JP2004353956A - 排熱回収装置 - Google Patents

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JP2004353956A JP2003152301A JP2003152301A JP2004353956A JP 2004353956 A JP2004353956 A JP 2004353956A JP 2003152301 A JP2003152301 A JP 2003152301A JP 2003152301 A JP2003152301 A JP 2003152301A JP 2004353956 A JP2004353956 A JP 2004353956A
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幸雄 柏原
Satoru Noguchi
哲 野口
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Abstract

【課題】排熱利用冷凍機を長期間定格運転することを可能とした排熱回収装置を提供することにある。
【解決手段】負荷側の冷水還り路に連絡する排熱利用冷凍機と、前記排熱利用冷凍機の下流側に直列に配置され、負荷側の冷水往き路に連絡する吸収式冷凍機と、前記排熱利用冷凍機の下流側と前記吸収式冷凍機の下流側とを連絡し、前記負荷側の冷水往き路に連絡するバイパス路と、前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えない場合は、前記排熱利用冷凍機のみの運転とし、前記バイパス路を介して冷水を前記負荷側の冷水往き路に送り出し、前記前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えた場合は、前記吸収式冷凍機を起動し、前記バイパス路を閉じ、前記吸収式冷凍機の下流側を介して冷水を前記負荷側の冷水往き路に送り出すように制御運転を行う制御装置とを備えた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コージェネレーションシステムにおける排熱を利用して冷凍機にて冷水を製造する排熱回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コージェネレーションシステムにおける排熱を利用して冷凍機にて冷水を製造する排熱回収装置は、排熱利用冷凍機と吸収式冷凍機とを並列に配置して標準温度差にて冷水を製造している。
その一例を、図2に基づいて説明する。
出口温度を検出する温度センサ1aを備えた排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1と、出口温度を検出する温度センサ2a,3aをそれぞれ備えた2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)2,3とが、ヘッダ5,7を介して並列に配置されている。
【0003】
排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1は、温水流路13を介してエンジン11のウオータジャケット11aと連絡している。エンジン11は、発電機12を駆動して発電を行い、建屋の負荷で使用するようになっている。
温水流路13の往き側13aには、温度センサ1aにより流量が絞られる三方電動弁13bが設けてある。三方電動弁13bは、バイパス路13dを介して温水流路13の還り側13cと連絡している。
【0004】
温水流路13の還り側13cには、温度センサ13eと、温度センサ13eによって流量制御される2方電動弁13fと、温水ポンプ13gとが設けてある。
温水流路13の還り側13cには、切替弁13fの上流側で分岐し、放熱用冷却塔14に連絡する放熱路15と、切替弁13fの下流側で合流し、放熱用冷却塔14に連絡する水路16とが設けてある。水路16には、三方電動弁16aと、三方電動弁16aの流量を絞る温度センサ16bと、温度センサ13eによって流量制御される2方電動弁16cとが設けてある。三方電動弁16aは、バイパス路15aを介して放熱路15と連絡している。
【0005】
ヘッダ5には、二次側空調機からの冷水還り路6が連絡し、ヘッダ7には、二次側空調機への冷水往き路8が連絡している。
ヘッダ5は、排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1および2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)2,3に、冷温水ポンプ1b,2b,3bを介して連絡している。冷温水ポンプ1b,2b,3bは、熱源コントローラ17によって、台数制御が行われている。
【0006】
熱源コントローラ17による台数制御は、カロリーメータ(熱量演算器)18にて熱量を演算し、冷凍機の運転台数を決定する。カロリーメータ18には、冷水還り路6に設けた流量計9、温度センサ10および冷水往き路8に設けた温度センサ4とが連絡している。
2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)2,3は、ガス流量調整弁2c,3cを介してガス源に連絡している。
【0007】
次に、このように構成された排熱回収装置の動作について説明する。
先ず、熱源コントローラ17による熱源台数制御について説明する(図2において、※1が付されている)。
