JP2004362296A - タクシー配車方法、タクシー配車方法を実行するためのプログラム及びタクシー配車システム - Google Patents
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Abstract
【課題】セキュリティを確保した状態でタクシーの配車要求を容易に行えるようにする。
【解決手段】利用者はあらかじめユーザー端末10を用いて通信ネットワーク100経由で個人情報をタクシー会社端末20にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末15からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末20にログインしてタクシーの配車要求を行い、配車要求を受け付けたタクシー会社端末20は配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機25に対し配車指示を行い、配車指示を受けたタクシーは指示された場所にて利用者を乗せ、利用者はユーザー携帯端末25の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共にこの提示された配車受付画面の情報をタクシー会社端末20に送信し、タクシー会社端末20で利用者確認情報を照合してその結果をタクシー車載機25に送信し、照合結果が正しければタクシーは利用者を送迎する。
【選択図】 図1
【解決手段】利用者はあらかじめユーザー端末10を用いて通信ネットワーク100経由で個人情報をタクシー会社端末20にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末15からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末20にログインしてタクシーの配車要求を行い、配車要求を受け付けたタクシー会社端末20は配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機25に対し配車指示を行い、配車指示を受けたタクシーは指示された場所にて利用者を乗せ、利用者はユーザー携帯端末25の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共にこの提示された配車受付画面の情報をタクシー会社端末20に送信し、タクシー会社端末20で利用者確認情報を照合してその結果をタクシー車載機25に送信し、照合結果が正しければタクシーは利用者を送迎する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末、タクシー車載機及びクレジット会社端末とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法、タクシー配車方法を実行するためのプログラム及びタクシー配車システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯電話を用いてタクシーの配車要求を行えるシステムは存在するが、配車の要求のみで行き先についてまで指定できるようにしたものは存在しない。また、ユーザー登録といった概念はなく、よく使う地点の登録などは行えないため、頻繁に利用する場所に行くときでも毎回行き先の指示が必要である。
【0003】
また、クレジットカード決済を行えるタクシーも存在するが、それらはすべてタクシーにクレジットカードリーダーを搭載する必要がある。このため、セキュリティの確保や機器の設置費用の面などで負担が大きかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−74119号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−74587号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平5−128118号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平5−181866号公報
【0008】
【特許文献5】
特開昭61−26196号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、セキュリティを確保した状態でタクシーの配車要求を容易に行えるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法であって、
利用者はあらかじめユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行い、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行い、
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せ、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共に、この提示された配車受付画面の情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信し、照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎する。
【0011】
例えば、前記ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報は、識別番号とパスワードとから成る。
【0012】
前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、クレジットカード情報を含むことが好ましい。
【0013】
前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、利用者が頻繁に利用する配車先あるいは送迎先の情報を含むことが好ましい。
【0014】
前記タクシー会社端末では、タクシー車載機に搭載されたGPS装置からの位置情報を取得することにより、あらかじめ各タクシーの位置を把握しておくことが好ましい。
【0015】
前記ユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として利用することにより、タクシー会社端末とタクシー車載機との間でやり取りする情報に個人情報が含まれないようにする。
