JP2004348872A - オーディオ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多重放送の割込み信号が発生すると、ディスク再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう。
【解決手段】記憶指令を検出すると、ディスク再生部21にて再生した記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に記憶する記憶機能と、RDS放送信号を受信するラジオチューナ機能とを備えた車載用オーディオ装置1であって、RDS放送信号の割込み信号を検出すると、記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定部71と、記憶動作中に、禁止フラグが設定中であるか否かを判定するフラグ判定部72と、禁止フラグ設定中に、割込み信号がアラーム割込み信号であるか否かを判定するアラーム割込み判定部73と、アラーム割込み信号であれば、記憶動作を中止して割込み信号の受信動作を実行すると共に、アラーム割込み信号でなければ、記憶動作を継続する制御部68とを有している。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音楽曲データを複数記録した、例えばCD,DVD、MD等のディスク(記録媒体)から記憶対象の音楽曲データを選択し、この選択した記憶対象の音楽曲データを、例えばフラッシュメモリやハードディスク等の記憶手段に記憶する記憶機能を備えた車載用オーディオ装置等のオーディオ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなオーディオ装置としては、複数の音楽曲データを記録したディスクから記憶対象の音楽曲データを選択し、この選択した記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリに記憶する記憶機能と、このフラッシュメモリに記憶した音楽曲データを再生する再生機能とを備えたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
このような特許文献1のオーディオ装置によれば、ディスクに記録された音楽曲データをフラッシュメモリに記憶し、このフラッシュメモリに記憶した音楽曲データを再生できるようにしたので、フラッシュメモリに所望の音楽曲データを記憶しておくことで、同音楽曲データをディスクで保管する必要がなくなる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−208259号公報(要約書、図1及び図2参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような特許文献1のオーディオ装置によれば、例えばRDS放送やDAB放送等のラジオ多重放送を受信する多重放送受信機能は備えられていないものの、このような多重放送受信機能を備えた場合、例えばディスク再生部にて再生した記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリに記憶する際に、このディスク再生部のメカ動作によって発生する輻射波が多重放送受信機能の放送受信を妨害してしまうため、記憶動作中には多重放送受信機能を使用しないようにしても、多重放送受信機能においては交通情報等を割込み通知する割込み信号が発生して多重放送受信機能が起動してしまうといった事態も考えられる。
【0006】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、多重放送の割込み信号が発生したとしてもディスク再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができるオーディオ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のオーディオ装置は、一又は複数の音楽曲データが記録された記録媒体を再生する記録媒体再生部と、記録媒体内の記憶対象の音楽曲データを記憶する記憶手段と、記憶指令を検出すると、前記記録媒体再生部にて再生した記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、多重放送を受信する多重放送受信手段とを備えたオーディオ装置であって、前記多重放送の割込み信号を検出する割込み信号検出手段と、この割込み信号検出手段にて割込み信号を検出すると、前記記憶制御手段による記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定手段と、この記憶動作判定手段にて記憶動作中であると判定されると、前記割込み信号の受付を無効とし、前記記憶動作を継続すると共に、前記記憶動作判定手段にて記憶動作中でないと判定されると、前記割込み信号の受付を有効とし、前記記憶動作を中止して、前記多重放送受信手段による多重放送の受信動作を実行する制御手段とを有するようにした。
【0008】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、多重放送の割込み信号を検出すると、記憶動作中であるか否かを判定し、記憶動作中であると判定されると、割込み信号の受付を無効とし、この記憶動作を継続すると共に、記憶動作中でないと判定されると、割込み信号の受付を有効とし、前記記憶動作を中止して、多重放送の受信動作を実行するようにしたので、多重放送の割込み信号が発生したとしても記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0009】
本発明野オーディオ装置は、一又は複数の音楽曲データが記録された記録媒体を再生する記録媒体再生部と、記録媒体内の記憶対象の音楽曲データを記憶する記憶手段と、記憶指令を検出すると、前記記録媒体再生部にて再生した記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、多重放送を受信する多重放送受信手段とを備えたオーディオ装置であって、前記多重放送の割込み信号を検出する割込み信号検出手段と、禁止フラグを設定するフラグ設定手段と、前記割込み信号検出手段にて割込み信号を検出すると、前記記憶制御手段による記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定手段と、この記憶動作判定手段にて記憶動作中であると判定されると、前記フラグ設定手段にて禁止フラグが設定中であるか否かを判定するフラグ判定手段と、このフラグ判定手段にて禁止フラグが設定中であると判定されると、前記割込み信号の受付を無効とし、前記記憶動作を継続すると共に、前記フラグ判定手段にて禁止フラグが設定中でないと判定されると、前記割込み信号の受付を有効とし、前記記憶動作を中止して、前記多重放送受信手段による前記多重放送の受信動作を実行する制御手段とを有するようにした。
【0010】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、割込み信号を検出し、記憶動作中であると判定されると、禁止フラグ設定中であるか否かを判定し、禁止フラグが設定中であると判定されると、割込み信号の受付を無効とし、記憶動作を継続すると共に、禁止フラグが設定中でないと判定されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止して、多重放送の受信動作を実行するようにしたので、多重放送の割込み信号が発生したとしても記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0011】
本発明のオーディオ装置は、一又は複数の音楽曲データが記録された記録媒体を再生する記録媒体再生部と、記録媒体内の記憶対象の音楽曲データを記憶する記憶手段と、記憶指令を検出すると、前記記録媒体再生部にて再生した記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、多重放送を受信する多重放送受信手段とを備えたオーディオ装置であって、前記多重放送の割込み信号を検出する割込み信号検出手段と、禁止フラグを設定するフラグ設定手段と、前記割込み信号検出手段にて割込み信号を検出すると、前記記憶制御手段による記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定手段と、この記憶動作判定手段にて記憶動作中であると判定されると、前記フラグ設定手段にて禁止フラグが設定中であるか否かを判定するフラグ判定手段と、このフラグ判定手段にて禁止フラグが設定中であると判定されると、前記割込み信号検出手段にて検出した割込み信号が特定割込み信号であるか否かを判定する特定割込み判定手段と、この特定割込み判定手段にて特定割込み信号であると判定されると、前記割込み信号の受付を有効とし、前記記憶動作を中止して、前記多重放送受信手段による前記多重放送の受信動作を実行すると共に、前記特定割込み判定手段にて特定割込み信号でないと判定されると、前記割込み信号の受付を無効とし、前記記憶動作を継続する制御手段とを有するようにした。
