は、複数のプロセッサを並列に実行することにより達成することができる。マイクロプロセッサは、複数のデータセットに対する単一のインストラクション(SIMD)、及び複数のデータセットに対する複数のインストラクション(MIMD)を実行する能力を有することが好ましい。
【0003】
内蔵プロセッサの分野は、内蔵プロセッサには、1)低い製造コスト、2)低電力消費量及び低い熱放散、3)厳密なリアルタイムでの多重タスクの実行、及び4)特殊目的周辺機器及び入力/出力周辺機器のチップ上の統合が必要とされるので、非内蔵プロセッサとは実質的に異なる。サーバ及びパーソナルコンピュータ用非内蔵プロセッサでは、処理電力及び処理能力が最大化され、コストが二次的な検討事項として見られる。非内蔵プロセッサにおいては、非内蔵プロセッサが公共電源と直接に接続され、作動中に消費された多量の熱を放散するための外部フィン、ファン、又は冷蔵システムを有するので、電力消費量は、内蔵プロセッサほど重要ではない。非内蔵システムは、一般的に、内蔵プロセッサよりも分散化されたアーキテクチャを有し、更に、様々な他の入力/出力装置、表示装置、及び記憶装置、及び、高速バックプレーン構造体、ローカルエリアネットワーク、及び通信設備を有するシステムに相互接続された中央プロセッサ又はプロセッサのクラスタを有する。非内蔵プロセッサチップの実装は、内蔵プロセッサよりもはるかに複雑であり、一般的に、内蔵プロセッサで通常使用される数十万個のトランジスタに代わって、何百万ものトランジスタが含まれる。
【0004】
内蔵プロセッサの分野においては、複数の入力/出力インタフェース及び他の内蔵プログラムに使用されるマルチタスキングが一般的である。従来の内蔵プロセッサは、1つのインストラクション又はインストラクションのグループを構成する1つのタスクセグメントを実行する単一のプロセッサを有する。割り込みにより、複数の競合するアプリケーションタスクの全体に亘って利用可能なプロセッサ時間が割り当てられる。各々の新しいタスクは、割り当てられた時間セグメントで実行されるように作成されるので、最終タスクのアプリケーション状態、つまり「コンテキスト」が記憶される。従来のプロセッサシステムのリアルタイムプログラムは、本質的に設計し難く、そのようなシステムの連続的なコンテキストスワッピングに関する要件のために非効率的なものとなっている。
【0005】
様々なマルチスレッド化プロセッサシステムがこれまで開発されている。フリン他に付与された米国特許第5,907,702号(1999年)において、一次側インストラクションキューの能動スレッドを実行することにより、かつ、その後の実行のために休止スレッドを二次側キューに保持する(100%のコンテキスト記憶による)ことにより、マルチスレッド化プロセッサにおけるスレッドスイッチ待機時間を減少するためのシリアルスレッド実行システムが説明された。ロイ他に付与された米国特許第6,134,653号(2000年)において、連続実行式プログラムスレッド間の素早いコンテキスト切り替えを可能にするために3組の汎用レジスタを有するプロセッサアーキテクチャが説明された。Chung他に付与された米国特許第5,404,469号(1995年)において、特定のスレッドからのインストラクション全体が、固定された所定のタイムスロットにおいて所定のタイムスロットから成る繰り返しパターンで実行されるように、プロセッサ内の多重機能ユニットが割り当てられる静的インターリーブ技術が説明された。キムラ他に付与された米国特許第5,546,593号(1996年)及び第6,105,127号(2000年)において、任意のストリームで任意の時間に実行されるように各スレッドを選択かつ方向付けするために、並列ハードウエア実行ストリーム、及び、制御及び最適化ユニットを使用して複数のインストラクションストリームを同時に実行するためのプロセッサアーキテクチャが説明された。
【0006】
クロケット他に付与された米国特許第4,646,236号(1987年)及びデービス他に付与された米国特許第5,357,617号(1994年)において、三段階パイプラインが説明された。更に、複数の非パイプライン化プロセッサの全体に亘る複数の同時プログラムスレッドの実行を計画するための様々な手法がこれまで提案されている。ウィルキンソン他に付与された米国特許第6,094,715号(2000年)、ウィルキンソン他に付与された米国特許第5,966,528号(1999年)、ウィルキンソン他に付与された米国特許第5,878,241号(1999年)、ウィルキンソン他に付与された米国特許第5,828,894号(1998年)、ウィルキンソン他に付与された米国特許第5,761,523号(1998年)、及びウィルキンソン他に付与された米国特許第5,754,871号(1998年)は、「SIMD」、「MIMD」、又は「SIMD/MIMD」の組合せによる作動に対して設定可能なプロセッサのアレーを説明した。ダップ他に付与された米国特許第5,734,921号(1998年)は、並列アレープロセッサ、又は、「SIMD」、「MIMD」、又は結合「SIMD/MIMD」の作動モードで作動することができる複数のプロセッサを包含するそのようなプロセッサのマトリクスを説明した。
コーンに付与された米国特許第5,276,847号(1994年)によるメモリアドレス、及び、ミヤモト他に付与された米国特許第6,101,569号(2000年)に示されているより一般的なシステムリソースについては、種々のハードウエアセマフォーが検討されている。
【0007】
非内蔵マルチスレッドプロセッサの実行を監視及び制御するための様々な手法がこれまで提案されている。ラーセン他に付与された米国特許第5,835,705号(1998年)において、パフォーマンス・バッファ・オーバーフロー処理などの更なる行動を開始するためにスレッド当たりのイベントを計数し、計数結果に応答して割り込みを発生させる非パイプライン化マルチスレッドプロセッサシステムが説明されている。クリソス他に付与された米国特許第5,923,872号(1999年)及び第6,000,044号(1999年)において、多段プロセッサパイプラインにおける詳細状態に関する情報及びインストラクションのサンプルを呈示するための種々のシステムが説明された。採取されたインストラクション当たりのそのような状態に関する情報のプロフィールは、内部プロフィールレジスタに記憶され、その後、割り込み状態又はソフトウエアポーリングに応答して分析されるというものであった。ドーイング他に付与された米国特許第6,018,759号(2000年)及びフリン他に付与された米国特許第6,052,708号(2000年)において、パフォーマンスモニタリング装置からの結果に基づいて、スレッドスイッチコントローラがプロセッサスレッドを切り替える非パイプライン化マルチスレッドプロセッサシステムが説明された。エマー他に付与された米国特許第6,073,159号(2000年)において、同時マルチスレッド実行システム内の複数のスレッドから好ましいスレッドを選択するための技術が説明された。ボルケンハーゲン他に付与された米国特許第6,076,157号(2000年)において、独立した実行が可能な種々のインストラクションから成る2つ又はそれ以上のスレッド間で切り替えるためのシステムが説明された。
【0008】
【特許文献1】
米国特許第5,907,702号
【特許文献2】
米国特許第6,134,653号
【特許文献3】
米国特許第5,404,469号
【特許文献4】
米国特許第5,546,593号
【特許文献5】
米国特許第6,105,127号
【特許文献6】
米国特許第4,646,236号
【特許文献7】
米国特許第5,357,617号
【特許文献8】
米国特許第6,094,715号
【特許文献9】
米国特許第5,966,528号
【特許文献10】
米国特許第5,878,241号
【特許文献11】
米国特許第5,828,894号
【特許文献12】
米国特許第5,761,523号
【特許文献13】
米国特許第5,754,871号
【特許文献14】
米国特許第5,734,921号
【特許文献15】
米国特許第5,276,847号
【特許文献16】
米国特許第6,101,569号
【特許文献17】
米国特許第5,835,705号
【特許文献18】
米国特許第5,923,872号
【特許文献19】
米国特許第6,000,044号
【特許文献20】
米国特許第6,018,759号
【特許文献21】
米国特許第6,052,708号
【特許文献22】
米国特許第6,073,159号
【特許文献23】
米国特許第6,076,157号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
内蔵マイクロプロセッサアプリケーションに対する効率的な作動をもたらす様々な異なるシステムがこれまで提案されているが、強化された作動能力を有するシステムに対する必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、入力/出力アプリケーションのためのプログラム可能シングルチップ内蔵プロセッサシステムを提供する。本発明は、プロセッサコアが少なくとも2つの専用状態を有することができるような、多段プロセッサパイプラインにセグメント化された共通実行論理を共有する少なくとも4つの並列の独立アプリケーションスレッドによって作動可能なモジュール式マルチビットマルチスレッドプロセッサコアと、プロセッサコア内のインストラクションセットを実行するためのプロセッサコアと係合した論理機構と、プロセッサコアの状態を検査してプロセッサコアの作動を制御するための、プロセッサコアスレッドのうちの少なくとも1つによって制御された監視制御ユニットと、インストラクションセット及び関連データを記憶して実行するためのメモリと、プロセッサコアに出入りする入力/出力信号を伝送するための、プロセッサコアと係合した周辺アダプタとを含む。
