JP2004518459A - バスタブ又はスイミングプール用浮遊式洗浄装置 - Google Patents

バスタブ又はスイミングプール用浮遊式洗浄装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、液体収容槽を洗浄する装置(1)に関する。更に具体的には、本発明は、液体収容槽(バスタブ又はスイミングプールのような)を洗浄するのに好適な装置(1)であって、エネルギー貯蔵手段と自己追従手段、及び/又はフィルタとを備え、前記槽内で浮遊して能動的に移動可能である装置(1)に関する。

Description

【0001】
(産業上の利用分野)
本発明は、液体収容槽を洗浄する装置に関する。特に、本発明は、バスタブ又はスイミングプールのような液体収容槽の内表面を洗浄する装置であって、前記槽内で浮遊して能動的に移動可能な装置に関する。
【0002】
(発明の背景)
液体収容槽、好ましくはスイミングプール及びバスタブのような水含有槽は汚れがちである。実際、使用後のバスタブの内表面上には、石鹸かす、石灰スケール、並びに毛髪及び皮脂のようなその他の残留物が堆積する。更に、スイミングプールの内表面は、藻類、菌類及び他の堆積物で覆われることがある。従って、このような表面を頻繁に洗浄する必要がある。特に、バスタブの表面上に、石鹸かす、石灰スケール、鉱物堆積物、カビ汚れ、並びに毛髪及び皮脂のようなその他の残留物が、蓄積及び/又は固化するのを避けるために、バスタブの内表面を、好ましくは、前記バスタブの各使用後に洗浄すべきである。スイミングプールの表面は洗浄すべき頻度が基本的に少ないが、それでもなお、藻類、及び/又は菌類の被覆が蓄積するのを防ぐために、そのようなスイミングプール表面を少なくとも月に1度は洗浄する必要がある。
【0003】
バスタブ及び/又はスイミングプールの洗浄に使用する洗浄性組成物は、当技術分野で周知である。そのような組成物は、スプレー、フォーム、若しくはジェルなどの液体、又は磨き粉のような固体のいずれかであり得る。例えば、PCT国際公開特許WO92/21772には,バスルーム用酸性液体洗剤組成物が記載されている。これらの洗浄性組成物の中には、手を使わないで、洗浄すべき表面に接触して洗浄性能を提供するものもあるが、ほとんどの場合、バスタブ、スイミングプール、又は他のいかなる液体用槽の内表面の洗浄には、少なくともある程度までは、前記槽を洗浄する人の手を使う必要がある。
液体収容槽の洗浄は、前記槽を洗浄する人にとって骨の折れる不快な仕事であることが、消費者調査からよく知られている。実際、バスタブを洗浄するには、前記バスタブを洗浄する人は、例えばスポンジ、布地又はブラシといったような好適な洗浄用具を用いて、バスタブの隅々まで届くようにバスタブのへりの上にかがみ、ひざまずき且つ/又はバスタブの中深くに手を伸ばさなければならない。更に、スイミングプールの内表面を洗浄するためには、空にした後で、プールの中に入り込み、プールの表面をブラシがけをする必要がある。したがって、バスタブ及びスイミングプールなどの液体収容槽の内表面の洗浄分野における改善が、絶えず必要とされている。
【0004】
したがって、バスタブ及びスイミングプールのような液体収容槽を洗浄する装置であって、そのユーザにとって容易且つ便利な方法で液体収容槽の洗浄を可能にする装置を提供することが本発明の目的である。
上記の目的は、本発明による浮遊して能動的に移動する洗浄装置で達成され得ることが判明した。
本明細書に記載されるような本装置の一長所は、前記装置が、その使用者にとって容易且つ便利な方法で液体収容槽の洗浄を可能にすることである。実際、本明細書の装置は、液体収容槽を自律的に洗浄可能とし、これは、装置を前記槽内に置いて次に装置を始動させること以外に、使用者のいかなる介入もないことを意味する。
本明細書に記載される装置の他の利点は、前記装置が、広範囲にわたる年齢層の人々が容易に使用できることにある。実際前記装置は、普通、バスタブ及びスイミングプールのような液体収容槽の内表面を洗浄しない子供達又は人々が、使用することができる。
【0005】
例えば蓄電池などのエネルギー貯蔵手段を備える本明細書の装置による更なる他の長所は、液体収容槽内及びその周囲での主電源式装置の使用が重大な危険性をもたらすため、装置を主電源に取り付ける必要性をなくし、もって装置の安全性を顕著に高めることである。
本明細書の装置がバスタブを洗浄するために使用される、本発明の好ましい実施形態の更なる長所は、実施形態、本発明の装置により、入浴する人が入浴直後にバスタブを洗浄できることである。それに対し、ほとんどの家庭では、入浴する人は、そうではなく単にバスタブから立ち去り、通常その家事をする個人にバスタブの洗浄を任せる。このときまでには、排水後のバスタブに残っている汚れ並びに土、例えば石鹸かす、石灰スケール、並びに毛髪及び皮脂などのその他の残留物が、既に蓄積又は固くなっていることがあり、これにより、バスタブの洗浄がより骨の折れるものになる。
【0006】
(背景技術)
DE29709738Uには、自己推進式で太陽電池式の水表面洗浄装置が記載されている。
