JP2004511126A - 光源を具備する送信器回路および通信システム - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光源を具備し、かつ、回路の第1地点および第2地点からの電気入力信号に応答して光通信信号を送信させるべく前記光源を操作するように取り決められた送信器回路に関し、回路の前記第1地点と前記第2地点との間に、平衡(balanced)電気入力信号が存在するように意図される。さらに、本発明は、このような送信器回路を具備する通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
前述した種類の様々な送信器回路が公知である。このような送信器回路は、電気信号に応答して光信号を送信するために、電気通信システムおよびデータ通信システム内でしばしば用いられる。光信号は、通常は、1つ以上の光ファイバー内で送信される。電気入力信号は、通常は、平衡信号(balanced signal)として、1組の電気伝導体上に(例えば、ツイストペア(twisted pair)上に)存在する。このような1組の電気伝導体は、或る一定の特性インピーダンス(例えば、100Ω)を有する。望ましくない反射(reflections)を回避するために、このような1組の電気伝導体は、その終点において、特性インピーダンスに一致する負荷に接続されるべきである。
【0003】
平衡信号とは、1組の電気伝導体上に存在する信号が、2つの伝導体上における対応地点上の電圧が同じ大きさであるが基準電位(reference potential)に対して反対方向の極性を有するような信号であることを意味することに留意されたい。この基準電位は、通常は、アース電位である。非平衡信号(unbalanced signal)(または、“片端接地(single−ended)”)とは、信号(すなわち、電圧変動)が一方の伝導体上にのみ存在する一方で、他方の伝導体(すなわち、基準電位)が一定電位(通常は、アース電位)に存在することを意味する。
【0004】
平衡信号を伴う1組の電気伝導体上において、雑音または他の現象に起因して、2つの伝導体上で重畳される(superposed)信号(いわゆる、コモンモード信号(common mode signal))が発生し、該信号は時間とともに変動する。この信号はしばしば望ましくないものであるので、抑制されるべきである。このことは、しばしば、例えば、変圧器と、平衡不平衡変成器(balun)(平衡不平衡変成器とは、平衡信号を非平衡信号に変換する装置である)と、差動増幅器とによって行われる。
【0005】
さらに、平衡電気信号が光信号を変換することができる場合に、光信号を送信する光源を正確に操作するために、このような望ましくない重畳信号(superposed signal)を抑制する必要がある。従来技術によれば、このことは、通常は、最初に平衡電気信号を非平衡電気信号に変換することにより行われている。
【0006】
図1は、従来技術の例である。平衡電気入力信号は、ここでは、ツイストペア30上に存在している。平衡信号は、平衡不平衡変成器41と変圧器42とによって、非平衡信号に変換する。この回路は、ツイストペア30の特性インピーダンスに適合する終端抵抗(termination resistance)43をさらに具備する。その後に、1つ以上の回路44が続き、該回路44は、適切なバイアス電流(bias−current)と変調電流(modulation current)とを生成し、この場合に、合計電流が光源20を駆動させる。
【0007】
欧州特許出願公開第0,542,480号公報(EP−A−0 542 480)もまた、送信器回路の例を示している。この送信器回路は、発光ダイオードを駆動させるために2つの微分器(differentiator)および増幅器を具備する。
【0008】
従来的な公知の解決法は、比較的複雑かつ高価である。その理由は、これらが、しばしば、能動部品(active components)または変圧器のような比較的複雑かつ高価な構成部品を具備するためである。さらに、公知の送信器回路は、しばしば、比較的高い電流消費量を有する。
【0009】
