JP2004524531A - 圧力容器内に達する計測管用の案内管、及び案内管内への粒子の集積を圧力容器の外部で防止する方法 - Google Patents

圧力容器内に達する計測管用の案内管、及び案内管内への粒子の集積を圧力容器の外部で防止する方法 Download PDF

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Abstract

特に原子炉圧力容器(6)内に導かれる計測管(16)用の案内管(2)は案内管下部(12)及び原子炉圧力容器(6)の内室(8)に延びる案内管上部(10)を含む。放射能汚染された粒子(22)が原子炉圧力容器(6)の外部に存在する案内管下部(12)に達し、そこで放射線源を形成することを防止するために、案内管上部(10)にセパレータ(20)が配置される。セパレータ(20)は分離室(24)を備え、その中に粒子(22)を沈殿させ、水から分離させる。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、圧力容器、特に原子力設備の圧力容器内に達し、その中をいわゆる計測管が導かれる案内管に関する。本発明はまた特に放射能汚染された粒子の案内管内への集積を圧力容器の外部で防止する方法に関する。
【0002】
案内管はしばしば圧力容器の基底部を貫通して圧力容器内に導入され、圧力容器内に配置された案内管上部と圧力容器から突出する案内管下部とを含む。案内管下部はその終端部が閉鎖フランジで閉鎖される。案内管は圧力容器の内室に連通し、圧力容器と同様に水が満たされる。圧力容器は特に原子炉圧力容器または原子力設備の蒸気発生器であり、そこには放射能汚染された水または蒸気が存在する。計測管は普通、圧力容器内の圧力や温度、中性子束、レベルなどを測定するための測定装置を備えている。
【0003】
温度変動に基づいて水は、温度上昇の際は案内管から圧力容器の内室へ押し出される。逆に温度低下の際には、水は圧力容器から案内管へ吸い込まれる。温度変動は例えば原子炉圧力容器の種々の運転状態によって引き起こされる。特に原子力設備の始動及び停止の際には大きな温度差が生じ、例えば原子炉圧力容器内に存在する20℃の水が300℃に加熱される。
【0004】
水が圧力容器から案内管へ流入する際、特に放射能汚染された粒子も案内管に流入する。これは閉鎖フランジによって閉鎖された案内管の下端部に沈殿する。それは圧力容器の外部で強度に放射性の放射線源を形成し、検査の際に運転員に対する軽微でない危険源となる。
【0005】
したがって本発明の課題は、圧力容器の外部で案内管内への粒子の集積を回避することである。
【0006】
この課題は本発明により、案内管下部と、圧力容器の内室に配設された案内管上部とを含む、圧力容器内に達する計測管用の案内管において、案内管上部内に粒子用のセパレータが配置されることによって達成される。
【0007】
この構成は、温度変動の際、水は確かに特に原子炉圧力容器として構成された圧力容器から案内管へ流入可能であるが、案内管内で水は特に放射能汚染された粒子から分離し、その粒子は案内管上部内に留め置くという考えに基づいている。すなわちセパレータはセパレータ内部に集積する汚染粒子からの水の分離に役立つ。案内管上部は圧力容器の内部に存在するので、汚染粒子が圧力容器の外部で作用する放射線源を形成することはない。それにより検査の際の運転員の放射能汚染を確実に回避することができる。
【0008】
好ましくは、セパレータは室底を有する分離室を含み、室底は案内管下部に対する第1の流れ接続部を備えるのがよい。第1の流れ接続部は分離室内に室底から離して配置された流出開口を備える。
【0009】
、室底は有利には沈殿用室底として作用し、案内管内に流入した粒子をそこに沈殿させる。室底の上部に配置された、流れ接続部の流出開口は、案内管上部から案内管下部への水の移動を、室底に沈殿した粒子が一緒に運ばれることなしに、可能にする。すなわち、流れ接続部付きの室底の配置は、一方では案内管上部内への粒子の沈殿を可能とし、同時に案内管上部と案内管下部との間の非汚染水の問題なしの交換を可能にする。
【0010】
