JP2004360936A - 冷凍サイクル - Google Patents
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Abstract
【課題】冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルで、過熱度SHのハンチングが発生せずに安定して運転できるようにすること。
【解決手段】冷媒の充填量を増やして、膨張装置の入口における冷媒を、圧力変動があっても、過冷却度SCが0になることなく、少なくとも5度は確保された状態にする。これにより、蒸発器の出口における冷媒の過熱度SHの変動が抑えられ、システムが安定する。この状態で、圧縮機の効率を上げるには、膨張装置のセット値を下げることで過熱度SHを上げることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】冷媒の充填量を増やして、膨張装置の入口における冷媒を、圧力変動があっても、過冷却度SCが0になることなく、少なくとも5度は確保された状態にする。これにより、蒸発器の出口における冷媒の過熱度SHの変動が抑えられ、システムが安定する。この状態で、圧縮機の効率を上げるには、膨張装置のセット値を下げることで過熱度SHを上げることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は冷凍サイクルに関し、特に冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば自動車用空調システムの冷凍サイクルは、エンジンを駆動源とした圧縮機と、この圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒を気液分離する受液器と、分離された液冷媒を絞り膨張させる膨張装置と、膨張された冷媒を蒸発させて圧縮機に戻す蒸発器とによって構成されている。
【0003】
このような冷凍サイクルでは、圧縮機の効率を良くするために、蒸発器の出口における冷媒状態が所定の過熱度を有するように制御することが一般に行われている。また、過熱度制御を行う冷凍サイクルにて、膨張装置の入口における冷媒は、過冷却度が出ていない状態に制御されるが、効率を改善するため、受液器から出た冷媒をさらに冷却して過冷却度が出るように制御することも知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
従来の冷凍システムでは、冷媒としてHFC−134aなる代替フロンが一般に使用されている。
図8はHFC−134a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【0005】
この図において、冷媒にHFC−134aを用いたときの時間変化に対する過冷却度SC、過熱度SHおよび流量Gfの変化を示している。この図に示されるように、冷媒がHFC−134aの場合には、過冷却度SCが1度程度の小さい値でも過熱度SHおよび流量Gfは、それらの変動幅が小さく、したがってシステムは、そのハンチングが小さく、ほぼ安定していることが分かる。
【0006】
しかし、冷凍サイクルの冷媒としてHFC−134aを用いると、地球温暖化の影響が大きいため、HFC−134aに代わる冷媒が検討されている。そのひとつの冷媒として、地球温暖化への影響がHFC−134aの約10分の1であるHFC−152aなる冷媒が検討されている。
【0007】
図9はHFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
この図では、冷媒にHFC−152aを用い、冷媒の充填量を500g、膨張装置として膨張弁を用いたときのそのセット値が0.177MPaの場合を示している。この場合、過熱度SHが約2度、過冷却度SCが約1度で安定していて、過熱度SHが小さい領域では、ハンチングが小さい傾向を示していることが分かる。ところが、過熱度SHが2度程度と小さい場合には、圧縮機の効率が悪いので、過熱度SHは10度程度まで出ているのがよい。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−2970号公報(段落番号〔0006〕〜〔0007〕,図4)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、冷媒にHFC−152aを用いた場合、過熱度SHを出すために膨張弁のセット値を下げていくと、図9に示したように、過熱度SHが大きくなる反面、その変動幅も大きくなってハンチングが発生し、システムが安定しななくなるという問題点があった。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、過熱度SHのハンチングが発生せずに安定して運転できる冷凍サイクルを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器を備え、循環する冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルにおいて、前記膨張装置の入口における前記冷媒は必ず所定の過冷却度が確保された状態にすることにより前記蒸発器の出口における前記冷媒の過熱度の変動を抑えて安定させるようにしたことを特徴とする冷凍サイクルが提供される。
