JP2004522929A - マルチモードライタ - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、一般に、ライタ、例えば、巻きたばこや葉巻たばこに火を点けるのに用いられるポケットライタ又はろうそく、バーベキュー焼き網、暖炉及びキャンプファイヤーの点火に用いられる実用ライタに関し、特に、使用意思のないユーザによる不注意な操作又は望ましくない操作を生じにくくするかかるライタに関する。
【0002】
〔発明の背景〕
例えば、たばこ製品、例えば葉巻たばこ、巻きたばこ及びパイプに火をつけるために用いられるライタは、長年にわたって技術的開発がなされてきた。代表的には、これらライタは、燃料容器から燃料を放出するノズルの近くに火花を発生させるために回転摩擦要素又は圧電要素のいずれかを用いている。圧電機構は、多方面において普及している。かかる圧電機構の一例が、ムリーに付与された米国特許第5,262,697号(以下、「第´697号特許」という)明細書に開示されている。第´697号特許明細書の開示内容を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用する。
【0003】
ライタはまた、小型のタバコライタ又はポケットライタから幾種類かの形態の長尺又は実用ライタに技術的に発展した。これら実用ライタは、一般目的、例えば照明用ろうそく、バーベキュー焼き網、暖炉及びキャンプファイヤーに一層有用である。かかる設計の際の初期の試みは、典型的なポケットライタを端部に収納した長い操作取っ手を利用しただけのものであった。この技術的思想の例が、米国特許第4,259,059号明細書及び第4,462,791号明細書に見られる。
【0004】
多くのポケットライタ及び実用ライタは、幼児によるライタの望ましくない操作に抵抗する或る機構を備えている。これら機構は、燃料源を遮断し、又は、ライタに設けられたアクチュエータ、例えば、押しボタンの運動を阻止することができるオンオフスイッチである場合が多い。ユーザが「オン」位置と「オフ」位置との間で確実に動かすオンオフスイッチは、問題となる場合がある。例えば、大人のユーザが、使用後、スイッチを「オフ」位置に戻すのを忘れる場合があり、それによりその特徴が役に立たないものになる。
【0005】
他のポケットライタ及び実用ライタは、アクチュエータ又は押しボタンの運動を阻止するばね押し妨害ラッチを有する。サイトウに付与された米国特許第5,697,775号明細書及びシャイク等に付与された米国特許第5,145,358号明細書は、かかるライタの例を開示している。
使用意思のないユーザによる不用意な操作又は望ましくない操作をしにくくするが、各使用意思のないユーザにライタが種々の使用意思のあるユーザの関心を引くようにライタを操作する消費者にやさしい方法を提供するライタが依然として要望されている。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、少なくとも2つの操作モードを備えたライタに関する。何れの操作モードにおいても、ワンド組立体が部分又は完全伸長位置にある場合、作動部材の運動を拘束し又は阻止する妨害機構を備えていない状態で動作する。
【0007】
本発明は、一実施形態では、主要構成要素として燃料を収容したハウジングと、ライタを作動させる作動部材とプランジャ部材とを有するライタに関する。プランジャ部材は好ましくは、大作動力位置又は第1の部材位置と小作動力位置又は第2の部材位置との間で動く。ユーザは、プランジャ部材が第1の部材位置に位置しているとき、第1の作動力を作動部材に加えて燃料に点火し、プランジャ部材が第2の部材位置にあるとき、第2の作動力を作動部材に加えて燃料に点火する。第1の作動力は、第2の作動力よりも大きい。
具体的に説明すると、一実施形態では、プランジャ部材は、大作動力位置にある場合、付勢部材を間接的に駆動して付勢部材がライタの作動に対向し又は抵抗する第1の対向力をもたらすようにする。ユーザがプランジャ部材を小作動力位置に動かし又は再位置決めすると、付勢部材は、ライタの作動に対向し又は抵抗する上記とは異なる第2の力をもたらす。
【0008】
好ましくは、付勢部材によって得られる第1の対向力は、第2の対向力よりも大きく、任意的にこれよりもかなり大きい。任意的に、付勢部材により得られる第2の対向力は、実質的にゼロであってもよい。小作動力モードにある付勢部材は、ユーザが大作動力モードの場合と同程度には力をこれに及ぼさない場合、作動部材の運動には対向せず又は抵抗しない。一実施形態では、大作動力位置にあるプランジャ部材は、作動部材に作動的に関連し、作動部材に係合し、又は作動部材に接触し、或いは作動部材に結合されるのがよい。小作動力位置では、プランジャ部材は、作動部材と接触状態にあってもこれから離脱していてもよく、したがって、付勢部材は作動部材の運動にそれほど抵抗せず又は対向しないようになる。
【0009】
一実施形態によれば、作動部材は燃料を選択的に小出しし、点火組立体を作動させ、或いは両方の機能を実行する。ライタは、作動部材によって作動される点火組立体を有するのがよいが、このようにするかどうかは任意である。点火組立体は、圧電ユニットを含む。作動部材は、少なくとも1つのトリガであるのがよい。大作動力位置では、付勢部材は、トリガを作動させるのに必要な力を増大させることにより作動位置へのトリガの運動に抵抗することができる。
【0010】
別の特徴では、ラッチ部材をプランジャ部材と作動的に関連させるのがよい。ラッチ部材を、種々の方法で、例えば、回動自在に、摺動自在に、片持ち方式で又はこれら結合方法の組合せでハウジングに結合するのがよい。回動結合方式では、ラッチ部材の一端部をハウジングに結合し、他端部は自由に動くことができるようにする。ラッチ部材を動かすことにより、プランジャ部材を大作動力位置と小作動力位置との間で動かすことができる。ラッチ部材は、追加の付勢部材から別体であってもよく、或いは、弾性変形可能であってもよく、或いはプランジャ部材はユーザによって直接動かされ又は再位置決めされてもよい。
【0011】
変形実施形態では、ライタは、係合部分を備えたプランジャ部材及び係合部分を備えた作動組立体を更に有する。プランジャ部材は、第1の休息状態と第2の状態との間で動くことができる。第1の状態では、プランジャ部材の係合部分は、作動組立体の係合部分と関連し、作動組立体は、プランジャ部材の係合部分を動かす。第2の状態では、プランジャ部材の係合部分は、作動組立体の係合部分と係合しない。
【0012】
少なくとも一実施形態としてのマルチモードライタの好ましい1つの特徴は、ライタを多数回作動させた後でも、ライタを何れのモードで作動させるのに必要な第1及び第2のトリガ力、より好ましくは第1のトリガ力は、実質的に一定のままであるということにある。かくして、付勢部材によって及ぼされる第1の対向力及び第2の対向力は好ましくは、ライタを用いても実質的には減少しない。更に別の実施形態によれば、ライタは、燃料供給源を備えたハウジングと、小出しされた燃料に点火する点火組立体と、ハウジングと関連した作動部材と、ハウジングに作動的に連結された再位置決め可能なプランジャ部材とを有している。作動部材を作動位置に動かしてライタを作動させるには所定の作動力が必要である。システムを作動させるために、この所定の作動力よりも大きな第1の作動力が作動部材を作動位置に動かすのに必要であるようプランジャ部材が作動部材と関連している。
【0013】
マルチモードライタの好ましい特徴によれば、第1又は第2の大作動力モードは好ましくは、ユーザの身体的特性、具体的には、強さ特性を利用しており、第2の又は小作動力モードは好ましくは、ユーザの認識能力及び器用さを利用している。このライタの更に別の好ましいが任意的な特徴では、ユーザは、大作動力モードにあるライタを指1本で作動させることができる。さらに、このライタの別の好ましいが任意的な特徴によれば、ユーザは、小作動力モードにあるライタを2本の指で作動させることができる。ライタの更に好ましいが任意的な一特徴は、大作動力モードにあるライタを作動させることは、小作動力モードで生じる作動の順序又は運動とは異なる作動順序又は運動で生じるということにある。
【0014】
本発明の別の実施形態では、ライタは、燃料供給源を備えたハウジングと、ハウジングと関連していて、燃料に選択的に点火する作動部材と、燃料に点火するための作動部材の運動の困難度を少なくとも増大させる第1及び第2の抑止部材とを有する。抑止部材のうち少なくとも一方は、作動部材が動くことができるが、燃料の点火を防止するのに十分動かないようにすることができる。
【0015】
本発明の別の特徴によれば、ユーザが作動部材を動かす前にラッチを動かそうとする場合、ラッチを第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動かすのに第1のラッチ力が必要である。ユーザがラッチを動かす前に作動部材を所定距離動かす場合、ラッチを第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動かすのに第2のラッチ力が必要である。第2のラッチ力は、第1のラッチ力とは異なっている。
【0016】
ラッチを第1のラッチ位置に(例えば、「大力(high-force)モード」)に位置決めすると、ユーザは、燃料に点火するには第1の作動力を作動部材に加え、ラッチを第2のラッチ位置(例えば、「小力(low-force)モード」)に位置決めすると、ユーザは、燃料に点火するためには第2の作動力を作動部材に及ぼす。第1の作動力は、第2の作動力とは異なっている。好ましくは、第1の作動力は、第2の作動力よりも大きい。
【0017】
一実施形態によれば、第2のラッチ力は、第1のラッチ力よりもおおきいのがよい。変形例として、ユーザがラッチを動かそうとする前に作動部材を所定距離動かす場合、ラッチは、第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動くのが実質的に阻止される。
【0018】
本発明の更に別の特徴によれば、ライタは、可動ワンド組立体を有するのがよい。一実施形態によれば、ワンド組立体は、作動部材と作動的に関連していて、ワンド組立体が、第1の位置にあるとき、作動部材を燃料の点火の阻止に十分動かないようにするのがよい。作動部材を、燃料の放出を阻止すると共に(或いは)火花の発生を阻止するのに十分動かないようにするのがよい。ワンド組立体が少なくとも1つの第2位置にある場合、作動部材は、燃料に点火するのに十分動くことができる。好ましい一実施形態では、ワンド組立体が第1の位置にあるとき、作動部材を実質的に動かないようにするのがよい。ワンド組立体は好ましくは、ハウジングに回動自在に結合され、作動部材は好ましくは摺動自在である。ライタは、ワンド組立体に形成されたカム作用面と相互作用する第1の部分及び作動部材と相互作用する第2の部分を備えたカムフォロアを更に有するのがよい。カムフォロアは、カム作用面に向かって付勢されるのがよい。ワンド組立体を回動させると、カム作用面はカムフォロアを動かす。ワンド組立体が第1の位置にある場合、カムフォロアの第2の部分は、燃料の点火を阻止するのに十分作動部材を動かないようにする。ワンド組立体が第2の位置にある場合、カムフォロアの第2の部分は作動部材が燃料に点火するのに十分動くことができるようにするのがよい。
【0019】
カム作用面は、ワンド組立体が第1の位置にある場合、カムフォロアの第1の部分に係合する第1の戻り止めを有するのがよい。カム作用面は、第1の戻り止めから間隔を置いて設けられていて、ワンド組立体の運動に対し抵抗をもたらす第2の戻り止めを更に有するのがよい。ワンド組立体が第2の位置にある場合、カムフォロアの第1の部分は第2の戻り止めに係合する。第1の位置は閉鎖位置であり、第2の位置は伸長位置であるのがよく、カム作用面は、第1の戻り止めと第2の戻り止めとの間に設けられていて、ワンド組立体が少なくとも1以上の中間位置にあるときカムフォロアの第1の部分に係合する少なくとも1以上の追加の戻り止めを更に有するのがよい。
【0020】
本発明の別の実施形態によれば、ワンド組立体は、ハウジングに回動自在に連結されるのがよく、このワンド組立体は、ワンド組立体を回転させる大ワンド力位置及び低ワンド力位置を有するのがよい。ワンド組立体上の1点に及ぼされてワンド組立体を回動させるのに十分な回動力は、ワンド組立体が大作動力位置にある場合、小ワンド力位置にある場合にこの1点に加えられ、ワンド組立体を回動させるのに十分な回動力よりも大きい。好ましくは、ワンド組立体の閉鎖位置と伸長位置との間には少なくとも1つの大ワンド力位置及び少なくとも1つの小ワンド力位置がある。少なくとも1つの追加の大ワンド力位置をワンド組立体の伸長位置及び(又は)閉鎖位置のところに設けるのがよい。変形例として、少なくとも1つの追加の小ワンド力位置を伸長位置及び(又は)閉鎖位置のところに設けてもよい。
【0021】
本発明の別の実施形態によれば、ワンド組立体は、閉鎖位置と伸長位置との間の少なくとも1つの中間位置に解放自在に位置決め可能であるのがよい。カムフォロアは、ワンド組立体を少なくとも1つの中間位置に解放自在に位置決めする。ワンド組立体は又、伸長位置及び(又は)閉鎖位置に解放自在に位置決め可能であるのがよい。
【0022】
本発明の別の特徴によれば、ライタは、燃料に点火する点火組立体と、点火組立体を選択的に作動させることができる作動部材と、ワンド組立体を貫通して延びる導管とを有している。導管は、燃料供給源からノズルに運ぶチャネルを構成する管から成る。コイル状ワイヤがチャネル内に受け入れられ、このコイル状ワイヤは、点火組立体及びノズルに電気的に接続されている。ライタは、点火組立体を金属ワンドに電気的に接続する絶縁ワイヤを更に有するのがよく、この絶縁ワイヤは、管の周りに少なくとも部分的にコイル状になっているのがよい。
【0023】
本発明の更に別の特徴によれば、ライタは、燃料供給源をノズルに流体連結し、点火組立体をノズルに電気的に接続する少なくとも1つの部材を有している。ライタは、回動軸線の回りに回動するワンド組立体を有し、上記少なくとも1つの部材は、回動軸線から間隔を置いて位置し、ワンド組立体を少なくとも部分的に貫通して延びている。ワンド組立体は、回動軸線から間隔を置いて位置した孔を備え、上記少なくとも1つの部材は、この孔を貫通する。好ましくは、孔は、弧状スロットである。上記少なくとも1つの部材は、ワイヤを収容すると共に(或いは)部分的に絶縁されたワイヤを備える燃料を運ぶ導管であるのがよい。
本発明の好ましい特徴は、添付の図面に示されており、図中、同一の符号は同一の要素を示している。
【0024】
〔好ましい実施形態の詳細な説明〕
図1を参照すると、本発明に従って構成された実用ライタ2の実施形態が、当業者が種々の構成要素に対して行われる多くの設計変更及び置換を認識していることが理解される状態で示されている。本発明を実用ライタに関して説明するが、当業者であれば、かかる教示を従来型ポケットライタ等に容易に適用できる。
【0025】
ライタ2は主要構成要素として、主として成形剛性ポリマー又はプラスチック材料、例えばアクリロニトリルブタジエンスチレンターポリマー等で作ることができるハウジング4を有している。ハウジング4は又、当業者に知られている方法、例えば超音波溶接により互いに接合される2つの部品で形成されたものであるのがよい。
【0026】
ハウジング4は、種々の支持部材、例えば以下に説明する支持部材4Aを有している。その他の支持部材は種々の目的、例えば構成部品の支持又は部品の移動経路を方向づけるためにライタ2内に設けられている。ハウジング4は、取っ手6を更に有し、この取っ手は、ハウジングの第1の端部8及び第2の端部9を形成している。以下に詳細に説明するワンド組立体10が、ハウジングの第2の端部9に回動自在に連結されている。
【0027】
図1、図1A及び図1Bを参照すると、取っ手6は好ましくは、燃料供給ユニット11を収容し、この燃料供給ユニットは、燃料供給容器又は本体12、弁アクチュエータ14、ジェット付き弁組立体15、ばね16、ガイド18及びリテーナ20を有している。容器12は、燃料供給ユニット11の他の構成部品を支持し、この容器は、燃料コンパートメント12a及びチャンバ12bを定め、更に、その頂縁部から上方に延びる1対の互いに間隔を置いた支持部材12cを更に有している。支持部材12cは、開口部12dを備えている。燃料コンパートメント12aは燃料Fを収容し、この燃料は、圧縮炭化水素ガス、例えばブタン又はプロパン及びブタン混合物等で圧縮可能である。
【0028】
図1A及び図1Bを参照すると、弁アクチュエータ14は、支持部材12cの下でコンパートメント12で回転自在に支持されている。弁アクチュエータ14は、ジェット付き弁組立体15に連結されており、このジェット付き弁組立体は、ジェット又は弁ステム(弁棒)15a及び電極15bを有している。電極15bを用いるかどうかは任意である。ジェット付き弁組立体15は、常開弁設計のものであり、このジェット付き弁組立体は、弁アクチュエータ14に設けられたばね部材16の圧力によって閉じられる。変形例として、常閉弁設計のジェット付き弁組立体も使用できる。
【0029】
