JP2004510238A - １回に１個ずつ商品を確実に販売する自動販売機 - Google Patents

Abstract

商品保管マガジン（１４）の相互に間隔をおいて離れて配設された下部および上部に駆動可能にカップリング連結された分割駆動機構（１６）と、マガジン（１４）を回転可能に支持する商品分離装置（１８）と、商品分離装置（１８）上に配設され、最も下にある商品をすぐ上にある商品と分離させ得るように撓み可能な先端周縁部分９２Ａを備えた障壁板（９２）と、商品分離装置（１８）上で支持されてハウジング（１２）の中間部分内に形成された開口部に向かって商品を下側に押し出す下向力を最も下にある商品に与える弾性屈服機構（１００）と、ハウジング（１２）の下部部分内でハウジング（１２）の開口部（３８）と商品放出ステーション（３４）との間に配設されて商品を商品放出ステーション（３４）に送出する滑走式送出シュート（１６）と、を含む 商品自動販売機（１０）を提供する。

Description

【０００１】
技術分野
本発明は、コイン作動式自動販売機に関し、特に、１回に１個ずつ商品を確実に販売する自動販売機に関する。
【０００２】
背景技術
一般に周知され広く普遍化されていることから自動販売機を通じて販売するのが非常に好ましいとされている商品の一つに棒付きキャンディーがある。通常棒付きキャンディーは、消費者が手で持ちやすいように細長く形成された棒形状の柄と、その柄の一端に取り付けられ、紙などの包装紙で包まれている球形状、円形状またはこれらに類似する形状からなるキャンディーとから構成されている。このような構造のため、棒付きキャンディーは自動販売機内に大量保管し難く、１回に１個ずつ自動販売機から確実にそして効率よく販売することも難しかった。
【０００３】
今まで様々な商品を販売する様々な構成の自動販売機が提案されてきた。それら従来の自動販売機は、その設計意図に合致するように使用される場合は極めて満足できるような結果が得られるものの、従来の自動販売機のいずれも棒付きキャンディーを大量保管しながら１回に１個ずつ確実に販売する課題に対する最上の解決策は提示できなかった。
【０００４】
そこで、追加の問題を引き起こすことなく従来技術における前記問題点を解決できる自動販売機が要求されることになった。
【０００５】
発明の開示
本発明は、前記の要求を満たすように設計された自動販売機を提供することを目的とする。本発明による自動販売機は、商品、例えば棒付きキャンディーを有機的にそして確実に保管し販売し得る特徴を有する。特に、本発明による自動販売機は、棒付きキャンディーが占める自動販売機内の空間を効率よく活用し、いつでも自動販売機内での棒付きキャンディーそれぞれの位置および移動を高精度に制御することができ、自動販売機内で棒付きキャンディーを有機的に整然と配列することができるので、使用者がコインを自動販売機のコイン挿入ステーション内に入れ、そのコイン挿入ステーションのノブを回す度に１回に１個ずつ棒付きキャンディーが繰り返し引出される特徴を有する。
【０００６】
したがって、前述の特徴を有する商品自動販売機を提供するために、本発明による自動販売機は、上部部分、中間部分および下部部分を備えた自立型ハウジングと、自立型ハウジングの上部部分内に配設され、重力によって開放下端部を通じて下に移送されるように円形に配列された垂直チャネル内に垂直コラム形態に商品を保管する商品保管および分配マガジンと、ハウジングの上部および中間部分内に配設されてマガジンに駆動可能にカップリング連結されたマガジン分割駆動機構と、マガジンが商品分離装置によって回転可能に支持され、マガジン分割駆動機構の動作によって商品分離装置に対して回転し、垂直コラム内の商品のうち最も下にある商品を１回に１個ずつ開口部を通じてハウジングの下部部分に商品が落下するハウジングの中間部分に形成された開口部側に連続的に前進移動させ得るようにマガジンの垂直チャネルの開放下端部に隣接したハウジングの中間部分内に配設され、その隣に装着された商品分離装置と、ハウジングの下部部分内に配設されてハウジングの中間部分に形成された開口部からハウジングの下部部分にある商品放出ステーションに商品を移送する商品移送装置とを含む。
【０００７】
本発明の特徴は、（ａ）マガジン分割駆動機構が商品保管および分配マガジンの相互に離れて配設されている下部および上部に駆動可能にカップリング連結されており、（ｂ）商品保管および分配マガジンが商品分離装置によって回転可能に支持され、具体的には商品分離装置の中央プラットフォーム上に置かれた多数の玉軸受によって回転可能に支持され、（ｃ）商品分離装置が最も下にある商品を真上にある商品と分離させ得るように撓み可能な先端周縁部分を有する障壁板を備え、（ｄ）商品分離装置の直立環状壁上に支持され、最も下にある商品の経路を横切って延長された弾性屈服機構がハウジングの中間部分内に形成された開口部に向かって商品を下に押し出す下向力を最も下にある商品に与え、（ｅ）ハウジングと商品分離装置がマガジン分割駆動機構の外側にオフセットされてマガジン分割駆動機構を迂回する、商品を開口部に送るための、経路の形成された部分を備え、（ｆ）滑走式送出シュートがハウジングの下部部分内で商品放出ステーションとハウジングの開口部との間に配設されている、という点にある。
【０００８】
発明の実施の最良の形態
【０００９】
