JP2004350544A - スープ用乾燥モズクの製造方法とモズクスープ - Google Patents

スープ用乾燥モズクの製造方法とモズクスープ Download PDF

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Abstract

【課題】乾燥されて常温で長期の保存が可能であり、しかも、飲用時には熱湯や水に素早く戻すことができ、且つ、モズク特有の食感を保有することができるスープ用乾燥モズクの製造方法とモズクスープを提供する。
【解決手段】原料となる生モズクM2の表面ぬめりを洗浄により除去した後、遠心脱水により生モズクM3の表面付着水分を取り除き、上記脱水生モズクM4を乾燥トレー上面に広げで乾燥機40内に配置し、50〜80℃の熱風で透気乾燥させて乾燥モズクM5を得る。そして、このスープ用乾燥モズクの製造方法で製造したスープ用乾燥モズク入り包装体と、スープ材入り包装体と、を組み合わせてモズクスープとして提供する。
【選択図】 図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生もずく(モズク原藻体)を材料としたスープ用乾燥モズクの製造方法とこれを用いたモズクスープに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モズクの主要な加工食品は、加工した生モズクに三杯酢を入れて食する食物である。また、最近では、上記生モズクを乾燥させた乾燥モズクとし、真空パック等に封入して流通させ、使用直前に水に戻して生モズクとして食する食物も提供されている。また、上記乾燥モズクは長期間保存が可能であり、これを用いた飲用スープも提供されている。
【0003】
上記このようなスープ用乾燥モズクの製造方法としては、熱風乾燥や冷風乾燥による方法が採られているが、生モズクの表面に付着する粘性物質のぬめりの中に、抗がん作用のあるフコイダン成分やミネラル成分の大部分が豊富に入っており、上記生モズクを洗浄すると一緒にフコイダン、ミネラル成分が洗い流されると言う理由から、ぬめりが付着したままの状態で乾燥が行われていた。この生モズクの乾燥には、海苔用の乾燥装置やたばこ・緑茶の乾燥装置による熱風で透気乾燥する方法や20〜30°Cで乾燥する冷風乾燥装置が使用されている。
【0004】
上記のように生モズクは、その表面にぬめりを付着させたまま透気乾燥すると、ぬめり層が皮膜となって熱風を透気させられないために、乾燥時間が非常に長くなる。これがために、多大な乾燥コストを要していた。また、乾燥速度の低下によりモズクの品温が上昇してモズクが煮えてしまうと、変色するとともに柔らかくなってしまい極端に食感を喪失するという問題点も有する。また、生モズク層に厚さむらがあると乾燥むらとして残るとともに、熱湯や水に浸して生モズクに戻す時に水の浸透性が悪く長い時間を要し、スープとしては時間が掛かりすぎて適切ではなく、しかも、モズクも元の食感がないものになる。
【0005】
ところが、本願出願人は上記のように生モズクの表面に付着する粘性物質のぬめりの中に、抗がん作用のあるフコイダン成分やミネラル成分の大部分が豊富に入っており、上記生モズクを洗浄すると一緒にフコイダン、ミネラル成分が洗い流されると、モズクとしての品質価値が失われるとの点に疑問を持ち、下記のような実験を行った。実験は、沖縄モズクでぬめりを落としてないものとぬめりを落としたもので、精製したフコイダンの量を比較したものである。
「実験結果」
沖縄モズク(ぬめりを落としてないもの)150g:精製フコイダン1.22g(24.4%(w/d.w.))
沖縄モズク(ぬめりを落としたもの) 150g:精製フコイダン 1.42g( 28.4%(w/d.w.))