【0011】
周辺アダプタは、入力/出力信号を様々な処理機能を実行するアナログ及びデジタル周辺機器に、また、プロセッサコアに出入りするレジスタ値を監視制御ユニットに伝送するためのプロセッサコアと係合することができる。すなわち、周辺アダプタは、アナログ及びデジタル処理機能を制御することができる場合がある。
本システムは、プロセッサコア内部のメモリ及び外部メモリの両方をサポートすることが好ましい。外部メモリは、周辺アダプタを通じてアクセスされる。従って、メモリは、プロセッサコアコードを記憶及び実行するための内部メモリ及び周辺アダプタに係合した外部メモリで構成することができる。
【0012】
本発明は、取り出し、復号化、読取り、アドレッシング、算術計算及びアドレス計算、ポートメモリ、分岐、及び書込みのサブインストラクションレベルのオペレーションの少なくとも1つに各マシンインストラクションを分割する最大8個までのプロセッサパイプライン段階をサポートすることが好ましい。複数のそのようなパイプラインは、共有メモリを有するシステム内で実行されるように構成することができる。
更に、プロセッサパイプラインは、インストラクション取出し論理段階、インストラクション復号化論理段階、マルチポートレジスタ読取り段階、アドレスモード論理段階、算術計算及びアドレス計算段階のための算術計算論理ユニット、マルチポートメモリ段階、分岐/待機論理段階、及びマルチポートレジスタ書込み段階のうちの少なくとも1つで構成されることが好ましい。
【0013】
本発明は、システムスレッドのオペレーションを様々な方法で操作及び調整する。監視制御ユニットを使用するいかなるスレッドも、所定のプロセッサコアで個々のスレッドオペレーション又は専用状態を開始、停止、又は変更することができる。システムは、各スレッドがマシンインストラクションを実行して特定のデータセットを操作するように、複数のスレッドがマシンインストラクションを実行して単一のデータセットを操作することができるように、又は、スレッドのグループの任意の組合せが特定のデータセット及び別々のデータセットを同時に操作するように構成することができる。ハードウエアセマフォーベクトルを使用して、周辺アダプタを通した様々なシステム周辺機器へのアクセス、及びシステムメモリへのアクセスは、複数のスレッドオペレーション中にシステムスレッドのいずれかによって制御される。
【0014】
すなわち、プロセッサコアは、共通の実行論理及びメモリを複製することによって2つのグループの独立したスレッドをサポートすることができる。更に、監視制御ユニットは、個々のマルチスレッドプロセッサのオペレーションを開始、停止、及び変更する目的で、マルチスレッドプロセッサコアのオペレーション状態を検査して解釈することができることが好ましい。監視制御ユニットは、別のスレッド処理を開始及び停止し、単一段階及び複数段階の制御オペレーションモードで状態情報を検査及び修正するように第1のスレッド処理によって作動可能とすることができる。システムは、更に、周辺アダプタ及びシステムメモリへのマルチスレッドアクセスを制御するための、監視制御ユニットと係合したハードウエアセマフォーベクトルを更に含むことができる。更に、監視制御ユニットは、プロセッサコアの周辺装置として構成することができる。
更に、監視制御ユニットは、好ましくは、入力/出力インストラクションを使用することによりプロセッサコアスレッドの各々によってアクセス及び制御することができる。制御用プロセッサコアスレッドは、好ましくは、プログラム可能であり、プロセッサコアスレッドのいずれかを含む。
【0015】
制御用プロセッサコアスレッドは、複数インストラクション複数データ処理オペレーションがプロセッサコアスレッドによってサポート可能であるように、全体的なスレッド処理オペレーション方法を再設定することができる。更に、制御用プロセッサコアスレッドは、単一インストラクション複数データ処理オペレーションが上述のプロセッサコアスレッドによってサポート可能であるように、全体的なスレッド処理オペレーション方法を再設定することができる。最後に、制御用プロセッサコアスレッドは、単一インストラクション複数データ処理オペレーション、及び複数インストラクション複数データ処理オペレーションが任意の数の上述のプロセッサコアスレッドによって同時にサポート可能であるように、全体的なスレッド処理オペレーション方法を再設定することができる。
【0016】
本発明は、特化されたマシンインストラクションセットをサポートすることが好ましい。特定のインストラクションは、単一バイト値の検出、及び各スレッドがそのスレッド番号を検出することを考慮したものである。インストラクションセットは、更に、上述のプロセッサコアの選択されたインストラクションセットの割り当てられていないビットフィールドに内蔵されたビットパターンを識別する段階をサポートすることができる。換言すると、システムは、プロセッサコアのインストラクションセットの割り当てられていないビットフィールドに内蔵されたビットパターンを識別する段階で更に構成することができる。
【0017】
本システムは、更に、特定のワードデータ形式を検出するための、上述のインストラクションセットに実装される条件コード機構を含むことができる。更に、ワードの最下位バイトの値が0から255の特定の範囲内であることを条件コードによって検出することができる。同様に、インストラクションセットは、各スレッドがそのスレッドアイデンティティを判断することを可能にするプロセッサインストラクションを含むことができる。
ここで、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
本発明は、プロセッサパイプライン内のマルチスレッドの実行をサンプリング、監視、及び制御するためのプラットフォームを提供する。本発明は、より一般的なシステムリソースを得るために競合する複数の同時スレッドのオペレーションを方向付け及び制限するための強力な機構を提供する。
従来技術による内蔵プロセッサシステムとは対照的に、本発明は、単一プロセッサ/機能的制御ユニットを伴うパイプラインアーキテクチャを使用し、インストラクションは、それを実行するのに複数のプロセッササイクルを必要とし、個々のストリームからの1つのインストラクションは、一般的に各プロセッササイクルで実行される。従来技術によるシステムと異なり、本発明は、特化されたハードウエア及びメモリレジスタを通じてではなく、パイプラインプロセッサスレッドのいずれかを通じて行われるパイプラインプロセッサ内の複数のスレッドの実行をサンプリング、監視、及び制御するための単純なプラットフォームを提供する。また、この監視制御機能は、メモリ、レジスタ、及び周辺装置を含む一組のプログラム定義リソースへのアクセスを制御するためのハードウエアセマフォー機構を組み込むことができる。
【0019】
複数のスレッドは、パイプラインアーキテクチャ及び共有プロセッサ論理を使用して並列に実行される。パイプラインアーキテクチャを使用することにより、取り出し、復号化、処理、メモリ及び周辺装置へのアクセス、及びマシンインストラクションの記憶という段階が分離され、並列のスレッドが千鳥状にパイプライン内に導入される。パイプライン作動中はいつでも、それぞれの別々のスレッドマシンインストラクションは、プロセッサのサイクル内で「n」個のそのようなスレッドの論理オペレーションが同時に処理されるように、パイプライン内で異なる段階にある。本発明の好ましい実施形態では、8個のクロックサイクルによって単一のマシンインストラクションを処理することができるが(2ワードインストラクションでは16個)、本発明の効率は、8つのスレッドで更なる処理能力をもたらす。平均すると、1つの完全なマシンインストラクションは、アクティブスレッドの1つのクロックサイクルで完了される。本発明は、非内蔵マイクロプロセッサにある数千万個のトランジスタに代わって、10万個よりも少ないトランジスタを使用して大幅な処理利得及び監視機能をもたらす。
【0020】
図1を参照すると、シングルチップ内蔵プロセッサ10は、中央8スレッドプロセッサコア12、バッファ付き出力装置16を有するクロック入力装置14、主RAM18として図示された様々な内部メモリ構成要素、監視制御ユニット(SCU)20、周辺アダプタ22、周辺インタフェース装置24、外部メモリインタフェース26、及び試験ポート28を含む入力/出力能力を有する。本システムは、通信アプリケーション用の内蔵装置制御ユニットとしてRFトランシーバ32に接続されたベースバンドプロセッサユニット(BBU)30などの様々な内蔵入力/出力アプリケーションに対して使用される。
【0021】
図1に示すように、本システムは、アプリケーション専用集積回路(ASIC)として実行される時、プロセッサ10と特定されるボックス内に含められている。プロセッサ10内の中央構成要素は、マルチスレッドプロセッサコア12であり、本発明の1つの好ましい実施形態において、8個の同時プログラムスレッドを実行することができる8段階パイプラインとして図示されている。プロセッサ10内の全ての要素は、基本タイミング信号をクリスタル34から受信するマスタクロック14と同期化されている。マスタクロック14は、システム構成要素を同期化するために内部的に使用され、潜在的なクロック出力装置16として別のシステムに対して外部的にバッファに入れられる。内蔵プロセッサ10と協働するシステムが異なるクロック速度を有するように、第2のクロック入力をバッファ付き出力装置16に供給することができる。
【0022】