添付図面、特に図１および図２には、１回に１個ずつ商品、例えば棒付きキャンディーを、確実に販売し得る本発明によるコイン作動式自動販売機が参照符号１０として例示されている。該自動販売機１０は基本的に、図１および図２に詳細に示すように、上部部分１２Ａ、中間部分１２Ｂおよび下部部分１２Ｃを備えた自立型ハウジング１２と、図１ないし図３および図５に詳細に示すように、ハウジング１２の上部部分１２Ａ内に配設されている商品保管および分配マガジン１４と、図１ないし図４および図７に詳細に示すように、ハウジング１２の上部部分１２Ａおよび中間部分１２Ｂ内に配設されているマガジン分割駆動機構１６と、図２、図５、図６および図８ないし図１４に詳細に示すように、ハウジング１２の中間部分１２Ｂ内に配設されている商品分離装置１８と、図１、図２および図１５ないし図１８に詳細に示すように、ハウジング１２の下部部分１２Ｃ内に配設されている商品移送装置２０と、を含む。
【００１０】
図１および図２を参照すれば、自動販売機１０の自立型ハウジング１２は、ベース２２と、中間容器またはホッパー２４と、細長い管状下部支持部材２６と、外部管状エンクロージャー２８と、細長い形態を有する堅い中央つなぎ材（紐）または連結棒３０と、上部蓋３２とをさらに含む。ベース２２は、ハウジング１２の下部部分１２Ｃの下側に配設されており、このベースによってハウジング１２が支持表面、例えば床上に支持された状態を保持する。ベース２２は商品放出ステーション３４と、商品放出ステーション３４内に入っている商品への接近を遮断するための閉鎖位置と商品放出ステーション３４内に入っている商品への接近を許容するための開放位置との間で動ける旋回ドア３６とを含む。細長い下部支持部材２６はベース２２上に装着されており、ハウジング１２の下部部分１２Ｃを通って上に延長され、ベース２２上で間隔をおいた状態でハウジング１２の中間部分１２Ｂ内に配設されている中間ホッパー４を支持している。外部管状エンクロージャー２８は円筒形となっており、透明な材料から作られている。この外部管状エンクロージャー２８はハウジング１２の上部部分１２Ａを取り囲んでおり、外部管状エンクロージャー２８の開放された下端部２８Ａが中間ホッパー２４の上部周縁２４Ａ上に支持されている。図２に詳細に示すように、堅い中央つなぎ材または連結棒３０の下端部３０Ａはベース２２の横部材２２Ａに堅固に取り付けられ（付着され）ている。この中央つなぎ材または連結棒３０はベース２２の横部材２２Ａに堅固に取り付けられた下端部３０Ａからハウジング１２の下部部分１２Ｃの下部管状支持部材２６を貫通し、ハウジング１２の中間部分１２Ｂの中間ホッパー２４の底パネル２４Ｂを貫通し、ハウジング１２の上部部分１２Ａを貫通して外部管状エンクロージャー２８の開放された上端部２８Ｂ上に配設された上端部３０Ｂまで延長されている。中間ホッパー２４は底パネル２４Ｂを貫通して形成された開口部３９を備えている。上部蓋３２は、外部管状エンクロージャー２８の上端部２８Ｂに置かれており、利用可能な従来の錠機構３８によって堅い中央連結棒３０の上端部３０Ｂに分離可能に固定されている。
【００１１】
図１ないし図４、および図７を参照すれば、マガジン分割駆動機構１６はハウジング１２の中間ホッパー２４の底パネル２４Ｂ上に回転可能に支持されている。マガジン分割駆動機構１６は、対向配置された下端部４０Ａおよび上端部４０Ｂを備えた堅い中空垂直従動軸４０と、円形に配列されており、従動ギヤ４２の底側部４２Ｂ（図２および図４）から下に突出されている歯状突起４２Ａを備えた水平環状従動ギヤ４２と、駆動軸４４Ａおよび駆動軸４４Ａを中心に円周方向に形成されており、それから放射状に外側に突出されている歯状突起４４Ｂを備えた駆動ギヤ４４とを含む。ハウジング１２の中央連結棒３０はマガジン分割駆動機構１６の中空垂直従動軸４０を貫通して垂直に延長されている。環状従動ギヤ４２は環状従動ギヤ４２および従動軸４０の間で延長され、これら環状従動ギヤ４２および従動軸４０を相互堅固に連結している多数の放射状スポーク部材４６によって従動軸４０の下端部４０Ａから放射状に外側に間隔をおいて配設されており、環状従動ギヤ４２はこれら多数の部材を取り囲んでいる。駆動ギヤ４４の歯状突起４４Ａは中間ホッパー２４の底パネル２４Ｂに向かっている従動ギヤ４２の底側部４２Ｂ上に円形に配列された歯状突起４２Ａと噛み合っている。中間ホッパー２４の外部には駆動ギヤ４４の駆動軸４４Ａの外側端部にノブ４８が装着されている。使用者が自動販売機１０の中間ホッパー２４によって支持される従来のコイン挿入ステーション５２のコイン挿入孔５０内にコインを挿入した後ノブ４８を回すと駆動軸４４Ａが共に回転する。
【００１２】
マガジン分割駆動機構１６は、下部環状軸受５４と、上部環状軸受５６と、上部スパイダー５８をさらに含む。下部環状軸受５４と上部環状軸受５６はそれぞれ、中央従動軸４０の下端部４０Ａおよび上端部４０Ｂに配設されている。下部環状軸受５４は中間ホッパー２４の底パネル２４Ｂ上で従動軸４０の周りに配設され、この従動軸４０を回転可能に支持する。この下部環状軸受５４によって使用者がノブ４８を回すだけで従動軸４０と従動ギヤ４２および駆動ギヤ４４が回転する。上部スパイダー５８は、中央ハブ６０と、約９０°の角度で離隔配設されてハブ６０に堅固に取り付けられており、またこのハブ６０から放射状に外側に延長されている多数の放射状アーム６２とを備えている。ハブ６０は中空垂直従動軸４０の上端部４０Ｂ上に置かれており、上部スパイダー５８が従動軸４０と共に回転できるようにそれに堅固に取り付けられている。上部スパイダー５８の放射状アーム６２の外側端部にはラグ６２Ａが設けられており、このラグ６２Ａは下に延長されて商品保管および分配マガジンの上部周縁の一部分と当接しているため、従動軸４０と上部スパイダー５８の回転運動がマガジン１４に伝達されることができる。上部環状軸受５６は、上部スパイダー５８の中央ハブ６０と上部蓋３２との間に配設されている。
