JP2004510596A - 丸鋸刃を積重ねるためのプラットフォーム - Google Patents
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- B23D63/00—Dressing the tools of sawing machines or sawing devices for use in cutting any kind of material, e.g. in the manufacture of sawing tools
Abstract
プラットフォーム20は、中心に配置されている保持装置30を有し、中心位置保持装置30には、鋸刃12の積重ねをセンタリングする心棒32が、直立して直角に固定されている。前記プラットフォーム20上には、中心位置保持装置30から間隔を置いて、少なくとも2つの偏心位置保持装置34が配置され、偏心位置保持装置34のそれぞれにも、それぞれ1つの心棒36が、それぞれの場合に鋸刃12のそれぞれ1つの積重ねをセンタリングするために固定できる。すべての心棒32、36は、互いに独立して心棒32、36の保持装置30、34に固定でき、かつ保持装置30、34から取外し得る。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【0001】
本発明は、丸鋸刃を積重ねるためのプラットフォームであって、該プラットフォームは保持装置を有し、該保持装置は該プラットフォーム上の中心に配置され、該保持装置には、前記鋸刃の積重ねをセンタリングするための心棒が、垂直に直立して固定されているプラットフォームに関する。
【0002】
大部分が手押し車上の積荷プラットフォームの形をとるこの種のプラットフォームは、通常、丸鋸刃の歯を初研削あるいは再研削するために積重ねられて準備完了の状態で、丸鋸刃を保持するのに使用され、これにより前記鋸刃は、個々の部品毎に機械加工装置に送られ、鋸刃の歯が研削されると、再びこのようなプラットフォーム上に積重ねられる(ドイツ特許公開第19808339号公報)。
【0003】
鋸刃の歯を研削することは、通常、複数の作業操作、例えば歯の前面、背面および側面の研磨などから成る。この目的に適する装置は、ロボットにより相互に連結された複数の個別の機械から成ることもあり、完全自動で、異なる直径および異なる歯形成システムを有する丸鋸刃を機械加工できる。かなり長い時間、例えば夜間作業全体にわたりこのような装置を無人で操作できるように、本装置に丸鋸刃を供給し、機械加工された鋸刃を取除くためのロボットの作業領域は、該作業領域が、それぞれのプラットフォームが、それぞれの場合に鋸刃のそれぞれを積重ねてセンタリングする中心位置心棒を有する非常に多数のプラットフォームのためのステーションまで到達するように、すでに延ばされている。プラットフォームが互いに交換可能であり、ひいては、任意の所望のシーケンスでロボットの作業領域内に配置できるように、通常、すべてのプラットフォームは、同一の寸法を有し、したがって、すべてのプラットフォームの寸法は、すべてのプラットフォームが扱う最大の丸鋸刃を受入れ得るように定められている。このようにして、現在まで、小直径を有する丸鋸の積重ねにより占められる場合に、プラットフォーム上で利用可能な積重ね領域内において、非常に小さな一部分のみしか使用されないと考えられていた。しかし、小直径の丸鋸刃は一般に、大直径の丸鋸刃に比してより短い機械加工時間しか必要としないので、丸鋸刃を機械加工する装置を無人操作することは、主に取り扱う丸鋸刃の直径が小さいほど、積重ねられた丸鋸刃を有するより多数のプラットフォームが、該装置に準備完了状態で保持されている場合にのみ、ある特定の時間例えば夜間作業全体にわたり可能である。
【0004】
前述の種類の所与の数のプラットフォームにより、積重ねられた丸鋸刃を供給される、丸鋸刃を機械加工する装置において、本発明の目的は、無人操作が、ある特定の時間、例えば夜間作業全体にわたり、主に扱う鋸刃の寸法とほぼ無関係に維持できるようにする要件を改善することにある。
【0005】
この目的は、本発明により、冒頭に記載のプラットフォームをさらに発展させることにより達成され、この場合、前記プラットフォーム上に、前記中心位置記保持装置から間隔を置いて、少なくとも2つの偏心位置保持装置が配置され、該偏心位置保持装置のそれぞれにも心棒が、それぞれの場合に鋸刃のそれぞれ1つの積重ねをセンタリングするために固定できる。これにより、大直径の丸鋸刃の単一の積重ねあるいは中直径あるいは小直径の2つ以上の積重ねをプラットフォーム上に選択的に配置できる。