【0012】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、割込み信号を検出し、記憶動作中であると判断し、さらに禁止フラグ設定中であると判断されると、割込み信号が特定割込み信号であるか否かを判定し、特定割込み信号であると判断されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止して、多重放送の受信動作を実行すると共に、特定割込み信号でないと判断されると、割込み信号の受付を無効にし、記憶動作を継続するようにしたので、多重放送の割込み信号が発生したとしても記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0013】
本発明のオーディオ装置は、前記特定割込み信号が、緊急情報を示すアラーム割込み信号であるようにした。
【0014】
従って、本発明のオーディオ装置によれば、多重放送の緊急情報を示すアラーム割込み信号が発生したとしても、記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明のオーディオ装置における実施の形態を示す車載用オーディオ装置について説明する。図1は本実施の形態を示す車載用オーディオ装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【0016】
図1に示す車載用オーディオ装置1は、ラジオチューナ機能と、ディスク再生機能と、このディスク再生機能にて再生した音楽曲データを圧縮記憶し、さらには、この圧縮記憶した音楽曲データを再生可能とする圧縮記憶再生機能と、これらラジオチューナ機能、ディスク再生機能及び圧縮記憶再生機能からの出力信号を音量調整する電子ボリューム部2と、この電子ボリューム部2にて音量調整した出力信号を増幅するアンプ部3と、このアンプ部3にて増幅した出力信号を音声出力するスピーカ部4と、様々な操作を入力する操作パネル5と、この車載用オーディオ装置1全体を制御するマイコン6とを有している。
【0017】
ラジオチューナ機能は、到来する放送電波を受信する受信アンテナ11と、この受信アンテナ11で受信した放送電波から任意周波数の放送信号に同調するラジオチューナ部12と、任意周波数の放送信号に同調するための同調周波数信号を生成するPLL13と、ラジオチューナ部12にて同調した放送信号がRDS放送信号の場合には、このRDS放送信号からRDSデータを抽出し、この抽出したRDSデータを解読するRDSデコーダ14とを有している。
【0018】
ディスク再生機能は、ディスクに記録された音楽曲データを再生するディスク再生部21と、このディスク再生部21にて再生した音楽曲データの信号処理を施すDSP22とを有している。
【0019】
圧縮記憶再生機能は、ディスク再生部21にて再生した音楽曲データを圧縮記憶するフラッシュメモリ31と、マイコン6からの記憶指令を検出すると、ディスク再生部21にて再生した音楽曲データ(記憶対象の音楽曲データ)を圧縮し、この圧縮した音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶すると共に、マイコン6からの再生指令を検出すると、フラッシュメモリ31に圧縮記憶された音楽曲データ(記憶済み音楽曲データ)を伸長し、この伸長した音楽曲データを電子ボリューム部2に伝送するDSP22と、フラッシュメモリ31に圧縮記憶した音楽曲データに関わるフォルダ単位で管理するフォルダ管理情報を記憶したフォルダ管理メモリ32とを有している。
【0020】
尚、圧縮記憶再生機能のDSP22では、高音質のHQモード及び通常音質のLPモードの2種類の記憶設定モードを有し、HQモードでは、44.1kHzのサンプリングレート及び64kbpsのビットレートで音楽曲データを圧縮し、LPモードでは、32kHzのサンプリングレート及び48kHzのビットレートで音楽曲データを圧縮するものである。
【0021】
また、DSP22は、ディスクに記録された記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に記憶する場合、このディスクに対応した新しいフォルダをフラッシュメモリ31内に作成し、このフォルダ内に記憶対象の音楽曲データを、設定中の記憶設定モードに対応したビットレートで圧縮記憶するものである。尚、フラッシュメモリ31内のフォルダは、ディスク1枚につき1個のフォルダが作成され、例えば1枚のディスクに記録された複数の音楽曲データの内、数曲の音楽曲データがディスクに対応したフォルダに記憶され、後日、残りの音楽曲データを記憶する場合には、同ディスクに対応した同一のフォルダ内に音楽曲データが記憶されることになる。また、このフォルダには、後述するフォルダ番号が付与され、同フォルダ内に記憶済みの音楽曲データにはトラック番号が付与されることになる。
【0022】
また、DSP22は、マイコン6からの消去指令を検出すると、フラッシュメモリ31に記憶済みの音楽曲データから消去対象の音楽曲データを消去するものである。
【0023】
操作部パネル5は、複数のキー群で構成し、様々な指令を入力する操作部40と、様々な情報を表示する表示部50とを有し、表示部50は、操作部40の各キーに対応したLED表示部51と、操作部40のキー群の内、後述するRECキー42に設けたイルミネーション機能であるキーイルミネーション表示部52と、メッセージ等を表示するLCD表示部53とを有している。
【0024】
図2は車載用オーディオ装置1の操作パネル5を示す説明図である。
【0025】
操作パネル5の操作部40は、例えばラジオチューナ機能、ディスク再生機能や圧縮記憶再生機能等を選択するFNCキー41Aと、このFNCキー41Aにて選択された機能の動作モードを切替選択するBNDキー41Bと、フラッシュメモリ31に音楽曲データを圧縮記憶する圧縮記憶再生機能の記憶動作を起動するRECキー42と、様々な指令内容をLCD表示部53に表示させるジョグダイヤル41Cと、ディスク再生機能や圧縮記憶再生機能時の早送りキー41D及び早戻しキー41Eと、ディスク再生機能や圧縮記憶再生機能時の再生又は一時停止を実行すると共に、圧縮記憶再生機能時の記憶対象又は消去対象を選択するENTキー43と、ディスク再生機能時は曲単位でサーチアップ又はサーチダウン動作を実行し、圧縮記憶再生機能時の再生中はフラッシュメモリ31内を曲単位(ファイル単位)でファイルアップ又はファイルダウン動作を実行し、圧縮記憶再生機能時の再生中以外の場合はフォルダ単位でフォルダアップ又はフォルダダウン動作を実行するUPキー41F及びDOWNキー41Gとを有している。
【0026】
尚、ジョグダイヤル41は、前述した記憶設定モードであるHQモード又はLPモードを切替設定するものである。また、ジョグダイヤル41は、後述するRDS放送信号の割込み信号によるラジオチューナ機能の起動を許可する許可フラグと、割込み信号によるラジオチューナ機能の起動を禁止する禁止フラグとを切替設定するものである。
【0027】
さらに操作部40は、ディスク再生機能又は圧縮記憶再生機能時にスキャン再生を実行するSCNキー41Hと、ディスク再生機能又は圧縮記憶再生機能時にリピート再生を実行するRPTキー41Iと、ディスク再生機能又は圧縮記憶再生機能時にランダム再生を実行するRDMキー41Jと、圧縮記憶再生機能時にフラッシュメモリ31に記憶済みの音楽曲データを消去するERSキー44と、オートストア及びプリセットを実行するAS/PSキー41Kと、圧縮記憶再生機能時にタイトル名として、例えばフォルダ番号をLCD表示部53に表示するTITLEキー41Lと、LCD表示部53に表示中のタイトル名を、例えばフォルダ番号又はファイル番号に切替表示するDISPキー41Mと、交通情報をワンタッチ操作で受信するISRキー41Nと、ディスク再生部21に搭載したディスクを排出するEJECTキー41Oとを有している。
【0028】
