JP2004348035A - カラオケ玩具用カートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】伴奏曲を記憶しただけのカートリッジと異なり、決められた伴奏曲以外でもカラオケを楽しむことができ、カラオケ遊びの幅を広げることができるカラオケ玩具用カートリッジを提供すること。
【解決手段】マイクロフォン1、スピーカ8及び操作部7を備えたカラオケ玩具本体Bに着脱可能なカートリッジAであって、該カートリッジAには鍵盤30と、楽音、伴奏曲及び制御プログラムを記憶したメモリ35と、該メモリ35に記憶された制御プログラムにしたがってカラオケ玩具を制御するCPU36とを備えるとともに、複数の遊戯モードの中から任意の遊戯モードが選択可能なモードセレクト手段32を備え、上記CPU36はモードセレクト手段32で選択された遊戯モードを実行するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】マイクロフォン1、スピーカ8及び操作部7を備えたカラオケ玩具本体Bに着脱可能なカートリッジAであって、該カートリッジAには鍵盤30と、楽音、伴奏曲及び制御プログラムを記憶したメモリ35と、該メモリ35に記憶された制御プログラムにしたがってカラオケ玩具を制御するCPU36とを備えるとともに、複数の遊戯モードの中から任意の遊戯モードが選択可能なモードセレクト手段32を備え、上記CPU36はモードセレクト手段32で選択された遊戯モードを実行するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ玩具用カートリッジ、詳しくは鍵盤を備えたカラオケ玩具用カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、従来、カラオケは職場の親睦や友人とのコミュニケーションで欠かすことができないもので、カラオケハウスなどで使用される業務用のカラオケ装置が一般的であったが、個人の家でカラオケを楽しむためには装置そのものが大型であるため家庭用のカラオケ装置としては馴染まないものであった。そこで、自宅のテレビに接続し、家庭でも楽しむことができるカラオケ装置が提案され実用化されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
2002−366168号公報(第2―3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のカラオケ装置はあくまでカートリッジに記憶されている伴奏曲のみを出力するもので、カートリッジを交換することにより、数限りなくカラオケ曲を演奏することはできるが、カートリッジに記憶されている伴奏曲を出力するだけのもので、異なる音楽遊びをすることはできないものであった。
【0005】
本発明は上記問題点を解消し、伴奏曲を記憶しただけのカートリッジと異なり、決められた伴奏曲以外でもカラオケを楽しむことができ、カラオケ遊びの幅を広げることができるカラオケ玩具用カートリッジを提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るカラオケ玩具用カートリッジは、マイクロフォン、スピーカを備えたカラオケ玩具に着脱可能なカートリッジであって、該カートリッジには鍵盤が設けられ、該鍵盤の押し操作に連係して上記スピーカから楽音が出力されることを特徴とする。
【0007】
なお、前記カラオケ玩具用カートリッジは、以下の要件を備えることが好ましい。
(イ)前記カートリッジは楽音、伴奏曲及び制御プログラムを記憶したメモリと、該メモリに記憶された制御プログラムにしたがってカラオケ玩具を制御するCPUとを備えること
(ロ)前記カートリッジは複数の遊戯モードが選択可能なモードセレクト手段を備え、上記CPUはモードセレクト手段で選択された遊戯モードを実行すること
また、前記カラオケ玩具用カートリッジは以下の要件を備えていればよい。
(イ)前記遊戯モードの1つはカラオケ楽曲を出力するカラオケモードであること
(ロ)前記遊戯モードの1つは鍵盤を弾くことにより、弾いた鍵に対応した音階の楽音を出力する演奏モードであること
(ハ)前記遊戯モードの1つは鍵盤を弾くことにより、弾いたタイミングに合わせてカラオケ楽曲を一音ずつ出力する伴奏モードであること
