JP2004359374A - エレベーターの保守作業用昇降阻止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】保守作業時に簡易な操作によって昇降体を容易に昇降路の所定位置に保持することができるエレベーターの保守作業用昇降阻止装置を得る。
【解決手段】常時は後退し前進して昇降体2の昇降を阻止する阻止体5を昇降路1の固定部に設け、また阻止体5を進退動作させる電動作動機構6を有する阻止機構12を設ける。そして、人為操作により電動作動機構6を制御して阻止体5を動作する操作器11を阻止機構12から離れた位置に配置する。
これにより、保守作業時に作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所の操作器11を操作し、阻止体5を昇降体2の昇降阻止位置に移動し、また阻止体5を非昇降阻止位置に復帰することができる。したがって、保守作業の前後に容易に阻止機構を動作することができ保守作業能率を向上する。
【選択図】 図1
【解決手段】常時は後退し前進して昇降体2の昇降を阻止する阻止体5を昇降路1の固定部に設け、また阻止体5を進退動作させる電動作動機構6を有する阻止機構12を設ける。そして、人為操作により電動作動機構6を制御して阻止体5を動作する操作器11を阻止機構12から離れた位置に配置する。
これにより、保守作業時に作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所の操作器11を操作し、阻止体5を昇降体2の昇降阻止位置に移動し、また阻止体5を非昇降阻止位置に復帰することができる。したがって、保守作業の前後に容易に阻止機構を動作することができ保守作業能率を向上する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、保守作業時に昇降体の昇降を阻止して昇降路の所定位置に保持するエレベーターの保守作業用昇降阻止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においては、進退自在に構成された阻止体がエレベーターの昇降路における固定部に設けられて常時は後退位置に保持される。そして、エレベーターの保守作業時に作業員が阻止体を人為操作によって前進位置に変位し昇降路を昇降するエレベーターのかご、つり合おもり等の昇降体の昇降経路内に移動し対応した昇降体の昇降を阻止するようになっている。
【0003】
従来のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置は上記のように構成され、保守作業時に例えば阻止体によって、つり合おもりを昇降路の下方位置に保持する。これにより、主索によって連結されたつり合おもりにかごが昇降路の上方位置に保持される。この状態で、昇降路頂部に保守作業用のスペースを確保し、かご上に作業員が乗って所要の保守作業が行われる。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−56378号公報(第2頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置では、保守作業の開始時に昇降路内の阻止体の設置位置に作業員が赴いて、人為操作によって阻止体を後退位置から前進位置に移動する。また、保守作業の終了時に阻止体の設置位置において作業員が阻止体を人為操作によって前進位置から後退位置に移動する操作が行われる。しかし、阻止体は昇降路内の狭隘な場所に設置されるので、作業員が昇降路に入ること自体に手数が掛かる上に、阻止体の操作は容易でなく保守作業能率が低下するという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、保守作動時に簡易な操作によって昇降体を容易に昇降路の所定位置に保持することができるエレベーターの保守作業用昇降阻止装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においては、進退自在に構成されてエレベーターの昇降路における固定部に設けられ、常時は後退位置に保持されて要時に動作し前進位置に変位して昇降路を昇降するエレベーターの昇降体の昇降経路内に配置され昇降体の昇降を阻止する阻止体、この阻止体及び阻止体を進退動作させる電動作動機構からなる阻止機構と、電動作動機構に接続されて阻止機構から離れた位置に配置され、人為操作によって電動作動機構を制御して阻止体を動作させる操作器とが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図、図2は図1の阻止体の動作状態を説明する図である。図において、昇降路1をエレベーターのかごからなる昇降体2が昇降する。そして、昇降路1に立設されて昇降体2の昇降を案内する案内レール(図示しない)からなる固定部に取付枠3が装着される。
【0009】
