JP2004363909A - アンテナ装置および無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏波特性を変化することを可能とする。
【解決手段】無線回路に接続される励振素子1に空間を介して結合する位置に非励振素子2を配置する。非励振素子2は、互いに異なる方向に向けて配置された複数の線状素子2a,2b,2cを接合して形成する。複数の可変インピーダンス素子3a,3b,3cを、互いに異なる線状素子2a,2b,2cの途中に挿入する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的に放射パターンを変化可能なアンテナ装置およびそのアンテナ装置を搭載する無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話装置などの無線通信装置においては、当該装置をハンドセットとして使用して通話を行う状態や、電子メールの読み書きを行う状態などといった複数の使用状態がある。
【0003】
このような、複数の使用状態においては、地面に対するアンテナの相対的な向きが変化することになる。この結果、アンテナの放射パターンの指向特性が使用状態に応じて異なった方向を向くことになり、地面を基準とした場合の偏波方向が変化することとなる。したがって、ある使用状態において最適な指向特性および偏波特性を実現するようにアンテナを構成した場合は、他の使用状態では指向特性および偏波特性が最適とならないおそれがある。
【0004】
このような不具合を解決するために、指向特性を変化できるアンテナが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
特許文献1に開示されたアンテナは、励振素子を1素子用い、この励振素子の周りに可変インピーダンスを有する非励振素子2を複数個配置して構成される。各非励振素子2は、励振素子および他の非励振素子2から離間して、かつ励振素子と平行な向きで配置される。可変インピーダンスの値を適宜に変えることで、励振素子と非励振素子2との結合係数を変化させ、放射パターンを変化させる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−261532公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが上記従来のアンテナでは、可変なのは放射パターンであり、偏波特性を変化させることはできない。
【0008】
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、偏波特性を変化できるアンテナ装置およびこのアンテナ装置を搭載した無線通信装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、無線回路に接続される励振素子と、互いに異なる方向に向けて配置されかつ互いに接合された第1及び第2の導電性線状素子を有し、前記励振素子に空間を介して結合する非励振素子と、前記第1及び第2の導電性線状素子のそれぞれの途中に挿入された第1及び第2の可変インピーダンス素子とを備えた。
【0010】
このような手段を講じたことにより、励振素子と非励振素子とが空間を介して結合することで、励振素子および非励振素子にて放射が行われる。ここで、可変インピーダンス素子のインピーダンスを制御することにより複数の線状素子のそれぞれの電流分布が個別に変化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態につき説明する。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
図1に示すアンテナ装置は、励振素子1、非励振素子2、可変インピーダンス素子3a,3b,3cおよび制御回路4を含む。
【0012】
励振素子1は、このアンテナ装置が搭載される無線通信装置が送受信する無線信号に適したアンテナ素子である。励振素子1としては例えば、ダイポールアンテナ、逆Fアンテナ、あるいはパッチアンテナなどを用いることができる。励振素子1は、無線通信装置に搭載された際には、給電線路により図示しない送受信回路へ接続される。
【0013】
非励振素子2は、励振素子1から離隔して配置される。ここでの離隔距離は、励振素子1と非励振素子2との空間を介した結合が存在する距離とする。一般的には、無線周波数の波長で数波長以下の領域で用いられる。ただし、励振素子1を波長に比べて数倍の大きさとしたり、励振素子1を高利得とした場合などでは、上記の離隔距離を数十波長以上とすることが可能な場合もある。そして、非励振素子2は、送受信回路へは接続しない。
【0014】
非励振素子2は、3つの線状素子2a,2b,2cを有する。これらの線状素子2a,2b,2cは、導電性材料を線状に形成してなる。線状素子2a,2b,2cは、互いに空間的に直交する方向に向けた状態で、端部にて互いに接合されている。
【0015】