つまり、上記結果のように、ぬめりを落したものでも、精製フコイダンの成分に変化は無く、モズクを乾燥・粉末・パウダー状にしても、フコイダン成分の含有量に変化は見られないことが確認された。
【0006】
そこで、例えば、生モズクを塩で揉んで処理した後、水洗いしてモズク表面のぬめりを除去した後、乾燥処理するもずくの品質改良法がある(例えば、特許文献1参照。)。これにより、ぬめりの無い乾燥モズクが得られ、水中に投入することにより、ぬめりのない生モズクに戻すことができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平1−128771号公報
【0008】
また、スープ用の乾燥もずく食品とその製造方法としては、浸透圧により含有水分を減少させたものを、スープ材等とともに凍結乾燥させたものがある。(例えば、特許文献2参照。)。これにより、熱湯に戻したときに、ぬめり感のあるモズクが得られる。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−325051号公報
【0010】
しかし、上記もずくの品質改良法では、1回の処理当りのモズク1kgに対して100g〜1kgの塩を消費する。このため、乾燥コストが高くなるし、生モズクの表面ぬめりのほか、モズク内部のぬめりまでも除去してしまう。これにより、ぬめりのないモズク内部のフコイダン成分やミネラル成分までが除去されてしまうという問題点がある。また、上記乾燥もずく食品とその製造方法では、デキストリン等の結着剤を加える必要があるし、もずくに湯や水が浸透するのに時間がかかり、もずくの量をあまり多くできないという問題点がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、乾燥されて常温で長期の保存が可能であり、しかも、飲用時には熱湯や水に素早く戻すことができ、且つ、モズク特有の食感を保有することができるスープ用乾燥モズクの製造方法とモズクスープを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本発明の請求項1記載のスープ用乾燥モズクの製造方法は、原料となる生モズクの表面ぬめりを洗浄して除去した後、遠心脱水により生モズクの表面付着水分を取り除く洗浄・脱水工程と、上記脱水生モズクを乾燥トレー上面に広げた後、乾燥機内に配置して50〜80℃の熱風で透気乾燥させ、乾燥モズクを得る乾燥工程と、からなることを特徴とするものである。
【0013】
また、請求項2記載のスープ用乾燥モズクの製造方法は、原料となる生モズクの表面ぬめりを洗浄して除去した後、遠心脱水により生モズクの表面付着水分を取り除く洗浄・脱水工程と、上記脱水生モズクを乾燥トレー上面に広げた後、冷凍処理を施し凍結させる冷凍工程と、上記乾燥トレー上面に広げた凍結された脱水生モズクを乾燥機内に配置して50〜80℃の熱風で透気乾燥させ、乾燥モズクを得る乾燥工程と、からなることを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項3記載の乾燥モズクの製造方法は、請求項1又は2記載のスープ用乾燥モズクの製造方法において、上記乾燥工程は、乾燥トレー上面に広げた脱水生モズク又は凍結された脱水生モズクに対して透気乾燥する熱風方向を所定の時間間隔で交互に上下反転させることを特徴とするものである。
【0015】
また、請求項4記載のモズクスープは、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のスープ用乾燥モズクの製造方法で製造したスープ用乾燥モズク入り包装体と、スープ材入り包装体と、からなることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】
請求項1記載のスープ用乾燥モズクの製造方法の場合には、まず洗浄・脱水工程により、原料となる生モズクの表面ぬめりを洗浄して除去した後、遠心脱水により生モズクの表面付着水分を取り除く。続いて、乾燥工程により、上記脱水生モズクを乾燥トレー上面に広げた後、乾燥機内に配置して50〜80℃の熱風で透気乾燥させる。このとき、脱水生モズクの表面にぬめりがなくて通気性が良いから、熱風の通過が良く、透気乾燥を確実に行うことができ、高品質な乾燥モズクを効率良く得ることができ、生モズクの乾燥速度が早くなって、乾燥コストも安価となる。
【0017】
また、上記のように製造された乾燥モズクは、生モズクに戻すとき、熱湯や水が早く浸透することができ、短時間で元に戻すことができるので、スープとして適切であるとともに、モズク内からぬめり成分が表面に露出し、ぬめりのある生モズクの状態に戻る。このため、元の生モズクの食感が得られるし、ぬめりに豊富に存在するフコイダン成分やミネラル成分も喪失することがなく、豊富な栄養を摂取できる。