【0016】
前記通信ネットワークには、さらに、クレジット会社端末が接続されており、タクシーによる利用者の送迎後、タクシー車載機は料金情報をタクシー会社端末に送信し、タクシー会社端末では料金情報をもとにクレジット会社端末に対して決済要求を行い、クレジット会社端末では受信した料金情報をもとに決済処理を行う。
【0017】
また、本発明では、少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法を実行するためのプログラムであって、
ユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で利用者の個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行する手順と、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行う手順と、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行う手順と、
配車指示を受けたタクシーは指示された場所にて利用者を乗せ、ユーザー携帯端末の画面に配車受付画面の情報を表示させる手順と、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示し、この提示された配車受付情報をタクシー会社端末に送信する手順と、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信する手順と、
照合結果が正しければ、タクシーに利用者を送迎することを要求する手順とを有する。
【0018】
また、本発明では、少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車システムであって、
利用者はあらかじめユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行い、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行い、
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せ、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共に、この提示された配車受付情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信し、
照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎する。
【0019】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の理解を容易にするために、図1を用いて、本発明のタクシー配車方法の概略について説明する。
【0020】
本発明は、あらかじめタクシー会社に対してユーザー登録を行った利用者に対して、携帯電話等からのタクシーの配車依頼およびクレジットカードによる決済を可能とするものである。
【0021】
まず、利用者はあらかじめユーザー端末10を用いてネットワーク100経由で氏名、住所、クレジットカード等の個人情報をタクシー会社端末20にユーザー登録しておく。利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末15からユーザー登録時に発行されたIDとパスワードを用いてタクシー会社端末20にログインしタクシーの配車要求をする。
【0022】
配車要求を受け付けたタクシー会社端末20は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機25に対し配車指示を行う。タクシー会社端末20では、タクシー車載機25に搭載されたGPS装置(図示せず)からの位置情報を取得することにより、あらかじめ各タクシーの位置を把握しておく。
【0023】
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せる。利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面を運転手に提示する。この提示された情報をタクシー会社端末20に送信する。タクシー会社端末20で利用者確認情報を照合し、その結果をタクシー車載機25に送信する。照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎する。
【0024】
送迎後、タクシー車載機25は料金情報をタクシー会社端末20に送信し、タクシー会社端末20ではその情報をもとにクレジット会社端末30に対して決済要求をする。クレジット会社端末30では受信した料金情報をもとに決済処理を行う。
【0025】
次に、本発明のタクシー配車システムについて詳細に説明する。
【0026】
図1を参照すると、本発明のタクシー配車システムは、ユーザー端末10、ユーザー携帯端末15、タクシー会社端末20、タクシー車載機25、クレジット会社端末30と、これらを相互に接続するインターネット等の通信ネットワーク100から構成されている。
【0027】
ユーザー端末10は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ユーザー端末10はタクシー会社端末20がネットワーク100上に提供しているユーザー登録画面を表示する機能を備えている。ユーザー端末10は、さらに、タクシー会社端末20が提供するユーザー登録画面から、氏名、住所、電話番号、クレジットカード等のユーザー登録情報をネットワーク100を介してタクシー会社端末20に送信する機能を有する。
【0028】
ユーザー携帯端末15は、携帯電話、PDA等の携帯型情報処理装置である。ユーザー端末15は無線でネットワーク100に接続されており、タクシー会社端末20がネットワーク100上に提供している配車指示画面を表示する機能を有する。また、ユーザー携帯端末15は、タクシー会社端末20が提供する配車要求画面からユーザーID、パスワード、配車位置、送迎先等の配車要求情報をネットワーク100を介してタクシー会社端末20に送信する機能を有する。さらに、ユーザー携帯端末15は、配車要求情報送信後にタクシー会社端末20から送信される配車受付画面を表示する機能も有する。
【0029】
