JP2004348183A - 信号処理装置および信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】演算用クロックの周波数を演算処理に必要十分な周波数に容易に合わせることができ、演算処理における不要な消費電力を低減することができる信号処理装置および信号処理方法を提供する。
【解決手段】演算手段N2が演算処理を行っている間は、制御手段N5により、演算用クロック作成手段N1が生成する演算用クロックSN1の周波数を、演算手段N2による演算処理量に従って、その演算処理量に必要十分なクロック周波数に合わせるように制御する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの非同期クロックで動作し、それらのクロックの周期毎にプログラムの命令を実行して結果データを出力する信号処理装置および信号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスクなどの記憶媒体から記憶データを再生する記憶手段再生装置や放送信号を受信して放送データを再生する放送受信装置等に搭載される信号処理装置は、処理規模の増大により高速動作が求められている一方、地球環境への配慮のため低消費電力化が求められている。
【0003】
しかしながら、動作する電圧や信号処理装置が駆動する周辺回路等の負荷が同一の場合、消費電力は動作周波数に依存し、動作速度を高速化すれば、その高速化に伴って消費電力が増大してしまう。
【0004】
また、従来の信号処理装置の演算手段の動作速度を決定するクロックの周波数は固定されていて、処理内容の最大時に必要な演算処理量によってクロックの周波数を決定している。
【0005】
以上のような従来技術として、クロック切替え方式の信号処理装置(例えば、特許文献1を参照)を例に挙げて、以下に説明する。
図7は従来の信号処理装置の構成を示すブロック図である。この信号処理装置は、基本的には、図7に示すように、演算用クロック作成手段P1で作成された演算用クロックSP1と、出力用クロック作成手段P3で作成された出力用クロックSP3の2つの非同期クロックを有し、演算用クロックSP1により動作する演算手段P2と、出力用クロックSP3により動作する出力手段P4と、演算手段P2を制御する制御手段P5と、演算手段P2に対して外部からの動作指示を伝える伝達手段P6とを備え、演算手段P2により演算用クロックSP1の周期毎にプログラムの命令を実行し、その実行による演算結果SP2のデータを、出力手段P4により出力用クロックSP3の周期毎に、外部に出力するように構成されている。
【0006】
以上のように構成された信号処理装置によるクロック切替え方式は、CPUが動作モードか、スリープモードかによりCPUのクロック周波数を切り替える方式である。この方式では、CPU等の演算手段により演算処理を行っていないスリープモードへの遷移でのみクロックの周波数を変化できるが、演算の処理量によってクロックの周波数を最適化させることはできない。
【0007】
以上のような従来の信号処理装置について、その動作を図8に示すタイミングチャートを用いて以下に説明する。
図8において、TOは演算中に演算単位あたりのデータを出力手段P4から出力する時の出力レートでの出力所要時間、THは演算中に演算単位当たりの演算量が多い場合の演算所要時間、TLは演算中に演算単位当たりの演算量が少ない場合の演算所要時間、TWは出力所要時間TOと演算所要時間THとの差分である。
【0008】
この差分が大きいときは、信号処理装置の演算性能に対して実行している演算の演算量が少ないため、演算単位の演算が終了した後は出力用バッファに空きができるなど、出力手段P4が出力できる状態になるまで演算を停止して待ち状態になる。この間もクロックは供給されているために、電力は消費しつづけることになる。
【0009】
【特許文献1】
特開平5−94227号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように従来の信号処理装置においては、演算用クロック作成手段P1から得られる演算用クロックSP1の周波数は固定であるため、演算手段P2により演算処理を行っている間は、その演算処理量の小さいときでも演算処理量の大きい時と同程度の電力を消費してしまい、演算処理における不要な電力消費が増大するという問題点を有していた。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、演算処理量に合わせて適正な周波数の演算用クロックが容易に得られ、その演算用クロックで演算処理を行うことができ、演算処理における不要な消費電力を低減することができる信号処理装置および信号処理方法を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の信号処理装置は、クロックを作成して出力するクロック作成手段と、前記クロック作成手段から供給された前記クロックに同期して演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段の演算結果を出力レートに従って外部に出力する出力手段と、前記演算手段による演算処理の実行および前記クロック作成手段によるクロックの作成を制御する制御手段とを備えた信号処理装置であって、前記制御手段は、前記演算手段により演算処理単位の1単位分の演算処理を実行し、その処理実行による結果から前記演算手段の演算処理量を算出して、その演算処理量に合わせて前記クロック作成手段から出力されるクロックの周波数を制御するよう構成したことを特徴とする。
【0013】
また、本発明の請求項2に記載の信号処理装置は、請求項1記載の信号処理装置であって、制御手段が算出した演算処理量からクロック周波数制御コマンドへの変換用パラメータを持つ構成としたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の請求項3に記載の信号処理装置は、請求項1または請求項2記載の信号処理装置であって、制御手段が算出した演算処理量を外部に伝達する伝達手段を設けた構成としたことを特徴とする。