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るカラオケ玩具用カートリッジAをカラオケ玩具Bに装着した状態の斜視図を示し、図2は平面図を示す。
【0009】
カラオケ玩具Bは、図3に示すように、上面にはマイクロフォン1を収納するマイク収容部2と、カートリッジAの本体部3を収容するカートリッジ収容部4とからなる収容部5が形成され、収容部5の手前にはプレイヤーが操作する操作部7とスピーカ8とが配置されている。
【0010】
操作部7には選曲ボタン10、11、伴奏曲に付加されている歌の出力をするか否かを選択するためのボーカル選択ボタン12、音量調節用のボリューム13、カラオケをスタートさせたり中断したりする際に操作するスタート/ストップボタン14、電源のON/OFFを操作する電源ボタン15、および電源ON時に点灯するLED16が配置されている。
【0011】
また、符合17は、カートリッジ収容部5に収容された状態のカートリッジAを取り外す際に使用するリジェクトレバーを示し、符合18は、カートリッジAのエッジコネクタ33を差し込むための差し込みコネクタを示す。
【0012】
なお、マイクロフォン1に設けられたスイッチ19は、マイクロフォン1を機能させるか否かを決定するもので、ON位置ではマイクロフォン1の出力信号がスピーカ8から出力されるようになっている。
【0013】
カートリッジAは、前部に鍵盤を模したキーボード30が配置され、後部には歌詞カード31が手捲り可能に配置され、右手上面には複数の遊戯モードの中から任意の遊戯モードを選択するモードセレクト手段であるセレクトボタン32が配置されている。なお、左手上面に形成されている凹部33は、マイクロフォン1を支持するマイクスタンド34を立てるための取り付け用の凹部である。
【0014】
このカートリッジAは内部に制御プログラムを記憶するとともに、楽曲データ、楽音データ等を記憶したメモリ35と、操作部7の操作と、セレクトボタン32のモード選択により、上記メモリ35に記憶されている制御プログラムにしたがって選択された遊戯モードを実行するCPU36とが配置されている。
【0015】
なお、上記CPU36はメモリ35を内蔵したプログラマブル音声合成ICで構成することができる。
【0016】
キーボード30は白鍵と黒鍵とが公知の鍵盤と同じ配列で構成され、各鍵の下にはスイッチSW1〜SW18が配置されている。鍵を弾くことにより、鍵に対応したスイッチがONし、そのスイッチの信号はCPU36に入力され、制御プログラムにしたがって、メモリから楽音データが読み出されオーディオ信号に変換されてエッジコネクタ37、コネクタ18を介してカラオケ玩具Bに入力され、アンプ38で増幅されてスピーカ8から出力されるようになっている。
【0017】
なお、CPU36から出力されるオーディオ信号にはマイクロフォン1の出力信号がミキシングされ、アンプ38で増幅されてスピーカ8から出力されるようになっている(図5参照)。
【0018】
なお、図5において、符合SW17はセレクトボタン32に対応したスライドスイッチで、カラオケモード、ピアノモード、演奏モードの3つのモードの中から任意のモードを選択できるようになっている。カラオケモードではメモリに記憶されているカラオケ曲が出力され、ピアノモードでは弾いた鍵に対応した音階のピアノ音等が出力され、演奏モードでは予め記憶されているピアノの演奏曲が鍵を弾くたび毎に一音ずつ出力されるようになっている。
【0019】
図6は、カラオケ玩具Bの電気的構成を示すブロック図で、ソケット18に差し込まれたエッジコネクタ37から入力されたオーディオ信号とマイクロフォン1から入力された音声信号はミキシングされアンプ38で増幅されてスピーカ8から出力されるようになっている。
【0020】
なお、SW21、22は歌いたい曲を選曲する選曲ボタン10、11の押し操作に連係してONするスイッチで、選曲ボタン10が押されてSW21がONすると選曲が1つ戻り、選曲した曲名がスピーカ8から音声で出力され、選曲ボタン11が押されてSW22がONすると選曲が1つ進み、選曲した曲名がスピーカ8から音声で出力されるので、曲名をアナウンスで確認することができるようになっている。
【0021】
そして、SW20は、スタート/ストップボタン14の押し操作に連係してONするスイッチで、押すたびに曲のスタート、ストップを繰り返すようになっている。
【0022】
