JP2004364489A - 電源装置及び高圧放電灯点灯装置 - Google Patents

電源装置及び高圧放電灯点灯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004364489A
JP2004364489A JP2004006020A JP2004006020A JP2004364489A JP 2004364489 A JP2004364489 A JP 2004364489A JP 2004006020 A JP2004006020 A JP 2004006020A JP 2004006020 A JP2004006020 A JP 2004006020A JP 2004364489 A JP2004364489 A JP 2004364489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching element
inductor
power supply
voltage
discharge lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004006020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4380332B2 (ja
Inventor
Hisaharu Ito
久治 伊藤
Yoji Konishi
洋史 小西
Seinosuke Obara
成乃亮 小原
Yoshiji Tamai
義嗣 玉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004006020A priority Critical patent/JP4380332B2/ja
Publication of JP2004364489A publication Critical patent/JP2004364489A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4380332B2 publication Critical patent/JP4380332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】チョッパー型電源装置において、入・出力間電圧差が大きい場合でも、スイッチング損失を低減し、電源装置の小型化、低価格化を可能とする。
【解決手段】スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1からなるチョッパー型電源装置において、インダクタL1の巻線に中間タップを設けて前記ダイオードD1と接続すると共に、スイッチング素子Q1がオフしている時に回生電流が流れない巻線と並列にインピーダンスZを接続した。インピーダンスZは並列接続されたインダクタL1の巻線のリーケージインダクタンスと共に並列共振回路を構成するコンデンサを含んで構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入・出力電圧を変換する電源装置、及び、高圧放電灯を安定点灯させる放電灯点灯装置に関するものである。
従来の電源装置の基本的な回路例を図7に示す。直流電源Eの正極には、MOSFETよりなるスイッチング素子Q1のドレインが接続されている。スイッチング素子Q1のソースには、回生ダイオードD1のカソードと限流インダクタL1の一端が接続されている。限流インダクタL1の他端には平滑コンデンサC1の一端が接続されている。平滑コンデンサC1の他端は回生ダイオードD1のアノードに接続されると共に、直流電源Eの負極に接続されている。平滑コンデンサC1の両端には負荷1が並列接続されている。スイッチング素子Q1は制御回路(図示せず)により高周波でオン・オフ駆動され、負荷電圧・電力を制御する。
スイッチング素子Q1のオン区間には入力電源Eから電力供給を受け、スイッチング素子Q1のオン区間及び回生ダイオードD1のオン区間に、負荷1に電力伝達を行う。1サイクルのうち、入力電源Eから電力供給を受けるのはスイッチング素子Q1のオン区間のみであり、この時間幅の制御により、負荷電圧/電力の制御を行う。
スイッチング素子Q1の損失は、オフ状態からオン状態に至るスイッチング損失(ターンオン損失)、オン時の損失(オン損失)、オン状態からオフ状態に至るスイッチング損失(ターンオフ損失)の総和である。この割合は、インダクタL1の使い方により異なる。