【００１３】
図１ないし図３、および図５を参照すれば、商品保管および分配マガジン１４は、商品分離装置１８上に回転可能に支持されている。マガジン１４は、開放上端部６８Ａおよび開放下端部６８Ｂを備えた円形に配列された垂直チャネル６８を形成できるように垂直に配列されており、円周方向に間隔をおいて配設されており、次々と堅固に取り付けられている多数の仕切り壁６６を備えた円筒体６４を含む。商品、例えば棒付きキャンディー（Ｌ）は、円周配列垂直チャネル６８内で垂直に保管されるため、商品は円形に配列された垂直コラム形態を取ることができる。マガジン１４の円筒体６４の仕切り壁６６によって、相対向しており、マガジン１４の円筒体６４内の中央内部シリンダ形態の空間７２内に開放されるとともに垂直チャネル６８内に開放される垂直スロット７０が内部周縁に沿って形成されている。棒付きキャンディー（Ｌ）の頭部分（Ｐ）は、垂直チャネル６８内で円形に配列された垂直コラム内に配置されており、それぞれの棒付きキャンディー（Ｌ）が水平方向に置かれるようにハンドル部分（Ｈ）はスロット７０を貫通して従動軸４０に向かって内側に延長されている。棒付きキャンディー（Ｌ）が相互垂直に配置されることから、棒付きキャンディー（Ｌ）からなるコラムは重力のみによって垂直チャネル６８の開放下端部６８Ｂを通じて下に移送される。したがって、別途の機械的な力を与える必要はない。ハウジング１２の外部管状エンクロージャー２８を通じて商品を見ることができるだけでなく、マガジン１４の円筒体６４を通じて商品が見られるようにマガジン１４の円筒体６４は適切な透明材料で作られる。
【００１４】
マガジン１４の円筒体６４は、中央従動軸４０を中心に同心的な状態に配設されており、端部が互いに当接していて上下に積み重なることによって全体的に円筒体６４を構成する多数の円筒体部分６４Ａ、６４Ｂで構成されるのが好ましい。これにより、管理人が自動販売機１０内に棒付きキャンディーを再び詰めたり補充したりする間に持ち上げなければならないマガジン１４の重量が減る。円筒体部分６４Ａは、両側端部で相互補完的な雄型要素７４および雌型要素７６を備えている。これら要素は互いに嵌り合って円筒体部分６４Ａ、６４Ｂを端部と端部が互いに当接する状態で保持されるようにする。
【００１５】
マガジン１４の円筒体６４の円筒体部分６４Ｂの最も下にある部分は、円筒体部分６４Ｂが円筒体部分６４Ｂの仕切り壁６６に堅固に取り付けられており、この仕切り壁６６の下に配設されている下部構造体７８を備える点から、他の円筒体部分６４Ａとは異なる。下部構造体７８は、図２および図６に示すように、円周方向に互いに間隔をおいて配設されており、垂直チャネル６８の開放下端部６８Ｂの下、そしてその間で間隔をおいて配設されている、放射状に下に向かっている多数の分割器タブ８０を含む。図６に詳細に示すように、分割器タブ８０の間には最も下側に円形に配列された商品列を構成する最も下にある商品がそれぞれ収容される分室８１が形成されている。下部構造体７８は中央従動軸４０を収容できるような中央孔８４が形成された底中央ハブ８２をさらに含む。中央従動軸４０が回転するときこの回転力が最も下側の円筒体部分６４Ｂの下部構造体７８の底中央ハブ８２を通じてマガジン１４の円筒体６４に伝達されるように、従動軸４０および中央孔８４とも類似した長方形状を取るのが好ましい。底中央ハブ８２は、使用者が単にノブ４８を回す動作だけでマガジン１４の円筒体６４を回転させるとき、上部スパイダー５８の放射状アーム６２上のラグ６２Ａによってマガジン１４の円筒体６４の上部周縁上に加えられる回転力を増大させる。また、使用者がコイン挿入孔５０内にコインを挿入した後コイン挿入ステーション５２のノブ４８を回す度に、駆動ギヤ４４は、従動ギヤ４２が垂直チャネル６８間の中心距離、つまり棒付きキャンディー（Ｌ）の垂直コラム間の中心距離と同一な角距離（角度的な間隔）を分割回転できる程度の角距離を回転する。例えば、垂直チャネル６８は２４個が提供される。したがって、棒付きキャンディー（Ｌ）を買うためにノブ４８を回す度にマガジン１４はその円周の２４分の１に該当する角距離を分割回転する。
【００１６】
図２、図５、図６、および図８ないし図１４を参照すれば、商品分離装置１８はハウジング１２の中間容器またはホッパー２４の上部周縁２４Ａ上に、そしてその周りに装着されている。最も下側の円筒体部分６４Ｂの下部構造体７８に配設されたマガジン１４の円筒体６４は、マガジン１４が商品分離装置１８上で回転可能に支持され、商品分離装置１８に対して回転し得る状態に商品分離装置１８上に置かれる。商品分離装置１８は基本的に、円形プラットフォーム８６と、直立環状フェンスまたは壁８８と、漏斗型通路９０と、障壁板９２とを含む。
【００１７】
