JP2004354478A - 表示装置およびこの表示装置を備えた電子機器 - Google Patents

表示装置およびこの表示装置を備えた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】外部からの視認性を十分に確保でき、かつ意匠性を向上させることのできる表示装置およびこれを備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】表示装置9、10は、電子機器の外装の一部を構成する透光性部材7と、この透光性部材7の内側に該透光性部材7と離間配置され、電子機器の動作状態に応じて点消灯する発光体11とを備え、透光性部材7及び発光体11の間には、透光性部材7と対向する端面121A及び発光体11と対向する端面121Bを有する透光性材料を含んで構成され、発光体11と対向する端面121Bに、該発光体11から放射された光を通す開口122Aが形成された不透光層122が形成された導光部材12が介在配置されている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置およびこの表示装置を備えた電子機器に関する。例えば、パーソナルコンピュータのハードディスクが動作しているか否かを示すインジケータや、ビデオ再生装置、DVD再生装置において、ビデオやディスクが挿入されているか否かを表示するインジケータとして利用することができる。
【0002】
【背景技術】
従来、パーソナルコンピュータ、ビデオ再生装置、DVD再生装置等の電子機器には、スイッチがオン状態にあるか否か、ハードディスクが動作しているか否か、ビデオやDVDが挿入されているか否か等を表すために、LED等の発光体が設けられている。
この発光体は、これらの機器本体を収納する外装筐体の一部を構成する透光性部材によって覆われており、電子機器の動作状態に応じて点消灯することにより、操作者が外部から電子機器の動作状態を視認できるようになっている。
発光体を覆う透光性部材としては、白濁した樹脂系材料を含む様々な材料を用いるが、金属製の外装筐体の場合、他の部分と意匠的にマッチさせるために、表面を鏡面化して光を反射するような透光性部材を採用することがある。
【0003】
しかしながら、このような透光性部材は、透光性が高いため、消灯時にあっても、外部からLEDが直接見えてしまうため、そのままでは意匠的には採用しがたい。
このため、透光性部材の表面にハーフミラー層を形成し、発光体の点灯時は外部から発光を視認できるようにし、消灯時には視認できないようにする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−238579号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特許文献1記載の技術では、発光体を単純にハーフミラーで隠蔽しているに過ぎないため、発光体から放射される光の半分は外装筐体内部に戻ってしまい、外部からの視認性に欠けるという問題がある。
また、発光体から放射された光は、単にハーフミラーを透過するだけなので、発光状態で発光部分に立体感が得られず、高級感に乏しいという問題がある。
【0006】
本発明の目的は、外部からの視認性を十分に確保でき、かつ意匠性を向上させることのできる表示装置およびこの表示装置を備えた電子機器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置は、透光性部材と、この透光性部材と離間配置され点消灯する発光体とを備え、前記透光性部材及び前記発光体の間には、前記透光性部材と対向する端面及び前記発光体と対向する端面を有する透光性材料を含んで構成され、前記発光体と対向する端面に、該発光体から放射された光を通す開口が形成された不透光層、及び/又は、ハーフミラー層が形成された導光部材が介在配置されていることを特徴とする。
【0008】
ここで、発光体としては、種々の発光体を採用することができるが、耐久性、消費電力の少なさという観点からLEDを採用するのが好ましい。
また、透光性部材としては、電子機器の外装筐体に応じて調和したものを採用するのが可能であり、例えば、アクリル透明板、硬質ガラス、ポリカーボネイト、ABS樹脂等の透明材料を採用することができる。
さらに、導光部材も透光性部材と同様の材料を採用することが可能であり、透光性部材から離間配置されていてもよいが、好ましくは、透光性部材に密着(接触)させた方がよい。尚、この場合、透光性部材に接着剤等で固定してしまうのではなく、単純に密着させておくのが好ましい。
【0009】
この発明によれば、導光部材の発光体側端面に不透光層及び/又はハーフミラー層が形成されていることにより、発光体の消灯時は発光体がこの層で隠蔽されるので、外部から観察しても発光体が視認されにくくなり、電子機器に組み込んでも意匠性が損なわれることがない。