プロセッサコア12に接続されているのは、様々な種類のメモリである。8組の8ワードを含む3ポートレジスタRAMモジュール36は、8個のプロセッサスレッドの各々についてレジスタR0からR7に対して使用される。ブートROMメモリ38は、システムブート画像及びRFトランシーバ32アプリケーション用コード表などの様々なアプリケーション専用の表を含む幾つかの不揮発性プログラム及びデータを記憶することができる。本システムが起動された時、ブートROM38画像が主RAM18にコピーされて実行される。一時的な変数や他の変更可能なパラメータ及びシステムデータも、主RAM18に記憶されている。主RAM18は、2ポートフォーマット構造を有することができる。更なるメモリが必要とされる場合、入力/出力インストラクションを使用して周辺アダプタ22を通じて外部メモリ42にアクセスすることができる。
【0023】
監視制御ユニット(SCU)20は、周辺アダプタ22を通じてプロセッサコア12と内部的に協働する専用周辺装置として構成することができる。プロセッサコア12内の「制御用」スレッドは、周辺アダプタ22によって監視制御ユニット20にアクセスする入力/出力インストラクションを出す。スレッドのいずれも、制御用スレッドとして機能することができる。監視制御ユニット20は、監視制御ユニット20が監視制御機能を実行する時、プロセッサコア12の様々な要素にアクセスする。監視制御ユニット20は、1)各スレッドプロセッサの実行/停止制御、2)各スレッドプロセッサの専用状態への読取/書込のためのアクセス、3)I/Oロックアップ、タイトループなどの異常状態の検出、4)重要リソースのセマフォーベースの管理、及び、5)16ビットタイマ機能を含む、プロセッサイベント又はシーケンスを計時するためのマスタクロック14への参照による様々な監視制御機能をサポートする。通常の処理中は、監視制御ユニット20は、スレッド処理に影響を及ぼすことなく、状態情報をプロセッサパイプラインから読み取る。監視制御ユニット20は、制御スレッドによって指示された時にのみ、所定のスレッドに対するプログラムの実行に割り込むか又はそれを再指示することになる。
【0024】
監視制御ユニット20は、16ビットセマフォーベクトルを通じてシステムリソースへのアクセスを管理する。セマフォーの各ビットにより、メモリ位置又は範囲、又は、周辺装置アドレス、一式の周辺装置又は周辺装置のグループなどのシステムリソースへのアクセスが管理される。各ビットの意味は、ROM38画像内に設定された定数でプログラマによって定義される。ROM38は、「FLASH」型とすることができ、又は、ROM38は、外部メモリからこの情報にアクセスすることができ、従って、セマフォーベクトルのビットの意味をアプリケーションによって変えることができる。スレッドは、対応するビットを「1」に設定することによって所定のシステムリソースを保持する。スレッドがシステムリソースの使用を完了すると、対応するビットを「0」に戻す。セマフォービットは、図5に示す「アップベクトル」レジスタ109及び「ダウンベクトル」レジスタ110を使用して設定及びクリアされる。
【0025】
周辺アダプタ22は、様々な一般的な入力/出力インタフェース装置24にアクセスし、一般的な入力/出力インタフェース装置24には、汎用シリアルインタフェース、汎用パラレルデジタル入力/出力インタフェース、アナログ/デジタル変換器、デジタル/アナログ変換器、専用ベースバンドユニット(BBU)30、及び試験ポート28を挙げることができる。ベースバンドユニット30は、制御信号及び生シリアルデータがRFトランシーバ32に、又はRFトランシーバ32から伝えられる通信アプリケーションに使用される。ベースバンドユニット30は、これらの通信を同期化し、ストリーム(RFトランシーバ32に出入りする)をシリアルからパラレルフォーマット(プロセッサコア12によって使用される)に変換する。試験ポート28は、開発及び製造時の試験に使用される。試験ポート28は、監視制御ユニット20を使用するスレッドの開始及び停止などの様々な試験機能を実行するプロセッサコア12上で実行されるプログラムスレッドによってサポートされる。
【0026】
「ASIC」は、共有メモリモデルを有するマルチスレッドアーキテクチャをサポートする。プロセッサコア12のためのプログラミングモデルは、8個のスレッドを有する対称マルチプロセッサ(SMP)と同等であるが、ハードウエアの複雑性は、入力/出力機能を有する単一の従来のマイクロプロセッサに比するものである。レジスタセットのみが、スレッド間で複製される。プロセッサコア12のハードウエアコストの大半は、8つのスレッドの全てが分担している。
【0027】
図2に示すプロセッサコア12は、複数のスレッドを同時に効率的に処理するために当業技術で公知の同期パイプライン技術を使用する。図示する本発明の一実施形態において、一般的な単一16ビットインストラクションは、8つの段階による処理で実行される。インストラクションが2つの16ビットワードから成る場合、2回のパイプライン段階通過が一般的に必要とされる。パイプラインの8つの段階とは、以下のものである。
段階0:インストラクション取出し
段階1:インストラクション復号化
段階2:レジスタ読取り
段階3:アドレスモード
段階4:「ALU」オペレーション
段階5:メモリ又はI/Oサイクル
段階6:分岐/待機
段階7:レジスタ書込み
【0028】
このパイプライン手法には幾つかの顕著な利点がある。第1に、インストラクション処理は、簡単なエネルギ効率の高いステップに分割される。第2に、パイプライン処理段階は、複数のスレッドが共有することができる。各スレッドは、図3に示すように、並列にしかしパイプライン処理の異なる段階で実行される。図3の縦軸30は、パイプライン段階を示し、横軸52は、プロセッサクロック14のサイクル又は時間に対応する。スレッド当たりの各インストラクションは、実行するのに8クロックサイクル掛かるが、平均すると、パイプラインでは、実行されている8つのスレッドの1つからクロックサイクル当たり1つのインストラクションが完了される。従って、パイプラインアーキテクチャにより、顕著な処理利得が得られる。第3に、パイプラインスレッドの各々は、独立して実行することができることから、リアルタイムの非常に重要なタスクは、確実な実行を保証するために別々のスレッドの専用とすることができる。本発明のこの特徴は、競合するタスク間のクロックサイクルの複雑な分割を証明して確実に実行するのが困難であるこれまでの割込み駆動式マイクロプロセッサよりもはるかに簡単で信頼性が高いものである。
【0029】
プロセッサクロック14の各サイクルで、アクティブなインストラクションは、次の段階に進む。段階7の後、シーケンス内の次のインストラクションは、段階0から始まる。図3でわかるように、スレッド0(T0)は、54で示すように、サイクル「1」でパイプライン段階0に入る。時間がクロックサイクルを進むにつれて、T0は、パイプラインの段階0から段階7に移動する。同様に、他のスレッドT1からT7は、その後のサイクル「1」からサイクル「8」でパイプライン段階0に入り、図3に示すように、T0が特定の段階から出る時に段階0から段階7に移動する。このハードウエア共有方法の結果は、同時に作動する8点スレッドプロセッサと同等である。
【0030】
プロセッサコア12パイプラインは、2ワードインストラクションフォーマットなどの32ビットインストラクションをサポートする。インストラクションの各ワードは、2ワードインストラクションの処理に16回のクロックの刻みが必要となるように、8つのパイプライン段階の全てを通過する。これは、図2に見ることができ、線60は、パイプラインの段階7(76)の「レジスタ書込み論理」108を段階0(62)の「パイプラインレジスタ#0」(80)に結合する。一般に、各スレッドは、プロセッサクロック14の8回の刻み当たりインストラクションストリームの1ワードを処理する。
【0031】
各スレッドプロセッサ12の専用状態は、パイプラインレジスタ#0から#7(80から94)、又は3ポートRAM36モジュール(レジスタ0から7、R0:R7)に記憶されている時、1)16ビットプログラムカウンタ(PC)レジスタ、2)ビットがn、z、v、及びcと名付けられた4ビット条件コード(CC)レジスタ、3)1組8つの16ビット汎用レジスタ(R0:R7)、及び、4)各パイプライン段階に必要とされるフラグ、バッファ、及び一時レジスタから成る。物理的には、汎用レジスタは、図1でわかるように3ポートRAM36内の64ワードブロックとして実行することができる。レジスタアドレスは、インストラクションワードからの3ビットレジスタ指定子と共に、スレッドカウンタレジスタから引き出された3ビットスレッド番号(T0:T7)の連結によって形成される。単一16ビットインストラクションは、最大3個までのレジスタオペランドを指定することができる。
【0032】
インストラクションが図2に示すハードウエアパイプラインを進むにつれて、各スレッドプロセッサの専用状態は、プロセッサパイプラインを通って流れ、レジスタ(R0:R7)は、3ポート64ワードレジスタRAM36に記憶され、他の専用値は、パイプラインレジスタ#0から#7(80から94)に記憶されているパケット構造で記憶される。スレッドパケット構造は、各パイプライン段階で異なり、段階の要件が異なることを反映している。スレッドパケットのサイズは、45ビットから103ビットまで変動する。
【0033】
図4でわかるように、プロセッサクロック14の各刻みで2つの16ビットレジスタが読み取られ、1つの16ビットレジスタに書き込みを行うことができる(56)。読取りは段階2(66)で行われ、一方、任意選択の書込みは段階7(76)で行われることから、読取りは、常に書込みと異なるスレッドに関係する。各スレッドのレジスタのサブセットは異なるので、単一のクロックの刻み内での書込アクセスと2つの読取アクセスとの間の衝突の可能性はない。