PCT国際公開特許WO94/23159には、プール内の表面を洗浄する装置及び方法が記載されている。その装置は、バッテリー式であり、プロペラ又はタービンのいずれか、及びスプレーノズルを備え、プール表面に水及び/又は洗浄溶液をつける。更にその装置は、ブラシを備える。
AU−A−715978には、ウォータージェット、スプレーノズル、及びフィルタを備える、スイミングプール洗浄装置が記載されている。
JP 9−187388には、バスタブ表面に洗浄性組成物を噴霧する、主電源式の浮遊式バスタブ洗浄ロボットが記載されている。更にそのロボットは、ブラシ及びプロペラを備える。
JP 2−143199には、2つの推進手段及びスポンジを備える、浮遊式壁表面洗浄ロボットが記載されている。更に、そのロボットは、洗浄する表面上に洗浄性組成物を噴霧する。
【0007】
(発明の概要)
本発明は、液体収容槽を洗浄するのに好適な装置であって、エネルギー貯蔵手段と自己追従手段とを備え、前記槽内で浮遊して能動的に移動可能である装置(1)を包含する。
更に、本発明は、液体収容槽を洗浄するのに好適な装置であって、前記槽内に存在する液体を濾過するのに好適なエネルギー貯蔵手段とフィルタとを備え、浮遊して能動的に移動可能である装置(1)を包含する。
更に本発明は、液体収容槽の内表面から、エネルギー貯蔵手段を備える浮遊式洗浄装置(1)で汚れを除去する方法であって、前記汚れは、前記方法の開始に先立って180分より前に前記表面上に堆積したものである方法を包含する。
好ましい実施形態では、本発明の装置(1)はバスタブ及び/又はスイミングプールの洗浄に使用される。
本発明による他の好ましい実施形態では、液体収容槽内の液体は水を含む。
本発明による更に他の実施形態では、本発明の装置(1)は自動洗浄装置である。
本発明の更に別の好ましい実施形態では、前記装置(1)は更に、洗浄性組成物の貯留器、ポンプ手段(10)、モータ、ラダー(7)、及びスプレーノズル(2)、並びにそれらの組み合わせから成る群から選択される機構を備える。
【0008】
(詳細な説明)
本発明は、浮遊して能動的に移動する、液体収容槽を洗浄する装置(1)を包含する。
「液体収容槽」とは、本明細書では、液体、好ましくは水を保持できるいかなる容器をも意味する。好ましくは、前記液体収容槽は、0.05mを超える液体、より好ましくは0.1mを超える液体、更により好ましくは0.2mを超える液体、最も好ましくは0.5mを超える液体を保持する。本明細書の液体収容槽は、当業者に既知の液体用のいかなる容器であってもよい。好ましくは、本明細書の液体収容槽は、バスタブ、プール、特にスイミングプール、反応器、液体貯蔵タンク、水槽タンク、化学処理機器、及び燃料タンクなどから成る群から選択される。より好ましくは、本明細書の液体収容槽は、バスタブ、及びスイミングプールから成る群から選択される。最も好ましくは、本明細書の液体収容槽はバスタブである。本明細書の液体収容槽は、いかなる種類の液体をも保持することができる。好ましくは、前記液体収容槽内の液体は、水、燃料、洗浄溶液などである。本明細書の液体収容槽がバスタブである好ましい実施形態では、本明細書の液体は、水及び任意にパーソナル洗浄性組成物又はシャンプーを含む。更に、この液体は、その中に溶解及び/又は分散した、毛髪、皮脂、石鹸かすなどを含んでもよい。
【0009】
「液体収容」とは、本明細書では、洗浄の始めに少なくとも何らかの液体が、本明細書で上述した液体収容槽内に存在することを意味する。好ましくは、本発明の洗浄方法の始めには、液体収容槽は、その全収容能力の少なくとも10%、好ましくは少なくとも25%、より好ましくは少なくとも50%、更により好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは少なくとも75%の液体が充填されている。本明細書に記載されるような装置(1)で洗浄中、液体収容槽内の液体のレベルは増加するか、減少するか、又は本質的に一定であってもよい。
本発明による装置(1)は、液体収容槽の内表面を洗浄する方法において使用することができ、前記方法には、前記装置(1)により実行されて、前記液体収容槽の内表面上に洗浄性組成物をつける段階、及び/又は前記液体収容槽の内表面をすすぐ段階を含む。好ましくは、本明細書の槽の内表面は、槽内に存在する液体ですすがれ、より好ましくは、その液体は、前記内表面をすすぐのに使用する前に濾過される。好ましくは、洗浄性組成物を前記液体収容槽の内表面上につける段階は、前記液体収容槽の内表面をすすぐ段階の前に実行される。
好ましい実施形態では、本明細書に記載されるような方法の、いかなる2つの段階の前、中間、及び/又は後に、更なる段階を実行してもよい。
【0010】
あるいは、前記液体収容槽の内表面上に洗浄性組成物をつける段階、及び前記液体収容槽の内表面をすすぐ段階は、数回繰り返されてもよい。
本発明による方法における各段階は、本発明の様々な実施形態による装置(1)により実行され、具体的には洗浄性組成物を前記液体収容槽の内表面上につける段階、及び/又は前記液体収容槽の内表面をすすぐ段階は、本明細書に記載する装置(1)により実行される