また、発光体から放射された光は、導光部材の端面間で反射を繰り返し、これらの光が最終的に透光性部材を透過して外装筐体外部に放射されるため、外部からの視認性が損なわれることもない。
さらに、端面間の反射の繰り返しによって、発光部分を斜め前方から観察すると、反射による発光部分の虚像が透光性部材の奥行き方向に沿って複数形成されることとなるので、発光部分を奥行き方向に立体的に視認することができ、電子機器の意匠性が向上する。とくに、これらの虚像は、反射が繰り返されるごとに位置がずれながら次第にぼやけていくため、立体的な意匠的効果がより強調される効果がある。
そして、導光部材の発光体側端面にハーフミラー層を形成した場合、導光部材内の端面反射に加えて、ハーフミラー層により反射した光も利用できるため、形成される虚像の明るさが増し、視認性を一層向上させることができる。
【0010】
本発明では、前述した不透光層は、発光体の発光色とは異なる色であるのが好ましい。
この発明によれば、不透光層の色が発光体の色と異なるため、発光時に発光部分の色と背景色とが明確に区分けされるため、発光部分の視認性を一層向上させることができる。また、発光色と異なる不透光層とすることにより、端面反射による発光部分の虚像が際だつため、発光部分をより立体的に視認し易くなる。
【0011】
本発明では、前述した透光性部材及び導光部材の間には、透光性材料からなる導光部材がさらに介在配置され、この中間に介在配置された導光部材と前記発光体側の導光部材との間にはハーフミラー層が設けられているのが好ましい。
この発明によれば、発光体及び透光性部材間に複数の導光部材を介在配置することにより、端面反射が生じる部分が増加するので、発光部分を斜め前方から観察すると虚像をより多く視認することができ、視認性を向上させ、発光部分の意匠性が向上する。
【0012】
本発明の他の表示装置は、透光性部材と、この透光性部材と離間配置され点消灯する発光体とを備え、前記透光性部材及び前記発光体の間には、前記透光性部材と対向配置され、前記発光体から放射された光を前記透光性部材の面に沿った方向に曲折する第1反射面、及びこの第1反射面で反射された光を前記透光性部材に導入する方向に曲折する第2反射面を備えた第1導光部材と、この第1導光部材の前記透光性部材とは反対側の面に配置され、前記第1導光部材と対向する面とは反対側の面に反射層が形成された透光性材料からなる第2導光部材とが設けられていることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、発光体から放射された光は、第1反射面で曲折され、第2反射面を照明し、照明された第2反射面で反射した光が透光性部材から外部に放射されるので、前述と同様に外部から発光体が直接視認されにくくなる。
また、第1導光部材の後段に反射層を備えた第2導光部材が設けられているため、照明光の一部が第1導光部材の後段側に導入されても、この光は、反射層によって透光性部材側に反射され、外部から視認することができるため、視認性を向上することができるうえ、第2導光部材の端面反射及びこの反射層間の反射を繰り返して前記と同様に奥行き方向に虚像を形成できるため、前記と同様に電子機器の意匠性が向上する。
【0014】
また、上述したいずれかの表示装置を備えた電子機器では、意匠性の更なる向上が期待できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、本発明の第1実施形態に係る電子機器1が示されている。この電子機器1は、ビデオ再生装置であり、機器本体を収納する外装ケース2を備え、この外装ケース2の前面略中央部には、ビデオカセットを挿入する開口部3が形成されている。この開口部3の右側には操作スイッチ群4が設けられているとともに、左側には入出力端子群5、及び電源スイッチ6が設けられている。
開口部3の下側には、アクリル製の透明材料からなる透光性部材としての透明カバー部材7が嵌め込まれていて、その内部には、電子機器1の動作状態を表す複数の発光表示部8、9、10が設けられている。
【0016】
具体的には、発光表示部8は、電子機器1に挿入されたビデオカセットのテープ残量や時刻を表示する部分であり、発光表示部9は、ビデオカセットが挿入されているか否かや録音/再生モードを表示する部分であり、発光表示部10は、モノラル/ステレオ/2カ国語等の状態を表示する部分である。
これら発光表示部8、9、10のうち、発光表示部8はセグメント表示型のLEDディスプレイが採用されているが、発光表示部9、10はLEDを点消灯させることで、電子機器1の動作状態を表している。
【0017】
