JP2004503893A - ディスク・ドライブ・システムの整定モード中のアクチュエータ・アーム振動を減少する方法および装置 - Google Patents

ディスク・ドライブ・システムの整定モード中のアクチュエータ・アーム振動を減少する方法および装置 Download PDF

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Abstract

ディスク・ドライブ・データ・ハンドリング・システム内でのシーク中に共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動を補償する装置と方法。アクチュエータ・アームは、記録面に隣接するヘッドを支持し、サーボ・ループがアクチュエータ・アームの位置を制御する。周波数アーム振動が識別され(302)、その後でシークが開始されて(304)、記録面上でヘッドを初期トラックから宛先トラックへ移動する。位置エラー信号(PES)が発生されて宛先トラックに関するヘッドの位置を示し、このPESとアクチュエータ・アームの振動の周波数に基いて、フィルタにより補償信号が発生させられる。この補償信号は、アクチュエータ・アーム振動から起こるPESの構成要素を除去するように適合され、整定中にサーボ・ループへ負荷される(306)。この補償信号は、整定を加速して、トラック追跡モードへ一層速く到達するようにし(308)、その後に補償信号を減少するかまたは除去される(310)。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、一般にデータ・ハンドリング装置の分野に関し、特に、シークの結果としてのアクチュエータ・アーム振動を減少することにより、ディスク・ドライブのサーボ性能を改良する方法と装置に関するが、これに限定されない。
【0002】
(背景)
ディスク・ドライブは、モデム・コンピュータ・システムおよびネットワークにおいて、一次データ記憶装置として使用される。典型的なディスク・ドライブは、スピンドル・モータの周りに配置されて、一定の高速で回転する一つまたはそれ以上の固定磁気記憶ディスクを含む。ディスク表面上に定義されたトラックとディスク・ドライブが装着されているホストコンピュータの間で、データを転送するために、読み書きヘッドのアレイが備えられている。
【0003】
これらのヘッドは、ロータリー・アクチュエータ・アセンブリへ装着されて、閉ループ・サーボ制御システムにより、トラックに隣接して、制御可能に位置決めされる。アクチュエータは、アクチュエータ・モータ(たとえばボイス・コイル・モータ、VCM)およびディスク表面上にヘッドを支持する一つまたはそれ以上のアクチュエータ・アームを含む。ヘッドの希望する位置を示すコマンド入力、および検出され推定されるヘッド位置に応答して、サーボ制御システムがVCMへ電流を加えて移動させる。
【0004】
サーボ制御システムは、二つのモード、すなわちシーキングとトラック追跡において動作する。シーク動作は、宛先トラックへのヘッドの初期加速とその後の減速を通じて、関連するディスク表面上で、選択されたヘッドを初期トラックから宛先トラックへ移動することを伴う。比較的長いシークのためには、速度制御のアプローチが使用され、これによりヘッドの速度が繰返し決定されて、このヘッドのために望ましい速度軌跡を定義する速度プロファイルに比較される。シーク中にVCMへ加えられる電流の量の補正は、速度エラー(すなわち実際の速度と希望する速度の間の差)に関してなされる。
【0005】
ヘッドが宛先トラックから所定の距離(一つまたはそれ以上のトラックなど)だけ離れた時に、サーボ制御システムが整定モードに推移して、ヘッドが宛先トラックへ整定される。その後、サーボ制御システムはトラック追跡モードに入り、ここでヘッドは次のシーク・オペレーションが遂行されるまで宛先トラックを追跡させられる。こうしてディスク・ドライブ設計は、典型的に、シーク中のヘッドを制御するための速度プロファイルを有する近接時間最適制御、宛先トラックへヘッドを整定するために比較的遅い積分法を有するコントローラに基く状態推定値、およびトラック追跡のために比較的速い積分法を有するコントローラに基く同じ状態推定値を使用する。
【0006】