そして、取付枠3の昇降体2側の端部に設けられた軸4に阻止体5の長手中間部が枢着される。また、取付枠3の反軸4側の端部に直線運動するねじ式の電動アクチュエータからなる電動作動機構6のフレームが枢着され、電動作動機構6のねじ棒7の先端が阻止体5の上端部に枢着される。そして、取付枠3から過変位阻止片8が突設されて阻止体5の下端部と対向して配置される。
【0010】
また、検出スイッチからなる後退検出器9が取付枠3に設けられて上側に配置され、それの作動部が後退位置に配置された阻止体5の上部側によって押圧される。また、検出スイッチからなる前進検出器10が取付枠3に設けられて下側に配置され、それの作動部が前進位置に配置された阻止体5の下部側によって押圧される。
【0011】
そして、電動作動機構6から離れた場所、例えばエレベーターの乗場、管理室(図示しない)等であって保守作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所に操作器11が配置される。そして、操作器11は無線又は有線等による電気的手段によって電動作動機構6に接続され、作業員の人為操作によって電動作動機構6を制御して阻止体5を動作させる。なお、取付枠3、阻止体5及び電動作動機構6を主要部材として阻止機構12が構成される。
【0012】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置において、通常時は阻止機構12の阻止体5が、図1に示すように昇降体2の昇降経路から外れた後退位置に保持される。そして、この状態でエレベーターが通常運転されて昇降体2が昇降する。
【0013】
また、エレベーターの保守作業の開始時に操作器11を保守作業員が操作すると電動作動機構6が動作して阻止体5の上部側が前進して昇降体2の昇降経路内の前進位置に配置され、また阻止体5の下部側によって前進検出器10が押圧されて動作して電動作動機構6が消勢されて図2に示す状態となる。
【0014】
これによって、阻止体5の上部側が昇降体2の昇降経路内に配置され昇降体2の下降が阻止されると共に、前進検出器10の動作によって昇降体2の下降が阻止されていることが検出される。この状態において、昇降路1内における所要の保守作業が行われる。また、保守作業の終了時に操作器11を保守作業員が操作すると電動作動機構6が動作する。
【0015】
これにより、阻止体5の上部側が後退して昇降体2の昇降経路外に配置され、また阻止体5の上部側によって後退検出器9が押圧されて動作し、阻止体5の後退が検出されて電動作動機構6が消勢され図1に示す状態に復帰する。そしてこの状態によってエレベーターが通常運転されて昇降体2が昇降する。
【0016】
以上説明したように、昇降路1内に設けられた阻止機構12から離れた場所にであって保守作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所に操作器11が配置される。そして、エレベーターの保守作業時に、作業員が操作器11を操作することによって、阻止機構12の阻止体5を昇降体2の昇降阻止位置に移動し、また阻止体5を昇降体2の非昇降阻止位置に復帰させることができる。
【0017】
したがって、保守作業の前後に作業員が昇降路に入る必要がなく容易に阻止機構12を動作させることができる。このため、作業員が煩雑な手数を要することなく昇降体2を容易に昇降路1の所定位置に保持することができ、また昇降体2の昇降路1の所定位置に保持を容易に解除することができて保守作業能率を向上することができる。
【0018】
実施の形態2.
図3及び図4は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図3は前述の図1相当図、図4は図3の阻止体の動作状態を説明する図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、前述の阻止機構12と同様な作用を達成する次ぎに述べる阻止機構13が設けられる。
【0019】
すなわち、取付枠3にラックとピニオンからなり直線運動する電動アクチュエータからなる電動作動機構14が設けられる。そして、電動作動機構14はローラ15によって案内される阻止体16、阻止体16に設けられたラック17とかみ合うピニオン18を有する電動駆動機19、後退検出器9及び前進検出器10によって構成される。
【0020】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においても、通常時は阻止機構13の阻止体16が図3に示すように昇降体2の昇降経路から外れた位置に保持される。また、エレベーターの保守作業時に阻止機構13から離れた場所に配置された操作器11を保守作業員が操作することによって、電動作動機構14が動作して阻止体16が進退動作する。したがって、詳細な説明を省略するが図3及び図4の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0021】
実施の形態3.
