JP2004354487A - 液晶表示装置及び偏光板 - Google Patents
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Abstract
【課題】多層構造の偏光板を使用し且つ薄型化に有利な構造を有する液晶表示装置及びそれに使用する偏光板を提供する。
【解決手段】液晶表示装置1は、互いに対向した一対の基板21a,21bとそれらの間に介在した液晶層22とを備えた液晶表示パネル2と、前記液晶表示パネル2の前面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネル2の中央部に対応した位置に前記液晶表示パネル2よりも小さな寸法の開口を有する前面枠状部51aと、前記前面枠状部51aの開口内に配置された第1前面光学層31a及び前記第1前面光学層31aと前記液晶表示パネル2との間に介在するとともに前記前面枠状部51aの開口よりも寸法が大きな第2前面光学層32aを備えた前面偏光板3aと、前記第2前面光学層32aの前面周縁部と前記前面枠状部51aとの間に介在した前面接着剤層322aとを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】液晶表示装置1は、互いに対向した一対の基板21a,21bとそれらの間に介在した液晶層22とを備えた液晶表示パネル2と、前記液晶表示パネル2の前面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネル2の中央部に対応した位置に前記液晶表示パネル2よりも小さな寸法の開口を有する前面枠状部51aと、前記前面枠状部51aの開口内に配置された第1前面光学層31a及び前記第1前面光学層31aと前記液晶表示パネル2との間に介在するとともに前記前面枠状部51aの開口よりも寸法が大きな第2前面光学層32aを備えた前面偏光板3aと、前記第2前面光学層32aの前面周縁部と前記前面枠状部51aとの間に介在した前面接着剤層322aとを具備したことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置及び偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示装置に対する軽量化、薄型化、低消費電力化についての要求は益々高まっている。そのため、液晶表示パネルを支持するフレームの薄肉化などが図られている(以下の特許文献1を参照のこと)。
【0003】
ところで、液晶表示装置には、軽量化、薄型化、低消費電力化についての要求に加え、光学特性向上の要求も年々厳しくなってきている。そのため、所望の視野角やコントラスト等を達成すべく、偏光板に複雑な構造を採用するようになってきている。例えば、偏光フィルムと位相差フィルムや液晶フィルムなどとの積層体を偏光板として使用することにより、視野角の補償が可能となる。
しかしながら、多層構造の偏光板を使用すると、液晶表示装置の薄型化が妨げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−31791号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、多層構造の偏光板を使用し且つ薄型化に有利な構造を有する液晶表示装置及びそれに使用する偏光板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面によると、互いに対向した一対の基板とそれらの間に介在した液晶層とを備えた液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの前面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネルの中央部に対応した位置に前記液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する前面枠状部と、前記前面枠状部の開口内に配置された第1前面光学層及び前記第1前面光学層と前記液晶表示パネルとの間に介在するとともに前記前面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2前面光学層を備えた前面偏光板と、前記第2前面光学層の前面周縁部と前記前面枠状部との間に介在した前面接着剤層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
【0007】
本発明の第2の側面によると、互いに対向した一対の基板とそれらの間に介在した液晶層とを備えた液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネルの中央部に対応した位置に前記液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する背面枠状部と、前記背面枠状部の開口内に配置されたバックライトと、前記背面枠状部の開口内に配置された第1背面光学層及び前記第1背面光学層と前記液晶表示パネルとの間に介在するとともに前記背面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2背面光学層を備えた背面偏光板と、前記第2背面光学層の背面周縁部と前記背面枠状部との間に介在した背面接着剤層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
【0008】