【0006】
すべての前記心棒は、互いに独立して前記心棒の前記保持装置に固定でき、それから取外せる。これにより中心位置保持装置は、丸鋸刃の積重ねが、偏心位置保持装置にめいめい固定させている2以上の心棒を形成させる場合、心棒により占められることを必要としない。これらの積重ねはしたがって、中心位置保持装置の上方のスペースを利用できる。
【0007】
すべての心棒が互いに交換可能であることも好適である。しかしこれは、すべての心棒が完全に同一でなければならないことを意味しない。すべての心棒が、該心棒が保持装置と相互作用する領域内で互いに適合するだけで充分である。一方、心棒がそれぞれの場合、積重ねられた鋸刃内のそれぞれ1つの中心穴を貫通する領域内では、前記心棒は好適には、通過された丸鋸刃の穴直径に僅かな遊隙で適応する直径を有する。
【0008】
いずれの場合にも、すべての偏心位置保持装置が、中心位置保持装置から等間隔で配置されることも好適である。
【0009】
2つの偏心位置保持装置と中心位置保持装置とは、1つの行内に横並びに配置できる。これらの条件下で、丸鋸刃を機械加工するための装置内に丸鋸刃を挿入するための案内手段は、前記案内手段が、前記保持装置から成る前記行に対して垂直に延びる挿入方向を定義するように、前記プラットフォーム上に形成されていると好適である。この種類の配置ではロボットは、個々の心棒から丸鋸刃を取除くため、または、機械加工後、丸鋸刃を前記心棒上に再び積重ねるために、前記行に沿って走行できるだけでよい。
【0010】
しかし、すべての前記偏心位置保持装置はそれぞれ、等辺多角形の中心領域内に前記中心位置保持装置を配置させているその等辺三角形の1つの隅に配置させることも可能である。
【0011】
本発明の例示的実施形態が、以下、図面を参照して詳細に説明される。
【0012】
鋸刃12のカーバイド先端付歯を機械加工する装置10が、図1に示されている。装置10は、歯の、「切削面」とも呼ばれる前面を研磨する機械14と、歯の、「自由面」とも呼ばれる背面を研磨する機械と、歯の、「歯元の面」とも呼ばれる2つの側面を同時に研磨する機械18とを備える。
【0013】
互いに非常に異なる直径を有することもある、研磨する丸鋸刃12の積重ねを準備完了状態に保持するために、示されている例では、プラットフォーム20が使用され、プラットフォーム20はそれぞれ、プラットフォーム20自身の台車22上に配置され、プラットフォーム20に固定されて上方へ突出するハンドル24により手動で動かし得る。装置10に連結されているすべてのプラットフォーム20は、同一の寸法を有し、それぞれのプラットフォーム20は、2つの長手リムを有し、長手リムは案内手段26として形成され、長手リムによりプラットフォームは、プラットフォームが図示の仕方で2つの水平ローラ列28の間に挿入されると、案内されセンタリングされる。
【0014】
プラットフォーム20のそれぞれは、プラットフォーム20から上方へ垂直に延びる中心位置心棒32のための中心位置保持装置30を有する。さらにプラットフォーム20のそれぞれは、少なくとも2つの偏心位置保持装置34を有し、各偏心位置保持装置34は、中心位置保持装置30から等間隔位置に配置され、それぞれの偏心位置保持装置34は、要求されると、それぞれ1つの偏心位置心棒36を受入れ得る。図2の配置では、中心位置保持装置30のみが心棒32により占められ、図2で破線により示されている2つの偏心位置保持装置34は、心棒36により占められておらず、したがって偏心位置保持装置34の上方のスペースは空であり、装置10により機械加工できる最大直径の丸鋸刃12の積重ねを受け入れ得る。
【0015】
図4の配置では、一方では、中心位置保持装置30は心棒により占められず、他方、図2に示されているように配置されている2つの偏心位置保持装置34は、それぞれ1つの偏心位置心棒36を担持する。これらの2つの偏心位置心棒36はそれぞれ、中直径の丸鋸刃12のそれぞれ1つの積重ねをセンタリングする。
【0016】
これと対照的に、図5の配置では、すべての保持装置30及び34はそれぞれ、心棒により占められ、中心位置保持装置30はしたがって、中心位置心棒32を担持し、一方、2つの偏心位置保持装置34は、それぞれ偏心位置心棒36を担持する。全部で3つの心棒32および36は、それぞれ小直径の丸鋸刃12の積重ねを担持する。
【0017】
