JP2004500206A - 縫合糸クリップ、供給装置および方法 - Google Patents

縫合糸クリップ、供給装置および方法 Download PDF

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Abstract

要約書
カテーテルの実施態様と内視鏡の実施態様の両方の実施態様において使用可能な縫合糸クリップおよび縫合糸クリップ装填、供給、ロック、切断装置及びそれらの使用方法を開示し、縫合糸クリップの供給および適用が縫合組織に接してまたはすぐ近傍で直接行なえるようにする。カテーテル用又は内視鏡用のタイプは、縫合糸クリップ・リングと縫合糸クリップ・プラグを拘束して縫合糸と組み立てるための複数の可撓性コレット・フィンガを備えるコレット・ケ−ジを含む。外側摺動スリーブは先端方向に前進させたときコレット・フィンガを制限して、縫合した組織の近傍での縫合糸クリップの供給組み立て中に起こり得る外傷を最小限に抑さえる。コレット・フィンガの内壁にあるカム表面に対するプッシャーの先端方向への前進と組み合わせた摺動スリーブの基端側への後退で、コレット・フィンガを解放する。カテーテルは第1の位置で縫合糸クリップを保持し組み立て、第2の位置で縫合糸クリップを解放して縫合糸クリップより基端側で縫合糸端部を切断するように設計される。単一式プッシャーによる2ステップの実施態様と2連式プッシャーによる3ステップ実施態様を開示する。縫合糸クリップ供給カテーテルで使用するようにヘッドを有するプラグを使う縫合糸クリップ設計も開示する。縫合糸クリップ・コンポーネントを供給システムへ装填するための縫合糸クリップ装填装置ならびに縫合糸クリップ・システムへ縫合糸を通すためのスレッダも開示する。縫合糸クリップを装填、供給、配置する方法もさらに開示する。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は一般に縫合糸の固定に使用される装置に関する。さらに詳しくは、本発明は可とう性内視鏡で使用される縫合装置との関連で使用される縫合糸クリップおよび縫合糸クリップ供給装置に関するが、可とう性内視鏡で使用される装置へも応用可能である。
【0002】
発明の背景
米国では1500万人にものぼる人がGERD(胃食道逆流症gastroesophageal refulx disorder)と一般に呼ばれる食道下部への胃酸逆流に苦しんでいると推定される。本症は広範な原因に起因するが、最終的には胃体上部に位置する噴門括約筋の不全により逆流が発生する。逆流の発生を減少させるために開発された外科的方法には胃壁に組織の折り畳みを形成して胃食道結合部の断面積を減少させ噴門括約筋の機能を代用させようとするものがある。この種の手術を施術するには、胃壁を縫合して折り畳みを形成するための縫合装置が使用される。この手術は典型的には光ファイバー内視鏡を食道下部へ導入することによる。負圧を発生させて胃壁組織を縫合器具へ吸引するための吸引ポートを有する内視鏡の作業チャンネルから縫合器具を送り込み、1本またはそれ以上の縫合糸を移植して吸引した組織を折り畳まれた状態に保持して公知の襞とする。
【0003】
この手術のための縫合装置はたとえばGBーAー2165559号や米国特許第5,080,663号に記載されている。これらの参照文献によれば、縫合装置は組織の折り畳みに糸を通すために使用される。縫合装置は第1の組織刺入前位置と組織を通過した第2の位置の間で移動可能な中空針と、糸を運ぶ器具(以下、糸キャリア)とを含み、この糸キャリアは、糸に取り付けるのに適し中空針内部に受け入れられるように構成されている。
【0004】
望ましくは、縫合装置はたとえば吸引手段により基盤部分を保持できる空洞を画成する本体を含む。中空針は第1の位置と第2の位置の間で本体の中で移動するように装着される。ある種の手術では、縫合糸を針で組織に挿入し、その両端を患者体外へ取り出している。代表的に、医師は一連のハーフヒッチ(half hitch)を作って縫合糸を対象組織へ固定する。
【0005】
手術の他の実施態様において、縫合糸の先端に取り付けられて針の内腔に格納されたタグを組織へ挿入し貫通させる。針を前進させた状態では、即ち針の先端が穿孔した組織を先端方向へ越えて延出した状態のときに、プッシャーで針からタグを押し出す。組織から針を後退させた後、縫合糸を後退させタグが組織と接触するようにする。タグはアンカーとして機能し縫合糸を基端側から組織へ固定し組織にかかる力を縫合糸で分散させて組織の断裂を防止する。このような装置および方法はMills et al.への米国特許第5,080,663号に記載されており、その内容は参照ににより本明細書に含まれる。
【0006】
これらの手術に関連して有意な問題の一つは内視鏡的に各種手術を施術するのに必要とされる挿管のとき間および回数である。数多くの観点から患者は代表的にはおよそ40分以下の間麻酔される。このとき間内で、GERD手術などの手術を完了する必要がある。GERD手術では、数回の挿管を行なって幾つかの襞を形成する。一つの襞をつくるだけでも9回も挿管が必要とされる。この場合ハーフヒッチを用いて縫合糸を固定する。各々のハーフヒッチは内視鏡の外側でヒッチ(結び目)を作りその後プッシャーで内視鏡を前進させる必要がある。代表的には6回のハーフヒッチを縫合糸毎に使用するので、ハーフヒッチを固定するには6回の挿管が必要になる。挿管毎に必要なとき間はGERD手術を完了するまでの作業とき間を実質的に減少させる。
【0007】
この問題を解決する一つのアプローチがSwainへの米国特許第5,584,861号に記載されている。Swain特許はハーフヒッチ結びの代用に使用される縫合糸クリップと縫合糸クリップ供給装置を開示している。開示された縫合糸クリップは円筒でその円筒に着脱式に固定できるプラグを備える。開示された縫合糸クリップ供給装置はチューブを含み、その先端は縫合糸クリップを受け入れるための凹部を有する。チューブへ縫合糸クリップを固定する第1の位置から縫合糸クリップを凹部から取り外すことのできる第2の位置へ移動する機能のある軸方向に移動可能なスターラップ(stirrup)を先端部に設ける。
【0008】
円筒に開口を設けて縫合糸を受け入れる。円筒は縫合糸に沿って前進し円筒の基端から縫合糸が出てチューブに入る。チューブの側壁の開口は縫合糸出口を提供する。次にプラグをチューブを介して円筒内に前進させる。円筒とプラグの接する壁面が縫合糸を捕捉する。スターラップで凹部に縫合糸クリップを保持しながらプッシャーを用いてプラグを円筒に押し込む。プラグ挿入の後で、チューブの中心軸から位置がずれている(以下、オフセットしている)スターラップをチューブの先端から先端方向に前進させてチューブから縫合糸クリップを放出する。
【0009】
Swainの装置は複数のハーフヒッチの問題を解決するが、装置全体の設計は幾つかの欠点を有している。第1に、円筒をプラグにうまく接続して縫合糸クリップを形成するには、対向する力をプッシャーでプラグへかけながらスターラップを後退位置で物理的に保持する必要がある。第2に、スターラップが存在することで、不可避的にチューブに対して、従って縫合糸クリップが縫合組織に対してしっかりと配置されないようになる。これはクリップと組織の間に緩みが発生する可能性をもたらし、潜在的に希望の組織の折り畳みの弛緩が起こる可能性がある。
【0010】
縫合糸アンカーまたは縫合糸クリップとこれらを供給し固定する手段は、これまで縫合糸に結び目を作って完了していた組織の固定と言うとき間のかかる作業を簡略化する重要な役割を演じることから医学界ではきわめて一般的である。きわめて一般的なのは金属製のねじ曲げ式対イバ、ステープルおよび縫合糸が組織から脱落するのを防止する各種形状のプラスチック製または金属製の永久的または一とき的な機械的手段である。これらの機能の結果として、クリップは代表的にはこれにかかると思われる応力に耐えられるように大きめに設計される。数種類の一体型および複数部材縫合糸クリップならびに自然の人体の開口へまたは内視鏡の作業チャンネルへ挿入でき襞のすぐそばまたは襞に接して希望する位置に縫合糸クリップをかけることができる各種の比較的単純な小型縫合糸クリップ供給装置が開示されている。
【0011】
本明細書で開示する縫合糸クリップおよび縫合糸クリップ供給装置は潜在的に広範囲の用途を有し、これにはpHモニターなどの装置の消化管壁への装着、穿孔または潰瘍の閉止、吻合の作成を含むが、これらだけに限定されるものではない。別の有用な用途としては蛍光マーカーとして造影クリップの使用が挙げられる。
【0012】
本発明の目的は、断裂を防止するため縫合組織にかかる力を効果的に分散するような各種の縫合糸クリップの設計を提供することである。本発明の更なる目的は縫合糸クリップを組み立てるために対向する方向に力を間ぬある式にかける必要のない縫合糸クリップ供給装置を提供することである。本発明の別の目的は使用者が縫合する対象の組織に対してしっかりとクリップを配置して縫合糸の緩みの発生をなくするか少なくとも最小限に抑さえることのできる縫合糸クリップ供給装置を提供することである。更なる目的は縫合糸クリップより手前側で縫合糸端部を切断する縫合糸切断装置を提供することである。さらに別の目的は縫合糸クリップを組み立てて締め付けて余分な縫合材料を切断するのに必要なステップ数を減少することである。本発明のこれらおよびその他の目的は以下のセクションを読むことにより明らかになろう。
【0013】
発明の要約
本明細書で記載する縫合糸クリップ供給およびロッキング・システムの一つは多くの可能性の中でもとくに内視鏡またはカテーテルの先端に取り付けるように設計されたツールを含む。ツールはフィンガ上のセグメントが先端方向に突出する本体を有する。フィンガ状の特記はフィンガ状の突起が第1の閉じた位置から第2の開いた位置へ進展したりまたは第1の位置へ屈曲または進展することができる材料で作成する。フィンガ状突起はチャンバを画成しその内部へ内視鏡またはカテーテルを介して前進させることで縫合糸クリップをあらかじめ装着するかまたは導入する。チャンバはフィンガ状突起の先端から半径方向内向きに延出する小突起(tangs)により先端部で、またフィンガ状突起の内壁から半径方向内向きに延出する基端側突起またはカム・フォロワにより基端側で軸方向に形成される。ツール本体内部で摺動するようにしてあるプッシャーを設け、カム・フォロワと嵌合するのに適したヘッドを備えて内視鏡またはカテーテルを介してプッシャーを先端方向に前進させたときにフィンガ状突起を第2の開いた位置へ移動させる。
【0014】
本明細書で記載する縫合糸クリップは、開いた位置にあるときはクリップが最小限の摩擦で移動するような方法でクリップを通って絡み合うように設計される。閉じた位置では、摩擦の増加によりクリップは縫合糸を捕捉する。縫合糸はプッシャーヘッドとこれに嵌合する小突起の間で基端側へチャンバを通りチャンバの内腔を外向きに通って基端側で内視鏡またはカテーテルの外側へさらにシステム全体の基端へと続く。使用者はクリップを介して縫合糸をよじりクリップをツールに装填する。クリップは、幾つかの設計では、すでに装着してあり医師が所定部位へ最終的に前進させる必要がある。当該部位で医師はハンドルを作動させてクリップに力をかけ、これによって縫合糸に固着する。力をかけるのは第1にクリップを固定して対合表面内に縫合材料を捕捉し、ついでツールからクリップを放出して患者体内に留置する。
【0015】
本明細書で開示する縫合糸クリップはクリップの部材が縫合糸を摩擦により捕捉する摩擦嵌合実施態様、各々のレールに開口部を形成して縫合糸を捕捉する縫合糸係合に撚れた経路を提供する整列していないレールによる整列可能なフィンガ実施態様、およびロッキング・キャップ実施態様、ロッキング・インナーロッド実施態様、インナーウエッジ実施態様、対向するアイレット実施態様、対合する半円形スリーブで縫合糸を捕捉するくるみシリンダ実施態様を含めたシリンダ実施態様を含む。
【0016】
本発明は米国特許第5,792,153号、5,080,663号に開示された装置などの内視鏡縫合装置への改良に関係するもので、これら開示の内容はその全体が参照により本明細書に含まれる。本出願の改良された縫合装置および方法を用いて広範囲の目的で内視鏡により内部的に組織を縫合でき、たとえば栄養チューブを小腸に装着する、瘻孔の場合に小腸開口部を閉止する、食道断裂を修復し局所的出血の組織部位を縫合することができる。しかし、本発明は胃食道逆流症(GERD)の治療のための内視鏡縫合術にとくに有用である。
【0017】
本明細書に記載する縫合糸供給・ロック・締め付けシステムの別の実施態様は、3個または4個のフィンガ・コレット顎が先端に固定された複合同軸カテーテルを含む。カテーテルはコレット・フィンガが先端方向に突出する先端を有する。コレット・フィンガはステンレススチールまたはエンジニアリング・グレード・プラスチックなどコレット・フィンガがバイアスのかかった第1の開放位置から第2の閉止位置へまたもう一度第1の位置へと屈曲または進展できるような材料から作成する。これ以外に、コレット・フィンガはバイアスのかかった第1の閉止位置から第2の開放位置へさらにまた第1の位置へと進展または屈曲できるように設計できる。コレット・フィンガは縫合糸クリップ・アセンブリをあらかじめ装着するケ−ジを形成する。ケ−ジは基端側でコレット本体の先端により、先端側ではコレット・フィンガの先端から半径方向に内向きに延出るフランジにより画成される。ケースは複数の縫合糸クリップ・プラグを1個の縫合糸クリップ・リングに沿ってケ−ジ内にあらかじめ装填できるような大きさにする。コレット・フィンガを開放位置にバイアスすることによりカム表面とカム・フォロワの必要性がなくなる。
【0018】
一つの実施態様において、カテーテル本体内で摺動する1本のプッシャーを提供して装填した縫合糸クリップ・コンポーネントに係合し、またコレット・フィンガを閉止位置へ半径方向に制限するために用いられる外側摺動スリーブを離脱させる。別の実施態様において、コレット・ケ−ジ周囲に同軸的に設けた別の制御表面を用いてコレット・ケ−ジとプッシャーに対して外側摺動スリーブを摺動させる。
【0019】
いずれの実施態様でも、外側摺動スリーブを設けておき、先端方向へ前進し対置に置かれた場合にコレット・フィンガを閉止位置に固定する。外側摺動スリーブは基端側への後退ときに縫合糸と係合後縫合糸クリップより手前側の点で縫合糸を切断する別の機能も行なう。1個またはそれ以上の縫合糸スロットを外側摺動スリーブの先端に設けて縫合糸の出口を提供する。縫合糸スロットの先端は縫合糸を切断するように尖らせておく。外側摺動スリーブを手前側に後退させたとき、縫合糸スロットの先端は縫合糸と係合し縫合糸スロットの先端がコレット・フィンガの基端側端部より手前側に移動したときに切断する。オプションとして、固定式金属リングをコレット・フィンガより手前側で外側摺動スリーブより内側の一点でコレットの外表面に固定することができる。金属リングには外側摺動スリーブが手前側に後退したときに縫合糸と係合して切断する尖った先端を形成する。この設計により縫合糸クリップを縫合される組織よりすぐ手前側で締め付けし、さらに縫合糸のあまりを切断して供給装置からの縫合糸の解放を1ステップで行なうことができる。
【0020】
参照した縫合糸クリップ供給システムで使用するように設計された縫合糸クリップはプラグとリングからなり、これらはクリップ・コンポーネントが開放位置にある間に最小限の摩擦で移動できるような方法でクリップを通して縫合糸を絡められるように構成する。プラグは無頭設計で、リングとの確実な固定ができる特徴を有する。プラグにチャンネルを設けて縫合糸のアクセス経路を提供し縫合糸をプラグに通すのに必要な努力を軽減する。プラグのロック機能は圧縮可能でロック状態にあるとき、縫合糸が摩擦係合とロック表面の組み合わせにより捕捉されるようにする。プラグはその基端と先端に特徴を組み込んでありプラグを積み重ねて軸方向の力の供給でプラグをリングにセットするための整列を向上できる。さらに、縫合糸がプラグに形成された軸方向スロットにチャンネル化するダイバータを一つの実施態様で設けてプラグと組み立てたときにリングの先端より先端側に延出し組織を引っ掛けて線維化を惹起する。線維化は組織を一層肥厚させるが本技術の治療効果を向上させる。
【0021】
別の実施態様において、プラグとリングはインターロック式リブまたはスケールで形成しリング内へのプラグの前進を助長し離脱を防止する。リブは縫合糸クリップを通る縫合糸が一方向にだけ移動できるように形成する。
【0022】
リングとプラグに差し込んだら、縫合糸は隣接するコレット・フィンガの間に形成されたフィンガ・スロットを通って外側摺動スリーブの縫合糸スロットから取り出す。これにより縫合糸のあまりがカテーテルより外側に向き、あまりを組み立てた縫合糸クリップより手前の点で切断した後、患者体外のカテーテル基端側で除去できる。カテーテル操作者はクリップを通して縫合糸を差し込んでからクリップをツールに装荷するかあらかじめ装着してあるクリップに縫合糸を差し込む。治療部位で医師はハンドルを作動させてクリップに力をかけることにより、クリップを縫合糸に固定する。力をかけることで、最初に縫合材料を対合表面内に捕捉するクリップ・コンポーネントを固定し、次にツールからクリップを放出して患者体内に留置する。
【0023】
本明細書で開示する縫合糸クリップは、クリップ・コンポーネントが摩擦で縫合糸を捕捉しインターロック表面で所定位置に縫合糸を固定する摩擦嵌合およびポジティブロックを組み合わせた実施態様を含む。広範囲の縫合糸クリップ構造が摩擦係合/ポジティブロック固定手段を使用する基本的なリング/プラグ構造から形成できることは理解されるべきである。
【0024】
本明細書で開示するさらに別の縫合糸ロック切断システムは一つの一般的実施態様において複合同軸カテーテル、また第2の一般的な実施態様において内視鏡の作業チャンネルで使用するような寸法のシステムを含む。各々の一般的実施態様は2本、3本または4本のフィンガ・コレットあごが先端に固定してある。このコレットあごはコレット・フィンガが先端方向に突出するコレット本体を有する。コレット・フィンガはステンレススチールまたはハイモジュラス・プラスチックなどコレット・フィンガが第1の閉止位置から第2の開放位置へまた第1の位置へ屈曲または進展できる材料から作成する。これ以外でも、コレット・フィンガは第1の開放位置から第2の閉止位置へまた第1の位置へと屈曲または進展するように設計できる。これは解放または閉止位置のいずれかで半径方向にバイアスを提供することにより実現される。コレット・フィンガは縫合糸クリップ・アセンブリがあらかじめ装着されるケ−ジを形成する。ケ−ジは基端側がコレット本体の先端により、またはコレット本体より先端側のコレット・フィンガの内壁に形成された傾斜路により、また先端側がコレット・フィンガの先端より半径方向内向きに延出するフランジにより画成される。ケ−ジの基端側に向かってコレット・フィンガの内壁から半径方向内向きに延出しさらにコレット・フィンガを開くカムとしての機能をもつ傾斜路により、さらに空間的な制限が提供される。
【0025】
一つの実施態様において、カテーテル本体内部を摺動するようにした1本のプッシャーを提供して装填された縫合糸クリップ・コンポーネントと係合する。この実施態様では、コレット・フィンガは開放位置にバイアスされている。別の実施態様において、2連式プッシャー・システムを使用し、内側プッシャーをつかってプラグをリングに固定し、この両者で縫合糸クリップを構成する。内側プッシャーと同軸にこれと摺動的に係合するように提供される第2のプッシャーは、先端方向に前進したときに基端側傾斜路と相互作用するテーパー状先端を備え、コレット・フィンガを閉止位置から開放位置へ移動させる。
【0026】
単一式プッシャーまたは2連式プッシャー実施態様のいずれでも、外側摺動スリーブを設けて先端方向に前進した位置に置かれたときにコレット・フィンガを閉止位置で固定することができる。外側摺動スリーブは縫合糸の係合後に縫合糸クリップより手前の点で縫合糸を切断する別の機能も実行する。縫合スロットを外側摺動スリーブの先端に設けて縫合糸出口を提供する。外側摺動スリーブを手前側に後退させると、縫合スロットの先端が縫合糸と係合し縫合スロットの先端がコレット・フィンガの基端より手前に移動したときにこれを切断する。オプションとして、コレット・フィンガより基端側の点で外側摺動スリーブより内側に固定式金属リングをコレットの外表面に固定することができる。金属リングは外側摺動スリーブが基端側に後退したときに縫合糸と係合して切断する鋭い先端を形成する。この設計により縫合糸クリップを縫合される組織よりすぐ手前側で締め付けし、さらに縫合糸のあまりを切断して供給装置からの縫合糸の解放を1ステップで行なうことができる。
【0027】
さらに別の実施態様では、縫合糸クリップのプラグ部分のヘッドは面取りしておき、シングルプッシャーが先端方向へ前進したときにコレット・セグメントを開放するように前述の傾斜路またはコレット・フィンガの先端の内表面に形成された傾斜路と係合する。これによりプラグとリングの係合が可能になり1ステップで結合したプラグとリングの解放が行なえる。縫合糸クリップとコレット・セグメントの寸法は供給装置からクリップを解放する前にプラグとリングの完全な係合ができるように最適化する。
【0028】