シーク中に起こり得る一つの問題は、アクチュエータ・アームの共振モード励振により、引き起こされるヘッドの振動である。ヘッドを敏速に加速および減速するためにVCMへ電流を急に加えることは、アクチュエータの広域スペクトル励振を供給し、シーク長さなどの種々な要素により、ある特定のシーク動作が、サーボ・ループにより容易に拒否できない大きな振幅または位相の特性を有する特定共振周波数(たとえば800Hz)において、アクチュエータを励振する結果になるかも知れない。そうした振動は、残念ながら全シーク時間に拡大して、データ転送速度効率に悪い影響を与えるかも知れない。
【0007】
そうした励振の影響を減少させるための先行技術の解決法として、米国特許第4,965,501号、出願人Hashimotoに提案されたような、電流遷移整形(current transition shaping)に適用する速度プロファイルの修正、米国特許第5,801,905号、出願人Schirle他により提案されたように、コントローラによりより良く補償できるレベルへ共振周波数を変更するための物理的アクチュエータ・アセンブリ構造の修正、および米国特許第6,166,876号、出願人Liuにより提案されたように、整定モード中に適用される補償値を供給するための適応テーブルを備えること、が提案されている。
【0008】
これらおよび他の先行技術の解決法は動作可能であるが、いくつかの限界を有する。励振を減らすために電流プロファイルを変更することは、加速時間と減速時間を増加させることになって、サーボ性能を悪化させるかも知れない。機械的応答を変更するために物理アクチュエータ・アセンブリ構造を修正することはコスト高であって、製造中のドライブの母集団に存在する種々の電気的オフセット/機械的許容誤差を組み合わせる個別の微調整のために役に立たない。メモリ内に常駐する適応テーブルを使用することは、各サーボ割込みにおいて、一つの値をアクセスし検索するために、一つの待ち時間コストを課して、このコストが、より高いサーボ・サンプル速度およびより多数の調波の補償に伴ってますます厄介なものになる。
【0009】
従って、整定モード中のアクチュエータ・アームを補償する技術を改良することへの継続的な需要が依然として存在し、本発明が向けられているのは、そうした改良である。
【0010】
(発明の要約)
本発明は、ディスク・ドライブ・データ・ハンドリング・システムにおけるシーク中に共振モード励振により誘導される、アクチュエータ・アーム振動を補償する装置と方法へ向けられている。
【0011】
好ましい実施例において、このディスク・ドライブ・ハンドリング・システムは、記録面に隣接するヘッドを支持するアクチュエータ・アームを有するアクチュエータ・アセンブリとこのアクチュエータ・アームの位置を制御するサーボ・ループを含む。
【0012】
広域スペクトルの機械的共振励振によるアクチュエータ・アームの共振周波数が、最初に識別される。この共振周波数は、たとえばアームの急な加速および減速を含むアームでシークを遂行することにより、識別される。
【0013】
その後、シークを開始して、記録面の最初のトラックから宛先トラックへヘッドを移動する時に、位置エラー信号(PES)が発生されて、宛先トラックに関してヘッドの位置を指示する。好ましくは二次元の線形時間不変(LTI)構成を有するディジタル・フィルタが、PESとアクチュエータ・アームの振動の周波数に基いて、補償信号を発生する。この補償信号は、アクチュエータ・アーム振動から起こるPESの構成要素を除去するように適合していて、宛先トラックへヘッドが整定されるとサーボ・ループへ適用される。サーボ・ループが動作のトラック追跡モードへ入ると、次のシークまでこのループからフィルタが除去される。
【0014】
補償信号を適用すると、アクチュエータ・アーム振動外乱に対する位置エラー信号に関して、エラー感度関数内にノッチが生成される。このノッチは、アクチュエータ・アームの振動周波数に名目的に集中している。フィルタは、ヘッド制御動作を遂行するように構成されたプログラマブル・サーボ・プロセッサにより、使用されるファームウエア内に実施されるのが好ましい。
【0015】
これらおよび他の諸特徴は、本発明の特徴である諸利点と共に、以下の詳細な説明を読み、添付図面を参照すれば、明らかになる。
【0016】
(詳細な説明)
図面一般を参照するに、特に図1には、本発明の好ましい実施例により構成されたディスク・ドライブ・データ・ハンドリング・システム100(以下に「ディスク・ドライブ」という)の平面図が示されている。ディスク・ドライブ100は、その種々の機械的構成要素を収容するヘッド/ディスク・アセンブリ(HDA)101、および種々の電子通信および制御回路を保持するディスク・ドライブ印刷回路板アセンブリ(PCBA)を含む。このPCBAは、HDA101の下側に取り付けられているので、図1には見えない。