さらに、SW23は伴奏曲に付加されている歌を出力するか否かをプレイヤーが選択するためのボーカル選択ボタン12に対応したスライドスイッチで、ボーカル選択ボタン12をオン側にスライドさせている時は歌声オーディオ信号が伴奏曲に付加されてCPU36から出力され、ボーカル選択ボタン12をオフ側にスライドさせている時は伴奏曲のみがCPU36から出力さるようにプログラミングされているので、選択ボタン12をオン側にスライド操作している間は歌声オーディオ信号と伴奏曲のオーディオ信号とがミキシングされてCPU36から出力されるが、ボーカル選択ボタン12をオフ側にスライドしている時は伴奏曲のオーディオ信号のみがCPU36から出力されるようになっている。
【0023】
なお、図6において、符号13は音量を調節するボリューム、符号16は作動中であることを点灯で示すLEDを示し、符合40はデュエットでカラオケをする際に図示しないサブマイクロフォンを差し込むマイクジャックを示す。
【0024】
次に、上記構成のカラオケ玩具用カートリッジの使用態様について説明する。
【0025】
先ず、図4に示すように、カートリッジAにマイクスタンド34をセットし、マイクロフォン1をマイクスタンド34にセットした後、カートリッジAをカラオケ玩具Bにセットする。このときカートリッジAのエッジコネクタ37はカラオケ玩具Bに設けられたコネクタ18に差し込まれ、カートリッジAとカラオケ玩具Bとは電気的に接続される。
【0026】
図1に示すように、カートリッジAのセットが終了したら、セレクトボタン32で3つの遊戯モードの中から任意の遊戯モードを選択する。
【0027】
遊戯モードとしてカラオケモードを選択した場合は、電源をONすると、「カラオケで歌おう」というアナウンスに続いて一曲目の曲名がアナウンスされる。選曲ボタン10、11で歌いたい曲を選択すると、選曲ボタンを押すたびに曲名がアナウンスされるので、歌いたい曲が決まったら歌詞カード31を捲って、歌いたい曲の歌詞が印刷されているページを開き、マイクスイッチ19をONにする。
【0028】
準備ができたら、スタート/ストップボタン14を押すと、カラオケがスタートし伴奏曲がスピーカ8から流れるので、歌詞カード31を見ながらマイクロフォン1に向かって歌えば、伴奏曲に自分の歌声がミシシングされてスピーカ8から出力される。
【0029】
このとき、歌い方が判らないときは、ボーカル選択ボタン12をONにセットすれば、伴奏曲とともに歌声が出力されるので、歌声に合わせて歌えばよい。
【0030】
遊戯モードとしてピアノモードを選択した場合は、電源をONすると、「ピアノを弾こう」というアナウンスが出力される。選曲ボタン10、11で複数の音色(例えば、ピアノ、オルガン、犬、ネコ、ひよこ、アヒルなど)の中から演奏したい音色を選択し、演奏したい音色が決まったら、ピアノを弾くように自由に鍵を押せばよい。押した鍵に対応した音階で選択した音色の音が出力されるので、お気に入りの音色でキーボード30を弾くことができる。
【0031】
遊戯モードとして演奏モードを選択した場合は、電源をONすると、「ピアノで遊ぼう」というアナウンスに続いて一曲目の曲名がアナウンスされる。選曲ボタン10、11で演奏したい曲を選択すると、選曲ボタン10、11を押すたびに曲名がアナウンスされるので、演奏したい曲が決まったら、自由に鍵を弾けばよい。このときはスイッチSW1〜SW16のどのスイッチがONしても、ONするたびにピアノの音色でメロディを構成する構成音が一音ずつ出力されるので、ピアノが弾けない人であっても、自分でピアノを弾いているような気分になり、そのピアノ曲に合わせて歌えば、弾き語りのように歌を歌うことができる。
【0032】
上述したように、カートリッジには鍵盤と、遊戯モードを選択するモードセレクトスイッチとが設けられているので、通常のカラオケ装置のように出力されるカラオケ演奏曲に合わせて歌うことができるし、ピアノ玩具と同じようにピアノを弾くことができるし、伴奏曲を自分でピアノを弾いているように出力させることができ、カラオケ遊びの幅を広げることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、カートリッジに鍵盤が設けられているので、単に伴奏曲を記憶したカートリッジと異なり、自分で演奏する楽しみを味わうことができる。
【0034】
また、複数の遊戯モードの中から任意の遊戯モードを選択して遊ぶことができるので、単に伴奏曲を出力するだけの従来のカラオケ玩具との差別化を図ることができる。