適当な燃料供給ユニット11が、米国特許第5,934,893号(以下、「´895号特許」という)明細書に開示されており、かかる開示内容全体を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用する。使用可能な燃料供給ユニット11の別の構造が米国特許第5,520,197号(以下、「´197号特許」という)明細書又は米国特許第5,435,719号(以下、「´719号特許」という)明細書に開示されており、これら米国特許明細書の開示内容全体を本明細書の一部を形成するものとしてここに引用する。当業者が望むならば、上記特許明細書に開示された燃料供給ユニットを開示した構成部品の全て又は取り外した種々の構成部品、例えば風よけ、ラッチばね、ラッチ等と共に用いることができる。燃料供給ユニットの別の構造を用いることができる。
【0030】
図1Aを参照すると、ガイド18は、スロット18a及び突起18bを構成する壁を備えている。ライタを組み立てると、ガイド18は、支持部材12c相互間に位置し、支持部材12cは、ガイド18を受け入れるよう外方に撓む。突起18bが開口部12dといったん整列すると、支持部材12cは、これらの鉛直の初期位置に戻ることができる。突起18bと開口部12dの相互作用により、ガイド18を本体12内に保持できる。
【0031】
図1A及び図1Bを参照すると、リテーナ20は、ボア20bを備えた前側部分20a及びL字形後方部分20cを有している。燃料コネクタ22が、ジェット15aの頂部に設けられており、この燃料コネクタは、燃料導管23を受け入れている。しかしながら、コネクタ22を用いるかどうかは任意であり、もし用いない場合、導管23を直接ジェット15a上に設けることができる。
【0032】
リテーナ20は、燃料導管23をボア20bを通して受け入れることにより、燃料導管23をジェット付き弁組立体25に対して正しく位置決めし、燃料導管23がコネクタ22内に位置するようにする。導管23の細部について以下に説明する。リテーナ20の後側部分20cは、ガイド18のスロット18a内に配置される。リテーナ20及びガイド18は、これら構成部品が互いにスナップ動作で嵌まり合って導管23をジェット付き弁組立体15に対して正しく位置決めするように構成されたものであるのがよい。ガイド18及びリテーナ20は、用いるかどうかは任意であり、ライタのハウジング4又は他の構成部品を用いるとコネクタ22及び導管23を支持して位置決めすることができる。加うるに、ガイド18及びリテーナ20は、これらがコネクタ22及び導管23をジェット15aに対して位置決めするよう機能する限り互いに別の構成のものであってもよい。
【0033】
容器12、ガイド18、リテーナ20及びコネクタ22をプラスチック材料で作ることができる。しかしながら、弁アクチュエータ14、弁ステム15a及び電極15bは好ましくは、導電性材料で作られる。燃料供給ユニット11は、燃料供給容器12、ジェット付き弁組立体15及び付勢形弁アクチュエータ14を有するあらかじめ組み立てられたユニットであるのがよい。燃料供給ユニット11をライタ内に配置すると、ハウジング支持部材4aは、図1に示すようにユニット11の位置を定めてこれを維持するのを助ける。ハウジング支持部材4bは、リテーナ20の位置決めを助ける。
【0034】
再び図1を参照すると、ライタ2は、作動部材25を更に有し、この作動部材は、弁アクチュエータ14の運動を容易にして、燃料Fを選択的に放出する。この実施形態では、作動部材は又、燃料に点火するために点火組立体26を選択的に作動させる。変形例として、作動部材は、燃料の放出機能又は点火機能の何れかを行い、別の機構又は組立体が他の機能を行ってもよい。図示の実施形態の作動部材25は、トリガから成る。変形実施形態では、以下に説明するように、作動部材は、作動組立体の一部であってもよい。
【0035】
図1Bを参照すると、本発明の全ての特徴にとって必ずしも必要ではないが、電気点火組立体、例えば圧電機構が、好ましい点火組立体26である。点火組立体は変形例として、例えば米国特許第3,758,820号明細書及び米国特許第5,496,169号明細書に示された他の電気点火部品、火花車及び発火石組立体、又は火花を発生させ又は燃料に点火する当該技術分野で周知の他の機構を有してもよい。変形例として、点火組立体は、例えば端子相互間に接続されたコイルを有する電池を有してもよい。圧電機構は、´697号特許明細書に開示された形式であるのがよい。圧電機構26は、図1Bに概略的に示されていて、特に´697号特許明細書に記載されている。
【0036】
圧電ユニット26は、共通軸線に沿って互いに摺動する上側部分26aと下側部分26bを有している。コイルばね又は戻しばね30が、圧電ユニットの上側部分26aと下側部分26bとの間に配置されている。戻しばね30は、圧電ユニットの圧縮に抵抗するのに役立ち、作動部材25内に配置されると、作動部材25の押下げに抵抗する。圧電ユニットの下側部分26bは、燃料供給ユニット11内のこれと協働するチャンバ12b内に受け入れられている。
【0037】
圧電ユニット26は、上側部分26aにしっかりと連結された電気接点又はカム部材32を更に有している。初期位置では、部分26aと部分26bは隙間Xだけ離れている。カム部材32は、導電性材料で作られている。上側部分26aは、作動部材25に結合されている。火花導体又はワイヤ28は部分的に絶縁されていて、任意公知の方法で圧電ユニットの電気接点29に電気的に接続される。
【0038】
図1に示すように、ラッチ部材34が、取っ手6の頂側部に設けられており、作動部材25は、取っ手6の底側部の近くでラッチ部材34と対抗して位置している。図2〜図4を参照すると、ラッチ部材34は主要構成要素として、下方に延びるボス36aを備えた無支持の可動前側端部36及びハウジング4のヒンジ40に回動自在に固定された後側端部38を有している。当業者であれば、ラッチ部材34をハウジングに別の方法で、例えば片持ち方式で、摺動自在に又は回転自在に結合してもよいことは容易に理解できよう。ラッチ部材34が摺動自在である場合、カムをこれと共に用いるのがよい。
【0039】
図3及び図4を参照すると、板ばね42が、前側端部42a及び後側端部42bを有している。板ばね42は、図4に最もよく示されているように、前側端部42aが後側端部42bの上に間隔を置いて位置するよう曲げられている。板ばねの形状をライタ内部の部品の配置状態及び必要なスペース上の検討事項に応じて変更してもよく、例えば平らにしてもよい。変形例として、板ばねをラッチ部材34の前に配置してもよい。加うるに、板ばねに代えてコイルばね、片持ちばね又はラッチ部材34を付勢するのに適した他の付勢部材を用いてもよい。
【0040】
図5を参照すると、板ばね42の後側端部42bは、支持部材4c相互間でハウジング4内に配置されていて、後側端部42bがハウジング4に結合されてばね42が実質的に片持ち部材のように動作するようになっている。ばね42の形状、寸法及び材質によっては、前側端部42aは自由に動くことができ、図5に示すようにラッチ部材の前側端部36をその初期位置に戻すよう上方に付勢される。かくして、ラッチ部材34の無支持の前側端部36をばね42の前側端部42aと一緒に下方に動かすことができる。
【0041】
ラッチ部材34は好ましくはプラスチックで作られ、板ばね42は好ましくは、弾性を備えた金属、例えばばね鋼、ステンレス鋼又は別の種類の材料から製造される。板ばね42はハウジング4に取り付けられた状態で示されているが、変形例として、この板ばねをライタの他の部品に結合してもよいことは注目されるべきである。
【0042】
図1を参照して、作動部材又はトリガ25の詳細について以下に説明する。トリガ25は好ましくはハウジング4に摺動自在に結合されている。トリガ25及びハウジング4は、トリガの前方又は後方への運動を制限するような寸法形状になっているのがよい。当業者であれば、変形例として、トリガを別のやり方で、例えば回動方式、回転方式又は片持ち方式でハウジングに結合又は連結できることは理解できよう。例えば、トリガは、リンク装置であってもよく、或いは2部品で形成されたものであってよく、この場合一方の部品はハウジングに摺動自在に結合され、他方の部品は回動する。
【0043】
再び図3を参照すると、トリガ25は、下側部分44及び上側部分46を有している。図3及び図4を参照すると、下側部分44は、前方指作動面48、第1のチャンバ50(想像線で示されている)、第2のチャンバ52(想像線で示されている)を有している。トリガ25をハウジング4内に配置すると、指作動面48は、ユーザの指(図示せず)によって接近可能になるようにハウジングから延びている。
この実施形態では、トリガ25の下側部分及び上側部分は、単一の部品として形成されている。変形例として、上側部分と下側部分は、互いに結合される2つの別々の部品であってもよく、或いはトリガは多部品ユニットの一部であってもよい。
【0044】
図4及び図5を参照すると、トリガ25の第1のチャンバ50及び第2のチャンバ52は、水平に配置されている。第1のチャンバ50は、第2のチャンバ52の下に位置し、第1のチャンバ50は、トリガ戻しばね53を受け入れるよう構成されている。ばね53は、トリガ25とハウジング4の第1のばね停止部分又は支持部材4dとの間に位置している。図4を参照すると、トリガ25は、下側部分44から後方に延びる延長部54を更に有している。第2のチャンバ52は、延長部54内へ延びている。第2のチャンバ52は、点火組立体26を受け入れるよう(図1に示すように)形作られている。
【0045】
図3及び図4を参照すると、トリガ25の上側部分46は、2つのL字形ガイドを有している。この実施形態では、ガイドは、側壁57に設けられた切欠き56で示されている側部切欠きである。切欠き56は、第1の部分56a及び第1の部分56aと連通した第2の部分56bを有している。第2の部分56bは、実質的に垂直軸線Vに平行な壁56cを有している。垂直軸線Vは、長手方向軸線L及び横方向軸線T(図1に示す)に垂直である。この実施形態では、ガイドは、切欠きであるが、別の実施形態では、トリガは中実側壁を有してもよく、ガイドを側壁の内面上に形成してもよい。
【0046】
図3を参照すると、トリガの上側部分46は、後側切欠き58及びトリガの上壁61に設けられたスロット60を更に有している。上側部分46は、係合面62aを備えた前方に延びる係合部分62を更に有している。係合部分62の機能について以下に詳細に説明する。
【0047】
図1及び図3を参照すると、この実施形態では、トリガ25の上側部分46及びガイド56は、デュアルモード組立体の一部をなしている。デュアルモード組立体は、プランジャ部材63及びピストン部材74を更に有している。この実施形態では、トリガの下側部分44及び上側部分46は、単一部品として形成されている。別の実施形態では、下側部分44と上側部分46は別々の部品として形成され、互いに作動的に連結できるものであってもよい。
【0048】
プランジャ部材63は、ライタ内に配置された状態ではラッチ部材34の下に位置する。プランジャ部材63は、長手方向に延びる本体部分64及び横方向に延びるヘッド部分66を備えた実質的にT字形である。図4に最もよく示されているように、ヘッド部分66は、平らな前面66aを有している。前面66aは、プランジャ部材63がトリガ25内に配置された状態では、垂直軸線Vに全体として平行である。
【0049】
再び図3を参照すると、本体部分64は、後側端部のところに設けられた2つの横方向に延びるピン68、上面に設けられた凹部70及び本体部分64の底面から延びる垂直に延びる突起72を有している。凹部70を設けるかどうかは任意である。
【0050】
図3及び図4を参照すると、変形実施形態では、トリガ25の壁56c及びプランジャ部材63の壁66aは、上述したのとは異なる形態であってもよい。例えば、変形例としてこれら壁を垂直軸線Vに対して角度を付けてもよい。例えば壁66a,56cは、垂直軸線Vから角度βだけ角度的にずれたラインA1に実質的に平行であるように斜めであってもよい。変形例として、壁66a,56cは、垂直軸線Vから角度θだけ角度的にずれたラインA2に実質的に平行であるように斜めであってもよい。変形例として、壁56cは、V字形切欠きを有するよう構成され、壁66aは壁56cの切欠きに受け入れられるV字形突起を有してもよく、或いは逆の関係が成り立つよう構成してもよい。
【0051】
図4及び図5を参照すると、ピストン部材74は、後側部分部76及び前側部分78を有している。後側部分76は、大力ばね又は付勢部材80に接触する垂直後壁76aを有している。ばね80は、壁76aとハウジング4の第2のばね停止部分又は支持部材4eとの間に設けられている。再び図4を参照すると、後側部分76は、停止部材76cを構成する水平切欠き76bを更に有している。切欠き76b及び停止部材76cにより、ピストン部材74をハウジング内に設けられたレール(図示せず)に摺動自在に取り付けることができると共にピストン部材74が、所定距離長手方向に摺動してプランジャ部材63が以下に説明するように機能できるようになっている。
【0052】
図3及び図4を参照すると、ピストン部材74の前側部分78は、2つの互いに間隔を置いたアーム82を有している。アーム82及び前側部分78は、プランジャ部材63のピン68を受け入れる切欠き84を構成している。切欠き84及びプランジャ部材63のピン68は、以下に詳細に説明するようにプランジャ部材63がピストン部材74に対して回動できるような寸法形状になっている。この実施形態では、プランジャ部材63は、ピストン部材74に回動自在に連結されているが、別の実施形態では、プランジャ部材63をピストン部材74にしっかりと連結することができ、しかも弾性変形可能であってよい。
【0053】
ピストン部材74の前側部分78は、上方に延びるピン90を備えた水平プラットホーム88を備えた下方に延びる支持部分86を更に有している。図3及び図5を参照すると、ピストン部材74をライタ内で組み立てたとき、プラットホーム88は、トリガ25の後側切欠き58を挿通した状態で設けられ、ピン90がプランジャ部材63のピン72と整列してピン72,90がこれらの間にプランジャ戻しばね92を保持することができるようになっている。プランジャ部材63は、プランジャ部材を初期位置に向かって上方に付勢する戻しばね92により、上壁61(図3に示す)の底面に接触する。
【0054】
図3Aを参照すると、好ましい実施形態としてのプランジャ部材63′及びピストン部材74′が図1のライタ2用として図示されている。プランジャ部材63′は、本体部分64′が単一の中央ピン部分68′及びスロット68″を有していることを除きプランジャ部材63と実質的に同一である。ピストン部材74′は、ピストン部材74′の前側部分78′がプランジャ部材63′のピン68′を回動自在に支持する切欠き84′を構成する単一のアーム82′を有している点を除き、ピストン部材74と実質的に同一である。プランジャ部材63′が下方に回動すると、スロット68″は、アーム82′を受け入れる。
【0055】
図6〜図8を参照して作動部材25の作用を以下に詳細に説明する。図9を参照すると、ライタ2の別の特徴によれば、ライタは、ワンド組立体10を有するのがよく、その細部について以下に説明する。ワンド組立体10は、ハウジング4に可動的に結合されると共に(或いは)ハウジング4から別個に形成されたものであるのがよい。組立体10を図1及び図10に示す第1の位置又は閉鎖位置と図13に示す第2の又は解放或いは完全伸長位置との間で回動することができる。閉鎖位置では、ワンド組立体10は、ライタ2の都合のよい持ち運び及び保管ができるようハウジング4に密接して折り曲げられる。完全伸長位置では、ワンド組立体10は、外方に且つハウジング4から遠ざかって延びる。
【0056】
図9及び図9Aを参照すると、ワンド組立体10は、ベース部材102にしっかりと連結されたワンド101を有している。ワンド101は、導管23(図1に示す)及びワイヤ28を受け入れる金属でできた円筒形管である。ワンド101は、その自由端部の近くでこれに一体に形成されたタブ101aを更に有している。変形例として、別個のタブをワンドと関連させてもよい。
再び図9及び図9Aを参照すると、ベース部材102は、ハウジング4の第2の端部9に形成された凹部104内に受け入れ可能である。凹部104は、ハウジング4の側部相互間に位置しているので、ワンド組立体10をこれら側部相互間に位置決めする。
【0057】
ベース部材102は、2つの本体部分106a,106bを有し、全体として円筒形であってボア108を備えている。図示の実施形態によれば、本体部分106a,106bは、チャネル106cを構成し、本体部分106a,106bを互いに接合すると、チャネル106cがチャンバ107をこの中に構成するようになっている。ベース部材片を互いに接合するのに用いることができる1つの方法は、超音波溶接である。しかしながら、本発明は、ベース部材102のこの形態又は構成には限定されない。
【0058】
本体部分106bは、孔109を備え、図10に最もよく示されているように、孔109は、本体部分106bを貫通して延びる弧状スロットであって、チャネル106c及びこの中に形成されたチャンバ107(図9に示す)と流体連通状態にある。弧状スロット109の機能について以下に詳細に説明する。
【0059】