能動部品とは、利得またはスイッチングを生じさせる構成部品(例えば、トランジスタ、集積回路、および、ダイオード)を意味することに留意されたい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、通常的な公知の送信器回路よりも簡単な送信器回路を達成することである。さらなる目的は、送信器回路が高い機能的信頼性を有し、かつ、安価で生産され得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、これらの目的は、前述の第1パラグラフにおいて説明した種類の、かつ、前記第1地点から、第3地点を経て、少なくとも第4地点まで延長する第1回路分岐を具備する送信器回路によって達成され、前記送信器回路は、前記第2地点から、第5地点を経て、少なくとも第6地点まで延長する第2回路分岐を具備し、前記光源は、前記第3地点と前記第5地点との間に接続され、前記第1回路分岐および前記第2回路分岐上に位置づけられる構成部品は、送信器回路が対称性を備えて形成されるように選択され、該対称性は、正常な動作条件の下で、平衡駆動電圧が前記第3地点と前記第5地点との間における事例であるような対称性であり、該平衡駆動電圧は、前記第1地点と前記第2地点との間の電圧差にのみ依存し、前記光源を通る変調電流もまた、前記電圧差にのみ依存する。
【0012】
本発明によって、平衡信号を非平衡信号に変換する必要がないという利点が達成される。これにより、本発明による回路を、簡単かつ安価な構成部品のよって実現することができる。
【0013】
“正常な動作条件”とは、送信器回路が、該送信器回路にとって正常な電圧および電流の範囲内で作動する旨を意味するが、この場合には、前述したように、望ましくない重畳電圧もまた平衡電気信号上に存在し得ることに留意されたい。しかしながら、例えば、極端な電圧ピークについては、異常な動作条件を構成するものと考えることができる。
【0014】
本発明の好ましい実施形態によれば、前記第1回路分岐および前記第2回路分岐は、前記第1回路分岐上に配置される構成部品の電気的特性が、前記第2回路分岐上に配置される構成部品の同じ電気的特性に一致するように、鏡対称性を備えて形成される。
【0015】
この鏡対称性については、第1回路分岐および第2回路分岐が、正に同じ値を備えた構成部品を、それぞれの回路分岐における対応位置上に具備する場合に、達成されることが好ましい。しかしながら、これらの構成部品の電気的特性が互いに一致するという特徴は、2つの回路分岐の電気的特性が同じである限りは、該特徴が2つの回路分岐上の構成部品自体にある必要がないことを意味する。例えば、一方の回路分岐内の2つのノード間に配置される1つまたは複数の構成部品における事例である電気的特性は、他方の回路分岐内の対応した2つのノード間に配置される1つまたは複数の構成部品における事例である同じ電気的特性に一致すべきである。
【0016】
前記送信器回路がこの対称性によって形成されるので、簡単な構成部品によって、光源までずっと平衡信号を維持することが可能である。さらに、前述した回路の第1地点と第2地点との間の電圧差によってのみ光源が変調されることが達成される。光源を通る電流は、回路の前記第1地点および前記第2地点上に存在する考えられ得るコモンモード信号とは無関係である。
【0017】
本発明のさらなる実施形態によれば、前記送信器回路は、第1定電圧が前記第4地点における事例であり、かつ、第2定電圧が前記第6地点における事例であるように取り決められる。これにより、適切なバイアス電流を、簡単な方法で得ることができる。
【0018】
本発明のさらなる実施形態によれば、前記送信器回路は、前記第1定電圧および前記第2定電圧のうち少なくとも1つが調整可能であるように取り決められる。これにより、変調電流に影響を与えずに、バイアス電流を簡単に調整することができる。
【0019】
本発明の他の実施形態によれば、前記送信器回路は、前記第1回路分岐上において前記第1地点と前記第3地点との間に配置された第1キャパシタと、前記第2回路分岐上において前記第2地点と前記第5地点との間に配置された第2キャパシタとを具備し、前記第1キャパシタおよび前記第2キャパシタは、本質的に同じ値を有する。これらのキャパシタによって、前記第4地点と第6地点との間の電圧差により生じる直流電流が光源を通過して伝導されることが、簡単な方法で防止される。これにより、光源を通るバイアス電流を、簡単な方法で決定することができる。さらに、直流電流が光源を通過して伝導されないので、エネルギーが節約される。
【0020】
本発明のさらなる実施形態によれば、前記送信器回路は、前記第1回路分岐上において前記第1地点と前記第3地点との間に配置された第1抵抗と、前記第2回路分岐上において前記第2地点と前記第5地点との間に配置された第2抵抗とを具備し、前記第1抵抗および前記第2抵抗は、本質的に同じ値を有する。これらの抵抗によって、平衡入力信号の電圧と光源を通る変調電流との関係を、光源の適切な変調が達成されるように調整することができる。
