JP2004359045A - ホイール - Google Patents

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JP2004359045A JP2003158093A JP2003158093A JP2004359045A JP 2004359045 A JP2004359045 A JP 2004359045A JP 2003158093 A JP2003158093 A JP 2003158093A JP 2003158093 A JP2003158093 A JP 2003158093A JP 2004359045 A JP2004359045 A JP 2004359045A
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Tomoyuki Ishikawa
朝幸 石川
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Abstract

【課題】ねじり剛性を維持しつつ軽量化が可能なホイールを提供する。
【解決手段】ハブ孔周辺部に一方端を有し、ハブ孔周辺部から放射状に延びた複数のスポークを備えるデイスク部と、前期スポークの他方端に位置するリム部とを備えるホイール1においては、ディスク部5にかかる上下荷重の方向に対して、その長手方向が斜めとなるスポーク4のせん断中心Sが、スポーク4の内側表面40よりも更に内側に存在するようスポーク4の長手方向に沿った凹部7が設けられている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミホイール等のホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のホイールは、例えば、下記特許文献1〜5に記載されており、ディスク部に凹部等が設けられている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−105109号公報
【特許文献2】
特開平7−329502号公報
【特許文献3】
実開平3−82201号公報
【特許文献4】
特開昭59−114101号公報
【特許文献5】
特開2002−79801号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のホイールにおける静的ねじり剛性は、スポークの肉厚を厚くすると向上するが、剛性を向上させるとホイール重量が増加してしまうという問題があった。軽量化のためにスポークに凹部を設けることも可能であるが、単なる凹部を設けたのみでは、ねじり剛性を維持することはできない。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ねじり剛性を維持しつつ軽量化が可能なホイールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、このホイールは、ハブ孔周辺部に一方端を有しハブ孔周辺部から放射状に延びた複数のスポークを備えるディスク部と、スポークの他方端側に位置するリム部とを備えるホイールにおいて、複数のスポークのうち、ホイールを車両に取り付けた場合にリム部を介してディスク部にかかる上下荷重の方向に対して、その長手方向が斜め及び横となる時のスポークのせん断中心が、スポークの内側表面よりも更に内側に存在するようスポークの長手方向に沿った凹部を設けたことを特徴とする。
【0007】
本発明のホイールによれば、スポークのせん断中心が、スポークの内側表面よりも更に内側に存在するようスポークの長手方向に沿った凹部が設けられている。すなわち、せん断中心が、ホイールの中心線に近づくため、上下方向荷重をホイールに加えた場合のねじり剛性は向上する。また、凹部(肉盗み)が設けられているので、スポークを軽量化することができる。
【0008】
また、凹部はスポークの長手方向に沿って延びているので、意匠的にホイールを大きく見せることができるという効果もある。
【0009】
鋳造工程によって製造されるホイールは、鋳造精度の観点から肉厚の薄化には限界がある。
【0010】
そこで、本発明に係るホイールは、凹部の底面に対向するディスク部の第1内側面上におけるディスク部の中心点から等距離にある点と、凹部の開口端面に対向するディスク部の第2内側面上におけるディスク部の中心点から等距離にあるの点は、中心点を含むハブ孔軸に対して同心円上に位置し、第1及び第2内側面は研磨又は切削されていることを特徴とする。
【0011】
すなわち、肉盗みとしての凹部の裏面側、すなわち、ディスク部の内側の面を研磨又は切削することで、スポークの肉厚を薄くすることができる。従来、スポークの裏面側というのは、窪んでいたため、研磨又は切削加工が非常に困難であったが、この発明では、スポークの裏面側、すなわち、凹部の裏面と、その側壁の裏面が面合わせされているので、これらを同時に研磨又は切削加工することができる。したがって、スポークの肉厚を薄くし、軽量化を達成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に係るホイールについて説明する。なお、同一要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
【0013】
図1はアルミホイール等のホイール1の斜視図である。
【0014】
このホイール1は、ハブ孔2の周辺部3に一方端を有しハブ孔2の周辺部3から放射状に延びた複数のスポーク4を備えており、これらはディスク部5を構成している。ディスク部5の外周にはリム部6が位置している。リム部6は、スポーク4の他方端側に位置する。リム部6の受けた荷重はスポーク4を介してハブ孔周辺部3に伝達される。なお、ハブ孔周辺部3には、ボルト孔10が設けられている。
【0015】
ホイール1の上下方向に荷重がかかると、スポーク4のうち、長手方向が上下に位置するものには「曲げ力」が働き、長手方向が斜め又は横方向に位置するものには、「ねじれ力」が働く。
【0016】