【0017】
HDA101はベース・デッキ102を含み、ベース・デッキ102は、トップ・カバー(部分切り欠きで示す)と共に、ディスク・ドライブ100の内部ハウジングを形成する。スピンドル・モータ106が多数のレコーディング・ディスク108を109で示す角方向に回転させる。アクチュエータ110はカートリッジ・ベアリング・アセンブリ112の周りを回転すると共に、フレキシブル・サスペンション・アセンブリ(たわみ部(flexure))116を支持する多数のリジッド・アクチュエータ・アーム114を含む。代わりにたわみ部は、それぞれのディスク記録面に隣接する対応する数の読み書きヘッド118を支持する。
【0018】
ディスク・ドライブが不作動にされている時、ヘッド118はテクスチャライズしたランディング・ゾーン120に持ってこられて休止し、アクチュエータ112は、ラッチ122を使用して固定される。動作中にアクチュエータ110は、ボイス・コイル・モータ(VCM)124により回転されるが、ボイス・コイル・モータ124は、永久磁石128に隣接するコイル・サポート・アーム127により支持されるアクチュエータ・コイル126を含む。コンプライアント・リミット・ストップ129がアクチュエータの行程の角度範囲を限定して、アクチュエータを損傷から保護する。フレックス回路アセンブリ130がアクチュエータ110への通信パスを供給し、前置増幅器/ドライバ回路(プリアンプ)132を含む。
【0019】
図2は、アクチュエータ110の閉ループ位置制御を供給するために使用されるサーボ制御回路140(「サーボ回路」および「サーボ・ループ」とも呼ばれる)の機能的なブロック図を供給する。ディスク・ドライブ製造中にディスクへ書き込まれる放射的に変位したサーボ・フィールドの形のサーボ位置データは、選択されたヘッド118により変換され、プリアンプ132により前置増幅されて、復調回路(demod)142へ供給され、復調回路142は、ディジタル信号プロセッサ(PSP)144で使用するためにこのデータを調整する。
【0020】
DSP144は、ヘッド位置を示す位置エラー信号(PES)を発生して、コイル126へ加えられる電流を調節することにより、選択されたヘッド118の位置を調節するためにコイル・ドライバ回路148へ電流補正信号を出力する。DSP144は、最上位のディスク・ドライブ・プロセッサ(図示なし)およびDSPメモリ(MEM)140内に備えられたプログラミング・ステップ146により動作する。DSP144は、一つのトラックから他のトラックへヘッドを移動するためのシークを遂行し、また選択されたトラックをヘッドに追跡させるためのトラック追跡オペレーションを遂行する。
【0021】
図3は、一つのシークの間に関連のディスク表面上の初期トラックから宛先トラックへ選択されたヘッド118を移動するために、サーボ回路140により使用されるシーク速度プロファイル170の一つのファミリーを示す。これらのプロファイルは、位置(行くべきトラック内で測定され、「0」で宛先トラックを示す)を示すx軸172と、ヘッド速度174を示すy軸に対してプロットされている。
【0022】
減速部176(すべての速度プロファイルについて共通)は、ヘッドが宛先トラックへ接近する時に望ましいヘッド118の速度を定義する。この減速部は、最大速度Vmax(点線178)まで広がり、これはヘッドがシーキング中に達成する最高速度である。減速部176は、トラックX4でVmax線178に交わり、トラックX4は宛先トラックから離れたトラックの選択された数である。
【0023】
図3は、多数の異なった加速位置180、182、184(それぞれトラックX1、X2、X3で始まる)を示す。ディスク・ドライブ100がトラックX1からトラック0へシーク動作を遂行する時、ヘッド118は最初に部分180に沿って加速され、部分178に沿ってVmaxで惰走し、それから部分176に沿って減速して、宛先トラックへ到達する。このシーク中にヘッド118の現在の速度が繰返し測定されて、速度プロファイルの関連の望ましい速度に比較され、速度プロファイルの軌跡をヘッドが名目通りに追跡するように電流が調節される。他のトラックX2およびX3からのシークが同様に遂行される。注意すべきは、トラックX3からのシークは、部分176に沿って減速を開始する以前にVmaxに到達しないことである。
【0024】