【0015】
また、本発明の請求項4に記載の信号処理装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の信号処理装置であって、制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理可能かを判断するよう構成したことを特徴とする。
【0016】
また、本発明の請求項5に記載の信号処理装置は、請求項4記載の信号処理装置であって、制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理不可能と判断した場合には、伝達手段により外部に伝達するよう構成したことを特徴とする。
【0017】
また、本発明の請求項6に記載の信号処理装置は、請求項4または請求項5記載の信号処理装置であって、伝達手段は、クロック作成手段から出力されるクロックの最大周波数値を指定可能なように構成したことを特徴とする。
【0018】
また、本発明の請求項7に記載の信号処理装置は、演算用クロックを作成して出力する演算用クロック作成手段と、前記演算用クロック作成手段から供給された前記演算用クロックに同期して演算処理を実行する演算手段と、出力用クロックを作成して出力する出力用クロック作成手段と、前記演算手段の演算結果を前記出力用クロック作成手段から供給された前記出力用クロックに同期して外部に出力する出力手段と、前記演算手段による演算処理の実行および前記演算用クロック作成手段による演算用クロックの作成を制御する制御手段とを備えた信号処理装置であって、前記制御手段は、前記出力手段によるデータ出力所要時間と前記演算手段の演算処理量から求めた演算所要時間を比較し、その比較結果に応じて前記演算用クロック作成手段から出力される演算用クロックの周波数を制御するよう構成したことを特徴とする。
【0019】
また、本発明の請求項8に記載の信号処理装置は、請求項7記載の信号処理装置であって、外部からの動作指示が入力される伝達手段を設け、制御手段は、前記伝達手段に入力された外部からの動作指示を基にして演算手段の演算処理量から演算所要時間を算出し、その演算所要時間をデータ出力所要時間と比較し、その比較結果に応じて演算用クロック作成手段から出力される演算用クロックの周波数を制御するよう構成したことを特徴とする。
【0020】
また、本発明の請求項9に記載の信号処理装置は、請求項8記載の信号処理装置であって、制御手段が伝達手段に入力された外部からの動作指示を基に演算手段の演算処理量を算出する時に、前記動作指示から演算用クロック周波数制御コマンドへの変換用パラメータを持つ構成としたことを特徴とする。
【0021】
また、本発明の請求項10に記載の信号処理装置は、請求項9記載の信号処理装置であって、変換用パラメータは、伝達手段に入力された外部からの動作指示による演算処理に必要なクロック数である構成としたことを特徴とする。
【0022】
また、本発明の請求項11に記載の信号処理装置は、請求項9または請求項10記載の信号処理装置であって、制御手段は、伝達手段に入力された外部からの動作指示が複数の演算処理を必要とする場合には変換用パラメータを加算し、その変換用パラメータを用いて演算手段の演算処理量を算出するよう構成したことを特徴とする。
【0023】
また、本発明の請求項12に記載の信号処理装置は、請求項9から請求項11のいずれかに記載の信号処理装置であって、伝達手段は、制御手段が算出した演算処理量を外部に伝達するよう構成したことを特徴とする。
【0024】
また、本発明の請求項13に記載の信号処理装置は、請求項9から請求項12のいずれかに記載の信号処理装置であって、制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理可能かを判断するよう構成したことを特徴とする。
【0025】
また、本発明の請求項14に記載の信号処理装置は、請求項13記載の信号処理装置であって、制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理不可能と判断した場合には、伝達手段により外部に伝達するよう構成したことを特徴とする。
【0026】
また、本発明の請求項15に記載の信号処理装置は、請求項8記載の信号処理装置であって、制御手段が伝達手段に入力された外部からの動作指示を基に演算手段の演算処理量を算出する時に、前記動作指示から演算用クロック周波数制御コマンドへの変換用パラメータを持ち、前記伝達手段は、演算用クロック作成手段から出力される演算用クロックの最大周波数値を指定可能なように構成したことを特徴とする。
【0027】
また、本発明の請求項16に記載の記録媒体再生装置は、請求項1から請求項15のいずれかに記載の信号処理装置を搭載し、前記信号処理装置により記憶媒体から記憶データを再生する記憶媒体再生装置であって、前記信号処理装置は、前記記憶媒体から記憶データに基づく信号を検出し、その信号から得られた情報を演算手段の演算処理量の算出に用いるよう構成したことを特徴とする。
【0028】
また、本発明の請求項17に記載の放送受信装置は、請求項1から請求項15のいずれかに記載の信号処理装置を搭載し、前記信号処理装置により放送信号を受信して放送データを再生する放送受信装置であって、前記信号処理装置は、受信した放送データに基づく信号から得られた情報を演算手段の演算処理量の算出に用いるよう構成したことを特徴とする。
【0029】
また、本発明の請求項18に記載の信号処理方法は、クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力レートに従って外部に出力する信号処理方法であって、前記演算処理として演算処理単位の1単位分を実行し、その処理実行による結果から演算処理量を算出して、その演算処理量に合わせて前記クロックの周波数を制御する方法としたことを特徴とする。
【0030】
