JP2004346873A - エンジン駆動作業機 - Google Patents

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Shinichi Morohoshi
信一 諸星
Takao Sugimoto
恭男 杉本
Srivastava Adarsh
スリバスタバ (Adarsh Srivastava) アダルシ
Mittal Jaideep
ミタル (Jaideep Mittal) ジャイディープ
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Abstract

【課題】エンジンおよび作業機が、枠組構造のフレームに防振部材を介して緩衝支持されるエンジン駆動作業機において、エンジンおよび作業機を単純かつ軽量構造のフレームで効果的に保護し、燃料タンクからの騒音発生を抑制する。
【解決手段】メインフレーム12は、エンジンEおよび作業機Gの下部両側方で横方向に延びる一対の下部フレーム部12aと、両下部フレーム部12aの一端に屈曲して連なるとともに両下部フレーム部12aの他端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第1傾斜フレーム部12bと、両第1傾斜フレーム部12bの上端に屈曲して連なるとともに前記両下部フレーム部12aの一端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第2傾斜フレーム部12cとを備え、両第1傾斜フレーム部12b間に架設される支持ステー22と、両第2傾斜フレーム部12cとに燃料タンク13が取付けられる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンと、該エンジンに連結される作業機とが、枠組構造のフレームに防振部材を介して緩衝支持されるエンジン駆動作業機に関し、特に、小型携帯用のエンジン駆動作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業機をエンジンで駆動するようにしたエンジン駆動作業機は、たとえばエンジン発電機やエンジン駆動水ポンプ等で広く利用されており、この種のエンジン駆動作業機を小型携帯用としたものが、たとえば特許文献1および特許文献2等で既に知られている。またエンジンおよび作業機の全体を、それらを支持するフレームで覆って保護するようにしたエンジン駆動作業機が、たとえば特許文献3で既に知られている。
【0003】
【特許文献1】
実公昭63−21696号公報
【特許文献2】
実公昭60−27274号公報
【特許文献3】
実公平1−34800号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1および特許文献2で開示されたエンジン発電機では、全体をコンパクト化するための部品レイアウトの工夫や、携帯ハンドル位置の工夫がなされてはいるものの、エンジンおよび作業機を外力から保護することについては考慮が払われているとは言い難い。
【0005】
一方、上記特許文献3で開示されたエンジン発電機では、エンジンおよび発電機を支持するフレームを直方体形状に構成し、エンジンおよび発電機の全体をフレームで覆うようにして、エンジンおよび作業機を外力から保護するようにしているが、このようなフレーム構造を小型携帯用のエンジン駆動作業機に用いるのでは、小型の割に構造が複雑化してしまい、またフレームの重量増加が携帯性を損なう要因ともなってしまっている。
【0006】
さらに従来のエンジン駆動作業機では、燃料タンクがエンジンもしくは作業機の上部に取付けられているので、運転中のエンジンもしくは作業機の振動により燃料タンクが振動し、騒音が発生し易かった。
