JP2004509660A - トロカールアセンブリ - Google Patents

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Abstract

手術、例えば腹腔鏡、内視鏡など(これらに限定されるものではない)を使った手術中の患者の体内腔の内外への流体の流量だけでなく、所定の医療機器の導入も調節するようになっているトロカールアセンブリである。このトロカールアセンブリは、中空内部空間を有し、その一端に、細長い開端部スリーブが固定されており、このスリーブを通って、流体流および医療機器が通過するようになっている。バルブアセンブリは、中空内部空間に配置されたバルブ部材と、バルブシートを含むバルブ構造体とを備え、バルブ構造体は、バルブ部材と流体シール係合状態となったり、この係合状態から外れるよう、バルブシートがバルブ部材に対して選択的に回転でき、よって、係合状態となった時に、バルブ閉位置を定め、係合状態から外れた時に、バルブ開位置を定めるようになっている。バルブアセンブリは、トロカールアセンブリを操作する者が、片手だけを使って、上記開位置と閉位置との間で回転でき、バルブアセンブリは、トロカールアセンブリを操作する者により、このアセンブリに連続的な圧力を加えることなく、開位置または閉位置のいずれかに自動的に止まる。

Description

【0001】
(発明の背景)
(優先権の主張)
本願は、2000年5月31日を出願日とし、米国特許出願番号を第60/208,351号とする、現在米国特許商標局において継続中の仮特許出願に基づく優先権を主張するものである。
【0002】
(発明の分野)
本発明は、トロカールアセンブリ内に組み込まれたバルブアセンブリにより、体内腔の膨張および収縮を容易にする腹腔鏡、関節鏡、内視鏡またはその他を使用する手術方法を実行するために、患者の体内腔へのアクセスを可能にするようになっているトロカールアセンブリに関する。
【0003】
このバルブアセンブリは、トロカールアセンブリを操作する者が、片手だけを使って、バルブアセンブリの内側にアクセスできる部分を回転させることにより、バルブ開位置とバルブ閉位置との間に選択的に位置決めできるようになっている。このバルブアセンブリは、外部から圧力をかけることなく、好ましい開位置または閉位置が維持されるようになっている。
【0004】
(関連技術の説明)
意図する手術が、体内腔またはその内部にある1つ以上の器官にアクセスするために小さい切開部を形成するだけでよい場合に、このトロカールアセンブリは、特に重要な器具として認識されている。今日のトロカールアセンブリの普及は、体内腔にアクセスするために体壁または体の外部組織を貫通するように、実質的に大きい切開部を形成する手術に必要性を少なくした医療専門家による技術進歩に一部が基づくものである。
【0005】
手術で大きな切開部を設けると、外傷が与えられ、患者が手術から完全に回復するのにかかる時間が長くなり、かつ回復期間中の苦痛および不快感は大となる。
【0006】
そのため、腹腔鏡、関節鏡、内視鏡、その他を使用した手術方法は、トロカールアセンブリと組み合わせて、適当な穿刺器具または閉塞子を利用し、体の外壁に、1つ以上の小さい開口部を形成するようにしている。
【0007】
従来のトロカールアセンブリに共通する別の特徴は、加圧流体源を取り付け、この流体源を、トロカールアセンブリに関連するアクセスカニューレに沿ってトロカールアセンブリに挿入し、最終的に、アクセスする体内腔に挿入することである。体内腔を膨らますことによって、膨張が生じ、外科医またはその他の従事者が意図する手術を実行するのに必要な空間が生じる。
【0008】
しかしながら、公知または従来のトロカールアセンブリに関連する1つの問題は、通常トロカールのハウジングに接続され、アクセスする体内腔の内外への流体の流量を調節するようになっているバルブ、または同様の流体流量調節構造体に関するものである。より詳細に述べると、体内腔が一旦膨らまされると、上記理由から、内部器官に必要なアクセスをするだけでなく、内視鏡を使った手術中に、眼による観察を行うのに適当な余地が得られるように、体内腔内の流体を維持することが重要である。
