JP2004502614A - 洗濯添加剤用小袋 - Google Patents

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Abstract

本発明は洗濯添加剤用小袋に関する。当該小袋は、染料吸収剤及び汚れ結合剤がその中に見出される空隙を具備する。当該小袋は、不堅牢染料又は顔料及び汚れを洗濯洗浄水から捕捉するシステムを提供する。

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、不堅牢性染料が放出される染色された洗浄品目及びかかる不堅牢染料の再結合が望ましくない洗浄品目を包含する洗濯洗浄から外部の不堅牢染料を除去するための洗濯添加剤に関する。
【0002】
(発明の背景)
洗浄中、洗浄されている品目から染料又は顔料が洗浄水中へ放出されるという問題があることが多い。染料の布地直接性の度合い及び品目が洗浄された回数は洗浄品目からの染料放出の要因であるが、それでも品目は少なくともある程度の染料を洗浄過程中に常に放出すると考えられる。布地から放出される染料は、不堅牢染料又は漂遊染料と呼ばれることが多く、その後再付着するか、そうでなければ洗浄水中の他の洗浄品目と再結合する可能性がある。この1つの洗浄品目から別の洗浄品目への染料の移行は、1つの洗浄品目の色強度を低下させると同時に別の洗浄品目に移行した染料から染みを生じることから、典型的に、洗浄される品目に不具合な外観を与える。
【0003】
先行技術で記載されている1つの解決策は、洗浄過程中に洗浄品目から放出される染料が減少するか又はなくなるように、染料自体の布地直接性を改善することである。かかる解決策は、染料液の低速加熱、染料親和性を改善するための繊維製品布地の前処理、染色された布地の後処理及び個々の染料の染色堅牢度の強化を伴う。
別の解決策は、洗浄液に染料捕捉剤又は移染防止剤を加えることで、これは洗浄液に溶解すると遊離染料化合物を結合する。結合した染料化合物は、それ以上布地に結合できない。しかし、移染防止剤は、大量に使用すると、光学的増白剤の効果を抑制することが見出されている。さらに、極端な条件においては、移染防止剤が実際にはまだ布地上に存在する染料の変質及び退色に寄与する可能性があることも見出されている。
【0004】
米国特許第5,698,476号は、洗浄水中から不堅牢染料を捕捉するシステムに関し、支持体マトリックス上に支持された染料吸収剤及び移染防止剤を含む。支持体マトリックスは、織物又は不織繊維のシートである。本願の出願者は、かかるシステムは不堅牢染料の捕捉に有効であり、染料を含むシートがその後洗浄中に洗浄品目と物理的に接触し続けることを見出した。
それ故、本発明の目的は、不堅牢染料及び顔料を効果的に捕捉又はトラップし、その後捕捉した不堅牢染料及び顔料と洗浄品目との物理的接触を防止するシステムを提供することである。
さらに本発明の目的は、不堅牢染料に関してすでに記載された方法と類似の方法で汚れをトラップすることでもある。それ故、汚れが洗浄品目から除去される時、汚れはトラップされて洗浄品目との接触が防げられる。
【0005】
(発明の概要)
本発明に基づいて、小袋が空隙を画定し、洗濯添加剤が前記空隙内に入れられ並びに染料吸収剤及び/又は汚れ結合剤を含む洗濯添加剤用小袋を提供する。
【0006】
(発明の詳細な説明)
本発明による小袋は、従来の洗濯洗剤組成物と共に前記小袋が洗濯洗浄水に添加されることを意味する洗濯添加剤として使用されるよう設計されている。
【0007】
小袋
本発明の小袋は、すべての側面が封止され、及び空隙を画定する袋又は小物袋を含む。「封止された」は、染料吸収及び汚れ結合剤が小袋の空隙内に保持されるように小袋のすべての縁部が確実に閉じられていることを意味する。小袋は、好ましくは透水性で非水溶性の物質で製造される。小袋は、好ましくはウェブから製造される。さらに好ましくは、ウェブは不堅牢染料及び/又は汚れに対して親和性を示さない繊維から製造される。それ故、洗浄過程の終了時に、小袋は最初に使用された時と実質的に同じ色である。ウェブは、織物又は不織布、発泡体、スポンジ、詰綿、球、パフ若しくはフィルムでもよいが、小袋の形成に好適なものでなければならない。好ましくは、ウェブは不活性の人工、天然若しくは合成繊維又はこれらの混合物を含む不織布ウェブから製造される。さらに好ましくは、繊維は永久的な陽イオン電荷を含まない。
【0008】
本発明に基づき、ウェブは当該技術分野で既知のいかなる方法で製造されてもよい。例えば、不織布材料基材は、カーディング、エアレイイングのような乾燥形成技術によって、或いは抄紙機上でのように湿式載置によって形成することができる。メルトブローン、スパンボンド、ニードルパンチ、及びスパンレース法などの他の不織布製造技法も使用できる。好ましい方法はエアレイイングである。
【0009】
天然繊維は、天然に存在する要素から調製される繊維である。最も好ましくは、天然繊維にはセルロース繊維、例えば木綿が包含される。セルロースから製造される繊維を包含する人工繊維、例えばセルロース誘導体又は再生セルロースは、それ故合成有機ポリマーをベースとする合成繊維とは区別できる。本明細書で使用する時、誘導体繊維とは、天然ポリマー(例えばセルロース)の化学的誘導体が調製、溶解され、連続フィラメントとして押し出される時に形成される繊維であり、当該誘導体の化学的性質は繊維形成過程後も維持される。本明細書で使用する時、再生繊維とは、天然ポリマー又はその化学的誘導体が溶解され、連続フィラメントとして押し出される時に形成される繊維である。天然ポリマーの物理的性質は変化するが、天然ポリマーの化学的性質は繊維形成過程後も実質的に維持又は再生される。本発明で使用される好ましい人工繊維には、N−メチルモルホリン−N−酸化物にセルロース繊維を溶解し、再生セルロース繊維として知られる繊維を得ることによって生成するレーヨン(ビスコース)及び英国のテンセルファイバーヨーロッパ(Tencel Fibres Europe)から供給されている繊維が挙げられる。好ましい合成繊維には、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい実施形態においては、ウェブは合成繊維、さらに好ましくはポリプロピレン繊維で構成される。
【0010】
ウェブは、好ましくは少なくとも20gm−2及び好ましくは150gm−2未満の重量であり、最も好ましくは坪量が20gm−2 〜100gm−2、より好ましくは 40gm−2〜70gm−2の範囲である。ウェブはいかなる厚さであってもよい。典型的には、ウェブは平均厚さが1.0mm未満である。より好ましくは、ウェブの平均厚さは0.2mm〜0.9mmである。ウェブ厚さは、標準EDANA不織布工業法(Non−woven Industry Methodology)、基準法第30.4−89号に従って測定される。
ウェブは、ウェブの製造に使用される繊維に加え、外観、表面材質、色、及び臭いを改善するために、当業者に既知の他の構成要素又は物質を含むことができる。一例は、乳白剤、例えば二酸化チタン又はウェブ直接香料の使用である。
【0011】
本発明に従い、ウェブは小袋の物理的強度を改善するための結合剤を含んでもよい。本明細書で使用する時「結合剤」という用語は、繊維を連結するために採用されるいかなる剤も意味する。かかる剤は、湿潤強度向上樹脂及び乾燥強度向上樹脂を含む。特にセルロース系材料の場合、当該技術分野において湿潤強度向上樹脂として既知の化学物質を添加することが望ましいことが多い。紙技術分野で使用されている有名な湿潤強度向上樹脂の種類に関する総合的論文は、TAPPIモノグラフシリーズ第29号、紙及び板紙における湿潤強度(Wet Strength in Paper and Paperboard)、パルプ製紙業界技術協会(Technical Association of the Pulp and Paper Industry)(ニューヨーク、1965年)に見出すことができる。湿潤強度向上添加剤に加え、デンプン結合剤のような、当該技術分野で既知の特定の乾燥強度及びリント抑制添加剤を包含することも望ましい場合がある。
【0012】
不織布の結合に使用される好ましい結合剤は、高分子結合剤、好ましくはラテックス結合剤、より好ましくは水性ラテックス結合剤である。好適な結合剤には、ブタジエン−スチレンエマルション、エチレン酢酸ビニルエマルション、酢酸ビニル、塩化ビニル及びこれらの組み合わせが挙げられる。好ましいラテックス結合剤は、スチレン、ブタジエン、アクリロニトリルーブタジエンエマルション又はこれらの組み合わせから作られる。
非アクリレート結合剤という用語は、本明細書で使用される時、アクリル酸又はアクリル酸エステル又は酢酸ビニルモノマーを含まないすべてのラテックス結合剤を包含する。本発明による好ましい結合剤には、ブタジエン−スチレンエマルション、カルボキシル化スチレン−ブタジエンエマルション、アクリロニトリル−ブタジエンエマルション、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミド−エピクロロヒドリン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンエマルション、スチレンアクロニトリルが挙げられる。本発明による最も好ましい結合剤は、ブタジエン−スチレンエマルションであり、アメリポル・シンポル社(Ameribol Svnpol Corp.)からローウェン(Rowene)(登録商標)SB5550として市販されている。
【0013】
結合剤は、当該分野で知られているいずれの方法でもウェブに適用できる。好適な方法には、噴霧、転写(例えば、フレキソ印刷)、コーティング(例えば、グラビアコーティング又は流しコーティング)、パディング、発泡、含浸、飽和及びその後の押し出し(結合剤は基材と接触する管を通され、同時に基材は管を横切る)又はこれらの適用技術の組み合わせが上げられる。例えば、後に組成物を基質表面上に移すカレンダーロールのような回転面上への結合剤の噴霧である。結合剤の適用に最も好ましい方法は、ウェブ上への噴霧である。最も好ましくは、結合剤は一回の適用工程でウェブの片側上に噴霧され、別の適用工程でウェブのもう片方の側に噴霧される。
【0014】
典型的には、ウェブに適用される結合剤の量は、当該ウェブを含む繊維の乾燥重量の重量%で測定して約5重量%〜約30重量%、より好ましくは約10重量%〜約25重量%、最も好ましくは約14重量%〜約22重量%である。当然、適用される結合剤の量は処理されるウェブの種類に大きく依存する。
別の方法として、ウェブの強度はウェブを構成する繊維の湿式からみ合わせによって得られる。湿式からみ合わせは、ウェブの繊維が流体力によって再配列及びからみ合わせされる方法である。湿式からみ合わせは、この方法で結合手段として使用でき、個々の繊維を繊維レベルで摩擦連結を引き起こす構成に再配置及びからみ合わせる。結合の利益に加えて、湿式からみ合わせは表面模様付けの提供にも使用することができ、これによって湿式からみ合わせは繊維を開放パターン配列に再配置する。
【0015】
洗濯添加剤
本発明の洗濯添加剤は、染料吸収剤及び/又は汚れ吸収剤を含む。好ましくは、洗濯添加剤は水軟化剤も含む。より好ましくは、洗濯添加剤は他の任意の洗濯添加剤成分を含む。
【0016】
染料吸収剤
上記のように、洗浄品目は典型的に洗浄過程中に多少の染料を損失又は放出し、これは、当該洗浄品目が以前に何回も洗浄されている時でも起こる。洗浄水中の不堅牢染料は、場合によっては他の洗浄品目上に再付着又は再結合し、見苦しい痕跡及び染みを残しうる。それ故、本発明の染料吸収剤は、不堅牢染料が洗浄品目に再付着又は再結合する能力を防止するか又は少なくとも低下させる化合物である。好ましい実施形態においては、染料吸収剤は染料と不可逆的に化学的又は物理的に相互作用し、染料が洗浄品目と再結合するのを防止する。染料吸収剤は、好ましくは染料の陰イオン性基と相互作用する手段を提供する陽イオン性又は極性である。染料吸収剤はさらに、好ましくは高分子である。
【0017】
汚れ結合剤
汚れ結合剤は、汚れ粒子に対する親和性を有し、汚れ粒子と結合又は相互作用する化合物である。本明細書で使用する時、「汚れ」という用語は、着用中に布地上に付着したすべての好ましくない物質と定義され、洗浄過程はその除去を目的とする。特に、汚れには、他の洗浄品目の同一の他の部分に再付着する傾向を有するすべての汚れ及び染み、例えば、粘土粒子、脂肪性液滴、顔料粒子、不堅牢染料及びこれらの混合物が包含される。好ましい態様において、汚れ結合剤は汚れ粒子に対し不可逆の親和性を有する。汚れ結合剤は染料吸収剤と類似の働き、すなわち汚れと物理的又は化学的に相互作用し、汚れが洗浄品目に再結合するのを防ぐと考えられる。
【0018】
染料吸収剤及び汚れ結合剤は、好ましくは水に不溶であり、従って全洗浄過程を通じて小袋の空隙内に留まる。或いは、及びより好ましくは、染料吸収及び汚れ結合剤は水に可溶でも不溶でもよく、担体に支持されている。担体は、いかなる好適な不活性及び非水溶性支持体マトリックスでもよく、反応しない化合物(例えばゼオライト)又は繊維(例えば木綿)のシートが包含される。正に帯電したこうした染料吸収及び/又は汚れ結合剤は木綿繊維上の負に帯電したヒドロキシル基と相互作用することから、木綿は特に好ましい担体である。担体と染料吸収及び汚れ結合剤との間の化学的相互作用は、不可欠ではないが、担体とのより強力な親和性を可能にする。或いは、染料吸収及び汚れ結合剤は、例えば噴霧、塗装、流し込み等の好適な方法によって単に担体上に負荷されるか又は担体内に組み込まれてもよい。
【0019】
好ましくは、染料吸収剤及び汚れ結合剤は、エトキシ化陽イオン性ジアミン、エトキシ化陽イオン性ポリアミン、エトキシ化陽イオン性アミンポリマー、マレイン酸/アクリル酸ポリマー/コポリマー、ホスホノ末端基を有するポリアクリル酸−マレイン酸コポリマー、四級アンモニウムヒドロキシハロアルキル、エポキシアルキルアンモニウム、ポリ四級アンモニウム、ポリ両性化合物、陽イオン性デンプン、タンパク質、キチン、キトサン、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、ポリエトキシ化四級硫酸化アミンポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン−N−オキシド(PVNO)、架橋PVNO(XL−PVNO)、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルアルコール、ポリアミン−N−オキシド、PVPPVアミン、アルミン酸マグネシウム、ポリエチレンイミン、ポリビニルオキサゾリドン、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びこれらの混合物から成る群から選択される。
染料吸収及び/又は汚れ結合剤は、例えばポリアルコキシル化ポリマーのようなポリアミンポリマーも包含してもよい。かかる物質は、反復単位を伴った経験的構造の分子として表すことができる:
【0020】
【化1】
Figure 2004502614
【0021】