本発明の第3の側面によると、第1光学層と、前記第1光学層に対向するとともに前記第1光学層よりも寸法が大きな第2光学層とを具備し、前記第1光学層と前記第2光学層との寸法の違いに由来した段差が外周に沿って設けられたことを特徴とする液晶表示装置用の偏光板が提供される。
【0009】
第1乃至第3の側面において、接着剤層は第2光学層と第1光学層との間にさらに介在していてもよい。すなわち、第1の側面において、前面接着剤層は第2前面光学層と第1前面光学層との間にさらに介在していてもよい。また、第2の側面において、背面接着剤層は第2背面光学層と第1背面光学層との間にさらに介在していてもよい。
【0010】
第1乃至第3の側面において、第1光学層は偏光フィルムを備えていてもよい。また、第2光学層は位相差フィルムを備えていてもよい。すなわち、第1の側面において、第1前面光学層は偏光フィルムを備え、第2前面光学層は位相差フィルムを備えていてもよい。また、第2の側面において、第1背面光学層は偏光フィルムを備え、第2背面光学層は位相差フィルムを備えていてもよい。
【0011】
第1の側面に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルの背面周縁部を被覆するとともに液晶表示パネルの中央部に対応した位置に液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する背面枠状部と、背面枠状部の開口内に配置されたバックライトと、バックライトと液晶表示パネルとの間に介在した背面偏光板と、背面偏光板の背面周縁部と背面枠状部との間に介在した背面接着剤層とをさらに具備していてもよい。
【0012】
この場合、背面偏光板は、背面枠状部の開口内に配置された第1背面光学層及び第1背面光学層と液晶表示パネルとの間に介在するとともに背面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2背面光学層を備えていてもよい。この場合、背面接着剤層は第2背面光学層と第1背面光学層との間にさらに介在していてもよい。
【0013】
なお、ここでは、用語「前面」は、「観察者側の面」または「観察者側に位置した」ことを表現するのに利用することとする。また、用語「背面」は、「観察者側の面の裏面」または「観察者側の反対側に位置した」ことを表現するのに利用することとする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様または類似の機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置用の偏光板を概略的に示す断面図である。図1に示す偏光板3は、第1光学層31と、第1光学層31よりも寸法が大きな第2光学層32とを備えている。第1光学層31と第2光学層32とは積層されており、この偏光板3は、第2光学層32が第1光学層31と図示しない液晶パネルとの間に位置するように使用する。
【0016】
偏光板3には、その外周に沿って、第1光学層31と第2光学層32との寸法の違いに由来した段差が設けられている。この段差の幅,すなわち、第2光学層32の第1光学層31と対向した面のうち第1光学層31から露出した帯状領域の幅,は、例えば、約1mm乃至約5cmの範囲内にある。また、この段差の高さ,ここでは第1光学層31の厚さ,は、例えば、約0.01mm乃至約5mmの範囲内にある。
【0017】
第1光学層31及び第2光学層32は、典型的には、何れも光学的異方性を有する異方性光学層である。通常、第1光学層31は偏光フィルム311を含み、第2光学層32は位相差フィルム321のような他の異方性光学層を含む。なお、図1に示す例では、第1光学層31は偏光フィルム311と保護層312と保護層及び/または光学補償フィルム313とを含んでおり、第2光学層32は位相差フィルム321と第1接着剤層322と第2接着剤層323とを含んでいる。
【0018】
偏光フィルム311は、例えば、ポリビニルアルコールフィルムなどの樹脂フィルムにヨウ素や染料などの二色性色素を吸着或いは染色させ、一軸延伸して配向させたものである。そのような偏光フィルム311は、機械的強度が低く、吸水性も高い。そのため、上記の偏光フィルム311を使用する場合、通常、偏光フィルム311の機械的強度を高めるとともに偏光フィルム311への水分の浸入を防ぐ目的で、保護層312及び313を設ける。保護層312及び313としては、例えば、三酢酸セルロースフィルムなどを使用することができる。
【0019】
光学補償フィルム313は、高分子液晶を用いたフィルムである。光学補償フィルム313は、視野角補償などを目的として設けることができる。
【0020】
位相差フィルム321は、例えば、1/4波長板である。位相差フィルム321は、1つの波長板のみで構成してもよく、或いは、複数の波長板を積層することにより構成してもよい。位相差フィルム321を複数の波長板で構成する場合、全ての波長板を第2光学層32内に配置してもよい。或いは、一部の波長板を第2光学層32内に配置し、残りの波長板を第1光学層31内にであって偏光フィルム311と第2光学層32との間に配置してもよい。
【0021】
第1接着剤層322は、第1光学層31と第2光学層32とを貼り合せるために設ける。また、第2接着層323は、偏光板3を図示しない液晶表示パネルに貼り付けるために設ける。第1接着剤層322及び第2接着剤層323は、位相差フィルム321の両面に接着剤を塗布することにより得られる。
【0022】