図8(a)は不連続電流モードのインダクタ電流であり、図8(b)は連続電流モードのインダクタ電流である。図中、実線はスイッチング素子Q1がオンである期間TQでのインダクタ電流、破線はダイオードD1がオンである期間TDでのインダクタ電流を意味する。インダクタ電流のオフ区間が存在する不連続電流モード(図8(a))ではターンオン損失はほとんど無く、インダクタ電流が常時連続する連続電流モード(図8(b))では、ターンオン損失の比重は大きい。両者の境目である臨界電流不連続モードの回路においても、ターンオン損失は殆どなく、ターンオフ損失が最小になる。
また、連続電流モードの回路では、インダクタL1を流れる必要電流に加え、回生ダイオードD1の逆回復時間(キャリア蓄積時間)はスイッチング素子Q1、回生ダイオードD1を貫通する電流が存在し、これがスイッチング素子Q1のターンオン損失をさらに大きくする。図8(b)において、スイッチング素子Q1のターンオン時に流れるパルス状の電流は、スイッチング素子Q1、回生ダイオードD1を貫通して流れる電流である。中・小電力の負荷を取り扱う電源装置においては、不要な損失を下げるため、連続電流モードを避けるのが一般的である。
この場合、スイッチング素子Q1のオン区間をTQ、ダイオードD1のオン区間をTDとし、インダクタL1のインダクタンス値をL、1周期をT、入力電圧をVin、出力電圧をVoutとすると、入力電源Eから受け取る1周期の平均電力Pとインダクタ電流のピーク値Ipは次式で表される。
P=Vin・Ip・TQ/2・T
Ip=(Vin−Vout)・TQ/L
不連続電流モードにおいて、スイッチング素子Q1の損失を下げる方法は、ピーク電流Ipを下げることにより、ターンオフ損失を下げることである。そのためには上式からも明らかなように、TQを小さくするか、インダクタL1のインダクタンス値Lを大きくする必要がある。
ところが、TQ/(TQ+TD)=Vout/Vinであるから、Vinに比べてVoutが小さい場合には、インダクタL1に電流が流れる時間TQ+TDが大きくなり、固定周期Tをオーバーし、連続電流モードになり、前記のようにスイッチング損失が大きくなる。
入・出力間電圧差が大きい(Vin/Voutが大きい)と連続電流モードにならないためには、固定周期動作の場合、TQの制御範囲には限界がある。また、固定周期Tを長くして、電流連続モードを避けようとしても、インダクタL1が大型化するという別の問題により、やはり限界がある。
以上の問題を解決するために、図9の方法が提案されている。スイッチング素子Q1がオンし、電源からエネルギーを受け取るモードでは、インダクタL1の巻線はN1+N2であり、大きなインダクタンスを持つ。一方、インダクタL1がエネルギーを放出する時には、インダクタL1のインダクタンス値は巻線N2で定義されるから、小さくなる。
この時の、TQとTDの間の関係は、
TD={(Vin−Vout)/Vout}
×{N2/(N1+N2)}×TQ
インダクタL1に電流が流れる時間は、
TQ+TD=[1+{(Vin−Vout)/Vout}×{N2/(N1+N2)}]×TQ
であるから、同じVin、Voutであっても、図7の回路の場合のインダクタL1に電流が流れる時間より短くなる。
図10(a)は電流波形が不連続型である場合のインダクタ電流であり、図10(b)は電流波形が不連続型であるタップ・コンバータでのインダクタ電流である。図中、実線はスイッチング素子Q1がオンである期間TQ、破線はダイオードD1がオンである期間TDを意味する。図10(a)は図7の回路の場合のインダクタ電流、図10(b)は図9の回路の場合のインダクタ電流であり、インダクタに回生電流が流れている時間は前者よりも後者の方が短くなる。
この分、同じ周期であっても連続電流モードにならずにスイッチング素子Q1がオンである期間TQを長くすることが出来る。つまり、インダクタL1を大きくし、ピーク電流Ipを小さく出来る。そして、スイッチング素子Q1のピーク電流Ipを下げることにより、ターンオフ損失を低減し、同じ電力を受けることが出来る。
この時、巻線N1に電流が流れない時間では、巻線N1のリーケージインダクタンスとスイッチング素子Q1の接合容量や、電源Eの正・負極の配線部との間の容量とで共振が生じ、スイッチング素子Q1の電圧上昇が生じる。これが大きいと、スイッチング素子Q1の耐圧は大きいものを使用しなければならず、導通時電圧は大きくなるので損失は大きくなるから、高価格・大型化してしまう。この対策として、図9では、コンデンサC0を設けている。但し、このコンデンサC0により、スイッチング素子Q1がオンする時、電源Eの正極、スイッチング素子Q1、コンデンサC0、電源Eの負極のルートの電流が流れ、これによるターンオン損失の増加が生じるから、さらにスイッチング素子Q0を付加し、スイッチング素子Q1のオンモードでは、スイッチング素子Q0をオフとし、コンデンサC0を機能させないようにすることにより、前記のターンオン損失の増加を避けている。