式中、Rは、普通は2〜6個の炭素原子のヒドロカルビル基であり;RはC〜C20の炭化水素であってもよく;アルコキシ基は、エトキシ、プロポキシなどであり、yは2〜30、最も好ましくは10〜20であり;nは少なくとも2、好ましくは2〜20、最も好ましくは3〜5の整数であり;Xはハライド又はメチルサルフェートのような、四級化反応で得られる陰イオンである。
本明細書で使用するのに最も極めて好ましいポリアミンは、いわゆるエトキシ化ポリエチレンアミン、すなわち、下記一般式を有するエチレンオキシドとエチレンイミンとの重合反応産物である:
【0022】
【化2】
Figure 2004502614
【0023】
この時y=2〜30である。本明細書の使用に特に好ましいのはエトキシ化ポリエチレンアミン、特にエトキシ化テトラエチレンペンタアミン、及び四級化エトキシ化ヘキサメチレンジアミンである。
【0024】
染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、親水性部分と疎水性部分の両方を有することを特徴とする化合物も包含される。かかる好ましい化合物は:(a)以下を本質的に含有する1又はそれより多くの非イオン系親水性物質成分:(i)少なくとも2の重合度を持つポリオキシエチレン部分、又は(ii)2〜10の重合度を持つオキシプロピレン部分又はポリオキシプロピレン部分、その際、前記親水性物質部分は、エーテル結合により各末端において互いに隣接した部分に結合しなければ、いかなるオキシプロピレン単位も包含しない、若しくは(iii)オキシエチレン及び1〜約30のオキシプロピレン単位を含むオキシアルキレン単位の混合物、その際、親水性物質成分が化合物をかかる表面に沈着した際、従来のポリエステル合成繊維表面の親水性を高めるのに十分な親水性を有するように、前記混合物が十分量のオキシエチレンを含有し、前記親水性物質部分が好ましくは少なくとも約25%のオキシエチレン単位及びさらに好ましくは、約20〜30のオキシプロピレン単位を有する成分については特に、少なくとも約50%のオキシエチレン単位を含む;若しくは(b)以下を含む1又はそれより多くの疎水性物質成分:(i)Cのオキシアルキレンテレフタレート部分、その際、前記疎水性物質成分がオキシエチレンテレフタレートを含む場合は、オキシエチレンテレフタレート:Cのオキシアルキレンテレフタレート単位の比が約2:1以下である、(ii)C〜Cのアルキレン又はオキシC〜Cのアルキレン部分、又はその中の混合物、(iii)少なくとも2の重合度を有するポリ(ビニルエステル)部分、好ましくはポリビニルアセテート、若しくは(iv)C〜Cのアルキルエーテル又はCのヒドロキシアルキルエーテル置換基、又はその中の混合物、その際、前記置換基は、C〜Cのアルキルエーテル又はCのヒドロキシアルキルエーテルセルロース誘導体、又はその中の混合物の形態で存在し、かかるセルロース誘導体は両性物質であり、それによってそれらが十分なレベルのC〜Cのアルキルエーテル及び/又はCのヒドロキシアルキルエーテル単位を有し、従来のポリエステル合成繊維表面に沈着し、十分な濃度のヒドロキシルを保持して、いったんかかる従来の合成繊維表面に付着すると繊維表面の親水性を高めるものを有する、若しくは(a)と(b)の組み合わせを含む化合物である。
【0025】
典型的に、(a)(i)のポリオキシエチレン部分は、高い濃度で使用することができるが、約1〜約200、好ましくは3〜約150、さらに好ましくは6〜約100の重合度を有する。好適なオキシC〜Cアルキレン疎水性部分には、米国特許第4,721,580号(1988年1月26日発行、ゴスリンク(Gosselink))に開示されているような、MOS(CHOCHCHO−(式中、Mはナトリウムであり、nは4〜6の整数である)などの高分子染料吸収及び/又は汚れ結合剤の末端キャップが挙げられるが、これらに限定されない。
【0026】
その他の染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、ヒドロキシエーテルセルロース性ポリマー類のようなセルロース性誘導体、エチレンテレフタレート又はプロピレンテレフタレートのポリエチレンオキシド又はポリプロピレンオキシドテレフタレートとのコポリマー性ブロックなども挙げられる。かかる剤は市販されており、メトセル(METHOCEL)(ダウ(Dow))のようなセルロースのヒドロキシエーテル類が挙げられる。本明細書で使用するためのセルロース性染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、C〜Cアルキル及びCヒドロキシアルキルセルロースから成る群から選択されるものも挙げられる。米国特許第4,000,093号(1976年12月28日発行、ニコル(Nicol)ら)を参照のこと。
【0027】
ポリ(ビニルエステル)疎水性物質部分を特徴とするその他の染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、ポリ(ビニルエステル)のグラフトコポリマー、例えば、C〜Cビニルエステル類、好ましくはポリエチレンオキシド主鎖のようなポリアルキレンオキシド主鎖にグラフトされたポリ(ビニルアセテート)が挙げられ、本明細書に包含され得る。欧州特許出願第0,219,048号(1987年4月22日公開、クド(Kud)ら)を参照のこと。この種の市販の染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、例えばBASF(西ドイツ)より入手可能なソカランHP−22(SOKALAN HP−22)のようなソカラン(SOKALAN)型の物質が挙げられる。
【0028】
好ましい染料吸収及び/又は汚れ結合剤の1つの型は、エチレンテレフタレート及びポリエチレンオキシド(PEO)テレフタレートのランダムブロックを有するコポリマーである。この高分子染料吸収及び/又は汚れ結合剤の分子量は、約25,000〜約55,000の範囲である。1976年5月25日にヘイズ(Hays)に発行された米国特許第3,959,230号、及び1975年7月8日にバサダール(Basadur)に発行された米国特許第3,893,929号を参照のこと。
もう1つの好ましい染料吸収及び/又は汚れ結合剤は、エチレンテレフタレート単位の反復単位を持つポリエステルであり、それは90〜80重量%のポリオキシエチレンテレフタレート単位と共に10〜15重量%のエチレンテレフタレート単位を含有し、分子量300〜5000のポリオキシエチレングリコールに由来する。このポリマーの例には、市販されている物質であるゼルコン(ZELCON)5126(デュポン(Dupont)より)及びミリアーゼT(MILEASE T)(ICIより)が挙げられる。米国特許第4,702,857号(1987年10月27日発行、ゴスリンク(Gosselink))も参照のこと。
【0029】
もう1つの好ましい染料吸収及び/又は汚れ結合剤は、テレフタロイル及びオキシアルキレンオキシの反復単位のオリゴマーのエステル主鎖及び主鎖に共有結合した末端部分から成る実質的に直鎖のエステルオリゴマーのスルホン化生成物である。このような染料吸収及び/又は汚れ結合剤は、米国特許第4,968,451号(1990年11月6日発行、J.J.シェイベル(Scheibel)及びE.P.ゴスリンク(Gosselink))に完全に記載されている。その他の好適な染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、米国特許第4,711,730号(1987年12月8日発行、ゴスリンク(Gosselink)ら)のテレフタレートポリエステル、米国特許第4,721,580号(1988年1月26日発行、ゴスリンク(Gosselink))の陰イオン系末端キャップオリゴマーエステル、及び米国特許第4,702,857号(1987年10月27日発行、ゴスリンク(Gosselink))のブロックポリエステルオリゴマー化合物が挙げられる。
【0030】
好ましい染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、米国特許第4,877,896号(1989年10月31日発行、マルドナド(Maldonado)ら)の剤も包含され、前記特許は陰イオン、特にスルホアロイルで末端キャップしたテレフタレートエステルを開示している。
【0031】
さらにもう1つの好ましい染料吸収及び/又は汚れ結合剤は、テレフタロイル単位、スルホイソテレフタロイル単位、オキシエチレンオキシ及びオキシ−1,2−プロピレン単位の反復単位を持つオリゴマーである。繰返し単位はオリゴマーの主鎖を形成し、好ましくは、変性されたイセチオネートの末端キャップで終了する。この種の特に好ましい染料吸収及び/又は汚れ結合剤は、約1つのスルホイソフタロイル単位、5つのテレフタロイル単位、約1.7〜約1.8の比のオキシエチレンオキシとオキシ−1,2−プロピレンオキシ単位、及び2−(2−ヒドロキシエトキシ)−エタンスルホン酸ナトリウムの2つの末端キャップ単位を含む。前記染料吸収及び/又は汚れ結合剤は又、オリゴマーの約0.5重量%〜約20重量%の、好ましくはキシレンスルホネート、クメンスルホネート、トルエンスルホネート、及びこれらの混合物から成る群から選択される結晶低減安定剤も含む。1995年5月16日にゴスリンク(Gosselink)らに発行された米国特許第5,415,807号を参照のこと。
【0032】
その他の染料吸収及び/又は汚れ結合剤には、ポリビニルピロリドンポリマー、ポリアミンN−オキシドポリマー、N−ビニルピロリドンとN−ビニルイミダゾールのコポリマー、マンガンフタロシアニン、ペルオキシダーゼ、並びにこれらの混合物が挙げられる。
さらに具体的には、本明細書で使用するのに好ましいポリアミンN−オキシドポリマーは、以下の構造式を有する単位を含有する:R−A−P;式中、PはN−O基を結合することができる、又はN−O基が重合可能単位の一部を形成することができる、又はN−O基が双方の単位に結合することができる重合可能単位であり;Aは以下の構造の1つであり:−NC(O)−、−C(O)O−、−S−、−O−、−N=;xは0又は1であり;且つ、RはN−O基のNが結合することができる又はN−O基がこれらの基の一部である脂肪族、エトキシ化脂肪族、芳香族、複素環又は脂環基、又はその組み合わせである。好ましいポリアミンN−オキシドは、Rがピリジン、ピロール、イミダゾール、ピロリジン、ピペリジン、及びこれらの誘導体などの複素環基のものである。
N−O基は以下の一般構造で表すことができる。
【0033】
【化3】
Figure 2004502614
【0034】
式中、R、R、Rは、脂肪族、芳香族、複素環若しくは脂環基若しくはその組み合わせであり;x、y及びzは0若しくは1であり、N−O基の窒素は、前述の基のいずれかに結合することができるか又はその一部を形成することができる。ポリアミンN−オキシドのアミンオキシド単位はpKa<10、好ましくはpKa<7、さらに好ましいpKa<6を有する。
【0035】
形成されるアミンオキシドポリマーが水溶性であり、染料の移行を抑制する特性を有する限り、いかなるポリマー骨格を使用することもできる。好適なポリマー骨格の例は、ポリビニル、ポリアルキレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアクリレート及びこれらの混合物である。このようなポリマーには、1つのモノマー型がアミンN−オキシドで、もう1つのモノマー型がN−オキシドであるランダムコポリマー又はブロックコポリマーが包含される。アミンN−オキシドポリマーは典型的に、10:1〜1:1,000,000のアミン対アミンN−オキシドの比率を有する。しかしながら、ポリアミンオキシドポリマーに存在するアミンオキシド基の数は、適当な共重合又はN−酸化の適当な程度によって変えることができる。ほとんどいかなる程度の重合においてもポリアミンオキシドを得ることができる。典型的に、平均分子量は、500〜1,000,000、さらに好ましくは1,000〜500,000、さらに好ましくは5,000〜100,000の範囲内である。この好ましい部類の物質を「PVNO」ということができる。本明細書の洗浄性洗濯添加剤で有用な最も好ましいポリアミンN−オキシドは、ポリ(4−ビニルピリジン−N−オキシド)であり、その平均分子量は約50,000であり、アミン対アミンN−オキシドの比率は約1:4である。
【0036】
N−ビニルピロリドンポリマーとN−ビニルイミダゾールポリマーのコポリマー(「PVPVI」の部類として呼ばれる)も本明細書で使用するのに好ましい。
好ましくはPVPVIの平均分子量は5,000〜1,000,000、更に好ましくは5,000〜200,000、最も好ましくは10,000〜20,000の範囲である。(平均分子量の範囲は、バース(Barth)らの「化学分析」(Chemical Analysis)、113巻、「最新のポリマー特性決定法」(Modern Methods of Polymer Characterization)に記述された光散乱法により測定され、この開示を本明細書に引用し援用する。)PVPVIコポリマーは典型的に、1:1〜0.2:1、さらに好ましくは0.8:1〜0.3:1、最も好ましくは0.6:1〜0.4:1のN−ビニルイミダゾール対N−ビニルピロリドンのモル比を有する。このようなコポリマーは、直鎖であっても分枝鎖であってもよい。
【0037】
本発明の洗濯添加剤は、平均分子量が5,000〜400,000、好ましくは5,000〜200,000、さらに好ましくは5,000〜50,000のポリビニルピロリドン(「PVP」)も使用できる。洗剤分野ではPVPは当業者に既知であり、例えば、参考文献として本明細書に組み込まれる欧州特許出願第262,897A号及び欧州特許出願第256,696A号を参照のこと。PVPを含有する洗濯添加剤は、500〜100,000、好ましくは1,000〜10,000の平均分子量を有するポリエチレングリコール(「PEG」)を含有することもできる。好ましくは、洗浄溶液に提供されるPEGとPVPの比率はppmを基準にして2:1〜50:1、さらに好ましくは3:1〜10:1である。
【0038】
より好ましくは、染料吸収剤はXL−PVNO、チバ(CIBA)から市販されている布地強化剤チノフィクス(Tinofix)FRD(未知式)及びこれらの混合物から成る群から選択される。
より好ましくは、汚れ結合剤はXL−PVNO、分子量が1000〜1.000.000のアクリル酸/マレイン酸コポリマー又はX結合ポリカルボン酸ポリマー、好ましくはBFからカルボポール(Carbopol)の商品名で販売されているような架橋ポリアクリレートポリマー、エトキシ化陽イオン性ジアミン及びこれらの混合物である。
しかしながら、染料吸収剤及び汚れ結合剤はいずれの機能も果たす単一化合物であることもできる。
【0039】
染料吸収剤は、染料の吸収による色の変化により、不堅牢染料捕捉の有効性の視覚的表示として追加の利益を提供する。従って、ユーザーは、小袋の有効性だけでなく、不堅牢染料の存在及びこれらの染料の再付着又は再結合が洗浄品目上で起こらなかったことが保証される。それ故、小袋は好ましくは半透明であるか又はユーザーが小袋の空隙内の染料吸収及び/又は汚れ結合剤並びにそこに提供される色変化を見ることができる穴によって分離された繊維から成る網状組織を含む。
