JP2004355051A - 自動販売機 - Google Patents
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Abstract
【課題】視覚障害者の手を商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へ誘導する誘導手段を備えた音声案内付き自動販売機を提供する。
【解決手段】音声による案内を行う音声案内装置と、商品選択釦と金銭投入口と金銭返却口と商品取出口とに沿って延在する環状バーとを備える。
【選択図】 図１
【解決手段】音声による案内を行う音声案内装置と、商品選択釦と金銭投入口と金銭返却口と商品取出口とに沿って延在する環状バーとを備える。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声による案内を行う音声案内装置を備える自動販売機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
音声による案内を行う音声案内装置を備える自動販売機が特許文献１等に開示されている。
【０００３】
【特許文献１】特開平１１−３２８５１６
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
音声案内付き自動販売機は、一般に視覚障害者を対象としている。音声案内は、一般に金銭の投入、商品の取り出し、釣銭の取り出し等の動作を催告するものであり、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へユーザーの手を誘導するものではないので、視覚障害者は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の位置が分からず、容易に商品を購入することができなかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、視覚障害者の手を商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へ誘導する誘導手段を備えた音声案内付き自動販売機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、音声による案内を行う音声案内装置と、商品選択釦と金銭投入口と金銭返却口と商品取出口とに沿って延在する環状バーとを備えることを特徴とする自動販売機を提供する。
本発明に係る自動販売機においては、環状バーの延在方向位置と商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口との関係を憶えれば、視覚障害者は環状バーに沿って手を動かすことにより、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へ自らの手を誘導することができる。
【０００６】
本発明の好ましい態様においては、自動販売機は、環状バーの延在方向に互いに所定間隔を隔てて環状バーに取り付けられ、環状バーに触れたユーザーの手を検知するセンサーと、ユーザーの手を検知したセンサーから、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーへ、ユーザーの手を誘導する誘導装置を備える。
誘導装置が、ユーザーの手を検知したセンサーから、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーへ、ユーザーの手を誘導するので、視覚障害者は、環状バーの延在方向位置と商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口との関係を憶える必要が無い。この結果、自動販売機の使い勝手が向上する。
【０００７】
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は音声案内装置である。
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたブザーを備える。
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設された振動体を備える。
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたペルチェ素子を備える。
ユーザーの手を検知したセンサーから、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーへのユーザーの手の誘導は、音声案内装置が発する音声によっても良く、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたブザーが発する音によっても良く、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設された振動体の振動によっても良く、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたペルチェ素子の発熱又は吸熱によっても良い。
【０００８】
本発明の好ましい態様においては、音声案内装置は、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーがユーザーの手を検知すると、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の操作案内を行う。
視覚障害者は音声案内装置による操作案内に従って、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口を容易に操作することができる。この結果、自動販売機の使い勝手が向上する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例に係る自動販売機を説明する。
図１に示すように、本実施例に係る自動販売機は、本体１を備えている。本体１の正面パネル１ａに、複数のサンプル表示部２、商品選択釦３が配設され、また金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６が配設されている。更に、商品選択釦３と金銭投入口４と金銭返却口５と商品取出口６とに沿って延在する正面視略長方形の環状バー７が配設されている。
図２に示すように、複数の光センサー８が、環状バー７の延在方向に互いに所定間隔を隔てて環状バー７に取り付けられている。自動販売機は、商品を自動販売するための図示しない諸機能部材の作動を制御する主制御装置９と、音声発生装置１０とを備えている。商品選択釦３、光センサー８から、商品選択信号、手検知信号が主制御装置９へ入力され、主制御装置９から図示しない諸機能部材と音声発生装置１０とへ制御信号が出力される。
【００１０】
本実施例に係る自動販売機の作動を、図３のフローチャートを参照しつつ説明する。