【0021】
本発明のさらに他の実施形態によれば、前記送信器回路は、前記第1回路分岐上において前記第3地点と第4地点との間に配置された第3抵抗と、前記第2回路分岐上において前記第5と前記第6地点との間に配置された第4抵抗とを具備し、前記第3抵抗および前記第4抵抗は、本質的に同じ値を有する。これらの抵抗によって、光源を通る適切なバイアス電流が得られるように、光源全体にわたる電圧が調整される。
【0022】
本発明のさらなる実施形態によれば、前記第1回路分岐および前記第2回路分岐上に配置される全ての構成部品は受動部品である。これにより、本発明の利点が、簡単な方法で、かつ、安価な構成部品によって達成される。前記送信器回路においては、いかなる変圧器も磁気部品も用いられないことが好ましい。前述したように、平衡不平衡変成器もまた用いられない。
【0023】
本発明の他の実施形態によれば、前記送信器回路は、前記第1回路分岐上の地点と、前記第2回路分岐上の対応地点との間で延長する第3回路分岐を具備し、前記第3回路分岐は、終端抵抗として機能するように取り決められる第5抵抗を少なくとも具備する。これにより、前記回路のインピーダンスを、1組の伝導体の特性インピーダンスに調整することができ、該伝導体の組は、平衡電気信号を前記第1地点および前記第2地点に伝導する。
【0024】
本発明のさらなる実施形態によれば、前記第3回路分岐は、本質的に同じ値を有しかつ終端抵抗としてともに機能するように取り決められる第5抵抗および第6抵抗を具備し、前記送信器回路は、第3定電圧が、前記第3回路分岐上の前記第5抵抗と第6抵抗との間における事例であるように取り決められる。これにより、いわゆるコモンモードの終了が達成され、このことは、回路の第1地点および第2地点の両方において重畳される考えられ得る信号が終端処理されることを意味し、これにより、反射および他の外乱現象の発生が低減される。
【0025】
本発明の他の実施形態によれば、前記送信器回路は、前記第1回路分岐および前記第2回路分岐に接続され、かつ、望ましくない電圧パルスから光源を保護するように取り決められた過渡現象保護部を具備する。これにより、前記回路は、例えば、静電放電から保護される。
【0026】
本発明のさらなる実施形態によれば、前記送信器回路は、前記第1回路分岐上において前記第1地点と前記第1キャパシタとの間に配置された第3キャパシタと、前記第3キャパシタと本質的に同じ値を有し、かつ、前記第2回路分岐上において前記第2地点と前記第2キャパシタとの間に配置された第4キャパシタとを具備し、前記第3回路分岐は、前記第1キャパシタと前記第3キャパシタとの間に位置づけられた前記第1回路分岐上の地点と、前記第2キャパシタと前記第4キャパシタとの間に位置づけられた前記第2回路分岐上の地点との間で延長する。これらの第3キャパシタおよび第4キャパシタによって、入力信号がACカップリングされる。前述した第3定電圧、および、第5抵抗および第6抵抗とともに、このことは、過渡現象保護部が良好に作動する間隔の範囲内に収まる結果となるように、入力信号を調整することができることを意味する。
【0027】
前述したように、本発明のさらなる目的は、好都合な通信システムを達成することである。この目的は、平衡電気信号を伝導するように取り決められた電気伝導体からなる組と、前記信号を光形式で伝導するように取り決められた光伝導体と、請求項1から請求項12のいずれかに記載の送信器回路と、受信部とを少なくとも具備し、前記電気伝導体の組は、前記第1地点および前記第2地点に接続され、前記光伝導体は、前記光源からの光を受信かつ伝導するように取り決められ、前記受信部は、前記光伝導体からの光を受信するように取り決められる通信システムによって達成される。もちろん、前記通信システムは、該通信システム内で両方向通信を可能にするように取り決められた他の送信器回路と他の受信部とをさらに具備することもできる。
【0028】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明による送信器回路および通信システムを示す。示される例において、通信システムは、伝導体31,32からなるツイストペア30を具備する。これらの伝導体は、送信器回路の第1地点11および第2地点12に接続される。ツイストペア30以外の他の種類の伝導体も可能であることに留意されたい。例えば、回路カード上において、リボンテーブル、または、単なる2つの伝導体が考えられる。平衡電気入力信号は、第1地点11および第2地点12に伝導される。送信器回路は、この信号を、光源20から送信される光信号に変換する。通信システムは、受信部37と、光源20からの光を受信部37へ伝導する光伝導体35とを具備する。
