JP2004523053A - 高密度光記録及び再生用光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置は光を生成、射出して光記録媒体から放射される光を受光する光モジュールと、前記光モジュールと光記録媒体の間の光経路に配置されて、前記光記録媒体の基板側に近接するように前記光記録媒体の基板側に向かう第1面は平面をなし、前記光モジュールに向かう第2面は非球面をなす固体浸レンズを含む。固体浸レンズは追加の集光用対物レンズなく光モジュールから出た光線を集めさせ光記録媒体の基板を通過して前記光記録媒体の信号記録面に結像させる。光モジュールから出た光線が平行光線で、固体浸レンズが光記録媒体の基板の屈折率と同じ屈折率を有する場合、固体浸レンズの第2面は楕円面になり、一方、光モジュールから出た光線が発散光線で、固体浸レンズが光記録媒体の基板の屈折率と同じ屈折率を有する場合、固体浸レンズの第2面はカーテシアンオーバルになる。
【選択図】図1
Description
【0001】
本発明は光ディスクのような記録媒体に情報を記録、再生するための光ピックアップ装置に関し、特に高密度記録及び再生のために記録媒体に近接して光を集めることができる高密度光記録及び再生用光ピックアップ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、コンピュータの記録装置や音楽、画像情報のパッケージメディアとしての光ディスクや、光磁気ディスクなどの光記録媒体の高密度化が進められている。光記録媒体の高密度化のためには情報を記録、再生する光ピックアップ装置の光スポットの大きさを小さくしなければならない。光スポットの直径は使用波長に比例し開口数に反比例するために、光スポットの大きさを小さくする方法は、大別して、光源の波長を減らす方法と対物レンズ系の開口数を大きくする方法が研究されている。光源の波長を減らす方法としては短波長を発生させるレーザーダイオードの開発が進行中である。
【0003】
光ピックアップ装置で使用する対物レンズ系の開口数を大きくする方法は特許文献1(米国特許第5,125,750号)で提案されたように固体浸レンズ(Solid Immersion Lens: SIL)を使用して光ディスクの信号記録面側に半球形の固体浸レンズを近接させて開口数を大きくする方式が開発されており、図10に、このような固体浸レンズを使用した光ピックアップ装置が示されている。図10に示された光ピックアップ装置はレーザーダイオードで構成された光源10で発生したレーザー光線がコリメーターレンズ12を通過しながら平行光線になり、光線分割器14を通過して集光用対物レンズ16及び固体浸レンズ18を含む対物レンズ系に入射する。集光用対物レンズ16は入射した平行光線を固体浸レンズ18に集光させ、固体浸レンズ18は開口数を大きくする役割をして光ディスク20の信号記録面19上に光線を結像させる。この時、信号記録面19上に集められた光は、その記録面から回折/反射されて再び固体浸レンズ18、集光用対物レンズ16を経て光線分割器14に入射し、光線分割器14から反射されてフィールドレンズ22を経て光検出器24に入射する。光検出器24は入射した光線を復調して元来の信号で再生する。
【0004】
この時、集光用対物レンズ16と固体浸レンズ18を通じて結ばれる光スポットの大きさは
d〜w/(NA*n)=w/NAeff
ここでdは光スポットの直径、wは使用する光源の波長、NAは集光用対物レンズの空気中での開口数、nは固体浸レンズの屈折率である。結果的に固体浸レンズを屈折率が大きい材質(普通2以上)で形成して使用する場合、有効開口数(NAeff)が大きくなるので相当に小さい光スポットを形成することができた。
【0005】
しかし、固体浸レンズ18を光ディスク20の信号記録面19側で使用して記録する方式では、記録/再生時に固体浸レンズ18と光ディスク20が互いに接触することがあるため、摩擦、摩耗などによって光ディスクの信号記録面の情報が損失する可能性が大きく、光記録のために光を照射する場合、発生する高熱で種々の化学的変化及び物理的変化を生じることがあるので、光ディスクや光ピックアップ装置の損傷が防止できなかった。
【0006】
このような問題を解決するために光ディスクの基板側から固体浸レンズを使用して光を照射する方式が特許文献2(日本特開平8-221790)で提案された。このような光ピックアップ装置は図11に示されていて、固体浸レンズ18´は光ディスク20の信号記録面19ではなく基板21側に対向するように構成され、その形状が、基板21側は平面であるが、集光用対物レンズ16に向かう面は球面であって、球の中心は光ディスク20の信号記録面19上に位置するように構成されている。したがって、集光用対物レンズ16を通過した光線が固体浸レンズ18´に入射すれば固体浸レンズ18´によって光ディスク20の基板21を通過して信号記録面19に結像する。
