JP2004514755A - シリコーンエマルジョンの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、シャンプーおよびスキンクリームのようなトイレタリー製品ならびに化粧品製品、液体洗剤のような家庭用洗浄製品、親水性/疎水性改質剤および軟化剤のような織物過程での添加剤、ならびに例えば接着製品用の裏地に使用される離型剤および剥離塗料のような剥離剤に有用な水中シリコーン型エマルジョンの生産に関する。
【0002】
水中シリコーン型エマルジョンは、乳化重合により、あるいはシリコーンポリマーを、1つまたは複数の界面活性剤、および水と機械的に乳化することにより調製することができる。シリコーンは高度に疎水性であるため、安定なエマルジョンを機械的に生産するのは困難であり、一般に、高機械的せん断下でシリコーンを界面活性剤および少量の水と混合して、非ニュートン性の「濃厚相(thick phase)」を形成する必要がある。この濃厚相は、低せん断速度で非常に高粘度を有し(シリコーンポリマー単独よりも低せん断速度で相当粘性が高い)、降伏応力を示すことが多い(粘弾性挙動)。生じたエマルジョンは、さらなる水および界面活性剤により希釈することができる。産業スケールでプロセスを回分式で実施する場合に、この「濃厚相」エマルジョンの高粘性の性質は、一様でない混合または局在化した過熱という危険性を引き起こす。
【0003】
米国特許第A5504150号は、有機ケイ素化合物を、縮合触媒および昇圧されたガスと混合して、発泡させて、発泡混合物を反応室へと供給し、化合物を反応室中で重合させることでチャンバ中に液体ポリマーを形成することによって、エマルジョンを調製することについて記載している。化合物を重合した後、水および界面活性剤を反応室に供給し、反応室中の気泡と混合して、ポリマーを含有する油中水型エマルジョンを形成する。反応器の出口でエマルジョンを収集し、せん断により水中油型エマルジョンへと変える。
【0004】
米国特許第A5806975号は、混練押出機中で高粘性オルガノシロキサン生ゴムを連続的に乳化させる方法について記載している。特開2000−449号は、乳化剤0.1〜100%および水0.5〜20%とともにオルガノシロキサンを、回転円盤混合機へ供給することにより、オルガノシロキサングリースを連続的に製造することについて記載している。
【0005】
欧州特許第A874017号は、(I)少なくとも1つのポリシロキサン、上記ポリシロキサンと連鎖延長反応によって反応する少なくとも1種のオルガノシリコン物質、および上記連鎖延長反応用の金属を含有する触媒を含む組成物、(II)少なくとも1つの界面活性剤、および(III)水からなる物質を混合して、混合物を形成させることと、上記混合物を乳化することとを含む、水中シリコーンエマルジョンの製造方法について記載している。
【0006】
欧州特許第A915122号は、シリコーンラテックスの製造方法について記載している。この方法は、ポリジオルガノシロキサンおよび架橋剤のプリミックスを形成し、続いてプリミックスと界面活性剤および水とを混合することでシリコーンラテックスを形成することを含む。インライン動的混合機を用いたシリコーンラテックスの連続製造方法についても記載している。
【0007】
ポリシロキサン液体、少なくとも1種の界面活性剤および水が、高せん断混合機から連続的に抜き出される粘性水中油型エマルジョンを形成するような割合で、上記混合機に連続的に供給される、水中シリコーン型エマルジョンの生産に関する本発明の第1の態様による方法では、上記ポリシロキサン、上記界面活性剤、および上記水は、単一供給ラインにより上記高せん断混合機に供給され、上記高せん断混合機への入口での上記供給ラインの圧力は、所望のエマルジョン粒径を付与するように規定した標的圧力の20%以内であるようにモニターされる。
【0008】
本発明者等は、高せん断混合機では、粗製油中水型プレミックスが初期に形成され、それが混合機に適用された高せん断条件により「濃厚相」水中油型エマルジョンへと連続的に変換されると考える。
【0009】
本発明者等は、かかる連続プロセスにおいて、混合機への入口での圧力が、最終的に形成されるエマルジョンの粒径と相関することを見出した。所望の粒径に相当する標的圧力は、各プロセス/装置および組成物に特異的であるが、実験により容易に決定することができる。プロセスを連続的に運転し、ポリシロキサン液体、界面活性剤および水を一定速度で供給する場合、入口の圧力は、混合機中の流れに対する抵抗力の尺度である。本発明者等は、この入口の圧力の20%を超える変動(多くの場合、10%を超える変動)が、一般に20%を相当超えるエマルジョン生成物の粒径の変動に対応することを発見し、さらには水中油型エマルジョンへの変換が起こらないことを示すこともできた。供給ラインの圧力は、好ましくは連続的にモニターされる。かかる変動、特に圧力の低下が観察または記録される場合、例えば混合機へ供給される界面活性剤の割合をわずかに増加させることにより、あるいは混合機出口をわきにそらして廃棄する(scrap)して、連続プロセスを停止することにより、圧力レベルを回復するように、プロセスを調節することができる。かなりの圧力変動が起きると、かかる工程が行われるように自動制御を配置させることができ、または圧力変動が顕著な場合にプロセスオペレーターが作動させることができる。