タクシー会社端末20は、利用者の操作によりユーザー端末10から送信されたユーザー登録情報をもとに、ユーザーを登録する機能を有する。また、タクシー車載機25から取得した位置情報をもとに現在の各タクシーの位置を記録する機能を有し、ユーザー携帯端末15からの配車要求情報をもとに、配車先に最も近いタクシーを割り出し配車指示を行う機能を有する。配車要求情報受信時には、配車要求にもとづいてユーザー携帯端末15に対して、配車要求1件に対し一意に生成される配車受付番号と、配車要求情報から算出した料金と所要時間の目安がリストされた配車要求受付画面を送信する機能を有する。
【0030】
さらに、タクシー会社端末20ではタクシー車載機25から取得した位置情報をもとに現在の各タクシーの位置を記録する機能を有する。タクシー車載機25から利用者確認情報を受信した際に、配車要求情報と照合し照合結果をタクシー車載機25に送信する機能を有する。また、タクシー車載機25からネットワーク100を介して利用料金情報を受信した際に、利用者がユーザー登録時に登録したクレジット会社のクレジット会社端末30に決済要求を送信する機能を有する。
【0031】
タクシー車載機25は、カーナビゲーション機能と通信機能を有した情報処理装置であり、無線でネットワーク100に接続される。GPS装置を搭載し現在の位置情報を一定間隔でタクシー会社端末20に送信する機能を有する。また、タクシー会社端末20から配車指示情報を受信し表示する機能を有する。また、利用者確認情報および料金情報をタクシー会社端末20に送信する機能を有する。
【0032】
クレジット会社端末30は、タクシー会社端末20からの決済要求をもとに、利用者のクレジットカード決済の処理を行う機能を有する。
【0033】
次に、図1及び図2を参照し、本発明のタクシー配車方法について詳細に説明する。なお、以下の説明において配車先とは利用者がタクシーに乗車する場所、送迎先とはタクシーの降車場所を指す。
【0034】
図2を参照すると、利用者はあらかじめユーザー登録を済ませておく必要があるため、自分のユーザー端末10を介して、タクシー会社がネットワーク100上に開設しているユーザー登録ホームページにアクセスする(ステップA1)。
【0035】
タクシー会社端末20はユーザー登録画面をユーザー端末10に送信する(ステップA2)。
【0036】
ユーザー端末10にはユーザー登録に必要な情報項目の一覧を入力するフォームの一覧が並んだユーザー登録画面が表示される。ここで、必要な入力情報は氏名、住所、連絡先電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報等である。また、よくタクシーの配車先、送迎先として指定する地点を登録することができる。この登録地についてはユーザー登録後も随時追加、変更、削除が可能である。
【0037】
利用者はユーザー端末10から必要情報を入力しタクシー会社端末20に送信する(ステップA3)。
【0038】
情報を受信したタクシー会社端末20では利用者の情報を登録する。ユーザー登録が完了すると、タクシー会社端末20はユーザーIDとパスワードを発行し、ユーザー端末10に送信する(ステップA4)。
【0039】
ユーザー端末10はこのユーザーIDとパスワードを受信し画面に表示する。利用者が配車依頼を行う場合、当ユーザーIDとパスワードが必要となる。
【0040】
タクシー車載機25は、搭載したGPS装置から得られた位置情報を一定間隔でタクシー会社端末20に送信する(ステップB1)。
【0041】
タクシーの位置情報を受信したタクシー会社端末20は、タクシーの位置情報を登録する(ステップB2)。
【0042】
このB1とB2の各ステップは一定間隔で定期的に行われ、タクシー会社端末20上の各タクシーの位置情報は最新のものに保たれる。
【0043】
利用者がタクシーの配車を希望する場合、まずユーザー携帯端末15から、ネットワーク100上のタクシー会社端末20が提供するログイン画面にアクセスする(ステップC1)。
【0044】
タクシー会社端末20はユーザー携帯端末15に対してログイン画面を送信する(ステップC2)。
【0045】
ユーザー携帯端末15はログイン画面を表示し、利用者はその画面に対しユーザー登録時に取得したユーザーIDとパスワードを入力し送信する(ステップC3)。
【0046】
タクシー会社端末20ではユーザーIDとパスワードを受信しユーザー登録情報と照合する。ユーザーIDとパスワードが一致した場合には、ユーザー携帯端末15に配車要求画面を送信する(ステップC4)。
【0047】
ユーザーIDとパスワードが一致しなかった場合には、ログインエラーのメッセージとともに、再度ログイン画面を送信する。
【0048】
ユーザー携帯端末15はタクシー会社端末20から送信された配車要求画面を受信し、表示する。利用者は配信要求画面に配車先と、送迎先を入力してタクシー会社端末20に、配車要求情報として送信する(ステップC5)。
【0049】
配車先、送迎先は、ユーザー情報として登録した地点あるいは配車要求画面に搭載される地図呼び出し機能を用いて地図上の地点を指定することが可能である。また、GPSや位置情報取得機能を有する携帯型情報処理装置をユーザー携帯端末15として使用する場合には、その位置情報が示す地点も指定可能である。
【0050】
配車要求情報を受信したタクシー会社端末20は、ユーザー携帯端末15に対し配車要求1件ごとに一意に生成される配車受付番号と、配車要求情報から算出した所要時間と料金の目安を含む配車受付画面を送信する(ステップC6)。
【0051】
この配車受付画面がタクシー利用時に利用者確認情報として必要となる。
【0052】
タクシー会社端末20はタクシー車載機25に対し配車指示情報を送信する(ステップC7)。
【0053】
配車指示情報は配車先と送迎先の情報のみからなり、配車受付番号は含まない。
【0054】
配車指示情報を受信したタクシー車載機25は、配車指示情報を表示し、その情報をもとにタクシーは配車先へ移動する(ステップC8)。
【0055】
配車先につくとタクシーの運転手は利用者に対し、利用者確認情報を要求する(ステップC9)。
【0056】
利用者確認情報を要求された利用者は、ユーザー携帯端末15に表示された配車受付画面を提示する(ステップC10)。
【0057】
タクシーの運転手は提示された配車受付画面の配車受付番号をタクシー車載機25に入力し、利用者確認情報としてタクシー会社端末20に送信する(ステップC11)。
【0058】