【特許文献1】
米国特許第5,125,750号
【特許文献2】
特開平8−221790号
【0007】
しかし、図11に示された光ピックアップ装置を使用する場合には、固体浸レンズ18’の屈折率が、基板の屈折率と同一でなければならないので基板の屈折率である1.5〜1.55程度に制限される。普通の固体浸レンズの場合は、通常屈折率が2程度である高屈折材料を使用して光スポットの大きさを小さくしている点に比べると、図11の固体浸レンズ18’は、基板の屈折率である1.5〜1.55程度で大概は希望の場合より屈折率が減少して記録密度を高めることができない。
【0008】
また、図10及び図11に示された従来の光ピックアップ装置は全てコリメーターレンズ12を通過して生成された平行光線を固体浸レンズ18、18’に入射させる前に集光用対物レンズ16を追加して使用するために、装置の構成が複雑で大型化する問題があった。さらに、固体浸レンズとディスク基板の屈折率が同一な場合にだけ使用できるので、固体浸レンズとディスク基板の屈折率が異なる場合には使用できなかったり、収差によって性能が低下する問題が発生する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の目的は前記で言及した問題点を解消する改善された光ピックアップ装置を提供することであって、対物レンズ系として1枚の固体浸レンズだけを採用して簡単でコンパクトな構造を有する高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、光記録媒体の基板側に固体浸レンズを使用して光記録媒体と光ピックアップ装置の耐久性を向上させることができ、非球面を含む固体浸レンズを使用して集光される光スポットの大きさを小さくすることができ、容易に製作、使用できる高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した目的を達成するために本発明は、光を生成、出射し光記録媒体から放射される光を受光する光モジュールと、前記光モジュールと光記録媒体の間の光経路に配置されて、前記光記録媒体の基板側に近接するように前記光記録媒体の基板と向かい合う第1面は平面をなし、前記光モジュールと向かい合う第2面は非球面をなす固体浸レンズを含む。
【0012】
固体浸レンズは追加の集光用対物レンズが無い状態で光モジュールから出た光線を集めさせ光記録媒体の基板を通過して前記光記録媒体の信号記録面に結像させる。この時、光モジュールから出た光線が平行光線で、固体浸レンズが光記録媒体の基板の屈折率と同じ屈折率を有する場合、固体浸レンズの第2面は楕円面になり、一方光モジュールから出た光線が発散光線で、固体浸レンズが光記録媒体の基板の屈折率と同じ屈折率を有する場合、固体浸レンズの第2面はカーテシアンオーバルになる。
【発明の効果】
【0013】
本発明による光ピックアップ装置は光記録媒体の基板側で記録、再生をすることで光記録媒体及び光ピックアップ装置の耐久性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付した図面を参照して本発明による実施例について説明する。本発明はコンパクトディスク(CD)、デジタル多機能ディスク(DVD)、ミニディスク(MD)、光磁気ディスクなどを含む全ての光学記録媒体の記録/再生に用いることができるが、ここでは説明の便宜のために光ディスクの信号記録面に既に高密度記録された情報信号を再生する光ピックアップ装置についてのみ説明する。
【実施例1】
【0015】
まず、図1を参照すれば、本発明の第1実施例による光ピックアップ装置が示されている。このような光ピックアップ装置は、光モジュール100として表示できる構成要素、つまり、光源であるレーザーダイオード110、コリメーターレンズ120、光線分割器140、フィールドレンズ220及び光検出器240を含んで光源110から出た光はコリメーターレンズ120により平行光線になる。このような光モジュール100は従来技術で説明したものとその構成及び動作が類似している。図1に示された光ピックアップ装置は対物レンズ系で固体浸レンズ180だけを含み、固体浸レンズ180は光モジュール100と光ディスク200の間の光経路に配置されている。固体浸レンズ180が、光ディスク200の基板201側に近接するように光ディスク200の基板201と向かい合う第1面181は平面をなし、光モジュール100と向かい合う第2面182は曲面になっている。
【0016】
一般に固体浸レンズ180は、光ディスク基板の屈折率とは異なる屈折率を有する材料で形成することができ、好ましくは光ディスク基板と同じ屈折率を有する材料で形成することができる。