図4は、位置x軸188および大きさy軸に対してプロットされ、またトラックX1からトラックX0へのシークに対応する電流曲線186を示す。すなわち大量の電流192が最初にコイル126へ加えられて、ヘッド118を部分180に沿って加速させる。ヘッドがVmaxに到達すると、ヘッドをこの速度に維持するために非常に僅かな追加電流しか必要でない。ヘッドがトラックX4へ到達すると、反対の極性194の対応する大量の電流がコイル126へ加えられて宛先トラックへの部分176に沿ってヘッドを減速する。
【0025】
ヘッド118が、宛先トラックから選択された距離(図3に示すようにたとえば1トラック離れる)に達すると、サーボ回路140がシーク・モードから整定モードへ遷移して、出来るだけ短時間の内にヘッド118を宛先トラックへ整定する。宛先トラック0から1トラック離れて、図3に示すようにヘッド118が速度Vsを有することが望ましい。
【0026】
注意すべきは、各シーク長さがアクチュエータ構造に対して、少し異なった機械的励振プロファイルを示すことである。従って、ある条件の下では特定のシーク長さが、そのシークの帰結部分でアクチュエータ・アーム114の望ましくない機械的振動を結果するかもしれない。図5は、整定モード中の一対の速度軌跡曲線195、196を示す(経過時間x軸197および位置y軸198に対してプロットされている)。曲線195は一般に希望する整定特性を図示するが、曲線196はシーク動作中に誘導されたアクチュエータ・アーム114のリンギング振動を示し、これはオーバーシュートと整定時間の増加を結果する。振動の周期位相、および調波スペクトル特性(harmonic spectrum characteristics)は、主としてアクチュエータ構造により決定される。
【0027】
そうした振動を補償するために、図6は本発明の好ましい実施例による図2のサーボ回路140の制御ブロック図を供給する。このブロック図は、制御ブロックC(z)200、プラント・ブロックP(z)202、フィルタ・ブロックA(z)204、およびスイッチS1、S2(206、208と記す)を含む。コントローラ200は、シーク中に電流コマンド信号を発生するように動作するDSP動作の部分を示し、従って、コントローラはシーク動作中に速度制御を供給して、整定およびトラック追跡モード中に位置制御へ遷移する。プラント202は、コイル・ドライバ148、コイル126、ヘッド118、プリアンプ132、復調器142を含むサーボ回路140の残りの部分を記述し、コントローラ200とフィルタ204への入力として供給される位置エラー信号(PES)サンプルを発生する。フィルタ204は、好ましくは下に議論するように構成され動作するディジタル・フィルタを含み、スイッチS1、S2は、整定モード中のような選択された時間にフィルタ204内でスイッチするように動作する。この点において、注意すべきは、フィルタ204とスイッチはDSP144により使用されるプログラミング(ファームウエア)で実施されるのが有利であるが、希望により代わりにハードウエアで実施できることである。
【0028】
フィルタ204が構築され作動される仕方を理解するために、合計ジャンクション210において示されるように、PESへ注入された外乱信号dとして、シークの結末部分において選択されたアクチュエータ・アーム114の振動を、最初に考察することが便利である。フィルタ204から濾過された取消し信号(S2スイッチ208を介して供給される)が、取消し信号uとして記される。
【0029】
この外乱は、選択された振幅および位相の特性を有するものと考えられ、下記の関係式により表現される。
Figure 2004503893
ここで、kはサンプリング・インデックスであり、Aは外乱の振幅、ωは外乱の周波数、Tはサンプリング周期、θは外乱の位相である。この関係式を用いて、フィードフォワード制御信号のディジタル値を下記のように表現できる。
Figure 2004503893
【0030】
注意すべきは、この議論が単一入力単一出力(SISO)離散時間確率システムを想定していることであるが、本発明はまた他のシステム構成へも適用可能なことが理解される。伝達関数および信号は、時間インデックスkと装置遅延オペレータq−1を使用して、離散時間領域内で表現される。
【0031】
図7は、外乱周波数fの関数として、エラー感度関数S(曲線220)をグラフに表現して示す。曲線220は、周波数x軸222および振幅(dB)y軸224に対してプロットされている。エラー感度関数Sは、外乱自体の大きさに対してこの外乱から起こる位置エラー信号(PES)の大きさに関する。こうしてエラー感度関数は下記の通り表現される。
Figure 2004503893
【0032】