染料吸収及び/又は汚れ結合剤は好ましくは洗濯添加剤の0.01重量%〜10重量%、より好ましくは0.01重量%〜5重量%、及び最も好ましくは0.05重量%〜2重量%の濃度で存在する。
【0040】
水軟化剤
本発明の好ましい実施形態において、洗濯添加剤は水軟化剤も含む。水軟化剤は、洗浄水から硬度イオンを除去することによって布地の白色度及び洗濯添加剤の洗浄性能を改善する。
水軟化剤は好ましくはイオン交換樹脂、ビルダー、エンクラステーション防止剤及びこれらの混合物から成る群から選択される。
本明細書で好適なイオン交換樹脂は、弱い又は強い陽イオン交換樹脂である。
「弱イオン交換樹脂」は、本明細書においては、高分子マトリックスに付着する弱酸官能基又は弱塩基官能基を有する樹脂を意味する。弱酸基は、pKが2.5を超えることで特徴付けられる。弱塩基は、pKが2.5を超えることで特徴付けられる。
【0041】
「強イオン交換樹脂」は、本明細書においては、高分子マトリックスに付着する強酸官能基又は強塩基官能基を有する樹脂を意味する。強酸基は、pKが2.5を下回ることで特徴付けられる。弱塩基は、pKが2.5を下回ることで特徴付けられる。
本明細書で好適な弱陽イオン交換樹脂は、官能基としてカルボン酸基及びこれらの混合物を有する樹脂から成る群から選択される。好ましい弱陽イオン交換樹脂は、カリウム塩の形態のメタクリル酸及びジビニルベンゼンのコポリマーであって、ポリサイエンス社(Polyscience Inc)からアンバーライト(Amberlite)IRP−88(登録商標)の商標名で市販されている。
本明細書で好適な強陽イオン交換樹脂は、官能基としてスルホン酸基及びこれらの混合物を有する樹脂から成る群から選択される。
さらには、イオン交換樹脂は架橋若しくは非架橋であって良い。
好ましくは、本明細書のイオン交換樹脂は、非水溶性、水膨潤性ポリマーである。
【0042】
本発明による好ましい実施形態において、イオン交換樹脂は陽イオン交換樹脂である。より好ましくは、イオン交換樹脂は強陽イオン交換樹脂である。さらにより好ましくは、前記陽イオン交換樹脂はスルホン化ポリスチレン樹脂及びアクリル酸樹脂又はメタクリル酸樹脂並びにこれらの混合物から成る群から選択される。最も好ましくは、本明細書におけるイオン交換樹脂は架橋ポリスチレンスルホネート樹脂である。
好適な架橋ポリスチレンスルホネート樹脂は、プロライト(Purolite)から商標名PG2000−Na(登録商標)のもとで市販されている。
本発明によるビルダーは、無機及び有機ビルダーを包含する。無機又はリン含有洗浄性ビルダーには、ポリホスフェート(トリポリホスフェート、ピロホスフェート、及びガラス状の高分子メタ−ホスフェートが例示される)、ホスホネート、フィチン酸、シリケート、カーボネート(ビカーボネート及びセスキカーボネートを含む)、スルフェート、及びアルミノシリケートのアルカリ金属、アンモニウム及びアルカノールアンモニウム塩が挙げられるが、これらに限定されない。しかしながら、ある現場では非ホスフェートビルダーが求められる場合もある。
【0043】
シリケートビルダーの例は、アルカリ金属シリケート類、特にSiO:NaOの比率が、1.6:1〜3.2:1の範囲にあるもの、及び層状シリケート類、例えば、層状ケイ酸ナトリウムであり、米国特許第4,664,839号(H.P.リーク(H.P.Rieck)、1987年5月12日発行に発行)に記載されている。NaSKS−6(登録商標)は、ヘキスト(Hoechst)により市販されている結晶性層状シリケート(本明細書では概して「SKS−6」と略す)の商標である。
【0044】
ゼオライトビルダーとは異なって、NaSKS−6シリケートビルダーはアルミニウムを含有していない。NaSKS−6(登録商標)は、層状シリケートのデルタ−NaSiOモルホロジー形態を有する。それはドイツ特許出願第DE−A−3,417,649号及び同第DE−A−3,742,043号に記載されるような方法によって調製することができる。SKS−6は本明細書での使用に極めて好ましい層状シリケートであるが、一般式NaMSixOx+1.yHO(式中、Mはナトリウム又は水素であり、xは1.9〜4の数、好ましくは2であり、yは0〜20の数、好ましくは0である)を有しているようなその他の層状シリケート類を、本明細書では用いることができる。ヘキストの種々のそのほかの層状シリケート類には、アルファ−、ベータ−及びガンマ−形態としてのNaSKS−5、NaSKS−7及びNaSKS−11が含まれる。上記のように、デルタ−NaSiO(NaSKS−6)が本明細書での使用に最も好ましい。
【0045】
例えば、顆粒状製剤中でクリスペン剤として、酸素漂白剤に対する安定剤として、及び泡制御システムの構成成分として作用する珪酸マグネシウムのようなその他のシリケート類も有用である。炭酸塩ビルダー類の例は、ドイツ特許出願第2,321,001号(1973年11月15日公開)に開示されているようなアルカリ土類及びアルカリ金属の炭酸塩である。
アルミノシリケートビルダー類も本発明では有用である。アルミノシリケートビルダーは、現在市販されている重質顆粒洗浄性洗濯添加剤の大部分において極めて重要であり、液状洗剤配合物においても重要なビルダー成分であり得るアルミノシリケートビルダー類には、以下の実験式を有するものが挙げられる:
Mz(zAlO)y].xH
式中、z及びyは少なくとも6の整数であって、z対yのモル比は1.0対約0.5の範囲内であり、及びxは約15〜約264の整数である。
【0046】
有用なアルミノシリケートイオン交換物質は市販されている。このようなアルミノシリケートは、構造において結晶性であっても非晶性であってもよく、そして天然に生じるアルミノシリケートであってもよいし、合成に由来してもよい。
アルミノシリケートイオン交換物質の製造方法は、米国特許第3,985,669号(クルメル(Krummel)ら、1976年10月12日発行)に開示されている。
好ましい合成結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、ゼオライトA、ゼオライトP(B)、ゼオライトMAP及びゼオライトXの表記で市販されている。
特に好ましい実施形態においては、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、次式を有する。
【0047】
Na12[(AlO12(SiO12].xH
式中、xは約20〜約30、特に約27である。この物質は、ゼオライトAとして知られている。脱水されたゼオライト(x=0〜10)も本明細書に使用してもよい。好ましくは、アルミノシリケートは、直径約0.1〜10ミクロンの粒度を有する。
本発明の目的に好ましい有機洗浄性ビルダーには、多種多様なポリカルボキシレート化合物が挙げられるが、これに拘束されない。本明細書で使用するとき、「ポリカルボキシレート」は、複数のカルボキシレート基、好ましくは少なくとも3つのカルボキシレート基を有する化合物をいう。ポリカルボキシレートビルダーは一般に酸性形態で洗濯添加剤に添加することができるが、中和された塩の形態で加えることもできる。塩形態で利用する場合、ナトリウム、カリウム、及びリチウムのようなアルカリ金属、又はアルカノールアンモニウム塩が好ましい。
【0048】
ポリカルボキシレートビルダー類の中に包含されるのは種々の部類の有用な物質である。重要なカテゴリーのポリカルボキシレートビルダーの1つには、米国特許US3,128,287(バーグ(Berg)、1964年4月7日発行)、及び米国特許US3,635,830(ランバーチ(Lamberti)ら、1972年1月18日発行)に開示されたようなオキシジコハク酸塩を含むエーテルポリカルボキシレートが挙げられる。ブッシュ(Bush)らに1987年5月5日に発行された米国特許US4,663,071の「TMS/TDS」ビルダーも参照のこと。
好適なエーテルポリカルボキシレートには、米国特許第3,923,679号;米国特許第3,835,163号;米国特許第4,158,635号;米国特許第4,120,874号及び米国特許第4,102,903号に記載されたもののような環式化合物、特に脂環式化合物も挙げられる。
【0049】
そのほかの有用な洗浄性ビルダーには、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート、エチレン又はビニルメチルエーテルとの無水マレイン酸のコポリマー;1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸及びカルボキシメチルオキシコハク酸;種々の、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩及び置換アンモニウム塩;並びにメリト酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸のようなポリカルボキシレート類、及びその可溶性の塩が挙げられる。
クエン酸塩ビルダー、例えば、クエン酸及びその可溶性の塩(特にナトリウム塩)は、その再生可能な資源からの利用性及びその生分解性のために重質液体洗剤配合物にとって、特に重要なポリカルボキシレートビルダーである。クエン酸塩は、顆粒状洗濯添加剤にも使用でき、特にゼオライト及び/又は層状シリケートビルダーと組み合わせて使用することができる。オキシジスクシネートは又かかる洗濯添加剤及び組み合わせにおいて特に有用である。
【0050】
さらに又好適であるのは、米国特許第4,566,984号(1986年1月28日発行、ブッシュ(Bush))に開示されている3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエート及び関連化合物である。有用なコハク酸ビルダーには、C5から〜C20のアルキルコハク酸及びアルケニルコハク酸並びにこれらの塩が挙げられる。特に好ましいこのタイプの化合物は、ドデセニルコハク酸である。スクシネートビルダーの具体例には、ラウリルスクシネート、ミリスチルスクシネート、パルミチルスクシネート、2−ドデセニルスクシネート(好ましい)、2−ペンタデセニルスクシネート等が挙げられる。ラウリルスクシネートがこの群の好ましいビルダーであり、1986年11月5日に公開された欧州特許出願86200690.5/0,200,263に記載されている。
【0051】
他の好適なポリカルボキシレートは、クルチフィールド(Crutchfield)らに1979年3月13日に発行された米国特許US4,144,226、及びディール(Diehl)に1967年3月7日に発行された米国特許US3,308,067に開示されている。米国特許第3,723,322号(ディール)も参照のこと。
脂肪酸、例えばC12〜C18のモノカルボン酸も、付加的なビルダー活性を提供するために、単独で又は上述のビルダー、特にシトレート及び/又はスクシネートビルダーと組み合わせて洗濯添加剤に組み込むことができる。
【0052】
リンに基づくビルダーを使用することができる状況では、多様なアルカリ金属リン酸塩、例えば周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、及びオルトリン酸ナトリウムを使用することができる。エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホネート及びその他の既知のホスホネート(例えば、米国特許第3,159,581号;同第3,213,030号;同第3,422,021号;同第3,400,148号及び同第3,422,137号を参照のこと)のようなホスホネートビルダーを使用することができる。
エンクラステーション防止剤は、炭酸カルシウム結晶の生成を、好ましくは最も安定な結晶相の炭酸カルシウムの生成を阻害することによって、減少又は防止する成分として定義される。好ましいエンクラステーション防止剤には、有機ジホスホン酸成分が包含され、好ましくは洗濯添加剤の0.01重量%〜50重量%、より好ましくは0.1重量%〜10重量%の濃度で組み入れられる。
【0053】
有機ジホスホン酸は、本明細書において、その化学構造に窒素を含有しない有機ジホスホン酸を意味する。従って、この定義は有機アミノホスホネートを除外するが、有機アミノホスホネートはキレート剤として本発明の組成物に包含されてもよい。
有機ジホスホン酸は、好ましくは、C〜Cのジホスホン酸、さらに好ましくはエチレンジホスホン酸のようなCのジホスホン酸、又は最も好ましくはエタン1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸(HEDP)であり、部分的若しくは完全にイオン化された形態、特に塩若しくは錯体として存在してもよい。
【0054】
その他の任意成分
洗濯添加剤は、漂白剤、漂白活性化剤及び触媒、界面活性剤、酵素、キレート剤、殺菌剤、増白剤、泡立ち促進剤、抑泡剤、香料及びこれらの混合物等の従来の洗濯添加剤成分を含んでもよい。
【0055】
界面活性剤
本発明の洗濯添加剤は、任意に界面活性剤を含んでもよい。界面活性剤は非イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、双性界面活性剤及び/又は両性界面活性剤からなる群から選択される。
好適な陰イオン性界面活性剤には、化学式ROSOMの水溶性の塩又は酸であって、式中Rが好ましくはC10〜C24 ヒドロカルビル、好ましくはC10〜C20アルキル成分を有するアルキル又はヒドロキシアルキルであり、更に好ましくはC12〜C18のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、MはH又は陽イオン、例えばアルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、又はアンモニウム又は置換アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウム陽イオン、並びにテトラメチルアンモニウム及びジメチルピペリジニウム陽イオンのような四級アンモニウム陽イオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから得られる四級アンモニウム陽イオン等)である。典型的には、より低い洗浄温度(例えば約50℃未満)では、C1216のアルキル鎖が好ましく、より高い洗浄温度(例えば約50℃より高い)では、C1618のアルキル鎖が好ましい。
【0056】