【0017】
まず、一般的な場合として固体浸レンズの屈折率が光ディスク基板の屈折率と異なる場合について図2を参照して説明する。図2で固体浸レンズ180の光軸をz軸とし、光軸と垂直な面上の半径方向をx軸とする時、空気の屈折率をn0、固体浸レンズ180の屈折率をn1、厚さをt1、光ディスク200の基板201の屈折率をn2、厚さをt2として、固体浸レンズ180の第1面181に入射する光の入射角をθ1、光ディスク200の信号記録面202に入射する光の入射角をθ2とすれば、固体浸レンズの第2面182に光軸として入射する光の光路と光軸から任意の半径(z、x)で入射する光の光路が全て同じなければ平行に入射する光線が一つの点に結像されない。したがって、固体浸レンズの第2面の任意の座標(z、x)は次式1及び2を満足しなければ、平行に入射する光線を1点に結像させられない。ここでは説明の便宜上、2次元式で表示したが、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、x2をx2+y2に替置して容易に3次元式として作ることができる。
【0018】
【数1】
【数2】
【0019】
このような固体浸レンズの場合、有効開口数NAがn2 sinθ2になるので、n2の値が大きい材料でディスクを形成して有効開口数の値が1より大きい値を有するようにすることができ、したがって、基板の信号記録面202に結ばれる光スポットの大きさをさらに小さく形成することができて高密度記録/再生ができる光ピックアップ装置を構成できる。
【0020】
また、前記数式1及び数式2において、θ2を媒介変数としてzとxについて解けば、次式3、4のようにzとxに対する式を求めることができる。
【数3】
ここでnr=n2/n1である。
【数4】
【0021】
一方、数式4を利用すれば、固体浸レンズの有効半径をxmaxとする時、光ディスクの基板に入射する最大入射角(θmax)を求めることができる。この時、最大開口数はn2×sin θmaxで表示でき、したがって、最大開口数もxmaxの関数となる。
【0022】
例えば、固体浸レンズの屈折率(n1)が1.75、厚さが1.2mm、光ディスク基板の屈折率(n2)が1.52、厚さが1.2mm(CDの場合)である場合には、固体浸レンズの有効半径が約1.33mmであり、開口数は約1.12程度となる。また、光ディスク基板の厚さが0.6mmである場合には固体浸レンズの有効半径が約1.025mmであり、開口数は約1.3程度となる。一方、光ディスク基板の厚さが0.3mmである場合には固体浸レンズの有効半径が約0.79mmであり、開口数は約1.42程度となる。
【0023】
したがって、固体浸レンズの可能な開口数は光ディスク基板の屈折率(n2)値より小さくなり、同じ有効半径を有する固体浸レンズである場合基板の厚さが薄いほど開口数をさらに大きくできることが分かる。
【0024】
上の場合において、650nmのDVDの場合に対して計算すれば、光ディスクの記録容量は開口数(NA)の大きさの自乗に比例すると言えるので、650nm波長帯の赤色レーザーダイオードを光源として使用する場合、約20GB以上の記録容量が得られ、405nm波長帯の青紫色レーザーダイオードを使用する場合には50GB以上の記録容量が得られる。
【0025】
次に、固体浸レンズがディスク基板の屈折率(n2)と同じ値を有する材料で形成された場合(n1=n2)について精査する。
【0026】
固体浸レンズ180の屈折率が光ディスク基板201の屈折率と同じである場合、入射する光は第1面181と光ディスク200の境界面でほとんど屈折されないので図3に示すように光ディスクの信号記録面202に結像する。つまり、n1がn2と同じであれば、θ1もθ2と同じであるので数式1は次のようになる。
【0027】
【数5】
ここでa=t1+t2である。
【0028】
数式5は楕円面の式で表現できるので固体浸レンズ180の第2面182は楕円面になり、図4を参照してこのような楕円面について精査する。
【0029】
まず、固体浸レンズ180の光モジュール側の楕円曲面の頂点を原点として光軸の方向をz軸とし、光軸と垂直な半径方向をx軸とし、外部屈折率をn0、楕円内部の屈折率をn1、楕円の焦点のz軸座標値はaとすれば、楕円方程式は次式で示される。説明の便宜のために2次元式で表示したが、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、x2をx2+y2に替置して容易に3次元式として作ることができる。
【0030】
【数6】
(R.K.Luneburg、Mathematical Theory of Optics, pp132-134参照)
【0031】
一方、楕円の長半径をA、短半径をBとする時、一般的な楕円の方程式は次のとおりである。
