JP2004521834A - 農産物を包装し、貯蔵しさらに輸送するための設備 - Google Patents
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Abstract
農産物の包装方法と設備に関するもので、農産物包装方法が：壁面に形成された少なくとも一つの連通穴を有しているコンテナを準備する段階と；前記コンテナに、フレキシブルで通気性を制御された少なくとも一つのバッグを備える段階と；フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグの穴を備える段階と；前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを開口する一方で、前記農産物を前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグの内部にシールする段階と、前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを介して、前記少なくとも一つのバッグの内部に大気処理を提供する段階と；前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする段階と；を含んでいる。
Description
【技術分野】
【０００１】
本発明は、農産物を包装し、貯蔵しさらに輸送するための方法及び設備に関する。
【背景技術】
【０００２】
本発明の背景
農産物を包装し、貯蔵しさらに輸送するための種々の方法及び設備が公知である。特許文献１−４は最新技術を表わしていると思われる。公知の従来技術には重大な制約と欠点とがある。
【特許文献１】米国特許第５４２１１３８号明細書
【特許文献２】米国特許第４５３５５８６号明細書
【特許文献３】米国特許第４９８１００７号明細書
【特許文献４】米国特許第４８９９５１７号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明の概要
本発明は、農産物を、品質を犠牲にすることなく包装し貯蔵し輸送するための改善された方法と設備とを提供しようとするものである。
【０００４】
本明細書と特許請求の範囲とにおいて、以下の用語が使用されている：
“バッグ”は農産物用のコンテナに関するものであって、そのバッグにおいて“改良大気”条件は、農産物、例えば農産物、花、及び球根における貯蔵寿命と棚持ちとを長持ちさせるのに必要な、適切なガス成分の量と関係を制御することにより達成されている。
“蒸気”は、ガスの形の液体、又は例えば凝縮における水滴が浮遊しているガスに関するものである。
“カートン”は、農産物を貯蔵用の、プラスチック又は木又は金属で作られた、コンテナ又は箱に関するものである。
“接着剤”は、ラッチ又はキャップロッキング装置又は接着ステッカーのような装置を使用している、クロージュア設備換気用のシール要素に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の好適な実施態様において、農産物包装方法が提供されていて、
農産物包装方法が：
壁面に形成された少なくとも一つの連通穴を有しているコンテナを準備する段階と；
前記コンテナに、フレキシブルで通気性を制御された少なくとも一つのバッグを備える段階と；
フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグの穴を備える段階と；
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを開口する一方で、前記農産物を前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグの内部にシールする段階と、
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを介して、前記少なくとも一つのバッグの内部に大気処理を提供する段階と；
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする段階と；
を含んでいる。
【０００６】
本発明の好適な実施態様において、農産物包装設備も提供されていて、
少なくとも一つのコンテナと、前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された少なくとも一つのバッグと、処理機能と、シール機能とを具備する農産物包装設備において：
前記少なくとも一つのコンテナは、壁面に形成された少なくとも一つの連通穴を有していて；
前記少なくとも一つのバッグは、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合った穴を有しており、かつ前記農産物を前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグの内部に入れるようになっていて、一方で前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴とが開口されるようになっており；
前記処理機能は、前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴とを介して、前記少なくとも一つのバッグの中における大気処理を提供するためのものであり；
前記シール機能は、前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールするためのものである。
【０００７】
本発明の好適な実施態様において、前記大気処理が真空冷却を含んでいる。
【０００８】
さらに又は別に、前記大気処理がくん蒸又は熟成処理のようなガス処理の少なくとも一つを含んでいる。
【０００９】
好ましくは、壁面に形成された前記少なくとも一つの通気穴が、前記コンテナの壁面に接着されたシール層に形成されている。
【００１０】
本発明の好適な実施態様において、フレキシブルで蒸気及びガス選択通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、ガスを通さないバッグを備えていて、ガスを通さないバッグが、所定のタイプの農産物に適用される選択された通気特性を有している。
【００１１】
好ましくは、フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグ穴を備える前記段階が：
前記バッグを前記コンテナに挿入する段階と；
前記農産物を前記バッグに少なくとも部分的に詰める段階と；
前記バッグを、前記少なくとも一つの連通穴に隣接した前記コンテナに接着する段階と；
前記バッグを、前記少なくとも連通穴にほぼ位置を合わせて穴あけする段階と；を含んでいる。
【００１２】
壁面に形成された少なくとも一つの連通穴が、カートンの壁面に接着されたシール層に形成される場合、フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグ穴を備える前記段階が：
前記バッグを前記コンテナに挿入する段階と；
前記農産物を前記バッグに少なくとも部分的に詰める段階と；
前記バッグを、前記少なくとも一つの連通穴に隣接した前記コンテナに接着する段階と；
前記バッグと前記シール層とを単一操作で穴あけする段階と；
を含んでいる。
【００１３】
好ましくは、前記少なくとも一つのバッグの穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする前記段階が；
前記少なくとも一つの連通穴をおおって、前記コンテナの外側から接着式ステッカーを接着する段階を含んでいる。
【００１４】
本発明の好適な実施態様において、壁面に形成された少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴を具備する、農産物包装に適切なカートンも提供されている。
【００１５】
好ましくは、カートンが、少なくとも一つの壁面に形成された複数の換気穴も具備する。
【００１６】
