JP2004514801A - 不織材料およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
第一繊維および第二繊維から形成される不織布。第一繊維は標準的なポリエステルステープル繊維であり、第二繊維は第一繊維材料より低い融解温度を有するポリエステル材料と、その後の成形工程での成形温度を超える融解温度を有するポリエステル材料のブレンドである。不織布は、ベース領域およびベース領域から伸張するパイル領域を備える。パイル領域は、第一繊維および第二繊維の結合であって、布の平面方向に対しおよそ垂直に配向している。ベース領域は、第一繊維および第二繊維の編物部分である。不織布は、第一繊維と第二繊維の編物部分であってベース領域と反対側でパイル領域上に配置されるカバー領域も含んでよい。
Description
【0001】
(技術分野)
本発明は、不織材料に関し、特に材料の裏材用フォームの代替物として使用されうる不織材料およびその製造方法に関する。
【0002】
(背景技術)
ポリウレタンフォームは、輸送産業界において、車両内装材料向けファブリック裏材としてしばしば使用される。典型的な例では、これらのフォームは、ポリエステル、ビニルまたはレザーといったテキスタイル表材の背面に接着される。ポリエステル材料は編物、織物、不織物の構造を有するのが典型である。
【0003】
これらのフォームを裏材とした複合材は、快適さを与えうるクッション感または接触面での豪華感覚を有しており、そして、最終組み立てにおいて成分界面での工学耐性を許容する。加えて、これらの特性は、成形や輪郭付けを含むであろうがそれらには限定されない典型的な自動車組み立て工程の際にも維持されうる。
【0004】
しかしながら、ポリエステル材料上の裏材としてのポリウレタンフォームの使用にはいくつかの不都合がある。第一に、二つの異なった材料からなる複合製品は個々物に分離するのが困難であり、従って、リサイクルが困難である。第二に、ポリウレタンフォームを裏材とした複合材は、自動車内装のフォギングに寄与する多数の揮発性物質を発生しうるし、また、フォーム自体は時間が経つと酸化し、材料中で色調変化を生じる。これらの不都合に鑑みて、自動車産業界は、同様のコストでポリウレタンのクッション特性を与えるような別の材料を探し求めてきた。
【0005】
この点で注目を集めた一つの材料はポリエステル不織布である。この材料は、たいていのポリエステル表材に対し適当な裏材を提供しうるし、また、工業的に認識された手法で複合材料を形成することができる。しかしながら、現在までのところ、ポリウレタンフォームと共に目下使用されているクッションと同様な厚さのクッションを得るためには、経済的に不満足な量の材料が必要とされた。
【0006】
エアーレイドおよび”Struto”不織技術を含む垂直レイド、熱結合不織布の最近の技術は、このクッションに、以前の不織技術に対し経済的および重量上の利点を与えようとしてきた。これらの技術は、ステープル繊維を垂直位置に配向させ、材料の使用を増やすことなく材料厚みを増加できる。これらの技術は、合理的な重量とコストで増加した複合体厚みを得ることに成功したが、この結果物の構造上の完全さは、二成分架橋繊維の配合がなければ多くの自動車内装用途には受け入れられないものであった。これら架橋繊維の使用は、成形や輪郭付けなど下流工程での過熱時における繊維からの再配向や剛性によって、これまで多くの下流工程で問題を引き起こしてきた。
【0007】
(発明を実施するための最良の形態)
図1および図2には、それぞれ不織布100および200として説明される本発明の態様が示されている。不織布100/200は、第一繊維11および第二繊維12を組み合わせて通常形成される。
【0008】
図1には、本発明の一態様の断面図が示され、基材領域110およびパイル領域120を備えた不織布100が図示されている。基材領域110は、不織布100の長さに沿って伸張する第一繊維11および第二繊維12の織物または編物の領域である。パイル領域120は、第一繊維11および第二繊維12の領域であって、基材領域110から出る第一末端121、第一末端121から離れて配置された第二末端122、および第一末端121と第二末端122の間の中間部分123を伴っている。パイル領域120の第二末端122は、第一繊維11および第二繊維12の環、第一繊維11および第二繊維12の自由末端、またはこれらの組み合わせであってよい。
【0009】
図2には、本発明の基材領域210、パイル領域220およびカバー領域230を備えた不織布200が図示されている。基材領域210は、不織布200の長さに沿って伸張する第一繊維11および第二繊維12の織物または編物の領域である。カバー領域230は、ベース領域210の反対側で不織布200の長さに沿って広がる、第一繊維11および第二繊維12の織物または編物の領域である。パイル領域220は、第一繊維11および第二繊維12の領域であって、基材領域210から出る第一末端221、カバー領域230から出る第二末端222、および第一末端221と第二末端222の間の中間部分223を伴っている。それによって、パイル領域220が、基材210とカバー材230を分ける連続シート材となる。
【0010】