縫合糸クリップ供給システムで使用するように設計された縫合糸クリップは、クリップが開放位置にあるときは最小限の摩擦で移動できるような方法で、クリップを通って縫合糸を巻き付けられるように構成されたプラグとリングから構成される。閉止位置ではクリップは摩擦係合により縫合糸を捕捉する。リングとプラグに差し込まれると、縫合糸は隣接するコレット・フィンガの間に形成されたフィンガ・スロットを通って外側摺動スリーブの縫合糸スロットから出て来る。これにより縫合糸の余った部分がカテーテルより外側に向かい、この余った部分を組み立てた縫合糸クリップより手前の点で切断した後、患者体外のカテーテル基端側で除去できる。カテーテル操作者はクリップを通して縫合糸を差し込んでからクリップをツールに装荷するかあらかじめ装着してあるクリップに縫合糸を差し込む。治療部位に供給システムを配置した後、装置の操作者がハンドルを作動させてクリップに力をかけることにより、クリップを縫合糸に固定する。力をかけることで、最初に縫合材料を対合表面内に捕捉するクリップ・コンポーネントを固定し、次にツールからクリップを放出して患者体内に留置する。
【0029】
本明細書で開示する縫合糸クリップはクリップ・コンポーネントが摩擦で縫合糸を捕捉する摩擦嵌合実施態様を含む。広範囲の縫合糸クリップ構造が摩擦係合/ポジティブロック固定手段を使用する基本的なリング/プラグ構造から形成できることは理解されるべきである。当然のことながらクリップのリングおよびプラグ・コンポーネントには縫合糸捕捉作用を改善するインターロック機能を提供できる。
【0030】
さらに別の実施態様において、ピボット式コレット・フィンガを有する縫合糸クリップ供給装置が開示される。コレット・フィンガはコレット・ケ−ジ本体に固定されたピンの周囲を回転する。プッシャー、縫合糸クリップ・コンポーネントまたは他のコンポーネントによってピボット式コレット・フィンガが締め付け位置より手前側の場合に先端で半径方向外向きに回転するのを半径方向に制限する。別の実施態様はコレット・ケ−ジ本体の周囲に固定されたリングを使用する。リングの先端はピボット旋回点を提供しコレット・ケ−ジにピンでピボット式コレット・フィンガを固定する必要がない。
【0031】
縫合糸クリップ・コンポーネントをコレット・ケ−ジに供給するために使用する縫合糸クリップ・ローダも開示される。縫合糸クリップ・ローダは2つの主要コンポーネントを有し、それらは皮下チューブが固定される本体とプランジャ・ヘッドおよびプランジャ・ロッドを含むプランジャである。プランジャ・ロッドは皮下チューブ内を自由に摺動できる寸法にする。縫合糸クリップ・リングはローダ本体に形成された空洞内に置かれている皮下チューブの第1の端部に載置される。縫合糸クリップ・プラグの先端はコレット・ケ−ジへ供給する第1の端部の内腔内で緩く嵌合する。開放位置でコレット・フィンガを有するコレット・ケ−ジがプラグ、皮下チューブ、リングの上へ前進する。皮下チューブの第2の端部からプランジャが皮下チューブへ前進することでコレット・ケ−ジと縫合糸クリップ・プラグが外れる。次に外側摺動スリーブを前進させてコレット・ケ−ジ・フィンガを閉止位置まで移動させ、コレット・ケ−ジが皮下チューブから外れたときにコレット・ケ−ジに保持されている縫合糸クリップ・リングを把持する。
【0032】
好適実施態様の詳細な説明
図1から図3を参照すると、クリップ供給/ロック装置が一般に参照番号1で図示してある。装置1は内視鏡18の先端に装着するように設計された実施態様で図示してある。装置1は一般に円筒形の形状で装置1の基端から手前側に延出するフランジ17を有する。フランジ17は内視鏡18の外表面の輪郭に適合するようにしてある。内視鏡18の先端と接する装置1の基端と内視鏡18の外表面と接するフランジ17の組み合わせが装置1を内視鏡18に効果的に固定する。これ以外に、装置1は機械的締め付け具により内視鏡18に固定することができる。
【0033】
装置1はクリップ保持チャンバ4を画成する部分を有する。クリップ保持チャンバ4の基端4a(図4に図示してある)は装置1の基端に形成されてクリップ保持チャンバ4および内視鏡18の作業チャンネル15と連通する。装置1の先端から先端方向に延出するのがフィンガ9で、これはクリップ保持チャンバ4の対向する側面に向けられこれを部分的に画成している。フィンガ9は第1の位置(図1に図示してある)から第2の位置(図3に図示してある)へ屈曲またはばねのように動いて(以下、進展して)、図示した実施態様においてはプラグ3とリング8を含む縫合糸クリップ・アセンブリを供給するように設計されている。供給後、フィンガ9は第1の位置へ進展して戻り別の縫合糸クリップ・アセンブリを受け入れる。4本のフィンガ9を設ける(図4aに図示してある)のが望ましいが、最低2本のフィンガ9が必要である。装置1の先端を観察すると、フィンガ9の先端は分割された360度のリングを形成するのが望ましい。
【0034】
好適実施態様において、フィンガ9はテーパー状のフィンガ端部2を有しこのテーパーはフィンガ端部2の基端から先端へ半径方向外向きに広がるようにするのが望ましい。フィンガ端部2の基端はフィンガ9の内壁より半径方向内向きに延出して先端に突起部(tang)12を形成する。先端の突起部12は停止表面を提供し、これに対して詳細を後述するように操作のため縫合糸クリップ3を圧縮でき、またこれによって縫合糸クリップ3の早すぎる放出を防止する。
【0035】
先端側突起部12より先端側の一点からフィンガ9から半径方向内向きに延出するのが基端側突起部13である。基端側突起部13は基端側突起部13の基端から先端へ半径方向内向きに増加するテーパーでテーパー状にするのが望ましい。図1aから図1dに図示した別の実施態様においては、基端側突起部13はフィンガ9の内壁の丸められた部分でフィンガ端部2に合流する。以下でさらに詳細に説明するように、基端側突起部13により第1の位置から第2の位置へフィンガ9の移動が容易になり先端側突起部12に対するカム・フォロワ(cam follower)として作用する。
【0036】
プッシャー14は内視鏡18の作業チャンネルでまた供給装置1内で軸方向に自由に移動するような寸法にしてある。プッシャー14は円錐台形状の先端19を備え、これのテーパー状側面は基端側突起部13と接触する寸法に構成されフィンガ9による先端方向への軸方向移動を半径方向外向きの移動に変換する。
【0037】
図1および図2aに図示した供給装置に代わるものを図2bから図2eに図示してある。この別の実施態様は内視鏡と共に使用したり、カテーテルとして独立して使用できる。本実施態様において、プッシャー14は小さい直径の、実質的に円筒状の先端19aを有する。プッシャー14本体と先端19の直径からの移行がテーパー状プッシャー表面19bを形成し、これは基端側突起部13と接触するような寸法に構成されてプッシャー14による先端軸方向の動きからフィンガ9による半径方向外向きの動きへの変換に影響を与える。本実施態様で、縫合糸7はテーパー状プッシャー表面19bが基端側突起部13と接触してこれに沿って摺動すると、供給装置1の本体と基端側突起部13の移行部で形成される肩9aで切断される。
【0038】
装置1を操作するには、縫合糸クリップ・アセンブリ3a(プラグ3とリング8)を内視鏡作業チャンネル15から導入してプッシャー14で開放位置にする。使用される縫合糸クリップ・アセンブリ3aの特定の実施態様によっても変化するが、患者の体内に置かれた縫合糸は縫合糸クリップ・アセンブリ3aが作業チャンネル15を下降する前に縫合糸クリップ・アセンブリ3aにある各種の開口部のいずれかに差し込まれる。縫合糸クリップ・アセンブリ3aが開放位置にある状態のときは、縫合糸7はロックされずにリング8とプラグ3にかかる。本明細書で記載した縫合糸クリップ・アセンブリ3aの各実施態様で使用される特定の処置を以下に提供する。これ以外に、縫合糸クリップ・アセンブリ3aを内視鏡18の挿管前にクリップ保持チャンバ4へあらかじめ装着して処置を開始することができる。
【0039】
プッシャー14は内視鏡18の軸方向の全長に沿って軸方向に走行して、内視鏡18の基端から操作できるようにするのが望ましい。前述したように図1に図示してある装置1の実施態様では、プッシャー14は円錐台形のプッシャー先端19を備え、これのテーパーが基端側突起部13のテーパーと適合するのが望ましい。プッシャー先端19は何らかの特定の形状を与えられなくとも良いことは理解されるべきである。たとえば、基端側突起部13と接触してフィンガ9を広げられるだけ充分に断面直径が大きければ、円筒状のプッシャー先端19を使用することもできる。
【0040】
装置1の機能にとって、縫合糸クリップ3は断面が円形なら直径が、また断面が正方形または長方形なら幅が基端側突起部13と接触するのに充分なものであることが重要である。同様に縫合糸クリップ3が開放位置では先端側突起部12と基端側突起部13の対向する表面の間の距離より大きくない軸方向の長さであることも重要である。
【0041】
縫合糸クリップ3は基端側突起部13と接触するまで装置1に押し込まれる。プッシャー14に力をかけて基端側突起部13に対して縫合糸クリップ3を押し込む。充分な力をかけることで、基端側突起部13と縫合糸クリップ3の外表面との摺動接触の結果としてフィンガ9が半径方向外向きに広がるようにする。縫合糸クリップ3が基端側突起部13を越えて前進すると、フィンガ9は第1の位置にばねのようにして戻る。第1の位置では、先端側突起部12が縫合糸クリップ3と当接し縫合糸クリップ3の前進を止める。
【0042】
装置1を越えて縫合糸クリップ3を前進させるには、プッシャー14にさらに力をかけてプッシャー先端19が基端側突起部13と接触しこれに沿って前進し、基端側突起部13がフィンガ9を第2の位置まで半径方向外向きに屈曲させるようにする。プッシャー先端19は同ときに、このとき既に先端側突起部12からはずれている縫合糸クリップ3を襞5に向かって装置1の先端から押し出す。
【0043】
他の従来技術の設計とは異なり、装置1の設計では襞5と装置1の直接接触が可能なので、図4に図示したように縫合糸のゆるみなしまたはゆるみが最小限で縫合糸クリップの位置が襞に対して圧迫できる。これにより縫合糸を希望する結合状態で襞へ正しく保持できるようになる。
【0044】
図2を参照すると、装置1の別の実施態様が図示してあり、これはカテーテル20の先端に取り付けられる。内視鏡に関連して上記で説明した処置はカテーテルを用いる装置1にも適用されるが、本実施態様ではプッシャー14はカテーテル20の中心腔を貫通するのが望ましい点で異なっている。
【0045】
図6から図16を参照すると、各種縫合糸クリップ実施態様が図示してあり、これらは1本またはそれ以上の縫合糸を固定するための摩擦嵌合手段を使用する。図6,図7,図10に図示してあるように、縫合糸クリップ・アセンブリ25が図示してあり、これは縫合糸ディスク27とディスク・ポスト29からなる。本実施態様において、縫合糸ディスク27は縫合糸ディスク27の半径方向中心に位置するのが望ましい中央部ディスク開口部30を画成する部分を備える。縫合糸開口部32はディスク開口部30から半径方向外向きに縫合糸ディスク27に形成される。縫合糸開口部32は縫合糸7を受け入れるように構成される。1個またはそれ以上の縫合糸開口部32を縫合糸ディスク27に形成できる。
【0046】
ディスク・ポスト29は、縫合糸ディスク27の直径と一致する直径で円形が望ましいディスク・ポート本体34を備える。ロック・ポスト36はディスク・ポスト29の表面から軸方向に延出しディスク・ポスト29と一体の部分であるのが望ましい。ロック・ポスト36はディスク開口部30内にぴったりと嵌合する大きさの断面直径を有する。ポスト開口部38はディスク・ポスト29とロック・ポスト36を軸方向に貫通する。ポスト開口部38は縫合糸7を受け入れるのに適しディスク・ポスト29の半径方向中心に位置するのが望ましい。
【0047】
図6に図示した実施態様において、ロック・ポスト36は平滑な(以下、スムースな)外表面を有する。図8に図示したように、ロック・ポスト36は波形表面を有し、これも縫合糸クリップ・アセンブリ25を閉止位置へ操作する際に縫合糸7の把持を良好にするように形成できる。図8aに図示してあるように、ロック・ポスト36とディスク開口部30はロック・ポスト36をディスク開口部30へ一方向にだけ挿入できるようにする一致テーパー(matching taper)を有するように形成して縫合糸7の把持を向上させることができる。
【0048】
縫合糸クリップ・アセンブリ25の本実施態様を使用するには、縫合糸7(内視鏡手術においては患者の口腔から延出する)はディスク・ポート本体34の先端からディスク・ポート本体34の基端面へとポスト開口部38に通す。縫合糸7は縫合糸ディスク27の先端面から縫合糸ディスク27の基端面へ縫合糸開口部32を通って供給される。縫合糸ディスク27とディスク・ポスト29は、装置1のクリップ保持チャンバ4に配置されるまで縫合糸7に沿って摺動する。
【0049】
縫合糸ディスク27をディスク・ポスト29に固定する前に、縫合糸7を基端側の方向に引っ張り縫合糸7のたるみを取る。ディスク・ポスト29を縫合糸ディスク27に係合するには、プッシャー14に力をかけ、プッシャー14がロック・ポスト36をディスク開口部30に押し込む。縫合糸7はロック・ポスト36とディスク開口部30の対合表面の間に、また縫合糸ディスク27の基端面とディスク・ポスト29の先端面の間に捕獲または捕捉される。縫合糸7が通る曲りくねった経路は縫合糸7と縫合糸クリップ・アセンブリ25の間に発生する摩擦を増加させる。図11から図16では本実施態様における1本の縫合糸7と2本の縫合糸7の経路を示してある。
【0050】
縫合糸クリップ・アセンブリ25を組み立てたら、襞5に面する縫合糸クリップ・アセンブリ25に縫合糸7が捕捉された状態となる。縫合糸7は基端側突起部13とプッシャー先端19の間を通り、プッシャー先端19が基端側突起部13に対して押されたときに縫合糸7が捕捉されるようにする。装置1に形成されたエッジ23は、縫合糸7を手前側に引きながら装置1経由でプッシャー14を先端方向に押すことにより縫合糸7に張力をかけたときに縫合糸7を切断するナイフとして作用する。
【0051】
図9に図示した別の実施態様において、縫合糸ディスク27には縫合糸開口部32が形成されない。その代わり、ディスク・ポート本体34にディスク・ポスト開口部40を設け、これをロック・ポスト36から半径方向外向きに形成する。縫合糸7は中央開口部30とディスク・ポスト開口部40を通って供給される。縫合糸ディスク27とディスク・ポスト29の結合により前述したのと同じ縫合糸7の捕獲ができる。
【0052】
図17には別の実施態様が図示してある。本実施態様では、上部プレート40はT字の形になっておりフランジ62が上部プレート40の底部に配置してある。底部プレート42は、上部プレート40とは分離されており、フランジ62の形状に一致する大きさと形で上部プレート40の主幹66の形状に一致するような寸法で半径方向内向きに延出するリップ64を備える。相互に組み合わせて固定すると、上部プレート40と底部プレート42の境界表面が、図示したように縫合糸7を捕捉する。
【0053】
図18から図34は整列していない状態で配置したときに縫合糸7を捕捉する整列可能なフィンガ・システムによる縫合糸クリップの実施態様を示す。図18と図19は形状が一般に長方形で、クリップ外周を形成するレール110から構成される縫合糸クリップ3を示す。2本のレール110に取り付けられた中央レール112は中央の盛り上がった部分114があり、これが縫合糸クリップ3によって占有される平面から上向きに突出する。盛り上がった部分114を通り中央レール112と中央レール112に平行な向きの2本のレール110各々に一つづつの縫合糸開口部116がレール110と中央レール112の側面に設けてある。縫合糸開口部116は中央レール112に直交する平面に沿って形成するのが望ましい。
【0054】
縫合糸開口部116のずれ(以下、オフセット)が縫合糸7を捕捉するのに充分な摩擦を提供する。縫合糸クリップ3を縫合糸7に沿って移動させると、平行なレール110の底部と盛り上がった部分114の上部に、縫合糸開口部116が整列するまで圧力がかかる。中央レール112はレール110と同じ平面で整列するまで屈曲するのに充分な弾力性を有すると同ときに非整列状態まで戻るのに充分な材料記憶を有する材料から作成して縫合糸7の捕捉に必要な摩擦を提供する必要がある。
【0055】
図20はレール110の上部表面から底部表面へ延在するレール110に縫合糸開口部116がある実施態様を示す。この形状によりレール110の底部表面から縫合糸開口部116経由で縫合糸7を通すことによりさらに摩擦が提供される。図21は円形の断面形状を有するレール110を使用する実施態様を示す。図22は図面に設けた矢印によって示されるように個別のレールにどのように力をかけるべきかを示す。図23は縫合糸7に対して縫合糸クリップ3を前進させるため縫合糸7にかかる摩擦を解放できるように整列したレール110と中央レール112を示す。
【0056】
図24は外側チューブ120に装置した整列されていないレール110と中央レール112を用いる縫合糸クリップ3を示す。内部円周応力が大きくて体温でセットする傾向が最も小さいような外側チューブの使用が好適である。編組線構造やばねで強化したものも使用可能な代替品である。本実施態様で縫合糸7の捕捉は外側チューブ120が円形の断面形状で縫合糸7の軸に直交する方向にかけた圧縮力により変形したときだけ可能である。変形は、縫合糸7が縫合糸クリップ3を通過する点で縫合糸7と外側チューブ120の上に通した締め付け工具の使用により実現できる。
【0057】
図25と図26はレール110と中央レール112が六角形の断面形状で弛緩したときの配置即ち整列していない配置のときに摩擦またはロックアップ(lockup)を増大するようにした縫合糸クリップ3を示す。図27は整列配置での縫合糸クリップ3を示す。図26はレール110と中央レール112が円錐台の断面形状で円錐台部分が交互に反転して弛緩位置でのロックアップをさらに増加するようにした縫合糸クリップ3を示す。図28は整列位置にある円錐形レールの同じ実施態様を示す。
【0058】
図29から図32はガイドレールと外側チューブ120について別の断面形状をもつ複数の実施態様を示す。これらの構造では、絞断器を使用することがあり、縫合糸7に沿って縫合糸クリップ3との接触点まで絞断器を前進させ、ここで絞断器を用いて圧力をかけ縫合糸7のロックを解放する。このような装置が以下に参照する図35から図38に図示してある。
【0059】
図33はレールを整列させレールが今度は縫合糸7への摩擦を解放するように圧縮力(矢印で示される)の印加を示す。図34は図33と同じ実施態様を示したものでここでは圧縮力が取り去られてレールが縫合糸7と整列しなくなる。
【0060】
図35は整列可能なフィンガを有する縫合ロックのための縫合糸供給装置を示す。細長い供給チューブ130を設け、内側部分チューブ132は供給チューブ130の先端より基端側で供給チューブ130に固定する。内側部分チューブ132は開いた先端と楕円形に一致するのが望ましい基端とを有する。このときの楕円形は前述した整列可能なフィンガ技術を含む縫合ロック3を入れるように設計される。内側チューブ開口部134は基端に、また楕円形の場合には内側部分チューブ132の基端側先端に形成される。
【0061】
係蹄136を設け、これの先端を供給チューブ130の先端で供給チューブ130の内壁に取り付ける。係蹄136の基端は内側チューブ開口部134を通し供給チューブ130の基端に戻し、ここから係蹄136を使用者が操作できるようにする。
【0062】
供給チューブ130を操作するには、係蹄136を緩い状態に保持し縫合糸クリップ3(これに縫合糸7が通してある)を供給チューブ130に取り付け内側部分チューブ132に対して配置できるようにする。係蹄136に張力をかけて縫合糸クリップ3を供給チューブ130に固定する。係蹄136を引っ張ることで縫合糸クリップ3にかかる力のため縫合糸クリップのレールが整列し縫合糸クリップが縫合糸7の長さに沿って移動できるようになる。
【0063】
縫合した組織の折り畳み部のすぐ近くで望ましくはこれに接するように所定位置に縫合糸クリップ3を配置するには、縫合糸7に沿って供給チューブ130と縫合糸クリップ3を摺動させることにより供給チューブ130を組織の折り畳み部まで前進させる。希望する位置に到達したら、係蹄136への張力を解放し、これによって縫合糸クリップ3のレールが整列しない方向に戻るので、縫合糸7が捕捉される。望ましくは、レールの再配置によって発生した力で縫合糸クリップ3を供給チューブ130から少なくとも部分的に外へ移動させる。縫合糸クリップが希望する位置に達したら、供給チューブ130を後退させ縫合糸7を縫合糸クリップ3より手前の点で切断する。一つの実施態様において、供給チューブ130には供給チューブ130を後退したときに縫合糸7を切断するエッジを設ける。
【0064】
図39から図102は縫合糸捕捉を実現する各種形状のシリンダを含む縫合糸クリップのその他の一般の実施態様を示す。図39から図43はロック・キャップをシリンダに組み合わせた縫合糸クリップの実施態様を示す。図39から図41に図示してあるように、縫合糸ロック3は細長い中空シリンダ140とシリンダ・キャップ142とを含むように図示してある。キャップ142と環状スロット144は中空シリンダ140の端部を受け入れられるように構成されている。壁スロット146をキャップ142の側壁に設け、側壁の外表面から環状スロット144まで延出する。
【0065】
縫合糸クリップの実施態様において、シリンダ140は縫合糸7の上へ前進する。キャップ142がシリンダ140の端部にかぶさり、このとき縫合糸7は図40に図示してあるように壁スロット146の中に位置する。図41に図示してあるように、縫合糸7はシリンダ140とキャップ142の境界面で捕捉される。図42と図43は縫合糸クリップ3内部の縫合糸7の曲がりくねった経路を示し、これがで縫合糸7の捕捉の一助となる。