図5〜図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図5は阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図、図6は図5の平面図、図7は図5における阻止機構の後退動作状況を説明する図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、エレベーターの巻上機(図示しない)に巻掛けられた主索20によって、つり合おもりからなる昇降体2と他の昇降体すなわちかご21とが連結される。なお、昇降体2と他の昇降体すなわちかご21とは互いに逆方向に昇降する。
【0022】
そして、昇降路1に立設されて昇降体2の昇降を案内する案内レールからなる固定部22に取付枠3が装着される。また、取付枠3の上面の一側に阻止体5の一端が枢着されて、保守作業時には水平姿勢、すなわち前進位置に配置されて取付枠3に支持されて、昇降体2の昇降経路内に配置され昇降体2の下降が阻止される。また、阻止体5の枢着側から係合片23が突設されて、阻止体5が水平姿勢に配置された状態において水平に配置される。
【0023】
また、取付枠3に立設された取付柱24にソレノイド機構からなる第一電動作動機構25が設けられて、それの作動片が水平姿勢から鉛直姿勢、すなわち後退位置に変位した阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持する。そして、かご21の底面にソレノイド機構からなる第二電動作動機構26が設けられて、それの作動片27が突出した状態で係合片23に係合する。
【0024】
また、検出スイッチからなる後退検出器9が取付枠3に設けられて、それの作動部が後退位置に配置された阻止体5によって押圧されて、阻止体5の後退位置保持が検出される。また、検出スイッチからなる前進検出器10が取付枠3に設けられて、それの作動部が前進位置に配置された阻止体5によって押圧されて、阻止体5の前進位置保持が検出される。
【0025】
そして、第一電動作動機構25及び第二電動作動機構26が操作器11に接続され、操作器11はエレベーターの制御盤28に接続される。なお、取付枠3、阻止体5、係合片23、第一電動作動機構25及び第二電動作動機構26を主要部材として阻止機構29が構成される。
【0026】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置において、通常時は第一電動作動機構25が阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、また第二電動作動機構26の作動片27が引退した位置に保持される。この状態において、阻止機構29の阻止体5が昇降体2の昇降経路から外れた位置に保持され、また第二電動作動機構26の作動片27は阻止機構29の係合片23に接触することなしにエレベーターが通常運転される。
【0027】
また、エレベーターの保守作業時に阻止機構29から離れた場所に配置された操作器11を保守作業員が操作することによって、第一電動作動機構25による阻止体5の後退位置保持が解除されて、阻止体5は自重によって回動して前進位置に移動し昇降体2の昇降経路内に変位して昇降体2の下降を阻止する。なお、この状態で前進検出器10が阻止体5に押圧され、また係合片23は水平姿勢となり突出して配置される。
【0028】
そして、保守作業が終了すると保守作業員によって操作器11が操作されて、第二電動作動機構26が動作して作動片27が突出する。次いで、制御盤28が動作してエレベーターの巻上機が付勢されてかご21が下降運転される。これによって、突出した作動片27が係合片23の先端に係合してこの先端を押し下げる。
【0029】
このため、阻止体5が回動して昇降体2の昇降経路から外れた後退位置に変位し、この阻止体5の後退位置に変位により後退検出器9が押圧されて動作する。そして、後退検出器9の動作を介して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、この状態によってエレベーターが通常運転されて昇降体2が昇降する。
【0030】
以上説明したように、上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においても、通常時は阻止機構29の阻止体5が昇降体2の昇降経路から外れた位置に保持される。また、エレベーターの保守作業時に阻止機構29から離れた場所に配置された操作器11を保守作業員が操作することによって、第一電動作動機構25及び第二電動作動機構26の動作を介して阻止体5が進退動作する。
【0031】
したがって、詳細な説明を省略するが図5及び図7の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
また、後退検出器9の動作を介して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持する。このため、阻止体5が確実に後退位置に保持されるので、エレベーターの通常運転において不意に阻止体5が後退位置から離れることによって発生する故障を防止することができる。
【0032】
実施の形態4.