【0018】
請求項2記載のスープ用乾燥モズクの製造方法の場合には、洗浄・脱水工程と乾燥工程との間に、冷凍工程を付加したものである。すなわち、上記脱水生モズクを乾燥トレー上面に広げた後、冷凍処理を施し凍結させる工程を実施する。これによると、乾燥トレー上面の冷凍された脱水生モズクを上記の乾燥工程により乾燥すると、ごく短時間での透気乾燥が可能となり、高品質な乾燥モズクが一層安価に製造できる。特に、凍結された脱水生モズクは、厚さがあって毛羽立った形のものとなるため透気乾燥時に通気し易くなり、乾燥させ易い。また、出来上がった乾燥モズクも厚さがあって毛羽立った形のものとなるため、熱湯や水に浸して生もずくに戻す時により一層湯水の浸透性が良く戻り易いものとなり、熱湯で戻す時により短時間に戻すことができスープとして最適なものとなる。
【0019】
請求項3記載の乾燥モズクの製造方法の場合には、乾燥工程は、乾燥トレー上面に広げた脱水生モズクに対して透気乾燥する熱風方向を所定の時間間隔で交互に上下反転させて行われる。これにより、乾燥トレー上面の脱水生モズクの透気乾燥がより効率良く実行され、高品質な乾燥モズクが安価に製造できる。
【0020】
請求項4記載のモズクスープの場合には、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のスープ用乾燥モズクの製造方法で製造したスープ用乾燥モズク入り包装体と、スープ材入り包装体と、からなるので、両者をカップに入れ、熱湯や水を注ぐだけで、短時間に戻すことができ、且つ、モズク特有の食感を保有することができるスープを得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図 1〜図12を参照して本発明のスープ用乾燥モズクの製造方法とこれに使用される製造装置の第1の実施の形態を説明する。図1はスープ用乾燥モズクの製造方法を示す工程図、図2は洗浄・脱水工程と乾燥工程とこれに使用される各手段の概要図である。図3はぬめり除去手段の外観図、図4はぬめり除去手段の作用断面図、図5と図6は脱水手段の外観図と作用断面図である。図7〜図12は乾燥手段の構成及び運転制御装置と作用図である。
【0022】
本発明のスープ用乾燥モズクの製造方法を前処理工程を含めて説明する。まず、図1に示すように、収穫した原藻M1が定量ごとに計量3される。この原藻M1は原料タンク5に反転投入され、原料タンク5内スクリュー7で洗浄機9に供給されて洗浄され、汚れを落とされる。洗浄後の原藻M1は搬出コンベアで目視選別機11に送り出されて作業者により選別される。この後、選別された生モズクM2は、水切機13とホッパー15を介してポンプ17により、図2に示すように、洗浄・脱水工程となる乾燥洗浄機(ぬめり除去手段)20に定量だけ投入されて表面に付着している粘性物質であるぬめりが洗浄される。洗浄後の生モズクM3は、遠心脱水機(脱水手段)30により表面に付着している水分が除去されて、脱水生モズクM4となる。
【0023】
続いて、乾燥工程では、上記脱水生モズクM4を乾燥トレー43上面に広げた後、乾燥機(乾燥手段)40内に配置し、50〜80℃の熱風Hで透気乾燥させられる。このとき、脱水生モズクの表面にぬめりがなくて通気性が良いから、熱風の通過が良く、透気乾燥が確実に実行される。また、脱水生モズクの表面温度は、蒸発潜熱により60℃以上に上昇することがない。したがって、モズクの変色がなく、柔らかくなることもないので水に戻したときに元の食感が得られるものとなる。そして、乾燥度については、概ね含水率14%以下とするものであるが、好ましくは含水率3〜11%、更に好ましくは含水率3〜7%とし、この乾燥度になると、乾燥機40を停止して乾燥モズクM5が得られる。この乾燥モズクM5は、定量を包装50して製品となる。尚、ここで含水率とは、材料1kg中に含まれる水分量(kg)を百分率で表したものである。
【0024】
上記スープ用乾燥モズクの製造方法によると、生モズクは、洗浄・脱水工程により、原料となる生モズクの表面ぬめりを洗浄して除去した後、遠心脱水により生モズクの表面付着水分を取り除いているので、脱水生モズクの表面にぬめりがなくて通気性が良いから、熱風の通過が良い。したがって、50〜80℃の熱風Hで透気乾燥させられるから、乾燥速度が早くなって、乾燥コストが安価となる。また、生モズクに戻すとき、水が早く浸透することができるとともに、モズク内からぬめり成分が表面に露出し、ぬめりのある生モズクの状態に戻る。このため、熱湯や水で戻した場合にも、元の生モズクの食感が得られる。更に、ぬめりに豊富に存在するフコイダン成分やミネラル成分も喪失することがない。
