JP2004345632A - 自動車車両のステアリング・コラムのエネルギー吸収システムの変形可能な金属カプセル型装置 - Google Patents

自動車車両のステアリング・コラムのエネルギー吸収システムの変形可能な金属カプセル型装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動車車両用ステアリング・コラムのエネルギー吸収システムの変形可能な金属カプセル付装置を提供すること。
【解決手段】ステアリング・コラムは、固定ネジによって車両の構造体に固定された支持体内に取り付けられる。エネルギー吸収カプセル10は、固定ネジの軸に沿って配置され、締め付けられる。各カプセル10は、軸22の屈曲部12をともなう中央要素11と2つの中央部分を有する。中央部分17は、2つの弾性側方向要素13、14を有し、その変形軸23、24は軸22に垂直である。中央部分17は、衝撃が起きた場合に、滑動によってエネルギーを吸収するために、側方向要素13、14を圧縮しながら、固定した後に中央部分18に対して押し付けられるスペーサ21を有する。中央部分18は、コラムの輸送のための支持体内に嵌め込まれる柔軟性のある2つの保持要素15および16を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車車両のコラムのエネルギー吸収装置に関するものである。ステアリング・コラムは、固定手段のいずれか1つに配置された少なくとも1つのエネルギー吸収用カプセルを有する、固定手段によって車両の構造体に連結および固定された支持アセンブリに取り付けられる。
1本または複数の固定軸によって直接取り付けられる1つまたは複数のエネルギー吸収カプセルを有するステアリング・コラムも存在する。したがって、各カプセルのエネルギーの吸収率は、車両の構造体への支持アセンブリの締め付けの度合いによって異なる。
コラムのボディーの解放を行う最も普及している方法としては、インジェクション式カプセルとプラスチック・カプセルをあげることができる。
インジェクション式カプセルでは、プラスチックは、カプセルと固定足部との間の境界面に噴射される。十分な力が足部に加えられると、噴射されたプラクチックの柱脚はせん断され、足部は、車両の支持体に連結されたカプセルから解放される。相対的な解放応力は、せん断される柱脚の直径に関連する。
図14に示されたプラスチック・カプセルにおいては、コラムの固定足100は、金属製インサート102が貫通している2つのプラスチックのベース101の間にはさまれる。車両上の固定用ネジ103は、インサート102に支持され、このインサートが、ベース・アセンブリ101と金属足100を緊張状態に置く。剥離のピークは、積み重なった部品における緊張力と摩擦係数によって決まる。
自動車産業におけるように、大量生産する場合には、固定部品の正確で一定した締付け、すなわち1つまたは複数のエネルギーの吸収カプセルの正確で一定した締付け圧力をつくりだし、それを持続するのは難しい。これらのカプセルのエネルギーの吸収は直接的にこの締付けに左右されるので、その結果、エネルギーの吸収は不正確なものになる恐れがある。しかし、現在および未来の自動車車両においては、受動的安全特性は正確かつ効果的であることが次第に求められている。
本発明の目的は、上述の不都合を回避し、エネルギー吸収の求められている値の容易かつ正確な調整を可能にするエネルギー吸収装置を提案することにある。
本発明は、固定手段によって車両の構造体に連結および固定された支持アセンブリ内に取り付けられた自動車車両のステアリング・コラムのエネルギー吸収装置に適用される。これらの固定手段はそれぞれ固定軸を持ち、固定手段によって前記支持アセンブリ内に配置され締め付けられた金属鋼板でできたエネルギー吸収カプセルを備えることができる。この装置は以下の特徴を有する。
−前記装置は、1つの中央要素と2つの側方向要素を有する、少なくとも1つのエネルギー吸収カプセルを備える。