冷水往き路8に設けた温度センサ4と冷水還り路6に設けた温度センサ10と流量計9による二次側空調機に実際流れた流量をカロリーメータ18に入力して二次側空調機の熱量を演算する(図2において、※3で示す)。その情報を熱源コントローラ17に入力して熱源の運転台数を決定する。排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1を優先させ運転するためにベース運転する冷凍機を排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1に定める。
【0008】
次に、冷凍機自身の制御について説明する(図2において、※4,※2で示す)。
上記の制御により運転台数が決定した後、2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)2,3は自身の容量制御回路により、冷水出口温度が7℃となるように、ガス流量制御弁2c,3cにて容量を制御する。
【0009】
また、排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1は、自身の容量制御回路により冷水出口温度が7℃となるように温水路13の排温水(排熱)の流量を三方電動弁13bにて制御する。
従来のコージェネレーションシステムにおける排熱利用熱源システムでは、排熱利用冷凍機のベース運転は確保するが、台数決定後は、冷凍機自身の容量制御回略により平均的に容量制御を行っている。
【0010】
次に、温水路13の制御について説明する(図2において、※5で示す)。
発電機12は建物の照明および一般動力用に発電して建物の電気を供給する(常時100%近くで稼働)。発電機稼働による発電は、温水化(排温水)して排熱利用する。排温水は、排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1に供給され、冷水製造のエネルギとして利用されるが、上記制御により冷凍機の容量制御が行われた場合、温水温度が80℃以上となった場合は、放熱するために温度センサ13eにより2方電動弁13fが閉勝手、2方電動弁16cが開勝手とする指令を出し、放熱用冷却塔14に温水が一部流れ放熱する。温度センサ13eはエンジン11のウオタジャケット11aの冷却仕様に合わせた設定温度とする。
【0011】
表1に冷凍機のCOP、循環水量(冷凍機廻り)、有るケースの冷凍機容量を示す。
表2に排熱利用冷凍機、2つのガス焚吸収式冷凍機に関する冷凍機容量、100%負荷時の運転容量、75%負荷時(部分負荷時)の運転容量を示す。
【表1】
Figure 2004353956
【表2】
Figure 2004353956
【特許文献1】
特開昭60−101460号公報
【特許文献2】
特開平11−211262号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の排熱回収装置では、排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1と2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)2,3とを、ヘッダ5,7を介して並列に配置しているため、部分負荷となった場合、複数台の冷凍機が台数発停になるまでの中間負荷では各冷凍機が絞り運転となる。
例えば、表2に示すように、75%負荷で台数制御になると、排熱利用冷凍機(低温吸収式冷温水機)1が部分運転となり、有効な排熱回収とはならない。
【0013】
従って、コージェネレーションシステムからの排熱を年間通して冷房負荷が多い建物の冷水製造を行う場合に不向きである。
なお、冷凍機を直列に配置する技術は知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
しかし、特許文献1に係る冷温水機複合システムでは、圧縮式冷凍機の電力源を発電機と買電で補うため、コージェネレーションシステムで得られた電力を建物で利用することができなくなる。
【0014】
また、特許文献2に係る吸収式冷凍機システムでは、前段の冷凍機の冷水出口温度が設定値より常に高い値としてあるので、2つの冷凍機を常に運転しなければならない。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、排熱利用冷凍機を長期間定格運転することを可能とした排熱回収装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、負荷側の冷水還り路に連絡する排熱利用冷凍機と、前記排熱利用冷凍機の下流側に直列に配置され、負荷側の冷水往き路に連絡する吸収式冷凍機と、前記排熱利用冷凍機の下流側と前記吸収式冷凍機の下流側とを連絡し、前記負荷側の冷水往き路に連絡するバイパス路と、前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えない場合は、前記排熱利用冷凍機のみの運転とし、前記バイパス路を介して冷水を前記負荷側の冷水往き路に送り出し、前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えた場合は、前記吸収式冷凍機を起動し、前記バイパス路を閉じ、前記吸収式冷凍機の下流側を介して冷水を前記負荷側の冷水往き路に送り出すように制御運転を行う制御装置とを備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の排熱回収装置において、前