この発光表示部9、10は、図2に示すように、電子機器1の機器本体と電気的に接続される発光体としてのLED11と、このLED11と透明カバー部材7との間に介在配置される導光部材12とを備えている。尚、透明カバー部材7は、アクリル樹脂等の透明板で構成され、外部に露出する表面71及び内側向く裏面72が鏡面状の平滑面とされ、内部からの発光や外部からの光を透過するように構成されている。
LED11は、機器本体の制御部から出力される動作状態に応じて点消灯する部分であり、発光色としては赤色、緑色、青色、白色等を採用することができる。
【0018】
導光部材12は、透明カバー部材7の裏面72側に密着(接触)して配置され、透明カバー部材7と同様のアクリル樹脂等の透明材料からなる導光部121と、この導光部121のLED11側端面に形成される不透光層122とを備えている。尚、図示を略したが導光部材12の裏面外周部分には、金属製のフレームが当接しており、透明カバー部材7が嵌め込まれると、このフレームと透明カバー部材7とによって挟持された状態で保持され、導光部材12と透明カバー部材7の間には接着剤等の固定材料は介在していない。なお、導光部材12の固定方法については、これ以外に、ビス止め、両面テープ等による方法でもよい。
【0019】
導光部121のカバー部材7側端面121A及びLED11側端面121Bは、鏡面状に仕上げられており、詳しくは後述するが、この導光部121内部を透過する光の一部は、この端面121A、121B間で端面反射を繰り返す。
不透光層122は、シルクスクリーン印刷により形成される着色層であり、LED11が配置される部分には、光束透過用の開口部122Aが形成されている。不透光層122の色は、LED11の発光色とは異なる色が採用され、例えば黒色等が採用される。開口部122Aは、発光表示部9、10の表示形態に応じた抜き孔状に構成され、例えば、丸形状、四角形状、星形状等を採用することができる。
【0020】
このような発光表示部9、10では、LED11の消灯時は、不透光層122によってLED11が隠蔽されてしまうため、外部からLED11が見えにくくなる。
一方、LED11の点灯時は、正面から見た場合、輝点が一つの通常の発光状態と何ら変わりはないが、斜め正面から見ると、図3に示すように、LED11から直接放射される像A1と、LED11から放射され、導光部121の端面121A、121B間で端面反射を繰り返して放射される光による反射像A2、A3が発光表示部9、10の奥行き方向に形成され、発光部分が立体的に視認される。
導光部121の端面121A,121B間の距離、つまり、導光部121の幅に応じて反射像A2,A3の位置が変化するので、導光部121の幅を適宜決定することで反射像A2,A3を所望の位置に配置させることができるようになる。なお、本実施形態では、導光部121の端面121A,121B間の距離は約0.5cm〜1.5cmとされている。
【0021】
このような第1実施形態によれば、次のような効果がある。
(1)導光部材12のLED11側端面121Bに不透光層122が形成されているため、LED11の消灯時、不透光層122で隠蔽されるため、外部から観察してもLED11が視認されにくくなり、電子機器1の意匠性を損なうことがない。
(2)LED11から放射された光が導光部材12の端面121A、121B間で反射を繰り返し、透明カバー部材7から外装ケース2の外部に放射されるため、斜めから見たときに、複数の発光表示部9、10の像A1、A2、A3を視認することができるため、外部からの視認性が損なわれることもない。しかも、これらの像A1、A2、A3は、導光部材12の幅方向にずれながら見え、かつ、次第にぼやけていくため、より強調された立体的な意匠的効果も期待できる。
【0022】
(3)端面間121A、121Bの光の反射の繰り返しによって、発光表示部9、10を斜め前方から観察すると、発光表示部9、10の像A1、A2、A3が奥行き方向に沿って複数形成されることとなるので、発光表示部9、10を立体的に視認することができ、また、発光表示部9、10の像A1、A2、A3が導光部材12内で浮いたように表示されるため、電子機器1の表示状態に高級感を持たせることができる。
(4)不透光層122がLED11の発光色と異なっているため、LED11の点灯時、発光表示部9、10の色と背景色が明確に区分けされるため、像A1、A2、A3の視認性を一層向上させることができ、立体的にも視認し易くなる。特に、不透光層122を黒色とした場合、視認性は良好である。
【0023】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分又は部材等については、同一符号を付してその説明を省略又は簡略する。
前述の第1実施形態では、導光部材12を構成する導光部121のLED11側端面121Aに、不透光層122しか形成されていなかった。
これに対して、第2実施形態に係る導光部材13は、図4に示すように、導光部121のLED11側端面121Bにハーフミラー層131を形成し、その上に不透光層122を形成している点が相違する。