【0025】
上記スープ用乾燥モズクの製造方法に使用される製造装置100の概要は、図2に示すとおりのものである。以下、乾燥洗浄機(ぬめり除去手段)20と遠心脱水機(脱水手段)30と、乾燥機(乾燥手段)40との詳細構成を説明する。
【0026】
上記乾燥洗浄機(ぬめり除去手段)20の構成は、図2〜図4に示すように、生モズクM2と水Wとを混合した混合液WOを入れる水槽21と、この水槽21の片側に垂設して混合液WOを吸い上げて攪拌する攪拌循環器23とからなる。上記攪拌循環器23は、半開口の筒体23Aと、この内部に上下配置したスクリュウ体23Bと、このスクリュウ体23Bを回転駆動するモータ23C及び二つのプーリー23D,23E及びベルト23Fとからなる。また、水槽21の低部には排水管24と開閉弁25を備え、ぬめり取りした後の水Wを排水する。
【0027】
上記乾燥洗浄機(ぬめり除去手段)20の構成により、水槽21内に入れた生モズクM2と水Wとの混合液WOは、モータ23Cの起動でスクリュウ体23Bを回転駆動すると、スクリュウ体23Bの底部に設けた吸引口26から混合液WOを吸引して上部の吐出口27から吐出され、この吸引・吐出作用は繰り返して行われる。このとき、筒体23A内に吸引された混合液WO中の生モズクM2は、スクリュウ体23Bの回転により攪拌されながら上昇して表面に付着したぬめりが分離される。
【0028】
従って、生モズクの表面に付着したぬめりだけが攪拌循環器により水と攪拌しながら確実且つ迅速に除去される。しかし、生モズク内のぬめり成分は除去されない。このため、モズク内のぬめり成分が残存し、フコイダン成分やミネラル成分も喪失することがない。
【0029】
上記遠心脱水機(脱水手段)30の構成は、図2と図5と図6に示すように、固定筒体31内に、外筒胴33とこの内部に配置した網筒胴35とからなる回転胴37が垂直軸Vで回転自在に支持されている。上記回転胴37は、回転駆動源となるモーター39に繋がれていて、高速回転する構成になっている。また、固定筒体31の上部には開閉蓋32が枢支されている。
【0030】
しかして、定量の洗浄した生モズクM3を回転胴37内に投入させた後、回転胴37を高速回転して生モズクを遠心脱水することができる。これで、脱水生モズクM4が得られる。上記生モズク表面からぬめりが除去された生モズクに対して、確実且つ迅速に水分が除去されるとともに、生モズク内のぬめり成分は除去されない。
【0031】
上記乾燥機(乾燥手段)40は、図2と図7〜図10に示すように、乾燥庫内棚41に被乾燥物の脱水生モズクM4を仕込んだ乾燥トレー43を複数個配置し、熱風Hを各乾燥トレー43に通気させ、透気乾燥するものである。まず、上記乾燥機(乾燥手段)40への熱風Hの供給は、吹き込み送風機203により外気Eを熱交換器201に送風し、ここでボイラーBから供給される蒸気Sとの熱交換が行われ、この熱風Hが筒管205から供給される。上記乾燥機(乾燥手段)40において、乾燥に利用された排気熱風H1は、排気筒管206から排気送風機により吸引されて外気へ排気される。
【0032】
上記乾燥機(乾燥手段)40の詳細構成を、図9と図10を中心に説明する。筐体45には、上下配置の4つの独立した箱型の乾燥庫内棚41が設けられている。この乾燥庫内棚41は、筐体45の前面側に開口を設けて乾燥トレー43の出し入れを可能とし、開口を密閉する点検扉47が設けられている。また、右側部には、機内ダンパー49の操作レバーLを備えている。上記機内ダンパー49は、図10に示すように、各乾燥庫内棚41の側部側に枢設されていて、熱風Hの導入量が加減調節できるようになっている。
【0033】
上記筐体45の天部45Aには、この四隅に配管P1,P2,P3,P4が貫通されて垂直姿勢に配設されている。この各配管P1,P2,P3,P4には、開閉弁V1,V2,V3,V4が設けられていて、電磁駆動器D1,D2,D3,D4により開閉駆動される。また、上記各配管P1,P2の上部は、筒管205と接続されており、各配管P3,P4の上部は、排気筒管206と接続されている。これで、配管P1の開閉弁V1と配管P4の開閉弁V4が開口していると、熱風Hは配管P1から筐体内の空洞部51に入り、各乾燥庫内棚41の機内ダンパー49から各乾燥庫内棚41の内部の乾燥トレー43の上側から下側に抜ける下向送風となる。
【0034】