本明細書で使用するのに好適な他の陰イオン性界面活性剤は、式RO(A)SOMの水溶性塩又は酸であって、式中、Rは非置換C10〜C24アルキル、又はC10〜C24のアルキル成分を有するヒドロキシアルキル基であり、好ましくはC12〜C20のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、より好ましくはC12〜C18のアルキル又はヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mは0より大きく、典型的には、約0.5から約6の間であり、より好ましくは約0.5から約3の間であり、MはH又は陽イオンは例えば、金属陽イオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、アンモニウム又は置換アンモニウム陽イオンであることができる。アルキルプロポキシル化スルフェート類並びにアルキルエトキシル化スルフェート類について本明細書において考慮した。置換アンモニウム陽イオンの特別な例としては、メチル−、ジメチル−、トリメチルアンモニウム陽イオン、及びテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニウムのような四級アンモニウム陽イオン、及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、及びこれらの混合物のようなアルカノールアミンから得られる陽イオン等が挙げられる。代表的な界面活性剤は、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート、C12〜C18E(1.0)M、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート、C12〜C18E(2.25)M、C12〜C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート、C12〜C18E(3.0)、及びC12〜C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート、C12〜C18E(4.0)Mであり、ここでMはナトリウム及びカリウムから都合良く選択される。
【0057】
本明細書で使用するのに特に好適な他の陰イオン性界面活性剤は、アルキルスルホン酸塩であって、式RSOMの水溶性塩又は酸が挙げられ、式中、RはC〜C22の直鎖又は分枝、飽和又は不飽和アルキル基であり、好ましくはC12〜C18アルキル基、及びより好ましくはC14〜C16アルキル基であり、そしてMはH又は陽イオンであり、例えばアルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム)、又はアンモニウム又は置換型アンモニウム(例えば、メチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウム陽イオン、並びにテトラメチルアンモニウム及びジメチルピペリジニウム陽イオンのような四級アンモニウム陽イオン、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン及びこれらの混合物のようなアルキルアミンから得られる四級アンモニウム陽イオン等)である。
【0058】
本明細書で使用するのに好適なアルキルアリ−ルスルホネ−ト類には、式RSOMの水溶性塩又は酸が含まれ、式中RはC〜C22直鎖状又は分枝状、飽和型又は不飽和型アルキル基、好ましくはC10〜C18アルキル基及びより好ましくはC14〜C16アルキル基によって置換されたアリ−ル、好ましくはベンジルが挙げられ、及びMはH又は陽イオン、例えばアルカリ金属陽イオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウムなど)、又はアンモニウム或いは置換アンモニウム(例えばメチル−、ジメチル−、及びトリメチルアンモニウム陽イオン並びにテトラメチルアンモニウムなど四級アンモニウム陽イオンそしてジメチルピペリジニウム陽イオン、及びエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、並びにこれらの混合物などのアルキルアミン類に由来する四級アンモニウム陽イオン及びその他同様のもの)である。
【0059】
本明細書で使用されるアルキルスルホネート類及びアルキルアリールスルホネート類には、一級及び二級アルキルスルホネート類、及び一級及び二級アルキルアリールスルホネート類が挙げられる。本明細書において、「二級C6〜C22アルキル又はC6〜C22アルキルアリールスルホネート類」とは、上記で定義された式において、SO3M又はアリール−SO3M基が、アルキル鎖の炭素原子であって、前記アルキル鎖の他の2つの炭素原子の間に位置する炭素原子(二級炭素原子)に結合することを意味する。
【0060】
例えばC14〜C16アルキルスルホン酸塩はヘキスト(Hoechst)から商品名ホスタパー(Hostapur)(登録商標)として市販されており及びC8−アルキルスルホン酸ナトリウム塩はウィトコ(Witco)SAから商品名ウィトコネート(Witconate)NAS8(登録商標)として市販されている。市販されているアルキルアリ−ルスルホネートの例はSu.Maからのラウリルアリ−ルスルホネートである。特に好適なアルキルアリールスルホネートは、ナンサ(Nansa、登録商標)の販売名でアルブライトアンドウィルソン(Albright & Wilson)から市販されているアルキルベンゼンスルホネートである。
【0061】
洗浄目的のために有用な他の陰イオン性界面活性剤も又、本明細書において使用することができる。これらには、石鹸の塩(例えばナトリウム、カリウム、アンモニウム塩、及びモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン塩のような置換アンモニウム塩が挙げられる)、C〜C24オレフィンスルホネート、例えば英国特許明細書第1,082,179号に記載されているように、アルカリ土類金属クエン酸塩の熱縮合生成物のスルホン化により調製される、スルホン化ポリカルボン酸、C〜C24アルキルポリグリコールエーテル硫酸塩(10モルまでのエチレンオキシドを含有する);C1416メチルエステルスルホン酸塩のようなアルキルエステルスルホン酸塩;アシルグリセロールスルホン酸塩、脂肪オレイルグリセロール硫酸塩、アルキルフェノールエチレンオキシドエーテル硫酸塩、パラフィンスルホネート、アルキルリン酸塩、アシルイセチオン酸塩のようなイセチオン酸塩、N−アシルタウリン酸塩、アルキルスクシナメート及びスルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和及び不飽和のC12〜C18モノエステル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和及び不飽和のC〜C14ジエステル)、アルキルポリグルコシド(下記の非イオン系非硫酸化化合物)の硫酸塩のようなアルキルポリ糖類の硫酸塩、分枝一級アルキル硫酸塩、式RO(CHCHO)CHCOO−Mのようなアルキルポリエトキシカルボキシレートであって、式中、RはC〜C22アルキルであり、Kは0〜10の整数であり、及びMは可溶性塩生成陽イオンであるもの、が挙げられる。ロジン、水素添加ロジンなどの樹脂酸及び水素添加樹脂酸も好適であり、樹脂酸及び水素添加樹脂酸はトール油中に存在するか又はトール油から誘導される。更なる例は「界面活性剤及び洗剤」(Surface Active Agents and Detergents)(I及びII巻、シュバルツ(Schwartz)、ペリー(Perry)及びバーク(Berch)著)に記載されている。多種多様なこうした界面活性剤は又、一般に1975年12月30日にローリン(Laughlin)らに発行された米国特許第3,929,678号の第23欄58行〜第29欄23行に開示されている(参考とし、本明細書に組み入れる)。
【0062】
本明細書で使用するのに特に好ましい、他の陰イオン性界面活性剤は、アルキルカルボキシレート及びアルキルアルコキシカルボキシレートであって、アルキル鎖に4〜24の、好ましくは8〜18の、そしてより好ましくは8〜16の炭素原子を有し、ここでアルコキシは、プロポキシ及び/又はエトキシであり、及び好ましくは、アルコキシ化度0.5〜20、好ましくは5〜15のエトキシである。本明細書で使用するのに好ましいアルキルアルコキシカルボキシレートは、ラウレス11カルボン酸ナトリウム(sodium laureth 11 carboxylate)であり(即ち、RO(CO)10−CHCOONaであり、R=C12〜C14である)、アキポソフト(Akyposoft(登録商標))100NVの名前で、花王化学株式会社(Kao Chemical Gbmh)より市販されている。
【0063】
本明細書で使用するのに好適な両性イオン性界面活性剤には、以下の式RNOを有するアミンオキシドが挙げられ、式中、各R1、R2、及びR3はそれぞれ独立して、1〜30の炭素原子による、飽和の置換又は非置換、直鎖又は分枝の炭化水素鎖である。本発明で使用されるのに好ましいアミンオキシド界面活性剤は、以下の式RNOを有するアミンオキシドであり、式中、R1は、1〜30の、好ましくは6〜20の、より好ましくは8〜16の、最も好ましくは8〜12の炭素原子を含む炭化水素鎖であり、そして式中、R2及びR3はそれぞれ独立して、1〜4の炭素原子を、好ましくは1〜3の炭素原子を含む、置換又は非置換、直鎖又は分枝の炭化水素鎖であるが、より好ましくはメチル基である。R1は飽和で、置換又は非置換、直鎖又は分枝の炭化水素鎖であってもよい。本明細書で使用するのに好適なアミンオキシドは、例えば自然ブレンドのC8〜C10のアミンオキシド、並びにヘキスト(Hoechst)より市販されているC12〜C16のアミンオキシドである。
【0064】
本明細書で使用するのに好適な双性界面活性剤は、陽イオン性親水性基、即ち四級アンモニウム基、及び陰イオン性親水性基の両方を、同じ分子内に、比較的広範囲のpHにおいて、含有する。サルフェート類、ホスホネート類の他の基も使用することができるが、典型的な陰イオン性親水性基はカルボキシレート類及びスルホネート類である。本明細書で使用される双性界面活性剤の一般的な化学式は次の通りである。
【0065】
−N(R)(R)R
式中、Rは疎水基;Rは水素、C〜Cのアルキル、ヒドロキシアルキル、又はその他の置換 C〜Cアルキル基;RはC〜Cアルキル、ヒドロキシアルキル、又はその他の置換C〜Cアルキル基でR結合してNを有する環状構造を形成することもできる基、又はC〜Cカルボン酸基若しはC〜Cスルホネート基;Rは陽イオン性窒素原子と結合して親水基を形成する部分であって典型的にはアルキレン、ヒドロキシアルキレン、又は1〜10個の炭素原子を有するポリアルコキシ基;及びXはカルボキシレート又はスルホネート基である親水基である。
【0066】
好ましい疎水性基Rは、脂肪族又は芳香族の、飽和又は不飽和の、置換又は非置換のアミド基、エステル基のような連結基を含有することができる炭化水素鎖である。より好ましいRは、1〜24の、好ましくは8〜18の、及びより好ましくは10〜16の炭素原子を含有するアルキル基である。コスト及び安定性という理由でこのような単純なアルキル基が好ましい。しかしながら疎水性基Rは又、式R−C(O)−NH−(C(Rのアミドラジカルであることも可能であり、式中、Rは脂肪族又は芳香族、飽和又は不飽和、置換又は非置換の炭化水素鎖であり、好ましくはアルキル基は8〜20までの、好ましくは18までの、より好ましくは16までの炭素原子を含有し、Rは水素及びヒドロキシ基から成る群から選択され、mは1〜4、好ましくは2〜3、より好ましくは3であり、いかなる(C(R)部分においても、ヒドロキシ基は1以下である。
【0067】
好ましいRは、水素、又はC〜Cのアルキルであり、さらに好ましくはメチルである。好ましいRは、C〜Cカルボン酸基、又はC1〜C4のスルホネート基、又はC〜Cアルキルであり、そしてより好ましくはメチルである。好ましいRは、(CH2)であり、ここでnは1〜10、好ましくは1〜6、より好ましくは1〜3の整数である。
ベタイン/スルホベタインの一般的な例の一部は、米国特許第2,082,275号、同第2,702,279号及び同第2,255,082号に記載されており、参考として本明細書に組み入れる。
【0068】
特に好適なアルキルジメチルベタインの例には、ココナッツ−ジメチルベタイン、ラウリルジメチルベタイン、デシルジメチルベタイン、2−(N−デシル−N,N−ジメチル−アンモニア)アセテート、2−(N−ココN,N−ジメチルアンモニオ)アセテート、ミリスチルジメチルベタイン、パルミチルジメチルベタイン、セチルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタインが挙げられる。例えば、ココナッツジメチルベタインは、商品名アモニル(Amonyl)265(登録商標)のもとでセピック(Seppic)から市販されている。ラウリルベタインは、商品名エピゲン(Empigen)BB/L(登録商標)のもとでアブライト&ウイルソン(Albright & Wilson)から市販されている。
【0069】
アミドベタイン類の例としては、ココアミドエチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン又はC10〜C14脂肪族アシルアミドプロピレン(ヒドロプロピレン)スルホベタインが挙げられる。例のC10〜C14脂肪族アシルアミドプロピレン(ヒドロプロピレン)スルホベタインはシェレックス社(Sherex Company)から商品名「バリオン(Varion)CAS(登録商標)スルホベタイン」で市販されている。
ベタインのさらなる例は商品名ミラタイン(Mirataine)H2C−HA(登録商標)でローヌ・プーラン(Rhone−Poulenc)から市販されているラウリル−イミノ−ジプロピオネ−トである。
【0070】
本明細書で使用するのに好適な陽イオン性界面活性剤には、四級アンモニウム、ホスホニウム、イミダゾリウム、及びスルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。本明細書で使用するのに好ましい陽イオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム化合物であって、ここで窒素に結合する1又は2の炭化水素基は飽和で、直鎖又は分枝の、6〜30の炭素原子の、好ましくは10〜25の炭素原子の、そしてより好ましくは12〜20の炭素原子のアルキル基であり、そして窒素に結合する他の炭化水素基(即ち1の炭化水素基が、前記のように長鎖の炭化水素基である場合は3の炭化水素基であり、又は2の炭化水素基が、前記のように長鎖の炭化水素基である場合は2の炭化水素基である)は、それぞれ独立して置換又は非置換、直鎖又は分枝の、1〜4の炭素原子の、好ましくは1〜3の炭素原子のアルキル鎖であって、そしてより好ましくはメチル基である。本明細書で使用するのに好適な、好ましい第四級アンモニウム化合物は、非塩素/非ハロゲンの第四級アンモニウム化合物である。前記第四級アンモニウム化合物に使用される対イオンは、いかなる過酸にも適合性があり、硫酸メチル又はメチルスルホネート等から成る群から選択される。好ましくは、ミリスチルトリメチルスルフェート、セチルトリメチルスルフェート、及び/又はタロートリメチルスルフェートのようなトリメチル第四級アンモニウム化合物である。こうしたトリメチル四級アンモニウム化合物は、ヘキスト(Hoechst)、又はオルブライト・アンド・ウィルソン(Albright & Wilson)より、商品名エムピゲンCM(EMPIGEN CM(登録商標))として市販されている。
【0071】