このような導光部材13は、アクリル樹脂等の透明材料の端面121A、121Bを鏡面研磨した後、金属蒸着等によりハーフミラー層131を形成し、さらに、シルクスクリーン印刷等により不透光層122を形成する。なお、不透光層122の形成方法は、これ以外に、マスキング塗装や、開口部を有した板状部材、シート状部材、全反射ミラー等を貼り付けることにより形成してもよい。
【0024】
このような本実施形態によれば、前述の第1実施形態に加えて次のような効果がある。
すなわち、ハーフミラー層131が形成されることにより、導光部121の端面反射に加えて、ハーフミラー層131の反射光も利用できるため、奥行き方向に形成される反射像の明るさが増し、視認性を一層向上させることができる。
また、LED11の消灯時、不透光層122に形成された開口部122Aは、ハーフミラー層131によって隠蔽されるので、外部から観察しても開口部122Aの形状が視認されにくく、点灯時何もないところから発光表示が行われることとなり、電子機器に組み込んだときに、意匠性が向上し一層高級感が増す。
【0025】
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
前述の第2実施形態では、透明カバー部材7とLED11との間に、1つの導光部材13のみを介在配置した構成を採用していた。
これに対して、第3実施形態では、図4に透明カバー部材7とLED11との間に2つの導光部材13、14を介在配置させている点が相違する。
LED11側に配置される導光部材13は、第2実施形態と同様の構成であるが、導光部121の厚さ寸法が少なくなっている。
透明カバー部材7側に配置される導光部材14は、導光部材13と同様に端面121A、121Bが鏡面加工されたアクリル樹脂製の導光部121を有し、導光部材13側の端面121Bには、ハーフミラー層141が形成されている。
導光部材14のハーフミラー層141と、導光部材13の端面121Aとは、単に密着しているだけであり、接着剤等は介在していない。
【0026】
このように導光部材13、14が積層配置された構成において、LED11を点灯させると、LED11から放射された光は導光部材13内に導入され、一部はさらに導光部材14に導入する。他の一部の光は、導光部材13内で端面反射を繰り返した後、導光部材14に導入する。
導光部材14内でも同様に直接放射される光と、端面反射を繰り返す光に分けられ、最終的に透明カバー部材7の外部に放射される。発光状態を斜めから観察すると、第1実施形態の場合よりも細かなピッチでかつ数多く反射像が形成されていることが視認できる。
【0027】
このような第3実施形態によれば、前述の第2実施形態で述べた効果に加えて、次のような効果がある。
LED11及び透明カバー部材7の間に複数の導光部材13、14を介在配置することにより、導光部材13の端面121A、121B、導光部材14の端面121A、121BでLED11から放射した光が反射するので、端面反射が生じる部分が増加し、さらにハーフミラー層131、141の反射も利用できるので、反射像をより多く視認することができ、視認性を向上することができる上、発光表示部の意匠性が一層向上する。
【0028】
なお、前記実施形態では、導光部材14にハーフミラー層141が形成されていたが、導光部材13の導光部材14側端面121Aにハーフミラー層141を形成してもよい。要は、導光部材14と導光部材13との間にハーフミラー層141が設けられていればよい。
【0029】
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
前述の第1実施形態では、不透光層122に形成された開口部122Aが発光表示部9、10とされていた。
これに対して、第4実施形態に係る導光部材16は、図6に示されるように、導光部121の透明カバー部材7側端面121Aに凹部161が形成され、この凹部161が発光表示部として認識される点が相違する。尚、導光部材16のLED11側の端面121Bには、第2実施形態の導光部材13と同様に、ハーフミラー層131、不透光層122が積層形成されている。
凹部161は、LED11に応じた位置に形成され、導光部121の端面121A、121Bの鏡面加工前又は後に切削加工、サンドブラスト加工等により形成される。凹部161の正面形状は任意である。尚、発光表示部として認識されれば、この部分は凹状加工に限られず、メジュウム印刷等によっても形成することができる。
【0030】
このような導光部材16では、LED11が点灯すると、開口部122Aから導光部材16内部に光が導入され、凹部161が照明される。照明された凹部161の反射光は、正面に放射されるとともに、導光部121内にも放射され、端面121A、121Bで反射が繰り返され、最終的に透明カバー部材7の外部に放射され、凹部161の像が奥行き方向に複数形成される。
