JP2004507686A - 充填率制御による流体式クラッチの出力消費量の制御方法及び流体式クラッチ - Google Patents
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Abstract
本発明は、少なくとももう一つの、流体式クラッチと結合可能な駆動機を備えた動力伝達系3における、互いに少なくとも一つの運転手段を充填可能の円環状の作動室6を形成するポンプ車4及びタービン車5を含む、流体式クラッチ2の形態の始動要素1の出力消費量の制御方法であって、出力消費量が流体式クラッチの充填率の関数として自在に調節可能であることを特徴とする方法において、作動室への運転手段の供給又は作動室からの運転手段の排出への影響が閉鎖回転循環系内の静的重畳圧力の発生及び取込みによって行われる特徴と、作動室への運転手段の供給又は作動室からの運転手段の排出が運転手段貯蔵装置40の運転手段レベルへの重畳圧力もしくは影響圧力の調達によって行われる特徴とを特徴とする方法に関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に充填率制御による動力伝達系内の始動要素としての、詳しくは請求項1のプレアンブルからの特性を備えた流体式クラッチの出力消費量の制御方法;さらに流体式クラッチ、その使用及び前記方法の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
動力伝達系、特に車両内の、さらに固定式設備内の始動過程、すなわち駆動機の立上げと同時に出力部へのトルクの伝達中、その際に通常少ないエネルギーが駆動機の自己加速のために提供されるので、ますます駆動機のエネルギー消費量の問題が重要になっている。車両内の始動要素として、その際に特に流体式クラッチが使用されている。この流体式クラッチは多数の型式が公知である。これに関しては非特許文献1が参照される。通常その際に始動要素が変速機ユニットの中に内蔵される。変速機ユニットは、そのために第一流体式変速機部と、車両内の使用向けに通常好ましくは機械式変速機部によって形成されるもう一つの第二変速機部とを有する。流体式クラッチの出力消費量はその形成自体に依存し、前記流体式クラッチに間接に出力側に接続される駆動機に依存しないので、駆動機及び作動機の間に前記のような要素の組み込み時に、作動機及び流体式クラッチの間の各負荷状態に対し駆動機及び流体式構造部材の間の平衡状態も与えられる必要があることが考慮されるべきである。その際に駆動機から引渡される出力が始動過程中にまれな場合に完全に変速機構造ユニットに、特に流体式構造部材に提供される。例えば始動要素の手前もしくは変速機入力部の手前に配設されるブロワ、照明用機、ポンプ等のような補機のための出力は、その際に提供される駆動出力から引き出されなければならない。その際に始動過程用の流体式クラッチの形態における流体式構造部材の使用にとり以下に挙げる流体式出力伝達の長所が重要である:無摩擦式ならびに振動減衰式及び熱安定性。様々な目的向けの駆動機と協働して、その際に始動過程中の伝達挙動にも具体的な要求事項が出されている。特に車両内の使用のために、始動過程中に駆動機を一定の助変数最適化運転領域に関して走行できるために、一定の挙動、特に流体式クラッチのポンプ車による一定の出力消費量が望まれる。低回転数時の始動過程中、その際に駆動機の自己加速のために対応する余剰トルクが有る可能な限り負荷軽減のエンジン立上げを実現するために必要である。
【0003】
【非特許文献1】
印刷物フォイト:「駆動技術における流体力学」、統一専門出版社、クラウスコップ技師ダイジェスト、マインツ1987年(Voith:「Hydrodynamik in der Antriebstechnik」、Vereinigte Fachverlage、Krausskopf Ingenieur Digest、Mainz 1987)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明は、冒頭に述べた形式の始動ユニット、特に出力消費量の制御方法であって、前記方法を特に車両又はその他の適用分野の動力伝達系での使用に好適であるように継続開発し、その際に流体式出力伝達の長所と並んで本質的に負荷軽減した駆動機の立上げが保証されるべきであるようにする課題を基礎においている。その際に始動ユニットの型式は少ない構造的、製造技術的及び制御技術的費用を特徴とし、かつコスト的に有利であるべきである。さらに、本発明による解決策が流体式構造部材での使用分野に関係なく、少ない改造が要求されるべきである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による解決策は独立請求項記載の構成によって特徴づけられる。好ましい形成は従属請求項に表す。好ましい使用可能性は使用請求項に記載する。
【0006】
本発明により、少なくとももう一つの、流体式クラッチと結合可能の駆動機を備えた動力伝達系において、互いに少なくとも一つの運転手段を充填可能の円環状の作動室を形成するポンプ車及びタービン車を含む流体式クラッチの形態における始動要素の出力消費量の制御方法において、出力消費量がその充填率に依存して自在に調節可能である。この自在な調節可能性は様々な基準、例えばエネルギー消費量及び有害物質エミッションに関して駆動機の特性マップ内で最適化された運転点で駆動することを可能にする。
【0007】
その際に流体式クラッチの所望の消費出力の存在時に少なくとも間接に特徴づけられる量が流体式クラッチの充填率の制御による出力消費量の変化を生じさせる。充填率制御は、その際に好ましくは静止媒体、特に運転手段貯蔵装置内の運転手段供給装置の枠内で調節される運転手段レベル又は制御手段レベルに及ぼす影響圧力の発生及び/又は調達によって行われる。その際に、作動室内に有る運転手段の一部が閉鎖循環系内の流体式クラッチの運転中にポンプ車及びタービン車の間の円環状の作動室からの少なくとも一つの出口と円環状の作動室への少なくとも一つの入口との間に導かれ、この入口が周囲に対して圧密に閉じられた運転手段貯蔵ユニットに結合されている。そこで運転手段貯蔵ユニット内で静止する媒体に及ぼす影響圧力の発生のための調整量が発生され、調整装置が駆動される。充填又は排出は運転手段貯蔵装置内の運転手段レベルと回転閉鎖循環系との間の圧力平衡の調整まで行われる。
【0008】
流体式クラッチの装置対応の形態は別の請求項に記載されている。
【0009】