−中央要素は、2つの中央部分によって延長される1つの屈曲部をともなう、180°折り曲げられた部分で構成され、前記屈曲部は、屈曲軸の周囲に一定の曲率半径を有する。
−2つの側方向要素のそれぞれは、中央部分の2つの側の各々の上につくられ、自由な状態では、各側方向要素の先端が、他方の中央部分に接近できるように、対応する側の近傍に位置し、屈曲軸にほぼ垂直な変形軸の周囲に連節される。
−2つの中央部分はそれぞれ、固定用要素の通過穴を有する。
−2つの中央部分の一方は、固定用要素の通過穴を有し、車両の構造体に支持アセンブリとともにエネルギー吸収カプセルを固定した後に、スペーサが、望ましい値に2つの側方向要素を圧縮しながら、他方の中央要素に押し付けられるように、長さが定められる、スペーサを備える。
望ましくは、スペーサは、2つの変形軸が屈曲軸にほぼ垂直な、2つの側方向要素を備えた中央部分に配置され、固定手段は、車両の構造体内に直接取り付けられる固定用ネジによって構成される。
本発明の実施形態によれば、側方向要素を備えていない中央部分は、前記中央部分と同じ金属製鋼板内につくられる相対的に柔軟な少なくとも1つの保持要素を有する。前記の保持要素は、前記中央部分の側面に位置する保持軸の周りに連節され、その結果、自由状態では、前記保持要素は、他の中央部分に接近する先端を有し、前記先端は、支持アセンブリ上に取り付けた後に、車両内に取り付ける前に支持アセンブリ上にエネルギー吸収カプセルを設置し、保持するために、支持アセンブリ内に設けられたスリット内に嵌め込まれ、保持要素は、構造体の支持面に押し付けられるように取り付けられる。
好ましくは、側方向要素を備えていない中央部分は、2つの保持要素を有し、その保持軸は屈曲軸にほぼ平行である。
本発明の第1の構造によって、エネルギー吸収カプセルは、屈曲軸が、衝撃に起因する力の方向にほぼ垂直となるように、支持アセンブリ上に配置される。支持アセンブリ上に配置された固定要素の通過用開口部は、支持アセンブリのカプセルの解放を可能にするために、衝撃に起因する力の方向に延び、開通する。支持アセンブリに備えられたスリットは、衝撃が起きた場合に保持要素の解放を行うことができるように、軽量補強材によって延長される。
本発明の第2の構造によれば、エネルギーの吸収カプセルは、屈曲軸が衝撃に起因する力の方向にほぼ平行となるように支持アセンブリに配置される。支持アセンブリ上に配置される固定要素の通過穴は、エネルギーの吸収行程を可能にするために、衝撃に起因する力の方向に延びる。支持アセンブリ内に配置されるスリットは、衝撃が起きた場合に、保持要素の解放を行うために、衝撃の力の方向に誘導された勾配の小さい隅切り面によって延長される。
本発明の第1の配置において、ステアリング・コラムは、ステアリング軸が通過する垂直面の両側に配置された2つのエネルギー吸収カプセルを有し、その屈曲軸は、衝撃に起因する力の方向にほぼ垂直である。
本発明の第2の配置において、ステアリング・コラムは、ステアリング軸が通過する垂直面の両側に配置された2つのエネルギー吸収カプセルを有し、その屈曲軸は、衝撃に起因する力の方向にほぼ平行である。
本発明の第3の配置において、ステアリング・コラムは、衝撃の力の方向にほぼ垂直な屈曲軸を有する2つのエネルギー吸収カプセルに加えて、衝撃の方向にほぼ平行な屈曲軸を有し、ステアリング軸を通過する垂直面の両側に配置される2つのエネルギー吸収カプセルを有する。
本発明のこれらの3つの配置において、2つのエネルギー吸収カプセルの各グループは、ステアリング軸を通過する垂直面に対して互いに対称形に配置された、2つの同じカプセルを有する。
本発明によるステアリング・コラムのエネルギー吸収装置は、このようにして、制御された応力で固定支持要素において可動支持要素の滑動を可能にするという利点を有する。ステアリング・コラム上のカプセルの取付けと保持は、工場で、車両の組み立てとは別に行われる。さらに、本発明は、場合によっては、衝撃に起因する力の方向に平行または垂直に取り付けることができる、大量生産で製造されたただ1つ型番のカプセルを有することも可能にする。
