JP2004358342A - 米とぎ器 - Google Patents

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Abstract

【課題】無水で研米する米とぎ器において、水を用いず、研米部で米表面の糠を分離した後、糠を糠袋や紙パックなどを使用せずに回収するとともに、糠移動経路に糠などが付着したとき、容易に清掃できるようにする。
【解決手段】米表面の糠分などを研米分離する研米部4の下面を排米時に開く排出部5により封止し、この排出部5を中心軸21により開閉自在に支持し、この中心軸21を排出駆動部32により駆動して排出部5を閉じるよう構成する。排出駆動部32は、中心軸21が下方に移動したとき中心軸21を下方で支持するよう構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無水で研米する米とぎ器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的には、炊飯するために米を洗うが、例えば、業務用の穀類洗浄装置は図13から図15に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】
図13〜図15は、排米弁装置105および排水系統を示してあり、洗米槽(図示せず)の下部に円筒状の排水ジャケット123を取り付けており、この排水ジャケット123の胴部に排水管124を挿通して接続している。排水ジャケット123は洗米槽と同心とし、排水ジャケット123内には円筒形のこし器125を同心として収容しており、このこし器125は、水、糠等の異物は通過させるが米は通過させない多数のこし孔125Aを形成している。
【0004】
こし器125は上方拡開状の円筒形であり、その上端開口縁は洗米槽の下端開口縁に外嵌され、こし器125の下端開口縁はシール部材126上に載置されていて、リング形の受け具127によって位置決めされることで、排水ジャケット123と同心とし、排水ジャケット123から取り出し可能としている。
【0005】
シール部材126は、周縁フランジを有する皿形のリテーナ128上に載置されており、このリテーナ128は、枢支ピン129Aを支点としてロックレバー129を矢印Aの方向に回動することで、連結リング130を介して排水ジャケット123の下縁にシール部材126を押付けて締め上げ可能であるとともに、矢印Bの方向に回動することで、連結リング130の係合を外して受け具127とシール部材126とを一緒にリテーナ128を排水ジャケット123より取外し可能としている。
【0006】
洗米槽の底部に備えた排米口は、シール部材126の内孔126Aおよびリテーナ128に形成した円孔128Aによって構成され、上下動する弁軸108に備えた円錐形の排米弁109により排米口は開閉自在として排米弁装置105を構成している。
【0007】
弁軸108に排米弁109を挿入する動作で、排米弁109を軸方向に関して位置決めするとともに抜止めするロック手段131を排米弁109に備えており、ロック手段131は、ばね132によって係合方向に付勢されている回動自在なロックレバー133と、排米弁109を弁軸108に挿入する動作でばね132に抗してロックレバー133を解除方向に回動退避させるカム134と、軸方向の位置決め部135とを備え、排米弁109の底に装着している。
【0008】
具体的には、排米弁109の中心に弁棒挿通孔109Aを貫通形成しており、この弁棒挿通孔109Aの下方側中途に段差部108Bを形成し、一方、弁棒108には弁棒挿通孔109Aに嵌入した状態でシールするオーリング108Aを有するとともに、段差部135Aに軸方向に関して係合する段差部108Bを有し、両段差部135A、108Bが軸方向の位置決め部135とされているとともに、弁棒108の下端にはくびれ部108Cを介して下方細り状のカム34が形成されている。
【0009】
米の糠を除去し米粒と糠を分離する機器において、洗米工程は炊飯後の米飯の食味を左右する重要な工程であり、また、非常に手間のかかる工程である。したがって、この洗米工程を自動化し省力化を図る機器は多数ある。
【0010】
しかし、機械力により水と米を攪拌させるものは米を傷つけやすく、また、糠の混合した水を素早く米と分離することができず、糠臭のする水を米が吸収し、炊飯した米飯が糠臭いご飯となり、さらに、糠に含まれる脂肪酸が酸化し保温臭を増大させてしまう。また、流水の中で米同士を水圧により擦り合わせるものがあるが、大量の水を必要とし、また下水道の汚染の原因となる。