本発明に従って流体式クラッチは運転手段を充填可能である互いに少なくとも一つの円環状の作動室を形成し、この作動室内で流体式クラッチの運転時に回転作動循環系を調節する2つの羽根車の形態で少なくとも2つの回転循環部を含む。円環状の作動室に、閉鎖循環系に接続される向流及び還流が組み込まれる。これは作動循環系と、外部の部分すなわち円環状の作動室の外側に案内された作動循環系に結合される部分とを含む。循環系の外部の部分は、その際に特に冷却のための運転手段の案内に利用される。本発明により、この閉鎖循環系は圧密に形成されている。これは、詳しくは向流、特に作動室への向流室と、還流、特に還流室とが流体式クラッチに対して密閉して形成され、さらに向流及び還流の間の運転手段案内区間が閉鎖循環系の外部の部分で、すなわち円環状の作動室の外部で完全に密閉されていることを意味する。
【0010】
本発明による解決策は、流体式クラッチの運転中に作動循環系から閉鎖循環系の外部の部分への運転手段の排出時に運転手段が循環系の外部の部分で案内され、全循環系が閉じて形成されているので、再び向流に供給される。圧密の形成によって流体式クラッチの運転中、すなわち羽根車の回転時と、それによって少なくとももう一つの羽根車の作動循環系による連動に制約されて流体式クラッチによって自己発生された圧力が閉鎖系内で維持される。この循環系は、その際に還流と向流との間の配管接続を介して放熱によって熱を排出させることができるので、既に自体単独で冷却循環系と呼ぶことができる。従って既にこの形成で冷却循環系が可能である。
【0011】
他の一態様では、閉鎖循環系内で案内された運転手段に及ぼす影響圧力の発生のための手段が考慮される場合、さらに流体式クラッチの充填率を制御する可能性がある。
【0012】
他の一態様では、閉鎖循環系内に充填及び/又は排出のための手段及び/又は系内の圧力供給のための手段の選択的接続のために少なくとも一つの結節箇所が配設されている。圧力供給のための手段は、その際に好ましくは圧密に閉鎖循環系に接続され、閉鎖循環系内の静的重畳圧力の発生に利用される。好ましくは圧力供給のために手段が圧密に閉鎖循環系と接続された、圧密に密閉された容器を含む。圧力供給は、その際に容器レベルへの圧力の調達によって行われる。もう一つの可能性は付加的な要素、例えば対応するポンプ装置による圧力の発生である。
【0013】
充填のための手段は、運転手段容器装置と、運転手段輸送のための手段、例えばポンプ装置とを含む。これらも損失補償に利用される。
【0014】
本発明の他の一態様では、全システムの簡略化のために充填及び排出のための手段と、圧力供給のための手段とが一つのシステムによって形成される。充填及び排出は、その際に好ましくは同様に圧密に閉鎖された系に接続された容器及び容器レベルへの圧力の付勢を介して、又はポンプ装置を介して行われる。
【0015】
本発明の継続開発は連動回転ハウジング部によって制限される排出室へ直立する動圧管の具備もしくは割当を含む。好ましくは、一定の間隔で互いに円周方向に配設された多数の直立する動圧管が設けられる。動圧管は排出室の中へ浸漬する際に動圧ポンプ装置として機能し、排出室に結合された配管接続に接続されている。これらは、その際に運動エネルギーを圧力エネルギーに変換し、このようにして自動的に流体式クラッチの連続運転の保証に必要である冷却循環系を発生する。本発明による解決策のもう一つの実施形態では、閉鎖循環系内に排熱のための手段を設けている。これらは、その際に冷却装置又は熱交換器として形成してよい。
【0016】
本発明により形成された始動要素としての流体式クラッチは、その動力伝達系内における可用性に関して具体的な適用に制限されていない。この適用は、固定式設備又は移動式装置等の動力伝達系、好ましくは車両で行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明による解決策は、以下、図面を利用して説明する。
【0018】
図1は、動力伝達系の一断面を利用した流体式クラッチ2、特にターボ・クラッチの形態で本発明により形成した始動要素の好ましい実施形態を具示する。流体式クラッチ2、特にターボ・クラッチは、少なくとも一つのポンプ車4として機能するポンプ車と、タービン車5として機能する2次車とを含み、これらが互いに一つの円環状の作動室6を形成する。
【0019】
始動要素1はさらに一つの、ここに図示しない駆動機と少なくとも間接に結合可能の入力部7と、駆動系で少なくとも間接に、すなわち間接的に別の伝達手段又は直接的に中間接続なしの別の伝達手段を介して出力部と結合可能の出力部8とを含む。出力部8は、その際に変速機内での使用時に一般に機械式回転数変換器及び/又はトルクコンバータと連結可能である。入力部7及び出力部8は、その際に例えばそれぞれ軸又は中空軸又はフランジによって形成される。
【0020】
流体式クラッチ2は、さらにハウジング9を有し、このハウジングがポンプ車4と回転式に接続され、組立上の理由から好ましくは複数の個々のハウジング部25.1〜25.3から構成される。ハウジング9はそのため同様に回転式に入力部7と結合されている。図示した場合において、ハウジング9はそのためにハブ要素10と接続され、このハブ要素がその始動要素に向けた端部領域11でフランジ状に形成され、ハブ要素10及びハウジング9の間の回転式の接続の固定もしくは構成がフランジ12の領域でハブ要素10で行われる。
【0021】
ハブ要素10の入力部は、少なくとも間接に、すなわち直接的又は別の出力伝達要素を介してここに図示しない駆動機と接続可能である入力軸13と、図示した場合でハブ要素10及び入力軸13の間の平キー接続15として形成された対応する軸ハブ接続14とを介して行われる。回転式の接続の構成のための別の実施可能性が同様に想到可能である。
【0022】
ハウジング9は軸線方向に第一中間室16の形成下にタービン車5を含む。第一中間室16は、その際にハウジング部25.1のハウジング内壁17と、ポンプ車4及びタービン車5の間の仕切面19の領域内のポンプ車4、タービン車5の半径方向外側の延長21の領域内の外周20からなる出口18と、ポンプ車4に直接的に回転式に接続され、又はポンプ車と共に一つの構造単位を形成する別のハウジング部25.2とによって、特にその内面31が制限される。その際に中間室16の密閉のための手段22がハウジング9及びタービン車5の間に設けられている。この密閉22のための手段は、好ましくはラビリンス・シールの形態で形成された少なくとも一つの無接触式シール装置23を含む。
【0023】
ハウジング9は、さらにポンプ車4と、もう一つの、前記ポンプ車と回転式に結合されたハウジング部25.3と、ハウジング9に対して相対回転数で回転するが、軸受配列26を介して始動要素1の出力部8を形成する出力軸27上に軸支された好ましくは静止した第二のハウジング51と共に、もう一つの第二中間室28を形成する。この第二中間室は本質的にポンプ車4の外面29によって、半径方向外側の領域30、ハウジング内壁31を担持するハウジング部25.2及びポンプ車4を軸線方向に少なくとも部分的に取囲むハウジング9のハウジング部25.3の内面33で形成される。