各スポーク4には、その長手方向に沿って凹部7が設けられている。この凹部7の深さは従来の装飾用凹部よりも深い。ホイール1を車両に取り付けた場合にリム部6を介してディスク部5にかかる上下荷重の方向に対して、その長手方向が斜めとなるスポーク4をスポーク4aとする。凹部7の形状は、斜め方向のスポーク4aのせん断中心が、スポーク4aの内側表面(車両に取り付けた時に内側に位置する面)よりも更に内側に存在するように設定されている。なお、残りのスポーク4の形状もスポーク4aと同一である。
【0017】
図2は図1に示したホイール1のII−II矢印縦断面図、図3はホイール1のIII−III矢印断面図である。
【0018】
スポーク4の凹部7は、スポーク4のせん断中心Sが、スポーク4の内側表面40よりも更に内側に存在するようスポーク4の長手方向に沿って設けられている。
【0019】
かかる構造によれば、スポーク4のせん断中心Sが、ホイール1の中心線Cに近づくため、上下方向荷重をホイール1に加えた場合のねじり剛性が向上する。また、スポーク4には、凹部(肉盗み)7が設けられているので、スポーク4が軽量になる。凹部7はスポーク4の長手方向に沿って延びているので、意匠的にホイール1を大きく見せることができるという効果もある。
【0020】
肉盗みとしての凹部7の裏面側、すなわち、ディスク部5の内側の面を研磨又は切削することで、スポーク4の肉厚を薄くすることができる。スポーク4の裏面側、すなわち、凹部7の裏面40と、その側壁の裏面41が「面合わせ」されているので、これらを同時に研磨加工することができる。したがって、スポーク4の肉厚を薄くし、軽量化を達成することができる。なお、ホイールの内側面は、キャリパーとの接触防止のため、従来から研磨又は切削自体は行われているので、この研磨又は切削工程を利用して軽量化の研磨又は切削を行うことができ、工程数の増加を抑制することができる。切削・研磨後のスポーク4の厚み(凹部底面と裏面との間隔)は、2〜8mmである。これは従来の厚み8mm〜のスポークに比べて、数割ほど軽量となる。
【0021】
詳説すれば、ハブ孔2の中心点をディスク部5の中心点Oとすると、凹部7の底面9に対向するディスク部5の第1内側面40上におけるディスク部5の中心点Oから等距離にある点と、凹部7の開口端面8に対向するディスク部5の第2内側表面41上におけるディスク部5の中心点Oから等距離にある点は、中心点Oを中心とし、中心点Oを含むハブ孔軸に対して、ハブ孔軸に垂直な面内で同心円上に位置し、かかる位置関係となるように第1及び第2内側表面40,41は同時に研磨又は切削されている。
【0022】
さて、せん断中心を上述の如くスポーク4の内側表面よりも更に内側に位置させる条件(A)の一例について説明する。
【0023】
図4は、図3に示したスポーク断面をモデル化した図である。同図中に記載の各寸法は、実際の寸法に幅がある場合には平均値を示すものとする。
【0024】
スポーク4の側壁(フランジ)の厚みをt、凹部7の深さをb、スポーク幅(側壁中央部間距離)h、凹部7の底部の厚みをtとすると、条件(A)を満たすためには、以下の関係式を満たす必要がある。
【数1】
Figure 2004359045
【0025】
すなわち、tは以下の関係式を満たす。
【数2】
Figure 2004359045
図5は、スポーク4の裏面側にも凹部を設けたスポーク断面をモデル化した図である。同図中に記載の各寸法は、実際の寸法に幅がある場合には平均値を示すものとする。なお、スポーク4の裏面側にも凹部を設けることで、上述の条件(A)を満たすこともできる。
【0026】
スポーク4の側壁(フランジ)の厚みをt、表面側の凹部7の深さをb、スポーク幅をh、凹部7の底部の厚みを2×t、裏面側の凹部7の深さをb、とすると、条件(A)を満たすためには、以下の関係式を満たす必要がある。
【数3】
Figure 2004359045
なお、ホイール1のボルト孔10は、凹部7内に設けることとしてもよい。
図6は、かかる構成を有するホイール1におけるスポーク4の斜視図である。
スポーク4aの長手方向に沿って凹部7が設けられている。このホイール1においても、ハブ孔周辺部3に一方端を有しハブ孔周辺部3から放射状に延びた複数のスポークを備えるディスク部5と、スポーク4aの他方端側に位置するリム部とを備えている。スポーク4aのせん断中心は、スポーク4aの内側表面40,41よりも更に内側に存在する。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明した通り、本発明のホイールによれば、ねじり剛性を維持しつつ軽量化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホイール1の斜視図である。
【図2】図1に示したホイール1のII−II矢印縦断面図である。
【図3】ホイール1のIII−III矢印断面図である。
【図4】図3に示したスポーク断面をモデル化した図である。
【図5】スポーク4の裏面側にも凹部を設けたスポーク断面をモデル化した図である。
【図6】ホイール1におけるスポーク4の斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ホイール、2・・・ハブ孔、3・・・ハブ孔周辺部、4、4a・・・スポーク、5・・・ディスク部、6・・・リム部、7・・・凹部、8・・・開口端面、9・・・底面、40,41・・・内側表面。

Claims (2)

  1. ハブ孔周辺部に一方端を有し当該ハブ孔周辺部から放射状に延びた複数のスポークを備えるディスク部と、前記スポークの他方端側に位置するリム部とを備えるホイールにおいて、
    前記複数のスポークのうち、前記ホイールを車両に取り付けた場合に前記リム部を介して前記ディスク部にかかる上下荷重の方向に対して、その長手方向が斜め及び横となる時のスポークのせん断中心が、前記スポークの内側表面よりも更に内側に存在するよう前記スポークの長手方向に沿った凹部を設けたことを特徴とするホイール。
  2. 前記凹部の底面に対向する前記ディスク部の第1内側面上における前記ディスク部の中心点から等距離にある点と、前記凹部の開口端面に対向する前記ディスク部の第2内側面上における前記ディスク部の中心点から等距離にあるの点は、前記中心点を含むハブ孔軸に対して同心円上に位置し、前記第1及び第2内側面は研磨又は切削されていることを特徴とする請求項1に記載のホイール。
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