【0009】
従って、バルブまたはこれに連動する流量調節構造体を、効率的に作動させることにより、体内腔内からの加圧された流体が、アクセスカニューレおよびトロカールアセンブリのハウジングを通って、元に漏れ出すことを防止しなければならない。また、手術が一旦完了しても、バルブまたはトロカールに連動する流量調節構造体を操作することにより、体内腔を、効果的かつ効率的に収縮させることが好ましい。
【0010】
当然ながら、高精度でトロカールアセンブリを正しく位置決めし、作動させなければならず、その操作に責任のある手術実行者またはその他の医療従事者は、好ましくはトロカールアセンブリを保持し、かつこれに連動するバルブ構造体を操作するのに、片手だけを使ってバルブアセンブリを操作できなければならない。
【0011】
更に、公知のトロカールアセンブリ、およびそれに連動するバルブ構造体に共通して見られる問題は、バルブ構造体を好ましい位置に維持するために、バルブ構造体に連続して接触しなければ、バルブ構造体を閉位置または開位置に容易に維持することができないということである。
【0012】
最後に、公知のトロカールアセンブリによっては満足に解決できない別の問題は、構造体またはこれに連動する流量調節バルブの機能に干渉することなく、意図する手術中に、種々の所定の医療器具を、トロカールアセンブリの内部に通過できるようにすることが一般に不可能であるということである。
【0013】
従って、トロカールアセンブリを操作する医療従事者の片手だけを使って、バルブ開位置とバルブ閉位置との間に、選択的かつ容易に位置決めできるバルブを内蔵する改良されたトロカールアセンブリが医療器具の分野で求められていることは、よく認識されている。
【0014】
更に、かかる改良されたトロカールアセンブリの設計および構造により、トロカールアセンブリに連動するバルブ構造体は、バルブ構造体に医療従事者を強制的に連続接触させることもなく、バルブ開位置またはバルブ閉位置のいずれかに、トロカールアセンブリに連動するバルブ構造体を維持できる。
【0015】
更に、改良されたトロカールアセンブリは、バルブアセンブリの構造体、またはその作動に干渉しないように、種々の異なる医療機器をトロカールアセンブリと共に使用できるような、充分な構造上の汎用性も有していなければならない。
【0016】
(発明の概要)
本発明は、バルブアセンブリを効率的にバルブ開位置またはバルブ閉位置に配向できるよう、トロカールアセンブリを操作する医師、またはその他の医療従事者が、片手だけで容易に操作できるようになっているバルブアセンブリを備えたトロカールアセンブリに関する。
【0017】
より詳細には、本発明のトロカールアセンブリは、実質的に中空の内部空間を有し、加圧流体源に相互接続するために、ハウジングに取り付け可能な多少従来通りのコネクタ構造体を更に備えたハウジングを有する。加圧流体は、二酸化炭素を含むことができるが、必ずしも二酸化炭素に限定されるものではなく、この加圧流体は、患者に対する腹腔鏡、関節鏡、内視鏡および同様な装置を使った手術の実行を容易にするよう、患者の体内腔を膨らませるのに使用される。
【0018】
トロカールアセンブリのハウジングは、一端部において、細長い開端スリーブ、すなわちカニューレに接続され、このカニューレは、切開部を通って体内腔に連通するように配置できるアクセスカニューレとして働くことができる。
【0019】
このアクセスカニューレまたはスリーブは、流体を通過させ、体内腔を膨張させ、更に種々の異なる医療器具のいずれかを、手術場所に向けることができるような配置および構造とされている。
【0020】
カニューレに対するハウジングの反対側の端部は開口しており、バルブアセンブリへの接続を容易にするような構造となっている。このバルブアセンブリは、バルブシートを備えたバルブ構造体を含み、このバルブ構造体とバルブシートは、ハウジングに対して、単一ユニットとして移動するように、一体的または他の態様で互いに固定されている。
【0021】