記吸収式冷凍機は、複数のガス焚吸収式冷凍機を並列に配置して構成され、前記制御装置は、前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えた場合には、一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機を起動し、前記一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えない場合は、前記一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機のみの運転とし、前記一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えた場合は、二台目の前記ガス焚吸収式冷凍機を起動して並列運転とし、以下順次配置された前記ガス焚吸収式冷凍機の運転を制御することを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る排熱回収装置50を示す。
本実施形態に係る排熱回収装置50は、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60に対して、並列に配置された2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80が直列に配置されている。
排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60は、温水流路61と蒸気流路62とを介してエンジン90のウオータジャケット91および排ガスボイラ93に連絡している。
【0018】
エンジン90は、ガスタンク94から供給されるガスにより駆動し、発電機95を駆動して発電を行い、建屋の負荷で使用するようになっている。エンジン90の駆動に伴う排熱は、ウオータジャケット91、温水流路61を介して排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60へ供給される。エンジン90の排ガスは、排気管92に設けた排ガスボイラ93によって回収され、蒸気として蒸気流路62を介して排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60へ供給される。
【0019】
温水流路61の往き側61aには、排温水ポンプ61bが設けてある。
温水流路61の還り側61cには、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60の下流側に、別に設置するコントローラ60aの信号により流量が絞られる三方電動弁61dが設けてある。三方電動弁61dは、バイパス路61eを介して温水流路61の往き側61aと連絡している。
【0020】
温水流路61の還り側61cには、温度センサ61fと、温度センサ61fによって切り替えられる切替弁61gとが設けてある。
温水流路61の還り側61cには、切替弁61gの上流側で分岐し、放熱用冷却塔96に連絡する放熱路97と、切替弁61gの下流側で合流し、放熱用冷却塔14に連絡する水路98とが設けてある。水路98には、三方電動弁98aと、三方電動弁98aの流量を絞る温度センサ98bと、温度センサ61fによって切り替えられる切替弁98cとが設けてある。三方電動弁98aは、バイパス路97aを介して放熱路97と連絡している。
【0021】
蒸気流路62の往き側62aには、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60の下流側に設けたコントローラ60aによって流量が制御される制御弁62bが設けてある。
蒸気流路62の還り側62cには、吸水管62fを備えた還水タンク62dと、給水ポンプ62eとが設けてある。
【0022】
排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60の上流側には、負荷側の冷水還り路64が連絡している。
冷水還り路64には、温度センサ64aと、流量計64bと、インバータ制御される冷温水ポンプ64cとが設けてある。
カロリーメータ63は、冷水還り路64に設けた温度センサ64aと、冷水往き路85に設けた温度センサ85aと流量計64bの3つの入力信号から二次側空調機に実際流れた流量と温度差で二次側空調機側で必要な熱量を演算し、その情報を台数制御ユニット65に入力して熱源の運転台数を決定する。
【0023】
排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60の下流側には、2つの温度センサ66a,66bを設けた冷水往き路66が連絡している。
上流側の温度センサ66aは、冷水出口温度を7℃に設定してあり、コントローラ60aにより温水流路61の流量および蒸気流路62の蒸気の流量を三方電動弁61dおよび制御弁62bにて制御し、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60の冷水出口温度を7℃に維持する。
【0024】
下流側の温度センサ66bは、シーケンサ66cを介して入口温度補償制御として9℃以下にて冷水が吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80に供給されないように切替弁68a,69aを閉状態にして、切替弁67aを開にする制御を行う(冷凍機の安全補償のため)。