可変インピーダンス素子3a,3b,3cは、線状素子2a,2b,2cの途中にそれぞれ挿入されている。可変インピーダンス素子3a,3b,3cは、キャパシタやインダクタなどのリアクタンス素子、あるいは抵抗素子等に、ダイオードを用いたバリアブルキャパシタや、PINダイオードもしくはFETを用いた高周波スイッチ等を組み合せて構成する。このような素子の構造は周知であり、可変インピーダンス素子3a,3b,3cとしては既製品などを用いることができる。
【0016】
制御回路4は、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを個別に制御する。制御回路4は例えば、チョークコイルを介して可変インピーダンス素子3a,3b,3cへと供給するバイアス電圧を制御する構成により実現できる。
【0017】
次に以上のように構成されたアンテナ装置の動作につき説明する。
このアンテナ装置が無線通信装置に搭載されたとき、送受信回路へは励振素子1のみ接続されるが、励振素子1と非励振素子2とが空間を介して結合するので、励振素子1および非励振素子2の双方から放射が行われる。そして励振素子1および非励振素子2のそれぞれからの放射が合成されてアンテナ装置の放射となる。
【0018】
ここで、非励振素子2の線状素子2a,2b,2cの途中には、可変インピーダンス素子3a,3b,3cが挿入されている。この可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを変えることにより、非励振素子2の放射源である電流分布が変化することとなる。
【0019】
可変インピーダンス素子3a,3b,3cのリアクタンス値を変えた場合には、線状素子2a,2b,2cの電流の位相を遅らせたり進ませたりすることが可能となる。さらに、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのリアクタンス値を十分に大きくすれば、線状素子2a,2b,2cの電流を遮断することが可能となる。また、可変インピーダンス素子3a,3b,3cの抵抗値を変えた場合には、線状素子2a,2b,2cの電流の振幅を減衰させることができる。従って、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのリアクタンス値と抵抗値とを組み合せて変更することにより、線状素子2a,2b,2cの電流の振幅と位相とを任意に制御可能となる。
【0020】
さて、線状素子2a,2b,2cは、空間的に互いに直交する方向を向いている。従って線状素子2a,2b,2cのそれぞれの向きを、直交座標系におけるX軸、Y軸、Z軸と考えることができる。可変インピーダンス素子3a,3b,3cは、これら線状素子2a,2b,2cにそれぞれ挿入されているから、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを変化させることで、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの電流分布を個別に制御可能となる。そして、非励振素子2の放射は、これらX軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの電流分布の合成により生じるため、各軸の電流分布の変化により指向パターンや偏波特性を任意に形成することができる。任意の偏波特性とは、水平偏波や垂直偏波のような様々な方向の直線偏波のほか、右旋円偏波、左旋円偏波、あるいは軸比の異なる楕円偏波などを意味する。
【0021】
例えば、X軸方向の線状素子2aの電流振幅を大きくし、Y軸方向およびZ軸方向の線状素子2b,2cの電流振幅を小さくした場合には,X軸に平行な直線偏波を放射することとなる。定量的には、X軸方向の電流振幅とY軸およびZ軸方向の電流振幅の比を10倍とすれば、交差偏波が20dB以下の良好な直線偏波が実現できる。
【0022】
また、X軸方向およびY軸方向の線状素子2a,2bの電流振幅を同一とし、電流の位相差を90度とした場合には、Z軸方向へ軸比が0dBの円偏波を放射することとなる。
【0023】
なお、様々な偏波特性とインピーダンスとの関係を求めておき、所望となる偏波特性に合わせて可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御回路4が制御する。
【0024】
以上のように第1の実施形態のアンテナ装置によれば、互いに異なる方向に向けた線状素子2a,2b,2cを結合した非励振素子2を設け、上記の線状素子2a,2b,2cに挿入した可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御することにより上記線状素子2a,2b,2cの電流分布を個別に変化させるようにした。線状素子2a,2b,2cの間の電流分布の偏りを形成することができ、この電流分布の偏りの度合に応じて偏波特性を様々に変化させることが可能となる。
【0025】
また第1の実施形態のアンテナ装置によれば、3つの線状素子2a,2b,2cを互いに直交する方向に向けてあるので、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの電流分布を制御することができることから、偏波特性を効率良く変化させることが可能である。