図2は、図1に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す平面図である。また、図3は、図2に示す液晶表示装置のA−A線に沿った断面図である。
【0023】
図2及び図3に示す液晶表示装置1は、透過型の液晶表示パネル2と、前面偏光板3aと、背面偏光板3bと、バックライト4と、支持体5とを備えている。この液晶表示装置1では、図1に示す偏光板3を前面偏光板3a及び背面偏光板3bとして使用している。なお、図2及び図3では、前面偏光板3aの各構成要素と背面偏光板3bの各構成要素とを区別するために、前面偏光板3a及び背面偏光板3bの各構成要素の参照符号には添え字“a”及び“b”をそれぞれ付している。
【0024】
液晶表示パネル2は、対向して配置された一対の基板21a及び21bと、それらの対向面周縁部に設けられた図示しない接着剤層と、それらによって囲まれた空間を満たした液晶材料からなる液晶層22とを含んでいる。ここでは、一例として、液晶表示パネル2は、対角サイズが17インチの有効表示領域を有するカラー表示が可能なTN(Twisted Nematic)モードの液晶表示パネルであることとする。
【0025】
基板21bは、例えば、アクティブマトリクス基板であり、基板21aは、例えば、対向基板である。通常、基板21a及び21bの何れかの対向面にカラーフィルタ層が設けられる。
【0026】
前面偏光板3aの第1光学層,すなわち第1前面光学層,31aは液晶表示パネル2よりも小さな寸法を有しており、前面偏光板3aの第2光学層,すなわち第2前面光学層,32aは液晶表示パネル2とほぼ等しい寸法を有している。同様に、背面偏光板3bの第1光学層,すなわち第1背面光学層,31bは液晶表示パネル2よりも小さな寸法を有しており、背面偏光板3bの第2光学層,すなわち第2背面光学層,32bは液晶表示パネル2とほぼ等しい寸法を有している。前面偏光板3a及び背面偏光板3bは、液晶表示パネル2とほぼ等しい寸法を有している。前面偏光板3a及び背面偏光板3bは、それぞれ、第2前面接着剤層323a及び第2背面接着剤層323bにより液晶表示パネル2に貼り付けられている。なお、ここでは、一例として、前面偏光板3aに設けられた段差及び背面偏光板3bに設けられた段差は何れも、幅が2mmであり、高さが200μmであることとする。
【0027】
バックライト4は、例えば、冷陰極蛍光燈のようなランプと、ランプからの放出される光の一部を反射するリフレクタと、ランプからの直接光またはリフレクタで反射された反射光を液晶表示パネル2へと導く導光板とを備えている。典型的には、導光板と液晶表示パネル2との間には、拡散板やプリズムシートなどが配置される。
【0028】
支持体5は、前面枠状部51aと、背面枠状部51bと、中央枠状部52とを備えている。中央枠状部52の開口は、液晶表示パネル2よりも僅かに大きな寸法を有している。他方、前面枠状部51a及び背面枠状部51bの開口は、液晶表示パネル2よりも小さな寸法を有している。前面枠状部51aの開口は、第1前面光学層31aの寸法よりも大きく且つ第2前面光学層32aの寸法よりも小さい。また、背面枠状部51bの開口は、第1背面光学層31bの寸法よりも大きく且つ第2背面光学層32bの寸法よりも小さい。前面偏光板3aは第1前面接着剤層322aにより前面枠状部51aに貼り付けられており、背面偏光板3bは第1背面接着剤層322bにより背面枠状部51bに貼り付けられている。
【0029】
なお、図3では、簡略化のため、支持体5を1つの部材として描いているが、支持体5は複数の部材により構成される。例えば、支持体5は、液晶パネル2などを前面側から支持するフレームと背面側から支持するフレームとの組み合わせのように、2つ以上のフレームの組み合わせにより構成することができる。
【0030】
図3に示す構造は、多層構造の偏光板3a及び3bを使用していながらも、薄型化に有利である。これについては、図1及び図3を図4及び図5と対比しながら説明する。なお、図1に示す構造の偏光板3を前面偏光板3aとして用いることにより得られる効果と、図1に示す構造の偏光板3を背面偏光板3bとして用いることにより得られる効果とはほぼ等しいので、ここでは、前者に関する説明のみを行い、後者に関する説明は省略する。
【0031】
図4は、一般的な多層構造の偏光板の一例を概略的に示す断面図である。また、図5は、図4に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す断面図である。
【0032】
図4に示す偏光板3は、第1光学層31と第2光学層32とが互いに等しい寸法を有していること以外は、図1に示す偏光板3と同様の構造を有している。このような偏光板3を前面偏光板3aとして使用する場合、例えば、図5に示すように、前面偏光板3aを第2前面接着剤層323aにより液晶表示パネル2の基板21aの前面に貼り付け、保護層312aの前面周縁部と前面枠状部51aとの間に接着剤層または両面粘着フィルム6を介在させることにより前面偏光板3aを支持体5に貼り付ける。
【0033】
このような構造では、第1前面光学層31aは、前面枠状部51aと第2前面光学層32aとの間に介在している。しかも、図5に示す構造では、前面偏光板3aを支持体5に貼り付けるために、第1前面光学層31aと前面枠状部51aとの間に接着剤層または両面粘着フィルム6を介在させなければならない。
【0034】