【0007】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、エンジンおよび作業機を単純かつ軽量構造のフレームで効果的に保護可能とし、しかも燃料タンクからの騒音発生を抑制し得るようにしたエンジン駆動作業機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、エンジンと、該エンジンに連結される作業機とが、枠組構造のフレームに防振部材を介して緩衝支持されるエンジン駆動作業機において、前記フレームの主要部を構成して前記エンジンおよび前記作業機を緩衝支持するメインフレームは、前記エンジンおよび作業機の下部両側方でエンジンおよび作業機の配列方向に沿って横方向に延びる一対の下部フレーム部と、両下部フレーム部の一端に屈曲して連なるとともに両下部フレーム部の他端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第1傾斜フレーム部と、両第1傾斜フレーム部の上端に屈曲して連なるとともに前記両下部フレーム部の一端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第2傾斜フレーム部とを備え、一対の前記第1傾斜フレーム部間に架設される支持ステーと、前記両第2傾斜フレーム部とに燃料タンクが取付けられることを特徴とする。
【0009】
このような請求項1記載の発明の構成によれば、枠組構造のフレームの主要部を構成してエンジンおよび作業機を緩衝支持するメインフレームのうちエンジンおよび作業機の両側にそれぞれ配置される部分は、下部フレーム部、第1傾斜フレーム部および第2傾斜フレーム部が連続的に連なって構成されているので、メインフレームの内側に配置される装置を効果的に保護し得るようにしてメインフレームの構造を単純化することができ、しかも燃料タンクが、エンジンおよび作業機とは緩衝絶縁されたメインフレーム側に取付けられるので、運転中の振動に伴う燃料タンクからの騒音発生を抑制することができる。
【0010】
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、一対の前記第2傾斜フレーム部には、前記燃料タンクを支持する支持板がそれぞれ固着され、それらの支持板間に架設されるボックス支持部材に、該ボックス支持部材を前記燃料タンクとの間に挟む位置に配置されるコントロールボックスが支持されることを特徴とし、かかる構成によれば、燃料タンクを安定的に支持するとともに、燃料タンクを支持するための支持板を利用してコントロールボックスをメインフレームに支持することができる。
【0011】
さらに請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記両第2傾斜フレーム部の上端間が、携帯用ハンドルとして機能する上部連結フレーム部で連結され、該上部連結フレーム部が、前記燃料タンクへの外力作用に対する保護機能を果たす位置に配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、携帯用ハンドルとして機能する上部連結フレーム部が一対の第2傾斜フレーム部の上端間を結んでいるので、上部連結フレーム部を、パワーユニットの重心位置の上方に配置してエンジン駆動作業機全体の重量バランスを良好としつつ上部連結フレーム部を把持してエンジン駆動作業機を携帯することができるとともに、燃料タンクの両側および上部を上部連結フレーム部で保護することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1〜図6は本発明の一実施例を示すものであり、図1はエンジン発電機の正面図、図2は図1の2矢視方向から見た一部切欠き平面図、図3は図2の3矢視背面図、図4は図1の4矢視右側面図、図5はフレームの斜視図、図6は図2の6−6線拡大断面図である。
【0014】
先ず図1〜図4において、エンジン駆動作業機としてのエンジン発電機は、枠組構造のフレーム11に、エンジンEと、該エンジンEと協働してパワーユニットPを構成するようにしてエンジンに連結される作業機としての発電機Gと、エンジンEに供給するための燃料を貯留する燃料タンク13と、図示しない電装品を収容するコントロールボックス14とが搭載されて成り、携帯可能な小型のものである。
【0015】
エンジンEは、該エンジンEが備えるクランクシャフト15(図1〜図3では駆使の軸線のみを示す)の軸線を水平とするとともにシリンダ軸線を傾斜させて配置されるものであり、クランクシャフト15の一端に前記発電機Gが連結される。また発電機Gと反対側でエンジンEには、前記クランクシャフト15の他端に連結可能なプーリ16を備えるリコイルスタータ17が装着される。
【0016】