【0026】
また第1の実施形態のアンテナ装置によれば、3つの可変インピーダンス素子3a,3b,3cを線状素子2a,2b,2cのそれぞれに挿入してあるので、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向のそれぞれの電流分布を個別に制御することができることから、偏波特性を多様に変化させることが可能である。
【0027】
(第2の実施形態)
図2は第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図2に示すアンテナ装置は、励振素子1、可変インピーダンス素子3a,3b,3c、制御回路4および非励振素子5を含む。すなわち第2の実施形態のアンテナ装置は、第1の実施形態のアンテナ装置における非励振素子2に代えて非励振素子5を設けている。
【0028】
非励振素子5は、励振素子1から離隔して配置される。ここでの離隔距離は、励振素子1と非励振素子5との空間を介した結合が存在する距離とする。そして、非励振素子5は、送受信回路へは接続しない。
【0029】
非励振素子5は、6つの線状素子2a,2b,2c,5a,5b,5cを有する。線状素子5a,5b,5cは、導電性材料を線状に形成してなる。線状素子2aおよび線状素子5a、線状素子2bおよび線状素子5b、線状素子2cおよび線状素子5cがそれぞれ対となり、一対の線状素子どうしは互いに離間して平行に配置される。そして各線状素子2a,2b,2c,5a,5b,5cは、いずれも他の線状素子に接合されて、1つの非励振素子5を形成する。
【0030】
可変インピーダンス素子3a,3b,3cは、平行に配置された一対の線状素子のいずれかに挿入される。図2では線状素子5a,5b,2cに可変インピーダンス素子3a,3b,3cをそれぞれ挿入している。可変インピーダンス素子3aは線状素子2aに挿入されても良い。可変インピーダンス素子3bは線状素子2bに挿入されても良い。可変インピーダンス素子3cは線状素子5cに挿入されても良い。さらに3つの可変インピーダンス素子を用意し、線状素子2a,2b,2c,5a,5b,5cの全てに可変インピーダンス素子をそれぞれ挿入しても良い。
【0031】
以上のように第2の実施形態のアンテナ装置は、非励振素子5が、空間的に直交する3方向のそれぞれに向けて、2つの線状素子を空間的に離間して配置した形状であることを特徴としている。そしてこのような形状の非励振素子5を有していることにより、第1の実施形態のアンテナ装置と同様な作用による偏波特性の変化の他に、指向特性をも変化することが可能となる。
【0032】
以下に、指向特性の変化について説明する。
アンテナの指向特性を制御する最低限の条件は、空間的に離れた2つの放射源の振幅と位相とを制御することである。2つの放射源の振幅と位相との関係で、ある方向では電波は合成され、他の方向では電波が打消し合う。その結果、指向特性が形成される。そして、振幅と位相とを複数の状態に制御できれば、複数の指向特性が実現可能となる。なお、2つの放射源の距離は、実現したい指向特性のビーム幅で決まる。
【0033】
第2の実施形態のアンテナ装置においては、一対の線状素子の振幅と位相とを適宜に制御することで、それらの線状素子が向く方向に関する指向特性を変化できる。例えば、線状素子2aおよび線状素子5aの振幅と位相とを制御することで、X軸方向に関する指向特性を変化できる。線状素子2bおよび線状素子5bの振幅と位相とを制御することで、Y軸方向に関する指向特性を変化できる。線状素子2cおよび線状素子5cの振幅と位相とを制御することで、Z軸方向に関する指向特性を変化できる。
【0034】
なお、線状素子2a,2b,5cには可変インピーダンス素子が挿入されていないが、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンス変化の影響を受けるので、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御することで線状素子2a,2b,5cの振幅と位相とを制御できる。
【0035】
以上のように第2の実施形態のアンテナ装置によれば、互いに異なる方向に向けた線状素子2a,2b,2cと、これらの線状素子2a,2b,2cにそれぞれ平行した線状素子5a,5b,5cとを結合した非励振素子5を設け、上記の線状素子5a,5b,2cに挿入した可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御することにより上記線状素子2a,2b,2c,5a,5b,5cの電流分布を個別に変化させるようにした。互いに直交する線状素子の間の電流分布の偏りを形成することができ、この電流分布の偏りの度合に応じて偏波特性を様々に変化させることが可能となる。また、互いに平行する一対の線状素子の間で振幅および位相の偏りを形成することができ、この振幅および位相の偏りの度合に応じて指向特性を様々に変化させることが可能となる。
【0036】
なお、この第2の実施形態においては、空間的に直交する3方向の全てについて2つの線状素子を平行に配置しているが、1方向または2方向についてのみ2つの線状素子を平行に配置するようにしても良い。