尚、SCNキー41H、RPTキー41I及びRDMキー41Jは、スキャン再生、リピート再生及びランダム再生等の特殊再生を起動するものである。
【0029】
圧縮記憶再生機能時のスキャン再生は、フラッシュメモリ31に記憶済みの音楽曲データを曲単位(ファイル単位)で曲先頭の10秒間のみを順次再生するファイルスキャン再生と、フラッシュメモリ31に記憶済みのディスク単位(フォルダ単位)でフォルダ内の先頭曲(ファイル番号“001”)に関わる曲先頭の10秒間のみを順次再生するフォルダスキャン再生とを有し、SCNキー41Hの押下時間が1秒未満であると判定されると、ファイルスキャン再生を設定し、SCNキー41Hの押下時間が1秒以上であると判定されると、フォルダスキャン再生を設定するものである。
【0030】
圧縮記憶再生機能時のリピート再生は、フラッシュメモリ31に記憶済みの音楽曲データを曲単位(ファイル単位)でリピート再生するファイルリピート再生と、フラッシュメモリ31に記憶済みのディスク単位(フォルダ単位)で同フォルダ内の音楽曲データをリピート再生するフォルダリピート再生とを有し、RPTキー41Iの押下時間が1秒未満であると判定されると、ファイルリピート再生を設定し、RPTキー41Iの押下時間が1秒以上であると判定されると、フォルダリピート再生を設定するものである。
【0031】
圧縮記憶再生機能時のランダム再生は、フォルダ内の全音楽曲データをランダム再生するフォルダ内ランダム再生と、フラッシュメモリ31内の全音楽曲データをランダム再生するメモリ内ランダム再生とを有し、RDMキー41Jの押下時間が1秒未満であると判定されると、フォルダ内ランダム再生を設定し、RDMキー41Jの押下時間が1秒以上であると判定されると、メモリ内ランダム再生を設定するものである。
【0032】
図3は本実施の形態に関わる車載用オーディオ装置1のマイコン6内部の概略構成を示すブロック図である。
【0033】
図3に示すマイコン6は、ディスク再生部21から記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶すべく、DSP22及びディスク再生部21を駆動制御する記憶駆動制御部61と、ディスク再生部21を通じてディスクの固有識別情報を検出する固有識別情報検出部62と、フォルダ管理メモリ32の制御を司るフォルダ管理部63と、記憶対象の音楽曲データの記憶指令を検出すると、この記憶対象の音楽曲データに対応した固有識別情報に該当する固有識別情報(ディスク情報及びトラック番号)がフォルダ管理メモリ32内にあるか否かを判定する情報判定部64と、記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に記憶できる状態、すなわち記憶可能状態であるか否かを判定する記憶可能状態判定部65と、操作パネル5内の操作部40の操作を監視する操作監視部66と、操作パネル5内の表示部50に報知内容を報知すべく、表示部50を駆動制御する報知駆動制御部67と、このマイコン6全体の制御を司る制御部68とを有している。
【0034】
制御部68は、記憶機能を起動する記憶モードを設定可能とし、この記憶モードは、ディスク単位で同ディスク内の全音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶するディスク記憶処理と、曲単位で1音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶する1トラック記憶処理とを有している。
【0035】
制御部68は、1トラック記憶処理中に、情報判定部64にて記憶対象の音楽曲データに対応した固有識別情報に該当する固有識別情報(ディスク情報及びトラック番号)がフォルダ管理メモリ32内にあると判定されると、この記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶する記憶動作を禁止すると共に、情報判定部64にて該当する固有識別情報(ディスク情報及びトラック番号)がフォルダ管理メモリ32内にないと判定されると、この記憶対象の音楽曲データを、設定中の記憶設定モードでフラッシュメモリ31に圧縮記憶させるようにした。
【0036】
制御部68は、ディスク記憶処理中に、情報判定部64にて該当固有識別情報(ディスク情報及びトラック番号)があると判定されると、この記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶する記憶動作を禁止すると共に、情報判定部64にて該当固有識別情報(ディスク情報及びトラック番号)がないと判定されると、ディスクに記録された音楽曲データの内、フラッシュメモリ31に未記憶の音楽曲データを設定中の記憶設定モードで圧縮記憶するようにした。
【0037】
記憶可能状態判定部65は、記憶可能状態であるか否かを判定するものであり、例えばディスク再生部21が特殊再生中の場合、フラッシュメモリ31の空き容量に記憶対象の音楽曲データを記憶できるまでの容量が残っていない場合、記憶対象の音楽曲データを記録したディスクが記憶可能ディスクでない場合や、記憶対象の音楽曲データがフラッシュメモリ31内に記憶済みである場合等には記憶可能状態でない、すなわち記憶不可能状態であることを認識するものである。尚、ディスク再生部21にディスクが装着されていない場合も、記憶対象の音楽曲データがないため、記憶不可能状態であると認識するものである。
【0038】
フォルダ管理部63は、フラッシュメモリ31内のフォルダ及び、同フォルダ内に圧縮記憶した音楽曲データ(ファイル)を固有識別情報と対応付けることでフォルダ管理情報を生成し、このフォルダ管理情報をフォルダ管理メモリ32に記憶管理するものである。
【0039】
制御部68は、消去機能を起動する消去モードを設定可能とし、この消去モードは、フラッシュメモリ31内に記憶済みの音楽曲データをファイル単位又はフォルダ単位で消去するファイル/フォルダ消去処理と、フラッシュメモリ31内に記憶済みの全フォルダ及び全音楽曲データを一括消去するオール消去処理とを有している。尚、ファイル/フォルダ消去処理で消去する消去対象の音楽曲データは、例えばファイル再生中若しくはファイル一時停止中の音楽曲データや、UPキー41F及びDOWNキー41Gで選択した音楽曲データに相当し、消去対象のフォルダは、例えばファイル再生中若しくはファイル一時停止中の音楽曲データを含むフォルダ、UPキー41F及びDOWNキー41Gで選択された音楽曲データを含むフォルダ、UPキー41F及びDOWNキー41Gで選択されたフォルダに相当するものである。
【0040】
さらに、マイコン6は、RDSデコーダ14にてRDS放送信号の割込み信号を検出する割込み信号検出部70と、このRDS放送信号の割込み信号を検出すると、記憶駆動制御部61による記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定部71と、この記憶動作判定部71にて記憶動作中であると判定されると、現在設定中の割込み信号フラグが禁止フラグであるか否かを判定するフラグ判定部72と、フラグ判定部72にて禁止フラグが設定中であると判定されると、割込み信号が災害情報等を示すアラーム割込み信号であるか否かを判定するアラーム割込み判定部73とを有している。
【0041】
尚、RDS放送信号の割込み信号とは、例えば交通情報(TA)の通常の割込み信号や、災害情報等の緊急のアラーム割込み信号等である。
【0042】
割込み信号フラグとは、前述したジョグダイヤル41で設定する許可フラグ又は禁止フラグである。
【0043】
制御部68は、フラグ判定部72にて現在設定中の割込み信号フラグが禁止フラグで、かつ、アラーム割込み判定部73にて割込み信号がアラーム割込み信号でないと判定されると、割込み信号の受付を無効にして、記憶動作を継続するものである。
【0044】
また、制御部68は、フラグ判定部72にて現在設定中の割込み信号フラグが禁止フラグで、かつ、アラーム割込み判定部73にて割込み信号がアラーム割込み信号であると判定されると、割込み信号の受付を有効にして記憶動作を中止し、RDS放送信号のラジオチューナ機能を起動するものである。
【0045】
また、制御部68は、フラグ判定部72にて現在設定中の割込み信号フラグが禁止フラグでない、すなわち許可フラグであると判定されると、割込み信号の受付を有効にして記憶動作を中止し、RDS放送信号のラジオチューナ機能を起動するものである。
【0046】
図4はフォルダ管理メモリ32のメモリ内容であるフォルダ管理情報の一例を示す説明図である。