【0032】
【数7】
【0033】
したがって、固体浸レンズ180の第2面である楕円面の長半径Aと短半径Bは次のとおりである。
【0034】
この場合、楕円の離心率eは
【数8】
になって屈折率(n1)と楕円の焦点(a)によって固体浸レンズ180の楕円面
【数9】
を形成することができる。
【0035】
一方、非球面は次のような一般式でも表現することができる。
【数10】
ここでcは曲率であり、xはz軸からの距離、kはコニック定数であり、D、E、F...は4次、6次、8次,...の非球面係数である。
【0036】
固体浸レンズ180の第2面182が楕円面である時、数式10のような非球面式で表示する場合には曲率(c)とコニック定数(k)は次式で表示され、残り非球面係数(D、E、F...=0)の値は0である。
【0037】
【数11】
【0038】
次に、固体浸レンズ180の第1面181の位置を見てみる。焦点(a)をすぎてx軸に平行な面(図3のF)が光ディスク200の信号記録面202にならなければならないので(a-t)点をすぎ、x軸に平行な面(図4のE)が固体浸レンズ180の第1面181に位置しなければならない。
【0039】
つまり、使用する光ディスクの屈折率n1、基板の厚さt及び使用する楕円面の焦点aを決める場合、固体浸レンズの第2面の楕円面は前記数式6または数式10-11により決められ、固体浸レンズの厚さは(a-t)になる。
【0040】
したがって、前記のような形状を有する固体浸レンズ180に平行に入射された光束は楕円の焦点(a)に信号記録面202を有する光ディスクに正確に結像する。
【0041】
一方、このような固体浸レンズ180で有り得る最大開口数NAmaxは次式で与えられる。
【0042】
【数12】
【0043】
したがって、固体浸レンズ180の有効開口数NAはNA≦NAmaxの範囲値を有する。
【0044】
例えば、n1=1.55、n0=1.0である場合、最大有効開口数NAmaxは1.184程度になり、n1=1.50、n0=1.0である場合、最大有効開口数NAmaxは1,118程度になって従来に比べて高い開口数が得られる。一方、固体浸レンズ180を支持するためのレンズ支持部は固体浸レンズの第2面である楕円面の短縮像の頂点から基板(E面)までの周囲を支持すること(図4の斜線部分)で光効率を最大にできる。
【0045】
記録容量は光スポットの大きさの自乗に反比例するので、650nmのDVDの場合を計算してみれば、赤色のレーザーダイオード(波長650nm)を光源として使用する場合、18GB程度の高密度データ容量を記録/再生することができ、青色のレーザーダイオード(波長405nm)を光源として使用する場合、45GB程度の高密度データ容量を記録/再生することができる。
【0046】
再び図1を参照すれば、このような第1実施例による光ピックアップ装置の動作原理はレーザーダイオードで構成された光源110から発生したレーザー光線がコリメーターレンズ120を通過しながら平行光線になり、光線分割器140を通過して固体浸レンズ180に入射され、再び光ディスク200の基板201を通過して信号記録面202に結像される。
【0047】
この時、固体浸レンズ180と光ディスク200の間はほとんど接触した状態になって空気間隙がある場合にもその間隙が光源の波長程度の範囲に過ぎず、空気間隙による大きな差なしに小さい光スポットを得ることができる。このような特性が図5に示されており、図5のそれぞれの曲線は信号記録面202に結像した光スポットの光線プロファイルである。図面において、A曲線は開口数NAが1.0である時の理論的な光線プロファイルであり、B曲線は前記で計算したように最大有効開口数NAmaxが1.118である時、固体浸レンズ180と光ディスク200の間の距離が1波長だけ離れている時であり、C曲線は(NAmax)が1.118である時、固体浸レンズ180と光ディスク200の間が完全に接触した時の光線プロファイルを示す。図示のようにB曲線とC曲線がほとんど一致するので固体浸レンズと光ディスクが光源の波長程度離れた場合にはこれらが接触したと仮定しても全光学系には影響を与えない。つまり、固体浸レンズ180と光ディスク200が完全に接触しない場合で、空気間隙がある場合には臨界角より大きく入射する場合が発生するが、このような場合にも空気間隙が非常に小さい場合には臨界角より大きく入射しても、量子力学的現象によって光が透過するので完全に接触した時を基準に説明するとしてもあまり差がない。これを通常固体浸レンズを使用する場合の近接場効果という(Eugene Hecht, Optics, Addison-Wesley Publishing Company、2版、pp107-108参照)。
【0048】