本発明によるエネルギーの吸収カプセルのタイプは、衝撃が起きた場合には、滑動応力、すなわち、固定用ネジの締付けトルクに左右されないエネルギー吸収率を有することができる。カプセルは、ただ1つの同じ部品によって、以下の2つの機能を果たす。
−エネルギーの吸収機能と、
−車両への取り付け前ときわめて単純な設置後のシャフト上の保持機能。
エネルギー吸収カプセルは、ある弾性変形領域にとどまることができるように設計されていることから、その動作は時間の経過や温度の変化の影響を受けない。
添付の図面を参照し、本発明の好ましい複数の実施形態を以下に説明することによって、本発明の他の特性および利点がさらに明らかになるだろう。
本発明によるエネルギー吸収装置は、とりわけ、自動車車両のステアリング・コラムに関連する。
本発明の可能な実施形態がいかなるものであれ、ステアリング・コラムは、常に、ステアリング軸の周りに回転するステアリング・シャフトで構成される。このステアリング・シャフトは、管状ボディー内に回転可能に取り付けられる。
この管状ボディーは、車両の構造体に固定された、支持アセンブリ内に配置される。この支持アセンブリは、車両の構造体に接続され、車両の通常の使用の際に、この構造体に対して固定されたままとなる支持プレート1を有する。支持プレート1がエネルギーの吸収システムを介して車両の構造体に対して移動するのは、衝撃が起きたときだけである。ステアリング・コラムは、図3から13に見られるように、支持プレート1のみがここに示されている。
以下の説明においては、同一要素について、ステアリング軸またはこのステアリング軸の垂直平面に対して内側または内部という呼び方をする場合には、その軸または平面の最も近くにあることを意味し、外側または外部と呼ぶ場合には、最も遠くにあることを意味する。同一要素について、ここに図示されていないステアリングボックスの最も近くを前側と呼び、同じくここには図示されていないがステアリングハンドルの最も近くを後ろ側と呼ぶ。
ステアリング軸が通る垂直面は、基準軸4に沿って、図13に概略的に全体が示された支持プレート1を切断する。
支持プレート1は、図6から13に示されているように、各々の固定軸60を有する固定用ネジ59によって構成された固定手段によって、車両の構造体に連結および固定される。
本発明によれば、固定軸60に沿って支持アセンブリの支持プレート内に配置された、エネルギー吸収カプセル10を含む少なくとも1本のネジ59が存在する。エネルギー吸収カプセル10は、車両の構造体の支持面9に押し付けられるために、固定ネジ59を用いて支持プレート1内で締め付けられる。
図13の場合には、4つのエネルギー吸収カプセル10が存在する。
図1および2にエネルギー吸収カプセル10の透視図が示されている。
エネルギー吸収カプセル10は、金属鋼板の同一要素内につくりだされる1つの中央要素11と2つの側方向要素13および14を有する。
中央要素11は、第1の中央部分17と第2の中央部分18の2つの中央部分によって延長される屈曲部12とともに180°折り曲げられた鋼板で構成される。屈曲部12は、屈曲軸22の周囲に定められた曲率半径を有する。
第1の中央部分17は、2つの側面27および28を有し、第2の中央部分18は、2つの側面29および30を有する。側方向要素13は、第1の中央部分17の側面27上につくりだされ、前記側面27の近傍に位置する、またはそれと同一視される変形軸23の周りに連節される。自由な状態においては、側方向要素13の先端33と側方向要素14の先端34は、第2の中央部分18に接近する。2本の変形軸23および24は、屈曲軸22にほぼ垂直である。
2つの中央部分17および18は、それぞれ、固定ネジ59の対応する通過穴19および20を有する。
