JP2004350201A - データ取得システム - Google Patents
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Abstract
【課題】通信エラーが発生したことをユーザが確認できると共に、通信エラーが発生してもデータ値が通信エラー発生前の値で固まらないで正しい値に更新できる、データ取得システムを実現する。
【解決手段】他装置に送信要求を行ない、他装置からデータを取得すると受信通知処理を行い、送信要求時に送信中データ項目リストに登録し、前記受信通知処理により前記登録を削除する、データ取得システムにおいて、
所定の周期でタイマーイベントを発生するタイマーイベント送信タスク手段と、
前記タイマーイベントを受信して前記送信中データ項目リストへの登録開始からの経過時間を監視する経過時間監視処理手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】他装置に送信要求を行ない、他装置からデータを取得すると受信通知処理を行い、送信要求時に送信中データ項目リストに登録し、前記受信通知処理により前記登録を削除する、データ取得システムにおいて、
所定の周期でタイマーイベントを発生するタイマーイベント送信タスク手段と、
前記タイマーイベントを受信して前記送信中データ項目リストへの登録開始からの経過時間を監視する経過時間監視処理手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ更新要求処理に基づき他装置に送信要求を行なう、データ取得システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
図2は、従来のデータ取得システムを適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。1はユーザとインターフェイスする上位装置であり、汎用通信バス2に接続されている。3は自制御装置、4は他制御装置であり、これらは汎用通信バス2を介して上位装置1と通信すると共に、共通のI/Oバス5を介してどちらか一方がフィールド機器61,62,…6nの制御を担当する。
【0004】
この例では、通常状態では他制御装置4がフィールド機器の制御を担当し、自制御装置3は他制御装置4との間で制御データの等値化を行い、他制御装置4がダウンしたときにバックアップする2重化システムが構成されている。
【0005】
7は他制御装置であり、汎用通信バス2を介して上位装置1と通信すると共に、フィールド機器8を制御する。同じく9は他制御装置であり、汎用通信バス2を介して上位装置1と通信すると共に、フィールド機器10を制御する。これらの他制御装置7, 9と自制御装置3は独立しておりバックアップ関係はないが、自制御装置3が必要とするデータを生成している。
【0006】
自制御装置3において、31はデータベース、32はこのデータベースの等値化された制御データを利用するコントローラ手段である。33は定周期で呼び出されるデータ更新定周期処理手段であり、定周期に取得指令Sをデータ更新タスク手段34に発信する。
【0007】
データ更新タスク手段34は、取得指令Sによりデータベース31のアドレスi のデータ項目31aのデータを取得をするために、データ要求処理手段34aにより、このデータ項目が次の条件を満たす場合に通信タスク手段35にデータの取得要求を出す。
(1) 他制御装置4のデータベース41に登録されている。
(2) 現在問い合わせ状態にない。
その後に、アドレスi のデータ項目の問い合わせ状態フラグ34bを立てる。
【0008】
通信タスク手段35は、受け付けた取得要求に応じて送信要求処理手段35aにより通信フレームを作成し、フレームの送信要求を通信ドライバ36に出す。その後、現在問い合わせ中のデータ項目として送信中データ項目リスト35bに追加する。ハッチングされたアドレスi のデータ項目が登録状態を示す。
【0009】
通信ドライバ36において、36aは通信タスク手段35から渡された送信フレームを示す。この送信フレームが汎用通信バス2を介して他制御装置4に送信され、データ検索転送処理手段43に渡される。
【0010】
データ検索転送処理手段43は、送信要求のあったアドレスi のデータ項目41aのデータをデータベース41の検索で抽出し、所定のフォーマットの通信フレームを生成して自制御装置3の通信ドライバ36に転送する。36bは転送された返信フレームを示す。
【0011】
通信ドライバ36は、通信タスク手段35の受信通知処理手段35cに返信フレーム36bを通知する。受信通知処理手段35cはデータ更新タスク手段34のデータ取得処理手段34cにデータの取得を通知すると共に、送信中データ項目リスト35bより現在問い合わせ中のアドレスi のデータ項目の登録を削除する。
【0012】
データ取得処理手段34cは、取得したデータ項目41aのデータをデータベース31のデータ項目31aのデータに上書き更新すると共に、フラグ34bを落とし、データ項目31aの他制御装置4からのデータ取得シーケンスを終了する。他の登録データに対しても同様の取得シーケンスが適用され、他制御装置4の全ての制御データは一定の周期で自制御装置3のデータベース31にコピーされ、2重化のためのいわゆる等値化が行なわれる。