【0010】
ポリシロキサン液体は、例えば少なくとも0.001、好ましくは少なくとも0.02Pa・s〜1000Pa・s(1または20〜1000000cps)、またはさらには最大20000Pa・sまでの粘度を有することができる。本発明のプロセスは、ポリオルガノシロキサンのような実質的に線状のポリジオルガノシロキサンの連続乳化に特に適しているが、分岐状および/または環状ポリシロキサンも乳化することができる。ポリシロキサン液体は、非反応性液体、例えば、トリメチルシロキシユニットが先端についた線状ポリシロキサンであってもよく、あるいはヒドロキシル基(Si−OHまたはアルコール基のいずれか)、アミノ基、ビニル基、またはSi−H基のような反応性基を有する反応性液体であってもよい。反応性液体は、以下の詳述するように、乳化プロセス中または後で反応させてもよい。
【0011】
界面活性剤は、概して、シリコーン乳化用として既知の任意の界面活性剤であり得る。界面活性剤は、陽イオン性、陰イオン性、非イオン性および/または両性界面活性剤であり得る。異なるタイプの界面活性剤、および/または同じタイプの異なる界面活性剤の混合物を使用することができる。イオン性界面活性剤および非イオン性界面活性剤の組合せは、特に好ましい場合がある。多くの用途に関して、界面活性剤は、シリコーンエマルジョンが組み込まれるべき生成物との最適な相溶性を付与するように選択する必要がある。
【0012】
非イオン性界面活性剤の例としては、ポリエチレングリコール長鎖(9〜22C、特に12〜14C)アルキルエーテルのようなポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタンエーテル、ポリオキシアルキレンアルコキシレートエステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル、エチレンオキシドプロピレンオキシドコポリマー、ポリビニルアルコール、グリセリドエステル、およびアルキル多糖類が挙げられる。
【0013】
陽イオン性界面活性剤の例としては、ハロゲン化8〜22Cアルキルトリメチルアンモニウム(特に塩化物)、ハロゲン化8〜22Cアルキルジメチルベンジルアンモニウム、またはハロゲン化ジ(8〜22Cアルキル)ジメチルアンモニウム(ここで、8〜22アルキル基は、例えば、オクチル、デシル、ドデシル、ヘキサデシル、オレイルまたはオクダデシル、あるいは獣脂またはココアルキル基)のような第四アンモニウム塩、ならびにこれらの物質の相当する塩、脂肪アミンおよび脂肪酸ならびにそれらの誘導体、塩基性ピリジニウム化合物、ベンズイミダゾリンの第四アンモニウム塩基、およびポリ(エトキシ化/プロポキシ化)アミンが挙げられる。メト硫酸塩、リン酸塩、または酢酸塩は、ハロゲン化物に対する代替物として使用することができる。
【0014】
適切な陰イオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸塩のようなアルキル硫酸塩、アクリレート/アクリル酸C10 〜 30アルキルクロスポリマーのようなポリマー、(6〜20Cアルキル)ベンゼンスルホン酸および塩、モノアルキルポリオキシエチレンエーテルの硫酸エステル、脂肪酸のスルホン化グリセリルエステル、スルホン化一価アルコールエステルの塩、アミノスルホン酸のアミド、脂肪酸ニトリルのスルホン化生成物、ナフタレンスルホン酸とホルムアミドとの縮合生成物、アルキル硫酸アルカリ金属およびスルホン酸エステル、アルキルリン酸塩、サルコシネートおよびスルホン化オレフィンが挙げられる。
【0015】
適切な両性界面活性剤としては、コカミドプロピルベタイン、コカミドプロピルヒドロキシ硫酸塩、ココベタイン、ココアミド酢酸ナトリウム、ココジメチルベタイン、N−ココ−3−アミド酪酸およびイミダゾリニウムカルボキシル化合物が挙げられる。
【0016】
スルホン酸塩および硫酸塩、例えばアルキルベンゼンスルホン酸のような幾つかの陰イオン性界面活性剤は、ポリシロキサン、特にヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサンのようなシラノール官能性ポリジオルガノシロキサンの、それ自身との、あるいは共重合の場合には、有機モノマーもしくはシランモノマーおよび/または水酸基のような縮合可能な官能性を有するポリマーとの縮重合に関する幾つかの触媒活性を有する。触媒活性は、有機アミン、例えばトリエタノールアミン、または水酸化ナトリウムのような無機塩基のような中和剤で抑制することができる。制御不可能な重合は、ポリシロキサンの粘度を増大させる場合があり、その結果あまりに粘性が高すぎて、混合機を通り抜ける際に適正に乳化されないようになるため、高せん断混合機中でエマルジョンを形成する前に、重合を回避することが通常好ましい。さらに、中和は、腐食を回避し、および/または加工装置用の構築の特殊酸耐性物質の必要性を最小限に抑える。必要に応じて、酸の添加またはイオン交換、例えば酸性イオン交換樹脂での処理による続く酸性化は、スルホン酸塩または硫酸塩界面活性剤の触媒特性を再活性化するであろう。
【0017】