図7から注意すべきは、周波数fの下ではエラー感度関数Sが0dBよりも下であり、周波数fの上ではSが0dBよりも上であることである。こうしてfの下では振動性外乱の大きさがPES内で減衰され、fの上ではPES内で外乱が拡大される。エラー感度関数Sの値は、周波数fで最大であり、その上では、この関数の値は再び0dBへ戻る。図6と図7から、PESは下記のように表現される。
Figure 2004503893
【0033】
好ましい実施例によれば、アクチュエータ・アーム振動の影響を除去するために、フィルタ204はエラー感度関数S内に一つまたはそれ以上のノッチを配置する。図8は、もう一つのエラー感度関数Sのグラフ表現を示し(軸222、224に対してプロットされた曲線230)、周波数fにおいてノッチ232が備えられている。このノッチは、周波数fにおけるPES上の外乱の影響を濾過する(減少させる)ように設計されている。図9は、対応する開ループ利得曲線240(周波数x軸242と利得Ly軸244に対してプロットされている)を示す。エラー感度関数Sは、下記の関係式によりサーボ・ループの開ループ利得に関係させられる。
Figure 2004503893
【0034】
こうして、図8のエラー感度関数Sは、同一周波数において図9の開ループ利得関数における対応するスパイク246に結果する。最も急峻な下降の勾配と直角座標正弦入力ベクトルの正規化を使用すると、正規最小2乗平均(NLMS)更新法則により、下記の通り各PESサンプルについて項a(k)と項b(k)が計算される。
Figure 2004503893
ここで、
Figure 2004503893
μは、学習速度を表現する収束因数を含み、エラー感度関数S内に生成されるノッチの幅を制御する。値αはサーボ・ループの名目閉ループ利得の大きさを表現し、値ψは、サーボ・ループの名目閉ループ利得の位相応答を表現する。これらのパラメータαおよびψは、(下に議論するように外乱の存在下で)サーボ・ループの周波数応答を測定することにより決定され、それからループ整合効果を供給するためにアプリオリの知識として使用される。等式(6)および(7)の結果のNLMS更新法則は、パラメータa(k)およびb(k)の信頼できる指数収束を示す。先行技術のランナウト取消しフィルタは、そうしたループ整合を採用せず、従ってより大きな学習速度について発散しやすいかもしれない。αによる学習速度の正規化は、任意の目標周波数ωについて一貫した収束速度を結果する。より大きなμにより、A(k)および2(k)のより良いトラッキングが可能になる。
【0035】
上述のフィルタは、適応非線型時間変動であるように見えるが、実際は二次元の線形時間不変(LTI)システムであることが決定された。この線形時間不変システムは、下記の関係式により記述される。
Figure 2004503893
ここで、
A(z)はフィルタ部の応答、
zはz変換、
ωはノッチの周波数であり、
ηはノッチの深さを制御し、
μはノッチの幅を制御し、
αはωにおけるサーボ・ループの閉ループ利得を示す利得パラメータ、
ψはωにおけるサーボ・ループの閉ループ位相応答を示す位相パラメータ、
Tはサンプリング周期である。
【0036】
同様にサーボ・ループの応答周波数を測定することによりηが決定され、アプリオリの知識として使用される。アクチュエータ・アームの振動は典型的に一次共振周波数で存在するが、アームの異なる共振モードのために、希望により追加のフィルタ部を使用できる。
【0037】
フィルタ204によるサーボ回路の開ループ利得は下記のように表現される。
Figure 2004503893
また、エラー感度関数は下記のように表現される。
Figure 2004503893
等式(11)を使用して実施されるフィルタ204は、安定化ピーキング・フィルタである。近接周波数またはクロスオーバ周波数を含む実質上あらゆる周波数においてそれを使用できるので、それはスケーラブルである。ループ整合効果の故に、希望の周波数ωにおいてエラー伝達関数S上のノッチを、等式(11)が確実に供給する。
【0038】
例示の実施例において、フィルタ204は、アームに支持されるヘッド(または複数のヘッド)に関連するシークにそのとき使用される各アームについてのパラメータα、ψ、μ、ηおよびTを記憶するテーブル(独立に図示せず)を含む。特に、速度を制御するシークにおいて、S1スイッチ206(図6)はフィルタ204を初期化するために閉鎖されるが、スイッチ208は整定モードの開始まで解放のままであり、この時点においてスイッチS2は閉鎖のままである。整定モードが完了してコントローラがトラック追跡モードへスイッチすると、そのときはスイッチS1およびS2が次のシーク・シーケンスまで解放される。