【0066】
図44と図45は装置1にあらかじめ装着されるシリンダ/キャップの実施態様での縫合糸クリップ3を示す。シリンダ140とキャップ142の閉止を行なわせるには、キャップ142の閉じた端部を先端側突起部12と接する。シリンダ140はプッシャー14(図示していない)によってプッシャー先端19経由でキャップ142へ押し込まれる。
【0067】
図46から図49はシリンダ/ロッキング・ロッドの実施態様での縫合糸クリップ3を示す。図46はロッド150と組み合わされるシリンダ140を示す。ロッド150はシリンダ140の内壁と係合する大きさにしておき摩擦嵌合を作れるようにするか、オプションとしてのロッド固定フランジ152を設けてこれをシリンダ140の内壁か環状シリンダ固定チャンネル154のどちらかと係合する大きさにしておく。オプションとしては、シリンダ140の全長に沿って、シリンダ開口部156を、望ましくは2箇所に、設ける。縫合糸7はシリンダ140を通ってシリンダ端部へと前進し、シリンダ開口部156またはシリンダ端部と開口部の組み合わせを通る。
【0068】
シリンダ140に縫合糸7が通った状態になれば、ロッド150をシリンダ140に挿入しロッド40とシリンダ150の境界面が図47に図示したように縫合糸7を捕捉するようにする。捕捉点は固定フランジ152と固定チャンネル154の境界面を含むことができる。
【0069】
図48と図49はシリンダ・スロット158をシリンダ140の側壁に形成した別の実施態様を示す。望ましくは、スロット158はシリンダ140端部から延出しここに開口する。この実施態様では、縫合糸7はシリンダ・スロット158を通ってシリンダ140の対向する端部に出る。ここでも、シリンダ140とロッド150の境界面が図49に図示したように縫合糸7を捕捉する。
【0070】
図50と図51はシリンダ140にアイレット160を設けたさらに別の実施態様を示し、このアイレットは基本的にシリンダ140の側壁の細長い切れ目で、シリンダ140の軸長に沿って側壁から分割されいずれも内向きに折り曲げられて2個の三角形のスロットを形成する。縫合糸7はシリンダ140の第1の端部から入りアイレット160の外表面からシリンダ140の第2の端部に出る。ロッド150はシリンダ140に挿入され、これがアイレット160を外向きに押し広げるので縫合糸7がシリンダ140の側壁ととアイレット160のエッジとの境界面で捕捉される。アイレット160を追加したことにより発生する摩擦がシリンダ140とロッド150の境界面で提供される摩擦に加算される。
【0071】
図52から図57は2シリンダ・システムを使用する縫合糸クリップ3を示す。図53はシリンダ140と、シリンダ140の内壁と摩擦嵌合を提供するような望ましい寸法の外径を有する内側シリンダ170を示す。内側シリンダ170は内側シリンダ170の基端から延出しここに開口する内側シリンダ・スロット172を有する。シリンダ140はオプションとしてシリンダ140の基端に溝176を形成しこれは後述するように縫合糸7との係合に使用することができる。
【0072】
本実施態様を操作するには、内側シリンダ170を縫合糸7に沿って前進させ(または縫合糸7を内側シリンダ170に通し)縫合糸7が内側シリンダ・スロット172からシリンダ140の側壁上に出るようにする。引き紐174を内側シリンダ170の基端に取り付けシリンダ140に通す。シリンダを結合するには、使用者が縫合糸クリップ3の供給に使用している内視鏡またはカテーテルの基端に向かって引き紐174を引く。シリンダ140は本実施態様の縫合糸クリップ3をあらかじめ装着しておくことができる装置1のチャンバ4の基端部と静止位置を維持する。シリンダ140と内側シリンダ170の境界表面が内側シリンダ・スロット172の先端ならびに縫合糸7がたどる屈曲した経路より先方にある内側シリンダ170の側壁の一部に沿って縫合糸7を捕捉する。縫合糸7はさらに溝176によって捕捉し、縫合糸7を引くことでシリンダ140と内側シリンダ170の接触が締るようにできる。図53はロック位置にある縫合糸クリップ3を示し図54は組織5に対して縫合糸7にセットされた縫合糸クリップ3を示す。
【0073】
図55から図57は2シリンダ実施態様の変更を示す。本実施態様において、シリンダ開口178はシリンダ140の側壁に形成される。望ましくは対角線方向に対向したシリンダ開口178の同一平面上にある2個を設ける。内側シリンダ170は先端側から基端側へ増大するテーパーを付けてテーパー状にする。内側シリンダ開口180を内側シリンダ170の側壁に形成する。図55に図示したように、縫合糸7はシリンダ140,シリンダ開口178,シリンダ140の基端の組み合わせを通すことができる。縫合糸7は内側シリンダ170の先端に入り内側シリンダ開口180から出る。縫合糸7はプッシャー14に形成したプッシャー開口14aを通る。プッシャー開口14aはプッシャー14の基端まで延在するのが望ましい。
【0074】
シリンダどうしを結合するには、一つの実施態様において、シリンダ140を装置1の先端側突起部12に対してセットする。内側シリンダ170はチャンバ4の基端にありプッシャー14でシリンダ140へ押し込まれる。シリンダ140と内側シリンダ170の境界表面が縫合糸7を捕捉し縫合糸クリップ3の本実施態様内の縫合糸7がたどる屈曲経路がこの補足の一助となる。プッシャー14と縫合糸クリップ3の境界表面は縫合糸クリップ3より先端側で縫合糸7を切断するのに使用できる。
【0075】
図58と図59はシリンダ開口178を備えるシリンダ140を含む縫合糸クリップ3のもっと単純なものを示す。縫合糸7は第1のシリンダ開口から入り、第1のシリンダ開口と対角線方向に対向する第2のシリンダ開口へ向かい、さらに第2のシリンダ開口と実質的に同一の平面内にある第3のシリンダ開口へ、そして第3の開口と対角線方向に対向する第4の開口を通過する。縫合糸7に張力をかけると縫合糸7とシリンダ140の間に摩擦が発生する。
【0076】
別の実施態様はシリンダ140と、シリンダ140の長軸に対して直交して整列される第2のシリンダ182による。縫合糸7はシリンダ140に入り、第2のシリンダ182先端を通り、第2のシリンダ182の側壁に形成された第2シリンダ開口184を通る。縫合糸7にかけた張力で縫合糸7と、シリンダ140と第2のシリンダ182の間の界面に摩擦が発生する。望ましくは、第2のシリンダ182の先端がシリンダ140の側壁と接触するようにする。
【0077】
図60から図62は2シリンダ実施態様の別の実施態様を示したもので、第2のシリンダ182はロック顎186を有する。顎186は上突起部188と下突起部190とを有し、顎186が下突起部190に対して先端方向にオフセットするようにオフセットさせる。オプションとしての溝192は縫合糸7を受け入れるのに適するように下突起部190の最先端に形成する。第2のシリンダ182は望ましくは顎186が閉止位置から(図62に図示してある)開放位置へ(図63に図示してある)また閉止位置または半閉止位置へ屈曲して戻れるような材料から作成する。
【0078】
スロット194を、ロック係合で上突起部188を受け入れられるような寸法で、シリンダ140の側壁に形成する。縫合糸7はシリンダ140を通り、溝192を通り、第2のシリンダ182を基端側からまた縫合糸クリップ3を配置するのに使用する装置へ通過する。
【0079】
シリンダ140を第2のシリンダ182と係合するには、シリンダ140を装置1の先端側突起部12に対して置く。第2のシリンダ182はチャンバ4の先端部に配置される。第2のシリンダ182をシリンダ140に向かって、上突起部188がシリンダ140と接触し上向きにまたシリンダ140の外側へ屈曲するまで押し込む。第2のシリンダ182は上突起部188が開口部194の先端肩196と係合するまで前進する。縫合糸7は上突起部188と下突起部190の境界面で図62に図示したように捕捉される。
【0080】
図64と図65は縫合糸クリップ3の3連式タブの実施態様を示す。本実施態様では、縫合糸クリップ3は2個の横タブ200と中央タブ202を有する。中央タブ202はタブ・フランジ204を有し、これは中央タブ202の長軸に対して直交する方向に延在するのが望ましく、中央タブ202の底面と一体の側方延長である。タブ・フランジ204は中央タブ202の両側面から横タブ200の隣接する側面を越えて延出する。縫合糸クリップ3は中央タブ202を上向きに横タブ200が占有する平面を越えて上向きにまた同じ平面を越えて下向きに屈曲させることのできるような材料から作成するのが望ましい。
【0081】
縫合糸クリップ3の本実施態様を使用するには、縫合糸7を横タブ200の上と、図64に図示したように上向きに屈曲している中央タブ202の下に通す。横タブ200の占有する平面を越えて中央タブ202を下向きに屈曲させタブ・フランジ204を横タブ200の底面と接触させる。縫合糸7は縫合糸クリップ3のタブを通る屈曲した経路により作成される摩擦で捕捉される。
【0082】
図66から図68はシリンダ140と中空ロッド210とを使用する別の実施態様を示す。本実施態様において、フラップ206が側壁のスカイビング(skiving)によりシリンダ140の側壁に形成される。フラップ206はフラップ開口部208を内部に形成してある。フラップ206の先端は下向きに屈曲させシリンダ140の内腔の一部を占有するようにする。縫合糸7をシリンダ140の先端からフラップ開口部208へ、フラップ206の上面から通しシリンダ140の基端へと出す。縫合糸7はシリンダ140の内壁と摩擦嵌合を提供するように採寸した外形を有する中空ロッド210のロッド内腔212を通って進む。中空ロッド210はシリンダ140を通りその内部で中空ロッド210がフラップ206の基端側底部と接触する。中空ロッド210をさらに押し進めるとフラップ206を上向きに押し上げ、これで図68に図示してあるように、フラップ206とシリンダ140の側壁の間に縫合糸7が挟まれる。
【0083】
図69から図73は楔原理の各種実施態様を示す。図69,図70,図730は球体の形状に一致する楔310を示す。楔ひも318は、楔310に取り付けて、シリンダ140の柔軟なタイプのものに楔310を押し込むように力をかけるために使用する。望ましくはシリンダ140は変形して楔310を受け入れることのできるプラスチックなどの材料から作成し、楔310はシリンダ100の内腔の直径より望ましくは大きな直径を有するようにする。シリンダ140へ楔310を導入することでシリンダ140と楔310の界面の間に縫合糸7が捕捉される。
【0084】
図71と図72はシリンダ140と組み合わせた楔310の別の実施態様を示す。図71はテーパー状側壁と固着した楔310を示す。図72は球形の基端とドーム状キャップの先端を備える楔310を示し、先端の直径はシリンダ140の内径より大きくするのが望ましい。ここでも縫合糸7はコンポーネントの対合表面により捕捉される。
【0085】
図74と図75は楔312とコーン320とからなる縫合糸クリップ3の更なる実施態様を示す。楔312は中央開口部314を有しコーン320はコーン320の側壁に形成したコーン開口部326を有する。コーン320は平坦部を有する先細の先端322で形成できる。本実施態様では、縫合糸7は中央開口部314から入りコーン320に形成したコーン内腔324へ、そしてコーン開口部326から出てくる。楔310はコーン320のコーン内腔324へ進入し、これの境界面が縫合糸7を捕捉する。さらに楔310をコーン320に進めるほど、縫合糸7にかかる捕捉力が大きくなる。
【0086】
図76から図83は各種形状の楔を使用する縫合糸クリップ3の更なる実施態様を示す。図76と図77はテーパー状楔310を用いるシリンダ140を示す。ここでもシリンダ140と楔310との境界面が図77に図示してあるように縫合糸7を捕捉する。図78,図81,図82,図83は同様な実施態様だが側壁にシリンダ・スロット141を形成してありシリンダ140の端部から延出し又端部に開口するシリンダ140を用いる。上記の同様の実施態様で説明したように、縫合糸7がスロット141に入ってからシリンダ140および楔310が係合する。
【0087】
図79と図80は縫合糸クリップ3のさらに別の実施態様を示し、楔310は円筒状の本体313とドーム状でフランジの付いた先端315を有する。縫合糸7は先端315とシリンダ140の内壁の界面により捕捉される。
【0088】
図84はチャンバ4に縫合糸クリップ3を装填した装置1を示す。シリンダ140は先端側突起部12に閉じ込められているがプッシャー14が楔312をシリンダ140内腔へ押し出すようになっている。環状のシリンダ・チャンネル143がシリンダ140の内壁に形成されており、楔312の基端に形成された環状フランジ317を対合係合で受け入れる。縫合糸7はシリンダ・スロット141からシリンダ140へ入りシリンダ140の基端から出る。シリンダ140と楔312の境界面で縫合糸7を捕捉する。
【0089】
図85から図102には縫合糸クリップ実施態様の最後のカテゴリが図示してあり、これは縫合糸7が巻き付けられ外側の半円形スリーブで捕捉されるシリンダ又はロッドからなる。図85から図89はロッド400とスリーブ410を示し、スリーブは半円形が望ましく、ロッド400と着脱可能にロックする寸法にしたハイパー半円形断面形状を有するのがさらに望ましい。スリーブ410はスリーブ410の先端および基端より基端側に形成するのが望ましいスリーブ開口412を有する。縫合糸7はスリーブ開口412の先端部材から通してロッド400周囲に巻き付けスリーブ開口412の基端側部材を通る。スリーブ410は図86と図87に図示してあるようにロッド400にクリップされる。図88、図89、図91から図95はロッド400とスリーブ410が基端で結合されている実施態様を示す。本実施態様において縫合糸クリップ3はスリーブ410を開放位置から閉止位置へ屈曲できるような材料で作成する。
【0090】
図90と図91はロッドとこれに対合するスリーブを含む縫合糸クリップをロックするために使用できる装置1の変更を示す。図示したように、ロッド400とスリーブ420はチャンバ4に装着される。プッシャー14fは先端方向に延出するテーパー状セグメント14eを有し、これは先端方向に前進したときにスリーブ410を押して、スリーブ410がロッド400にロックされるまでロッド400に向かって回転させる。テーパー状基端側突起部13aは先端側突起部12より基端側に設け、セグメント14eと接触するように配設される。セグメント14eを完全に先端方向へ前進させると、セグメント14eが基端側突起部13eに沿って乗り上げ、突起部はフィンガ9を外向きに屈曲させて縫合糸クリップ3を解放する。
【0091】
図96から図100はあらかじめロックした位置(図96)から中間位置(図97と図98)さらに組織5に近いロック位置(図99から図100)への前進の各段階における縫合糸クリップ3を示す。工程はプッシャー(図示していない)により組織5に向かって縫合糸7上にロッド400を前進させることで開始する。ロッド400が組織5に達したら、縫合糸7に張力をかける。スリーブ410はプッシャー(図示していない)でロッド400に達するまで縫合糸7に沿って先端方向に前進させる。これ以外に、スリーブ410に縫合糸と接触しさらに摩擦をかける表面を設けることで、ロッド400とスリーブ410を同ときに前進させても良い。縫合糸7の緩みはロッド400とスリーブ410を互いにロックするとこれらの間で捕捉される。縫合糸クリップ3より基端側の点でプッシャーにより縫合糸7を切断する。縫合糸を捕捉する作用はスリーブ410をロッド400に固定する前にロッド400の周囲に縫合糸7を巻き付けることで増強できる。別の実施態様において、ロッド400とスリーブ410の対合表面にテクスチャ(表面凹凸)を作るか対合する突起と陥凹を設けて縫合糸7の摩擦把持力を増強することができる。縫合糸タグ7aを使って縫合糸7の先端を固定できることは注意すべきである。
【0092】
図101と図102は縫合糸クリップ3の更なる実施態様を示す。図102は縫合糸7が周囲に巻かれているロッド400を示す。クランプ顎500を閉じてロッド400とクランプ顎500の間の境界面に縫合糸7を捕捉する。クランプ顎500を閉じるために使用可能な一つの方法は、装置1にロッド/スリーブ縫合糸クリップ実施態様で図示した変更を用いるものである。クランプ顎500の開いた端部はチャンバ4の先端で先端側突起部12に向かって配置される。
【0093】
図132から図150は拡張可能なプラグ又は拡張可能なリングを、剛性でこれに対応するリング又はプラグと各々組み合わせた縫合糸クリップを示す。図132から図134はリング562とメッシュ・プラグ560を含む縫合糸クリップ3を示す。リング562は比較的剛性の材料たとえばポリプロピレンなどで作成してプラグ560により発生する拡大力に耐えられるようにする。プラグ560は拡張可能な材料たとえばニチノールなどやエラストマー材料から、図134に図示したメッシュ・パターンに作成するのが望ましい。プラグ562はニチノール・メッシュがリング562の内径を越える外径を有する弛緩した状態を有するように構成する。縫合糸7はリング562の内壁とプラグ560の外表面の間で、さらに拡大しようとするニチノール製プラグ562が発生する半径方向外向きの力により捕捉される。
【0094】
図135から図141はメッシュ・プラグ562をリング560へ供給するところを示す。工程は縫合糸クリップ供給装置502へプラグ560をあらかじめ装填して開始する。供給装置502の先端に形成した弾力性のコレット・フィンガ504は、先端側突起部506が一とき的ストップを提供して、プラグ562に締められる前に、リング560が先端方向へ移動するのを止める。縫合糸7はリング560を通り供給装置502を通る。供給装置502の中心腔を通って軸方向に摺動する寸法のプラグ供給カテーテル563は圧縮状態のプラグ562を先端にあらかじめ装填しておくのが望ましい。カテーテル563はリング560の基端エッジのすぐ近くまで前進させる。カテーテル563内部で軸方向に摺動できる寸法のリング・プッシャー524をカテーテル563から先端方向に進めてカテーテル563からリング560へプラグ562を押し出す。
【0095】
カテーテル563からプラグ562が先端方向へ排出されると、カテーテル563の内壁により半径方向に制限している力が除去され、これによってプラグ562が拡大できるようになる。縫合糸7はリング562の内壁へ向かって拡大するプラグ562によって発生する摩擦で捕捉され保持される。図138と図139に図示してあるように、プラグ562はリング560より長目として、プラグ562の端部が望ましくはリング560の外径を越えて拡大してロック機能を提供し、プラグ562のリング560に対する軸方向の移動を防止するようにするのが望ましい。オプションとして図142に図示してあるように、リング560はリング560の内壁から内向きに延出する移動防止タブ560aを形成できる。タブ560aはプラグ562のメッシュ構造に形成されている1つまたはそれ以上の蛛の巣状開口部と係合することによりプラグ562の相対的な軸方向移動を防止するように機能する。
【0096】
図143から図150は拡大可能な縫合糸クリップ・コンポーネント設計の別の実施態様を示す。本実施態様において、プラグ562は剛性のコンポーネントでありリング560は圧縮可能なコンポーネントである。望ましくは、プラグ562は外表面状に形成された対角線方向のチャンネル562aを形成し、一方リング560は隣接するリボン部分560bの間隔がプラグのチャンネル562aに相当するような寸法のリボンとして形成する。この実施態様では、リング560は応力を加えて初期の開放した直径の大きい状態にしてプラグ562へ供給する。縫合糸7をリング560に挿入したら、プラグ562をリング560に挿入して縫合糸7がリング562の外壁とリング560の内表面の間に位置するようにする。配置したら、リング560は直径の小さい弛緩した状態へ移行させることで、個別のリボン部分560bをプラグのチャンネル562aへ移動させる。プラグ・チャンネル562aにより縫合糸7が通る屈曲した経路とリング560の圧縮で発生した摩擦力が結合して、縫合糸クリップ3は縫合糸7に対して軸方向に移動しないように固定される。
【0097】
プラグ562の更なる実施態様が図150に図示してある。本実施態様では、プラグ562はプラグ562にダンベルの形状を付与する両端の拡大が形成されている。直径の広がった端部はリング560の軸方向のストップを提供する。
【0098】
図121から図125を参照すると、主として無頭縫合糸クリップ・アセンブリとして設計した低プロファイル単プッシャー縫合糸クリップ供給ロック・カテーテルが一般に参照番号1で図示してある。カテーテル先端は主としてコレット2からなり、これに先端1の他のコンポーネントが装着される。コレット2は基本的には円筒で2個またはそれ以上のコレット・フィンガ4を備え、これがコレット2の先端から先端方向に延出する。コレット・フィンガ4は歪を加えられて(以下、バイアスされて)開放位置に配置される。角コレット・フィンガ4の先端から半径方向内向きに延出するのがコレット・フィンガ・フランジ6で、これはコレット2に装填された縫合糸クリップの先端方向への前進を止めるストップとして機能する。コレット2の先端と、コレット・フィンガ4とコレット先端フランジ6の組み合わせでコレット・ケ−ジを画成し、その内部に縫合糸クリップのコンポーネントが縫合組織部位へ供給するため解放可能に内蔵される。ケ−ジはさらに縫合糸クリップ・コンポーネントを組み立てのために整列させるように機能する。
【0099】