【0029】
前記送信器回路は、第1回路分岐21と第2回路分岐22とを有する。第1回路分岐21は、第1地点11から、第3地点13を経て、第4地点14まで延長する。第2回路分岐22は、第2地点12から、第5地点15を経て、第6地点16まで延長する。光源は、第3地点13と第5地点15との間に接続される。第1回路分岐21は、第1地点11と第3地点13との間に互いに直列に接続される第1キャパシタC1と第1抵抗RM1とを具備する。これに対応する様式で、第2回路分岐22は、第2地点12と第5地点15との間に直列に接続される第2キャパシタC2と第2抵抗RM2とを具備する。
【0030】
さらに、第1回路分岐21は、第3地点13と第4地点14との間に配置される第3抵抗RB1を具備する。第4地点14は、第1定電圧VAにおいて存在するように配置される。示される例において、この第1電流VAはアース電位である。さらに、第2回路分岐22は、第5地点15と第6地点16との間に配置される第4抵抗RB2を具備する。送信器回路は、第2定電圧VBが第6地点16における事例であるように取り決められる。前記第1定電圧VAおよび前記第2定電圧VBのうち1つは、適切に調整可能である。例えば、第2定電圧VBが調整可能である。これにより、変調電流に影響を与えずに、光源20を通るバイアス電圧を簡単に調整することができる。
【0031】
前記送信器回路は、第3回路分岐23をさらに具備する。この第3回路分岐23は、第1回路分岐21上の地点17から、第2回路分岐22上の地点18まで延長する。第3回路分岐23上には、終端抵抗RTが配置される。この終端抵抗RTを適切に選択することにより、回路のインピーダンスを、送信器回路に接続される伝導体の組30の特性インピーダンスに適合させることができる。第1回路分岐21および第2回路分岐22上に位置づけられる構成部品は、送信器回路が対称性を備えて形成されるように選択される。この対称性は、平衡駆動電圧が第3地点13と第5地点15との間における事例であるような対称性である。平衡駆動電圧は、入力信号上に(すなわち、第1地点11および第2地点12上に)存在する考えられ得る重畳電圧(superposed voltage)とは無関係である。こうして、光源20は、正に、第1地点11および第2地点12にそれぞれ接続される2つの伝導体31,32間の電圧差に応答して変調される。
【0032】
前記対称性を達成する最も簡単な方法は、第1回路分岐21上の様々なノード間に配置される構成部品の電気的特性が、第2回路分岐22内の対応位置に配置される構成部品の同じ電気的特性に一致することである。この目的については、第1キャパシタC1が第2キャパシタC2と同じ値を有し、第1抵抗RM1が第2抵抗RM2と同じ値を有し、かつ、第3抵抗RB1が第4抵抗RB2と同じ値を有していれば、簡単に達成することができる。
【0033】
本発明による利点は、回路分岐21上において第1地点11と第4地点14との間に、および、回路分岐22上において第2地点12と第6地点16との間に、それぞれ配置される全ての構成部品が、受動部品(passive components)であってもよいことである。示される場合において、これらの構成部品は、キャパシタと抵抗とからのみ構成される。これにより、変圧器またはより高価な磁気部品をさらに使用することが回避される。
【0034】
光源20を通る適切なバイアス電流は、第2定電圧VBと、第3抵抗RB1と、第4抵抗RB2とを選択することにより選択される。平衡入力信号の電圧と、光源20を通る変調電流との間の倍率は、第1抵抗RM1と第2抵抗RM2とを適切に選択することにより選択される。第1キャパシタC1および第2キャパシタC2は、重畳電圧が直流電流の形で光源20に到達することを防止する。
【0035】
光源20を通る電流が、伝導体の組31,32上の考えられ得る重畳電圧とは無関係であることを示すために、図3が参照される。図3は、図2による送信器回路と等価的な送信器回路を示す。光源20として、例えば、発光ダイオードまたはレーザーダイオードを用いることができる。このような光源20についての簡単なモデルは、抵抗RSと直列な独立型電源VSである。ZM1は、第1抵抗RM1と直列な第1キャパシタC1に相当する。これに対応する様式で、ZM2は、第2抵抗RM2と直列な第2キャパシタC2に相当する。さらに、図3においては、電圧V1,V2,U1,U2の他に、電流I1,I2,ISが記されている。