分離室は閉鎖された室として構成され、そのため室蓋を備え、分離室と圧力容器の内室との間に第2の流れ接続部を付加的に設けるのがよい。室蓋及びそれに接続される分離室の境界部の配置によって、第1の流れ接続部の流出開口内に粒子が流入することを回避できる。
【0011】
上記とは異なり、上方に開放した分離室を構成し、第1の流れ接続部の流出開口への粒子の流入を適当な手段によって回避する可能性も存在する。そのような適当な手段は、好ましくは、第1の流れ接続部を分離室の内部で倒立型のサイフォンの形で実施することである。なおサイフォンは、流出開口内に達する粒子がさらに上方に位置するサイフォン湾曲部を越えることがなく、したがって案内管下部に達し得ないように設計するのがよい。
【0012】
他の構成例においては、圧力容器から分離室に流入する水のための流入開口が分離室の下部領域に、特に室底の近くに配置される。すなわち、汚染された水が分離室内の室底近くに流入することによって、第1の流れ接続部の流出開口への粒子の流入、つまり案内管下部への流入が回避される。さらに好ましくは、分離室を流れ技術的に互いに接続(連通)される2つの室部分に分割し、流出開口及び流入開口を異なる室部分に配置するのがよい。
【0013】
さらにまた、流入開口を室底の近くに配置することは、水が案内管から原子炉圧力容器へ押し出されるような逆向きの流れに対しても利点を発揮する。というのは、その場合、いまや分離室から流出する水のための開口として作用する流入開口を介して再び分離室から圧力容器内へ粒子が逆に流れるからである。それにより分離室の自動自己洗浄作用を達成することができる。
【0014】
特に有用で簡単な実施態様においては、両流れ接続部は簡単な、特に直管として構成され、第2の流れ接続部の流入開口は第1の流れ接続部の流出開口の下方に配置される。
【0015】
分離室に流入する水がもっぱら両流れ接続部を介して流入したり流出したりすることを保証するために、室底及び室蓋は案内管上部の管内壁に対してそれぞれシールされる。それにより、有利に、管内壁の一部が同時に分離室に対する境界部として作用させることができる。そこで分離室の構成のためには、室底及び室蓋を案内管上部に配置することしか必要としない。それとは異なり、室蓋または室底のみを案内管上部の管内壁に対してシールし、分離室は管内壁から離れた固有の側壁を備えることもできる。こうすることによって、組み込み部品型の分離室が例えば案内管内に上方から差し込み、室蓋または室底を管内壁の突出部にシールして配置することが可能になる。
【0016】
さらに他の構成例によれば、セパレータは計測管の内部に配置される。すなわちセパレータは計測管の中空空間内に配置される。たまたま狭められた構造空間の場合であっても、この実施例では計測管と案内管の管内壁との間で特に簡単な組立が可能になる。汚染粒子が案内管下部に達しないようにするために、セパレータは案内管上部と案内管下部との間に唯一の流れ接続部を備える。そのため計測管は、好ましくは計測管と案内管の管内壁との間に配置されるパッキンリングによって取り囲まれる。
【0017】
他の課題は、本発明によれば、さらに、圧力容器内に達する計測管用の案内管内への粒子の集積を圧力容器の外部で防止する方法において、粒子が案内管の、圧力容器の内部に配置された案内管上部内にセパレータによって留め置かれることによって解決される。
【0018】
案内管に関連して導かれる利点及び好ましい構成は上記方法にも同様に適用される。他の好ましい構成は従属請求項に記載されている。
【0019】
次に図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0020】
各図において同一作用部分は同一符号を付されている。
【0021】
図1において案内管2が原子炉圧力容器6の基底部4を貫通して下方から原子炉圧力容器6の内室8に導かれている。案内管2は内室8内を延びる案内管上部10、及び原子炉圧力容器6の外部に配置された案内管下部12を含んでいる。案内管2の案内管下部12の終端は閉鎖フランジ14によって閉鎖されている。案内管2を通して、原子炉圧力容器6内に配置された炉心部18にまで延びる計測管16が導かれる。
【0022】