ユーザーが環状バー７を手で握ると、光センサー８が手を検知し（Ｓ１）、主制御装置９の制御下に音声発生装置１０が、環状バー７に沿って商品選択釦３へ向けて手を移動させるよう音声でユーザーを案内する。音声発生装置１０は、右回りが商品選択釦３への最短コースである場合には右回りに手を移動させるように案内し、左回りが商品選択釦３への最短コースである場合には左回りに手を移動させるように案内する（Ｓ２）。
ユーザーの手が商品選択釦３近傍の光センサー８に到達すると、音声発生装置１０は、商品案内と価格案内とを行う（Ｓ３、Ｓ４）。次いで音声発生装置１０は、金銭投入口４へ向けて環状バー７に沿って右回りに手を移動させるよう音声でユーザーを案内する（Ｓ５）。
ユーザーの手が金銭投入口４近傍の光センサー８に到達すると、音声発生装置１０は、金銭投入口４へのコインの投入案内を行う（Ｓ６、Ｓ７）。ユーザーが所定額のコインを投入すると、音声発生装置１０は、商品選択釦３へ向けて環状バー７に沿って左回りに手を移動させるよう音声でユーザーを案内し、ユーザーの手が商品選択釦３近傍の光センサー８に到達すると、商品決定のための商品選択釦３の操作案内を行う（Ｓ８）。
ユーザーが商品選択釦３を押して購入商品を決定すると、音声発生装置１０は、商品取出口６へ向けて環状バー７に沿って右回りに手を移動させるよう音声でユーザーを案内し、ユーザーの手が商品取出口６傍の光センサー８に到達すると、商品の取り出し案内を行う（Ｓ９〜Ｓ１１）。
音声発生装置１０は、必要に応じて、金銭返却口５への音声誘導と、釣銭取り出し案内とを行う。
【００１１】
本実施例に係る自動販売機においては、環状バー７の延在方向位置と商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６との関係を憶えれば、視覚障害者は環状バー７に沿って手を動かすことにより、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６へ自らの手を誘導することができる。
主制御装置９の制御下に音声発生装置１０が、ユーザーの手を検知した光センサー８から、商品選択釦３近傍の光センサー８、金銭投入口４近傍の光センサー８、金銭返却口５近傍の光センサー８、商品取出口６近傍の光センサー８へ、ユーザーの手を誘導するので、視覚障害者は、環状バー７の延在方向位置と商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６との関係を憶えなくとも、音声誘導に従って、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６に自らの手を到達させることができる。
本実施例に係る自動販売機においては、視覚障害者は音声発生装置１０による操作案内に従って、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６を容易に操作することができる。この結果、自動販売機の使い勝手が向上する。
【００１２】
ユーザーの手を検知した光センサー８から、商品選択釦３近傍の光センサー８、金銭投入口４近傍の光センサー８、金銭返却口５近傍の光センサー８、商品取出口６近傍の光センサー８へのユーザーの手の誘導は、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６の近傍に配設したブザーを適正順に作動させ、ブザーが発する音へ向けて環状バー７に沿って手を移動させることにより行っても良く、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６の近傍に配設した振動体を適正順に作動させ、震源位置へ向け環状バー７に沿って手を移動させることにより行っても良く、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６の近傍に配設したペルチェ素子に適正順に通電し、外部環境側へ差し向けられたペルチェ素子の接合部を発熱又は吸熱させ、高温部又は低温部へ向け環状バー７に沿って手を移動させることにより行っても良い。
光センサー８に代えて圧電素子等を備えた圧力センサーを用いて人の手が環状バー７に接触したことを検知しても良い。
【００１３】
【発明の効果】
本発明に係る自動販売機においては、環状バーの延在方向位置と商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口との関係を憶えれば、視覚障害者は環状バーに沿って手を動かすことにより、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へ自らの手を誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例に係る自動販売機の正面図である。
【図２】本発明の実施例に係る自動販売機の制御回路図である。
【図３】本発明の実施例に係る自動販売機の作動のフローチャートである。
【符号の説明】
１ 自動販売機本体
１ａ 正面パネル
２ サンプル表示部
３ 商品選択釦
４ 金銭投入口
５ 金銭返却口
６ 商品取出口
７ 環状バー
８ 光センサー
９ 主制御装置
１０ 音声発生装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声による案内を行う音声案内装置を備える自動販売機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
音声による案内を行う音声案内装置を備える自動販売機が特許文献１等に開示されている。
【０００３】
【特許文献１】特開平１１−３２８５１６
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
音声案内付き自動販売機は、一般に視覚障害者を対象としている。音声案内は、一般に金銭の投入、商品の取り出し、釣銭の取り出し等の動作を催告するものであり、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へユーザーの手を誘導するものではないので、視覚障害者は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の位置が分からず、容易に商品を購入することができなかった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、視覚障害者の手を商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へ誘導する誘導手段を備えた音声案内付き自動販売機を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、音声による案内を行う音声案内装置と、商品選択釦と金銭投入口と金銭返却口と商品取出口とに沿って延在する環状バーとを備えることを特徴とする自動販売機を提供する。