【0039】
図10はアクチュエータ・アーム振動補償ルーチン300のフロー・チャートを供給し、シーク中に共振モード励振により誘導される振動を補償するために、本発明の好ましい実施例により実行されるステップを図示する。
【0040】
ステップ302で、各アームの共振特性が交代に測定されて、広域スペクトル励振によりそのアームが振動する周波数(または複数の周波数)ωが識別される。そうした測定は多様な方法で実行できる。好ましい一つの方法論は、本発明の譲受人に譲渡されたWaugh他の米国特許第5,661,615号に一般に議論されていて、そこでは加速と減速の急な変化を有するシークが遂行され、その後で、離散フーリエ変換(DFT)のような適当な分析法を使用してPESサンプルを分析することにより、共振周波数と位相が測定される。それからそうした振動を補償するために残りのパラメータがフィルタ204のために選択されて、その後の使用のためにパラメータ値が記憶される。そうした動作は、製造中またはその後の現場の使用中に起こり得る。その上、整定特性の経験的評価に基いてパラメータを徐々に選択し変更できる。
【0041】
その後、ステップ304に示すように、選択されたヘッド118のシークを開始するときに、好ましくはS1スイッチが閉鎖されて、フィルタ204が初期化される。ステップ306に示すように、サーボ回路140が整定モードに遷移するときに、S2スイッチ208も閉鎖されて、フィルタ204のスイッチを入れるように働き、フィルタ204はPESヘフィルタリングを与えて、アーム振動を補償する。注意すべきは、特定のシーク動作が実際にアームの振動を誘導するかどうかに関わりなく、フィルタ204がスイッチを入れるのが好ましいことであり、これは、そうした振動がないときにフィルタの動作がサーボ動作に逆に影響しないからである。代わりの実施例において、あらかじめ発見されたシーク長さにだけフィルタ204のスイッチを入れて、受入れがたい整定特性を提示するように構成できる。
【0042】
ヘッド118がオン・トラック修飾を達成すると、ステップ308でサーボ回路140がトラック追跡モードに遷移して、それからステップ310でスイッチS1とS2が解放されて、ループからフィルタ204を除去する。それからこのルーチンは、次のシーク動作の開始で、ステップ304へ戻る。
【0043】
代わりの特性を有する本発明の一つの実施例は、データ・ハンドリング・システム100のアクチュエータ・アームの共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動を取消しする方法へ向けられ、共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動の周波数を識別するステップ(ステップ302)と、記録面上で初期トラックから宛先トラックへヘッドを移動するためのシークを開始するステップ(ステップ304)と、宛先トラックへヘッドが整定する時の宛先トラックに関するヘッドの位置を示す位置エラー信号を受信して、位置エラー信号とアクチュエータ・アーム振動の周波数に基いて補償信号を発生して、シークにより誘導された振動の周波数におけるアクチュエータ・アーム信号から起こる位置エラー信号の構成要素を除去するように構成されて、宛先トラックへヘッドが整定される時にサーボ・ループへ補償信号を与えるステップ(ステップ306)を含む。
【0044】
更なる実施例においてこの方法は、アクチュエータ・アームを急に加速および減速して、広域スペクトル励振をアクチュエータ・アームに与えることと、この励振から結果するアクチュエータ・アーム振動を特定することを更に含む。もう一つの実施例においてこの方法は、トラック追跡モードに入って、サーボ・ループから補償信号を除去する間に、宛先トラック上でヘッドを留めさせるステップを含む(ステップ308、310)。
【0045】
もう一つの実施例について補償信号の付加は、アクチュエータ・アーム振動外乱に対する位置エラー信号に関するエラー感度関数230内にノッチ232を生成し、このノッチは名目的にアクチュエータ・アームの振動の周波数に集中する。更なる実施例によれば補償信号は下記の関係式により発生される。
Figure 2004503893
ここで、uffは補償信号、PESは位置エラー信号、zはz変換、ωはノッチの周波数であり、ηはノッチの深さを制御し、μはノッチの幅を制御し、αはωにおけるサーボ・ループの閉ループ利得を示す利得パラメータであり、ψはωにおけるサーボ・ループのRVループ位相応答を示す位相パラメータであり、Tはサンプリング周期である。