バルブシートは、バルブ構造体の一端から外側に突出し、ハウジングの中空内部空間内に位置している。更に上記バルブアセンブリは、バルブシートに協働する状態にハウジングの中空内部空間内に移動自在に取り付けられたバルブ部材を備えている。従って、バルブ部材に対するバルブシートの選択的位置決めは、バルブ部材に対するバルブシートの配向に応じて、バルブ開位置、またはバルブ閉位置のいずれとなるように働く。
【0022】
バルブ構造体は、ハウジングの開端部に隣接し、かつ開端部を実質的にカバーする状態になるよう、ハウジングに回転自在に接続されている。バルブシートとバルブ構造体との間の固定、すなわち、一体的接続によって、バルブ構造体が回転されると、バルブシートはハウジングの中空内部空間内で回転される。
【0023】
このように回転されると、バルブシートは、種々の異なる配向をとりうる。これら配向のうちの少なくとも1つは、上記バルブ閉位置を定め、他の少なくとも1つは、上記バルブ開位置を定める。
【0024】
バルブ構造体は、ハウジングの中空内部空間の外側に少なくとも一部が取り付けられており、従ってトロカールアセンブリのオペレータが容易にアクセスできる。
【0025】
更に、バルブ構造体の外側に、少なくとも1つのノブ、フランジまたは同様な位置決め部材が突出しており、トロカールアセンブリを保持し、操作するものの手のうちの親指、または他の指による係合を容易にするようになっている。従って、バルブ開位置またはバルブ閉位置のいずれかにするためのバルブ構造体の操作は、トロカールアセンブリを保持し、操作する者の片手だけで行うことができる。
【0026】
本発明の少なくとも1つの実施例では、バルブ部材およびバルブシートが、バルブ閉位置またはバルブ開位置のいずれかに位置するにも拘わらず、バルブ部材とバルブシートとが、互いに実質的に連続して、係合状態を維持するように協働する配置および構造となっている。
【0027】
従って、バルブ構造体を比較的わずかに回転変位するだけで、バルブシートをバルブ部材に流体シール係合させ、バルブ閉位置にすることができる。同様に、バルブ構造体を最小の距離だけ回転させ、バルブシートをバルブ構造体から変位させ、バルブアセンブリをバルブが少なくとも部分的に開放された位置に配置することができる。
【0028】
バルブ構造体およびバルブシートのこの比較的小さい回転変位量は、バルブアセンブリの片手の操作を容易にする一方で、手術中のトロカールアセンブリの保持、および位置決めも容易にしている。
【0029】
更に本発明の少なくとも1つの実施例では、ハウジングの外側にてバルブ構造体に接続されたアダプタ構造体を備えている。このアダプタは、種々の異なる医療器具を実行中の手術場所へ導入できるよう、バルブ構造体に取り外し自在に接続でき、1つ以上の異なるタイプのアダプタ構造体と置換できる。
【0030】
利用されるアダプタ構造体の特定の実施例にも拘わらず、アダプタ構造体は、トロカールアセンブリの他の部分を通して、所定の医療器具を主に相互接続またはガイドするようになっている。特にアダプタ構造体の一実施例では、栓塞子または穿刺ニードルをトロカールアセンブリに相互接続するのに利用できる。同じように、トロカールアセンブリに、バイオプシーニードルを相互接続することができる。
【0031】
上記医療器具のいずれかのみならず、他の種々の医療器具をアダプタ構造体の1つ以上の実施例に取り付けでき、バルブ構造体内に形成され、バルブシートを貫通する中心チャンネルに、これら医療器具を挿入できる。
【0032】
かかる医療機器を利用する際に、バルブシートおよびバルブ構造体がバルブ閉位置にある場合、バルブ部材はバルブシートから変位される。これとは異なり、バルブシートが少なくとも部分開放位置にある時、医療器具を、ハウジングの中空内部空間に挿入し、ハウジングに接続されたスリーブまたはアクセスカニューレに挿入してもよい。
【0033】
かかる医療機器を利用する際に体内腔に導入された流体が不意に漏れることを防止するために、アダプタ構造体には、適当なガスケットまたはシールが設けられる。医療器具がバルブアセンブリを通過するようにするには、バルブアセンブリが選択的に開位置に配置するか、またはバルブ部材をバルブシートとのシール係合から外すように、バルブ部材を変位させるかのいずれかを必要とするという点で、かかるアダプタ構造体に関連する補助シール構造体が必要となる。
【0034】
