JP2004502574A - 枚葉紙印刷機内の乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、枚葉紙印刷機、特に枚葉紙オフセット印刷機内の乾燥装置であって、移動する枚葉紙に空気および/または熱を供給するための装置を有する乾燥装置に関するものである。本発明の課題は、乾燥作用の向上を図るように上記のような乾燥装置を拡張装備することにある。本課題は、本発明により、高電圧電源HVに接続されかつ該電源が枚葉紙印刷機の運転および/または前記枚葉紙Bの長さに応じて高電圧を供給するように設けられた電極Eが、対向電極ともども上記装置に対して配設されることで解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提部分おいて書き部に記載の枚葉紙印刷機内の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
枚葉紙オフセット印刷機内では、印刷される枚葉紙が、胴やドラムにより個々の印刷装置を通って、さらには、最後の印刷装置の通過後、一つないし複数のニス引き装置ならびにその他の仕上げ装置を通って搬送される。チェーン機構により、最後のドラムから排紙装置紙積み部まで枚葉紙の搬送が行なわれる。
【0003】
印刷されたばかりの枚葉紙が、印刷装置間での移送時、さらには、排紙装置ないしニス引き装置と最後の印刷装置との間での移送時に汚れないようにするために、複数の場所に複数の乾燥装置が設けられている。この乾燥装置によって、インキ又はニスの可能な限り素早い乾燥や吸収が得られるため、印刷された枚葉紙面が枚葉紙ガイドプレートあるいはその他存在するパーツに接触しても、印刷面が損なわれ、その結果印刷損紙を発生させたりすることがない。
【0004】
溶剤をベースにした印刷インキないしニスは、乾燥時に溶剤が蒸気を放出する。このような乾燥プロセスは、熱の付与によって溶剤の揮発が速められるため、IR放射源(赤外線放射源)を用いて加速することができる。このような乾燥プロセスは、印刷製品に熱風が加えられれば、さらに速めることができる。というのも、熱が入ることによって被印刷材料から飛び出して来る溶剤蒸気が運び去られることになるからである。このような乾燥プロセスにおいて、最後に、溶剤や水蒸気で飽和した空気も吸引される。これは、特殊な吸引装置を用いて行なわれる。
【0005】
独国特許出願公開第19525453号明細書より、高速で移動する材料ウェブのための乾燥方法が公知となっている。この場合、乾燥装置の他に、さらに付加的に高電圧電源に接続された電極が設けられている。この電極により被印刷材料(高速で移動する材料ウェブ)方向に動かされた電気的な荷電粒子における流れによって、移動するウェブに引きずられた境膜が破壊される。被印刷材料(材料ウェブ)によって引きずられた境膜は、被印刷材料からの溶剤ないし水蒸気の物質移動を妨げ、つまりは、物質移動係数が低減される。高電圧電極を用いた上記の乾燥原理は、高速で移動する材料ウェブの場合にのみ応用可能で、枚葉紙印刷機の場合には、公知の構成を用いることができない。
【0006】
従って、本発明の課題は、上述した欠点を回避しつつ乾燥効果の向上が図れるように、請求項1の前提部分おいて書き部に記載された乾燥装置を拡張することにある。
【0007】
本課題は、請求項1の特徴部分に記載の構成によって解決される。
【0008】
本発明によれば、高電圧電源(HV)に接続されるとともに枚葉紙印刷機の運転状況および/または枚葉紙(B)の長さに応じて該電源によって高電圧が供給される電極(E)が対向電極ともども乾燥装置に対して設けられた構成とされている。熱および風(空気)によって被印刷材料からインキと一緒に解放された蒸気を吸引できる吸引装置が、上記装置に対してさらに設けられていることが好ましい。
【0009】
本発明の一実施形態により、IR放射源として形成された装置が乾燥装置に設けられ、これにより、溶剤を活性化する波長に的を絞ってインキ層および/またはニス層ともども被印刷材料に供給が行なわれることが好ましい。
【0010】
