JP2004350382A - ワイヤハーネス外装用チューブ - Google Patents

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JP2004350382A
JP2004350382A JP2003143481A JP2003143481A JP2004350382A JP 2004350382 A JP2004350382 A JP 2004350382A JP 2003143481 A JP2003143481 A JP 2003143481A JP 2003143481 A JP2003143481 A JP 2003143481A JP 2004350382 A JP2004350382 A JP 2004350382A
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Norio Ota
教男 太田
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Abstract

【課題】被水領域に配索するワイヤハーネスの保護用チューブとして金属メッシュチューブを用いる場合に防水性を図る。
【解決手段】被水領域に配索されるワイヤハーネスW/Hを挿通して防水保護すワイヤハーネス外装用チューブ10であって、
樹脂製の内チューブ12と外チューブ13の間に金属繊維を編組して形成した金属メッシュチューブ11を介在させた多層チューブとし、該多層チューブの被水側端末では上記金属メッシュチューブの端末よりも上記内・外チューブを延在させると共に、該延在部15の内・外チューブとの間に全周にわたって防水用接着部14を設けて、上記金属メッシュチューブへの浸水を防止する構成としている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤハーネス保護用チューブに関し、詳しくは、被水領域に配索されるワイヤハーネスを防水性および装飾性の高い保護チューブで外装するもので、大型バイクのハンドル部に接続されるワイヤハーネスの外装用に好適に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】
四輪車や二輪車等に配索されるハーネスは、走行中に強い振動や外部干渉を受けやすいため、チューブ内を通して保護している場合が多い。
また、バイク等の二輪車のハンドル部に接続されるワイヤハーネスは、ボディ内に収容されず外部に露出しているため、水がかかると共により損傷を受けやすいために、防水を図ると共に損傷から保護する必要がある。さらに、大型高級バイクの場合は機能性のみでなく、装飾性も求められるが、これらの要望を充足するチューブは未だ提供されていない。
【0003】
なお、近時、ワイヤハーネスの外装用チューブとして特開平10−79591号(特許文献1)等において図6に示す金属メッシュチューブが提供されている。この金属メッシュチューブ1は金属繊維を連続的に丸編みしてチューブとしたもので、所要寸法にカットして使用される。このとき、チューブ端末のホツレを解消するために、端末の金属繊維に樹脂を含浸させた硬化処理部2が設けられている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−79591号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記金属メッシュチューブは従来の塩化ビニルチューブと比較して高級感があると共に強度があり、かつ、電磁波遮蔽性能がある。
しかしながら、被水領域に用いると水がかかることにより錆びが発生する問題があり、上記したバイクのハンドル部に接続されるワイヤハーネスの保護チューブとしては、水がかかるために用いられない問題がある。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、水がかかる領域に配索されるワイヤハーネスにも装飾性を出すと共に保護強度を出すために金属メッシュチューブを用いることができるようにすることを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、被水領域に配索されるワイヤハーネスを挿通して防水保護すワイヤハーネス外装用チューブであって、
樹脂製の内チューブと外チューブの間に金属繊維を編組して形成した金属メッシュチューブを介在させた多層チューブとし、該多層チューブの被水側端末では上記金属メッシュチューブの端末よりも上記内・外チューブとを延在させると共に、該延在部の内・外チューブとの間に全周にわたって防水用接着部を設けて上記金属メッシュチューブへの浸水を防止する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス外装用チューブを提供している。
【0008】
上記構成とすることにより、金属メッシュチューブは、樹脂製の内チューブと外チューブに挟まれると共に、水浸水側の端末は内チューブと外チューブとの接着部より内方に位置し、言わば、内チューブと内チューブとで封止された空間内に位置されているため、金属メッシュチューブに水がかかることはない。
よって、金属メッシュチューブを被水領域に配索するワイヤハーネスの保護チューブとして利用でき、チューブ全体の強度を高めることができると共に、外チューブを透明あるいは半透明とすると、金属メッシュチューブが外観でき装飾性も高められる上に、電磁波遮蔽性能も付与することができる。
【0009】
上記内チューブと外チューブとは塩化ビニル製とし、上記防水用接着部は上記内チューブと外チューブとを高周波溶着で接着している。
上記のように、高周波溶着により接着すると、内外チューブの間に金属メッシュチューブを介在させた状態で外チューブの外周面から内外チューブを接着することができ、作業性がよい。
また、上記接着部分を広幅とし、その内端側では上記金属メッシュチューブの端末部を挟み、外端側では内外チューブ同士を溶着すると、金属メッシュチューブの端末のほつれも防止も同時に行える。
【0010】
上記構成からなるチューブは、二輪車のハンドル部に接続されるワイヤハーネスの外装材として特に好適に用いることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の実施形態に係るチューブ10を示し、該チューブはバイクのハンドル(図示せず)に接続されるワイヤハーネスW/Hに外装するものである。