また、本発明の請求項19に記載の信号処理方法は、演算用クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力用クロックに同期して外部に出力する信号処理方法であって、前記出力用クロックによるデータ出力所要時間と前記演算用クロックによる演算処理量から求めた演算所要時間を比較し、その比較結果に応じて前記演算用クロックの周波数を制御する方法としたことを特徴とする。
【0031】
また、本発明の請求項20に記載の信号処理方法は、演算用クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力用クロックに同期して外部に出力する信号処理方法であって、前記演算処理として前記演算用クロックに同期して演算処理単位の1単位分を実行し、その処理実行による結果から演算処理量を算出し、その演算処理量から演算所要時間を求め、前記出力用クロックに同期した前記演算結果の出力レートからデータ出力所要時間を求め、前記演算所要時間を前記データ出力所要時間と比較し、その比較結果に応じて、前記データ出力所要時間内に前記演算処理が完了するように、前記演算用クロックの周波数を制御する方法としたことを特徴とする。
【0032】
また、本発明の請求項21に記載の信号処理方法は、演算用クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力用クロックに同期して外部に出力する信号処理方法であって、外部からの動作指示を基にクロック周波数制御指示を生成し、そのクロック周波数制御指示に対応する周波数の演算用クロックを作成して、その演算用クロックに同期して演算処理を実行するとともに、その演算処理時のクロック周波数情報を生成し、前記クロック周波数情報で示された周波数と前記演算処理時の演算用クロックの周波数とを比較し、その比較結果に応じて、前記クロック周波数制御指示を変更して、前記演算用クロックの周波数を制御する方法としたことを特徴とする。
【0033】
以上により、演算手段が演算処理を行っている間は、制御手段により、演算用クロック作成手段が生成する演算用クロックの周波数を、演算手段による演算処理量に従って、その演算処理量に必要十分なクロック周波数に合わせるように制御することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す信号処理装置および信号処理方法について、図面を参照しながら具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の信号処理装置および信号処理方法を説明する。
【0035】
図1は本実施の形態1の信号処理装置の構成を示すブロック図である。図1において、N1は演算用クロックSN1を作成して出力する演算用クロック作成手段、N2は演算用クロック作成手段N1から供給された演算用クロックSN1に同期して演算処理を実行する演算手段、N3は出力用クロックSN3を作成して出力する出力用クロック作成手段、N4は演算手段N2の演算結果SN2を出力用クロック作成手段N3から供給された出力用クロックSN3に同期して外部に出力する出力手段、N5は演算手段N2による演算処理の実行を制御する制御手段、N6は演算手段N2に対して外部からの動作指示を伝える伝達手段である。
【0036】
伝達手段N6は外部からの動作指示に従い動作指示信号SN5を制御手段N5に伝達する。制御手段N5は、動作指示信号SN5を受けると演算手段N2を制御して演算処理単位の1個分の演算処理を行い、1演算処理単位の演算処理にかかった演算用クロックSN1のクロック数をカウントし、その値をその演算に必要な演算処理量とする。その演算処理量に基づいて演算指示信号SN4を作成し、演算手段N2の制御を行う。出力手段N4は出力レート情報SN8を制御手段N5に出力する。
【0037】
制御手段N5は、出力レート情報SN8から演算処理単位あたりのデータの出力にかかる出力所要時間を算出する。また、制御手段N5は、動作指示信号SN5を基に算出した演算処理量を出力所要時間内に完了させるために最適な演算用クロックSN1の周波数を決定して、演算用クロック作成手段N1に対してクロック周波数制御指示信号SN7を出力することにより、演算用クロックSN1の周波数を制御する。
【0038】
演算用クロック作成手段N1は、制御手段N5からのクロック周波数制御指示信号SN7に従い、そのクロック周波数制御指示信号SN7によって指示された周波数の演算用クロックSN1を作り出して演算手段N2に供給し、制御手段N5に対してクロック周波数情報SN6を出力する。制御手段N5は、クロック周波数情報SN6で示されたクロック周波数が演算手段N2に供給される演算用クロックSN1の周波数と異なる場合、演算用クロック作成手段N1に対してクロック周波数制御指示信号SN7を出力し、演算用クロック作成手段N1が供給する演算用クロックSN1の周波数を制御する。
【0039】
その後、制御手段N5は、演算手段N2を制御して入力データの先頭から演算処理単位毎に演算処理を実行する。演算処理単位の演算が完了すると、演算手段N2は演算結果SN2を出力手段N4に送る。演算結果SN2を受け取った出力手段N4は、一定の出力レートで演算結果SN2を出力する。
【0040】
図2は本実施の形態1の信号処理装置の動作を示すタイミングチャートである。図2において、TOは演算中に演算単位当たりのデータを出力手段N4から出力する時の出力レートでの出力所要時間、THは演算中に演算単位当たりの演算量が多い場合(重い処理)の演算所要時間、TLは演算中に演算単位当たりの演算量が少ない場合(軽い処理)の演算所要時間、TWは出力所要時間TOと演算所要時間TLとの差分、TMは最適な演算用クロックの周波数に制御した場合の演算中に演算単位当たりの演算量が少ない場合の演算所要時間である。
【0041】
演算量が少ない場合は演算用クロックの周波数を制御することにより遅いクロックで演算が行われ、演算の待ち時間が少なくなり、効率のよい動作を行うことができる。またその時にクロックの周波数が低くなるため、演算処理中の消費電力を小さくすることができる。