【0034】
同様に、8つのスレッドの全ては、主RAM18及び完全な周辺装置セットへのアクセスを共有する。一般的に、スレッドは、主RAM18を通じて互いに通信するが、所定のスレッドは、監視制御ユニット20を使用して別のスレッドの状態を判断したり、変更することができる。段階0(62)及び段階5(72)において、2ポート主RAM18は、図4の58によって示すように、主RAM18内の異なる区域でプログラムを実行する2つの異なるスレッドによってアクセスされる。
【0035】
パイプライン機構を示す図2を参照すると、様々なパイプライン段階、及び、コアプロセッサ12パイプラインと相互作用する監視制御ユニット20及びスレッドカウンタ107が図示されている。スレッドカウンタ107は、パイプラインの段階0(62)内への特定スレッドの状態情報の読込みを指示し、0から7まで連続的に計数する。特定スレッドに対するインストラクションは、スレッドカウンタ107によって指示されると、段階0(62)の始めに「パイプラインレジスタ#0」(80)を通じてパイプラインに入る。「インストラクション取出し論理」96は、主RAM18アドレスバスにアクセスし、得られるインストラクションデータが「パイプラインレジスタ#1」(82)に記憶される。段階1(64)において、インストラクションは復号化される。段階2(66)において、この情報は、この段階で現在アクティブな所定のスレッドに付随するレジスタからデータを検索するために使用される。段階3(68)において、「アドレスモード論理」100は、アドレッシング形式を判断し、アドレッシング単一化(様々なマシンインストラクション形式に対する即時、ベース変位、及び、レジスタ・インダイレクト及び絶対アドレッシングフォーマットに関するアドレッシングフィールドを収集する)を実行する。「ALU」102及び関連論理を包含する段階4(70)において、「ALU」102は、オペレーション(アドレス又は算術計算の追加のため)を実行し、早期条件コードを設定し、段階5(72)のメモリ及び周辺I/Oオペレーションの準備をする。
【0036】
分岐及びメモリオペレーションに関して、「ALU」102は、PC関連又はベース変位のいずれかのアドレス算術計算を実行する。段階5(72)は、読取又は書込オペレーションを行うために、主RAM18又は周辺装置にアクセスする(「周辺アダプタ論理」104を通じて)。段階6(74)では、分岐インストラクション及び周辺I/O待機を実行するために、「分岐/待機」論理106が使用される。状況によっては、第1のスレッドは、多くのサイクルに亘って周辺装置24が応答するのを待つことになる。この「待機」は、適当な監視制御ユニット20レジスタにアクセスする第2のスレッドにより検出することができる。また、第2のスレッドは、待機の持続時間を判断するために連続的に計数している監視制御ユニット20レジスタを利用することができる。周辺装置24が所定の時間内に応答しなかった場合、第2のスレッドは、第1のスレッドが待機ループに捕まっている恐れがあるので第1のスレッドを再度初期化するための措置を講じることができる。段階7(76)は、任意のレジスタ値を3ポートレジスタRAMモジュール36に書込む。その後、スレッドパケットの収支は、現在のスレッド用パイプラインに入る次のインストラクションワードのために「パイプラインレジスタ#0」(80)にコピーされる。
【0037】
図2はまた、プロセッサコアスレッドの状態をモニタし、システムリソースへのアクセスを制御し、特定の状況においてはスレッドのオペレーションを制御するために使用される監視制御ユニット20を示す。監視制御ユニット20は、図2に示すように、パイプラインハードウエア内の様々な地点で状態情報を選択的に読み取るか又は書き込むことができる。これは、別々の制御プログラムによって作動される特化された制御機構ではなく、プロセッサコア12のスレッドのいずれかによって一体的に柔軟に制御される。監視制御ユニット20は、図2において太い矢印105で示すように、周辺アダプタ論理104を通じて標準的な入力/出力インストラクションを使用する任意のスレッドによってアクセス可能であるように周辺装置として構成される。これらのインストラクション「inp」及び「outp」のフォーマットについては後述する。所定のスレッドがスレッド専用の監視制御ユニット20作動を指示したい時は、まず図5に示すように、ポインタ値を入力/出力アドレス「4」(112)に書込まなければならない。ポインタ112は、図6に示すように、ビット位置「3」から「5」(114)で監視制御ユニット20によってアクセスされるスレッドを含む。レジスタが監視制御ユニット20の作動を通じてアクセスされる場合、所望のレジスタの値は、ポインタのビット「0」から「2」(116)に含まれている。
【0038】
様々な監視制御ユニット20の読取及び書込オペレーションがサポートされる。読取アクセス(「inp」インストラクション)は、読み取られているスレッドの状態に影響を与えない。図5に示すように、レジスタ値(R0:R7)、プログラムカウンタ値、条件コード値、ブレークポイント(スレッドがそれ自身に分岐するタイト・ループ)、所定のスレッドに対する条件、所定のスレッドの待機状態(周辺装置が応答するのを待っているスレッド)、セマフォーベクトル値、及び連続的に作動する16ビットカウンタを読み取ることができる。「ブレークポイント」レジスタ124は、スレッドが連続的に分岐しているかどうかを検出する。「待機」レジスタ126は、値がすぐには利用可能でない時のような所定のスレッドが周辺機器を待っているかどうかを教える。「時間」レジスタ130は、システムクロックサイクル数に関して周辺機器の応答時間を測定するなどの任意の目的のために、相対的な進行時間を計算するのにスレッドによって使用される。慣例により、所定の目標スレッドは、任意の書込アクセス(「outp」インストラクション)がその状態値に関して実行される前に「停止される」べきである。制御用スレッドが所定の目標スレッドについてレジスタ、プログラムカウンタ、又は条件コードを変更することを希望した場合、制御スレッドは、図5でわかるように、最初にワードを停止アドレス「3」(132)に書込むことによって目標スレッドを「停止」しなければならない。停止ベクトルのビット「0」からビット「7」は、プロセッサコア12の8つのスレッドに対応する。目標スレッドに対応するビットを1に設定することにより、目標スレッドは、パイプラインを通じた現在のインストラクション実行を完了する。パイプライン論理は、次に、「実行」オペレーションにおけるように、停止ベクトル内の目標スレッドのビットがもう一度制御スレッドによってゼロに設定されるまで、そのスレッドに対する更に別のいかなるインストラクションも読込みを行わない。目標スレッドが停止されると、制御スレッドは、図5に示すように、適当な監視制御ユニット20の入力/出力アドレス位置に書込み(「outp」インストラクション)を実行することにより、目標スレッドの任意のレジスタ値(138)、プログラムカウンタ(136)、又は条件コード(134)に書き込むことができる。この機能は、様々な「SIMD」及び「MIMD」構成(後述)で実行するか又は他の方法で目標スレッド実行フローを修正するためにプロセッサコア12を再設定する際に有益である。
【0039】
図5の「書込み」欄に同じく示すように、「アップベクトル」109及び「ダウンベクトル」110は、監視制御ユニットのハードウエアセマフォーを使用するリソースをそれぞれ確保及び解放するために使用される。セマフォーの値は、どのシステムリソースが別のスレッドにロックされているか否かを確認するために、いつでも所定のスレッド(アドレス5、「セマフォーベクトル」128)により読み取ることができる。各スレッドは、「ダウンベクトル」レジスタ110を使用して所定のリソースを解除することに、それがそのリソースを用いて行われた時には責任を持つ。
【0040】
プロセッサコア12は、様々な処理オペレーションを指示するための「マシン言語」又は「マシンインストラクション」ともいう一組のプログラミングインストラクションをサポートする。このインストラクションセットは、条件コード機構と密接な関係がある。プロセッサコア12のマシン言語は、図8に示すような18個のインストラクション、及び、図7に示すような合計6つのアドレスモードから成る。マシンインストラクションは、大きさは1ワード又は2ワードのいずれかである。2ワードインストラクションは、一度に1つのワード部分で実行を完了するためにパイプラインを2回通過しなければならない。図7に示す表は、6つのアドレスモード140を説明し、記号の説明142を示し、インストラクションサイズ別に適用されるインストラクションフォーマット143を与える。1つのインストラクションによってレジスタに書き込まれた結果は、その後のインストラクションのソースオペランドとして利用可能である。本発明のマシン言語によるインストラクションは、高度なオペレーションを構築するために組み合わせて使用することができる。例えば、ビット単位の左回転インストラクションは、ビットによるクリアインストラクションと組み合わせると、シフトして最上位ビット位置を過ぎた時にビットが無視される左シフトオペレーションを与える。
【0041】