本発明のこの実施形態によれば、移動する枚葉紙が、IR放射源により溶剤だけが加熱されるような或る波長で照射を受けるように構成されている。枚葉紙表面に対してわずかに離間して配置されるとともにIR放射源に対して枚葉紙移動方向下流側に設けられた電極を通して、枚葉紙表面上方の層流の空気層を破壊することによって物質移動係数が高められ、これが溶剤物質を搬出(吸引)する作用を及ぼす。予熱された空気流をさらに加えることによって、被印刷材料からの溶剤のガス放出がさらに容易となり、それと同時に溶剤/水の充満した空気が運び去られる。結局、然るべき装置を用いることにより、溶剤/水の充満した空気が乾燥装置の領域から、そして、ひいては印刷機から吸引される。
【0011】
本発明により対向電極とともに電極によって拡張装備された乾燥装置は、枚葉紙オフセット印刷機の内部の複数箇所に設置することができる。このとき、印刷速度および/または枚葉紙の長さ(判型)に応じて電極に高電圧が供給されるようになっている。さらに、枚葉紙の表面に対する電極の距離は、常に必要な値を取るように必ず保証される。そのとき注意すべきなのは、例えば枚葉紙を案内する枚葉紙ガイド胴のくわえ爪や排紙装置のくわえ機構のくわえ爪といった枚葉紙を保持する装置が、電極ないし対向電極とぶつからないようにすることである。このとき、電極ないし該電極の支持部ないし該電極に対して設けられた対向電極が可動に吊設され、くわえ部、すなわち枚葉紙を保持する装置が通過する間、回避運動を行なうように設けることができる。このように、可動かつ枚葉紙の動きに応じて制御されるように電極ないし乾燥装置全体を吊設する構成は、特に、本発明による乾燥装置が印刷機の排紙装置(枚葉紙上昇部分)において枚葉紙の印刷表面側に対して設けらなければならない場合に必要となる。枚葉紙を保持するくわえ機構は、所定の位置に設置されたセンサを介して、電極の然るべき必要な回避運動を制御することができる。くわえ機構に対する電極および/または対向電極の回避運動が必要であるのは、これらの電極がくわえ機構の通路に位置しているからである。
【0012】
排紙装置内の枚葉紙上昇部分に対して、乾燥器あるいは電極ないしこれに配設された対向電極を可動かつ枚葉紙の動きに応じて制御されるようにして吊設する構成を用いることで、排紙装置の上昇部分に一つないし複数の本発明による乾燥装置を設けることが可能になる。これにより、排紙装置領域内での乾燥作用が強化され、その結果、組立の手間とコストを要することになる排紙装置における長さの延長が不要になる。
【0013】
乾燥プロセスを促進するための本発明による電極には、好ましくは熱い空気ないし熱風を枚葉紙に供給する装置が少なくとも一つ設けられている。この装置によって作用が及ぼされる空気流は、枚葉紙、特には枚葉紙端部が、電極ないし該電極に対して設けられた部材と接触し得ないようなものが好ましい。
【0014】
本発明による電極は、乾燥装置ともども、枚葉紙オフセット印刷機内の複数箇所に設けることができる。こうして、最初のオフセット印刷装置の上流側において、枚葉紙ガイド部内に電極を配置することができる。このような取り付け方は、複数印刷装置に対してフレキソ印刷装置の構成による下塗りが付け加えられる場合には特に好ましい。
【0015】
本発明による乾燥装置は、印刷装置同志の間、枚葉紙ガイド部の内部において、枚葉紙の印刷表面側に対して設けることもできる。この場合の取り付けは、対向圧胴に対向する枚葉紙ガイドプレート内に直接なされる。電極は、プレート型枚葉紙ガイド部を途中で切り、内部に電極がはめ込まれる例えばプラスチックやセラミックからなる絶縁材料を使って取り付けることができる。対向圧胴は、対向電極として用いられ、相応に電気的に接続(接地)されなければならない。
【0016】
さらに、本発明の乾燥装置は、印刷装置同志の間、枚葉紙ガイド部の内部において、印刷裏面上に取り付けることができる。反転及び裏面印刷運転を行なう場合には、対向圧胴に180°ずらされた二つの溝が入れられ、この中に絶縁材料によって囲むようにして電極をはめ込むことができる。このとき、対向電極は、枚葉紙ガイド部に絶縁状態ではめ込まれている。ここで、電極−枚葉紙の距離は、使用状況に合わせて正確に設定することができる。
【0017】
さらに、ニス引き装置同志の間、枚葉紙ガイド部の内部において、印刷表面上に取り付けることができる。この場合の取り付けは、印刷装置同志の間における場合と同様に行なわれる。
【0018】
同様に、本発明による乾燥装置は、動かない装置として、紙取り胴ないし枚葉紙ガイドドラムにおいて設けることができる。その際、紙取り胴ないし枚葉紙ガイドドラム上を搬送される枚葉紙は、電極のイオン放射が付与され、しかも、電極が静止して枚葉紙が動いているために、これによってストライプ状の塗布がなされる。