【0024】
静止するハウジング51は、一体型又はしかし多分割型に形成してよい。また(出力部8への接続に依存して)ハウジング9の回転に対する相対回転数で回転してもよい。ハウジング部25.3と、閉鎖運転手段循環系42の構成のために配管接続41が内蔵された静止ハウジング51のハウジング部51.1との間の密閉は、ハウジング9及びハウジング51の間、特にハウジング25.3及び51.1の間の中間室28の密閉のための手段34を介して行われる。この手段は、好ましくはラビリンス・シールの形態で形成された少なくとも一つの無接触式シール35を含む。
【0025】
第二中間室28は、ハウジング部25.2でハウジング内壁32の中の対応する流出開口部36を介して第一中間室16と接続されている。第二中間室28には、円環状の作動室6内の運転手段案内による流体式クラッチの運転中の運転手段から第二中間室28の中へ到達した運転手段の排出のための手段37が組み込まれ、この手段が例えば動圧ポンプ38の形態で形成されている。
【0026】
第二中間室28からの運転手段の所望の被排出量及びそのために提供される時間に対応して、好ましくは動圧ポンプ装置38の寸法決定によって提供可能である可能な限り流動断面の依存性で多数の動圧ポンプ38を設けており、これらの動圧ポンプが好ましくは等間隔で円周方向に中間室28の中に配設され、もしくはその中に浸漬されている。
【0027】
ハウジング部51.1及び51.2及び第三ハウジング部25.3は、その際に動圧ポンプ・ハウジング54を形成し、ハウジング部25.3が自体単独でポンプ車シェル52を形成する。ハウジング部51.1及び51.2は集積構造ユニットとして形成してもよい。すなわち図に表したハウジング部51.1及び51.2を自体に統合する単に一つのハウジング部が考慮されている。排出37のための手段、特に動圧ポンプ38は、その際に運転手段の案内のための手段39と閉鎖循環系42の中で接続されている。運転手段の案内のための手段39は、そのために好ましくは、ポンプ車4に対向するハウジング壁もしくはハウジング51のハウジング部51.1及び51.2の中に取り込まれた運転手段案内通路50の形態で配管接続41を含む。
【0028】
回転ハウジング25及び静止した又はハウジング25に対して相対回転数で回転するハウジング51がクラッチ2の全ハウジング55を形成する。運転手段供給システム53は、例えば配管接続を利用して結合点箇所56を介して閉鎖循環系42と接続された運転手段貯蔵装置40を含む。運転手段貯蔵装置40は、好ましくは円環状の作動室6の高さの下方の領域、特に組込状態で個々の羽根車4又は5の外側半径方向の寸法の内部に配設される。サイフォン又はその他の補助手段を介した安全装置は、この場合省いてよい。運転手段貯蔵装置40は、その際に圧密に結合点箇所56を介して円環状の作動室6の中の入口44と接続されている。
【0029】
中間室28、特に動圧ポンプ・ハウジング54及びポンプ車シェルの密閉34のための手段ならびにタービン車5及び始動ユニット1の回転ハウジング9の間の密閉のための手段22は、空間的に子午線中心の上方で円周方向に、及び両方の羽根車の最大輪郭径、すなわちポンプ車4及びタービン車5の下方に配設されている。さらに密閉43のための手段はポンプ車4及びタービン車5の間に設けられ、これらは半径方向にみて円環状の作動室6の内径dEの下方に配設されている。従って閉鎖循環系42は周囲に対して圧密である。運転手段貯蔵装置40の接続は同様に圧密に閉鎖循環系42で行われる。
【0030】
始動ユニット9のハウジング、ポンプ車4、タービン車5、閉鎖循環系42ならびに閉鎖循環系42と運転手段貯蔵装置40の圧密の結合は、閉鎖回転循環部42及び静止媒体の間の圧力平衡の発生のための手段45を形成する。閉鎖循環系42は仕切面19の領域で円環状の作動室6からの出口18とポンプ車4の中への入口44との間に構成される。運転手段は、円環状の作動室6内の流動循環系からポンプ車4及びタービン車5の仕切面19の領域で出口開口部18及び接続通路を介して第二中間室28の中へ到達し、そこから運転手段が排出37のための手段、特に動圧ポンプ38を介して閉鎖循環系42の中へ案内される。
【0031】
入口44は充填箇所47を介して運転手段貯蔵装置40に接続されている。充填箇所47は、さらに特に好ましい実施形態において羽根付き捕集溝48として形成されている。これは、流動方向に円環状の作動室6の方向へ延びる案内要素49が設けられたことを意味する。外部のハウジング部25.3によって形成されたポンプ車シェル52を介した運転手段流の引き取りは、好ましくは多数の固定される動圧ポンプ38を介して行われ、この動圧ポンプは円周方向に好ましくは互いに等間隔で配設されている。冷却目的のために作られた循環系は、その際に閉鎖循環系42として形成される。
【0032】
静止媒体への外部圧力による充填制御の動作方式は、概略的に簡単な図示で図2で説明している。これは概略的に簡単な図示で流体式クラッチ2、この流体式クラッチに帰属する冷媒回路として形成された閉鎖循環系42及びターボ・クラッチ2及び運転手段貯蔵装置40の間の連結を具示する。運転手段貯蔵装置40は、その際に例えばタンク又は容器として形成され、これはハウジングの中に始動要素1が配設された始動ユニット又は変速機の前記ハウジングによって形成してもよい。運転手段貯蔵装置40は、その際に好ましくは円環状の作動室6の内径dEの下方に配設されている。その際に、運転手段レベルがこの寸法以下にあるか又は対応する補助手段、例えばサイフォン及び/又は弁の形態が有る場合の何れかで、より高くしてもよいことが重要である。
【0033】
円環状の作動室6又は円環状の作動室6からの出口18と円環状の作動室6の充填箇所47との間に閉鎖冷媒循環系42が形成されている。この中に、例えば運転手段の排熱のための手段57が配設されている。この手段57は最も簡単な場合に、例えば熱交換器又は冷却装置を含む。作動室6から閉鎖循環系42内の作動室6への運転手段の案内は、その際に主として運転手段の冷却に、特に連続的な冷却運転手段流の発生に利用される。運転手段供給システムは、例えば少なくとも一つの接続通路を介して入口44の領域で閉鎖循環系42に連結可能である容器、タンク又はハウジングの中の運転手段サンプの形態で圧密に形成された運転手段貯蔵装置40を含む。
【0034】
運転手段貯蔵装置40は、その際に好ましくは、調節される運転手段レベルが円環状の作動室7の下方に配設されるように配設される。運転手段レベルに、充填率FGの変化のために影響圧力pBが調達され、これは閉鎖サンプへの作用時に、熱交換器への入口21の領域で圧力が圧力平衡を構築するまでの間、運転手段が円環状の作動室内の作動循環系へ接続通路を介して流れ込む。充填又は排出は運転手段貯蔵装置内の運転手段レベル及び回転閉鎖循環系の間の圧力平衡の調節まで行われる。