【0012】
このような冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルによれば、過冷却度を確保するようにしたことで、過熱度の変動が抑えられ、システムを安定させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を自動車用空調システムの冷凍サイクルに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1はHFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図、図2はHFC−152a冷媒の流量特性を示す図、図3はモリエル線図の一部を示す図である。
【0015】
まず、図1においては、冷媒にHFC−152aを用い、膨張装置としてセット値が0.186MPaの膨張弁を用いたときの過冷却度SC、過熱度SHおよび流量Gfの時間変化を示している。
【0016】
冷媒の充填量が500gとしたとき、過熱度SHは3度以上出ているが、そのときの変動幅は大きく、ハンチングしていることが分かる。そこで、過冷却度SCを出すため、冷媒の充填量を600g、650gと増やしていくと、過冷却度SCが1〜2度程度しか出ていない領域では、過熱度SHが大きく変動し、不安定な状態にあるが、過冷却度SCが5度以上出ていると、過熱度SHの変動が小さく、安定することが分かった。したがって、冷媒にHFC−152aを用いた冷凍サイクルでは、膨張弁の入口における冷媒は過冷却状態にあることが絶対条件であり、過冷却度SCが少なくとも5度確保されていれば、過熱度SHのハンチングがなく、システムは安定することになる。
【0017】
この傾向は、HFC−152aがHFC−134aに比較して気化しやすい性質を有していることによるものと思われる。図2に示した流量特性には、膨張弁の弁開度に対する冷媒流量の変化を示しているが、過冷却度SCが5度から0まで小さくなっても、冷媒流量の変化はあまり見られない。しかし、冷媒が少しでも乾き度を有するようになると、膨張弁に入る冷媒には、気泡が混じるようになるため、冷媒が流れにくくなり、流量は急激に低下する。
【0018】
また、過冷却度SCは、図1に示されるように、5度以上出ていることが好ましい。この理由を、図3を用いて説明する。図3において、破線は従来のHFC−134aの飽和液線を示し、実線はHFC−152aの飽和液線を示している。このように、HFC−134aとHFC−152aとでは、飽和液線の傾きに差があり、HFC−152aの方が小さな傾きを有している。そのため、HFC−134aおよびHFC−152aが同じ5度の過冷却度SCを有する状態にあっても、HFC−152aの方が小さな圧力変化で気液相に入ってしまうことになる。図示の例では、HFC−134aが約0.18MPaの圧力変化がないと気液相に入らないが、HFC−152aの場合は、約0.13MPaの圧力変化で気液相に入ってしまう。したがって、膨張弁に入る冷媒は、5度以上の過冷却状態を確保する必要があり、これによって冷媒が多少の圧力変動を受けても、容易に気液相に入ってしまうことはない。このことから、冷媒にHFC−152aを用いた冷凍サイクルにおいて、過冷却度SCが出ていない状態では、小さな圧力変動によって気液相に入りやすく、気液相に入ってしまうと、冷媒流量が急激に落ち込むことになるため、冷媒にHFC−134aを用いた場合に比べて過冷却度SC十分に出しておく必要がある。これが、冷媒にHFC−152aを用いた冷凍サイクルでは、膨張弁の入口の冷媒を常に過冷却状態にしておかなければならない理由であり、しかも、圧力変動に対して安定動作させるには、5度以上の過熱度SCが出ていることが必要である。
【0019】
以上のように、HFC−152aの冷媒を使った冷凍サイクルでは、必ず5度以上の過冷却度SCが出ていることが必要であり、そうすることによって過熱度SHの変動が抑えられ、システムが安定することになる。しかし、図1に示したような条件下では、過熱度SHは、ハンチングすることなく安定しているが、2度程度しか出ていない。圧縮機の効率を良くするには、10度程度出ているのが好ましい。
【0020】
図4は過熱度の改善方法を示す図である。
過熱度SHは、図4に示したように、膨張弁のセット値を下げていくことによって改善される。図示の例では、冷媒の充填量を650gとし、膨張弁のセット値を0.186MPaから0.167MPa、0.147MPaと小さくすることで、過熱度SHが上がっていることが分かる。しかも、過熱度SHが上がっても、ハンチングすることなく安定していることが分かる。
【0021】
これは、膨張弁のセット値を下げることにより、膨張弁を通過する冷媒流量が少なくなって、蒸発器の能力が相対的に上がるためであり、蒸発器が冷媒を完全に蒸発した後もさらに加熱することで、蒸発器出口の冷媒は十分な過熱状態にすることができる。もちろん、膨張弁に入る冷媒流量が少なくなることで、凝縮器の能力も相対的に上がり、過熱度SHが上がるにつれて過冷却度SCも上がっている。
【0022】