非イオン性界面活性剤のうち、アルコキシル化非イオン性界面活性剤及び特にエトキシ化非イオン性界面活性剤が本明細書での使用に好適である。
本明細書に使用するのに好適なキャップされたアルコキシル化非イオン性界面活性剤は次の式による。
(O−CH−CH−(OR−O−R
式中RはC〜C24の直鎖又は分枝鎖アルキル又はアルケニル基、アリール基、アルカリール基、好ましくはRはC〜C18のアルキル又はアルケニル基、より好ましくはC10〜C15のアルキル又はアルケニル基、 さらにより好ましくはC10〜C15のアルキル基であり;式中RはC〜C10の直鎖又は分枝鎖アルキル基、好ましくはC〜C10の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり;式中RはC〜C10のアルキル又はアルケニル基、好ましくはC〜Cのアルキル基、より好ましくはメチルであり;式中n及びmは独立して1〜20の整数で、好ましくは1〜10、より好ましくは1〜5の整数;又はこれらの混合物である。
【0072】
これらの界面活性剤はBASFから商品名プルラファック(Plurafac)(登録商標)として、ヘキスト(HOECHST)から商品名ゲナポール(Genapol)(登録商標)として又はICIから商品名シンパロニック(Symperonic)(登録商標)として市販されている。上記式の好ましい末端処理非イオン性アルコキシル化界面活性剤はヘキスト(Hoechst)から商品名ゲナポール(Genapol)(登録商標)L2.5NRとして、及びBASFからプルラファック(Plurafac)(登録商標)として市販されるものである。
【0073】
特に好ましい界面活性剤は、アルキルスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルエトキシスルフェート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルカルボキシレート、アルキルエトキシカルボキシレート、アミンオキシド及びこれらの混合物からなる群から選択される界面活性剤である。より好ましくは界面活性剤系はアルキルスルホネート及びアミンオキシドを含む。
典型的には、本発明による洗濯添加剤は好ましくは洗濯添加剤の0.01重量%〜30重量%、好ましくは0.1重量%〜15重量%及びより好ましくは10重量%未満及び最も好ましくは0.2重量%〜5重量%の濃度の界面活性剤を含む。
【0074】
光学的増白剤
洗濯添加剤は任意に光学的増白剤を含む。存在する場合、増白剤は0.005%〜5%、より好ましくは0.01%〜1%、最も好ましくは0.01%〜0.5%の濃度で存在する。本発明の使用に好適な光学的増白剤は、実質的に水に不溶である。本明細書において実質的に不溶とは、pH7で1リットルの蒸留水に溶解する増白剤が1グラム未満であることを意味する。非イオン性増白剤は、永久的に帯電した基又はスルホン酸、スルフェート、カルボキシル、ホスホネート、ホスフェート及び四級アンモニウムから選択される基をいずれも持たない増白剤を意味する。
【0075】
特に好ましい実施形態において、光学的増白剤は、スチルベン、ピラゾリン、クマリン、カルボン酸、メチンシアニン、ジベンゾチオフェン−5,5−ジオキシド、アゾール、5及び6員環複素環、ベンゼン又はその誘導体及びこれらの混合物を含む化合物から選択される実質的に不溶な化合物である。より好ましくは、増白剤はベンゾキサゾ−ル(benzoxozol)、ピラゾール、トリアゾール、トリアジン、イミダゾール、フラン群又はこれらの混合物を含む。
【0076】
好ましい市販の光学的増白剤の例には、チノパール(Tinopal)SOPの商品名で(チバガイギー(Ciba−Geigy)から)販売されているベンゾキサゾールの2,2’−(2,5−チオフェンジイル)ビス−(7CI,8CI,9CI)、C.I.蛍光増白剤140(9CI)、チノパール(Tinopal)SWNの商品名で(チバガイギー(Ciba−Geigy)から)販売されている7−(ジメチルアミノ)−4−メチル−2H−1−ベンゾピラン−2−オン(9CI)、チノパール(Tinopal)Kの商品名で(チバガイギー(Ciba−Geigy)から)販売されているベンゾキサゾールの2,2’−(1,2−エテンジイル)ビス[5−メチル−(9CI)、C.I.蛍光増白剤352(9CI)、ユビテクス(Uvitex)ATの商品名で(チバガイギー(Ciba−Geigy)から)販売されている1H−ベンズイミダゾールの2,2’−(2,5−フランジイル)ビス[1−メチル−(9CI)が挙げられる。
【0077】
キレート剤
洗濯添加剤は好ましい任意構成成分としてキレート剤を含む。好適なキレート剤はホスホネートキレート剤、アミノカルボキシレートキレート剤、他のカルボキシレートキレート剤、多官能性置換型芳香族キレート剤、エチレンジアミンN,N’−二コハク酸、又はこれらの混合物からなる群から選択されるものなどの当業者に既知のいずれのものでもよい。
【0078】
本明細書で使用するのに好適なホスホネートキレート剤には、アルカリ金属エタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)、アルキレンポリ(アルキレンホスホネート)、並びにアミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)(ATMP)、ニトリロトリメチレンホスホネート(NTP)、エチレンジアミンテトラメチレンホスホネート、及びジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)を含むアミノホスホネート化合物が含まれる。ホスホン酸塩化合物は、その酸性官能基の一部又はすべてにおいて酸であるか、又は異なった陽イオンの塩として存在してもよい。本明細書で使用されるのに好ましいホスホネートキレート剤は、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート(DTPMP)及びエタン1−ヒドロキシジホスホネート(HEDP)である。こうしたホスホン酸塩キレート剤は、モンサント(Monsanto)社より、商品名デクエスト(DEQUEST)(登録商標)として市販されている。
【0079】
多官能基置換芳香族キレート剤も本明細書の洗濯添加剤において有用である。
米国特許第3812044号(Connorら、1974年5月21日発行)を参照のこと。この種の酸型の好ましい化合物は、1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼンなどのジヒドロキシジスルホベンゼンである。
本明細書で使用するのに好ましい生分解性キレート剤は、エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸、又はそのアルカリ金属塩、又はアルカリ土類塩、アンモニウム塩又は置換アンモニウム塩、又はこれらの混合物である。エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸、特に(S,S)異性体については、1987年11月3日、ハートマン(Hartman)及びパーキンス(Perkins)への米国特許第4704233号に広く記載されている。エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸は、例えば、商品名ssEDDS(登録商標)として、パーマー・リサーチ・ラボラトリーズ(Palmer Research Laboratories)より市販されている。
【0080】
本明細書で使用するのに好適なアミノカルボキシレートには、酸形態、又はアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び置換アンモニウム塩の形態の双方でのエチレンジアミンテトラアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート、ジエチレントリアミンペンタアセテート(DTPA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート、ニトリロトリ−アセテート、エチレンジアミンテトラプロピオネート、トリエチレンテトラアミンヘキサ−アセテート、エタノール−ジグリシン、プロピレンジアミンテトラ酢酸(PDTA)及びメチルグリシンジ酢酸(MGDA)が挙げられる。本明細書で使用するのに特に好適なアミノカルボキシレートは、ジエチレントリアミン五酢酸、例えばBASFより商品名トリロンFS(Trilon FS(登録商標))として市販されている、プロピレンジアミン四酢酸(PDTA)、及びメチルグリシン二酢酸(MGDA)である。
更に、本明細書で使用されるカルボン酸キレート剤としてはサリチル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、マロン酸又はこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で使用するその他のキレート剤は、以下の式のものである:
【0081】
【化4】
Figure 2004502614
【0082】
式中R、R、R及びRは−H、アルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、−Cl、−Br、NO、−C(O)R’、及びSOR’’から成る群から独立して選択され;式中R’は−H、−OH、アルキル、アルコキシ、アリール、及びアリールオキシから成る群から選択され;R’’はアルキル、アルコキシ、アリール、アリールオキシから成る群から選択され;R、R、R、及びRは−H及びアルキルから成る群から独立して選択される。
本明細書で使用するのに特に好ましいキレート剤は、アミノアミノトリ(メチレンホスホン酸)、ジ−エチレン−トリアミノ−ペンタ酢酸、ジエチレントリアミンペンタメチレンホスホネート、1−ヒドロキシエタンジホスホネート、エチレンジアミンN,N’−ジコハク酸、及びこれらの混合物である。
典型的には、本発明による洗濯添加剤は全洗濯添加剤の5重量%まで、好ましくは0.01重量%〜1.5重量%、及びより好ましくは0.01重量%〜0.5重量%のキレート剤又はその混合物を含んでもよい。
【0083】
ラジカルスカベンジャー
本発明の洗濯添加剤は、ラジカルスカベンジャー又はその混合物を含んでもよい。本明細書で使用するのに好適なラジカルスカベンジャーには、周知の置換モノ及びジヒドロキシベンゼン及びこれらの類似体、アルキル及びアリールカルボキシレート及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書の使用に好ましいかかるラジカルスカベンジャーとしては、ジ−tert−ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキノン、ジ−tert−ブチルヒドロキノン、モノ−tert−ブチルヒドロキノン、tert−ブチル−ヒドロキシアニソール、安息香酸、トルイル酸、カテコール、t−ブチルカテコール、ベンジルアミン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、n−プロピル−没食子酸又はこれらの混合物があげられ及び非常に好ましいのはジ−tert−ブチルヒドロキシトルエンである。N−プロピル−没食子酸塩のようなラジカルスカベンジャー等は、ニパノックス(Nipanox)S1(登録商標)のもとでニパラボラトリーズ(Nipa Laboratories)から市販されている。
ラジカルスカベンジャーは、使用されるとき、典型的には全洗濯添加剤の10重量%まで及び好ましくは0.001重量%〜0.5重量%の量で存在する。
【0084】
泡制御剤
本発明による洗濯添加剤はさらに2−アルキルアルカノール、又はこれらの混合物などの泡制御剤を好ましい任意の構成成分として含んでもよい。本発明の使用に特に好適なのは6〜16個の炭素原子、好ましくは8〜12個の炭素原子及び末端ヒドロキシ基を有する2−アルキルアルカノール類であり、前記アルキル鎖はα位において1〜10個の炭素原子、好ましくは2〜8個及びより好ましくは3〜6個の炭素原子を含むアルキル基によって置換されている。かかる好適な化合物は例えばイソホール(Isofol)(登録商標)12(2−ブチルオクタノール)又はイソホール(登録商標)16(2−へキシルデカノール)などのイソホール(登録商標)シリーズにおいて市販されている。
他の泡制御剤は約8〜24個、好ましくは約10〜20個の炭素原子を含有するアルカリ金属(例えばナトリウム又はカリウム)脂肪酸、或いはこれらの石鹸を包含してもよい。
【0085】
石鹸の製造に使用するものを包含する脂肪酸は例えば植物、又は動物由来のグリセリド類(例えば、パーム油、ココヤシ油、ババスー油、大豆油、ヒマシ油、獣脂、鯨油、魚油、獣脂、グリース、ラード及びこれらの混合物)から得ることができる。脂肪酸は合成的に調製することもできる(例えば石油の酸化又はフィッシャー・トロプシュ法によって)。
アルカリ金属石鹸は脂肪及び油の直接的なけん化又は分離製造工程において調製される遊離脂肪酸の中和によって製造できる。特に有用なのはココヤシ油及び獣脂から誘導される脂肪酸の混合物のナトリウム及びカリウム塩、すなわちナトリウム及びカリウム獣脂及びココヤシ石鹸である。
【0086】
用語「獣脂」は、典型的に2.5%C14、29%C16、23%C18、2%パルミトレイン酸、41.5%オレイン酸及び3%リノール酸(列挙した初めの3つの脂肪酸は飽和型)のおよその炭素鎖長分布を有する脂肪酸混合物に関連して本明細書において使用する。多様な動物獣脂及びラードから誘導される脂肪酸などの同様の分布の他の混合物も用語獣脂に包含される。獣脂は硬化(すなわち水素添加)して不飽和脂肪酸部分の一部又は全部を飽和脂肪酸部分に転化できる。
用語「ココヤシ」は、典型的に約8%C8、7%C10、48%C12、17%C14、9%C16、2%C18、7%オレイン酸及び2%リノール酸(列挙した初めの6つの脂肪酸は飽和型)のおよその炭素鎖長分布を有する脂肪酸混合物を呼ぶのに本明細書において使用する。パーム核油及びババスー油などの同様の炭素鎖長分布を有する他の供給源は用語ココヤシ油に包含される。
【0087】
その他の好適な泡制御剤は、シリコーン、及びシリカ−シリコーン混合物で例証される。シリコーンは一般に、アルキル化ポリシロキサン材料として表すことができるが、シリカは、通常、シリカエーロゲル及びキセロゲル及び種々のタイプの疎水性シリカによって例示される細かく分割された形態で使用される。これらの物質は、水溶性又は水分散性で非表面活性洗剤が実質上浸透しない担体に組み入れられた、泡制御剤が有利に放出できる微粒子として組み入れることができる。別の方法として、泡制御剤を液状担体中に溶解又は分散し、他の1つ又はそれ以上の構成成分の上に噴霧することで適用することができる。
好ましいシリコーン泡制御剤は、バートロータ(Bartollota)ら、米国特許第3933672号に開示されている。他の特に有用な泡制御剤は独特許出願DTOS2646126、1977年4月28日公開に記載されている自己乳化シリコーン泡制御剤である。かかる化合物の例はシロキサン−グリコールコポリマーであるダウ・コーニング(Dow Corning)から市販されているDC−544である。