パイル領域120/220において、第一繊維11および第二繊維12は、不織ウェブ100/200の平面方向から約45°と約90°の間に配向している。好ましい態様では、第一繊維11および第二繊維12は、パイル領域120/220内で不織ウェブ100/200の平面方向から大体垂直に配向している。不織ウェブ100/200は、種々の第二繊維12が第一繊維11と混交することにより安定化される。
【0011】
ここで図1および図2に戻って参照すると、第一繊維11は不織布100/200の約30重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維は不織布100/200の約10重量%ないし約70重量%を構成する。一つの態様では、第一繊維11は不織布100/200の約70重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維は不織布100/200の約10重量%ないし約30重量%を構成する。さらに別の態様では、第一繊維11は不織布100/200の約80重量%を構成し、また、第二繊維は不織布100/200の約20重量%を構成する。
【0012】
第一繊維11は、典型的な例では、フィラメント当たりのデニールが約1と約18の間である標準的なポリエステルステープル繊維から形成されたステープルポリエステル繊維である。一つの態様では、第一繊維11は、不織布100/200の用途や所望の最終品質に応じ、フィラメント当たり約6デニールまたは約15デニールを有する。さらに別の態様では、第一繊維11の全部または一部が、不織布100/200に追加的クッションを与えるため、中空繊維構造(hollow−fil makeup)を有している。第一繊維11は、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドであってもよい。
【0013】
第二繊維12は、第一繊維11の材料より低融点の材料から形成される。そのうえ、第二繊維12は、不織布100/200が引き続く成形工程において経験する成形温度を超える融点を有する。第一繊維11が標準的ポリエステルから形成されるステープルポリエステル繊維である一態様においては、第二繊維12は、ブレンドから形成されるステープルポリエステルファイバーであってよく、例えば脂肪族グループとポリエステルのようなブレンドである。別の態様においては、第二繊維12は、多成分であってよく、例えば、一つの成分(例えばシェル)が第一繊維11の材料より低い融解温度を有するコア・シェル繊維である。第二繊維12は、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドであってよいこともまた予想される。第二繊維は、典型的な例では、フィラメント当たりのデニールが約1と約18の間であるステープル繊維である。一つの態様においては、第二繊維12は、フィラメント当たりのデニールが約3である。
【0014】
不織布100/200には、例えば布表面材のような材料の裏材として使用できるタイプがあり、または、ある用途においては、ベース領域110/210および/またはカバー領域230を該表面材として使用できる。不織布100/200が裏材として使用される態様においては、ベース領域110/210および/またはカバー領域230は、典型的な例では、約12ゲージないし約30ゲージのステッチゲージで形成される。ベース領域110/210および/またはカバー領域230が表面材として使用されるような態様では;それらは、典型的な例では、少なくとも約30ゲージ、通常約30ゲージないし約64ゲージのステッチゲージで形成される。
【0015】
引き続く工程では、第二繊維12の融解温度より低い成形温度で、不織布100/200の弾性を実質的に減損することなく、不織布100/200を成形することができる。不織布100/200における第一繊維11および第二繊維12がいずれもポリエステルである場合、不織布100/200はより容易くリサイクルできる。
【0016】
一つの態様では、不織布100/200は厚みが約2mmないし約20mmであり、また、密度は約50g/m2ないし約800g/m2である。例えば自動車のヘッドライナーのようなパネル用途に使用する態様では、不織布100/200は厚みが約2mmないし約5mmであってよく、また、密度は約100g/m2ないし約300g/m2であってよい。例えば椅子張りのようなクッション用途に使用する態様では、不織布100/200は厚みが約3mmないし約15mmであってよく、また、密度は約100g/m2ないし約500g/m2であってよい。
【0017】
図1の不織ウェブ100を形成する方法は、図3に工程500として説明されている。工程500は、通例、繊維の結合510、結合繊維のウェブへの配置520、ベース領域およびパイル領域の形成530、不織布の加熱550、および不織布の冷却550、のステップを含む。
【0018】