図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図5相当図であり、図8の他は前述の図5〜図7のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置と同様に構成されている。図において、図5と同符号は相当部分を示し、阻止体5の枢着側に第二電動作動機構26が設けられて、阻止体5が前進位置に配置された状態で、第二電動作動機構26が動作することによってかご21方向に作動片27が突出する。
【0033】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においても、通常時は第一電動作動機構25が阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、また第二電動作動機構26の作動片27が引退した位置に保持される。そして、保守作業が終了すると操作器11の操作によって第二電動作動機構26が動作して作動片27が突出し、かご21が下降することによって突出した作動片27が押し下げる。
【0034】
これにより、阻止体5が回動して後退位置に変位して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5が後退位置に保持される。したがって、詳細な説明を省略するが図8の実施の形態においても図5及び図7の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0035】
実施の形態5.
図9及び図10も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図9は阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図、図10は図9の要部平面図である。なお、図9及び図10の他は前述の図5〜図7のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置と同様に構成されている。
【0036】
図において、前述の図8と同符号は相当部分を示し、エレベーターの巻上機(図示しない)に巻掛けられた主索20によって、かごからなる昇降体2と他の昇降体すなわちつり合おもり30とが連結される。なお、昇降体2と他の昇降体すなわちつり合おもり30とは互いに逆方向に昇降する。
【0037】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置は、前述の図8の阻止機構29をかごからなる昇降体2に対向して設けたものである。このような構成においても、通常時は第一電動作動機構25が阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、また第二電動作動機構26の作動片27が引退した位置に保持される。
【0038】
そして、保守作業が終了すると操作器11の操作によって第二電動作動機構26が動作して作動片27が突出し、つり合おもり30が下降することによって突出した作動片27が押し下げる。これにより、阻止体5が回動して後退位置に変位して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5が後退位置に保持される。したがって、詳細な説明を省略するが図9及び図10の実施の形態においても図5及び図7の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0039】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、進退自在に構成されてエレベーターの昇降路における固定部に設けられ、常時は後退位置に保持されて要時に動作し前進位置に変位して昇降路を昇降するエレベーターの昇降体の昇降経路内に配置され昇降体の昇降を阻止する阻止体、この阻止体及び阻止体を進退動作させる電動作動機構からなる阻止機構と、電動作動機構に接続されて阻止機構から離れた位置に配置され、人為操作によって電動作動機構を制御して阻止体を動作させる操作器とを設けたものである。
【0040】
これによって、昇降路内に設けられた阻止機構から離れた場所にであって保守作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所に操作器が配置される。そして、エレベーターの保守作業時に作業員が操作器を操作することによって、阻止機構の阻止体を昇降体の昇降阻止位置に移動し、また阻止体を昇降体の非昇降阻止位置に復帰させることができる。したがって、保守作業の前後に作業員が昇降路に入る必要がなく容易に阻止機構を動作させることができる。このため、作業員が煩雑な手数を要することなく昇降体を容易に昇降路の所定位置に保持することができ、また昇降体の昇降路の所定位置に保持を容易に解除することができて保守作業能率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図。
【図2】図1の阻止体の動作状態を説明する図。
【図3】この発明の実施の形態2を示す図で、前述の図1相当図。
【図4】図3の阻止体の動作状態を説明する図。
【図5】この発明の実施の形態3を示す図で、阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】図5における阻止機構の後退動作状況を説明する図。
【図8】この発明の実施の形態4を示す図で、前述の図5相当図。
【図9】この発明の実施の形態5を示す図で、阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図。
【図10】図9の要部平面図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 昇降体、5 阻止体、6 電動作動機構、9 後退検出器、11 操作器、12 阻止機構、20 主索、21 かご(他の昇降体)、22固定部、25 第一電動作動機構、26 第二電動作動機構、27 作動片、30 つり合おもり(他の昇降体)。
【発明の属する技術分野】
この発明は、保守作業時に昇降体の昇降を阻止して昇降路の所定位置に保持するエレベーターの保守作業用昇降阻止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においては、進退自在に構成された阻止体がエレベーターの昇降路における固定部に設けられて常時は後退位置に保持される。そして、エレベーターの保守作業時に作業員が阻止体を人為操作によって前進位置に変位し昇降路を昇降するエレベーターのかご、つり合おもり等の昇降体の昇降経路内に移動し対応した昇降体の昇降を阻止するようになっている。