第四アンモニウム塩のような幾つかの陽イオン性界面活性剤もまた、ポリシロキサン、特にヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサンのようなシラノール官能性ポリジオルガノシロキサンの、それ自身との、あるいは共重合の場合には、有機モノマーもしくはシランモノマーおよび/または水酸基のような縮合可能な官能性を有するポリマーとの縮重合に関する触媒活性を有し得る。触媒活性は、酸または塩基の添加により再活性化させてもよい。
【0018】
界面活性剤は、ポリシロキサン液体に無希釈で添加することができ、あるいは1つまたは複数の界面活性剤は、水と予め混合することができる。界面活性剤には、水性形態で販売されているものもある。高せん断混合機へ供給ラインで添加される界面活性剤の量は、一般に、ポリシロキサン液体に基づいて少なくとも0.2重量%、好ましくは少なくとも0.5重量%、例えば、2重量%〜10または20重量%である。界面活性剤組成物中に存在する任意の水を含めた存在する水の量は、一般に、ポリシロキサン液体に基づいて少なくとも0.5%、好ましくは少なくとも1%から10または20%、さらには30%である。高せん断混合機へ供給される混合物のポリシロキサン含有量は、好ましくは70〜99重量%、最も好ましくは80〜98重量%である。
【0019】
1種より多くの界面活性剤が使用される場合、界面活性剤は概して、予め混合することができ、あるいはポリシロキサン液体に順次添加することができる。本発明者等は、イオン性(陰イオン性または陽イオン性)および非イオン性界面活性剤を使用する場合、イオン性界面活性剤をポリシロキサン液体と接触させた後に、非イオン性界面活性剤を接触させれば、より小さくかつ変動の少ない粒径のエマルジョンが生産され得ることを見出した。
【0020】
したがって、本発明の別の態様によれば、ポリシロキサン液体、少なくとも1種の界面活性剤および水が、高せん断混合機から連続的に抜き出される粘性水中油型エマルジョンを形成するような割合で、該混合機に連続的に供給される、水中シリコーン型エマルジョンの製造方法は、上記ポリシロキサン液体は、上記高せん断混合機に供給される前に、イオン性界面活性剤と、続いて非イオン性界面活性剤と順次接触させることを特徴とする。
【0021】
ポリシロキサン液体およびイオン性界面活性剤は、好ましくは、非イオン性界面活性剤と接触させる前に混合し、例えば、それらは、非イオン界面活性剤が添加される前に、ポリシロキサン全体にわたるイオン性界面活性剤の分散を達成するために、静的混合機を通過させることができる。
【0022】
高せん断混合機から連続して抜き出される「濃厚相」水中油型エマルジョンは通常、使用前にその粘度を減少させるために希釈する必要がある。「濃厚相」は、連続して、または回分式で希釈することができる。この段階で添加される水の量は、一般に、ポリシロキサン液体に基づいて少なくとも10%、好ましくは少なくとも20%、例えば30〜150%である。望ましい場合、希釈段階でさらなる界面活性剤、例えばポリシロキサン液体に基づいて最大10重量%の界面活性剤を添加することができる。界面活性剤は、希釈に使用される水と予め混合することができ、あるいは別個に添加することができる。水、および任意に界面活性剤の添加後に、エマルジョンを、好ましくは高せん断混合機中で完全に混合して、エマルジョンを確実に完全に均質化させた。シリコーン約40%よりも希釈したエマルジョンが必要である場合、さらなる水は、あまり激しくない混合条件を必要とする続く希釈工程で添加されるのが好ましい。
【0023】
ここで、本発明のプロセスのフローチャートである添付の図面の1つの図を参照して、本発明を説明する。
【0024】
ポリシロキサン液体は、主要供給用ライン(1)から供給される。第2の供給用ライン(2)は、第2のポリシロキサン、例えば主要ポリシロキサン液体と反応性を有するか、または主要ポリシロキサン液体とブレンドを形成するポリシロキサンを供給するのに使用することができる。第3の供給用ライン(3)は、ポリシロキサンとブレンドされるべき任意の他の物質、例えば反応系用触媒用に使用することができる。ポリシロキサンならびにライン(2)および(3)から供給される任意の物質は、プレ混合機(4)で混合される。プレ混合機(4)は、好ましくは動的混合機であるが、混合の目的であり、特殊なせん断要件はない。二次供給ライン(2、3)および混合機(4)は、単一のポリシロキサン液体からエマルジョンを生産する場合には省略することができる。
【0025】
混合機(4)を出たポリシロキサン液体用の導管(5)は、高せん断動的混合機(9)へと導く供給ラインを形成する。供給ライン(5)は、第1の界面活性剤供給用ライン(6)、第2の界面活性剤供給用ライン(7)および水供給用ライン(8)により供給される。ライン(6、7および8)間の界面活性剤および水の注入順序は、配合物に応じて変化させることができる。たった1つの界面活性剤を使用してもよく、その場合は、1つの供給ライン(7)は必要でない。界面活性剤の1つはまた、すでに水で希釈してしまってもよく、この場合、ライン(8)を使用しないことが可能である。主要供給ライン(5)および使用されている供給ライン(6、7および/または8)は、供給中の物質の連続的な安定な配給を付与するようにすべてが配置され、例えばそれらは、好ましくは、定常送達ポンプを組み込み、各ポンプと主要供給ライン(5)との間に背圧弁を有してもよい。混合機、例えば静的混合機が、供給(6および7)間で、および/または供給(7および8)間で、主要供給ライン(5)中に含まれてもよい。陰イオン界面活性剤の触媒活性を抑制するために、アミンのような中和剤を添加する場合、中和剤は例えば、当該界面活性剤とともに添加することができ、あるいは例えば供給ライン(2または3)で、ポリシロキサン液体が界面活性剤と接触する前に、ポリシロキサン液体に添加することができる。