【0011】
また、糠を取り除いた状態で販売されている無洗米もあるが、水を用いる無洗米は、水を用いた後乾燥させ流通させるため食味は劣り、粘着質の糠を用いる無洗米はシステムが非常に大規模で、かつ糠を用いることも一般家庭用および業務用の機器としては扱いにくく、また、無洗米のみを用いるシステムは比較的簡単ではあるが、無洗米自身の食味性能に問題があった。
【0012】
また、排米弁109を洗浄などのために着脱できなければならないが、弁棒108を固定する機構が複雑になり、簡単な構成で弁棒108を固定し、排米弁109を容易に弁棒108に固定する構成が望まれていた。また、排米弁108のレバーを指で操作するとき、ばね132の端面が手に引っかかるという不都合があった(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
【特許文献1】
特開平9−294677号公報(第12〜14図)
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
以上に述べたように、洗米において米を水に浸けると、一旦水に溶けだした糠成分が再度米が吸収してしまうため、水を使わない、か極力水を使用しないことが望ましく、さらに、吸水した米はもろくなるため吸水した米に攪拌等の機械力を加えることは機械力の制御が非常に難しくなる。
【0015】
また、水を使用しなくても、ブラシのみでは米粒表面に残留する糠の欠片は除去できても米粒表面を覆う糠成分を含む部分の除去には適さないため、その無洗米を水に浸けると水が白濁しやすくなり、十分な洗米処理ができているとはいえない。さらに、機械力による精米器の構成では、精白米の糠を除去する力が強すぎるため、米粒表面の澱粉細胞を傷つけ易い。
【0016】
そこで、水を使用せず、容器内の米粒の循環を効率よく促進させることで、処理量が多くても少なくても米粒へ作用する力を均一かつ緩和させ、米粒表面を傷つけることなく、米粒表面の糠のみを除去するもので、特に排米弁装置の排米弁を簡単に着脱するものが望まれていた。
【0017】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、水を用いず、研米部で米表面の糠を分離した後、糠を糠袋や紙パックなどを使用せずに回収するとともに、糠移動経路に糠などが付着したとき、容易に清掃できるようにすることを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、米表面の糠分などを研米分離する研米部の下面を排米時に開く排出部により封止し、この排出部を中心軸により開閉自在に支持し、この中心軸を排出駆動部により駆動して排出部を閉じるよう構成し、排出駆動部は、中心軸が下方に移動したとき中心軸を下方で支持するよう構成したものである。
【0019】
これにより、水を用いず、研米部で米表面の糠を分離した後、糠を糠袋や紙パックなどを使用せずに回収できるとともに、糠移動経路に糠などが付着したとき、容易に清掃することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、米表面の糠分などを研米分離する研米部と、この研米部の下面を封止し排米時に開く排出部と、この排出部を開閉自在に支持する中心軸と、この中心軸を駆動し前記排出部を閉じる排出駆動部とを備え、前記排出駆動部は、前記中心軸が下方に移動したとき中心軸を下方で支持するよう構成したものであり、水を用いず、研米部で米表面の糠を分離した後、糠を糠袋や紙パックなどを使用せずに回収できるとともに、糠移動経路に糠などが付着したとき、排出駆動部により中心軸を下方に移動させて下方で支持することにより、排米部を容易に着脱することができ、容易に清掃することができる。
【0021】
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、排出駆動部により排出部が閉じる方向に中心軸を駆動しないとき、中心軸は下方に自由落下するようにしたものであり、中心軸が重力で容易に下方に移動することで、排出部を開くことができ、容易に清掃することができる。
【0022】
請求項3に記載の発明は、上記請求項1または2に記載の発明において、排出駆動部は、中心軸が下方に移動したとき中心軸を下方で支持する排出板と、この排出板に設けた突起と、この突起に着脱自在に回動係合するレバー板と、このレバー板を移動させるカムと、このカムを駆動するカムモータとを備えたものであり、カムの位置と排出板に設けた突起で、中心軸を下方の位置で固定することができる。
