JP2004344400A - 吸収マット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸収マット1は、ベースシート2とこれに設置される吸収性シート10を有している。ベースシート2の表面21の左右両側には保持シート3,3が設置され、ベースシート2と保持シート3,3との間に保持空間5,5が形成されている。吸収性シート10の両側部を前記保持空間5,5に挟み込むことにより、ベースシート2上で吸収性シート10を動くことなく設置することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、失禁患者や幼児などが就寝するときに、寝床の表面に敷設される吸収マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
老人や病人などの失禁患者や、夜尿症の幼児などが就寝する際に、寝床の表面に、液遮断性のシートや、尿を吸収する機能を有する吸収マットが敷設される。
【0003】
以下の特許文献1には液体の吸収機能と消臭機能を有する介護用消臭敷物が開示されている。この介護用消臭敷物は、ベースシートの両側部に延びる翼部を寝床の側縁部に巻きつけて敷設されるものである。
【0004】
前記介護用消臭敷物は、撥水加工が施されたベースシートにカバーシートが一部を剥離できるように重ねられて、ベースシートとカバーシートとの間に消臭シートを介装できるようになっている。前記カバーシートの上に吸水・保水シートが設置されるが、ベースカバーと前記吸水・保水シートの周辺部のそれぞれに平面ファスナー片が取付けられており、前記平面ファスナー片どうしを接合することによって、前記吸水・保水シートをベースシートに固定できるようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−95690号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記介護用消臭敷物は、複数個の平面ファスナー片を用いてベースシートと吸水・保水シートとを固定しているため、吸水・保水シートが位置ずれして取付けられた場合には、個々の平面ファスナー片の接合を解除して再度取付け直すことが必要であり、取付け操作が面倒である。また、吸水・保水シートが撓んだり皺が寄った状態で個々の平面ファスナー片が接合されることがあり、この場合に、吸水・保水シートの撓みや皺を直すのも困難である。
【0007】
さらに、平面ファスナー片どうしが接合されている箇所が表面側に盛り上がり、就寝している老人や患者に対して前記平面ファスナー片が異物感を与えやすい。さらには、平面ファスナー片の盛り上がり部分が身体に局部的な圧力を与え、皮膚組織や血管を圧迫して、血流障害などを引き起こすおそれもある。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、ベースシートに対して吸収性シートを位置決めして取付けやすく、また着脱も容易であり、さらに平面ファスナー片などの盛り上がりが生じない吸収マットを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表面および裏面を有するベースシートと、前記ベースシートの表面に着脱自在に取付けられる吸収性シートとを有する吸収マットにおいて、
前記ベースシートの表面には、横方向に間隔を空けて保持シートが固定されて、前記ベースシートの表面とそれぞれの前記保持シートとの間に、その開口部が縦方向中心線に向く保持空間が形成されており、
液体を吸収保持できる前記吸収性シートの両側部が、前記保持空間内に保持可能とされていることを特徴とするものである。
【0010】
前記吸収マットは、吸収性シートの両側部を、ベースシートと保持シートとの間の保持空間に挿入するだけで、前記吸収性シートを容易に動くことなく設置でき、このときに吸収性シートが撓んだり皺が寄ってもそれを修正しやすい。またベースシートに対する吸収性シートの着脱が容易である。さらに、平面ファスナー片などを用いていないため、表面が平坦であり老人や病人あるいは幼児に異物感を与えることも少ない。
【0011】
また本発明では、前記保持シートは、一方の縁部が縦方向中心線と平行となるようにベースシートの表面に設置され、前記ベースシートと前記保持シートは、前記縁部から横方向へ間隔を開けた位置および縦方向に間隔を開けた位置でそれぞれ固定されているものである。