本発明に係る自動販売機においては、環状バーの延在方向位置と商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口との関係を憶えれば、視覚障害者は環状バーに沿って手を動かすことにより、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へ自らの手を誘導することができる。
【０００６】
本発明の好ましい態様においては、自動販売機は、環状バーの延在方向に互いに所定間隔を隔てて環状バーに取り付けられ、環状バーに触れたユーザーの手を検知するセンサーと、ユーザーの手を検知したセンサーから、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーへ、ユーザーの手を誘導する誘導装置を備える。
誘導装置が、ユーザーの手を検知したセンサーから、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーへ、ユーザーの手を誘導するので、視覚障害者は、環状バーの延在方向位置と商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口との関係を憶える必要が無い。この結果、自動販売機の使い勝手が向上する。
【０００７】
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は音声案内装置である。
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたブザーを備える。
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設された振動体を備える。
本発明の好ましい態様においては、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたペルチェ素子を備える。
ユーザーの手を検知したセンサーから、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーへのユーザーの手の誘導は、音声案内装置が発する音声によっても良く、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたブザーが発する音によっても良く、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設された振動体の振動によっても良く、誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたペルチェ素子の発熱又は吸熱によっても良い。
【０００８】
本発明の好ましい態様においては、音声案内装置は、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーがユーザーの手を検知すると、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の操作案内を行う。
視覚障害者は音声案内装置による操作案内に従って、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口を容易に操作することができる。この結果、自動販売機の使い勝手が向上する。
【０００９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例に係る自動販売機を説明する。
図１に示すように、本実施例に係る自動販売機は、本体１を備えている。本体１の正面パネル１ａに、複数のサンプル表示部２、商品選択釦３が配設され、また金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６が配設されている。更に、商品選択釦３と金銭投入口４と金銭返却口５と商品取出口６とに沿って延在する正面視略長方形の環状バー７が配設されている。
図２に示すように、複数の光センサー８が、環状バー７の延在方向に互いに所定間隔を隔てて環状バー７に取り付けられている。自動販売機は、商品を自動販売するための図示しない諸機能部材の作動を制御する主制御装置９と、音声発生装置１０とを備えている。商品選択釦３、光センサー８から、商品選択信号、手検知信号が主制御装置９へ入力され、主制御装置９から図示しない諸機能部材と音声発生装置１０とへ制御信号が出力される。
【００１０】
本実施例に係る自動販売機の作動を、図３のフローチャートを参照しつつ説明する。
ユーザーが環状バー７を手で握ると、光センサー８が手を検知し（Ｓ１）、主制御装置９の制御下に音声発生装置１０が、環状バー７に沿って商品選択釦３へ向けて手を移動させるよう音声でユーザーを案内する。音声発生装置１０は、右回りが商品選択釦３への最短コースである場合には右回りに手を移動させるように案内し、左回りが商品選択釦３への最短コースである場合には左回りに手を移動させるように案内する（Ｓ２）。
ユーザーの手が商品選択釦３近傍の光センサー８に到達すると、音声発生装置１０は、商品案内と価格案内とを行う（Ｓ３、Ｓ４）。次いで音声発生装置１０は、金銭投入口４へ向けて環状バー７に沿って右回りに手を移動させるよう音声でユーザーを案内する（Ｓ５）。
ユーザーの手が金銭投入口４近傍の光センサー８に到達すると、音声発生装置１０は、金銭投入口４へのコインの投入案内を行う（Ｓ６、Ｓ７）。ユーザーが所定額のコインを投入すると、音声発生装置１０は、商品選択釦３へ向けて環状バー７に沿って左回りに手を移動させるよう音声でユーザーを案内し、ユーザーの手が商品選択釦３近傍の光センサー８に到達すると、商品決定のための商品選択釦３の操作案内を行う（Ｓ８）。
ユーザーが商品選択釦３を押して購入商品を決定すると、音声発生装置１０は、商品取出口６へ向けて環状バー７に沿って右回りに手を移動させるよう音声でユーザーを案内し、ユーザーの手が商品取出口６傍の光センサー８に到達すると、商品の取り出し案内を行う（Ｓ９〜Ｓ１１）。
音声発生装置１０は、必要に応じて、金銭返却口５への音声誘導と、釣銭取り出し案内とを行う。
【００１１】
本実施例に係る自動販売機においては、環状バー７の延在方向位置と商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６との関係を憶えれば、視覚障害者は環状バー７に沿って手を動かすことにより、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６へ自らの手を誘導することができる。
主制御装置９の制御下に音声発生装置１０が、ユーザーの手を検知した光センサー８から、商品選択釦３近傍の光センサー８、金銭投入口４近傍の光センサー８、金銭返却口５近傍の光センサー８、商品取出口６近傍の光センサー８へ、ユーザーの手を誘導するので、視覚障害者は、環状バー７の延在方向位置と商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６との関係を憶えなくとも、音声誘導に従って、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６に自らの手を到達させることができる。