【0047】
フォルダ管理メモリ32は、フォルダ毎にフォルダ管理情報を記憶管理している。このフォルダ管理情報は、フラッシュメモリ31内に形成したフォルダを識別するフォルダ番号と、同フォルダに記憶するディスクの固有識別情報内のTOC情報に含まれるディスク情報と、このフォルダ内に記憶済みの音楽曲データに付与されるフォルダ内でのファイル番号と、同固有識別情報に含まれる音楽曲データのトラック番号と、同音楽曲データをフラッシュメモリ31に記憶した記憶設定モードとを有し、フォルダ単位で記憶した複数の音楽曲データの固有識別情報(ディスク情報及びトラック番号)を記憶管理している。
【0048】
例えばフォルダ番号“1”のフォルダには、“A”のディスクのトラック番号“1”、“2”及び“3”の音楽曲データをファイル番号“001”、“002”、“003”としてフラッシュメモリ31にHQモードで圧縮記憶されている例を示している。
【0049】
また、フォルダ番号“7”のフォルダには、“F”のディスクのトラック番号“3”の音楽曲データをファイル番号“001”としてフラッシュメモリ31にHQモードで圧縮記憶し、トラック番号“5”の音楽曲データをファイル番号“002”としてHQモードで圧縮記憶し、トラック番号“1”の音楽曲データをファイル番号“003”としてフラッシュメモリ31にLPモードで圧縮記憶されている例を示している。
【0050】
尚、請求項記載のオーディオ装置は車載用オーディオ装置1、記憶手段はフラッシュメモリ31、記録媒体再生手段はディスク再生部21、記憶制御手段はDSP22及び記憶駆動制御部61、多重放送受信手段はラジオチューナ12及びRDSデコーダ14、割込み信号検出手段は割込み信号検出部70、記憶動作判定手段は記憶動作判定部71、フラグ判定手段はフラグ判定部72、フラグ設定手段はジョグダイヤル41C、特定割込み判定手段はアラーム割込み判定部73、制御手段は制御部68に相当するものである。
【0051】
次に本実施の形態を示す車載用オーディオ装置1の動作について説明する。図5は本実施の形態に関わる車載用オーディオ装置1の記憶モード処理に関わるマイコン6の処理動作を示すフローチャートである。
【0052】
図5に示す記憶モード処理とは、ディスク再生部21にて記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶する処理である。
【0053】
図5においてマイコン6の操作監視部66は、RECキー42の押下操作を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
【0054】
マイコン6の制御部68は、RECキー42の押下操作を検出したのであれば、ディスク再生部21にてディスク再生中であるか否かを判定する(ステップS12)。
【0055】
操作監視部66は、ディスク再生中であると判定されると、所定時間タイマをスタートする(ステップS13)。尚、この所定時間タイマとは、押下操作時間(例えば2秒間)を計時するタイマに相当するものである。
【0056】
操作監視部66は、所定時間タイマをスタートすると、ステップS11のRECキー42の押下時間が所定時間未満であるか否かを判定する(ステップS14)。制御部68は、RECキー42の押下時間が所定時間未満であると判定されると、図6の1トラック記憶処理に移行し(ステップS15)、この1トラック記憶処理を実行した後、この記憶モード処理を終了する。
【0057】
また、制御部68は、ステップS14にてRECキー42の押下時間が所定時間未満でないと判定されると、図7のディスク記憶処理に移行し(ステップS16)、このディスク記憶処理を実行した後、この記憶モード処理を終了する。
【0058】
また、ステップS11にてRECキー42の押下操作を検出したのでなければ、又はステップS12にてディスク再生中でなければ、この記憶モード処理を終了する。
【0059】
この記憶モード処理によれば、ディスク再生部21によるディスク再生中にRECキー42の押下操作を検出し、この押下時間が所定時間未満であると判定されると、1トラック記憶処理に移行し、押下時間が所定時間未満でないと判定されると、ディスク記憶処理に移行するようにしたので、単一のRECキー42のキー操作だけで1トラック記憶処理又はディスク記憶処理に移行することができる。
【0060】
次にステップS15の1トラック記憶処理について説明する。図6は1トラック記憶処理に関わるマイコン6の処理動作を示すフローチャートである。
【0061】
図6に示す1トラック記憶処理は、現在ディスク再生中の音楽曲データを記憶対象の音楽曲データとしてフラッシュメモリ31に圧縮記憶する、1トラック単位の記憶処理である。
【0062】
図6においてマイコン6の制御部68は、ディスク再生部21にて特殊再生中であるか否かを判定する(ステップS21)。尚、この特殊再生とは、例えばスキャン再生、リピート再生やランダム再生等である。
【0063】
制御部68は、ディスク再生部21にて特殊再生中でないと判定されると、現在の通常再生を停止する(ステップS22)。尚、この通常再生の停止は、記憶対象の音楽曲データの再生が終了してしまうのを防止するためである。
【0064】
記憶可能状態判定部65は、DSP22を通じてフラッシュメモリ31の空き容量と、ディスク再生部21を通じて記憶対象の音楽曲データ(指定トラック)の容量とを夫々チェックし(ステップS23)、フラッシュメモリ31内に指定トラックを記憶することができるだけの空き容量があるか否かを判定する(ステップS24)。
【0065】
さらに記憶可能状態判定部65は、フラッシュメモリ31内に記憶可能な空き容量があると判定されると、ディスク再生部21を通じて同記憶対象の音楽曲データを記録したディスクが記憶可能ディスクであるか否かを判定する(ステップS25)。尚、この記憶可能ディスクとは、例えばCD−DAであり、記憶不可能ディスクとは、例えばコピープロテクションディスク(以下、単にCCCD)の他に、例えばCD−Rや、MP3、WMAの圧縮音楽曲データのみが記憶されたディスク等があげられる。
【0066】
情報判定部64は、ステップS25にて記憶可能ディスクであると判定されると、固有識別情報検出部62を通じてディスクの固有識別情報を検出し、この固有識別情報に含まれるディスク情報に対応したフォルダがフォルダ情報メモリ32内にあるか否かを、フォルダ管理情報に基づいて判定する(ステップS26)。
【0067】
情報判定部64は、同ディスクのディスク情報に対応したフォルダがあると判定されると、フォルダ管理情報に基づいて、同フォルダ内に同記憶対象の音楽曲データ(指定トラック)が未記憶であるか否かを判定する(ステップS27)。
【0068】
尚、同フォルダ内に記憶対象の音楽曲データが未記憶であるか否かは、フォルダ管理情報内の同ディスクに対応するトラック番号内に、同指定トラックの固有識別情報に含まれるトラック番号があるか否かで判断するものである。つまり、フォルダ管理情報内の同ディスクに対応するトラック番号内に同指定トラックのトラック番号があると判定されると、同フォルダ内に同記憶対象の音楽曲データが記憶済みであると判断し、フォルダ管理情報内の同ディスクに対応するトラック番号内に、同指定トラックのトラック番号がないと判定されると、同フォルダ内に同記憶対象の音楽曲データが未記憶であると判断するものである。
【0069】
制御部68は、ステップS27にて同フォルダ内に指定トラックが未記憶であると判定されると、報知駆動制御部67を通じて、RECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点灯する(ステップS28)。尚、ユーザは、RECキー42のキーイルミネーション表示部52の緑色点灯で記憶動作の開始を認識するものである。
【0070】
さらに制御部68は、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を有効にすることで、記憶駆動制御部61を通じて、現在停止中のトラック再生を指定トラックの先頭に戻し、この指定トラックの先頭からフラッシュメモリ31の同フォルダ内への記憶動作を開始する(ステップS29)。
【0071】
制御部68は、報知駆動制御部67を通じて、RECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点滅し(ステップS30)、LCD表示部53に“TRACK REC”を表示する(ステップS31)。尚、ユーザは、RECキー42のキーイルミネーション表示部52の緑色点滅で記憶動作中であることを認識することができ、さらには“TRACK REC”で1トラック記憶が行われていることを認識することができる。
