JP2004515520A - 酸化毛髪染色において使用する新規のカップラー - Google Patents

酸化毛髪染色において使用する新規のカップラー Download PDF

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Abstract

毛髪の酸化染色用の毛髪着色組成物のカップラー類は、少なくとも1つのカップラーが式(1)の化合物を含む化合物類であり
【化1】
Figure 2004515520

式中、RはC〜Cアルキルおよびヒドロキシエチルから選択され、RおよびRは、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cヒドロキシアルコキシから成る群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRはそれらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、1つ以上の酸化剤と組み合わせた1つ以上の酸化毛髪着色剤を含む毛髪着色組成物において使用する新規のカップラーに関する。本発明は、これらの新規カップラーの毛髪着色組成物、およびこれらのカップラーを含有する組成物を使用した毛髪の着色または染色にも関する。
【0002】
(発明の背景)
毛髪の着色は、様々な手段を使用して古くから実施された処置である。現代では、毛髪の着色に用いられ最も広範囲に使用されている方法として、1つ以上の酸化毛髪着色剤を1つ以上の酸化剤と組み合わせて利用する毛髪着色系を用いた酸化染色方法による毛髪の着色がある。
最も一般的には、ペルオキシ酸化剤が、一般に毛髪内に拡散できる小さな分子で、1以上の一次中間体および1以上のカップラーを含む1以上の酸化毛髪着色剤と組み合わせて用いられる。この処置において、過酸化水素のような過酸化物材料が一次中間体の小分子を活性化するために使用され、その結果、一次中間体の小分子がカップラーと反応して毛幹内でより大きなサイズの化合物を形成し、毛髪を様々な色調および色に着色する。
【0003】
このような酸化毛髪着色系および組成物において、多種多様な一次中間体およびカップラーが使用されてきた。用いられる一次中間体には、p−フェニレンジアミン、p−トルエンジアミン、p−アミノフェノール、4−アミノ−3−メチルフェノールが使用され、カップラーとしては、レゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、3−アミノフェノール、および5−アミノ−2−メチル−フェノールが挙げられる。色調の大部分は、p−フェニレンジアミンベースの染料で生成される。
毛髪にオレンジの着色を施すには、2−メチル−5−アミノフェノールが、一次中間体としてp−アミノフェノールと組み合わせて広く用いられてきた。しかしながら、結果として毛髪上で生じたオレンジ色は、光やシャンプーに曝された際に大きく変化する。米国特許第4,065,255号、EP634165A1およびEP667143A1は、カップラーとして5−ヒドロキシエチルアミノ−2−メチル−フェノール、5−アルキルアミノ−2−メチル−フェノールおよび5−アミノ−2−メチル−フェノールの使用を示唆している。したがって、酸化毛髪染色組成物および系において用いる新たなオレンジカップラーの必要性がある。
【0004】
(発明の簡単な概要)
本発明は式(1)の新規のオレンジカップラーを提供する:
【0005】
【化7】
Figure 2004515520
【0006】
式中、RはC〜Cアルキルおよびヒドロキシエチルから選択され、RおよびRは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルコキシ、C〜Cシクロアルキルからそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRはそれらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する。これら新規のカップラーは、毛髪による染料の取り込みが良好な毛髪着色を提供するのに用いられ、比較的長期間にわたって安定した色調と色を提供する。新規のカップラーは、5−アミノ−2−メチル−フェノールと併用して、良好な洗浄堅ろう度を有し、光またはシャンプーに曝されても大きく変化しない色または色調をもたらす毛髪の染色を提供する。
【0007】
(詳細な説明)
本発明の好ましいカップラー化合物は式(1)のものである:
【0008】
【化8】
Figure 2004515520
【0009】
式中、Rはメチル基であり、RおよびRは前述の定義による。
【0010】
本発明で特に好ましいカップラーは、次の化合物である:
5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−(1−シクロプロピル−エチルアミノ)2−メチル−フェノール、
5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロペンチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロヘキシルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−(2−メトキシ−1−メチル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1,2−ジメチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1−エチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
2−メチル−5−(1−メチル−ブチルアミノ)−フェノール、および
5−sec−ブチルアミノ−2−メチル−フェノール。
【0011】
本発明の式(1)の新規カップラー化合物は、次の反応手順に従って、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムまたはホウ化水素ナトリウムのような好適な還元剤の存在下で、式(2)のアミノフェノールと、式(3)の適切なケトンとの反応によって容易に調製される。
【0012】
【化9】
Figure 2004515520
【0013】
式中、R、RおよびRは前述の定義により、Rは好ましくはメチル基であり、RおよびR2は好ましくはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキルであり、またはそれらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する。
【0014】
サンプルの合成手順は次の通りである。ケトン(3)(0.3ミリモル)を、1%AcOH−DCE(ジクロロエチレン)(4mL)中、過剰のアミノフェノール化合物(2)(44.3mg、Rがメチルの場合1.2当量)で処理する。室温下、混合物を反応容器内で約1時間攪拌し、続いてトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(127mg、0.6ミリモル)を添加する。混合物を約18時間攪拌し、続いてアルゴノート(Argonaut)PS−MBアルデヒド(100mg、1.26ミリモル/g投入)を添加する。混合物を約1時間攪拌し、ろ過して無水DCE(2mL)で洗浄する。ろ液に水(2mL)を添加し、振とうした後、水をピペットで取り除く。有機層をケムエリュート(Chem Elute)(登録商標)カラム(バリアン(Varian)、試料容量3mL)に通してろ過し、DCEで洗浄する(2mL×2回)。ろ液を真空蒸発し、目標化合物(1)を得る。生成物に、分析HPLCによる分析、MSによる同定およびH NMRによる特性決定のうち1以上を行う。