このような第4実施形態によれば、前記した第1実施形態で述べた効果に加え、次のような効果がある。
すなわち、導光部121の透明カバー部材7側の端面121Aを加工して発光表示部としているので、加工方法に種々の方法を採用することができ、意匠性に富んだ発光表示部を形成することができる。
なお、上記実施形態では、凹部161を導光部材16に形成したが、透明カバー部材7の内面側、つまり、導光部材16と接する端面72に凹部161を形成しても、同様な効果が期待できる。
【0031】
〔第5実施形態〕
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
前述の第4実施形態では、凹部161は、後ろ側に配置されたLEDによって照明され、発光表示を行っていた。
これに対して第5実施形態に係る発光表示は、第1導光部材17及び第2導光部材18を用い、さらに第2導光部材18の上方にLED11を配置し、LED11から放射された光を第1導光部材17で曲折して照明している点が相違する。
第1導光部材17は、透明カバー部材7側端面171A及び第2導光部材18側端面171Bが鏡面加工された板状体として構成され、アクリル樹脂等の透明板等を加工して形成することができる。
この第1導光部材17上部端面172は、LED11の光放射方向基端側から先端側に向かって次第に下方に傾斜した傾斜面とされ、同様に鏡面加工が施されている。尚傾斜角度は、LED11の照明光軸中心に対して45°の角度に設定されている。
また、第1導光部材17の端面171B中央には、断面三角形状の凹部173が形成されている。この凹部173は、直角三角形であり、三角形の斜辺が上部端面172と平行になっている。
【0032】
第2導光部材18は、両端面181A、181Bを鏡面加工した導光部181の端面181Bに反射ミラー層182を形成したものであり、反射ミラー層182の形成は、ハーフミラーの場合と同様に金属蒸着等によって行われる。
このような第1導光部材17、第2導光部材18、及び透明カバー部材7は前記と同様に密着しているだけであり、端面間に接着剤等は介在していない。
このような発光表示部において、LED11を点灯させると、LED11から放射された光は、第1導光部材17の上部端面172で90°曲折され、透明カバー部材7の端面72に沿って進み、光の一部が凹部173を照明する。
照明された凹部173は、受けた光を斜面によって90°曲折し、透明カバー部材7の外部に放射して発光表示する。
一方、凹部173を照明した光の一部は傾斜面で反射せず、第2導光部材18側に導入され、端面181A、181B及び反射ミラー層182で反射を繰り返し、最終的に透明カバー部材7の外部に放射され、第4実施形態の場合と同様に凹部173の反射像が奥行き方向に複数形成される。
【0033】
このような第5実施形態によれば、第4実施形態で述べた効果に加えて次のような効果がある。
すなわち、第1導光部材17を備えていることにより、LED11を発光表示する凹部173と正対させることなく照明することができる。従って、電子機器等に組み込んだ際、外装ケースの外側に透明カバー部材7を突出させ、機器本体内のLED11から放射された光を、透明カバー部材7の突出部分で発光表示させることができるので、発光表示位置の自由度が向上し、意匠性に富んだ発光表示を行うことができる。
【0034】
〔実施形態の変形〕
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、以下に示すような変形をも含むものである。
すなわち、前記第1実施形態では、導光部材12の端面121Aを透明カバー部材7の端面72に密着させていたが、本発明はこれに限られない。すなわち、図8に示されるように、導光部材19を透明カバー部材7と離間配置した構成を採用してもよい。要するに、発光体であるLED11と透明カバー部材7との間に配置される導光部材12内で端面反射が起こるような構成であればよい。
【0035】
また、前記実施形態では、導光部材12〜18、透明カバー部材7の材料としてアクリル樹脂等の合成樹脂材料を採用していたが、本発明はこれに限られず、硬質ガラス等の無機系材料を採用してもよく、さらに、導光部材12〜18と透明カバー部材7とを異なる材料で構成してもよい。
また、前記実施形態では、発光体としてLED11を採用していたが、本発明はこれに限られず、有機EL素子等他の発光素子を用いてもよい。
【0036】
また、前記実施形態では、電子機器1において、ビデオカセットが挿入されているか否かや録音/再生モードを表示する発光表示部9、モノラル/ステレオ/2カ国語等の状態を表示する発光表示部10に、本発明を適用した例を説明したが、これに限られない。例えば、前記実施形態におけるビデオカセットのテープ残量や時刻を表示する発光表示部8でもよい。この場合、光束透過用の開口部122Aをセグメント形状に形成しておけばよい。