再び図9を参照すると、ハウジング4は、その内面112上に形成された1対の心棒110a,110bを有している。心棒110aは、雄型部材であり、心棒110bは、雌型部材である。これら心棒110a,110bを、これらが接合時に互いにスナップ動作で嵌まり合うような寸法形状になっているのがよい。変形例として、心棒110a,110bを超音波溶接又は当業者に知られている他の接合方法で接合してもよい。別法として、心棒110a,110bを互いに間隔を置いて配置してもよい。心棒110a,110bは、いったん組み立てられるとボア108内へ延びてワンド組立体10をハウジング4に回動自在に結合する。かくして、心棒110はワンド組立体10の回動の中心であるピボット軸線Pを定める。ピボット軸線Pは好ましくは、横方向に延び(即ち、ハウジング4の一方の側部から垂直方向に延びるのではなく他方の側部に延びる)、長手方向軸線Lに垂直であるが、ピボット軸線Pの他の向きも本発明の範囲に含まれる。また、ハウジング4の内面112上にスペーサ113を形成するのがよく、それによりベース部材102を凹部104内に支持するようになっている。ベース部材102は、その互いに反対側の側部に設けられた1対の摩擦部材を更に有するのがよいが、これら摩擦部材を設けるかどうかは任意である。例えば、1対のゴム製Oリングをベース部材の互いに反対側の側部上に嵌めるのがよく、これらOリングはスペーサ113で支持される。任意的な摩擦部材は、ピボット軸線P回りのワンド組立体10の回動に対して抵抗をもたらすのに用いることができる。
【0060】
図1に戻ってこれを参照すると、ライタのハウジング4は、前側端部9のところに垂直壁Fを更に有している。ベース部材102は、これから全体として半径方向に延びる突起106dを更に有している。壁4fと突起106dの協働により、ワンド101が図13に示す完全伸長位置を実質的に越えて方向W1に運動するのが阻止される。さらに、ワンド組立体10が完全伸長位置にあるとき、垂直壁4fとベース部材102の突起106dとの間に僅かな隙間が存在する場合がある。
【0061】
図10〜図14を参照すると、ライタ2は、閉鎖位置(図10に示す)から完全伸長位置(図13に示す)までの種々の位置及びこれらの間の中間位置(図11及び図12に示す)のところにワンド組立体10を解放自在に位置決めし又は保持するカム部材116を備えるのがよい。カムフォロア116は又、ワンド組立体10が図10の閉鎖位置にあるとき、ユーザがライタ2に点火するのに十分トリガ25を動かし、より具体的にはこれを摺動させるのを阻止することができ、かかるカムフォロアは、ワンド組立体10を以下に説明するように閉鎖位置から所定の位置、例えば約40゜の位置に回動させるまでトリガ25のかかる十分な運動を阻止し続ける。トリガ25をこのように動かないようにすることにより、燃料の放出又は火炎による点火が阻止されるのでライタの点火の阻止が可能である。例えば、火花を生じるのを阻止することにより火炎による点火を防止することができる。
【0062】
図15を参照すると、カムフォロア116がハウジング4に形成されたボス117(図9に最もよく示されている)に回転自在に取り付けられている。カムフォロア116は、ハブ118及びハブ118のほぼ反対側の側部から延びる第1の係合部分119と第2の係合部分120を有している。ハブ118は、ボス117を受け入れるボア118aを有している。第1の部分119は、ベース部材102に形成されたカム作用面124(図9参照)と相互作用するフォロア端部122を有している。第2の部分120は、第1の係合面62a(図10に示す)に接触する第2の係合面126aを有し、これはトリガ25上に形成されるのがよい。第1の面62a及び第2の面126aは、フック62,126の一部として示されているが、当業者に知られている他の形態の係合面も本発明の範囲に含まれる。変形例として、フック126をライタの他の要素、例えば連接部材と係合させて火炎が生じるのを阻止してもよい。
【0063】
再び図10を参照すると、カムフォロア116は、圧縮ばねとして示されている付勢部材128により反時計回りに付勢され、フォロア端部122はカム作用面124に接触してこれを辿るようになっている。受座130がハウジング4に形成され、ラグ132(図15に示す)が第1の部分119に形成され、それにより付勢部材128を定位置に位置決めしている。受座130とラグ132は、変形実施形態では互いに対抗した部材に形成してもよい。加うるに、付勢部材128は、コイルばねとして示されているが、変形例として、トーションスプリング又は板ばね、或いは当業者にとって適切であると知られている任意他形式の付勢部材であってもよい。変形例として、カムフォロア116に弾性を与えることにより、フォロア端部124をカム作用面124に押し付けてもよい。例えば、カムフォロア116は、ハウジング2内で圧縮されてフォロア端部122をカム作用面124に弾性的に押し付けるようにする弾性部材であってもよい。
【0064】
カム作用面124は、波状に起伏した表面であり、このカム作用面は、戻り止め134a〜134dとして示された一連の第1の係合部分134a〜134dを有している。第1の係合部分134a〜134dは、第1の係合部分119のフォロア端部122に係合するのがよい。戻り止め134a〜134dは、ベース部材102に形成された凹みとして示されており、かかる凹みは、フォロア端部122に設けられた外方突起を受け入れてフォロア端部122を半径方向内方に変位させてカムフォロア116がボス117を中心として時計回りに回転するようになっている。図示の実施形態では、第1の戻り止め134aは、残りの戻り止め134b〜134dよりも大きな傾斜した切欠きであり、これらは、凹状の切欠きである。戻り止め134aは、フォロア端部122が第1の戻り止め134a内でカム作用面124に沿って乗ると小さな圧力角をもたらす傾斜表面部分135を有している。この小さな圧力角の結果として、付勢部材128はベース部材124を時計回りに回転し、フォロア端部122が第1の戻り止め134aから第2の戻り止め134bに動くと次第に圧縮され、かくして、ワンド組立体10が回動して閉鎖位置から遠ざかるとユーザにスムーズで漸次的な間隔をもたらす。また、この小さな圧力角により、カムフォロア116及びベース部材102に対する摩耗及び応力が減少する。
【0065】
本発明は、図示の戻り止め134a〜134dの形状及び構造には限定されず、変形例として、戻り止め134a〜134dは、例えばベース部材102に形成され、フォロア端部122に係合してこれを半径方向外方に変位させ、カムフォロアが反時計回りに回転するようにさせる膨らみ、隆起条又は突起であってもよい。本発明は又、図示の戻り止めの数及び配設場所には限定されない。さらに、本発明は又、カムフォロア116及び端部122,126の形状及び構造には限定されない。カムフォロア116、端部122,126及び戻り止め134a〜134dの構造は例えば、ワンド組立体10を動かすのに必要な力を変えるよう変更可能である。カムフォロア116、端部122,126及び戻り止め134a〜134dの構造は又、例えば、ワンド組立体を中間位置を含む任意の閉鎖又は伸長位置に保持するのに必要な力を変えるよう変更可能である。依然として図10を参照すると、ライタ2は、ワンド組立体10が閉鎖位置にある状態で示されている。この位置では、フォロア端部122は、第1の戻り止め134a内へ付勢され、ピボット軸線Pから第1の半径方向距離R1のところに位置している。第1の戻り止め134aは、傾斜表面部分135を有しているので、フック126をフック62から外す前にワンド組立体10を所定の距離、好ましくは約40゜回動させなければならない。ワンド組立体10が閉鎖位置にあるとき又は所定距離未満の距離回動すると、フック126はトリガ25のフック62と整列し、フックの壁162a,126aがトリガ25の押し下げ時に互いに係合するようになる。フック62,126は互いに間隔を置いて位置してもよく、又はトリガ25を部分的に押し下げることができるが、ライタ2に点火するには十分押し下げることができないように構成されていてもよく、或いは変形例として、トリガ25を全く押し下げることができないように構成されたものであってもよい。
【0066】
フックの壁62a,126aは、フック62,126が互いに係合すると互いに接触する。フック壁62a,126aは、垂直軸線Vに実質的に平行に差し向けられた状態で示されており、この垂直軸線Vは、長手方向軸線L及びピボット軸線Pに垂直である。フック62,126のこの構成により、ライタに点火するのに十分トリガ25を押し下げるのに必要な力が増大する。
【0067】
変形例として、フック壁62a,126aを傾斜させてもよい。例えば、フック壁62a,126aを線B1に実質的に平行であるよう傾斜させてもよく、この線B1は、角度γだけ垂直軸線Vから角度的にずれており、したがってフック62,126がインターロックするようになっている。フックのかかる構造により、ライタに点火するのに十分トリガ25を押し下げるのに必要な力が増大する。インターロック形態において必要な力は、垂直壁形態において必要な力よりも大きいのがよい。
【0068】
変形例として、フック壁62a,126aを線B2に実質的に平行であるよう傾斜させてもよく、この線B2は、垂直軸線Vから角度δだけ角度的にずれている。所定の力を加えると、かかるフックは撓んで互いに外れる。フックのかかる構成により、ライタに点火するのに十分に、しかしながら、壁62a,126aが垂直であり又は角度γをなしている場合よりも小さな程度までトリガ25を押し下げるのに必要な力が増大する。
【0069】
フック62,126の図10に示す実施形態によれば、トリガ25を、ワンド組立体10が閉鎖位置にあるときライタ2に点火するのに十分押し下げることができるが、ワンド組立体10を伸長位置又は閉鎖位置と伸長位置との間の中間位置とのうちの1つまで回動させる場合よりもそのようにするのに必要な力は大きく、これはフック62,126相互間の相互作用に起因している。ワンド組立体10が閉鎖位置にあるときにライタ2に点火するのに十分トリガ25を押し下げるのに必要な追加の力の大きさは、例えば、フック壁62a,126aの角度を変えると共に(或いは)フック62,126を形成するのに必要な材料を変えることにより変更可能である。
【0070】
ワンド組立体10は、閉鎖位置にある場合、偶発的な回動に対し抵抗をもたらす。というのは、伸長位置に向かう又は第1の方向W1におけるワンド組立体10の回動により、フォロア端部122が傾斜面135に沿って乗って付勢部材128を圧縮するからである。かくして、ワンド組立体10が閉鎖位置にあるとき、ワンド組立体10を回動させるためには、ユーザは、フォロア端部122が傾斜面135上に乗って付勢部材128を圧縮するのに足る力をワンド組立体10に加えなければならない。
【0071】
当業者であれば、必要な力の大きさは、特定のばね定数を備えた付勢部材128を選択すると共に(或いは)カム作用面124の幾何学的形状を設計変更することにより変化させることができることは理解されよう。この特徴の結果として、ワンド組立体10は、閉鎖位置に解放自在に保持される。図1を参照すると、ライタ2は、ハウジング4の凹部4f内に設けられていて、ワンド101を閉鎖位置に解放自在に保持する突起(図示せず)を更に有するのがよいが、突起を設けるかどうかは任意である。
【0072】
図10A、図11及び図12を参照すると、ライタ2は、ワンド組立体10が部分伸長又は中間位置にある状態で示されている。初期位置では、図10に示すように、ワンド組立体は、中心軸線CW1を有している。図10Aに示すような第1の中間位置では、ワンド組立体10は、約20゜のαの回動角回動している。回動角αは、ワンド101の初期の中心軸線CW1とフォロア端部122(想像線で示す)が第1の戻り止め134a内に位置している図示の位置の中心軸線CW20との間で定められる。
【0073】
図11に示すような第2の中間位置では、ワンド組立体10は、約45゜のαの回動角回動している。回動角αは、ワンド101の初期の中心軸線CW1とフォロア端部122(想像線で示す)が第2の戻り止め134b内に位置している図示の位置の中心軸線CW45との間で定められる。
【0074】
図12に示すような第3の中間位置では、ワンド組立体10は、約90゜のαの回動角回動している。回動角αは、ワンド101の初期の中心軸線CW1とフォロア端部122(想像線で示す)が第3の戻り止め134c内に位置している図示の位置の中心軸線CW90との間で定められる。
【0075】
図14に示すような第4の中間位置では、ワンド組立体10は、約135゜のαの回動角回動している。回動角αは、ワンド101の初期の中心軸線CW1とフォロア端部122(想像線で示す)が第4の戻り止め134d内に位置している図示の位置の中心軸線CW135との間で定められる。
【0076】
図13に示すような完全伸長位置では、ワンド組立体10は、約160゜のαの回動角回動している。回動角αは、ワンド101の初期の中心軸線CW1とフォロア端部122(想像線で示す)が第4の戻り止め134d内に位置している図示の位置の中心軸線CW160との間で定められる。
【0077】
図10Aを参照すると、カムフォロア116は、その初期位置では実線で示され、その半径方向変位位置では想像線で示されている。ワンド101がその初期位置から20゜の角度をなした状態で、フォロア端部122(想像線で示す)は、戻り止め134内の傾斜面135と接触状態にあり、カムフォロア116は、ボス117を中心として僅かに回転しているが、フック126(想像線で示す)とフック62はトリガ25の押し下げ時に互いに係合するほど十分整列している。かくして、この位置では、ライタに残りの中間位置(図11、図12及び図14)に示す及び閉鎖位置(図13に示す)において点火するのに十分な力よりも大きな力を加えなければ、ライタ2に点火するのに十分動かすことができない。
【0078】
図11〜図13を参照すると、これらの位置では、フォロア端部122は、それぞれ第2の戻り止め134b、第3の戻り止め134c、第4の戻り止め134d内に位置し、これら戻り止めは全て、回動軸線Pから第2の半径方向距離R2のところに位置している。第2の半径方向距離R2は、第1の半径方向距離R1(図10に示す)よりも大きく、その結果、ワンド組立体10を上述した閉鎖位置から中間及び完全伸長位置に回動させると、フォロア端部122は、ハウジング4の第1の端部8(図1に示す)に向かって変位し、それによりカムフォロア116はボス117を中心として時計回りに回転し、フック126を回転させてこれをフック62との整列関係から離脱させる。かくして、これら3つの位置では、フック壁62a,126aは、トリガ25の完全押し下げ時には互いに係合しない。図11では、カムフォロア116は、その初期位置では想像線で示され、その半径方向変位位置では実線で示されている。図12〜図14では、カムフォロア116は、その他の半径方向変位位置にある状態で示されている。
【0079】
ワンド組立体10は、回動に対し可変抵抗を示す。ワンド組立体10が1以上の大ワンド力位置、例えば、閉鎖位置(図10に示す)、伸長位置(図13に示す)及び閉鎖位置と伸長位置との間の或る特定の中間位置(図11及び図12に示す)にある場合、フォロア端部122は、戻り止め134a〜134dのうちの1つに接触する。これら大ワンド力位置のうち任意の位置にあるとき、ワンド組立体10を回動させると、第1の部分119は、フォロア端部122がカム作用面124に乗って第2の戻り止め134b、第3の戻り止め134c又は第4の戻り止め134dによって半径方向外方に変位すると、付勢部材128を圧縮する。ワンドを閉鎖位置から動かすのに必要な力は、ワンドを図11〜図13に示す位置から動かすのに必要な力よりも小さい。というのは、戻り止め134aは傾斜表面部分135を有しているからである。したがって、上述したように、ユーザは、ワンド組立体10を回動させるためには、付勢部材128を圧縮してフォロア122を動かして戻り止めから離脱させるのに十分な力をワンド組立体10に及ぼす必要がある。かくして、最も適切なのが、中間位置又は伸長位置の何れであってもライタ2を選択的且つ解放自在に位置決めし又は保持してこれを安定化させることができる。例えば、中間位置は、瓶入りキャンドルを照明するのに適し、完全伸長位置はバーベキューグリルを照明するのに適している場合がある。当業者であれば、カム面124がワンド組立体10に任意の数及び組合せの互いに異なる閉鎖位置、中間位置及び完全伸長位置を与えるよう種々の間隔で設けられた任意の数の戻り止め134a〜134dを備えるのがよいことは理解されよう。また、当業者であれば、任意の数の大力及び小ワンド力位置を閉鎖位置と完全伸長位置との間に配置できることは理解されよう。さらに、閉鎖位置は、大ワンド力位置又は小ワンド力位置であり、完全伸長位置も又、大力位置又は小ワンド力位置であるのがよい。
【0080】
図14を参照すると、ライタ2は、ワンド組立体10が小ワンド力位置にある状態で示されている。図示の小ワンド力位置では、ワンド組立体10は、部分的に伸長されて、閉鎖位置から約135゜の角度のところに位置している。フォロア端部122は、第3の戻り止め134cと第4の戻り止め134dとの間で点Aのところでカム作用面124に押し付けられ、回動軸線から第3の半径方向距離R3のところに位置している。第3の半径方向距離R3は、カム作用面124の呼称半径であり、かくして、フォロア端部122は、フォロア端部122が戻り止め134a〜134dのうちの1つと整列していない場合でも、回動軸線Pから第3の半径方向距離R3のところに位置する。第3の半径方向距離R3は、第1の半径方向距離R1及び第2の半径方向距離R2よりも大きく、その結果、フック126を回転させてこれをフック62との係合状態から離脱させるようフォロア端部122を位置決めする。かくして、フォロア端部122が戻り止め134a〜134dの間でカム作用面124に接触すると、トリガ25を押し下げてライタに点火することができる。したがって、上述したように、トリガ25は、ワンド組立体10が閉鎖位置から約40゜以内にある場合、ライタ2の点火を阻止するのに十分動かされないでいるに過ぎない。変形実施形態では、この角度は、様々であってよい。