本発明は更に、液体収容槽の内表面から、エネルギー貯蔵手段を備える浮遊式洗浄装置(1)で汚れを除去する方法であって、前記汚れは、前記方法の開始に先立って180分より前に前記表面上に堆積した汚れ除去方法を包含する。
好ましくは、前記汚れは、前記方法の開始に先立って150分、120分、90分、60分、50分、45分、40分、35分、30分、20分、又は15分より前に前記表面上に堆積したものであり、この記載順に好適性が増大する。
【0011】
出願人は、例えば石鹸かす、石灰スケール、並びに毛髪及び皮脂などの他の残留物といった汚れ(これは前記方法の開始に先立って180分より前に前記表面上に堆積した汚れ(新しい汚れ)を意味する)を、液体収容槽の内表面から除去することにより、汚れの蓄積又は固化の回避が可能であることを見出した。実際、新しい汚れの除去は、蓄積された及び/又は固化した汚れの除去に比べてはるかに容易である。
本発明の好ましい実施形態では、液体収容槽には少なくとも部分的に液体が充填され、液体収容槽内の液体のレベルは、本明細書に記載するような液体収容槽の洗浄中に低下する。好ましくは、液体収容槽は、前記液体収容槽を空にする工程中に、洗浄される。より好ましくは、本明細書に記載するような洗浄の終了時には、液体収容槽は、液体がほぼ完全に排出され、最も好ましくは液体が完全に排出される。「ほぼ完全に排出」とは、本明細書では、槽がその全収容能力の5%未満、好ましくは1%未満の液体を保持していることを意味する。
【0012】
本明細書では、「槽の内表面」とは、前記槽内に存在する液体に曝される可能性のある槽の表面を意味する。例えば、本明細書の槽がプールである好ましい実施形態では、前記プールの壁及び床であり、又は本明細書の槽がバスタブである好ましい実施形態では、バスタブに見られる垂直面、水平面、及び曲線面である。本明細書の槽の前記内表面は、当業者に既知のいかなる種類の材料で作製してもよい。好ましくは、前記表面は、セラミック表面、エナメル表面、うわ塗りタイル、ビニル表面、ワックス無しビニル表面、リノリウム、メラミン、ガラス、いかなるプラスチック、可塑化木材表面、鋼鉄、ステンレス鋼、クロムメッキ表面などの金属表面;又はいかなる塗装若しくはニス塗り若しくは目張り表面などである。
【0013】
水収容槽洗浄装置
本発明の様々な実施形態よる装置(1)は、エネルギー貯蔵手段を備える。本明細書では、「エネルギー貯蔵手段」とは、エネルギーを貯蔵するための、当業者に既知のいかなる手段をも意味する。前記エネルギー貯蔵手段に貯蔵するエネルギーは電気的エネルギーでもよく、従って、前記手段は、使い捨てバッテリー、又は蓄電池などの充電バッテリーパック(8)であってもよい。あるいは、エネルギー貯蔵手段に貯蔵するエネルギーは運動エネルギーでもよく、従って、前記手段は、バネ及び/又はギアを備える機械的な時計仕掛けであってもよい。前記エネルギー貯蔵手段は、本発明の装置(1)用の動力源として作用してもよい。
好ましくは、本発明の様々な実施形態による装置(1)は、バッテリー式であり、より好ましくは、使い捨てバッテリー又は充電バッテリーパック(8)を備える。
本発明の様々な実施形態による装置(1)は、前記槽内を能動的に移動可能である。
【0014】
「能動的に移動」は、本明細書では、液体収容槽内での装置(1)の移動が、実質的に装置(1)自体によって引き起こされ、槽中に存在する液体の流れなどの外部の力によるか、又は装置(1)の使用者が、例えば押したり引いたりすることによる手動相互作用によるものではないことを意味する。
本発明の様々な実施形態による装置(1)は、液体収容槽内の装置(1)が能動的に移動する手段を備えることができる。「装置が能動的に移動する手段」とは、本明細書では、液体収容槽内で前記装置(1)を移動することができる当業者に既知のいかなる手段を意味し、これは、本発明の装置(1)が自己推進式であることを意味する。
本発明の様々な実施形態による装置(1)が前記槽内で能動的に移動するいかなる手段も、本発明で使用することができる。装置(1)が前記槽内で能動的に移動する好適な手段としては、例えば、タービン、ウォータージェット、プロペラなどがある。
【0015】
好ましくは、装置(1)を前記槽内で能動的に移動することができる手段は、ウォータージェットであり、ノズル又はその一式(「ジェットノズル」)を通して排出された方向付けた液体流を使用して、装置(1)が槽内で移動する。ジェットノズル(5)又はその一式は、好ましくは、液体中に浸された装置(1)の部分に配置され、これは、装置(1)の液体の表面に面する部分、又は装置(1)の側部上を意味する。ジェットノズル(5)又はその一式は、好ましくは、ジェットノズル(5)又はその一式を通して液体のスプレーを排出するときに、装置(1)が移動する方向と反対の方向に向いている。液体流は、一定レベルか、又は一連の排出か、いずれとすることもできる。