【0037】
図3は第2の実施形態の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す図である。
この変形例のアンテナ装置における非励振素子5′は、第2の実施形態における非励振素子5から線状素子5aを取り除いた構造を持つ。すなわち非励振素子5′は、X軸方向に関しては1つの線状素子2aのみを持つ。
このような構成でも、偏波特性と指向特性との双方を変化できる。
【0038】
(第3の実施形態)
図4は第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図4に示すアンテナ装置は、励振素子1、可変インピーダンス素子3a,3b、制御回路4および非励振素子6を含む。
【0039】
非励振素子6は、2つの線状素子6a,6bを有する。これらの線状素子6a,6bは、導電性材料を線状に形成してなる。線状素子6a,6bは、互いに空間的に直交する方向に向けた状態で、端部にて互いに接合されている。そして非励振素子6は、線状素子6a,6bがいずれも励振素子1が向く方向Aに対して直交する方向を向くような姿勢で、励振素子1から離隔して配置される。ここでの離隔距離は、励振素子1と非励振素子6との空間を介した結合が存在する距離とする。非励振素子6は、送受信回路へは接続しない。
【0040】
可変インピーダンス素子3a,3bは、線状素子6a,6bの途中にそれぞれ挿入されている。
【0041】
この第3の実施形態のアンテナ装置は、第1の実施形態のアンテナ装置のように非励振素子のみで複数の偏波特性を実現するのではなく、励振素子1からの放射も利用して複数の偏波特性を実現する。
【0042】
すなわち、制御回路4が可変インピーダンス素子3a,3bのインピーダンスを制御して、励振素子1の電流分布に対する線状素子6a,6bの電流分布の偏りを形成することで、この電流分布の偏りの度合に応じて偏波特性を様々に変化させる。
【0043】
以上のように第3の実施形態のアンテナ装置によれば、非励振素子2よりも簡易な構成の非励振素子6により偏波特性を変化させることが可能である。この結果、第3の実施形態のアンテナ装置は、第1の実施形態のアンテナ装置よりも小型化が可能となる。ただし、励振素子1の電流分布を制御することが通常は困難なので、偏波特性の変化の自由度は減少する。
【0044】
(第4の実施形態)
図5は第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示すアンテナ装置は、励振素子1、可変インピーダンス素子3a,3b,3c、非励振素子5、可変整合回路7および制御回路8を含む。すなわち第4の実施形態のアンテナ装置は、第1の実施形態のアンテナ装置に加えて可変整合回路7を設けるとともに、制御回路4に代えて制御回路8を設けている。
【0045】
可変整合回路7は、励振素子1と送受信回路とを接続する給電線路9中に介挿される。可変整合回路7は、給電線路9のインピーダンスの整合を取る。すなわち可変整合回路7は、励振素子1のインピーダンスを給電線路9のインピーダンスへ変換する役割をする。
【0046】
制御回路8は、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御するとともに、この可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスに応じて可変整合回路7を制御する。
【0047】
次に以上のように構成されたアンテナ装置の動作につき説明する。
【0048】
制御回路8は、第1の実施形態における制御回路4と同様に可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御することで、第1の実施形態と同様に偏波特性を変化させる。
【0049】
さて、励振素子1と非励振素子2とは空間を介して結合しているため、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを変化させて非励振素子2上の電流分布を変化すると、励振素子1上の電流分布も変化することとなる。励振素子1のインピーダンスは、オームの法則より給電点の電流と電圧の比で決まる。また、励振素子1の電流分布は、励振素子1の形状と、非励振素子2との結合によって決定される。従って、上述のように励振素子1上の電流分布が変化すると、励振素子1のインピーダンスも変化することとなる。
【0050】
そこで制御回路8は、可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスに応じて、励振素子1上の電流分布の変化を補償するように可変整合回路7を制御する。可変整合回路7を構成する方法としては例えば、複数の整合回路を切り替える方法、整合回路に可変インピーダンス素子を用いる方法、あるいは上記の2つの方法を組み合せる方法などが考えられる。
【0051】