【0026】
ポリシロキサン液体、界面活性剤および水を粘性水中油型エマルジョンへと乳化するのに使用される高せん断動的混合機(9)は、例えば登録商標「TK Products Homomic Line Mill」または「Bematek」または「Greerco」または「Ross」で販売されるもののようなインライン動的ロータ/ステータ装置(コロイドミルと呼ばれることが多い)、または特開2000−449号に記載される型の回転円盤混合機、またはプラスチック押出に使用される型の二軸スクリュー配合機であり得る。混合機(9)におけるポリシロキサン液体混合物の平均残留時間は、混合装置の本体の総自由体積に基づいて、好ましくは0.1〜600秒、特に1〜60秒であり、混合機(9)により発揮されるせん断の度合いは、この時間内にポリシロキサンを乳化するのに十分であるべきである。インラインロータ/ステータ混合機のせん断間隙における残留時間は、好ましくは0.001〜1秒、特に0.005〜0.05秒である。混合機の円周速度は、好ましくは0.6から60m/s、特に2〜20m/sである。混合機(9)で生産されるエマルジョンは一般に、非ニュートン流体挙動を示し、エマルジョンが含有するポリシロキサン液体よりもかなり高い低せん断粘度を有する。粘性エマルジョンは、混合機(9)から、濃厚相移送ライン(10)へと放出される。
【0027】
圧力センサ(P)は、混合機(9)への入口で、供給ライン(5)に位置している。センサ(P)は、連続的に流れる液体中の圧力を測定するための化学工業で既知の任意の型の圧力ゲージであり得る。所定のプロセスシステム、エマルジョン組成物、および総プロセス流速に関して、(P)により測定される圧力は、生産されるエマルジョンの粒径と相関することができ、標的圧力を決定することができる。(P)での圧力は、圧力(P)が標的圧力の20%以内、好ましくは10%以内であるよう監視するために連続的にモニターされることが好ましい。本発明者等は、背圧(P)をこれらの制限内に維持することが、比較的に均質な粒径を有するエマルジョンを示し、その結果エマルジョン生成物中の粒子の90%が3M以下、通常2M以下(ここで、Mは、エマルジョン中の粒子の体積ベースの径の中央値である)を有することを見出した。粒径の変動は、例えば直接バッチ乳化を用いた場合(例えば高圧ホモジナイザーによる)よりも確認される変動はかなり小さい。エマルジョン粒径のルーチンな検査を低減することができ、概して検査は、背圧(P)がかなり低下した場合にのみ必要である。
【0028】
標的圧力は、プロセスの機械的圧力制約が可能である場合、0.05〜20もしくは40barまたはそれ以上の任意の圧力であり得る。図1に記載するような装置および実施例1の条件を用いて、非反応性線状ポリシロキサン液体から、0.03または0.1または0.15ミクロン〜20ミクロンの範囲の粒径のエマルジョン、特にサブミクロンの粒径のエマルジョンを形成するために、標的圧力は、好ましくは2〜20bar、最も好ましくは4〜6barの範囲である。
【0029】
モジュラー弁(11)は、濃厚相移送ライン(10)に配置される。この弁(11)は、ライン(10)中かつ混合機(9)に至る圧力を増加させるために使用することができる。この弁(11)は一般に必要ではなく、プロセスが定常状態で連続的に運転している場合には通常開放しているが、ライン(10)の圧力を増大させるために、したがって低粘性ポリシロキサン(例えば、2Pa・s以下の粘度を有する液体)からエマルジョンを生産する場合に、始動中の背圧(P)を制御するために、弁(11)は部分的に閉鎖される。
【0030】
希釈水供給用ライン(12)、任意の界面活性剤後添加供給ライン(13)、および任意の粉末添加剤配給ライン(14)はすべて、濃厚相移送ライン(10)へと供給する。多くの場合、粘性水中油型エマルジョンは、水単独で希釈されるか、あるいは界面活性剤が水供給ライン(12)に組み込まれ、その結果供給ライン(13)および(14)は使用されない場合がある。希釈に使用される界面活性剤は、上記のタイプのいずれでもあり得る。濃厚相、水および任意の添加剤は、高せん断動的混合機(15)へと移動し、高せん断動的混合(15)中でエマルジョンは、例えば60重量%のシリコーン含有量へと希釈され、水中油型エマルジョンへと反転される。混合機(15)は、混合機(9)に適切であるもののような上記の型のいずれでもあり得る。
【0031】
スルホン酸塩または硫酸塩界面活性剤の触媒活性を抑制するために、乳化前にアミンが添加された場合、スルホン酸塩または硫酸塩の界面活性再の触媒特性を再活性化するのが望ましいのであれば、供給用ライン(12)中の希釈溶液に酸を添加することができる。あるいは、混合機(15)での希釈後に、酸を添加することができ、あるいはエマルジョンを酸性イオン交換物質で処理することができる。