好適実施態様において、コレット・フィンガ・フランジ6は外側先端エッジ8を丸めて患者への外相を最小限に抑さえ、内側先端エッジ10を丸めて縫合糸クリップ・コンポーネントの装填を容易にしてある。好適実施態様において、外側先端エッジ8は外側コレット・フィンガ壁14を越えて半径方向外向きに延出し後述する外側摺動スリーブ30のストップとして機能する。コレット・フィンガ・フランジ6の内側基端面はコレット・フィンガの長軸に向いてフランジ基端表面18が占有する平面が約90度から約135度また望ましくは約128度の角度を形成しストップ機能を提供する必要性と供給カテーテルから縫合糸クリップの放出に干渉しない必要性とのバランスを最適化する。オプションとして、コレット・フィンガ・フランジ6はコレット・フィンガ4の外壁から半径方向外向きに延出して摺動スリーブ30の先端ストップとして機能するように形成できる。
【0100】
フィンガ・スロット12はコレット・フィンガ4の間に形成されてこれにより画成され、コレット・ケ−ジに装填された縫合糸クリップのコンポーネントを通る縫合糸の排出ポートとして機能する。コレット・フィンガ4は開放位置にバイアスされているので、半径方向に制限する力はフィンガが開いた縫合糸クリップ装填/開放位置から閉じた縫合糸クリップ閉じ込め位置へ移動するようにかけるだけで良い。これ以外に、コレット・フィンガ4は閉止位置でバイアスしても良い。
【0101】
コレット・フィンガ・フランジ6の基端面とコレット2本体の先端との距離は望ましくは2個の組み立てていない縫合糸クリップ・プラグ62と共に組み立てていない縫合糸クリップ・コンポーネントの少なくとも1組を収容するように設定する。この距離は違う個数の縫合糸クリップ・プラグを収容するように変更可能である。
【0102】
コレット2の内壁によって画成された中空チャンバ内には円筒状のプッシャー24が配置される。プッシャー24はコレット2内部で自由に摺動する。プッシャー24はコレット・ケ−ジ内に配置された縫合糸クリップ・プラグの基端と対合的に係合するのが望ましい。プッシャー24の先端方向への移動で縫合糸クリップ・プラグと係合し縫合糸クリップ・プラグを先端方向に縫合糸クリップ・リングへ押し出す。コレット・フィンガ・フランジ6は縫合糸クリップ・リングのストップとして機能するので、印加された先端軸力が縫合糸クリップ・コンポーネントの係合を行なう。
【0103】
プッシャー24には対角線方向に対向するガイドタブ43が形成してあり、これはコレット2に形成された対角線方向に対向するチャンネル内で軸方向に乗っている。ガイドタブ43から半径方向外向きに延出するのは圧縮可能なフィンガ・タブ45である。
【0104】
コレット2と同軸の関係でその周囲を自由に摺動するように配置してあるのが外側摺動スリーブ30で、これは少なくとも二つの機能を実行する:コレット・フィンガ4に対して半径方向の力を提供して組織部位への縫合糸クリップ供給中にフィンガを閉止位置で保持し開いたコレット・フィンガに起因する潜在的な外傷を最小限に抑さえることと、縫合糸クリップによって固定された縫合糸の末端を切断する手段を提供することである。先端方向に前進すると、外側摺動スリーブ30はコレット・フィンガ4を内包しフィンガがバイアスされていることにより開放位置か閉止位置かに関係なくフィンガの半径方向の移動が制限される。
【0105】
基端側に後退すると、外側摺動スリーブ30は直接あるいは他のコンポーネントと協動して、固定された縫合糸クリップより手前側で縫合材料を切断する。一つの実施態様において、縫合糸スロット34の先端35が縫合糸と係合しこれをコレット2本体の先端に向かって運ぶ。縫合糸スロット34の先端がコレット2本体の先端を越えて移動すると、縫合糸が切断される。別の実施態様において、縫合糸スロット34が固定式カッター42と相互作用し、後述するように縫合糸尾端を切断する。さらに別の実施態様では、縫合糸スロット先端35を尖らせておき外側摺動スリーブ30が手前側に後退したときに切断機能を実行する。
【0106】
半径方向に対向する縫合糸スロット固定スロット47は摺動スリーブ30の外側円筒壁で摺動スリーブ30の基端よりすぐ手前で形成する。ロック・スロット47はプッシャー24のフィンガ・タブ45を受け入れるのに適する。フィンガ・タブ45とロック・スロット47のインターロックにより摺動スリーブ30をプッシャー24で後退させる手段を提供する。摺動スリーブ30を後退させるには、プッシャー24が摺動スリーブ30の基端31と接触するまで基端側に後退させる。接触したらフィンガ・タブ45がロック・スロット47と係合し、摺動スリーブ30の基端方向への後退がプッシャー24の基端方向への後退によりできるようになる。摺動スリーブ30を前進させるには、フィンガ・タブ45を患者の外から用手的に押下する必要がある。摺動スリーブ30は閉止位置でコレット・フィンガ4を含むように用手的に前進させられる。
【0107】
図132と図133に図示したように別の実施態様では、プッシャー・ヘッド24aがプッシャー24の先端から延出する。プッシャー・ヘッド24aは軸方向に向かうスリーブピン・スロット24bを画成する部分があり、これは摺動スリーブピン40aを摺動係合で受け入れられるように構成されている。摺動スリーブピン40aは半径方向内向きに摺動スリーブ30から延出しスリーブピン・スロット24b内部を軸方向に自由に摺動できる寸法である。スリーブピン・スロット24bはプッシャー・ヘッド24a内部に配置してプッシャー24/プッシャー・ヘッド24aのアセンブリが縫合糸クリップ・アセンブリを完全に挟みつけるのに充分なだけ先端方向に前進して、摺動スリーブ34がコレット・フィンガ4の先端を越えて前進しなくとも良いようにする。この構成では、スリーブピン・スロット24bの基端が摺動スリーブ30のストップとして作用するので、コレット・フィンガ・フランジ6が摺動スリーブ30の先端ストップを提供する必要がない。スリーブピン・スロット24bの先端は、プッシャー24/プッシャー・ヘッド24aアセンブリの後退によりスリーブピン・スロット24bの先端を摺動スリーブピン40aと係合し摺動スリーブ30を充分な軸距離だけ後退させて締め付けた縫合糸クリップ・アセンブリを解放できるようにするように配置する。これに続くプッシャー24/プッシャー・ヘッド24aアセンブリの前進でスリーブピン・スロット40bの基端が摺動スリーブピン40aと係合し、スリーブピンがプッシャー24の先端方向への移動を摺動スリーブ34の先端方向への移動に変換して半径方向内向きにコレット・フィンガ4を後退させ患者から装置1を完全に後退させる。
【0108】
少なくとも1個の縫合糸スロット34が摺動スリーブ30の先端32寄りに形成され、典型的にはカテーテルを挿入したオリフィスを越えて延出するような過剰な縫合材料の出口を提供する。フィンガ・スロット12と縫合糸スロット34が少なくとも部分的に整列して過剰縫合材料の経路が縫合糸クリップ供給装置から出られるようにすることが重要である。摺動スリーブピン40aのない実施態様で整列を実現するには、縫合糸スロット34が整列スロットとして機能して整列ピンを受け入れる。整列ピン40はコレット2に固定され整列スロット34内で自由に摺動する寸法である。整列スロット34の長さは摺動スリーブ30の基端側への移動距離と先端側への移動距離を制限する。整列ピン40は先端エッジに近い点で、もしあれば固定式カッター44がある場合には固定式カッター44を通るコレット2上に配置する。縫合糸スロット34は少なくとも一方のフィンガ・スロット12と縫合糸スロット34が長手方向と半径方向の軸に沿って少なくとも部分的に整列するように摺動スリーブ30に配置する。望ましくは、対角線方向に対向する2組のフィンガ・スロット12と縫合糸スロット34を設けて縫合糸の各末端の出口とする。一つだけの整列ピン40を提供すれば半径方向の整列を実現できる。
【0109】
本明細書で記載している実施態様のオプションの機能は固定式カッター42である。カッター42は望ましくはコレット2の周囲に形成されてこれに固定される金属製リングで、縫合材料を切断できるだけ充分に鋭い先端エッジ44を備える。このリングは望ましくは射出成型される実施態様で使用する。しかし、充填又は切削整形を用いてカッター42の必要性を排除することもできる。
【0110】
単一式プッシャーの実施態様では、単一のプッシャー・ノブをコレット・ケ−ジに直接取り付けた従来の制御ハンドル(図示していない)を使用してプッシャー24を前進後退させる。制御ハンドルは本発明の一部を構成するものではない。
【0111】
単一式プッシャーの実施態様に縫合糸クリップ・コンポーネントを装填するには、プッシャー24を完全に後退させ摺動スリーブ30が係合し基端側に後退して開放位置へ拡大するコレット・フィンガ4の半径方向の制限を除去するようにする。
【0112】
コレット・フィンガ4を開放位置に構成した場合、2個の積み重ね可能な縫合糸クリップ・プラグをコレット・ケ−ジに配置できる。次に、患者体内で組織を縫合するのに使用した縫合糸80の両端を縫合糸クリップ・リングに通して縫合糸クリップ・プラグに形成した貫通孔へと通す。縫合糸の端部はフィンガ・スロット12と縫合糸スロット34の同一又は別々の組どちらかに通し縫合糸の両端が縫合糸クリップ供給カテーテルより外部にくるように構成する。縫合糸クリップ・プラグ62を最初の2個の縫合糸クリップ・プラグ62より先端側のコレット・ケ−ジの基端に配置してから縫合糸クリップ・リング60をコレット・ケ−ジの先端に配置し、ここでリングはリングの先端方向への移動を禁止するコレット・リング・フランジ6の少なくとも一つと係合するのが望ましい。コレット・ケ−ジは縫合糸クリッピング処置毎にひとつ装填する必要がある縫合糸クリップ・リングに装着するため積み重ね可能な複数の縫合糸クリップ・プラグを収容する大きさにできることは理解されるべきである。
【0113】
縫合糸クリップ・コンポーネントを装填したら、フィンガ・タブ45とロック・スロット47の係合により摺動スリーブ30へ係合したプッシャー24を、摺動スリーブ30が先端方向に最大限前進した位置に達するまで先端方向に進める。この点で、プッシャー24の長さのため、プッシャー24はフィンガ・タブ45が圧縮されて摺動スリーブ30を解放し操作者がプッシャー24を先端方向に再配置できるようになるまで次の縫合糸クリップ・プラグ62と係合できない。摺動スリーブ24は摺動スリーブ30とのロック係合でプッシャー24の先端が次の縫合糸クリップ・プラグと接触しないようにしつつ摺動スリーブ30からはずれないような大きさとする。この構造は縫合した組織部位へ縫合糸クリップ・コンポーネントを供給するのに効果的である。
【0114】
単一式プッシャーの実施態様を操作するには、プッシャー24に装着した制御ノブを先端方向に前進させる。これによりプッシャー24の先端が一番手前の縫合糸クリップ・プラグ62と係合する。発生する軸力が最も基端側の2つの縫合糸クリップ・プラグ62から3番目に先端側の縫合糸クリップ・プラグ62へ伝達され、3番目は縫合糸クリップ・リング60と係合して、完全な縫合糸クリップが形成され縫合した組織のすぐ近くで締め付けられる。プッシャー24が最大限まで底部の位置へ前進させられたら、制御ノブを手前に引いて前述のように摺動スリーブ30を係合する。摺動スリーブ30の手前側への後退で組み立てられた縫合糸クリップより手前の一点で、縫合糸スロット34の先端とカッター42の先端エッジ44かコレット2の本体の先端エッジのいずれかとの相互作用により、縫合糸80の端部を切断する。患者からカテーテルを取り出すには、プッシャー24をもう一度手前に進める。フィンガ・タブ45とロック・スロット47の一方向相互作用のため、プッシャー24の先端方向への前進で摺動スリーブ30が前進してコレット・フィンガ4をもう一度半径方向に制限するプッシャー24は摺動スリーブ30が最大前進位置に達するまで先端方向に押す。このとき点でカテーテルを患者から安全に抜去できる。
【0115】
次のサイクルを開始するには、縫合糸クリップ・リングをコレット・ケ−ジに装填する。一つの実施態様において、リング装填ロッド又はマンドレル(図示していない)を使ってリング60をコレット・ケ−ジの先端に装填する。このロッドはリング60の内部直径より充分に小さい直径を有しこのロッドからの開いたコレット・ケ−ジへリング60の自由な移動ができる。リングを挿入するには、ロッドを止まるまで丸めたコレット・フィンガ・フランジ6へ押し込む。挿入するリング60はコレット・フィンガ・フランジ6の内径より大きな直径を有するのでフランジを内向きに屈曲させる。リング60がフランジ6の基端面18を越えて基端側に前進させられるとフランジは初期位置へ戻りリングを捕捉する。次にロッドを除去する。次の縫合糸クリップの組み立ておよび締め付けサイクルを準備するには、摺動スリーブ30をプッシャー24から解放し先端方向に前進させてコレット・フィンガ4を半径方向に制限する。
【0116】
図126に図示した別の実施態様において、専用フィンガ・ホールド76を使って摺動スリーブ30を前進後退させる。この実施態様において、コレット・ケ−ジの基端にあるコレット・フィンガ・ホールド74がフィンガ把持点を提供してプッシャー24と摺動スリーブ30の相対移動を行なう。サムリング72をプッシャー24の基端に設ける。プッシャー24を前進させるには、フィンガ保持部74を把持しながらサムリング72をフィンガ保持部74に対して前進させる。これによりプッシャー24が縫合糸クリップ・プラグと係合してプラグと縫合糸クリップ・リングの係合が開始する。プッシャー24が底をついたら(コレット2に対するプッシャー24の長さで予めセットできる条件)縫合糸クリップは捕捉した縫合糸と完全に組み立てられた状態となる。
【0117】
縫合糸クリップを配置して縫合糸端部を切断するには、摺動するスリーブ・フィンガ・ホールド76を把持して後退させながらサムリング72の保持を継続する。これで余分な縫合材料が切断される。コレット・フィンガが開放位置に来るようにあらかじめバイアスしてある場合、コレット・フィンガは摺動スリーブ30の半径方向の拘束力がないとばねで開く。コレット・フィンガ4が閉止位置にあらかじめバイアスしてある場合、コレット2とプッシャー24の変更を使用する必要がある。傾斜路16をコレット2の内壁で、コレット・ケ−ジに縫合糸クリップ・コンポーネントが配置される領域より基端側の点に形成する。傾斜路16は先端から基端へ半径方向内向きにテーパー状になっている。プッシャー・テーパー1がプッシャー24の先端より基端側に設けられて傾斜路16と係合するように構成されている。プッシャー24が基端側へ後退することで傾斜路16と係合してコレット・フィンガ4が開放され完成した縫合糸クリップが解放される。新しいサイクルを開始するには、縫合糸クリップ・コンポーネントをコレット・ケ−ジに装填しプッシャー24を一部前進させて傾斜路16とプッシャー24の分離を行ない、コレット・フィンガ4をあらかじめバイアスしてある閉止位置へ戻す。
【0118】
本明細書に記載の縫合糸クリップ供給カテーテルで使用する縫合糸クリップはヘッドのないプラグを有する。図127から図129に図示した好適実施態様において、射出成型が望ましいプラグ62はリング60の内壁と摩擦係合するようにした主軸68を有する。プラグ62の先端と基端からはエッジを丸めた外面を有しこれも射出成型が望ましいリング60へ前進し易くした複数のプラグ・ロック・タブ63が延出する。ロック・タブ63はリングへ前進し易くする充分な可撓性を持たせて形成し全体の直径が減少しながらリング60へと移動するようにする。一番先端のロック・タブがリング60の先端からでてくると、基端側ロック・タブ63とリング60の基端との接触と同ときが望ましいが、先端ロック・タブ63が本来の半径方向に拡大した状態にもどる。フランジの直径はリング60の外径より大きくなるようにセットし完全に半径方向に拡大したとき点でプラグ62の基端と先端に位置するロック・タブ63が協動して図130に図示したように軸方向でリング60を確実に固定するようにする。
【0119】
リング60の周囲で縫合糸80を前進させるのに必要な力を軽減するため、プラグ・ガイド・スロット67をロック・タブ63の側面の間に形成する。中央ダイバータ65はプラグ60の中央部先端から突出するように形成される。ダイバータ65はテーパー状の側壁を備え、先端から基端へ半径方向外向きに増大する。この形状により縫合糸80の追跡とプラグ・ガイド・スロット67への半径方向の配置が容易になる。一つの実施態様において、ダイバータ65はプラグ62および係合したリング60の先端を越えて先端方向へ延出し、組み立てた縫合糸クリップを縫合糸80に付加した場合、ダイバータ65が縫合組織と接触して線維化を起こし組織の肥厚を惹起する。これはGERD患者の処置の治療効果を増進すると考えられる。
【0120】
複数のプラグ62を積み重ねられるようにするには、実質的に円筒状のプラグ腔61をリング60の先端に形成しこれに対応して軸方向に延出する円筒状のプラグ突起69を基端に形成する。有効な係合を保証するため、プラグ突起69をロック・タブ63の上に延出する。プラグ腔61とプラグ突起69は、一方のプラグの先端にあるプラグ腔61が整列したときに近傍のプラグのプラグ突起69と緩く対合するような寸法にする。各々の対合するコンポーネントの寸法許容範囲は充分に緩く保って縫合糸クリップの排出に干渉しないようにはするが本明細書で記載する供給ロック・カテーテルでプラグをリングに結合する圧縮力の印加中に軸方向と半径方向の整列を提供するのに充分なだけきつくする。
【0121】
実際に使うときは、ダイバータ65は縫合糸80に沿ってプラグ60の自由な移動ができる大きさのガイド・スロット67へ、縫合糸80を供給する。この形状は縫合糸クリップ供給/ロック装置に装填する前に縫合糸端部へプラグを前進させるのに必要な労力を減少するような縫合糸クリップ・プラグを提供する。
【0122】
更なる縫合糸クリップ実施態様はリングとプラグにリブ又はスケールのインターロックを使用する。図131に図示してあるように、リブ90をリング60の内壁周囲に設ける。対応するプラグのリブ97はプラグ62の外側側壁の周囲に設ける。リブはプラグがリングへ最小限の力で前進できるように構成する。リブにはテーパーを付けて先端方向にプラグをリングへ挿入できるように、またリング60からプラグ62を基端方向に後退するのを防止する又は抵抗する干渉を作成するようにする。縫合糸80は相互に係合するリブの間に捕らわれる。うろこ状のようなスケールの特徴の深さならびに角度又はテーパーは縫合糸の寸法、材質、必要なロックの度合たとえば患者の余命などに依存する。顕著な輪郭(以下、顕著なプロファイル)は高い保持力を提供し、これも捕捉された縫合糸の寿命に対して望ましくない影響を与えることがある。コンポーネントの高度も設計の因子である。選択したプロファイルはモールド型を正しい方法で引き抜けば取れるようにプラグに容易に一体形成されるのが望ましい。内側リングの詳細部分は一体成形ピンをねじって外せる螺旋リブを使用すれば大した問題ではなくなる。オプションとして、基端側ストップ94を使用してプラグ・ロック・タブ63のないプラグの先端方向への前進を制限できる。図131に図示した実施態様では、プラグ突起69とプラグ腔61が対合する凸面状と凹面状ドーム表面を各々有するように図示してある。
【0123】
図134から図138を参照すると、2連式プッシャー縫合糸クリップ供給ロック・カテーテルの先端が一般に参照番号1で図示してある。カテーテル先端1は主として、先端1の他のコンポーネントを装着するコレット・ケ−ジ2から構成される。コレット・ケ−ジ2は基本的に円筒で2個又はそれ以上のコレット・フィンガ4がコレット・ケ−ジ2の先端から先端方向に延出する。各コレット・フィンガ4の先端から半径方向内向きに延出するのがコレット・フィンガ・フランジ6で、これはコレット・ケ−ジ2に装填された縫合糸クリップの先端方向への移動を止めるストップとして機能する。コレット・ケ−ジ2の先端と、コレット・フィンガ4とコレット・フィンガ・フランジ6の組み合わせでケ−ジを画成し、その内部に縫合糸クリップのコンポーネントを解放可能なように内包して縫合組織部位へ供給する。ケ−ジは組み立てのために縫合糸クリップ・コンポーネントを整列する別の機能もある。
【0124】
好適実施態様において、コレット・フィンガ・フランジ6は患者の外傷を最小限に抑さえるための丸めた外側先端エッジ8と縫合糸クリップ・コンポーネントの装填を容易にするため丸めた内側先端エッジ10とを備える。好適実施態様において、外側先端エッジ8は外側コレット・フィンガ壁14を越えて半径方向外向きに延出し後述する外側摺動スリーブ30のストップとして機能する。コレット・フィンガ・フランジ6の内側基端面は、コレット・フィンガの長軸に向いて、フランジ基端表面18が占有する平面が約90度から約135度の角度を形成し、望ましくは135度又は90度のどちらかで、停止機能を最大にするには90度がもっとも好適である。
【0125】
フィンガ・スロット12はコレット・フィンガ4の間に形成されこれによって画成されてコレット・ケ−ジへ装填した縫合糸クリップのコンポーネントに縫合糸を通すための出口として機能する。望ましくは、コレット・フィンガ4は開放位置にバイアスしておき、半径方向の力をかけるだけで縫合糸クリップ装填/開放位置から縫合糸クリップ閉止位置へフィンガを移動できるようにする。これ以外に、コレット・フィンガ4は閉じた位置にバイアスしておくこともできる。
【0126】
内壁でコレット・フィンガ4の基端に向かって形成してあるのが傾斜路16で、これは基端から先端へ半径方向内向きにテーパーが付いている。傾斜路16は後述するようにプッシャーと係合したときコレット・フィンガ4を開放するためのカム表面として機能する。コレット・フィンガ・フランジ6の基端面と傾斜路16の最先端の点との距離は、少なくとも組み立てていない一組の縫合糸クリップ・コンポーネントを収容するようにセットする。この距離は複数の縫合糸クリップ・コンポーネントを受け入れるように変更可能である。