【0036】
図3を参照して、以下の式を形成することができる。
【数1】
【数2】
【数3】
【数4】
【数5】
【0037】
前記送信器回路が対称的に形成されるので、以下の同等性がさらに満たされる。
【数6】
【数7】
【0038】
(1)〜(7)によって、以下の式を得ることができる。
【数8】
【0039】
(8)から、光源を通る電流がV2とV1との差にのみ依存することが明らかである。例えば、V2およびV1の両方が急に(例えば、100Vだけ)増加しても、光源を通る電流は影響を受けない。
【0040】
バイアス電流を決定するために、V2およびV1を等しくなるように(V2=V1)設定することができる。これにより、以下の式が得られる。
【数9】
【0041】
ZMが図2のようにキャパシタと直列な抵抗であると仮定すれば、ZMはゼロHzの周波数において無限大となる。これにより、ZMが無限大となる場合に、以下の式が得られる。
【数10】
【0042】
これにより、式(10)は、光源を通る直流電流(バイアス電流)を示す。変調電流は、合計電流(8)からバイアス電流(9)を引いたものである。したがって、変調電流は、
【数11】
である。
【0043】
数値的な例を取り上げるために、例えば、光源が、VS=1.6V、RS=30Ωのレーザーであると仮定することができる。さらに、例えば、VB=+5Vと仮定することができる。例えば、8mAのバイアス電流が望ましい場合には、式(10)によって以下の値が得られる。
RB=197.5Ω
【0044】
V1とV2との差1Vにおいて変調電流が1mAであるべきと仮定し、かつ、変調周波数においてキャパシタを短絡されたものと見なすことができると仮定すれば、RMが、式(11)によって以下のように得られる。
RM=450.8Ω
【0045】
合計インピーダンスが伝導体の組の平衡入力インピーダンスと符合するようなRTをまだ決定していない。RTがなければ、より高い周波数(ZM=RM)において、入力インピーダンスが以下の通りであることが事例である。
【数12】
【0046】
得られた数値が代入されれば、以下の値が得られる。
RIN=929.6Ω
【0047】
例えば、100Ωの合計入力インピーダンスが望ましい場合には、RTは112.1Ωの値となる。
【0048】
前述した例から、本発明が意図された通りに作動すること、および、前記回路を簡単な方法で特定の寸法に合わせることできることが明らかである。
【0049】
図4は、本発明の他の実施形態である。図4による送信器回路は、第3回路分岐23が第5抵抗RT1と第6抵抗RT2とを具備するという点で、図2による送信器回路とは異なる。これらの抵抗は、本質的に同じ値を有する。さらに、第3回路分岐23は、前記第5抵抗RT1と前記第6抵抗RT2との間における第3定電圧VCを備えて配置される。さらに、送信器回路は、望ましくない電圧パルスから光源20を保護するように取り決められた過渡現象保護部(transient protection)27を具備する。さらに、送信器回路の第1回路分岐21は、第3キャパシタC3を具備する。第2回路分岐22は、第4キャパシタC4を具備する。適切な対称性を達成するために、第3キャパシタC3は、第4キャパシタC4と同じ値を適切に有する。
【0050】
過渡現象保護部27については、当業者にとって公知の様々な方法で実現することができる。例えば、電圧が或る一定の間隔の範囲外という結果になる場合に電圧を制限するために、ダイオードまたはツェナーダイオードを用いることができる。第3キャパシタC3および第4キャパシタC4によって、信号は、過渡現象保護部27に到達する前に、ACカップリング(AC−couple)される。第3定電圧VCと、第5抵抗RT1および第6抵抗RT2とによって、入力信号が、過渡現象保護部27に対して調整される第3定電圧VC前後であることが保証される。これにより、異常電圧が発生した場合にのみ過渡現象保護部27が電圧を制限することが達成される。第3定電圧VCと、第5抵抗RT1および第6抵抗RT2とによって、反射および他の問題が低減される。その理由は、いわゆるコモンモードの終了が達成されるためであり、このことは、2つの伝導体に共通の信号が終端処理されることを意味する。
【0051】