【0023】
請求項4に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、排出板の突起を排出板に固定した突起板で構成したものであり、排出板の突起が摩耗したときには、突起板を交換することで簡単に交換することができ、メンテナンス性を向上することができる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、排出板の突起を排出板に設けたものであり、組立工数を削減できる。
【0025】
請求項6に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、排出板を回動自在に支持する排出板軸と、この排出板軸を支持する排出板台とを備え、前記排出板軸をEリングで排出板台に固定したものであり、省スペース化と組立を簡素化することができる。
【0026】
請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜5に記載の発明において、排出部に設けた固定用のコイルばねを備え、このコイルばねの端面を手に当接しない上面側に設けたものであり、排出部を着脱するとき、ばねが手に当接するのを防止できる。
【0027】
請求項8に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、排出板を移動させるレバー板の軸を排出板台に設けたものであり、カムを両持ち支持にでき、カムの回転を安定化できるとともに、カムにかかる耐荷重を大きくでき、さらに寿命を長くすることができる。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図1および図2に示すように、米とぎ器本体1は、内部に貯米部2を固定しており、この貯米部2の底部に計量部3を配置している、計量部3は回転により一定量の米を研米部4に送り込むもので、この計量部3の下方に研米部4を設けている。糠回収容器35は研米部4で分離された糠などを吸引分離回収するもので、サイクロン6は吸入部18aと糠回収容器35で構成している。
【0030】
ホッパー10はロート状に構成し、排出部5の下方に配置しており、このホッパー10により、米は米受け部11に落下する。ホッパー10は米とぎ器本体1とねじ10aで固定されている。ねじ10aは、手で容易に外せる蝶ナットでもよい。また、米受け部11は炊飯用の鍋でもよい。
【0031】
洗米ドラム12は、上下とも開口の円筒状で、ステンレス鋼板などの金属で形成し、食品衛生に適合した材料を使用している。洗米ドラム12の外周面に、ブラシ毛13を固定している。ブラシ毛13の外周面には全面に植毛されている。
【0032】
分離部14は、上下開放の円筒状で、ステンレス鋼板などの金属で、食品衛生に適合した材料を使用し、パンチングメタルのように多数の穴があいている。この穴は米が通過できず、また米を傷つけず、一方、糠、米粉、その他埃などは通過する大きさとし、およそ直径1.6mm程度が最適である。分離部14の内周面とブラシ13の外周面の隙間13aは、米が1粒ないし2粒程度通過できる距離が最もよい。
【0033】
外ホッパー15は、分離部14と一定の距離(例えば30mm)に設け、分離部14の外周に円筒ドーナツ状の閉鎖空間16を形成している。外ホッパー15は、ステンレス鋼板等の金属材料で形成している。穴19は計量部3で計量された一定量の米を研米部4に送り込むものである。研米部4は、ブラシ13を装着した洗米ドラム12、分離部14、下面を封止する排出部5で構成している。
【0034】
中心軸21は、排出部5の固定穴20を貫通し、固定している。軸9は中心軸21が貫通する穴を中心に設け、軸9を上部のベアリング26と下部のベアリング27で支持する軸受25により支持している。軸9はギヤ7によりギヤ駆動で回転し、ギヤ7はモータ8により駆動するよう構成している。
【0035】
排出部5は、ステンレス鋼板などの金属で形成し、食品衛生に適合した材料を使用し、円錐形状であるが、この斜面角度は30度以上が良好である。誘導部30は排出部5の外周下部に設け、米流れを外周下部より上方に誘導する曲面32より構成している。この誘導部30の曲面32は米が曲面32に沿って研米部4の内周面を上方に移動するのが容易になるように設定している。
【0036】