そして、空洞部53から配管P4を介して排気筒管206に排出される。また、配管P2の開閉弁V2と配管P3の開閉弁V3が開口していると、熱風Hは配管P2から筐体内の空洞部53に入り、各乾燥庫内棚41の乾燥トレー43の下側から上側に抜ける下向送風となる。各乾燥トレー43の下側から乾燥庫内棚41内部に入った熱風Hは、機内ダンパー49から空洞部51に抜け、配管P3を介して排気筒管206に排出される。
【0035】
上記のように、筒管205からの熱風Hは、各乾燥庫内棚41に供給される熱風経路が、図8と図10に示すように、乾燥トレー43に対して上向送風と下向送風となるように、各開閉弁V1,V2,V3,V4の開閉操作が、これに連結している電磁駆動器D1,D2,D3,D4により開閉駆動される。しかして、乾燥トレー43の上面に広げられた脱水モズクM4に対して、熱風Hを上向送風と下向送風に反転切換して透気乾燥される。上記電磁駆動器D1,D2,D3,D4は、図11に示すように、乾燥モズクの製造装置100の乾燥機(乾燥手段)40を運転制御する運転制御装置200により制御される。尚、本発明の乾燥モズクの製造方法とその装置は、熱風Hを上向送風または下向送風のいずれかに固定して透気乾燥させるようにしても良い。この場合には、乾燥時間を上記よりも長く設定する。
【0036】
上記運転制御装置200の一実施形態について説明する。まず、乾燥機(乾燥手段)40への熱風Hを供給する熱交換器201は、ボイラB1の水を蒸気SとするバーナーB2と、熱交換器201内に配置した熱交換パイプPに外気Eを送風する吹き込み送風機203とからなる。そして、熱交換器201の熱風排出側の筒管205内に温度センサS1を配置している。この温度センサS1の出力は、温度設定器(50〜80℃に設定)S2との比較器207に入力して、ここから出力する比較信号が温度制御部209に入力し、熱風設定温度(50〜80℃)となるように、上記バーナーB2の火力を調節制御する。
【0037】
更に、上記運転制御装置200には、タイマT1と熱風方向切換器220とを備えている。これで、乾燥機(乾燥手段)40内に配置した4つの開閉弁V1〜V4の電磁駆動器D1〜D4を、タイマT1で設定した所定の時間間隔(t)で透気乾燥する熱風方向を交互に上下反転させるべく、付勢・消勢する。
【0038】
また、上記乾燥機(乾燥手段)40による乾燥時間は、例えば含水率5%になる時間をタイマT2により設定する。タイマT2のタイムアップにより乾燥機(乾燥手段)40の運転を停止する。尚、乾燥時間は例えば含水率5%になる時間をタイマT2により設定する方法の他、目視検品により乾燥が十分行われたかを確認して乾燥機(乾燥手段)40の運転を停止するようにしてもよい。上記運転制御部213には、スタート/停止スイッチSoを備えるとともに、上記温度制御部209にも接続され、バーナーB2の運転・停止を制御する。
【0039】
上記運転制御装置200によると、図12に示す運転制御のタイムチャートに見るように、乾燥機(乾燥手段)40が運転制御される。まず、含水率を例えば5%となるように処理時間を設定し、熱風設定温度を80℃とし、含水率約97%の脱水生モズクM4を乾燥トレー上面に広げて乾燥機40内に配置させる。続いて、50〜80℃の熱風Hを乾燥機内に送り込んで透気乾燥をはじめる。この運転中に、タイマT1で設定した所定の時間間隔(t)で透気乾燥する熱風方向を交互に上下反転させる。このとき、脱水生モズクM4の表面にぬめりがなくて通気性が良いから、熱風の通過が良く、透気乾燥が効率よく進められる。更に、脱水生モズクの品温は、透気乾燥する際蒸発潜熱により60℃以上に上昇することがない。このため、脱水生モズクM4が煮えることがなく、変色や柔らかくなるなどの変質がない。やがて、タイマT2がタイムアップし、乾燥機40を停止して含水率5%の乾燥モズクM5が得られる。
【0040】
続いて、上記乾燥モズクの製造装置100を使用したスープ用乾燥モズクの製造方法の実施例を説明する。収穫した生モズクM1の原料1kgを前処理加工した後、洗浄・脱水工程となる乾燥洗浄機(ぬめり除去手段)20に定量だけ投入して表面に付着している粘性物質であるぬめりを洗浄する。洗浄後の生モズクM3は、遠心脱水機(脱水手段)30により表面に付着している水分が除去されて、脱水生モズクM4となる。洗浄・脱水後の原料は含水率97・4%W.B 、重量1.143kgとする。
【0041】
続いて、乾燥工程では、上記脱水生モズクM4を乾燥トレー43上面に広げた後、乾燥機(乾燥手段)40内に配置し、50〜80℃の熱風Hで透気乾燥する。このとき、脱水生モズクの表面にぬめりがなくて通気性が良いことから、熱風の通過が良く、透気乾燥が確実に実行される。処理時間は2.5時間であり、乾燥度が含水率7%で、重量0.032kgとなる。上記処理中、脱水生モズクの表面温度は、蒸発潜熱により60℃以上に上昇することがない。したがって、モズクの変色がなく、柔らかくなることもなく、細い繊維状の乾燥モズクM5となる