【0042】
以上のようにして、出力レート情報と演算処理量を基に演算処理期間を算出し、クロック周波数を決定することができる。
しかしながら、出力レート情報と演算処理量を基に演算処理期間を算出するためには複雑な計算が必要となる。実際に信号処理装置を半導体等で実現することを考慮すれば、簡単な変換により演算用クロック周波数を決定する機能が必要となる。
【0043】
これに対し、図3に示すような信号処理装置の変換用パラメータを、メモリ等の記憶手段に配置しておく。この変換パラメータは演算項目ごとの演算処理量を示していて、制御手段N5は伝達手段N6からの動作指示信号SN5から演算項目を抽出し、変換用パラメータ内のその演算項目に対応した演算処理量を都度読み出す。
【0044】
以上のようにして、同時演算項目が複数の場合でも変換用パラメータを用いることにより、演算項目の演算処理量又は周波数情報を読み出し、その値を基に演算用クロックの周波数を算出することができる。
【0045】
しかしながら、本信号処理装置の外部に別途制御装置が存在し、その制御装置が演算の処理量の値を用いて何らかの判断をしながら動作する場合には、演算処理量の値を出力する必要がある。
【0046】
これに対し、図1に示す信号処理装置に、図4に示すように、処理量情報SN9を追加し、制御手段N5から処理量情報SN9を伝達手段N6に出力するように構成することにより、外部制御装置は伝達手段N6を通じて演算処理量の値を知ることができる。その他の動作は、図1に示す信号処理装置と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0047】
以上のようにして、同時演算項目が複数の場合でも変換用パラメータを用いることにより、演算項目の演算処理量又は周波数情報を読み出し、その値を基に演算用クロックの周波数を算出することができ、また演算処理量の情報を外部に出力することができる。
【0048】
しかしながら、外部制御装置等により伝達手段N6を介して指示された演算項目が、演算用クロック作成手段N1が作成できる最大周波数を用いても演算単位のデータ分の演算が出力所用期間内に完了しない場合は、演算が完了していないのに出力データを出力しようとするため、正常なデータが出力されないという不具合が生じてしまう。
【0049】
これに対し、演算項目の演算処理量から算出した演算用クロックの必要周波数と演算用クロック作成手段N1が作成できる最大周波数を比較し、前者が後者を上回る場合に処理不可能とし、演算を中止するように制御する。
【0050】
以上のようにして、演算項目の演算処理量から算出した演算用クロックの必要周波数と演算用クロック作成手段の作成できる最大周波数を比較し、前者が後者を上回る場合に処理不可能とし、演算を中止することができる。
【0051】
ただし、処理不可能と判断して演算を中止する場合には、その情報を外部の制御装置等に伝達する必要がある。
これに対し、演算項目の演算処理量から算出した演算用クロックの必要周波数と演算用クロック作成手段の作成できる最大周波数を比較し、処理不可能と判断した場合には、処理量情報SN9を用いて伝達手段N6を介して、外部の制御装置等に処理不可能を示す情報を伝達するように制御する。
【0052】
以上のようにして、演算項目の演算処理量から算出した演算用クロックの必要周波数と演算用クロック作成手段の作成できる最大周波数を比較し、前者が後者を上回る場合に処理不可能と判断し、伝達手段N6を介して外部の制御装置等に処理不可能情報を伝達することができる。
【0053】
しかしながら処理可能、不可能の判断に用いる演算用クロック作成手段N1の作成可能な演算用クロックSN1の最大周波数の値が一定のため、より高性能の信号処理装置とするために、演算用クロック作成手段N1をより高い周波数作成可能なものへ交換することが必要となるが、対応できない。
【0054】
これに対し、制御手段N5により、伝達手段N6を介して外部の制御装置等から、演算用クロック作成手段N1の作成可能な演算用クロックSN1の最大周波数を指定し、演算項目の演算処理量から算出した演算用クロックの必要周波数との比較時に、演算用クロック作成手段N1の作成できる演算用クロックSN1の最大周波数として用いることにより、演算用クロック作成手段N1の交換に対応することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の信号処理装置および信号処理方法を説明する。
【0055】
図9は本実施の形態2の信号処理装置の構成を示すブロック図である。図9において、N1は演算用クロックSN1を作成して出力する演算用クロック作成手段、N2は演算用クロック作成手段N1から供給された演算用クロックSN1に同期して演算処理を実行する演算手段、N3は出力用クロックSN3を作成して出力する出力用クロック作成手段、N4は演算手段N2の演算結果SN2を出力用クロック作成手段N3から供給された出力用クロックSN3に同期して外部に出力する出力手段、N5は演算手段N2による演算処理の実行を制御する制御手段、N6は演算手段N2に対して外部からの動作指示を伝える伝達手段である。
【0056】
伝達手段N6は外部からの動作指示に従い動作指示信号SN5を制御手段N5に伝達する。制御手段N5は、動作指示信号SN5を基にその演算に必要な演算処理量を算出し、その演算処理量に基づいて演算指示信号SN4を作成し、演算手段N2の制御を行う。また、制御手段N5は動作指示信号SN5を基にクロック周波数制御指示信号SN7を作成し、演算用クロック作成手段N1の演算用クロックの周波数を指示する。
【0057】
演算用クロック作成手段N1は、制御手段N5からのクロック周波数制御指示信号SN7に従い、クロック周波数制御指示信号SN7に指示された周波数の演算用クロックSN1を作り出して演算手段N2に供給し、制御手段N5に対してクロック周波数情報SN6を出力する。制御手段N5は、クロック周波数情報SN5で示されたクロックの周波数が、演算手段N2に供給されている演算用クロックSN1の周波数と異なる場合には、演算用クロック作成手段N1に対してクロック周波数制御指示信号SN7を出力し、演算用クロック作成手段N1が供給する演算用クロックSN1の周波数を制御する。