洗米ドラム12は、軸9で固定され回転する。中心軸21と固定される排出部5の外周部は誘導部30と密着している。この密着部に弾性体を挟着し、さらに密着性を向上させてもよい。排出駆動部32は中心軸21を下側に押すよう構成している。上板33は洗米ドラム12の上面を覆い、研米部4の内周側に米を誘導する曲面部34を有している。
【0037】
つぎに、排出駆動部32は、図3に示すように構成しており、排出部5は中心軸21と嵌合している。中心軸21の上端は回転軸40により排出板41に連結している。排出板41は排出板軸42により排出板台50に回動自在に支持している。排出板41の他端45には下面側にマイクロスイッチ43を配置し、カム44の位置により排出板41が下方に押され、マイクロスイッチ43を動作させるよう構成している。
【0038】
図3に示すカム位置では、マイクロスイッチ43はオフ状態で、排出板41は停止している。カム44はカムモータ46により回転する。カムモータ44は排出板台50に固定している。排出板軸42も排出板台50に固定している。一方、レバー板47はレバー板軸48で回動自在に支持し、このレバー板47は上面でコイルばね49で時計回転方向に引っ張られている。
【0039】
ここで、排米板軸42は、図4に示すように、Eリング62で排出板台50に固定している。これにより、省スペース化と組立を簡素化することができる。
【0040】
つぎに、図5に示すように、カム44が反時計方向に回転し、他端45が自由になると、排出部5、中心軸21の重量が重いので、排出板41は反時計方向に回転し、排出板台50に当接する。この位置が排出部5の最下点である。このとき、レバー板47はコイルばね49の力により時計方向に回転する。この状態の拡大図が図6である。
【0041】
レバー板47の先端52は、排出板41に固定した突起板51により形成した突起53と嵌合する。突起板51はビス54などで排出板41に固定している。この状態で排出部5を上方向に動かそうとしても突起板51により形成した突起53が先端52とかみ合っているので、排出板41は時計方向に回転できない。
すなわち、中心軸21は動かない。この位置で研米後の米は下部に排出される。
【0042】
つぎに、図7に示すように、カム44を反時計方向に回転させる指示を与えると、カム先端60がレバー板47の上面を押す。レバー板47は反時計方向に徐々に移動し先端52は突起板51により形成した突起53と離れる。この詳細図が図8である。
【0043】
突起板51により形成した突起53が先端52と離れることにより、排出板41は自由に回動できるようになるが、排出部5、中心軸21が重いので静止している。カム44が更に回転し、元の図3の状態に戻ると、排出部5上方に引っ張りあげられる。この位置が排出部5の最も上の位置で研米が出来る位置である。
すなわち、この状態は、図2で示す研米状態である。米は排出部5から漏れでない状態である。
【0044】
なお、本実施例では、レバー板47の先端52は、排出板41に固定した突起板51により形成した突起53と嵌合させているが、図9に示すように、排出板41に突起66を設け、レバー板47の先端52を嵌合させるようにしてもよく、組立工数を削減できる。
【0045】
つぎに、図10〜図12に示すように、ロック手段72は、中心軸21に排出部5を挿入する際、排出部5を軸方向に位置決めするとともに、抜け止めするもので、このロック手段72は、コイルばね70によって係合方向に付勢されている回動自在なロックレバー73と、排出部5を中心軸21に挿入する動作でコイルばね70に抗してロックレバー73を解除方向に回動退避させるカム74と、軸方向の位置決め部75とを備え、排出部5の底に装着されている。具体的には、排出部5の中心に弁棒挿通孔76を貫通形成しており、中心軸21の下端にはくびれ部77を介して下方細り状のカム74を形成している。
【0046】
コイルばね70は引掛部先端71をレバー69の上面に設けている。このため、手に引っかからない。
【0047】
上記構成において動作を説明すると、洗米を目的とする精白米の米粒を研米部4内に投入する。操作スイッチ(図示せず)を操作することで、モータ8が回転を開始し、軸9に嵌合した洗米ドラム12を回転させる。洗米ドラム12の回転によって研米部4の底部の米は遠心力を与えられ、洗米ドラム12の側面へと米粒を押しつけられるので、順に側面に沿って上昇させられる。
【0048】