【0035】
さらに、遊戯モードを、カラオケモード、ピアノモード、演奏モードで構成し、カラオケモードを選択すれば出力される伴奏曲に合わせてカラオケができるし、ピアノモードを選択すればカラオケ装置がピアノ玩具と同様に鍵盤を弾いて楽しむことができるし、演奏モードを選択すればどの鍵であっても鍵を押すたびに伴奏曲を構成する音が順次出力されるので、ピアノが弾けない人であっても恰もピアノを弾いているような気分になり、弾き語りを楽しむことができるので、1つのカートリッジでありながら様々な音楽遊びを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカートリッジをカラオケ玩具にセットした状態を示す斜視図
【図2】カートリッジをカラオケ玩具にセットした状態を示す平面図
【図3】カラオケ玩具の構成を示す斜視図
【図4】カートリッジの構成を示す斜視図
【図5】カートリッジの電気的構成を説明する回路図
【図6】カラオケ玩具の電気的構成を説明する回路図
【符号の説明】
1 マイクロフォン
8 スピーカ
32 モードセレクト手段(セレクトボタン)
35 メモリ
36 CPU
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラオケ玩具用カートリッジ、詳しくは鍵盤を備えたカラオケ玩具用カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、従来、カラオケは職場の親睦や友人とのコミュニケーションで欠かすことができないもので、カラオケハウスなどで使用される業務用のカラオケ装置が一般的であったが、個人の家でカラオケを楽しむためには装置そのものが大型であるため家庭用のカラオケ装置としては馴染まないものであった。そこで、自宅のテレビに接続し、家庭でも楽しむことができるカラオケ装置が提案され実用化されている。(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
2002−366168号公報(第2―3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のカラオケ装置はあくまでカートリッジに記憶されている伴奏曲のみを出力するもので、カートリッジを交換することにより、数限りなくカラオケ曲を演奏することはできるが、カートリッジに記憶されている伴奏曲を出力するだけのもので、異なる音楽遊びをすることはできないものであった。
【0005】
本発明は上記問題点を解消し、伴奏曲を記憶しただけのカートリッジと異なり、決められた伴奏曲以外でもカラオケを楽しむことができ、カラオケ遊びの幅を広げることができるカラオケ玩具用カートリッジを提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係るカラオケ玩具用カートリッジは、マイクロフォン、スピーカを備えたカラオケ玩具に着脱可能なカートリッジであって、該カートリッジには鍵盤が設けられ、該鍵盤の押し操作に連係して上記スピーカから楽音が出力されることを特徴とする。
【0007】
なお、前記カラオケ玩具用カートリッジは、以下の要件を備えることが好ましい。
(イ)前記カートリッジは楽音、伴奏曲及び制御プログラムを記憶したメモリと、該メモリに記憶された制御プログラムにしたがってカラオケ玩具を制御するCPUとを備えること
(ロ)前記カートリッジは複数の遊戯モードが選択可能なモードセレクト手段を備え、上記CPUはモードセレクト手段で選択された遊戯モードを実行すること
また、前記カラオケ玩具用カートリッジは以下の要件を備えていればよい。
(イ)前記遊戯モードの1つはカラオケ楽曲を出力するカラオケモードであること
(ロ)前記遊戯モードの1つは鍵盤を弾くことにより、弾いた鍵に対応した音階の楽音を出力する演奏モードであること
(ハ)前記遊戯モードの1つは鍵盤を弾くことにより、弾いたタイミングに合わせてカラオケ楽曲を一音ずつ出力する伴奏モードであること
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係るカラオケ玩具用カートリッジAをカラオケ玩具Bに装着した状態の斜視図を示し、図2は平面図を示す。
【0009】
カラオケ玩具Bは、図3に示すように、上面にはマイクロフォン1を収納するマイク収容部2と、カートリッジAの本体部3を収容するカートリッジ収容部4とからなる収容部5が形成され、収容部5の手前にはプレイヤーが操作する操作部7とスピーカ8とが配置されている。