【0127】
コレット2の内壁で画成される中空チャンバ内に置かれるのがコレット2内を自由に摺動する外側プッシャー20である。プッシャー20は中空シリンダ状が望ましい。外側プッシャー20の先端22はテーパを付けて外側プッシャー20外壁に形成し傾斜路16のなす角度に対応しこれと適合するのが望ましい。外側プッシャー20の先端方向への移動でプッシャー先端22と傾斜面16とが係合する。外側プッシャー20が傾斜路16に沿って先端側へ摺動すると、コレット・フィンガ4が開かれる。外側プッシャー20は閉じた位置又は開いた位置どちらかでバイアスしてあるコレット・フィンガと使用可能である。
【0128】
外側プッシャー20の壁で形成される中空チャンバ内に置かれているのは円筒状の内側プッシャー24である。内側プッシャー24は外側プッシャー20内を自由に摺動する。内側プッシャー24はコレット・ケ−ジ内にある縫合糸クリップのヘッドと係合するように設計する。内側プッシャー24の先端方向への前進で縫合糸クリップ・プラグと係合し縫合糸クリップ・プラグを先端方向に縫合糸クリップ・リングへ押し込む。コレット・フィンガ・フランジ6は縫合糸クリップ・リングのストップとして機能し先端方向へかけられた軸力が縫合糸クリップ・コンポーネントの係合を行なうようにする。
【0129】
内側プッシャー内腔26は内側プッシャー24の中に形成し基端側で内側プッシャー24の先端より手前の一点から内側プッシャー24の基端を通って延在する。内側プッシャー内腔26は内側プッシャー24に軸力を印加するために使用するワイヤ(図示していない)を受け入れるチャンバを提供する。ワイヤの使用で縫合糸クリップ組み立てを行なう充分な力を提供しまたカテーテル全長に渡り可撓性が得られる。
【0130】
コレット・ケ−ジ2と同軸にその周囲を自由に摺動するように配置してあるのが外側摺動スリーブ30で、これは少なくとも二つの機能を果たす:即ち、コレット・フィンガ4に対して半径方向の力を提供して組織部位へ縫合糸クリップ供給中にフィンガを閉じた位置に維持し開いたコレット・フィンガに起因する外傷の可能性を最小限に抑さえることと、縫合糸クリップで固定された縫合糸の末端を切断する手段を提供することである。外側摺動スリーブ30を先端方向に前進させると、コレット・フィンガ4を包囲しフィンガが開放位置又は閉止位置いずれにバイアスされていてもフィンガの半径方向への動きを制限する。この位置で、外側摺動スリーブ30は外側プッシャー20によるコレットの開放が早すぎないようにする。
【0131】
基端側に後退させると、外側摺動スリーブ30は直接又は他のコンポーネントと協動して締め付けた縫合糸クリップより基端側で縫合材料を切断する。一つの実施態様において、摺動スリーブ34の先端は縫合糸と係合しコレット・ケ−ジ2本体の先端に向かってこれを運ぶ。縫合糸スロット34の先端がコレット・ケ−ジ2本体の先端を越えて移動させると、縫合糸が切断される。別の実施態様において、縫合糸スロット34は後述する固定式カッター42と相互作用して縫合糸端部を切断する。
【0132】
少なくとも1つの縫合糸スロット34を外側摺動スリーブ30の先端32に向かって形成してカテーテルを挿入するオリフィスを越えて代表的に延出する余分な縫合材料の出口を提供する。フィンガ・スロット12と縫合糸スロット34は少なくとも部分的に整列させて過剰な縫合材料が縫合糸クリップ供給装置から出る経路を提供する。整列を行なわせるには、整列スロット36を、望ましくは外側摺動スリーブ30の基端付近に形成する。整列ピン40はコレット・ケージ2に固定されており、整列スロット36内部で自由に摺動するような寸法にしてある。整列スロット36の長さは外側摺動スリーブ30の基端方向および先端方向への移動を制限する。整列ピン40はコレット・ケ−ジ2に配置し整列スロット36は外側摺動スリーブ30に配置して、少なくとも一つのフィンガ・スロット12と縫合糸スロット34が長軸に沿って整列するようにする。望ましくは対角線方向に対向した2組のフィンガ・スロット12と縫合糸スロット34を設けて縫合糸の各端の出口を提供する。
【0133】
ここで説明している実施態様のオプションの特徴が固定式カッター42である。カッター42はコレット・ケ−ジ2の周囲に形成して固定した金属製リングで縫合材料を切断するのに充分なだけ鋭い先端エッジ44を備える。リングは射出成型されるのが望ましい実施態様で使用する。しかし、充填又は切削プラスチックの使用をカッター42の必要性がないように使用できる。
【0134】
2連式複プッシャーの実施態様では、従来技術で周知のピストルグリップ型制御ハンドルを使用してカテーテルの各種摺動コンポーネントを操作する。図139に図示してあるように、ピストルグリップ型制御50は内側プッシャー24、外側プッシャー20、外側摺動スリーブ30を前進後退させる3つの制御表面を有する。第1の制御ノブ52と第2の制御ノブ54はピストルグリップ50の基端で同軸配置し、各々内側プッシャー24と外側プッシャー20を操作する。第3の制御ノブ56はピストルグリップ50の上部表面から先端に延出する。第3の制御ノブ56は外側摺動スリーブ30に連結して操作する。第1の制御ノブ52は直径約0.188ミリメートル(0.030インチ)が望ましく内側プッシャー内腔26を形成する壁内に納まり摩擦係合するワイヤ(図示していない)を介して内側プッシャー24に連結する。第2の制御ノブ54は内側プッシャー/ワイヤの周囲に同軸配置され直径約0.105ミリメートル(0.042インチ)が望ましい第1の皮下チューブ(図示していない)を介して外側プッシャー20に連結する。ピストルグリップ型制御50は、直径が約0.125センチメートル(0.050インチ)が望ましく第1の皮下チューブの周囲に同軸配置された第2の皮下チューブ3によってカテーテル先端1(コレット・ケ−ジ・アセンブリ)へ取り付ける。第3の制御ノブ54は直径約0.163センチメートル(0.065インチ)が望ましく第2の皮下チューブの周囲に同軸配置された第3の皮下チューブ(図示していない)を介して外側摺動スリーブ30へ取り付ける。皮下チューブ間のブッシュをコレット・ケ−ジ・アセンブリに設けてアセンブリを密閉するが本発明の一部を構成するものではない。望ましくは、カテーテル先端1の外径は全部のコンポーネントを組み立てた場合約0.168センチメートル(0.067インチ)である。これにより本発明の広い応用範囲を保証する。
【0135】
2連式プッシャーの実施態様に縫合糸クリップ・コンポーネントを装填するには、最初に、第1の制御ノブ52と第3の制御ノブ56を基端側に後退した位置にする。コレット・フィンガ4が開放位置にバイアスしてある場合、第2の制御ノブ54も基端側に後退した位置にする。それ以外では、第2の制御ノブ54は先端側に前進した位置にして外側プッシャー20の先端22を傾斜路16と係合させコレット・フィンガ4を開く。
【0136】
コレット・フィンガ4が開放位置に構成されていると、患者体内の組織を縫合するのに使用した縫合糸80の端部は縫合糸クリップ・リングを通り縫合糸クリップ・プラグに形成した糸穴に入る。縫合糸端部はフィンガ・スロット12と縫合糸スロット34の同一又は別の組を通り、縫合糸端部が縫合糸クリップ供給カテーテル外部にくる。縫合糸クリップ・プラグをコレット・ケ−ジの基端に配置し縫合糸クリップ・リングをコレット・ケ−ジの先端に配置しここでリングがコレット・フィンガ・フランジ6の少なくとも一方と係合してリングの先端方向への移動を禁止するのが望ましい。コレット・ケ−ジは縫合糸クリッピング処置毎にひとつ装填する必要がある縫合糸クリップ・リングに装着するため積み重ね可能な複数の縫合糸クリップ・プラグを収容する大きさにできることは理解されるべきである。
【0137】
図140と図141に図示してあるように、縫合糸クリップ・コンポーネントを装填したら、第2の制御ノブ54をそれまで前進位置にあれば後退させ、第3の制御ノブ56を先端方向へ前進させて、外側摺動スリーブ30がコレット・フィンガ4と係合して半径方向に制限する力をかけ、患者へのカテーテル挿入中にフィンガを閉じた位置に維持する。この状態で、カテーテル先端1を患者体内の縫合糸クリップした部位へ前進させる。
【0138】
2連式プッシャーの実施態様を操作するには、第1の制御ノブ52を先端方向へ前進させ内側プッシャー24と縫合糸クリップ・プラグを係合させてプラグの先端シャフトを縫合糸クリップ・リングに押し込む。縫合糸クリップ・プラグから縫合糸クリップ・リングへの摩擦係合で、図142に図示したように摩擦係合により縫合糸80を捕捉する。内側プッシャー24の前進で縫合糸クリップ・コンポーネントが縫合組織よりすぐ手前で絞め込まれる。プラグをリングに固定し組み立てられた縫合糸クリップが縫合部位に締め付けされたら、第3の制御ノブ56を後退させて外側摺動スリーブ30からコレット・フィンガ4にかかる半径方向の力を解放する。外側摺動スリーブ30の基端側への後退で縫合糸スロット34の先端が縫合糸80と係合し、図143に図示してあるようにこれをコレット・ケ−ジ2の鋭い先端かカッター42の先端エッジ44どちらかへ向かって基端方向に動かす。縫合糸スロット34の先端がコレット本体の先端又は先端エッジ44いずれかを越えて基端側へ移動すると、図144に図示してあるように組み立てられたクリップより手前で縫合糸が切断される。次に縫合糸の断端は患者の体外へ引き出すことができる。
【0139】
コレット・フィンガ4が閉止位置にバイアスしてある場合、図145に図示してあるように第2の制御ノブ54を先端側へ前進させてコレット・フィンガを開き組み立てられたプラグを解放する。図146に図示してあるように縫合糸クリップを解放したら、第2の制御ノブ54を後退させ第3の制御ノブ56を前進させてコレット・フィンガ4を閉じた位置にしてカテーテルを患者から抜去する際の外傷の可能性を減少させる。
別の実施態様において、図147に図示したように外側プッシャー20を除去する。オプションの固定式カッター44も図147には存在していない。この別の実施態様において、コレット・ケ−ジ2、外側摺動スリーブ30、内側プッシャー24は複プッシャー実施態様と同様に構成する。コレット・フィンガの内壁に形成した傾斜路16も除去できる。コレット・フィンガを傾斜開放するにはコレット・フィンガ・フランジ6の基端表面に基端から先端へ半径方向内向きに増加するテーパーを設けるのが望ましく、関連するコレット・フィンガの本体となす内角が望ましくは約128度から約135度に形成して傾斜路16のカム作用を行なうのが望ましい。2連式プッシャーの実施態様と同様に、摺動スリーブ34は先端方向に前進した位置に維持してコレット・フィンガ4を半径方向に制限しつつ内側プッシャー24を先端方向に前進させて縫合糸クリップ・コンポーネントを固定し組み立てた縫合糸クリップを縫合組織に締め付けする。
【0140】
内側プッシャー24を基端側に進めると、縫合糸クリップ・リングの先端がコレット・フィンガ・フランジ6のベベル表面と係合し、この組み合わせでコレット・フィンガ4に対する傾斜開放力が発生する。外側摺動スリーブ30の基端側後退でコレット・フィンガ4がもともとバイアスされていた開放位置に復元し2連式プッシャーの実施態様と同じ方法で縫合糸端部を切断する。内側プッシャー24により発生する傾斜開放力は開放工程を補助し組み立てられた縫合糸クリップの解放を容易にする。2連式プッシャーの実施態様と同様に、外側摺動スリーブ30を先端側に前進させてコレット・フィンガ4を制限し患者からカテーテルを抜去する。基本的に、外側プッシャー20の除去は2連式プッシャーの実施態様の3ステップ工程を単一式プッシャーの実施態様の2ステップ工程へ減少する。
【0141】
単一式プッシャーの実施態様の別の実施態様はテーパー状コレット・フィンガ・フランジ6付き、あるいはなしで傾斜路16を使用する。本実施態様において、コレット・ケ−ジ・アセンブリは、図148に図示したように、面取りしたエッジ66のあるヘッド64を有するリング60とプラグ62からなり傾斜路16と係合対合してプラグが先端方向に前進するとコレット・フィンガ4を傾斜解放する縫合糸クリップで使用する。この構成はとくに閉じた位置にバイアスしてあるコレット・フィンガに適用される。
【0142】
さらに別のコレット・ケ−ジ・アセンブリ実施態様では、弾力性のあるコレット・フィンガは図165から図171に図示してあるように排除される。図165,166,168,172を参照すると、コレット・ケ−ジ2はコレット・ケ−ジ本体2a(図170と図171に図示してある)と軸方向に向いたフィンガ・スロット2bを有し、ピボット式コレット・フィンガ4aを受け入れる寸法にしてある。コレット・ケ−ジ本体2aの側壁にはコレットピン開口部4dを形成し(図170と図171に図示してある)、コレット・フィンガピン4cを受け入れられるようにする。コレットピン開口部4dは各フィンガ・スロット2aのいずれかの側面に形成し、それぞれ一対として整列させロッド状のコレット・フィンガピン4cを受け入れるようにする。ピボット式コレット・フィンガ4aの本体にはコレット・フィンガピン4cを受け入れるのに適したフィンガ開口部4eも形成する。コレット・フィンガピン4cは摩擦嵌合、接着剤、又は機械的操作によりコレット・フィンガピン4c端部の材質にコールドフローを起こさせることで、コレットピン開口部4d内部に固定される。本明細書で記載するコレット・ケ−ジ本体2aとコレット・フィンガ4aに使用する材料は充分な潤滑性を提供してコレット・フィンガピン4cを中心としてコレット・フィンガ4aが自由回転できるようにする。
【0143】
ピボット式コレット・フィンガ4aは、弾力性コレット・フィンガの実施態様で説明したのと同じ先端フィンガ・フランジ6を備え斜端状になった内側表面が縫合糸クリップ・コンポーネントの一とき的な軸ストップを提供する。コレット・フィンガ4aは2つの対向するコレット・フィンガ4aの最短距離が寸法Dとなるような寸法の基端4fを有する。基端4fとコレット・フィンガ4a本体の間の中間部分はピン4cへの接続点より基端側に位置する肩4bを形成する。この形状では、コレット・フィンガ4aは一時的な半径方向の制限によりコレット・ケ−ジ本体2aの中心長軸に対して平行な位置に半径方向に制限されるドッグクラッチ(dog)として作用する。ヘッドなし実施態様での内側プッシャー24,プラグヘッド64,プラグ62又はその他のコンポーネントの半径方向に延出した先端は距離Dより極く僅かに小さい直径を有することで半径方向制限の供給源として作用できる。
【0144】
このときの制限は、図165に図示してあるように、制限コンポーネント(図165のプラグ・ヘッド64)を配置してコレット・フィンガ基端4fをあらかじめ締め付けされた状態に接触させると完了する。制限コンポーネントを先端方向へ基端4fを越えて前進させると、図167に図示してあるように、縫合糸クリップ・コンポーネント即ちプラグ62とリング60が締め付けされコレット・フィンガ・フランジ6は半径方向外向きに自由に回転できるようになり締め付けられた縫合糸クリップを解放することができる。その他の前述した実施態様と同様、内側プッシャー24を同じ先端方向へ前進させることで縫合糸(図示していない)を縫合糸クリップ・コンポーネントより手前で切断させる。ピボット式コレット・フィンガを設けると、半径方向の制限が内部的に提供されるので希望なら外側摺動スリーブ30を除外できる。
【0145】
図169に図示してあるのはピボット式コレット・フィンガ設計の別の実施態様で、ピン4cの必要がなく、コレット・フィンガ4aにフィンガ開口部4eを形成する際に固有の壁厚や断面積の除去による潜在的な問題がない。ピボット式リング30aはコレット・ケ−ジ本体2aの外側にコレット・フィンガ4aの長さ方向に沿った点で固定する。前述した実施態様と同様、半径方向の制限は内側プッシャー24,プラグ62,又はシステムがあらかじめ締め付けされた状態の場合には他の何らかのコンポーネントにより提供される。制限コンポーネントがコレット・フィンガ基端4fを越えて先端方向に前進すると、ピボット式コレット・フィンガ4aがピボット式リング30aの先端エッジ30bを中心として回転しコレット・フィンガ・フランジ6が半径方向外向きに回転して締め付けした縫合糸クリップ・コンポーネントが解放できる。
【0146】
単一式プッシャー・システムの好適実施態様では、コレット・ケ−ジ2全体を小型化してコレット・ケ−ジ2とこれに装着される皮下チューブが内視鏡作業チャンネル内に納まるようにできる。小型化コレット・ケ−ジ2とコレット・ケ−ジ用制御ハンドル90が図157,図163,図164に図示してある。望ましくは、コレット・ケ−ジ2の外径が約0.588センチメートル(約0.094インチ)、長さが約1.05センチメートル(約0.42インチ)として内視鏡の作業チャンネル(代表的には約0.275センチメートル(0.110インチ)から約0.288センチメートル(0.115インチ)の間)内で利用可能な空間に容易に収納できるようにし、さらに詳しくは内視鏡先端に向かって位置するのが代表的な45度の分岐を通過できるようにする。
【0147】
コレット・ケ−ジ2はコレット・ケ−ジ皮下チューブ3で制御ハンドル90へ接続する。望ましくは、皮下チューブ3はコレット・ケ−ジ2にレーザー溶接する。コレット・ケ−ジ皮下チューブ3の基端はコレット・ケ−ジ・ハンドル・ブッシュ100へ装着する。ブッシュ100はコレット・ケ−ジ・ハンドル98へ皮下チューブ3をレーザー溶接できるようにしようする。コレット・ケージ・ハンドル98は2個の軸方向に移動するコンポーネントである外側摺動スリーブ30とプッシャー・ロッド94(プッシャー24)に対するコレット・ケ−ジ2の軸方向の関係を方向付ける機能を果たす。コレット・ケージの皮下チューブ3の周囲に配置されているのは摺動スリーブ皮下チューブ3aである。皮下チューブ3aの先端は摺動スリーブ30へレーザー溶接で取り付け基端は摺動スリーブ・ブッシュ104へ取り付ける。これにより皮下チューブ3aが摺動スリーブ・ハンドル102へレーザー溶接できるようになる。摺動スリーブ・ハンドル102はコレット・ケ−ジ2に対する外側摺動スリーブ30の相対的な軸方向移動を制御するために使用する。内視鏡を通してシステムを供給し易くするための潤滑性を向上するには外側シース3b(望ましくはポリエーテルブロックアミド製チューブ、白(2%TiO2)から作成する)を、摺動スリーブ皮下チューブ3aに接着剤たとえばTra−Bond(R)#FDA−2エポキシなどで接着する。
【0148】
コレット・ケ−ジ皮下チューブ3内部に設けられているのは、プッシャー・ロッド94である。前述のように、プッシャー・ロッド94(他の実施態様の場合は内側ロッド24)はプラグ62をリング60に締め付けするために使用する。プッシャー・ロッド94の基端は締め付けハンドル・インサート96の内腔に、図164に図示してあるピン又は螺子107と螺旋コイル108で固定する。締め付けハンドル・インサート96の外表面はピン又は螺子(図示していない)で締め付けハンドル92へ固定する。
【0149】
各種コレット・ケ−ジ2と制御ハンドル90コンポーネントを作成するのに使用される好適な材料は以下の通りである。コレット・ケ−ジ2,摺動カッター・スリーブ30、整列ピン40、内側プッシャー・ロッド24、摺動スリーブ・ブッシュ104、コレット・ケ−ジ・ハンドル・ブッシュ100、締め付けハンドル・インサート96は304L又は316Lステンレス・スチールから作成する。プッシャー・ロッド94、コレット・ケ−ジ皮下チューブ3、摺動スリーブ皮下チューブ3aは304ステンレス・スチールから作成する。摺動スリーブ・ハンドル102、コレット・ケ−ジ・ハンドル98、締め付けハンドル92はデルリン(Delrin(R))から作成する。3本のハンドル間の識別を向上するため、各々を別の色のデルリンから作成できる。たとえば、摺動スリーブ・ハンドル102を赤、コレット・ケ−ジ・ハンドル98を白、締め付けハンドル92を黒とすることができる。
【0150】
別の実施態様において、制御ハンドル90にはスプリングを提供して供給や縫合糸クリップ・コンポーネント締め付けの前後で移動部材の適切な方向が維持されることを保証する。第1の戻りスプリング105はプッシャー・ロッド94を基端側位置に維持する軸力を提供し、また第2の戻りスプリング106は摺動カッター・スリーブ30を先端位置に維持する軸力を提供する。スプリングは縫合糸クリップ供給装置を前進後退させたときにプッシャー・ロッドや摺動カッター・スリーブを開始位置に維持するのに充分な張力を提供するように選択する。これにより内視鏡内部の供給装置を前進又は後退させたときコレット・フィンガ4が半径方向に広がった位置に留まった場合には損傷を受けるかも知れない内視鏡に希望の保護を提供する。スプリングはスプリングに打ち勝ってプッシャー・ロッド94を前進させ摺動カッター・スリーブ30を後退させるのに必要な手の力が受け入れ可能な範囲内にあるように更に選択する。
【0151】
図159から図162に図示した別の実施態様において、制御ハンドル90’は1動作で縫合糸クリップ・コンポーネントを締め付け、締め付けた縫合糸クリップを解放し、縫合糸末端を切断する手段を提供する。この実施態様では、ハンドル本体90aが先端方向に延出してコレット・ケ−ジ2として終止する。外側ハンドル・スリーブ90bはハンドル本体90a周囲に設け、先端方向に延出し摺動スリーブ30として終止する。プラグ62をリング60に固定するには、先端方向に向かう力を締め付けハンドル92’にかけて、張力で軸方向にバイアスのかかった付加を有する第2の戻りスプリング106の力に打ち勝つようにする。ハンドル本体90aに対する締め付けハンドル92の先端方向への移動で第2の戻りスプリング106をラム・ロッド94の基端に係合させ、プッシャー94の基端へとラム・ロッド94aを先端向きに移動させる。プッシャー94の先端方向への移動でプラグ62の係合と先端方向への移動が起こる。第2の戻りスプリング106はラムロッド94aが先端方向に移動してプラグ62をリング60へ挿入する際に圧縮に抵抗する充分な弾力のあるものとする。