図4および6に見ることができるように、第1の中央部分17は、固定ネジ59の通過穴19の周囲に配置されたスペーサ21を備える。本発明によれば、スペーサ21の長さは、車両の構造体上に支持アセンブリとともに、エネルギー吸収カプセル10を固定した後に、スペーサ21が、前記の2つの側方向要素13および14を望ましい値に圧縮することによって、第2の中央部分18の内側面39に押し付けられるように決定される。固定用ネジ59は、第1の中央部分17の外側面38に支持されることによって、支持プレート1上でエネルギー吸収カプセル10を制動し、一方、第2の中央部分18の外面40は、構造体の支持面9に押し付けられる。2つの側方向要素13および14は、支持プレート1の第1の中央部分の内面37と下面3との間で圧縮され、一方、上面2は、第2の中央部分18の下面39に押し付けられる。
第2の中央部分18は、前記の中央部分18と同じ金属性鋼板内につくりだされる相対的に柔軟性のある2つの保持要素15および16を有する。各保持要素15および16は、前記の中央部分18の対応する側面29、30上に位置する対応する保持軸25、26の周囲に連節される。自由な状態では、各保持要素15および16は、第1の中央部分17に接近する、対応する先端35および36を有する。支持アセンブリ1に取り付けられた後、各先端35、36は、自動車車両内に取り付けられる前に支持プレート1上にエネルギー吸収カプセル10の設置と保持を行うために、支持プレート1内に備えられたスリット内に嵌め込まれ、保持要素15および16は構造体の支持面9に押し付けられるように取り付けられる。
保持軸25および26は、屈曲軸22にほぼ平行である。
図3から8に示されたエネルギー吸収カプセル10の取付けにおいては、エネルギー吸収カプセル10は、支持プレート1に配置され、その結果、屈曲軸22は、衝撃に起因する力の方向にほぼ垂直となる。固定ネジ59の通過開口部41は、支持プレート1上に配置される。開口部41は、支持プレート1のカプセル10の解放を可能にするために、衝撃に起因する力の方向に延び、開通する。
通過用開口部41は、底面42に向けて互いに接近する2つの側面43および44を有する。スリット45および46は、保持要素15および16の対応する先端35および36を受納することができるように、開口部41の両側で、支持プレート1の上面2に備えられる。
スリット45は、衝撃が起きた際に、保持要素15の解放を行うために、軽量の補強部分47によって延在される。同じように、スリット46は、保持要素16の解放のために、軽量の補強部品48によって延在される。このようにして、支持プレート1上のエネルギー吸収カプセル10は、通過開口部41の傾斜側面43および44との間のスペーサ21のストッパによって一方向に設置される。また、スリット45および46に対する保持要素15および16の両端35および36のストッパによって他の方向に設置される。
図9から12に示されているエネルギー吸収カプセル10の取付けにおいて、エネルギー吸収カプセル10は、支持プレート1上に配置され、その結果、屈曲軸22は、衝撃に起因する力の方向にほぼ平行になる。固定用ネジ59の通過穴50は、支持プレート1上に配置される。通過穴50は、エネルギー吸収行程を可能にするために、衝撃に起因する力の方向に延びる。
通過穴50は、2つの側面51および52、また2つの丸められた先端53および54によって延長する。
支持プレート1に対応する側面に沿って、前記側面と通過穴50の側面51との間で、前記支持プレート1の上面2にスリット55および56が備えられる。スリット55および56は、保持要素15および16の対応する先端35および36を受納することができるように、備えられる。スリット55は、衝撃が起きた場合に保持要素15の解放を行うことができるように、衝撃に起因する力の方向において誘導される、勾配の小さい隅切り面57によって延長される。同様に、スリット56は、保持要素16の解放のために勾配の小さな隅切り面58によって延長される。
このように、支持プレート1へのエネルギー吸収カプセル10は、通過穴50の側面52上のスペーサ21のストッパによって1つの方向に設置される。また、スリット55および56に対する保持要素15および16の先端の35および36のストッパによって他方向に設置される。