【0013】
他制御装置7及び9は自制御装置3とは2重化の関係にはないが、制御に必要なデータを生成している場合には同様な手法でデータベース71及び81にアクセスし必要なデータを取得し更新することができる。
【0014】
【特許文献1】
特開2003−8581
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータ取得システムでは、他装置から返信フレームが送られてこなかったり、あるいは受信に失敗した場合には、受信に失敗したフレームに記述されていたデータ項目の問い合わせ状態フラグ34bは立ったままになる。問い合わせ状態フラグが立ったままだと、次の問い合わせはできないので、このときデータ値は更新されない。
【0016】
つまり、通信エラーが発生しているにもかかわらず、
(1) 通信エラーが発生したことをユーザに伝える手段がない。
(2) データ値が変化せず、通信エラー発生前の値で固定されてしまう。本当のデータ値と異なる値をいかにも正常データのように表示してしまう。
という2点の大きな問題がある。
【0017】
他装置からの返信が得られない要因としては、いわゆる「通信エラー」ではなく、他装置からの返信が遅い場合など他の要因も考えられるが、ここでは、そのような場合も含めて「通信エラー」と総称する。
【0018】
本発明の目的は、通信エラーが発生したことをユーザが確認できると共に、通信エラーが発生してもデータ値が通信エラー発生前の値で固まらないで正しい値に更新できる、データ取得システムを実現することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の構成は次の通りである。
(1)他装置に送信要求を行ない、他装置からデータを取得すると受信通知処理を行い、送信要求時に送信中データ項目リストに登録し、前記受信通知処理により前記登録を削除する、データ取得システムにおいて、
所定の周期でタイマーイベントを発生するタイマーイベント送信タスク手段と、
前記タイマーイベントを受信して前記送信中データ項目リストへの登録開始からの経過時間を監視する経過時間監視処理手段と、
を有することを特徴とする、データ取得システム。
【0020】
(2)前記経過時間監視処理手段は、前記経過時間が上限値を超えた登録を前記送信中データ項目リストより削除することを特徴とする、(1)記載のデータ取得システム。
【0021】
(3)前記経過時間監視処理手段は、前記登録の削除が発生したときにエラー通知を発信することを特徴とする、(1)又は(2)記載のデータ取得システム。
【0022】
(4)前記エラー通知が発生したときに、当該エラーデータの格納場所のデータ項目欄に状態エラーを設定するエラー処理手段を有することを特徴とする、(1)乃至(3)のいずれかに記載のデータ取得システム。
【0023】
(5)前記エラー処理手段は、前記エラー通知を受信したときに、当該エラーデータの再度の送信要求を行なうことを特徴とする、(4)に記載のデータ取得システム。
【0024】
(6)前記他装置に送信要求を行なったときにフラグを立て、前記受信通知処理により要求データを取得したときに前記フラグを落とす処理を行なうことを特徴とする、(1)乃至(5)のいずれかに記載のデータ取得システム。
【0025】
(7)前記他装置との間でデータの等値化を行い、相互にバックアップする2重化システムを構成することを特徴とする、(1)乃至(6)のいずれかに記載のデータ取得システム。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明を適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。図2の従来システムで説明した要素と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0027】
上位装置1と通信する自制御装置100は、従来システムの自制御装置3に対応する。自制御装置100におけるデータベース101, コントローラ手段102, データ更新定周期処理手段103,データ更新タスク手段104, 通信タスク手段105, 通信ドライバ106は、夫々従来システムの自制御装置3におけるデータベース31, コントローラ手段32, データ更新定周期処理手段33, データ更新タスク手段34, 通信タスク手段35, 通信ドライバ36と対応し、基本的な機能は同一である。
【0028】
107は本発明システムで導入されたタイマーイベント送信タスク手段であり、定周期でタイマーイベントTを発生して通信タスク手段105に通知する。この定周期は、データ更新定周期処理手段103の定周期呼び出し指令Sの周期とは非同期である。
【0029】
通信タスク手段105において、通信要求処理手段105a, 送信中データ項目リスト105b, 受信通知処理手段105cは、従来システムの通信タスク手段35における通信要求処理手段35a, 送信中データ項目リスト35b, 受信通知処理手段35cと同一機能を有するので説明を省略する。
【0030】