マシンインストラクションセット及び関連のプロセッサレジスタを説明するために、一連の慣例を使用することができる。R0...R7は、それぞれ、レジスタ「0」からレジスタ「7」と定義される。「Rn」は、一般的にレジスタを示すために使用され、「rn」は、特定のレジスタの場合について使用される。「PC」は、プログラムカウンタである。「CC」は、条件コードレジスタである。「K」は、リテラル定数値を示す。1ワードインストラクションフォーマットの場合、「K」の精度は、4ビットと8ビットとの間に限定される。2ワードインストラクションフォーマットの場合、「K」は、そのインストラクションの第2のワードのような16ビットによって指定される。「T」は、一時レジスタである。「*」は、メモリ内の値に対するポインタである。「&」は、AND論理オペレーションである。「|」は、OR論理オペレーションである。「^」は、排他的OR論理オペレーションである。「! 」は、NOT論理オペレーションである。「<<」は、左シフトオペレーションである。別々のレジスタセット、プログラムカウンタ、及び条件コードレジスタは、各システムスレッドのために保持されている。条件コード(CC)の「n」、「z」、「v」、及び「c」ビットは、これらを生成したインストラクションに依存して異なる実行内容を有する。加算及び減算の算術計算オペレーションについては、これらの「CC」ビットは、それぞれ、負、ゼロ、オーバーフロー、及びキャリーを意味する。他のオペレーションについては、「c」ビットは、1から255の区間における結果のような「haracter」を意味する。「v」ビットは、通常は結果が奇数であることを示すが、様々な解釈を有する。インストラクションセットの詳細については後で示される。「msb」は、最上位ビットの略である。「lsb」は、最下位ビット又はワードが右から左に読み取られる時はビット0の略である。
【0042】
図8に示して後述するスレッド番号取得インストラクション「thrd」146は、本発明の重要な特徴である。「trd」インストラクション146は、アイデンティティ又はスレッド番号を識別するために所定のスレッドによって使用される。図9は、このインストラクションが、監視制御ユニット20制御レジスタと共に、プロセッサコア12を「SIMD」構成で、その後は「MIMD」構成で、又はその逆で作動することができる方法の例を示す。このような能力は、プロセッサコア12作動中の任意の時点で、スレッドプロセッサのいずれか又は全てを「SIMD」又は「MIMD」のいずれかの構成又はモードで柔軟に構成するために使用することができる。プロセッサコア12がパワーアップ状態から開始された時、プロセッサコア12によってサポートされた8つのスレッドは、自らのスレッド番号を知らない。図9に示す例においては、プロセッサコア12は、主RAM18メモリの16kワードを0に初期化するために全てのスレッドを並列に使用する。スレッドゼロは、その後、全ての他のスレッドを停止し、「MIMD」オペレーションにおけるように、独立したデータセット上の8つの別々のプログラムを実行し始めるように他のスレッドのプログラムカウンタ及びレジスタゼロを再度初期化して再び開始する。例示的な定数150の上部では、対応する監視制御ユニット20レジスタが初期化される。同時マルチスレッドオペレーションの始めにおけるセクション「スレッドを初期化する」152では、各スレッドは、順次、スレッドゼロから始まるパイプラインに読み込まれる。「trd」インストラクション146は、対応するスレッド番号を判断するために各スレッドによって使用される。各スレッドに対するレジスタ2(r2)も、ゼロに設定される。セクション「InitMemory」154では、各スレッドは、レジスタゼロ(r0)内に位置するアドレスに対してゼロを記憶し、その後、8ワードによってメモリ位置アドレスを増分する。これは、8ワードの連続的なメモリブロックに同時に書き込む8つのスレッドを調整するためには好ましいものである。主RAM18メモリの16kワードが初期化された時、プログラムは、「InitMemory」154から出る。「スレッドを停止」156では、スレッドゼロは、監視制御ユニット20の停止レジスタ132に書き込む。これにより、スレッドゼロに対応するビットにゼロが書き込まれる。他のスレッドには1が書き込まれる。これにより、パイプライン内の現在のインストラクションが完了されると、スレッドゼロ以外の他の全てのスレッドが停止する。セクション「InitForMIMD」158及び「SetMIMD」160では、スレッドゼロは、「MIMDStart」セクション162に対応させるために、停止されたスレッドのプログラムカウンタ(0から7)を初期化し、異なるメモリアドレスで別々の独立したプログラムセグメントに対応する値を含めるために各スレッドのレジスタゼロを初期化する。所定のインストラクションのアドレスは、図9の最も左の欄内に示されている。この欄151から、「MIMDStart」セクション162がアドレス23で始まることが分かる。「SetMIMD」セクション160の終わりで、スレッドゼロは、監視制御ユニット20の停止ベクトル132を変更することにより、停止されたスレッド0から7を開始する。その後、全てのスレッドは、セクション「MIMDStart」162の始めに実行開始となり、異なるレジスタゼロ値に基づいて、独立して作動する独立プログラムセグメントに分岐する。プログラムセグメントは、従って、「MIMD」及び「SIMD」モードのオペレーションに対するプロセッサコア12スレッドを構成するために「trd」インストラクション146及び監視制御ユニット20の停止/実行機能を使用することができる方法を示すものである。プロセッサコア12内のスレッドは、「SIMD」構成で実行されているスレッドもあれば、「MIMD」構成で実行されているスレッドもある混合モードで作動させることができる。
【0043】
本発明の別の実施形態は、識別ビット情報をアセンブリマシンインストラクション内に埋め込むために、「bra」無条件分岐の「don’t care」フィールドと、後述するサブルーチンインストラクションへの「jsr」ジャンプとを使用する。このような「don’t care」フィールドは、インストラクションセット内の他のインストラクションにも内蔵することができる。「don’t care」フィールドは、システム又はアセンブラバージョン情報を内蔵するため、又はコピー防止のために使用することができる。これらのインストラクションがプロセッサコア用にマシンアセンブラによってアセンブルされると(テキスト表現からマシン読取可能フォーマットに変換)、コードをマーキングするために、これらのインストラクションの複数の発生を通してバージョン関連又は著作権付き保護ビットパターンを選択的に配信することができる。例えば、「bra」インストラクション及び「jsr」インストラクションがマシンインストラクションのシーケンス内にある場合、「bra」インストラクションによって3つの特定ビットを記憶することができ、また、「jsr」インストラクションにより、2つの特定ビットを記憶することができる。従って、5ビット長ビットシーケンス「10110」の場合、「101」は、アセンブリ「bra」インストラクションで記憶することができ、「10」は、アセンブリ「jsr」インストラクションで記憶することができる。これらのインストラクションに対して発生されたマシンビットパターンを検査することにより、マシンビット表現が認可されたアセンブラによって発生させたものであることを判断することができ、潜在的には、バージョン管理又は他の関連の目的のために、アセンブラ又はシステスに関連する情報を利用することができる。
【0044】
監視制御ユニット20の停止/実行機能は、システムスレッドの作動モードを再設定するためばかりでなく、デバッグの目的に有益である。所定のプロセッサスレッド上で実行されるデバッグスレッドアプリケーションによって作動される試験ポート28を使用して、外部試験システム40は、一度に1つのインストラクションでマシンインストラクションを通じて他のシステムスレッドを段階的に作動し、各インストラクション段階でこれらの他のスレッドの状態を検査することができる。デバッグスレッドは、現在デバッグの目標にされているスレッドに対して、交互に監視制御ユニット20停止レジスタ132のビットをゼロに設定し、その後に1を設定することにより、他のスレッドを実行して停止する。プロセッサコアパイプラインに現在存在するいかなるインストラクションも、停止制御が達成される前に最初に完了され、これにより、単一ワード及び二重ワードインストラクションの両方に対する単一の段階的制御、及び、インストラクションセットに対する複数の段階的オペレーションが可能になる。
「c」条件コードは、「0」から「255」の値を有するワードを効率的に検出する。この機能の1つの用途は、文字などの1バイトのデータ形式の検出である。このような検出は、値の検査のための追加マシンサイクルを費やすことなく行うことができる。
【0045】
本システムは、本発明の一実施形態においては4つ又はそれ以上(8つを図示)の同時スレッドをサポートするが、本システムは拡張することができる。より直接的に機能をサポートするために更に別のインストラクションを実装することができる。監視制御ユニット20により、制御可能な同時スレッドの数は、1つのマシンサイクルで16個のスレッドの全てを開始及び停止する機能を失うことなく最大16個のスレッドまで増やすことができる。本システムはまた、基本的なデータ処理サイズ、例えば16ビットワードから32又はそれ以上の長さのビット単位を調節することにより、より長いワード幅で作動するように設定することができる。複数ワードによる同時アクセスができるように主RAM18メモリを調節し、十分な幅のあるデータバスを供給して複数ワードインストラクションを処理するプロセッサ論理を調節することにより、2ワード又はそれ以上のインストラクションを単一マシンサイクル内で取り出すことができ、また、パイプラインは、8クロックサイクル対16クロックサイクルで、長さが2ワード又はそれ以上のインストラクションを処理することができる。処理能力を上げるために、各々が独自の専用メモリを有するか又はセマフォーによって制御されたメモリアクセスを有するこのようなシステムの幾つかは、並列に実行することができるであろう。