図示の例では、偏心位置保持装置34は、中心位置保持装置30と完全に同一であり、したがって図3の垂直方向断面図では中心位置保持装置30のみを示すだけで充分である。保持装置30および34はそれぞれ、硬化鋼すなわち焼入鋼から成るブシュにより形成され、研磨された円筒形内面および円筒形外面を有し、所属のプラットフォーム20内の管状基部38内に、例えば圧入などにより固定される。心棒32および36も焼入れ鋼から成り、それぞれ、それぞれ1つの略円筒形脚部40を有し、略円筒形脚部40は、押込んで嵌めることにより、したがっていかなる遊隙もなしに、保持装置30および34のそれぞれの中に嵌込まれ、環状溝42を有する。締付けねじ44が保持装置30および34のそれぞれの中に半径方向で螺入され、締付けねじ44は、締付け状態では、所属の心棒32または36内の環状溝42内に係合して、該心棒は、意図されずに引出されないように固定される。管状基部38のそれぞれは、それぞれ1つの半径方向孔46を有し、半径方向孔46を通過して所属の締付けねじ44は、例えば内側六角形キーなどのキーにより接近可能である。
【0018】
3つの機械14、16および18は、1つの行を成して、長手線路48に対して平行にかつ長手線路48の片側に配置され、長手線路48の反対側には、それぞれの場合にプラットフォーム20のうちの1つのための、図示の例では7つである複数のステーション50が、各一対のローラ列28の間に設けられている。各ステーション50の前にランプ52が配置され、ランプ52は、台車22が設けられているプラットフォーム20のうちの1つを、矢印により示されている挿入方向54で当該ステーション上に押し上げるのを容易にする。
【0019】
長手線路48に沿ってロボット56が走行でき、ロボット56は、2重グリッパ装置58を担持し、2重グリッパ装置58を用いて、機械14、16および18のうちの任意のものから、機械加工された丸鋸刃12を取出し、次いで該丸鋸刃12を180゜枢転させ、該任意の機械内に、機械加工する鋸刃を挿入し、最後に、該鋸刃をさらに機械加工することが必要であるかないかに依存して、機械加工された該鋸刃を、前記機械のうちの別の1つへ送達するか、または該鋸刃を、プラットフォーム20のうちの1つに置く。グリッパ装置58は例えば、ドイツ特許公開第10005378号公報に従って設計できる。
【0020】
図6に示されているプラットフォーム20が、図1、2、4および5と異なる点は、3つの偏心位置保持装置34が、等間隔で中心位置保持装置30の周りに配置されていることにある。したがって、このプラットフォーム上に、大直径の丸鋸刃の単一の積重ねの代りに中直径の丸鋸刃12の3つの積重ねを収容させ得る。
【0021】
代替的に、4つ以上の偏心位置保持装置34が、中心位置保持装置30の周りに配置でき、それぞれの偏心位置保持装置34は、正多角形のそれぞれ1つの隅に配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る複数のプラットフォームにより、丸鋸刃が供給される機械加工装置を上方から見た斜視図である。
【図2】
大直径の丸鋸刃の積重ねのために設定されたプラットフォームのうちの1つのプラットフォームの平面図である。
【図3】
図2のIII―III垂直平面に沿って切断して示す断面図である。
【図4】
中直径の丸鋸の2つの積重ねのために設定された、図1に示されているプラットフォームのうちの別の1つのプラットフォームの平面図である。
【図5】
小直径の丸鋸の3つの積重ねのために設定された、図1に示されているプラットフォームのうちのさらに別の1つのプラットフォームの平面図である。
【図6】
中直径の丸鋸の3つの積重ねのために設定された、1つの変形実施形態のプラットフォームの平面図である。
本発明は、丸鋸刃を積重ねるためのプラットフォームであって、該プラットフォームは保持装置を有し、該保持装置は該プラットフォーム上の中心に配置され、該保持装置には、前記鋸刃の積重ねをセンタリングするための心棒が、垂直に直立して固定されているプラットフォームに関する。
【0002】
大部分が手押し車上の積荷プラットフォームの形をとるこの種のプラットフォームは、通常、丸鋸刃の歯を初研削あるいは再研削するために積重ねられて準備完了の状態で、丸鋸刃を保持するのに使用され、これにより前記鋸刃は、個々の部品毎に機械加工装置に送られ、鋸刃の歯が研削されると、再びこのようなプラットフォーム上に積重ねられる(ドイツ特許公開第19808339号公報)。
【0003】