【0058】
制御手段N5は、動作指示信号SN5を受けると演算手段N2を制御して演算単位毎に演算を実施する。演算単位の演算が完了すると演算手段N2は演算結果SN2を出力手段N4に送る。演算結果SN2を受け取った出力手段N4は一定の出力レートで演算結果SN2を外部に出力する。
【0059】
以上のようにして、演算用クロック作成手段N1が供給する演算用クロックの周波数が演算に使用するクロック周波数と異なる場合には、制御手段N5からクロック周波数制御指示信号SN7を出力することにより、演算用クロック作成手段N1が供給する演算用クロックSN1の周波数を制御することが可能である。
【0060】
しかしながら、制御手段N5が演算に使用する演算用クロックの周波数を決定するためには、演算に必要な処理期間を特定する必要がある。
これに対し、図10に示す信号処理装置では、図9に示す構成に、出力レート情報SN8が追加されていて、出力手段N4は出力用クロックSN3に同期して演算結果SN2を出力し、出力レート情報SN8を制御手段N5に出力する。制御手段N5は、出力レート情報SN8から演算単位あたりのデータの出力にかかる出力所要時間を算出する。
【0061】
また、制御手段N5は動作指示信号SN5を基に算出した演算処理量を出力所要時間内に完了させるために最適な演算用クロックSN1の周波数を決定して、演算用クロック作成手段N1に対してクロック周波数制御指示信号SN7を出力することにより、演算用クロックの周波数を制御する。その他の動作は、図9に示す信号処理装置と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0062】
図11は本実施の形態2の信号処理装置の動作を示すタイミングチャートである。図11において、TOは演算中に演算単位あたりのデータを出力手段N4から出力する時の出力レートでの出力所要時間、THは演算中に演算単位当たりの演算量が多い場合(重い処理)の演算所要時間、TLは演算中に演算単位当たりの演算量が少ない場合(軽い処理)の演算所要時間、TWは出力所要時間TOと演算所要時間TLとの差分、TMは最適な演算用クロックSN1の周波数に制御した場合の演算中に演算単位当たりの演算量が少ない場合の演算所要時間である。
【0063】
演算量が少ない場合は演算用クロックSN1の周波数を制御することにより、遅いクロックで演算が行われ、演算の待ち時間が少なくなり、効率のよい動作を行うことができる。また、その時にクロックの周波数が低くなるため、演算処理中の消費電力を小さくすることができる。
【0064】
以上のようにして、出力レート情報と演算処理量を基に処理期間を算出し、演算用クロックSN1の周波数を決定することができる。
しかしながら、出力レート情報と演算処理量を基に処理期間を算出するためには、複雑な計算が必要となる。実際に信号処理装置を半導体等で実現することを考慮すれば、簡単な変換により演算用クロックの周波数を決定する機能が必要となる。
【0065】
これに対し、図12に示す信号処理装置では、変換用パラメータをメモリ等の記憶手段に配置しておく。この変換パラメータは演算項目ごとの演算処理量を示していて、制御手段N5は、伝達手段N6からの動作指示信号SN5から演算項目を抽出し、変換用パラメータ内のその演算項目に対応した演算処理量を都度読み出すように制御する。
【0066】
以上のようにして、変換用パラメータを用いることにより、演算項目の演算処理量を読み出し、その値を基に演算用クロックSN1の周波数を算出することができる。
【0067】
しかしながら、変換用パラメータの出力が演算処理量の場合には、演算単位の出力所要時間と演算処理量との除算が必要となり算出が複雑となる。
これに対し、信号処理装置の変換用パラメータとして、演算項目に対する変換後の出力が、演算用クロックSN1の周波数、又は演算用クロック作成手段N1への周波数制御指示となるようにする。
【0068】
以上のようにして、変換用パラメータを用いることにより、演算項目の演算処理量又は周波数情報を読み出し、その値を基に演算用クロックSN1の周波数を算出することができる。
【0069】
しかしながら、演算手段N2が行う演算には、例えば映像復号と音声復号、音声復号と複合音声の音場処理など、同時に複数の演算項目を実行する場合の周波数の算出方法も必要となる。
【0070】
これに対し、同時に行う演算の演算項目が複数の場合は、各演算項目の演算処理量の和を算出するか、予めパラメータに演算処理量の和を準備しておいて、そのパラメータを読み出すことで対応することができる。
【0071】
以上のようにして、同時演算項目が複数の場合でも、変換用パラメータを用いることにより、演算項目の演算処理量又は周波数情報を読み出し、その値を基に演算用クロックSN1の周波数を算出することができる。
【0072】
しかしながら、信号処理装置の外部に別途制御装置が存在し、その制御装置が演算の処理量の値を用いて何らかの判断をしながら動作する場合には、演算処理量の値を出力する必要がある。
【0073】
これに対し、図13に示すように、図10に示す信号処理装置の構成に処理量情報SN9を追加して、制御手段N5から処理量情報SN9を伝達手段N6に出力するように構成することにより、外部制御装置は、伝達手段N6を通じて、演算処理量の値を知ることができる。その他の動作は、図10に示す信号処理装置と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0074】
以上のようにして、同時演算項目が複数の場合でも、変換用パラメータを用いることにより、演算項目の演算処理量又は周波数情報を読み出し、その値を基に演算用クロックの周波数を算出することができ、また演算処理量の情報を外部に出力することができる。
【0075】