一方、信号記録面202上に集められた光はその記録面から回折/反射されて再び固体浸レンズ180を経て光線分割器140に入射し、光線分割器140から反射されてフィールドレンズ220を経て光検出器240に入射する。光検出器240は入射した光線を復調して元来の信号で再生する。
【実施例2】
【0049】
次に、図6を参照すれば、第2実施例の光ピックアップ装置が示されている。第1実施例が固体浸レンズに平行な光を入射させる無限光学系に関するものとすれば、第2実施例は固体浸レンズに発散する光を入射させる有限光学系に関するものである。第2実施例の光ピックアップ装置は光モジュール300として表示できる構成要素群、つまり、光源であるレーザーダイオード、光線分割器、フィールドレンズ及び光検出器を含むものは、図1を参照して第1実施例で説明したものと類似である。ただし、第2実施例は図1のコリメーターレンズ120を含まず、光源110であるレーザーダイオードから発散する光を光線分割器を通じてそのまま固体浸レンズ380に入射させる。第2実施例でも集光用対物レンズを使用しないものは第1実施例と同じである。
【0050】
このような光ピックアップ装置において、光モジュール300と光ディスク200の間の光路には固体浸レンズ380が配置されている。固体浸レンズ380は光ディスク200の基板201側に近接するように光ディスク200の基板201に向かう第1面381は平面をなし、光モジュール100に向かう第2面382は非球面をなしている。
【0051】
さらに、このような光ピックアップ装置において、光源であるレーザーダイオードは一般に平板形状の保護窓が具備されたモジュールとして提供される。つまり、レーザーダイオードの発光体から発散する光は固体浸レンズに到達する前に平板のガラス窓を通過した後、固体浸レンズ380に到達する。レーザーダイオードモジュールで使用する保護窓は、たとえ、その厚さが0.25mm程度だけであっても、本実施例のように有限光学系で考慮されるべきである。したがって、図7を参照して説明するように固体浸レンズ380の第2面である非球面を設計時の設計要素として考慮するべきである。
【0052】
図7において、光軸をz軸とし、光軸と垂直な面像の半径方向をx軸とする時、n0、n1、n2、n3は各々空気、レーザーダイオードの保護窓390、固体浸レンズ380、光ディスク基板202の屈折率であり、t01は光源から保護窓までの距離、t1は保護窓の厚さ、t02は保護窓から固体浸レンズの頂点までの距離、t2は固体浸レンズの厚さ、t3は光ディスク基板の厚さであり、φ0、φ1は各々保護窓に入射する光線の入射角及び屈折角であり、φ2は固体浸レンズの第1面に入射する光の入射角、φ3は光ディスクの信号記録面に入射する光の入射角である場合を考慮する。この場合、光源から発散する光線が保護窓390と固体浸レンズ380、光ディスクの基板201を通って信号記録面202に到達する全ての光線の光路が同一であるという条件、境界面での入射角と屈折角との関係によって次の数式13及び14が得られる。
【0053】
したがって、固体浸レンズ第2面の(z、x)は次式13及び14を満足しなければ、発散光線を一点に結像させられない。ここでは説明の便宜のために、2次元式で表示したが、本技術分野の通常の知識を有する者であれば、x2をx2+y2に替置して容易に3次元式として作ることができる。
【0054】
【数13】
【数14】
【数15】
【0055】
一方、数式15は次の数式16に変形して表示することができる。
【数16】
【0056】
前記数式13、14と15または16を整理すれば次の数式17乃至19のようになる。
【0057】
【数17】
【0058】
【数18】
ここでTX=t01+t1+t02+t2である。
【0059】
【数19】
ここでC0=n0t01+n1t1+n0t02+n2t2+n3t3である。
【0060】
したがって、数式18及び19において、zはφ0またはφ1の関数として表示でき、結局xはzだけの関数として表示できる。
【0061】
例えば、n0=1.00、n1=1.55、n2=1.80、n3=1.52、t01とt02の合計を7.0mm、保護窓の厚さがt1=0.25mm、t2=1.5mm、t3=1.2mmである場合、固体浸レンズの有効半径は1.65mm程度であり、最大有効開口数NAmaxは約1.38程度を得ることができる。
【0062】
他の例として、n0=1.0003、n1=1.55、n2=1.80、n3=1.52、t01+t02=7.0mm、t1=0.25mm、t2=1.5mm、t3=0.6mmである場合には、固体浸レンズの有効半径が1.19mm程度であり、最大有効開口数NAmaxは約1.36程度が得られる。さらに、残り値は同一で光ディスク基板の厚さがt3=0.1である場合には有効半径が0.83mm程度で、最大有効開口数NAmaxは約1.34程度が得られる。一方、t3=0.1で、体浸漬レンズの厚さ(t2)が1.8mmである場合には固体浸レンズの有効半径が0.97mm程度で、有効開口数は約1.28程度を求められる。