ジェットノズル(5)を通して排出される液体は、好ましくは、液体収容槽内に存在する液体である。排出される液体は、後述するように、好ましくは、取入れ口(6)を通して取り入れられる。前記取入れ口(6)は、好ましくはフィルタと組み合わされ、より好ましくはフィルタで覆われ、ジェットノズル(5)又はその一式を通して排出する前に液体を濾過することができる。
【0016】
取入れ口(6)は、ジェットノズル(5)を通して排出される液体を提供することを目的とする取入れ口、又はすすぎ用液体を提供するための後述のものと同一の取入れ口のいずれでもよい。濾過は、本明細書で以降に説明するようなフィルタにより実行してもよい。
ジェットノズル(5)又はその一式を通して排出される液体流は、好ましくは、前記装置(1)内に存在するポンプ手段(10)を使用して作り出される。このポンプ手段は、前記液体収容槽の内表面に洗浄性組成物をスプレーするために使用し、且つ/又は前記液体収容槽の内表面をすすぐために使用する、後述のものと同一のポンプ手段であってもよく、又はジェットノズル(5)を通して排出される液体流を提供する目的だけの追加のポンプ手段であってもよい。
本発明による方法の間に液体収容槽を空にするまたは排水する、本発明の好ましい実施形態では、槽がほぼ完全に液体を排水するとすぐに、能動的な移動を停止する。好ましくは、本装置(1)の移動を停止する前に、装置(1)は、洗浄すべき液体収容槽の中心に進むか、又は進められる。
【0017】
本発明の様々な実施形態による装置(1)は、浮遊式装置(1)である。
「浮遊」とは、本明細書では、本発明の装置(1)が洗浄する槽内に存在する液体の表面レベルより少なくとも部分的に高く保持されることを意味する。
浮遊装置(1)が浮遊するために、浮遊装置は、槽内に存在する液体よりも小さな比重を有し、装置(1)が前記液体の表面上で浮遊できるようにする。装置(1)は部分的に液体の中に浸漬されてもよく、これにより、装置(1)のある部分、例えば、存在する場合には、フィルタ、及びジェットノズル(5)又はその一式のような装置を移動させる手段は、液体の表面のレベルよりも下にある。装置(1)のその他の部分、例えば、存在する場合には、スプレーノズル(2)は、液体の表面レベルよりも上にある。それ故に、本発明の浮遊式装置(1)の浮遊特性は、装置(1)内の重量分布のバランスを取ることにより、調整することができる。例えば、比較的重いバッテリーパック(8)は、液体中に浸漬された装置(1)のその部分に置くことができ、これは液体の表面レベルより下に位置することを意味する。更に、装置(1)は、浮遊チャンバーを備えることができる。好ましくは、前記浮遊チャンバーは、空気、又は水より比重の小さいいずれか他の化合物で充填され、好ましくは、液体の表面レベルより上に位置する装置(1)の部分に置かれる。
【0018】
本発明の種々の実施形態による浮遊式装置(1)は、液体収容槽内の液体表面上に置かれ、前記槽内で能動的に移動、好ましくは、槽の側壁に沿って能動的に移動する。
本発明の種々の実施形態による装置(1)は、水収容槽を洗浄するために使用され、且つ好ましくは自動洗浄装置(1)として設計される。「自動洗浄装置」とは、本明細書では、水収容槽を洗浄することができるロボットのような装置(1)を意味する。
本発明の好ましい実施形態では、自動洗浄装置(1)が前記装置の使用者により一旦始動されるか、又は運転状態になると(オンになると)、前記装置(1)は、自律的な方法で本明細書の槽を洗浄する。実際、本発明による自動洗浄装置(1)をオンにし、及び/又は水収容槽内に置かれた後、その使用者による更なる介入なしに、本発明による方法の段階を実行することができる。好ましくは、本発明の自動洗浄装置(1)は、本発明の方法の段階を実行するようにプログラムされ、及び/又は構成される。本発明の方法の段階を実行するための一連の説明は、当業者に既知のいかなる形態で提供されてよく、好ましくは装置(1)内に存在する単一のマイクロプロセッサ又はその一式に、好ましくはプログラムされる。
【0019】
あるいは、本発明の様々な実施形態による装置は、その使用者が無線操作制御装置で、又はケーブル接続により本発明の自動装置に接続される制御装置で、遠隔操作してもよい。
本発明の極めて好ましい実施形態では、装置(1)を液体収容槽内に置くこと以外に使用者が介入する必要なく、本発明の様々な実施形態による装置(1)は、それら自体をオンにする。好ましくは、本発明の装置(1)は、それらが液体収容槽内に置かれるときを検出する手段を備える。それらが液体収容槽内に置かれるときを検出するのに好適な手段は、水センサであってもよい。
あるいは、本発明の種々の実施形態による装置(1)は、それらの使用者が前記装置(1)をオン又はオフにする手段を備えてもよい。使用者が装置(1)をオン又はオフにする好適な手段として、押しボタンスイッチ、又は当業者に既知のいかなる他の電気スイッチがある。
【0020】
出願人は、液体収容槽内及びその周囲で主電源式装置(1)を使用すると重大な危険性をもたらすことから、本明細書に記載されるような液体収容槽の内表面を洗浄する工程を実行するためのエネルギー貯蔵手段を備える装置(1)を使用することにより、前記装置(1)を主電源に取り付ける必要性をなくし、もって装置(1)の安全性を顕著に高めることを見出した。実際、主電源式装置(1)の電気回路が直接、液体、好ましくは水と接触すると、洗浄される槽の近くに立つ使用者又は人々は、感電により重傷を負う又は死亡することさえもあり得る。