以上のように第4の実施形態のアンテナ装置によれば、第1の実施形態と同様に偏波特性を変化させることが可能である。そして第4の実施形態のアンテナ装置によれば、偏波特性を変化させることに伴う励振素子1上の電流分布の変化を可変整合回路7により補償するので、インピーダンスの不整合によって生じる電力の反射を軽減することができる。
【0052】
(第5の実施形態)
図6は第5の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図である。なお、図1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示す無線通信装置は、筐体10、アンテナ装置11、受話部12および回路基板13を含む。
【0053】
第5の実施形態の無線通信装置は、例えば携帯電話装置などのような携帯型の端末装置であり、アンテナ装置11、受話部12および回路基板13などの要素が筐体10に収容されて構成されている。そしてこの無線通信装置は、通話状態においては図6に示すように筐体10の第1面に使用者Uの頭部が近接される。
【0054】
アンテナ装置11は、第1の実施形態乃至第4の実施形態のいずれかに示される構成のものである。ただし図6では、第1の実施形態における構成を示している。受話部12は、スピーカなどを備え、受話音声を出力する。回路基板13は、送受信回路などの電気回路が実装される。
【0055】
受話部12は、筐体10にて前記第1面に配置される。アンテナ装置11は、回路基板13を挟んで受話部12の反対側に配置される。
【0056】
かくしてこのような構成を持つ第5の実施形態の無線通信装置では、第1の実施形態乃至第4の実施形態のそれぞれの特徴を生かして高い放射効率を実現することが可能となり、これにより高品質な無線通信を実現可能となる。
【0057】
また第5の実施形態の無線通信装置では、通話状態においてユーザUの頭部が筐体10に近接されても、アンテナ装置11はユーザUの頭部から最も離れて位置することになる。このため、アンテナ装置11から放射される電磁波の頭部での吸収量を最小限に抑えることができ、放射効率を高く維持することができる。また、頭部の近接に伴うインピーダンスの変動も小さく抑えられるため、偏波特性や指向特性を変化させるためのインピーダンス制御がより適正に行われることになる。
【0058】
なお、アンテナ装置11として第4の実施形態に示される構成のものを用いる場合には、可変整合回路7を用いることで、頭部の影響による励振素子1のインピーダンスの変動を補償することも可能となり、インピーダンスの不整合による電力の反射を少なくすることも可能となる。
【0059】
(第6の実施形態)
図7は第6の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図である。なお、図1および図6と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図7に示す無線通信装置は、筐体10、アンテナ装置11および使用状態判別部14を含む。
【0060】
第6の実施形態の無線通信装置は、例えば携帯電話装置などのような携帯型の端末装置であり、アンテナ装置11および使用状態判別部14などの要素が筐体10に収容されて構成されている。そしてこの無線通信装置は、図6に示したように使用者の頭部に近接される通話状態、あるいはメールの送受信などのためのデータ通信状態といった複数の使用状態がとられる。
【0061】
アンテナ装置11は、第1の実施形態乃至第4の実施形態のいずれかに示される構成のものである。ただし図7では、第1の実施形態における構成を示している。
【0062】
使用状態判別部14は、無線通信装置の使用状態を判別する。使用状態判別部14が使用状態を判別するための方法としては、人体センサを利用する方法、イヤホンマイクの使用の有無に基づく方法、外部スピーカーの使用の有無に基づく方法、温度センサを利用する方法、あるいはこれらを組合わせた方法など、様々な方法が利用可能である。使用状態判別部14は、判別した使用状態に適した偏波特性や指向特性を選定し、これをアンテナ装置11の制御回路4,8に通知する。
【0063】
なお、使用状態と偏波特性や指向特性との対応は、基地局で用いるアンテナの種類、利用する電波の周波数、あるいは利用する無線システムなどの条件で予め決まる。例えば、基地局の偏波が地面に対して垂直ならば、無線通信装置でも垂直偏波が最適となる。また、基地局と、無線通信装置の地面からの高さがほぼ同じであれば、指向特性は、地面に対して水平方向を向いていると良い。
【0064】
制御回路4,8は、通知された偏波特性や指向特性に合わせて可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御する。
【0065】
このように第6の実施形態の無線通信装置によれば、使用状態に応じて、指向特性や偏波特性を常に最適に制御することが可能となる。従って、様々な使用状態のいずれであっても高品質な無線通信を実現可能となる。
【0066】
なお、アンテナ装置11として第4の実施形態に示される構成のものを用いる場合には、可変整合回路7を用いることで、使用状態毎での励振素子1のインピーダンスの変動を補償することも可能となり、インピーダンスの不整合による電力の反射を軽減することも可能となる。