鋸刃の歯を研削することは、通常、複数の作業操作、例えば歯の前面、背面および側面の研磨などから成る。この目的に適する装置は、ロボットにより相互に連結された複数の個別の機械から成ることもあり、完全自動で、異なる直径および異なる歯形成システムを有する丸鋸刃を機械加工できる。かなり長い時間、例えば夜間作業全体にわたりこのような装置を無人で操作できるように、本装置に丸鋸刃を供給し、機械加工された鋸刃を取除くためのロボットの作業領域は、該作業領域が、それぞれのプラットフォームが、それぞれの場合に鋸刃のそれぞれを積重ねてセンタリングする中心位置心棒を有する非常に多数のプラットフォームのためのステーションまで到達するように、すでに延ばされている。プラットフォームが互いに交換可能であり、ひいては、任意の所望のシーケンスでロボットの作業領域内に配置できるように、通常、すべてのプラットフォームは、同一の寸法を有し、したがって、すべてのプラットフォームの寸法は、すべてのプラットフォームが扱う最大の丸鋸刃を受入れ得るように定められている。このようにして、現在まで、小直径を有する丸鋸の積重ねにより占められる場合に、プラットフォーム上で利用可能な積重ね領域内において、非常に小さな一部分のみしか使用されないと考えられていた。しかし、小直径の丸鋸刃は一般に、大直径の丸鋸刃に比してより短い機械加工時間しか必要としないので、丸鋸刃を機械加工する装置を無人操作することは、主に取り扱う丸鋸刃の直径が小さいほど、積重ねられた丸鋸刃を有するより多数のプラットフォームが、該装置に準備完了状態で保持されている場合にのみ、ある特定の時間例えば夜間作業全体にわたり可能である。
【0004】
前述の種類の所与の数のプラットフォームにより、積重ねられた丸鋸刃を供給される、丸鋸刃を機械加工する装置において、本発明の目的は、無人操作が、ある特定の時間、例えば夜間作業全体にわたり、主に扱う鋸刃の寸法とほぼ無関係に維持できるようにする要件を改善することにある。
【0005】
この目的は、本発明により、冒頭に記載のプラットフォームをさらに発展させることにより達成され、この場合、前記プラットフォーム上に、前記中心位置記保持装置から間隔を置いて、少なくとも2つの偏心位置保持装置が配置され、該偏心位置保持装置のそれぞれにも心棒が、それぞれの場合に鋸刃のそれぞれ1つの積重ねをセンタリングするために固定できる。これにより、大直径の丸鋸刃の単一の積重ねあるいは中直径あるいは小直径の2つ以上の積重ねをプラットフォーム上に選択的に配置できる。
【0006】
すべての前記心棒は、互いに独立して前記心棒の前記保持装置に固定でき、それから取外せる。これにより中心位置保持装置は、丸鋸刃の積重ねが、偏心位置保持装置にめいめい固定させている2以上の心棒を形成させる場合、心棒により占められることを必要としない。これらの積重ねはしたがって、中心位置保持装置の上方のスペースを利用できる。
【0007】
すべての心棒が互いに交換可能であることも好適である。しかしこれは、すべての心棒が完全に同一でなければならないことを意味しない。すべての心棒が、該心棒が保持装置と相互作用する領域内で互いに適合するだけで充分である。一方、心棒がそれぞれの場合、積重ねられた鋸刃内のそれぞれ1つの中心穴を貫通する領域内では、前記心棒は好適には、通過された丸鋸刃の穴直径に僅かな遊隙で適応する直径を有する。
【0008】
いずれの場合にも、すべての偏心位置保持装置が、中心位置保持装置から等間隔で配置されることも好適である。
【0009】
2つの偏心位置保持装置と中心位置保持装置とは、1つの行内に横並びに配置できる。これらの条件下で、丸鋸刃を機械加工するための装置内に丸鋸刃を挿入するための案内手段は、前記案内手段が、前記保持装置から成る前記行に対して垂直に延びる挿入方向を定義するように、前記プラットフォーム上に形成されていると好適である。この種類の配置ではロボットは、個々の心棒から丸鋸刃を取除くため、または、機械加工後、丸鋸刃を前記心棒上に再び積重ねるために、前記行に沿って走行できるだけでよい。
【0010】
しかし、すべての前記偏心位置保持装置はそれぞれ、等辺多角形の中心領域内に前記中心位置保持装置を配置させているその等辺三角形の1つの隅に配置させることも可能である。
【0011】
本発明の例示的実施形態が、以下、図面を参照して詳細に説明される。
【0012】
鋸刃12のカーバイド先端付歯を機械加工する装置10が、図1に示されている。装置10は、歯の、「切削面」とも呼ばれる前面を研磨する機械14と、歯の、「自由面」とも呼ばれる背面を研磨する機械と、歯の、「歯元の面」とも呼ばれる2つの側面を同時に研磨する機械18とを備える。
【0013】