この場合、スイッチング素子Q0及びその制御回路(図示せず)が必要となり、コスト・アップや実装場所を必要とするから、小型化、低価格化という意味で、満足すべきものではない。特許第2918022号公報(特許文献1)に開示された回路も使用される素子数が多く、小型化、低価格化という意味で満足すべきものではない。
次に、高圧放電灯点灯装置の従来例について説明する。図11は高圧放電灯点灯装置の従来例であり、基本的な回路構成は、図7の電源装置に類似している。この従来例では、高圧放電灯Laに印加される電圧の極性をスイッチング素子Q2〜Q5よりなるフルブリッジ回路により所定の周期で交番させており、スイッチング素子Q2,Q5がオン、スイッチング素子Q3,Q4がオフである第1の期間と、スイッチング素子Q2,Q5がオフ、スイッチング素子Q3,Q4がオンである第2の期間とが交互に切り替わるように制御される。L2はランプ電流経路に直列に挿入されたインダクタである。電力制御の基本原理については、図7の電源装置と同じである。
高圧放電灯においても、放電灯に投入する電力の制御は、一般的に図7の電源装置と同様の回路による。高圧放電灯は、希ガス放電灯に比べ、内部に大量の発光源材料(多くは水銀)を封入しており、点灯前は温度が低いので、それらは固体の状態にある。そのため、点灯初期は内部気圧は低く、放電灯の管電圧は低い。点灯すると、投入された電力に従って管内温度は上昇し、例えば水銀は気化し、内部気圧が上昇し、管電圧も上昇する。すなわち、点灯直後、必ず、低い管電圧の時間を経由し、高い管電圧の安定点灯状態に移行する。この点灯直後の状態での問題は、前記負荷電圧が低い電源装置と同じである。そのため、従来の放電灯点灯装置は、次のような設計をしていた。
電力制御の基本回路は、図7と同じであり、負荷1が高圧放電灯となる。この構成において、常に電流連続型とし、スイッチング素子Q1には、ターンオン損失、ターンオフ損失、導通時損失の総和に耐え得る大きさの素子を用いる、又は、冷却構造を用意する。しかし、この方法では、限流インダクタL1が大きくなり、スイッチング素子Q1のターンオフ損失を小さく出来るものの、ターンオン損失は前記の理由で大きく、装置の大きさやコスト面での不利を是認しているので、好ましいものではない。
また、図7の回路構成において、臨界電流不連続型とする方法がある。この場合、高圧放電灯の点灯初期は、前記のごとく管電圧は低く、よって、1サイクルのスイッチング素子Q1のピーク電流が大きいままであるから、ターンオフ損失は大きい。よって、小型化、低価格化の観点では、充分ではない。
また、図7の回路構成において、点灯初期、数十秒くらいの低い管電圧時のみは電流連続型であるが、管電圧が上昇した状態では、必ず電流不連続モード動作にする方法がある。この方法では、ターンオン損失の上昇する電流連続モードは最小時間で抑えることが出来るので、スイッチング素子の温度上昇は最小限に抑えられる。
しかし、インダクタの電流を不連続にするために、スイッチング素子のオン時間を大きくすることには限界があるので、前記電源装置と同様の理由で、安定点灯時のターンオフ損失の削減には、限界がある。
特許第2918022号公報
上述のように、チョッパー型の電源装置において、入・出力間電圧差が大きいとき、つまり、出力電圧が低いときには、出力電力を一定とした場合、スイッチング素子の導通区間、つまり入力電源からエネルギーを受け取る区間に比べて、スイッチング素子の不導通区間が長い。そのため、スイッチング素子の導通時ピーク電流が大きく、その結果、スイッチング損失、特にターンオフ損失が大きくなる。このため、スイッチング素子や放熱構造が大型化し、高価格にならざるを得ない。
また、超高圧水銀灯やセラミックメタルハライドランプなどの高圧放電灯においては、その始動初期に必ず一旦低い管電圧の時間を経由してから安定点灯に至るので、その時間帯では、前記電源装置と同様のことが言える。よって、高圧放電灯点灯装置においても、スイッチング素子が大型化し、高価格にならざるを得ない。
本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、スイッチング素子、ダイオード、インダクタからなるチョッパー型電源装置において、入・出力間電圧差が大きい場合でも、スイッチング損失を低減し、電源装置の小型化、低価格化を可能とすることを課題とする。
本発明によれば、上記の課題を解決するために、図1に示すように、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1からなるチョッパー型電源装置において、インダクタL1の巻線に中間タップを設けて前記ダイオードD1と接続すると共に、スイッチング素子Q1がオフしている時に回生電流が流れない巻線と並列にインピーダンスZを接続したことを特徴とする。
ここで、インピーダンスZとしては、図2に示すように、コンデンサC2である場合、コンデンサC2と抵抗R2の直列回路よりなる場合、その抵抗R2にダイオードD2が並列接続されている場合のいずれであっても良い。