本実施例に係る自動販売機においては、視覚障害者は音声発生装置１０による操作案内に従って、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６を容易に操作することができる。この結果、自動販売機の使い勝手が向上する。
【００１２】
ユーザーの手を検知した光センサー８から、商品選択釦３近傍の光センサー８、金銭投入口４近傍の光センサー８、金銭返却口５近傍の光センサー８、商品取出口６近傍の光センサー８へのユーザーの手の誘導は、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６の近傍に配設したブザーを適正順に作動させ、ブザーが発する音へ向けて環状バー７に沿って手を移動させることにより行っても良く、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６の近傍に配設した振動体を適正順に作動させ、震源位置へ向け環状バー７に沿って手を移動させることにより行っても良く、商品選択釦３、金銭投入口４、金銭返却口５、商品取出口６の近傍に配設したペルチェ素子に適正順に通電し、外部環境側へ差し向けられたペルチェ素子の接合部を発熱又は吸熱させ、高温部又は低温部へ向け環状バー７に沿って手を移動させることにより行っても良い。
光センサー８に代えて圧電素子等を備えた圧力センサーを用いて人の手が環状バー７に接触したことを検知しても良い。
【００１３】
【発明の効果】
本発明に係る自動販売機においては、環状バーの延在方向位置と商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口との関係を憶えれば、視覚障害者は環状バーに沿って手を動かすことにより、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口へ自らの手を誘導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例に係る自動販売機の正面図である。
【図２】本発明の実施例に係る自動販売機の制御回路図である。
【図３】本発明の実施例に係る自動販売機の作動のフローチャートである。
【符号の説明】
１ 自動販売機本体
１ａ 正面パネル
２ サンプル表示部
３ 商品選択釦
４ 金銭投入口
５ 金銭返却口
６ 商品取出口
７ 環状バー
８ 光センサー
９ 主制御装置
１０ 音声発生装置
Claims (7)
- 音声による案内を行う音声案内装置と、商品選択釦と金銭投入口と金銭返却口と商品取出口とに沿って延在する環状バーとを備えることを特徴とする自動販売機。
- 環状バーの延在方向に互いに所定間隔を隔てて環状バーに取り付けられ、環状バーに触れたユーザーの手を検知するセンサーと、ユーザーの手を検知したセンサーから、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーへ、ユーザーの手を誘導する誘導装置を備えることを特徴とする請求項１に記載の自動販売機。
- 誘導装置は音声案内装置であることを特徴とする請求項２に記載の自動販売機。
- 誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたブザーを備えることを特徴とする請求項２に記載の自動販売機。
- 誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設された振動体を備えることを特徴とする請求項２に記載の自動販売機。
- 誘導装置は商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の近傍に配設されたペルチェ素子を備えることを特徴とする請求項２に記載の自動販売機。
- 音声案内装置は、商品選択釦近傍のセンサー、金銭投入口近傍のセンサー、金銭返却口近傍のセンサー、商品取出口近傍のセンサーがユーザーの手を検知すると、商品選択釦、金銭投入口、金銭返却口、商品取出口の操作案内を行うことを特徴とする請求項１乃至６の何れか１項に記載の自動販売機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003148350A JP2004355051A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003148350A JP2004355051A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 自動販売機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004355051A true JP2004355051A (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=34044786
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003148350A Pending JP2004355051A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | 自動販売機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004355051A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008003948A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Nippon Signal Co Ltd:The | 案内システムとこれを備える自動券売機 |
| KR20200009456A (ko) * | 2018-07-19 | 2020-01-30 | 롯데알미늄 주식회사 | 장애인 편의 기능을 지닌 자동판매기 |
-
2003
- 2003-05-26 JP JP2003148350A patent/JP2004355051A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008003948A (ja) * | 2006-06-23 | 2008-01-10 | Nippon Signal Co Ltd:The | 案内システムとこれを備える自動券売機 |
| KR20200009456A (ko) * | 2018-07-19 | 2020-01-30 | 롯데알미늄 주식회사 | 장애인 편의 기능을 지닌 자동판매기 |
| KR102184259B1 (ko) * | 2018-07-19 | 2020-11-30 | 롯데알미늄 주식회사 | 장애인 편의 기능을 지닌 자동판매기 |
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