【0035】
さらにタービン車5及びポンプ車4の輪郭は、タービン車5の外部の輪郭径が半径方向にポンプ車4の外部の輪郭径よりも大きい寸法を有し、かつタービン車5の内部輪郭径が同様にポンプ車輪郭の内径よりも大きい寸法を有するように、互いに半径方向に一定量aだけシフトされている。
【0036】
理想的なトーラス対称の形状の変化は、さらに輪郭シフトによって行ってもよい。
【0037】
動圧ポンプ38は全循環系部が運転手段を含まない排出されたターボ・クラッチ2で体積流と、例えば湿式機械クラッチのような、他の消費部材のための冷却又は作動としての油圧とを提供する。
【0038】
別の好ましい実施形態は、作動室充填すなわちポンプ特性曲線の改善のための手段が充填箇所47に接続された充填室48の中の組込体によって考慮されることにある。この組込体は充填羽根49、孔板パケット又は類似に形成された部分として形成してもよい。さらに、ポンプ車4の充填を複数の羽根格子によってトーラスの任意の箇所に又は羽根自体によって、例えばトーラス中心へのエンボスされた通路を形成することも想起可能である。
【0039】
別の改善は、様々な羽根角度を備えたポンプ車4及びタービン車5の羽根組込が実施されることにあってもよい。付加的に又は個別的解決策として、ポンプ車及びタービン車4、5の羽根車を様々に尖らせてもよく、これは様々な寸法が結果的に個々の羽根の円周方向への延長を介してもたらされる。もう一つの可能性は、ポンプ車及びタービン車の間の入口角度と出口角度を変化させ、又は様々な数の羽根車をポンプ車4及びタービン車5の羽根組込で考慮することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力伝達系の一断面を利用したターボ・クラッチの形態で本発明により形成した始動要素の好ましい実施形態を具示する図である。
【図2】流体式クラッチの概略図示と前記流体式クラッチに帰属する運転手段供給システムとを利用した充填率制御の基本原理を具示する図である。
【符号の説明】
1 始動要素
2 ターボ・クラッチ
3 動力伝達系
4 ポンプ車
5 タービン車
6 円環状の作動室
7 入力部
8 出力部
9 ハウジング
10 ハブ要素
11 始動要素に向けた端部領域
12 フランジ
13 入力軸
14 軸ハブ接続
15 平キー接続
16 中間室
17 ハウジング内壁
18 出口
19 仕切面
20 外周
21 半径方向外側の延長
22 密閉のための手段
23 無接触式シール装置
25.1、25.2、25.3 ハウジング部
26 軸受配列
27 出力軸
28 中間室
29 外面
30 半径方向外側の領域
31 内面
32 ハウジング壁
33 内面
34 中間室28の密閉のための手段
35 無接触式シール
36 流出開口部
37 作動室から運転手段の排出のための手段
38 動圧ポンプ
39 運転手段の案内のための手段
40 運転手段貯蔵装置
41 配管接続
42 閉鎖循環系
43 ポンプ車及びタービン車の間の密閉のための手段
44 入口
45 閉鎖回転循環部及び円形媒体の間の圧力平衡の発生のための手段
47 充填箇所
48 充填室
49 羽根付き案内要素
50 運転手段案内通路
51 円形ハウジング
52 ポンプ車シェル
53 運転手段供給システム
54 動圧ポンプ・ハウジング
55 全ハウジング
56 結合点箇所
57 排熱のための手段
dE 円環状の作動室の内径
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に充填率制御による動力伝達系内の始動要素としての、詳しくは請求項1のプレアンブルからの特性を備えた流体式クラッチの出力消費量の制御方法;さらに流体式クラッチ、その使用及び前記方法の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
動力伝達系、特に車両内の、さらに固定式設備内の始動過程、すなわち駆動機の立上げと同時に出力部へのトルクの伝達中、その際に通常少ないエネルギーが駆動機の自己加速のために提供されるので、ますます駆動機のエネルギー消費量の問題が重要になっている。車両内の始動要素として、その際に特に流体式クラッチが使用されている。この流体式クラッチは多数の型式が公知である。これに関しては非特許文献1が参照される。通常その際に始動要素が変速機ユニットの中に内蔵される。変速機ユニットは、そのために第一流体式変速機部と、車両内の使用向けに通常好ましくは機械式変速機部によって形成されるもう一つの第二変速機部とを有する。流体式クラッチの出力消費量はその形成自体に依存し、前記流体式クラッチに間接に出力側に接続される駆動機に依存しないので、駆動機及び作動機の間に前記のような要素の組み込み時に、作動機及び流体式クラッチの間の各負荷状態に対し駆動機及び流体式構造部材の間の平衡状態も与えられる必要があることが考慮されるべきである。その際に駆動機から引渡される出力が始動過程中にまれな場合に完全に変速機構造ユニットに、特に流体式構造部材に提供される。例えば始動要素の手前もしくは変速機入力部の手前に配設されるブロワ、照明用機、ポンプ等のような補機のための出力は、その際に提供される駆動出力から引き出されなければならない。その際に始動過程用の流体式クラッチの形態における流体式構造部材の使用にとり以下に挙げる流体式出力伝達の長所が重要である:無摩擦式ならびに振動減衰式及び熱安定性。様々な目的向けの駆動機と協働して、その際に始動過程中の伝達挙動にも具体的な要求事項が出されている。特に車両内の使用のために、始動過程中に駆動機を一定の助変数最適化運転領域に関して走行できるために、一定の挙動、特に流体式クラッチのポンプ車による一定の出力消費量が望まれる。低回転数時の始動過程中、その際に駆動機の自己加速のために対応する余剰トルクが有る可能な限り負荷軽減のエンジン立上げを実現するために必要である。
【0003】
【非特許文献1】
印刷物フォイト:「駆動技術における流体力学」、統一専門出版社、クラウスコップ技師ダイジェスト、マインツ1987年(Voith:「Hydrodynamik in der Antriebstechnik」、Vereinigte Fachverlage、Krausskopf Ingenieur Digest、Mainz 1987)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明は、冒頭に述べた形式の始動ユニット、特に出力消費量の制御方法であって、前記方法を特に車両又はその他の適用分野の動力伝達系での使用に好適であるように継続開発し、その際に流体式出力伝達の長所と並んで本質的に負荷軽減した駆動機の立上げが保証されるべきであるようにする課題を基礎においている。その際に始動ユニットの型式は少ない構造的、製造技術的及び制御技術的費用を特徴とし、かつコスト的に有利であるべきである。さらに、本発明による解決策が流体式構造部材での使用分野に関係なく、少ない改造が要求されるべきである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による解決策は独立請求項記載の構成によって特徴づけられる。好ましい形成は従属請求項に表す。好ましい使用可能性は使用請求項に記載する。