繊維の結合510のステップは、第一繊維11および第二繊維12を結合させることを含む。第一繊維11は第二繊維12より高い融点を有している。加えて、第二繊維12は引き続く成形工程の成形温度より高い融点を有している。一つの態様においては、第一繊維11は標準的なポリエステルから形成され、また、第二繊維12はより融解温度の低いポリエステル、例えば脂肪族グループとポリエステルのようなブレンドから形成される。第一繊維11および第二繊維12は、第一繊維11が不織布100/200の約30重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維12が合計の約10重量%ないし約70重量%を構成するような割合で、結合される。一つの態様においては、第一繊維11は合計の約70重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維12はその合計の約10重量%ないし約30重量%を構成する。さらに別の態様では、第一繊維11はその合計の約80重量%を構成し、また、第二繊維12はその合計の約20重量%を構成する。第一繊維11および第二繊維12は、約1デニールと約18デニールの間である。一つの態様においては、第一繊維11は、その結合の用途や所望の最終品質に応じ、フィラメント当たりのデニールが約6または約15であり、また、第二繊維12はフィラメント当たりのデニールが約3である。加えて、第一繊維11の全部または一部が、不織布100/200に追加的クッションを与えるため、中空繊維構造(hollow−fil makeup)を有している。
【0019】
配置のステップ520において、結合された第一繊維11および第二繊維12は、梳毛(カーディング)または類似の方法によって、平面の層またはウェブへ配置される。ウェブの中では、繊維は一般にウェブの機械方向に線状である。
【0020】
第一繊維11および第二繊維12が平面ウェブへ配置された後、ベース領域110およびパイル領域120がウェブから形成される。ベース領域およびパイル領域は、編み針の列を用いて形成される。平面ウェブは、パイル環を形成するために編み針の上方へ持ってこられる。編み針は、編まれた不織材料のベース領域110を形成する目的で、平面ウェブの下方部分を編み環へ引っ張るために収縮し、その編み材料は前方に移動される。編み環が形成され編み材料が前方へ移動された後、針は伸張し、工程は繰り返され、もう一つのパイル環を形成するために不織ウェブを編み針の上方へ持って行くことが開始される。この工程は、所望の長さの布が形成されるまで繰り返される。
【0021】
ベース領域110およびパイル領域120が形成された後、加熱ステップ550において、布は、第二繊維12の融点を越える温度まで加熱される。加熱ステップによって、第二繊維12は第一繊維11と融着する。布は、第一繊維11の融点を超えて加熱しないことが好ましい。第一繊維11が標準的なポリエステルから形成される場合、加熱ステップ550は230℃を超えないのが典型例である。第一繊維11が標準的なポリエステルで形成され、かつ、第二繊維12が例えば脂肪族グループとポリエステルのブレンドのようなブレンドである場合、布は、約115℃と約230℃の間、好ましくは、約160℃と約200℃の間まで加熱される。
【0022】
第二繊維12を第一繊維11に融着させるために布を加熱した後、布は、冷却ステップ560において、第二繊維12の融点に満たない温度まで冷却され、その結果、不織布100が形成される。
【0023】
図2の不織ウェブ200を形成する方法は、図4に工程600として説明されている。工程600は、通例、繊維の結合610、結合繊維のウェブへの配置620、ベース領域およびパイル領域の形成630、カバー領域の形成640、不織布の加熱650、および不織布の冷却660、のステップを含む。不織布200の形成における、結合のステップ610、ウェブへの配置ステップ620、そしてベース領域およびパイル領域を形成するステップ630は、それぞれ、不織布100の形成において相当するステップ510、520、および530と同様である。
【0024】
カバー領域230を形成するステップ640において、針の列は、不織ウェブから形成されるパイル環の先端に係合する。編み針は、カバー領域230を形成する目的で、不織材料の部分を編み環へ引き込むために収縮し、それから布材は前方に移動される。編み環が形成され編み材料が前方へ移動された後、針は伸張して工程を繰り返す。この工程は、カバー領域230が所望の長さを超える布に形成されるまで繰り返される。針の密度、針のストローク長、針の動き、および/または編物産業界で既知の他の手法は、ベース領域210と比較してカバー領域230での異なる特性を与えるために変更してよい。
【0025】
ポリエステル材料を用いて工程500/600から形成される不織布100/200は、典型的な例では、約115℃と約220℃の間の温度を使用して成形操作を行うことを可能とし、また、最初の厚みに戻る能力を維持する。一つの態様においては、不織布100/200は、約140℃ないし約170℃の成形温度での成形工程に曝した後に、最初の厚みに戻る能力を維持する。
【0026】
本発明の一つの実施例では、ポリエステル繊維KOSA T−209およびT−210のブレンドである第一繊維、およびポリエステルKOSA T−252の第二繊維から、不織ウェブが形成された。第一繊維は、フィラメント当たり6デニールのサイズを有するポリエステルステープル繊維T−209が全重量の50%、およびフィラメント当たり15デニールのサイズを有するポリエステルステープル繊維T−210が全重量50%、のブレンドである。第二繊維は、フィラメント当たり3デニールのサイズを有するポリエステルステープル繊維T−252である。第一繊維および第二繊維は、全重量に対し80%の第一繊維、全重量に対し20%の割合で結合される。これらの繊維は、上記した本発明の工程に従い、14ゲージのベース領域、22ゲージのパイル領域、および全厚み約3mmを有する不織布に形成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、基材領域およびパイル領域を備えた、本発明の一態様の断面図である。