利用者確認情報を受信したタクシー会社端末20は配車要求情報と利用者確認情報の照合を行い、その結果をタクシー車載機25に送信する(ステップC12)。
【0059】
タクシーの運転手は、受信した照合結果が正しい場合に利用者の送迎を行う(ステップC13)。
【0060】
送迎完了後、タクシー車載機は送迎に要した料金と、配車指示情報とを合わせて、利用料金情報としてタクシー会社端末20に送信する(ステップC14)。
【0061】
タクシー会社端末20は利用料金情報を受信すると、利用料金情報内の配車指示情報から利用者の特定を行い、ユーザー登情報にて指定されたクレジットカード会社のクレジット会社端末30に対して利用料金の決済要求を行う(ステップC15)。
【0062】
決済要求を受信したクレジット会社端末30は利用者のクレジットカードの決済処理を行う(ステップC16)。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、タクシーの配車要求が容易に行える。位置情報サービスが利用可能な携帯型情報端末を利用した場合には、配車先の指定は必要なく、送迎先についてもユーザー情報として登録済みの地点に行く場合には、配車要求を非常に容易に行うことができる。
【0064】
また、クレジットカードによる決済が可能なため、タクシー料金支払い時にわずらわしい小銭のやり取りを行う必要がない。
【0065】
さらに、情報のセキュリティの確保が容易な点が挙げられる。その理由としては、タクシー会社端末とタクシー車載機との間で交わされるのは、配車指示情報と、利用者確認情報、利用者確認情報照合結果であり、これらには配車先、送迎先、配車受付番号と照合結果のみが含まれる。これらの情報には個人情報等は含まれず、また、これらの情報からだけでは個人情報の特定はできないため、盗聴等による個人情報等の漏洩は発生しない。
【0066】
配車受付番号は、配車要求1件につき一意に生成されるものであり、この配車受付番号を容易に類推できないものにすれば、他人が正規の利用者に成りすますことも不可能である。このため、ユーザー端末、ユーザー携帯端末とタクシー会社端末間、タクシー会社端末とクレジット会社端末間の通信のセキュリティを確保すればよいことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタクシー配車システムの構成を示す図である。
【図2】本発明のタクシー配車方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ユーザー端末
15 ユーザー携帯端末
20 タクシー会社端末
25 タクシー車載機
30 クレジット会社端末
100 ネットワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末、タクシー車載機及びクレジット会社端末とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法、タクシー配車方法を実行するためのプログラム及びタクシー配車システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯電話を用いてタクシーの配車要求を行えるシステムは存在するが、配車の要求のみで行き先についてまで指定できるようにしたものは存在しない。また、ユーザー登録といった概念はなく、よく使う地点の登録などは行えないため、頻繁に利用する場所に行くときでも毎回行き先の指示が必要である。
【0003】
また、クレジットカード決済を行えるタクシーも存在するが、それらはすべてタクシーにクレジットカードリーダーを搭載する必要がある。このため、セキュリティの確保や機器の設置費用の面などで負担が大きかった。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−74119号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2002−74587号公報
【0006】
【特許文献3】
特開平5−128118号公報
【0007】
【特許文献4】
特開平5−181866号公報
【0008】
【特許文献5】
特開昭61−26196号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、セキュリティを確保した状態でタクシーの配車要求を容易に行えるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法であって、
利用者はあらかじめユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行い、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行い、
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せ、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共に、この提示された配車受付画面の情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信し、照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎する。
【0011】
例えば、前記ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報は、識別番号とパスワードとから成る。
【0012】
前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、クレジットカード情報を含むことが好ましい。
【0013】
前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、利用者が頻繁に利用する配車先あるいは送迎先の情報を含むことが好ましい。
【0014】
前記タクシー会社端末では、タクシー車載機に搭載されたGPS装置からの位置情報を取得することにより、あらかじめ各タクシーの位置を把握しておくことが好ましい。
【0015】
前記ユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として利用することにより、タクシー会社端末とタクシー車載機との間でやり取りする情報に個人情報が含まれないようにする。
【0016】