【0032】
得られた水中油型エマルジョンは、混合機(15)から移送ライン(16)へと抜き出される。高シリコーン含有量エマルジョン、例えば少なくとも40または50重量%のシリコーン含有量のエマルジョンが必要である場合、ライン(16)を容器へと直接供給することできる。容器中のエマルジョンは販売されるか、または輸送される。より希釈したエマルジョンが必要である場合、最終水添加ライン(17)から水を添加することができる。増粘剤、防腐剤および/または泡消剤のような添加剤用のさらなる供給ライン(例えば、18、19、20)を使用することができる。あるいは、所要の配合物が高シリコーン含有量である場合、さらなる供給ラインは、第1の希釈混合機(15)の前の移送ライン(10)へ接続することができる。水または添加剤が供給ライン(17〜20)のいずれかから添加された場合、エマルジョンは、確実に一様に希釈するために使用される動的混合機(21)へと移動する。混合機(21)は、上記のような型であり得るか、あるいは混合がその単なる目的であり、高せん断は必要とされないため、より簡素な型であってもよい。混合機(21)からライン(22)へ流出するエマルジョンは、顧客が要求するシリコーンレベルを含有しており、それはドラム、運搬または輸送タンカーのような容器へ移動する。
【0033】
本発明の代替的実施形態では、プロセスは、半連続モードで作動することができる。この実施形態では、供給ライン(12〜14、および17〜20)および混合機(15、21)を省略することができ、弁(11)の下流にある濃厚相移送ライン(10)中の粘性水中油型エマルジョンを、希釈水および任意の必要とされる添加剤を含有する攪拌希釈タンクへと充填することができる。配合物によっては、混合機(9)で生産された粘性エマルジョンを容器へ直接供給することが可能であり得る。容器中の粘性エマルジョンは、たとえば顧客による希釈のために輸送され、その生成物は、水性エマルジョンの形態である。
【0034】
別の代替的実施形態では、混合機(9および15)は、2つの混合チャンバ間での水の注入を可能とする、ダブルリスクリファイナーのような単一装置中で組み合わせることができる。あるいは、混合機(9、15および任意に21)は、バレル間での水および他の物質の添加を可能とする、二軸スクリュー配合機の種々のバレルであり得る。二軸スクリュー配合機は、非常に高粘度、例えば少なくとも1000Pa・sのポリシロキサン液体を取り扱う場合に好ましい混合機であり、低粘度液体を乳化するのにも適している。
【0035】
ポリシロキサン液体が反応性基を含有する場合、ポリシロキサン液体は、乳化および希釈プロセス中に連鎖延長反応を受け得る。乳化されるべき物質はまた、好ましくは連鎖延長反応により、ポリシロキサンと反応するオルガノシロキサン物質も含むことができる。かかるオルガノシロキサン物質は、例えばライン(2)から供給することができる。
【0036】
したがって、本発明は、連鎖延長反応に関与することが可能な反応性基を有するポリシロキサン液体、前記連鎖延長反応用の触媒、少なくとも一種の界面活性剤、および水、ならびに任意に連鎖延長反応により上記ポリシロキサンと反応するオルガノシロキサン物質を混合することであって、それにより混合物を形成する、混合することと、上記混合物を乳化することとを含む、水中シリコーン型エマルジョンの製造方法であって、上記ポリシロキサン液体、少なくとも1種の界面活性剤、および水は、高せん断混合機から連続的に抜き出される粘性水中油型エマルジョンを形成するような割合で、上記混合機に連続的に供給され、上記触媒および上記オルガノシロキサン物質(使用する場合)はそれぞれ、上記混合物が上記高せん断混合機に供給される前または後に添加されることを特徴とする方法を包含する。
【0037】
連鎖延長反応の例は、白金またはロジウム含有触媒の存在下での、Si−H基が脂肪族不飽和基と反応するヒドロシリル化反応、または金属含有触媒の存在下での、アルコキシシラン、シリケートもしくはアルコキシシロキサン中に存在するアルコキシ基、またはCH3COOSi基、R2C=NOSi基またはSiH基とのSi−OH基の反応、または上述の陰イオン性界面活性剤であり得る酸性触媒の存在下での、Si−OH基の別のSi−OH基との反応である。かかる反応で使用されるポリシロキサンは、好ましくは、実質的に線状のポリマー、例えばポリジオルガノシロキサンを含み、ここで、ポリマー1つ当たり平均して1〜2個の反応性基が存在し、反応性基の大部分、より好ましくは90%以上、最も好ましくは98%以上が末端基である。連鎖延長反応によりポリシロキサンと反応するオルガノシロキサン物質は、第2のポリシロキサン、または連鎖延長剤として作用する物質のいずれかであり得る。好ましくは、オルガノシロキサン物質は、その反応性部分の大部分が末端基である線状ポリオルガノシロキサンである。
【0038】