【図2】図2は、基材領域、パイル領域、およびカバー領域を備えた、本発明の別の態様の断面図である。
【図3】図3は、図1の不織ウェブを形成する方法の一態様を説明する、ブロック図である。
【図4】図4は、図2の不織ウェブを形成する方法の一態様を説明する、ブロック図である。
(技術分野)
本発明は、不織材料に関し、特に材料の裏材用フォームの代替物として使用されうる不織材料およびその製造方法に関する。
【0002】
(背景技術)
ポリウレタンフォームは、輸送産業界において、車両内装材料向けファブリック裏材としてしばしば使用される。典型的な例では、これらのフォームは、ポリエステル、ビニルまたはレザーといったテキスタイル表材の背面に接着される。ポリエステル材料は編物、織物、不織物の構造を有するのが典型である。
【0003】
これらのフォームを裏材とした複合材は、快適さを与えうるクッション感または接触面での豪華感覚を有しており、そして、最終組み立てにおいて成分界面での工学耐性を許容する。加えて、これらの特性は、成形や輪郭付けを含むであろうがそれらには限定されない典型的な自動車組み立て工程の際にも維持されうる。
【0004】
しかしながら、ポリエステル材料上の裏材としてのポリウレタンフォームの使用にはいくつかの不都合がある。第一に、二つの異なった材料からなる複合製品は個々物に分離するのが困難であり、従って、リサイクルが困難である。第二に、ポリウレタンフォームを裏材とした複合材は、自動車内装のフォギングに寄与する多数の揮発性物質を発生しうるし、また、フォーム自体は時間が経つと酸化し、材料中で色調変化を生じる。これらの不都合に鑑みて、自動車産業界は、同様のコストでポリウレタンのクッション特性を与えるような別の材料を探し求めてきた。
【0005】
この点で注目を集めた一つの材料はポリエステル不織布である。この材料は、たいていのポリエステル表材に対し適当な裏材を提供しうるし、また、工業的に認識された手法で複合材料を形成することができる。しかしながら、現在までのところ、ポリウレタンフォームと共に目下使用されているクッションと同様な厚さのクッションを得るためには、経済的に不満足な量の材料が必要とされた。
【0006】
エアーレイドおよび”Struto”不織技術を含む垂直レイド、熱結合不織布の最近の技術は、このクッションに、以前の不織技術に対し経済的および重量上の利点を与えようとしてきた。これらの技術は、ステープル繊維を垂直位置に配向させ、材料の使用を増やすことなく材料厚みを増加できる。これらの技術は、合理的な重量とコストで増加した複合体厚みを得ることに成功したが、この結果物の構造上の完全さは、二成分架橋繊維の配合がなければ多くの自動車内装用途には受け入れられないものであった。これら架橋繊維の使用は、成形や輪郭付けなど下流工程での過熱時における繊維からの再配向や剛性によって、これまで多くの下流工程で問題を引き起こしてきた。
【0007】
(発明を実施するための最良の形態)
図1および図2には、それぞれ不織布100および200として説明される本発明の態様が示されている。不織布100/200は、第一繊維11および第二繊維12を組み合わせて通常形成される。
【0008】
図1には、本発明の一態様の断面図が示され、基材領域110およびパイル領域120を備えた不織布100が図示されている。基材領域110は、不織布100の長さに沿って伸張する第一繊維11および第二繊維12の織物または編物の領域である。パイル領域120は、第一繊維11および第二繊維12の領域であって、基材領域110から出る第一末端121、第一末端121から離れて配置された第二末端122、および第一末端121と第二末端122の間の中間部分123を伴っている。パイル領域120の第二末端122は、第一繊維11および第二繊維12の環、第一繊維11および第二繊維12の自由末端、またはこれらの組み合わせであってよい。
【0009】
図2には、本発明の基材領域210、パイル領域220およびカバー領域230を備えた不織布200が図示されている。基材領域210は、不織布200の長さに沿って伸張する第一繊維11および第二繊維12の織物または編物の領域である。カバー領域230は、ベース領域210の反対側で不織布200の長さに沿って広がる、第一繊維11および第二繊維12の織物または編物の領域である。パイル領域220は、第一繊維11および第二繊維12の領域であって、基材領域210から出る第一末端221、カバー領域230から出る第二末端222、および第一末端221と第二末端222の間の中間部分223を伴っている。それによって、パイル領域220が、基材210とカバー材230を分ける連続シート材となる。
【0010】