しかしながら、外部制御装置等により伝達手段N6を介して指示された演算項目が、演算用クロック作成手段N1が作成できる演算用クロックSN1の最大周波数を用いても、演算単位のデータ分の演算が出力所用期間内に完了しない場合は、演算が完了していないのに出力データを出力しようとするため、正常なデータが出力されない不具合が生じてしまう。
【0076】
これに対し、演算項目の演算処理量から算出したクロックの必要周波数と演算用クロック作成手段N1の作成できる演算用クロックSN1の最大周波数を比較し、前者が後者を上回る場合に処理不可能とし、演算を中止するように制御する。
【0077】
以上のようにして、演算項目の演算処理量から算出したクロックの必要周波数と演算用クロック作成手段N1の作成できる演算用クロックSN1の最大周波数を比較し、前者が後者を上回る場合に処理不可能とし、演算を中止することができる。
【0078】
ただし、処理不可能と判断して演算を中止する場合には、その情報を外部の制御装置等に伝達する必要がある。
これに対し、演算項目の演算処理量から算出したクロックの必要周波数と演算用クロック作成手段N1の作成できる演算用クロックSN1の最大周波数とを比較し、処理不可能と判断した場合には、処理量情報SN9を用いて、伝達手段N6を介して、外部の制御装置等に処理不可能を示す情報を伝達する。
【0079】
以上のようにして、演算項目の演算処理量から算出したクロックの必要周波数と演算用クロック作成手段N1の作成できる演算用クロックSN1の最大周波数とを比較し、前者が後者を上回る場合に処理不可能と判断し、伝達手段N6を介して、外部の制御装置等に処理不可能を示す情報を伝達することができる。
【0080】
しかしながら、処理可能あるいは不可能の判断に用いる演算用クロック作成手段N1の演算用クロックSN1の最大周波数の値が一定のため、より高性能の信号処理装置とするためには、演算用クロック作成手段N1をより高い周波数の演算用クロックSN1が作成可能なものに交換する必要がある。
【0081】
これに対し、制御手段N5により、伝達手段N6を介して外部の制御装置等から演算用クロック作成手段N1の演算用クロックSN1の最大周波数を指定し、演算項目の演算処理量から算出したクロックの必要周波数との比較時に、演算用クロック作成手段N1の作成できる演算用クロックSN1の最大周波数として用いることにより、演算用クロック作成手段N1の交換に対応することができる。
【0082】
なお、上記の実施の形態1と実施の形態2とは、演算用クロックの周波数を自動判別するか、外部から設定するかの違いであるが、これら自動判別および外部設定を任意に選択可能な構成にしても良い。
【0083】
この場合の実行手順を示すベストモードのフローチャートを図14に示す。
この実行手順では、図14に示すように、出力所要時間の初期値を読み込み(ステップ#1)、演算用クロックの周波数を自動判別するか外部から設定するかを判断し(ステップ#2)、外部からの設定とした場合、伝達手段へ外部からの指示を読み込み(ステップ#3)、変換パラメータを読み込み(ステップ#4)、処理項目としてクロック数を加算し(ステップ#5)、演算用クロックの周波数を決定する(ステップ#6)。続いて、クロック周波数の最大値を読み込み(ステップ#7)、演算処理が可能かを判断し(ステップ#8)、可能ならば、演算処理量を通知し(ステップ#9)、さらに演算用クロックの周波数を通知し(ステップ#10)、入力データ情報を解析するとともに、出力速度を抽出し(ステップ#11)、出力速度から得られる出力所要時間と演算用クロック周波数から得られる演算所要時間が相違するかを判断し(ステップ#12)、相違する場合は、出力所要時間を補正して(ステップ#13)、演算処理を実行し(ステップ#14)、この演算処理を継続するかを判断し(ステップ#15)、継続する場合はステップ#11に戻り、継続しない場合は処理を終了する。また、ステップ#8で演算処理が可能かを判断し不可能ならば、演算処理がNGであることを外部に通知して(ステップ#22)処理を終了する。また、ステップ#12で出力所要時間と演算所要時間が相違するかを判断し相違する場合は、ステップ#14に飛ぶ。
【0084】
一方、ステップ#2で演算用クロックの周波数を自動判別するか外部から設定するかを判断し自動判別するとした場合、クロック周波数の最大値を設定し(ステップ#16)、1演算処理単位分の演算処理を実行して、この場合のステップ数をカウントし(ステップ#17)、出力速度から得られる出力所要時間とステップ数から得られる演算所要時間が相違するかを判断し(ステップ#18)、相違する場合は、出力所要時間を補正し(ステップ#19)、変換パラメータを読み込み(ステップ#20)、演算用クロックの周波数を決定する(ステップ#21)。また、ステップ#18で出力所要時間と演算所要時間が相違するかを判断し相違しない場合はステップ#20へ飛ぶ。
【0085】
以上のように、実施の形態1と実施の形態2を組み合わせた動作を実行するように構成することもできる。
また、上記の実施の形態1、2の信号処理装置を搭載した記憶手段再生装置を構成することができ、その記憶手段再生装置について、以下に説明する。
【0086】
図5は本実施の形態1、2の信号処理装置を搭載した記憶手段再生装置の構成を示すブロック図である。図5において、51は記憶手段読み出し装置、2は実施の形態1、2の信号処理装置、3はマイコン等の外部制御装置、4は時間表示等の状態など外部制御装置3が出力する情報を表示する表示装置、5は外部制御装置3にユーザからの操作を伝達する操作手段である。
【0087】
以上のような構成により、操作手段5の指示に従い外部制御装置3が記憶手段読み出し装置51を制御し、記憶手段(例えば、光ディスク)からデータの読み出しを行い、信号処理装置2に入力させる。記憶手段読み出し装置51から入力されたデータを、外部制御装置3が制御して信号処理装置2で演算処理を行い、音声や映像等の信号として出力する。また外部制御装置3は時間表示等の動作状態情報を表示装置4に表示する。
【0088】