【0152】
前進するラムロッド94aと締め付けハンドル92に対して外側ハンドル・スリーブ90bと摺動スリーブ30を固定位置に保持する制限力は、外側ハンドル・スリーブ90bの基端に装置された指リング5aにかけた使用者の指によって提供される。外側ハンドル・スリーブ90bの基端に設けたスプリング・プランジャ30aがハンドル本体90aに形成した切り欠き30bに係合して、ラムロッド94aの先端方向への前進中に外側ハンドル・スリーブ90bとハンドル本体90aを一緒に一とき的に固定する。スプリング・プランジャ30aは、プランジャ・スプリング30dによって半径方向に伸びた位置にバイアスされ、進展したままでハンドル本体90aに対して固定位置に留まる。プランジャ・スプリング30dは軸方向に予めバイアスをかけて引っ張られた状態にある。スプリング・プランジャ30aは締め付けハンドル92の先端方向に角度をつけた面16aが、スプリング・プランジャ30aの角度をつけた面19の延長線上の点より先端方向に前進したときにだけ圧縮される。先端側の角度をつけた面16が先端方向に移動することでスプリング・プランジャ30aが中心軸に直交する方向へ、締め付けハンドル92の壁厚20aに等しい距離だけ押される。この点で、使用者の指によって提供され、指リング5aをしてハンドル本体90aに作用する制限力(基端方向)は、制限される。スプリング・プランジャ30aの固定動作は半径方向の表面22aとプッシャー面21の相互作用である。角度面19と角度プッシャー表面21との整列によりスプリング・プランジャ30aの連続して半径方向外向きの動きが発生し本体90aの連続する先端方向への動きを伴う。
【0153】
本体90aは締め付けハンドル92へ手掌から圧力をかけ指リング5aの相対的に対向する動き(基端方向)により先端方向へ動く。縫合糸80(図示していない)は摺動スリーブ30の経路内にあり摺動スリーブ30の基端方向への移動で切断される。コレット・フィンガ4はこのとき制限されずバイアスされた開放位置へ動き締め付けされたプラグ62とリング60を解放する。
【0154】
摺動スリーブ30と指リング5aが一番後退した段階で、第2のスプリング・プランジャ23が第2の切り欠き30cに落ち込む。第2のスプリング・プランジャ23は第2のプランジャ・スプリング30eにより圧縮状態に維持されている。第2のプランジャ・スプリング30eは軸方向に予めバイアスされて圧縮状態になっている。第2のスプリング・プランジャ23は第2のスプリング・プランジャ23のもっとも外側の端部に使用者の指から力がかかっているときだけ第2の切り欠き30cに留まる。一時的に固定機能を提供して摺動スリーブ30を一番基端寄りの位置に維持し本明細書で詳細に説明したようにリング60とプラグ62の装填を行なえるようにする。保持圧力を解放すると、摺動スリーブ30を自動的に解放し供給システムを閉じる。
【0155】
このような縫合糸クリップ供給システムの実施態様で操作するには、後述する縫合糸クリップ・アセンブリの装填を行なってリング60へ縫合糸を通してから、供給装置全体を内視鏡内から縫合組織部位へ前進させる。次に、締め付けハンドル92をコレット・ケ−ジ・ハンドル98に向かって前進させプラグ62をリング60に締め付け縫合糸80がプラグ先端軸68とリング60内壁の間の対合表面間に捕捉されるようにする。締め付けステップの完了後、摺動スリーブ・ハンドル102をコレット・ケ−ジ・ハンドル98に向かって後退させ同ときに縫合糸80の使用していない端部を切断しコレット・フィンガ4をスプリングで開き縫合糸クリップ・アセンブリを解放する。処置を完了するには、縫合糸クリップ供給システムを一部後退させ縫合糸クリップが供給システム先端から離れるようにする。完全に後退する前に、摺動スリーブ・ハンドル102を前進させてコレット・フィンガ4を閉止位置に移動し、内視鏡からの縫合糸クリップ供給システムの完全な後退ができるようにする。ハンドルのスプリング実施態様(図164)では、摺動スリーブ・ハンドル102の使用者の握りを解放すると第1の戻りスプリング105が緩みこれによって望ましくは完全に前進した位置まで摺動スリーブ・ハンドル102と摺動カッター・スリーブ30を前進させる。
【0156】
本明細書で記載した縫合糸クリップ供給システムおよび/または内視鏡システムで使用する縫合糸クリップはヘッドつきプラグを有する。図149に図示してあるように別の実施態様において、プラグ62はリング60の内壁と摩擦係合するのに適した先端軸68を有し、望ましくは2つの縫合糸受け入れ腔70をプラグ・ヘッド64の周縁に向かって形成してあるヘッド64を有する。この形状により、縫合糸クリップ供給装置への装填前に縫合糸端部へプラグを前進させるのに必要な力を減少させる縫合糸クリップ・プラグが提供される。
【0157】
図150から図152に図示した好適実施態様において、リング60の内壁と外壁は端部74で丸めてリング60への先端軸68の挿入を容易にする。もっと重要なことは、丸めた端部はプラグ62とリング60の間で圧縮されたときに縫合糸80の歪み除去を提供することである。挿入を一層容易にするため、先端軸68はテーパー状先端72を形成する。これ以外に、首の細い先端72aを図153に図示したように使用できる。インターロック機能はプラグとクリップ・コンポーネントに組み込めるが、このような機能は縫合糸のほつれ、早期折損、故障を招くことがあると分かっている。テーパー付プラグ又は先細プラグ62を使うことで好適な圧縮力の漸減ができる。先端方向に細くなるテーパー先端をプラグ62に使用し、捕捉状態の縫合糸80の実質直径にプラグ62の直径を加えたサイズよりも少なくとも約0.005センチメートル(0.002インチ)だけ越えるようにプラグ62の基端側で直径を大きくした場合、縫合糸の捕捉が最適化され縫合糸の破壊が最小限になることが分かっている。プラグ62とリング60を作成するのに好適な材料はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)450G、PEEK−Optima(TM)LT、またはポリエチレンテレフタレート(PET)である。
【0158】
前述したように、縫合糸80はプラグ62とリング60の間の摩擦で保持する。たとえば、約0.023センチメートル(0.009インチ)の太さの縫合糸をプラグ62とリング60の間の約0.008センチメートル(0.003インチ)のギャップで捕捉すると、縫合糸は3ポンドの負荷がかかって捕捉されたままになる。プラグ62とリング60の前述の小径およびテーパー付表面は約1350g(3ポンド)の負荷がかかったとき縫合糸80への損傷を防止するのに充分な歪み除去を提供する。
さらに別の縫合糸クリップの実施態様は図148に図示してあるように凸面状の基端表面をもつヘッドを使用する。望ましくは、内側プッシャー24の先端に凹面を設けてプラグ・ヘッドの凸面と対合係合させる。この形状では先端方向への前進係合中にリングとプラグの軸方向の整列を補助する。
【0159】
コレット・ケ−ジ2に縫合糸クリップ・アセンブリを装填するには、縫合糸クリップ装填装置110を図154から図156に図示したように提供する。縫合糸クリップ装填装置110は、実質的に円筒形の装填装置筐体112と、同じように実質的に円筒形のプランジャ114を含む。装填装置筐体112はコレット・ケ−ジ2を受け入れる寸法の第1の端部118にコレット腔116を形成する。コレット腔116は空洞端部120をテーパー状にしてコレット・ケ−ジ2の挿入を容易にする。装填装置筐体112の対角線方向に対向する側壁表面上には指かけ用溝122を形成し、これが縫合糸クリップ装填中に装填装置筐体112を操作する安定した保持表面を提供する。装填装置皮下チューブ124は装填装置皮下チューブ肩123と装填装置筐体112の長軸に沿って形成した内腔へ接着剤126(シアノアクリレートLoctite(R)4013または4014が望ましい)で固定する。装填装置皮下チューブ124は装填装置筐体112の第2の端部130から少なくとも部分的にコレット腔116内へ延出し先端皮下チューブ端125でプラグ62のテーパー先端72が受け入れられるような寸法にしてある。装填装置筐体112の第2の端部130より手前側に横溝128を形成する。溝128の機能は後述する。
【0160】
プランジャ114はプランジャ・ヘッド132とプランジャ・ロッド134からなりこのプランジャ・ロッドはプランジャ・ヘッド132の長軸に沿って形成した内腔へ摩擦嵌合又は接着剤で固定する。プランジャ・ロッド134は皮下チューブ124内部を自由に摺動する大きさとする。プランジャ・ヘッド132の第1のプランジャ端部136からタブ138が延出する。タブ138の上部表面はプランジャ・ヘッド132の外表面と等しい高さで同一平面にしてあり底部表面は実質的に平坦で第1のプランジャ端部136に実質的に直交した方向に向く。タブ138の先端から下向きに延出するフランジ140は溝128の形状に適合する形状にしてある。オプションとして、プランジャ・ヘッド132は取り扱いを容易にするため丸めた第2のプランジャ端部142を形成できる。
プランジャ・ヘッド132の断面直径は、タブ138の底部表面とプランジャ・ヘッド132の断面の周辺上で最も離れた点の間の距離が、装填装置筐体112の断面直径と実質的に等しくなるように採寸する。プランジャ・ロッド134を皮下チューブ124に挿入すると、タブ138の底部表面が装填装置筐体112の外表面に沿って乗った状態となる。フランジ140はタブ138の底部表面より下に延出するので、プランジャ114を装填装置筐体112に向かって前進させるとフランジ140が溝128と係合しプランジャ114と装填装置筐体112の間の距離で一とき的に固定される。この方向に向いた状態のときには、プランジャ・ロッド134の先端は先端皮下チューブ端125に到達しないので、プラグ62を先端皮下チューブ端125に受け入れることができる。
【0161】
縫合糸クリップ装填装置110コンポーネントに好適な材料は次の通りである。プランジャ・ヘッド132はデルリン(R)から作成し白が望ましい。プランジャ・ロッド134は304Vステンレス・スチールで作成する。装填装置皮下チューブ肩123は304ステンレス・スチールから作成する。装填装置筐体はポリカーボネートGE Lexan(R)104−1111で作成し先端皮下チューブ端125が遮られずに見えるように透明が望ましい。皮下チューブ124はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)450Gから作成する。
【0162】
縫合糸クリップ装填装置110の操作は次の通りである。リング60を皮下チューブ124に載せることから工程を始める。次に、皮下チューブ124にしっかり固定されるまで、プラグ62の先端72を先端皮下チューブ端125に挿入する。この点で、プランジャ114はフランジ140と溝128の係合により装填装置筐体112に固定される。
【0163】
コレット・ケ−ジ2が内視鏡先端から延出したら、摺動スリーブ30を後退させコレット・フィンガ4を開放位置に開く。コレット・ケ−ジ2はコレット・ケ−ジ2の先端がコレット腔116底面と係合するまで皮下チューブ124とリング60を前進させる。縫合糸クリップ・コンポーネントがコレット・フィンガ4により正しく収容されたら、プランジャ114に力を加えてフランジ140と溝128の固定係合を外す。これによりプランジャ・ロッド134が皮下チューブ124を前進させてプラグ62をコレット・ケ−ジ2に接触させ排出することができる。第1のプランジャ端部136が装填装置筐体112の第2の端部130に当接したとき、正しい排出が保証される。コレット・ケ−ジ2内にリング60を捕捉するには、摺動スリーブ30を前進しコレット・フィンガ4をリング60と皮下チューブ124に対して閉止位置へ移動する。コレット・フィンガ・フランジ6がリング60の先端面と係合するので皮下チューブ124からコレット・ケ−ジ2を後退させ、リング60が皮下チューブ124から後退しコレット・ケ−ジ2の先端内部で固定される。
【0164】
プラグ62をコレット・ケ−ジ2の基端に保持することと、リング60をコレット・ケ−ジ2の先端に保持することが重要である。これは縫合糸80をリング60に通してから締め付け最終的に縫合糸クリップ・アセンブリを配置できるようにするのに必要である。
【0165】
手順の次のステップは組織にすでに固定された縫合糸をリング60に通すことである。この手順を行なうには、スレッダ又は糸ループ工具150を使用する。図173から図175に図示してあるように、スレッダ150は実質的に円筒形でポリカーボネートGE Lexan(R)104ー1111から作成するのが望ましいスレッダ筐体152を含む。スレッダ筐体152側壁の対角線方向に対向する表面上にはスレッダ指かけ160を形成し、糸通し作業中にスレッダ筐体152を操作するための安定した保持表面を提供する。スレッダ筐体152の長軸に沿って形成された内腔に固定されているのは縫合糸ループ皮下チューブ154である。たとえばシアノアクリレートLoctite(R)4013(透明)などの接着剤158を用いてスレッダ筐体152へ縫合糸ループ皮下チューブ154(304ステンレス・スチール製が望ましい)を固定する。縫合糸ループ156は2本の細い304Vステンレス・スチール線から作成するのが望ましく縫合糸ループ皮下チューブ154内部に固定し縫合糸ループ皮下チューブ154の先端162から延出する。縫合糸ループ先端164はステンレス・スチール線を重ねることでダイアモンド型に形成する。望ましくは、縫合糸ループ先端部の先は少なくとも2回ワイヤを重ねて形成する。
【0166】
リング60に縫合糸80を通すには、スレッダ150の縫合糸ループ156を摺動スリーブ30の縫合糸スロット34に挿入し、リング60を経由して前進させ、コレット・ケ−ジ2の先端を通す。縫合糸80をダイアモンド型の縫合糸ループ先端に挿入して係合し縫合糸ループ先端164の先端部と絡み合うように絡ませるのが望ましい。リング60に縫合糸80を通すには、スレッダ150を縫合糸スロット34から後退させる。縫合糸80はスレッダ150から離れる。縫合糸クリップ・アセンブリは前述したようにこのとき点で締め付けおよび放出できる状態である。
【0167】
別の実施態様において、スレッダ150は折り曲げ可能なポリマー又はエラストマー材料から作成した真空作動ノズル150’を含む。図176と図177に図示してあるように、ノズルヘッド170は真空ホース168の端部に形成しコレット・ケ−ジ2の輪郭形状に適合するようにしてある。真空ホース168の基端(図示していない)は真空源(図示していない)へ接続する。図178と図179に図示したさらに別の実施態様において、ノズルヘッド170はコレット・ケ−ジ2の周囲でこれを越えて延出するのが望ましいノズル耳170’を形成して縫合糸スロット34に対して指又は鑷子の圧力でノズルヘッドを固定し易くする。
【0168】
真空作動ノズル150’を操作するには、指の圧力又は鑷子でかける圧力でノズルヘッド170を縫合糸スロット34に対して保持しつつ真空をかける。真空でリング60を通して縫合糸80を吸引し、縫合糸スロット34からコレット・ケ−ジ2に出てくる。真空を止めて、ノズルヘッド170をコレット・ケ−ジ2から外し、コレット・ケ−ジ2とリング60を通して希望する量だけ、縫合糸80を掴んで引き出す。
本発明の前述の説明は単にこれの図示を意図したものであってその他の変更、実施態様、等価物は本発明の趣旨から逸脱することなく当業者に明らかであろうことは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置および第1の位置にある縫合糸クリップを装着した内視鏡の側面部分切欠断面図である。
図1aは、本発明の別の実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と第1の位置にある縫合糸クリップの斜視図である。
図1bは、本発明の別の実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と中間位置にある縫合糸クリップの斜視図である。
図1cは、本発明の別の実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と前進したときの中間位置にある縫合糸クリップの斜視図である。
図1d、は本発明の別の実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と第2の開放位置にある縫合糸クリップの斜視図である。
【図2】
図2aは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給装置と縫合糸クリップを装着したカテーテルの側面立面図である。
図2bは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と予備締め付け状態にある縫合糸クリップ・コンポーネントの斜視図である。
図2cは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と予備締め付け状態にある縫合糸クリップ・コンポーネントの部分断面図である。
図2dは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と部分締め付け状態にある縫合糸クリップ・コンポーネントの部分断面図である。
図2eは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と締め付けられて供給された状態にある縫合糸クリップ・コンポーネントの部分断面図である。
【図3】
図3dは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と予備締め付け状態にある縫合糸クリップ・コンポーネントの部分断面図である。
図3は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と第2の位置にある縫合糸クリップを取り付けた内視鏡の側面部分切欠図である。
【図4】
図4は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と縫合糸クリップの斜視図である。
図4aは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給/ロック装置と縫合糸クリップの斜視図である。
【図5】
図5は、本発明の一つの実施態様による縫合糸に取り付けた縫合糸クリップの襞の側面立面図である。
【図6】
図6は、本発明の一つの実施態様による開放位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図7】
図7は、本発明の一つの実施態様による閉止位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図8】
図8は、本発明の別の実施態様による開放位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
図8aは、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリの部分側面図である。
【図9】
図9は、本発明のさらに別の実施態様による部分閉止位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図10】
図10は、本発明の一つの実施態様による部分閉止位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図11】
図11は、本発明の別の実施態様による開放位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図12】
図12は、本発明の一つの実施態様による閉止位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図13】
図13は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリの上面図である。
【図14】
図14は、本発明のさらに別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図15】
図15は、本発明のさらに別の実施態様による閉止位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図16】
図16は、本発明の別の実施態様による部分閉止位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図17】
図17は、本発明の別の実施態様による閉止位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図18】
図18は、本発明の別の実施態様による閉止初期位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図19】
図19は、本発明の一つの実施態様による閉止初期位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの端面立面図である。
【図20】