パイル領域120/220において、第一繊維11および第二繊維12は、不織ウェブ100/200の平面方向から約45°と約90°の間に配向している。好ましい態様では、第一繊維11および第二繊維12は、パイル領域120/220内で不織ウェブ100/200の平面方向から大体垂直に配向している。不織ウェブ100/200は、種々の第二繊維12が第一繊維11と混交することにより安定化される。
【0011】
ここで図1および図2に戻って参照すると、第一繊維11は不織布100/200の約30重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維は不織布100/200の約10重量%ないし約70重量%を構成する。一つの態様では、第一繊維11は不織布100/200の約70重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維は不織布100/200の約10重量%ないし約30重量%を構成する。さらに別の態様では、第一繊維11は不織布100/200の約80重量%を構成し、また、第二繊維は不織布100/200の約20重量%を構成する。
【0012】
第一繊維11は、典型的な例では、フィラメント当たりのデニールが約1と約18の間である標準的なポリエステルステープル繊維から形成されたステープルポリエステル繊維である。一つの態様では、第一繊維11は、不織布100/200の用途や所望の最終品質に応じ、フィラメント当たり約6デニールまたは約15デニールを有する。さらに別の態様では、第一繊維11の全部または一部が、不織布100/200に追加的クッションを与えるため、中空繊維構造(hollow−fil makeup)を有している。第一繊維11は、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドであってもよい。
【0013】
第二繊維12は、第一繊維11の材料より低融点の材料から形成される。そのうえ、第二繊維12は、不織布100/200が引き続く成形工程において経験する成形温度を超える融点を有する。第一繊維11が標準的ポリエステルから形成されるステープルポリエステル繊維である一態様においては、第二繊維12は、ブレンドから形成されるステープルポリエステルファイバーであってよく、例えば脂肪族グループとポリエステルのようなブレンドである。別の態様においては、第二繊維12は、多成分であってよく、例えば、一つの成分(例えばシェル)が第一繊維11の材料より低い融解温度を有するコア・シェル繊維である。第二繊維12は、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドであってよいこともまた予想される。第二繊維は、典型的な例では、フィラメント当たりのデニールが約1と約18の間であるステープル繊維である。一つの態様においては、第二繊維12は、フィラメント当たりのデニールが約3である。
【0014】
不織布100/200には、例えば布表面材のような材料の裏材として使用できるタイプがあり、または、ある用途においては、ベース領域110/210および/またはカバー領域230を該表面材として使用できる。不織布100/200が裏材として使用される態様においては、ベース領域110/210および/またはカバー領域230は、典型的な例では、約12ゲージないし約30ゲージのステッチゲージで形成される。ベース領域110/210および/またはカバー領域230が表面材として使用されるような態様では;それらは、典型的な例では、少なくとも約30ゲージ、通常約30ゲージないし約64ゲージのステッチゲージで形成される。
【0015】
引き続く工程では、第二繊維12の融解温度より低い成形温度で、不織布100/200の弾性を実質的に減損することなく、不織布100/200を成形することができる。不織布100/200における第一繊維11および第二繊維12がいずれもポリエステルである場合、不織布100/200はより容易くリサイクルできる。
【0016】
一つの態様では、不織布100/200は厚みが約2mmないし約20mmであり、また、密度は約50g/m2ないし約800g/m2である。例えば自動車のヘッドライナーのようなパネル用途に使用する態様では、不織布100/200は厚みが約2mmないし約5mmであってよく、また、密度は約100g/m2ないし約300g/m2であってよい。例えば椅子張りのようなクッション用途に使用する態様では、不織布100/200は厚みが約3mmないし約15mmであってよく、また、密度は約100g/m2ないし約500g/m2であってよい。
【0017】
図1の不織ウェブ100を形成する方法は、図3に工程500として説明されている。工程500は、通例、繊維の結合510、結合繊維のウェブへの配置520、ベース領域およびパイル領域の形成530、不織布の加熱550、および不織布の冷却550、のステップを含む。
【0018】
