JP2004519418A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】
患者の皮膚の皮膚病学手術における前処置のための組成物であって、
該組成物が少なくとも１つの甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物を局所塗布に適した薬理学的に許容可能な基剤と一緒に含み、該甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物が５×１０^−６Ｍ未満の平衡解離定数Ｋ_ｄでTＲ−αまたはＴＲ−βと結合し、
Ｋ_ｄ＝（Ｒ）・（Ｌ）／（ＲＬ）
（式中、（Ｒ）は受容体の濃度であり、（Ｌ）はリガンドの濃度であり、（ＲＬ）は受容体−リガンド複合体の濃度）
である組成物。
【請求項２】
患者の皮膚の易打撲傷性を減少させるための組成物であって、
該組成物が少なくとも１つの甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物を局所塗布に適した薬理学的に許容可能な基剤と一緒に含み、該甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物が５×１０^−６Ｍ未満の平衡解離定数Ｋ_ｄでTＲ−αまたはＴＲ−βと結合し、
Ｋ_ｄ＝（Ｒ）・（Ｌ）／（ＲＬ）
（式中、（Ｒ）は受容体の濃度であり、（Ｌ）はリガンドの濃度であり、（ＲＬ）は受容体−リガンド複合体の濃度）
である組成物。
【請求項３】
患者の真皮の細胞充実性及び厚みを増大させるための組成物であって、
該組成物が少なくとも１つの甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物を局所塗布に適した薬理学的に許容可能な基剤と一緒に含み、該甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物が５×１０^−６Ｍ未満の平衡解離定数Ｋ_ｄでTＲ−αまたはＴＲ−βと結合し、
Ｋ_ｄ＝（Ｒ）・（Ｌ）／（ＲＬ）
（式中、（Ｒ）は受容体の濃度であり、（Ｌ）はリガンドの濃度であり、（ＲＬ）は受容体−リガンド複合体の濃度）
である組成物。
【請求項４】
甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物が、［４−（４−ヒドロキシ−３−ヨードフェノキシ）−３，５−ジヨードフェニル］酢酸（トリアック）又はその薬学的に許容される塩である請求項１〜３のいずれかに記載の組成物。
【請求項５】
前記薬理学的に許容可能な基剤が、リノール、オレイン、およびパルミチンからなる群から選択される１つまたはそれ以上の脂肪酸、エステルまたはトリグリセリド、およびリノレン脂肪酸、エステルまたはトリグリセリドを含む請求項１〜４のいずれかに記載の組成物。
【請求項６】
前記少なくとも１つの甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物が、組成物１００ｍｌ当たり、５００ｍｇ未満である請求項１〜５のいずれかに記載の組成物。
【請求項７】
前記少なくとも１つの甲状腺ホルモン化合物または甲状腺ホルモン様アゴニスト化合物が、組成物１００ｍｌ当たり、２００ｍｇ未満である請求項１〜６のいずれかに記載の組成物。
【請求項８】
患者が多因子性真皮萎縮を有する患者である請求項１〜７のいずれかに記載の組成物。