商品分離装置１８の円形プラットフォーム８６は、内部本体部分８６Ａとハウジング１２の中間ホッパー２４の上部周縁２４Ａ上に支持されている外縁リム部分８６Ｂを備えている。プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａは中間ホッパー２４の上部周縁２４Ａの高い箇所よりやや低い位置で水平に配設されている。商品分離装置１８の直立環状壁８８は外縁リム部分８６Ｂに隣接し、垂直チャネル６８の開放下端部６８Ｂの外側に位置し、それに隣接し、マガジン１４の円筒体６４の最も下にある円筒体部分６４Ｂの分割器タブ８０に隣接した環状プラットフォーム８６に直立状態に固定されている。このため、環状壁８８と干渉を起こすことなくマガジン１４が回転することができる。垂直チャネル６８は環状壁８８内に配設しており、環状プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａと整列し、その上に配設される。垂直コラム形態に配列された商品のうち、最も下側に配列された商品は分割器タブ８０の間に形成されたそれぞれの分室８２内で環状壁８８に隣接して内部本体プラットフォーム８６Ａ上に置かれ、マガジン１４が回転すると分割器タブ８０によってそれに沿って移動する。円形プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａは、プラットフォーム８６の中央環状開口部８６Ｃ周りに円周方向に間隔をおいて形成された多数のリセス８７と、リセス８７内に置かれる多数の玉軸受８９を備えている。多数の玉軸受８９上で最も下方にある円筒形部分６４Ｂの下部構造体７８に配設されたマガジン１４の円筒体６４は商品分離装置１８上に置かれる。マガジン１４は商品分離装置１８上に回転可能に支持され、商品分離装置１８に対して回転することができる。また、円形プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａは、環状プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａと下部構造体７８の間に隙間を形成できるように、マガジン１４の円筒体６４の最も下側の円筒形部分６４Ｂの下部構造体７８の下に置かれ、その下で間隔をおいて形成された環状陥没部８６Ｄを備えている。この隙間は棒付きキャンディーの柄部（Ｈ）が環状プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａと下部構造体７８との間に入るのを防止し、商品分離装置１８の円形プラットフォーム８６に対するマガジン１４の回転が止まることを防止する。
【００１８】
商品分離装置１８の漏斗型通路９０は、円形プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａに取り付けられ、その下にぶら下げられている。漏斗型通路９０の内部には貫通路９４が形成されている。漏斗型通路９０はハウジング１２の中間ホッパー２４の開口部３９上に配設されており、その開口部３９と整列されている。このような構成により、マガジン１４の回転によってプラットフォーム８６に前進移動した商品は漏斗型通路９０を通じて下に落下し、それからハウジング１２の中間ホッパー２４の開口部３９を通過し商品移送装置２０を経由してハウジング１２の下部部分１２Ｃの商品放出ステーション３４に到る。それとも、棒付きキャンディー（Ｌ）が漏斗型通路９０と孔３９を通じて落下するとき回転可能な環状従動ギヤ４２の放射状スポーク部材４６によって邪魔されて棒付きキャンディー（Ｌ）などの商品が放射状スポーク部材４６のうち一つと孔３９の周縁一部との間に挟まれることを避けるために、図１２および図２で点線９０Ａ、１２Ｄで表すように漏斗型通路９０とそれに隣接したハウジング１２の中間部分１２Ｂをオフセットさせ、従動ギヤ４２から外側にオフセットされた位置に置かれて従動ギヤ４２を迂回することによって従動ギヤ４２の放射状スポーク部材４６上に棒付きキャンディー（Ｌ）がかけられることを防止する代理経路を、ハウジング１２の下部部分１２Ｃ側に形成してもいい。
【００１９】
障壁板９２は締め具９６によって直立環状壁８８のアーチ型部分に取り付けられており、障壁板９２が環状プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａを貫通している貫通路９４上に間隔をおいて配設されるように円形プラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａと平行な水平方向に、そしてその上に間隔をおいた状態で環状壁８８の上部８８Ａから内側に延長されている。したがって、障壁板９２は貫通路９４上に置かれる垂直コラムから商品の貫通路９４に連結される垂直経路上に横設されてこの経路を遮断する。しかし、この場合にも障壁板９２の位置から角度的に変位された他の商品がプラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａ上に置かれる商品の最も下側に円形に配列された列内に落下し、１回に１個ずつ障壁板９２下に、そして貫通路９４の内側に最も下に置かれた商品が移動することができる。図２に示すように、マガジン１４の円筒体６４の最も下方にある円筒体部分６４Ｂの垂直パネル６８の下端部６８Ａは、商品分離装置１８の障壁板９２上に高く配設されており、マガジン１４が回転するとき障壁板９２の上を通ることになる。一方、マガジン１４の円筒体６４の最も下方にある円筒体部分６４Ｂの下部構造体７８の分割器タブ８０は、障壁板９２の下に配設されており、マガジン１４が回転するとき障壁板９２の下を通ることになる。商品の包装紙が分割器タブ８０と障壁板９２との間に挟まれたりかかったりする可能性を無くし、商品が貫通路９４の内側に落下することを防止するために、それぞれの分割器タブ８０は障壁板９２の高い箇所の下に十分な距離をおいて離れて設けられている。