互いに非常に異なる直径を有することもある、研磨する丸鋸刃12の積重ねを準備完了状態に保持するために、示されている例では、プラットフォーム20が使用され、プラットフォーム20はそれぞれ、プラットフォーム20自身の台車22上に配置され、プラットフォーム20に固定されて上方へ突出するハンドル24により手動で動かし得る。装置10に連結されているすべてのプラットフォーム20は、同一の寸法を有し、それぞれのプラットフォーム20は、2つの長手リムを有し、長手リムは案内手段26として形成され、長手リムによりプラットフォームは、プラットフォームが図示の仕方で2つの水平ローラ列28の間に挿入されると、案内されセンタリングされる。
【0014】
プラットフォーム20のそれぞれは、プラットフォーム20から上方へ垂直に延びる中心位置心棒32のための中心位置保持装置30を有する。さらにプラットフォーム20のそれぞれは、少なくとも2つの偏心位置保持装置34を有し、各偏心位置保持装置34は、中心位置保持装置30から等間隔位置に配置され、それぞれの偏心位置保持装置34は、要求されると、それぞれ1つの偏心位置心棒36を受入れ得る。図2の配置では、中心位置保持装置30のみが心棒32により占められ、図2で破線により示されている2つの偏心位置保持装置34は、心棒36により占められておらず、したがって偏心位置保持装置34の上方のスペースは空であり、装置10により機械加工できる最大直径の丸鋸刃12の積重ねを受け入れ得る。
【0015】
図4の配置では、一方では、中心位置保持装置30は心棒により占められず、他方、図2に示されているように配置されている2つの偏心位置保持装置34は、それぞれ1つの偏心位置心棒36を担持する。これらの2つの偏心位置心棒36はそれぞれ、中直径の丸鋸刃12のそれぞれ1つの積重ねをセンタリングする。
【0016】
これと対照的に、図5の配置では、すべての保持装置30及び34はそれぞれ、心棒により占められ、中心位置保持装置30はしたがって、中心位置心棒32を担持し、一方、2つの偏心位置保持装置34は、それぞれ偏心位置心棒36を担持する。全部で3つの心棒32および36は、それぞれ小直径の丸鋸刃12の積重ねを担持する。
【0017】
図示の例では、偏心位置保持装置34は、中心位置保持装置30と完全に同一であり、したがって図3の垂直方向断面図では中心位置保持装置30のみを示すだけで充分である。保持装置30および34はそれぞれ、硬化鋼すなわち焼入鋼から成るブシュにより形成され、研磨された円筒形内面および円筒形外面を有し、所属のプラットフォーム20内の管状基部38内に、例えば圧入などにより固定される。心棒32および36も焼入れ鋼から成り、それぞれ、それぞれ1つの略円筒形脚部40を有し、略円筒形脚部40は、押込んで嵌めることにより、したがっていかなる遊隙もなしに、保持装置30および34のそれぞれの中に嵌込まれ、環状溝42を有する。締付けねじ44が保持装置30および34のそれぞれの中に半径方向で螺入され、締付けねじ44は、締付け状態では、所属の心棒32または36内の環状溝42内に係合して、該心棒は、意図されずに引出されないように固定される。管状基部38のそれぞれは、それぞれ1つの半径方向孔46を有し、半径方向孔46を通過して所属の締付けねじ44は、例えば内側六角形キーなどのキーにより接近可能である。
【0018】
3つの機械14、16および18は、1つの行を成して、長手線路48に対して平行にかつ長手線路48の片側に配置され、長手線路48の反対側には、それぞれの場合にプラットフォーム20のうちの1つのための、図示の例では7つである複数のステーション50が、各一対のローラ列28の間に設けられている。各ステーション50の前にランプ52が配置され、ランプ52は、台車22が設けられているプラットフォーム20のうちの1つを、矢印により示されている挿入方向54で当該ステーション上に押し上げるのを容易にする。
【0019】
長手線路48に沿ってロボット56が走行でき、ロボット56は、2重グリッパ装置58を担持し、2重グリッパ装置58を用いて、機械14、16および18のうちの任意のものから、機械加工された丸鋸刃12を取出し、次いで該丸鋸刃12を180゜枢転させ、該任意の機械内に、機械加工する鋸刃を挿入し、最後に、該鋸刃をさらに機械加工することが必要であるかないかに依存して、機械加工された該鋸刃を、前記機械のうちの別の1つへ送達するか、または該鋸刃を、プラットフォーム20のうちの1つに置く。グリッパ装置58は例えば、ドイツ特許公開第10005378号公報に従って設計できる。