この米の押し上げが設定される高さまで連続して生じるので、研米部4の先端より高く上昇した米粒は力を失って、自由落下または研米部4の上板33に衝突して落下し、底部に戻る。米粒が再び遠心力により側面へと移動して同様の動作を繰り返し行う。すなわち、研米部4の底部の米は遠心力の力を与えられ、洗米ドラム12の側面へと米粒を押しつけられて循環する。
【0049】
一方、上述した循環は、分離部14の側壁とブラシ13の間を上昇する間、遠心力により米粒同士の擦れ合いを促進させ、さらに、ブラシ13の先端が米の表面溝に入り込み、糠あるいは米表面の粉をかき出す。分離した糠などは分離部14の穴より外ホッパー15の閉鎖空間16に排出される。この後、吸引モータ(図示せず)でサイクロン6に吸引され、糠などが糠回収容器35に溜まり、糠と米が分離され、無水で洗米が行われる。
【0050】
ここで、ねじ39をはずすことにより、米とぎ器本体1より、上板33、外ホッパー15、研米部4などを分離することができ、各部分を容易に清掃できる。
また、吸引モータの排気をパイプ41を経由して外ホッパー15に戻すことにより、強力な旋回流を外ホッパー15内の円筒ドーナツ状の閉鎖空間16に発生させるため、分離部14外周の閉鎖空間16側に出てきた糠などは吹き飛ばされ、効率のよく糠を回収することができる。
【0051】
米排出については、洗米後、米は研米部4に静止しているが、排出駆動部32で中心軸21を下側に押すと、排出部5と誘導部30との密着部が開き、排出部5を上面凸の円錐としたことにより、円錐の斜面を順次米が滑り落ち、米受け部11に落下する。このとき、円錐の傾斜は米の残らない角度に設定されているため、米残りはない。洗米ドラム12を回転させると、より一層早く、排出することができる。
【0052】
つぎに、排出部5の交換について述べる。中心軸21に固定されている排出部5は、排出駆動部32が図5および図6に示す状態になることにより、誘導部30と離れ、容易に外せる。掃除などが終了し、中心軸21に排出部5を付けるとき、中心軸21が固定されていることにより、排出部5により少々の荷重が掛かっても動かないため、排出部5は誘導部30などに当接せずに容易に取り付けることができる。取り付け後、カム44を回転させると突起53のロックが外れ、排出板41が自由になるため、図3の状態にもどり、研米が出来る。
【0053】
以上のように中心軸21がロックされた状態で排出部5を容易に着脱することができる。また、中心軸21と排出部5の重量により、排出板軸42に対し、中心軸21と排出部5は容易に図5に示す状態になる。
【0054】
また、排出板41に設けた突起66でも、上記と同じ作用がある。さらに、突起66を突起板51で構成することにより、突起66が長年の寿命でなくなりそうになったとき、突起板51にしておけば、容易に交換でき、初期の状態に戻すことが可能となる。突起板51は剛性のある材料を選択すれば、寿命はさらに伸びる。
【0055】
また、カム44を排出板台50で回動自在に支持し、カム軸64を排出板台50で支持しているので、図4に示すように、排出板41が片持ち支持ではなく、両持ち支持となるため大きな荷重に耐えるようにできる。また、寿命も伸びて安定する。また、排出板軸42を排出板台50に固定するとき、Eリング62を用いることにより、工数を削減できる。
【0056】
また、コイルばね70はステンレス鋼材などで作られることが多く、端面のエッジなどがあり手に当たるといたいことがあったが、端面を手に触れない上面側に設けることにより、端面の当接から手を守ることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1に記載の発明によれば、米表面の糠分などを研米分離する研米部の下面を排米時に開く排出部により封止し、この排出部を中心軸により開閉自在に支持し、この中心軸を排出駆動部により駆動して排出部を閉じるよう構成し、排出駆動部は、中心軸が下方に移動したとき中心軸を下方で支持するよう構成したから、水を用いず、研米部で米表面の糠を分離した後、糠を糠袋や紙パックなどを使用せずに回収できるとともに、中心軸に排出部を付けるとき、中心軸が固定されていることにより、排出部により少々の荷重が掛かっても動かないため、排出部を誘導部などに当接せずに容易に着脱、取付ができ、糠移動経路に糠などが付着したとき、容易に清掃することができる。
【0058】
また、請求項2に記載の発明によれば、排出駆動部により排出部が閉じる方向に中心軸を駆動しないとき、中心軸は下方に自由落下するようにしたから、中心軸と排出部の重量により、排出板軸に対し中心軸と排出部を容易に最下点に移動させることができて、排出部を開くことができ、容易に清掃することができる。