【0019】
印刷装置同志の間に取り付けられ、枚葉紙が印刷裏面上で乾かされなければならない場合と同様、本発明による印刷装置は、二つないし複数のニス引き装置の間に相応に設けることができる。
【0020】
最後に、最後尾の印刷装置と排紙装置との間、ならびに排紙装置内部において排紙装置紙積み部に到るまでにも取り付けを行なうことができる。本発明の乾燥装置を然るべく静的に吊設するか、あるいは、枚葉紙の動きに合わせて可動に吊設することによって、枚葉紙は、印刷表面上でも、印刷裏面上でも乾かすことができる。
【0021】
くわえ部の設けられた胴の上を枚葉紙が移送されるような延長モジュール内では、枚葉紙の印刷表面に対して、一つないし複数の本発明による構成の乾燥装置を設けることができる。この乾燥装置は、被印刷材料に対する高さ位置(距離)における設定が可能であるように形成されていることが好ましい。取り出しドラム、及びこのドラムの後に続くチェーン機構の搬送路においても同様に、一つないし複数の本発明の構成による乾燥装置を設けることができる。先に述べたように、枚葉紙の印刷表面上に作用する乾燥装置(電極)は、くわえ機構が通過するため、枚葉紙の動きに合わせて制御される状態で可動に吊設されていなければならない。
【0022】
上記電極に対して設けられた対向電極は、上記の圧胴すなわち対向圧胴(そのうちの金属表面部)、枚葉紙ガイドプレート、あるいは、枚葉紙をガイドする胴側に設けられた金属面とすることができる。さらに、反転胴に乾燥装置を設けることもできる。このとき、静止した電極に対して設けられた対向電極は、胴の表面によって形成されていることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
【0024】
図1は、枚葉紙オフセット印刷機の一番最後の印刷装置を示す。この印刷装置は、対向圧胴2と、ゴムブランケット胴3と、プレート胴4とを有している。上記対向圧胴2には、上流側にある印刷装置からの枚葉紙を移送する渡し胴1が前置されている。この渡し胴1を介して搬送されてきた枚葉紙は、枚葉紙ガイド部11によって印刷裏面側(裏面)から支えられる。最後尾の印刷装置の対向圧胴2には、ニス引き装置が後置されている。このニス引き装置は、対向圧胴2、版胴5、塗布ローラ6、及びグラビアセルを有している前記塗布ローラ6と協働するチャンバドクタ7を有している。枚葉紙は、最後の印刷装置の対向圧胴2から、枚葉紙ガイド部11が対応して設けられている渡し胴1を介して、ニス引き装置の対向圧胴に供給される。ニス引き装置内で対向圧胴2側にある枚葉紙は、さらなる渡し胴1及び延長モジュールの枚葉紙ガイドドラム8を介して、排紙装置の取り出しドラム9に引き渡される。枚葉紙は、くわえ機構10によって、取り出しドラム9から排紙装置紙積み部に供給される。
【0025】
渡し胴1には、印刷裏面で枚葉紙を支える枚葉紙ガイド部11が設けられている。さらに、取り出しドラム9には、枚葉紙ガイド部12が設けられている。上記枚葉紙ガイド部11,12とは、吸引空気および/また噴出空気を供給することができる枚葉紙ガイドプレート、枚葉紙ガイド棒、あるいはこれらに類似のものとすることができる。
【0026】
図2は、本発明において設けられる乾燥装置の特徴的な構成要素を示している。枚葉紙Bは、矢印の方向に向かって移動する。乾燥装置Tは、好ましくはIR放射源として形成された放射器STと、この放射器の枚葉紙走行方向下流側に設けられて枚葉紙Bに拡がった熱風を供給する吹付け装置TLと、図2には原理的にしか示されていない電極Eと、上記装置の枚葉紙走行方向下流側に設けられた吸引装置Sとから構成されている。
【0027】