冷水往き路66には、バイパス路67と、吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80の冷水導入路68,69とが連絡している。
【0025】
バイパス路67には、シーケンサ66cによって切り替えられる切替弁67aが設けてある。バイパス路67は、冷水往き路85に連絡している。
吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80は、並列に配置してある。それぞれの冷水導出路70e,80eが冷水往き路85に連絡している。
吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80には、台数制御ユニット65に連絡するコントローラ70a,80aが設けてある。
【0026】
吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80には、冷水導出路70e,80eに設けた温度センサ70d,80dによってガスタンク70c,80cのガスを取り込むための流量を調整するガス流量調整弁70b,80bを備えたガス路70f,80fが設けてある。温度センサ70d,80dは、冷水出口温度が7℃を維持するようにガス流量調整弁70b,80bの開度を制御する。
【0027】
本実施形態において、カロリーメータ63と、台数制御ユニット65と、コントローラ60aと、シーケンサ66cとが制御装置を構成する。
次に、斯くして構成された本実施形態に係る排熱回収装置50の動作を説明する。
先ず、熱源台数制御について説明する(図1において※1で示す)。
【0028】
冷水往き路85の温度センサ85aと冷水還り路64の温度センサ64aと流量計64bによる二次側空調機に実際流れた流量をカロリーメータ63に入力して二次側空調機側で必要な熱量を演算し、その情報を台数制御ユニット65に入力して熱源の運転台数を決定する。その結果を、台数制御ユニット65から各コントローラ60b,70a,80aへ出力する。
【0029】
排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60を優先させ運転するためにベース運転する冷凍機を定める。
1台運転の場合は、切替弁67aは開、切替弁68a,69aは閉の状態として、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60が100%定格運転となるように制御する。排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60は、発電機95による排熱を蒸気・温水で同時に供給され、負荷側が50%負荷以上であれば常時100%運転となるように温度センサ66aによる冷水出口温度設定を7℃とする。
【0030】
冷水の全体水量は、二次側空調機の変流量制御に合わせて冷温水ポンプ64cをインバータによる変流量制御を行い、冷水往き還り温度差10℃を確保する。
次に、2台目熱源稼働は、熱量演算にて排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60の容量を超えた場合、吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70または吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)80を稼働させる。
【0031】
この時、切替弁68aまたは切替弁69aを開として切替弁67aは閉じる。
全体水量は、冷温水ポンプ64cのインバータにより行う。冷凍機の容量制御は、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60でできる限り冷水出口温度を下げ(設定温度は7℃)、下げきれない場合、2台目冷凍機にて冷却する。3台目稼働も同様に制御する。
【0032】
次に、冷凍機自身の制御について説明する(図1において、※4,※2で示す)。
上記の制御により運転台数が決定した後、吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80は自身の容量制御回略により、冷水出口温度が7℃となるように、ガス流量調整弁70b,80bにて容量を制御する。
【0033】
また、排熱利用冷凍機(一重、二効用重吸収式冷温水機)60は、自身の容量制御回路により出口温度が7℃となるように、温水流路61および蒸気流路62の排温水(排熱)の流量、蒸気の流量を三方電動弁61d、切替弁62bにて制御する。
次に、発電機95側の制御について説明する(図1において、※5で示す)。
【0034】
発電機95は、建物の照明および一般動力用に発電して建物に電気を供給する(常時能力の100%近くで稼働)。発電機稼働による発熱は、温水化(排温水)して排熱利用する。排温水は、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60に供給される冷水製造のエネルギとして利用されるが、上記制御により冷凍機の容量制御が行われた場合、温水温度が80℃以上となった場合は、放熱するために温度センサ61fにより切替弁61gが閉、切替弁98cが開とする指令を出し、放熱用冷却塔96に温水が流れ放熱する。その場合、必要な熱量のみ放熱するために、放熱管97の冷却塔出口に設置した温度センサ98bで、放熱用冷却塔96と温度センサ98bの間に設置した三方電動弁98aを制御して、一部の温水をバイパス路97aをバイパスする(放熱系配管をバイパスする切替弁61gのあるバイパス管97aは無くとも良い場合がある)。温度センサ61fは、エンジン90のウオータジャケット91の冷却仕様に合わせた設定温度とする。