従って、本発明の改良されたトロカールアセンブリは、トロカールアセンブリを操作する医療従事者の片手だけで、容易かつ効率的に操作できるバルブアセンブリを備えている。更に、このバルブアセンブリは、バルブ構造体との接触を維持したり、またはバルブ構造体に連続的に力を加えることなく、バルブ開位置、またはバルブ閉位置のいずれかに自動的に維持される。
【0035】
図面だけでなく、詳細な説明も検討すれば、本発明の上記およびそれ以外の目的、特徴および利点が更に明らかとなると思う。
本発明の特徴をより完全に理解するには、添付図面に関連させて、次の詳細な説明を参照するべきである。
種々の図面にわたって、同様な符号は、同様な部品を示す。
【0036】
(好ましい実施例の詳細な説明)
添付図面に示すように、本発明は、全体が符号10で示されたトロカールアセンブリに関するものである。このトロカールアセンブリは、符号12で示されたハウジングと、16において、ハウジング12の一端に取り付けられ、14で示された細長い中空スリーブ、すなわちカニューレとを備えている。カニューレ14の反対側の端部18は、後に詳細に説明するように、医療器具だけでなく、流体もカニューレを通過できるように開口している。
【0037】
説明を簡潔にするため、ハウジング12は、透明であるとして示されている。しかしながら、ハウジングだけでなく、他のトロカールアセンブリ10も形成する材料は透明または半透明でもよいし、またはそのような材料でなくてもよい。
【0038】
いずれにおいても、ハウジング12は、カニューレ14と反対側に配置された少なくと1つの開端部20を有するほぼ中空内部空間を備えている。ハウジング12は、少なくとも初期に加圧される流体をほぼ従来の流体源に接続するための、全体24で示されたコネクタが嵌合されるようになっているアクセスポート、すなわちカップリング22も含むことができる。
【0039】
流体は、患者の体内腔を膨張させ、よって、体内腔へのアクセスを容易にすることにより、上記種々のタイプの手術の実行を容易にするように、従来使用されている二酸化炭素、または他の一般に使用されているガスでよい。コネクタ24は、周知のように、コネクタ24を通ってハウジング12の内部空間に流入する流体の流量を調節する制御ノブ26を備えていてもよい。
【0040】
本発明は、30で示されたバルブアセンブリを備えている。このバルブアセンブリ30は、取付ベース34に固定されたバルブ部材32と、バルブシート38が、一体的または他の態様で固定されたバルブ構造体36とを有する。バルブ部材32は、バルブ構造体36およびバルブシート38と別個に、ハウジング12に取り付けられている。
【0041】
より詳細には、図6に良く示されているように、取付ベース34は、開端部20に隣接するハウジング12の中空内部空間内に配置されている。バルブ部材32は、ハウジング12の中空内部空間内に取り付けられており、後述するように、バルブ閉位置を定めるよう、バルブシート38の周辺部38’にシール係合するような大きさおよび構造とされている。
【0042】
バルブ部材32と取付ベース34とは、互いに一体的に接続されており、好ましくは、固有の押圧力を有するエラストマー材料から形成されている。更に、バルブ部材32と取付ベース34との間の相互接続部は、35において一体的ヒンジを形成している。この一体的ヒンジは、常時ハウジング12の中空内部空間の仮想的長手方向中心アクセス部に対して、内側を向くほぼ角度のある傾斜部に、バルブ部材32を常時押圧するように働く。
【0043】
後に、より詳細に説明するように、バルブ部材32を形成するエラストマー材料により、バルブ部材32は、図2に示されるように、常時角度のある配置から移動し、次に図1に示される、常時押圧される位置に復帰することができる。
【0044】
本発明の一実施例は、バルブ部材32と取付ベース34との間の一体的接続部を構成しているが、本発明の要旨には、一体的ヒンジ35以外の構造のものを使用することも含まれることも強調したい。例えば、図4および図6にも開示されている角度のある傾斜した配置に、バルブ部材32を常時配置することを容易にするように、種々の異なるタイプのヒンジ構造体(簡潔にするために図示せず)によって、バルブ部材32を接続してもよい。