【0063】
以上から分かるように、光ディスクの基板が厚くなるほど同一な開口数を達成するための固体浸レンズの有効半径の大きさが大きくなる。
【0064】
このような光ピックアップ装置の動作原理は、レーザーダイオードで構成された光源110から発生したレーザー光線が保護窓390を通じて発散し、図示しない光線分割器を通過して、固体浸レンズ180に入射し集光されて光ディスク200の基板201を通過して信号記録面202に集光される。この時、信号記録面202上に集光された光はその記録面から回折/反射して再び固体浸レンズ180を経て図示しない光検出器に入射することは第1実施例と同一である。
【0065】
さらに、第2実施例による光ピックアップ装置はコリメーターレンズを使用する必要がなく直ちに光源であるレーザーダイオードから出た光を使用するために光ピックアップ装置の小型、軽量化が一層容易になる。
【0066】
以上では固体浸レンズと光ディスクが完全に接触した場合について説明したが、固体浸レンズと光ディスクが使用する光の波長程度の空気間隙に離れている場合には、量子力学的透過効果によって臨界角より大きい時も光線が透過する現象があるので完全に接触した場合と同様に用いることができる。
【0067】
一方、図8に示すように、光モジュールから発散する光線が固体浸レンズに入射する前に平板保護窓がない場合(t1=0)(保護窓の屈折率が空気の屈折率と同一な場合、つまり、n1=n0でも該当する)光ディスク基板の屈折率が固体浸レンズの屈折率と同一であれば(n2=n3)、固体浸レンズの第2面は特殊な場合としてカーテシアンオーバル(Cartesian oval)曲面になる(R.K. Luneburg, Mathematical Theory of Optics, pp129-131参照)。
【0068】
図9を参照して、カーテシアンオーバル曲面を説明する。有限な距離の一点を原点(光源)として置き、原点から出発する光線に対して屈折率n0である領域での移動経路をr0とし、屈折率n1である領域での移動経路をr1とする時、原点から出発する全ての光線の光路が一定であるとすれば、次式のような等式が成立する。図6同様説明の便宜のために2次元式で表示したが、本技術分野の通常の知識を有する者であればx2をx2+y2に替置して容易に3次元式として作ることができる。
【0069】
【数20】
【0070】
【数21】
【0071】
このような数式20乃至21を満足する曲面をカーテシアンオーバルという。この時、基板の厚さをt3とすれば、固体浸レンズの厚さはt2=(a-A-t3)になる。また、この実施例でも固体浸レンズ380を支持するためのレンズ支持部は、固体浸レンズの第2面382の光軸と垂直な面の最大頂点から基板までの周囲を支持すること(図8の斜線部分)により光効率を最大にすることができる。
【0072】
本実施例の光ピックアップ装置に、ディスクの厚さが1.2mmである光ディスク(例えばCD)を使用すると仮定すれば、空気屈折率を1.0、基板201及び固体浸レンズ180の屈折率n1を1.50とすれば、Aは20.5mm、aは24mm、カーテシアンオーバルの最大x軸半径Bは1.513mmになり、この場合、固体浸レンズの開口数NAが1.047になっても図6-7の従来ピックアップ装置の理論的な最大開口数1.0より大きくなる。また、厚さが0.6である光ディスク(例えばDVD)を使用すると仮定すれば、空気屈折率を1.0、基板201及び固体浸レンズ180の屈折率n1を1.50とすれば、Aは16.9mm、aは18.98mm、カーテシアンオーバル面382の最大x軸半径Bは0.902mmになり、この場合、固体浸レンズの開口数NAが1.018になって図6-7の従来ピックアップ装置の理論的な最大開口数1.0より大きくなる。
【0073】
再び図6を参照してこのような光ピックアップ装置の動作原理を説明すれば、レーザーダイオードで構成された光源110から発生したレーザー光線が発散して図示しない光線分割器を通過して固体浸レンズ180に入射し集光されて光ディスク200の基板201を通過して信号記録面202に集光される。この時、信号記録面202上に集光された光はその記録面から回折/反射されて再び固体浸レンズ180を経て図示しない光検出器に入射することは前述と同じである。
【0074】
さらに、このような光ピックアップ装置はコリメーターレンズを使用する必要がなく直ちに光源であるレーザーダイオードから出た光を使用するために光ピックアップ装置の小型、軽量化が一層容易になる。
【0075】