前記通信ネットワークには、さらに、クレジット会社端末が接続されており、タクシーによる利用者の送迎後、タクシー車載機は料金情報をタクシー会社端末に送信し、タクシー会社端末では料金情報をもとにクレジット会社端末に対して決済要求を行い、クレジット会社端末では受信した料金情報をもとに決済処理を行う。
【0017】
また、本発明では、少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法を実行するためのプログラムであって、
ユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で利用者の個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行する手順と、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行う手順と、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行う手順と、
配車指示を受けたタクシーは指示された場所にて利用者を乗せ、ユーザー携帯端末の画面に配車受付画面の情報を表示させる手順と、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示し、この提示された配車受付情報をタクシー会社端末に送信する手順と、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信する手順と、
照合結果が正しければ、タクシーに利用者を送迎することを要求する手順とを有する。
【0018】
また、本発明では、少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車システムであって、
利用者はあらかじめユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行い、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行い、
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せ、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共に、この提示された配車受付情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信し、
照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎する。
【0019】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明の理解を容易にするために、図1を用いて、本発明のタクシー配車方法の概略について説明する。
【0020】
本発明は、あらかじめタクシー会社に対してユーザー登録を行った利用者に対して、携帯電話等からのタクシーの配車依頼およびクレジットカードによる決済を可能とするものである。
【0021】
まず、利用者はあらかじめユーザー端末10を用いてネットワーク100経由で氏名、住所、クレジットカード等の個人情報をタクシー会社端末20にユーザー登録しておく。利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末15からユーザー登録時に発行されたIDとパスワードを用いてタクシー会社端末20にログインしタクシーの配車要求をする。
【0022】
配車要求を受け付けたタクシー会社端末20は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機25に対し配車指示を行う。タクシー会社端末20では、タクシー車載機25に搭載されたGPS装置(図示せず)からの位置情報を取得することにより、あらかじめ各タクシーの位置を把握しておく。
【0023】
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せる。利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面を運転手に提示する。この提示された情報をタクシー会社端末20に送信する。タクシー会社端末20で利用者確認情報を照合し、その結果をタクシー車載機25に送信する。照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎する。
【0024】
送迎後、タクシー車載機25は料金情報をタクシー会社端末20に送信し、タクシー会社端末20ではその情報をもとにクレジット会社端末30に対して決済要求をする。クレジット会社端末30では受信した料金情報をもとに決済処理を行う。
【0025】
次に、本発明のタクシー配車システムについて詳細に説明する。
【0026】
図1を参照すると、本発明のタクシー配車システムは、ユーザー端末10、ユーザー携帯端末15、タクシー会社端末20、タクシー車載機25、クレジット会社端末30と、これらを相互に接続するインターネット等の通信ネットワーク100から構成されている。
【0027】
ユーザー端末10は、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。ユーザー端末10はタクシー会社端末20がネットワーク100上に提供しているユーザー登録画面を表示する機能を備えている。ユーザー端末10は、さらに、タクシー会社端末20が提供するユーザー登録画面から、氏名、住所、電話番号、クレジットカード等のユーザー登録情報をネットワーク100を介してタクシー会社端末20に送信する機能を有する。
【0028】
ユーザー携帯端末15は、携帯電話、PDA等の携帯型情報処理装置である。ユーザー端末15は無線でネットワーク100に接続されており、タクシー会社端末20がネットワーク100上に提供している配車指示画面を表示する機能を有する。また、ユーザー携帯端末15は、タクシー会社端末20が提供する配車要求画面からユーザーID、パスワード、配車位置、送迎先等の配車要求情報をネットワーク100を介してタクシー会社端末20に送信する機能を有する。さらに、ユーザー携帯端末15は、配車要求情報送信後にタクシー会社端末20から送信される配車受付画面を表示する機能も有する。
【0029】