【0045】
バルブ部材32と取付ベース34との間の特殊な移動自在な相互接続にも拘わらず、取付ベース34は、図1〜図3に示されるような組み立て状とされた時に、バルブシート38がこの細長いバルブシート38を通過できる充分な寸法の開口部37を、取付ベース34が有していることに留意されたい。従って、ハウジング12の中空内部空間の開端部20に隣接する状態に取付ベース34を接続した際に、バルブシート38をハウジング12の中空内部空間に挿入し、バルブ部材32に協働させることにより、バルブ構造体36とバルブシート38とが協働する状態に組み立てられる。
【0046】
図4を参照すると、開端部20の外周部は、ネジのようなコネクタフランジ23を有する。このコネクタフランジは、方向矢印40が示すように、2つの反対方向の各々に、ハウジング12に対して、バルブ構造体36を少なくともある限られた角度まで回転させることができる。
【0047】
コネクタフランジ23は、アクセス開口部36’に隣接するバルブ構造体36の内部に配置されている、協働するようになっている構造体(簡潔にするために図示せず)に移動自在に係合する。従って、バルブ構造体36および固定的に取り付けられたバルブシート38は、方向矢印40が示すように、2つの反対方向のいずれかに、ハウジング12に対して回転自在であることは明らかである。
【0048】
更に、バルブ部材32とバルブシート38の相対的な配置および構造は、バルブアセンブリ30が図1に示されるバルブ閉位置、または図2に示されるバルブ開位置に選択的に配置されているかどうかに拘わらず、図1〜図3に示されるよう、互いに係合状態にこれら2つの要素を、ほぼ連続して維持するように働く。
【0049】
図1の閉位置、または図2の完全開位置ではない、図3に示される少なくとも部分開位置に、トロカールアセンブリのユーザーが、バルブアセンブリ30を選択的に配置できるものであり、本発明のトロカールアセンブリが汎用であることを更に強調しておく。
【0050】
バルブ構造体36とバルブシート38の回転は、少なくとも1つの外側に突出するノブ、フランジまたは同じような位置決め部材42によって容易となっている。
【0051】
位置決め部材42は、バルブ構造体36の外側表面から外側に延びており、トロカールアセンブリ10の他の部分を支持し、かつ位置決めするように働くユーザーの片手の親指、または1本の指によって操作できるような配置および寸法とされている。
【0052】
更に、バルブアセンブリ30を解放するか、または閉じるように、バルブ構造体36がハウジング12に対して選択的に回転されると、このバルブ構造体36の回転を部分的に制限するよう、位置決め部材42に遮断係合する状態に、ハウジング12の外側表面にストッパー部材44を固定してもよい。
【0053】
本発明の更に別の構造上の特徴として、取付ベース34が、バルブ構造体36の少なくとも部分的に閉じられる端部39の内側壁部分に面整合係合状態に配置されていることが挙げられる。
【0054】
しかし、バルブ構造体36とバルブシート38は、ハウジング12に対して選択的に回転自在であるが、取付ベース34とバルブ部材32は、ハウジング12に対して回転自在ではない。これに反し、取付ベース34および取り付けられたバルブ部材32は、キー部材45とキースロット47との間の相互接続により、ハウジング12に対して回転自在ではない。
【0055】
図4および図5に示すように、キー部材45は、開放端部20に隣接するハウジング12に対して、一体的またはその他の態様で固定されており、キースロット47は、取付ベース34の外周部のまわりに一体的に形成されている。
【0056】
従って、バルブ構造体36およびバルブシート38が、ハウジング12に対して回転されると、取付ベース34およびバルブ部材32は、少なくともハウジング12に対して回転できないという点で、ハウジング12の中空内部空間内の表示された位置に固定されていることは明らかである。
【0057】
上記のように、バルブ部材32は、可撓性のスプリング状ヒンジ部分35を有し、このヒンジ部分35によって、バルブ部材はハウジング12の仮想的中心長手方向アクセス部に対して、異なる回転角方向の配置に移動できるようになっている。