【0081】
依然として図14を参照すると、ワンド組立体10は、フォロア端部122が戻り止め134c,134d相互間でカム面124に接触する小ワンド力位置で示されている。かくして、フォロア端部122は、戻り止め134c,134dとの接触状態から離脱している。この位置では、フォロア端部122が戻り止め134a〜134d内に受け入れられた大ワンド力位置の場合よりもワンド組立体10を回動させるのに必要な力は小さい。小ワンド力位置にある場合、ワンド組立体10は依然として回動に対し或る程度の抵抗をもたらす。というのは、付勢部材128がその最大圧縮状態にあるのでフォロア端部122をカム作用面124に押し付け、ワンド組立体10の回動時にフォロア端部122とカム作用面124との間に摩擦力を生じさせるからである。かくして、ワンド組立体10が小ワンド力位置にある場合、ユーザは、ワンド組立体10を回動させるためにはこれら摩擦力に打ち勝つのに十分な小さい力を及ぼせば済む。大ワンド力位置では、小ワンド力位置の場合よりもワンド組立体10を回動させるのに大きな力が必要である。というのは、ユーザは、力を別途加えて付勢部材128を一段と圧縮し、フォロア122を動かしてこれを戻り止め134a〜134dから離脱させる必要があるからである。ワンド組立体10は、フォロア122が戻り止め134a,134b及び戻り止め134b,134c相互間に位置している場合、同様に小ワンド力位置にある。
【0082】
戻り止め134及びフォロア端部122の幾何学的形状は、大ワンド力位置にある場合、ワンド組立体10を回動させるのに必要な力の大きさを増減するよう変えることができる。例えば、戻り止めは、比較的深いものであり且つフォロア端部122に厳密に合致する寸法形状のものであるのがよく、かくして、大ワンド力位置では力の大幅な増加が必要である。変形例として、戻り止めは、大ワンド力位置にある場合に力の僅かな増大を生じさせるよう比較的浅く且つフォロア端部122に対し大きめであってもよい。
【0083】
図10及び図13を参照すると、ワンド101を第1の方向W1から見て反対側の第2の方向W2に動かすことにより、ワンド101を閉鎖位置に向かって動かすことができる。ワンド101は、運動中中間位置(図11及び図12に示す)に解放自在に保持されるので、閉鎖位置に向かって動かされた場合上述したように作用する。
【0084】
再び図9Aを参照すると、図1のライタ2に用いられる導管23の一実施形態が示されている。導管23は、燃料供給源11をノズル123に流体連通するチャネル142を備えた可撓性管140を有している。かくして、可撓性管142は、燃料F(図1に示す)を燃料供給ユニット11からノズル143に運ぶ。可撓性管140の適当な材料は、プラスチックである。絶縁処理が施されていない導電性ワイヤ144が、チャネル142内に納められており、これは管140の第1の端部146から管140の第2の端部148まで延びている。導電性ワイヤ144に適した材料は、銅等である。この実施形態では、ワイヤ144は、少なくとも部分的にコイル状になっているのがよい。コイルは、部分部分で密巻きのものであるのがよい。変形実施形態では、ワイヤ144は、コイル状になっていなくてもよい。燃料コネクタ22は、管140の第1の端部146に結合されている。ノズル143は、ノズルコネクタ147によって管140の第2の端部148に連結されている。かくして、ワイヤは、電荷をノズル143に伝えて火花を生じさせ、それにより燃料に点火するようにするための電気導体として働く。ワイヤ144は又、キンク(もつれ)に対する抵抗を生じさせるよう可撓性管140を補強することができる。
【0085】
導管23、コネクタ147及びノズル143は、1対のガイド及びインシュレータ部材145内に支持されており、1つが示されている。対をなす部材145をこれら部品の周りにいったん配置すると、インシュレータ146を部材145の端部に被せる。次に、ワンド101をこの上に設ける。
【0086】
図1、図1A、図1B及び図16に示すように、管140は、リテーナ20のボア20b内に支持されると共に燃料コネクタ22に接合されていて、ワイヤ144が燃料コネクタ22を貫通して電極15bと電気的接触関係をなすようになっている。管140の第2の端部148は、ワンド101の先端部152に隣接して位置するノズル143に連結されている。かくして、管140は、燃料Fをチャネル142を介してワンド組立体10の先端部152のところで燃料供給ユニット11からノズル143まで運ぶ。ノズル143は、好ましくはコイルばねの形態をしたディフューザ154を有するのがよいが、このようにするかどうかは任意である。
【0087】
図1及び図11を参照すると、導管23及びワイヤ28は、ワンド組立体10の少なくとも一部を通ってハウジング4の内部から延びている。ワイヤ28は、ベース部材102に結合された金属ワンド101の端部に隣接して電気的に接続されている。ワイヤ28は、管140の周りに少なくとも部分的にコイル状になっているのがよい。導管23は、ノズル143まで延びている。ハウジング4に対するワンド組立体10の回動を一層容易にするため、導管23及びワイヤ28は、ベース部材102に設けられた孔109を貫通すると共にベース部材102内のチャンバ107(図9に示す)を貫通して延びている。好ましくは、孔109が回動軸線Pから間隔を置いて位置している。かくして、ワンド組立体10がハウジング4に対して回動すると、導管23及びワイヤ28は、弧状スロット109内で端部109aから端部109bまで摺動する。導管23及びワイヤ28の長さも又、ワンド101を回動させることができる。
【0088】
ワンド組立体10をいったん部分伸長又は完全伸長位置に動かすと、ライタ2を2つの互いに異なるモードで動作させることができる。図5を参照すると、各モードは、使用意思のないユーザによる望ましくない操作に互いに異なる仕方で抵抗するよう設計されている。第1の動作モード又は大作動力モード(即ち、大力モード)及び第2の動作モード又は小作動力モード(即ち、小力モード)は、一方のモード又は他方のモードを使用できるよう構成されている。第2のライタ2の大力モードは、主として使用意思のあるユーザに対し、使用意思のないユーザの身体的差異、特に強さ特性に基づいて使用意思のないユーザによるライタの望ましくない操作に抵抗をもたらす。このモードでは、ユーザは、ライタを作動させるためには、大作動力又は大動作力をトリガ25に及ぼす。任意的に、このモードでライタ2を作動させるのに必要な力は、使用意思のないユーザが加える力よりも大きいのがよいが、使用意思のあるユーザが加えることができる範囲に収まっている。
【0089】
ライタ2の小力モードは、大力モードの場合よりも一層使用意思のあるユーザの認識能力に基づいて、使用意思のないユーザによるライタの望ましくない操作に抵抗をもたらす。具体的に説明すると、第2のモードは、認識能力と使用意思のあるユーザと使用意思のないユーザとの間の身体的差異、特に体の大きさや器用さに起因して抵抗をもたらす。
【0090】
小力モードは、ユーザがライタの作動のためにトリガに及ぼさなければならない力を大作動力から小作動力に変えるようライタの2つの部品を操作することを利用しているのがよい。小力モードは、ユーザがプランジャ部材63を大作動力位置から小作動力位置に再位置決めすることを利用しているのがよい。ユーザは、ラッチ部材34を押し下げることにより、プランジャ部材63を動かすことができる。プランジャ部材を動かした後、ユーザは、これよりも小さな力をトリガに加えることによりライタを作動させることができる。小力モードは、例えばトリガに対するラッチ部材の形状、大きさ又は位置を変え、又は別法として、或いはこれに加えてラッチ部材及びトリガを作動させるのに必要な力及び距離を変えることにより使用意思のあるユーザと使用意思のないユーザとの間の身体的差異と認識的差異の組合せを利用してもよい。トリガ及びラッチ部材を特定の順序で作動させることが必要であることも又利用して使用意思のない操作に対し所望レベルの抵抗を達成することができる。
【0091】
図5を参照して、大力モード及び小力モードを備えたライタ2の一実施形態を説明する。図3及び図5のライタは、ラッチ部材34と作動的に関連した可動プランジャ部材63を有している。
図5に示すような大力モードの初期又は休息位置では、プランジャ部材63、特にその部分66は、トリガ25に設けられた切欠き56の部分56b内に配置されている。プランジャ部材63の壁66aは、スロット56の垂直壁56cに接触し、かくして、大作動力位置にある。ユーザがトリガ25を作動させようとすると、垂直壁66cは力を垂直壁66aに及ぼし、それにより力をピストン部材74に及ぼし、それにより、壁76aはばね80を圧縮するよう動く。ばね80は、トリガ25の運動に対抗するばね力FSを及ぼす。初期位置では、ばね80は非圧縮状態にあり、その長さは、D1である。
【0092】
この実施形態では、長さD1は、支持体4dとピストン部材74の端壁76aとの間の間隔に実質的に等しい。別の実施形態では、距離D1は、この間隔よりも大きく、したがってばね80が取付け時に圧縮されて予備荷重がかけられ、或いは長さD1がこの間隔よりも小さくなるようにする。
【0093】
ライタをこの大力モードで、即ち、部分66がスロット部分56b内に位置した状態で
作動させるため、ユーザは、ばね力FSと全ての追加の対抗力FOP(図示せず)の合計に
実質的に等しく又はこれよりも大きな少なくとも第1のトリガ力FT1をトリガ25に加え
る。ばね力FSは、ばね80を圧縮するのに必要な力から成るのがよい。対抗力FOPは、ライタを作動させるために動かされて作動される種々の他の要素及び組立体によって及ぼされる力、例えば、圧電ユニット26では戻しばね30(図1B参照)からのばね力、ばね53を圧縮する力、作動部材の運動により生じる摩擦力、作動部材又は作動組立体の一部であり又はこれに追加されたばね及び付勢部材燃料容器に起因し又はライタを作動させるのに打ち勝つべき任意他の力から成るのがよい。ライタの作動に対抗する特定の力FOPは、ライタの構成及び設計で決まり、かくして、一ライタ設計からこれとは異なるライタ設計で変わることになる。このモードでは、トリガに加えられる力が第1のトリガ力FT1よりも小さいと、ライタの点火が生じない。
【0094】
図6に示すように、ユーザが第1のトリガ力FT1に少なくとも実質的に等しく又はこれよりも大きな力をトリガ25に加えると、トリガ25は、距離d動き、プランジャ部材63及びピストン部材74は、ばね80を圧縮する。トリガ25のこの運動により、図1Bを参照すると、圧電ユニット26の上側部分26a及び下側部分26bは互いに圧縮し合い、それにより、上側部分26aに設けられているカム部材32が動き、それにより、弁部材14を動かしてこれがジェット付き弁組立体15に作用して弁ステム15aを前方に動かして燃料Fをコンパートメント12aから放出させる。カム部材32が弁アクチュエータ14に接触すると、圧電ユニット26とワイヤ144との間に電気的連絡が生じる(図9Aに示すように)。トリガを更に押し下げると、圧電ユニット内のハンマ(図示せず)が、これ又圧電ユニット内に設けられた圧電要素(図示せず)を打つ。圧電要素又は石英を打つことにより、電気的衝撃が生じ、この電気的衝撃は、ワイヤ28に沿って(図1に示すように)ワンド101、そしてタブに伝えられてノズル143と火花ギャップを生じさせる。火花は又、カム部材32から弁アクチュエータ14に伝わり、そして弁ステム15a、そしてジェット15aに伝わり、そして電極15b及びワイヤ144に伝わり、そしてコネクタ152、そしてノズル143に伝わる。ノズル143とワンド101との間のギャップ中にアーク(電弧)が生じ、かくして、出ている燃料に点火する。
【0095】
大作動力モードでは、トリガ25を押し下げると、ばね80は、長さD1(図5に示す)よりも小さな長さD2(図6に示す)になる。この動作モードの間、ラッチ部材34は、実質的に元の位置のままであり、ボス36aは、スロット60内のその位置及び前方運動に起因して、トリガ25の運動を妨げない。
【0096】
トリガ25を放すと、圧電機構26内の戻しばね30(図1Bに示す)及びばね53,80は、ピストン部材74、プランジャ部材63及びトリガ25をこれらの初期の休息位置に動かし又は動かすのを助ける。ばね16(図1Bに示す)は、弁アクチュエータ14を付勢してジェット付き弁組立体15を閉じて燃料の供給を遮断する。これにより、ライタによって放出される火炎が消える。その結果、トリガ25を放すと、ライタは、プランジャ部材63が大作動力位置(図5に示す)のままである初期状態に自動的に戻り、この初期状態は、トリガを作動させるのに大作動力を必要とする。
【0097】
ライタは、大作動力モードにあるライタに点火するためには所定の強度レベルを備えなければならないように設計されたものであるのがよい。ライタは、任意的に、ユーザが一動作で又は1本の指で大作動力モードにあるライタに点火することができるよう構成されたものであるのがよいが、このようにするかどうかは任意である。
【0098】
変形例として、使用意思のあるユーザが大きな第1のトリガ力FT1(即ち、大作動力)をトリガに加えることによりライタを使用しようとはしない場合、使用意思のあるユーザは、図7に示すように小作動力モード(即ち、小力モード)にあるライタを作動させてもよい。この動作モードは、多数回の作動のための動きから成り、図示の実施形態では、ユーザは、2つの動作を行ってライタの2つの部品を動かして作動させる。回動式ワンド組立体10(図1に示す)及びカムフォロア116がライタに組み込まれる場合、小作動力モードのライタの操作は、3つの動作を含むのがよく、かかる動作としては、ワンド組立体を伸長位置に動かす動作が挙げられる。
【0099】
図7のライタでは、小力モードは、プランジャ部材63を下方に再位置決めしてばね80が大力モードの場合と同程度にはトリガ25の動作に対抗しないようにする操作を含む。小力モードでは、第2のトリガ力FT2(即ち、小作動力)に実質的に等しく又はこれよりも大きな力が、ラッチ部材の押し下げと関連してライタに点火するようトリガ25に加えられる。この動作モードでは、第2のトリガ力FT2は、好ましくは、第1のトリガ力FT1よりも小さく、これよりも著しく小さいが、このようにするかどうかは任意である。
【0100】
図7に示すように、ライタ2を小力モードで操作するためには、この実施形態は、ラッチ部材34の自由端部36を初期位置(想像線で示す)からトリガ25に向かって押し下げ位置まで押し下げる操作を含む。ラッチ部材34とプランジャ部材63との間の作動的な関連に起因して、ラッチ部材34を下方に動かしてボス36aを動かすと、それによりプランジャ部材63の前方端部が下方に動く。ラッチ部材34とプランジャ部材63がこれらの押し下げ位置にあるとき、凹部70(図3に示す)は、ラッチ部材のボス36aを受け入れ、凹部70は、この位置でボスのための水平接触面を提供する。
【0101】
ラッチ部材を部分的又は完全に押し下げて異なる結果を得ることができる。ライタの部品の構成に応じて、ラッチ部材を部分的に押し下げた場合、壁66aは、垂直壁56cと接触し又はこれに隣接して位置することができる。ラッチ部材34を押し下げて壁66aがトリガ25の垂直壁56cと接触し、又はこれに隣接して位置するようにする場合、ライタ2は依然として大力モードにある。ラッチ部材34を押し下げて壁66aが壁56cと同じレベル又はこれよりも下のレベルになると、ライタは小力モードに滑り込むことができ又は小力モードの状態にある。幾つかの構成例では、ライタは、ラッチ部材34を完全に押し下げると、プランジャ部材63がトリガ25の上方部分46(図4に示す)との接触状態から完全に離脱する。(例えば、これよりも下に位置する)。
【0102】
小力モードにあるライタを作動させるために、トリガに加えられる力、即ち、第2のトリガ力FT2は、ライタを作動させるためには上述したような
対抗力FOPに少なくとも打ち勝たなければならない。加うるに、プランジャ部材63がトリガ25に接触する場合、第2のトリガ力も又、作動部材の運動中この接触により生じる摩擦力に打ち勝たなければならない。しかしながら、ユーザは、ユーザがラッチ部材を部分的に押し下げるか完全に押し下げるかに応じてばね80により及ぼされる追加のばね力FS(図5に示す)に打ち勝つ必要はない場合がある。部分的に押し下げられた場合、ライタのモードは、垂直壁66aが垂直壁56cに接触しているかトリガ25に接触しているかで決まることになる。垂直壁66aが垂直壁56cに接触している場合、ユーザは、延長部66が依然としてスロット部分56b内に位置しているので依然として大ばね力に打ち勝たなければならない。
【0103】
図8を参照すると、部材63がスロット部分56aの上面に接触する場合、接触に起因する力に打ち勝たなければならないであろう。完全に押し下げた場合、ユーザは、壁66aが壁56cとの接触状態から離脱するので、どのばね力にも打ち勝つ必要はない。その結果、小力モードに必要な第2のトリガ力FT2は、大力モードに必要な第1のトリガ力FT1よりも小さい。ライタがラッチ部材34の完全押し下げによりプランジャ部材63が動いてトリガ部材25との接触状態から離脱するよう設計されている場合、ばね力FS(図5に示す)は実質的にゼロであるのがよい。かくして、ばね力FS以外の力の無い所定の作動力は、実質的にゼロであるのがよい。しかしながら、ユーザは、ライタの点火のためにライタ中の他の力に打ち勝つのに十分な力を及ぼさなければならないであろう。