【００２０】
また、図６および図８に示すように、障壁板９２は短いスリット９２Ｂが形成された先端周縁部分９２Ａを備えている。この短いスリット９２Ｂは直立環状壁８８から先端周縁部分９２Ａを分離させており、したがって先端周縁部分９２Ａは垂直方向に撓むことができる。このような撓み性から、商品が前進して商品分離装置１８の障壁板９２の先端周縁部分９２Ａと接触するとき同一の垂直コラム内で最も下に置かれたそれぞれの商品をそのすぐ上にある商品から容易に分離できるため、二つの商品とも障壁板９２とプラットフォーム８６との間に挟まれてマガジン１４の回転を邪魔するとか、二つの商品が同時に貫通路９４を通じて落下する可能性を減らす。
【００２１】
さらに、図９に示すように、障壁板９２の撓み可能な先端周縁部分９２Ａの下に、そして貫通路９４に隣接して配設されたプラットフォーム８６の内部本体部分８６Ａには、同一の垂直コラム内の最も下側に置かれた商品およびそのすぐ上にある商品がより容易に垂直に持ち上げられるようにし、特に、商品のサイズが小さい場合、それら商品が前進して障壁板９２の先端周縁部分９２Ａと接触するとき障壁板９２の撓み可能な先端周縁部分９２Ａによってそれら二つの商品の分離を手伝う傾斜ランプ９８が形成されている。
【００２２】
最後に、図１０に示すように、商品分離装置１８の直立環状壁８８は、第１の実施の形態において円形経路に沿ってマガジン１４の移動方向に対して障壁板９２の撓み可能な先端周縁部分９２Ａに隣接するように、そしてその下側に配設されている貫通路９４に設けられており、その上側に外を向いて延長されているフィンガー型部材１０２を備えた弾性屈服（ｙｉｅｌｄ（屈折等による屈すること））機構１００を支持している。フィンガー型部材１０２は商品と接触して商品分離装置１８のプラットフォーム８６内の貫通路に向かって最も下にある商品を下に押し出す下向力を最も下にある商品に加えるように構成されている。フィンガー型部材１０２は、環状壁８８に付着されたコイルばね１０２Ａと、ばね１０２Ａの外側端部に回転可能に装着されたローラ１０２Ｂとで構成されている。最も下にある商品それぞれに対して行われるフィンガー型部材１０２の作用によって、商品の包装紙が隣接した構造物によって摘ままれる可能性が解消され、商品が貫通路９４の内側に落下することが防止される。ローラ１０２Ｂによってフィンガー型部材１０２は上に撓み、分割器タブ８０がローラ１０２Ｂと接触するとそれぞれの分割器タブ８０が通れるようになる。
【００２３】
図１３および図１４に示す本発明の第２実施例において、弾性屈服機構１００は、ばね形状のフィンガー型部材１０２の代わりに、装着スリーブ１０４と、細長い軸１０６と、フラップ型部材１０８と、ばね１１０を含む。装着スリーブ１０４は、商品分離装置１８の直立環状壁８８に堅固に取り付けられており、それに対して横方向に延長されている。細長い軸１０６は装着スリーブ１０４を貫通して延長されており、装着スリーブ１０４に対して回転可能に構成されている。フラップ型部材１０８は軸１０６の内側端部１０６Ａに堅固に取り付けられており、それから下に延長されている。タブ１１２は軸１０６の外側端部１０６Ｂに堅固に取り付けられており、それから下に延長されている。ばね１１０の一端部１１０Ａが円形プラットフォーム８６の外縁リム部分８６Ｂにかけられており、ばね１１０の他端部１１０Ｂはタブ１１２に取り付けられている。ばね１１０は、タブ１１２が商品分離装置１８の環状壁８８に取り付けられており、それから外側に延長された停止部分１１４に対して初期または開始位置が取れるよう、タブ１１２を一側に偏らせるように付勢する。軸１０６のフラップ型部材１０８はばね１１０に連結されてばね１１０の張力に対抗し克服しながら回転することによって、ばね１１０を延長させ、したがってばね１１０から伝達された下向力を最も下にある商品に印加できるように構成されている。この下向力によって最も下にある商品は商品分離装置１８のプラットフォーム８６内に形成された貫通路に向かって下に押し出される。分割器タブ８０がフラップ型部材１０８と接触するときそれぞれの分割器タブ８０が通過できるように、フラップ型部材１０８はばね１１０の偏らせる付勢力に対抗し克服しながら旋回することができる。
【００２４】
図１および図２、並びに図１５ないし図１８を参照すれば、商品移送装置２０は、商品放出ステーション２４からハウジング１２の中間部分１２Ｂの商品分離装置１８まで上側に延長されている。商品移送装置２０は曲がりくねった滑走式送出シュート１１６を備えている。送出シュート１１６は、図１６および図１７に詳細に示すように、長手方向に全体的に狭いアーチ形態となっており、図１８に詳細に示すようにＷ形状の断面を有する細長い胴体１１８を含む。この細長い胴体１１８は、適切なプラスチック材料からなっており、図２に示すように比較的急傾斜の状態に設置されている。細長い胴体１１８にはハウジング１２の下部管状支持部材２６を収容する涙の滴形の中央孔１２０を備えている。涙の滴形の中央孔１２０は尖った上端部１２０Ａと丸い下端部１２０Ｂを有する。
【００２５】