タクシー会社端末20は、利用者の操作によりユーザー端末10から送信されたユーザー登録情報をもとに、ユーザーを登録する機能を有する。また、タクシー車載機25から取得した位置情報をもとに現在の各タクシーの位置を記録する機能を有し、ユーザー携帯端末15からの配車要求情報をもとに、配車先に最も近いタクシーを割り出し配車指示を行う機能を有する。配車要求情報受信時には、配車要求にもとづいてユーザー携帯端末15に対して、配車要求1件に対し一意に生成される配車受付番号と、配車要求情報から算出した料金と所要時間の目安がリストされた配車要求受付画面を送信する機能を有する。
【0030】
さらに、タクシー会社端末20ではタクシー車載機25から取得した位置情報をもとに現在の各タクシーの位置を記録する機能を有する。タクシー車載機25から利用者確認情報を受信した際に、配車要求情報と照合し照合結果をタクシー車載機25に送信する機能を有する。また、タクシー車載機25からネットワーク100を介して利用料金情報を受信した際に、利用者がユーザー登録時に登録したクレジット会社のクレジット会社端末30に決済要求を送信する機能を有する。
【0031】
タクシー車載機25は、カーナビゲーション機能と通信機能を有した情報処理装置であり、無線でネットワーク100に接続される。GPS装置を搭載し現在の位置情報を一定間隔でタクシー会社端末20に送信する機能を有する。また、タクシー会社端末20から配車指示情報を受信し表示する機能を有する。また、利用者確認情報および料金情報をタクシー会社端末20に送信する機能を有する。
【0032】
クレジット会社端末30は、タクシー会社端末20からの決済要求をもとに、利用者のクレジットカード決済の処理を行う機能を有する。
【0033】
次に、図1及び図2を参照し、本発明のタクシー配車方法について詳細に説明する。なお、以下の説明において配車先とは利用者がタクシーに乗車する場所、送迎先とはタクシーの降車場所を指す。
【0034】
図2を参照すると、利用者はあらかじめユーザー登録を済ませておく必要があるため、自分のユーザー端末10を介して、タクシー会社がネットワーク100上に開設しているユーザー登録ホームページにアクセスする(ステップA1)。
【0035】
タクシー会社端末20はユーザー登録画面をユーザー端末10に送信する(ステップA2)。
【0036】
ユーザー端末10にはユーザー登録に必要な情報項目の一覧を入力するフォームの一覧が並んだユーザー登録画面が表示される。ここで、必要な入力情報は氏名、住所、連絡先電話番号、メールアドレス、クレジットカード情報等である。また、よくタクシーの配車先、送迎先として指定する地点を登録することができる。この登録地についてはユーザー登録後も随時追加、変更、削除が可能である。
【0037】
利用者はユーザー端末10から必要情報を入力しタクシー会社端末20に送信する(ステップA3)。
【0038】
情報を受信したタクシー会社端末20では利用者の情報を登録する。ユーザー登録が完了すると、タクシー会社端末20はユーザーIDとパスワードを発行し、ユーザー端末10に送信する(ステップA4)。
【0039】
ユーザー端末10はこのユーザーIDとパスワードを受信し画面に表示する。利用者が配車依頼を行う場合、当ユーザーIDとパスワードが必要となる。
【0040】
タクシー車載機25は、搭載したGPS装置から得られた位置情報を一定間隔でタクシー会社端末20に送信する(ステップB1)。
【0041】
タクシーの位置情報を受信したタクシー会社端末20は、タクシーの位置情報を登録する(ステップB2)。
【0042】
このB1とB2の各ステップは一定間隔で定期的に行われ、タクシー会社端末20上の各タクシーの位置情報は最新のものに保たれる。
【0043】
利用者がタクシーの配車を希望する場合、まずユーザー携帯端末15から、ネットワーク100上のタクシー会社端末20が提供するログイン画面にアクセスする(ステップC1)。
【0044】
タクシー会社端末20はユーザー携帯端末15に対してログイン画面を送信する(ステップC2)。
【0045】
ユーザー携帯端末15はログイン画面を表示し、利用者はその画面に対しユーザー登録時に取得したユーザーIDとパスワードを入力し送信する(ステップC3)。
【0046】
タクシー会社端末20ではユーザーIDとパスワードを受信しユーザー登録情報と照合する。ユーザーIDとパスワードが一致した場合には、ユーザー携帯端末15に配車要求画面を送信する(ステップC4)。
【0047】
ユーザーIDとパスワードが一致しなかった場合には、ログインエラーのメッセージとともに、再度ログイン画面を送信する。
【0048】
ユーザー携帯端末15はタクシー会社端末20から送信された配車要求画面を受信し、表示する。利用者は配信要求画面に配車先と、送迎先を入力してタクシー会社端末20に、配車要求情報として送信する(ステップC5)。
【0049】
配車先、送迎先は、ユーザー情報として登録した地点あるいは配車要求画面に搭載される地図呼び出し機能を用いて地図上の地点を指定することが可能である。また、GPSや位置情報取得機能を有する携帯型情報処理装置をユーザー携帯端末15として使用する場合には、その位置情報が示す地点も指定可能である。
【0050】
配車要求情報を受信したタクシー会社端末20は、ユーザー携帯端末15に対し配車要求1件ごとに一意に生成される配車受付番号と、配車要求情報から算出した所要時間と料金の目安を含む配車受付画面を送信する(ステップC6)。
【0051】
この配車受付画面がタクシー利用時に利用者確認情報として必要となる。
【0052】
タクシー会社端末20はタクシー車載機25に対し配車指示情報を送信する(ステップC7)。
【0053】
配車指示情報は配車先と送迎先の情報のみからなり、配車受付番号は含まない。
【0054】
配車指示情報を受信したタクシー車載機25は、配車指示情報を表示し、その情報をもとにタクシーは配車先へ移動する(ステップC8)。
【0055】
配車先につくとタクシーの運転手は利用者に対し、利用者確認情報を要求する(ステップC9)。
【0056】
利用者確認情報を要求された利用者は、ユーザー携帯端末15に表示された配車受付画面を提示する(ステップC10)。
【0057】
タクシーの運転手は提示された配車受付画面の配車受付番号をタクシー車載機25に入力し、利用者確認情報としてタクシー会社端末20に送信する(ステップC11)。
【0058】
利用者確認情報を受信したタクシー会社端末20は配車要求情報と利用者確認情報の照合を行い、その結果をタクシー車載機25に送信する(ステップC12)。
【0059】