【0012】
前記構成では、保持空間は、縦方向中心線に対向する部分のみが開放され、それ以外の部分が閉鎖されて袋状となるため、この保持空間に挿入された吸収性シートが横方向と縦方向の双方に動きにくくなる。
【0013】
また、本発明では、前記ベースシートは、その縦方向縁部と前記保持空間との間に、横方向の寸法が20mm以上の延出部を有している。
【0014】
前記寸法の延出部を寝床の縁部に巻き付けることにより、ベースシートを寝床に動かないように取付けることが可能になる。
【0015】
また、本発明は、前記ベースシートの表面には、少なくとも前記吸収性シートが重ねられる領域に、吸収層が設けられているものとして構成できる。
【0016】
この吸収マットでは、吸収性シートで吸収しきれなかった尿などを前記吸収層で保持でき、ベースシートから寝床への尿の洩れが生じるのを防止しやすい。
【0017】
また本発明は、前記ベースシートの裏面には、低密度ポリエチレンまたはゴム系樹脂材料で形成されたずれ止め層が現れている。
【0018】
前記ずれ止め層を設けることにより、ベースシートが寝床の表面でずれたり皺が寄るのを防止しやすい。また樹脂層でずれ止めを行っているため、ずれ止め手段を設けることによる凸部が形成されなくなり、身体に違和感を与えたり局部的に圧迫することもない。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態の吸収マットを示す斜視図、図2(A)は図1に示す吸収性シートのA−A矢視の断面図、図2(B)は図1に示すベースシートのB−B矢視の断面図、図3はベースシートに吸収性シートが取付けられた状態を示す部分断面図である。
【0020】
図1に示す吸収マット1は、ベースシート2と、このベースシート2に着脱自在に取付けられる吸収性シート10とを有している。
【0021】
前記ベースシート2は、縦方向中心線O−Oと平行な縦方向縁部2a,2aと、前記縦方向中心線O−Oと直交する横方向縁部2b,2bを有する四辺形である。図1に示すベースシート2は、横方向縁部2b,2bが縦方向縁部2a,2aよりも長い長方形である。ただし、ベースシート2は正方形であってもよいし、縦方向縁部2a,2aが横方向縁部2b,2bよりも長い長方形であってもよい。
【0022】
このベースシート2は、寝床の表面、すなわちベッドマットの表面や敷布団の表面に設置される。このとき縦方向中心線O−Oが寝床の縦方向中心線に沿うように設置される。ベースシート2は、縦方向側縁2a,2aがベッドマットや敷布団の裏側へ巻き込まれるようにされて敷設されるものである。よって、ベースシート2の横方向の幅寸法W1は、100cmから250cm程度であり、このベースシート2が敷設される寝床の幅寸法に応じて決められる。
【0023】
ベースシート2は、老人や病人あるいは幼児の腰の下に敷設されるものであるため、その縦方向の長さ寸法L1は、例えば40cm以上である。
【0024】
図1および図2(B)に示すように、前記ベースシート2は身体に向けられる側が表面21であり、寝床の表面に対面する側が裏面22である。ベースシート2の表面21では、横方向に間隔を空けて保持シート3,3が設けられている。保持シート3,3の外側縁部3a,3aは、ベースシート2の縦方向縁部2aとほぼ一致し、保持シート3,3の横方向縁部3b,3bは、ベースシート2の横方向縁部2b,2bにほぼ一致している。そして保持シート3,3の内側縁部3c,3cは、縦方向中心線O−Oと平行で、且つ縦方向中心線O−Oから左右に等距離離れた位置にある。
【0025】
図1および図2(B)に示すように、前記ベースシート2の表面21と保持シート3,3との間にそれぞれ保持空間5,5が形成されている。この保持空間5,5は、保持シート3,3の前記内側縁部3c,3cとベースシート2の表面21とが対向する部分が開口部5a,5aである。また、前記内側縁部3c,3cから外側縁部3a,3aに向けて幅寸法Waだけ入り込んだ位置に保持空間5,5の奥行き終縁5b,5bが位置している。この奥行き終縁5b,5bは前記内側縁部3c,3cと平行に延びており、この奥行き終縁5b,5bでは、ベースシート2の表面21と保持シート3,3とが接合されている。
【0026】