【0003】
従来のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置は上記のように構成され、保守作業時に例えば阻止体によって、つり合おもりを昇降路の下方位置に保持する。これにより、主索によって連結されたつり合おもりにかごが昇降路の上方位置に保持される。この状態で、昇降路頂部に保守作業用のスペースを確保し、かご上に作業員が乗って所要の保守作業が行われる。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−56378号公報(第2頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置では、保守作業の開始時に昇降路内の阻止体の設置位置に作業員が赴いて、人為操作によって阻止体を後退位置から前進位置に移動する。また、保守作業の終了時に阻止体の設置位置において作業員が阻止体を人為操作によって前進位置から後退位置に移動する操作が行われる。しかし、阻止体は昇降路内の狭隘な場所に設置されるので、作業員が昇降路に入ること自体に手数が掛かる上に、阻止体の操作は容易でなく保守作業能率が低下するという問題点があった。
【0006】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、保守作動時に簡易な操作によって昇降体を容易に昇降路の所定位置に保持することができるエレベーターの保守作業用昇降阻止装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においては、進退自在に構成されてエレベーターの昇降路における固定部に設けられ、常時は後退位置に保持されて要時に動作し前進位置に変位して昇降路を昇降するエレベーターの昇降体の昇降経路内に配置され昇降体の昇降を阻止する阻止体、この阻止体及び阻止体を進退動作させる電動作動機構からなる阻止機構と、電動作動機構に接続されて阻止機構から離れた位置に配置され、人為操作によって電動作動機構を制御して阻止体を動作させる操作器とが設けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1及び図2は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図、図2は図1の阻止体の動作状態を説明する図である。図において、昇降路1をエレベーターのかごからなる昇降体2が昇降する。そして、昇降路1に立設されて昇降体2の昇降を案内する案内レール(図示しない)からなる固定部に取付枠3が装着される。
【0009】
そして、取付枠3の昇降体2側の端部に設けられた軸4に阻止体5の長手中間部が枢着される。また、取付枠3の反軸4側の端部に直線運動するねじ式の電動アクチュエータからなる電動作動機構6のフレームが枢着され、電動作動機構6のねじ棒7の先端が阻止体5の上端部に枢着される。そして、取付枠3から過変位阻止片8が突設されて阻止体5の下端部と対向して配置される。
【0010】
また、検出スイッチからなる後退検出器9が取付枠3に設けられて上側に配置され、それの作動部が後退位置に配置された阻止体5の上部側によって押圧される。また、検出スイッチからなる前進検出器10が取付枠3に設けられて下側に配置され、それの作動部が前進位置に配置された阻止体5の下部側によって押圧される。
【0011】
そして、電動作動機構6から離れた場所、例えばエレベーターの乗場、管理室(図示しない)等であって保守作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所に操作器11が配置される。そして、操作器11は無線又は有線等による電気的手段によって電動作動機構6に接続され、作業員の人為操作によって電動作動機構6を制御して阻止体5を動作させる。なお、取付枠3、阻止体5及び電動作動機構6を主要部材として阻止機構12が構成される。
【0012】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置において、通常時は阻止機構12の阻止体5が、図1に示すように昇降体2の昇降経路から外れた後退位置に保持される。そして、この状態でエレベーターが通常運転されて昇降体2が昇降する。
【0013】
また、エレベーターの保守作業の開始時に操作器11を保守作業員が操作すると電動作動機構6が動作して阻止体5の上部側が前進して昇降体2の昇降経路内の前進位置に配置され、また阻止体5の下部側によって前進検出器10が押圧されて動作して電動作動機構6が消勢されて図2に示す状態となる。
【0014】
これによって、阻止体5の上部側が昇降体2の昇降経路内に配置され昇降体2の下降が阻止されると共に、前進検出器10の動作によって昇降体2の下降が阻止されていることが検出される。この状態において、昇降路1内における所要の保守作業が行われる。また、保守作業の終了時に操作器11を保守作業員が操作すると電動作動機構6が動作する。
【0015】
これにより、阻止体5の上部側が後退して昇降体2の昇降経路外に配置され、また阻止体5の上部側によって後退検出器9が押圧されて動作し、阻止体5の後退が検出されて電動作動機構6が消勢され図1に示す状態に復帰する。そしてこの状態によってエレベーターが通常運転されて昇降体2が昇降する。
【0016】
以上説明したように、昇降路1内に設けられた阻止機構12から離れた場所にであって保守作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所に操作器11が配置される。そして、エレベーターの保守作業時に、作業員が操作器11を操作することによって、阻止機構12の阻止体5を昇降体2の昇降阻止位置に移動し、また阻止体5を昇降体2の非昇降阻止位置に復帰させることができる。
【0017】
したがって、保守作業の前後に作業員が昇降路に入る必要がなく容易に阻止機構12を動作させることができる。このため、作業員が煩雑な手数を要することなく昇降体2を容易に昇降路1の所定位置に保持することができ、また昇降体2の昇降路1の所定位置に保持を容易に解除することができて保守作業能率を向上することができる。
【0018】
実施の形態2.