図3に示すように、上記電極Eは、高電圧電源HVに接続されている。この高電圧電源は、それ自身、制御部SHVに接続され、これにより、電極Eへの電圧供給のタイミングや大きさがこの制御部SHVによって意図的に作動させられるようになっている。電極E用の制御部SHVは、機械制御部SMと信号接続状態にあり、このことが図中に導線によって表されている。機械制御部SMは、それ自身、特に一定速度で動く軸に固定されているアングルセンサWG(Winkelgeber)を備えている。このアングルセンサの信号によって、機械制御部SMおよび高電圧電源の制御部SHVを介して、所定の設置位置における電極Eに電圧を供給するためのタイミングを検出することができるようになっている。とりわけ、アングルセンサWGの信号によって、排紙装置の搬送路10におけるくわえ機構がいつ電極Eを通過し、それゆえ、電極Eに対して設けられたアクチュエータがいつ電極Eを持ち上げなければならないかを検出することができるようになっている。さらに、高電圧電源HVは、アングルセンサWGの信号により、印刷速度や枚葉紙の長さに応じて、必要かつ乾燥特性に有利に働くイオン流が枚葉紙Bに供給されるように制御可能とされている。電極Eないし図3には示されない対向電極の枚葉紙に対する距離も、制御部SHVによって、設定された値に合わせることができる。
【0028】
図1は、図2に原理的に示された乾燥装置の好ましい設置位置を示している。図1によれば、一番最後にある最後尾の印刷装置の枚葉紙ガイド部11、ニス引き装置の枚葉紙ガイド部11、及び延長モジュールの枚葉紙ガイド部11には、一つないし複数の乾燥装置Tが設けられている。最後尾の印刷装置の対向圧胴2の表面に対しても、ゴムブランケット胴3に後置されるようにして、一つの乾燥装置Tを設けることができる。さらに、ニス引きモジュール内の枚葉紙ガイド胴8の表面に対しても同様に、一つないし複数の乾燥装置Tを設けることができる。最後尾の印刷装置の対向圧胴2に対する場合と同じように、ニス引き装置の対向圧胴2に対しても、版胴5に後置されるようにして、一つないし複数の乾燥装置を設けることができる。枚葉紙ガイド胴8に対して設けられた乾燥装置Tは、胴表面に対する距離が設定可能に吊設されていることが好ましい。
【0029】
複数の枚葉紙ガイド部11内に配設された複数の乾燥装置Tと同じく、取り出しドラム9における枚葉紙ガイド部12にも、本発明により、枚葉紙の印刷裏面側に向けて作用する一つないし複数の乾燥装置Tを設けることができる。最後に、排紙機構10の上昇部において、一つないし複数の乾燥装置Tを設けることもできる。このとき、乾燥装置は、枚葉紙の印刷表面側(表面)に向けて作用し、その際、枚葉紙を保持するくわえ機構が通過できるよう、制御された状態で吊設されている。渡し胴1は、両面印刷用の枚葉紙オフセット印刷機の場合には、反転胴とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最後尾の印刷装置、延長モジュール、ニス引き装置、及び排紙装置を有する枚葉紙オフセット印刷装置を示す図である。
【図2】同じものが図1に示す印刷機の異なる幾つかの場所に配置される本発明に係る乾燥装置の構成要素を示す図である。
【図3】本発明に係る乾燥装置の制御を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・渡し胴
2・・・対向圧胴(圧胴)
3・・・ゴムブランケット胴
4・・・プレート胴
5・・・版胴
6・・・塗布ローラ
7・・・チャンバドクタ
8・・・胴
9・・・取り出しドラム(紙取り胴)
10・・・排紙機構(送り出し機構)
11・・・枚葉紙ガイド部(渡し胴1)
12・・・枚葉紙ガイド部(取り出しドラム9)
T・・・乾燥装置
S・・・吸引装置
E・・・電極
TL・・・噴出空気/熱風吹付け装置
SL・・・放射器
B・・・枚葉紙
HV・・・高電圧電源
SHV・・・高電圧電源制御部
MS・・・機械制御部
WG・・・アングルセンサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、請求項1の前提部分おいて書き部に記載の枚葉紙印刷機内の乾燥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
枚葉紙オフセット印刷機内では、印刷される枚葉紙が、胴やドラムにより個々の印刷装置を通って、さらには、最後の印刷装置の通過後、一つないし複数のニス引き装置ならびにその他の仕上げ装置を通って搬送される。チェーン機構により、最後のドラムから排紙装置紙積み部まで枚葉紙の搬送が行なわれる。
【0003】
印刷されたばかりの枚葉紙が、印刷装置間での移送時、さらには、排紙装置ないしニス引き装置と最後の印刷装置との間での移送時に汚れないようにするために、複数の場所に複数の乾燥装置が設けられている。この乾燥装置によって、インキ又はニスの可能な限り素早い乾燥や吸収が得られるため、印刷された枚葉紙面が枚葉紙ガイドプレートあるいはその他存在するパーツに接触しても、印刷面が損なわれ、その結果印刷損紙を発生させたりすることがない。