そして、前記実施形態では、ビデオ再生装置等の電子機器1に本発明を採用していたが、本発明はこれに限られず、テレビ等の画像表示装置、特に、薄型のフラットパネルディスプレイに本発明を採用してもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び形状等は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造等としてもよい。
【0037】
【発明の効果】
前述のような本発明によれば、透光性部材及び発光体の間に導光部材を介在配置することにより、発光体から放射した光が導光部材内で端面反射を繰り返し、複数の反射像を形成することができるため、外部からの視認性を十分に確保でき、かつ意匠性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電子機器の外観を表す正面図である。
【図2】前記実施形態における表示装置の構造を表す垂直断面図である。
【図3】前記実施形態の作用を説明するための模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る表示装置の構造を表す垂直断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る表示装置の構造を表す垂直断面図である。
【図6】本発明の第4実施形態に係る表示装置の構造を表す垂直断面図である。
【図7】本発明の第5実施形態に係る表示装置の構造を表す垂直断面図である。
【図8】前記実施形態の変形となる表示装置の構造を表す垂直断面図である。
【符号の説明】
1…電子機器
7…透明カバー部材(透光性部材)
9、10…発光表示部(表示装置)
11…LED(発光体)
12、13、14、15、16、19…導光部材
17…第1導光部材
18…第2導光部材
121A、121B…端面
122…不透光層
122A…開口部
131…ハーフミラー層
172…上部端面(第1反射面)
182…反射ミラー層(反射層)

Claims (8)

  1. 透光性部材と、この透光性部材と離間配置され点消灯する発光体とを備え、
    前記透光性部材及び前記発光体の間には、前記透光性部材と対向する端面及び前記発光体と対向する端面を有する透光性材料を含んで構成され、前記発光体と対向する端面に、該発光体から放射された光を通す開口が形成された不透光層、及び/又は、ハーフミラー層が形成された導光部材が介在配置されていることを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記導光部材の前記発光体と対向する端面にはハーフミラー層が形成されていることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記導光部材の前記発光体と対向する端面には不透光層が形成されていることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1に記載の表示装置において、
    前記導光部材の前記発光体と対向する面には、前記不透光層及び前記ハーフミラー層が積層形成されていることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の表示装置において、
    前記不透光層は、前記発光体の発光色とは異なる色であることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の表示装置において、
    前記透光性部材及び前記導光部材の間には、透光性材料からなる導光部材がさらに介在配置され、この中間に介在配置された導光部材と前記発光体側の導光部材との間にはハーフミラー層が設けられていることを特徴とする表示装置。
  7. 透光性部材と、この透光性部材と離間配置され点消灯する発光体とを備え、
    前記透光性部材及び前記発光体の間には、前記透光性部材と対向配置され、前記発光体から放射された光を前記透光性部材の面に沿った方向に曲折する第1反射面、及びこの第1反射面で反射された光を前記透光性部材に導入する方向に曲折する第2反射面を備えた第1導光部材と、この第1導光部材の前記透光性部材とは反対側の面に配置され、前記第1導光部材と対向する面とは反対側の面に反射層が形成された透光性材料からなる第2導光部材とが設けられていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の表示装置を備えた電子機器。
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