これに対し、図3に示す構造では、第1前面光学層31aは前面枠状部51aの開口内に位置している。また、図3に示す構造では、第1前面光学層31aと第2前面光学層32aとを貼り合わせている接着剤層322aを、前面偏光板3aと支持体5との貼り合わせにも利用している。そのため、図3に示す構造を採用すると、図5に示す構造を採用した場合に比べ、より薄い液晶表示装置1を実現することができる。
【0035】
なお、前面偏光板3aとして、第1前面光学層31a及び第2前面光学層32aの双方が前面枠状体51aの開口よりも寸法が小さいものを使用すれば、多層構造の前面偏光板3aを使用していながらも薄型化が可能である。しかしながら、この構造では、液晶表示パネル2の前面周縁部は第2前面光学層32aによって被覆されず、液晶表示パネル2が接着剤層または両面粘着フィルムのみを介して前面枠状部51aに接触することとなる。そのため、この構造によると、液晶表示パネル2の破損を生じ易い。また、この構造では、前面偏光板3aを支持体5に貼り付けるための接着剤層または両面粘着フィルム6は不要であるが、液晶表示パネル2と前面枠状体51aとを貼り合せるための接着剤層または両面粘着フィルムが必要となる。すなわち、このような構造を採用した場合、製造プロセスが複雑化してしまう。
【0036】
これに対し、図3に示す構造では、液晶表示パネル2の前面周縁部は第2前面光学層32aによって被覆され、液晶表示パネル2は第2前面光学層32aを介して前面枠状部51aに接触することとなる。そのため、この構造によると、液晶表示パネル2の破損を生じ難い。また、この構造では、上記の通り、前面偏光板3aを支持体5に貼り付けるための接着剤層または両面粘着フィルム6は不要であり、液晶表示パネル2と前面枠状体51aとを貼り合せるための接着剤層または両面粘着フィルムも不要である。すなわち、図3に示す構造を採用すると、製造プロセスを簡略化することができる。
【0037】
以上、液晶表示装置1がTNモードの液晶表示パネル2を備えている場合を例に説明したが、液晶表示装置1がホモジニアスモードやSTN(Super−Twisted Nematic)モードのような他の表示モードの液晶表示パネル2を備えている場合も先と同様の効果を得ることができる。また、上記実施形態では、液晶表示装置1が透過型の液晶表示パネル2を備えている場合を例に説明したが、液晶表示装置1が半透過型や反射型の液晶表示パネル2を備えている場合も先と同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によると、多層構造の偏光板を使用し且つ薄型化に有利な構造を有する液晶表示装置及びそれに使用する偏光板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置用の偏光板を概略的に示す断面図。
【図2】図1に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す平面図。
【図3】図2に示す液晶表示装置のA−A線に沿った断面図。
【図4】一般的な多層構造の偏光板の一例を概略的に示す断面図。
【図5】図4に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す断面図。
【符号の説明】
1…液晶表示装置、2…液晶表示パネル、3…偏光板、3a…前面偏光板、3b…背面偏光板、4…バックライト、5…支持体、6…接着剤層または両面粘着フィルム、21a…基板、21b…基板、22…液晶層、31…第1光学層、31a…第1前面光学層、31b…第1背面光学層、32…第2光学層、32a…第2前面光学層、32b…第2背面光学層、51a…前面枠状部、51b…背面枠状部、52…中央枠状部、311…偏光フィルム、311a…前面偏光フィルム、311b…背面偏光フィルム、312…保護層、312a…前面保護層、312b…背面保護層、313…保護層及び/または光学補償フィルム、313a…前面保護層及び/または光学補償フィルム、313b…背面保護層及び/または光学補償フィルム、321…位相差フィルム、321a…前面位相差フィルム、321b…背面位相差フィルム、322…第1接着剤層、322a…第1前面接着剤層、322b…第1背面接着剤層、323…第2接着剤層、323a…第2前面接着剤層、323b…第2背面接着剤層。
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置及び偏光板に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示装置に対する軽量化、薄型化、低消費電力化についての要求は益々高まっている。そのため、液晶表示パネルを支持するフレームの薄肉化などが図られている(以下の特許文献1を参照のこと)。
【0003】
ところで、液晶表示装置には、軽量化、薄型化、低消費電力化についての要求に加え、光学特性向上の要求も年々厳しくなってきている。そのため、所望の視野角やコントラスト等を達成すべく、偏光板に複雑な構造を採用するようになってきている。例えば、偏光フィルムと位相差フィルムや液晶フィルムなどとの積層体を偏光板として使用することにより、視野角の補償が可能となる。