【0042】
上記乾燥モズクM5は薄い板状をなしており、図15に示すように、これを適宜な寸法に裁断して袋に包装する。使用時には、これを適当な大きさにカットすることにより好みの量のモズクを入れたスープとすることかできる。また、スープ材SOとしては、合わせみそ、乳糖、鰹節、納豆、ねぎ等の具材G、昆布、調味料(アミノ酸等)、安定剤(ローカスト)を配合したみそ汁タイプの粉末状調味スープが使用される。これは予め袋に包装する。尚、スープ材SOとしては、上記のほか、ガラスープ、乳糖、食塩、酵母エキス、ねぎ、香辛料、調味料(アミノ酸等)を配合したスープタイプの調味スープや、食塩、鰹節、ねぎ、砂糖、植物油脂、わさび粉末、でんぷん、調味料(アミノ酸等)、香料を配合したお吸い物タイプの調味スープを使用しても良い。上記スープ用乾燥モズクを入れた包装体と、上記スープ剤を入れた包装体をセットにして常温保存可能なモズクスープとすることができる。
【0043】
この乾燥モズクM5をスープ材と合わせてカップに入れこれに熱湯や水を加えてスープとした場合、乾燥モズクM5は熱湯や水が早く浸透することができ、熱湯では1〜2分、水では3〜4分でモズクを元に戻すことかできた。因みに、従来の熱風乾燥、冷風乾燥等の乾燥方法により乾燥させたモズクを使用した場合には、熱湯や水で戻すのに5〜6分を要し、スープ用としては適さないことが判明している。しかも、モズク内からぬめり成分が表面に露出し、ぬめりのある生モズクの状態に戻る。このため、元の生モズクの食感が得られるし、ぬめりに豊富に存在するフコイダン成分やミネラル成分も喪失することがない。上記モズクスープを数名のモニターに食してもらい、モズクの食感を検査したところ、元の生モズクのぬめり感とシャキシャキ感のある食感が得られていることを確認した。
【0044】
以上のように、本発明のスープ用乾燥モズクの製造方法によると、生モズクの乾燥速度が早く乾燥コストが安価となる。また、生モズクに戻すとき、熱湯や水が早く浸透することができ、短時間で元に戻すことができるので、スープとして適切であるとともに、モズク内からぬめり成分が表面に露出し、ぬめりのある生モズクの状態に戻る。このため、元の生モズクの食感が得られるし、ぬめりに豊富に存在するフコイダン成分やミネラル成分も喪失することがなく、豊富な栄養を摂取できる。
【0045】
次に、図13,図14を参照して本発明の第2の実施の形態を説明する。この第2の実施の形態の場合には、上記第1の実施の形態における洗浄・脱水工程と乾燥工程との間に、冷凍工程を付加したものである。すなわち、上記脱水生モズクを乾燥トレー上面に広げた後、冷凍処理を施し凍結させる工程を実施する。
【0046】
すなわち、乾燥モズクの製造装置は、原料となる生モズクの表面ぬめりを洗浄して除去するぬめり除去手段と、上記表面ぬめりを除去した生モズクの表面付着水分を取り除く脱水手段と、上記乾燥トレー上面に広げた脱水生モズクを凍結する冷凍手段と、上記乾燥トレー上面に広げた凍結された脱水生モズクを乾燥機内に配置させ、熱風を乾燥機内に送り込んで透気乾燥させて乾燥モズクとする乾燥手段と、を具備するものである。その構成は、冷凍手段を除いて上記第1の実施の形態の場合と同じであるのでその説明は省略する。冷凍手段としては、例えば冷凍庫が使用されるが、これに限られず、例えばコンベヤ式の冷凍装置等を使用しても良い。
【0047】
そして、図13に示すような工程を経て乾燥モズクを得る。まず、前処理工程として、原料となる生モズク(原藻M1)を洗浄101した後、目視検品103を行って、不純物、夾雑物を除去し、選別された生モズクM2とする。そして、直ちに、本発明の乾燥モズクの製造工程に入る。また、必要に応じて、上記の生モズクM2は冷凍105して保管を行い、乾燥させる時に解凍107する場合もある。このように、冷凍105することにより、任意の時間保管しておくことが可能となる。尚、本発明の乾燥モズクの製造工程を実施する前に、必要に応じて洗浄109を行う。もっとも、この工程は必須ではない。
【0048】
次に、本発明のスープ用乾燥モズクの製造方法に入るものであり、原料となる生モズクM2の表面ぬめりを洗浄して除去111した後、遠心脱水115により表面付着水分を取り除いて脱水生モズクM3を得る洗浄・脱水を行う。次に、上記脱水生モズクM3を乾燥トレー上面に広げた後、冷凍処理を施し凍結させる冷凍117を行い、次に、上記乾燥トレー上面に広げた凍結された脱水生モズクM3を、乾燥機内に配置して50〜80℃の熱風で透気乾燥させる乾燥119を行い、乾燥モズクM5を得るものである。
【0049】