通信タスク手段105において、105dは本発明システムで導入された経過時間監視処理手段であり、タイマーイベント送信タスク手段107より定周期で通知タイマーイベントTを受信し、送信中データ項目リスト35bに登録されている送信中のデータ項目について問い合わせを開始(登録)してからの経過時間を計測する。
【0031】
経過時間監視処理手段105dは、前記経過時間が上限値を超えた登録を送信中データ項目リスト105bより強制的に削除すると共に、登録の削除が発生したデータ項目のエラー通知Eをデータ更新タスク手段104に通知する。
【0032】
データ更新タスク手段104において、データ要求処理手段104a, フラグ104b, データ取得処理手段104cは、従来システムにおけるデータ要求処理手段34a, フラグ34b, データ取得処理手段34cと同一機能を有するので説明を省略する。
【0033】
データ更新タスク手段104において、104dは本発明システムで導入されたエラー処理手段であり、経過時間監視処理手段105dから通知されるエラー通知Eを受信する。
【0034】
エラー処理手段104dは、エラー通知Eの受信により、次の処理を行なう。
(1)当該エラーデータの格納場所であるデータベース101のデータ項目101aと関連するデータ項目欄101bに状態エラーを設定する。この状態エラーは、上位装置1にアラーム通知され、ユーザはアラーム監視画面によりデータ取得のエラー発生を確認にすることができる。
(2)エラー通知Eを受信したときに、当該エラーデータの再送信要求をデータ要求処理行手段104aに対して行なう。再送信要求をするか否か及び要求回数は、ユーザが設定するフラグ104eを参照する。
【0035】
通信ドライバ106における送信フレーム106a, 返信フレーム106bは、
従来システムにおける送信フレーム36a, 返信フレーム36bと同一機能であるから説明を省略する。
【0036】
以上説明した実施形態は、本発明を階層型のプロセス制御装置に適用した例であるが、本発明は、自装置と他装置の関係が相互に通信して装置間のデータ取得を行なうシステム一般に有効に適用可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果を期待することができる。
(1)通信エラーが発生したことを、上位装置へのアラーム通知によりユーザが確認できる。
(2)通信エラーが発生しても、データ値が通信エラー発生前の値で固まらないで、正しい値に更新することができる。
(3)相互にバックアップする2重化システムの信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明データ取得システムを適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】従来のデータ取得システムを適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 上位装置
2 汎用通信バス
4,7,9 他制御装置
41 データベース
42 コントローラ手段
43 データ検索転送手段
5 I/Oバス
61, 62, …6n フィールド機器
71 データベース
8 フィールド機器
91 データベース
10 フィールド機器
100 自制御装置
101 データベース
101a データ項目
101b 関連データ項目欄
102 コントローラ手段
103 データ更新定周期処理手段
104 データ更新タスク手段
104a データ要求処理手段
104b 送信問い合わせ中フラグ
104c データ取得処理手段
104d エラー処理手段
104e 再送信要求参照フラグ
105 通信タスク手段
105a 送信要求処理手段
105b 送信中データ項目リスト
105c 受信通知処理手段
105d 経過時間監視処理手段
106 通信ドライバ
106a 送信フレーム
106b 返信フレーム
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ更新要求処理に基づき他装置に送信要求を行なう、データ取得システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
図2は、従来のデータ取得システムを適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。1はユーザとインターフェイスする上位装置であり、汎用通信バス2に接続されている。3は自制御装置、4は他制御装置であり、これらは汎用通信バス2を介して上位装置1と通信すると共に、共通のI/Oバス5を介してどちらか一方がフィールド機器61,62,…6nの制御を担当する。
【0004】
この例では、通常状態では他制御装置4がフィールド機器の制御を担当し、自制御装置3は他制御装置4との間で制御データの等値化を行い、他制御装置4がダウンしたときにバックアップする2重化システムが構成されている。
【0005】
7は他制御装置であり、汎用通信バス2を介して上位装置1と通信すると共に、フィールド機器8を制御する。同じく9は他制御装置であり、汎用通信バス2を介して上位装置1と通信すると共に、フィールド機器10を制御する。これらの他制御装置7, 9と自制御装置3は独立しておりバックアップ関係はないが、自制御装置3が必要とするデータを生成している。
【0006】