しかしながら、多層構造の偏光板を使用すると、液晶表示装置の薄型化が妨げられる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−31791号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、多層構造の偏光板を使用し且つ薄型化に有利な構造を有する液晶表示装置及びそれに使用する偏光板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面によると、互いに対向した一対の基板とそれらの間に介在した液晶層とを備えた液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの前面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネルの中央部に対応した位置に前記液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する前面枠状部と、前記前面枠状部の開口内に配置された第1前面光学層及び前記第1前面光学層と前記液晶表示パネルとの間に介在するとともに前記前面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2前面光学層を備えた前面偏光板と、前記第2前面光学層の前面周縁部と前記前面枠状部との間に介在した前面接着剤層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
【0007】
本発明の第2の側面によると、互いに対向した一対の基板とそれらの間に介在した液晶層とを備えた液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの背面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネルの中央部に対応した位置に前記液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する背面枠状部と、前記背面枠状部の開口内に配置されたバックライトと、前記背面枠状部の開口内に配置された第1背面光学層及び前記第1背面光学層と前記液晶表示パネルとの間に介在するとともに前記背面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2背面光学層を備えた背面偏光板と、前記第2背面光学層の背面周縁部と前記背面枠状部との間に介在した背面接着剤層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置が提供される。
【0008】
本発明の第3の側面によると、第1光学層と、前記第1光学層に対向するとともに前記第1光学層よりも寸法が大きな第2光学層とを具備し、前記第1光学層と前記第2光学層との寸法の違いに由来した段差が外周に沿って設けられたことを特徴とする液晶表示装置用の偏光板が提供される。
【0009】
第1乃至第3の側面において、接着剤層は第2光学層と第1光学層との間にさらに介在していてもよい。すなわち、第1の側面において、前面接着剤層は第2前面光学層と第1前面光学層との間にさらに介在していてもよい。また、第2の側面において、背面接着剤層は第2背面光学層と第1背面光学層との間にさらに介在していてもよい。
【0010】
第1乃至第3の側面において、第1光学層は偏光フィルムを備えていてもよい。また、第2光学層は位相差フィルムを備えていてもよい。すなわち、第1の側面において、第1前面光学層は偏光フィルムを備え、第2前面光学層は位相差フィルムを備えていてもよい。また、第2の側面において、第1背面光学層は偏光フィルムを備え、第2背面光学層は位相差フィルムを備えていてもよい。
【0011】
第1の側面に係る液晶表示装置は、液晶表示パネルの背面周縁部を被覆するとともに液晶表示パネルの中央部に対応した位置に液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する背面枠状部と、背面枠状部の開口内に配置されたバックライトと、バックライトと液晶表示パネルとの間に介在した背面偏光板と、背面偏光板の背面周縁部と背面枠状部との間に介在した背面接着剤層とをさらに具備していてもよい。
【0012】
この場合、背面偏光板は、背面枠状部の開口内に配置された第1背面光学層及び第1背面光学層と液晶表示パネルとの間に介在するとともに背面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2背面光学層を備えていてもよい。この場合、背面接着剤層は第2背面光学層と第1背面光学層との間にさらに介在していてもよい。
【0013】
なお、ここでは、用語「前面」は、「観察者側の面」または「観察者側に位置した」ことを表現するのに利用することとする。また、用語「背面」は、「観察者側の面の裏面」または「観察者側の反対側に位置した」ことを表現するのに利用することとする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、同様または類似の機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0015】
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置用の偏光板を概略的に示す断面図である。図1に示す偏光板3は、第1光学層31と、第1光学層31よりも寸法が大きな第2光学層32とを備えている。第1光学層31と第2光学層32とは積層されており、この偏光板3は、第2光学層32が第1光学層31と図示しない液晶パネルとの間に位置するように使用する。
【0016】