上記スープ用乾燥モズクの製造装置及び製造方法の場合には、洗浄・脱水工程と乾燥工程との間に、冷凍工程を付加したものである。乾燥トレー上面の冷凍された脱水生モズクを上記の乾燥工程により乾燥すると、低温で乾燥時間が余計にかかるかと思われるが、実際には乾燥時間がかなり短縮されることが判明している。図14は、上記第1の実施の形態で示した乾燥工程と同様の条件で、凍結の有無での乾燥度合を比較した例を示すもので、横軸に乾燥の経過時間(分)をとり、縦軸にモズク重量(kg)をとって、その変化を示したものである。その結果、凍結なしの場合は、4、03kgのモズクを0.25kgまで乾燥させるのに120分かかっており、これに対し、凍結有りの場合は、3、94kgのモズクを0.24kgまで乾燥させるのに100分かかり、0.2kgまで乾燥させるのに120分かかっていることがわかる。つまり、凍結有りのほうが、乾燥時間が20〜30分程度乾燥速度が早くなる。凍結有りの場合には投入から20〜30分後には水滴が落ちて乾燥機の下に水溜りができる。この理由としては、凍結することでモズクの細胞壁が破壊されて、この後、乾燥させると、破壊された細胞壁の内部から水分が出てきて(ドリップ)乾燥が早くなることが考えられる。また、凍結された脱水生モズクM3は、凍結なしのものが、比較的べたっとしたシート状をなしており、やや通気性が劣るのに対し、厚さがあって毛羽立った形のものとなるため、透気乾燥時により通気し易くなり、短時間に乾燥が可能となる。また、出来上がった乾燥モズクも厚さがあって毛羽立った形のものとなるため、熱湯や水に浸して生もずくに戻す時に水の浸透性が良く戻り易く、特に、スープとして熱湯や水で戻すときに短時間で戻すことができるものとなる。上記スープ用乾燥モズクを入れた包装体と、上記スープ剤を入れた包装体をセットにして常温保存可能なモズクスープとすることができる。
【0050】
この乾燥モズクM5をスープ材と合わせてカップに入れこれに熱湯や水を加えてスープとした場合、乾燥モズクM5は熱湯や水が早く浸透することができ、熱湯では1〜2分、水では3〜4分でモズクを元に戻すことかできた。しかも、モズク内からぬめり成分が表面に露出し、ぬめりのある生モズクの状態に戻る。このため、元の生モズクの食感が得られるし、ぬめりに豊富に存在するフコイダン成分やミネラル成分も喪失することがない。上記モズクスープを数名のモニターに食してもらい、モズクの食感を検査したところ、元の生モズクのぬめり感とシャキシャキ感のある食感が得られていることを確認した。
【0051】
以上本実施の形態の場合には、上記第1の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができることはもとより、出来上がった乾燥モズクも厚さがあって毛羽立った形のものとなるため、熱湯や水に浸して生もずくに戻す時により一層熱湯や水の浸透性が良く戻り易いものとなり、熱湯や水で戻す時により短時間に戻すことができ、スープとして最適なものとなる。
【0052】
本発明のスープ用乾燥モズクの製造方法は上記各実施形態に限定されない。例えば、熱風方向をダクトの切換作動により所定の時間間隔tで交互に上下反転させる動作は、タイマTによる自動切換えのほか、手動で操作する方法を採っても良い。また、前述したように、透気乾燥させる方法としては所定の時間間隔tで交互に上下反転させる方法に代えて、一方向からの熱風供給による透気乾燥としても実施は可能である。更に、乾燥モズクの製造装置100やこの運転制御装置200における各部の構成は、発明の要旨内において、適宜に設計変更が可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明のスープ用乾燥モズクの製造方法によると、生モズクの乾燥速度が早くなって、高品質な乾燥モズクを安価に製造することができる。また、この製品は、生モズクに戻すとき、水が早く浸透することができてモズク内からぬめり成分が表面に露出し、ぬめりのある生モズクの状態に戻り、元の生モズクの食感が得られる。更に、ぬめりに豊富に存在するフコイダン成分やミネラル成分も喪失しない。熱湯や水が早く浸透することができ、短時間で元に戻すことができるので、スープとして適切である。
【0054】
また、上記本発明のスープ用乾燥モズクの製造方法において、洗浄・脱水工程と乾燥工程との間に冷凍工程を付加したことにより、乾燥トレー上面の冷凍された脱水生モズクを上記の乾燥工程により乾燥すると、より一層短時間での透気乾燥が可能となり、製造タクトがより短縮でき、熱湯や水で戻し易い高品質なスープ用乾燥モズクが一層安価に製造できる。
【0055】