運転時には、原子炉圧力容器6及び案内管2は水で満たされる。温度変動に基づいて、案内管2と原子炉圧力容器6との間で水交換が行われる。典型的には案内管上部10も案内管下部12も約5メートルの長さを持っている。案内管2内には全体として約10リットルの水が存在し、水交換は温度変動に基づいて水量の最大15〜20%に達する。案内管2内の水の冷却時、つまりそれに起因する体積減少時、水は原子炉圧力容器6から案内管2へと吸い込まれる。逆に案内管2内の水の温度上昇時、水は案内管2から原子炉圧力容器6へ押し出される。
【0023】
案内管上部10内には放射能汚染された粒子すなわち汚染粒子22が保持されたセパレータ20が配置されている。セパレータ20は、汚染粒子22が内室8から案内管下部12内に達することを防止する。そのため、汚染粒子22が閉鎖フランジ14に集められ、そこで原子炉圧力容器6の外部に位置する放射線源を形成することが回避される。その場合、セパレータ20の構成は、汚染粒子22によって汚染された水が案内管2へ流入するのを可能にする考えに基づいている。というのは、案内管2のシールは例えば汚染キャップによって汚染粒子22の流入を確実には阻止しないからである。セパレータ20内で汚染粒子22と水との間の分離が行われる。汚染粒子22から分離された水は案内管下部12へ非汚染水として流れ込む。案内管下部12はセパレータ20と流れ技術的に連通しており、それによって簡単な圧力平衡が可能となる。
【0024】
セパレータ20の特に簡単なしかし極度に効率的な構成が図2に拡大して示されている。それによればセパレータ20は分離室24を含んでいる。分離室24は、上方が室蓋26によって閉鎖され、下方が室底28によって閉鎖されている。側方の境界部は案内管2の管内壁30によって形成されている。室蓋26及び室底28は管内壁30に対してそれぞれパッキング32を介してシールされている。パッキング32は特に室蓋26及び室底28の溝内に装着されたパッキングリングとして構成されている。
【0025】
計測管16は案内管2内の中心部を導かれ、室蓋26及び室底28を貫通している。
【0026】
セパレータ20は、直管として構成され分離室24と案内管下部12との間の水の交換を可能にする第1の流れ接続部34を含む。第1の流れ接続部34は分離室24の終端部に流出開口36を備えている。さらに上記と同様に直管として構成され分離室24を原子炉圧力容器6の内室8に連通する第2の流れ接続部38が配置されている。第2の流れ接続部38は分離室24内に配置された流入開口40を備えている。
【0027】
管として構成された両流れ接続部34,38はそれぞれ室底28,室蓋26を貫通している。両流れ接続部34,38は、流入開口40が流出開口36の下方に位置するように配置される。こうすることによって、分離室24内に収容され粒子22で汚染された水が、第1の流れ接続部34を介してではなく、第2の流れ接続部38を介して案内管下部12に達するように確実に保証される。一緒に導かれた粒子22は室底28の所に沈殿する。分離室24の上部領域には非汚染水が存在する。この上部領域には流出開口36が配置されている。それにより、この流出開口36を介して非汚染水のみが流出する。
【0028】
温度に起因して流れ挙動が逆になると、水は案内管下部12から分離室24に押し出され、さらにそこから原子炉圧力容器6の中に押し出される。すなわちその場合、水は流出開口36を介して分離室24内に流入し、流入開口40を介して原子炉圧力容器6の中に流出する。分離室24の下部領域内に流入開口40を配置することによって、汚染された水を内室8に自動的に押し戻すことができる。それにより分離室24に粒子22が次第に沈殿する事態を防止することができる。
【0029】
図3及び図4にはセパレータ20の変形実施例が示されている。ここには流れ技術的に重要な構成部分のみが示されており、図には例えば計測管16が省略されている。
【0030】