前記保持空間5,5は、縦方向に長さ寸法Laの広がりを有しており、保持空間5,5の縦方向の終端5c,5cにおいて、ベースシート2の表面21と保持シート3,3とが接合されている。この実施の形態では、前記奥行き終縁5b,5bと外側縁部3a,3aとの間で、ベースシート2と保持シート3とが全面的にあるいは間欠的に接合され、終端5c,5cと横方向縁部3b,3bとの間でもベースシート2と保持シート3とが全面的にあるいは間欠的に接合されている。
【0027】
その結果、保持空間5,5は、縦方向中心線O−Oに開口部5a,5aが向けられ、この開口部5a,5a以外は閉じられた袋形状となっている。
【0028】
前記保持空間5,5の幅寸法Waすなわち奥行き寸法は、1〜10cmであり、好ましくは3〜5cmである。前記範囲内であると、保持空間5,5によって吸収性シート10を確実に保持でき、また保持空間5,5の奥行き寸法が大きすぎずに、保持シート3,3で液吸収性シート10の受液側表面の面積を狭めることがない。
【0029】
図1ないし図3に示す実施の形態では、ベースシート2の表面21に薄い吸収層7が重ねられている。この吸収層7は、保持空間5,5の奥行き終縁5bと奥行き終縁5bとの間に配置され、ベースシート2の表面21と吸収層7とはホットメルト型の接着剤などで接着されている。
【0030】
前記ベースシート2は、保持空間5,5の奥行き終縁5b,5bと縦方向縁部2a,2aとの間が延出部8,8となっている。この延出部8,8の横方向の幅寸法W2は、20cm以上であり、好ましくは30cmである。前記の幅寸法W2を有していると、この延出部8,8をベッドマットや敷布団の縁部から裏面にかけて巻き付けることが可能になる。
【0031】
図1に示すように前記吸収性シート10は、互いに平行な縦方向縁部10a,10aと、前記縦方向縁部10a,10aに直交する横方向縁部10b,10bを有している。吸収性シート10の横方向の幅寸法Wcは、前記保持空間5,5の奥行き終縁5bと奥行き終縁5bとの間隔寸法Wbと同じか、またはそれよりもわずかに短い。吸収性シート10の縦方向の長さ寸法Lbは、保持空間5,5の長さ寸法Laと同じか、またはそれよりもわずかに短い。
【0032】
吸収性シート10は、縦方向縁部10aと横方向縁部10bの長さが相違する長方形であってもよいが、ベースシート2の前記各寸法LaとWbがほぼ等しく、吸収性シート10が正方形であると、吸収性シート10の向きを気にすることなく、前記保持空間5,5に保持させることができる。
【0033】
図2(A)に示すように、前記吸収性シート10は、液透過性の表面シート11と液不透過性の裏面シート13と、前記表面シート11と裏面シート13との間に挟まれた吸収コア12とを有している。吸収性シート10では、吸収コア12から外れる外周部分で、表面シート11と裏面シート13とがホットメルト型接着剤などで接着固定されている。
【0034】
前記構成の吸収マット1を使用するときには、ベースシート2を寝床の表面で、老人や病人または幼児の腰に当たる部分に敷設し、前記延出部8,8をベッドマットや敷布団の両側縁部から裏面にかけて巻き込んで固定する。そして、図3に示すように、吸収性シート10の両側部を保持空間5,5の内部に挟んで、液吸収性シート10を位置決め固定する。あるいは、先に吸収性シート10の両側部を保持空間5,5の内部に挟み込んでから、前記延出部8,8をベッドマットや敷布団の裏面に巻き込むようにしてもよい。
【0035】
吸収性シート10は、保持空間5,5内に挟み込むだけで、ベースシート2上で動くことなく常に正確に位置決めされて設置される。また、吸収性シート10に皺が生じてもその部分を延ばすだけで修正できる。保持シート3,3は薄いシート材料で形成されているため、保持シート3,3がベースシート2に重ねられていても、身体に違和感を与えにくく、あるいは身体に局部的に大きな圧迫力を与えることもない。
【0036】
老人や病人または幼児が漏らした尿などは、吸収性シート10の表面シート11を透過して吸収コア12に吸収される。また吸収コア12に吸収された尿などは裏面シート13で遮断されるため、尿などがベースシート2に向けて滲み出すのを抑制できる。また、吸収性シート10で吸収できなかった尿などがベースシート2に向けて洩れたとしても、この尿などがその下の吸収層7で吸収され、ベッドマットや敷布団を直接に汚すのを防止できる。
【0037】
また、吸収性シート10を所定時間使用して、吸収性シート10が尿を吸収した時点で、吸収性シート10を交換するが、この交換作業は、吸収性シート10を保持空間5,5から取り出し、新しい吸収性シート10を保持空間5,5の内部に挟み込むだけで簡単に行うことができる。