図20は、本発明のさらに別の実施態様による閉止初期位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの端面立面図である。
【図21】
図21は、本発明の一つの実施態様による閉止初期位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの端面立面図である。
【図22】
図22は、本発明の一つの実施態様による閉止初期位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの端面立面図である。
【図23】
図23は、本発明の一つの実施態様による開放位置にある縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図24】
図24は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリと外側チューブの端面図である。
【図25】
図25は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリの端面立面図である。
【図26】
図26は、本発明の別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリの端面立面図である。
【図27】
図27は、本発明のさらに別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリの端面立面図である。
【図28】
図28は、本発明のさらに別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図29】
図29は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリと外側チューブの端面立面図である。
【図30】
図30は、本発明の別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリと外側チューブの側面立面図である。
【図31】
図31は、本発明のさらに別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリと外側チューブの側面立面図である。
【図32】
図32は、本発明のさらに別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリと外側チューブの側面立面図である。
【図33】
図33は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリと外側チューブの斜視図である。
【図34】
図34は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリと外側チューブの斜視図である。
【図35】
図35は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ供給チューブと縫合糸クリップの側面立面図である。
【図36】
図36は、希望する部位へ縫合糸クリップを供給する前の本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップを装着した供給チューブの斜視図である。
【図37】
図37は、縫合糸クリップの供給中の本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップを装着した供給チューブの斜視図である。
【図38】
図38は、縫合糸クリップ供給部位から後退している本発明の一つの実施態様による供給チューブの斜視図である。
【図39】
図39は、本発明の一つの実施態様によるシリンダとシリンダ・カップを含む縫合糸クリップの斜視図である。
【図40】
図40は、本発明の一つの実施態様による部分係合したシリンダ/シリンダ・カップ縫合糸クリップ・アセンブリの断面図である。
【図41】
図41は、本発明の一つの実施態様による係合したシリンダ/シリンダ・カップ縫合糸クリップ・アセンブリの断面図である。
【図42】
図42は、本発明の一つの実施態様による組み立てていないシリンダ/シリンダ・カップ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図43】
図43は、本発明の一つの実施態様による組み立てたシリンダ・カップ/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図44】
図44は、本発明の一つの実施態様による供給装置にあらかじめ装填されたシリンダ・カップ/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図45】
図45は、本発明の一つの実施態様による供給装置にあらかじめ装填されたシリンダ・カップ/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの正面断面図である。
【図46】
図46は、本発明の別の実施態様による組み立てていないシリンダ/ロッキング・ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図47】
図47は、本発明の別の実施態様による組み立てたシリンダ/ロッキング・ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図48】
図48は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てていないスロットつきシリンダ/ロッキング・ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図49】
図49は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てたスロットつきシリンダ/ロッキング・ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図50】
図50は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てていないアイレット付きシリンダ/ロッキング・ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図51】
図51は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てたアイレットつきシリンダ/ロッキング・ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図52】
図52は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てていない2重シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図53】
図53は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てた2重シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図54】
図54は、本発明のさらに別の実施態様による襞に締め付けた組み立て2連式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図55】
図55は、本発明の別の実施態様による側壁開口部を有して組み立てられていない2連式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図56】
図56は、本発明の別の実施態様による側壁開口部を有する部分組み立て2連式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図57】
図57は、本発明の別の実施態様による側面開口部を有する組み立て2連式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図58】
図58は、本発明の別の実施態様による側面開口部を有する単一式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの正面斜視図である。
【図59】
図59は、本発明の別の実施態様による側面開口部を有する単一式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面斜視図である。
【図60】
図60は、本発明のさらに別の実施態様による固定顎を有する部分組み立て2連式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図61】
図61は、本発明のさらに別の実施態様による固定顎を有する組み立て2連式シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図62】
図62は、本発明のさらに別の実施態様による固定顎を有するシリンダ縫合糸クリップ・アセンブリ・コンポーネントの側面立面図である。
【図63】
図63は、本発明のさらに別の実施態様による固定顎を有するシリンダ縫合糸クリップ・アセンブリ・コンポーネントの斜視図である。
【図64】
図64は、本発明のさらに別の実施態様によるロックしていない3タブ縫合糸クリップの斜視図である。
【図65】
図65は、本発明のさらに別の実施態様によるロックした3タブ縫合糸クリップの斜視図である。
【図66】
図66は、本発明のさらに別の実施態様による回転可能なフラップを有するシリンダ縫合糸クリップの斜視図である。
【図67】
図67は、本発明のさらに別の実施態様によるシリンダが回転フラップを有する分解したシリンダ/中空ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの部分断面斜視図である。
【図68】
図68は、本発明のさらに別の実施態様によるシリンダが固定された回転フラップを有する組み立てていないシリンダ/中空ロッド縫合糸クリップ・アセンブリの断面図である。
【図69】
図69は、本発明の別の実施態様による組み立てていない球形楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図70】
図70は、本発明の別の実施態様による組み立てた球形楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図71】
図71は、本発明の別の実施態様による円錐形楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図72】
図72は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てた球形プラグ/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図73】
図73は、本発明のさらに別の実施態様によるシリンダが円環状内側チャンネルを有する組み立て球形プラグ/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図74】
図74は、本発明の別の実施態様による組み立てていない楔/コーン縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図75】
図75は、本発明の別の実施態様による組み立てた楔/コーン縫合糸クリップ・アセンブリの断面図である。
【図76】
図76は、本発明の別の実施態様による組み立てていないテーパー状楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図77】
図77は、本発明の別の実施態様による組み立てたテーパー状楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図78】
図78は、本発明のさらに別の実施態様によるシリンダにスロットを設けた組み立てテーパー付楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図79】
図79は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てていないドーム型フランジ付プラグ/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図80】
図80は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てドーム型フランジ付プラグ/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図81】
図81は、本発明のさらに別の実施態様によるスロットつきシリンダ・コンポーネントの斜視図である。
【図82】
図82は、本発明のさらに別の実施態様によるシリンダ側面にスロット付のテーパー付楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図83】
図83は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てテーパー付ロッド/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図84】
図84は、本発明のさらに別の実施態様による供給装置内のテーパー付楔/シリンダ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図85】
図85は、本発明の別の実施態様による組み立てていないロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図86】
図86は、本発明の別の実施態様による部分組み立てロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図87】
図87は、本発明の別の実施態様による組み立てていないロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの正面図である。
【図88】
図88は、本発明の別の実施態様によるロックしていない結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図89】
図89は、本発明の別の実施態様によるロックした結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図90】
図90は、本発明の別の実施態様による供給装置内のロックしていないロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図91】
図91は、本発明の別の実施態様による部分ロックした結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図92】
図92は、本発明の別の実施態様による部分ロック結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの正面斜視図である。
【図93】
図93は、本発明のさらに別の実施態様によるハーフスリーブが縫合糸開口部を有する部分ロック結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図94】
図94は、本発明のさらに別の実施態様によるハーフスリーブが縫合糸開口部を有するロックした結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図95】
図95は、本発明のさらに別の実施態様によるハーフスリーブが縫合糸開口部を有するロックした結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの正面図である。
【図96】
図96は、本発明のさらに別の実施態様によるハーフスリーブが縫合糸開口部を有する組み立てていないロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図97】
図97は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てていないロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの端面図である。
【図98】
図98は、本発明のさらに別の実施態様による部分組み立てロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの端面図である。
【図99】
図99は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てて締め付けられたロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの端面図である。
【図100】
図100は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの端面図である。
【図101】
図101は、本発明のさらに別の実施態様による結合ロッド/ハーフスリーブ縫合糸クリップ・アセンブリの正面図である。
【図102】
図102は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てていないロッド/クランプ顎縫合糸クリップ・アセンブリの斜視図である。
【図103】
図103は、本発明の一つの実施態様による組み立てたメッシュ・プラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図104】
図104は、本発明の一つの実施態様によるメッシュ・プラグを剛性リングに接して配置したメッシュ・プラグ供給カテーテルと拡張したメッシュ・プラグの側面断面図である。
【図105】
図105は、本発明の一つの実施態様によるメッシュ・プラグ縫合糸クリップ・コンポーネントの側面断面図である。
【図106】
図106は、縫合糸クリップ供給装置内に配置された供給カテーテルにメッシュ・プラグが配置してあるメッシュ・プラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの未装着メッシュ・プラグの側面断面図である。
【図107】
図107は、リング内に配置された供給カテーテルにメッシュ・プラグを配置してあるメッシュ・プラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの未装着メッシュ・プラグの側面断面図である。
【図108】
図108は、本発明の別の実施態様によるプッシャー付メッシュ供給カテーテルを含む供給装置内に配置されたメッシュ・プラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの部分配置メッシュ・プラグの側面断面図である。
【図109】
図109は、本発明の別の実施態様による組み立てメッシュ・プラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図110】
図110は、本発明の別の実施態様による組み立てリボンプラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図111】
図111は、本発明の別の実施態様によるリボンプラグ縫合糸クリップ・コンポーネントの側面図である。
【図112】
図112は、本発明の別の実施態様による部分組み立てリボンプラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図113】
図113は、本発明の別の実施態様による組み立てメッシュ・プラグ/剛性リング縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図114】
図114は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てチャンネル付プラグ/リボンリング縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図115】
図115は、本発明のさらに別の実施態様によるリボン・リング縫合糸クリップ・コンポーネントの側面図である。
【図116】
図116は、本発明のさらに別の実施態様による弛緩して直径の小さい状態にあるリボン・リング縫合糸クリップ・コンポーネントの側面図である。
【図117】
図117は、本発明のさらに別の実施態様による進展状態にあるリボン・リング縫合糸クリップ・コンポーネントの側面図である。
【図118】
図118は、本発明のさらに別の実施態様によるチャンネル付プラグ縫合糸クリップ・コンポーネントの側面立面図である。
【図119】
図119は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てチャンネル付プラグ/リボン・リング縫合糸クリップ・アセンブリの側面立面図である。
【図120】
図120は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てバーベル型プラグ/メッシュ・リング縫合糸クリップ・アセンブリの側面図である。
【図121】
図121は、本発明の一つの実施態様による装着済み縫合糸クリップ・リングと3個重ね縫合糸クリップ・プラグを付けた単一式プッシャー縫合糸クリップ供給ロック/切断カテーテル先端の部分断面側面斜視図である。
【図122】
図122は、本発明の一つの実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ供給ロック/切断カテーテル先端の側面斜視図である。