次に、冷媒にHFC−152aを使用し、過冷却度SCを5度以上持たせて安定させるようにした冷凍サイクルについて説明する。
図5は受液器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【0023】
この冷凍サイクルは、圧縮機1と、凝縮器2と、受液器3と、温度式膨張弁4と、蒸発器5とをHFC−152aの冷媒が循環するように構成されている。圧縮機1は、エンジンを駆動源とし、冷媒を圧縮する。圧縮機1によって圧縮された高温・高圧の冷媒は、凝縮器2にて凝縮され、高温・高圧の液冷媒になる。この液冷媒は、受液器3にて気液に分離され、分離された液冷媒が温度式膨張弁4にて絞り膨張され、低温・低圧の霧状の冷媒になる。温度式膨張弁4を出た冷媒は、蒸発器5にて蒸発され気化される。気化された冷媒は、温度式膨張弁4の冷媒温度および圧力を感知する部分を通って圧縮機1に戻される。このとき、温度式膨張弁4は、蒸発器5の出口の冷媒温度および圧力を感知して蒸発器5の出口の冷媒が所定の過熱度SHを持つように蒸発器5に送り出す冷媒の流量を制御する。
【0024】
この冷凍サイクルでは、冷媒を過充填することで、温度式膨張弁4の入口における過冷却度SCを確保している。また、過冷却度SCは、凝縮器2に設けられるファンを増やすなどして、凝縮器2の冷却能力を上げることによっても確保することができる。さらに、受液器3と温度式膨張弁4とを一体化したり、受液器3と温度式膨張弁4との間の配管を太く、かつ短くするなどして、受液器3から温度式膨張弁4までの配管の圧力損失を小さくすれば、なお効果的である。
【0025】
図6は過冷却凝縮器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
この冷凍サイクルは、圧縮機1と、過冷却凝縮器6と、温度式膨張弁4と、蒸発器5とをHFC−152aの冷媒が循環するように構成されている。過冷却凝縮器6は、受液器の機能が付いた凝縮器であって、圧縮機1から送り込まれた冷媒が冷やされて完全に液化し、液化した冷媒がさらに冷やされて温度式膨張弁4に送り出すものである。したがって、この過冷却凝縮器6から出た冷媒は、既に所定の過冷却度SCを有しているので、この過冷却凝縮器6により確実に過冷却度SCを確保することができる。
【0026】
図7はアキュムレータを使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
この冷凍サイクルは、圧縮機1と、凝縮器2と、オリフィスチューブ7と、蒸発器5と、アキュムレータ8とをHFC−152aの冷媒が循環するように構成されている。この冷凍サイクルにおいても、冷媒を過充填することにより、蒸発器5の出口における冷媒の過熱度SHのハンチングを抑えることができる。
【0027】
なお、本発明は、HFC−134aよりも飽和液線の傾きが小さい冷媒であるHFC−152aを使用した冷凍サイクルにおいて、小さな圧力変化で容易に気液相の領域に入らないようにするために膨張装置の入口における冷媒を常に過冷却状態にしておかなければならないので、飽和液線の傾きがHFC−152aと同じような傾向を有する他の冷媒を使用した冷凍サイクルにももちろん適用することが可能であり、それによって、冷媒の過熱度SHの変動が抑えられてシステムを安定させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、膨張装置の入口における冷媒が、常に過冷却状態にあるようにした。過冷却度SCは、圧力変動があっても0になることがないよう少なくとも5度は確保された状態にした。これにより、従来の冷媒を使用した冷凍サイクルでは、過冷却度SCが出ていても出ていなくても過熱度SHのハンチングはないのでシステムは安定しているが、冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルでは、過冷却度SCが出ていない状態では、過熱度SHのハンチングが起きやすいため、常に過冷却度SCが出るようにすることで、過熱度SHのハンチングが抑えられ、システムを安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【図2】HFC−152a冷媒の流量特性を示す図である。
【図3】モリエル線図の一部を示す図である。
【図4】過熱度の改善方法を示す図である。
【図5】受液器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【図6】過冷却凝縮器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【図7】アキュムレータを使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【図8】HFC−134a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【図9】HFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 凝縮器
3 受液器
4 温度式膨張弁
5 蒸発器
6 過冷却凝縮器
7 オリフィスチューブ
8 アキュムレータ
【発明の属する技術分野】