【0038】
図2(B)に示すように、ベースシート2は表面21側に位置する基材層23と裏面22側に現れるずれ止め層24との積層体である。例えば基材層23はポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの樹脂フィルムであり、ずれ止め層24は、低密度ポリエチレン(LDPE)やSIS、SBSなどのゴム系樹脂フィルムである。このベースシート2は、基材層23を形成する樹脂材料とずれ止め層24を形成する樹脂材料とを、それぞれ溶融して共押し出しラミネートすることにより形成できる。あるいは、前記基材層23が、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの合成繊維で形成されたスパンボンド不織布、ポイントボンド不織布あるいは、スパンボンド不織布/メルトブローン不織布/スパンボンド不織布の順に積層されて接合された複合不織布であり、これら不織布の表面に低密度ポリエチレンや前記ゴム系樹脂を溶融押し出しして、ラミネートし、前記ずれ止め層24を形成したものであってもよい。
【0039】
前記構成のベースシート2は液不透過性であり、吸収層7に吸収された尿などが裏面22に滲み出るのを防止できる。また低密度ポリエチレンやゴム系樹脂で形成されたずれ止め層24は、その面がタック性を有するため、ベッドマットや敷布団の表面に対して大きな摩擦力を発揮でき、ベッドマットや敷布団の表面でベースシート2がずれるのを防止できる。よって老人や病人あるいは幼児が吸収マット1の上で寝返ったときなどに、吸収マット1が大きくずれたり皺が寄るのを防止できる。
【0040】
また、前記ずれ止め層24は平滑な樹脂フィルムであって突起を有する構造ではないため、ずれ止め層24が盛り上がりを形成することがなく、身体に異物感を与えることもない。
【0041】
前記保持空間5,5を形成するための保持シート3,3は、好ましくは液不透過性であり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの合成繊維で形成されたスパンボンド不織布、ポイントボンド不織布あるいはエアースルー不織布である。またはスパンボンド不織布/メルトブローン不織布/スパンボンド不織布の順に積層されて接合された複合不織布であってもよい。また前記保持シート3,3は撥水処理された繊維で形成され、または不織布を形成した後に撥水処理されたものが好ましく使用される。
【0042】
吸収層7は、親水性繊維または親水処理された合成繊維の少なくとも一方を含むものであり、エアレイド法で積層されてウエッブとされアクリル接着剤で繊維間が接合されたエアレイド不織布、または前記繊維で形成されたスパンレース不織布、またはパルプを抄紙した紙材や、パルプとレーヨンを抄紙した紙材などが使用される。目付けは例えば75〜200g/m2の範囲で選択可能であり、密度は、人体の下に敷設するため比較的クッション性を有するように、0.1〜1.0g/m3の範囲が好ましく、さらに好ましくは、0.15〜0.75g/m3である。
【0043】
図2(A)に示すように、吸収性シート10を構成する裏面シート13は、基材層14とずれ止め層15とが積層されたものであり、この裏面シート13は前記ベースシート2と同じものを使用できる。裏面シート13は液不透過性であり、またずれ止め層15が吸収層7に対面するため、ベースシート2の表面21において、吸収性シート10が位置ずれしにくくなる。
【0044】
吸収性シート10の吸収コア12は、前記吸収層7と同じものを使用可能であり、クッション性を有するように、吸収層7と同じ密度のものが好ましく使用される。また、吸収性シート10の表面シート11は、多数の液透過孔が開口された樹脂フィルム、液透過孔が形成されたスパンレース不織布やスパンボンド不織布、あるいは繊維間に液を透過する空隙が形成されたエアースルー不織布などである。
【0045】
なお、本発明は上記第1の実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
【0046】
図4には本発明の第2の実施の形態の吸収マット1Aを示す斜視図である。