本発明によれば、チョッパー型電源装置のインダクタの中間タップに回生ダイオードを接続することにより、スイッチング素子の導通時間比を上げ、ターンオフ損失を下げることができる効果があり、また、スイッチング素子がオフしている時に回生電流が流れない巻線と並列にインピーダンスを接続したことで、特別な制御なしにターンオン時のスイッチング素子の損失の増加を避けることができる効果がある。
本発明の特徴及び利点を明確にすべく、以下添付した図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の回路図である。スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1からなるチョッパ回路で構成する電圧変換回路と、それを制御する制御回路とを設けた電源装置において、従来の単一巻線のインダクタを用いるのではなく、インダクタL1に中間タップを設け、さらに、回生モードにおいて電流が流れない巻線のリーケージインダクタンスと、スナバ回路としてのインピーダンスZとの並列共振インピーダンスを利用し、スイッチング素子Q1のターンオフ損失を大きくすることなく、スイッチング素子Q1の導通時間TQを増すことにより、スイッチング損失を低減することを特徴としている。
図1において、Eは入力直流電源、Q1はスイッチング素子、D1は回生ダイオード、C1は負荷電圧平滑用コンデンサ、L1は限流インダクタ、Zはインピーダンス、1は負荷である。スイッチング素子Q1には多くは、半導体素子であるMOSFET等が使用される。スイッチング素子Q1のドレインは入力直流電源Eの正極に接続されている。スイッチング素子Q1のソースはインダクタL1の一端に接続されている。インダクタL1の他端は平滑用コンデンサC1の正極に接続されている。平滑用コンデンサC1の負極は回生ダイオードD1のアノードに接続されると共に、入力直流電源Eの負極に接続されている。負荷1は平滑用コンデンサC1の両端に並列接続されている。回生ダイオードD1のカソードは、インダクタL1の中間タップに接続されている。インダクタL1の回生モードにおいて電流が流れない巻線にはインピーダンスZが並列接続されている。このインピーダンスZは前記巻線のリーケージインダクタンスと共に並列共振回路を構成するコンデンサを含んで構成されている。
図1の構成において、スイッチング素子Q1がオンする時には、スナバー回路のインピーダンスZと限流インダクタL1のリーケージ・インダクタンスの並列回路によって電流を抑制することができる。したがって、スイッチング素子Q1がオンする時の損失が大きくなることはない。また、インダクタL1の中間タップに回生ダイオードD1を接続してあるので、限流インダクタL1のエネルギー放出モード時のインダクタンスは小さくなり、エネルギー放出時間TDは短くなる。限流インダクタL1のエネルギー蓄積モードは、そのままだからスイッチング素子Q1の導通区間TQの比率は相対的に大きくなる。その結果、ピーク電流Ipが同じであっても、大きなエネルギーを受け取ることが出来る。あるいは、同じエネルギーを受け取る場合には、スイッチング素子Q1のピーク電流Ipは小さくなる。それゆえ、スイッチング素子Q1がオンする時の損失が大きくなることなく、ターン・オフ損失は小さくなるので、小型あるいは低価格のスイッチング素子を用いることが出来、電源装置の小型化、低価格化が可能になる。
図2はインピーダンスZの詳細な構成例であり、インピーダンスZとしては、図2(a)に示すように、コンデンサC2である場合、図2(b)に示すように、コンデンサC2と抵抗R2の直列回路よりなる場合、図2(c)に示すように、コンデンサC2と抵抗R2の直列回路と抵抗R2に並列接続されたダイオードD2よりなる場合のいずれであっても良い。これらは、リーケージインダクタンスや、負荷1の大きさにより使い分ける。
図2(a)は、リーケージインダクタンスが小さく、スイッチング素子Q1の電圧上昇が小さい場合の例である。この場合、電圧上昇を抑えるための容量(C2)は大きい必要は無く、用いる容量としては10pFから10000pFが適当であった。リーケージインダクタンスは、極力小さく構成するのが基本であり、その場合、前記スナバ回路のコンデンサC2は小容量であってもスイッチング素子Q1の電圧上昇は小さくて済む。
図2(b)は、リーケージインダクタンスがやや大きく、電圧上昇を抑えるための容量が大きくなる場合である。この場合、容量が大きいのでスイッチング素子Q1のターンオン時の電流の増加分を抑えるためにコンデンサC2と直列に抵抗R2を追加する。
図2(c)は、リーケージインダクタンスがやや大きく、電圧上昇を抑えるための容量が大きく、また、追加される直列抵抗R2の損失も大きいため、コンデンサC2の放電時には、ダイオードD2で電流をバイパスし、抵抗R2での発熱を抑えるものである。