【0072】
制御部68は、記憶駆動制御部61を通じて記憶対象の音楽曲データの記憶動作が完了したか否かを判定する(ステップS32)。制御部68は、記憶動作が完了したのであれば、RECキー42のキーイルミネーション表示部52を消灯し(ステップS33)、LCD表示部53に“REC DONE”を表示する(ステップS34)。尚、ユーザは、RECキー42のキーイルミネーション表示部52の消灯及び“REC DONE”の表示で記憶動作が完了したことを認識することができる。
【0073】
さらに制御部68は、フォルダ管理部63を通じてフォルダ内に記憶した音楽曲データに関わるフォルダ管理情報、例えば図4に示すフォルダ番号、ディスク情報、ファイル番号、本来のトラック番号及び記憶設定モードをフォルダ管理メモリ32に記憶更新することで(ステップS35)、この1トラック記憶処理の処理動作を終了する。
【0074】
制御部68は、ステップS21にて特殊再生中であると判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“BUSY”を表示することで(ステップS36)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“BUSY”の表示で特殊再生中のため記憶動作を行うことができないことを認識することができる。
【0075】
また、制御部68は、ステップS24にてフラッシュメモリ31内に指定トラックの記憶可能な空き容量がないと判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“MEMORY FULL”を表示することで(ステップS37)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“MEMORY FULL”の表示でフラッシュメモリ31の空き容量がないため、記憶動作を行うことができないことを認識することができる。
【0076】
また、制御部68は、ステップS25にて指定ディスクが記憶可能ディスクでないと判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“NO REC”を表示することで(ステップS38)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“NO REC”の表示で記憶可能なディスクでないため、記憶動作を行うことができないことを認識することができる。
【0077】
また、制御部68は、ステップS27にてフォルダ内に記憶対象の音楽曲データ(指定トラック)が未記憶でない、すなわち記憶済みであると判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“INCLUDED”を表示することで(ステップS39)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“INCLUDED”の表示で記憶済みであることを認識することができる。
【0078】
また、制御部68は、ステップS26にて指定ディスクに対応したフォルダがフラッシュメモリ31内にないと判定されると、この指定ディスクに対応したフォルダをフラッシュメモリ31に作成し(ステップS40)、記憶動作を開始すべく、ステップS28に移行する。
【0079】
図6に示す1トラック記憶処理によれば、現在ディスク再生中の音楽曲データをフラッシュメモリ31内に圧縮記憶する際に同ディスクの固有識別情報及びフォルダ管理情報に基づいて同ディスクの記憶対象の音楽曲データがフラッシュメモリ31内に記憶されているか否かを判定し、記憶対象の音楽曲データがフラッシュメモリ31内に記憶されていないと判定されると、同記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶すると共に、記憶対象の音楽曲データがフラッシュメモリ31内に記憶されていると判定されると、同記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に記憶する記憶動作を禁止するようにしたので、1トラック単位での重複記憶を確実に防止することができる。
【0080】
また、このような1トラック記憶処理によれば、RECキー42のキー操作(記憶操作)を検出したとしても、記憶不可能状態、例えば現在のディスク再生が特殊再生中の場合、フラッシュメモリ31の空き容量が記憶対象の音楽曲データの容量に満たない場合、同指定トラックを記録したディスクが記憶可能ディスクでない場合、又はフラッシュメモリ31内に同記憶対象の音楽曲データが記憶済みの場合には、RECキー42のキー操作の受付を無効とし、記憶動作を行わないようにしたので、1トラック単位での無駄な記憶動作を回避することができる。
【0081】
このような1トラック記憶処理によれば、記憶可能状態の場合にはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点灯し、記憶動作中の場合にはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点滅し、記憶不可能状態の場合にはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を消灯するようにしたので、ユーザはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を目視するだけで記憶に関わる様々な状態を認識することができる。
【0082】
次に図5に示すステップS16のディスク記憶処理について説明する。図7はディスク記憶処理に関わるマイコン6の処理動作を示すフローチャートである。
【0083】
図7に示すディスク記憶処理は、記憶対象の音楽曲データを記録したディスクの全音楽曲データを記憶対象としてフラッシュメモリ31に圧縮記憶する、ディスク単位の記憶処理である。
【0084】
図7においてマイコン6の制御部68は、ディスク再生部21にて特殊再生中であるか否かを判定する(ステップS51)。
【0085】
制御部68は、ディスク再生部21にて特殊再生中でないと判定されると、現在の通常再生を停止する(ステップS52)。尚、この通常再生の停止は、記憶対象の音楽曲データを記録したディスク再生が終了してしまうの防止するためである。
【0086】
記憶可能状態判定部65は、DSP22を通じてフラッシュメモリ31の空き容量と、ディスク再生部21を通じて記憶対象のディスクの全音楽曲データ(指定ディスク)の容量とを夫々チェックし(ステップS53)、フラッシュメモリ31内に指定ディスクを記憶することができるだけの空き容量があるか否かを判定する(ステップS54)。
【0087】
さらに記憶可能状態判定部65は、フラッシュメモリ31内に記憶可能な空き容量があると判定されると、ディスク再生部21を通じて指定ディスクが記憶可能ディスクであるか否かを判定する(ステップS55)。
【0088】
制御部68は、ステップS55にて記憶可能ディスクであると判定されると、記憶駆動制御部61を通じて指定ディスクの先頭トラックに待機する(ステップS56)。
【0089】
さらに情報判定部64は、固有識別情報検出部62を通じてディスクの固有識別情報を検出し、この固有識別情報に含まれるディスク情報に対応したフォルダがフォルダ管理メモリ32内にあるか否かを、フォルダ管理情報に基づいて判定する(ステップS57)。
【0090】
情報判定部64は、同ディスクのディスク情報に対応したフォルダがあると判定されると、フォルダ管理情報に基づいて、同フォルダ内に同指定ディスクの全音楽曲データが記憶済みであるか否かを判定する(ステップS58)。
【0091】
尚、同フォルダ内に指定ディスクの全音楽曲データが記憶済みであるか否かは、同ディスクに対応したフォルダ管理情報内の全音楽曲データに関わるトラック番号が、同ディスクの固有識別情報に含まれる全音楽曲データに関わるトラック番号と合致しているかを判断するものである。つまり、フォルダ管理情報内の同ディスクに対応する全音楽曲データに関わる全トラック番号と同ディスクの固有識別情報に含まれる全音楽曲データに関わる全トラック番号とが合致していると判定されると、同フォルダ内に指定ディスクの全音楽曲データが記憶済みであると判断し、フォルダ管理情報内の同ディスクに対応する全音楽曲データに関わる全トラック番号と同ディスクの固有識別情報に含まれる全音楽曲データに関わる全トラック番号と合致していないと判定されると、同フォルダ内に指定ディスクの全音楽曲データが記憶済みでないと判断するものである。