【0058】
更に、バルブシート32が図1〜図3に示されるような組み立てられた作動位置に配置されていると、バルブ部材32およびバルブシート38は、互いにほぼ連続的に係合する状態に配置される。
【0059】
更に、例えば位置決め部材42を操作することにより、外側に配置されたバルブ構造体38が回転させられると、この回転により、バルブシート38の外側表面とバルブ部材32の下方表面32’とがスライド係合する。
【0060】
図1の上記バルブ閉位置は、バルブ部材32がバルブシート38の周辺エッジ38’上にほぼ流体シール係合状態に配置されることによって得られ、よって全周部38’は、バルブ部材32の下方表面32’に接触するので、これらの間を流体流が通過するのが防止される。
【0061】
これに反し、図2および図3では、バルブ構造体38の回転により、バルブ構造体38は、バルブシート38の外側表面、すなわち周辺部38’にスライド係合し、これによって、バルブ部材32は、図1および図6の、通常押圧されている回転角方向に配置されている位置から外側に移動する。
【0062】
バルブ部材32の最大変位量は、図2の完全開位置に示されており、これよりも多少小さい変位量は、図3の部分開位置によって示されている。
【0063】
本発明の少なくとも1つの実施例に含まれる別の構造体として、全体が符号50で示されているアダプタ部材が挙げられる。このアダプタ部材50は、バルブ構造体36の閉端部39に、取り外し自在または他の態様で接続されたキャップ部材52を備えている。
【0064】
閉端部39の外側、およびキャップ52の内側に、それぞれ成形されたシールガスケット55および57を設けることによって、アダプタ構造体50の閉端部39と内側との間の流体シールが形成されている。
【0065】
キャップ52のバルブ構造体36との間の取り外し自在な取り付けは、最も外側の端部に取り付けられたロッキングラグ60を有し、外側に延びる可撓性フィンガー58および49によって達成される。フィンガー58および59とそれらに連動するロッキングラグ60は、可撓性材料によって形成されており、方向矢印52に従って、内側方向に押圧することができる。フィンガー58および59は、キャップ52の内側から支持開口部65を通って、キャップ52の内側から外側に貫通できるよう配置される。
【0066】
キャップ52に対し、フィンガー58および59、並びにロッキングラグ60を操作することによって、キャップ52をバルブ構造体36から取り外すことが容易となるので、キャップを、別のアダプタ部材(図示せず)に置換できる。
【0067】
アダプタ部材50のキャップ52は、穿刺ニードル、バイオプシー(生検)ニードルまたはその他の細長い医療機器を接続するための中心通路66を有する。この中心通路は、バルブ構造体36の内部に形成された細長いチャンネル、ハウジング12の中空内部空間を次々に貫通し、スリーブすなわちカニューレ14の長手方向に沿って延び、カニューレの開端部18から出て、手術場所において、所望の機能を果たす。
【0068】
トロカールアセンブリ10に連動する別の構造体として、ハウジング30の内部に固定され、ハウジングからほぼ反対方向に外側に延びるフィンガーグリップ70が設けられている。このフィンガーグリップ70は、医療器具、例えば栓塞子が体の外側組織内に進入する際に、医療器具を操作しながら、ハウジング12だけでなく、カニューレ14も適当な位置に固定するのを助けるのに、従来通り使用される。
【0069】
従って、カニューレ14の開端部18が、体内腔の内部に進入すると、その内部空間に、加圧ガスまたは流体、例えば二酸化炭素が導入され、体内腔部を膨張させ、医療従事者による体内腔へのアクセスを良好にできること明らかである。
【0070】
体内腔部がこのように膨張し、膨張状態に維持されている間、バルブアセンブリ30は、図1に示されるようなバルブ閉位置に維持されるように回転される。バルブ閉位置にある間、トロカールアセンブリ10のユーザーは、このバルブ閉位置を維持するのに、位置決め部材42に連続的に圧力を加えたり、または接触状態を維持しなくてもよい。
【0071】