本発明の好適な実施例において、カートンが、前記少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴にシール係合するために準備されたガスを通さない層も具備する。
【００１７】
好ましくは、カートンが、内部に配設されたバッグも具備していて、前記バッグが改良形大気バッグである。
【００１８】
好ましくは、前記シール層が接着剤塗布形プラスチックステッカーであって、前記バッグが前記接着剤塗布形プラスチックステッカーに接着されている。本発明の好適な実施態様において、前記バッグと前記接着剤塗布形プラスチックステッカーとの両方が前記シール可能な局部大気連通穴付近で穴あけされ、従ってバッグ内部とカートン外部との間の流体連通通路を提供する。前記接着剤塗布形ステッカーにシール的に係合し、従ってバッグ内部をカートン外部からシールするために、ガスを通さないシール層が使用されてもよい。
【００１９】
本発明の好適な実施態様において、最大の積載効率と冷却効率とを提供するために、強制空気流れと、負圧でのもどり空気流れとをもたらす冷却ユニットを有している冷却コンテナの積載方法が提供されていて、積載方法が：
壁面に形成された換気穴を有している、パレットに積載され換気されたカートンを、積載されたパレットの列の間に中央プレナムを形成するように、輸送用冷却コンテナへ積載する段階と；
前記強制空気流れが、前記プレナムを通過し、かつ前記換気されているコンテナの間の隙間を通過し、従って前記換気穴をほぼ水平に通過するように、前記コンテナの内部の空気通路を選択的にブロックする段階と；
を含んでいる。
【００２０】
本発明の好適な実施態様において、最大の積載効率と冷却効率とを提供するために、強制空気流れと、負圧でのもどり空気流れとをもたらす冷却ユニットを有している積載用の冷却コンテナが提供されていて、
積載用の冷却コンテナが、パレットに積載され換気されたカートンを具備していて、前記カートンが、壁面に形成された換気穴を有し、かつ、積載されたパレットの列の間に中央プレナムを形成するように、輸送用の前記冷却コンテナへ位置決めされており；
前記強制空気流れが、前記プレナムを通過し、かつ前記換気されているコンテナの間の隙間を通過し、従って前記換気穴をほぼ水平に通過するように、前記積載用の前記コンテナの内部の空気通路を選択的にブロックしている。
【００２１】
本発明の好適な実施態様において、前記冷却ユニットからの強制空気流れが、コンテナの床に形成されかつコンテナの長手軸に平行に延在しているチャンネルに沿って供給されていて；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、輸送用コンテナの、物理的にブロックされているところはのぞいた床における隣接した床要素の間のスペースを通って、前記プレナムの下にあるチャンネルから比較的妨げられずに上昇しており；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、コンテナの後方端部における前記チャンネルの開口端部から、前記パレットの列の後方に向けて形成された後方プレナムの中へ比較的妨げられずに上昇する。
【００２２】
本発明は、添付図面を参照した以下の詳細な説明により、理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２３】
好適な実施態様の詳細説明
図１Ａ−１Ｇは、本発明の好適な実施態様にもとずく包装製品における初期段階の七つの概略図である。
【００２４】
図１Ａに示めすように包装用カートン１０は、側面穴１２と端面穴１４と、少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴１６とを備えていて、その穴１６が好ましくはカートン１０の端面１８の上部近傍に形成されている。本発明の好適な実施態様において、包装用カートン１０はワックス塗布コンテナのような液体不浸透である必要はなく、従って安価な塗装なしでワックス塗布していないボール箱でよい。
【００２５】
本発明の好適な実施態様において、図１Ｂに示めすように、シール可能な局部大気連通穴１６は、好ましくはガスを通さないシール層２０、一般に自己接着剤塗布形プラスチックステッカーをその穴１６をおおって接着することによりシールされる。穴１６のシールは、適切などのような時に、どのような場所で行なわれてもよい。一般にカートンの製作時に実施される。通常カートンに詰めるのに先立って行なわれる。
【００２６】
図１Ｃは、カートン１０におけるライナとしての、プラスチックバッグのようなフレキシブルバッグ２２の装着状態を示めしている。バッグ２２は好ましくは、イスラエル国 テフィン ウェスタン ガリリー（Tefen Western Galilee)、テフィン工業団地（Tefen Industrial Park), StePac. L.A.社に所属の、譲受人Moira等の米国特許出願０８／９１８５８４号に開示されているような、改良形大気圧バッグであって、その開示内容を参考としてここに包含するものです。図１Ｄに示めすようにバッグ２２、従ってカートン１０に農産物が詰められる。
【００２７】
図１Ｅに示めすように、カートンに製品を詰める場合、バッグ２２に製品を詰めるのと同時にあるいはそれに引き続いて、バッグ２２をシールする前に、バッグ２２の穴に隣接した部分がシール層２０へ接着される。
【００２８】
本発明の好適な実施態様において、シール層２０は接着式プラスチックステッカーであり、それへのバッグ２２の接着は、図１Ｅに示めすように、バッグ２２の適切な範囲を、シール層２０の接着剤を塗布した内側面に平動で押しつけることにより達成される。
【００２９】
カートンの製作時あるいは製品をカートンに詰める前に、シール層２０がカートン１０に接着されると、穴１６をおおっている接着剤塗布面を、取りはずし可能な層（図示されていない）により保護しなければならなくて、その取りはずし可能な層は、図１Ｅに示めす段階に先立って、好ましくは図１Ｃに示めす段階に続いて容易に取りはずすことができて、層２０とバッグ２２における所望されない位置との間での不注意で意図しない接着を防止するようになっている。
【００３０】
バッグ２２とシール層２０との接着、あるいはバッグ２２と穴１６領域におけるカートン１０との同等の接着に続いて、バッグ２２とシール層２０とが穴１６において穴あけされ、従って大気との連通通路が形成される。この形成操作の一例が図１Ｆに示めされていて、加熱された、好ましくはほぼ円筒状の穴あけ要素２４が、穴１６を介して挿入されシール層２０とバッグ２２とを貫通する穴２５が形成される。穴２５はシール層２０の環状ゾーン２６により囲まれている。バッグ２２は環状ゾーン２６においてシール層２０にシールされる。
【００３１】
穴１６に合わせて穴２５をシール層２０とバッグ２２とに形成する多くの方法があることは理解されるであろう。図１Ａ−１Ｆを参照して前述した方法は好適なものである一方、本発明の範囲を限定するものではない。
【００３２】
図１Ｆに示めす段階の完了に続いて、図１Ｇに示めすようにバッグ２２がシールされ、続いてカートン１０が閉じられる。
【００３３】
図２Ａ−２Ｃは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品処理の三つの段階の概略図である。
【００３４】
図２Ａに示めすように、各々がバッグ２２の内部に連通穴開口を有している、詰められたカートン１０が、好ましくは処理チャンバ３０の中へパレットに積載され挿入される。なお処理チャンバ３０は、真空冷却チャンバ、くん蒸チャンバ、ガス処理チャンバ、又は真空冷却とガス処理とのような多重機能を備えたチャンバのようなものである。処理チャンバ３０内におけるカートン１０の配列は、穴１６とカートン１０の中のバッグ２２内部とのすべてが処理チャンバ３０の内部と流体連通するようになっている。このような方法で、カートン１０の中のバッグ２２における中味は、真空冷却を適用した図２Ｂに示めすように処理チャンバ３０の内部雰囲気にさらされる。
【００３５】