偏光板3には、その外周に沿って、第1光学層31と第2光学層32との寸法の違いに由来した段差が設けられている。この段差の幅,すなわち、第2光学層32の第1光学層31と対向した面のうち第1光学層31から露出した帯状領域の幅,は、例えば、約1mm乃至約5cmの範囲内にある。また、この段差の高さ,ここでは第1光学層31の厚さ,は、例えば、約0.01mm乃至約5mmの範囲内にある。
【0017】
第1光学層31及び第2光学層32は、典型的には、何れも光学的異方性を有する異方性光学層である。通常、第1光学層31は偏光フィルム311を含み、第2光学層32は位相差フィルム321のような他の異方性光学層を含む。なお、図1に示す例では、第1光学層31は偏光フィルム311と保護層312と保護層及び/または光学補償フィルム313とを含んでおり、第2光学層32は位相差フィルム321と第1接着剤層322と第2接着剤層323とを含んでいる。
【0018】
偏光フィルム311は、例えば、ポリビニルアルコールフィルムなどの樹脂フィルムにヨウ素や染料などの二色性色素を吸着或いは染色させ、一軸延伸して配向させたものである。そのような偏光フィルム311は、機械的強度が低く、吸水性も高い。そのため、上記の偏光フィルム311を使用する場合、通常、偏光フィルム311の機械的強度を高めるとともに偏光フィルム311への水分の浸入を防ぐ目的で、保護層312及び313を設ける。保護層312及び313としては、例えば、三酢酸セルロースフィルムなどを使用することができる。
【0019】
光学補償フィルム313は、高分子液晶を用いたフィルムである。光学補償フィルム313は、視野角補償などを目的として設けることができる。
【0020】
位相差フィルム321は、例えば、1/4波長板である。位相差フィルム321は、1つの波長板のみで構成してもよく、或いは、複数の波長板を積層することにより構成してもよい。位相差フィルム321を複数の波長板で構成する場合、全ての波長板を第2光学層32内に配置してもよい。或いは、一部の波長板を第2光学層32内に配置し、残りの波長板を第1光学層31内にであって偏光フィルム311と第2光学層32との間に配置してもよい。
【0021】
第1接着剤層322は、第1光学層31と第2光学層32とを貼り合せるために設ける。また、第2接着層323は、偏光板3を図示しない液晶表示パネルに貼り付けるために設ける。第1接着剤層322及び第2接着剤層323は、位相差フィルム321の両面に接着剤を塗布することにより得られる。
【0022】
図2は、図1に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す平面図である。また、図3は、図2に示す液晶表示装置のA−A線に沿った断面図である。
【0023】
図2及び図3に示す液晶表示装置1は、透過型の液晶表示パネル2と、前面偏光板3aと、背面偏光板3bと、バックライト4と、支持体5とを備えている。この液晶表示装置1では、図1に示す偏光板3を前面偏光板3a及び背面偏光板3bとして使用している。なお、図2及び図3では、前面偏光板3aの各構成要素と背面偏光板3bの各構成要素とを区別するために、前面偏光板3a及び背面偏光板3bの各構成要素の参照符号には添え字“a”及び“b”をそれぞれ付している。
【0024】
液晶表示パネル2は、対向して配置された一対の基板21a及び21bと、それらの対向面周縁部に設けられた図示しない接着剤層と、それらによって囲まれた空間を満たした液晶材料からなる液晶層22とを含んでいる。ここでは、一例として、液晶表示パネル2は、対角サイズが17インチの有効表示領域を有するカラー表示が可能なTN(Twisted Nematic)モードの液晶表示パネルであることとする。
【0025】
基板21bは、例えば、アクティブマトリクス基板であり、基板21aは、例えば、対向基板である。通常、基板21a及び21bの何れかの対向面にカラーフィルタ層が設けられる。
【0026】
前面偏光板3aの第1光学層,すなわち第1前面光学層,31aは液晶表示パネル2よりも小さな寸法を有しており、前面偏光板3aの第2光学層,すなわち第2前面光学層,32aは液晶表示パネル2とほぼ等しい寸法を有している。同様に、背面偏光板3bの第1光学層,すなわち第1背面光学層,31bは液晶表示パネル2よりも小さな寸法を有しており、背面偏光板3bの第2光学層,すなわち第2背面光学層,32bは液晶表示パネル2とほぼ等しい寸法を有している。前面偏光板3a及び背面偏光板3bは、液晶表示パネル2とほぼ等しい寸法を有している。前面偏光板3a及び背面偏光板3bは、それぞれ、第2前面接着剤層323a及び第2背面接着剤層323bにより液晶表示パネル2に貼り付けられている。なお、ここでは、一例として、前面偏光板3aに設けられた段差及び背面偏光板3bに設けられた段差は何れも、幅が2mmであり、高さが200μmであることとする。
【0027】
バックライト4は、例えば、冷陰極蛍光燈のようなランプと、ランプからの放出される光の一部を反射するリフレクタと、ランプからの直接光またはリフレクタで反射された反射光を液晶表示パネル2へと導く導光板とを備えている。典型的には、導光板と液晶表示パネル2との間には、拡散板やプリズムシートなどが配置される。
【0028】
支持体5は、前面枠状部51aと、背面枠状部51bと、中央枠状部52とを備えている。中央枠状部52の開口は、液晶表示パネル2よりも僅かに大きな寸法を有している。他方、前面枠状部51a及び背面枠状部51bの開口は、液晶表示パネル2よりも小さな寸法を有している。前面枠状部51aの開口は、第1前面光学層31aの寸法よりも大きく且つ第2前面光学層32aの寸法よりも小さい。また、背面枠状部51bの開口は、第1背面光学層31bの寸法よりも大きく且つ第2背面光学層32bの寸法よりも小さい。前面偏光板3aは第1前面接着剤層322aにより前面枠状部51aに貼り付けられており、背面偏光板3bは第1背面接着剤層322bにより背面枠状部51bに貼り付けられている。