この記憶手段再生装置は、実施の形態1、2の信号処理装置を搭載しているため、演算項目の演算処理量の大きさによって、信号処理装置2の演算に使用する演算用クロックの周波数を最適化することができるため、演算処理における不要な消費電力を低減することができる。
【0089】
また、上記の実施の形態1、2の信号処理装置を搭載した放送受信装置を構成することができ、その放送受信装置について、以下に説明する。
図6は本実施の形態1、2の信号処理装置を搭載した放送受信装置の構成を示すブロック図である。図6において、61は放送チャンネル選択装置(チューナ)、2は実施の形態1、2の信号処理装置、3はマイコン等の外部制御装置、4は時間表示等の動作状態など外部制御装置3が出力する情報を表示する表示装置、5は外部制御装置3にユーザからの操作を伝達する操作手段である。
【0090】
以上のような構成により、操作手段5の指示に従い外部制御装置3が放送チャンネル選択装置61を制御し、受信した放送信号から情報データの検出を行い、信号処理装置2に入力させる。放送チャンネル選択装置61から入力されたデータを、外部制御装置3が制御して信号処理装置2で演算処理を行い、音声や映像等の信号として出力する。また外部制御装置3は選択チャンネル表示等の動作状態情報を表示装置4に表示する。
【0091】
この放送受信装置は、実施の形態1、2の信号処理装置を搭載しているため、演算項目の演算処理量の大きさによって、信号処理装置の演算に使用する演算用クロックの周波数を最適化することができるため、演算処理における不要な消費電力を低減することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、演算手段が演算処理を行っている間は、制御手段により、演算用クロック作成手段が生成する演算用クロックの周波数を、演算手段による演算処理量に従って、その演算処理量に必要十分なクロック周波数に合わせるように制御することができる。
【0093】
そのため、演算処理量に合わせて適正な周波数の演算用クロックが容易に得られ、その演算用クロックで演算処理を行うことができ、演算処理における不要な消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の信号処理装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施の形態1の信号処理装置の動作を示すタイミングチャート
【図3】同実施の形態1の信号処理装置における変換用パラメータ例の説明図
【図4】同実施の形態1の信号処理装置の他の構成を示すブロック図
【図5】本発明の各実施の形態の信号処理装置を搭載した記憶手段再生装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の各実施の形態の信号処理装置を搭載した放送受信装置の構成を示すブロック図
【図7】従来の信号処理装置の構成を示すブロック図
【図8】同従来例の信号処理装置の動作を示すタイミングチャート
【図9】本発明の実施の形態2の信号処理装置の構成を示すブロック図
【図10】同実施の形態2の信号処理装置の他の構成を示すブロック図
【図11】同実施の形態2の信号処理装置の動作を示すタイミングチャート
【図12】同実施の形態2の信号処理装置における変換用パラメータ例の説明図
【図13】同実施の形態2の信号処理装置の更に他の構成を示すブロック図
【図14】本発明の各実施の形態を組合わせた信号処理装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
2 信号処理装置
3 外部制御装置
4 表示装置
5 操作手段
51 記憶手段読み出し装置
61 放送チャンネル選択装置
N1 演算用クロック作成手段
N2 演算手段
N3 出力用クロック作成手段
N4 出力手段
N5 制御手段
N6 伝達手段
P1 演算用クロック作成手段
P2 演算手段
P3 出力用クロック作成手段
P4 出力手段
P5 制御手段
P6 伝達手段

Claims (21)

  1. クロックを作成して出力するクロック作成手段と、前記クロック作成手段から供給された前記クロックに同期して演算処理を実行する演算手段と、前記演算手段の演算結果を出力レートに従って外部に出力する出力手段と、前記演算手段による演算処理の実行および前記クロック作成手段によるクロックの作成を制御する制御手段とを備えた信号処理装置であって、前記制御手段は、前記演算手段により演算処理単位の1単位分の演算処理を実行し、その処理実行による結果から前記演算手段の演算処理量を算出して、その演算処理量に合わせて前記クロック作成手段から出力されるクロックの周波数を制御するよう構成したことを特徴とする信号処理装置。
  2. 制御手段が算出した演算処理量からクロック周波数制御コマンドへの変換用パラメータを持つことを特徴とする請求項1記載の信号処理装置。
  3. 制御手段が算出した演算処理量を外部に伝達する伝達手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の信号処理装置。
  4. 制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理可能かを判断するよう構成したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の信号処理装置。
  5. 制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理不可能と判断した場合には、伝達手段により外部に伝達するよう構成したことを特徴とする請求項4記載の信号処理装置。
  6. 伝達手段は、クロック作成手段から出力されるクロックの最大周波数値を指定可能なように構成したことを特徴とする請求項4または請求項5記載の信号処理装置。