図２Ａ及び図２Ｂに示めすような真空冷却及び／又は他の処理に続いて、図２Ｃに示めすように、パレットに再積載することなく、穴１６は、好ましくはガスを通さない層４０をカートン１０の外側に好ましくは層２０をカバーして接着することによりシールされる。これがバッグ２２内部を外部大気からシールし、従ってバッグ２２内において改良大気の維持を可能にしている。
【００３６】
図３Ａ−３Ｃは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略斜視図である。図３Ａ−３Ｃに示めすように、パレット１００は、換気されたカートン１０２を積載し、壁面に形成された換気口１０４を有しており、コンテナ１０６の中に積載されていて、積載されたパレット１０二列の間に中央プレナム１０８が形成されるようになっている。
【００３７】
本発明の好適な実施態様において、冷却コンテナ１０６の内のり幅は約２．３ｍで、内のり長さは約１１．６ｍであり、パレットは好ましくは１ｍ×１．２ｍの寸法である。図３Ａ及び３Ｂに示めすように、パレット１００が、好ましくはお互いに接触して配列され、列１１０と１１２とを形成している。さらにパレット１１０と１１２とがコンテナ１０６の側壁面に接触している（図３Ａ及び３Ｂ）。列１１０のパレットは比較的小さな寸法のものがコンテナ１１６の長手軸１１４に平行になるように配列されていて、かつ列１１２のパレットは大きな寸法のものがコンテナ１１６の長手軸に平行になるように配列されている（図３Ａ及び３Ｂ）。
【００３８】
冷却ユニット１１６からの強制空気流が、矢印１２２に示めすように、チャンネル１２０（図３Ａ及び３Ｃ）に沿って供給されていて、そのチャンネル１２０は、コンテナ１０６の床１３０に、長手軸１１４に沿って形成されている。この強制空気は、物理的にブロックされているところを除いて、コンテナ１０６の床における隣接した床要素１２６の間のスペース１２４を通過して上昇する。
【００３９】
従って強制空気の主要部分は、矢印１３４で示めすように、列１１０と１１２との下にあるチャンネル１２０から、チャンネル１２０とプレナム１０８とを相互接続している細長い長手方向開口部１２４を介して、プレナム１０８を通って比較的妨げられることなく上昇する。
【００４０】
強制空気は、コンテナの最端部において、チャンネル１２０の端部開口１４０から、パレット１１０の列１１０及び１１２の後方に形成されたプレナム１４２へ、比較的妨げられることなく上昇してゆく。プレナム１０８と１４２とは、コンテナの最上部においてパレットに積載されたカートンの上方でプレナム１４４に連通しており、そのプレナム１４４は、矢印１４６で示めすように、冷却ユニット１１６に連通している空気もどりプレナムの役割を果している。一般に、空気もどりプレナム１４４における空気は、負圧で冷却ユニット１１６に吸引される。
【００４１】
強制空気は、スペース１２４を介して多くのチャンネル１２０から、隣接した、パレットに積載されたカートン１０２の間における隙間を通って、多少妨げられつつ上昇し、空気もどりプレナム１４４へ達する。
【００４２】
さらに強制空気が、パレットに積載されたカートン１０２の外表面に沿って、通常コンテナ１０６の壁面に波形に形成された垂直チャンネル１５０の中を上昇し、空気もどりプレナム１４４に達する。この流れは、好ましくはチャンネル１２０から直接流れないようになっていて、むしろカートン１０２の間の隙間から冷却空気を吸引する負圧の流れとなっている。
【００４３】
カートン１０２の中味の効率的な冷却をするために、カートン１０２の換気口１０４を介して、ほぼ水平の空気移動を提供することが、本発明における特別な特徴である。このことは、図２Ａ−２Ｃを用いて前述した大気処理においても、図３Ａ−３Ｃを用いてここで説明した冷却コンテナの積載用及び冷却用配列においても事実である。図３Ａ−３Ｃに示めす実施態様において、水平な空気移動は、前述したようなパレットに積載されたカートンの適切な配列と、パレットに積載されたカートンの列の間におけるプレナムの形成とにより提供されている。この観点から、パレットにおけるカートンの配列及びコンテナにおけるパレットの配列が重要なことである。
【００４４】
前述した種々の強制空気流れは、空気が、パレットに積載されたカートン１０２における換気口１０４を通過するようにし、従ってカートン１０２の内部と連通するようにしている。図２Ａ−２Ｃに示めすような、カートン１０２がシールされたバッグを含んでいる実施態様において、シールされたバッグの外面は、バッグ内部の適切な冷却を提供するために、冷却空気にさらされている。
【００４５】
本発明の好適な実施態様において、パレット１００の下になっていないスペース１２４は、好ましくは、密閉セルスポンジ１６０のような、フレキシブルな自己保持形ブロック要素を備えることにより、ブロックされている。同様に、プレナム１０８の端部がスポンジ１６０を備えることによりブロックされ、さらに列１１０及び１１２における最後方に位置したパレット１００の露出端部も同様にスポンジ１６０によりブロックされている。このブロッキングと、コンテナ１０６におけるパレットの配列とが、穴１０４を介しての、空気流とカートン１０２との間の接触の強化を提供している。
【００４６】
図３Ｄは、本発明の別の好適な実施態様における図３Ａにおける線IIIＤ−IIIＤに沿って切断した概略断面図であって、ブロック要素の位置を示めしている。図３Ｄにおいて、ブロック要素１７０はパレット１００の上部デッキの側壁面１７２に取りつけられている。パレット１００をコンテナ１０６に挿入する際、ブロック要素１７０はパレット１００とコンテナ１０６の側壁面との間に密閉シールを形成する。ブロック要素１７０は、コンテナ１０６の側壁面周囲からの空気の漏洩を防止し、かつ冷却空気が、カートン１０２内部に入っている製品を効率的に冷却するために、プレナム１０８と垂直チャンネル１５０とを流れることを保証している。
【００４７】
ブロック要素１７０は、好ましくは、カートン列１１０及び１１２と、コンテナ１０６の側壁面１７４との間の正しいシールを提供するために、弾性材料で作られている。
【００４８】
図４Ａは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品用のシール要素５０を示めしている。シール要素５０は、好ましくはリング形状のシール装置５２を備えている。図４Ａに示めすように、シール装置５２は、一般に、バッグ２２をカートン１０にシールするためのロック要素５４及び５６を備えている。シール部材６０を備えたプラグ部材５８は、外部大気からカートン１０の内部をシールするために、図４Ａに示めすように、穴２５に押し込まれる。
【００４９】
図４Ｂは本発明の別の好適な実施態様にもとずく、包装製品用の別のタイプのシール要素７０を示めしている。シール要素７０が、ねじ山７４付き止め金７２を備えていて、その止め金７２は穴２５に挿入される。図４Ｂに示めすように、リング７６が止め金７２にねじ込まれ、従ってバッグ２２をカートン１０にシールしている。シール部材８０を備えたカバー部材７８が穴２５の中へ押し込まれ、従って外部大気からカートン１０の内部をシールしている。
【００５０】
前述したシール要素の形状はカートンの形状と寸法とに合うように作られている。
【００５１】
バッグ２２をカートン１０にシールするための前述の実施態様は、波形カートン、プラスチックボックス又はいずれのタイプの農産物貯蔵コンテナのような、農産物を包装するために使用される、従来技術において公知な、いずれのタイプの容器にも適切なものである。
【００５２】
本発明は先に詳しく提示し説明したものに限定されるものではないことが、当業者において理解されるであろう。むしろ、本発明の範囲は、前述した種々の特徴の組合せと、当業者が本明細書を読むことによりもたらされ、かつ従来技術ではない、変更と、修正とが含まれている。
【図面の簡単な説明】
【００５３】
【図１Ａ】図１Ａは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階１の概略図である。
【図１Ｂ】図１Ｂは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階２の概略図である。