【0104】
図8に示すようなライタの小力モードでは、トリガ25を押すと、ギャップg(図7に示す)が減少する。加うるに、図8に示すように、ばね80が圧縮されず、その元の長さd1を有し、ピストン74は、その元の位置のままであり、ばね53は圧縮され、トリガ25は延長部66に対して動く。これにより、ライタに小力モードで点火することができる。トリガ25及びラッチ部材34を解放すると、圧電機構内のばね30及び戻しばね53は、トリガ25をその初期位置に動かし又は動かすのを助ける。加うるに、板ばね42及びばね92は、ラッチ部材34及びプランジャ部材63をこれらの初期位置に戻す。かくして、ライタは、初期位置に自動的に戻り、この初期位置では、プランジャ部材63は大作動力位置にあり、ライタは作動のためには大作動力を必要とする。
【0105】
好ましくは、小力モードを実施するためには、ユーザは、ラッチ部材34の押し下げ及びトリガ25の運動を正しい順序で行うよう所定レベルの器用さ及び認識能力を備える必要がある。小力モードでは、ユーザは、親指を使ってラッチ部材34を押し、別の指を使ってトリガ力を加える。ライタは、トリガ力は好ましくはラッチ部材34を押し下げた後に加えられてライタの作動のために正しい順序が行われるように設計されたものであるのがよい。変形例として、作動のために別の順序を用いてもよく、本発明は、開示した順序には限定されず、当業者の想到するかかる別の順序を含む。例えば、この順序は、トリガを部分的に引き、ラッチ部材を押し下げ、次にトリガを残りの全て引く順序であってもよい。小力モードのライタは又、例えばトリガとラッチ部材の間隔を制御し、又はラッチ部材、トリガ又はライタの作動力、又は寸法形状を調節することにより、使用意思のあるユーザと使用意思のないユーザの身体的差異を利用してもよい。
【0106】
ライタが或る使用意思のあるユーザにとって作動するのは過度に困難でないようにライタを製作するため、大作動力FT1は好ましくは、所定値以下であることが必要である。図5のライタの場合、FT1の好ましい値は、約10kg以下であって約5kg以上であり、より好ましくは、約8.5kg以下であって約6.5kg以上であることが計画される。かかる範囲の力は、或る使用意思のあるユーザによる使用に実質的にマイナスの影響を及ぼさず、使用意思のないユーザによる操作に対して所望の抵抗をもたらすことが考えられる。これらの値は例示であり、大力モードの操作力は、上記の範囲よりも上回っても又は下回ってもよい。
【0107】
当業者であれば、使用意思のあるユーザが快適にトリガに加えることができる大作動力を種々の要因が増減できることは理解できよう。これら要因としては、例えば、ライタの設計により得られるトリガを引き又は作動するための梃の作用、ライタ部品の摩擦係数及びばね定数、トリガの形状、トリガ作動の複雑さ、部品の配置場所、及び寸法形状、所期の作動速度、及び使用意思のあるユーザの特性、例えば、トリガとラッチ部材の配設場所及び(又は)これらの関係、及び使用意思のあるユーザの手が大きいか又は小さいかが挙げられる。
【0108】
内部組立体の設計、例えば、作動組立体の構成、上述したようなリンク機構の構成、ばねの数及びばねにより生じる力は全て、ユーザがライタの作動のためにトリガに加える力に影響を及ぼす。例えば、直線状作動経路に沿って動くトリガに関する力の要件は、非直線状作動経路に沿ってトリガを動かすための力の要件とは同じでない場合がある。作動には、ユーザが作動を一層困難にする多数の経路に沿ってトリガを動かすことが必要な場合がある。開示した実施形態は直線状作動経路を備えた好ましいトリガを示しているが、当業者であれば、直線状作動経路も本発明の範囲に属することが容易に理解できよう。
【0109】
図7の図示の実施形態では、小力モードの第2のトリガ力FT2は、必ずしも必要ではないが好ましくは少なくとも約2kgだけ第1のトリガ力よりも小さい。好ましくは、図7の図示の実施形態では、小作動力FT2は、約5kg以下であるが約1kg以上であり、好ましくは約3.0kg以上である。これらの値は上述したように例示であり、本発明は、これらの値には限定されない。と言うのは、特定の所望の値は、概要を上述したようなライタの設計上の多くの要因並びに使用意思のないユーザによる操作に対する抵抗の所望のレベルで決まるからである。
【0110】
ライタ2の1つの特徴は、大力モードでは、ユーザが必要な作動力をもたらす限り多数回の動作から成る作動を行うことができるということにある。ライタ2のもう1つの特徴は、小力モードでは、ユーザがラッチ部材を押し下げてライタの点火に必要な作動力及び動作をもたらす限り、多数回の操作からの作動を行うことができるということにある。特に、ライタが最初の試みで動作しない場合、ユーザがラッチ部材を押し続ける場合、トリガを再び小力モードで作動させることにより火炎を生じさせるよう再び試みることができる。
【0111】
図16及び図16Aでは、変形実施形態がライタ202として示されている。ライタ202は、図1〜図4に示すライタ2に類似している。ライタ202は、長手方向に延びる上側リブ部分246を備えたトリガ225を有している。トリガ225は、リブ部分246の各側に設けられていて、カムフォロア216の係合部分126と協働する係合部分226を更に有している。ライタ202は、ピストン部材274と摺動自在に関連したプランジャ部材262(図16Aに示す)を更に有している。プランジャ部材262は、U字形前側部分及び2つの大作動力ばね280を受け入れる後方に延びる円筒形部材262aを有している。ばね280は、ピストン部材274内へ延びている。ばね280は、プランジャ部材262をライタの前方端部209に向かって付勢する。ピストン部材274は、ハウジング204に回動自在に結合されていて、ばね292によって上方に付勢される。
【0112】
図16及び図16Aに示すような大作動力位置又は初期位置では、ピストン部材274及びプランジャ部材263は、上側リブ部分246と整列して、トリガ225をこのモードで押し下げた場合、ばね280がばね力FSをプランジャ部材263に及ぼすようになっている。ライタに点火するにはこの力に打ち勝たなければならない。
【0113】
図17に示すような小作動力位置又は小力モードでは、ラッチ部材234は、下方に動かされ、それによりピストン部材274の前方端部、その結果、プランジャ部材263(図16Aに示す)を下方に動かしてプランジャ部材263がギャップg(図16に示す)に入るようにする。かくして、トリガ225を押し下げると、上側リブ部分246は、ばね280(図16Aに示す)からの対向作用を及ぼされないでライタの後方端部208に向かって動く。ラッチ部材234及びトリガ225の解放時、トリガは、圧電ユニット内の戻しばね及びばね53(図1)に類似したばねに起因してその初期位置に戻る。加うるに、ピストン部材274及びプランジャ部材263は、ばね292(図16に示す)に起因してこれらの初期位置に戻る。図1のライタ2に関して上述したように追加のラッチばねも又、ラッチ部材234をその初期位置に戻すのを助けるために設けるのがよい。かくして、小作動力位置では、上側リブ部分246が大作動力位置では、プランジャ部材263に当接したとき、ばね280がトリガ225の動作に相当強く対向するだけなので、ライタに点火するのに必要なトリガ力は大作動力位置の場合よりも小さい。小作動力位置では、上述した摩擦力及び他の力は、トリガの動作に対向する場合がある。ライタ202cを任意の数のばね280、例えば単一のかかるばねを有するよう別の実施形態で設計変更可能である。
【0114】
図18は、変形実施形態としてのライタ302を示している。ライタ302は、図17及び図18に示すライタ202と類似している。ライタ302は、長手方向に延びる上側リブ部分346を備えたトリガ325を有している。トリガ325は、リブ部分346の各側に設けられていて、カムフォロア316の係合部分326と協働する係合部分362を更に有している。
【0115】
図19Aに示すように、ライタ302は、実質的にU字形のプランジャ部材363及びピストン部材374を更に有している。プランジャ部材363は、ピストン部材374に摺動自在に連結されている。大作動力ばね380が、ピストン部材374とハウジングの支持部材304eとの間に設けられている。ピストン部材374は、ハウジング304に摺動自在に結合されている。プランジャ部材は、ばね392によって上方に付勢される。
図18に示すような大作動力位置又は初期位置では、プランジャ部材363は、上側リブ部分346と整列し、トリガ325をこのモードで押し下げると、プランジャ部材363及びピストン部材374が後方に動いて付勢部材380を圧縮し、この付勢部材は、ばね力FSをピストン部材374、プランジャ部材363及びトリガ325に及ぼす。ライタに点火するにはこの力に打ち勝つ必要がある。
【0116】
図19に示すような小作動力位置又は小力モードでは、ラッチ部材334は下方に動かされ、それによりプランジャ部材363をピストン部材344の前で前方に動かし、トリガ325を押し下げると、上側リブ部分346がプランジャ部材363上でライタの後方端部308に向かって動くようになる。その結果、リブ部分346は、ピストン部材374を動かさず、付勢部材380は、トリガ325の運動に対向しない。
【0117】
ラッチ部材334の解放時、ラッチ部材334及びプランジャ部材363は、ばね392(図18に示す)に起因してこれらの初期位置に戻る。ラッチ部材334をその初期位置に戻すのを助けるために、図1のライタ2に関して上述したような追加のラッチばねを更に設けるのがよい。かくして、小作動力位置では、上側リブ部分346はプランジャ部材363に当接すると、ばね380がトリガ325の動作に相当強く対向するだけなので、ライタを点火するのに必要なトリガ力は大作動力位置の場合よりも小さい。小作動力位置では、上述した摩擦力及び他の力がトリガの動作に対向することができる。
【0118】
図20は、変形実施形態としてのライタ402を示している。ライタ402は、図1に示すライタ2と類似している。ライタ402は、静止ワンドと、ハウジング404に摺動自在に連結されたトリガ425を含む作動組立体とを有している。作動組立体は、回動部材425a及び連接ロッド425bを更に有している。連接ロッド425bは、ギャップgを構成する上側リブ部分425cを有している。作動組立体については米国特許出願第09/704,688号明細書に詳しく記載されている。ライタ402では、点火組立体426は、トリガ425の前方に位置している。
【0119】
ライタ402は、図3のプランジャ部材63のように構成されたプランジャ部材463及び図3のピストン部材74のように構成されたピストン部材474を有するデュアルモード組立体を更に有している。プランジャ部材463は、ピストン部材474に回動自在に結合されている。大作動力ばね480が、ピストン部材474と支持部材404eとの間に設けられている。ピストン部材474は、ハウジング404に摺動自在に結合され、プランジャ部材463は、ばね492によって上方に付勢される。
【0120】
図20に示すような大作動力位置又は初期位置では、プランジャ部材463は、連接ロッド425bの上側リブ部分425cと整列し、トリガ425をこのモードで押し下げると、回動部材425aが連接ロッド425bを前方に動かしてプランジャ部材463に接触するようにする。その結果、プランジャ部材463及びピストン部材474は、後方に動いて付勢部材480を圧縮し、付勢部材480は、ばね力FSをピストン部材474、プランジャ部材463、連接ロッド425b、回動部材425a及びトリガ425に及ぼす。ライタに点火するにはこの力に打ち勝たねばならない。
【0121】
図21に示すような小作動力位置又は小力モードでは、ラッチ部材434はその初期位置(想像線で示す)から下方に動かされ、それによりプランジャ部材463をピストン部材474の前で下方に動かしトリガ425を押し下げると、連接ロッド425bの上側リブ部分425cが付勢部材480からの対向作用を受けないで前方に動く。と言うのは、リブ部分425cは、ピストン部材474を動かさず、プランジャ部材463がギャップg(図20に示すように)によって受け入れられるからである。ラッチ部材434の解放時、ラッチ部材434及びプランジャ部材463は、ばね492(図20に示す)に起因してこれらの初期位置に戻る。かくして、小作動力位置では、上側リブ部分425cがプランジャ部材463に当接すると、ばね480がトリガ425の動作に対向するだけなのでライタに点火するのに必要なトリガ力は大作動力位置の場合よりも小さい。
【0122】
図22は、変形実施形態としてのライタ502を示している。ライタ502は、図1に示すライタ2に類似している。ライタ502は、ハウジング504に摺動自在に連結されたトリガ525を含む作動組立体を有している。作動組立体は、回動部材525a及び連接ロッド525bを更に有している。連接ロッド525bは、上側リブ部分525c及び係合端部525dを有している。作動組立体については米国特許出願第09/704,688号明細書に詳しく説明されている。ライタ502では、点火組立体526は、トリガ525の前方に設けられている。
【0123】
ライタ502は、図9〜図14のワンド組立体10のように構成されたワンド組立体510と係合端部516a及びフォロア端部522を備えていて、図9〜図15のカムフォロア116と同様に構成されたカムフォロア516とを更に有している。図9〜図14のライタ2と同様、ワンド組立体510は、カム作用面524及び戻り止め534a〜534dを有している。
【0124】
ワンド組立体510が図示のように閉鎖位置又はその近くにあるとき、カムフォロア516のフォロア端部522は、図1の戻り止め534a内に受け入れられ、カムフォロア516の端部516aは、連接ロッド525bの係合端部525dと整列する。かくして、カムフォロア516は、連接ロッド525b及びトリガ525が、ライタ502に点火するのに十分摺動するのを阻止する。ライタ502では、カムフォロア516は、ワンド組立体を伸長させると反時計回りに回転することができる。
【0125】
ワンド組立体510の種々の中間位置及び完全伸長位置では、ライタ2に関連して上述したように、カムフォロア516は、端部516aが連接ロッド525bの係合端部525dとの整列関係から離脱するよう回転する。この位置では、カムフォロア516により、連接ロッド525b及びトリガは、点火組立体526を圧縮してライタに点火するのに十分動くことができる。
【0126】
図23は、変形実施形態としてのライタ602を示している。ライタ602は、図1に示すライタと類似している。ライタ602は、ボア662aが設けられた係合部分662を備えるトリガ625を有している。ライタ602は、係合部分616aを備えた部分を含むカムフォロア616を更に有している。図2に関連して上述したような閉鎖位置及び種々の中間位置では、カムフォロア616は、係合部分616aがボア662aに係合してトリガ625がライタ602に点火するのに十分摺動するのを阻止するような寸法形状になっている。
【0127】
ライタ2に関連して上述したワンド組立体610の種々の中間位置及び完全伸長位置(例えば、図24に示す)では、カムフォロア616は、端部616aがボア662から離脱するよう反時計回りに回転する。この位置では、カムフォロア616により、トリガ625はライタに点火するのに十分動くことができる。
【0128】
図25は、変形実施形態としてのライタ702を示している。ライタ702は、図1に示すライタ2と類似している。ライタ702は、ハウジング704に摺動自在に連結されたトリガ725を含む作動組立体を有している。ライタ702は、ハウジング704に対して摺動自在なワンド組立体710を更に有している。図9〜図14のライタ2と同様、ワンド組立体710は、カム作用面724及び戻り止め734a〜734dを有している。ライタ702は、係合端部716a及びフォロア端部716bを備えたカムフォロア716を更に有している。カムフォロア716は、図9〜図15のカムフォロア116と類似した構成のものである。
【0129】
ワンド組立体710が図25に示す閉鎖位置にあるとき、カムフォロア716のフォロア端部716bは、第1の戻り止め734a内に受け入れられ、カムフォロアの係合端部716aは、トリガ725の係合部分762と整列する。かくして、ワンド組立体710が閉鎖位置にあるとき、カムフォロア716は、トリガ725がライタ702に点火するのに十分摺動するのを阻止する。圧電ユニット72bを作動させて燃料を燃料ユニット711から放出すると点火が生じる。ライタ702では、カムフォロア716は、ワンド組立体を伸長させると時計回りに回転することができる。
【0130】
ワンド組立体710(図26に示す)の種々の中間位置及び完全伸長位置では、カムフォロア716をフォロア端部716bが戻り止め734b〜734d内に位置し、係合端部716aがトリガ725の係合部分762との整列関係から離脱するよう回転させる。ワンド組立体710のこれらの位置では、カムフォロア716によりトリガ725は、点火組立体726を圧縮してライタ702に点火するのに十分動くことができる。上述したように、フォロア端部716aが戻り止め734a〜734d内に位置しているとき、ワンド組立体710は、大ワンド力位置にある。ライタ702をワンド組立体710の種々の中間位置では、トリガ725がライタ702に点火するのに十分動くことができないように構成されたものであるのがよい。