【0015】
化合物を上述の合成手順に従って調製した。調製した化合物は次の通りである。
5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−(1−シクロプロピル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロペンチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロヘキシルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−(2−メトキシ−1−メチル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1,2−ジメチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1−エチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
2−メチル−5−(1−メチル−ブチルアミノ)−フェノール、および
5−sec−ブチルアミノ−2−メチル−フェノール。
【0016】
本発明の毛髪着色組成物は、単一のカップラーとして本発明の新規カップラーを含有することができ、または一次中間体と組み合わせて他のカップラーを含有することもできる。
【0017】
本発明の毛髪着色組成物において、本発明の新規カップラーと組み合わせて1つ以上の好適な一次中間体を使用してもよい。好適な一次中間体の例には:
p−フェニレンジアミン誘導体、例えば:ベンゼン−1,4−ジアミン(一般にp−フェニレンジアミンとして知られる)、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、2−クロロ−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−フェニル−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−(2−エトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、(一般にN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミンとして知られる)(2,5−ジアミノ−フェニル)−メタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、N−(4−アミノフェニル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2,6−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、2−イソプロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン、1−[(4−アミノフェニル)アミノ]−プロパン−2−オール、2−プロピル−ベンゼン−1,4−ジアミン、1,3−ビス[(4−アミノフェニル)(2−ヒドロキシエチル)アミノ]プロパン−2−オール、N,N,2−トリメチルベンゼン−1,4−ジアミン、2−メトキシ−ベンゼン−1,4−ジアミン、1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール、2,3−ジメチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、2,6−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン、2,5−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−2−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−ピリジン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、1,1’−ビフェニル−2,5−ジアミン、2−(メトキシメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(アミノメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エタノール、N−[2−(2,5−ジアミノフェノキシ)エチル]−アセトアミド、N,N−ジメチルベンゼン−1,4−ジアミン、N,N−ジエチルベンゼン−1,4−ジアミン、N,N−ジプロピルベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノフェニル)(エチル)アミノ]エタノール、2−[(4−アミノ−3−メチル−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、N−(2−メトキシエチル)−ベンゼン−1,4−ジアミン、3−[(4−アミノフェニル)アミノ]プロパン−1−オール、3−[(4−アミノフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール、N−{4−[(4−アミノフェニル)アミノ]ブチル}ベンゼン−1,4−ジアミン、および2−[2−(2−{2−[(2,5−ジアミノフェニル)−オキシ]エトキシ}エトキシ)エトキシ]ベンゼン−1,4−ジアミン;
p−アミノフェノール誘導体、例えば:4−アミノ−フェノール(一般にp−アミノフェノールとして知られる)、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、4−アミノ−2−ヒドロキシメチル−フェノール、4−アミノ−2−メチル−フェノール、4−アミノ−2−[(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−メチル]−フェノール、4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール、5−アミノ−2−ヒドロキシ安息香酸、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、4−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エチル)−フェノール、4−アミノ−3−(ヒドロキシメチル)フェノール、4−アミノ−3−フルオロ−フェノール、4−アミノ−2−(アミノメチル)−フェノール、および4−アミノ−2−フルオロ−フェノール;
o−アミノフェノール誘導体、例えば:2−アミノ−フェノール(一般にo−アミノフェノールとして知られる)、2,4−ジアミノフェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、および2−アミノ−4−メチル−フェノール;並びに