【0004】
溶剤をベースにした印刷インキないしニスは、乾燥時に溶剤が蒸気を放出する。このような乾燥プロセスは、熱の付与によって溶剤の揮発が速められるため、IR放射源(赤外線放射源)を用いて加速することができる。このような乾燥プロセスは、印刷製品に熱風が加えられれば、さらに速めることができる。というのも、熱が入ることによって被印刷材料から飛び出して来る溶剤蒸気が運び去られることになるからである。このような乾燥プロセスにおいて、最後に、溶剤や水蒸気で飽和した空気も吸引される。これは、特殊な吸引装置を用いて行なわれる。
【0005】
独国特許出願公開第19525453号明細書より、高速で移動する材料ウェブのための乾燥方法が公知となっている。この場合、乾燥装置の他に、さらに付加的に高電圧電源に接続された電極が設けられている。この電極により被印刷材料(高速で移動する材料ウェブ)方向に動かされた電気的な荷電粒子における流れによって、移動するウェブに引きずられた境膜が破壊される。被印刷材料(材料ウェブ)によって引きずられた境膜は、被印刷材料からの溶剤ないし水蒸気の物質移動を妨げ、つまりは、物質移動係数が低減される。高電圧電極を用いた上記の乾燥原理は、高速で移動する材料ウェブの場合にのみ応用可能で、枚葉紙印刷機の場合には、公知の構成を用いることができない。
【0006】
従って、本発明の課題は、上述した欠点を回避しつつ乾燥効果の向上が図れるように、請求項1の前提部分おいて書き部に記載された乾燥装置を拡張することにある。
【0007】
本課題は、請求項1の特徴部分に記載の構成によって解決される。
【0008】
本発明によれば、高電圧電源(HV)に接続されるとともに枚葉紙印刷機の運転状況および/または枚葉紙(B)の長さに応じて該電源によって高電圧が供給される電極(E)が対向電極ともども乾燥装置に対して設けられた構成とされている。熱および風(空気)によって被印刷材料からインキと一緒に解放された蒸気を吸引できる吸引装置が、上記装置に対してさらに設けられていることが好ましい。
【0009】
本発明の一実施形態により、IR放射源として形成された装置が乾燥装置に設けられ、これにより、溶剤を活性化する波長に的を絞ってインキ層および/またはニス層ともども被印刷材料に供給が行なわれることが好ましい。
【0010】
本発明のこの実施形態によれば、移動する枚葉紙が、IR放射源により溶剤だけが加熱されるような或る波長で照射を受けるように構成されている。枚葉紙表面に対してわずかに離間して配置されるとともにIR放射源に対して枚葉紙移動方向下流側に設けられた電極を通して、枚葉紙表面上方の層流の空気層を破壊することによって物質移動係数が高められ、これが溶剤物質を搬出(吸引)する作用を及ぼす。予熱された空気流をさらに加えることによって、被印刷材料からの溶剤のガス放出がさらに容易となり、それと同時に溶剤/水の充満した空気が運び去られる。結局、然るべき装置を用いることにより、溶剤/水の充満した空気が乾燥装置の領域から、そして、ひいては印刷機から吸引される。
【0011】
本発明により対向電極とともに電極によって拡張装備された乾燥装置は、枚葉紙オフセット印刷機の内部の複数箇所に設置することができる。このとき、印刷速度および/または枚葉紙の長さ(判型)に応じて電極に高電圧が供給されるようになっている。さらに、枚葉紙の表面に対する電極の距離は、常に必要な値を取るように必ず保証される。そのとき注意すべきなのは、例えば枚葉紙を案内する枚葉紙ガイド胴のくわえ爪や排紙装置のくわえ機構のくわえ爪といった枚葉紙を保持する装置が、電極ないし対向電極とぶつからないようにすることである。このとき、電極ないし該電極の支持部ないし該電極に対して設けられた対向電極が可動に吊設され、くわえ部、すなわち枚葉紙を保持する装置が通過する間、回避運動を行なうように設けることができる。このように、可動かつ枚葉紙の動きに応じて制御されるように電極ないし乾燥装置全体を吊設する構成は、特に、本発明による乾燥装置が印刷機の排紙装置(枚葉紙上昇部分)において枚葉紙の印刷表面側に対して設けらなければならない場合に必要となる。枚葉紙を保持するくわえ機構は、所定の位置に設置されたセンサを介して、電極の然るべき必要な回避運動を制御することができる。くわえ機構に対する電極および/または対向電極の回避運動が必要であるのは、これらの電極がくわえ機構の通路に位置しているからである。