繊維の結合510のステップは、第一繊維11および第二繊維12を結合させることを含む。第一繊維11は第二繊維12より高い融点を有している。加えて、第二繊維12は引き続く成形工程の成形温度より高い融点を有している。一つの態様においては、第一繊維11は標準的なポリエステルから形成され、また、第二繊維12はより融解温度の低いポリエステル、例えば脂肪族グループとポリエステルのようなブレンドから形成される。第一繊維11および第二繊維12は、第一繊維11が不織布100/200の約30重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維12が合計の約10重量%ないし約70重量%を構成するような割合で、結合される。一つの態様においては、第一繊維11は合計の約70重量%ないし約90重量%を構成し、また、第二繊維12はその合計の約10重量%ないし約30重量%を構成する。さらに別の態様では、第一繊維11はその合計の約80重量%を構成し、また、第二繊維12はその合計の約20重量%を構成する。第一繊維11および第二繊維12は、約1デニールと約18デニールの間である。一つの態様においては、第一繊維11は、その結合の用途や所望の最終品質に応じ、フィラメント当たりのデニールが約6または約15であり、また、第二繊維12はフィラメント当たりのデニールが約3である。加えて、第一繊維11の全部または一部が、不織布100/200に追加的クッションを与えるため、中空繊維構造(hollow−fil makeup)を有している。
【0019】
配置のステップ520において、結合された第一繊維11および第二繊維12は、梳毛(カーディング)または類似の方法によって、平面の層またはウェブへ配置される。ウェブの中では、繊維は一般にウェブの機械方向に線状である。
【0020】
第一繊維11および第二繊維12が平面ウェブへ配置された後、ベース領域110およびパイル領域120がウェブから形成される。ベース領域およびパイル領域は、編み針の列を用いて形成される。平面ウェブは、パイル環を形成するために編み針の上方へ持ってこられる。編み針は、編まれた不織材料のベース領域110を形成する目的で、平面ウェブの下方部分を編み環へ引っ張るために収縮し、その編み材料は前方に移動される。編み環が形成され編み材料が前方へ移動された後、針は伸張し、工程は繰り返され、もう一つのパイル環を形成するために不織ウェブを編み針の上方へ持って行くことが開始される。この工程は、所望の長さの布が形成されるまで繰り返される。
【0021】
ベース領域110およびパイル領域120が形成された後、加熱ステップ550において、布は、第二繊維12の融点を越える温度まで加熱される。加熱ステップによって、第二繊維12は第一繊維11と融着する。布は、第一繊維11の融点を超えて加熱しないことが好ましい。第一繊維11が標準的なポリエステルから形成される場合、加熱ステップ550は230℃を超えないのが典型例である。第一繊維11が標準的なポリエステルで形成され、かつ、第二繊維12が例えば脂肪族グループとポリエステルのブレンドのようなブレンドである場合、布は、約115℃と約230℃の間、好ましくは、約160℃と約200℃の間まで加熱される。
【0022】
第二繊維12を第一繊維11に融着させるために布を加熱した後、布は、冷却ステップ560において、第二繊維12の融点に満たない温度まで冷却され、その結果、不織布100が形成される。
【0023】
図2の不織ウェブ200を形成する方法は、図4に工程600として説明されている。工程600は、通例、繊維の結合610、結合繊維のウェブへの配置620、ベース領域およびパイル領域の形成630、カバー領域の形成640、不織布の加熱650、および不織布の冷却660、のステップを含む。不織布200の形成における、結合のステップ610、ウェブへの配置ステップ620、そしてベース領域およびパイル領域を形成するステップ630は、それぞれ、不織布100の形成において相当するステップ510、520、および530と同様である。
【0024】
カバー領域230を形成するステップ640において、針の列は、不織ウェブから形成されるパイル環の先端に係合する。編み針は、カバー領域230を形成する目的で、不織材料の部分を編み環へ引き込むために収縮し、それから布材は前方に移動される。編み環が形成され編み材料が前方へ移動された後、針は伸張して工程を繰り返す。この工程は、カバー領域230が所望の長さを超える布に形成されるまで繰り返される。針の密度、針のストローク長、針の動き、および/または編物産業界で既知の他の手法は、ベース領域210と比較してカバー領域230での異なる特性を与えるために変更してよい。
【0025】
ポリエステル材料を用いて工程500/600から形成される不織布100/200は、典型的な例では、約115℃と約220℃の間の温度を使用して成形操作を行うことを可能とし、また、最初の厚みに戻る能力を維持する。一つの態様においては、不織布100/200は、約140℃ないし約170℃の成形温度での成形工程に曝した後に、最初の厚みに戻る能力を維持する。
【0026】
本発明の一つの実施例では、ポリエステル繊維KOSA T−209およびT−210のブレンドである第一繊維、およびポリエステルKOSA T−252の第二繊維から、不織ウェブが形成された。第一繊維は、フィラメント当たり6デニールのサイズを有するポリエステルステープル繊維T−209が全重量の50%、およびフィラメント当たり15デニールのサイズを有するポリエステルステープル繊維T−210が全重量50%、のブレンドである。第二繊維は、フィラメント当たり3デニールのサイズを有するポリエステルステープル繊維T−252である。第一繊維および第二繊維は、全重量に対し80%の第一繊維、全重量に対し20%の割合で結合される。これらの繊維は、上記した本発明の工程に従い、14ゲージのベース領域、22ゲージのパイル領域、および全厚み約3mmを有する不織布に形成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、基材領域およびパイル領域を備えた、本発明の一態様の断面図である。