【0092】
制御部68は、ステップS58にてフォルダ管理情報に基づいて指定ディスクの全音楽曲データが記憶済みでないと判定されると、報知駆動制御部67を通じて、RECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点灯する(ステップS59)。尚、ユーザは、RECキー42のキーイルミネーション表示部52の緑色点灯で記憶動作の開始を認識するものである。
【0093】
さらに制御部68は、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を有効にすることで、記憶駆動制御部61を通じて、現在待機中の先頭トラックから未記憶のトラックの先頭に戻り、未記憶の先頭トラックからフラッシュメモリ31の同フォルダ内への記憶動作を開始する(ステップS60)。尚、未記憶の先頭トラックからの記憶動作とは、例えばディスクに記録した10曲の音楽曲データ内、トラック番号“2”及び“6”の音楽曲データを除いて、全ての音楽曲データがフラッシュメモリ31に記憶済みの場合、まずは、未記憶のトラック番号“2”の音楽曲データを記憶し、その後、未記憶のトラック番号“6”の音楽曲データを同ディスクに対応したフォルダ内に記憶するものである。
【0094】
制御部68は、未記憶の先頭トラックからフラッシュメモリ31の同フォルダ内への記憶動作を開始すると、報知駆動制御部67を通じて、RECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点滅し(ステップS61)、LCD表示部53に“DISC REC”を表示する(ステップS62)。尚、ユーザは、RECキー42のキーイルミネーション表示部52の緑色点滅で記憶動作中であることを認識することができ、さらには“DISC REC”でディスク記憶が行われていることを認識することができる。
【0095】
制御部68は、記憶駆動制御部61を通じて指定ディスク内の未記憶の全音楽曲データの記憶動作が完了したか否かを判定する(ステップS63)。制御部68は、記憶動作が完了したのであれば、RECキー42のキーイルミネーション表示部52を消灯し(ステップS64)、LCD表示部53に“REC DONE”を表示する(ステップS65)。尚、ユーザは、RECキー42のキーイルミネーション表示部52の消灯及び“REC DONE”の表示で記憶動作が完了したことを認識することができる。
【0096】
制御部68は、フォルダ管理部63を通じてフォルダ内に記憶した音楽曲データに関わるフォルダ管理情報、例えば図4に示すフォルダ番号、ディスク情報、ファイル番号、本来のトラック番号及び記憶設定モードをフォルダ管理メモリ32に記憶更新することで(ステップS66)、このディスク記憶処理の処理動作を終了する。
【0097】
制御部68は、ステップS51にて特殊再生中であると判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“BUSY”を表示することで(ステップS67)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“BUSY”の表示で特殊再生中のため記憶動作を行うことができないことを認識することができる。
【0098】
また、制御部68は、ステップS54にてフラッシュメモリ31内に指定ディスクの記憶可能な空き容量がないと判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“MEMORY FULL”を表示することで(ステップS68)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“MEMORY FULL”の表示でフラッシュメモリ31の空き容量がないため、記憶動作を行うことができないことを認識することができる。
【0099】
また、制御部68は、ステップS55にて指定ディスクが記憶可能ディスクでないと判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“NO REC DISC”を表示することで(ステップS69)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“NO REC DISC”の表示で記憶可能なディスクでないため、記憶動作を行うことができないことを認識することができる。
【0100】
また、制御部68は、ステップS58にてフォルダ管理情報に基づいて指定ディスクの全音楽曲データが記憶済みであると判定されると、図5のステップS11のRECキー42による記憶操作の受付を無効にし、報知駆動制御部67を通じてLCD表示部53に“INCLUDED”を表示することで(ステップS70)、この処理動作を終了する。尚、ユーザは、“INCLUDED”の表示で記憶済みであることを認識することができる。
【0101】
また、制御部68は、ステップS57にて指定ディスクに対応したフォルダがフラッシュメモリ31内にないと判定されると、この指定ディスクに対応したフォルダをフラッシュメモリ31に作成し(ステップS71)、報知駆動制御部67を通じてRECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点灯する(ステップS72)。
【0102】
さらに制御部68は、現在待機中の指定ディスク内の先頭トラックからフラッシュメモリ31の同フォルダ内への記憶動作を開始し(ステップS73)、ステップS61に移行する。
【0103】
このように図7に示すディスク記憶処理によれば、現在ディスク再生中のディスク内の全音楽曲データをフラッシュメモリ31内に圧縮記憶する際に同ディスクの固有識別情報及びフォルダ管理情報に基づいて同ディスクの記憶対象の音楽曲データがフラッシュメモリ31内に記憶されているか否かを判定し、同ディスク内の全音楽曲データの内、フラッシュメモリ31内に未記憶の音楽曲データがあると判定されると、同未記憶の音楽曲データのみをフラッシュメモリ31に記憶すると共に、同ディスク内の全音楽曲データがフラッシュメモリ31内に記憶済みであると判定されると、この記憶動作を禁止するようにしたので、ディスク単位での重複記憶を確実に防止することができる。
【0104】
また、このようなディスク記憶処理によれば、RECキー42のキー操作(記憶操作)を検出したとしても、記憶不可能状態、例えば現在のディスク再生が特殊再生中の場合、フラッシュメモリ31の空き容量が記憶対象のディスクの全音楽曲データの容量に満たない場合、同指定ディスクが記憶可能ディスクでない場合、又はフラッシュメモリ31内に同記憶対象の音楽曲データが記憶済みの場合には、RECキー42によるキー操作の受付を無効とし、記憶動作を行わないようにしたので、ディスク単位での無駄な記憶動作を回避することができる。
【0105】
このようなディスク記憶処理によれば、記憶可能状態の場合にはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点灯し、記憶動作中の場合にはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を緑色点滅し、記憶不可能状態の場合にはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を消灯するようにしたので、ユーザはRECキー42のキーイルミネーション表示部52を目視するだけで記憶に関わる様々な状態を認識することができる。
【0106】
このように図6の1トラック記憶処理及び図7のディスク記憶処理にてフラッシュメモリ31に記憶対象の音楽曲データを記憶するものであるが、これら記憶動作中にRDS放送信号の割込み信号が発生した場合の動作について説明する。図8は割込み信号フラグ設定処理に関わるマイコン6の処理動作を示すフローチャートである。
【0107】
図8に示す割込み信号フラグ設定処理とは、ジョグダイヤル41Cの設定操作に応じて許可フラグ又は禁止フラグのいずれか一方を割込み信号フラグとして設定する処理である。
【0108】
図8においてマイコン6の操作監視部66は、ジョグダイヤル41Cの割込み信号フラグの設定操作を検出したか否かを判定する(ステップS81)。
【0109】
制御部68は、割込み信号の設定操作を検出すると、禁止フラグを選択したか否かを判定する(ステップS82)。制御部68は、禁止フラグを選択したのであれば、割込み信号フラグを禁止フラグに設定し(ステップS83)、この処理動作を終了する。