【0006】
本発明により、少なくとももう一つの、流体式クラッチと結合可能の駆動機を備えた動力伝達系において、互いに少なくとも一つの運転手段を充填可能の円環状の作動室を形成するポンプ車及びタービン車を含む流体式クラッチの形態における始動要素の出力消費量の制御方法において、出力消費量がその充填率に依存して自在に調節可能である。この自在な調節可能性は様々な基準、例えばエネルギー消費量及び有害物質エミッションに関して駆動機の特性マップ内で最適化された運転点で駆動することを可能にする。
【0007】
その際に流体式クラッチの所望の消費出力の存在時に少なくとも間接に特徴づけられる量が流体式クラッチの充填率の制御による出力消費量の変化を生じさせる。充填率制御は、その際に好ましくは静止媒体、特に運転手段貯蔵装置内の運転手段供給装置の枠内で調節される運転手段レベル又は制御手段レベルに及ぼす影響圧力の発生及び/又は調達によって行われる。その際に、作動室内に有る運転手段の一部が閉鎖循環系内の流体式クラッチの運転中にポンプ車及びタービン車の間の円環状の作動室からの少なくとも一つの出口と円環状の作動室への少なくとも一つの入口との間に導かれ、この入口が周囲に対して圧密に閉じられた運転手段貯蔵ユニットに結合されている。そこで運転手段貯蔵ユニット内で静止する媒体に及ぼす影響圧力の発生のための調整量が発生され、調整装置が駆動される。充填又は排出は運転手段貯蔵装置内の運転手段レベルと回転閉鎖循環系との間の圧力平衡の調整まで行われる。
【0008】
流体式クラッチの装置対応の形態は別の請求項に記載されている。
【0009】
本発明に従って流体式クラッチは運転手段を充填可能である互いに少なくとも一つの円環状の作動室を形成し、この作動室内で流体式クラッチの運転時に回転作動循環系を調節する2つの羽根車の形態で少なくとも2つの回転循環部を含む。円環状の作動室に、閉鎖循環系に接続される向流及び還流が組み込まれる。これは作動循環系と、外部の部分すなわち円環状の作動室の外側に案内された作動循環系に結合される部分とを含む。循環系の外部の部分は、その際に特に冷却のための運転手段の案内に利用される。本発明により、この閉鎖循環系は圧密に形成されている。これは、詳しくは向流、特に作動室への向流室と、還流、特に還流室とが流体式クラッチに対して密閉して形成され、さらに向流及び還流の間の運転手段案内区間が閉鎖循環系の外部の部分で、すなわち円環状の作動室の外部で完全に密閉されていることを意味する。
【0010】
本発明による解決策は、流体式クラッチの運転中に作動循環系から閉鎖循環系の外部の部分への運転手段の排出時に運転手段が循環系の外部の部分で案内され、全循環系が閉じて形成されているので、再び向流に供給される。圧密の形成によって流体式クラッチの運転中、すなわち羽根車の回転時と、それによって少なくとももう一つの羽根車の作動循環系による連動に制約されて流体式クラッチによって自己発生された圧力が閉鎖系内で維持される。この循環系は、その際に還流と向流との間の配管接続を介して放熱によって熱を排出させることができるので、既に自体単独で冷却循環系と呼ぶことができる。従って既にこの形成で冷却循環系が可能である。
【0011】
他の一態様では、閉鎖循環系内で案内された運転手段に及ぼす影響圧力の発生のための手段が考慮される場合、さらに流体式クラッチの充填率を制御する可能性がある。
【0012】
他の一態様では、閉鎖循環系内に充填及び/又は排出のための手段及び/又は系内の圧力供給のための手段の選択的接続のために少なくとも一つの結節箇所が配設されている。圧力供給のための手段は、その際に好ましくは圧密に閉鎖循環系に接続され、閉鎖循環系内の静的重畳圧力の発生に利用される。好ましくは圧力供給のために手段が圧密に閉鎖循環系と接続された、圧密に密閉された容器を含む。圧力供給は、その際に容器レベルへの圧力の調達によって行われる。もう一つの可能性は付加的な要素、例えば対応するポンプ装置による圧力の発生である。
【0013】
充填のための手段は、運転手段容器装置と、運転手段輸送のための手段、例えばポンプ装置とを含む。これらも損失補償に利用される。
【0014】
本発明の他の一態様では、全システムの簡略化のために充填及び排出のための手段と、圧力供給のための手段とが一つのシステムによって形成される。充填及び排出は、その際に好ましくは同様に圧密に閉鎖された系に接続された容器及び容器レベルへの圧力の付勢を介して、又はポンプ装置を介して行われる。
【0015】
本発明の継続開発は連動回転ハウジング部によって制限される排出室へ直立する動圧管の具備もしくは割当を含む。好ましくは、一定の間隔で互いに円周方向に配設された多数の直立する動圧管が設けられる。動圧管は排出室の中へ浸漬する際に動圧ポンプ装置として機能し、排出室に結合された配管接続に接続されている。これらは、その際に運動エネルギーを圧力エネルギーに変換し、このようにして自動的に流体式クラッチの連続運転の保証に必要である冷却循環系を発生する。本発明による解決策のもう一つの実施形態では、閉鎖循環系内に排熱のための手段を設けている。これらは、その際に冷却装置又は熱交換器として形成してよい。
【0016】
本発明により形成された始動要素としての流体式クラッチは、その動力伝達系内における可用性に関して具体的な適用に制限されていない。この適用は、固定式設備又は移動式装置等の動力伝達系、好ましくは車両で行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明による解決策は、以下、図面を利用して説明する。
【0018】
図1は、動力伝達系の一断面を利用した流体式クラッチ2、特にターボ・クラッチの形態で本発明により形成した始動要素の好ましい実施形態を具示する。流体式クラッチ2、特にターボ・クラッチは、少なくとも一つのポンプ車4として機能するポンプ車と、タービン車5として機能する2次車とを含み、これらが互いに一つの円環状の作動室6を形成する。
【0019】
始動要素1はさらに一つの、ここに図示しない駆動機と少なくとも間接に結合可能の入力部7と、駆動系で少なくとも間接に、すなわち間接的に別の伝達手段又は直接的に中間接続なしの別の伝達手段を介して出力部と結合可能の出力部8とを含む。出力部8は、その際に変速機内での使用時に一般に機械式回転数変換器及び/又はトルクコンバータと連結可能である。入力部7及び出力部8は、その際に例えばそれぞれ軸又は中空軸又はフランジによって形成される。