図5を併せて参照して、前記パワーユニットPは、フレーム11の主要部を構成するメインフレーム12に緩衝支持されるものであり、メインフレーム12は、前記パワーユニットPの下部両側方でエンジンEおよび発電機Gの配列方向に沿って横方向に延びる一対の下部フレーム部12a,12aと、両下部フレーム部12a…の一端に屈曲して連なるとともに両下部フレーム部12a…の他端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第1傾斜フレーム部12b,12bと、両第1傾斜フレーム部12b…の上端に屈曲して連なるとともに前記両下部フレーム部12a…の一端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第2傾斜フレーム部12c,12cと、携帯用ハンドルとして機能すべくパワーユニットPの上面を跨ぐようにして一対の前記第2傾斜フレーム部12c…の上端間を結ぶ上部連結フレーム部12dと、前記両下部フレーム部12a…の他端間を結ぶ下部連結フレーム部12eとで構成される。
【0017】
前記メインフレーム12は、一対の下部フレーム部12a…の一端および一対の第1傾斜フレーム部12b…の連設部、一対の第1傾斜フレーム部12b…および一対の第2傾斜フレーム部12c…の連設部、一対の第2傾斜フレーム部12c…の上端への上部連結フレーム部12dの両端の連設部、ならびに一対の下部フレーム部12a…の他端への下部連結フレーム部12eの両端の連設部に対応する部分が丸みを帯びて屈曲するように予めそれぞれ屈曲成形された複数の円筒状のパイプ部材を含む複数のパイプ部材を、同軸に溶接することで構成される。
【0018】
なおメインフレーム12を構成するパイプ部材の本数を減らして、たとえば屈曲成形された2本のパイプ部材の両端を同軸に溶接するようにしてメインフレーム12を構成してもよく、また屈曲成形された1本のパイプ部材の両端を同軸に溶接してメインフレーム12を構成するようにしてもよい。
【0019】
メインフレーム12のうち一対の前記下部フレーム部12a…間には、それらの下部フレーム部12a…の長手方向に沿って配列される前記エンジンEおよび前記発電機Gに個別に対応した一対の支持部材18,18が架設されるものであり、両支持部材18…の両端部は一対の下部フレーム部12a…の下面に溶接される。しかも両支持部材18…の両端には、弾性材から成る脚部材19,19…がそれぞれ固着されており、それらの脚部材19,19…は、両支持部材18…を接地面から浮かせるようにして接地する。
【0020】
また両支持部材18…においてその長手方向に間隔をあけた2箇所の上面には、略L字状に屈曲された受け板20…を上面に備える防振部材としてのマウントゴム21…が、焼き付け等により固着されており、エンジンEおよび発電機Gは、それらのマウントゴム21…を介して支持部材18…に支持される。すなわちエンジンEおよび発電機Gは、マウントゴム21…を介してメインフレーム12の両下部フレーム部12a…に緩衝支持される。
【0021】
またメインフレーム12において一対の第1傾斜フレーム部12b…は、エンジンEおよび発電機Gの両外側方に配置されるように形成されるものであり、これらの第1傾斜フレーム部12b…間には、エンジンEの一部およびリコイルスタータ17を跨ぐようにして下方に開いた略U字状に形成される支持ステー22が架設され、該支持ステー22と、両第2傾斜フレーム部12c…とに燃料タンク13が取付けられる。
【0022】
前記支持ステー22の上面には、下方に開いた略U字状に形成される一対の受け部材23,23が相互に間隔をあけて溶接等により固着される。またメインフレーム12における両第2傾斜フレーム部12c…の内側面には、略L字状の支持板24,24がそれぞれ溶接等により固着される。
【0023】
一方、燃料タンク13は、その平面視で略矩形状に構成されるものであり、該燃料タンク13の上部には、図示しない燃料注入口を開閉可能に閉じるキャップ25が装着される。この燃料タンク13の上下方向中間部側面には、外側方に張り出すフランジ部13aが設けられており、このフランジ部13aの4つの隅角部が前記両受け部材23…および前記両支持板24…にボルト26,26;28,28およびウエルドナット27,27;29,29によりそれぞれ固着される。しかも前記フランジ部13aおよび前記両受け部材23…間には、受け部材23…および支持板24…の上下方向位置に誤差が生じたときに、撓むことによって誤差を吸収するようにした弾性スペーサ30,30がそれぞれ介装される。