送出シュート１１６の胴体１１８は一体に形成された一対のチャネル１１２を含む。それらチャネル１１２は胴体１１８の上端部１２０Ａと下端部１２０Ｂとの間で延長されており、中央孔１２０の一対の両側側部上で胴体１１８内に長手方向に曲がりくねった形態で提供されている。チャネル１２２は胴体１１８の残り部分の下に突出されており、胴体１１８の上端部１１８Ａで胴体１１８の下端部１１８Ｂまで延長されることによって、商品が中間ホッパー２４内の開口部３９から自動販売機１０の商品放出ステーション３４に移送されるとき商品がチャネル１１２のいずれか一つに沿って下に滑降できるようにする。相互間に事実上鏡面対称状態に配設されたチャネル１２２は、胴体１１８の上端部１１８Ａおよび下端部１１８Ｂに位置している入口１２２Ａおよび出口１２２Ｂで一つに合わせられていることから、中央孔１２０を取り囲んでいる胴体１１８の中央部分１１８Ｃを包むことになる。胴体１１８の中央部分１１８Ｃは、図１８に示すような逆Ｖ字形となっている。長手方向に曲がりくねった形態となっていて分配された商品が滑走するチャネル１２２によって、商品は同一形状からなる経路に沿って移動するが、このような商品の動きは消費者に娯楽的興味を与え、関心を誘発することができる。
【００２６】
送出シュート１１６の胴体１１８は一対のサイドレール１２４をさらに含む。これらのサイドレール１２４はそれぞれ胴体１１８上に一体に形成されており、チャネル１２２の外側側部１２２Ｃのうち一つに沿ってその上に突出されている。これらのサイドレール１２４は送出シュート１１６の胴体１１８のチャネル１２２に沿って商品が下に移動するとき外へ商品が離脱する可能性を低減させる役割を果たす。
【００２７】
以上のように本発明の好ましい実施の形態とそれら実施の形態による本発明の特長などが詳細に説明されたが、これらは本発明を説明するための一例に過ぎなく、本発明の精紳および範疇を外れない限り、そして前述した本発明の特長を実質的に損なわない範囲内で本発明に対するさまざまな変形が可能であることは自明であろう。
【図面の簡単な説明】
以下の詳細な説明では、下記の添付図が参照される。
【図１】
１回に１個ずつ商品を確実に販売し得る本発明による自動販売機の斜視図。
【図２】
一部分は切欠され、残り部分は断面で示された図１の自動販売機の拡大側面図。
【図３】
図２の３−３線から見た自動販売機の平面図。
【図４】
図２の４−４線における自動販売機の断面図。
【図５】
図２の５−５線から見た自動販売機の一部側面図。
【図６】
図５の６−６線から見た自動販売機の一部平面図。
【図７】
図２の７−７線における自動販売機の拡大断面図。
【図８】
図６の８−８線から見た自動販売機の商品分離装置の特徴を示す一部拡大側面図。
【図９】
図６の９−９線から見た自動販売機の商品分離装置の他の特徴を示す一部拡大断面図。
【図１０】
図９の１０−１０線から見た自動販売機の商品分離装置のさらに他の特徴を示す側面図。
【図１１】
図２の１１−１１線から見た自動販売機の商品分離装置のさらに他の特徴を示す平面図。
【図１２】
図１１の１２−１２線における自動販売機の商品分離装置の垂直断面図。
【図１３】
自動販売機の商品分離装置のさらに他の特徴を示す一部拡大図。
【図１４】
図１３の１４−１４線から見た自動販売機の商品分離装置のさらに他の特徴を示す一部拡大側面図。
【図１５】
自動販売機の送出シュートの拡大正面図。
【図１６】
図１５の１６−１６線から見た送出シュートの側面図。
【図１７】
図１５の１７−１７線における送出シュートの縦断面図。
【図１８】
図１５の１８−１８線における送出シュートの断面図。

Claims (20)

1. （ａ）上部部分と、中間部分と、下部部分とを備え、前記下部部分は商品放出ステーションを含み、前記中間部分には前記下部部分と通じる開口部が形成されている自立型ハウジングと、
   （ｂ）前記ハウジングの上部部分内に配設されており、垂直チャネル内で円形に配列された垂直コラム形態に商品が保管され得るように開放下端部を備えた円形に配列された垂直チャネルを限定する手段を備え、垂直コラム形態に配列された商品は重力によって前記垂直チャネルの開放下端部を通じて下に移送される商品保管および分配マガジンと、
   （ｃ）前記ハウジングの上部部分および中間部分内に配設され、前記マガジンに駆動可能にカップリング連結され、前記マガジンが円形経路を中心に増分的に回転できるように前記マガジンを回転させるマガジン分割駆動機構と、
   （ｄ）前記マガジンが商品分離装置によって回転可能に支持され、前記マガジン分割駆動機構の動作によって前記マガジンが前記分離装置に対して回転して連続的に垂直コラム形態に配列された商品の最も下にある商品を前記ハウジングの中間部分内に形成された開口部に前進移動させて商品を１回に１個ずつ前記開口部を通じて下に落下させ得るよう、前記マガジンの垂直チャネルの開放下端部に隣接したハウジングの中間部分内に配設されその中間部分の隣に装着され、商品が最も下方にある円形列内に入り１回に１個ずつ前記商品分離装置の下に移動して前記ハウジングの中間部分の開口部内に入るようにしながら前記開口部上に置かれて前記開口部上の垂直コラムから商品の開口部までの垂直経路を遮断する商品分離装置と、
   （ｅ）前記ハウジングの下部部分内に配設されてハウジングの中間部分の開口部を通じて落下した商品を収容し、その商品を前記ハウジングの下部部分を通じて前記商品放出ステーション内側に移送する商品移送装置と、
   を含む商品自動販売機。