【0020】
流体式クラッチ2は、さらにハウジング9を有し、このハウジングがポンプ車4と回転式に接続され、組立上の理由から好ましくは複数の個々のハウジング部25.1〜25.3から構成される。ハウジング9はそのため同様に回転式に入力部7と結合されている。図示した場合において、ハウジング9はそのためにハブ要素10と接続され、このハブ要素がその始動要素に向けた端部領域11でフランジ状に形成され、ハブ要素10及びハウジング9の間の回転式の接続の固定もしくは構成がフランジ12の領域でハブ要素10で行われる。
【0021】
ハブ要素10の入力部は、少なくとも間接に、すなわち直接的又は別の出力伝達要素を介してここに図示しない駆動機と接続可能である入力軸13と、図示した場合でハブ要素10及び入力軸13の間の平キー接続15として形成された対応する軸ハブ接続14とを介して行われる。回転式の接続の構成のための別の実施可能性が同様に想到可能である。
【0022】
ハウジング9は軸線方向に第一中間室16の形成下にタービン車5を含む。第一中間室16は、その際にハウジング部25.1のハウジング内壁17と、ポンプ車4及びタービン車5の間の仕切面19の領域内のポンプ車4、タービン車5の半径方向外側の延長21の領域内の外周20からなる出口18と、ポンプ車4に直接的に回転式に接続され、又はポンプ車と共に一つの構造単位を形成する別のハウジング部25.2とによって、特にその内面31が制限される。その際に中間室16の密閉のための手段22がハウジング9及びタービン車5の間に設けられている。この密閉22のための手段は、好ましくはラビリンス・シールの形態で形成された少なくとも一つの無接触式シール装置23を含む。
【0023】
ハウジング9は、さらにポンプ車4と、もう一つの、前記ポンプ車と回転式に結合されたハウジング部25.3と、ハウジング9に対して相対回転数で回転するが、軸受配列26を介して始動要素1の出力部8を形成する出力軸27上に軸支された好ましくは静止した第二のハウジング51と共に、もう一つの第二中間室28を形成する。この第二中間室は本質的にポンプ車4の外面29によって、半径方向外側の領域30、ハウジング内壁31を担持するハウジング部25.2及びポンプ車4を軸線方向に少なくとも部分的に取囲むハウジング9のハウジング部25.3の内面33で形成される。
【0024】
静止するハウジング51は、一体型又はしかし多分割型に形成してよい。また(出力部8への接続に依存して)ハウジング9の回転に対する相対回転数で回転してもよい。ハウジング部25.3と、閉鎖運転手段循環系42の構成のために配管接続41が内蔵された静止ハウジング51のハウジング部51.1との間の密閉は、ハウジング9及びハウジング51の間、特にハウジング25.3及び51.1の間の中間室28の密閉のための手段34を介して行われる。この手段は、好ましくはラビリンス・シールの形態で形成された少なくとも一つの無接触式シール35を含む。
【0025】
第二中間室28は、ハウジング部25.2でハウジング内壁32の中の対応する流出開口部36を介して第一中間室16と接続されている。第二中間室28には、円環状の作動室6内の運転手段案内による流体式クラッチの運転中の運転手段から第二中間室28の中へ到達した運転手段の排出のための手段37が組み込まれ、この手段が例えば動圧ポンプ38の形態で形成されている。
【0026】
第二中間室28からの運転手段の所望の被排出量及びそのために提供される時間に対応して、好ましくは動圧ポンプ装置38の寸法決定によって提供可能である可能な限り流動断面の依存性で多数の動圧ポンプ38を設けており、これらの動圧ポンプが好ましくは等間隔で円周方向に中間室28の中に配設され、もしくはその中に浸漬されている。
【0027】
ハウジング部51.1及び51.2及び第三ハウジング部25.3は、その際に動圧ポンプ・ハウジング54を形成し、ハウジング部25.3が自体単独でポンプ車シェル52を形成する。ハウジング部51.1及び51.2は集積構造ユニットとして形成してもよい。すなわち図に表したハウジング部51.1及び51.2を自体に統合する単に一つのハウジング部が考慮されている。排出37のための手段、特に動圧ポンプ38は、その際に運転手段の案内のための手段39と閉鎖循環系42の中で接続されている。運転手段の案内のための手段39は、そのために好ましくは、ポンプ車4に対向するハウジング壁もしくはハウジング51のハウジング部51.1及び51.2の中に取り込まれた運転手段案内通路50の形態で配管接続41を含む。
【0028】
回転ハウジング25及び静止した又はハウジング25に対して相対回転数で回転するハウジング51がクラッチ2の全ハウジング55を形成する。運転手段供給システム53は、例えば配管接続を利用して結合点箇所56を介して閉鎖循環系42と接続された運転手段貯蔵装置40を含む。運転手段貯蔵装置40は、好ましくは円環状の作動室6の高さの下方の領域、特に組込状態で個々の羽根車4又は5の外側半径方向の寸法の内部に配設される。サイフォン又はその他の補助手段を介した安全装置は、この場合省いてよい。運転手段貯蔵装置40は、その際に圧密に結合点箇所56を介して円環状の作動室6の中の入口44と接続されている。
【0029】
中間室28、特に動圧ポンプ・ハウジング54及びポンプ車シェルの密閉34のための手段ならびにタービン車5及び始動ユニット1の回転ハウジング9の間の密閉のための手段22は、空間的に子午線中心の上方で円周方向に、及び両方の羽根車の最大輪郭径、すなわちポンプ車4及びタービン車5の下方に配設されている。さらに密閉43のための手段はポンプ車4及びタービン車5の間に設けられ、これらは半径方向にみて円環状の作動室6の内径dEの下方に配設されている。従って閉鎖循環系42は周囲に対して圧密である。運転手段貯蔵装置40の接続は同様に圧密に閉鎖循環系42で行われる。
【0030】
始動ユニット9のハウジング、ポンプ車4、タービン車5、閉鎖循環系42ならびに閉鎖循環系42と運転手段貯蔵装置40の圧密の結合は、閉鎖回転循環部42及び静止媒体の間の圧力平衡の発生のための手段45を形成する。閉鎖循環系42は仕切面19の領域で円環状の作動室6からの出口18とポンプ車4の中への入口44との間に構成される。運転手段は、円環状の作動室6内の流動循環系からポンプ車4及びタービン車5の仕切面19の領域で出口開口部18及び接続通路を介して第二中間室28の中へ到達し、そこから運転手段が排出37のための手段、特に動圧ポンプ38を介して閉鎖循環系42の中へ案内される。
【0031】