【0024】
ところでメインフレーム12における上部連結フレーム部12dは、携帯用ハンドルとして機能すべくパワーユニットPの重心位置GPの上方位置に配置されるものであり、しかも前記燃料タンク13への外力作用に対する保護機能を果たすべく燃料タンク13におけるキャップ25よりも上方位置に配置される。
【0025】
図6を併せて参照して、メインフレーム12における一対の第2傾斜フレーム部12c…に固着された支持板24…には、両第2傾斜フレーム部12c…間にわたって延びる横断面略L字状のボックス支持部材33の両端が、ねじ部材34,34およびウエルドナット35,35によりそれぞれ固着される。このボックス支持部材33を前記燃料タンク13との間に挟むようにして発電機Gの上方にはコントロールボックス14が配置されており、該コントロールボックス14は、前記ボックス支持部材33で支持されるとともに、メインフレーム12における一方の第1および第2傾斜フレーム部12b,12cの屈曲連設部に支持される。
【0026】
コントロールボックス14は、正面側(図1で示す側)および燃料タンク13側の側面間にわたる略L字状の開口部36を有する箱形のボックス本体37と、前記開口部36を気密に閉じるようにしてボックス本体37に取付けられる蓋板38とで構成される。
【0027】
ボックス支持部材33の長手方向中間部には、第1支持腕39の基端が固着される。またパワーユニットPの両側に一対ずつ配置される第1および第2傾斜フレーム部12b,12c;12b,12cのうち正面側における第1および第2傾斜フレーム部12b,12cの屈曲連設部に第2支持腕40の基端が固着され、コントロールボックス14は、第1および第2支持腕39,40に固定される。
【0028】
ボックス支持部材33の長手方向中間部下面には、支持片43が溶接等により固着されており、第1支持腕39は、その基端部で蓋板38をボックス支持部材33および支持片43との間に挟むようにしてコントロールボックス14内に収容される。而して、ボックス支持部材33、蓋板38および第1支持腕39の基端上部に挿通されるボルト41が第1支持腕39の基端上部に固着されたウエルドナット42に螺合され、支持片43、蓋板38および第1支持腕39の基端下部に挿通されるボルト44が第1支持腕39の基端下部に固着されたウエルドナット45に螺合される。而して両ボルト41,44を締めつけることで、コントロールボックス14の蓋板38がボックス支持部材33に固定されるとともに第1支持腕39の基端部がボックス支持部材33に固定される。
【0029】
第1支持腕39の先端部は、コントロールボックス14におけるボックス本体37の内側面に達するまで延出されており、この第1支持腕39の先端部に、ボックス本体37がボルト46およびウエルドナット47により固定される。
【0030】
ところでボックス本体37には、発電機Gを正面側から覆うようにして下方に延出されるスカート部37aが一体に形成されており、一方の第1および第2傾斜フレーム部12b,12cの屈曲連設部に溶接等で基端が固着された第2支持腕40の先端側を突入させるポケット部48が設けられており、そのポケット部48からスカート部37a内に突入された第2支持腕40の先端部に、スカート部37aがボルト49およびウエルドナット50で固定される。
【0031】
ところで、メインフレーム12は、エンジンE、発電機G、燃料タンク13およびコントロールボックス14の全体をほぼ覆う仮想直方体IRの内面に外端部が接触するような形状に構成されている。すなわちメインフレーム12における両下部フレーム部12a…の一端および両第1傾斜フレーム部12b…の屈曲連設部にともに接触して両下部フレーム部12aの長手方向に直交する第1仮想平面PL1と、第1仮想平面PL1と平行にして両下部フレーム部12a…の他端に外側からともに接触する第2仮想平面PL2と、一対ずつの下部フレーム部12a…、第1傾斜フレーム部12b…および第2傾斜フレーム部12c…にそれぞれ外側から接触して第1および第2仮想平面PL1,PL2に直交する第3および第4仮想平面PL3,PL4と、上部連結フレーム部12dに上方から接触して第1〜第4仮想平面PL1〜PL4と直交する第5仮想平面PL5と、両下部フレーム部12a…に下方からともに接触して第1〜第4仮想平面PL1〜PL4と直交する第6仮想平面PL6とで、エンジンE、発電機G、燃料タンク13およびコントロールボックス14の全体をほぼ覆う仮想直方体IRが構成される。