体内腔部を収縮させたい時は、トロカールアセンブリ10を保持する手の親指、または1本の指により、位置決め部材42を操作し、バルブ構造体38が、図2のバルブ完全開位置、または図3のバルブ部分開位置をとるように回転させることができる。
【0072】
医療器具をアダプタ部材50に挿入し、これを通過させ、バルブアセンブリ30から突出させなければならない時は、医療器具の先端を、バルブシート38に貫通させることにより、バルブシート38の周辺部38’に対して、バルブ部材32をシール配置から離間するように、自動的に移動させることができる。
【0073】
これとは異なり、医療器具がバルブアセンブリ30を貫通し、これから突出し、カニューレ14内に進入し、手術場所に到達できることを容易にするように、図2および図3にそれぞれ示されているバルブ完全開位置、またはバルブ部分開位置に、バルブ構造体38を回転させてもよい。
【0074】
上記した本発明の好ましい実施例について、多くの細部を変形し、変更し、改変できる。従って、図面に示し、これまでの説明に述べたすべての事項は、単に説明のものであり、発明を限定するものと解釈するべきではない。従って、本発明の要旨は、特許請求の範囲、およびその法的な均等物のみによって決定されるべきである。
【0075】
以上で本発明について説明した。
【図面の簡単な説明】
【図1】
バルブ閉位置の状態とした、本発明のトロカールアセンブリの斜視図である。
【図2】
バルブ完全開位置の状態とした、本発明のトロカールアセンブリの斜視図である。
【図3】
バルブ部分開位置とされた、本発明のトロカールアセンブリの斜視図である。
【図4】
分解状態における正面斜視図である。
【図5】
図4の5−5線に沿った端面図である。
【図6】
分解状態とした後方斜視図である。
【符号の説明】
10  トロカールアセンブリ
12  ハウジング
14  カニューレ
16  一端部
18  他端部
20  開端部
22  カップリング
24  コネクタ
26  制御ノブ
30  バルブアセンブリ
34  取付ベース
35  一体的ヒンジ
36  バルブ構造体
37  開口部
38  バルブシート
38’ 周辺部
40  方向矢印
42  位置決め部材
50  アダプタ部材
52  キャップ部材
55、57  ガスケット
58、59  フィンガー
60  ロッキングラグ
66  中心通路
70  フィンガーグリップ

Claims (19)

  1. a) 中空内部空間を有し、少なくとも1つの開端部、および前記開端部と反対側でハウジングに固定された細長いスリーブを備えるハウジングと、
    b) 前記ハウジングに接続され、前記中空内部空間に配置されたバルブ部材と、
    c) バルブ開位置またはバルブ閉位置のいずれかとなるよう、前記ハウジングに移動自在に取り付けられており、前記バルブ部材に対して選択的に位置決めできるバルブシートを有するバルブ構造体とを備えたトロカールアセンブリ。
  2. 前記バルブ構造体が、前記ハウジングに回転自在に取り付けられており、前記バルブシートが、前記バルブ部材に対して選択的に回転自在となっている請求項1記載のトロカールアセンブリ。
  3. 前記バルブシートが、前記バルブ閉位置を定めるべく、前記バルブシートにほぼシール係合した状態となるように、前記中空内部空間内で選択的に回転自在となっている請求項2記載のトロカールアセンブリ。
  4. 前記バルブシートが、前記バルブシートにほぼシール係合した状態からはずれるよう、前記中空内部空間内で選択的に回転自在となっている請求項2記載のトロカールアセンブリ。
  5. 前記バルブシートが、前記バルブ閉位置を定めるべく、前記バルブシートにほぼシール係合する状態となるように、前記中空内部空間内で選択的に回転自在となっている請求項4記載のトロカールアセンブリ。
  6. 所定の医療器具を前記ハウジングに固定し、前記所定の医療器具を前記スリーブの前記中空内部空間に挿入し、前記スリーブの長手方向に沿って前進させるような構造となっているアダプタ部材を更に含む、請求項2記載のトロカールアセンブリ。
  7. 前記バルブシートが開端部を貫通すること、および前記開端部を実質的にカバーする状態に前記バルブ構造体を取り付けることを可能にするような配置および寸法に、前記開端部がなっている、請求項1記載のトロカールアセンブリ。