【図123】
図123は、本発明の一つの実施態様による単一式縫合糸クリップ・プラグをつけ縫合糸クリップ・リングを装填していない単一式縫合糸クリップ供給ロック/切断カテーテル先端の部分断面側面斜視図である。
【図124】
図124は、本発明の別の実施態様による組み立てた縫合糸クリップと2個重ね式縫合糸クリップ・プラグを備える単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の部分断面側面斜視図である。
【図125】
図125は、本発明の一つの実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の部分側面斜視図でプッシャーと摺動スリーブロック機能を示す。
【図126】
図126は、本発明の一つの実施態様による摺動スリーブ・フィンガプルを備える単一式プッシャー縫合糸クリップ供給・ロック・切断カテーテルの側面断面図である。
【図127】
図127は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・プラグの側面斜視図である。
【図128】
図128は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・プラグの底面斜視図である。
【図129】
図129は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・プラグの側断面斜視図である。
【図130】
図130は、本発明の一つの実施態様による縫合糸に組み付けた縫合糸クリップの側面斜視図である。
【図131】
図131は、本発明の一つの実施態様によるリブ形成した縫合糸クリップ・アセンブリの側面断面図である。
【図132】
図132は、本発明の別の実施態様によるコレット・ケ−ジ・アセンブリの斜視図である。
【図133】
図133は、本発明の別の実施態様によるコレット・ケ−ジの側面断面図である。
【図134】
図134は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリ装着済み2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の部分断面側面斜視図である。
【図135】
図135は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリ装着済み2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の部分断面正面斜視図である。
【図136】
図136は、本発明の一つの実施態様による外側摺動スリーブを部分的に後退させた2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の部分断面上面斜視図である。
【図137】
図137は、本発明の別の実施態様による2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の部分断面正面斜視図である。
【図138】
図138は、本発明の一つの実施態様による2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端と部分皮下チューブ本体の後面斜視図である。
【図139】
図139は、本発明の一つの実施態様による2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテルの側面斜視図である。
【図140】
図140は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・コンポーネントを装填し通してある2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の部分断面側面斜視図である。
【図141】
図141は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ・コンポーネントを装填済みの2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図142】
図142は、本発明の一つの実施態様による内側プッシャーが前進位置で縫合糸クリップが締め付けられた状態にある2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図143】
図143は、本発明の一つの実施態様による外側摺動スリーブを部分後退位置にした2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図144】
図144は、本発明の一つの実施態様による外側摺動スリーブを完全後退位置にした2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図145】
図145は、本発明の一つの実施態様による外側プッシャーを前進位置にしてコレット・フィンガと係合し解放する2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図146】
図146は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップをコレット・ケ−ジから解放した2連式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図147】
図147は、本発明の別の実施態様による縫合糸クリップ・プラグと縫合糸クリップ・リングを装填した単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図148】
図148は、本発明の別の実施態様による凸状ヘッド縫合糸クリップ・プラグと縫合糸クリップ・リングを装填した単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断カテーテル先端の側面断面図である。
【図149】
図149は、本発明の別の実施態様による組み立て縫合ロック・プラグと縫合糸クリップ・リングの上面斜視図である。
【図150】
図150は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てた縫合ロック・プラグと縫合ロック・リングの側面図である。
【図151】
図151は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てた縫合ロック・プラグと縫合ロック・リングの端面図である。
【図152】
図152は、本発明のさらに別の実施態様による組み立てていない縫合ロック・プラグと縫合ロック・リングの斜視図である。
【図153】
図153は、本発明のさらに別の実施態様による縫合ロック・プラグの斜視図である。
【図154】
図154は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ装填装置の側面断面図である。
【図155】
図155は、本発明の一つの実施態様による縫合糸クリップ装填装置の端面図である。
【図156】
図156は、本発明の一つの実施態様による組み立てていない縫合糸クリップ装填装置の斜視図である。
【図157】
図157は、本発明のさらに別の実施態様による制御ハンドルの側面断面図である。
【図158】
図158は、本発明のさらに別の実施態様による制御ハンドルの側面断面図である。
【図159】
図159は、本発明のさらに別の実施態様によるシングルアクション制御ハンドルの平面図である。
【図160】
図160は、本発明のさらに別の実施態様によるシングルアクション制御ハンドルの断面図である。
【図161】
図161は、本発明のさらに別の実施態様によるシングルアクション制御ハンドルの部分断面図である。
【図162】
図162は、本発明のさらに別の実施態様によるシングルアクション制御ハンドルの部分断面図である。
【図163】
図163は本、発明のさらに別の実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断コレット・ケ−ジの側面断面図である。
【図164】
図164は、本発明のさらに別の実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断コレット・ケ−ジの側面断面図である。
【図165】
図165は、本発明のさらに別の実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断コレット・ケ−ジに縫合糸クリップ・アセンブリをあらかじめ締め付けた状態の側面断面図である。
【図166】
図166は、本発明のさらに別の実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断装置の上面断面斜視図である。
【図167】
図167は、本発明のさらに別の実施態様による縫合糸クリップ・アセンブリを締め付けてある単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断コレット・ケ−ジの側面断面図である。
【図168】
図168は、本発明のさらに別の実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断装置の正面斜視図である。
【図169】
図169は、本発明の別の実施態様による単一式プッシャー縫合糸クリップ・ロック/切断装置に縫合糸クリップ・アセンブリとピボット式リングを締め付けした状態の側面断面図である。
【図170】
図170は、本発明のさらに別の実施態様によるコレット・ケ−ジ本体の側面斜視図である
【図171】
図171は、本発明のさらに別の実施態様によるコレット・ケ−ジ本体の上面斜視図である。
【図172】
図172は、本発明のさらに別の実施態様によるコレット・ケ−ジ本体の正面立面図である。
【図173】
図173は、本発明の一つの実施態様によるスレッダの側面断面図である。
【図174】
図174は、本発明の一つの実施態様によるスレッダの端面図である。
【図175】
図175は、本発明の一つの実施態様によるスレッダの斜視図である。
【図176】
図176は、本発明の別の実施態様による真空作動式スレッダの側面断面図である。
【図177】
図177は、本発明の別の実施態様による真空作動式スレッダの正面立面図である。
【図178】
図178は、本発明のさらに別の実施態様による真空作動式スレッダの側面断面図である。
【図179】
図179は、本発明のさらに別の実施態様による真空作動式スレッダの正面立面図である。

Claims (36)

  1. 縫合糸クリップ供給カテーテルであって、
    制御ハンドルと、
    本体と前記本体の先端から延出する複数のコレット・フィンガとを有するコレットと、
    前記コレットへ前記制御ハンドルを接続する皮下チューブと、
    前記コレット周囲に同軸配置された外側スリーブであって、該外側スリーブが長軸に沿って自由に摺動できることを特徴とする外側スリーブと、
    前記コレット内部に同軸配置されたプッシャーであって、前記供給カテーテルの長軸に沿って自由に摺動することを特徴とするプッシャーと
    を含むことを特徴とする縫合糸クリップ供給カテーテル。
  2. 前記複数のコレット・フィンガは前記複数のコレット・フィンガの各々の先端から半径方向内向きに延出するフランジをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記複数のコレット・フィンガの少なくとも1本は基端から先端へ半径方向内向きにテーパー状をなす内壁に形成された傾斜路を有し、前記コレット・フィンガと、傾斜路と、フランジの組み合わせにより縫合糸クリップ・ケ−ジを形成することを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記フランジは内側と外側の先端エッジが丸めてあることを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  5. 前記複数のコレット・フィンガの各々がフィンガ・スロットを画成する側壁を有することを特徴とする請求項1に記載のカテーテル。
  6. 前記外側スリーブは前記スリーブの先端より基端側に配置された少なくとも1つの縫合糸スロットを画成する部分を有することを特徴とする請求項5に記載のカテーテル。
  7. 前記スリーブは前記縫合糸スロットより基端側に配置された整列スロットを画成する部分をさらに有することを特徴とする請求項6に記載のカテーテル。
  8. 前記コレットは前記整列スロット内に係合して摺動するように構成された外側コレット壁に整列ピンを有し前記フィンガ・スロットの少なくとも1つが前記縫合糸スロットと半径方向に整列するように構成したことを特徴とする請求項7に記載のカテーテル。
  9. 前記少なくとも一つのフィンガ・スロットは前記縫合糸スロットの少なくとも一部と長手方向に整列することを特徴とする請求項8に記載のカテーテル。
  10. 前記フランジの基端面は約90度から約135度の隣接コレット・フィンガの長軸と内角を形成することを特徴とする請求項2に記載のカテーテル。
  11. 縫合糸クリップ供給カテーテルであって、
    本体と前記本体の先端から延出する複数のコレット・フィンガを有するコレットと、
    前記コレット周囲に同軸配置された外側スリーブであて、該外側スリーブが長軸に沿って自由に摺動できることを特徴とする外側スリーブと、
    前記コレット内部に同軸配置されて長軸に沿って自由に摺動する第1のプッシャーと、
    第1のプッシャーの周囲に同軸配置された第2のプッシャーであって、前記コレット内で同軸配置され長軸に沿って自由に摺動することを特徴とする第2のプッシャーと、
    を含むことを特徴とする縫合糸クリップ供給カテーテル。
  12. 前記複数のコレット・フィンガは前記複数のコレット・フィンガの各々の先端から半径方向内向きに延出するフランジをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載のカテーテル。
  13. 前記複数のコレット・フィンガの少なくとも1本は基端から先端へ半径方向内向きにテーパー状をなす内壁に形成された傾斜路を有し、前記コレット・フィンガと、傾斜路と、フランジの組み合わせにより縫合糸クリップ・ケ−ジを形成することを特徴とする請求項12に記載のカテーテル。
  14. 前記フランジは内側と外側の先端エッジが丸めてあることを特徴とする請求項12に記載のカテーテル。
  15. 前記複数のコレット・フィンガの各々がフィンガ・スロットを画成する側壁を有することを特徴とする請求項11に記載のカテーテル。
  16. 前記外側スリーブは前記スリーブの先端より基端側に配置された少なくとも1つの縫合糸スロットを画成する部分を有することを特徴とする請求項15に記載のカテーテル。
  17. 前記スリーブは前記縫合糸スロットより基端側に配置された整列スロットを画成する部分をさらに有することを特徴とする請求項16に記載のカテーテル。
  18. 前記コレットは前記整列スロット内に係合して摺動するように構成された外側コレット壁に整列ピンを有し、前記フィンガ・スロットの少なくとも1つが前記縫合糸スロットと半径方向に整列するように構成したことを特徴とする請求項17に記載のカテーテル。
  19. 前記少なくとも一つのフィンガ・スロットは前記縫合糸スロットの少なくとも一部と長手方向に整列することを特徴とする請求項18に記載のカテーテル。
  20. 前記フランジの基端面は約90度から約135度の隣接コレット・フィンガの長軸と内角を形成することを特徴とする請求項12に記載のカテーテル。
  21. 前記第2のプッシャーの先端は前記第2のプッシャーを先端方向に前進した際に前記傾斜路と対合的に係合するようにテーパーが付けられていることを特徴とする請求項13に記載のカテーテル。
  22. 縫合した組織部位へ縫合糸クリップを供給する方法であって、
    本体と前記本体から先端方向に延出して縫合糸クリップ・ケ−ジを画成する複数のコレット・フィンガを有するコレットを提供するステップと、
    前記コレット本体内部で前記コレット本体と同軸の位置関係にあるプッシャーを提供するステップと、
    前記コレットの周囲で同軸の位置関係にある摺動スリーブを提供するステップと、
    基端側ヘッドを有する縫合糸クリップ・プラグと縫合糸クリップ・リングを縫合糸クリップ・ケ−ジに装填するステップと、
    縫合した組織部位へ前記縫合糸クリップ・ケ−ジを前進させるステップと、
    前記コレット・ケ−ジ内部の前記プッシャーを前進させて前記縫合糸クリップ・プラグに係合するステップと、
    前記縫合糸クリップ・プラグと前記縫合糸クリップ・リングを係合させて縫合糸クリップを作成するステップと、
    前記摺動スリーブを後退させ前記縫合糸クリップを解放するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  23. 前記摺動スリーブ内で縫合糸端部を受け入れる縫合糸スロットを提供するステップと、
    前記縫合糸スロットへ、かつ、前記縫合糸クリップ・プラグおよび縫合糸クリップ・リングへ縫合糸の端部を通すステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記摺動スリーブを後退させて前記縫合糸端部を切断するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 縫合した組織部位へ縫合糸クリップを供給する方法であって、
    本体と前記本体から先端方向に延出して縫合糸クリップ・ケ−ジを画成する複数のコレット・フィンガを有するコレットを提供するステップと、
    前記コレット本体内部で前記コレット本体と同軸の位置関係にある第1のプッシャーを提供するステップと、
    前記第1のプッシャーの周囲で前記コレット本体内部に同軸の位置関係に配置された第2のプッシャーを提供するステップと、
    前記コレットの周囲で同軸の位置関係にある摺動スリーブを提供するステップと、
    基端側ヘッドを有する縫合糸クリップ・プラグと縫合糸クリップ・リングを縫合糸クリップ・ケ−ジに装填するステップと、
    縫合した組織部位へ前記縫合糸クリップ・ケ−ジを前進させるステップと、
    前記コレット・ケ−ジ内部の前記プッシャーを前進させて前記縫合糸クリップ・プラグに係合するステップと、
    前記縫合糸クリップ・プラグと前記縫合糸クリップ・リングを係合させて縫合糸クリップを作成するステップと、
    前記摺動スリーブを後退させることで前記縫合糸クリップを解放するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  26. 前記摺動スリーブ内で縫合糸端部を受け入れる縫合糸スロットを提供するステップと、
    前記縫合糸スロットへまた前記縫合糸クリップ・プラグおよび縫合糸クリップ・リングへ縫合糸の端部を通すステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記摺動スリーブを後退させることで前記縫合糸端部を切断するステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項26に記載の方法。
  28. 前記第2のプッシャーを前進させることで前記複数のコレット・フィンガを開き前記縫合糸クリップを解放させるステップ
    をさらに含むことを特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 縫合糸クリップ装填装置であって、
    筐体内に形成された内腔に固定された皮下チューブを有する装填装置筐体と、
    前記皮下チューブ内部で自由に摺動する寸法のロッドを有するプランジャと、
    を含むことを特徴とする縫合糸クリップ装填装置。
  30. 非固定式縫合糸クリップであって、
    ヘッドと該ヘッドから先端方向に延出する軸を有するプラグであって、前記軸は第1の直径を有し前記ヘッドは前記第1の直径より大きな第2の直径を有することを特徴とするプラグと、
    環状の内壁を有するリングであって、該内壁はリングの基端から先端へ延出する貫通孔を形成することを特徴とし、該貫通孔は前記第1の直径より大きな開口部直径を有することを特徴とし、前記リング開口部へ前記軸を挿入することにより前記軸とリング部分との間の軸方向の間隙であって前記貫通孔を形成する間隙を形成することを特徴とするリングと
    を含む非固定式縫合糸クリップ。
  31. 前記軸はテーパー付の先端を有することを特徴とする請求項30に記載の縫合糸クリップ。
  32. 前記軸は首を細くした先端を有することを特徴とする請求項30に記載の縫合糸クリップ。
  33. 前記軸方向の間隙は少なくとも約0.0075センチメートル(約0.003インチ)であることを特徴とする請求項30に記載の縫合糸クリップ。
  34. 前記軸方向の間隙は約0.0075センチメートル(約0.003インチ)より大きくないことを特徴とする請求項30に記載の縫合糸クリップ。
  35. 前記プラグ軸と前記リングの間に配置される縫合糸をさらに含み、前記縫合糸は前記軸方向の間隙より大きな直径を有することを特徴とする請求項30に記載の縫合糸クリップ。
  36. 縫合糸を固定するための手段
    を含む縫合糸クリップ・アセンブリ。
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