【図2】図2は、基材領域、パイル領域、およびカバー領域を備えた、本発明の別の態様の断面図である。
【図3】図3は、図1の不織ウェブを形成する方法の一態様を説明する、ブロック図である。
【図4】図4は、図2の不織ウェブを形成する方法の一態様を説明する、ブロック図である。
Claims (56)
- 成形温度を有する成形工程で使用される不織布であって、該不織布は、
第一繊維融解温度を有し、該第一融解温度が該成形温度より高い、第一繊維;
該第一繊維の該第一繊維融解温度より低く、かつ、該成形温度より高い、第二繊維融解温度を有する、第二繊維;
を含み、
該第一繊維および該第二繊維からなる第一群がベース領域に共に固定され、該第一繊維および該第二繊維からなる第二群が該ベース領域からパイル領域として伸張し;および
該第一繊維および該第二繊維は平面布内へ共に結合している、
不織布。 - 該ベース領域内における該第一繊維および該第二繊維からなる該第一群が、第一繊維および第二繊維からなる該第一群の編み環で共に固定されている、請求項1に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約12ゲージないし約30ゲージのステッチゲージを有する、請求項2に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約30ゲージないし約60ゲージのステッチゲージを有する、請求項2に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約30ゲージ以上のステッチゲージを有する、請求項2に記載の不織布。
- 該パイル領域における該第一繊維および該第二繊維からなる該第二群が、不織布の平面方向から約45°および約90°の間に配向されている、請求項1に記載の不織布。
- 該パイル領域における該第一繊維および該第二繊維からなる該第二群が、不織布の平面方向からおよそ垂直に配向している、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維が、不織布の全重量の約30%ないし約90%を構成する、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維が、不織布の全重量の約70%ないし約90%を構成する、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維が、不織布の全重量の約80%を構成する、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維が、不織布の全重量の約10%ないし約70%を構成する、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維が、不織布の全重量の約10%ないし約30%を構成する、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維が、不織布の全重量の約20%を構成する、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維および該第二繊維が、同一基材から形成される、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維および該第二繊維が、共にポリエステル基材である、請求項14に記載の不織布。
- 該第二繊維が、脂肪族グループおよびポリエステルのブレンドである、請求項15に記載の不織布。
- 該第一繊維が、フィラメント当たり約1デニールとフィラメント当たり約18デニールの間である、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維が、フィラメント当たり約6デニールである、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維が、フィラメント当たり約15デニールである、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維が中空である、請求項1に記載の不織布。
- 該第一繊維が、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドである、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維が、フィラメント当たり約1デニールとフィラメント当たり約18デニールの間である、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維が、フィラメント当たり約3デニールである、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維が多成分繊維であって、その少なくとも一成分が、該第二融解温度を有する第二繊維の部分である、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維が、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドである、請求項1に記載の不織布。