【0088】
とりわけ好ましいシリコーン泡制御剤が欧州特許出願第92201649.8号に記載されている。前記洗濯添加剤は、シリコーン/シリカ混合物をアエロシル(Aerosil)(登録商標)のような燻蒸無孔シリカと組み合わせて含むことができる。
好ましい種類の泡制御剤は、アルキル末端キャップされたアルコールのアルコキシラートである。アルコールのアルキル鎖はC3〜C30であることができ、好ましくはアルコキシレートは、好ましくは1〜30モルのアルキルを含むエトキシレートであり、末端キャップは好ましくはC1〜C6の直鎖又は分枝鎖アルキル基である。
とりわけ好ましい泡制御剤はシリコーン油及び2−アルキルーアルカノ−ル類の混合物を含む泡制御剤系である。
典型的には、本明細書の洗濯添加剤は全洗濯組成物の4重量%まで、好ましくは0.1重量%〜1.5重量%及び最も好ましくは0.1重量%〜0.8重量%の泡制御剤又はその混合物を含んでもよい。
【0089】
安定剤
本発明の洗濯添加剤は、さらに安定剤を含んでもよい。存在する場合、安定剤は、全洗濯添加剤の重量に対して10%まで、好ましくは2%〜4%の濃度の式HO−CR’R’’−OHによるアルコールを含んでもよく、式中、R’及びR’’は独立してH又はC2〜C10の炭化水素鎖及び/又は環である。この式による好ましいアルコールは、プロパンジオールである。実際に、出願者らはこれらのアルコールが総じて、及び特にプロパンジオールが洗濯添加剤の化学的安定性を改善することを認めている。
無機安定剤のようなその他の安定剤を本明細書で使用してもよい。無機安定剤の例には、スズ酸ナトリウム、多様なアルカリ金属リン酸塩、例えば周知のトリポリリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、及びオルトリン酸ナトリウムが挙げられる。
【0090】
泡立ち促進剤
高い泡立ちが所望であれば、C10〜C16のアルカノールアミドのような泡立ち促進剤を、典型的に1%〜10%の濃度にて洗濯添加剤に組み入れることができる。C10〜C14のモノエタノール及びジエタノールアミドはかかる泡立ち促進剤の典型的な部類を例示する。上述のようなアミンオキシド、ベタイン及びスルタイン類のような高い起泡添加界面活性剤と共にこのような起泡促進剤を使用することも有利である。所望であれば、MgCl、MgSOなどの可溶性マグネシウム塩を、例えば0.1%〜2%の濃度で添加して、さらなる泡立ちを得るとともに、グリース除去能を向上させることができる。
【0091】
漂白成分
本明細書における洗濯添加剤は又、漂白成分を含んでもよい。当業者が周知の漂白剤は過酸素漂白剤並びに塩素放出成分を包含するいかなるものも本明細書に使用するのに好適である。
本明細書で使用するのに好適な過酸素漂白剤には、過酸化水素又はその発生源が含まれる。本明細書で使用される場合、過酸化水素の発生源とは、前記組成物が水と接触した場合に活性な酸素を生成するいかなる化合物も指す。本明細書で使用するのに好適な、過酸化水素の水溶性の発生源には、過炭酸塩、予め形成された過カルボン酸、過ケイ酸塩、過硫酸塩、過ホウ酸塩、有機及び無機過酸化物、及び/又はヒドロペルオキシドが挙げられる。
本明細書に使用するのに好適な塩素放出成分は、アルカリ金属の次亜塩素酸塩又はジクロロイソシナヌル酸塩である。有利に、本発明の洗濯添加剤は前記漂白成分の存在下で安定であり、他の次亜塩素酸化合物も本明細書に使用してもよく、次亜塩素酸カルシウム及びマグネシウムから選択することができる。好ましいのは、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム及び次亜塩素酸カルシウムである。
【0092】
漂白活性化剤
過酸素漂白剤を含む本発明の洗濯添加剤は、さらに漂白活性化剤又はその混合物を含んでもよい。「漂白活性化剤」とは、本明細書では過酸化水素のような過酸素漂白剤と反応して、過酸を形成する化合物を意味する。従って、過酸は活性化された漂白剤を構成する。本明細書で使用するのに好適な漂白活性化剤には、エステル類、アミド類、イミド類、又は無水物の部類に属するものが挙げられる。この種の好適な化合物の例は、英国特許GB1,586,769及びGB2,143,231に開示されており、小球形態に成形する方法は、欧州公開特許EP−A−62523に記載されている。本明細書で使用するのに好適なかかる化合物の例としては、例えば、米国特許第4,818,425号に記載されるようなテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ナトリウム3,5,5トリメチルヘキサノイルオキシベンゼンスルホネート、ジペルオキシドデカン酸、及び米国特許第4259201号に記載されるペルオキシアジピン酸のノニルアミド、及びn−ノナノイルオキシベンゼンスルホネート(NOBS)が挙げられる。置換又は非置換ベンゾイルカプロラクタム、オクタノイルカプロラクタム、ノナノイルカプロラクタム、ヘキサノイルカプロラクタム、デカノイルカプロラクタム、ウンデセノイルカプロラクタム、ホルミルカプロラクタム、アセチルカプロラクタム、プロパノイルカプロラクタム、ブタノイルカプロラクタム、ペンタノイルカプロラクタム又はこれらの混合物から成る群から選択されるN−アシルカプロラクタム類も好適である。関心のある漂白活性化剤の特別のファミリーが、欧州特許EP 624 154で開示されたが、そのファミリーにおいて特に好ましいのは、アセチルトリエチルシトレート(ATC)である。アセチルトリエチルシトレートは、最終的にクエン酸及びアルコールに分解するため環境に優しいという利点を有する。さらに、アセチルトリエチルシトレートは保存の際、組成物において良好な加水分解安定性を有する効果的な漂白活性化剤である。最後に、それは洗濯添加剤への良好な結合力を提供する。
【0093】
金属含有漂白触媒
任意構成成分として漂白剤を含有する本明細書で記載される洗濯添加剤は、好ましい構成成分として金属含有漂白触媒を付加的に含有してもよい。好ましくは金属含有漂白触媒は、遷移金属含有漂白触媒であり、さらに好ましくはマンガン又はコバルト−含有漂白触媒である。
本発明の洗濯添加剤は有効量の漂白触媒を含んでもよい。「有効量」という用語は「どのような比較若しくは使用条件が用いられようと、洗濯添加剤若しくは方法により酸化されることが求められる物質の少なくとも部分的な酸化を生じるのに十分である、本発明の洗濯添加剤中、又は本発明の方法に従っての使用中に存在する遷移金属漂白触媒の量」として定義される。
【0094】
好ましくは本発明の洗濯添加剤は、本明細書において以下で記載する漂白触媒を、洗濯添加剤の1ppb(0.0000001重量%)から、さらに好ましくは100ppb(0.00001重量%)から、さらに一層好ましくは500ppb(0.00005重量%)から、尚さらに好ましくは1ppm(0.0001重量%)から、99.9%まで、さらに好ましくは50重量%まで、さらに一層好ましくは5重量%まで、尚さらに好ましくは500ppm(0.05重量%)まで含む。
漂白触媒の好適なタイプは、銅陽イオン、鉄陽イオンのような定義される漂白触媒の活性の重金属陽イオン、亜鉛陽イオン又はアルミニウム陽イオンのような漂白触媒の活性をほとんど又は全く有さない補助的金属陽イオン、並びに触媒陽イオン及び補助的金属陽イオンに対して定義される安定性定数を有する金属イオン封鎖剤、特に、エチレンジアミン四酢酸、エチレンジアミンテトラ(メチレンリン酸)及びその水溶性塩を含む触媒である。かかる触媒は米国特許第4,430,243号に開示されている。
好ましい漂白触媒の種類には、マンガン系又はコバルト系の錯体が挙げられる。
【0095】
殺菌剤
本発明の組成物の別の好ましい成分は、殺菌剤である。有機酸、四級アンモニウム化合物、抗菌性精油若しくはその活性物質、又はこれらの混合物のような好適な既知の殺菌剤を本明細書に使用してもよい。
好ましくは、殺菌剤には有機酸、抗菌性精油若しくはその活性物質、又はこれらの混合物が包含される。好ましい有機酸としてはクエン酸、酒石酸、サリチル酸、乳酸及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書での使用に好適な抗菌性精油は、抗菌作用を示す精油である。本明細書で使用する時「精油の活性物質」とは抗菌作用を示す精油又は天然抽出物のあらゆる構成成分を指す。前記抗菌性精油及びその活性物質はタンパク質変性剤として働くと考えられている。又、前記抗菌性油及びその活性物質は、いかなる表面の殺菌に使用される場合でも、それらを含む組成物の安全性に寄与する化合物である。前記抗菌性精油及びその活性物質のもう一つの利点は香料を添加しなくてもそれらを含む組成物に芳香を付与することである。
【0096】
かかる抗菌性精油としてはタイム、レモングラス、柑橘類、レモン、オレンジ、アニス、クローブ、アニスシード、松、桂皮、ゼラニウム、バラ、ミント、ラベンダー、シトロネラ、ユーカリ、ペパーミント、カンファー、アジョワン、ビャクダン、ローズマリー、クマツヅラ、フリーグラス(fleagrass)、レモングラス、ラタニア、シダー、オレガノ、ヒノキ、プロポリス抽出物及びこれらの混合物から得られる精油が挙げられるがこれらに限定されない。本明細書で使用される好ましい抗菌性精油は、タイム油、丁子油、桂皮油、ゼラニウム油、ユーカリ油、ペパーミント油、シトロネラ油、アジョワン油、ミント油、オレガノ油、プロポリス、ヒノキ油シダー(cypressus oil ceda)、ニンニク抽出物又はこれらの混合物である。
【0097】
本明細書で使用される精油の活性物質としてはチモール(例えばタイム、アジョワンに存在する)、オイゲノール(例えば桂皮及びクローブに存在する)、メントール(例えばミントに存在する)、ゲラニオール(例えばゼラニウムやバラ、シトロネラに存在する)、ベルベノン(例えばクマツヅラに存在する)、ユーカリプトール及びピノカルボン(例えばユーカリに存在する)、セドロール(例えばシダーに存在する)、アネトール(例えばアニスに存在する)、カルバクロール、ヒノキチオール、ベルベリン、フェルラ酸、ケイ皮酸、メチルサリチル酸、サリチル酸メチル、テルピネオール、リモネン及びこれらの混合物が挙げられるが、これに限定されない。本明細書で使用されるのに好ましい精油の活性物質はチモール、オイゲノール、ベルベノン、ユーカリプトール、テルピネオール、ケイ皮酸、メチルサリチル酸、リモネン、ゲラニオール、アジョレン(ajolene)又はこれらの混合物である。
【0098】
チモールは、例えばアルドリッチ(Aldrich)から市販されており、 オイゲノールは例えばマンハイマー社(Manheimer Inc.)シグマ・システムズ−バイオインダストリーズ(Sigma, Systems − Bioindustries)(SBI)から市販されている。
典型的には、抗菌性精油又はその活性物質又はこれらの混合物は、全組成物の重量の少なくとも0.001%、好ましくは0.006%〜10%、更に好ましくは0.01%〜8%、最も好ましくは0.03%〜3%の濃度で組成物中に含まれる。
【0099】
前記抗菌性精油若しくはその活性物質又はその混合物を過酸素漂白剤と1つの成分に組み合わせると、前記組成物で処理した表面に卓越した即効性の殺菌特性だけでなく、長期持続性のある殺菌特性も付与することが見出されている。実際、過酸素漂白剤及び前記精油/活性物質は前記組成物で処理された表面上に吸着し、その結果ある時間、典型的には表面が前記組成物で処理された48時間後までにわたり微生物の汚染を減少又は防止さえし、それにより長期持続性のある殺菌を付与すると考えられる。換言すれば、前記活性成分のマイクロフィルムが前記組成物で処理された表面上に付着することで、長時間にわたり微生物再汚染からの保護を可能にすると考えられる。有利に、この長期持続的殺菌の利益は、高度に希釈された条件すなわち1:100(組成物:水)からの希釈濃度までで使用された時でさえ、過酸素漂白剤及び抗菌性精油/活性物質を含む本発明の組成物で得られる。
【0100】
卓越した長期持続性のある殺菌は、本明細書に記載している過酸素漂白剤及び抗菌性精油又は活性物質を含む組成物で表面を処理することによって種々の微生物に対して得られ、例えば黄色ブドウ球菌のようなグラム陽性菌、緑膿菌のようなグラム陰性菌並びに カンジダ・アルビカンスのような真菌等を前記組成物で処理された表面上で減少させ、又は防止さえする。
【0101】
本発明に基づく組成物の長期持続性の殺菌特性は前記組成物の殺菌能力によって測定することができる。組成物の長期持続性殺菌作用を評価するのに好適な試験法は次の通りである。第一に、試験対象とする表面(例えばガラス)を、本発明に基づく組成物によって処理し、それとは別個に、例えば精製水からなる陰性対照など、比較対照組成物で処理する(例えば、組成物を直接表面に噴霧するか、組成物をまずスポンジに噴霧した後にそれで表面を洗浄するか、本明細書における組成物が拭き取り用品の形状で提供される場合はそれで表面を拭く)。一定期間(変更可能、例えば24時間)後に、各表面にそれぞれ細菌を接種し(106−7cfu/スライド)、例えばTSB(トリプトン大豆ブイヨン)内で培養し、典型的には数秒から2時間放置した後、残存する生存細菌数を計測する。その後、生存細菌を(もしあれば)表面から回収し(TSA+中和剤プレートを接触させることにより、及び細菌を中和したブイヨンに再び浮遊させ、それを寒天にプレーティングすることにより)、適温、例えば37℃でインキュベートし、典型的には一晩放置して成育させる。最後に、本発明に基づく組成物で処理した表面及び比較対照組成物で処理した表面で認められる培養菌及び/又はその希釈液(例えば10−2又は10−1)を並べて比較することにより、生存細菌を目視評価する。
【0102】
本発明の特定の実施形態においては、前記組成物に所望される最終用途に応じて前記組成物が任意構成成分として、本発明の組成物の抗微生物/抗菌活性にさらに寄与する他の抗菌化合物をさらに含んでもよい。かかる抗菌性構成成分には、エチルパラベン、プロピルパラベン、メチルパラベン、グルタルアルデヒドのようなパラベン又はこれらの混合物が包含される。
【0103】
酵素
酵素は任意であるが、本明細書に開示する洗濯添加剤の好ましい成分である。存在する場合、前記酵素は、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、グルコ−アミラーゼ、アミラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ又はこれらの混合物から成る群から選択される。
好ましい酵素には、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、ペルオキシダーゼ、クチナーゼ及び/又は1つ以上の植物細胞壁分解酵素と併用したセルラーゼが挙げられる。
【0104】