複素環式誘導体、例えば:ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン(一般に2,4,5,6−テトラアミノピリジンとして知られる)、1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、N,N−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミン、2−[(3−アミノ−6−メトキシピリジン−2−イル)アミノ]エタノール、6−メトキシ−N−メチル−ピリジン−2,3−ジアミン、2,5,6−トリアミノピリミジン−4(1H)−オン、ピリジン−2,5−ジアミン、1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、および1−(4−クロロベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミンが挙げられる。
【0018】
本発明の式(1)のカップラーは、本発明の毛髪着色組成物または系において、いかなる好適なカップラー類と共に使用してもよい。
【0019】
好適な既知のカップラーには、例えば以下が挙げられる:
フェノール類、レゾルシノールおよびナフトール誘導体、例えば:ナフタレン−1,7−ジオール、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、ナフタレン−1,5−ジオール、ナフタレン−2,7−ジオール、ベンゼン−1,4−ジオール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、7−アミノ−4−ヒドロキシ−ナフタレン−2−スルホン酸、2−イソプロピル−5−メチルフェノール、1,2,3,4−テトラヒドロ−ナフタレン−1,5−ジオール、2−クロロ−ベンゼン−1,3−ジオール、4−ヒドロキシ−ナフタレン−1−スルホン酸、ベンゼン−1,2,3−トリオール、ナフタレン−2,3−ジオール、5−ジクロロ−2−メチルベンゼン−1,3ージオール、4,6−ジクロロベンゼン−1,3−ジオール、および2,3−ジヒドロキシ−[1,4]ナフトキノン
m−フェニレンジアミン類、例えば:2,4−ジアミノフェノール、ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−[(3−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−[[2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エチル]−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、4−(2−アミノ−エトキシ)−ベンゼン−1,3−ジアミン、(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−酢酸、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、4−エトキシ−6−メチル−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−5−メチル−フェノキシ)−エタノール、4,6−ジメトキシ−ベンゼン−1,3−ジアミン、2−[3−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェニルアミノ]−エタノール、3−(2,4−ジアミノーフェノキシ)−プロパン−1−オール、N−[3−(ジメチルアミノ)フェニル]尿素、4−メトキシ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン、4−フルオロ−6−メチルベンゼン−1,3−ジアミン、2−({3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4,6−ジメトキシフェニル}−アミノ)エタノール、3−(2,4−ジアミノフェノキシ)−プロパン−1,2−ジオール、2−[2−アミノ−4−(メチルアミノ)−フェノキシ]エタノール、2−[(5−アミノ−2−エトキシ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、2−[(3−アミノフェニル)アミノ]エタノール、N−(2−アミノエチル)ベンゼン−1,3−ジアミン、4−{[(2,4−ジアミノ−フェニル)オキシ]メトキシ}−ベンゼン−1,3−ジアミン、および2,4−ジメトキシベンゼン−1,3−ジアミン
m−アミノフェノール類、例えば;3−アミノ−フェノール、2−(3−ヒドロキシ−4−メチル−フェニルアミノ)−アセトアミド、2−(3−ヒドロキシ−フェニルアミノ)−アセトアミド、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、5−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール、3−アミノ−2−メチル−フェノール、3−アミノ−2−クロロ−6−メチル−フェノール、5−アミノ−2−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノール、2−クロロ−5−(2,2,2−トリフルオロ−エチルアミノ)−フェノール、5−アミノ−4−クロロ−2−メチル−フェノール、3−シクロペンチルアミノ−フェノール、5−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−4−メトキシ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−メトキシ−2−メチルフェノール、3−(ジメチルアミノ)フェノール、3−(ジエチルアミノ)フェノール、5−アミノ−4−フルオロ−2−メチルフェノール、5−アミノ−4−エトキシ−2−メチルフェノール、3−アミノ−2,4−ジクロロ−フェノール、3−[(2−メトキシエチル)アミノ]フェノール、3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]フェノール、5−アミノ−2−エチル−フェノール、5−アミノ−2−メトキシフェノール、5−[(3−ヒドロキシプロピル)アミノ]−2−メチルフェノール、3−[(3−ヒドロキシ−2−メチルフェニル)−アミノ]プロパン−1,2−ジオール、および3−[(2−ヒドロキシエチル)アミノ]−2−メチルフェノール、並びに
複素環式誘導体、例えば、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、6−メトキシキノリン−8−アミン、4−メチルピリジン−2,6−ジオール、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−5−オール、1,3−ベンゾジオキソル−5−オール、2−(1,3−ベンゾジオキソル−5−イルアミノ)エタノール、3,4−ジメチルピリジン−2,6−ジオール、5−クロロピリジン−2,3−ジオール、2,6−ジメトキシピリジン−3,5−ジアミン、1,3−ベンゾジオキソル−5−アミン、2−{[3,5−ジアミノ−6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−ピリジン−2−イル]オキシ}エタノール、1H−インドール−4−オール、5−アミノ−2,6−ジメトキシピリジン−3−オール、1H−インドール−5,6−ジオール、1H−インドール−7−オール、1H−インドール−5−オール、1H−インドール−6−オール、6−ブロモ−1,3−ベンゾジオキソル−5−オール、2−アミノピリジン−3−オール、ピリジン−2,6−ジアミン、3−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]プロパン−1,2−ジオール、5−[(3,5−ジアミノピリジン−2−イル)オキシ]ペンタン−1,3−ジオール、1H−インドール−2,3−ジオン、インドリン−5,6−ジオール、3,5−ジメトキシピリジン−2,6−ジアミン、6−メトキシピリジン−2,3−ジアミン、および3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾキサジン−6−アミン。