2. 前記商品分離装置は、多数の玉軸受が置かれた中央プラットフォームを含み、前記玉軸受は前記商品分離装置の中央プラットフォーム上で前記マガジンを回転可能に支持する請求項１記載の商品自動販売機。
3. 前記マガジン分割駆動機構は、前記マガジンの相互に間隔をおいて配設された下部および上部に駆動可能にカップリング連結された請求項１記載の商品自動販売機。
4. 前記商品分離装置は、中央プラットフォームと、前記中央プラットフォーム上に間隔をおいて配設され、前記ハウジングの中間部分の開口部上に横設される障壁板を含み、前記障壁板は最も下にある商品がすぐ上に置かれた商品と分離され得るように撓み可能な先端周縁部分を備えた請求項１記載の商品自動販売機。
5. 前記商品分離装置は、最も下にある商品と接触し、その最も下にある商品を前記ハウジングの中間部分に形成された開口部に向かって下に押し出す下向力を最も下にある商品に与える弾性屈服機構を含む請求項１記載の商品自動販売機。
6. 前記商品分離装置は、中央プラットフォームと、前記中央プラットフォーム上に付着され、中央プラットフォーム周りに延長される直立環状壁を含み、前記弾性屈服機構は前記環状壁上で支持される請求項５記載の商品自動販売機。
7. 前記弾性屈服機構は、ばねによって付勢されるフィンガー型部材である請求項５記載の商品自動販売機。
8. 前記弾性屈服機構は、ばねによって付勢され、旋回移動し得るフラップ型部材である請求項５記載の商品自動販売機。
9. 前記商品移送装置は、前記ハウジングの下部部分内で前記商品放出ステーションと前記ハウジングの中間部分の開口部との間に配設されている滑走式送出シュートを含み、前記滑走式送出シュートは水平基準面に対して比較的急傾斜の状態で設置された胴体と、前記胴体内に形成された中央孔と、前記中央孔の両側上で前記胴体内に形成されており、分配された商品が前記開口部から前記商品放出ステーションにいずれか一つのチャネルに沿って下に滑走し前記胴体内に形成された中央孔のいずれか両側を通るように前記胴体の残り部分の下に突出された一対のチャネルと、を備えた請求項１記載の商品自動販売機。
10. （ａ）上部部分と、中間部分と、下部部分とを備え、前記下部部分は商品放出ステーションを含み、前記中間部分には前記下部部分と通じる開口部が形成されている自立型ハウジングと、
    （ｂ）前記ハウジングの上部部分内に配設されており、垂直チャネル内で円形に配列された垂直コラム形態に商品が保管され得るように開放下端部を備えた円形に配列された垂直チャネルを限定する手段を備え、垂直コラム形態に配列された商品は重力によって前記垂直チャネルの開放下端部を通じて下に移送される商品保管および分配マガジンと、
    （ｃ）前記ハウジングの上部部分および中間部分内に配設され、前記マガジンに駆動可能にカップリング連結され、前記マガジンが円形経路を中心に増分的に回転できるように前記マガジンを回転させるマガジン分割駆動機構と、
    （ｄ）前記マガジンが商品分離装置によって回転可能に支持され、前記マガジン分割駆動機構の動作によって前記マガジンが前記分離装置に対して回転して連続的に垂直コラム形態に配列された商品の最も下にある商品を前記ハウジングの中間部分内に形成された開口部に前進移動させて商品を１回に１個ずつ前記開口部を通じて下に落下させ得るよう、前記マガジンの垂直チャネルの開放下端部に隣接したハウジングの中間部分内に配設され、その中間部分の隣に装着され、商品が最も下方にある円形列内に入り１回に１個ずつ前記商品分離装置の下に移動して前記ハウジングの中間部分の開口部内に入るようにしながら前記開口部上に置かれて前記開口部上の垂直コラムから商品の開口部までの垂直経路を遮断し、最も下にある商品と接触し、その最も下にある商品を前記ハウジングの中間部分に形成された開口部に向かって下に押し出す下向力を最も下にある商品に与える弾性屈服機構を含む商品分離装置と、
    （ｅ）前記ハウジングの下部部分内に配設されてハウジングの中間部分の開口部を通じて落下した商品を収容し、その商品を前記ハウジングの下部部分を通じて前記商品放出ステーション内側に移送する商品移送装置と、
    を含む商品自動販売機。
11. 前記商品分離装置は、中央プラットフォームと、前記中央プラットフォーム上に間隔をおいて配設され、前記ハウジングの中間部分の開口部上に横設される障壁板を含み、前記障壁板は最も下にある商品が直ぐその上に置かれた商品と分離され得るように撓み可能な先端周縁部分を備えた請求項１０記載の商品自動販売機。
12. 前記商品分離装置は、中央プラットフォームと、前記中央プラットフォーム上に付着され、中央プラットフォーム周りに延長される直立環状壁を含み、前記弾性屈服機構は前記環状壁上で支持される請求項１０記載の商品自動販売機。
13. 前記弾性屈服機構は、ばねによって付勢されるフィンガー型部材である請求項１０記載の商品自動販売機。
14. 前記弾性屈服機構は、ばねによって付勢され、旋回移動し得るフラップ型部材である請求項１０記載の商品自動販売機。
15. 前記商品移送装置は、前記ハウジングの下部部分内で前記商品放出ステーションと前記ハウジングの中間部分の開口部との間に配設されている滑走式送出シュートを含む請求項１０記載の商品自動販売機。