入口44は充填箇所47を介して運転手段貯蔵装置40に接続されている。充填箇所47は、さらに特に好ましい実施形態において羽根付き捕集溝48として形成されている。これは、流動方向に円環状の作動室6の方向へ延びる案内要素49が設けられたことを意味する。外部のハウジング部25.3によって形成されたポンプ車シェル52を介した運転手段流の引き取りは、好ましくは多数の固定される動圧ポンプ38を介して行われ、この動圧ポンプは円周方向に好ましくは互いに等間隔で配設されている。冷却目的のために作られた循環系は、その際に閉鎖循環系42として形成される。
【0032】
静止媒体への外部圧力による充填制御の動作方式は、概略的に簡単な図示で図2で説明している。これは概略的に簡単な図示で流体式クラッチ2、この流体式クラッチに帰属する冷媒回路として形成された閉鎖循環系42及びターボ・クラッチ2及び運転手段貯蔵装置40の間の連結を具示する。運転手段貯蔵装置40は、その際に例えばタンク又は容器として形成され、これはハウジングの中に始動要素1が配設された始動ユニット又は変速機の前記ハウジングによって形成してもよい。運転手段貯蔵装置40は、その際に好ましくは円環状の作動室6の内径dEの下方に配設されている。その際に、運転手段レベルがこの寸法以下にあるか又は対応する補助手段、例えばサイフォン及び/又は弁の形態が有る場合の何れかで、より高くしてもよいことが重要である。
【0033】
円環状の作動室6又は円環状の作動室6からの出口18と円環状の作動室6の充填箇所47との間に閉鎖冷媒循環系42が形成されている。この中に、例えば運転手段の排熱のための手段57が配設されている。この手段57は最も簡単な場合に、例えば熱交換器又は冷却装置を含む。作動室6から閉鎖循環系42内の作動室6への運転手段の案内は、その際に主として運転手段の冷却に、特に連続的な冷却運転手段流の発生に利用される。運転手段供給システムは、例えば少なくとも一つの接続通路を介して入口44の領域で閉鎖循環系42に連結可能である容器、タンク又はハウジングの中の運転手段サンプの形態で圧密に形成された運転手段貯蔵装置40を含む。
【0034】
運転手段貯蔵装置40は、その際に好ましくは、調節される運転手段レベルが円環状の作動室7の下方に配設されるように配設される。運転手段レベルに、充填率FGの変化のために影響圧力pBが調達され、これは閉鎖サンプへの作用時に、熱交換器への入口21の領域で圧力が圧力平衡を構築するまでの間、運転手段が円環状の作動室内の作動循環系へ接続通路を介して流れ込む。充填又は排出は運転手段貯蔵装置内の運転手段レベル及び回転閉鎖循環系の間の圧力平衡の調節まで行われる。
【0035】
さらにタービン車5及びポンプ車4の輪郭は、タービン車5の外部の輪郭径が半径方向にポンプ車4の外部の輪郭径よりも大きい寸法を有し、かつタービン車5の内部輪郭径が同様にポンプ車輪郭の内径よりも大きい寸法を有するように、互いに半径方向に一定量aだけシフトされている。
【0036】
理想的なトーラス対称の形状の変化は、さらに輪郭シフトによって行ってもよい。
【0037】
動圧ポンプ38は全循環系部が運転手段を含まない排出されたターボ・クラッチ2で体積流と、例えば湿式機械クラッチのような、他の消費部材のための冷却又は作動としての油圧とを提供する。
【0038】
別の好ましい実施形態は、作動室充填すなわちポンプ特性曲線の改善のための手段が充填箇所47に接続された充填室48の中の組込体によって考慮されることにある。この組込体は充填羽根49、孔板パケット又は類似に形成された部分として形成してもよい。さらに、ポンプ車4の充填を複数の羽根格子によってトーラスの任意の箇所に又は羽根自体によって、例えばトーラス中心へのエンボスされた通路を形成することも想起可能である。
【0039】
別の改善は、様々な羽根角度を備えたポンプ車4及びタービン車5の羽根組込が実施されることにあってもよい。付加的に又は個別的解決策として、ポンプ車及びタービン車4、5の羽根車を様々に尖らせてもよく、これは様々な寸法が結果的に個々の羽根の円周方向への延長を介してもたらされる。もう一つの可能性は、ポンプ車及びタービン車の間の入口角度と出口角度を変化させ、又は様々な数の羽根車をポンプ車4及びタービン車5の羽根組込で考慮することである。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力伝達系の一断面を利用したターボ・クラッチの形態で本発明により形成した始動要素の好ましい実施形態を具示する図である。
【図2】流体式クラッチの概略図示と前記流体式クラッチに帰属する運転手段供給システムとを利用した充填率制御の基本原理を具示する図である。
【符号の説明】
1 始動要素
2 ターボ・クラッチ
3 動力伝達系
4 ポンプ車
5 タービン車
6 円環状の作動室
7 入力部
8 出力部
9 ハウジング
10 ハブ要素
11 始動要素に向けた端部領域
12 フランジ
13 入力軸
14 軸ハブ接続
15 平キー接続
16 中間室
17 ハウジング内壁
18 出口
19 仕切面
20 外周
21 半径方向外側の延長
22 密閉のための手段
23 無接触式シール装置
25.1、25.2、25.3 ハウジング部
26 軸受配列
27 出力軸
28 中間室
29 外面
30 半径方向外側の領域
31 内面
32 ハウジング壁
33 内面
34 中間室28の密閉のための手段
35 無接触式シール
36 流出開口部
37 作動室から運転手段の排出のための手段
38 動圧ポンプ
39 運転手段の案内のための手段
40 運転手段貯蔵装置
41 配管接続
42 閉鎖循環系
43 ポンプ車及びタービン車の間の密閉のための手段
44 入口
45 閉鎖回転循環部及び円形媒体の間の圧力平衡の発生のための手段
47 充填箇所
48 充填室
49 羽根付き案内要素
50 運転手段案内通路
51 円形ハウジング
52 ポンプ車シェル
53 運転手段供給システム
54 動圧ポンプ・ハウジング
55 全ハウジング
56 結合点箇所
57 排熱のための手段
dE 円環状の作動室の内径
Claims (25)
- 少なくとももう一つの流体式クラッチ(2)と結合可能な駆動機を備えた動力伝達系(3)における、互いに少なくとも一つの運転手段を充填可能の円環状の作動室(6)を形成するポンプ車(4)及びタービン車(5)を含む、流体式クラッチ(2)の形態の始動要素(1)の出力消費量の制御方法であって、出力消費量が流体式クラッチ(2)の充填率に応じて自在に調節可能である方法において、
1.1 作動室(6)の中に存在する運転手段の少なくとも一部が、流体式クラッチ(2)の運転中に、閉鎖回転循環系(42)の中で、ポンプ車(4)及びタービン車(5)の間の円環状の作動室(6)からの少なくとも一つの出口(18)と円環状の作動室(6)の中の少なくとも一つの入口(44)との間でガイドされ、