【0020】
好ましい一次中間体には:
p−フェニレンジアミン誘導体、例えば:2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、N−(2−メトキシエチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]エタノール、および1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール;
p−アミノフェノール誘導体、例えば4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、4−アミノ−2−メトキシメチル−フェノール、および1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール;
o−アミノフェノール誘導体、例えば:2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、および2−アミノ−4−メチル−フェノール;
複素環式誘導体、例えば:ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、1−メチル−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、およびN,N−ジメチル−ピリジン−2,5−ジアミンが挙げられる。
【0021】
好ましいカップラーには:
フェノール類、レゾルシノールおよびナフトール誘導体、例えば:ナフタレン−1,7−ジオール、ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、ナフタレン−1,5−ジオール、ナフタレン−2,7−ジオール、ベンゼン−1,4−ジオール、2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール、および2−イソプロピル−5−メチルフェノール;
m−フェニレンジアミン類、例えば:ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、4−{3−[(2,4−ジアミノフェニル)オキシ]プロポキシ}ベンゼン−1,3−ジアミン、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、および3−(2,4−ジアミノーフェノキシ)−プロパン−1−オール;
m−アミノフェノール類、例えば:3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、および3−アミノ−2−メチル−フェノール;並びに
複素環式誘導体類、例えば:3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、1,3−ベンゾジオキソル−5−オール、1,3−ベンゾジオキソル−5−アミン、1H−インドール−4−オール、1H−インドール−5,6−ジオール、1H−インドール−7−オール、1H−インドール−5−オール、1H−インドール−6−オール、1H−インドール−2,3−ジオン、ピリジン−2,6−ジアミン、および2−アミノピリジン−3−オールが挙げられる。
【0022】
最も好ましい一次中間体には:
p−フェニレンジアミン誘導体類、例えば:2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、および2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール;p−アミノフェノール誘導体類、例えば:4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、および1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール;
o−アミノフェノール類、例えば:2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、およびN−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド;並びに
複素環式誘導体、例えば:ピリミジン−2,4,5,6−テトラミン、2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール、1−(4−メチルベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミン、および1−(ベンジル)−1H−ピラゾール−4,5−ジアミンが挙げられる。
【0023】
最も好ましいカップラーには:
フェノール類、レゾルシノールおよびナフトール誘導体類、例えば:ベンゼン−1,3−ジオール、4−クロロベンゼン−1,3−ジオール、ナフタレン−1−オール、2−メチル−ナフタレン−1−オール、および2−メチル−ベンゼン−1,3−ジオール;
m−フェニレンジアミン類、例えば:2−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−エタノール、2−(3−アミノ−4−メトキシ−フェニルアミノ)−エタノール、2−[2,4−ジアミノ−5−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−フェノキシ]−エタノール、および3−(2,4−ジアミノ−フェノキシ)−プロパン−1−オール;
m−アミノフェノール、例えば:3−アミノ−フェノール、5−アミノ−2−メチル−フェノール、5−(2−ヒドロキシ−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、および3−アミノ−2−メチル−フェノール;並びに
複素環式誘導体類、例えば:3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジン−6−オール、4−メチル−2−フェニル−2,4−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン、および1H−インドール−6−オール、および2−アミノピリジン−3−オールが挙げられる。
【0024】
理解できるように、他の染料化合物と同様に、カップラー化合物および一次中間体化合物は、それらが塩基性である限り、遊離塩基または有機酸、または塩酸若しくは硫酸のような無機酸とのそれらの生理学的に適合性のある塩の形態で使用することができ、またはそれらが芳香族OH基を有する限り、アルカリフェノレート類のような塩基とのその塩の形態でも使用することができる。
本発明の毛髪着色組成物または系における染料前駆体(例えば、一次中間体およびカップラー化合物)の組み合わせの全量は、一般に毛髪着色全組成物の約0.001重量%〜約10重量%、好ましくは約0.02重量%〜約10重量%、そして最も好ましくは約0.2重量%〜約6.0重量%である。一次中間体およびカップラー化合物は、一般的に等量で使用される。しかしながら、一次中間体を過剰若しくは不足状態で使用することが可能であり、つまり、一次中間体対カップラーのモル比は、一般に約5:1〜約1:5の範囲である。
【0025】