図5は、本発明の原理を示す。図5において、ハッチング線によって示されるように、送信器回路は、第1回路分岐21と第2回路分岐22との間にさらなる交差接続(cross connections)を具備することができる。送信器回路が能動部品を具備することさえも可能である。しかしながら、受動部品を用いることが好ましい。送信器回路の正常な動作のために重要な構成部品に関しては、考えられ得る交差接続の中央を通過する対称線36に沿って送信器回路が鏡対称(mirror−symmetrical)に形成されるように、これらの構成部品が配置されるという事例であることが好ましい。これにより、前述した本発明の利点が、簡単な方法で達成される。過渡現象保護部のような、正常な動作に何の影響も与えない或る特定の構成部品については、必ずしも鏡対称に配置する必要はない。送信器回路がさらなる構成部品を具備できることに留意されたい。例えば、送信器回路については、高周波信号が光源に到達することを防止するために、低域フィルターを備えて配置することができる。
【0052】
本発明は、既に前述したような幾つかの利点を有する。したがって、入力信号を非平衡信号に変換する必要がない。このことは、地点13,15における電圧が反対方向の位相となることを意味し、このことは、他の構成部品へ到達する外乱(disturbance)が小さくなることを意味する。その理由は、地点13,15からのこのような外乱が、互いに打ち消し合うためである。
【0053】
本発明による送信器回路は、例えばコンピュータからの電気信号を、光ファイバーを経て送信される光信号に変換するために自宅または職場に配置される装置の一部を、適切に形成することができる。このような装置については、部屋の壁に、または、該壁と連絡して好都合に配置することができる。本発明による送信器回路は、光信号を1つ以上の光ファイバーへ送信する中心部の装置の一部を、これらの光信号を自宅または他の場所へ転送するために、さらに形成することができる。
【0054】
本発明は、示された実施形態に制限されるものではなく、冒頭の請求項の範囲内において変更され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による送信器回路を示す図である。
【図2】本発明の実施形態による送信器回路および概略的な通信システムを示す図である。
【図3】図2による送信器回路と等価的な送信器回路を示す図である。
【図4】本発明の他の実施形態による送信器回路を示す図である。
【図5】本発明の好ましい実施形態による原理を示す図である。
【符号の説明】
21〜23 回路分岐
27 過渡現象保護部
30 ツイストペア
31,32 伝導体
35 光伝導体
37 受信部
Claims (13)
- 光源(20)を具備し、かつ、回路の第1地点(11)および第2地点(12)からの電気入力信号に応答して光通信信号を送信させるべく前記光源(20)を操作するように取り決められた送信器回路であって、
回路の前記第1地点と前記第2地点との間に、平衡電気入力信号が存在するように意図され、
前記送信器回路は、前記第1地点(11)から、第3地点(13)を経て、少なくとも第4地点(14)まで延長する第1回路分岐(21)を具備し、
前記送信器回路は、前記第2地点(12)から、第5地点(15)を経て、少なくとも第6地点(16)まで延長する第2回路分岐(22)を具備し、
前記光源(20)は、前記第3地点(13)と前記第5地点(15)との間に接続され、
前記第1回路分岐(21)および前記第2回路分岐(22)上に位置づけられる構成部品は、送信器回路が対称性を備えて形成されるように選択され、該対称性は、正常な動作条件の下で、平衡駆動電圧が前記第3地点(13)と前記第5地点(15)との間における事例であるような対称性であり、該平衡駆動電圧は、前記第1地点(11)と前記第2地点(12)との間の電圧差にのみ依存し、
前記光源(20)を通る変調電流もまた、前記電圧差にのみ依存することを特徴とする送信器回路。 - 前記第1回路分岐(21)および前記第2回路分岐(22)は、前記第1回路分岐(21)上に配置される構成部品の電気的特性が、前記第2回路分岐(22)上に配置される構成部品の同じ電気的特性に一致するように、鏡対称性を備えて形成されることを特徴とする請求項1に記載の送信器回路。
- 第1定電圧(VA)が前記第4地点(14)における事例であり、かつ、第2定電圧(VB)が前記第6地点(16)における事例であるように取り決められることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の送信器回路。
- 前記第1定電圧(VA)および前記第2定電圧(VB)のうち少なくとも1つが調整可能であるように取り決められることを特徴とする請求項3に記載の送信器回路。