本発明で使用可能なセルラーゼには、細菌のセルラーゼ又は真菌のセルラーゼの双方が挙げられる。好ましくは、それらは5と12の間のpH至適性及び50CEVU(セルロースの粘度単位)を超える活性を有する。好適なセルラーゼは、それぞれヒュミコーラインソレン(Humicola insolens)、トリコデルマ(Trichoderma)、チーラビア(Thielavia)及びスポロトリカム(Sporotrichum)から生成した真菌セルラーゼが米国特許第4,435,307号(バルベスゴード(Barbesgoard)ら)、J61078384号及びWO96/02653号に開示されている。欧州特許第739,982号は、新規バチルス種から単離されたセルラーゼ類を記載している。好適なセルラーゼは、英国特許出願第2.075.028号、英国特許出願第2.095.275号、ドイツ特許−OS−第2.247.832号及びWO95/26398号にも記載されている。
【0105】
かかるセルラーゼの例は、ヒュミコーラインソレン(Humicola insolens)(Humicola grisea var. thermoidea)の株、特にヒュミコーラ(Humicola)株DSM1800により生成されるセルラーゼである。その他の好適なセルラーゼは、ヒュミコーラインソレン(Humicola insolens)に源を発し、50KDaの分子量、5.5の等電点を有し415のアミノ酸を含有するセルラーゼ、及びヒュミコーラインソレン(Humicola insolens)、DSM1800に由来し、セルラーゼ活性を示す43kDのエンドグルカナーゼであり、好ましいエンドグルカナーゼ成分は、PCT公開特許WO91/17243号に開示されているアミノ酸配列を有する。又、好適なセルラーゼは、WO94/21801号(1994年9月29日公開、ジェネンコール(Genencor))に記載されているトリコデルマロンギブラチアタム(Trichoderma longibrachiatum)のEGIIIセルラーゼである。
【0106】
特に好適なセルラーゼは、色彩維持の利益を有するセルラーゼである。かかるセルラーゼの例は、欧州特許出願第91202879.2号(1991年11月6日出願、ノボ(Novo)に記載されているセルラーゼである。ケアザイム(Carezyme)(登録商標)及びセルザイム(Celluzyme)(登録商標)(ノボノルディスクA/S(Novo Nordisk A/S))が特に有用である。WO91/17244号及びWO91/21801号も参照のこと。布の手入れ及び/又は清浄特性のために好適なその他のセルラーゼは、WO96/34092号、WO96/17994号及びWO95/24471号に記載されている。
【0107】
前記セルラーゼは通常、洗濯添加剤の0.0001重量%〜2重量%の酵素有効分の濃度で洗濯添加剤に組み入れられる。
ペルオキシダーゼ酵素は、酸素供給源、例えば、ペルカーボネート、ペルボレート、ペルサルフェート、過酸化水素などと組み合わせて使用される。それらは、「溶液漂白」のため、すなわち、洗浄操作中に基材から除かれた染料又は色素が洗浄溶液中のその他の基材に移行するのを妨げるために使用される。ペルオキシダーゼ酵素は既知であり、例えば、西洋わさびのペルオキシダーゼ、リグニナーゼ、並びにクロロ−及びブロモ−ペルオキシダーゼのようなハロペルオキシダーゼが挙げられる。ペルオキシダーゼ含有の洗浄性洗濯添加剤は、例えば、PCT公開特許WO89/099813号、WO89/09813号及び欧州特許出願EP第91202882.6号(1991年11月6日出願)及び同第96870013.8号(1996年2月20日出願)に記載されている。ラッカーゼ酵素も好適である。
【0108】
好ましい増強剤は、置換されたフェンチアジン及びフェノキサシン10−フェノチアジンプロピオン酸(PPT)、10−エチルフェノチアジン−4−カルボン酸(EPC)、10−フェノキサジンプロピオン酸(POP)及び10−メチルフェノキサジン(WO94/12621号に記載されている)、並びに置換されたシリンゲート類(C3〜C5置換されたアルキルシリンゲート)及びフェノール類である。過炭酸ナトリウム又は過ホウ酸ナトリウムが過酸化水素の好ましい供給源である。
前記セルラーゼ及び/又はペルオキシダーゼは通常、洗濯添加剤の0.0001重量%〜2重量%の酵素有効分の濃度で洗濯添加剤に組み入れられる。
【0109】
本発明の洗濯添加剤に包含することができるその他の好ましい酵素には、リパーゼが挙げられる。洗剤用途に好適なリパーゼ酵素は、英国特許第1,372,034号で開示されている、シュードモナススタツ(Pseudomonas stutzeri)よりATCC19.154号のようなシュードモナス群の微生物により生成されるものが挙げられる。好適なリパーゼには、微生物のシュードモナスフルオレセント(Pseudomonas fluorescent)IAM 1057により生成される、リパーゼの抗体によって陽性の免疫的交差反応を示すものが挙げられる。このリパーゼは、以後「アマノ−P」と呼ばれる商品名リパーゼP「アマノ」で、天野製薬株式会社(日本、名古屋)から入手可能である。その他の好適な市販リパーゼには、アマノ−CES(Amano−CES)、クロモバクタービスコスム(Chromobacter viscosum)由来リパーゼ、例えば、トウキョウジョウゾウ社(Toyo Jozo Co.)(日本、タガタ)から販売されているクロモバクタービスコスム変異リポリチカム(Chromobacter viscosum var. lipolyticum)NRRLB3673; 米国のバイオケミカル社(Biochemical Corp.)及びオランダのジソインス社(Disoynth Co.)から販売されているクロモバクタービスコスム(Chromobacter viscosum)リパーゼ及びシュードモナスグラジオリ(Pseudomonas gladioli)由来リパーゼが挙げられる。特に好適なリパーゼは、極めて有効であることが判っているM1リパーゼ(登録商標)、リポマックス(Lipomax)(登録商標)(ギスト−ブロケード(Gist−Brocades))、並びにリポラーゼ(Lipolase)(登録商標)及びリポラーゼウルトラ(登録商標)(ノボ(Novo))のようなリパーゼである。ノボノルディスクによる欧州特許第258,068号、WO92/05249号及びWO95/22615号、並びにユニリーバ(Unilever)によるWO94/03578号、WO95/35381号及びWO96/00292号に記載される脂肪分解酵素も好適である。
【0110】
リパーゼの特殊な種類、すなわち、界面の活性化を必要としないリパーゼとみなすことができるクチナーゼ[EC3.1.1.50]も好適である。クチナーゼの洗濯添加剤への添加は、例えば、PCT国際公開特許出願WO−A−88/09367号(ジェネンコール(Genencor))、PCT国際公開特許WO90/09446号(プラント・ジェネティックシステム(Plant Genetic System))、並びにPCT国際公開特許WO94/14963号及びPCT国際公開特許WO94/14964号(ユニリーバ(Unilever))に記載されている。
リパーゼ及び/又はクチナーゼは通常、洗濯添加剤の0.0001重量%〜2重量%の酵素有効分の濃度で洗濯添加剤に組み入れられる。
【0111】
好適なプロテアーゼは、特定の株スブチリス(B.subtilis)及びリチェニクオルミス(B.licheniformis)から得られるスブチリシンである(スブチリシンBPN及びBPN’)。好適なプロテアーゼの一つは、バチルスの株から得られ、8〜12のpH範囲を通して最大活性を有し、デンマークのノボ社(Novo Industries A/S)、以後「ノボ」により開発され、エスペラーゼ(ESPERASE)(登録商標)として販売されている。この酵素及び類似酵素の調製は、ノボへの英国特許第1,243,784号に記載されている。その他の好適なプロテアーゼには、ノボのアルカラス(ALCALAS)E(登録商標)、デュラジイ(DURAZY)M(登録商標)及びサビナス(SAVINAS)E(登録商標)、並びにギスト−ブロケイド(Gist−Brocades)のマクサタス(MAXATAS)E(登録商標)、マクサカル(MAXACAL)(登録商標)、プロペラス(PROPERAS)E(登録商標)及びマクサペム(MAXAPEM)(登録商標)(タンパク工学操作されたマクサカル)が挙げられる。タンパク分解酵素は、1987年4月28日に出願された欧州特許出願出願番号第87 303761.8号(特に、17、24及び98ページ)に記載されるもののような、本明細書では「プロテアーゼB」と呼ばれる改変された細菌のセリンプロテアーゼ、及び欧州特許出願第199,404号(1986年10月29日公開、ベネガス(Venegas))にあり、本明細書では「プロテアーゼA」と呼ばれる改変されたセリンタンパク分解酵素も包含する。好適なのは、本明細書で「プロテアーゼC」と呼ばれるものであり、それはバチルス(Bacillus)のアルカリ性セリンプロテアーゼの変異体であり、27位でリジンがアルギニンと入れ替わり、104位でチロシンがバリンと入れ替わり、123位でセリンがアスパラギンと入れ替わり、274位でアラニンがスレオニンと入れ替わっている。プロテアーゼCは、欧州特許90915958:4に記載されており、1991年5月16日に発行されたPCT国際公開特許WO91/06637号に対応している。一般的に、変性変異型である特定のプロテアーゼCも本明細書に包含される。
【0112】
「プロテアーゼD」といわれる好ましいプロテアーゼは、天然には見い出されないアミノ酸配列を有するカルボニルヒドロラーゼの変異体であり、WO95/10591号及び米国特許出願番号第08/322,677号(1994年10月13日出願)を有するゴーシュ(Ghosh)らの特許出願、「プロテアーゼ酵素を含む漂白組成物」に記載されるように、前記カルボニルヒドロラーゼにおける+76に相当する部位での、好ましくは、バチルス・アミロリクファチエン(Bacillus amyloliquefaciens)のスブチリシンの番号付けに基づいた+99、+101、+103、+104、+107、+123、+27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、+166、+195、+197、+204、+206、+210、+216、+217、+218、+222、+260、+265、及び/又は+274から成る群から選択されたものに相当する1つ以上のアミノ酸残基部位との組み合わせで、複数のアミノ酸残基に対して異なったアミノ酸を置換することにより、前駆体のカルボニルヒドロラーゼに由来する。
【0113】
また、本発明に好適なのは、特許出願、欧州特許第251,446号及びWO91/06637号に記載されているプロテアーゼ、WO91/02792号に記載されているプロテアーゼBLAP(登録商標)、及びWO95/23221号に記載されているそれらの変異体である。
ノボ(Novo)のWO93/18140A号に記載されているバチルス(Bacillus )spsp.NCIMB40338から生じる高pHプロテアーゼも参照すること。プロテアーゼ、1以上のその他の酵素、及び可逆的プロテアーゼ阻害剤を含む酵素的洗剤は、ノボ(Novo)のWO92/03529A号に記載されている。所望であれば、吸着を減らし、加水分解を高めたプロテアーゼは、プロクター&ギャンブル(Procter & Gamble)のWO95/07791号に記載されるように入手可能である。本明細書で好適な洗剤のための組換えのトリプシン様プロテアーゼは、ノボ(Novo)へのWO94/25583号に記載されている。その他の好適なプロテアーゼは、ユニリーバ(Unilever)による欧州特許516200号に記載されている。
【0114】
その他の好ましいプロテアーゼ酵素には、天然には見い出されないアミノ酸配列を有するカルボニルヒドロラーゼの変異体であり、前駆体カルボニルヒドロラーゼの複数のアミノ酸残基の異なったアミノ酸残基による置換によって誘導されたプロテアーゼ酵素が挙げられ、その際、前駆体酵素の+210位に相当する位置で以下の残基、バチルスアミロリクファチエン(amyloliquefaciens)からの天然に生じるスブチリシンに相当して番号が付けられた+33、+62、+67、+76、+100、+101、+103、+104、+107、+128、+129、+130、+132、+135、+156、+158、+164、+166、+167、+170、+209、+215、+217、+218及び+222、又はその他のカルボニルヒドロラーゼ若しくはスブチリシン(例えば、バチルスレンタススブチリシン(Bacillus lentus subtilisin))に相当するアミノ酸残基の1つ以上との組み合わせで複数のアミノ酸残基が置換されている。この種の好ましい酵素には、+210、+76、+103、+104、+156、及び+166の位置変化を有する酵素が挙げられる。
【0115】
タンパク分解酵素は、洗濯添加剤の0.0001重量%〜2重量%、好ましくは0.001重量%〜0.2重量%、さらに好ましくは0.005重量%〜0.1重量%の純粋な酵素の濃度にて、本発明の洗濯添加剤に組み入れられる。
【0116】
炭水化物が基になったシミの除去にアミラーゼ(α及び/又はβ)を含むことができる。PCT国際公開特許WO94/02597(1994年2月3日公開、ノボノルディスクA/S)は、変異アミラーゼを含む清浄用組成物を記載している。PCT国際公開特許WO95/10603(1995年4月20日公開、ノボノルディスク)も参照のこと。清浄用組成物での使用で既知であるその他のアミラーゼには、α−及びβ−アミラーゼの両方が挙げられる。α−アミラーゼは既知であり、米国特許第5,003,257号、欧州特許252,666号、PCT国際公開特許WO91/00353、フランス特許第2,676,456号、欧州特許第285,123号、欧州特許第525,610号、欧州特許第368,341号、及び英国特許明細書番号第1,296,839号(ノボ)に記載されるものが挙げられる。その他の好適なアミラーゼは、WO94/18314号(1994年8月18日公開)及びWO96/05295号(1996年2月22日公開、ジェネンコール)に記載される安定性を高めるアミラーゼ、及びWO95/10603号(1995年4月公開)で開示された、ノボノルディスクA/Sから入手可能な直接の親における追加の改変を有するアミラーゼ変異体である。又、好適なのは、欧州特許第277,216号、WO95/26397号及びWO96/23873号(すべてノボノルディスクによる)に記載されるアミラーゼである。
【0117】
市販されているα−アミラーゼ製品の例には、ゲネンコール(Genencor)のピュラフェクトOx Am(Purafect Ox Am)(登録商標)及びデンマークのノボノルディスク(Novo Nordisk A/S)のターマミル(Termamyl)(登録商標)、バン(Ban)(登録商標)、フンガミル(Fungamyl)(登録商標)及び デュラミル(Duramyl)(登録商標)、ナタラーゼ(Natalase)(登録商標)がある。WO−A−95/26397号は、その他の好適なアミラーゼについて記述しており、それは、フェイドバス(Phadebas)(登録商標)α−アミラーゼ活性試験により測定するとき、25℃〜55℃の温度範囲及び8〜10のpH範囲において、ターマミル(Termamyl)(登録商標)の特異的活性より少なくとも25%高い特異的活性を有することを特徴とするα−アミラーゼである。好適なのは、前記酵素の変異体であり、PCT国際公開特許WO96/23873号(ノボノルディスク(Novo Nordisk))に記載されている。活性レベル及び熱安定性と高い活性レベルの組み合わせに関して改善された特性を持つその他のデンプン分解酵素は、PCT国際公開特許WO95/35382号に記載されている。