【0010】
操作部7には選曲ボタン10、11、伴奏曲に付加されている歌の出力をするか否かを選択するためのボーカル選択ボタン12、音量調節用のボリューム13、カラオケをスタートさせたり中断したりする際に操作するスタート/ストップボタン14、電源のON/OFFを操作する電源ボタン15、および電源ON時に点灯するLED16が配置されている。
【0011】
また、符合17は、カートリッジ収容部5に収容された状態のカートリッジAを取り外す際に使用するリジェクトレバーを示し、符合18は、カートリッジAのエッジコネクタ33を差し込むための差し込みコネクタを示す。
【0012】
なお、マイクロフォン1に設けられたスイッチ19は、マイクロフォン1を機能させるか否かを決定するもので、ON位置ではマイクロフォン1の出力信号がスピーカ8から出力されるようになっている。
【0013】
カートリッジAは、前部に鍵盤を模したキーボード30が配置され、後部には歌詞カード31が手捲り可能に配置され、右手上面には複数の遊戯モードの中から任意の遊戯モードを選択するモードセレクト手段であるセレクトボタン32が配置されている。なお、左手上面に形成されている凹部33は、マイクロフォン1を支持するマイクスタンド34を立てるための取り付け用の凹部である。
【0014】
このカートリッジAは内部に制御プログラムを記憶するとともに、楽曲データ、楽音データ等を記憶したメモリ35と、操作部7の操作と、セレクトボタン32のモード選択により、上記メモリ35に記憶されている制御プログラムにしたがって選択された遊戯モードを実行するCPU36とが配置されている。
【0015】
なお、上記CPU36はメモリ35を内蔵したプログラマブル音声合成ICで構成することができる。
【0016】
キーボード30は白鍵と黒鍵とが公知の鍵盤と同じ配列で構成され、各鍵の下にはスイッチSW1〜SW18が配置されている。鍵を弾くことにより、鍵に対応したスイッチがONし、そのスイッチの信号はCPU36に入力され、制御プログラムにしたがって、メモリから楽音データが読み出されオーディオ信号に変換されてエッジコネクタ37、コネクタ18を介してカラオケ玩具Bに入力され、アンプ38で増幅されてスピーカ8から出力されるようになっている。
【0017】
なお、CPU36から出力されるオーディオ信号にはマイクロフォン1の出力信号がミキシングされ、アンプ38で増幅されてスピーカ8から出力されるようになっている(図5参照)。
【0018】
なお、図5において、符合SW17はセレクトボタン32に対応したスライドスイッチで、カラオケモード、ピアノモード、演奏モードの3つのモードの中から任意のモードを選択できるようになっている。カラオケモードではメモリに記憶されているカラオケ曲が出力され、ピアノモードでは弾いた鍵に対応した音階のピアノ音等が出力され、演奏モードでは予め記憶されているピアノの演奏曲が鍵を弾くたび毎に一音ずつ出力されるようになっている。
【0019】
図6は、カラオケ玩具Bの電気的構成を示すブロック図で、ソケット18に差し込まれたエッジコネクタ37から入力されたオーディオ信号とマイクロフォン1から入力された音声信号はミキシングされアンプ38で増幅されてスピーカ8から出力されるようになっている。
【0020】
なお、SW21、22は歌いたい曲を選曲する選曲ボタン10、11の押し操作に連係してONするスイッチで、選曲ボタン10が押されてSW21がONすると選曲が1つ戻り、選曲した曲名がスピーカ8から音声で出力され、選曲ボタン11が押されてSW22がONすると選曲が1つ進み、選曲した曲名がスピーカ8から音声で出力されるので、曲名をアナウンスで確認することができるようになっている。
【0021】
そして、SW20は、スタート/ストップボタン14の押し操作に連係してONするスイッチで、押すたびに曲のスタート、ストップを繰り返すようになっている。
【0022】
さらに、SW23は伴奏曲に付加されている歌を出力するか否かをプレイヤーが選択するためのボーカル選択ボタン12に対応したスライドスイッチで、ボーカル選択ボタン12をオン側にスライドさせている時は歌声オーディオ信号が伴奏曲に付加されてCPU36から出力され、ボーカル選択ボタン12をオフ側にスライドさせている時は伴奏曲のみがCPU36から出力さるようにプログラミングされているので、選択ボタン12をオン側にスライド操作している間は歌声オーディオ信号と伴奏曲のオーディオ信号とがミキシングされてCPU36から出力されるが、ボーカル選択ボタン12をオフ側にスライドしている時は伴奏曲のオーディオ信号のみがCPU36から出力されるようになっている。