【0012】
排紙装置内の枚葉紙上昇部分に対して、乾燥器あるいは電極ないしこれに配設された対向電極を可動かつ枚葉紙の動きに応じて制御されるようにして吊設する構成を用いることで、排紙装置の上昇部分に一つないし複数の本発明による乾燥装置を設けることが可能になる。これにより、排紙装置領域内での乾燥作用が強化され、その結果、組立の手間とコストを要することになる排紙装置における長さの延長が不要になる。
【0013】
乾燥プロセスを促進するための本発明による電極には、好ましくは熱い空気ないし熱風を枚葉紙に供給する装置が少なくとも一つ設けられている。この装置によって作用が及ぼされる空気流は、枚葉紙、特には枚葉紙端部が、電極ないし該電極に対して設けられた部材と接触し得ないようなものが好ましい。
【0014】
本発明による電極は、乾燥装置ともども、枚葉紙オフセット印刷機内の複数箇所に設けることができる。こうして、最初のオフセット印刷装置の上流側において、枚葉紙ガイド部内に電極を配置することができる。このような取り付け方は、複数印刷装置に対してフレキソ印刷装置の構成による下塗りが付け加えられる場合には特に好ましい。
【0015】
本発明による乾燥装置は、印刷装置同志の間、枚葉紙ガイド部の内部において、枚葉紙の印刷表面側に対して設けることもできる。この場合の取り付けは、対向圧胴に対向する枚葉紙ガイドプレート内に直接なされる。電極は、プレート型枚葉紙ガイド部を途中で切り、内部に電極がはめ込まれる例えばプラスチックやセラミックからなる絶縁材料を使って取り付けることができる。対向圧胴は、対向電極として用いられ、相応に電気的に接続(接地)されなければならない。
【0016】
さらに、本発明の乾燥装置は、印刷装置同志の間、枚葉紙ガイド部の内部において、印刷裏面上に取り付けることができる。反転及び裏面印刷運転を行なう場合には、対向圧胴に180°ずらされた二つの溝が入れられ、この中に絶縁材料によって囲むようにして電極をはめ込むことができる。このとき、対向電極は、枚葉紙ガイド部に絶縁状態ではめ込まれている。ここで、電極−枚葉紙の距離は、使用状況に合わせて正確に設定することができる。
【0017】
さらに、ニス引き装置同志の間、枚葉紙ガイド部の内部において、印刷表面上に取り付けることができる。この場合の取り付けは、印刷装置同志の間における場合と同様に行なわれる。
【0018】
同様に、本発明による乾燥装置は、動かない装置として、紙取り胴ないし枚葉紙ガイドドラムにおいて設けることができる。その際、紙取り胴ないし枚葉紙ガイドドラム上を搬送される枚葉紙は、電極のイオン放射が付与され、しかも、電極が静止して枚葉紙が動いているために、これによってストライプ状の塗布がなされる。
【0019】
印刷装置同志の間に取り付けられ、枚葉紙が印刷裏面上で乾かされなければならない場合と同様、本発明による印刷装置は、二つないし複数のニス引き装置の間に相応に設けることができる。
【0020】
最後に、最後尾の印刷装置と排紙装置との間、ならびに排紙装置内部において排紙装置紙積み部に到るまでにも取り付けを行なうことができる。本発明の乾燥装置を然るべく静的に吊設するか、あるいは、枚葉紙の動きに合わせて可動に吊設することによって、枚葉紙は、印刷表面上でも、印刷裏面上でも乾かすことができる。
【0021】
くわえ部の設けられた胴の上を枚葉紙が移送されるような延長モジュール内では、枚葉紙の印刷表面に対して、一つないし複数の本発明による構成の乾燥装置を設けることができる。この乾燥装置は、被印刷材料に対する高さ位置(距離)における設定が可能であるように形成されていることが好ましい。取り出しドラム、及びこのドラムの後に続くチェーン機構の搬送路においても同様に、一つないし複数の本発明の構成による乾燥装置を設けることができる。先に述べたように、枚葉紙の印刷表面上に作用する乾燥装置(電極)は、くわえ機構が通過するため、枚葉紙の動きに合わせて制御される状態で可動に吊設されていなければならない。
【0022】
上記電極に対して設けられた対向電極は、上記の圧胴すなわち対向圧胴(そのうちの金属表面部)、枚葉紙ガイドプレート、あるいは、枚葉紙をガイドする胴側に設けられた金属面とすることができる。さらに、反転胴に乾燥装置を設けることもできる。このとき、静止した電極に対して設けられた対向電極は、胴の表面によって形成されていることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳述する。