タクシーの運転手は、受信した照合結果が正しい場合に利用者の送迎を行う(ステップC13)。
【0060】
送迎完了後、タクシー車載機は送迎に要した料金と、配車指示情報とを合わせて、利用料金情報としてタクシー会社端末20に送信する(ステップC14)。
【0061】
タクシー会社端末20は利用料金情報を受信すると、利用料金情報内の配車指示情報から利用者の特定を行い、ユーザー登情報にて指定されたクレジットカード会社のクレジット会社端末30に対して利用料金の決済要求を行う(ステップC15)。
【0062】
決済要求を受信したクレジット会社端末30は利用者のクレジットカードの決済処理を行う(ステップC16)。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、タクシーの配車要求が容易に行える。位置情報サービスが利用可能な携帯型情報端末を利用した場合には、配車先の指定は必要なく、送迎先についてもユーザー情報として登録済みの地点に行く場合には、配車要求を非常に容易に行うことができる。
【0064】
また、クレジットカードによる決済が可能なため、タクシー料金支払い時にわずらわしい小銭のやり取りを行う必要がない。
【0065】
さらに、情報のセキュリティの確保が容易な点が挙げられる。その理由としては、タクシー会社端末とタクシー車載機との間で交わされるのは、配車指示情報と、利用者確認情報、利用者確認情報照合結果であり、これらには配車先、送迎先、配車受付番号と照合結果のみが含まれる。これらの情報には個人情報等は含まれず、また、これらの情報からだけでは個人情報の特定はできないため、盗聴等による個人情報等の漏洩は発生しない。
【0066】
配車受付番号は、配車要求1件につき一意に生成されるものであり、この配車受付番号を容易に類推できないものにすれば、他人が正規の利用者に成りすますことも不可能である。このため、ユーザー端末、ユーザー携帯端末とタクシー会社端末間、タクシー会社端末とクレジット会社端末間の通信のセキュリティを確保すればよいことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタクシー配車システムの構成を示す図である。
【図2】本発明のタクシー配車方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ユーザー端末
15 ユーザー携帯端末
20 タクシー会社端末
25 タクシー車載機
30 クレジット会社端末
100 ネットワーク
Claims (21)
- 少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法であって、
利用者はあらかじめユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行い、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行い、
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せ、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共に、この提示された配車受付画面の情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信し、
照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎することを特徴とするタクシー配車方法。 - 前記ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報は、識別番号とパスワードとから成ることを特徴とする請求項1に記載のタクシー配車方法。
- 前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、クレジットカード情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のタクシー配車方法。
- 前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、利用者が頻繁に利用する配車先あるいは送迎先の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のタクシー配車方法。
- 前記タクシー会社端末では、タクシー車載機に搭載されたGPS装置からの位置情報を取得することにより、あらかじめ各タクシーの位置を把握しておくことを特徴とする請求項1に記載のタクシー配車方法。
- 前記ユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として利用することにより、タクシー会社端末とタクシー車載機との間でやり取りする情報に個人情報が含まれないようにしたことを特徴とする請求項1に記載のタクシー配車方法。
- 前記通信ネットワークには、さらに、クレジット会社端末が接続されており、
タクシーによる利用者の送迎後、タクシー車載機は料金情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末では料金情報をもとにクレジット会社端末に対して決済要求を行い、
クレジット会社端末では受信した料金情報をもとに決済処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のタクシー配車方法。 - 少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車方法を実行するためのプログラムであって、
ユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で利用者の個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行する手順と、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行う手順と、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行う手順と、
配車指示を受けたタクシーは指示された場所にて利用者を乗せ、ユーザー携帯端末の画面に配車受付画面の情報を表示させる手順と、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示し、この提示された配車受付情報をタクシー会社端末に送信する手順と、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信する手順と、