【0059】
また、請求項3に記載の発明によれば、排出駆動部は、中心軸が下方に移動したとき中心軸を下方で支持する排出板と、この排出板に設けた突起と、この突起に着脱自在に回動係合するレバー板と、このレバー板を移動させるカムと、このカムを駆動するカムモータとを備えたから、カムの位置と排出板に設けた突起で、中心軸を下方の位置で固定することができる。
【0060】
また、請求項4に記載の発明によれば、排出板の突起を排出板に固定した突起板で構成したから、排出板の突起が摩耗したときには、突起板を交換することで簡単に交換することができ、メンテナンス性を向上することができる。突起板は剛性のある材料を選択すれば、寿命はさらに伸ばすことができる。
【0061】
また、請求項5に記載の発明によれば、排出板の突起を排出板に設けたから、組立工数を削減できる。
【0062】
また、請求項6に記載の発明によれば、排出板を回動自在に支持する排出板軸と、この排出板軸を支持する排出板台とを備え、前記排出板軸をEリングで排出板台に固定したから、省スペース化と組立を簡素化することができる。EリングはCリングでもよい。
【0063】
また、請求項7に記載の発明によれば、排出部に設けた固定用のコイルばねを備え、このコイルばねの端面を手に当接しない上面側に設けたから、排出ばねはステンレス鋼材などで作られることが多く、端面のエッジなどがあり、手に当たると痛いことがあったが、端面を手に触れない上面側に設けることにより、排出部を着脱するとき、ばねが手に当接するのを防止できる。
【0064】
また、請求項8に記載の発明によれば、排出板を移動させるレバー板の軸を排出板台に設けたから、カムを両持ち支持にでき、カムの回転を安定化できるとともに、カムにかかる耐荷重を大きくでき、さらに寿命を長くすることができ、安定した回転をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の米とぎ器の縦断面図
【図2】同米とぎ器の研米部の要部拡大縦断面図
【図3】同米とぎ器の排出駆動部の一部切欠した拡大側面図
【図4】同米とぎ器の排出駆動部の拡大平面図
【図5】同米とぎ器の排出駆動部の排出部を開いた状態の一部切欠した拡大側面図
【図6】同米とぎ器の排出駆動部の排出部を開いた状態の要部拡大縦断面図
【図7】同米とぎ器の排出駆動部の研米状態の一部切欠した拡大側面図
【図8】同米とぎ器の排出駆動部の研米状態の要部拡大縦断面図
【図9】同米とぎ器の排出駆動部の排出板の他の例の拡大断面図
【図10】同米とぎ器の排出部の拡大縦断面図
【図11】同米とぎ器の排出部の拡大下面図
【図12】同米とぎ器の排出部に装着するコイルばねの拡大側面図
【図13】従来の米とぎ器の要部縦断面図
【図14】同米とぎ器の要部平面図
【図15】同米とぎ器の要部分解斜視図
【符号の説明】
4 研米部
5 排出部
21 中心軸
32 排出駆動部

Claims (8)

  1. 米表面の糠分などを研米分離する研米部と、この研米部の下面を封止し排米時に開く排出部と、この排出部を開閉自在に支持する中心軸と、この中心軸を駆動し前記排出部を閉じる排出駆動部とを備え、前記排出駆動部は、前記中心軸が下方に移動したとき中心軸を下方で支持するよう構成した米とぎ器。
  2. 排出駆動部により排出部が閉じる方向に中心軸を駆動しないとき、中心軸は下方に自由落下するようにした請求項1記載の米とぎ器。
  3. 排出駆動部は、中心軸が下方に移動したとき中心軸を下方で支持する排出板と、この排出板に設けた突起と、この突起に着脱自在に回動係合するレバー板と、このレバー板を移動させるカムと、このカムを駆動するカムモータとを備えた請求項1または2記載の米とぎ器。
  4. 排出板の突起を排出板に固定した突起板で構成した請求項3記載の米とぎ器。
  5. 排出板の突起を排出板に設けた請求項3記載の米とぎ器。
  6. 排出板を回動自在に支持する排出板軸と、この排出板軸を支持する排出板台とを備え、前記排出板軸をEリングで排出板台に固定した請求項3記載の米とぎ器。
  7. 排出部に設けた固定用のコイルばねを備え、このコイルばねの端面を手に当接しない上面側に設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の米とぎ器。
  8. 排出板を移動させるレバー板の軸を排出板台に設けた請求項3記載の米とぎ器。
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