【図１Ｃ】図１Ｃは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階３の概略図である。
【図１Ｄ】図１Ｄは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階４の概略図である。
【図１Ｅ】図１Ｅは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階５の概略図である。
【図１Ｆ】図１Ｆは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階６の概略図である。
【図１Ｇ】図１Ｇは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階７の概略図である。
【図２Ａ】図２Ａは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品の処理段階１の概略図である。
【図２Ｂ】図２Ｂは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品の処理段階２の概略図である。
【図２Ｃ】図２Ｃは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品の処理段階３の概略図である。
【図３Ａ】図３Ａは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略斜視図である。
【図３Ｂ】図３Ｂは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略正面図である。
【図３Ｃ】図３Ｃは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略側面図である。
【図３Ｄ】図３Ｄは、本発明の別の好適な実施態様における図３Ａにおける線IIIＤ−IIIＤに沿って切断した概略断面図であって、ブロック要素の位置を示めしている。
【図４Ａ】図４Ａは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品用のシール要素の概略図である。
【図４Ｂ】図４Ｂは、本発明の別の好適な実施態様にもとずく、包装製品用の別のシール要素の概略図である。
【０００１】
本発明は、農産物を包装し、貯蔵しさらに輸送するための方法及び設備に関する。
【背景技術】
【０００２】
本発明の背景
農産物を包装し、貯蔵しさらに輸送するための種々の方法及び設備が公知である。特許文献１−４は最新技術を表わしていると思われる。公知の従来技術には重大な制約と欠点とがある。
【特許文献１】米国特許第５４２１１３８号明細書
【特許文献２】米国特許第４５３５５８６号明細書
【特許文献３】米国特許第４９８１００７号明細書
【特許文献４】米国特許第４８９９５１７号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
本発明の概要
本発明は、農産物を、品質を犠牲にすることなく包装し貯蔵し輸送するための改善された方法と設備とを提供しようとするものである。
【０００４】
本明細書と特許請求の範囲とにおいて、以下の用語が使用されている：
“バッグ”は農産物用のコンテナに関するものであって、そのバッグにおいて“改良大気”条件は、農産物、例えば農産物、花、及び球根における貯蔵寿命と棚持ちとを長持ちさせるのに必要な、適切なガス成分の量と関係を制御することにより達成されている。
“蒸気”は、ガスの形の液体、又は例えば凝縮における水滴が浮遊しているガスに関するものである。
“カートン”は、農産物を貯蔵用の、プラスチック又は木又は金属で作られた、コンテナ又は箱に関するものである。
“接着剤”は、ラッチ又はキャップロッキング装置又は接着ステッカーのような装置を使用している、クロージュア設備換気用のシール要素に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の好適な実施態様において、農産物包装方法が提供されていて、
農産物包装方法が：
壁面に形成された少なくとも一つの連通穴を有しているコンテナを準備する段階と；
前記コンテナに、フレキシブルで通気性を制御された少なくとも一つのバッグを備える段階と；
フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグの穴を備える段階と；
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを開口する一方で、前記農産物を前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグの内部にシールする段階と、
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを介して、前記少なくとも一つのバッグの内部に大気処理を提供する段階と；
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする段階と；
を含んでいる。
【０００６】
本発明の好適な実施態様において、農産物包装設備も提供されていて、
少なくとも一つのコンテナと、前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された少なくとも一つのバッグと、処理機能と、シール機能とを具備する農産物包装設備において：
前記少なくとも一つのコンテナは、壁面に形成された少なくとも一つの連通穴を有していて；
前記少なくとも一つのバッグは、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合った穴を有しており、かつ前記農産物を前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグの内部に入れるようになっていて、一方で前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴とが開口されるようになっており；
前記処理機能は、前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴とを介して、前記少なくとも一つのバッグの中における大気処理を提供するためのものであり；
前記シール機能は、前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールするためのものである。
【０００７】
本発明の好適な実施態様において、前記大気処理が真空冷却を含んでいる。
【０００８】
さらに又は別に、前記大気処理がくん蒸又は熟成処理のようなガス処理の少なくとも一つを含んでいる。
【０００９】
好ましくは、壁面に形成された前記少なくとも一つの通気穴が、前記コンテナの壁面に接着されたシール層に形成されている。
【００１０】
本発明の好適な実施態様において、フレキシブルで蒸気及びガス選択通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、ガスを通さないバッグを備えていて、ガスを通さないバッグが、所定のタイプの農産物に適用される選択された通気特性を有している。
【００１１】
好ましくは、フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグ穴を備える前記段階が：
前記バッグを前記コンテナに挿入する段階と；
前記農産物を前記バッグに少なくとも部分的に詰める段階と；
前記バッグを、前記少なくとも一つの連通穴に隣接した前記コンテナに接着する段階と；
前記バッグを、前記少なくとも連通穴にほぼ位置を合わせて穴あけする段階と；を含んでいる。
【００１２】
壁面に形成された少なくとも一つの連通穴が、カートンの壁面に接着されたシール層に形成される場合、フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグ穴を備える前記段階が：