本実施の形態によれば、インダクタL1の電流が無い状態でのスイッチング素子Q1の電圧上昇を抑えるために挿入する容量C2を含めたインピーダンスZの接続位置を工夫し、特別な制御なしにターンオン時のスイッチング素子Q1の損失の増加を回避することができる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2の回路図であり、チョッパ型の電源装置を用いた高圧放電灯点灯装置の例である。この実施の形態では、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1からなるチョッパ回路で構成する電圧変換回路と、それを制御する制御回路を設けた高圧放電灯点灯装置において、従来の単一巻線のインダクタを用いるのではなく、インダクタL1に中間タップを設け、この中間タップに回生ダイオードD1を接続することにより、スイッチング素子Q1の導通区間TQの比率を大きくすることで、スイッチング損失を低減することを特徴としている。
スイッチング素子Q1の損失低減のため、インダクタL1に中間タップを設けた電源装置の動作原理については、すでに従来例において詳述しているが、高圧放電灯の特徴的な振る舞いのため、スイッチング損失の低減に有効な構成である。すなわち、高圧放電灯では、点灯初期は内部気圧は低く、放電灯の管電圧は低い。点灯すると、投入された電力に従って管内温度は上昇し、例えば水銀は気化し、内部気圧が上昇し、管電圧も上昇する。したがって、点灯直後、必ず、低い管電圧の時間を経由し、高い管電圧の安定点灯状態に移行する。このような高圧放電灯の特徴的な振る舞いのため、チョッパ型の電源装置において、インダクタL1に中間タップを設け、この中間タップに回生ダイオードD1を接続する構成を採用することにより、スイッチング損失の低減に有効となる。
この場合も前記電源装置の場合と同様の理由で、スイッチング(ターンオフ)損失は小さくなり、小型・低価格のスイッチング素子を用いることが出来るし、あるいは放熱構造を簡素化できるから、点灯装置の小型化、低価格化が可能になる。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3の回路図であり、チョッパ型の電源装置を用いた高圧放電灯点灯装置において、インダクタL1に中間タップを設け、この中間タップに回生ダイオードD1を接続すると共に、インダクタL1の回生モードにおいて電流が流れない巻線にはインピーダンスZが並列接続されている。このインピーダンスZは前記巻線のリーケージインダクタンスと共に並列共振回路を構成するコンデンサを含んで構成されている(図2参照)。
この実施の形態3は、上述の実施の形態1と実施の形態2を組み合わせたものであり、回生モードにおいて電流が流れない巻線のリーケージインダクタンスと、スナバ回路のインピーダンスZとの並列共振インピーダンスを利用し、スイッチング素子Q1のターンオン損失を大きくすることなく、スイッチング素子Q1の導通時間を増すことにより、スイッチング素子Q1の損失を低減することを特徴としている。
尚、前記のごとく、スイッチング素子の損失を削減し、小型で安価な素子を用いるのが一般的な方法ではあるが、ノイズ対策などのため、あえて、電流連続型動作や臨界電流不連続型動作をさせる場合もある。しかし、その場合でも、前記のように、インダクタの中間タップを用いることにより、スイッチング素子の導通時間比を上げ、ターンオフ損失を下げる方法は有効であり、その際、ターンオン損失を増大させることなくスイッチング素子の電圧上昇を下げるための並列共振インピーダンスを利用したスナバ回路が有効であることは言うまでも無い。
(実施の形態4)
図5は本発明の実施の形態4の回路図であり、スイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1からなるチョッパー型電源回路により高圧放電灯Laへの供給電力を制御する点灯装置において、インダクタL1の巻線に中間タップを設けて前記ダイオードD1と接続した高圧放電灯点灯装置であって、高圧放電灯Laの始動時に高圧放電灯Laに高電圧パルスを印加する高圧パルス発生回路を付加した構成となっている。
図5において、Eは入力直流電源、Q1はスイッチング素子、D1、D2は回生ダイオード、L1は限流インダクタ、N1,N2はインダクタL1の巻線、C1は負荷電圧平滑用コンデンサ、C2は高圧パルス発生用のコンデンサ、C3は高圧パルス発生回路の電源平滑用コンデンサ、R1は充電用の限流抵抗、Q2は電圧応答型のスイッチング素子、PTは高圧パルストランスである。