本発明の毛髪着色組成物は、本発明のカップラーを有効な着色量で含有し、一般に毛髪染料組成物の約0.001重量%〜約6重量%、好ましくは約0.01重量%〜約3.5重量%である。他のカップラーは、存在する場合、組成物中のカップラーの濃度が凝集物中で約0.01重量%〜約6重量%であるような量で典型的には存在する。一次中間体は、有効染色濃度において、一般に毛髪染色組成物の約0.001重量%〜約6.0重量%、好ましくは約0.01重量%〜約3.5重量%の量で存在する。一般に水性またはヒドロアルコール性溶液であるいかなる好適なキャリアまたはビヒクルも使用されて良く、好ましくは水性溶液である。キャリアまたはビヒクルは一般に約40重量%まで含む。
【0026】
本発明の毛髪着色組成物は、1つ以上の陽イオン性、陰イオン性または両性界面活性剤、香料、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、増粘剤、アルカリ化剤または酸性化剤、および他の染色剤を含有してもよい。
本発明の組成物は、それらを好適な酸化体と混合することで使用され、それらは毛髪染色前駆体と反応し、毛髪染料を生じる。好適な過酸化物を提供するいかなる薬剤も、本発明の着色組成物に用いることができ、特に過酸化水素(H)またはその前駆体である。また、過酸化尿素、過ホウ酸ナトリウム、過炭酸ナトリウム、および過酸化メラミンも好適である。
さらに、毛髪着色用の組成物で一般に使用される化粧品用添加剤成分を本発明による毛髪着色組成物中で使用することができ、例えば、アスコルビン酸、チオグリコール酸または亜硫酸ナトリウムのような酸化防止剤、並びに香油、錯体形成剤、湿潤剤、乳化剤、増粘剤および保護材料である。
【0027】
本発明の毛髪着色組成物の形態は、例えば、溶液、特に水性または水性−アルコール性溶液であり得る。しかしながら、特に好ましい形態はクリーム、ジェルまたはエマルジョンである。その組成物は、染料成分と、特定の調製に好適な従来の化粧品用添加剤成分との混合物である。
溶媒、クリーム、エマルジョンまたはジェルにおける従来の化粧品添加物成分には、例えば以下が挙げられる:
溶媒:水に加えて、使用され得る溶媒は、低級アルカノール類(例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール);ポリオール類(例えば、カルビトール、プロピレングリコール、グリセリン)である。好適な方法のもとで、セチルアルコールのような高級アルコール類は、通常は親油性の物質である他との組み合わせの前に、まず溶融によって、典型的に低温(50〜80℃)で液状化するのであれば、好適な有機溶媒である。参考文献として組み込まれるPCT国際公開特許WO98/27941(希釈剤の項)を参照のこと。
【0028】
陰イオン性および非イオン性界面活性剤:これらの物質は、脂肪族アルコールサルフェート、エトキシル化脂肪族アルコールサルフェート、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルベタイン、エトキシル化脂肪酸アルコール、エトキシル化ノニルフェノール、脂肪酸アルカノールアミドおよびエトキシル化脂肪酸エステルのような陰イオン性、陽イオン性、両性または非イオン性の界面活性剤化合物の分類から由来する。それらは、例えば増粘化を助ける、エマルションを形成する、毛髪染色組成物の適用中に毛髪を湿潤するのを助ける等の種々の理由で包含される。好適な物質は、アルキルスルフェート、エトキシル化アルキルスルフェート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、メチルアシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルエトキシカルボキシレート、脂肪酸モノ−およびジエタノールアミドである。参考文献はPCT国際公開特許WO98/52523(1998年11月26日発行)であって、本明細書に参考文献として組み込まれる。
【0029】
増粘剤:好適な増粘剤には、高級脂肪族アルコール、デンプン、セルロース誘導体、ワセリン、パラフィン油、脂肪酸、並びにポリアクリルおよびポリウレタンポリマーベースの陰イオン性および非イオン性ポリマー増粘剤等が挙げられる。例としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロースおよび他のセルロース誘導体、疎水変性陰イオン性ポリマー並びに非イオン性ポリマーであって、特に親水性部分および疎水性部分の両方を有するようなポリマー(即ち両性ポリマー)である。有用な非イオン性ポリマーには、PEG−150/ステアリルアルコール/SDMIコポリマーおよびPEG/150/ステアリルアルコールSDMIコポリマーのようなポリウレタン誘導体が挙げられる。他の有用な両性ポリマーは、米国特許第6010541号に開示されており、参考文献として組み込まれる。増粘剤として使用することができる陰イオン性ポリマーの例は、アクリレートコポリマー、アクリレート/セテス−20メタクリレートコポリマー、アクリレート/セテス−20イタコネートコポリマー、およびアクリレート/ベヘネス−25アクリレートコポリマーである。ローム・アンド・ハース社(Rohm & Haas)が販売しているアクリン(Aculyn)(登録商標)ポリマー、並びに陽イオン性樹脂、ラノリン誘導体、コレステロール、パントテン酸およびベタインのようなヘアケア材料。
【0030】
アルカリ化剤:毛髪染色組成物のpHを向上させるために使用される好適な物質には、アンモニア、アミノメチルプロパノール、メチルエタノールアミン、トリエタノールアミンおよびエタノールアミンが挙げられる。
【0031】
コンディショナー:好適な材料には、シリコーンおよびシリコーン誘導体;炭化水素油;モノマー性第四級化合物、並びに四級化ポリマーが挙げられる。モノマー性第四級化合物は、典型的には陽イオン性化合物であるが、ベタインおよび他の両性および双性イオン物質を包含してもよい。好適なモノマー性第四級化合物には、塩化ベヘントリアルコニウム、塩化ベヘントリモニウム、臭化ベンズアルコニウムまたは塩化ベンズアルコニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウム、塩化ビス−ヒドロキシエチルタローモニウム、塩化C12〜18ジアルキルジモニウム、塩化セタルコニウム、臭化セテアルトリモニウムおよび塩化セテアルトリモニウム、臭化セトリモニウム、塩化セトリモニウムおよびセトリモニウムメトスルフェート、塩化セチルピリドニウム、コカミドプロピルエチルジモニウムエトスルフェート、コカミドプロピルエトスルフェート、ココ−エチルジモニウムエトスルフェート、塩化ココトリモニ二ウムおよびココトリモニウムエトスルフェート、塩化ジベヘニルジモニウム、塩化ジセチルジモニウム、塩化ジココジモニウム、塩化ジラウリルジモニウム、塩化ジソイジモニウム、塩化ジタロージモニウム、水素添加タロートリモニウムクロリド、塩化ヒドロキシエチルセチルジモニウム、塩化ミリスタルコニウム、塩化オレアルコニウム、ソイエトモニウムエトスルフェート、塩化ソイトリモニウム、塩化ステアラルコニウム、および多くの他の化合物が挙げられる。参考として組み込まれるPCT国際公開特許WO98/27941を参照のこと。四級化ポリマーは、典型的には陽イオン性ポリマーであるが、両性および双イオン性のポリマーも挙げられる。有用なポリマーには、ポリクアテルニウム−4、ポリクアテルニウム−6、ポリクアテルニウム−7、ポリクアテルニウム−8、ポリクアテルニウム−9、ポリクアテルニウム−10、ポリクアテルニウム−22、ポリクアテルニウム−32、ポリクアテルニウム−39、ポリクアテルニウム−44、およびポリクアテルニウム−47が挙げられる。毛髪のコンディショニングに好適なシリコーンは、ジメチコーン、アモジメチコーン、ジメチコーンコポリオールおよびジメチコノールである。好適なシリコーンについては参考として組み込まれるPCT国際公開特許WO99/34770(1999年7月15日発行)も参照のこと。好適な炭化水素油には鉱油も包含される。