【0110】
また、制御部68は、ステップS81にて割込み信号フラグの設定操作を検出したのでなければ、この処理動作を終了する。
【0111】
また、制御部68は、ステップS82にて禁止フラグを選択したのでなければ、許可フラグを選択したものと判断し、割込み信号フラグを許可フラグに設定し(ステップS84)、この処理動作を終了する。
【0112】
図8に示す割込み信号フラグ設定処理によれば、ジョグダイヤル41Cの簡単な操作で割込み信号フラグを許可フラグ又は禁止フラグのいずれかに設定することができる。
【0113】
図9は割込み信号検出処理に関わるマイコン6の処理動作を示すフローチャートである。
【0114】
図9に示す割込み信号検出処理とは、RDS放送信号の割込み信号を検出した場合の記憶機能及びラジオチューナ機能の処理動作である。
【0115】
マイコン6の割込み信号検出部70は、RDSデコーダ14を通じてRDS放送信号の割込み信号を検出したか否かを判定する(ステップS91)。
【0116】
マイコン6の記憶動作判定部71は、割込み信号を検出すると、記憶駆動制御部61を通じてディスク再生部21による記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する(ステップS92)。
【0117】
マイコン6のフラグ判定部72は、記憶動作判定部71にて記憶動作中であると判定されると、現在設定中の割込み信号フラグが禁止フラグであるか否かを判定する(ステップS93)。
【0118】
マイコン6のアラーム割込み判定部73は、現在設定中の割込み信号フラグが禁止フラグであると判定されると、ステップS91の割込み信号がアラーム割り込み信号であるか否かを判定する(ステップS94)。
【0119】
制御部68は、アラーム割込み信号でないと判定されると、ステップS91の割込み信号の受付を無効とし(ステップS95)、現在の記憶動作を継続することで(ステップS96)、この処理動作を終了する。
【0120】
また、制御部68は、ステップS93にて割込み信号フラグが禁止フラグでない、すなわち許可フラグであると判定されると、ステップS91の割込み信号の受付を有効とし(ステップS97)、現在の記憶動作を中止して(ステップS98)、ラジオチューナ12を通じてRDS放送信号の割込み信号に対する受信動作を実行し(ステップS99)、この処理動作を終了する。
【0121】
また、制御部68は、ステップS94にて割込み信号がアラーム割込み信号であると判定されると、このアラーム割込み信号に対する受信動作を実行すべく、スタップ97に移行する。
【0122】
また、制御部68は、ステップS92にて記憶動作中でなければ、ステップS91の割込み信号の受付を有効とすることで、RDS放送信号の割込み信号に対する受信動作を実行すべく、ステップS99に移行する。
【0123】
また、制御部68は、ステップS91にてRDS放送信号の割込み信号がないと判定されると、この処理動作を終了する。
【0124】
図9に示す割込み信号検出処理によれば、RDS放送信号の割込み信号を検出し、記憶動作中であると判断し、さらに禁止フラグ設定中であると判断されると、割込み信号がアラーム割込み信号であるか否かを判定し、アラーム割込み信号であると判断されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止して、RDS放送の受信動作を実行すると共に、アラーム割込み信号でないと判断されると、割込み信号の受付を無効にし、記憶動作を継続するようにしたので、RDS放送信号の割込み信号が発生したとしてもディスク再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0125】
また、このような割込み信号検出処理によれば、割込み信号を検出し、記憶動作中であると判定されると、禁止フラグ設定中であるか否かを判定し、禁止フラグが設定中でない、すなわち許可フラグ設定中であると判定されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止して、RDS放送信号の受信動作を実行するようにしたので、RDS放送信号の割込み信号が発生したとしてもディスク再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0126】
本実施の形態によれば、禁止フラグの設定中で、しかも記憶動作中にRDS放送信号の割込み信号を検出すると、この割込み信号がアラーム割込み信号であるか否かを判定し、アラーム割込み信号であると判定されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止してRDS放送信号の受信動作を実行すると共に、アラーム割込み信号でないと判定されると、割込み信号の受付を無効にし、記憶動作を継続するようにしたので、RDS放送信号の割込み信号が発生したとしてもディスク再生による記憶機能及びラジオチューナ機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0127】
本実施の形態によれば、許可フラグの設定中で、しかも記憶動作中にRDS放送信号の割込み信号を検出すると、この割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止してRDS放送信号の受信動作を実行するようにしたので、RDS放送信号の割込み信号が発生したとしてもディスク再生による記憶機能及びラジオチューナ機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0128】
尚、上記実施の形態においては、割込み信号フラグを設定するようにしたが、割込み信号フラグを設定しなくても、記憶動作中に割込み信号を検出すると、この割込み信号の受付を無効にし、記憶動作を継続するようにしても良い。
【0129】
また、割込み信号フラグを設定しなくても、記憶動作中に割込み信号を検出し、この割込み信号がアラーム割込み信号であるか否かを判定し、アラーム割込み信号でないと判定されると、割込み信号の受付を無効にし、記憶動作を継続すると共に、アラーム割込み信号であると判定されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止して割込み信号に対する受信動作を実行するようにしても良い。
【0130】
また、上記実施の形態においては、多重放送信号としてRDS放送信号を例にあげて説明したが、例えばDAB放送信号等の割込み信号を含む形式の多重放送信号であっても良く、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0131】
図7のディスク記憶処理のステップS54にてフラッシュメモリ31内に指定ディスクの全音楽曲データを記憶できる空き容量があるか否かを判定し、空き容量がない場合にはステップS68の処理動作に移行するようにしたが、指定ディスクの全音楽曲データを記憶できる空き容量ではなく、指定ディスク内の未記憶の音楽曲データを記憶できる空き容量があるか否かを判断し、同未記憶の音楽曲データを記憶できる空き容量があった場合にはステップS55に移行し、同未記憶の音楽曲データを記憶できる空き容量がなかった場合にはステップS68に移行するようにしても良い。
【0132】
また、上記実施の形態においては、記憶対象の音楽曲データをフラッシュメモリ31に圧縮記憶するようにしたが、フラッシュメモリ31に限らず、MDやハードディスク等であっても良いことは言うまでもない。
【0133】
また、上記実施の形態においては、ディスクの固有識別情報としてディスク情報及びトラック番号に基づき記憶対象の音楽曲データとフラッシュメモリ31に記憶済みの音楽曲データとを比較するようにしたが、例えばディスクに含まれるアーティスト情報、アルバム情報やタイトル名等のテキスト情報を利用して、記憶対象の音楽曲データとフラッシュメモリ31に記憶済みの音楽曲データとを比較しても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0134】
また、上記実施の形態においては、フラッシュメモリ31とフォルダ管理メモリ32を別個に設けるようにしたが、例えばフラッシュメモリ31内部の一部領域にフォルダ管理メモリ32を設けるようにしても良いことは言うまでもない。