本発明は冷凍サイクルに関し、特に冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルに関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば自動車用空調システムの冷凍サイクルは、エンジンを駆動源とした圧縮機と、この圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒を気液分離する受液器と、分離された液冷媒を絞り膨張させる膨張装置と、膨張された冷媒を蒸発させて圧縮機に戻す蒸発器とによって構成されている。
【0003】
このような冷凍サイクルでは、圧縮機の効率を良くするために、蒸発器の出口における冷媒状態が所定の過熱度を有するように制御することが一般に行われている。また、過熱度制御を行う冷凍サイクルにて、膨張装置の入口における冷媒は、過冷却度が出ていない状態に制御されるが、効率を改善するため、受液器から出た冷媒をさらに冷却して過冷却度が出るように制御することも知られている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0004】
従来の冷凍システムでは、冷媒としてHFC−134aなる代替フロンが一般に使用されている。
図8はHFC−134a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【0005】
この図において、冷媒にHFC−134aを用いたときの時間変化に対する過冷却度SC、過熱度SHおよび流量Gfの変化を示している。この図に示されるように、冷媒がHFC−134aの場合には、過冷却度SCが1度程度の小さい値でも過熱度SHおよび流量Gfは、それらの変動幅が小さく、したがってシステムは、そのハンチングが小さく、ほぼ安定していることが分かる。
【0006】
しかし、冷凍サイクルの冷媒としてHFC−134aを用いると、地球温暖化の影響が大きいため、HFC−134aに代わる冷媒が検討されている。そのひとつの冷媒として、地球温暖化への影響がHFC−134aの約10分の1であるHFC−152aなる冷媒が検討されている。
【0007】
図9はHFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
この図では、冷媒にHFC−152aを用い、冷媒の充填量を500g、膨張装置として膨張弁を用いたときのそのセット値が0.177MPaの場合を示している。この場合、過熱度SHが約2度、過冷却度SCが約1度で安定していて、過熱度SHが小さい領域では、ハンチングが小さい傾向を示していることが分かる。ところが、過熱度SHが2度程度と小さい場合には、圧縮機の効率が悪いので、過熱度SHは10度程度まで出ているのがよい。
【0008】
【特許文献1】
特開平6−2970号公報(段落番号〔0006〕〜〔0007〕,図4)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、冷媒にHFC−152aを用いた場合、過熱度SHを出すために膨張弁のセット値を下げていくと、図9に示したように、過熱度SHが大きくなる反面、その変動幅も大きくなってハンチングが発生し、システムが安定しななくなるという問題点があった。
【0010】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、過熱度SHのハンチングが発生せずに安定して運転できる冷凍サイクルを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器を備え、循環する冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルにおいて、前記膨張装置の入口における前記冷媒は必ず所定の過冷却度が確保された状態にすることにより前記蒸発器の出口における前記冷媒の過熱度の変動を抑えて安定させるようにしたことを特徴とする冷凍サイクルが提供される。
【0012】
このような冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルによれば、過冷却度を確保するようにしたことで、過熱度の変動が抑えられ、システムを安定させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を自動車用空調システムの冷凍サイクルに適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
図1はHFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図、図2はHFC−152a冷媒の流量特性を示す図、図3はモリエル線図の一部を示す図である。
【0015】
まず、図1においては、冷媒にHFC−152aを用い、膨張装置としてセット値が0.186MPaの膨張弁を用いたときの過冷却度SC、過熱度SHおよび流量Gfの時間変化を示している。
【0016】