図13に示されている支持プレート1は、4つのエネルギー吸収カプセル10を有する。
2つのエネルギー吸収カプセル10は、ステアリング軸が通過する垂直面4の両側に配置されている。それらは、衝撃に起因する力の方向にほぼ垂直な、屈曲軸22を有する。それらはまた、ハンドル側の支持プレート21の後方側面6上に嵌め込まれる。
2つのエネルギー吸収カプセル10は、ステアリング軸が通過する垂直面4の両側に配置される。それらは、衝撃に起因する力の方向にほぼ平行な、屈曲軸22を有する。それらはまた、それぞれ、垂直面4に平行な支持プレート1の側面7および8上に嵌め込まれる。
2つのエネルギー吸収カプセル10の各グループは、ステアリング軸が通過する垂直面4に対して互いに対称的に配置される、2つの同じカプセルを有する。
側方向要素13および14は、エネルギー吸収カプセル10と支持プレート1との間に望ましい滑動応力を与え、それらは、カプセル10の屈曲軸22に垂直な軸23および24の周囲で変形する。それらの剛性はk1である。保持要素15および16は、輸送中のカプセル10の位置の保持に役立つ。それらの剛性はk2である。それらは、カプセル10の屈曲軸22に平行な軸25および26の周囲で変形することができる。その関数条件は、k1>>k2である。
エネルギーの吸収カプセル10は、車両内にステアリング・コラムを取り付ける前の輸送中にステアリング・コラム上で保持される。
カプセル10は支持プレート1に取り付けられ、保持要素15および16は変形し、支持プレート1のスリット45と46内に収納される。支持プレート1上のカプセル10は、スペーサ21と支持プレート1の接点によって一方向において、また、それぞれの各スリット45および46において保持要素15および16のストッパ設置によって他の方向で固定される。
ステアリング・コラムはその車両の支持体上に固定され、固定ネジ59は、カプセル10を圧縮しようとする。k1>>k2であることから、保持要素15および16は、側方向要素13および14より剛性が小さいので、まず第1に、車両の支持面9と支持プレート1との間で平らになるまで変形される。
いったん保持要素15および16が平らになると、側方向要素13および14が、スペーサ21の先端がカプセル10の反対側部分にぶつかるまで、曲げられる。
衝撃に起因するステアリング・コラムが解放される場合には、保持要素15および16が支持プレート1と衝突することを防ぐために、システムは、これらの要素が平らになると、それらの先端35および36が、支持プレート1の上面2との間に遊びを備えるように設計される。この遊びは、支持プレート1上で位置決めされた補強部品47および48の奥行きによって確保される。
このようにして、カプセル10の滑動応力は、側方向要素13および14の剛性と、いったん取り付けられた後にはそれら応力の比率と、カプセル10と支持プレート1との間の摩擦係数によってのみ、定められる。
エネルギー吸収カプセル10は、金属製鋼板内でつくられる。使用される鋼板は、望ましい滑動応力によって厚みが異なり、弾性限界値が高い鋼板である。いったん取り付けられたカプセル10は、自らの弾性変形領域に留まらなければならない。
図3から8の場合においては、カプセル10の取付け方向と滑動方向は平行であり、カプセル10は、ステアリング・コラムの「ヒューズ式」解放機能を確立する。摩擦ゾーンは限定され、応力曲線は、非常に大規模で急激な上昇に近いものとなる。
この解放システム10には、図9から12に示された異なる構成において同一のカプセル10を使用する、エネルギーをガイドし吸収するシステムを加えることができる。その場合、滑動方向は取付け方向に垂直である。カプセル10が固定される支持プレート1は、同じであり、輸送中の保持と組み立て時の変形の原則も同じである。
以下の点だけが異なる。
−ステアリング・コラムの非制動を確保する、勾配の小さな隅切り面57および58によって与えられた機能上の遊びの確保。
−滑動方向と取付け方向との垂直性。
−衝撃が起きた時に行程においてカプセル10によって確立される、エネルギーをガイドし吸収する機能。