前記バッグを前記コンテナに挿入する段階と；
前記農産物を前記バッグに少なくとも部分的に詰める段階と；
前記バッグを、前記少なくとも一つの連通穴に隣接した前記コンテナに接着する段階と；
前記バッグと前記シール層とを単一操作で穴あけする段階と；
を含んでいる。
【００１３】
好ましくは、前記少なくとも一つのバッグの穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする前記段階が；
前記少なくとも一つの連通穴をおおって、前記コンテナの外側から接着式ステッカーを接着する段階を含んでいる。
【００１４】
本発明の好適な実施態様において、壁面に形成された少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴を具備する、農産物包装に適切なカートンも提供されている。
【００１５】
好ましくは、カートンが、少なくとも一つの壁面に形成された複数の換気穴も具備する。
【００１６】
本発明の好適な実施例において、カートンが、前記少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴にシール係合するために準備されたガスを通さない層も具備する。
【００１７】
好ましくは、カートンが、内部に配設されたバッグも具備していて、前記バッグが改良形大気バッグである。
【００１８】
好ましくは、前記シール層が接着剤塗布形プラスチックステッカーであって、前記バッグが前記接着剤塗布形プラスチックステッカーに接着されている。本発明の好適な実施態様において、前記バッグと前記接着剤塗布形プラスチックステッカーとの両方が前記シール可能な局部大気連通穴付近で穴あけされ、従ってバッグ内部とカートン外部との間の流体連通通路を提供する。前記接着剤塗布形ステッカーにシール的に係合し、従ってバッグ内部をカートン外部からシールするために、ガスを通さないシール層が使用されてもよい。
【００１９】
本発明の好適な実施態様において、最大の積載効率と冷却効率とを提供するために、強制空気流れと、負圧でのもどり空気流れとをもたらす冷却ユニットを有している冷却コンテナの積載方法が提供されていて、積載方法が：
壁面に形成された換気穴を有している、パレットに積載され換気されたカートンを、積載されたパレットの列の間に中央プレナムを形成するように、輸送用冷却コンテナへ積載する段階と；
前記強制空気流れが、前記プレナムを通過し、かつ前記換気されているコンテナの間の隙間を通過し、従って前記換気穴をほぼ水平に通過するように、前記コンテナの内部の空気通路を選択的にブロックする段階と；
を含んでいる。
【００２０】
本発明の好適な実施態様において、最大の積載効率と冷却効率とを提供するために、強制空気流れと、負圧でのもどり空気流れとをもたらす冷却ユニットを有している積載用の冷却コンテナが提供されていて、
積載用の冷却コンテナが、パレットに積載され換気されたカートンを具備していて、前記カートンが、壁面に形成された換気穴を有し、かつ、積載されたパレットの列の間に中央プレナムを形成するように、輸送用の前記冷却コンテナへ位置決めされており；
前記強制空気流れが、前記プレナムを通過し、かつ前記換気されているコンテナの間の隙間を通過し、従って前記換気穴をほぼ水平に通過するように、前記積載用の前記コンテナの内部の空気通路を選択的にブロックしている。
【００２１】
本発明の好適な実施態様において、前記冷却ユニットからの強制空気流れが、コンテナの床に形成されかつコンテナの長手軸に平行に延在しているチャンネルに沿って供給されていて；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、輸送用コンテナの、物理的にブロックされているところはのぞいた床における隣接した床要素の間のスペースを通って、前記プレナムの下にあるチャンネルから比較的妨げられずに上昇しており；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、コンテナの後方端部における前記チャンネルの開口端部から、前記パレットの列の後方に向けて形成された後方プレナムの中へ比較的妨げられずに上昇する。
【００２２】
本発明は、添付図面を参照した以下の詳細な説明により、理解されるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【００２３】
好適な実施態様の詳細説明
図１Ａ−１Ｇは、本発明の好適な実施態様にもとずく包装製品における初期段階の七つの概略図である。
【００２４】
図１Ａに示めすように包装用カートン１０は、側面穴１２と端面穴１４と、少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴１６とを備えていて、その穴１６が好ましくはカートン１０の端面１８の上部近傍に形成されている。本発明の好適な実施態様において、包装用カートン１０はワックス塗布コンテナのような液体不浸透である必要はなく、従って安価な塗装なしでワックス塗布していないボール箱でよい。
【００２５】
本発明の好適な実施態様において、図１Ｂに示めすように、シール可能な局部大気連通穴１６は、好ましくはガスを通さないシール層２０、一般に自己接着剤塗布形プラスチックステッカーをその穴１６をおおって接着することによりシールされる。穴１６のシールは、適切などのような時に、どのような場所で行なわれてもよい。一般にカートンの製作時に実施される。通常カートンに詰めるのに先立って行なわれる。
【００２６】
図１Ｃは、カートン１０におけるライナとしての、プラスチックバッグのようなフレキシブルバッグ２２の装着状態を示めしている。バッグ２２は好ましくは、イスラエル国 テフィン ウェスタン ガリリー（Tefen Western Galilee)、テフィン工業団地（Tefen Industrial Park), StePac. L.A.社に所属の、譲受人Moira等の米国特許出願０８／９１８５８４号に開示されているような、改良形大気圧バッグであって、その開示内容を参考としてここに包含するものです。図１Ｄに示めすようにバッグ２２、従ってカートン１０に農産物が詰められる。
【００２７】
図１Ｅに示めすように、カートンに製品を詰める場合、バッグ２２に製品を詰めるのと同時にあるいはそれに引き続いて、バッグ２２をシールする前に、バッグ２２の穴に隣接した部分がシール層２０へ接着される。
【００２８】
本発明の好適な実施態様において、シール層２０は接着式プラスチックステッカーであり、それへのバッグ２２の接着は、図１Ｅに示めすように、バッグ２２の適切な範囲を、シール層２０の接着剤を塗布した内側面に平動で押しつけることにより達成される。
【００２９】
カートンの製作時あるいは製品をカートンに詰める前に、シール層２０がカートン１０に接着されると、穴１６をおおっている接着剤塗布面を、取りはずし可能な層（図示されていない）により保護しなければならなくて、その取りはずし可能な層は、図１Ｅに示めす段階に先立って、好ましくは図１Ｃに示めす段階に続いて容易に取りはずすことができて、層２０とバッグ２２における所望されない位置との間での不注意で意図しない接着を防止するようになっている。
【００３０】
バッグ２２とシール層２０との接着、あるいはバッグ２２と穴１６領域におけるカートン１０との同等の接着に続いて、バッグ２２とシール層２０とが穴１６において穴あけされ、従って大気との連通通路が形成される。この形成操作の一例が図１Ｆに示めされていて、加熱された、好ましくはほぼ円筒状の穴あけ要素２４が、穴１６を介して挿入されシール層２０とバッグ２２とを貫通する穴２５が形成される。穴２５はシール層２０の環状ゾーン２６により囲まれている。バッグ２２は環状ゾーン２６においてシール層２０にシールされる。
【００３１】
穴１６に合わせて穴２５をシール層２０とバッグ２２とに形成する多くの方法があることは理解されるであろう。図１Ａ−１Ｆを参照して前述した方法は好適なものである一方、本発明の範囲を限定するものではない。
【００３２】