図3及び図4は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図3は前述の図1相当図、図4は図3の阻止体の動作状態を説明する図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、前述の阻止機構12と同様な作用を達成する次ぎに述べる阻止機構13が設けられる。
【0019】
すなわち、取付枠3にラックとピニオンからなり直線運動する電動アクチュエータからなる電動作動機構14が設けられる。そして、電動作動機構14はローラ15によって案内される阻止体16、阻止体16に設けられたラック17とかみ合うピニオン18を有する電動駆動機19、後退検出器9及び前進検出器10によって構成される。
【0020】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においても、通常時は阻止機構13の阻止体16が図3に示すように昇降体2の昇降経路から外れた位置に保持される。また、エレベーターの保守作業時に阻止機構13から離れた場所に配置された操作器11を保守作業員が操作することによって、電動作動機構14が動作して阻止体16が進退動作する。したがって、詳細な説明を省略するが図3及び図4の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0021】
実施の形態3.
図5〜図7も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図5は阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図、図6は図5の平面図、図7は図5における阻止機構の後退動作状況を説明する図である。図において、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、エレベーターの巻上機(図示しない)に巻掛けられた主索20によって、つり合おもりからなる昇降体2と他の昇降体すなわちかご21とが連結される。なお、昇降体2と他の昇降体すなわちかご21とは互いに逆方向に昇降する。
【0022】
そして、昇降路1に立設されて昇降体2の昇降を案内する案内レールからなる固定部22に取付枠3が装着される。また、取付枠3の上面の一側に阻止体5の一端が枢着されて、保守作業時には水平姿勢、すなわち前進位置に配置されて取付枠3に支持されて、昇降体2の昇降経路内に配置され昇降体2の下降が阻止される。また、阻止体5の枢着側から係合片23が突設されて、阻止体5が水平姿勢に配置された状態において水平に配置される。
【0023】
また、取付枠3に立設された取付柱24にソレノイド機構からなる第一電動作動機構25が設けられて、それの作動片が水平姿勢から鉛直姿勢、すなわち後退位置に変位した阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持する。そして、かご21の底面にソレノイド機構からなる第二電動作動機構26が設けられて、それの作動片27が突出した状態で係合片23に係合する。
【0024】
また、検出スイッチからなる後退検出器9が取付枠3に設けられて、それの作動部が後退位置に配置された阻止体5によって押圧されて、阻止体5の後退位置保持が検出される。また、検出スイッチからなる前進検出器10が取付枠3に設けられて、それの作動部が前進位置に配置された阻止体5によって押圧されて、阻止体5の前進位置保持が検出される。
【0025】
そして、第一電動作動機構25及び第二電動作動機構26が操作器11に接続され、操作器11はエレベーターの制御盤28に接続される。なお、取付枠3、阻止体5、係合片23、第一電動作動機構25及び第二電動作動機構26を主要部材として阻止機構29が構成される。
【0026】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置において、通常時は第一電動作動機構25が阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、また第二電動作動機構26の作動片27が引退した位置に保持される。この状態において、阻止機構29の阻止体5が昇降体2の昇降経路から外れた位置に保持され、また第二電動作動機構26の作動片27は阻止機構29の係合片23に接触することなしにエレベーターが通常運転される。