16. 前記滑走式送出シュートは、水平基準面に対して比較的急傾斜の状態に設置された胴体と、前記胴体内に形成された中央孔と、前記中央孔の両側上で前記胴体内に形成されており、分配された商品が前記開口部から前記商品放出ステーションにいずれか一つのチャネルに沿って下に滑走し、前記胴体内に形成された中央孔のいずれか両側を通過するように前記胴体の残り部分の下に突出された一対のチャネルと、を備えた請求項１５記載の商品自動販売機。
17. （ａ）上部部分と、中間部分と、下部部分とを備え、前記下部部分は商品放出ステーションを含み、前記中間部分には前記下部部分と通じる開口部が形成されている自立型ハウジングと、
    （ｂ）前記ハウジングの上部部分内に配設されており、垂直チャネル内で円形に配列された垂直コラム形態に商品が保管され得るように開放下端部を備えた円形に配列された垂直チャネルを限定する手段を備え、垂直コラム形態に配列された商品は重力によって前記垂直チャネルの開放下端部を通じて下に移送される商品保管および分配マガジンと、
    （ｃ）前記ハウジングの上部部分および中間部分内に配設され、前記マガジンに駆動可能にカップリング連結され、前記マガジンが円形経路を中心に増分的に回転できるように前記マガジンを回転させるマガジン分割駆動機構と、
    （ｄ）前記マガジンが商品分離装置によって回転可能に支持され、前記マガジン分割駆動機構の動作によって前記マガジンが前記分離装置に対して回転して連続的に垂直コラム形態に配列された商品の最も下にある商品を前記ハウジングの中間部分内に形成された開口部に前進移動させて商品を１回に１個ずつ前記開口部を通じて下に落下させ得るよう、前記マガジンの垂直チャネルの開放下端部に隣接したハウジングの中間部分内に配設され、その中間部分の隣に装着され、商品が最も下方にある円形列内に入り１回に１個ずつ前記商品分離装置下に移動して前記ハウジングの中間部分の開口部内に入るようにしながら前記開口部上に置かれて前記開口部上の垂直コラムから商品の開口部までの垂直経路を遮断し、前記ハウジングと共に前記マガジン分割駆動機構の外側にオフセットされて配設され、前記マガジン分割駆動機構を迂回する、商品を開口部に送るための、経路が形成された部分を備えた商品分離装置と、
    （ｅ）前記ハウジングの下部部分内に配設されてハウジングの中間部分の開口部を通じて落下した商品を収容し、その商品を前記ハウジングの下部部分を通じて前記商品放出ステーション内側に送出する商品送出装置と、
    を含む商品自動販売機。
18. 前記商品移送装置は、水平基準面に対して比較的急傾斜の状態に設置された胴体と、前記胴体内に形成された中央孔と、前記中央孔の両側上で前記胴体内に形成されており、分配された商品が前記開口部から前記商品放出ステーションにいずれか一つのチャネルに沿って下に滑走し、前記胴体内に形成された中央孔のいずれか両側を通過するように前記胴体の残り部分の下に突出された一対のチャネルを備えた送出シュートと、を含む請求項１７記載の商品自動販売機。
19. （ａ）上部部分と、中間部分と、下部部分とを備え、前記下部部分は商品放出ステーションを含み、前記中間部分には前記下部部分と通じる開口部が形成されている自立型ハウジングと、
    （ｂ）前記ハウジングの上部部分内に配設されており、垂直チャネル内で円形に配列された垂直コラム形態に商品が保管され得るように開放下端部を備えた円形に配列された垂直チャネルを限定する手段を備え、垂直コラム形態に配列された商品は重力によって前記垂直チャネルの開放下端部を通じて下に移送される商品保管および分配マガジンと、
    （ｃ）前記ハウジングの上部部分および中間部分内に配設され、前記マガジンに駆動可能にカップリング連結され、前記マガジンが円形経路を中心に増分的に回転できるように前記マガジンを回転させるマガジン分割駆動機構と、
    （ｄ）前記マガジンが商品分離装置によって回転可能に支持され、前記マガジン分割駆動機構の動作によって前記マガジンが前記分離装置に対して回転して連続的に垂直コラム形態に配列された商品の最も下方にある商品を前記ハウジングの中間部分内に形成された開口部に前進移動させて商品を１回に１個ずつ前記開口部を通じて下に落下させ得るように、前記マガジンの垂直チャネルの開放下端部に隣接したハウジングの中間部分内に配設され、その中間部分の隣に装着され、商品が最も下にある円形列内に入り１回に１個ずつ前記商品分離装置の下に移動して前記ハウジングの中間部分の開口部内に入るようにしながら前記開口部上に置かれて前記開口部上の垂直コラムから商品の開口部までの垂直経路を遮断する商品分離装置と、
    （ｅ）前記ハウジングの下部部分内で前記商品放出ステーションと前記ハウジングの中間部分の開口部との間に配設されており、水平基準面に対して比較的急傾斜の状態に設置された胴体と、前記胴体内に形成された中央孔と、前記中央孔の両側上で前記胴体内に形成されており、分配された商品が前記中間開口部から前記商品放出ステーションにいずれか一つのチャネルに沿って下に滑走し前記胴体内に形成された中央孔のいずれか両側を通過するように前記胴体の残り部分の下に突出された一対のチャネルを備えた滑走式送出シュートと、
    を含む商品自動販売機。
20. 前記送出シュートの胴体内に形成されたチャネルは、上端部に位置している入口および下端部に位置している出口を備え、前記チャネルが前記中央孔を取り囲む前記胴体の中央部分を取り囲むように前記チャネルの上端部に位置している入口は前記胴体の上端部と合わせられており、前記チャネルの下端部に位置している出口は前記胴体の下端部と合わせられている請求項１９記載の商品自動販売機。