図１Ｆに示めす段階の完了に続いて、図１Ｇに示めすようにバッグ２２がシールされ、続いてカートン１０が閉じられる。
【００３３】
図２Ａ−２Ｃは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品処理の三つの段階の概略図である。
【００３４】
図２Ａに示めすように、各々がバッグ２２の内部に連通穴開口を有している、詰められたカートン１０が、好ましくは処理チャンバ３０の中へパレットに積載され挿入される。なお処理チャンバ３０は、真空冷却チャンバ、くん蒸チャンバ、ガス処理チャンバ、又は真空冷却とガス処理とのような多重機能を備えたチャンバのようなものである。処理チャンバ３０内におけるカートン１０の配列は、穴１６とカートン１０の中のバッグ２２内部とのすべてが処理チャンバ３０の内部と流体連通するようになっている。このような方法で、カートン１０の中のバッグ２２における中味は、真空冷却を適用した図２Ｂに示めすように処理チャンバ３０の内部雰囲気にさらされる。
【００３５】
図２Ａ及び図２Ｂに示めすような真空冷却及び／又は他の処理に続いて、図２Ｃに示めすように、パレットに再積載することなく、穴１６は、好ましくはガスを通さない層４０をカートン１０の外側に好ましくは層２０をカバーして接着することによりシールされる。これがバッグ２２内部を外部大気からシールし、従ってバッグ２２内において改良大気の維持を可能にしている。
【００３６】
図３Ａ−３Ｃは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略斜視図である。図３Ａ−３Ｃに示めすように、パレット１００は、換気されたカートン１０２を積載し、壁面に形成された換気口１０４を有しており、コンテナ１０６の中に積載されていて、積載されたパレット１０二列の間に中央プレナム１０８が形成されるようになっている。
【００３７】
本発明の好適な実施態様において、冷却コンテナ１０６の内のり幅は約２．３ｍで、内のり長さは約１１．６ｍであり、パレットは好ましくは１ｍ×１．２ｍの寸法である。図３Ａ及び３Ｂに示めすように、パレット１００が、好ましくはお互いに接触して配列され、列１１０と１１２とを形成している。さらにパレット１１０と１１２とがコンテナ１０６の側壁面に接触している（図３Ａ及び３Ｂ）。列１１０のパレットは比較的小さな寸法のものがコンテナ１１６の長手軸１１４に平行になるように配列されていて、かつ列１１２のパレットは大きな寸法のものがコンテナ１１６の長手軸に平行になるように配列されている（図３Ａ及び３Ｂ）。
【００３８】
冷却ユニット１１６からの強制空気流が、矢印１２２に示めすように、チャンネル１２０（図３Ａ及び３Ｃ）に沿って供給されていて、そのチャンネル１２０は、コンテナ１０６の床１３０に、長手軸１１４に沿って形成されている。この強制空気は、物理的にブロックされているところを除いて、コンテナ１０６の床における隣接した床要素１２６の間のスペース１２４を通過して上昇する。
【００３９】
従って強制空気の主要部分は、矢印１３４で示めすように、列１１０と１１２との下にあるチャンネル１２０から、チャンネル１２０とプレナム１０８とを相互接続している細長い長手方向開口部１２４を介して、プレナム１０８を通って比較的妨げられることなく上昇する。
【００４０】
強制空気は、コンテナの最端部において、チャンネル１２０の端部開口１４０から、パレット１１０の列１１０及び１１２の後方に形成されたプレナム１４２へ、比較的妨げられることなく上昇してゆく。プレナム１０８と１４２とは、コンテナの最上部においてパレットに積載されたカートンの上方でプレナム１４４に連通しており、そのプレナム１４４は、矢印１４６で示めすように、冷却ユニット１１６に連通している空気もどりプレナムの役割を果している。一般に、空気もどりプレナム１４４における空気は、負圧で冷却ユニット１１６に吸引される。
【００４１】
強制空気は、スペース１２４を介して多くのチャンネル１２０から、隣接した、パレットに積載されたカートン１０２の間における隙間を通って、多少妨げられつつ上昇し、空気もどりプレナム１４４へ達する。
【００４２】
さらに強制空気が、パレットに積載されたカートン１０２の外表面に沿って、通常コンテナ１０６の壁面に波形に形成された垂直チャンネル１５０の中を上昇し、空気もどりプレナム１４４に達する。この流れは、好ましくはチャンネル１２０から直接流れないようになっていて、むしろカートン１０２の間の隙間から冷却空気を吸引する負圧の流れとなっている。
【００４３】
カートン１０２の中味の効率的な冷却をするために、カートン１０２の換気口１０４を介して、ほぼ水平の空気移動を提供することが、本発明における特別な特徴である。このことは、図２Ａ−２Ｃを用いて前述した大気処理においても、図３Ａ−３Ｃを用いてここで説明した冷却コンテナの積載用及び冷却用配列においても事実である。図３Ａ−３Ｃに示めす実施態様において、水平な空気移動は、前述したようなパレットに積載されたカートンの適切な配列と、パレットに積載されたカートンの列の間におけるプレナムの形成とにより提供されている。この観点から、パレットにおけるカートンの配列及びコンテナにおけるパレットの配列が重要なことである。
【００４４】
前述した種々の強制空気流れは、空気が、パレットに積載されたカートン１０２における換気口１０４を通過するようにし、従ってカートン１０２の内部と連通するようにしている。図２Ａ−２Ｃに示めすような、カートン１０２がシールされたバッグを含んでいる実施態様において、シールされたバッグの外面は、バッグ内部の適切な冷却を提供するために、冷却空気にさらされている。
【００４５】
本発明の好適な実施態様において、パレット１００の下になっていないスペース１２４は、好ましくは、密閉セルスポンジ１６０のような、フレキシブルな自己保持形ブロック要素を備えることにより、ブロックされている。同様に、プレナム１０８の端部がスポンジ１６０を備えることによりブロックされ、さらに列１１０及び１１２における最後方に位置したパレット１００の露出端部も同様にスポンジ１６０によりブロックされている。このブロッキングと、コンテナ１０６におけるパレットの配列とが、穴１０４を介しての、空気流とカートン１０２との間の接触の強化を提供している。
【００４６】
図３Ｄは、本発明の別の好適な実施態様における図３Ａにおける線IIIＤ−IIIＤに沿って切断した概略断面図であって、ブロック要素の位置を示めしている。図３Ｄにおいて、ブロック要素１７０はパレット１００の上部デッキの側壁面１７２に取りつけられている。パレット１００をコンテナ１０６に挿入する際、ブロック要素１７０はパレット１００とコンテナ１０６の側壁面との間に密閉シールを形成する。ブロック要素１７０は、コンテナ１０６の側壁面周囲からの空気の漏洩を防止し、かつ冷却空気が、カートン１０２内部に入っている製品を効率的に冷却するために、プレナム１０８と垂直チャンネル１５０とを流れることを保証している。
【００４７】
ブロック要素１７０は、好ましくは、カートン列１１０及び１１２と、コンテナ１０６の側壁面１７４との間の正しいシールを提供するために、弾性材料で作られている。
【００４８】
図４Ａは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品用のシール要素５０を示めしている。シール要素５０は、好ましくはリング形状のシール装置５２を備えている。図４Ａに示めすように、シール装置５２は、一般に、バッグ２２をカートン１０にシールするためのロック要素５４及び５６を備えている。シール部材６０を備えたプラグ部材５８は、外部大気からカートン１０の内部をシールするために、図４Ａに示めすように、穴２５に押し込まれる。
【００４９】
図４Ｂは本発明の別の好適な実施態様にもとずく、包装製品用の別のタイプのシール要素７０を示めしている。シール要素７０が、ねじ山７４付き止め金７２を備えていて、その止め金７２は穴２５に挿入される。図４Ｂに示めすように、リング７６が止め金７２にねじ込まれ、従ってバッグ２２をカートン１０にシールしている。シール部材８０を備えたカバー部材７８が穴２５の中へ押し込まれ、従って外部大気からカートン１０の内部をシールしている。