スイッチング素子Q1には多くは、半導体素子であるMOSFET等が使用される。スイッチング素子Q1のドレインは入力直流電源Eの正極に接続されている。スイッチング素子Q1のソースはインダクタL1の一端に接続されるとともに回生ダイオードD2のカソードに接続されている。インダクタL1の他端は平滑用コンデンサC1、C3の正極に接続されている。平滑用コンデンサC1の負極は回生ダイオードD1のアノードに接続されると共に、入力直流電源Eの負極に接続されている。回生ダイオードD1のカソードは、インダクタL1の中間タップに接続されている。
高圧パルス発生回路の電源平滑用コンデンサC3の負極は回生ダイオードD2のアノードに接続されると共に、高圧パルス発生用のコンデンサC2の負極に接続されている。高圧パルス発生用のコンデンサC2の正極は、充電用の限流抵抗R1を介して、高圧パルス発生回路の電源平滑用コンデンサC3の正極に接続されている。高圧パルス発生用のコンデンサC2の両端には電圧応答型のスイッチング素子Q2を介して高圧パルストランスPTの1次巻線が接続されている。負荷である高圧放電灯Laは、高圧パルストランスPTの2次巻線を介して平滑用コンデンサC1の両端に接続されている。
ここで、従来の高圧放電灯点灯装置の一例を図12に示す。放電灯Laに印加する電圧をスイッチング素子Q1、ダイオードD1、インダクタL1、コンデンサC1で構成する降圧チョッパ回路で生成し、抵抗R1、コンデンサC2、スイッチング素子Q2、パルストランスPTで構成する高圧パルス発生回路で生成する高圧パルス電圧を重畳することにより放電灯始動用高圧電圧を得ていた。しかし、この構成では、放電灯Laの始動時にコンデンサC1の放電電流(放電灯に流入するラッシュ電流)を低減するために始動時のコンデンサC1の電圧を下げると高圧パルストランスPTの一次電圧が下がるので、必要な高圧パルス電圧を得るためには、高圧パルストランスPTの巻線昇圧比を上げざるを得ない。そのため、トランスの結合が悪くなり、昇圧効率が低下し、さらに巻線昇圧比を上げなければならないから、結果的に、大型化してしまうという問題があった。
なお、コンデンサC1の電圧は放電灯電圧にほぼ同じであり、放電灯の始動後は低下する。スイッチング素子Q2として通常用いるSSS(シリコン・バイラテラル・スイッチ)のブレイクダウン電圧を始動前のコンデンサC1の電圧と始動後のコンデンサC1の電圧の間に選べば、放電灯Laの始動後は、高圧パルス電圧は発生しない。
従来の高圧放電灯点灯装置の他の一例を図13に示す。この例では図12の従来例の問題を解決するために、高圧パルス発生回路のコンデンサC2を充電する電源を降圧前の直流電源Eから得ているから、高圧パルストランスPTの巻線昇圧比を上げる必要は無いが、放電灯の始動後も高圧パルス電圧を生成し続けるので、回路誤動作を避けたり、安全性を高めるために、直流電源Eと高圧パルス発生回路の間にスイッチング素子Q3を必要とする。スイッチング素子Q3の電流は僅かであるが、直流電源Eは、通常350〜400Vとすることが多く、この電圧がスイッチング素子Q3に印加される。このため、素子として、ある程度大きくならざるを得ない。よって、点灯装置としては、大きくなってしまうという問題があった。
これに対して、本実施の形態(図5)では、スイッチング素子Q3に相当するスイッチは不要であり、パルストランスPTの電源電圧低下による大型化の問題も生じない。
以下、図5に示した回路について、放電灯の始動前の動作を説明する。スイッチング素子Q1のオン時の動作は、既に説明している。スイッチング素子Q1がオフになると、インダクタL1のエネルギー放出は、巻線N2、コンデンサC1、ダイオードD1のルート、及び巻線N1とN2、コンデンサC3、ダイオードD2のルートによる。コンデンサC1の電圧は、前述のように始動時ラッシュ電流を低くしたいので、V1に制限する。コンデンサC3の電圧は、VC3=V1×(N1+N2)/N2であるから、従来の図12のようなパルストランスPTの電源電圧低下による大型化の問題は改善される。
一方、放電灯が始動すると、コンデンサC1の電圧V1も下がるので、コンデンサC3の電圧も下がるから、前述のスイッチング素子Q2のブレイクダウン電圧を適宜設定すれば、従来例の図13のようなスイッチング素子Q3を設ける必要も無い。なお、コンデンサC3は、図1のスナバ回路としてのインピーダンスZを兼用することが出来る。
本実施の形態の効果としては、上述のように、高圧パルストランスの昇圧比を大きくする必要も無く、また、高圧パルス発生回路と直流電源の間に別のスイッチング素子を付加する必要も無いから、安価で小型の放電灯点灯装置を得ることが出来る。
(実施の形態5)
図6は本発明の実施の形態5の回路図である。上述の図5の回路において、平滑用コンデンサC1の正極と高圧パルス発生回路の電源平滑用コンデンサC3の正極の間に、インダクタL1の巻線N3を挿入したものである。巻線N3はインダクタL1の巻線N1,N2と磁気結合されている。