【0027】
また、エレベーターの保守作業時に阻止機構29から離れた場所に配置された操作器11を保守作業員が操作することによって、第一電動作動機構25による阻止体5の後退位置保持が解除されて、阻止体5は自重によって回動して前進位置に移動し昇降体2の昇降経路内に変位して昇降体2の下降を阻止する。なお、この状態で前進検出器10が阻止体5に押圧され、また係合片23は水平姿勢となり突出して配置される。
【0028】
そして、保守作業が終了すると保守作業員によって操作器11が操作されて、第二電動作動機構26が動作して作動片27が突出する。次いで、制御盤28が動作してエレベーターの巻上機が付勢されてかご21が下降運転される。これによって、突出した作動片27が係合片23の先端に係合してこの先端を押し下げる。
【0029】
このため、阻止体5が回動して昇降体2の昇降経路から外れた後退位置に変位し、この阻止体5の後退位置に変位により後退検出器9が押圧されて動作する。そして、後退検出器9の動作を介して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、この状態によってエレベーターが通常運転されて昇降体2が昇降する。
【0030】
以上説明したように、上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においても、通常時は阻止機構29の阻止体5が昇降体2の昇降経路から外れた位置に保持される。また、エレベーターの保守作業時に阻止機構29から離れた場所に配置された操作器11を保守作業員が操作することによって、第一電動作動機構25及び第二電動作動機構26の動作を介して阻止体5が進退動作する。
【0031】
したがって、詳細な説明を省略するが図5及び図7の実施の形態においても図1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
また、後退検出器9の動作を介して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持する。このため、阻止体5が確実に後退位置に保持されるので、エレベーターの通常運転において不意に阻止体5が後退位置から離れることによって発生する故障を防止することができる。
【0032】
実施の形態4.
図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図5相当図であり、図8の他は前述の図5〜図7のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置と同様に構成されている。図において、図5と同符号は相当部分を示し、阻止体5の枢着側に第二電動作動機構26が設けられて、阻止体5が前進位置に配置された状態で、第二電動作動機構26が動作することによってかご21方向に作動片27が突出する。
【0033】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置においても、通常時は第一電動作動機構25が阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、また第二電動作動機構26の作動片27が引退した位置に保持される。そして、保守作業が終了すると操作器11の操作によって第二電動作動機構26が動作して作動片27が突出し、かご21が下降することによって突出した作動片27が押し下げる。
【0034】
これにより、阻止体5が回動して後退位置に変位して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5が後退位置に保持される。したがって、詳細な説明を省略するが図8の実施の形態においても図5及び図7の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0035】
実施の形態5.