更に、本発明の装置(1)は、液体収容槽を洗浄する容易且つ便利な方法を提供する。実際、前記装置(1)は、バスタブ及びスイミングプールなどの液体収容槽を通常洗浄しない子供達又は人々に使用され得る。更に、液体収容槽がバスタブである本発明の好ましい実施形態では、本発明の装置(1)は、入浴する人が入浴直後にバスタブを洗浄することができる。それに対し、ほとんどの家庭では、入浴する人は、単にバスタブから立ち去り、通常その家事をする個人にバスタブの洗浄を任せる。このときまでには、排水後のバスタブに残っている汚れ並びに土、例えば石鹸かす、石灰かす、並びに毛髪及び皮脂のようなその他の残留物が、既に蓄積又は固くなっていることがあり、これにより、バスタブの洗浄がより骨の折れるものになる。
更に、本発明の装置(1)は、液体収容槽を自律的に洗浄することができるので有利であり、これは、装置(1)を前記槽内に置き、その後装置(1)を始動させること以外に使用者の介入がないことを意味する。
【0021】
自己追従装置
本発明は、第一の実施形態で、自己追従手段を備えた液体収容槽を洗浄するのに好適な装置(1)を包含する。
「自己追従手段」とは、本明細書では、無作為な移動と比較して、本明細の装置(1)の方向付けられた移動を可能にする手段を意味する。
本明細の極めて好ましい実施形態では、本発明による装置(1)は、洗浄されるべき槽の内側壁に沿って移動する。更により好ましくは、本発明の装置(1)は、前記槽を空にする間は洗浄されるべき槽の内側壁に沿って移動し、槽排水を実質的に完了する前に槽の中心に移動して、その後槽の中心でその移動を停止する。好ましくは、本発明の自己追従装置は、槽の中心を位置するために赤外線近接センサなどのステアリング・センサを備える。
【0022】
本発明の好適な自己追従手段は、装置(1)が能動的に移動するための手段、及び装置に取り付けられたラダー(7)の組み合わせと、装置が能動的に移動するための手段、及び槽の内側壁への接触を維持する装置(1)の領域内で装置(1)の重心のバランスを取ることの組み合わせと、装置が能動的に移動するための手段、及び装置が能動的に移動する手段の近傍で装置(1)の重心のバランスを取ることの組み合わせと、装置が能動的に移動する手段、及び洗浄溶液及び/又はすすぎ用液体を槽の内側壁に噴霧するスプレーノズル(2)の組み合わせと、並びにこれらの組み合わせとから選択することができる。
本発明の自己追従装置(1)は、更に後述するようにフィルタを備えることができる。
【0023】
フィルタを備える洗浄装置
本発明は、第二の実施形態で、フィルタを備えた液体収容槽を洗浄するのに好適な装置(1)を包含する。好ましくは、前記フィルタは、前記槽内に存在する液体を、前記槽のすすぎ用液体へ濾過し、及び/又は存在する場合、ジェットノズル(5)若しくはその一式を通して放出される液体であるのが好ましい。
本発明で使用するのに好適なフィルタは、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、若しくはセルロース系材料、又はこれらの組み合わせのような、膨張させて熱的に結合したポリマー繊維としてもよい。フィルタを使用すると、毛髪、葉、固体残留物のような液体中に存在する粒子が装置(1)内に入り、その結果、ポンプ(存在する場合)又はスプレーノズル(2)(存在する場合)の性能及び/又は動作信頼性を低下させるか、又はポンプ(存在する場合)、若しくはスプレーノズル(2)(存在する場合)を閉塞にするのを防ぐ。
前記フィルタは、本発明の装置(1)内に液体取入れ口(6)(存在する場合)と好ましくは組み合わせるのがよく、より好ましくはそれを覆ってもよい。本発明の好ましい実施形態では、洗浄すべき槽内に存在する液体が、洗浄する槽からフィルタで覆われた取入れ口(6)を通って、ポンプで揚げられ、即ち取り入れられる。本明細書では「取入れ口」とは、液体を取り入れるための開口部を意味する。本発明の好ましい実施形態では、液体は、洗浄する槽からフィルタで覆われた取入れ口(6)を通って、ポンプで揚げられ、即ち取り入れられる。
【0024】
本発明の装置の任意構成要素
本発明の様々な実施形態による洗浄装置(1)は、本明細書で既に説明したもの以外に、他の多くの任意構成要素を追加的に備えるか、又は含んでもよい。
本発明の様々な実施形態による洗浄装置(1)は、ラダー(7)を備えることができる。「ラダー(7)」とは、本明細書では、本発明の浮遊式装置(1)の移動を安定化させ、且つ/又は操縦することを可能にする翼又は羽根を意味する。前記ラダー(7)は、所望の舵取り、及び/又は動きの安定化を達成するように固定式または可変式いずれでもよい。