自制御装置3において、31はデータベース、32はこのデータベースの等値化された制御データを利用するコントローラ手段である。33は定周期で呼び出されるデータ更新定周期処理手段であり、定周期に取得指令Sをデータ更新タスク手段34に発信する。
【0007】
データ更新タスク手段34は、取得指令Sによりデータベース31のアドレスi のデータ項目31aのデータを取得をするために、データ要求処理手段34aにより、このデータ項目が次の条件を満たす場合に通信タスク手段35にデータの取得要求を出す。
(1) 他制御装置4のデータベース41に登録されている。
(2) 現在問い合わせ状態にない。
その後に、アドレスi のデータ項目の問い合わせ状態フラグ34bを立てる。
【0008】
通信タスク手段35は、受け付けた取得要求に応じて送信要求処理手段35aにより通信フレームを作成し、フレームの送信要求を通信ドライバ36に出す。その後、現在問い合わせ中のデータ項目として送信中データ項目リスト35bに追加する。ハッチングされたアドレスi のデータ項目が登録状態を示す。
【0009】
通信ドライバ36において、36aは通信タスク手段35から渡された送信フレームを示す。この送信フレームが汎用通信バス2を介して他制御装置4に送信され、データ検索転送処理手段43に渡される。
【0010】
データ検索転送処理手段43は、送信要求のあったアドレスi のデータ項目41aのデータをデータベース41の検索で抽出し、所定のフォーマットの通信フレームを生成して自制御装置3の通信ドライバ36に転送する。36bは転送された返信フレームを示す。
【0011】
通信ドライバ36は、通信タスク手段35の受信通知処理手段35cに返信フレーム36bを通知する。受信通知処理手段35cはデータ更新タスク手段34のデータ取得処理手段34cにデータの取得を通知すると共に、送信中データ項目リスト35bより現在問い合わせ中のアドレスi のデータ項目の登録を削除する。
【0012】
データ取得処理手段34cは、取得したデータ項目41aのデータをデータベース31のデータ項目31aのデータに上書き更新すると共に、フラグ34bを落とし、データ項目31aの他制御装置4からのデータ取得シーケンスを終了する。他の登録データに対しても同様の取得シーケンスが適用され、他制御装置4の全ての制御データは一定の周期で自制御装置3のデータベース31にコピーされ、2重化のためのいわゆる等値化が行なわれる。
【0013】
他制御装置7及び9は自制御装置3とは2重化の関係にはないが、制御に必要なデータを生成している場合には同様な手法でデータベース71及び81にアクセスし必要なデータを取得し更新することができる。
【0014】
【特許文献1】
特開2003−8581
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来のデータ取得システムでは、他装置から返信フレームが送られてこなかったり、あるいは受信に失敗した場合には、受信に失敗したフレームに記述されていたデータ項目の問い合わせ状態フラグ34bは立ったままになる。問い合わせ状態フラグが立ったままだと、次の問い合わせはできないので、このときデータ値は更新されない。
【0016】
つまり、通信エラーが発生しているにもかかわらず、
(1) 通信エラーが発生したことをユーザに伝える手段がない。
(2) データ値が変化せず、通信エラー発生前の値で固定されてしまう。本当のデータ値と異なる値をいかにも正常データのように表示してしまう。
という2点の大きな問題がある。
【0017】
他装置からの返信が得られない要因としては、いわゆる「通信エラー」ではなく、他装置からの返信が遅い場合など他の要因も考えられるが、ここでは、そのような場合も含めて「通信エラー」と総称する。
【0018】
本発明の目的は、通信エラーが発生したことをユーザが確認できると共に、通信エラーが発生してもデータ値が通信エラー発生前の値で固まらないで正しい値に更新できる、データ取得システムを実現することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明の構成は次の通りである。
(1)他装置に送信要求を行ない、他装置からデータを取得すると受信通知処理を行い、送信要求時に送信中データ項目リストに登録し、前記受信通知処理により前記登録を削除する、データ取得システムにおいて、
所定の周期でタイマーイベントを発生するタイマーイベント送信タスク手段と、
前記タイマーイベントを受信して前記送信中データ項目リストへの登録開始からの経過時間を監視する経過時間監視処理手段と、
を有することを特徴とする、データ取得システム。
【0020】
(2)前記経過時間監視処理手段は、前記経過時間が上限値を超えた登録を前記送信中データ項目リストより削除することを特徴とする、(1)記載のデータ取得システム。
【0021】
(3)前記経過時間監視処理手段は、前記登録の削除が発生したときにエラー通知を発信することを特徴とする、(1)又は(2)記載のデータ取得システム。
【0022】
(4)前記エラー通知が発生したときに、当該エラーデータの格納場所のデータ項目欄に状態エラーを設定するエラー処理手段を有することを特徴とする、(1)乃至(3)のいずれかに記載のデータ取得システム。