カプセル10のこのタイプの主な利点は以下である。
−滑動応力は、固定用ネジ59の締め付けトルクに左右されない。
−カプセル10の設置は単純で、求められる2つの機能は、ただ1つの部品で果たされる。
−作動は時間の経過や温度の変化の影響を受けず、カプセル10は、ある弾性変形領域に留まるように設計される。
本発明によるエネルギー吸収カプセルの透視図である。 図1のIIに沿った透視図である。 吸収カプセルが支持アセンブリに取り付けられた、図1のIIIに沿った図である。 図3の図面IV−IVに沿った断面である。 図3の平面V−Vに沿った断面である。 車両の構造体に固定されたエネルギー吸収カプセルをともなう図4に類似の断面図である。 車両の構造体に固定されているエネルギー吸収カプセルをともなう図5に類似の断面図である。 支持アセンブリが、エネルギー吸収カプセルのゾーン内にある、図5のVIIIに沿った透視図である。 エネルギー吸収カプセルの他の取付けを示す図2に類似の透視図である。 図9の取付けを示す図1に類似の透視図である。Aは図10の一部を拡大した図である。 図10の平面XI−XIに沿った断面図である。 車両の構造体に固定した後の、図11に類似の断面図である。 2つのカプセルは図3に示されたように配置され、さらに2つのカプセルが図9に示されたように配置された、図2に示されているように4つのカプセルをともなう支持アセンブリの全体を示す透視図である。 従来のプラスチック・カプセルの断面図である。
符号の説明
1 支持アセンブリ
9 車両の構造体
10 エネルギー吸収カプセル
11 中央要素
12 屈曲部
13、14 側方向要素
15、16 保持要素
17、18 中央部分
19、20 通過穴
21 スペーサ
22 屈曲軸
23、24 変形軸
25、26 保持軸
27、28、29、30 側面
33、34 側方向要素の先端
35、36 保持要素の先端
45、46、55、56 スリット
50 通過穴
57、58 隅切り面
59 固定ネジ
60 固定軸

Claims (10)

  1. 自動車車両のステアリング・コラムのエネルギー吸収装置において、前記ステアリング・コラムが、各々が固定軸(60)を有し、固定手段(59)によって前記支持アセンブリ(1)内に配置され締め付けられたエネルギー吸収カプセル(10)を有することができる固定手段(59)によって、車両の構造体(9)に連結および固定された支持アセンブリ(1)内に取り付けられているエネルギー吸収装置であって、
    1つの中央要素(11)および2つの側方向要素(13、14)を有する少なくとも1つのエネルギー吸収カプセル(10)を備え、
    中央要素(11)が、2つの中央部分(17、18)によって延長される屈曲部(12)とともに180°折り曲げられた部分で構成され、前記の屈曲部(12)は屈曲軸(22)の周囲に定められた曲率半径を有し、
    側方向要素(13、14)の各々が、中央部分(17)の2つの側面(27、28)の各々の上でつくりだされ、屈曲軸(22)にほぼ垂直で、対応する側面(27、28)の近傍に位置する変形軸(22、24)の周囲に連節され、その結果、自由な状態で、各側方向要素(13、14)の先端(33、34)が他方の中央部分(18)に接近し、
    2つの中央部分(17、18)がそれぞれ固定要素(59)の通過穴(19、20)を有し、
    2つの中央部分(17、18)の一方は、固定要素(59)の通過穴(19)をともなうスペーサ(21)を備え、車両の構造体(9)に支持アセンブリ(1)とともにエネルギー吸収カプセル(10)を固定した後に、スペーサ(21)が、2つの側方向要素(13、14)を望ましい値に圧縮しながら、他方の中央部分(18、17)に押し当てられるように、その長さが決定される
    ことを特徴とするエネルギー吸収装置。