洗浄性組成物を本明細書の液体収容槽の内表面上へつけることを、及び/又は前記液体収容槽の内表面のすすぎを可能にするために、本発明の装置(1)は、スプレーノズル(2)又はスプレーノズル一式を備えることができる。本発明の各スプレーノズル(2)は、少なくとも1つの孔を有し、液体、例えば洗浄性組成物がそこを通って分配又は排出され得る。本発明のスプレーノズル(2)又はスプレーノズル一式は、好ましくは、内表面上を標的にする液体の適用が最も有効になるような方法で、自動洗浄装置(1)上に配置される。
【0025】
更に、本明細書では、上述したスプレーノズル(2)又はスプレーノズル一式は、装置(1)の液体に浸されていない部分に配置されるのが好ましく、これは、液体表面に面しない装置(1)の部分内、又は装置(1)の側部上を意味する。
本明細書の槽の内表面をすすぐためにスプレーノズル(2)又はスプレーノズル一式を通して分配される液体は、好ましくは液体収容槽内に存在する液体であり、したがって、本発明の装置(1)は更に、液体の取入れ口を備えることができる。
前記取入れ口(6)は、好ましくはフィルタと組み合わされ、より好ましくはフィルタで覆われ、液体を濾過してからスプレーノズル(2)又はスプレーノズル一式を通して分配することができる。取入れ口は、ジェットノズル(5)(存在する場合)を通して排出する液体を提供する本明細書で上述のものと同一の取入れ口(6)、又はすすぎ用液体を提供することを目的とする追加の取入れ口のいずれでもよい。濾過は、ジェットノズル(5)(存在する場合)を通して排出する液体を濾過するための、本明細書で上述したフィルタにより実行されても、又はすすぎ用液体を濾過することを目的とする追加のフィルタにより実行されてもよい。
【0026】
本発明の好ましい実施形態では、本発明の様々な実施形態による装置(1)は、スプレーノズル(2)一式、好ましくは2つ以上のスプレーノズル(2)、より好ましくは3つのスプレーノズル(2)を備える。より好ましくは、前記装置(1)は、回転スプレーヘッド(4)上に取り付けられたスプレーノズル(2)一式を備える。本明細書では「回転スプレーヘッド」とは、その軸周りで回転可能な、スプレーノズル(2)一式のための円形支持体を意味し、したがって、スプレーノズル(2)一式により施される洗浄性組成物の、及び/又は前記液体収容槽の内表面をすすぐために使用される液体の、より良い分配が達成できる。好ましくは、前記回転スプレーヘッド(4)が、本明細書に記載した液体収容槽を洗浄する工程中に、回転を開始及び/又は停止することができる。実際、前記回転しているスプレーヘッド(4)を、本発明の洗浄方法の特定の段階中で停止してもよい。本発明の洗浄方法の特定の段階中で前記回転しているスプレーヘッド(4)を停止することにより、固定したスプレーノズル(2)から洗浄すべき槽の内表面上へのより効率的で方向性のあるスプレーが達成される。
【0027】
本発明の様々な実施形態による装置(1)は、本明細書の洗浄性組成物及び/又は本明細書の槽の内表面をすすぐために使用する液体をポンプで揚げることを可能にするポンプ手段(10)を備えることができる。本発明のポンプ手段(10)は、好ましくは電動仕掛けポンプである。電動仕掛けポンプは、例えば、ギアポンプ、インペラポンプ、ピストンポンプ、遠心ポンプ、スクリューポンプ、蠕動ポンプ、ダイアフラムポンプ、又はその他のいかなる小型ポンプであることができる。極めて好ましい実施形態では、本発明で使用する電気駆動ポンプは、典型的な流量が100ml・min−1〜5000ml・min−1、好ましくは2000ml・min−1〜3000ml・min−1であって、好ましくは500ミリバール〜1000ミリバールの圧力で作動する遠心ポンプ又はインペラポンプである。電気駆動ポンプは、通常1〜75mN・mの間の、好ましくは1〜50mN・mの間のトルクを発生する電気モータにより駆動される。
【0028】
電気モータ(存在する場合)は、次に電源を備えなければならない。電源は、本明細書ですでに記載したようなエネルギー貯蔵手段であってもよい。エネルギー貯蔵手段が電気エネルギーを貯蔵するための手段である場合、前記電源は、前述のように、使い捨てバッテリー、又は充電バッテリーパック(8)のいずれであってもよい。エネルギー貯蔵手段が運動エネルギーを貯蔵する手段である場合、前記電源は、発電機と組み合わせた機械的な時計仕掛けであってもよい。
ジェットノズル(5)又はジェットノズル一式(存在する場合)と、フィルタ(存在する場合)と、及びポンプ手段(10)(存在する場合)とが、互いに連通していることが好ましい。これは、これらの種々の部分が、例えば柔軟性のコネクタ(9)により互いに相互連結されていて、ポンプ手段(10)を通してジェットノズル(5)又はジェットノズル一式に液体を分配して、本明細書の槽内で本装置を移動させることを意味する。
【0029】
本発明の種々の実施形態による装置(1)は又、洗浄性組成物用の貯留器又は容器を備えてよい。洗浄性組成物貯留器は、好ましくは、本発明による方法で洗浄されるべき槽を完全に洗浄することができる、十分な洗浄性組成物を保持する。バスタブを洗浄するために本発明の装置(1)が使用される好ましい実施形態では、洗浄性組成物貯留器は、100mlまで、好ましくは10ml〜60ml、より好ましくは15ml〜40mlの洗浄性組成物を保持することができる。本発明の装置(1)が、スイミングプール又は燃料タンクなどのような、バスタブよりかなり多くの水を保持する液体収容槽を洗浄するために使用される好ましい実施形態では、洗浄性組成物貯留器は、10lまで、好ましくは500ml〜6lの洗浄性組成物を保持することができる。本発明の自動洗浄装置(1)は、洗浄性組成物の貯留器(存在する場合)は、これに充填するための取入れ口(3)を備えることができる。