- 該第二繊維がコアおよびシェルを有し、該第二融解温度を有する第二繊維の成分がシェルである、請求項24に記載の不織布。
- ベース領域からパイル領域の反対端でカバー領域として共に固定された第一繊維および第二繊維からなる第三群をさらに含む、請求項1に記載の不織布。
- 該ベース領域内における該第一繊維および該第二繊維からなる該第一群が、第一繊維および第二繊維からなる該第一群の編み環で共に固定されている、請求項27に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約12ゲージないし約30ゲージのステッチゲージを有する、請求項28に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約30ゲージ以上のステッチゲージを有する、請求項28に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約30ゲージないし約60ゲージのステッチゲージを有する、請求項28に記載の不織布。
- 該カバー領域内における該第一繊維および該第二繊維からなる該第三群が、第一繊維および第二繊維からなる該第三群の編み環で共に固定されている、請求項27に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約12ゲージないし約30ゲージのステッチゲージを有する、請求項32に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約30ゲージ以上のステッチゲージを有する、請求項32に記載の不織布。
- 該ベース領域の該編み環が、約30ゲージないし約60ゲージのステッチゲージを有する、請求項32に記載の不織布。
- 該パイル領域における該第一繊維および該第二繊維からなる該第二群が、不織布の平面方向から約45°および約90°の間に配向されている、請求項27に記載の不織布。
- 該パイル領域における該第一繊維および該第二繊維からなる該第二群が、不織布の平面方向からおよそ垂直に配向している、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維が、不織布の全重量の約30%ないし約90%を構成する、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維が、不織布の全重量の約70%ないし約90%を構成する、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維が、不織布の全重量の約80%を構成する、請求項27に記載の不織布。
- 該第二繊維が、不織布の全重量の約10%ないし約70%を構成する、請求項27に記載の不織布。
- 該第二繊維が、不織布の全重量の約10%ないし約30%を構成する、請求項27に記載の不織布。
- 該第二繊維が、不織布の全重量の約20%を構成する、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維および該第二繊維が、同一基材から形成される、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維および該第二繊維が、共にポリエステル基材である、請求項44に記載の不織布。
- 該第二繊維が、脂肪族グループおよびポリエステルのブレンドである、請求項45に記載の不織布。
- 該第一繊維が、フィラメント当たり約1デニールとフィラメント当たり約18デニールの間である、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維が、フィラメント当たり約6デニールである、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維が、フィラメント当たり約15デニールである、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維が中空である、請求項27に記載の不織布。
- 該第一繊維が、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドである、請求項27に記載の不織布。
- 該第二繊維が、フィラメント当たり約1デニールとフィラメント当たり約18デニールの間である、請求項27に記載の不織布。
- 該第二繊維が、フィラメント当たり約3デニールである、請求項27に記載の不織布。
- 該第二繊維が多成分繊維であって、その少なくとも一成分が、該第二融解温度を有する第二繊維の部分である、請求項27に記載の不織布。
- 該第二繊維がコアおよびシェルを有し、該第二融解温度を有する第二繊維の成分がシェルである、請求項54に記載の不織布。
- 該第二繊維が、異なる材料から形成された異なる繊維のブレンドである、請求項27に記載の不織布。
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