冷媒の充填量が500gとしたとき、過熱度SHは3度以上出ているが、そのときの変動幅は大きく、ハンチングしていることが分かる。そこで、過冷却度SCを出すため、冷媒の充填量を600g、650gと増やしていくと、過冷却度SCが1〜2度程度しか出ていない領域では、過熱度SHが大きく変動し、不安定な状態にあるが、過冷却度SCが5度以上出ていると、過熱度SHの変動が小さく、安定することが分かった。したがって、冷媒にHFC−152aを用いた冷凍サイクルでは、膨張弁の入口における冷媒は過冷却状態にあることが絶対条件であり、過冷却度SCが少なくとも5度確保されていれば、過熱度SHのハンチングがなく、システムは安定することになる。
【0017】
この傾向は、HFC−152aがHFC−134aに比較して気化しやすい性質を有していることによるものと思われる。図2に示した流量特性には、膨張弁の弁開度に対する冷媒流量の変化を示しているが、過冷却度SCが5度から0まで小さくなっても、冷媒流量の変化はあまり見られない。しかし、冷媒が少しでも乾き度を有するようになると、膨張弁に入る冷媒には、気泡が混じるようになるため、冷媒が流れにくくなり、流量は急激に低下する。
【0018】
また、過冷却度SCは、図1に示されるように、5度以上出ていることが好ましい。この理由を、図3を用いて説明する。図3において、破線は従来のHFC−134aの飽和液線を示し、実線はHFC−152aの飽和液線を示している。このように、HFC−134aとHFC−152aとでは、飽和液線の傾きに差があり、HFC−152aの方が小さな傾きを有している。そのため、HFC−134aおよびHFC−152aが同じ5度の過冷却度SCを有する状態にあっても、HFC−152aの方が小さな圧力変化で気液相に入ってしまうことになる。図示の例では、HFC−134aが約0.18MPaの圧力変化がないと気液相に入らないが、HFC−152aの場合は、約0.13MPaの圧力変化で気液相に入ってしまう。したがって、膨張弁に入る冷媒は、5度以上の過冷却状態を確保する必要があり、これによって冷媒が多少の圧力変動を受けても、容易に気液相に入ってしまうことはない。このことから、冷媒にHFC−152aを用いた冷凍サイクルにおいて、過冷却度SCが出ていない状態では、小さな圧力変動によって気液相に入りやすく、気液相に入ってしまうと、冷媒流量が急激に落ち込むことになるため、冷媒にHFC−134aを用いた場合に比べて過冷却度SC十分に出しておく必要がある。これが、冷媒にHFC−152aを用いた冷凍サイクルでは、膨張弁の入口の冷媒を常に過冷却状態にしておかなければならない理由であり、しかも、圧力変動に対して安定動作させるには、5度以上の過熱度SCが出ていることが必要である。
【0019】
以上のように、HFC−152aの冷媒を使った冷凍サイクルでは、必ず5度以上の過冷却度SCが出ていることが必要であり、そうすることによって過熱度SHの変動が抑えられ、システムが安定することになる。しかし、図1に示したような条件下では、過熱度SHは、ハンチングすることなく安定しているが、2度程度しか出ていない。圧縮機の効率を良くするには、10度程度出ているのが好ましい。
【0020】
図4は過熱度の改善方法を示す図である。
過熱度SHは、図4に示したように、膨張弁のセット値を下げていくことによって改善される。図示の例では、冷媒の充填量を650gとし、膨張弁のセット値を0.186MPaから0.167MPa、0.147MPaと小さくすることで、過熱度SHが上がっていることが分かる。しかも、過熱度SHが上がっても、ハンチングすることなく安定していることが分かる。
【0021】
これは、膨張弁のセット値を下げることにより、膨張弁を通過する冷媒流量が少なくなって、蒸発器の能力が相対的に上がるためであり、蒸発器が冷媒を完全に蒸発した後もさらに加熱することで、蒸発器出口の冷媒は十分な過熱状態にすることができる。もちろん、膨張弁に入る冷媒流量が少なくなることで、凝縮器の能力も相対的に上がり、過熱度SHが上がるにつれて過冷却度SCも上がっている。
【0022】
次に、冷媒にHFC−152aを使用し、過冷却度SCを5度以上持たせて安定させるようにした冷凍サイクルについて説明する。
図5は受液器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【0023】
この冷凍サイクルは、圧縮機1と、凝縮器2と、受液器3と、温度式膨張弁4と、蒸発器5とをHFC−152aの冷媒が循環するように構成されている。圧縮機1は、エンジンを駆動源とし、冷媒を圧縮する。圧縮機1によって圧縮された高温・高圧の冷媒は、凝縮器2にて凝縮され、高温・高圧の液冷媒になる。この液冷媒は、受液器3にて気液に分離され、分離された液冷媒が温度式膨張弁4にて絞り膨張され、低温・低圧の霧状の冷媒になる。温度式膨張弁4を出た冷媒は、蒸発器5にて蒸発され気化される。気化された冷媒は、温度式膨張弁4の冷媒温度および圧力を感知する部分を通って圧縮機1に戻される。このとき、温度式膨張弁4は、蒸発器5の出口の冷媒温度および圧力を感知して蒸発器5の出口の冷媒が所定の過熱度SHを持つように蒸発器5に送り出す冷媒の流量を制御する。
【0024】
この冷凍サイクルでは、冷媒を過充填することで、温度式膨張弁4の入口における過冷却度SCを確保している。また、過冷却度SCは、凝縮器2に設けられるファンを増やすなどして、凝縮器2の冷却能力を上げることによっても確保することができる。さらに、受液器3と温度式膨張弁4とを一体化したり、受液器3と温度式膨張弁4との間の配管を太く、かつ短くするなどして、受液器3から温度式膨張弁4までの配管の圧力損失を小さくすれば、なお効果的である。