照合結果が正しければ、タクシーに利用者を送迎することを要求する手順とを有すること特徴とするタクシー配車方法を実行するためのプログラム。 - 前記ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報は、識別番号とパスワードとから成ることを特徴とする請求項8に記載のタクシー配車方法を実行するためのプログラム。
- 前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、クレジットカード情報を含むことを特徴とする請求項8に記載のタクシー配車方法を実行するためのプログラム。
- 前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、利用者が頻繁に利用する配車先あるいは送迎先の情報を含むことを特徴とする請求項8に記載のタクシー配車方法を実行するためのプログラム。
- 前記タクシー会社端末では、タクシー車載機に搭載されたGPS装置からの位置情報を取得することにより、あらかじめ各タクシーの位置を把握しておくことを特徴とする請求項8に記載のタクシー配車方法を実行するためのプログラム。
- 前記ユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として利用することにより、タクシー会社端末とタクシー車載機との間でやり取りする情報に個人情報が含まれないようにしたことを特徴とする請求項8に記載のタクシー配車方法を実行するためのプログラム。
- 前記通信ネットワークには、さらに、クレジット会社端末が接続されており、
前記プログラムは、タクシーによる利用者の送迎後、タクシー車載機は料金情報をタクシー会社端末に送信する手順と、タクシー会社端末では料金情報をもとにクレジット会社端末に対して決済要求を行う手順と、クレジット会社端末では受信した料金情報をもとに決済処理を行う手順とをさらに有することを特徴とする請求項8に記載のタクシー配車方法を実行するためのプログラム。 - 少なくともユーザー端末、ユーザー携帯端末、タクシー会社端末及びタクシー車載機とが相互に接続された通信ネットワークを介してタクシーを配車するためのタクシー配車システムであって、
利用者はあらかじめユーザー端末を用いて通信ネットワーク経由で個人情報をタクシー会社端末にユーザー登録すると共に利用者に対して識別情報を発行し、
利用者がタクシーの配車を希望する場合、ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報を用いてタクシー会社端末にログインしてタクシーの配車要求を行い、
配車要求を受け付けたタクシー会社端末は、配車先に最も近いタクシーのタクシー車載機に対し配車指示を行い、
配車指示を受けたタクシーは、指示された場所にて利用者を乗せ、
利用者はユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として運転手に提示すると共に、この提示された配車受付情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末で利用者確認情報を照合して、その結果をタクシー車載機に送信し、
照合結果が正しければ、タクシーは利用者を送迎することを特徴とするタクシー配車システム。 - 前記ユーザー携帯端末からユーザー登録時に発行された識別情報は、識別番号とパスワードとから成ることを特徴とする請求項15に記載のタクシー配車システム。
- 前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、クレジットカード情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のタクシー配車システム。
- 前記タクシー会社端末にユーザー登録された個人情報は、利用者が頻繁に利用する配車先あるいは送迎先の情報を含むことを特徴とする請求項15に記載のタクシー配車システム。
- 前記タクシー会社端末では、タクシー車載機に搭載されたGPS装置からの位置情報を取得することにより、あらかじめ各タクシーの位置を把握しておくことを特徴とする請求項15に記載のタクシー配車システム。
- 前記ユーザー携帯端末の画面に表示された配車受付画面の情報を利用者確認情報として利用することにより、タクシー会社端末とタクシー車載機との間でやり取りする情報に個人情報が含まれないようにしたことを特徴とする請求項15に記載のタクシー配車システム。
- 前記通信ネットワークには、さらに、クレジット会社端末が接続されており、
タクシーによる利用者の送迎後、タクシー車載機は料金情報をタクシー会社端末に送信し、
タクシー会社端末では料金情報をもとにクレジット会社端末に対して決済要求を行い、
クレジット会社端末では受信した料金情報をもとに決済処理を行うことを特徴とする請求項15に記載のタクシー配車システム。
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JP2003160343A JP2004362296A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | タクシー配車方法、タクシー配車方法を実行するためのプログラム及びタクシー配車システム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014115780A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Nikko Data Service Co Ltd | クレジットカード事前登録によるタクシー料金のカードレス決済システム及び該カードレス決済システム用のプログラム |
JP2015163182A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-09-10 | 株式会社 ネットシスジャパン | 機器稼働監視装置 |
JP2018128773A (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | 株式会社デンソー | 乗車管理装置 |
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