【0131】
図27は、変形実施形態としてのライタ802を示している。ライタ802は、図1に示すライタ2と類似している。ライタ802は、導電性ストリップ又は部材890をハウジング804内に解放自在に保持する支持部材804aを備えたハウジング804を有している。ストリップ890をハウジング804に接合する前に、ワイヤ28(図1Bに示す)は、非絶縁端部がストリップ890と電気的接触状態をなした状態で配置する。非絶縁端部をストリップ890とハウジング804との間に設けるのがよい。かくして、ストリップ890はワイヤ28をハウジング804内のこの位置に保持する。
上述したトリガ25と類似したトリガ825が、圧電ユニット826に結合されていて、このトリガは、圧電ユニットの電極29(図1Aに示す)に電気的に接続された電気導体892を有している。
【0132】
図27及び図28を参照すると、電気導体892は、取り付けられた場合、導電性ストリップ890及びストリップ890に沿って摺動自在であり、導体892は、ワイヤ28を電極29に電気的に接続する(図1A及び図1Bに示す)。
【0133】
図29及び図29Aを参照すると、ライタ2の変形実施形態が示されている。ライタ902は、図1〜図4に示すライタ2と実質的に同一であり、差異だけを以下に詳細に説明する。ライタ902は、ラッチ934を押すのに必要な力の大きさがラッチ934及びトリガ925の操作順序に応じて様々であるような寸法形状のものである。具体的に説明すると、ラッチ934を押すのに必要な力の大きさは、ユーザがラッチ934を押す前にトリガ925を押すと増大する。図29を参照すると、ライタ902は、トリガ925が初期位置にある状態の大力モードで示されている。このモードでは、ユーザがトリガ925を押す前にラッチ934を押すと、ラッチ934を押してライタ902を大力モードから小力モードに切り換えるのに第1のラッチ力FL1が必要である。図29Aを参照すると、ユーザがラッチ934を押そうとする前にトリガ925を押すと、ラッチ934を押してライタ902を大力モードから小力モードに切り換えるのに第2のラッチ力FL2(これは、第1のラッチ力FL1よりも大きい場合があり、又は大きいことが好ましい)が必要である。かくして、ライタ902が大力モードにある状態でユーザがトリガ925を押そうとし、後でラッチ934を押してライタ902を小力モードに切り換えようとすると、ラッチ力FLが増大し、ラッチ934を押すのを阻止することができる。
【0134】
ラッチ力FLのこのばらつきをもたらす構造の一例が、図29及び図29Aに示されている。図示のように、第1の係合面967がラッチ部材934と関連し、第2の係合面927がトリガ925の一部と(例えば、壁956cと)関連しているのがよい。例示のみの目的で、第1の係合面967は、プランジャ部材963に形成された傾斜面として示され、第2の係合面927は、トリガ925に形成されたこれと合致する傾斜面として示されているが、他の形態も可能である。例えば、第1の係合面967をラッチ部材934又はピストン部材974に形成してもよく、第2の係合面927をハウジング904に形成してもよい。
【0135】
図29に示すようにライタ902が大力モードにあり、トリガ925が初期位置にあるとき、第1の係合面967及び第2の係合面927は、ユーザがラッチ934を押してライタ902を小力位置に切り換えようとする場合、プランジャ963の結果的に生じる運動により、第1の係合面967と第2の係合面927が互いに実質的に係合しないようになるよう構成されている。かくして、この状態では、ラッチ934を押してライタ902を小力モードに切り換えるのに必要なラッチ力FL1は、ばね992、任意的に用いられる板ばね942の力及び任意の偶発的な摩擦力に打ち勝つのに十分であることが必要であるに過ぎない。図29のライタでは、第1の係合面967と第2の係合面927は、距離Xだけ離れており、この距離Xは、ラッチ934を第1のラッチ力FL2で小力位置に動かすことができるのに十分である。
【0136】
ユーザが図29Aに示すようにラッチ934を押す前にトリガ925を押した場合、第1の係合面967と第2の係合面927との間の距離が減少する(この減少距離はX′として示されている)。その結果、第1の係合面967は、ユーザがラッチ934を押すと、第2の係合面927に係合することができる。この係合により、ばね992、任意的に用いられる板ばね942によって得られる抵抗及び偶発的な摩擦力に加えて、ラッチ934の押圧に対する抵抗が生じ、その結果、ラッチ力FL2は、ラッチ力FF1よりも大きい。具体的に説明すると、ラッチ934を押すことにより生じる第1の係合面967と第2の係合面927との相互作用(例えば、合致した傾斜面相互間の摺動)により、プランジャ部材963はピストン部材974に向かって動いてばね980を圧縮する。ばね980のこの圧縮により、ラッチ934の運動に対する追加の抵抗が生じる。変形例として又は追加例として、第1の係合面967と第2の係合面927の相互作用により、トリガ925及び(又は)ラッチ934は、動いてユーザの指に当たると共にラッチ934の運動に対する追加の抵抗をもたらすことができる。
【0137】
当業者であれば、ライタ902はトリガ925を部分的に押し、その後に第1の係合面967と第2の係合面927を互いに係合させるよう構成できることは理解されよう(例えば、距離Xは、トリガ925の部分押し下げによっては、ラッチ934の最初の押圧時に、第1の係合面967が第2の係合面927に接触しないようにするほど大きいものであるのがよい)。この場合、ユーザはラッチ934を押す前にトリガ925を所定距離動かすことができ、ラッチ934を押してライタ902を小力モードに切り換えるのに必要な力は、第1のラッチ力FL1のままであるが、トリガ925を所定距離よりも長い距離動かすと、ラッチ934を押すのに必要な力は、第2のラッチ力FL2まで大きくなるであろう。
【0138】
図30及び図30Aを参照すると、ライタ902の変形例がライタ1002として示されている。ライタ1002は、ユーザがラッチ1034を押す前にトリガ1025を押す場合ラッチ1034を押すのが実質的に阻止されることを除き、ライタ902と実質的に同一である。かくして、ライタ1002が大力モードにある間にユーザがトリガ1025を押し、その後ラッチ1034を押してライタ1002を小力モードに切り換えようとする場合、第1の係合面1067は第2の係合面1027に係合して小力位置へのラッチ1034の運動を実質的に阻止し又は妨害することになろう。これは例えば、第1の係合面1067及び第2の係合面1027をトリガ1025がラッチ1034の前に押される場合にオーバーラップし又は互いに当接する表面又は棚部として形成することにより達成できる。図30及び図30Aに示すように、第1の係合面1067と第2の係合面1027との間には僅かなギャップが存在するのがよく、したがって第1の係合面1067と第2の係合面1027が、トリガ1029を所定距離動かした後ラッチ1034を所定距離動かすときにのみ互いに係合するようになる。変形例として、第1の係合面1027と第2の係合面1067との間には実質的にギャップがなくてもよく、したがって、これら表面は、ラッチ1034を所定距離動かす前では互いに接触状態にある。
【0139】
図30及び図30Aに示す例示の実施形態では、第1の係合面1067と第2の係合面1027は、互いに実質的に平行な状態で示されているが、変形例として、第1の係合面1067と第2の係合面1027を互いに対し角度を付けてもよい。さらに、第1の係合面1067及び第2の係合面1027は、実質的に水平な表面として(例えば、作動部材1025の運動方向Zに対して実質的に平行に)示されているが、変形例として、これら係合面は、僅かに傾斜した表面であってもよい(例えば、方向Zに対し傾斜していてもよい)。例示の一実施形態では、第1の係合面1067及び(又は)第2の係合面1027は、方向Zに対し約5゜だけ傾斜しているのがよいが、他の角度であってもよい。当業者であれば、第1の係合面1067及び第2の係合面1027は、図示の形態には限定されず、他の形態も利用できることは理解されよう。例えば、第1の係合面1067をピストン部材1074に形成し、第2の係合面1027をハウジング1004に形成してもよい。さらに、第1の係合面1067及び(又は)第2の係合面1027は、当業者に知られているフックの形又は任意他の係合可能な形状であってもよい。
【0140】
図30に示すように、ライタ1002が大力モードにあり且つトリガ1025が初期位置にある場合、第1の係合面1067と第2の係合面1027は距離Yだけ離れている。距離Yは、ユーザがラッチ1034を押してライタ1002を小力位置に切り換えようとする場合、結果的に得られるプランジャ1063の運動により、第1の係合面1067と第2の係合面1027が互いに実質的に係合しないようにするのに十分である。かくして、このばね1092、任意的に用いられる板ばね1042の力及び偶発的な摩擦力に打ち勝つのに十分なラッチ力FLを加える限り、ユーザはラッチ1034を押してライタ1002を小力モードに切り換えることができる。
【0141】
ユーザが図30Aに示すようにラッチ1034を押す前にトリガ1025を押す場合、第1の係合面1067は第2の係合面1027とオーバーラップする。その結果、ユーザがラッチ1034を押すと、第1の係合面1067は第2の係合面1027に当接する。これにより、ラッチ1034の押圧が実質的に阻止され又は妨害される。第1の係合面1067が第2の係合面1027に当接したときにラッチ1034を押すためには、ユーザは、ライタ1002の1以上の部品を壊し又は変形させるのに足る力を出さなければならない。かくして、この実施形態によれば、ユーザは、ラッチ1034を押す前にトリガ1025を押す場合、ラッチ1034を小力モードに動かすのは実質的に阻止される。
【0142】
当業者であれば、ライタ1002は、第1の係合面1067と第2の係合面1027を互いに係合させる前にトリガ1025を部分的に押すことができるように構成されたものであるのがよいことは理解されよう。この場合、ユーザは、ラッチ1034を押す前に、トリガ1025を所定距離動かすことができ、依然として、ラッチ1034を押してライタ1002を小力モードに切り換えることができるが、トリガ1025を所定距離よりも長い距離動かすと、第1の係合面1067と第2の係合面1027は、互いに係合してラッチ1034の運動を実質的に阻止し又は妨害することになろう。
【0143】
図31及び図31Aを参照すると、ライタ902の別の変形例が、ライタ1102として示されている。この実施形態では、ラッチ1134を動かす前にトリガ1125を所定距離動かすと、ラッチ1134の機能が実行不能になる場合がある(即ち、ラッチ1134は依然として第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動かされるが、この運動は、ラッチ1134の機能を実行させない(例えば、ライタを大力モードから小力モードに切り換えるため))。これは、例えば、ラッチ1134を押す前にトリガ1125を所定距離動かしたとき、ラッチ1134がプランジャ1164とは実質的に関連が無くなるようにラッチ1134及び(又は)プランジャ1164を構成することにより達成できる。具体的に説明すると、図31に示すように、トリガ1125が初期位置(即ち、非押し下げ位置)にある場合、ボス1136aとプランジャ1164は少なくとも部分的に互いに整列し(例えば、僅かなオーバーラップを呈し)、ラッチ1134を押すことにより、大力位置(図示の位置)から小力位置(図示していない位置)への運動がプランジャ1164に与えられるようになる。図31に示す状態では、ラッチ1134を押してライタ1002を小力モードに切り換えるのに必要なラッチ力FL1は、ばね1192、任意的に用いられる板ばね1142の力及び偶発的な摩擦力に打ち勝つのに十分であることが必要であるに過ぎない。しかしながら、図31Aに示すように、ラッチ1134を押す前にトリガ1125を所定距離動かすと、ボス1136aとプランジャ1164は、整列状態からシフトして外れ(例えば、オーバーラップが無くなる)、その結果、ラッチ1134を押しても、プランジャ1164が大力位置から小力位置に動かないようになる。図31Aに示す状態では、ラッチ1134を押すのに必要なラッチ力FL2は、任意的に用いられる板ばね1142の力及び偶発的な摩擦力に打ち勝つのに十分であることが必要であるに過ぎないが、上述したように、ラッチ1134を動かすことによっては、ライタ1102は小力モードには切り換わらない。当業者であれば、ライタ1102は図示し説明している構造には限定されず、ラッチ1134を押す前にトリガ1125を所定距離動かすと、ラッチ1134の機能を実行不能にする任意の数の形態を実現できることは理解されよう。
【0144】
当業者であれば、ライタ902,1002,1102は、図示し説明している構造には限定されず、ラッチ力を変えるのに任意の数の構造を実現できることは理解されよう。当業者であれば、ラッチ934,1034,1134は、本明細書に記載しているような「デュアルモード」ラッチには限定されず、変形例として又は追加例として、ライタの他の機能を制御できることは理解されよう。
【0145】
本発明の種々の実施形態を上述したが、各実施形態の種々の特徴を単独で又はこれらの任意の組合せの状態で利用できることは理解されるべきである。したがって、本発明は、本明細書に記載した特定の実施形態にだけ限定されるものではない。さらに、本発明の精神及び範囲に属する変形例及び改造例は当業者には想到できることは理解されるべきである。例えば、絶縁ワイヤ28(図1Bに示す)に代えて導管の外部に同心状に設けられた少なくとも部分的に螺旋状のコイルばねを用いてもよく、この場合、螺旋状のコイルばねは好ましくは、ばねからライタの他の部品への望ましくない発弧を防止するよう少なくとも部分的に絶縁される。別の例として、ワンド組立体は、ハウジングに対し動き又は摺動するようハウジングに対し別の軸線回りに回動するよう構成されたものであってもよい。更に別の例として、実施形態の全てにおいて、ラッチ部材を押し下げ後その初期位置に戻す別個の付勢部材と共に或いはこれを用いないでラッチ部材を使用できる。別個の付勢部材を用いない場合、ラッチ部材は弾性変形可能であることが推奨される。この設計変更では、当業者には知られているように、圧電ユニットとノズルとの電気的連絡を完全にする追加の設計変更が必要な場合がある。
【0146】
さらに、今説明している実施形態では、小力モードは、2つの部品(例えば、トリガとラッチ)をユーザが操作するのを利用しており、変形実施形態では、小力モードは、ユーザが更に別の部品(例えば、トリガと2つのラッチ又はトリガ、ラッチ及びガス放出ボタン)を操作するのを利用する場合がある。
【0147】
別の例として、上述の実施形態の任意のものにおいてプランジャ部材を、プランジャ部材の指作動部分がハウジングの外部に位置し、プランジャ部材の残部がハウジング内に位置するよう構成されると共に配置されたものであってもよい。かくして、ユーザが、プランジャ部材の指作動部分に接触することにより、プランジャ部材を大作動力位置から小作動力位置に動かすことができる。かかる実施形態では、ライタは、ラッチ部材を有さなくてもよい。別の例では、ライタ2(図1に示す)は、ばね53を備えなくてもよい。かかる実施形態では、プランジャ部材63は、突起を有するよう構成されたものであるのがよく、ハウジング4又は別の部品は、この突起と相互作用して大力モードでは、ばね80がライタの点火に抵抗するよう圧縮されるようになる。大作動力モードでの点火後トリガを解放すると、ばね80はその初期位置に戻る。しかしながら、小力モードでは、突起との相互作用により、大力モードの場合と同程度には大力ばねの圧縮が阻止され、したがって、ライタに点火するのに必要な力が小さくなる。かかるライタでは、圧電ユニット内の戻しばねの助けにより押し下げ後はトリガを初期位置に戻すことができる。
【0148】
さらに、ライタは、上述したライタのデュアルモード特徴、ライタの回動式ワンド組立体特徴、ライタのカムフォロア特徴及びライタの導管特徴を別々に又は任意の組合せで有することができる。その結果、ライタ2の特徴を単独で又は別の一つの又は複数の公知の特徴と組み合わせて利用できる。
【0149】
したがって、上記開示から当業者によって容易に達成でき、本発明の範囲及び精神に属する全ての都合のよい変形例は、本発明の別の実施形態として解釈されるべきである。さらに、実施形態の特徴は、ライタの作動を一層困難にする追加の認識効果、例えば、より複雑なトリガ作動経路と組み合わせることができる。したがって、本発明の範囲は特許請求の範囲の記載に基づいて定められる。
【図面の簡単な説明】
【0150】
【図1】分かりやすくすると共に種々の内部の詳細を良好に示すために種々の構成部品を取り外した状態の一実施形態としての実用ライタの切除側面図であり、ライタが初期状態にあり、ワンド組立体が閉鎖位置にあり、トリガ及びラッチ部材が初期状態にあり、プランジャ部材が大作動力位置にある状態を示す図である。
【図1A】図1のライタに用いられる値燃料供給ユニットの幾つかの構成部品の拡大分解斜視図である。
【図1B】第1の実用ライタの後方部分の拡大切除側面図である。
【図2】ラッチ部材、プランジャ部材及び付勢部材を良好に示すために種々の構成部品を取り外した状態の図1のライタの部分側面図であり、トリガ及びラッチ部材が初期状態あり、プランジャ部材が大作動力位置にある状態を示す図である。