【0030】
スプレーノズル(2)又はその一式(存在する場合)と、洗浄性組成物貯留器(存在する場合)と、及びポンプ手段(10)(存在する場合)とが、互いに連通していることが好ましい。これは、洗浄性組成物貯留器内の洗浄性組成物を、ポンプ手段(10)を通してスプレーノズル(2)又はスプレーノズルの組まで分配できるように、これらの異なる部分が、例えば可撓性コネクタにより互いに相互接続されていることを意味する。
更に、スプレーノズル(2)又はスプレーノズル一式(存在する場合)、フィルタ(存在する場合)、及びポンプ手段(10)(存在する場合)が、互いに連通していることが好ましい。これは、ポンプ手段(10)を通してスプレーノズル(2)又はスプレーノズルの組まで液体を分配して、本明細書の槽の内表面をすすぎできるように、これらの異なる部分が、例えば可撓性コネクタにより互いに相互接続されていることを意味する。
【0031】
液体収容槽が空のときに洗浄し、槽の内表面を槽内に存在する液体ですすぐ本発明の好ましい実施形態では、本明細書の洗浄方法は、最終すすぎ段階後に終了する。最終すすぎ段階用に残された十分なレベルのすすぎ用液体を自動洗浄装置(1)が有するには、自動洗浄装置(1)はすすぎ用液体貯蔵リザーバを備えてよい。好ましくは、前記すすぎ用液体貯蔵リザーバには、槽がまだ排水していないときに、すすぎ用液体を充填する。より好ましくは、前記すすぎ用液体貯蔵リザーバ(存在する場合)は、スプレーノズル(2)又はスプレーノズル一式(存在する場合)、フィルタ(存在する場合)、及びポンプ手段(10)(存在する場合)、好ましくは柔軟性のコネクタで相互接続される。
好ましくは、すすぎ用液体リザーバは、本発明による方法で洗浄されるべき槽を完全にすすぐことができる、十分なすすぎ用液体を保持する。バスタブの洗浄に本発明の装置(1)が使用される好ましい実施形態では、すすぎ用液体リザーバは、1500mlまで、好ましくは10mlから500mlまで、より好ましくは15mlから200mlまで、更に好ましくは20mlから150mlまで、更により好ましくは50mlから150mlまで、最も好ましくは100mlから150mlまでのすすぎ用液体を保持することができる。
【0032】
本発明の殊に好ましい実施形態では、液体収容槽は洗浄工程の間に排水され、この工程は:液体収容槽の内表面に洗浄性組成物をつけ、且つ/又は前記液体収容槽の内表面をすすぎ、好ましくは、前記洗浄性組成物及び/又はすすぎ用液体を、回転していない固定された回転スプレーヘッド(4)上に取り付けられたスプレーノズル(2)を通して排出する第一の段階;液体収容槽の底表面に洗浄性組成物をつけ、且つ/又は前記液体収容槽の底表面をすすぎ、前記洗浄性組成物及び/又はすすぎ用液体を、好ましくは回転している回転スプレーヘッド(4)上に取り付けられたスプレーノズル(2)を通して排出する第2の段階;を含む。
【0033】
洗浄性組成物
本発明の装置(1)は、液体収容槽の表面上に洗浄性組成物をつけてもよい。前記洗浄性組成物は、従来の洗浄性成分、具体的には固い表面を洗浄するのに好適な成分を含んでも良い。好ましくは、本明細書の組成物は、界面活性剤、溶媒、漂白剤、安定化剤、キレート剤、ビルダーシステム、ラジカルスカベンジャー、芳香剤、染料、泡抑制剤、光漂白剤及び微量成分並びにこれらの混合物から成る群から選択される化合物を含むことができる。
【0034】
ドッキングステーション
本発明の装置(1)は、ドッキングステーションと共にキットに組み合わせてもよい。ドッキングステーションには、本発明の自動洗浄装置(1)用の貯蔵装置(1)として好適な方法で構築されてよい。好ましくは、ドッキングステーションは、洗浄装置(1)の形状に相補的な形状を有するか、又は本発明の自動洗浄装置(1)を保持し、且つ/又はそこに取り付けるいかなる他の方法である。
本発明の好ましい実施形態では、ドッキングステーションは、自動洗浄装置(1)の充電バッテリーパック(8)を再充電する電気変圧器のような装置を備え、したがって主電源に接続してもよい。好ましくは、自動洗浄装置(1)の充電バッテリーパック(8)の方法を、自動洗浄装置(1)をドッキングステーション(3)に置く毎に自動的に実行する。
【0035】
本発明の他の好ましい実施形態では、ドッキングステーションは、本発明による方法にて使用する洗浄性組成物の貯蔵タンクを備える。この好ましい実施形態では、自動洗浄装置(1)をドッキングステーション上に置くと、自動洗浄装置(1)の洗浄性組成物貯留器は、ドッキングステーション内の洗浄性組成物用貯蔵タンクから洗浄性組成物を充填又は再充填することができる。好ましくは、洗浄性組成物貯蔵タンクから洗浄性組成物貯留器を(再)充填する方法は、自動洗浄装置(1)をドッキングステーション上に置く毎に自動的に実行される。