1.2 作動室(6)への運転手段の供給又は作動室(6)からの運転手段の排出の影響が閉鎖回転循環系内の静的重畳圧力の発生及び取込みによって行われ、
1.3 運転手段が作動室(6)に圧密に円環状の作動室(6)の中の入口(44)と結合された運転手段貯蔵装置(40)を介して供給及び排出可能であり、
1.4 作動室(6)への運転手段の供給又は作動室(6)からの運転手段の排出が運転手段貯蔵装置(40)の運転手段レベルへの重畳圧力又は影響圧力の調達によって行われる、
ことを特徴とする方法。 - 流体式クラッチ(2)の所望の受入れ出力を少なくとも間接に特徴づける量が存在する場合に、前記受入れ出力を変えるために流体式クラッチ(2)の充填率が制御されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
- 流体式クラッチ(2)の所望の受入れ出力を少なくとも間接に特徴づける量が、運転手段貯蔵装置(40)の中で静止する運転手段への影響圧力の発生のための調整量として発生され、かつ影響圧力の発生のために設けられた調整装置が駆動されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
- 充填又は排出過程の持続が運転手段貯蔵装置(40)の中に有る運転手段と運転手段の回転閉鎖循環系(42)との間の圧力平衡の調整のための持続時間によって特徴づけられることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
- 完全充填の充填及び/又は排出が1秒以下の時間で実施されることを特徴とする、請求項3又は4に記載の方法。
- 影響圧力が、
−ポンプ車の回転数のパラメータ;
−ポンプ車でのトルク量のパラメータ;
−タービン車のトルク量のパラメータ:
−タービン車の回転数のパラメータ
の少なくとも一つに依存して制御可能であることを特徴とする、請求項3ないし5の何れか一項に記載の方法。 - 閉鎖循環系(42)の中でポンプ車(4)及びタービン車(5)の間の円環状の作動室(6)からの少なくとも一つの出口(18)と円環状の作動室(6)の中の少なくとも一つの入口(44)との間に案内される、流体式クラッチ(2)の運転中に作動室(6)の中に有る運転手段の部分流の量が、出力消費量への影響に関係なく円環状の作動室(6)の中の作動循環系内の温度に依存して制御されることを特徴とする、請求項3ないし6の何れか一項に記載の方法。
- 流体式クラッチ(2)であって、
8.1 互いに少なくとも一つの円環状の作動室(6)を形成するポンプ車(4)及びタービン車(5)と、
8.2 円環状の作動室(6)からの少なくとも一つの出口部(18)から円環状の作動室(6)の少なくとも一つの入口(44)へ閉鎖循環系内の運転手段の案内のための手段と、
8.3 閉鎖循環系(42)が圧密に形成された前記閉鎖循環系と、
8.4 閉鎖循環系(42)の中の結合点箇所(56)と、
8.5 充填及び/又は排出のための手段及び/又は閉鎖循環系(42)の中で結合点箇所(56)へ案内された運転手段の圧力の影響のための手段の選択式接続のための手段と、を備えた流体式クラッチ。 - 9.1 円環状の作動室(6)の中の入口(44)と接続された運転手段貯蔵装置(40)を含む運転手段供給システム(53)を備え、
9.2 運転手段貯蔵装置(40)と入口箇所(44)の間の圧密の接続のための手段を備える、ことを特徴とする請求項8に記載の流体式クラッチ(2)。 - 10.1 回転式にポンプ車(4)と結合されたハウジング(9)を備え、
10.2 ハウジング(9)が軸線方向に第一中間室(16)の形成下にタービン車(5)を取り囲み、
10.3 第一中間室(16)がさらにタービン車(5)の外周によって制限され、ハウジング(9)とタービン車(5)の間に無接触式シール(23)が設けられ、
10.4 ハウジング(9)が静止ハウジング部(51)によって、その中にポンプ車シェル(52)から運転手段の排出のための手段(37)が浸漬する第二中間室を形成する、
ことを特徴とする請求項8ないし9の何れか一項に記載の流体式クラッチ(2)。 - 運転手段の排出のための手段(37)が少なくとも一つの固定式動圧ポンプ装置(38)を含むことを特徴とする、請求項10記載の流体式クラッチ。
- 12.1 ハウジング(9)と円形のハウジング部(51)の間に第二中間室(28)の密閉のための手段を備え、
12.2 円環状の作動室(6)の内径(dE)の下方にポンプ車(4)とタービン車(5)の間の密閉のための手段(43)を備える、ことを特徴とする請求項10又は11の何れか一項に記載の流体式クラッチ(2)。 - 13.1 入口(44)が充填箇所(47)を介して充填室(48)と結合され、
13.2 充填箇所(47)が案内要素(49)を含む羽根付き捕集溝(48)として形成される、ことを特徴とする請求項8ないし12の何れか一項に記載の流体式クラッチ(2)。 - 案内要素(49)が流動方向に円環状の作動室(6)の方向へ延びることを特徴とする、請求項13記載の流体式クラッチ(2)。
- タービン車(5)及びポンプ車(4)の輪郭が半径方向に一定量(a)だけシフトしていることを特徴とする、請求項8ないし14の何れか一項に記載の流体式クラッチ(2)。
- タービン車(5)の外部の輪郭径が半径方向にポンプ車(4)の外部の輪郭径よりも大きい寸法を有し、タービン車(5)の内部輪郭径がポンプ車の内部輪郭径よりも大きい寸法を有することを特徴とする、請求項15に記載の流体式クラッチ(2)。
- 入口(44)が円環状の作動室(6)の中でポンプ車(4)に設けられることを特徴とする、請求項8ないし16の何れか一項に記載の流体式クラッチ(2)。
- 入口(44)が円環状の作動室(6)の中でタービン車(5)に配設されることを特徴とする、請求項8ないし16の何れか一項に記載の流体式クラッチ(2)。
- 入口(44)が円環状の作動室の中で羽根組込によって行われることを特徴とする、請求項17又は18の何れか一項記載の流体式クラッチ(2)。
- 円環状の作動室(6)の充填が作動室(6)の中の静的最小圧力の領域で行われることを特徴とする、請求項17ないし19の何れか一項に記載の流体式クラッチ(2)。
- 動力伝達系内で流体式クラッチと結合可能の駆動機の回転数調節のための、請求項1ないし7の何れか一項に記載の方法の使用。
- 内燃機関の形態で駆動機を備える動力伝達系内での、請求項8ないし20の何れか一項に記載の流体式クラッチの使用。
- 電気モータの形態で駆動機を備える動力伝達系内での、請求項8ないし20の何れか一項に記載の流体式クラッチの使用。
- 車両内での請求項22又は23の何れか一項に記載の使用。
- 固定式設備内での請求項22又は23の何れか一項に記載の使用。
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