【図3】ハウジングの無い図1のライタの種々の構成部品の拡大分解斜視図である。
【図3A】図1のライタに用いられるプランジャ部材及びピストン部材の別の形態を示す拡大分解斜視図である。
【図4】図3の構成部品の拡大側面図である。
【図5】図1のライタの拡大部分側面図であり、プランジャ部材が大作動力位置にあり、トリガが初期位置にある状態を示す図である。
【図6】図1のライタの拡大部分側面図であり、プランジャ部材が大作動力位置にあり、トリガが押し下げ位置にある状態を示す図である。
【図7】図1のライタの拡大部分側面図であり、ラッチ部材が押し下げられ、プランジャ部材が、小作動力位置にあり、トリガが初期位置にある状態を示す図である。
【図8】図1のライタの拡大部分側面図であり、ラッチ部材が押し下げられ、プランジャ部材が小作動力位置にあり、トリガが押し下げ位置にある状態を示す図である。
【図9】図1のライタの分解部分斜視図であり、ハウジングとワンド組立体を分離した状態で示す図である。
【図9A】図1のライタに用いられるワンド組立体の種々の構成部品の拡大部分斜視図である。
【図10】図1のライタの前側部分の拡大部分側面図であり、ワンド組立体を閉鎖位置で示す図である。
【図10A】図10のライタの前側部分の拡大部分側面図であり、ワンド組立体を部分的に伸長させると共に約20゜回動させた状態を示す図である。
【図11】図10のライタの前側部分の拡大部分側面図であり、ワンド組立体を部分的に伸長させると共に約45゜回動させた状態を示す図である。
【図12】図10のライタの前側部分の拡大部分側面図であり、ワンド組立体を部分的に伸長させると共に約90゜回動させた状態を示す図である。
【図13】図10のライタの前側部分の拡大部分側面図であり、ワンド組立体を部分的に伸長させると共に約160゜回動させた状態を示す図である。
【図14】図10のライタの前側部分の拡大部分側面図であり、ワンド組立体を部分的に伸長させると共に約135゜回動させた状態を示す図である。
【図15】図1のライタのカムフォロアの拡大斜視図である。
【図16】本発明のライタの第2の実施形態の切除部分側面図であり、トリガ及びラッチ部材が初期状態にあり、プランジャ部材が大作動力位置にある状態を示す図である。
【図16A】図16に示すライタのピストン部材の一部、プランジャ部材及び大力ばねの概略平面図である。
【図17】図16のライタの切除部分斜視図であり、ラッチ部材が押し下げられ、プランジャ部材が小作動力位置にある状態を示す図である。
【図18】本発明のライタの第3の実施形態の切除部分斜視図であり、ライタが初期状態にあり、プランジャ部材が大作動力位置にある状態を示す図である。
【図18A】図18に示すライタのピストン部材の一部及びプランジャ部材の概略平面図である。
【図19】図18のライタの切除部分斜視図であり、ラッチ部材が押し下げられ、プランジャ部材が小作動力位置にある状態を示す図である。
【図20】本発明のライタの第4の実施形態の切除部分側面図であり、トリガ及びラッチ部材が初期状態にあり、プランジャ部材が大作動力位置にある状態を示す図である。
【図21】図20のライタの切除部分側面図であり、ラッチ部材が押し下げられ、プランジャ部材が小作動力位置にある状態を示す図である。
【図22】本発明のライタの第5の実施形態の切除部分側面図であり、ワンド組立体が閉鎖位置にある状態を示す図である。
【図23】本発明のライタの第6の実施形態の切除部分側面図であり、ワンド組立体が閉鎖位置にある状態を示す図である。
【図24】本発明の図23のライタの切除部分側面図であり、ワンド組立体が伸長位置にある状態を示す図である。
【図25】本発明のライタの第7の実施形態の切除側面図であり、ワンド組立体が閉鎖位置にある状態を示す図である。
【図26】本発明の図25のライタの切除側面図であり、ワンド組立体が伸長位置にある状態を示す図である。
【図27】本発明のライタの第8の実施形態の切除部分側面図であり、ハウジングが導電性ストリップを有する状態を示す図である。
【図28】図27のトリガ、電気接点及び導電性ストリップの斜視図である。
【図29】本発明の第9の実施形態の拡大部分側面図であり、プランジャ部材が大作動力位置にあり、トリガが初期位置にある状態を示す図である。
【図29A】図29のライタの拡大部分側面図であり、プランジャ部材が大作動力位置にあり、トリガが押し下げ位置にある状態を示す図である。
【図30】本発明の第10の実施形態の各大部分側面図であり、プランジャ部材が大作動力位置にあり、トリガが初期位置にある状態を示す図である。
【図30A】図30のライタの拡大部分側面図であり、プランジャ部材が大作動力位置にあり、トリガが押し下げ位置にある状態を示す図である。
【図31】本発明の第11の実施形態の拡大部分側面図であり、トリガが初期位置にある状態を示す図である。
【図31A】図31のライタの拡大部分側面図であり、トリガが押し下げ位置にある状態を示す図である。
Claims (115)
- ライタであって、
燃料源を備えたハウジングと、
該ハウジングと関連していて、燃料を選択的に点火する作動部材と、
第1の部材位置と第2の部材位置との間で動くことができる部材とを有し、ユーザは、前記部材が前記第1の部材位置にあるとき、第1の作動力を前記作動部材に加えて前記燃料に点火し、前記部材が前記第2の部材位置にあるとき、第2の作動力を前記作動部材に加えて前記燃料に点火し、前記第1の作動力が前記第2の作動力よりも大きい、
ライタ。 - 前記部材が付勢部材である、請求項1記載のライタ。
- 前記部材がプランジャ部材である、請求項1記載のライタ。
- 作動部材を作動位置に動かしてライタを作動させるのに所定の作動力が必要であり、第1の作動力は、所定の作動力よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のライタ。
- 第2の作動力は、実質的にゼロであることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- 作動部材は、ハウジングに可動的に結合されたトリガであることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- 作動部材は、作動組立体の一部であることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- ライタの作動は、2つの互いに異なる作動の動作で達成されることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- 燃料に点火する点火組立体を更に有し、点火組立体は、圧電ユニットから成ることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- ハウジングに回動自在に結合されると共に前記部材と作動的に関連したラッチ部材を更に有していることを特徴する請求項1記載のライタ。
- 前記部材は、プランジャ部材であり、ラッチ部材は、第1の端部及び第2の端部を更に有し、第1の端部は、プランジャ部材が第1の部材位置にあるときの初期位置からプランジャ部材が第2の部材位置にある最終位置に動くことができることを特徴とする請求項10記載のライタ。
- 作動部材は壁を更に有し、プランジャ部材が第1の部材位置にあるとき、プランジャ部材は壁と接触した状態にあることを特徴とする請求項3記載のライタ。
- プランジャ部材は、第2の部材位置にあるとき、壁から離脱することを特徴とする請求項12記載のライタ。
- プランジャ部材は、第1の部材位置にあるとき、作動部材と作動的に関連していることを特徴とする請求項3記載のライタ。
- ハウジングと摺動自在に関連したピストン部材及びピストン部材とハウジングの支持部材との間に設けられた付勢部材を更に有し、プランジャ部材は、ピストン部材と回動自在に関連しており、プランジャ部材が第1の部材位置にあるとき、ピストン部材は付勢部材を圧縮するよう動かされ、ライタが作動されることを特徴とする請求項3記載のライタ。
- プランジャ部材が第2の部材位置にある状態でライタを作動すると、プランジャ部材及びピストン部材は、付勢部材を圧縮するほど十分には動かないことを特徴とする請求項15記載のライタ。
- ハウジングと回動自在に関連したピストン部材及びピストン部材とプランジャ部材との間に設けられた付勢部材を更に有し、プランジャ部材は、ピストン部材と摺動自在に関連していることを特徴としている請求項3記載のライタ。
- ライタを多数回作動させた後でも、第1の作動力は実質的に一定のままであることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- プランジャ部材が第1の部材位置に配置されているとき、作動部材を作動させるには、約6.5kg〜約8.5kgを作動部材に加えることが必要であり、プランジャ部材が第2の部材位置に配置されているとき、作動部材を作動させるには、約3kg〜約5kgを作動部材に加えることが必要であることを特徴とする請求項3記載のライタ。
- プランジャ部材が第1の部材位置にあるときライタを作動させるには、ユーザの指1本が必要であり、プランジャ部材が第2の部材位置にあるときにライタを作動させるには、ユーザが第1の指と第2の指を用いることが必要であることを特徴とする請求項3記載のライタ。
- ハウジングに結合されると共に、前記部材と作動的に関連したラッチ部材を更に有し、ライタは、プランジャ部材が第2の部材位置にあるとき、作動部材を動かす前にラッチ部材を動かすことにより動作するよう構成されていることを特徴とする請求項3記載のライタ。
- ライタは、前記部材が第1の部材位置にあるとき、ユーザの身体的特徴を利用し、前記部材が第2の部材位置にあるとき、ユーザの認識能力及び器用さを更に利用することにより動作するよう構成されていることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- ライタは、実用ライタであることを特徴とする請求項1記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料を選択的に放出する作動部材と、放出された燃料に点火する点火組立体と、ハウジングに結合されていて、第1のラッチ位置と第2のラッチ位置との間での動作を可能にするラッチ部材と、ラッチ部材と作動的に関連したプランジャ部材と、プランジャ部材と作動的に関連した付勢部材とを有し、プランジャ部材の少なくとも一部は、付勢部材が作動部材の運動に抵抗するようにさせる第1の部材位置から付勢部材が作動部材の動作運動に第1の部材位置の場合と同程度には抵抗しないような第2の部材位置までラッチ部材によって再位置決めされることを特徴とするライタ。
- プランジャ部材は、ラッチ部材とは別体であることを特徴とする請求項24記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、小出しされた燃料に点火する点火組立体と、ハウジングと作動的に関連した作動部材とを有し、所定の作動力が作動部材を作動位置に動かしてライタを作動させるのに必要であり、前記ライタは、ハウジングに設けられた再位置決め可能なプランジャ部材を更に有し、第1の位置では、プランジャ部材は、作動部材と関連していて、前記所定の作動力よりも大きな第1の作動力が作動部材を作動位置に動かすのに必要であることを特徴とするライタ。
- プランジャ部材は、ユーザが第2の作動力を加えて作動部材を作動位置に動かすようになった第2の位置まで動くことができ、第2の作動力は、第1の作動力よりも小さいことを特徴とする請求項26記載のライタ。
- 作動部材は、少なくとも1つのトリガであることを特徴とする請求項26記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、ハウジングと関連していて、燃料に選択的に点火する作動部材と、作動部材を動かして燃料に点火する困難度を少なくとも増す第1及び第2の抑止部材とを有し、抑止部材の少なくとも一方は作動部材が動くことができるようにし、燃料の点火を阻止するのに十分作動部材を動かないようにすることを特徴とするライタ。
- 可動ワンド組立体を更に有し、第1の抑止部材は、ワンド組立体の位置に基づいて作動部材を動かす困難度を増すことを特徴とする請求項29記載のライタ。
- 第2の抑止部材は、プランジャ部材から成ることを特徴とする請求項29記載のライタ。
- ユーザは、プランジャ部材が第1の部材位置に位置しているとき、第1の作動力を作動部材に加えて燃料に点火し、プランジャ部材が第2の部材位置にあるとき、第2の作動力を作動部材に加えて燃料に点火し、第1の作動力は、第2の作動力よりも大きいことを特徴とする請求項29記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、ハウジングと関連していて燃料に選択的に点火する作動部材とを有し、作動部材は、大作動力モード及び小作動力モードで動作するよう動くことができることを特徴とするライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するようハウジングと可動的に関連した作動部材と、燃料に点火するのに作動部材に第1の作動力を加えなければならない第1のラッチ位置と、燃料に点火するのに第2の作動力を作動部材に加えなければならない第2のラッチ位置との間で動くことができるラッチとを有し、第1の作動力は、第2の作動力とは異なっており、ラッチを第1のラッチ位置と第2のラッチ位置との間で動かすのに必要な力は、作動部材及びラッチの操作の順序に応じて様々であることを特徴とするライタ。
- 作動部材を動かす前のラッチの運動時にラッチを第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動かすのに第1のラッチ力が必要であり、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定量動かすと、ラッチを第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動かすのに第2のラッチ力が必要であり、第2のラッチ力は、第1のラッチ力よりも大きいことを特徴とする請求項34記載のライタ。
- ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定量動かすと、ラッチは、第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動くのが実質的に阻止されることを特徴とする請求項34記載のライタ。
- 第1の作動力は、第2の作動力よりも大きいことを特徴とする請求項34記載のライタ。
- 第1の作動力は、約6.5kg〜約8.5kgであり、第2の作動力は、3kg〜約5kgであることを特徴とする請求項34記載のライタ。
- ラッチと関連した第1の係合面と、作動部材と関連した第2の係合面とを更に有し、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定量動かすと、第1の係合面は、第2の係合面に係合することを特徴とする請求項34記載のライタ。
- 第1の係合面は、作動部材を所定量動かした後ラッチを所定距離動かすと、第2の作動面に係合することを特徴とする請求項39記載のライタ。
- 作動部材を動かす前にラッチを動かすと、第1の係合面は、第2の係合面から実質的に離脱することを特徴とする請求項39記載のライタ。
- ラッチと関連したプランジャ部材を更に有し、第1の係合面は、プランジャ部材上に形成されていることを特徴とする請求項39記載のライタ。
- 作動部材は、トリガから成り、第2の係合面は、トリガに形成されていることを特徴とする請求項39記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するようハウジングと可動的に関連した作動部材と、作動部材が大力モードにあるときの第1のラッチ位置と、作動部材が小力モードにある第2のラッチ位置との間でハウジングと可動的に連係したラッチと、ラッチと関連した第1の係合面と、作動部材と関連した第2の係合面とを有し、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、第1の係合面は、第2の係合面に係合して第1のラッチ位置から第2のラッチ位置へのラッチの運動に抵抗することを特徴とするライタ。
- 作動部材が大力モードにあるとき、燃料に点火するには約10kg以下の第1の作動力を作動部材に加えなければならず、作動部材が小力モードにあるとき、燃料に点火するには約5kg以下の第2の作動力を作動部材に加えなければならないことを特徴とする請求項44記載のライタ。
- ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、第1の係合面は、第2の係合面に係合して、第1のラッチ位置から第2のラッチ位置へのラッチの運動を実質的に阻止することを特徴とする請求項44記載のライタ。
- 作動部材を動かす前にラッチを動かすと、第1の係合面及び第2の係合面は、第1のラッチ位置から第2のラッチ位置へのラッチの運動に実質的に抵抗しないことを特徴とする請求項44記載のライタ。
- 作動部材と作動的に関連したプランジャ部材と、作動部材の運動に選択的に抵抗するようプランジャ部材と作動的に関連した付勢部材とを更に有し、プランジャ部材の少なくとも一部は、付勢部材が作動部材の運動に抵抗する第1の部材位置から、付勢部材が第1の部材位置の場合と同程度には作動部材の運動に抵抗しない第2の部材位置に動くことができることを特徴とする請求項44記載のライタ。