  2. 側方向要素(13、l4)を備えていない中央部分(18)が、前記の中央部分(18)と同じ金属鋼板内につくりだされる相対的に柔軟性が高い少なくとも1つの保持要素(15、16)を有し、前記保持要素(15、16)が、前記中央部分(18)の側面(29、30)に位置する保持軸(25、26)の周囲に連節され、その結果、自由な状態では、前記の保持要素(15、16)は、他方の中央部分(17)に接近するその先端(35、36)を有し、支持アセンブリ(1)に取り付けられた後には、自動車車両内に取り付けられる前に支持アセンブリ(1)上にエネルギー吸収カプセル(10)を設置し保持するために、前記先端(35、36)が支持アセンブリ(1)内に設けられたスリット(45、46、55、56)内に嵌め込まれ、保持要素(15、16)は、構造体の支持面(9)に対して取り付けられることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー吸収装置。
  3. 側方向要素(13、14)を備えていない中央部分(18)が、2つの保持要素(15、16)を有し、その保持軸(25、26)が屈曲軸(22)にほぼ平行であることを特徴とする請求項2に記載のエネルギー吸収装置。
  4. 屈曲軸(22)が、衝撃に起因する力の方向にほぼ垂直となるように、エネルギー吸収カプセル(10)が支持アセンブリ(1)上に配置され、支持アセンブリ(1)上に配置される固定要素(59)の通過開口部(41)は、支持アセンブリ(1)からカプセル(10)を解放できるように、衝撃に起因する力の方向において延び、開通しており、支持アセンブリ(1)内に設けられたスリット(45、46)は、衝撃が起きた場合に、保持要素(15、16)の解放を行えるように、軽量補強部品(47、48)によって延長されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエネルギー吸収装置。
  5. 屈曲軸(22)が、衝撃に起因する力の方向にほぼ垂直となるように、エネルギー吸収カプセル(10)が支持アセンブリ(1)上に配置され、支持アセンブリ(1)上に配置される固定要素(59)の通過穴(50)は、エネルギー吸収行程を可能にするように、衝撃に起因する力の方向において延び、支持アセンブリ(1)内に設けられたスリット(55、56)は、衝撃が起きた場合に、保持要素(15、16)の解放を行えるように、衝撃に起因する力の方向において誘導される、勾配の小さな隅切り面(57、58)によって延長されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のエネルギー吸収装置。
  6. ステアリング・コラムが、ステアリング軸が通る垂直面(4)の両側に配置される2つのエネルギー吸収カプセル(10)を有し、その屈曲軸(22)は衝撃に起因する力の方向にほぼ垂直であることを特徴とする請求項4に記載のエネルギー吸収装置。
  7. ステアリング・コラムが、ステアリング軸が通る垂直面(4)の両側に配置される2つのエネルギー吸収カプセル(10)を有し、その屈曲軸(22)は衝撃に起因する力の方向にほぼ平行であることを特徴とする請求項5に記載のエネルギー吸収装置。
  8. ステアリング・コラムが、衝撃の方向にほぼ垂直な屈曲軸(22)を有する2つのエネルギー吸収カプセル(10)に加えて、衝撃の方向にほぼ平行で、ステアリング軸が通る垂直面(4)の両側に配置される屈曲軸(22)に配置される、屈曲軸(22)付きの2つのエネルギー吸収カプセル(10)を有することを特徴とする請求項6に記載のエネルギー吸収装置。
  9. 2つのエネルギー吸収カプセル(10)の各グループが、ステアリング軸が通る垂直面(4)に対して、互いに対称的に配置される、2つの同じカプセルを有することを特徴とする請求項8に記載のエネルギー吸収装置。
  10. 固定手段が、車両の構造体(9)内に直接取り付けられた1本の固定ネジ(59)であることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のエネルギー吸収装置。
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