【0024】
図1は、枚葉紙オフセット印刷機の一番最後の印刷装置を示す。この印刷装置は、対向圧胴2と、ゴムブランケット胴3と、プレート胴4とを有している。上記対向圧胴2には、上流側にある印刷装置からの枚葉紙を移送する渡し胴1が前置されている。この渡し胴1を介して搬送されてきた枚葉紙は、枚葉紙ガイド部11によって印刷裏面側(裏面)から支えられる。最後尾の印刷装置の対向圧胴2には、ニス引き装置が後置されている。このニス引き装置は、対向圧胴2、版胴5、塗布ローラ6、及びグラビアセルを有している前記塗布ローラ6と協働するチャンバドクタ7を有している。枚葉紙は、最後の印刷装置の対向圧胴2から、枚葉紙ガイド部11が対応して設けられている渡し胴1を介して、ニス引き装置の対向圧胴に供給される。ニス引き装置内で対向圧胴2側にある枚葉紙は、さらなる渡し胴1及び延長モジュールの枚葉紙ガイドドラム8を介して、排紙装置の取り出しドラム9に引き渡される。枚葉紙は、くわえ機構10によって、取り出しドラム9から排紙装置紙積み部に供給される。
【0025】
渡し胴1には、印刷裏面で枚葉紙を支える枚葉紙ガイド部11が設けられている。さらに、取り出しドラム9には、枚葉紙ガイド部12が設けられている。上記枚葉紙ガイド部11,12とは、吸引空気および/また噴出空気を供給することができる枚葉紙ガイドプレート、枚葉紙ガイド棒、あるいはこれらに類似のものとすることができる。
【0026】
図2は、本発明において設けられる乾燥装置の特徴的な構成要素を示している。枚葉紙Bは、矢印の方向に向かって移動する。乾燥装置Tは、好ましくはIR放射源として形成された放射器STと、この放射器の枚葉紙走行方向下流側に設けられて枚葉紙Bに拡がった熱風を供給する吹付け装置TLと、図2には原理的にしか示されていない電極Eと、上記装置の枚葉紙走行方向下流側に設けられた吸引装置Sとから構成されている。
【0027】
図3に示すように、上記電極Eは、高電圧電源HVに接続されている。この高電圧電源は、それ自身、制御部SHVに接続され、これにより、電極Eへの電圧供給のタイミングや大きさがこの制御部SHVによって意図的に作動させられるようになっている。電極E用の制御部SHVは、機械制御部SMと信号接続状態にあり、このことが図中に導線によって表されている。機械制御部SMは、それ自身、特に一定速度で動く軸に固定されているアングルセンサWG(Winkelgeber)を備えている。このアングルセンサの信号によって、機械制御部SMおよび高電圧電源の制御部SHVを介して、所定の設置位置における電極Eに電圧を供給するためのタイミングを検出することができるようになっている。とりわけ、アングルセンサWGの信号によって、排紙装置の搬送路10におけるくわえ機構がいつ電極Eを通過し、それゆえ、電極Eに対して設けられたアクチュエータがいつ電極Eを持ち上げなければならないかを検出することができるようになっている。さらに、高電圧電源HVは、アングルセンサWGの信号により、印刷速度や枚葉紙の長さに応じて、必要かつ乾燥特性に有利に働くイオン流が枚葉紙Bに供給されるように制御可能とされている。電極Eないし図3には示されない対向電極の枚葉紙に対する距離も、制御部SHVによって、設定された値に合わせることができる。
【0028】
図1は、図2に原理的に示された乾燥装置の好ましい設置位置を示している。図1によれば、一番最後にある最後尾の印刷装置の枚葉紙ガイド部11、ニス引き装置の枚葉紙ガイド部11、及び延長モジュールの枚葉紙ガイド部11には、一つないし複数の乾燥装置Tが設けられている。最後尾の印刷装置の対向圧胴2の表面に対しても、ゴムブランケット胴3に後置されるようにして、一つの乾燥装置Tを設けることができる。さらに、ニス引きモジュール内の枚葉紙ガイド胴8の表面に対しても同様に、一つないし複数の乾燥装置Tを設けることができる。最後尾の印刷装置の対向圧胴2に対する場合と同じように、ニス引き装置の対向圧胴2に対しても、版胴5に後置されるようにして、一つないし複数の乾燥装置を設けることができる。枚葉紙ガイド胴8に対して設けられた乾燥装置Tは、胴表面に対する距離が設定可能に吊設されていることが好ましい。
【0029】