  7. 演算用クロックを作成して出力する演算用クロック作成手段と、前記演算用クロック作成手段から供給された前記演算用クロックに同期して演算処理を実行する演算手段と、出力用クロックを作成して出力する出力用クロック作成手段と、前記演算手段の演算結果を前記出力用クロック作成手段から供給された前記出力用クロックに同期して外部に出力する出力手段と、前記演算手段による演算処理の実行および前記演算用クロック作成手段による演算用クロックの作成を制御する制御手段とを備えた信号処理装置であって、前記制御手段は、前記出力手段によるデータ出力所要時間と前記演算手段の演算処理量から求めた演算所要時間を比較し、その比較結果に応じて前記演算用クロック作成手段から出力される演算用クロックの周波数を制御するよう構成したことを特徴とする信号処理装置。
  8. 外部からの動作指示が入力される伝達手段を設け、制御手段は、前記伝達手段に入力された外部からの動作指示を基にして演算手段の演算処理量から演算所要時間を算出し、その演算所要時間をデータ出力所要時間と比較し、その比較結果に応じて演算用クロック作成手段から出力される演算用クロックの周波数を制御するよう構成したことを特徴とする請求項7記載の信号処理装置。
  9. 制御手段が伝達手段に入力された外部からの動作指示を基に演算手段の演算処理量を算出する時に、前記動作指示から演算用クロック周波数制御コマンドへの変換用パラメータを持つことを特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
  10. 変換用パラメータは、伝達手段に入力された外部からの動作指示による演算処理に必要なクロック数であることを特徴とする請求項9記載の信号処理装置。
  11. 制御手段は、伝達手段に入力された外部からの動作指示が複数の演算処理を必要とする場合には変換用パラメータを加算し、その変換用パラメータを用いて演算手段の演算処理量を算出するよう構成したことを特徴とする請求項9または請求項10記載の信号処理装置。
  12. 伝達手段は、制御手段が算出した演算処理量を外部に伝達するよう構成したことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載の信号処理装置。
  13. 制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理可能かを判断するよう構成したことを特徴とする請求項9から請求項12のいずれかに記載の信号処理装置。
  14. 制御手段は、算出した演算処理量と出力手段の出力レートを比較して、前記出力レート期間内に処理不可能と判断した場合には、伝達手段により外部に伝達するよう構成したことを特徴とする請求項13記載の信号処理装置。
  15. 制御手段が伝達手段に入力された外部からの動作指示を基に演算手段の演算処理量を算出する時に、前記動作指示から演算用クロック周波数制御コマンドへの変換用パラメータを持ち、前記伝達手段は、演算用クロック作成手段から出力される演算用クロックの最大周波数値を指定可能なように構成したことを特徴とする請求項8記載の信号処理装置。
  16. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の信号処理装置を搭載し、前記信号処理装置により記憶媒体から記憶データを再生する記憶媒体再生装置であって、前記信号処理装置は、前記記憶媒体から記憶データに基づく信号を検出し、その信号から得られた情報を演算手段の演算処理量の算出に用いるよう構成したことを特徴とする記憶媒体再生装置。
  17. 請求項1から請求項15のいずれかに記載の信号処理装置を搭載し、前記信号処理装置により放送信号を受信して放送データを再生する放送受信装置であって、前記信号処理装置は、受信した放送データに基づく信号から得られた情報を演算手段の演算処理量の算出に用いるよう構成したことを特徴とする放送受信装置。
  18. クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力レートに従って外部に出力する信号処理方法であって、前記演算処理として演算処理単位の1単位分を実行し、その処理実行による結果から演算処理量を算出して、その演算処理量に合わせて前記クロックの周波数を制御することを特徴とする信号処理方法。
  19. 演算用クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力用クロックに同期して外部に出力する信号処理方法であって、前記出力用クロックによるデータ出力所要時間と前記演算用クロックによる演算処理量から求めた演算所要時間を比較し、その比較結果に応じて前記演算用クロックの周波数を制御することを特徴とする信号処理方法。
  20. 演算用クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力用クロックに同期して外部に出力する信号処理方法であって、前記演算処理として前記演算用クロックに同期して演算処理単位の1単位分を実行し、その処理実行による結果から演算処理量を算出し、その演算処理量から演算所要時間を求め、前記出力用クロックに同期した前記演算結果の出力レートからデータ出力所要時間を求め、前記演算所要時間を前記データ出力所要時間と比較し、その比較結果に応じて、前記データ出力所要時間内に前記演算処理が完了するように、前記演算用クロックの周波数を制御することを特徴とする信号処理方法。
  21. 演算用クロックに同期して演算処理を実行し、その演算結果を出力用クロックに同期して外部に出力する信号処理方法であって、外部からの動作指示を基にクロック周波数制御指示を生成し、そのクロック周波数制御指示に対応する周波数の演算用クロックを作成して、その演算用クロックに同期して演算処理を実行するとともに、その演算処理時のクロック周波数情報を生成し、前記クロック周波数情報で示された周波数と前記演算処理時の演算用クロックの周波数とを比較し、その比較結果に応じて、前記クロック周波数制御指示を変更して、前記演算用クロックの周波数を制御することを特徴とする信号処理方法。
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