図3においては、分離室24は室底28のみを備え上方に開放した沈殿室として構成されている。そのため、第2の流れ接続部38の必要性が無くなっている。第1の流れ接続部34は分離室24の内部に倒立型のサイフォン42を備えている。すなわちサイフォン湾曲部44は流出開口36の上方に位置している。この構成によって、沈殿した粒子22が上方から流出開口36内へ落ち込み案内管下部12に達することを回避できる。粒子22が流出開口36に流入するのを防止するために、流出開口36は室底28から離して位置させられる。さらに好ましくは、流出開口36とサイフォン湾曲部44の始まり部との間の管部分45の長さLは適切に設定される。しかも、原子炉圧力容器6と案内管2との間の、温度に起因する水交換の最大期待量は、管部分45の内容積の大部分または全部に相当するように設定される。そうすることによって、汚染された水が流出開口36に流入したとき、サイフォン湾曲部44を介して粒子22が案内管下部12へ達することさえも排除できる。
【0031】
図4に示された他の変形例においては、分離室24は分離壁46によって2つの部分室24A及び24Bに分割されている。分離壁46は第2の流れ接続部38として構成された穴を有する室蓋26から分離室24の下部領域にまで達している。ここでも第1の流れ接続部34は第2の部分室24B内に達する直管として構成されている。第1の流れ接続部34の流出開口36は上部領域で室蓋26の近くに位置している。分離室24はここでも沈殿室として作用し、粒子22は室底28に沈殿する。穴を介して流出開口36に粒子22が直接流入することは分離壁46によって確実に回避される。
【0032】
図5及び図6の実施例においては、分離室24は断面がリング状に構成され管内壁30から離れた側壁50を備えている。管内壁30に対するシールは室蓋26を介してのみ行われる。分離室24は特に独立の構造ユニットとして構成される。
【0033】
案内管下部12への接続のために、側壁50には室蓋26の近くに流出開口36としての穴が設けられている。この穴を介して水が分離室24から側壁50と管内壁30との間の空間に流入することができる。案内管上部10へ至る第2の流れ接続部38が直管によって形成され、その流入開口40が室底28の領域に設けられている。
【0034】
図5に示された分離室24とは異なり、図6に示された分離室24は管として構成され案内管下部12に至る第1の流れ接続部34を備えている。側壁50に穴は設けられていない。この構成は、図6の分離室が側壁50を備え特に独立の構造ユニットとして構成されているという条件付きで、図2に示された構成に対応する。図6の構成においては、側壁50と管内壁30との間の流れ空間は管によって形成された第1の流れ接続部34の存在により不要である。
【0035】
セパレータ20が計測管16の内部に組み込まれた特に好ましい構成が図7に示されている。計測管16は普通、中空円筒体として構成される。室蓋26及び室底28は管状に構成された計測管16の内壁52に直接接続され、特に溶接されている。第2の流れ接続部はここでも直管として構成され、分離室24を計測管16の上部空間54に連通している。この上部空間54上で分離室24が原子炉圧力容器6の内室8に流れ技術的に接続される。そのため例えば計測管16内に原子炉圧力容器6に対する流れ開口が設けられるか、または計測管16がその上端部に流れ開口を備える(それぞれ図示されていない)。
【0036】
汚染粒子が案内管2の管内壁30と計測管16との間の空間を通して案内管下部12に達することを防止するために、計測管16は管内壁30に対しパッキングリング56によってシールされる。案内管下部12と原子炉圧力容器6との間の唯一の流れ接続部が分離室24である。分離室24は計測管16の管壁に、流出開口36として作用し案内管下部12への流れ接続を可能とする穴を備える。分離室24の下方には、計測管16の管壁に第2の穴58が設けられており、それにより計測管16の下部空間60が案内管下部12に連通する。
【0037】
計測管16内に組み込まれたセパレータ20を備えた図7に示された変形例は組立技術的に特に簡単に実現することができる。というのは、通常、計測管16と管内壁30の間に形成される空間は狭く、その結果、管内壁30と計測管16との間の空間に管を配置することは、通常、狭いスペース事情からして高い費用を必要とすることになるからである。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】原子炉圧力容器の下部領域内に組み込まれたセパレータを有する案内管の配置を示す縦断面図
【図2】図1に示されたセパレータの拡大図