【0032】
天然成分:例えば、タンパク質誘導体、アロエ、カモミールおよびヘンナ抽出物。
他の補助剤には、pHを低める酸性化剤、緩衝剤、キレート剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤などが挙げられる。これらの物質の分類、および分類において上述したが好適であると具体的に指定しなかった他の種の物質は、化粧品、トイレタリーおよび香料協会(The Cosmetics,Toiletry,and Fragrance Association)から発行された国際化粧品成分辞典およびハンドブック(International Cosmetics Ingredient Dictionary and Handbook)、(第8版)に列挙され、参考文献として組み込まれる。特に、第2巻、3章(化学分類(Chemical Classes))および4章(機能(Functions))の参照は、特定の目的または多目的を達成するために具体的な補助剤/賦形剤を確認するのに有用である。
【0033】
上記の従来の化粧品用成分は、その目的に好適な量で使用される。例えば、湿潤剤および乳化剤は約0.5重量%〜30重量%の濃度で使用され、増粘剤は約0.1重量%〜25重量%の量で使用され、そしてヘアケア材料は約0.1重量%〜5.0重量%の濃度で使用される。
本発明の毛髪着色組成物は、その組成により、弱酸性、中性またはアルカリ性であり得る。組成物は、典型的に、6.8〜11.5のpH値を有する。そのpHはアンモニアで塩基性範囲に調整され得る。また、モノエタノールアミンおよびトリエタノールアミンを包含する有機アミンもその目的のために使用することができ、または水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムのような無機塩基も使用することができる。酸性範囲にpHを調整するために、例えば、リン酸、酢酸、クエン酸または酒石酸といった、無機または有機酸を使用することができる。
【0034】
毛髪染色用の酸化毛髪着色組成物を使用するために、使用直前に本発明による上記毛髪着色組成物を酸化剤と混合し、毛髪量によるが、一般には約60〜200グラムである十分量の混合物を毛髪に適用する。上述に列挙されるいくつかの顕色剤(例えば、増粘剤、コンディショナー等)は、当該分野において周知な成分の性質、相互作用の可能性等に依存して、染色組成物中にまたは顕色剤中に、またはその両方に提供され得る。
典型的に、過酸化水素、または尿素、メラミン、ホウ酸ナトリウム若しくは炭酸ナトリウムとのその付加化合物を3%〜12%、好ましくは6%の水性溶液の形態で、毛髪染料を顕色するための酸化剤として使用することができる。酸素も酸化剤として使用することができる。6%過酸化水素溶液を酸化剤として使用する場合、毛髪着色組成物と酸化剤との重量比は5:1〜1:2であり、好ましくは1:1である。酸化剤と本発明の染料組成物の混合物は、約10〜約45分、好ましくは約30分、約15〜50℃で毛髪に作用させ、毛髪を水ですすぎ、乾燥する。必要であれば、シャンプーで洗浄し、最終的にクエン酸または酒石酸のような弱有機酸で後すすぎをする。続いて毛髪を乾燥する。
【0035】
カップラー物質として、本発明の式(1)の化合物を用いる本発明の毛髪着色組成物は、毛髪染色が優れた染色堅ろう度、特に耐光性、耐洗浄性および耐摩擦性を持ち合わせることを可能にする。
普通、一次中間体(類)およびカップラー(類)の第1の組成物を調製し、次いでHのような酸化剤を実質的に均一な組成物が得られるまで使用時に混合し、これを染色する毛髪に適用し、一般的に約2〜45分、好ましくは約2〜30分の染色に有効な時間毛髪と接触したままにし、その後毛髪をすすぎ、シャンプーおよび乾燥する。任意選択的に、別個のコンディショニング製品も提供して良い。毛髪染料カップラー(1)を含む本発明の毛髪染料組成物と酸化剤を含む顕色剤は、一緒に毛髪染色の系を形成する。この系を、単一の梱包内で、毛髪染料組成物、顕色剤、任意でコンディショナーまたは毛髪トリートメント製品、および使用説明書を分個別の容器に含むキットとして提供してもよい。
【0036】
(実施例)
実施例1A
表1Aに示した次の組成物は、ピエドモント毛髪を染色するのに使用することができる。染色溶液を、100g、20容積の過酸化水素と混合する。結果として生じた混合物を毛髪に適用し、30分間毛髪に接触したまま放置する。染色した毛髪を、その後シャンプーし、水ですすぎ、乾燥する。表1Aに示される成分の範囲は、毛髪染料製品中で詳述された物質の有用な濃度の例示である。
【0037】
【表1】
Figure 2004515520
【0038】
凝集体中で、これらの成分は2重量%〜15重量%の範囲内である。
これらの染料前駆体の少なくとも1つは、典型的に存在する。
【0039】
本発明の式(1)の新規四級化ピリジニウムカップラーを用いる毛髪着色成分の組み合わせの例は、表1AのC1〜C126の組み合わせにて示される。表Aの縦列を下に読んでいくと、Xは本発明にしたがって処方され得る染料の例示的な好適な組み合わせを形成する、(本発明の新規カップラーを包含する)染料化合物を示す。例えば、表1Aにある4列のC1の組み合わせにおいては、RおよびRは前述の定義による本発明の式1の四級化ピリジニウムカップラーをp−トルエンジアミンおよび2−アミノ−フェノールと組み合わせることができる。表1Aおよび表1AのC1〜C126の組み合わせの四級化ピリジニウムカップラーとして特に好ましいのは、
5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−(1−シクロプロピル−エチルアミノ)2−メチル−フェノール、
5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロペンチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロヘキシルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−(2−メトキシ−1−メチル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1,2−ジメチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1−エチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
2−メチル−5−(1−メチル−ブチルアミノ)−フェノール、および
5−sec−ブチルアミノ−2−メチル−フェノールである。
【0040】
合成例1〜12
実施例1:5−(1−シクロプロピル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノールの調製