  8. トロカールアセンブリのユーザーにアクセス可能な状態で、前記ハウジングの外側に、前記バルブ構造体の少なくとも一部が配置されている、請求項7記載のトロカールアセンブリ。
  9. 前記バルブ構造体が前記開端部に隣接する前記ハウジングに回転自在に固定されており、前記バルブシートが、前記バルブ構造体に固定されており、前記バルブ部材に対して、前記ハウジング内で前記バルブ構造体と共に回転自在となっている、請求項8記載のトロカールアセンブリ。
  10. 前記バルブシートが、前記バルブ部材にほぼ連続的に係合した状態に配置されており、前記バルブ部材が、このバルブ部材に対する前記バルブシートの配向に応じて、前記バルブ閉位置に位置したり、この位置から外れたりするようになっている、請求項9記載のトロカールアセンブリ。
  11. 前記バルブ部材が、常時バルブシートに係合した状態となるように押圧されている、請求項10記載のトロカールアセンブリ。
  12. 前記バルブ部材が、前記ハウジングに対する前記バルブ構造体の選択的な回転時に、前記バルブ開位置と前記バルブ閉位置との間に配置可能となっている、請求項10記載のトロカールアセンブリ。
  13. 前記バルブ構造体に接続されており、前記ハウジングに対する所定の医療器具の相互接続を容易にするような構造とされたアダプタ部材を更に備える、請求項12記載のトロカールアセンブリ。
  14. 前記アダプタ部材が、前記バルブ構造体に取り外し自在に取り付けられており、前記ハウジングに対して、前記バルブ構造体と共に回転するよう、前記バルブ構造体に固定されている、請求項13記載のトロカールアセンブリ。
  15. 前記バルブ構造体が、このバルブ構造体の内部に形成されたチャンネルを備え、前記チャンネルが、前記バルブシートによって囲まれており、前記スリーブの長手方向に沿って、前記ハウジングの前記中空内部空間および前記スリーブの内部に整合して連通する状態に配置されている、請求項14記載のトロカールアセンブリ。
  16. 前記バルブ部材が、前記バルブ開位置にある時に、前記アダプタ部材が、前記所定医療器具を連続的に前記バルブ構造体の前記チャンネル、前記バルブシート、前記ハウジングの前記中空内部空間および前記スリーブの前記内部に次々に挿入し、これらのほぼ全長に沿って前進させるような配置および構造とされている、請求項15記載のトロカールアセンブリ。
  17. 患者の体内腔の内外への流体の流れ、および医療機器の配置を容易にするようになっているトロカールアセンブリにおいて、
    a) 中空内部空間および第1開端部を備えたハウジングと、
    b) 前記中空内部空間に移動自在に取り付けられたバルブ部材と、
    c) 前記開端部に隣接するよう、前記ハウジングに回転自在に接続され、バルブシートを備えたバルブ構造体とを備え、
    d) 前記バルブシートが、前記バルブ構造体に固定されており、前記バルブ部材に対して前記中空内部空間内において、前記バルブ構造体と共に回転自在となっており、
    e) 前記バルブ部材が、前記バルブシートにほぼ連続的に係合し、前記バルブ部材に対する前記バルブシートの配向に応じて、前記バルブシートと流体シール係合状態になったり、ならなかったりするようになっており、
    f)前記ハウジングに対する前記バルブ構造体の選択的な回転時に、前記バルブ部材および前記バルブシートが、バルブ開位置とバルブ閉位置との間に配置自在となっている、トロカールアセンブリ。
  18. 前記バルブ構造体は、トロカールアセンブリのユーザーにアクセス可能な状態で、前記ハウジングの外側に少なくとも一部が配置されている、請求項17記載のトロカールアセンブリ。
  19. 前記バルブ構造体に取り外し自在に取り付けられており、前記配置に対して、前記バルブ構造体と共に回転するように、前記バルブ構造体に固定されたアダプタ部材を備え、前記アダプタ部材は、前記ハウジングに対する医療機器の相互接続を容易にするような構造となっている、請求項18記載のトロカールアセンブリ。
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