【0023】
(5)前記エラー処理手段は、前記エラー通知を受信したときに、当該エラーデータの再度の送信要求を行なうことを特徴とする、(4)に記載のデータ取得システム。
【0024】
(6)前記他装置に送信要求を行なったときにフラグを立て、前記受信通知処理により要求データを取得したときに前記フラグを落とす処理を行なうことを特徴とする、(1)乃至(5)のいずれかに記載のデータ取得システム。
【0025】
(7)前記他装置との間でデータの等値化を行い、相互にバックアップする2重化システムを構成することを特徴とする、(1)乃至(6)のいずれかに記載のデータ取得システム。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。図1は本発明を適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。図2の従来システムで説明した要素と同一要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0027】
上位装置1と通信する自制御装置100は、従来システムの自制御装置3に対応する。自制御装置100におけるデータベース101, コントローラ手段102, データ更新定周期処理手段103,データ更新タスク手段104, 通信タスク手段105, 通信ドライバ106は、夫々従来システムの自制御装置3におけるデータベース31, コントローラ手段32, データ更新定周期処理手段33, データ更新タスク手段34, 通信タスク手段35, 通信ドライバ36と対応し、基本的な機能は同一である。
【0028】
107は本発明システムで導入されたタイマーイベント送信タスク手段であり、定周期でタイマーイベントTを発生して通信タスク手段105に通知する。この定周期は、データ更新定周期処理手段103の定周期呼び出し指令Sの周期とは非同期である。
【0029】
通信タスク手段105において、通信要求処理手段105a, 送信中データ項目リスト105b, 受信通知処理手段105cは、従来システムの通信タスク手段35における通信要求処理手段35a, 送信中データ項目リスト35b, 受信通知処理手段35cと同一機能を有するので説明を省略する。
【0030】
通信タスク手段105において、105dは本発明システムで導入された経過時間監視処理手段であり、タイマーイベント送信タスク手段107より定周期で通知タイマーイベントTを受信し、送信中データ項目リスト35bに登録されている送信中のデータ項目について問い合わせを開始(登録)してからの経過時間を計測する。
【0031】
経過時間監視処理手段105dは、前記経過時間が上限値を超えた登録を送信中データ項目リスト105bより強制的に削除すると共に、登録の削除が発生したデータ項目のエラー通知Eをデータ更新タスク手段104に通知する。
【0032】
データ更新タスク手段104において、データ要求処理手段104a, フラグ104b, データ取得処理手段104cは、従来システムにおけるデータ要求処理手段34a, フラグ34b, データ取得処理手段34cと同一機能を有するので説明を省略する。
【0033】
データ更新タスク手段104において、104dは本発明システムで導入されたエラー処理手段であり、経過時間監視処理手段105dから通知されるエラー通知Eを受信する。
【0034】
エラー処理手段104dは、エラー通知Eの受信により、次の処理を行なう。
(1)当該エラーデータの格納場所であるデータベース101のデータ項目101aと関連するデータ項目欄101bに状態エラーを設定する。この状態エラーは、上位装置1にアラーム通知され、ユーザはアラーム監視画面によりデータ取得のエラー発生を確認にすることができる。
(2)エラー通知Eを受信したときに、当該エラーデータの再送信要求をデータ要求処理行手段104aに対して行なう。再送信要求をするか否か及び要求回数は、ユーザが設定するフラグ104eを参照する。
【0035】
通信ドライバ106における送信フレーム106a, 返信フレーム106bは、
従来システムにおける送信フレーム36a, 返信フレーム36bと同一機能であるから説明を省略する。
【0036】
以上説明した実施形態は、本発明を階層型のプロセス制御装置に適用した例であるが、本発明は、自装置と他装置の関係が相互に通信して装置間のデータ取得を行なうシステム一般に有効に適用可能である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果を期待することができる。
(1)通信エラーが発生したことを、上位装置へのアラーム通知によりユーザが確認できる。
(2)通信エラーが発生しても、データ値が通信エラー発生前の値で固まらないで、正しい値に更新することができる。
(3)相互にバックアップする2重化システムの信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明データ取得システムを適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】従来のデータ取得システムを適用したプロセス制御装置の構成を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