【0023】
なお、図6において、符号13は音量を調節するボリューム、符号16は作動中であることを点灯で示すLEDを示し、符合40はデュエットでカラオケをする際に図示しないサブマイクロフォンを差し込むマイクジャックを示す。
【0024】
次に、上記構成のカラオケ玩具用カートリッジの使用態様について説明する。
【0025】
先ず、図4に示すように、カートリッジAにマイクスタンド34をセットし、マイクロフォン1をマイクスタンド34にセットした後、カートリッジAをカラオケ玩具Bにセットする。このときカートリッジAのエッジコネクタ37はカラオケ玩具Bに設けられたコネクタ18に差し込まれ、カートリッジAとカラオケ玩具Bとは電気的に接続される。
【0026】
図1に示すように、カートリッジAのセットが終了したら、セレクトボタン32で3つの遊戯モードの中から任意の遊戯モードを選択する。
【0027】
遊戯モードとしてカラオケモードを選択した場合は、電源をONすると、「カラオケで歌おう」というアナウンスに続いて一曲目の曲名がアナウンスされる。選曲ボタン10、11で歌いたい曲を選択すると、選曲ボタンを押すたびに曲名がアナウンスされるので、歌いたい曲が決まったら歌詞カード31を捲って、歌いたい曲の歌詞が印刷されているページを開き、マイクスイッチ19をONにする。
【0028】
準備ができたら、スタート/ストップボタン14を押すと、カラオケがスタートし伴奏曲がスピーカ8から流れるので、歌詞カード31を見ながらマイクロフォン1に向かって歌えば、伴奏曲に自分の歌声がミシシングされてスピーカ8から出力される。
【0029】
このとき、歌い方が判らないときは、ボーカル選択ボタン12をONにセットすれば、伴奏曲とともに歌声が出力されるので、歌声に合わせて歌えばよい。
【0030】
遊戯モードとしてピアノモードを選択した場合は、電源をONすると、「ピアノを弾こう」というアナウンスが出力される。選曲ボタン10、11で複数の音色(例えば、ピアノ、オルガン、犬、ネコ、ひよこ、アヒルなど)の中から演奏したい音色を選択し、演奏したい音色が決まったら、ピアノを弾くように自由に鍵を押せばよい。押した鍵に対応した音階で選択した音色の音が出力されるので、お気に入りの音色でキーボード30を弾くことができる。
【0031】
遊戯モードとして演奏モードを選択した場合は、電源をONすると、「ピアノで遊ぼう」というアナウンスに続いて一曲目の曲名がアナウンスされる。選曲ボタン10、11で演奏したい曲を選択すると、選曲ボタン10、11を押すたびに曲名がアナウンスされるので、演奏したい曲が決まったら、自由に鍵を弾けばよい。このときはスイッチSW1〜SW16のどのスイッチがONしても、ONするたびにピアノの音色でメロディを構成する構成音が一音ずつ出力されるので、ピアノが弾けない人であっても、自分でピアノを弾いているような気分になり、そのピアノ曲に合わせて歌えば、弾き語りのように歌を歌うことができる。
【0032】
上述したように、カートリッジには鍵盤と、遊戯モードを選択するモードセレクトスイッチとが設けられているので、通常のカラオケ装置のように出力されるカラオケ演奏曲に合わせて歌うことができるし、ピアノ玩具と同じようにピアノを弾くことができるし、伴奏曲を自分でピアノを弾いているように出力させることができ、カラオケ遊びの幅を広げることができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、カートリッジに鍵盤が設けられているので、単に伴奏曲を記憶したカートリッジと異なり、自分で演奏する楽しみを味わうことができる。
【0034】
また、複数の遊戯モードの中から任意の遊戯モードを選択して遊ぶことができるので、単に伴奏曲を出力するだけの従来のカラオケ玩具との差別化を図ることができる。
【0035】