【0046】
本発明は更に、多数の名目的に同心のトラックがその上に定義される記録面108と、この記録面に隣接するヘッド118を支持するアクチュエータ・アーム114を含むアクチュエータ・アセンブリ110を含んでいるデータ・ハンドリング・システム100へ向けられている。サーボ回路140は、記録面に対するヘッドの位置を示す位置エラー信号に応答してヘッドの位置を制御するサーボ・コントローラ200を含み、このサーボ・コントローラはシーク動作を遂行してヘッドを初期トラックから宛先トラックへ移動するように構成されている。サーボ回路はさらにサーボ・コントローラに動作可能に並列に結合されたフィルタ204を含み、これは位置エラー信号を受信して、宛先トラック上でヘッドが休止に到ると、整定モード中に補償信号を発生する。この補償信号は位置エラー信号と、シーク中に共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動の周波数に、基いている。この補償信号はアクチュエータ・アームの振動から起こる位置エラー信号の構成要素を取消しするように適合され、振動の周波数は先行のシーク動作中に決定される。更なる実施例においてフィルタ204は上述のように構成された二次元の線形時間不変(LTI)フィルタである。
【0047】
添付クレームのために「シーク動作中に共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動の周波数を識別し、そこでヘッドが初期トラックから宛先トラックへ移動され、その後に整定モード中に振動の構成要素を取消しして、その間にヘッドが選択されたトラックに隣接させられる」機能は、図10のフローチャートによるコントローラ200とフィルタ204を含むサーボ回路140を含む手段により、遂行される。さらに理解されるのは、前記のHashimotoへの米国特許第4,965,501号、Schirle他への米国特許第5,801,905号、Liuへの米国特許第6,166,876号に開示されたような先行技術は、特許請求の範囲に含まれず、また前記の構造の「均等物」の定義から更に明示的に除外されることである。
【0048】
本発明が、その諸目的と上記の諸利点と共に、それらに生得的なものを達成するように適合していることは明らかである。この開示のためにこれまで好ましい実施例を説明してきたが、当業者に自明な数多くの変更をすることが可能であり、それらは、開示した本発明の精神および前記特許請求の範囲に定義されたものに包含される。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の好ましい実施例により構成されたディスク・ドライブの平面図である。
【図2】
図1のディスク・ドライブのサーボ回路のために、機能的なブロック図を提供する。
【図3】
速度制御シークを実行するために図2のサーボ回路により使用される、速度プロファイル曲線の一つのファミリーのグラフ表現である。
【図4】
シーク中に使用される電流プロファイルの対応するグラフ表現である。
【図5】
ある一つのシークの結末において、整定モード中の一対のヘッド軌跡曲線のグラフ表現であり、一つの軌跡曲線は整定曲線を表示し、他の軌跡曲線はシーク中に誘導される過剰なアクチュエータ・アーム振動を表示する。
【図6】
図2のサーボ回路の制御図解であって、好ましい実施例によるフィルタ・ブロックを含む。
【図7】
フィルタ・ブロック無しの図6のサーボ・ループのエラー感度関数のグラフ表現である。
【図8】
図6のフィルタ・ブロックにより誘導されるノッチを有する図7のエラー感度関数を示す。
【図9】
図8のノッチに対応するピークを有する図6のサーボ・ループの開ループ利得のグラフ表現を供給する。
【図10】
シーク中にアクチュエータ・アーム振動の影響を除去するために、本発明の好ましい実施例により実行される諸ステップを提示するアクチュエータ・アーム振動補償ルーチンのフロー・チャートを供給する。

Claims (10)

  1. 記録面に隣接するヘッドを支持するアクチュエータ・アームと、前記アクチュエータ・アームを制御可能に移動するサーボ・ループを使用するデータ・ハンドリング・システムにおいて、前記アクチュエータ・アームの共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動を取消しする方法であって、
    (a) 前記共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動の周波数を識別するステップと、