【0118】
好ましいアミラーゼ酵素には、PCT国際公開特許WO95/26397号及びノボノルディスクによる同時係属出願PCT/DK96/00056号に記載されているものが挙げられる。
デンプン分解酵素は、洗濯添加剤の0.0001重量%〜2重量%、好ましくは0.00018重量%〜0.06重量%、さらに好ましくは0.00024重量%〜0.048重量%の純粋な酵素の濃度にて本発明の洗濯添加剤に組み入れられる。
特に好ましい実施形態では、本発明の洗浄性洗濯添加剤は、アミラーゼ酵素、特に、相補的アミラーゼとの組み合わせで、PCT国際公開特許WO95/26397号及びノボノルディスク(Novo Nordisk)による同時係属出願PCT/DK96/00056号に記載されるものを含む。
【0119】
「相補的」によって洗浄目的に好適な1つ以上のアミラーゼの添加を意味する。相補的アミラーゼ(α及び/又はβ)の例を以下に記載する。PCT国際公開特許WO94/02597号及びPCT国際公開特許WO95/10603号(ノボノルディスク)は、突然変異型アミラーゼを組み入れる清浄用組成物を記載している。清浄用組成物での使用で既知であるその他のアミラーゼには、α−及びβ−アミラーゼの両方が挙げられる。α−アミラーゼは既知であり、米国特許第5,003,257号、欧州特許252,666号、PCT国際公開特許WO/91/00353号、フランス特許第2,676,456号、欧州特許第285,123号、欧州特許第525,610号、欧州特許第368,341号、及び英国特許明細書番号第1,296,839号(ノボ)に記載されるものが挙げられる。その他の好適なアミラーゼは、PCT国際公開特許WO94/18314号及びPCT国際公開特許WO96/05295号(ジェネンコール)に記載される安定性を高めるアミラーゼ、並びにPCT国際公開特許WO95/10603号で開示された、ノボノルディスクA/Sから入手可能な直接の親における追加の改変を有するアミラーゼ変異体である。又、好適なアミラーゼは、欧州特許277,216号(ノボノルディスク)にも記載されている。市販されているα−アミラーゼ製品の例には、ゲネンコール(Genencor)のピュラフェクトOx Am(Purafect Ox Am)(登録商標)及び デンマークのノボノルディスク(Novo Nordisk A/S)のターマミル(Termamyl)(登録商標)、バン(Ban)(登録商標)、フンガミル(Fungamyl)(登録商標)及び デュラミル(Duramyl)(登録商標)がある。WO−A−95/26397号は、その他の好適なアミラーゼについて記述しており、それは、フェイドバス(Phadebas)(登録商標)α−アミラーゼ活性試験により測定するとき、25℃〜55℃の温度範囲及び8〜10のpH範囲において、ターマミル(Termamyl)(登録商標)の特異的活性より少なくとも25%高い特異的活性を有することを特徴とするα−アミラーゼである。
【0120】
好適なのは、前記酵素の変異体であり、PCT国際公開特許WO96/23873号(ノボノルディスク)に記載されている。活性レベル及び熱安定性と高い活性レベルの組み合わせに関して改善された特性を持つその他のデンプン分解酵素は、PCT国際公開特許WO95/35382号に記載されている。本発明のために好ましい相補的アミラーゼは、PCT国際公開特許WO94/18314号、PCT国際公開特許WO96/05295号に記載され、ジェネンコールにより販売されている、商品名、プラフェクト(Purafect)Ox Am(登録商標)、ノボノルディスクからすべて入手可能なターマミル(Termamyl)(登録商標)、フンガミル(Fungamyl)(登録商標)、バン(登録商標)ナタラーゼ(Natalase)(登録商標)、及びドラミル(Duramy)l(登録商標)、並びにギスト−ブロケイド(Gist−Brocades)によるマクサミル(Maxamyl)(登録商標)のもとで販売されているアミラーゼである。
【0121】
前記相補的アミラーゼは、一般に、洗濯添加剤の0.0001重量%〜2重量%、好ましくは0.00018重量%〜0.06重量%、さらに好ましくは0.00024重量%〜0.048重量%の純粋な酵素の濃度にて、本発明の洗濯添加剤に組み入れられる。好ましくは、特異的アミラーゼと相補的アミラーゼの純粋な酵素の重量比は、9:1〜1:9の間、さらに好ましくは4:1〜1:4の間、及び最も好ましくは2:1と1:2の間で構成される。
【0122】
前述の酵素は、例えば、植物、動物、細菌、真菌及び酵母起源のように好適な起源のいずれであってもよい。起源はさらに、中温性又は好極端性(低温好性、低温栄養性、好温性、傾圧性、好アルカリ性、好酸性、好塩性など)であることができる。このような酵素の精製された形態又は精製されていない形態を使用してもよい。天然の酵素の突然変異体も定義によって包含される。例えば、天然の酵素のタンパク質工学及び/又は遺伝子工学、化学的及び/又は物理的改変によって変異体を得ることができる。酵素の産物に関与する遺伝物質がクローニングされている一般的な方法も同様に、宿主生物を介した酵素の発現である。
前記酵素は通常、洗濯添加剤の0.0001重量%〜2重量%の酵素有効分の濃度で本明細書の洗濯添加剤に組み入れられる。酵素は、別々の単一成分(1つの酵素を含有する小球、顆粒状、安定化した液体など)、又は2つ以上の酵素の混合物として(例えば、一緒に造粒して)加えることができる。
【0123】
加えることができるその他の好適な洗剤成分は、酵素酸化スカベンジャーであり、同時係属欧州特許出願第92870018.6号(1992年1月31日出願)に記載されている。かかる酵素酸化スカベンジャーの例は、エトキシ化されたテトラエチレンポリアミン類である。
【0124】
酵素物質の範囲及び合成洗剤組成物へのそれらの組み込み手段は、WO93/07263A号及びWO93/07260A号(ジェネンコール・インターナショナル(Genencor International))、WO89/08694A号(ノボ(Novo))、並びに米国特許第3,553,139号(1971年1月5日発行、マッカーティ(McCarty)ら)にも記載されている。酵素はさらに、米国特許第4,101,457号(1978年7月18日発行、プレイス(Place)ら)、及び米国特許第4,507,219号(1985年3月26日発行、ヒューズ(Hughes)ら)に記載されている。液状の洗剤配合に有用な酵素物質及びかかる配合へのそれらの組み入れは、米国特許第4,261,868号(1981年4月14日発行、ホラ(Hora)ら)に記載されている。洗剤で使用するための酵素は、種々の技術で安定化することができる。酵素の安定化技術は、米国特許第3,600,319号(1971年8月17日発行、ゼドゲ(Gedge)ら)、欧州特許第199,405号及び欧州特許第200,586号(1986年10月29日、ベネガス(Venegas))に開示されており、例示されている。酵素の安定化システムは、例えば、米国特許US3,519,570にも記載されている。プロテアーゼ、キシラナーゼ及びセルラーゼを提供する有用な(Bacillus sp.)AC13は、WO94/01532A号(ノボ(Novo))に記載されている。
【0125】
布地の処理方法
染色された布地を本発明に従って洗浄する方法は、従来の洗剤組成物を洗浄水槽に希釈、溶解又は分散する工程と、本発明による洗濯添加剤用小袋を洗浄水に添加する工程と、続いて前記の染色された布地を前記洗浄水に接触させる工程を含む。
「実質的に希釈、溶解又は分散される」は、本明細書においては、前記従来の洗濯洗剤の少なくとも50%、好ましくは少なくとも80%、より好ましくは少なくとも90%、さらにより好ましくは少なくとも95%、さらにより好ましくは少なくとも98%、及び最も好ましくは少なくとも99%が、本発明による方法によって形成される水性槽に希釈、溶解又は分散されることを意味する。
【0126】
本明細書で使用する時、「槽」という用語は、水、従来の洗剤組成物及び本発明の小袋に好適な全ての容器と定義する。かかる容器は、例えば浴槽又はバケツである。或いは、容器は洗濯機でもよい。この実施形態において、従来の洗剤組成物は洗濯機の小出し装置を用いて、又は洗濯機のドラムに直接投入することによって洗濯機に投入される。小袋は洗濯機のドラムに直接投入される。より好ましくは、従来の洗濯洗剤及び小袋は双方とも洗濯機のドラムに直接投入される。 「従来の洗剤組成物」は、本明細書においては、市場で現在入手可能な洗濯洗剤を意味する。好ましくは、前記従来の洗濯洗剤組成物は少なくとも1つの界面活性剤を含む。前記洗濯洗剤組成物は、粉末、液体又は錠剤として配合されて良い。好適な洗濯洗剤組成物は、例えば、ダッシュフュテール(DASH futur)(登録商標)、ダッシュリキッド(DASH liquid)(登録商標)、アリエール錠剤(ARIEL tablets)(登録商標)及びアリエール(ARIEL)(登録商標)又はタイド(TIDE)(登録商標)の商標名で販売されているその他の製品である。
【0127】
(実地例)
次に示すのは、本発明による洗濯添加剤用小袋の例である。ただし、これらの例は何の限定も意味しない。
A]空隙を画定する木綿糸から製造された小袋で、当該空隙が10gの非水溶性顆粒架橋PVNOを含有する小袋。
B]空隙を画定するポリエチレン繊維(PET)の不織布ウェブから製造された小袋で、当該空隙が10gの非水溶性顆粒架橋PVNO及び2gの顆粒クエン酸を含有する小袋。
C]空隙を画定するポリエチレン繊維(PET)の不織布ウェブから製造された小袋で、当該空隙が8gのグリシジルトリメチルアンモニウムクロリド及び0.2gのHEDPを含浸させた木綿シートを含有する小袋。グリシジルトリメチルアンモニウムクロリド及びHEDPは、液体形態で木綿シートに適用された。
D]空隙を画定するポリエチレン繊維(PET)の不織布ウェブから製造された小袋で、当該空隙が6gの非水溶性顆粒架橋PVNO、2gのドバノール(Dobanol)91−8(非イオン性界面活性剤)及び10gの顆粒状過炭酸ナトリウム漂白剤を含有する小袋。ドバノール(Dobanol)91−8は、液体形態で使用され、顆粒PVNO上で使用される。過炭酸ナトリウムは、界面活性剤がPVNO上に適用され、乾燥された後で、洗濯添加剤組成物に加えられる。

Claims (16)

  1. 小袋が空隙を画定し、洗濯添加剤が、当該空隙に入れられると共に染料吸収剤及び/又は汚れ結合剤を含む洗濯添加剤用小袋。
  2. 小袋が透水性及び非水溶性である請求項1に記載の洗濯添加剤用小袋。
  3. 染料吸収及び汚れ結合剤が、汚れ若しくは染料又はその双方を不可逆的に結合する化合物である請求項1又は2に記載の洗濯添加剤用小袋。
  4. 小袋が、合成、人工及び/又は天然繊維の織物又は不織布のウェブから製造される請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  5. 小袋が、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、セルロース、セルロース誘導体及びこれらの混合物から成る群から選択される繊維から製造される請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  6. 染料吸収剤及び汚れ結合剤が、エトキシ化陽イオン性ジアミン、エトキシ化陽イオン性ポリアミン、エトキシ化陽イオン性アミンポリマー、マレイン酸/アクリル酸ポリマー/コポリマー、ホスホノ末端基を有するポリアクリル酸−マレイン酸コポリマー、四級アンモニウムヒドロキシハロアルキル、エポキシアルキルアンモニウム、ポリ四級アンモニウム、ポリ両性化合物、陽イオン性デンプン、タンパク質、キチン、キトサン、ポリビニルアミン、ポリエチレンイミン、ポリエトキシ化四級硫酸化アミンポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドン−N−オキシド(PVNO)、架橋PVNO(XL−PVNO)、ポリビニルイミダゾール、ポリビニルアルコール、ポリアミン−N−オキシド、PVPPVアミン、アルミン酸マグネシウム、ポリエチレンイミン、ポリビニルオキサゾリドン、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びこれらの混合物から成る群から選択される請求項1〜5のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  7. 染料吸収剤が、XL−PVNO、チノフィクスFRD及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1〜6のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  8. 汚れ結合剤がXL−PVNO、1000〜1.000.000の分子量を有するアクリル酸/マレイン酸コポリマー、エトキシ化陽イオン性ジアミン及びこれらの混合物からなる群から選択される請求項1〜7のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  9. 染料吸収剤及び汚れ結合剤がいずれの機能をも果たす化合物である請求項1〜8のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  10. 染料吸収剤及び/又は汚れ結合剤が担体上で支持されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  11. 担体が木綿シートである請求項10に記載の洗濯添加剤用小袋。
  12. 担体及び染料吸収剤が、いかなる不堅牢染料の捕捉も視覚的に指示する請求項10又は11に記載の洗濯添加剤用小袋。
  13. 追加的に水軟化剤を含む請求項1〜12のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  14. 水軟化剤が、イオン交換樹脂、ビルダー、エンクラステーション防止剤及びこれらの混合物から成る群から選択される請求項13に記載の洗濯添加剤用小袋。
  15. 増白剤、漂白剤、漂白活性化剤、漂白触媒、キレート剤、界面活性剤、香料、殺菌剤、酵素及びこれらの混合物をさらに含む請求項1〜14のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋。
  16. 染色された布地を洗浄する方法であって、従来の洗剤組成物を洗浄水槽に希釈、溶解又は分散する工程と、請求項1〜15のいずれか1項に記載の洗濯添加剤用小袋を該洗浄水に添加する工程と、続いて前記の染色された布地を前記洗浄水に接触させる工程を含む方法。
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