【0046】
代表的なマシンインストラクションを以下のように説明することができる。
R1...R3は、レジスタr0からr7のいずれかを表す。小文字表現は、実際のマシンインストラクションに使用される。
インストラクション:「add」−2の補数加算
フォーマット1−レジスタ:R1=R2+R3
【0047】
【表1】
Figure 2004525468
【0048】
フォーマット2−即時K3=[−128:127]:R1=R2+K3
【0049】
【表2】
Figure 2004525468
【0050】
フォーマット3−即時R1=R2+K3
【0051】
【表3】
Figure 2004525468
【0052】
【表4】
Figure 2004525468
【0053】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
R3:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:署名付き8ビット又は16ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:オーバーフローが発生した場合に設定
c:キャリーが発生した場合に設定
説明:
ソースオペランドを加算して結果を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
add r1、r2、r3(フォーマット1)
add r1、r2、9(フォーマット2及び3)
【0054】
インストラクション:「and」−ビット単位の「アンド」
フォーマット1−レジスタ:R1=R2&R3
【0055】
【表5】
Figure 2004525468
【0056】
フォーマット2:即時:R1=R2&K3
【0057】
【表6】
Figure 2004525468
【0058】
【表7】
Figure 2004525468
【0059】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
R3:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:16ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:(R2|R3)! =R3、又は、代替的に(R2|R3)! =K3の場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
ソースオペランドをビット単位アンドして、結果を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
and r1、r2、r3(フォーマット1)
and r1、r2、0x0F(フォーマット2)
【0060】
インストラクション:「bc」−条件付き分岐
フォーマット1−PC相対K2=[−128:127]:if(条件(C1))PC=PC+K2
【0061】
【表8】
Figure 2004525468
【0062】
フォーマット2−PC相対:if(条件(C1))PC=PC+K2
【0063】
【表9】
Figure 2004525468
【0064】
【表10】
Figure 2004525468
【0065】
インストラクションフィールド:
C1:分岐条件用4ビット指定子
K2:署名付き8ビット又は16ビットリテラルソース
【0066】
【表11】
Figure 2004525468
【0067】
説明:
条件コード(CC)レジスタのn、z、v、及びcビットを使用して、指定された分岐条件(C1)を評価する(値については条件コード表を参照)。指定された分岐条件を満足した場合、ソースオペランドをプログラムカウンタ(PC)レジスタに追加する。そうでない場合は、プログラムカウンタは影響を受けない。
例示的インストラクション:
bc 0x2、loopback(フォーマット1及び2)
【0068】
インストラクション:「bic」−ビットクリア
フォーマット1−即時K3=[0:15]:R1=R2&〜(1<<K3)
【0069】
【表12】
Figure 2004525468
【0070】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:4ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:選択されたビットがその試験時に1であった場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
即時オペランドK3を使用してソースオペランドR2の単一ビットを選択し、選択されたビットを試験し、選択されたビットをクリアし、その結果を目的地レジスタR1に書き込む。R2のビットは15:0と付番され、ビット0は最下位ビットである。
例示的インストラクション:
bic r1、r2、3(フォーマット1)
【0071】
インストラクション:「bis」−ビット設定
フォーマット1−即時K3=[0:15]:R1=R2|(1<<K3)
【0072】
【表13】
Figure 2004525468
【0073】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:4ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:選択されたビットがその試験時に1であった場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
即時オペランドK3を使用してソースオペランドR2の単一ビットを選択し、選択ビットを試験し、選択ビットを設定し、その結果を目的地レジスタR1に書き込む。R2のビットは15:0と付番され、ビット0は最下位ビットである。
例示的インストラクション:
bis r1、r2、3(フォーマット1)
【0074】
インストラクション:「bix」−ビット変更
フォーマット1−即時K3=[0:15]:R1=R2^(1<<K3)
【0075】
【表14】
Figure 2004525468
【0076】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:4ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:選択されたビットがその試験時に1であった場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
即時オペランドK3を使用してソースオペランドR2の単一ビットを選択し、選択ビットを試験し、選択ビットを変更し、その結果を目的地レジスタR1に書き込む。R2のビットは15:0と付番され、ビット0は最下位ビットである。
例示的インストラクション:
bix r1、r2、3(フォーマット1)
【0077】
インストラクション:「bra」−無条件分岐
フォーマット1−PC相対K1=[−128:127]:PC=PC+K1
【0078】
【表15】
Figure 2004525468
【0079】
フォーマット2−PC相対:PC=PC+K1
【0080】
【表16】
Figure 2004525468
【0081】
【表17】
Figure 2004525468
【0082】
インストラクションフィールド:
K1:署名付き8ビット又は16ビットリテラルソース
条件コード:
悪影響を受けない。
説明:
ソースオペランドをプログラムカウンタ(PC)レジスタに追加する。「X」は、「don’t care」である。
例示的インストラクション:
bra branchstart1(フォーマット1及び2)
【0083】
インストラクション:「inp」−周辺装置の入力ポートを読み取る
フォーマット1−即時K2=[0:127]:PC=PC+K1
【0084】
【表18】
Figure 2004525468
【0085】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
K2:署名なし7ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:結果が奇数、即ち、「lsb」が1の場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
I/OアドレスK2で入力ポートを読み取り、その結果を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
inp rl、0x00(フォーマット1)
【0086】
インストラクション:「ior」−ビット単位の包含OR
フォーマット1−レジスタ:R1=R2|R3
【0087】
【表19】
Figure 2004525468
【0088】
フォーマット2−即時:R1=R2|K3
【0089】
【表20】
Figure 2004525468
【0090】
【表21】
Figure 2004525468
【0091】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
R3:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:16ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:(R2及びR3)==R3、又は、代替的に(R2及びK3)==K3の場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
ソースオペランドをビット単位包含ORし、その結果を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