放電灯始動前の動作を説明する。スイッチング素子Q1のオン時は、ダイオードD2がオフ状態であるので、既に説明した動作と同じである。スイッチング素子Q1がオフになると、インダクタL1のエネルギー放出は、巻線N2、コンデンサC1、ダイオードD1のルート、及び巻線N1、N2、N3、コンデンサC3、ダイオードD2のルートによる。コンデンサC1の電圧は、前述のように始動時ラッシュ電流を低くしたいので、V1に制限する。コンデンサC3の電圧は、VC3=V1×(N1+N2+N3)/N2であるから、従来の図12のようなパルストランスPTの電源電圧低下による大型化の問題は改善される。
以上のように、始動前の制限電圧をさらに低く、かつ、N1/N2を大きく出来ない場合であっても、追加したN3巻線を使って、高い電圧の高圧パルス電源を得ることが出来る。
一方、放電灯が始動すると、コンデンサC1の電圧V1も下がるので、コンデンサC3の電圧も下がるから、前述のスイッチング素子Q2のブレイクダウン電圧を適宜設定すれば、従来例の図13のようなスイッチング素子Q3を設ける必要も無い。なお、コンデンサC3は、図1のスナバ回路としてのインピーダンスZを兼用することが出来る。
本実施の形態の効果としては、上述のように、容易に高電圧の高圧パルス電源を得られるので、高圧パルストランスの昇圧比を大きくする必要も無く、また、高圧パルス発生回路と直流電源の間に別のスイッチング素子を付加する必要も無いから、安価で小型の放電灯点灯装置を得ることが出来る。
本発明の実施の形態1の回路図である。 本発明の実施の形態1に用いるインピーダンスの構成例を示す回路図である。 本発明の実施の形態2の回路図である。 本発明の実施の形態3の回路図である。 本発明の実施の形態4の回路図である。 本発明の実施の形態5の回路図である。 従来の電源装置の回路図である。 図7の電源装置のインダクタ電流の波形図である。 従来の別の電源装置の回路図である。 図9の電源装置のインダクタ電流の波形図である。 従来の高圧放電灯点灯装置の回路図である。 従来の他の高圧放電灯点灯装置の回路図である。 従来の別の高圧放電灯点灯装置の回路図である。
符号の説明
Q1 スイッチング素子
L1 インダクタ
D1 ダイオード
Z インピーダンス

Claims (9)

  1. スイッチング素子、ダイオード、インダクタからなるチョッパー型電源装置において、インダクタの巻線に中間タップを設けて前記ダイオードと接続すると共に、スイッチング素子がオフしている時に回生電流が流れない巻線と並列にインピーダンスを接続したことを特徴とする電源装置。
  2. 前記インピーダンスは、コンデンサであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記インピーダンスは、コンデンサと抵抗の直列回路よりなることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 前記インピーダンスは、コンデンサと抵抗の直列回路と、該抵抗に並列に接続されたダイオードよりなることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  5. スイッチング素子、ダイオード、インダクタからなるチョッパー型電源回路により高圧放電灯への供給電力を制御する点灯装置において、インダクタの巻線に中間タップを設けて前記ダイオードと接続したことを特徴とする高圧放電灯点灯装置。
  6. スイッチング素子がオフしている時に電流が流れない巻線と並列にインピーダンスを接続したことを特徴とする請求項5記載の高圧放電灯点灯装置。
  7. 前記インピーダンスは、コンデンサであることを特徴とする請求項6記載の高圧放電灯点灯装置。
  8. 前記インピーダンスは、コンデンサと抵抗の直列回路よりなることを特徴とする請求項6記載の高圧放電灯点灯装置。
  9. 前記インピーダンスは、コンデンサと抵抗の直列回路と、抵抗に並列接続されたダイオードよりなることを特徴とする請求項6記載の高圧放電灯点灯装置。
JP2004006020A 2003-05-15 2004-01-13 高圧放電灯点灯装置 Expired - Lifetime JP4380332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004006020A JP4380332B2 (ja) 2003-05-15 2004-01-13 高圧放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003137902 2003-05-15
JP2004006020A JP4380332B2 (ja) 2003-05-15 2004-01-13 高圧放電灯点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004364489A true JP2004364489A (ja) 2004-12-24