シクロプロピルメチルケトン(40.4mg、0.48ミリモル)を15mLの反応容器に秤り入れた。この容器に、1%酢酸無水1,2−ジクロロエタン溶液(4mL)および5−アミノ−2−メチル−フェノール(49.3mg、0.40ミリモル)を添加した。反応容器を、室温で0.5時間振とうした。トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(169.9mg、0.80ミリモル)および1%酢酸無水1,2−ジクロロエタン溶液(1mL)を添加し、反応容器を室温で18時間振とうした。反応を真空ろ過し、無水1,2−ジクロロエタン(2mL)で洗浄した。ろ液を水で洗浄した(2mL×2回)。有機層を、ケムエリュート(Chem Elute)(登録商標)カートリッジを通してろ過することによって乾燥した。カートリッジを、無水1,2−ジクロロエタンで洗浄した(2mL×3回)。得られた溶液を、真空下で蒸発し、分取HPLCで精製して、表1の化合物2を、トリフルオロ酢酸(TFA)塩として得た:HNMR(DMSO−d)δ9.86(bs,1H,OH)、7.13(d,J=6.9Hz,1H)、6.74(s,1H)、6.67(s,1H)、4.10(m,1H)、2.90(m,1H)、2.09(s,3H)、1.18(d,J=6.6Hz,3H)、0.87(m,1H)、0.49(t,J=8.2Hz,2H)、0.27(d,J=5.9Hz,2H)。MS C1217NO(M)計算値:191、実測値:191。
【0041】
実施例2〜10
実施例1の合成手順において、シクロプロピルメチルケトンの代わりに適切なケトンを置換することで、表1の化合物1および3〜10、すなわち以下が調製された。
5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロブチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロペンチルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−シクロヘキシルアミノ−2−メチル−フェノール、
5−(2−メトキシ−1−メチル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1,2−ジメチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
5−(1−エチル−プロピルアミノ)−2−メチル−フェノール、
2−メチル−5−(1−メチル−ブチルアミノ)−フェノール、および
5−sec−ブチルアミノ−2−メチル−フェノール。
【0042】
実施例11〜30
染色試験
試験には、700〜900mgの重量のピエドモント毛髪を使用した。一次中間体および各カップラーの溶液を、次の手順により別々に調製した。一次中間体(PPD=p−フェニレンジアミン、PAP=p−アミノフェノール、ピラゾール=2−(4,5−ジアミノピラゾール−1−イル)エタノール、およびPTD=p−トルエンジアミン)およびカップラーの濃度は、エタノール7.85g、ラウレス硫酸ナトリウム10g、アスコルビン酸0.3g、EDTA0.3g、水酸化アンモニウム8.13g(28%)および100gにする水から成るベース中に0.025Mであった。一次中間体(0.5mL)およびカップラー(0.5mL)の溶液を20容量の過酸化水素(1mL)と混合した。得られた混合物を、ガラスプレートに載せた毛束に適用し、続いて40℃で30分間保存し、洗浄、シャンプーおよび乾燥した。ミノルタ社(Minolta Co.)のミノルタ(Minolta)分光分析装置CM−3700dを使用する。色空間はCIEL*a*b*であり、光源はD65昼光、観測者は10°である。色空間のL*は明度を表し、a*およびb*は色度座標を表す。+a*は赤色方向、−a*方向は緑色方向、+b*は黄色方向、および−b*は青色方向である。結果を表1および2に示す。比較のため、参照カップラーの5−アミノ−2−メチル−フェノール(参照A)および5−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール(参照B)を使用した。
【0043】
【表2】
Figure 2004515520
【0044】
【表3】
Figure 2004515520
【0045】
【表4】
Figure 2004515520
【0046】
【表5】
Figure 2004515520
【0047】
【表6】
Figure 2004515520
【0048】
R、RおよびRが前述の定義による、本発明の式(1)の新規オレンジカップラーを使用する毛髪着色成分の代表的な組み合わせを、表AのC1〜C126の組み合わせに示す。表Aの縦列を下に読んでいくと、Xは、本発明に従って配合され得る染料の組み合わせを示す。例えば、表Aにある4列のC1の組み合わせにおいては、本発明の式(1)の新規カップラー(表Aの1行)をp−トルエンジアミンおよび2−アミノ−フェノールと組み合わせることができる。表AのC1〜C126の組み合わせで2−アリールアミノメチル−4−アミノフェノール成分として特に好ましいのは、5−イソプロピルアミノ−2−メチル−フェノール、5−(1−シクロプロピル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノール、5−シクロブチル−アミノ−2−メチル−フェノール、および5−(2−メトキシ−1−メチル−エチルアミノ)−2−メチル−フェノールである。
【0049】
【表7】
Figure 2004515520
【0050】
【表8】
Figure 2004515520
【0051】
【表9】
Figure 2004515520
【0052】
【表10】
Figure 2004515520
【0053】
【表11】
Figure 2004515520
【0054】
【表12】
Figure 2004515520
【0055】
【表13】
Figure 2004515520
【0056】
【表14】
Figure 2004515520
【0057】
【表15】
Figure 2004515520
【0058】
【表16】
Figure 2004515520
【0059】
【表17】
Figure 2004515520
【0060】
【表18】
Figure 2004515520
【0061】
【表19】
Figure 2004515520
【0062】
【表20】
Figure 2004515520
【0063】
【表21】
Figure 2004515520
【0064】
【表22】
Figure 2004515520
【0065】
上記の発明の詳細な説明で、当業者はその趣旨から逸脱することなく、本発明に変更を加えることができることがわかる。従って、本発明の範囲が例示および記載された特定の実施形態に限定されることを意図するものではない。

Claims (16)

  1. 式(1):
    Figure 2004515520
    式中、RはC〜Cアルキルおよびヒドロキシエチルから成る群から選択され、RおよびRは、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、およびC〜Cヒドロキシアルコキシから成る群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRはそれらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、化合物。
  2. Rがメチルであり、RおよびRがC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキルから選択されるか、またはRおよびRが、それらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、請求項1に記載の化合物。