さらに、遊戯モードを、カラオケモード、ピアノモード、演奏モードで構成し、カラオケモードを選択すれば出力される伴奏曲に合わせてカラオケができるし、ピアノモードを選択すればカラオケ装置がピアノ玩具と同様に鍵盤を弾いて楽しむことができるし、演奏モードを選択すればどの鍵であっても鍵を押すたびに伴奏曲を構成する音が順次出力されるので、ピアノが弾けない人であっても恰もピアノを弾いているような気分になり、弾き語りを楽しむことができるので、1つのカートリッジでありながら様々な音楽遊びを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカートリッジをカラオケ玩具にセットした状態を示す斜視図
【図2】カートリッジをカラオケ玩具にセットした状態を示す平面図
【図3】カラオケ玩具の構成を示す斜視図
【図4】カートリッジの構成を示す斜視図
【図5】カートリッジの電気的構成を説明する回路図
【図6】カラオケ玩具の電気的構成を説明する回路図
【符号の説明】
1 マイクロフォン
8 スピーカ
32 モードセレクト手段(セレクトボタン)
35 メモリ
36 CPU
Claims (3)
- マイクロフォン、スピーカ及び操作部を備えたカラオケ玩具に着脱可能なカートリッジであって、該カートリッジには鍵盤が設けられ、該鍵盤の押し操作に連係して上記スピーカから楽音や伴奏曲が出力されることを特徴とするカラオケ玩具用カートリッジ。
- 以下の要件を備えることを特徴とする、請求項1記載のカラオケ玩具用カートリッジ。
(イ)前記カートリッジは楽音、伴奏曲及び制御プログラムを記憶したメモリと、該メモリに記憶された制御プログラムにしたがってカラオケ玩具を制御するCPUとを備えること
(ロ)前記カートリッジは複数の遊戯モードが選択可能なモードセレクト手段を備え、上記CPUはモードセレクト手段で選択された遊戯モードを実行すること - 以下の要件を備えることを特徴とする、請求項2記載のカラオケ玩具用カートリッジ。
(イ)前記遊戯モードの1つはカラオケ楽曲を出力するカラオケモードであること
(ロ)前記遊戯モードの1つは鍵盤を弾くことにより、弾いた鍵に対応した音階の楽音を出力する演奏モードであること
(ハ)前記遊戯モードの1つは鍵盤を弾くことにより、弾いたタイミングに合わせてカラオケ楽曲を一音ずつ出力する伴奏モードであること
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003147503A JP2004348035A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | カラオケ玩具用カートリッジ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003147503A JP2004348035A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | カラオケ玩具用カートリッジ |
Publications (1)
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---|---|
JP2004348035A true JP2004348035A (ja) | 2004-12-09 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003147503A Pending JP2004348035A (ja) | 2003-05-26 | 2003-05-26 | カラオケ玩具用カートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004348035A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017225720A (ja) * | 2016-06-24 | 2017-12-28 | 株式会社アガツマ | カラオケ玩具 |
WO2023074399A1 (ja) * | 2021-10-28 | 2023-05-04 | 株式会社バンダイ | 楽曲再生玩具 |
JP2023066356A (ja) * | 2021-10-28 | 2023-05-15 | 株式会社バンダイ | 楽曲再生玩具 |
-
2003
- 2003-05-26 JP JP2003147503A patent/JP2004348035A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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