【0067】
(第7の実施形態)
図8は第7の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図である。なお、図1および図6と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図8に示す無線通信装置は、筐体10、アンテナ装置11および受信電力測定部15を含む。
【0068】
第7の実施形態の無線通信装置は、例えば携帯電話装置などのような携帯型の端末装置であり、アンテナ装置11および受信電力測定部15などの要素が筐体10に収容されて構成されている。そしてこの無線通信装置は、図6に示したように使用者の頭部に近接される通話状態、あるいはメールの送受信などのためのデータ通信状態といった複数の使用状態がとられる。
【0069】
アンテナ装置11は、第1の実施形態乃至第4の実施形態のいずれかに示される構成のものである。ただし図8では、第1の実施形態における構成を示している。
【0070】
受信電力測定部15は、偏波特性や指向特性を様々に変化するようアンテナ装置11を制御しつつ、各状態でのアンテナ装置11の励振素子1での受信電力をそれぞれ測定する。受信電力測定部15は、測定結果に基づいて適した偏波特性や指向特性を選定し、これをアンテナ装置11の制御回路4,8に通知する。
【0071】
制御回路4,8は、通知された偏波特性や指向特性に合わせて可変インピーダンス素子3a,3b,3cのインピーダンスを制御する。
【0072】
さて、アンテナ装置11へ到来する電波は、その伝搬環境が変化すると、到来方向や偏波が変化する。また、アンテナ装置11の向きが変化すると、アンテナ装置11に対する電波の到来方向や偏波が変化する。この様な場合で、到来電波の性質が分からない場合には、最適な指向特性や偏波特性を判断することが難しい。
【0073】
そこで、受信電力測定部15は、制御回路4,8に指示して指向特性や偏波特性を順次変化させながら、各特性での受信電力を測定する。そして受信電力が最も高くなる特性を選定して、これを制御回路4,8に通知する。
【0074】
このように第7の実施形態の無線通信装置によれば、実際に高い受信電力が得られる偏波特性や指向特性が選定されて、この偏波特性や指向特性となるようにアンテナ装置11の特性が制御される。従って、伝搬環境に最適な偏波特性や指向特性を用いた高品質な無線通信が実現可能となる。
【0075】
なお、アンテナ装置11として第4の実施形態に示される構成のものを用いる場合には、可変整合回路7を用いることで、使用状態毎での励振素子1のインピーダンスの変動を補償することも可能となり、インピーダンスの不整合による電力の反射を軽減することも可能となる。
【0076】
前記の各実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
各実施形態では、線状素子2a,2b,2cのそれぞれの間の角度は90度以外であっても良い。
【0077】
各実施形態では、可変インピーダンス素子は2つまたは4つ以上を挿入するようにしても良い。
【0078】
各実施形態では、1つの線状素子に複数の可変インピーダンス素子を挿入するようにしても良い。このようにすれば、電流分布を変化させる自由度が高まり、偏波特性や指向特性の変化の自由度が向上する。なお、可変インピーダンス素子の挿入場所は、実現したい電流分布の種類と数によって決めればよい。ただし、可変インピーダンス素子どうしは、近接させし過ぎても、離し過ぎても効果が小さくなる。例えば、可変インピーダンス素子どうしの離間距離は、使用する周波数の8分の1ぐらいの間隔とすることで効率良く動作させることが可能となる。
【0079】
各実施形態では、非励振素子2,5,6は、空間的に直交する3方向に向いた線状素子以外に、これらの線状素子に直交しない別の線状素子を有する構造でも構わない。このようにすれば、少ない可変インピーダンス素子で多様な電流分布を実現可能となり、コスト対効果の向上が図れる。
【0080】
各実施形態では、制御回路4,8はアンテナ装置に設けるのではなく、アンテナ装置を搭載する装置の側に設けるようにしても良い。
【0081】
第1実施形態では、非励振素子2の線状素子2a,2b,2cのいずれか1つを省略することも可能である。
【0082】
第2の実施形態では、平行な線状素子が2本の例で説明しているが、3以上あってもよい。例えば、互いに平行な線状素子2cと5cの間に、これらの線状素子と平行な線状素子をもう一つ追加で設けてもよい。こうすることにより、指向特性の制御の自由度が増え、高利得な指向性も実現可能となる。
【0083】
第4の実施形態では、非励振素子2を非励振素子5や非励振素子6に置き換えることも可能である。
【0084】
第6の実施形態では、使用状態に適した偏波特性や指向特性の選定を、アンテナ装置11の制御回路4,8にて行うようにしても良い。
【0085】
第6の実施形態では、使用状態判別部14をアンテナ装置11に持たせておいても良い。
【0086】