【００５０】
前述したシール要素の形状はカートンの形状と寸法とに合うように作られている。
【００５１】
バッグ２２をカートン１０にシールするための前述の実施態様は、波形カートン、プラスチックボックス又はいずれのタイプの農産物貯蔵コンテナのような、農産物を包装するために使用される、従来技術において公知な、いずれのタイプの容器にも適切なものである。
【００５２】
本発明は先に詳しく提示し説明したものに限定されるものではないことが、当業者において理解されるであろう。むしろ、本発明の範囲は、前述した種々の特徴の組合せと、当業者が本明細書を読むことによりもたらされ、かつ従来技術ではない、変更と、修正とが含まれている。
【図面の簡単な説明】
【００５３】
【図１Ａ】図１Ａは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階１の概略図である。
【図１Ｂ】図１Ｂは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階２の概略図である。
【図１Ｃ】図１Ｃは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階３の概略図である。
【図１Ｄ】図１Ｄは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階４の概略図である。
【図１Ｅ】図１Ｅは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階５の概略図である。
【図１Ｆ】図１Ｆは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階６の概略図である。
【図１Ｇ】図１Ｇは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品における初期段階７の概略図である。
【図２Ａ】図２Ａは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品の処理段階１の概略図である。
【図２Ｂ】図２Ｂは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品の処理段階２の概略図である。
【図２Ｃ】図２Ｃは、図１Ａ−１Ｇの実施態様にもとずき包装された製品の処理段階３の概略図である。
【図３Ａ】図３Ａは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略斜視図である。
【図３Ｂ】図３Ｂは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略正面図である。
【図３Ｃ】図３Ｃは、最大積載効率及び最大冷却効率を提供するための冷凍コンテナ積載方法の概略側面図である。
【図３Ｄ】図３Ｄは、本発明の別の好適な実施態様における図３Ａにおける線IIIＤ−IIIＤに沿って切断した概略断面図であって、ブロック要素の位置を示めしている。
【図４Ａ】図４Ａは、本発明の好適な実施態様にもとずく、包装製品用のシール要素の概略図である。
【図４Ｂ】図４Ｂは、本発明の別の好適な実施態様にもとずく、包装製品用の別のシール要素の概略図である。
Claims (39)
- 農産物包装方法が：
壁面に形成された少なくとも一つの連通穴を有しているコンテナを準備する段階と；
前記コンテナに、フレキシブルで通気性を制御された少なくとも一つのバッグを備える段階と；
フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグ穴を備える段階と；
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを開口する一方で、前記農産物を前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグの内部にシールする段階と、
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴とを介して、前記少なくとも一つのバッグの内部に大気処理を提供する段階と；
前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする段階と；
を含んでいる、農産物包装方法。 - 前記大気処理が真空冷却を含んでいる、請求項１に記載の農産物包装方法。
- 前記大気処理がくん蒸を含んでいる、請求項１又は２に記載の農産物包装方法。
- 前記大気処理がガス処理を含んでいる、請求項１−３のいずれか一項に記載の農産物包装方法。
- 壁面に形成された前記少なくとも一つの通気穴が、前記コンテナの壁面に接着されたシール層に形成されている、請求項１−４のいずれか一項に記載の農産物包装方法。
- フレキシブルで蒸気選択通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、ガスを通さないバッグを備えている、請求項１−５のいずれか一項に記載の農産物包装方法。
- フレキシブルで蒸気選択通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、所定のタイプの農産物に適用される選択された通気特性を有する、ガスを通すバッグを備えている、請求項１−５のいずれか一項に記載の農産物包装方法。
- フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグ穴を備える前記段階が：
前記バッグを前記コンテナに挿入する段階と；
前記農産物を前記バッグに少なくとも部分的に詰める段階と；
前記バッグを、前記少なくとも一つの連通穴に隣接した前記コンテナに接着する段階と；
前記バッグを、前記少なくとも連通穴にほぼ位置を合わせて穴あけする段階と；
を含んでいる、請求項１−７のいずれか一項に記載の農産物包装方法。 - フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合っている、少なくとも一つのバッグ穴を備える前記段階が：
前記バッグを前記コンテナに挿入する段階と；
前記農産物を前記バッグに少なくとも部分的に詰める段階と；
前記バッグを、前記少なくとも一つの連通穴に隣接した前記コンテナに接着する段階と；
前記バッグと前記シール層とを単一操作で穴あけする段階と；
を含んでいる、請求項５に記載の農産物包装方法。 - 前記少なくとも一つのバッグの穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする前記段階が；
前記少なくとも一つの連通穴をおおって、前記コンテナの外側から接着式ステッカーを接着する段階を含んでいる；請求項１−９のいずれか一項に記載の農産物包装方法。 - フレキシブルでガス選択通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、ガスを通さないバッグを備えている、請求項１−５のいずれか一項、又は８に記載の農産物包装方法。
- フレキシブルでガス選択通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、所定のタイプの農産物に適用される選択された通気特性を有する、通気性のあるバッグを備えている、請求項１−５のいずれか一項又は８に記載の農産物包装方法。
- 前記少なくとも一つのバッグ穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする前記段階が；
前記少なくとも一つの連通穴をおおって、前記コンテナの外側からキャップを取りつける段階を含んでいる；請求項１−１２のいずれか一項に記載の農産物包装方法。 - 壁面に形成された少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴を具備する、農産物包装に適切なカートン。
- 少なくとも一つの壁面に形成された複数の換気穴も具備する、請求項１４に記載のカートン。