本明細書は、本発明を特定して指摘し明確に定義する特許請求の範囲をもって結論とするが、同様の番号が同一の要素を示す添付の図面と併せてなされる好ましい実施形態の詳細な説明により、本発明は更によく理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体収容槽を洗浄するのに好適な浮遊して能動的に移動する装置(1)の外側底面図である。
【図2】本発明による液体収容槽を洗浄するのに好適な浮遊して能動的に移動する装置(1)の外側上面図である。
【図3】本発明による液体収容槽を洗浄するのに好適な浮遊して能動的に移動する装置(1)の斜視外側上面図である。
【図4】本発明による液体収容槽を洗浄するのに好適な浮遊して能動的に移動する装置(1)の透視正面略図である。
【図5】本発明による液体収容槽を洗浄するのに好適な浮遊して能動的に移動する装置(1)の透視上面略図である。
【図6】本発明による液体収容槽を洗浄するのに好適な浮遊して能動的に移動する装置(1)の透視底面略図である。

Claims (14)

  1. 液体収容槽を洗浄するのに好適な装置(1)であって、
    エネルギー貯蔵手段と、
    自己追従手段と
    を備え、
    前記槽内で浮遊して能動的に移動可能である装置(1)。
  2. 前記装置(1)は更にフィルタを備える請求項1に記載の装置(1)。
  3. 液体収容槽を洗浄するのに好適な装置(1)であって、
    エネルギー貯蔵手段と、
    前記槽内に存在する液体を濾過するのに好適なフィルタと
    を備え、
    前記槽内で浮遊して能動的に移動可能である装置(1)。
  4. 前記装置(1)は更に自己追従手段を備える請求項3に記載の装置(1)。
  5. 前記自己追従手段は、
    前記装置が能動的に移動する手段、及び前記装置(1)に取り付けられたラダー(7)の組み合わせと、
    前記装置が能動的に移動する手段、及び前記槽の内側壁への接触を維持する前記装置(1)の領域内で前記装置(1)の重心のバランスを取ることの組み合わせと、
    前記装置が能動的に移動する手段、及び前記装置(1)が能動的に移動する前記手段の近傍で前記装置(1)の重心のバランスを取ることの組み合わせと、
    前記装置が能動的に移動する手段、及び、洗浄溶液及び/又はすすぎ用液体を前記槽の内側壁に噴霧するスプレーノズル(2)の組み合わせと、
    これらの組み合わせと、
    から選択される請求項1、2、又は4のいずれか一項に記載の装置(1)。
  6. 前記装置(1)はさらにラダー(7)を備える請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置(1)。
  7. 前記装置(1)は、
    洗浄性組成物及び/又はすすぎ用液体を、
    前記液体収容槽の内表面上につける
    スプレーノズル(2)又はその一式を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置(1)。
  8. 前記装置(1)はポンプ手段(10)を備える請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置(1)。
  9. 前記装置(1)は、使い捨て電池又は充電バッテリーパック(8)を備える請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置(1)。
  10. 前記装置(1)は洗浄性組成物用の貯留器を備える請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置(1)。
  11. 洗浄性組成物用の前記貯留器は、界面活性剤、溶媒、漂白剤、安定化剤、キレート剤、ビルダーシステム、ラジカルスカベンジャー、芳香剤、染料、泡抑制剤、光漂白剤、及び他の微量成分、並びにこれらの混合物から成る群から選択される化合物を有する組成物を含む請求項10に記載の装置(1)。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置(1)及び接続架台を備え、
    前記接続架台は、
    任意に前記自動洗浄装置(1)の前記充電バッテリーパック(8)を再充電する装置、及び/又は洗浄性組成物の貯蔵タンクを備えるキット。
  13. 液体収容槽の内表面から、エネルギー貯蔵手段を備える浮遊式洗浄装置(1)で汚れを除去する方法であって、
    前記汚れは、前記方法の開始に先立って180分より前に前記表面上に堆積したものである、汚れを除去する方法。
  14. 液体収容槽の内表面から、請求項1〜11のいずれか一項に記載の浮遊式洗浄装置(1)で汚れを除去する方法であって、
    前記汚れは、前記方法の開始に先立って180分より前に前記表面上に堆積したものである、汚れを除去する方法。
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