複数の枚葉紙ガイド部11内に配設された複数の乾燥装置Tと同じく、取り出しドラム9における枚葉紙ガイド部12にも、本発明により、枚葉紙の印刷裏面側に向けて作用する一つないし複数の乾燥装置Tを設けることができる。最後に、排紙機構10の上昇部において、一つないし複数の乾燥装置Tを設けることもできる。このとき、乾燥装置は、枚葉紙の印刷表面側(表面)に向けて作用し、その際、枚葉紙を保持するくわえ機構が通過できるよう、制御された状態で吊設されている。渡し胴1は、両面印刷用の枚葉紙オフセット印刷機の場合には、反転胴とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】最後尾の印刷装置、延長モジュール、ニス引き装置、及び排紙装置を有する枚葉紙オフセット印刷装置を示す図である。
【図2】同じものが図1に示す印刷機の異なる幾つかの場所に配置される本発明に係る乾燥装置の構成要素を示す図である。
【図3】本発明に係る乾燥装置の制御を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・渡し胴
2・・・対向圧胴(圧胴)
3・・・ゴムブランケット胴
4・・・プレート胴
5・・・版胴
6・・・塗布ローラ
7・・・チャンバドクタ
8・・・胴
9・・・取り出しドラム(紙取り胴)
10・・・排紙機構(送り出し機構)
11・・・枚葉紙ガイド部(渡し胴1)
12・・・枚葉紙ガイド部(取り出しドラム9)
T・・・乾燥装置
S・・・吸引装置
E・・・電極
TL・・・噴出空気/熱風吹付け装置
SL・・・放射器
B・・・枚葉紙
HV・・・高電圧電源
SHV・・・高電圧電源制御部
MS・・・機械制御部
WG・・・アングルセンサ
Claims (10)
- 枚葉紙印刷機、特に枚葉紙オフセット印刷機内の乾燥装置であって、移動する枚葉紙に風および/または熱を供給するための装置を有する乾燥装置において、
高電圧電源(HV)に接続されかつ該電源により該枚葉紙印刷機の運転および/または前記枚葉紙(B)の長さに応じて高電圧が供給される電極(E)が、対向電極とともに前記装置に対して設けられていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項1に記載の乾燥装置において、
前記枚葉紙に熱風を供給する吹付けノズル(TL)を備えていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項1または請求項2に記載の乾燥装置において、
前記枚葉紙に赤外線照射を加える放射器(SL)を備えていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乾燥装置において、
吸引装置Sを備えていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乾燥装置において、
前記電極(E)は、前記高電圧電源(HV)に前置された制御部(SHV)を介して、機械制御部(SM)のアングルセンサ(WG)によって制御可能とされていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乾燥装置において、
枚葉紙通路内で前記枚葉紙(B)の表面側に対して設けられていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乾燥装置において、
枚葉紙通路内で前記枚葉紙(B)の裏面側に対して設けられていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の乾燥装置において、
前記電極(E)および/または前記対向電極は、前記枚葉紙(B)の移動方向に対して概ね垂直方向に可動に吊設されていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項8に記載の乾燥装置において、
前記電極(E)および/または前記対向電極は、アングルセンサ(WG)により制御されて移動自在に設けられていることを特徴とする乾燥装置。 - 請求項8または請求項9に記載の乾燥装置において、
前記電極(E)および/または前記対向電極は、排紙装置(10)内で、前記枚葉紙を保持するくわえ装置の移動径路に対し、制御されて移動自在に設けられていることを特徴とする乾燥装置。
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