ior r1、r2、r3(フォーマット1)
ior r1、r2、0x1F(フォーマット2)
【0092】
インストラクション:「jsr」−サブルーチンにジャンプする
フォーマット1−一時Tを有するレジスタ・インダイレクト:T=R2;R1=PC;PC=T
【0093】
【表22】
Figure 2004525468
【0094】
フォーマット2−絶対:T=K2;R1=PC;PC=T
【0095】
【表23】
Figure 2004525468
【0096】
【表24】
Figure 2004525468
【0097】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
K2:16ビットリテラルソース
条件コード:
影響を受けない。
説明:
ソースオペランドを一時Tに保存し、プログラムカウンタ(PC)を目的地レジスタR1に書き込み、一時Tをプログラムカウンタ(PC)レジスタに書き込む。「X」は、「don’t care」である。
例示的インストラクション:
jsr r1、r2(フォーマット1)
jsr r1、go_ahead(フォーマット2)
【0098】
インストラクション:「ld」−RAMから読み込む
フォーマット1−絶対インデックス付きベース変位、K3=[−128:127]:R1=*(R2+K3)
【0099】
【表25】
Figure 2004525468
【0100】
フォーマット2−絶対インデックス付きベース変位:R1=*(R2+K3)
【0101】
【表26】
Figure 2004525468
【0102】
【表27】
Figure 2004525468
【0103】
フォーマット3−絶対:R2=*K2
【0104】
【表28】
Figure 2004525468
【0105】
【表29】
Figure 2004525468
【0106】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ベースレジスタ用3ビット指定子
K3:署名付き8ビット又は16ビット変位
K2:16ビット絶対アドレス
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:結果が奇数、即ち、「lsb」が1の場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
フォーマット1及び2については、RAMソースのアドレスを形成するためにベースレジスタR2及び変位K3を追加する。フォーマット3については、K2は、RAMソースのアドレスである。RAMソースを読み取り、その結果を目的地レジスタR1に書き込む。尚、絶対インデックス付きは、ベース変位と同意語である。
例示的インストラクション:
ld r1、r2、0x1F(フォーマット1及び2)
ld r1、0x2F(フォーマット3)
【0107】
インストラクション:「mov」−即時を移動する
フォーマット1−即時、K2=[−32:31]:R1=K2
【0108】
【表30】
Figure 2004525468
【0109】
フォーマット2−即時:R1=K2
【0110】
【表31】
Figure 2004525468
【0111】
【表32】
Figure 2004525468
【0112】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
K2:署名付き6ビット又は16ビットリテラルソース
条件コード:
影響を受けない。
説明:
ソース値K2を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
mov r1、1(フォーマット1及び2)
【0113】
インストラクション:「outp」−周辺装置の出力ポートに書き込む
フォーマット1−即時、K2=[0:127]:outp(R1、K2)
【0114】
【表33】
Figure 2004525468
【0115】
インストラクションフィールド:
R1:ソースレジスタ用3ビット指定子
K2:署名なし7ビットリテラルソース
条件コード:
影響を受けない。
説明:
ソースオペランドR1を読み取み、結果をI/OアドレスK2で出力ポートに書き込む。
例示的インストラクション:
outp r1、SCUpc(フォーマット1)
【0116】
インストラクション:「rol」−ビット単位左回転
フォーマット1−レジスタ:R1=R2<<R3
【0117】
【表34】
Figure 2004525468
【0118】
フォーマット2−即時、K3=[0:15]:R1=R2<<K3
【0119】
【表35】
Figure 2004525468
【0120】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
R3:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:4ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:結果が奇数、即ち、「lsb」が1の場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
ソースオペランドR2を左にn位置だけビット単位回転させ、結果を目的地レジスタR1に書き込む。回転量nは、16を法としてR3又はK3のいずれかにより与えられる。
例示的インストラクション:
rol r1、r2、r3(フォーマット1)
rol r1、r2、5(フォーマット2)
【0121】
インストラクション:「st」−RAMに記憶する
フォーマット1−絶対インデックス付きベース変位、K3=[−128:127]:*(R2+K3)=R1
【0122】
【表36】
Figure 2004525468
【0123】
フォーマット2−絶対インデックス付きベース変位:*(R2+K3)=R1
【0124】
【表37】
Figure 2004525468
【0125】
【表38】
Figure 2004525468
【0126】
フォーマット3−絶対:*K2=R1
【0127】
【表39】
Figure 2004525468
【0128】
【表40】
Figure 2004525468
【0129】
インストラクションフィールド:
R1:ソースレジスタ用3ビット指定子
R2:ベースレジスタ用3ビット指定子
K3:署名付き8ビット又は16ビット変位
K2:16ビット絶対アドレス
条件コード:
影響を受けない。
説明:
フォーマット1及び2については、RAM目的地のアドレスを形成するためにベースレジスタR2及び変位K3を追加する。フォーマット3については、K2はRAM目的地のアドレスである。ソースレジスタR1を読み取り、結果をRAM目的地に書き込む。
例示的インストラクション:
st r1、r2、0x11(フォーマット1及び2)
st r1、0x1FFF(フォーマット3)
【0130】
インストラクション:「sub」−2の補数引算
フォーマット1−レジスタ:R1=R2−R3
【0131】
【表41】
Figure 2004525468
【0132】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
R3:ソースレジスタ用3ビット指定子
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:オーバーフローが発生した場合に設定
c:キャリーが発生した場合に設定
説明:
ソースオペランドを引算し、R2−R3、結果を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
sub r1、r2、r3(フォーマット1)
【0133】
インストラクション:「thrd」−スレッド番号を取得する
フォーマット1−レジスタ:R1=thrd()
【0134】
【表42】
Figure 2004525468
【0135】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
条件コード:
影響を受けない。
説明:
スレッド番号を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
thrd r1
【0136】
インストラクション:「xor」−ビット単位の排他OR
フォーマット1−レジスタ:R1=R2^R3
【0137】
【表43】
Figure 2004525468
【0138】
フォーマット2−即時:R1=R2^K3
【0139】
【表44】
Figure 2004525468
【0140】
【表45】
Figure 2004525468
【0141】
インストラクションフィールド:
R1:目的地レジスタ用3ビット指定子
R2:ソースレジスタ用3ビット指定子
R3:ソースレジスタ用3ビット指定子
K3:16ビットリテラルソース
条件コード:
n:結果が負、即ち、「msb」が1の場合に設定
z:結果がゼロの場合に設定
v:(R2及びR3)==R3、又は、代替的に(R2及びK3)==K3の場合に設定
c:結果が区間[1:255]にある場合に設定
説明:
ソースオペランドをビット単位排他ORし、結果を目的地レジスタR1に書き込む。
例示的インストラクション:
xor r1、r2、r3(フォーマット1)
xor r1、r2、0x100F(フォーマット2)
【0142】