かかるプロセスにおける触媒は、ライン(3)で添加することができ、混合機(4)中でポリシロキサンと予め混合することができ、この場合、連鎖延長反応は、供給ライン(5)および混合機(9)で開始し得る。供給ライン(5)は、例えば0℃にまで冷却して、かかる反応を最低限に抑えることができる。高せん断混合機(9)でエマルジョンが形成された後に、エマルジョンに触媒を添加することが好ましい場合がある。触媒は、例えば、エマルジョンを希釈して反転させるライン(12)から添加される水または水性界面活性剤中に、またはライン(13)から添加される界面活性剤とともに組み込むことができ、あるいは(14)のような供給から濃厚相(10)へ別個に添加することができる。非イオン性界面活性剤との混合物としてのライン(13)からの添加は、触媒を組み込む特に有効な方法であることがわかった。あるいは、触媒は、界面活性剤供給(6および7)および/または水供給(8)中に組み込むことができ、高せん断混合機(9)前にオルガノシロキサン供給(5)と接触させる。
【0039】
触媒がポリシロキサンの自己重合を触媒しない場合に可能であるさらなる代替法では、触媒は、供給(3)からポリシロキサン液体に添加することができ、
あるいは供給(6、7または8)中で組み込むことができ、オルガノシロキサン物質(連鎖延長剤)は、混合機(9)後に添加される。かかる触媒の例は、オルガノシロキサン物質共反応物としてのビニル末端ポリジオルガノシロキサン液体およびSi−H末端ポリオルガノシロキサンとともに使用される、金属含有触媒、特に白金またはロジウム含有触媒である。
【0040】
以下の実施例により本発明を説明する。実施例中では、部および%は、重量に基づく。
【0041】
実施例1および2
これらの実施例は、粘度60Pa・sのヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサン液体からのエマルジョン調製について記載する。両実施例では、高せん断動的混合機(9)中で濃厚な水中油型エマルジョンを連続的に調製した。実施例1では、希釈タンク中で、回分式で濃厚相を希釈した。実施例2では、濃厚相を連続的に希釈した。種々のラインを通じて添加される物質の量を、以下の表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】
プレ混合機(4)は使用しなかった。高せん断動的混合機(9)は、間隙0.5mmを有するロータ/ステータを備えた、3800rpmおよび円周速度20m/sで運転しているHomomic Line Millであった。高せん断動的混合機入口での圧力(P)を、約5bar(の10%以内)に維持した。始動中、過剰の希釈界面活性剤供給(7)を使用し、必要に応じてモジュラー弁(11)で背圧を増加させた。供給速度が上記に示した速度である場合、所要の圧力は、弁(11)を開放させたままで維持することができた。混合機本体の総体積に基づく混合機(9)中のポリシロキサンの残留時間は、約8秒であった。
【0044】
実施例1では、プロセスは、1つのバッチに関して、油中水型エマルジョンにおける十分濃厚な油を生産するのに十分長い間、連続して作動し、続いてプロセスの連続部を停止した。希釈タンクを50rpmで攪拌して、3時間希釈を続けた。
【0045】
実施例2では、高せん断希釈混合機(15)は、間隙0.5mmを有する、約3500rpmおよび円周速度18m/sで運転しているHomomic Line Millであった。第2の希釈混合機(21)は、約1500rpmで運転しているDelmotte(登録商標)標準インライン動的混合機であった。
【0046】
生産されたエマルジョンの不揮発分は、65%であった。体積ベースの中間粒径D(v,0.5)は、レーザ回折で測定した場合に、両実施例において0.38ミクロンであった。実施例1で生産されたエマルジョンの粒径を分析し、D(v,0.9)は、0.85μmであった。すなわち、粒子の90%が、0.85μM以下の粒径を有する。
【0047】
実施例3および4
欧州特許第874017号のプロセスによりエマルジョンを生産した。この欧州特許第874017号では、ポリシロキサン液体は、連鎖延長反応が、乳化中に行われる。両実施例では、ポリシロキサン液体は、粘度10Pa・sを有するビニル末端線状ポリシロキサンおよび粘度10mPa・sを有するSiH末端短鎖線状ポリシロキサンを含んでいた。両実施例は、高せん断動的混合機(9)において、濃厚な水中油型エマルジョンを連続的に調製したが、このエマルジョンは、実施例1の濃厚相よりも粘度が低かった。実施例3では、濃厚相を回分式で希釈した。実施例4では、濃厚相を連続的に希釈した。種々のラインから添加される物質の量を、以下の表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】
プレミックス混合機(4)は、1500rpmで運転しているDelmotte混合機であった。高せん断動的混合機9は、0.5mmのロータ/ステータ間隙で、3000rpmおよび円周速度16m/sで運転しているHomomic Line Millであった。高せん断動的混合機入口での圧力(P)は、0.2barであった。
【0050】
実施例3では、1つのバッチに関して、十分濃厚な相を生産する時間、連続プロセスを作動し、続いてプロセスの連続部を停止した。希釈タンクを50rpmで攪拌して、1時間希釈を続けた。生産された水中油型エマルジョンの粒径中央値は、10μmであり、D(v,0.9)は、20μmと測定された。
【0051】
実施例4では、第1の高せん断希釈混合機(15)は、0.5mmのロータ/ステータ間隙で、約2000rpmおよび円周速度11m/sで運転しているHomomic Line Millであった。第2の希釈混合機21は使用しなかった。