【0032】
次にこの実施例の作用について説明すると、枠組構造のフレーム11の主要部をなすメインフレーム12は、パワーユニットPを協働して構成するエンジンEおよび発電機Gの下部両側方でエンジンEおよび発電機Gの配列方向に沿って横方向に延びる一対の下部フレーム部12a…と、両下部フレーム部12a…の一端に屈曲して連なるとともに両下部フレーム部12aの他端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第1傾斜フレーム部12b…と、両第1傾斜フレーム部12bの上端に屈曲して連なるとともに前記両下部フレーム部12a…の一端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第2傾斜フレーム部12c…とを備えている。
【0033】
すなわちメインフレーム12のうちパワーユニットPの両側にそれぞれ配置される部分は、下部フレーム部12a、第1傾斜フレーム部12bおよび第2傾斜フレーム部12cが連続的に連なって構成されており、パワーユニットPを少なくとも両側から効果的に保護し得るようにしてメインフレーム12の構造を単純化することができる。
【0034】
また携帯用ハンドルとして機能する上部連結フレーム部12dがパワーユニットPを跨ぐようにして一対の第2傾斜フレーム部12c…の上端間を結んでいるので、パワーユニットPを上方から効果的に保護することができ、しかも上部連結フレーム部12dをパワーユニットPの重心位置GPの上方に配置することで、エンジン発電機業機全体の重量バランスを良好としつつ上部連結フレーム部12dを把持してエンジン発電機を携帯することが可能となる。
【0035】
ところで、一対の前記下部フレーム部12a…間には、エンジンEおよび発電機Gを載置支持するための一対の支持部材18,18が架設され、一対の第1傾斜フレーム部12b…が、エンジンEおよび発電機Gの両外側方に配置されるように形成されるので、エンジンEおよび発電機Gを、少なくとも第1傾斜フレーム部12B…で両側から保護しつつ、メインフレーム12で支持することができる。
【0036】
しかもエンジンEおよび発電機Gは、前記支持部材18…にマウントゴム21…を介して緩衝支持されるものであり、メインフレーム12のうち一対の第1傾斜フレーム部12b…間に架設される支持ステー22と、両第2傾斜フレーム部12c…とにパワーユニットPの上方に配置される燃料タンク13が取付けられるので、燃料タンク13を、エンジンEおよび発電機Gとは緩衝絶縁し、運転中の振動に伴う燃料タンク13からの騒音発生を抑制することができる。
【0037】
しかもメインフレーム12における前記上部連結フレーム部12dが、前記燃料タンク13への外力作用に対する保護機能を果たす位置に配置されるので、燃料タンク13の両側および上部を上部連結フレーム部12dで保護することができる。
【0038】
またメインフレーム12において、一対の第2傾斜フレーム部12c…には、燃料タンク13を支持する支持板24がそれぞれ固着され、それらの支持板24間に架設されるボックス支持部材33と、一方の第1および第2傾斜フレーム部12b,12cの屈曲連設部とに、前記ボックス支持部材33を燃料タンク13との間に挟む位置に配置されるコントロールボックス14が支持されるので、燃料タンク13を安定的に支持するとともに、燃料タンク13を支持するための支持板24…を利用してコントロールボックス14をメインフレーム12に支持することができ、コントロールボックス14の振動を抑制し、コントロールボックス14内の電装品に振動による悪影響が及ぶことを防止することができる。
【0039】
しかもボックス支持部材33に第1支持腕39の基端が固着され、一方の前記第1および第2傾斜フレーム部12b,12cの屈曲連設部に第2支持腕40の基端が固着され、コントロールボックス14が第1および第2支持腕39,40の先端部に固定されるものであり、コントロールボックス14をメインフレーム12に安定的に支持することができる。
【0040】
さらにメインフレーム12は、エンジンE、発電機G、燃料タンク13およびコントロールボックス14の全体をほぼ覆う仮想直方体IRの内面に外端部が接触するような形状に構成されており、エンジン発電機を梱包箱に収容することが容易となるだけでなく、エンジンE、発電機G、燃料タンク13およびコントロールボックス14の全体をメインフレーム12により効果的に保護することができる。