【0135】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明のオーディオ装置によれば、多重放送の割込み信号を検出すると、記憶動作中であるか否かを判定し、記憶動作中であると判定されると、割込み信号の受付を無効とし、この記憶動作を継続すると共に、記憶動作中でないと判定されると、割込み信号の受付を有効とし、前記記憶動作を中止して、多重放送の受信動作を実行するようにしたので、多重放送の割込み信号が発生したとしても記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0136】
本発明のオーディオ装置によれば、割込み信号を検出し、記憶動作中であると判定されると、禁止フラグ設定中であるか否かを判定し、禁止フラグが設定中であると判定されると、割込み信号の受付を無効とし、記憶動作を継続すると共に、禁止フラグが設定中でないと判定されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止して、多重放送の受信動作を実行するようにしたので、多重放送の割込み信号が発生したとしても記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0137】
本発明のオーディオ装置によれば、割込み信号を検出し、記憶動作中であると判断し、さらに禁止フラグ設定中であると判断されると、割込み信号が特定割込み信号であるか否かを判定し、特定割込み信号であると判断されると、割込み信号の受付を有効にし、記憶動作を中止して、多重放送の受信動作を実行すると共に、特定割込み信号でないと判断されると、割込み信号の受付を無効にし、記憶動作を継続するようにしたので、多重放送の割込み信号が発生したとしても記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【0138】
本発明のオーディオ装置によれば、多重放送の緊急情報を示すアラーム割込み信号が発生したとしても、記録媒体再生による記憶機能及び多重放送受信機能が同時に動作してしまう事態を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーディオ装置における実施の形態を示す車載用オーディオ装置内部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置の操作パネルを示す説明図である。
【図3】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置の要部であるマイコン内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置のフォルダ管理メモリのメモリ内容を端的に示す説明図である。
【図5】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置の記憶モード処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置の1トラック記憶処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【図7】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置のディスク記憶処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置の割込み信号フラグ設定処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態を示す車載用オーディオ装置の割込み信号検出処理に関わるマイコンの処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車載用オーディオ装置(オーディオ装置)
12 ラジオチューナ(多重放送受信手段)
14 RDSデコーダ(多重放送受信手段)
21 ディスク再生部(記録媒体再生手段)
22 DSP(記憶制御手段)
31 フラッシュメモリ(記憶手段)
41C ジョグダイヤル(フラグ設定手段)
61 記憶駆動制御部(記憶制御手段)
68 制御部(制御手段)
70 割込み信号検出部(割込み信号検出手段)
71 記憶動作判定部(記憶動作判定手段)
72 フラグ判定部(フラグ判定手段)
73 アラーム割込み判定部(特定割込み判定手段)

Claims (4)

  1. 一又は複数の音楽曲データが記録された記録媒体を再生する記録媒体再生部と、記録媒体内の記憶対象の音楽曲データを記憶する記憶手段と、記憶指令を検出すると、前記記録媒体再生部にて再生した記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、多重放送を受信する多重放送受信手段とを備えたオーディオ装置であって、
    前記多重放送の割込み信号を検出する割込み信号検出手段と、
    この割込み信号検出手段にて割込み信号を検出すると、前記記憶制御手段による記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定手段と、
    この記憶動作判定手段にて記憶動作中であると判定されると、前記割込み信号の受付を無効とし、前記記憶動作を継続すると共に、前記記憶動作判定手段にて記憶動作中でないと判定されると、前記割込み信号の受付を有効とし、前記多重放送受信手段による多重放送の受信動作を実行する制御手段とを有することを特徴とするオーディオ装置。
  2. 一又は複数の音楽曲データが記録された記録媒体を再生する記録媒体再生部と、記録媒体内の記憶対象の音楽曲データを記憶する記憶手段と、記憶指令を検出すると、前記記録媒体再生部にて再生した記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、多重放送を受信する多重放送受信手段とを備えたオーディオ装置であって、
    前記多重放送の割込み信号を検出する割込み信号検出手段と、
    禁止フラグを設定するフラグ設定手段と、
    前記割込み信号検出手段にて割込み信号を検出すると、前記記憶制御手段による記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定手段と、
    この記憶動作判定手段にて記憶動作中であると判定されると、前記フラグ設定手段にて禁止フラグが設定中であるか否かを判定するフラグ判定手段と、
    このフラグ判定手段にて禁止フラグが設定中であると判定されると、前記割込み信号の受付を無効とし、前記記憶動作を継続すると共に、前記フラグ判定手段にて禁止フラグが設定中でないと判定されると、前記割込み信号の受付を有効とし、前記記憶動作を中止して、前記多重放送受信手段による前記多重放送の受信動作を実行する制御手段とを有することを特徴とするオーディオ装置。
  3. 一又は複数の音楽曲データが記録された記録媒体を再生する記録媒体再生部と、記録媒体内の記憶対象の音楽曲データを記憶する記憶手段と、記憶指令を検出すると、前記記録媒体再生部にて再生した記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶制御手段と、多重放送を受信する多重放送受信手段とを備えたオーディオ装置であって、
    前記多重放送の割込み信号を検出する割込み信号検出手段と、
    禁止フラグを設定するフラグ設定手段と、
    前記割込み信号検出手段にて割込み信号を検出すると、前記記憶制御手段による記憶対象の音楽曲データを前記記憶手段に記憶する記憶動作中であるか否かを判定する記憶動作判定手段と、
    この記憶動作判定手段にて記憶動作中であると判定されると、前記フラグ設定手段にて禁止フラグが設定中であるか否かを判定するフラグ判定手段と、
    このフラグ判定手段にて禁止フラグが設定中であると判定されると、前記割込み信号検出手段にて検出した割込み信号が特定割込み信号であるか否かを判定する特定割込み判定手段と、
    この特定割込み判定手段にて特定割込み信号であると判定されると、前記割込み信号の受付を有効とし、前記記憶動作を中止して、前記多重放送受信手段による前記多重放送の受信動作を実行すると共に、前記特定割込み判定手段にて特定割込み信号でないと判定されると、前記割込み信号の受付を無効とし、前記記憶動作を継続する制御手段とを有することを特徴とするオーディオ装置。
  4. 前記特定割込み信号は、緊急情報を示すアラーム割込み信号であることを特徴とする請求項3記載のオーディオ装置。
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