  3. およびRが、それらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、請求項2に記載の化合物。
  4. 式(2)のアミノフェノールと:
    Figure 2004515520
    次の式のケトンとを:
    Figure 2004515520
    還元剤の存在下で反応することを含み、式中、RはC〜Cアルキルおよびヒドロキシエチルから成る群から選択され、RおよびRはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、およびC〜Cヒドロキシアルコキシから成る群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRはそれらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、請求項1の化合物の調製方法。
  5. Rがメチルであり、RおよびRがC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキルから選択されるか、またはRおよびRが、それらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、請求項4に記載の方法。
  6. およびRがアルキル基である、請求項5に記載の方法。
  7. およびRが、それらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、請求項5に記載の方法。
  8. 還元剤がホウ化水素ナトリウムおよびトリアセトキシホウ化水素ナトリウムから成る群から選択される、請求項4に記載の方法。
  9. 1以上の酸化毛髪着色剤を含有する組成物と1以上の酸化剤を含有する組成物を含む毛髪着色系において、改善が、1以上の酸化毛髪着色剤を含有する組成物内に式(1)の化合物を含むカップラーを存在させることを含み:
    Figure 2004515520
    式中、RはC〜Cアルキルおよびヒドロキシエチルから成る群から選択され、RおよびRは、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、C〜Cヒドロキシアルコキシから成る群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRはそれらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、前記毛髪着色系。
  10. 1つ以上の酸化毛髪着色剤を含む組成物が、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール、2−チエン−2−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−(アミノメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、4−アミノ−2−(アミノメチル)フェノール、2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、ピリミジン−2,4,5,6−テトラミンおよび2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールから成る群から選択される1つ以上の一次中間体をさらに含む、請求項9に記載の毛髪着色系。
  11. Rがメチルであり、RおよびRがC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキルから選択されるか、またはRおよびRが、それらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、請求項10に記載の毛髪着色系。
  12. 少なくとも1つの一次中間体が、酸化剤の存在下にて少なくとも1つのカップラーと反応して酸化毛髪染料を生成する毛髪着色の系において、改善が、少なくとも1つのカップラーが式(1)の化合物を含み:
    Figure 2004515520
    式中、RはC〜Cアルキルおよびヒドロキシエチルから成る群から選択され、RおよびRは、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、およびC〜Cヒドロキシアルコキシから成る群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRが、それらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、前記毛髪着色系。
  13. 前記系が、2−メチル−ベンゼン−1,4−ジアミン、ベンゼン−1,4−ジアミン、2−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、1−(2,5−ジアミノ−フェニル)−エタノール、2−[(4−アミノ−フェニル)−(2−ヒドロキシ−エチル)−アミノ]−エタノール、1−(2,5−ジアミノフェニル)エタン−1,2−ジオール、2−チエン−2−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−チエン−3−イルベンゼン−1,4−ジアミン、2−(アミノメチル)ベンゼン−1,4−ジアミン、4−アミノ−フェノール、4−メチルアミノ−フェノール、4−アミノ−3−メチル−フェノール、1−(5−アミノ−2−ヒドロキシ−フェニル)−エタン−1,2−ジオール、4−アミノ−2−(アミノメチル)フェノール、2−アミノ−フェノール、2−アミノ−5−メチル−フェノール、2−アミノ−6−メチル−フェノール、N−(4−アミノ−3−ヒドロキシ−フェニル)−アセトアミド、ピリミジン−2,4,5,6−テトラミンおよび2−(4,5−ジアミノ−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールから成る群から選択される1つ以上の一次中間体をさらに含む、請求項12に記載の毛髪着色系。
  14. Rがメチルであり、RおよびRがC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキルから選択されるか、またはRおよびRが、それらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、請求項13に記載の毛髪着色系。
  15. 染色に有効な量の:
    (a)少なくとも1つの一次中間体、
    (b)式(1)の化合物を含む少なくとも1つのカップラー:
    Figure 2004515520
    式中、RはC〜Cアルキルおよびヒドロキシエチルから成る群から選択され、RおよびRはC〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cヒドロキシアルキル、およびC〜Cヒドロキシアルコキシから成る群からそれぞれ独立して選択されるか、またはRおよびRはそれらが結合する炭素原子と一緒になってC〜Cシクロアルキル基を形成する、並びに
    (c)少なくとも1つの酸化剤、
    を適切なキャリアまたはビヒクル中に含むヒトの毛髪を染色するための毛髪着色組成物。
  16. 染色有効量の請求項15に記載の毛髪着色組成物を毛髪に適用すること、および前記組成物を染色に有効な時間前記毛髪に接触したままにし、次いで前記毛髪をすすぎ、シャンプーし、および乾燥することを含む、ヒトの毛髪を染色する方法。
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