【0041】
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
【0042】
たとえば上記実施例では、作業機が発電機Gであるエンジン発電機について説明したが、本発明は、作業機を水ポンプとしたエンジン駆動水ポンプ等のエンジン駆動作業機に関して広く実施可能である。
【0043】
【発明の効果】
以上のように請求項1記載の発明によれば、メインフレームの内側に配置される装置を効果的に保護し得るようにしてメインフレームの構造を単純化することができ、しかも運転中の振動に伴う燃料タンクからの騒音発生を抑制することができる。
【0044】
また請求項2記載の発明によれば、燃料タンクを安定的に支持するとともに、燃料タンクを支持するための支持板を利用してコントロールボックスをメインフレームに支持することができる。
【0045】
さらに請求項3記載の発明によれば、上部連結フレーム部を、パワーユニットの重心位置の上方に配置してエンジン駆動作業機全体の重量バランスを良好としつつ上部連結フレーム部を把持してエンジン駆動作業機を携帯することができるとともに、燃料タンクの両側および上部を上部連結フレーム部で保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】エンジン発電機の正面図である。
【図2】図1の2矢視方向から見た一部切欠き平面図である。
【図3】図2の3矢視背面図である。
【図4】図1の4矢視右側面図である。
【図5】フレームの斜視図である。
【図6】図2の6−6線拡大断面図である。
【符号の説明】
11・・・フレーム
13・・・燃料タンク
14・・・コントロールボックス
21・・・防振部材としてのマウントゴム
12・・・メインフレーム
12a・・・下部フレーム部
12b・・・第1傾斜フレーム部
12c・・・第2傾斜フレーム部
12d・・・上部連結フレーム部
22・・・支持ステー
24・・・支持板
33・・・ボックス支持部材
E・・・エンジン
G・・・作業機としての発電機

Claims (3)

  1. エンジン(E)と、該エンジン(E)に連結される作業機(G)とが、枠組構造のフレーム(11)に防振部材(21)を介して緩衝支持されるエンジン駆動作業機において、前記フレーム(11)の主要部を構成して前記エンジン(E)および前記作業機(G)を緩衝支持するメインフレーム(12)は、前記エンジン(E)および作業機(G)の下部両側方でエンジン(E)および作業機(G)の配列方向に沿って横方向に延びる一対の下部フレーム部(12a)と、両下部フレーム部(12a)の一端に屈曲して連なるとともに両下部フレーム部(12a)の他端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第1傾斜フレーム部(12b)と、両第1傾斜フレーム部(12b)の上端に屈曲して連なるとともに前記両下部フレーム部(12a)の一端側に向かうにつれて上方位置となるように傾斜した一対の第2傾斜フレーム部(12c)とを備え、一対の前記第1傾斜フレーム部(12b)間に架設される支持ステー(22)と、前記両第2傾斜フレーム部(12c)とに燃料タンク(13)が取付けられることを特徴とするエンジン駆動作業機。
  2. 一対の前記第2傾斜フレーム部(12c)には、前記燃料タンク(13)を支持する支持板(24)がそれぞれ固着され、それらの支持板(24)間に架設されるボックス支持部材(33)に、該ボックス支持部材(33)を前記燃料タンク(13)との間に挟む位置に配置されるコントロールボックス(14)が支持されることを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動作業機。
  3. 前記両第2傾斜フレーム部(12c)の上端間が、携帯用ハンドルとして機能する上部連結フレーム部(12d)で連結され、該上部連結フレーム部(12d)が、前記燃料タンク(13)への外力作用に対する保護機能を果たす位置に配置されることを特徴とする請求項1または2記載のエンジン駆動作業機。
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