【0035】
表3に冷凍機のCOP、循環水量(冷凍機廻り)、冷凍機容量を示す。
表4に排熱利用冷凍機、2つのガス焚吸収式冷凍機に関する冷凍機容量、75%部分負荷時の運転容量、60%部分負荷時の運転容量を示す。
【表3】
Figure 2004353956
【表4】
Figure 2004353956
以上のように、本実施形態によれば、排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60を上流側に設け、その下流側に並列に配置した2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80を直列に配置し、下流側の吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80に絞り運転をかけ、上流側の排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)60を定格運転させるようにしたので、下流側の吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80のエネルギを省くことが可能となる。
【0036】
特に、本実施形態のように入口水温を上げてCOPが高まった運転をする場合には、冷凍機定格容量が下がり、イニシャルコストが下がるという利点がある。
なお、上記実施形態では、2つの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)70,80について説明したが、さらに多くの吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)を用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、排熱利用冷凍機を長期間定格運転することが可能となり、排熱を最大限回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る排熱回収装置を示す説明図である。
【図2】従来の排熱回収装置を示す説明図である。
【符号の説明】
50 排熱回収装置
60 排熱利用冷凍機(一重、二重効用吸収式冷温水機)
60a,70a,80a コントローラ
61 温水流路
62 蒸気流路
63 カロリーメータ
64 冷水還り路
64a,66a,66b,70d,80d,85a 温度センサ
64b 流量計
64c 冷温水ポンプ
65 台数制御ユニット
66 冷水往き路
66c シーケンサ
67 バイパス路
67a,68a,69a 切替弁
70,80 吸収式冷凍機(ガス焚吸収式冷凍機)
70b,80b 流量調整弁
85 冷水往き路
90 エンジン
91 ウオータジャケット
93 排ガスボイラ
95 発電機

Claims (2)

  1. 負荷側の冷水還り路に連絡する排熱利用冷凍機と、
    前記排熱利用冷凍機の下流側に直列に配置され、負荷側の冷水往き路に連絡する吸収式冷凍機と、
    前記排熱利用冷凍機の下流側と前記吸収式冷凍機の下流側とを連絡し、前記負荷側の冷水往き路に連絡するバイパス路と、
    前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えない場合は、前記排熱利用冷凍機のみの運転とし、前記バイパス路を介して冷水を前記負荷側の冷水往き路に送り出し、前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えた場合は、前記吸収式冷凍機を起動し、前記バイパス路を閉じ、前記吸収式冷凍機の下流側を介して冷水を前記負荷側の冷水往き路に送り出すように制御運転を行う制御装置と
    を備えたことを特徴とする排熱回収装置。
  2. 請求項1記載の排熱回収装置において、
    前記吸収式冷凍機は、複数のガス焚吸収式冷凍機を並列に配置して構成され、
    前記制御装置は、前記排熱利用冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えた場合には、一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機を起動し、前記一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えない場合は、前記一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機のみの運転とし、前記一台目の前記ガス焚吸収式冷凍機の冷水出口温度が設定値を超えた場合は、二台目の前記ガス焚吸収式冷凍機を起動して並列運転とし、以下順次配置された前記ガス焚吸収式冷凍機の運転を制御する
    ことを特徴とする排熱回収装置。
JP2003152301A 2003-05-29 2003-05-29 排熱回収装置 Pending JP2004353956A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016211818A (ja) * 2015-05-13 2016-12-15 三菱重工業株式会社 台数制御装置、エネルギー供給システム、台数制御方法及びプログラム

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