【0052】
実施例5および6
実施例1の基本手順に従って、以下の表3に示す成分を供給することで、濃厚相シリコーン水中油型エマルジョンを、粘度1Pa・sのトリメチルシリル末端ポリジメチルシロキサン液体から生産した。静的混合機を、界面活性剤供給(6)の後、かつ界面活性剤供給(7)の前に、ライン(5)中に挿入し、その結果、(6)で添加される界面活性剤を、ポリシロキサン液体中で予め分散させた。
【0053】
【表3】
【0054】
実施例1に記載するように、濃厚相を、希釈タンク中で希釈した。生産されたエマルジョンの粒径分析は、以下の結果をもたらした:
実施例5−粒径中央値212nm、D(v0.9) 275nm
実施例6−粒径中央値247nm、D(v0.9) 400nm
【0055】
上記の結果からわかるように、実施例5および6の両方で、安定なエマルジョンが生産されるが、より小さくて、かつより均一な粒径が、実施例5で生産された。実施例5では、非イオン性界面活性剤の添加前に、ポリシロキサンを陰イオン性界面活性剤と予め混合した。
【0056】
実施例7〜9
実施例5の一基本手順および成分を用いるが、ポリシロキサン液体87.7%、陰イオン性界面活性剤4.9%、および水性非イオン性界面活性剤7.4%の相対割合で、シリコーンエマルジョンを生産した。実施例7では、界面活性剤供給(6)と界面活性剤供給(7)との間で混合機を使用しなかった。実施例8では、陰イオン性界面活性剤およびポリシロキサン液体の中位の混合が存在した(供給(6)と供給(7)との間の簡素な静的混合機)。実施例9では、陰イオン性界面活性剤およびポリシロキサン液体の完全混合が存在した(供給(6)と供給(7)との間の動的混合機)。すべての実施例で、安定なエマルジョンが生産された。エマルジョンの平均粒径は:
実施例7−254nm
実施例8−197nm
実施例9−188nm
であった。
【0057】
実施例10
実施例1に記載する型の半連続プロセスにより、示した地点で添加される以下の表4に列挙した物質から、シリコーンエマルジョンを生産した。
【0058】
【表4】
【0059】
生産されたエマルジョンの粒径分析は、粒径中央値173nm、およびD(v0.9) 259nmを示した。
【0060】
実施例11
実施例10のプロセスに従って、半連続プロセスにより、示した地点で添加される以下の表5に列挙した物質から、シリコーンエマルジョンを生産した。
【0061】
【表5】
【0062】
生産されたエマルジョンの粒径分析は、
実施例10−D(v,0.5) 173nm、およびD(v,0.9) 259nm
実施例11−D(v,0.5) 196nm、およびD(v,0.9) 272nm
を示した。
【0063】
実施例12および13
実施例1に記載する型の半連続プロセスにより、示した地点で添加される以下の表5に列挙した物質から、シリコーンエマルジョンを生産した。Homomic Line Millは、0.35mmのロータ/ステータ間隙、円周速度16m/sで作動させた。
【0064】
【表6】
【0065】
動的光散乱法による得られたエマルジョンの粒径分析は、
実施例12:D(v,0.5) 120nm、およびD(v,0.9) 185nm
実施例13:D(v,0.5) 144nm、およびD(v,0.9) 270nm
を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明のプロセスのフローチャートである。
Claims (24)
- ポリシロキサン液体、少なくとも1種の界面活性剤および水が、高せん断混合機から連続的に抜き出される粘性水中油型エマルジョンを形成するような割合で、該混合機に連続的に供給される、水中シリコーン型エマルジョンの製造方法であって、該ポリシロキサン、該界面活性剤、および該水は、単一供給ラインにより該高せん断混合機に供給され、該高せん断混合機への入口での該供給ラインの圧力は、所望のエマルジョン粒径を付与するように規定した標的圧力の20%以内であるようにモニターされることを特徴とする前記方法。
- 前記供給ラインの圧力は、連続的にモニターされることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 前記標的圧力は、2〜20barの範囲であり、前記水中油型エマルジョン生成物の体積ベースの粒径中央値は、0.03〜20μmの範囲であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
- 前記標的圧力は、4〜6barの範囲であり、前記生成物の粒径中央値は、0.1〜1.0μmの範囲であることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
- ポリシロキサン液体、少なくとも1種の界面活性剤および水が、高せん断混合機から連続的に抜き出される粘性水中油型エマルジョンを形成するような割合で、該混合機に連続的に供給される、水中シリコーン型エマルジョンの製造方法であって、該ポリシロキサン液体は、該高せん断混合機に供給される前に、イオン性界面活性剤、続いて非イオン性界面活性剤と順次接触させることを特徴とする前記方法。