【0025】
図6は過冷却凝縮器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
この冷凍サイクルは、圧縮機1と、過冷却凝縮器6と、温度式膨張弁4と、蒸発器5とをHFC−152aの冷媒が循環するように構成されている。過冷却凝縮器6は、受液器の機能が付いた凝縮器であって、圧縮機1から送り込まれた冷媒が冷やされて完全に液化し、液化した冷媒がさらに冷やされて温度式膨張弁4に送り出すものである。したがって、この過冷却凝縮器6から出た冷媒は、既に所定の過冷却度SCを有しているので、この過冷却凝縮器6により確実に過冷却度SCを確保することができる。
【0026】
図7はアキュムレータを使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
この冷凍サイクルは、圧縮機1と、凝縮器2と、オリフィスチューブ7と、蒸発器5と、アキュムレータ8とをHFC−152aの冷媒が循環するように構成されている。この冷凍サイクルにおいても、冷媒を過充填することにより、蒸発器5の出口における冷媒の過熱度SHのハンチングを抑えることができる。
【0027】
なお、本発明は、HFC−134aよりも飽和液線の傾きが小さい冷媒であるHFC−152aを使用した冷凍サイクルにおいて、小さな圧力変化で容易に気液相の領域に入らないようにするために膨張装置の入口における冷媒を常に過冷却状態にしておかなければならないので、飽和液線の傾きがHFC−152aと同じような傾向を有する他の冷媒を使用した冷凍サイクルにももちろん適用することが可能であり、それによって、冷媒の過熱度SHの変動が抑えられてシステムを安定させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、膨張装置の入口における冷媒が、常に過冷却状態にあるようにした。過冷却度SCは、圧力変動があっても0になることがないよう少なくとも5度は確保された状態にした。これにより、従来の冷媒を使用した冷凍サイクルでは、過冷却度SCが出ていても出ていなくても過熱度SHのハンチングはないのでシステムは安定しているが、冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルでは、過冷却度SCが出ていない状態では、過熱度SHのハンチングが起きやすいため、常に過冷却度SCが出るようにすることで、過熱度SHのハンチングが抑えられ、システムを安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】HFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【図2】HFC−152a冷媒の流量特性を示す図である。
【図3】モリエル線図の一部を示す図である。
【図4】過熱度の改善方法を示す図である。
【図5】受液器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【図6】過冷却凝縮器を使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【図7】アキュムレータを使った冷凍サイクルを示すシステム図である。
【図8】HFC−134a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【図9】HFC−152a冷媒を用いた冷凍サイクルの特性を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 凝縮器
3 受液器
4 温度式膨張弁
5 蒸発器
6 過冷却凝縮器
7 オリフィスチューブ
8 アキュムレータ
Claims (5)
- 圧縮機、凝縮器、膨張装置、蒸発器を備え、循環する冷媒にHFC−152aを使用した冷凍サイクルにおいて、
前記膨張装置の入口における前記冷媒は必ず所定の過冷却度が確保された状態にすることにより前記蒸発器の出口における前記冷媒の過熱度の変動を抑えて安定させるようにしたことを特徴とする冷凍サイクル。 - 前記過冷却度は、少なくとも5度は確保されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
- 前記冷媒の充填量を調整して前記過冷却度を確保するようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル。
- 前記凝縮器を過冷却凝縮器にすることにより前記過冷却度を確保するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の冷凍サイクル。
- 前記膨張装置を温度式膨張弁とし、前記温度式膨張弁のセット値を調整して前記過熱度を出すようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の冷凍サイクル。
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