一方、第1実施例または第2実施例において、固体浸レンズの第1面は平面になるべきであるが、実際には有効半径内のみ平面である必要があり、有効半径外では他の曲率や形態を有しても関係ない(図9a及び図9b参照)。このような場合、固体浸レンズの有効半径reffを次式のように求めることができる。
【0076】
【数22】
ここでtsubstrateは光ディスク基板の厚さ、ψは光ディスクへの入射角、NAは有効開口数、nsubstrateは光ディスク基板の屈折率である。
【0077】
前記のように、有効半径内で平面である必要があるのが理想的で一般的である。しかし、実際の場合は、有効半径内において、面の最高点と最低点の差が使用波長の数倍程度の差を有する連続面である場合には平面と同じ性能を有する。したがって、第1面の曲率半径(R)は
R-√(R2-reff 2)≦使用波長
の範囲内で有用である。この時、曲率は図9aに示すように正の値(+)であっても、図9bに示すように負の値(−)であっても構わない。
【0078】
例えば、曲面の半径が1000mmで、有効半径が1mmである場合には有効半径内の最高点と最低点の差が0.0005mmであるので、650nmである場合には十分に有効である。
【0079】
実際には、加工でなくて金型によって大量生産をする場合は少しの曲率を与えることが生産における効率と精密度を高めることができる。つまり、固体浸レンズと光ディスクの間に空気間隙がある場合で、また臨界角より大きい場合で入射する時は伝達される光の電界の大きさはe-bzの比で光ディスク面に伝達されるので、空気間隙であるz値が大きければ大きいほど、伝達される電界の大きさが減少する。この時、量子効果によって伝達される電界に影響を与える減少係数bは次のとおりである。
【0080】
【数23】
ここで、ψは固体浸レンズと光ディスクが接触したと判断した時の、固体浸レンズの第1面に入射する光線の入射角、または固体浸レンズの第1面181である平面または非常に大きい曲率半径を有する面に入射する光線の入射角である。
【0081】
また、臨界角より小さい場合には通常の屈折法則によって伝達されるので前記の場合と類似している。つまり、固体浸レンズの平面を非常に大きな曲面を有するものと取り替ええる場合には平面に近似するので非常に小さい光度を有し、固体浸レンズの製作上の利点がある。
【産業上の利用可能性】
【0082】
本発明による光ピックアップ装置は光記録媒体の基板側で記録、再生をすることで光記録媒体及び光ピックアップ装置の耐久性を向上させることができる。
【0083】
また、本発明による光ピックアップ装置は、対物レンズ系として追加の集光用対物レンズを使用する必要がなく1枚の固体浸レンズだけを採用して簡単でコンパクトな構造にできる。
【0084】
さらに、固体浸レンズを使用することによって開口数を1以上にして光スポットの大きさを小さくすることができて高密度記録/再生を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】本発明の第1実施例による高密度光記録及び再生用光ピックアップ装置を示した図面である。
【図2】図1の固体浸レンズ及び光ディスクでの光の進行を説明する図面である。
【図3】固体浸レンズと光ディスク基板の屈折率が同じ場合、光の進行を説明する図面である。
【図4】図3で固体浸レンズの楕円面と座標軸を示した図面である。
【図5】光ディスクの信号記録面に結像した光スポットの光線プロファイルを示した図面である。
【図6】本発明の第2実施例による高密度光記録及び再生用光ピックアップ装置を示した図面である。
【図7】図6の固体浸レンズ及び光ディスクでの光の進行を説明する図面である。
【図8】第2実施例で固体浸レンズと光ディスク基板の屈折率が同じ場合に固体浸レンズの形状を説明するための図面である。
【図9A】固体浸レンズの第1面を説明するための図面である。
【図9B】固体浸レンズの第1面を説明するための図面である。
【図10】光ディスクの記録面側から光が入射して記録/再生する従来技術による光ピックアップ装置を示した図面である。
【図11】光ディスクの基板側から光が入射して記録/再生する従来技術による光ピックアップ装置を示した図面である。
Claims (16)
- 信号記録面と少なくとも一つの基板を含む高密度光記録媒体で、信号記録面に情報を記録したり記録された情報を再生する光ピックアップ装置において、
平行光を生成、射出し、光記録媒体から放射される光を受光する光モジュールと、
前記光モジュールと光記録媒体の間の光経路に配置されて、前記光記録媒体の基板側に近接するように前記光記録媒体の基板に対向する第1面は平面をなし、前記光モジュールに対向する第2面は非球面をなす固体浸レンズとを含み、