- 前記ポリシロキサン液体、および前記イオン性界面活性剤は、前記非イオン性界面活性剤と接触させる前に混合されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
- 前記高せん断混合機に供給される前記混合物の前記ポリシロキサン含有量は、70〜99重量%であることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
- 前記界面活性剤、および前記水は、前記供給ラインにおいて前記シリコーンへ別個に供給されることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
- 前記水の少なくとも一部は、界面活性剤水溶液の形態で、前記供給ラインにおいて前記シリコーンへ添加されることを特徴とする、請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。
- 前記ポリシロキサン液体の粘度は、0.001〜1000Pa・sの範囲であることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。
- 前記ポリシロキサン液体の粘度は、2Pa・s未満であり、前記供給ラインの圧力は、前記高せん断混合機の下流に配置されるモジュラー弁により増大されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
- 前記エマルジョン生成物中の粒子の90%は、3M以下のサイズを有し、Mは、前記エマルジョン中の該粒子の径の中央値であることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれかに記載の方法。
- 前記ポリシロキサン液体は、反応性基を含有することを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の方法。
- 前記ポリシロキサン液体は、シラノール官能性ポリジオルガノシロキサンであり、前記界面活性剤は、該シラノール官能性ポリジオルガノシロキサンの重合に関して触媒活性を有する陰イオン性界面活性剤であることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
- アミン中和剤は、前記高せん断混合機における前記エマルジョンの形成前に、重合を回避するために、前記ポリシロキサン液体、および前記陰イオン性界面活性剤と接触させることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
- 前記エマルジョンは、前記陰イオン性界面活性剤の触媒特性を再活性化させるために、乳化後に酸性化されることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
- 前記ポリシロキサン液体はまた、連鎖延長反応により前記ポリシロキサンと反応するオルガノシロキサン物質を含み、前記連鎖延長反応用の触媒は、前記高せん断混合機前または後に、前記ポリシロキサンと接触させることを特徴とする、請求項13に記載の方法。
- 連鎖延長反応に関与することが可能な反応性基を有するポリシロキサン液体、前記連鎖延長反応用の触媒、少なくとも一種の界面活性剤、および水、ならびに任意に連鎖延長反応により前記ポリシロキサンと反応するオルガノシロキサン物質を混合して混合物を形成し、該混合物を乳化することとを含む、水中シリコーン型エマルジョンの製造方法であって、該ポリシロキサン液体、少なくとも1種の界面活性剤、および水は、高せん断混合機から連続的に抜き出される粘性水中油型エマルジョンを形成するような割合で、前記混合機に連続的に供給され、該触媒および該オルガノシロキサン物質(使用する場合)はそれぞれ、該混合物が該高せん断混合機に供給される前または後に添加されることを特徴とする方法。
- 前記連鎖延長反応は、前記ポリシロキサン液体と前記オルガノシロキサン物質との間のヒドロシリル化反応であり、前記触媒は、金属含有触媒であることを特徴とする、請求項18に記載の方法。
- 前記触媒は、前記エマルジョンが前記高せん断混合機において形成された後に、前記エマルジョンに添加されることを特徴とする、請求項18または19に記載の方法。
- 前記エマルジョンは、水または水性界面活性剤で希釈され、前記触媒は、前記エマルジョンを希釈する該水または水性界面活性剤中に組み込まれることを特徴とする、請求項20に記載の方法。
- 前記触媒は、前記高せん断混合機前に、前記オルガノポリシロキサンと混合される前記界面活性剤および/または水中に組み込まれることを特徴とする、請求項18または19に記載の方法。
- 前記ポリシロキサン液体は、シラノール官能性ポリジオルガノシロキサンであり、該シラノール官能性ポリジオルガノシロキサンの重合に関して触媒活性を有する陰イオン性界面活性剤は、界面活性剤および触媒の両方として作用することを特徴とする、請求項18に記載の方法。
- アミン中和剤は、前記高せん断混合機における前記エマルジョンの形成前に、前記ポリシロキサン液体および前記陰イオン性界面活性剤と接触させ、前記エマルジョンは、前記陰イオン性界面活性剤の触媒特性を再活性化するために、乳化後に酸性化されることを特徴とする、請求項23に記載の方法。
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