【0012】
上記チューブ10は、塩化ビニル製の内チューブ12と外チューブ13の間に、金属繊維を丸編みで編組した金属メッシュチューブ11を介在させ、多層チューブとしている。
詳しくは、図2に示すように、まず、内チューブ12の外周に金属メッシュチューブ11を被せて挿通し、該金属メッシュチューブ11の外周に外チューブ13を被せて挿通して、内外チューブ12、13の間に金属メッシュチューブ11を介在させた三層構成の多層チューブ10を形成している。外チューブ13は透明チューブとしているが、半透明であってもよい。
【0013】
上記チューブ10の浸水が生ずる端末では図3に示すように、金属メッシュチューブ11の端末11aより内・外チューブ12、13の端末を延長させ、該延長部の一部を全周方向で互いに溶着した防水用接着部14を設けている。これにより、金属メッシュチューブ11は内・外チューブ12と13と防水用接着部14内に封止された状態とし、チューブ10の端面10a側からの浸水を防水用接着部14で遮断し、金属メッシュチューブ11には水がかからないようにしている。
【0014】
上記図3の構造とする方法は、例えば、図4(A)に示すように、内チューブ12の外周面に金属メッシュチューブ11を被せた2重チューブを設けておき、この2重チューブを所要長さに切断する。ついで、図4(B)に示すように、一端側の金属メッシュチューブの端末の編み目をほごして一定の長さカットし、その部分にほつれ防止用のテープ20を巻き付ける。なお、金属メッシュチューブ11の他端も編み目がほごれるが、テープ巻きは不要である。
ついで、図4(C)に示すように、所定長さとした外チューブ13を上記テープ20を巻き付けた側の先端から2重チューブに被せてスライドさせていく。
図4(D)に示すように、内チューブ12の他端と外チューブ13の他端が一致した位置でスライドを停止すると、上記テープ20を巻き付けた金属メッシュチューブ11の先端は内外チューブ12と13の間で、先端より所要寸法分空間をあけて内側に位置することとなる。
即ち、金属メッシュチューブ11の端末11aより内・外チューブの端末12a、13aが突出した延長部15が形成できる。次いで、図4(E)に示すように、延長部15を外周側から全周にわたって超音波溶着を施すことにより、上記防水用接着部14を形成している。
【0015】
上記構成からなるチューブ10では、延長部15に全周にわたって防水用接着部14を設けているため、内部の金属メッシュチューブ11の端末11aが多層チューブ10の端面10aから外部に露出せず、かつ、端末から内外チューブ12、13の隙間から浸入した水は防水用接着部14で遮断されて止水される構造となる。従って、内周側および外周側からの浸水のみでなく、端末側から金属メッシュチューブ11への浸水も防止でき、高い防水性を備えることができる。
【0016】
図5は変形例を示し、防水用接着部14’を幅広とし、その内側では金属メッシュチューブ11の端末11aを挟んで内・外チューブ12と13とを溶着し、外側では内・外チューブ12と13のみを互いに溶着している。
上記構成とすると、金属メッシュチューブ11の端末11aのほつれ防止も防水用接着部14’で同時に施すことができる。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明のワイヤハーネス外装用チューブによれば、金属メッシュチューブを樹脂製の内外チューブの間に介在させ、かつ、端末側では、金属メッシュチューブの端末よりも内外チューブを延長させ、該延長部では全周にわたって内外チューブを接着して防水用接着部を設けた構成としているため、金属メッシュチューブは内外チューブの内部に封止された状態となり、金属メッシュチューブの介在位置まで浸水が生じることを防止できる。
従って、金属メッシュチューブの内周側および外周側からの浸水を内外チューブによって阻止できるのみでなく、端面側からの浸水も阻止でき、防水性の高めることができる。
【0018】
また、装飾性および強度が優れた金属メッシュチューブに防水対策を施していることにより、被水領域に配索されるバイクのハンドルに接続されるワイヤハーネス用の外装チューブとして好適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるチューブを示す正面図である。
【図2】図1は上記チューブの分解斜視図である。
【図3】上記チューブの要部断面図である。
【図4】(A)〜(E)は、上記チューブの形成方法を示す断面図である。
【図5】変形例を示す断面図である。
【図6】従来例を示す図面である。
【符号の説明】
10 多層チューブ
10a 端面
11 金属メッシュチューブ
11a 端末
12 内チューブ
12a 端末
13 外チューブ
13a 端末
14 防水用接着部
15 延在部
W/H ワイヤハーネス

Claims (4)

  1. 被水領域に配索されるワイヤハーネスを挿通して防水保護すワイヤハーネス外装用チューブであって、
    樹脂製の内チューブと外チューブの間に金属繊維を編組して形成した金属メッシュチューブを介在させた多層チューブとし、該多層チューブの被水側端末では上記金属メッシュチューブの端末よりも上記内・外チューブを延在させると共に、該延在部の内・外チューブとの間に全周にわたって防水用接着部を設けて上記金属メッシュチューブへの浸水を防止する構成としていることを特徴とするワイヤハーネス外装用チューブ。
  2. 上記内チューブと外チューブとは塩化ビニル製とし、上記防水用接着部は上記内チューブと外チューブとを高周波溶着で接着している請求項1に記載のワイヤハーネス外装用チューブ。
  3. 上記接着部を広幅とし、その内側では上記金属メッシュチューブの端末部を挟み、外側では内・外チューブ同士を溶着して、上記金属メッシュチューブの端末のほつれも防止している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス外装用チューブ。
  4. 上記チューブ内に通すワイヤハーネスは二輪車のハンドル部に接続されるもので、上記外チューブは透明あるいは半透明としている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス外装用チューブ。
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