【0029】
なお、図3では、簡略化のため、支持体5を1つの部材として描いているが、支持体5は複数の部材により構成される。例えば、支持体5は、液晶パネル2などを前面側から支持するフレームと背面側から支持するフレームとの組み合わせのように、2つ以上のフレームの組み合わせにより構成することができる。
【0030】
図3に示す構造は、多層構造の偏光板3a及び3bを使用していながらも、薄型化に有利である。これについては、図1及び図3を図4及び図5と対比しながら説明する。なお、図1に示す構造の偏光板3を前面偏光板3aとして用いることにより得られる効果と、図1に示す構造の偏光板3を背面偏光板3bとして用いることにより得られる効果とはほぼ等しいので、ここでは、前者に関する説明のみを行い、後者に関する説明は省略する。
【0031】
図4は、一般的な多層構造の偏光板の一例を概略的に示す断面図である。また、図5は、図4に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す断面図である。
【0032】
図4に示す偏光板3は、第1光学層31と第2光学層32とが互いに等しい寸法を有していること以外は、図1に示す偏光板3と同様の構造を有している。このような偏光板3を前面偏光板3aとして使用する場合、例えば、図5に示すように、前面偏光板3aを第2前面接着剤層323aにより液晶表示パネル2の基板21aの前面に貼り付け、保護層312aの前面周縁部と前面枠状部51aとの間に接着剤層または両面粘着フィルム6を介在させることにより前面偏光板3aを支持体5に貼り付ける。
【0033】
このような構造では、第1前面光学層31aは、前面枠状部51aと第2前面光学層32aとの間に介在している。しかも、図5に示す構造では、前面偏光板3aを支持体5に貼り付けるために、第1前面光学層31aと前面枠状部51aとの間に接着剤層または両面粘着フィルム6を介在させなければならない。
【0034】
これに対し、図3に示す構造では、第1前面光学層31aは前面枠状部51aの開口内に位置している。また、図3に示す構造では、第1前面光学層31aと第2前面光学層32aとを貼り合わせている接着剤層322aを、前面偏光板3aと支持体5との貼り合わせにも利用している。そのため、図3に示す構造を採用すると、図5に示す構造を採用した場合に比べ、より薄い液晶表示装置1を実現することができる。
【0035】
なお、前面偏光板3aとして、第1前面光学層31a及び第2前面光学層32aの双方が前面枠状体51aの開口よりも寸法が小さいものを使用すれば、多層構造の前面偏光板3aを使用していながらも薄型化が可能である。しかしながら、この構造では、液晶表示パネル2の前面周縁部は第2前面光学層32aによって被覆されず、液晶表示パネル2が接着剤層または両面粘着フィルムのみを介して前面枠状部51aに接触することとなる。そのため、この構造によると、液晶表示パネル2の破損を生じ易い。また、この構造では、前面偏光板3aを支持体5に貼り付けるための接着剤層または両面粘着フィルム6は不要であるが、液晶表示パネル2と前面枠状体51aとを貼り合せるための接着剤層または両面粘着フィルムが必要となる。すなわち、このような構造を採用した場合、製造プロセスが複雑化してしまう。
【0036】
これに対し、図3に示す構造では、液晶表示パネル2の前面周縁部は第2前面光学層32aによって被覆され、液晶表示パネル2は第2前面光学層32aを介して前面枠状部51aに接触することとなる。そのため、この構造によると、液晶表示パネル2の破損を生じ難い。また、この構造では、上記の通り、前面偏光板3aを支持体5に貼り付けるための接着剤層または両面粘着フィルム6は不要であり、液晶表示パネル2と前面枠状体51aとを貼り合せるための接着剤層または両面粘着フィルムも不要である。すなわち、図3に示す構造を採用すると、製造プロセスを簡略化することができる。
【0037】
以上、液晶表示装置1がTNモードの液晶表示パネル2を備えている場合を例に説明したが、液晶表示装置1がホモジニアスモードやSTN(Super−Twisted Nematic)モードのような他の表示モードの液晶表示パネル2を備えている場合も先と同様の効果を得ることができる。また、上記実施形態では、液晶表示装置1が透過型の液晶表示パネル2を備えている場合を例に説明したが、液晶表示装置1が半透過型や反射型の液晶表示パネル2を備えている場合も先と同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によると、多層構造の偏光板を使用し且つ薄型化に有利な構造を有する液晶表示装置及びそれに使用する偏光板が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置用の偏光板を概略的に示す断面図。
【図2】図1に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す平面図。
【図3】図2に示す液晶表示装置のA−A線に沿った断面図。
【図4】一般的な多層構造の偏光板の一例を概略的に示す断面図。
【図5】図4に示す偏光板を用いた液晶表示装置を概略的に示す断面図。
【符号の説明】