【図3】開放された分離室及びサイフォン状に構成された第1の流れ接続部を有するセパレータの変形実施例を示す縦断面図
【図4】分離壁によって2つの室部分に分割された分離室を有するセパレータのさらなる変形実施例を示す縦断面図
【図5】案内管の管内壁から離れた固有の側壁を有する分離室と、一方の側壁に配置され案内管下部へ至る流出開口とを備えたセパレータの実施例を示す縦断面図
【図6】案内管下部への流れ接続部が管によって形成される、図5に示されたセパレータの類似構成を示す縦断面図
【図7】案内管によって導かれる計測管内にセパレータを配置した実施例を示す縦断面図
【符号の説明】
【0039】
2 案内管
4 基底部
6 原子炉圧力容器
8 内室
10 案内管上部
12 案内管下部
14 閉鎖フランジ
16 計測管
18 炉心部
20 セパレータ
22 汚染粒子
24 分離室
26 室蓋
28 室底
30 管内壁
32 シール
34 第1の流れ接続部
36 流出開口
38 第2の流れ接続部
40 流入開口
42 サイフォン
44 サイフォン湾曲部
45 管部分
46 分離壁
50 側壁
52 内壁
54 上部空間
56 パッキングリング
58 穴
60 空間

Claims (11)

  1. 案内管下部(12)と、圧力容器(6)の内室(8)に配設された案内管上部(10)とを含む、圧力容器(6)内に達する計測管(16)用の案内管(2)において、
    案内管上部(10)内に粒子(22)用のセパレータ(20)が配置されていることを特徴とする圧力容器内に達する計測管用の案内管。
  2. セパレータ(20)は室底(28)を有する分離室(24)を含み、室底(28)は案内管下部(12)に対する第1の流れ接続部(34)を備え、分離室(24)内に配置された第1の流れ接続部(34)の流出開口(36)は室底(28)から離されていることを特徴とする請求項1記載の案内管。
  3. 分離室(24)は室蓋(26)によって閉鎖され、圧力容器(6)の内室(8)への接続ために第2の流れ接続部(38)を備えていることを特徴とする請求項2記載の案内管。
  4. 分離室(24)の下部領域に第2の流れ接続部(38)の流入開口(40)が配置されていることを特徴とする請求項3記載の案内管。
  5. 流れ接続部(34,38)は管として構成され、第2の流れ接続部(38)の流入開口(40)は分離室(24)内において第1の流れ接続部(34)の流出開口(36)の下方に配置されていることを特徴とする請求項4記載の案内管。
  6. 室底(28)及び/又は室蓋(26)は案内管上部(10)の管内壁(30)に対してシールされていることを特徴とする請求項3乃至5の1つに記載の案内管。
  7. セパレータ(20)は計測管(16)の内部に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の案内管。
  8. 請求項1乃至7の1つに記載の案内管(2)を備えたことを特徴とする原子力設備の原子炉圧力容器。
  9. 圧力容器(6)内に達する計測管(16)用の案内管(2)内への粒子(22)の集積を圧力容器(6)の外部で防止する方法において、
    粒子(22)が案内管(2)の、圧力容器(6)の内部に配置された案内管上部(10)内にセパレータ(20)によって留め置かれる
    ことを特徴とする案内管内への粒子の集積を圧力容器の外部で防止する方法。
  10. 粒子(22)によって汚染された水が圧力容器(6)からセパレータ(20)の分離室(24)内に流入開口(40)を介して流入し、汚染されていない水が分離室(24)から流入開口(40)の上部に配置された流出開口(36)を介して案内管(2)の案内管下部(12)内に流出することを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 案内管(2)の案内管下部(12)からセパレータ(20)の分離室(24)内に汚染されていない水が流入する際、粒子(22)によって汚染された水が分離室(24)から第2の流れ接続部(38)を介して圧力容器(6)内に達することを特徴とする請求項9記載の方法。
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