- 第1の係合面は、プランジャ部材上に形成され、第2の係合面は、作動部材上に形成されていることを特徴とする請求項48記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと可動的に関連していて、燃料に選択的に点火するトリガと、ハウジングと可動的に関連していて、トリガを動かすのに必要な力の大きさを大力モードから小力モードに選択的に切り換えるラッチとを有し、ラッチがトリガを動かす前にラッチを動かすと、ライタを大力モードから小力モードに切り換えるのに第1のラッチ力が必要であり、ラッチを動かす前にトリガを所定量動かすと、ライタを大力モードから小力モードに切り換えるのに第2のラッチ力が必要であり、第2のラッチ力は、第1のラッチ力よりも大きいことを特徴とするライタ。
- ラッチを動かす前にトリガを所定量動かすと、ラッチは、大力モードと小力モードとの間で動くのが実質的に阻止されることを特徴とする請求項50記載のライタ。
- トリガと作動的に関連したプランジャ部材と、トリガの運動に選択的に抵抗するようプランジャ部材と作動的に関連した付勢部材とを更に有し、ライタが大力モードにあるとき、トリガはプランジャ部材を動かして付勢部材を圧縮することを特徴とする請求項50記載のライタ。
- プランジャ上に形成された第1の係合面及びトリガ上に形成された第2の係合面を更に有し、第2の係合面は、常態では第1の係合面から離脱していて、ラッチの実質的な運動前にトリガを所定量動かすと、第1の係合面は、第2の係合面に係合することを特徴とする請求項52記載のライタ。
- 実用ライタであって、燃料源を備え、取っ手部分を有するハウジングと、取っ手部分から遠ざかって延びていて、燃料を取っ手部分から距離を置いたところで放出する出口を備えた細長いワンドと、燃料に選択的に点火するようハウジングと摺動自在に関連したトリガと、燃料に点火するのに第1の作動力をトリガに加えなければならない第1のラッチ位置と、燃料に点火するのに第2の作動力をトリガに加えなければならない第2のラッチ位置との間で動くことができるラッチとを有し、第1の作動力は、第2の作動力とは異なっており、ラッチを第1のラッチ位置と第2のラッチ位置との間で動かすのに必要な力は、作動部材及びラッチの操作の順序に応じて様々であることを特徴とする実用ライタ。
- トリガを動かす前にラッチを動かすと、ラッチを第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動かすのに第1のラッチ力が必要であり、ラッチを実質的に動かす前にトリガを所定距離動かすと、ラッチを第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動かすのに第2のラッチ力が必要であり、第2のラッチ力は、第1のラッチ力よりも大きいことを特徴とする請求項54記載の実用ライタ。
- ワンドは、ワンド長さを備え、取っ手部分は取っ手長さを備え、ワンド長さは取っ手長さにほぼ等しいことを特徴とする請求項54記載の実用ライタ。
- 燃料源を備えたライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するようハウジングと可動的に関連した作動部材と、燃料に点火するよう作動部材を動かすのに必要な力の大きさを変えるよう動くことができるラッチとを有し、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定量動かすことにより、燃料に点火するよう作動部材を動かすのに必要な力の大きさを変えるのが阻止されることを特徴とするライタ。
- 作動部材を動かす前にラッチを実質的に動かすと、ラッチを動かして燃料に点火するために作動部材を動かすのに必要な力の量を変えることができることを特徴とする請求項57記載のライタ。
- ラッチは、燃料に点火するよう作動部材を動かすのに必要な力の大きさを変えるために、第1のラッチ位置と第2のラッチ位置との間で動くことができ、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定量動かすことにより、第1のラッチ位置から第2のラッチ位置へのラッチの運動が阻止されることを特徴とする請求項57記載のライタ。
- ラッチが実質的に第1のラッチ位置にあるとき、燃料に点火するためには第1の作動力を作動部材に加えなければならず、ラッチが実質的に第2のラッチ位置にあるとき、燃料に点火するには第2の作動力を作動部材に加えなければならず、第1の作動力は、第2の作動力よりも大きいことを特徴とする請求項59記載のライタ。
- ラッチと関連した第1の係合面及び作動部材と関連していて、常態では第1の係合面から離脱している第2の係合面を更に有し、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、第1の係合面は第2の係合面に係合することを特徴とする請求項57記載のライタ。
- ラッチと関連したプランジャ部材を更に有し、第1の係合面は、プランジャ部材上に形成され、作動部材は、トリガから成り、第2の係合面は、トリガ上に形成されていることを特徴とする請求項61記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するようハウジングと可動的に関連した作動部材とを有し、作動部材は、燃料に点火するためには第1の作動力を作動部材に加えなければならない大力モードで動作でき、燃料に点火するためには第2の作動力を作動部材に加えなければならない小力モードで動作でき、第1の作動力は、第2の作動力とは異なっており、ライタは、作動部材を大力モードと小力モードとの間で切り換えるラッチを更に有し、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、ラッチは、作動部材を大力モードから小力モードに切り換えるのができなくなることを特徴とするライタ。
- 作動部材を動かす前にラッチを実質的に動かすと、ラッチは、作動部材を大力モードから小力モードに切り換えるよう動作できることを特徴とする請求項63記載のライタ。
- ラッチは、作動部材が大力モードにある第1のラッチ位置と、作動部材が小力モードにある第2のラッチ位置との間で動くことができ、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、ラッチは、第1のラッチ位置から第2のラッチ位置に動くのが実質的に阻止されることを特徴とする請求項63記載のライタ。
- ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、ラッチを運動させても、作動部材が大力モードから小力モードに切り換えられることはないことを特徴とする請求項63記載のライタ。
- ラッチと常態では関連したプランジャ部材を更に有し、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、ラッチは、プランジャ部材との関連性が無くなることを特徴とする請求項66記載のライタ。
- ラッチは常態では、プランジャと少なくとも部分的に整列しており、ラッチを実質的に動かす前に作動部材を所定距離動かすと、ラッチは動いてプランジャ部材との整列関係から離脱することを特徴とする請求項67記載のライタ。
- 第1の作動力は、第2の作動力よりも大きいことを特徴とする請求項63記載のライタ。
- 燃料源を備えたライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するよう動くことができ、ハウジングと関連した作動部材と、ハウジングと関連すると共に作動部材と作動的に関連した可動ワンド組立体とを有し、ワンド組立体が第1の位置にあるとき、作動部材は、燃料の点火を阻止するのに十分動かされないことを特徴とするライタ。
- ワンド組立体が少なくとも1つの第2の位置にあるとき、作動部材は、燃料に点火するのに十分動くことができることを特徴とする請求項70記載のライタ。
- ワンド組立体が第1の位置と第2の位置との間に位置決めされているとき、作動部材は、燃料に点火するのに十分動くことができることを特徴とする請求項71記載のライタ。
- ワンド組立体が第1の位置と第2の位置との間に位置決めされているとき、作動部材は燃料の点火を阻止するのに十分動かされないことを特徴とする請求項71記載のライタ。
- 作動部材は、ワンド組立体が、第1の位置にあるとき、実質的に動かされないことを特徴とする請求項70記載のライタ。
- ワンド組立体は、ハウジングに回動自在に結合されていることを特徴とする請求項70記載のライタ。
- 作動部材は、摺動自在であることを特徴とする請求項70記載のライタ。
- ワンド組立体が第1の位置にあるとき、作動部材は摺動するのが少なくとも部分的に阻止されることを特徴とする請求項76記載のライタ。
- ハウジングと作動的に関連したカムフォロアを更に有し、カムフォロアは、ワンド組立体と相互作用する第1の部分及び作動部材と相互作用する第2の部分を有していることを特徴とする請求項70記載のライタ。
- ワンド組立体は、カム作用面を有し、カムフォロアの第1の部分が、カム作用面と相互作用することを特徴とする請求項78記載のライタ。
- カム作用面は、ワンド組立体が第1の位置にあるとき、カムフォロアの第1の部分に係合する第1の戻り止めを備えていることを特徴とする請求項79記載のライタ。
- カム作用面は、第1の戻り止めから間隔を置いて位置していて、ワンド組立体の運動に対し抵抗をもたらす第2の戻り止めを更に備え、カムフォロアの第1の部分は、ワンド組立体が第2の位置にあるとき第2の戻り止めに係合することを特徴とする請求項80記載のライタ。
- 第1の位置は閉鎖位置であり、第2の位置は伸長位置であり、カム作用面は、第1の戻り止めと第2の戻り止めとの間に設けられていて、ワンド組立体が第1の位置と第2の位置との間の少なくとも1つの中間位置にあるとき、カムフォロアの第1の部分に係合する少なくとも1つの追加の戻り止めを更に備えていることを特徴とする請求項81記載のライタ。
- 作動部材は、トリガであることを特徴とする請求項70記載のライタ。
- 作動部材は、作動組立体の一部であることを特徴とする請求項70記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するよう動作でき、ハウジングと関連した作動部材と、ハウジングに回動自在に結合されたワンド組立体とを有し、ワンド組立体は、大ワンド力位置及び小ワンド力位置を有していることを特徴とするライタ。
- ワンド組立体上の一点に加えられてワンド組立体を回動させるのに十分な回動力は、小ワンド力位置の場合よりも大ワンド力位置の方が大きいことを特徴とする請求項85記載のライタ。
- ハウジングと作動的に関連したカムフォロアを更に有し、カムフォロアは、第1の係合部分を有し、ワンド組立体は第2の係合部分を有し、大ワンド力位置では、第1の係合部分と第2の係合部分が互いに接触することを特徴とする請求項85記載のライタ。
- 小ワンド力位置では、第1の係合部分と第2の係合部分は、互いに接触していないことを特徴とする請求項87記載のライタ。
- 第1の係合部分は、外方突起であり、第2の係合部分は、凹みであることを特徴とする請求項87記載のライタ。
- 第1の係合部分は、凹みであり、第2の係合部分は、外方突起であることを特徴とする請求項87記載のライタ。
- ワンド組立体は、閉鎖位置と伸長位置との間で回動でき、大ワンド力位置と小ワンド力位置は、閉鎖位置と伸長位置との間に位置していることを特徴とする請求項85記載のライタ。
- ワンド組立体は、閉鎖位置と伸長位置との間で摺動自在であり、大ワンド力位置と小ワンド力位置は、閉鎖位置と伸長位置との間に位置していることを特徴とする請求項85記載のライタ。
- 大ワンド力位置では、ワンド組立体は、伸長位置にあり、小ワンド力位置では、ワンド組立体は、閉鎖位置にあることを特徴とする請求項85記載のライタ。
- 大ワンド力位置では、ワンド組立体は、閉鎖位置にあり、小ワンド力位置では、ワンド組立体は、伸長位置にあることを特徴とする請求項85記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するよう動作でき、ハウジングと関連した作動部材と、閉鎖位置と伸長位置との間で動くことができるワンド組立体とを有し、ワンド組立体は、閉鎖位置と伸長位置の間の少なくとも1つの中間位置で解放自在に位置決め可能であることを特徴とするライタ。
- ワンド組立体は、伸長位置で解放自在に位置決め可能であることを特徴とする請求項95記載のライタ。
- ワンド組立体は、閉鎖位置で解放自在に位置決め可能であることを特徴とする請求項95記載のライタ。
- ハウジングと作動的に関連したカムフォロアを更に有し、カムフォロアは、ワンド組立体を少なくとも1つの中間位置で解放自在に位置決めすることを特徴とする請求項95記載のライタ。
- 作動部材は、燃料に選択的に点火するよう動作でき、ワンド組立体が閉鎖位置にあるとき、カムフォロアは、燃料の点火を阻止するのに十分作動部材を動かなくすることを特徴とする請求項98記載のライタ。
- ワンド組立体が伸長位置にあるとき、カムフォロアは、作動部材が燃料を点火するのに十分動くことができるようにすることを特徴とする請求項99記載のライタ。
- ワンド組立体が少なくとも1つの中間位置にあるとき、カムフォロアは、燃料の点火を阻止するのに十分作動部材を動かなくすることを特徴とする請求項100記載のライタ。
- ハウジングは、長手方向軸線を定め、ワンド組立体は、長手方向軸線に実質的に垂直な横方向に延びるピボット軸線の回りに回動することを特徴とする請求項95記載のライタ。
- ハウジングは、第1の側部及び第2の側部を備え、ワンド組立体の少なくとも一部は、第1の側部と第2の側部との間に位置していることを特徴とする請求項102記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に選択的に点火するよう動作でき、ハウジングと関連した作動部材と、ハウジングと関連していて、第1の位置と第2の位置との間で動くことができるワンドとを有し、ワンド組立体が第1の位置にあるとき、作動部材は、第1の作動力を必要とし、ワンド組立体が第2の位置にあるとき、作動部材は、第2の作動力を必要とし、第1の作動力は、第2の作動力よりも大きいことを特徴とするライタ。
- ワンド組立体は、第1の位置と第2の位置との間で回動自在であることを特徴とする請求項104記載のライタ。
- ハウジングと作動的に関連したカムフォロアを更に有し、カムフォロアは、ワンド組立体と相互作用する第1の部分及び作動部材と相互作用する第2の部分を有していることを特徴とする請求項104記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に点火する点火組立体と、ハウジングと関連したワンド組立体と、燃料を放出するノズルと、点火組立体を選択的に作動させるよう動作できる作動部材と、ワンド組立体を貫通して延びる導管とを有し、導管は、燃料源からノズルに運ぶチャネルを構成する管及びチャネル内に受け入れられて、点火組立体及びノズルに電気的に接続されたコイル状ワイヤを有していることを特徴とするライタ。
- ワンド組立体は、金属ワンドを更に有し、ライタは、点火組立体を金属ワンドに電気的に接続する絶縁ワイヤを更に有していることを特徴とする請求項107記載のライタ。
- 絶縁ワイヤは、少なくとも一部が管の周りにコイル状に巻かれていることを特徴とする請求項108記載のライタ。
- ライタであって、燃料源を備えたハウジングと、燃料に点火する点火組立体と、ハウジングと回動自在に関連していて、ノズルを備えたワンド組立体と、燃料をノズルから選択的に放出し、点火組立体を作動させるよう動作する作動部材と、燃料源をノズルに流体連結すると共に点火組立体及びノズルに電気的に接続された少なくとも1つの部材とを有し、ワンド組立体は、ピボット軸線の回りに回動し、少なくとも1つの部材は、回動軸線から間隔を置いて設けられていて、少なくとも一部がワンド組立体を貫通していることを特徴とするライタ。
- ワンド組立体は、ピボット軸線から間隔を置いて設けられた孔を備え、少なくとも1つの部材は、孔を貫通していることを特徴とする請求項110記載のライタ。
- ワンド組立体は、心棒を中心として回転するハブを有し、孔は、ハブに設けられ、孔は、心棒から間隔を置いて位置していることを特徴とする請求項111記載のライタ。
- ハウジングによって作動的によって支持された第1の電極と、第1の電極から間隔を置いて設けられていて、ハウジングによって作動的に支持された導電性部材と、第1の電極導電性部材に電気的に接続するワイヤと、点火組立体の一部として形成された第2の電極と、作動部材と作動的に関連した電気導体とを更に有し、作動組立体を運動させると、電気導体が動き、電気導体は、導電性部材と電気的連絡状態にあることを特徴とする請求項110記載のライタ。
- 電気導体は、導電性部材に沿って摺動自在であることを特徴とする請求項113記載のライタ。
- ハウジングに可動的に連結されたワンド組立体を更に有し、ワンド組立体は、自由端部のところに第1の電極を有し、第1の電極は、ノズルであることを特徴とする請求項113記載のライタ。
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