1 上位装置
2 汎用通信バス
4,7,9 他制御装置
41 データベース
42 コントローラ手段
43 データ検索転送手段
5 I/Oバス
61, 62, …6n フィールド機器
71 データベース
8 フィールド機器
91 データベース
10 フィールド機器
100 自制御装置
101 データベース
101a データ項目
101b 関連データ項目欄
102 コントローラ手段
103 データ更新定周期処理手段
104 データ更新タスク手段
104a データ要求処理手段
104b 送信問い合わせ中フラグ
104c データ取得処理手段
104d エラー処理手段
104e 再送信要求参照フラグ
105 通信タスク手段
105a 送信要求処理手段
105b 送信中データ項目リスト
105c 受信通知処理手段
105d 経過時間監視処理手段
106 通信ドライバ
106a 送信フレーム
106b 返信フレーム
Claims (7)
- 他装置に送信要求を行ない、他装置からデータを取得すると受信通知処理を行い、送信要求時に送信中データ項目リストに登録し、前記受信通知処理により前記登録を削除する、データ取得システムにおいて、
所定の周期でタイマーイベントを発生するタイマーイベント送信タスク手段と、
前記タイマーイベントを受信して前記送信中データ項目リストへの登録開始からの経過時間を監視する経過時間監視処理手段と、
を有することを特徴とする、データ取得システム。 - 前記経過時間監視処理手段は、前記経過時間が上限値を超えた登録を前記送信中データ項目リストより削除することを特徴とする、請求項1記載のデータ取得システム。
- 前記経過時間監視処理手段は、前記登録の削除が発生したときにエラー通知を発信することを特徴とする、請求項1又は2記載のデータ取得システム。
- 前記エラー通知が発生したときに、当該エラーデータの格納場所のデータ項目欄に状態エラーを設定するエラー処理手段を有することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ取得システム。
- 前記エラー処理手段は、前記エラー通知を受信したときに、当該エラーデータの再度の送信要求を行なうことを特徴とする、請求項4に記載のデータ取得システム。
- 前記他装置に送信要求を行なったときにフラグを立て、前記受信通知処理により要求データを取得したときに前記フラグを落とす処理を行なうことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載のデータ取得システム。
- 前記他装置との間でデータの等値化を行い、相互にバックアップする2重化システムを構成することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載のデータ取得システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003147602A JP2004350201A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | データ取得システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003147602A JP2004350201A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | データ取得システム |
Publications (1)
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ID=33534088
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003147602A Withdrawn JP2004350201A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | データ取得システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004350201A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018049332A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | 株式会社東芝 | データ検索システムおよびデータ検索方法 |
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2003
- 2003-05-26 JP JP2003147602A patent/JP2004350201A/ja not_active Withdrawn
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JP2018049332A (ja) * | 2016-09-20 | 2018-03-29 | 株式会社東芝 | データ検索システムおよびデータ検索方法 |
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