前記光モジュールから出た平行光が前記固体浸レンズに入射して集光され光記録媒体の基板を通過して前記光記録媒体の信号記録面に集光されることを特徴とする高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。 - 前記固体浸レンズは前記光記録媒体の基板の屈折率と同じ屈折率を有する材料で形成され、前記第2面は楕円面であることを特徴とする、請求項1に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。
- 前記固体浸レンズの第2面である楕円面は長半径A、短半径B、離心率eに対する次式
A = a n1 /(n1 + n0)
B = a √((n1-n0)/(n1+n0))
e = a n0 /(n1+n0)
(ここでaは楕円の長軸方向で頂点と楕円面の焦点の間の距離であり、n1は光記録媒体の基板の屈折率であり、n0は空気の屈折率である。)
を満足することを特徴とする、請求項3に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。 - 光記録媒体の基板の厚さをtとする時、前記固体浸レンズの厚さが(a-t)であることを特徴とする、請求項4に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。
- n1は光記録媒体基板の屈折率であり、n0は空気の屈折率であるとする時、前記固体浸レンズの最大有効開口数NAmaxは
NAmax=√(n12-n02)
であることを特徴とする、請求項3に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。 - 前記固体浸レンズの第2面である非球面の短軸上の頂点で前記固体浸レンズを支持するレンズ支持部をさらに含んで光効率を最大にすることを特徴とする、請求項1に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。
- 信号記録面と少なくとも一つの基板を含む高密度光記録媒体で、信号記録面に情報を記録したり記録された情報を再生する光ピックアップ装置において、
発散光を生成、射出し、光記録媒体から放射される光を受光する光モジュールと、
前記光モジュールと光記録媒体の間の光経路に配置されて、前記光記録媒体の基板側に近接するように前記光記録媒体の基板に対向する第1面は平面をなし、前記光モジュールに対向する第2面は非球面をなし、前記光記録媒体の基板の屈折率と同じ屈折率を有する材料で形成された固体浸レンズとを含み、
前記光源から出た発散光が前記固体浸レンズに入射して集光され光記録媒体の基板を通過して前記光記録媒体の信号記録面に集光されることを特徴とする高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。 - 前記光モジュールで生成された光は、光モジュールを出る前に透明な平板保護窓を通過し、
前記固体浸レンズの第2面は光軸をz軸とし、光軸と垂直な面上の半径方向をx軸とする時、次式
(ここでn0、n1、n2、n3は各々空気、保護窓、固体浸レンズ、光記録媒体基板の屈折率であり、t01は光源から保護窓までの距離、t1は保護窓の厚さ、t02は保護窓から固体浸レンズの頂点までの距離、t2は固体浸レンズの厚さ、t3は光記録媒体基板の厚さであり、φ0、φ1は各々保護窓E入射する光線の入射角及び屈折角、φ2は固体浸レンズの第1面に入射する光の入射角、φ3は基板に入射する光の入射角であり、TX=t01+t1+t02+t2、C0=n0 t01+n1 t1+n0 t02+n2 t2+n3 t3である。)
を満足することを特徴とする、請求項8に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。 - 前記固体浸レンズの第2面はAが光源から頂点までの距離、aが光源と焦点の間の距離であり、n1は光記録媒体の屈折率であり、n0は空気の屈折率であるとする時、
n0 √(x2+z2)+ n1√(x2+(z-a) 2) = n0 A + n1 (a-A)
を満足するカーテシアンオーバルである面からなることを特徴とする、請求項8に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。 - 前記固体浸レンズの厚さは、光記録媒体の基板の厚さをtとする時、(a-A-t)であることを特徴とする、請求項10に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。
- 前記固体浸レンズの第2面の短軸上の頂点で前記固体浸レンズを支持するレンズ支持部をさらに含んで光効率を最大にすることを特徴とする、請求項8または10に記載の高密度記録/再生が可能な光ピックアップ装置。
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