    (b) 前記記録面上の開始トラックから宛先トラックへ前記ヘッドを移動するためのシークを開始するステップと、
    (c) 前記記録面に対する前記ヘッドの位置を指示する位置エラー信号を受信するステップと、
    (d) 前記位置エラー信号と前記アクチュエータ・アーム振動の前記周波数に基いて、前記アクチュエータ・アーム信号から発生する前記位置エラー信号の成分を除去するように適合した補償信号を発生するステップと、
    (e) 前記ヘッドが前記宛先トラックへ整定されると前記サーボループへ前記補償信号を与えるステップと、
    を含む前記方法。
  2. 前記アクチュエータ・アームを急に加速および減速して、広域スペクトル励振を前記アクチュエータ・アームに受けさせて、前記励振から結果する前記アクチュエータ・アーム振動を測定するステップを前記識別するステップ(a)が含む請求項1記載の方法。
  3. 前記サーボ・ループから前記補償信号を除去する間に前記宛先トラック上に前記ヘッドを留まらせるために、トラック追跡モードへ入るステップを更に含む請求項1記載の方法。
  4. アクチュエータ・アーム振動外乱に対する前記位置エラー信号に関するエラー感度関数におけるノッチを、前記与えるステップ(e)が生成する請求項1記載の方法。
  5. 前記補償信号が下記の関係により発生される請求項4記載の方法:
    Figure 2004503893
    ここで、uffは前記補償信号、PESは前記位置エラー信号、zはz変換関数、ωは前記ノッチの名目周波数であり、ηは前記ノッチの名目深さを制御し、μは前記ノッチの名目幅を制御し、αはωにおける前記サーボ・ループの閉ループ利得を示す利得パラメータであり、ψはωにおける前記サーボ・ループの位相応答を示す位相パラメータであり、Tはサンプル周期である。
  6. 複数の名目的に同心のトラックがその上に定義される記録面と、
    前記記録面に隣接するヘッドを支持するアクチュエータ・アームを含むアクチュエータ・アセンブリと、
    前記アクチュエータ・アセンブリに結合されたサーボ回路と、
    を含むデータ・ハンドリング・システムであって、前記サーボ回路は、さらに 前記記録面に対する前記ヘッドの位置を示す位置エラー信号に応答して、前記ヘッドの位置を制御するサーボ・コントローラであって、初期トラックから宛先トラックへ前記ヘッドを移動させるシーク動作を遂行するように構成された前記サーボ・コントローラと、
    前記位置エラー信号を受信して、前記宛先トラック上へヘッドがもたらされると整定モード中に補償信号を発生するように、前記サーボ・コントローラと並列に動作可能に結合されたフィルタであって、前記補償信号は前記位置エラー信号と、前記シーク中の共振モード励振により誘導されるアクチュエータ・アーム振動の周波数に基き、前記補償信号は前記振動から発生する前記位置エラー信号の構成要素を取消しするように適合された前記フィルタと、
    を含む前記データ・ハンドリング・システム。
  7. 前記記録面から前記ヘッドにより変換されたサーボ・データ応答して前記位置エラー信号を発生する復調器と、
    前記アクチュエータ・アームを移動させるためにアクチュエータ・モータへ電流を加えるモータ・ドライバであって、前記サーボ・コントローラは、前記補償信号と結合されて、修正電流コマンド信号を発生する電流コマンド信号を発生し、前記修正電流コマンド信号は、前記モータ・ドライバにより使用されて、前記アクチュエータ・モータへ電流を加える前記モータ・ドライバを、
    前記サーボ回路が更に含む請求項6記載のデータ・ハンドリング・システム。
  8. 前記アクチュエータ・アームを急に加速または減速することにより、前記アクチュエータ・アームに広域スペクトル励振を受けさせ、前記励振から結果するアクチュエータ・アーム振動を測定することにより、前記サーボ回路が振動の周波数を決定する請求項6記載のデータ・ハンドリング・システム。
  9. 伝達関数に基く三角関数による二次元の線形時間不変フィルタを前記フィルタが含む請求項6記載のデータ・ハンドリング・システム。
  10. 少なくとも一つのヘッドを各々支持する複数のアクチュエータ・アームを前記アクチュエータ・アセンブリが含み、各アームの振動を独立に補償するように前記フィルタが構成された請求項6記載のデータハンドリング・システム。
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