この吸収マット1Aのベースシート2Aの表面21には、左右両側に保持シート3,3が積層され、ベースシート2Aの表面と保持シート3,3との間に保持空間5A,5Aが形成されている。この保持空間5A,5Aでは、保持シート3,3の内側縁部3c,3cから外側縁部3a,3aへ向けて所定幅Wa離れた位置に奥行き終縁5b,5bが形成されているが、前記内側縁部3c,3cはいずれの部分もベースシート2Aに接合されていない。よって、保持空間5A,5Aは、縦方向中心線O−Oに対向する開口部5a,5aを有するとともに、縦方向の両端部も開放部5d,5dとなっている。
【0047】
吸収性シート10の両側部を保持空間5A,5Aに挟み込んだときに、吸収性シート10が横方向に拘束されるが、縦方向へ拘束されない。しかし、吸収性シート10の両側部が保持空間5A,5Aに挟み込まれることで、吸収性シート10をベースシート2A上で位置決めでき、また吸収性シート10の裏面にずれ止め層15が現れているため、吸収性シート10が縦方向へ動くのを防止できるようになっている。
【0048】
図5は本発明の第2の実施の形態の吸収マット1Bを示す断面図である。
この吸収マット1Bでは、ベースシート2Bの表面に前記吸収層7が設けられて折らず、ベースシート2Bの表面21に直接に吸収性シート10が設置される構造である。
【0049】
また、保持シート3の外側縁部3eは、ベースシート2Bの縦方向縁部2aよりも縦方向中心線O−Oに寄った位置に設けられている。そして、外側縁部3eと縦方向縁部2aとで挟まれた部分が、ベッドマットや敷布団の両側部に巻き込まれる延出部8となっている。
【0050】
前記各実施の形態の吸収マットは、吸収性シート10を使用後に使い捨てて、新しい吸収性シート10を交換して使用可能である。またベースシートも樹脂フィルムや不織布などで形成されているため、一定期間使用した後に使い捨て可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上のように本発明の吸収マットは、ベースシートに設置される吸収性シートの取り付けと取り外しが容易であり、交換作業を簡単にできる。また表面の局部的な凹凸が少ないため、身体に異物感を与えたり、身体を局部的に強く圧迫することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の吸収マットを示す斜視図、
【図2】(A)は図1に示す吸収性シートのA−A矢視断面図、(B)は図1に示すベースシートのB−B矢視断面図、
【図3】ベースシートに吸収性シートが設置された状態を示す部分断面図、
【図4】本発明の第2の実施の形態の吸収マットを示す斜視図、
【図5】本発明の第3の実施の形態の吸収マットを示す部分断面図、
【符号の説明】
1,1A,1B 吸収マット
2,2A,2B ベースシート
3 保持シート
5,5A 保持空間
5a 開口部
5b 奥行き終縁
5c 縦方向の終縁
7 吸収層
8 延出部
10 吸収性シート
11 表面シート
12 吸収コア
13 裏面シート
15,24 ずれ止め層
Claims (5)
- 表面および裏面を有するベースシートと、前記ベースシートの表面に着脱自在に取付けられる吸収性シートとを有する吸収マットにおいて、前記ベースシートの表面には、横方向に間隔を空けて保持シートが固定されて、前記ベースシートの表面とそれぞれの前記保持シートとの間に、その開口部が縦方向中心線に向く保持空間が形成されており、
液体を吸収保持できる前記吸収性シートの両側部が、前記保持空間内に保持可能とされていることを特徴とする吸収マット。 - 前記保持シートは、一方の縁部が縦方向中心線と平行となるようにベースシートの表面に設置され、前記ベースシートと前記保持シートは、前記縁部から横方向へ間隔を開けた位置および縦方向に間隔を開けた位置でそれぞれ固定されている請求項1記載の吸収マット。
- 前記ベースシートは、その縦方向縁部と前記保持空間との間に、横方向の寸法が20mm以上の延出部を有している請求項1または2記載の吸収マット。
- 前記ベースシートの表面には、少なくとも前記吸収性シートが重ねられる領域に、吸収層が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収マット。
- 前記ベースシートの裏面には、低密度ポリエチレンまたはゴム系樹脂材料で形成されたずれ止め層が現れている請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収マット。
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