JP4380332B2 JP4380332B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=34067285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004006020A Expired - Lifetime JP4380332B2 (ja) 2003-05-15 2004-01-13 高圧放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4380332B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011244662A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
AT512750A1 (de) * 2012-03-28 2013-10-15 Felix Dipl Ing Dr Himmelstoss Quadratische Konverter mit gekoppelten Spulen

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011244662A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
AT512750A1 (de) * 2012-03-28 2013-10-15 Felix Dipl Ing Dr Himmelstoss Quadratische Konverter mit gekoppelten Spulen

Also Published As

Publication number Publication date
JP4380332B2 (ja) 2009-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008545359A (ja) フルブリッジ回路および大きな調整領域を有する電源装置
JP4349017B2 (ja) Dc−dcコンバータおよびそれを用いた高圧放電ランプ点灯装置
JP2004201373A (ja) スイッチング電源回路
JP3280602B2 (ja) 放電灯の点灯回路
JP2001006890A (ja) 放電灯点灯回路
JP5188962B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP4785562B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH06113534A (ja) 電源装置
JP2005051845A (ja) Dc−dcコンバータおよびそれを用いた高圧放電ランプ点灯装置
JPH07123707A (ja) 部分共振型定周波pwm制御dc/dcコンバータ
JP2005039877A (ja) Dc−dcコンバータおよびそれを用いた高圧放電ランプ点灯装置
JP4380332B2 (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP4386133B2 (ja) 電源装置
JP2006228676A (ja) 放電灯点灯装置
JP2005011798A (ja) 高圧パルス発生装置及び放電灯点灯装置
JP2007189835A (ja) スイッチング電源装置
US20090251061A1 (en) Apparatus for Operating at Least One Discharge Lamp
JP2005063822A (ja) 放電灯点灯回路
JP5029199B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JP3820902B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2005063820A (ja) 放電灯点灯回路
JP3427238B2 (ja) インバータ装置
JP2006203996A (ja) Dc/dcコンバータ
JP2005073431A (ja) 電源装置、及び放電灯点灯装置
JPH11356045A (ja) 直流―直流変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090901

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090914

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150