また、本発明の乾燥モズクの製造方法において、乾燥工程で、乾燥トレー上面に広げた脱水生モズクに対して透気乾燥する熱風方向を所定の時間間隔で交互に上下反転させることにより、乾燥トレー上面の脱水生モズクの透気乾燥がより効率良く実行され、高品質なスープ用乾燥モズクがより安価に製造できる。
【0056】
また、本発明のスープモズクによると、両者をカップに入れ、熱湯や水を注ぐだけで、短時間に戻すことができ、且つ、モズク特有の食感を保有することができるスープを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、スープ用乾燥モズクの製造方法を示す工程図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示し、洗浄・脱水工程と乾燥工程とこれに使用される各手段の概要図である。
【図3】本発明のぬめり除去手段の外観図である。
【図4】本発明のぬめり除去手段の作用断面図である。
【図5】本発明の脱水手段の外観図である。
【図6】本発明の脱水手段の作用断面図である。
【図7】本発明の乾燥手段の外観斜視図である。
【図8】本発明の乾燥手段に使用される乾燥トレーの外観図である。
【図9】本発明の乾燥手段の外観正面図である。
【図10】本発明の乾燥手段の作用を示す内部断面図である。
【図11】本発明となるスープ用乾燥モズクの製造装置と運転制御装置のブロック線図である。
【図12】本発明の運転制御装置の動作を示すタイムチャート図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態を示し、スープ用乾燥モズクの製造方法を示す工程図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示し、凍結の有無での乾燥度合の比較例を示す図である。
【図15】本発明のスープ用乾燥モズクを使用してスープを得る状態を示す図である。
【符号の説明】
3 計量
5 原料タンク
7 定量スクリュー
9 洗浄機
11 目視選別機
13 水切機
15 ホッパー
17 ポンプ
20 乾燥洗浄機(ぬめり除去手段)
21 水槽
23 攪拌循環器
23A 筒体
23B スクリュウ体
23C モータ
24 排水管
25 開閉弁
26 吸引口
27 吐出口
30 遠心脱水機(脱水手段)
31 固定筒体
32 開閉蓋
33 外筒胴
35 網筒胴
37 回転胴
39 モーター
40 乾燥機(乾燥手段)
41 乾燥庫内棚
43 乾燥トレー
45 筐体
47 点検扉
49 機内ダンパー
50 包装
51 空洞部
53 空洞部
100 乾燥モズクの製造装置
200 運転制御装置
201 熱交換器
203 吹き込み送風機
205 筒管
206 排気筒管
207 比較器
209 温度制御部
213 運転制御部
B1 ボイラー
B2 バーナー
D1〜D4 電磁駆動器
H 熱風
M1 原藻
M2 選別された生モズク
M3 洗浄後の生モズク
M4 脱水生モズク
M5 乾燥モズク
P 熱交換パイプ
S 蒸気
S1 温度センサ
S2 温度設定器
P1〜P4 開閉弁
So スタート/停止スイッチ
T1 タイマ
T2 タイマ
V 垂直軸
V1〜V4 開閉弁
WO 混合液
W 水
G 具材
SO スープ材

Claims (4)

  1. 原料となる生モズクの表面ぬめりを洗浄して除去した後、遠心脱水により生モズクの表面付着水分を取り除く洗浄・脱水工程と、上記脱水生モズクを乾燥トレー上面に広げた後、乾燥機内に配置して50〜80℃の熱風で透気乾燥させ、乾燥モズクを得る乾燥工程と、からなることを特徴とするスープ用乾燥モズクの製造方法。
  2. 原料となる生モズクの表面ぬめりを洗浄して除去した後、遠心脱水により生モズクの表面付着水分を取り除く洗浄・脱水工程と、上記脱水生モズクを乾燥トレー上面に広げた後、冷凍処理を施し凍結させる冷凍工程と、上記乾燥トレー上面に広げた凍結された脱水生モズクを乾燥機内に配置して50〜80℃の熱風で透気乾燥させ、乾燥モズクを得る乾燥工程と、からなることを特徴とするスープ用乾燥モズクの製造方法。
  3. 上記乾燥工程は、乾燥トレー上面に広げた脱水生モズク又は凍結された脱水生モズクに対して透気乾燥する熱風方向を所定の時間間隔で交互に上下反転させることを特徴とする請求項1又は2記載のスープ用乾燥モズクの製造方法。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のスープ用乾燥モズクの製造方法で製造したスープ用乾燥モズク入り包装体と、スープ材入り包装体と、からなることを特徴とするモズクスープ。
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