第7の実施形態では、指向特性や偏波特性を順次変化させながら、各特性での受信電力の測定値を収集する処理、あるいは受信電力が最も高くなる特性を選定する処理を、アンテナ装置11の制御回路4,8にて行うようにしても良い。
【0087】
第7の実施形態では、受信電力測定部15をアンテナ装置11に持たせておいても良い。
【0088】
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、励振素子と非励振素子とが空間を介して結合することで、励振素子および非励振素子にて放射を行うこととし、かつ可変インピーダンス素子のインピーダンスを制御することにより複数の線状素子のそれぞれの電流分布を個別に変化可能としたので、偏波特性を変化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図。
【図2】第2の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図。
【図3】第2の実施形態の変形例に係るアンテナ装置の構成を示す図。
【図4】第3の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図。
【図5】第4の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す図。
【図6】第5の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。
【図7】第6の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。
【図8】第7の実施形態に係る無線通信装置の構成を示す図。
【符号の説明】
1…励振素子、2a,2b,2c,5a,5b,5c…線状素子、2,5,6…非励振素子、2a,2b,2c,5a,5b,5c…線状素子、3a,3b,3c…可変インピーダンス素子、4,8…制御回路、7…可変整合回路、9…給電線路、10…筐体、11…アンテナ装置、12…受話部、13…回路基板、14…使用状態判別部、15…受信電力測定部。

Claims (11)

  1. 無線回路に接続される励振素子と、
    互いに異なる方向に向けて配置されかつ互いに接合された第1及び第2の導電性線状素子を有し、前記励振素子に空間を介して結合する非励振素子と、
    前記第1及び第2の導電性線状素子のそれぞれの途中に挿入された第1及び第2の可変インピーダンス素子とを具備することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記励振素子は第1の方向に向けて配置され、前記第1及び第2の導電性線状素子は前記第1の方向と直交しかつ互いに直交する第2および第3の方向にそれぞれ向けて配置されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記非励振素子は第1の方向に向けて配置された第3の導電性線状素子をさらに有し、前記第1及び第2の導電性線状素子は前記第1の方向と直交しかつ互いに直交する第2および第3の方向にそれぞれ向けて配置されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第3の導電性線状素子の途中に挿入された第3の可変インピーダンス素子をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  5. 前記非励振素子は、前記第1及び第2の導電性線状素子の少なくとも一方と同じ方向に向けて配置された第4の導電性線状素子をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記可変インピーダンス素子のインピーダンスを制御する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ装置が搭載される無線通信装置の使用状態に応じて前記可変インピーダンス素子のインピーダンスを制御する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  8. 前記励振素子の受信電力に応じて前記可変インピーダンス素子のインピーダンスを制御する手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  9. 前記可変インピーダンス素子のインピーダンス変化に伴う前記励振素子のインピーダンス変化を補償する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のアンテナ装置を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  11. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置に一方の面を向けて配置され、前記無線回路が実装された回路基板と、
    前記回路基板を挟んで前記アンテナ装置の反対側に配置され、受話音声を出力する受話部とを具備したことを特徴とする無線通信装置。
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