本発明は、様々な方法で拡張することができる革新的な多段パイプラインをサポートするマルチスレッドプロセッサコア12の独特な設計を提供する。条件コード機構により、追加の値試験を必要としない強力な新しい文字検出機構が導入される。スレッドに様々なスレッド構成、初期化、及び他のスレッド関連オペレーションに対してそのアイデンティティを判断させる「thrd」インストラクション146は、マルチスレッド制御の強力なツールを提供する。監視制御ユニット20は、全てのプロセッサコア12スレッドによってアクセス可能な周辺機器として構成されるが、ハードウエアセマフォーを使用して極めて柔軟なスレッド状態検査、制御オペレーション、及びリソース制御を提供する。異なるアプリケーションにおいては、個々のスレッドは、「SIMD」又は「MIMD」オペレーションで作動するように構成することができる。監視制御ユニット20はまた、強力な単一及び複数ステップ試験モードをサポートすることができる。これらの特徴は、内蔵マイクロプロセッサシステムの最先端技術における大きな進歩をもたらす。
【0143】
本発明の並列パイプラインアーキテクチャは、本質的に、コンテキストスイッチングのオーバーヘッドなしで、独立プロセッサスレッドの予測可能性を用いて並列入力/出力タスクを実行するので、内蔵プロセッサ用途に対する大きな技術的進歩である。
本発明のハードウエアセマフォーは、複数スレッドを停止、再初期化、及び再開始する能力と組み合わせて使用される。この組合せにより、より一般的なシステムリソースに対して競合する複数の同時スレッドのオペレーションを指示及び制限する極めて強力な機構が得られる。
【0144】
本発明は、従来技術システムよりも細かくセグメント化された多段パイプラインを利用する。このパイプラインは、選択されたパイプライン段階の種類と二重及び三重ポートメモリ技術の使用とを通じてメモリ又は周辺機器アクセス上の争いを選択的に回避することにより、複数スレッドの同時実行を可能にする。このパイプラインは、パイプライン段階単位でより細かなレベルの結果検査及び制御を可能にする。
本発明は、単一のパイプライン化プロセッサコアによって実行された時の単一又は複数スレッドの制御下で、複数データストリーム上の複数インストラクションストリーム、又は、様々な組合せのデータストリーム上の単一インストラクションストリームを実行することができる。
【0145】
本発明をいくつかの好ましい実施形態に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく本明細書の発明概念の通常の範囲に対して変更及び改良を行うことができることは当業者には明らかであろう。本明細書に示した実施形態は、単に発明的概念を例示するものであり、本発明の範囲を限定するように解釈すべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0146】
【図1】内蔵アプリケーションのためのマルチスレッドプロセッサの概略図である。
【図2】最大8段階までの処理を示すブロック図である。
【図3】プロセッサパイプラインを通じたスレッドの進行を示す図式である。
【図4】スレッドプロセッサの潜在的な作動特性を示す図である。
【図5】読取及び書込オペレーションを受ける最大8個までの監視制御レジスタを示す図である。
【図6】代表的なアクセスポインタを示す図である。
【図7】代表的なアドレスモードを示す図である。
【図8】代表的なマシンインストラクションセットを示す図である。
【図9】「SIMD/MIMD」オペレーションのための代表的なパワーアップコードセグメントを示す図である。
【符号の説明】
【0147】
10 シングルチップ内蔵プロセッサ
12 中央8スレッドプロセッサコア
14 クロック入力装置
16 バッファ付き出力装置
18 主RAM
20 監視制御ユニット
22 周辺アダプタ
24 周辺インタフェース装置
26 外部メモリインタフェース
28 試験ポート

Claims (18)

  1. 入力/出力アプリケーションのためのプログラム可能シングルチップ内蔵プロセッサシステムであって、
    (a)多段プロセッサパイプラインにセグメント化された共通実行論理を共有する少なくとも4つの並列で独立したアプリケーションスレッドにより作動可能であり、少なくとも2つの専用状態を有することができるモジュール式マルチビットマルチスレッドプロセッサコアと、
    (b)該プロセッサコア内のインストラクションセットを実行するための、該プロセッサコアと係合した論理機構と、
    (c)該プロセッサコアの状態を検査し、該プロセッサコアの作動を制御するための、前記プロセッサコアスレッドのうちの少なくとも1つによって制御された監視制御ユニットと、
    (d)前記インストラクションセット及び関連データを記憶して実行するためのメモリと、
    (e)前記プロセッサコアに出入りする入力/出力信号を伝送するための、該プロセッサコアと係合した周辺アダプタと、
    を含むことを特徴とするシステム。
  2. 前記プロセッサパイプラインは、インストラクション取出し論理段階、インストラクション復号化論理段階、マルチポートレジスタ読取り段階、アドレスモード論理段階、算術計算及びアドレス計算段階のための演算論理ユニット、マルチポートメモリ段階、分岐/待機論理段階、及びマルチポートレジスタ書込み段階のうちの少なくとも1つから構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記プロセッサコアは、前記共通実行論理及び前記メモリを複製することにより、少なくとも2つのグループの独立スレッドをサポートすることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 特定のワードデータ形式を検出するための、前記インストラクションセットに実装された条件コード機構を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. ワードの最下位バイトの値は、それが0から255の特定範囲内にあることが条件コードによって検出されることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記インストラクションセットは、各スレッドがそのスレッドアイデンティティを判断することを可能にするプロセッサインストラクションを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記監視制御ユニットは、個々のマルチスレッドプロセッサの作動を開始、停止、及び変更する目的で、マルチスレッドプロセッサコアの作動状態を検査して解釈することができることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記周辺アダプタ及びシステムメモリへのマルチスレッドアクセスを制御するための、前記監視制御ユニットと係合したハードウエアセマフォーベクトルを更に含むことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
  9. 前記監視制御ユニットは、入力/出力インストラクションを使用することにより、前記プロセッサコアスレッドの各々によってアクセス及び制御することができることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  10. 前記制御用プロセッサコアスレッドは、プログラム可能であり、前記プロセッサコアスレッドのいずれかを含むことを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  11. 前記制御用プロセッサコアスレッドは、複数インストラクション複数データ処理オペレーションが前記プロセッサコアスレッドによりサポート可能であるように、全体的なスレッド処理作動方法を再構成することができることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  12. 前記制御用プロセッサコアスレッドは、単一インストラクション複数データ処理オペレーションが前記プロセッサコアスレッドによりサポート可能であるように、全体的なスレッド処理作動方法を再構成することができることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  13. 前記制御用プロセッサコアスレッドは、単一インストラクション複数データ処理オペレーション及び複数インストラクション複数データ処理オペレーションが任意数の前記プロセッサコアスレッドにより同時にサポート可能であるように、全体的なスレッド処理作動方法を再構成することができることを特徴とする請求項9に記載のシステム。
  14. 前記監視制御ユニットは、別のスレッド処理を開始して停止し、単一ステップ及び複数ステップ制御オペレーションモードで状態情報を検査して変更するように第1のスレッド処理によって作動可能であることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  15. 前記プロセッサコアの前記インストラクションセットの割り当てられていないビットフィールドに埋め込まれたビットパターンの識別を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  16. 前記メモリは、プロセッサコアコードを記憶して実行するための内部メモリと、前記周辺アダプタと係合した外部メモリとを含むことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  17. 前記監視制御ユニットは、前記プロセッサコアの周辺装置として構成されることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  18. 前記周辺アダプタは、アナログ及びデジタル処理機能を制御することができることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
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