- 前記第1回路分岐(21)上において前記第1地点(11)と前記第3地点(13)との間に配置された第1キャパシタ(C1)と、
前記第2回路分岐(22)上において前記第2地点(12)と前記第5地点(15)との間に配置された第2キャパシタ(C2)と
を具備し、
前記第1キャパシタ(C1)および前記第2キャパシタ(C2)は、本質的に同じ値を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の送信器回路。 - 前記第1回路分岐(21)上において前記第1地点(11)と前記第3地点(13)との間に配置された第1抵抗(RM1)と、
前記第2回路分岐(22)上において前記第2地点(12)と前記第5地点(15)との間に配置された第2抵抗(RM2)と
を具備し、
前記第1抵抗(RM1)および前記第2抵抗(RM2)は、本質的に同じ値を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の送信器回路。 - 前記第1回路分岐(21)上において前記第3地点(13)と第4地点(14)との間に配置された第3抵抗(RB1)と、
前記第2回路分岐(22)上において前記第5(15)と前記第6地点(16)との間に配置された第4抵抗(RB2)と
を具備し、
前記第3抵抗(RB1)および前記第4抵抗(RB2)は、本質的に同じ値を有することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の送信器回路。 - 前記第1回路分岐(21)および前記第2回路分岐(22)上に配置される全ての構成部品は受動部品であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の送信器回路。
- 前記第1回路分岐(21)上の地点(17)と、前記第2回路分岐(22)上の対応地点(18)との間で延長する第3回路分岐(23)を具備し、
前記第3回路分岐(23)は、終端抵抗として機能するように取り決められる第5抵抗(RT)を少なくとも具備することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の送信器回路。 - 前記第3回路分岐(23)は、本質的に同じ値を有しかつ終端抵抗としてともに機能するように取り決められる第5抵抗(RT1)および第6抵抗(RT2)を具備し、
前記送信器回路は、第3定電圧(VC)が、前記第3回路分岐(23)上の前記第5抵抗(RT1)と第6抵抗(RT2)との間における事例であるように取り決められることを特徴とする請求項9に記載の送信器回路。 - 前記第1回路分岐(21)および前記第2回路分岐(22)に接続され、かつ、望ましくない電圧パルスから光源(20)を保護するように取り決められた過渡現象保護部(27)を具備することを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の送信器回路。
- 前記第1回路分岐(21)上において前記第1地点(11)と前記第1キャパシタ(C1)との間に配置された第3キャパシタ(C3)と、
前記第3キャパシタ(C3)と本質的に同じ値を有し、かつ、前記第2回路分岐(22)上において前記第2地点(12)と前記第2キャパシタ(C2)との間に配置された第4キャパシタ(C4)と
を具備し、
前記第3回路分岐(23)は、前記第1キャパシタ(C1)と前記第3キャパシタ(C3)との間に位置づけられた前記第1回路分岐(21)上の地点(17)と、前記第2キャパシタ(C2)と前記第4キャパシタ(C4)との間に位置づけられた前記第2回路分岐(22)上の地点(18)との間で延長することを特徴とする請求項5、請求項10、および、請求項11のいずれかに記載の送信器回路。 - 平衡電気信号を伝導するように取り決められた電気伝導体(31,32)からなる組(30)と、
前記信号を光形式で伝導するように取り決められた光伝導体(35)と、
請求項1から請求項12のいずれかに記載の送信器回路と、
受信部と
を少なくとも具備し、
前記電気伝導体(31,32)の組は、前記第1地点(11)および前記第2地点(12)に接続され、前記光伝導体(35)は、前記光源(20)からの光を受信かつ伝導するように取り決められ、前記受信部は、前記光伝導体(35)からの光を受信するように取り決められることを特徴とする通信システム。
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