1…液晶表示装置、2…液晶表示パネル、3…偏光板、3a…前面偏光板、3b…背面偏光板、4…バックライト、5…支持体、6…接着剤層または両面粘着フィルム、21a…基板、21b…基板、22…液晶層、31…第1光学層、31a…第1前面光学層、31b…第1背面光学層、32…第2光学層、32a…第2前面光学層、32b…第2背面光学層、51a…前面枠状部、51b…背面枠状部、52…中央枠状部、311…偏光フィルム、311a…前面偏光フィルム、311b…背面偏光フィルム、312…保護層、312a…前面保護層、312b…背面保護層、313…保護層及び/または光学補償フィルム、313a…前面保護層及び/または光学補償フィルム、313b…背面保護層及び/または光学補償フィルム、321…位相差フィルム、321a…前面位相差フィルム、321b…背面位相差フィルム、322…第1接着剤層、322a…第1前面接着剤層、322b…第1背面接着剤層、323…第2接着剤層、323a…第2前面接着剤層、323b…第2背面接着剤層。
Claims (10)
- 互いに対向した一対の基板とそれらの間に介在した液晶層とを備えた液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの前面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネルの中央部に対応した位置に前記液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する前面枠状部と、
前記前面枠状部の開口内に配置された第1前面光学層及び前記第1前面光学層と前記液晶表示パネルとの間に介在するとともに前記前面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2前面光学層を備えた前面偏光板と、
前記第2前面光学層の前面周縁部と前記前面枠状部との間に介在した前面接着剤層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記前面接着剤層は前記第2前面光学層と前記第1前面光学層との間にさらに介在したことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記第1前面光学層は偏光フィルムを備え、前記第2前面光学層は位相差フィルムを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶表示パネルの背面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネルの中央部に対応した位置に前記液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する背面枠状部と、
前記背面枠状部の開口内に配置されたバックライトと、
前記バックライトと前記液晶表示パネルとの間に介在した背面偏光板と、
前記背面偏光板の背面周縁部と前記背面枠状部との間に介在した背面接着剤層とをさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の液晶表示装置。 - 前記背面偏光板は、前記背面枠状部の開口内に配置された第1背面光学層及び前記第1背面光学層と前記液晶表示パネルとの間に介在するとともに前記背面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2背面光学層を備えたことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記背面接着剤層は前記第2背面光学層と前記第1背面光学層との間にさらに介在したことを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置。
- 互いに対向した一対の基板とそれらの間に介在した液晶層とを備えた液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの背面周縁部を被覆するとともに前記液晶表示パネルの中央部に対応した位置に前記液晶表示パネルよりも小さな寸法の開口を有する背面枠状部と、
前記背面枠状部の開口内に配置されたバックライトと、
前記背面枠状部の開口内に配置された第1背面光学層及び前記第1背面光学層と前記液晶表示パネルとの間に介在するとともに前記背面枠状部の開口よりも寸法が大きな第2背面光学層を備えた背面偏光板と、
前記第2背面光学層の背面周縁部と前記背面枠状部との間に介在した背面接着剤層とを具備したことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記背面接着剤層は前記第2背面光学層と前記第1背面光学層との間にさらに介在したことを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
- 前記第1背面光学層は偏光フィルムを備え、前記第2背面光学層は位相差フィルムを備えたことを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れか1項に記載の液晶表示装置。
- 第1光学層と、前記第1光学層に対向するとともに前記第1光学層よりも寸法が大きな第2光学層とを具備し、前記第1光学層と前記第2光学層との寸法の違いに由来した段差が外周に沿って設けられたことを特徴とする液晶表示装置用の偏光板。
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