- 前記少なくとも一つのシール可能な局部大気連通穴にシール係合するために準備されたガスを通さない層も具備する、請求項１４又は１５に記載のカートン。
- 内部に配設されたバッグも具備する、請求項１６に記載のカートン。
- 前記バッグが改良形大気バッグである、請求項１７に記載のカートン。
- 前記シール層が接着剤塗布形プラスチックステッカーである、請求項１６に記載のカートン。
- 前記バッグが前記接着剤塗布形プラスチックステッカーに接着されている、請求項１７又は１９に記載のカートン。
- 前記バッグと前記接着剤塗布形プラスチックステッカーとの両方が、前記シール可能な局部大気連通穴付近で穴あけされ、従ってバッグ内部とカートン外部との間の流体連通通路を提供する、請求項２０に記載のカートン。
- 前記接着剤塗布形ステッカーにシール的に係合し、従ってバッグ内部をカートン外部からシールしている、ガスを通さないシール層も具備する、請求項２１に記載のカートン。
- 前記バッグに農産物が詰められている、請求項１７又は１８に記載のカートン。
- 前記ステッカーが選択的通気特性を具備している、請求項１６に記載のカートン。
- 前記ステッカーが選択的通気特性を具備している、請求項１９に記載のカートン。
- 前記ステッカーが選択的通気特性を具備している、請求項２０に記載のカートン。
- 少なくとも一つのコンテナと、前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された少なくとも一つのバッグと、処理機能と、シール機能とを具備する農産物包装設備において：
前記少なくとも一つのコンテナは、壁面に形成された少なくとも一つの連通穴を有していて；
前記少なくとも一つのバッグは、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置の合った穴を有しており、かつ前記農産物を前記コンテナの中のフレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグの内部に入れるようになっていて、一方で前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴とが開口されるようになっており；
前記処理機能は、前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴とを介して、前記少なくとも一つのバッグの中における大気処理を提供するためのものであり；
前記シール機能は、前記少なくとも一つのバッグの穴と前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールするためのものである；農産物包装設備。 - 前記大気処理が真空冷却を含んでいる、請求項２７に記載の農産物包装設備。
- 前記大気処理がくん蒸を含んでいる、請求項２７又は２８に記載の農産物包装設備。
- 前記大気処理がガス処理を含んでいる、請求項２７−２９のいずれか一項に記載の農産物包装設備。
- 壁面に形成された前記少なくとも一つの通気穴が、前記コンテナの壁面に接着されたシール層に形成されている、請求項２７−３０のいずれか一項に記載の農産物包装設備。
- フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、改良形大気バッグを備えている、請求項２７−３１のいずれか一項に記載の農産物包装設備。
- フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグが、所定のタイプの農産物に適用される選択された通気特性を有する、ガスを通すバッグを備えている、請求項２７−３２のいずれか一項に記載の農産物包装設備。
- 少なくとも一つのバッグの穴が：
前記バッグを前記コンテナに挿入する操作と；
前記農産物を前記バッグに少なくとも部分的に詰める操作と；
前記バッグを前記少なくとも一つの連通穴に隣接した前記コンテナに接着する操作と；
前記バッグを、前記少なくとも連通穴にほぼ位置を合わせて穴あけする操作と；
により、フレキシブルで通気性を制御された前記少なくとも一つのバッグに、前記少なくとも一つの連通穴とほぼ位置を合わせて形成されている、請求項２７−３３のいずれか一項に記載の農産物包装設備。 - 前記少なくとも一つのバッグの穴と、前記少なくとも一つの連通穴との少なくとも一方をシールする前記段階が；
前記少なくとも一つの連通穴をおおって、前記コンテナの外側から接着式ステッカーを接着する操作により行なわれる；請求項２７−３４のいずれか一項に記載の農産物包装設備。 - 最大の積載効率と冷却効率とを提供するために、強制空気流れと、負圧でのもどり空気流れとをもたらす冷却ユニットを有している冷却コンテナの積載方法において、積載方法が：
壁面に形成された換気穴を有している、パレットに積載され換気されたカートンを、積載されたパレットの列の間に中央プレナムを形成するように、輸送用冷却コンテナへ積載する段階と；
前記強制空気流れが、前記プレナムを通過し、かつ前記換気されているコンテナの間の隙間を通過し、従って前記換気穴をほぼ水平に通過するように、前記コンテナの内部の空気通路を選択的にブロックする段階と；
を含んでいる積載方法。 - 前記冷却ユニットからの強制空気流れが、コンテナの床に形成されかつコンテナの長手軸に平行に延在しているチャンネルに沿って供給されていて；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、輸送用コンテナの、物理的にブロックされているところはのぞいた床における隣接した床要素の間のスペースを通って、前記プレナムの下にあるチャンネルから比較的妨げられずに上昇しており；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、コンテナの後方端部における前記チャンネルの開口端部から、前記パレットの列の後方に向けて形成された後方プレナムの中へ比較的妨げられずに上昇する；請求項３６に記載の積載方法。 - 最大の積載効率と冷却効率とを提供するために、強制空気流れと、負圧でのもどり空気流れとをもたらす冷却ユニットを有している積載用の冷却コンテナにおいて：
積載用の冷却コンテナが、パレットに積載され換気されたカートンを具備していて、前記カートンが、壁面に形成された換気穴を有し、かつ、積載されたパレットの列の間に中央プレナムを形成するように、輸送用の前記冷却コンテナへ位置決めされており；
前記強制空気流れが、前記プレナムを通過し、かつ前記換気されているコンテナの間の隙間を通過し、従って前記換気穴をほぼ水平に通過するように、前記積載用の前記コンテナの内部の空気通路を選択的にブロックしている；積載用の冷却コンテナ。 - 前記冷却ユニットからの強制空気流れが、コンテナの床に形成されかつコンテナの長手軸に平行に延在しているチャンネルに沿って供給されていて；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、輸送用コンテナの、物理的にブロックされているところはのぞいた床における隣接した床要素の間のスペースを通って、前記プレナムの下にあるチャンネルから比較的妨げられずに上昇しており；
前記強制空気流れの少なくとも一部が、コンテナの後方端部における前記チャンネルの開口端部から、前記パレットの列の後方に向けて形成された後方プレナムの中へ比較的妨げられずに上昇する；請求項３８に記載の積載用冷却コンテナ。
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| KR101569320B1 (ko) | 2015-04-23 | 2015-11-13 | (유) 돌 코리아 | 봉투형태의 포장필름으로 밀봉된 과일의 훈증소독 방법 |
| KR101569326B1 (ko) * | 2015-06-10 | 2015-11-13 | (유) 돌 코리아 | 훈증소독에 사용되는 봉투 형태의 과일 포장필름 |
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