【0020】
図6に示されているプラットフォーム20が、図1、2、4および5と異なる点は、3つの偏心位置保持装置34が、等間隔で中心位置保持装置30の周りに配置されていることにある。したがって、このプラットフォーム上に、大直径の丸鋸刃の単一の積重ねの代りに中直径の丸鋸刃12の3つの積重ねを収容させ得る。
【0021】
代替的に、4つ以上の偏心位置保持装置34が、中心位置保持装置30の周りに配置でき、それぞれの偏心位置保持装置34は、正多角形のそれぞれ1つの隅に配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る複数のプラットフォームにより、丸鋸刃が供給される機械加工装置を上方から見た斜視図である。
【図2】
大直径の丸鋸刃の積重ねのために設定されたプラットフォームのうちの1つのプラットフォームの平面図である。
【図3】
図2のIII―III垂直平面に沿って切断して示す断面図である。
【図4】
中直径の丸鋸の2つの積重ねのために設定された、図1に示されているプラットフォームのうちの別の1つのプラットフォームの平面図である。
【図5】
小直径の丸鋸の3つの積重ねのために設定された、図1に示されているプラットフォームのうちのさらに別の1つのプラットフォームの平面図である。
【図6】
中直径の丸鋸の3つの積重ねのために設定された、1つの変形実施形態のプラットフォームの平面図である。
Claims (7)
- 丸鋸刃(12)を積重ねるためのプラットフォーム(20)であって、該プラットフォーム(20)は保持装置(30)を有し、該保持装置(30)は該プラットフォーム(20)上の中心に配置され、該保持装置(30)には、前記鋸刃12の積重ねをセンタリングするための心棒(32)が、直角に直立して固定されているプラットフォーム(20)において、
前記プラットフォーム(20)上に、前記中心位置保持装置(30)から間隔を開けて、少なくとも2つの偏心位置保持装置(34)が配置され、該偏心位置保持装置(34)にも心棒(36)が、それぞれの場合に鋸刃(12)のそれぞれの積重ねをセンタリングするために固定できることを特徴とするプラットフォーム。 - すべての前記心棒(32,36)は、互いに独立して前記心棒(32,36)の前記保持装置(30,34)に固定され、かつ該保持装置(30,34)から取外せることを特徴とする請求項1に記載のプラットフォーム。
- すべての前記心棒(32,36)は、互いに交換可能であることを特徴とする請求項2に記載のプラットフォーム。
- すべての前記偏心位置保持装置(34)は、前記中心位置保持装置(30)から等間隔に配置されている請求項1から請求項3のうちのいずれか1つの請求項に記載のプラットフォーム。
- 2つの前記偏心位置保持装置(34)と、前記中心位置保持装置(30)とは、1つの行内に横並びに配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプラットフォーム。
- 丸鋸刃(12)を機械加工するための装置(10)内に前記丸鋸刃(12)を挿入するための案内手段(26)は、前記案内手段(26)が、前記保持装置(30,40)から成る前記行に対して直角に延びる挿入方向(54)を規定するように前記プラットフォーム(20)上に形成されていることを特徴とする請求項5に記載のプラットフォーム。
- すべての前記偏心位置保持装置(30,34)はそれぞれ、等辺三角形の中心領域内に前記中心位置保持装置(30)を配置させているその等辺多角形の1つの隅に配置されている請求項1から請求項6のうちのいずれか1つの請求項に記載のプラットフォーム。
Applications Claiming Priority (2)
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DE10050803A DE10050803C1 (de) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | Plattform zum Stapeln von Kreissägeblättern |
PCT/EP2001/011337 WO2002030604A1 (de) | 2000-10-13 | 2001-10-01 | Plattform zum stapeln von kreissägeblättern |
Publications (1)
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