図9及び図10も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図9は阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図、図10は図9の要部平面図である。なお、図9及び図10の他は前述の図5〜図7のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置と同様に構成されている。
【0036】
図において、前述の図8と同符号は相当部分を示し、エレベーターの巻上機(図示しない)に巻掛けられた主索20によって、かごからなる昇降体2と他の昇降体すなわちつり合おもり30とが連結される。なお、昇降体2と他の昇降体すなわちつり合おもり30とは互いに逆方向に昇降する。
【0037】
上記のように構成されたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置は、前述の図8の阻止機構29をかごからなる昇降体2に対向して設けたものである。このような構成においても、通常時は第一電動作動機構25が阻止体5に係合して阻止体5を後退位置に保持し、また第二電動作動機構26の作動片27が引退した位置に保持される。
【0038】
そして、保守作業が終了すると操作器11の操作によって第二電動作動機構26が動作して作動片27が突出し、つり合おもり30が下降することによって突出した作動片27が押し下げる。これにより、阻止体5が回動して後退位置に変位して第一電動作動機構25が動作し、後退位置に変位した阻止体5が後退位置に保持される。したがって、詳細な説明を省略するが図9及び図10の実施の形態においても図5及び図7の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0039】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、進退自在に構成されてエレベーターの昇降路における固定部に設けられ、常時は後退位置に保持されて要時に動作し前進位置に変位して昇降路を昇降するエレベーターの昇降体の昇降経路内に配置され昇降体の昇降を阻止する阻止体、この阻止体及び阻止体を進退動作させる電動作動機構からなる阻止機構と、電動作動機構に接続されて阻止機構から離れた位置に配置され、人為操作によって電動作動機構を制御して阻止体を動作させる操作器とを設けたものである。
【0040】
これによって、昇降路内に設けられた阻止機構から離れた場所にであって保守作業員が容易に近づくことができ、しかも容易に操作できる場所に操作器が配置される。そして、エレベーターの保守作業時に作業員が操作器を操作することによって、阻止機構の阻止体を昇降体の昇降阻止位置に移動し、また阻止体を昇降体の非昇降阻止位置に復帰させることができる。したがって、保守作業の前後に作業員が昇降路に入る必要がなく容易に阻止機構を動作させることができる。このため、作業員が煩雑な手数を要することなく昇降体を容易に昇降路の所定位置に保持することができ、また昇降体の昇降路の所定位置に保持を容易に解除することができて保守作業能率を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示す図で、エレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図。
【図2】図1の阻止体の動作状態を説明する図。
【図3】この発明の実施の形態2を示す図で、前述の図1相当図。
【図4】図3の阻止体の動作状態を説明する図。
【図5】この発明の実施の形態3を示す図で、阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】図5における阻止機構の後退動作状況を説明する図。
【図8】この発明の実施の形態4を示す図で、前述の図5相当図。
【図9】この発明の実施の形態5を示す図で、阻止機構による昇降体の阻止状態を示す図でありエレベーター昇降路の要部を概念的に示す立面図。
【図10】図9の要部平面図。
【符号の説明】
1 昇降路、2 昇降体、5 阻止体、6 電動作動機構、9 後退検出器、11 操作器、12 阻止機構、20 主索、21 かご(他の昇降体)、22固定部、25 第一電動作動機構、26 第二電動作動機構、27 作動片、30 つり合おもり(他の昇降体)。
Claims (3)
- 進退自在に構成されてエレベーターの昇降路における固定部に設けられ、常時は後退位置に保持されて要時に動作し前進位置に変位して上記昇降路を昇降する昇降体の昇降経路内に配置され上記昇降体の昇降を阻止する阻止体、この阻止体及び阻止体を進退動作させる電動作動機構からなる阻止機構と、上記電動作動機構に接続されて上記阻止機構から離れた位置に配置され、人為操作によって上記電動作動機構を制御して上記阻止体を動作させる操作器とを備えたエレベーターの保守作業用昇降阻止装置。
- 電動作動機構を、阻止体を後退位置に保持する第一電動作動機構並びに阻止体及び昇降体に主索を介して連結されて上記昇降体とは逆方向に昇降する他の昇降体の両者の一方に設けられて上記阻止体が前進位置に配置された状態において作動片が突出動作したときに上記両者の他方に係合する第二電動作動機構からなるものとし、また操作器を、上記阻止体が前進位置に配置された状態においてエレベーターを運転し、上記他の昇降体を昇降させて突出動作した上記第二電動作動機構の作動片を介して上記阻止体を後退位置に変位させる制御機能を有するものとしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置。
- 阻止体が後退位置に配置されたときに動作する後退検出器を備え、操作器を、上記後退検出器の動作を介して第一電動作動機構を動作させて上記第一電動作動機構により上記阻止体を後退位置に保持する制御機能を有するものとしたことを特徴とする請求項2記載のエレベーターの保守作業用昇降阻止装置。
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JP2003157868A JP2004359374A (ja) | 2003-06-03 | 2003-06-03 | エレベーターの保守作業用昇降阻止装置 |
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2003
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CN108502661A (zh) * | 2017-02-27 | 2018-09-07 | 通力股份公司 | 用于在电梯井道内的服务空间的安全系统 |
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