JP2004344264A - 歯ブラシ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつ容易に、しかもスムーズに練り歯磨きを押し出して使用する。使用しない携帯時に、練り歯磨が押し出されるのを有効に防止する。
【解決手段】歯ブラシは、台付ブラシ部1を本体部2の先端に備える。本体部2は、内部に充填室3を有するシリンダー4と、シリンダー4の外側に軸方向に移動できるように連結している外筒5と、充填室3に充填している練り歯磨き20を押し出すピストン6と、ピストン6と外筒5をシリンダー4の後方に弾性的に押圧する弾性体10とを備える。ピストン6は、後端のロッド部7をシリンダー4の後端から突出させて外筒5に連結している。外筒5がシリンダー4の前方に押圧されると、外筒5がピストン6を前進させて、充填室3の練り歯磨き20を台付ブラシ部1の排出路17を通過してブラシ部15に押し出し、外筒5の押圧が解除されると、弾性体10が外筒5を復帰位置に後退させる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、練り歯磨きを収納している歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
練り歯磨きを収納している歯ブラシは、携帯に便利で、いつでも何処でも好きなときに歯磨きできる特長がある。この構造の歯ブラシは、たとえば以下の特許文献1〜5に記載される。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−178644号公報
【特許文献2】
特開2003−52458号公報
【特許文献3】
特開2001−57908号公報
【特許文献4】
特開平8−266339号公報
【特許文献5】
特表2002−503129号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載される歯ブラシは、図1に示すように、柄30の部分に、練り歯磨きを充填する蛇腹容器31を設けている。蛇腹容器31は、下端の両側に突起32を設けている。柄30である本体の内面には、螺旋状の溝33を設けている。この溝33に沿って蛇腹容器31の突起32を移動させると、蛇腹の下端が柄30の先端に向かって移動して、収納している練り歯磨きが押し出される。
この構造の歯ブラシは、蛇腹容器を回転して練り歯磨きを押し出し、また逆方向に回転して練り歯磨きを吸入するので、練り歯磨きの押し出しと吸引に手間がかかる欠点がある。また、蛇腹容器をスムーズに回転できる構造とするのが難しい欠点もある。
【0005】
特許文献2には、柄の部分に歯磨剤を充填する歯ブラシが記載される。この歯ブラシは、柄の部分を伸縮性ソフトチューブとして、ここに歯磨剤を充填している。伸縮性ソフトチューブを握って軽く押さえると、クリーム状の歯磨剤がブラシ部に供給される。
この歯ブラシは伸縮性ソフトチューブを押して歯磨剤を簡単に押し出しできるが、携帯しているときに伸縮性ソフトチューブが押されて歯磨剤が排出される欠点がある。とくに、伸縮性ソフトチューブは伸縮性のあるソフトチューブが使用されるので、バック等に入れて携帯するとき、他のものに押されて歯磨剤が押し出されやすい欠点がある。
【0006】
特許文献3にも、柄の部分に歯磨剤を充填する歯ブラシが記載される。この歯ブラシは、軸筒部内に収納している歯磨き剤を外部からの回転操作で押し出して歯ブラシ部に供給する。この歯ブラシは、軸筒部に回転操作部を設け、軸筒部内に、歯磨き剤充填カートリッジ、押圧部材、及びねじ送り機構を装備している。押圧部材は、軸筒部の回転につれねじ送り機構を介し前方へ直進してカートリッジを圧縮変形させ、歯ブラシ部に歯磨き剤を供給する。
この歯ブラシも練り歯磨きを押し出すのに手間がかかる欠点がある。それは、軸筒部を回転して練り歯磨きを押し出すからである。
【0007】
特許文献4には、柄に歯磨剤を充填する歯ブラシが記載される。この歯ブラシは、歯磨剤を充填する軟質の歯磨剤容器を収容可能な筒状の柄と、この柄内に収容された歯磨剤容器の先端開口部から流出した歯磨剤をブラシ植毛部に導くための歯磨剤流路が形成されたブラシヘッドとを有する。さらに、歯ブラシは、柄の外面上に配置された操作体と、この操作体を柄の長手方向に沿って前進させたときに、柄内に収容している歯磨剤容器から歯磨剤を押し出すように操作体に連動して柄内を前進する押圧体と、この押圧体および操作体を前進位置に固定保持させるための固定保持手段とを備える。この歯ブラシは、操作体で押圧体を移動させて、歯磨剤を押し出す。
この歯ブラシは、携帯時に練り歯磨きが押し出されのを防止できるが、操作部の操作に手間がかかるので、使用時に簡単に練り歯磨きを押し出しできない欠点がある。
【0008】
特許文献5には、柄の部分をシリンダー状にして歯磨剤を充填する歯ブラシが記載される。この歯ブラシは、シリンダーの内部に、歯磨剤を押し出すピストンを設けている。ピストンは、これをシリンダーに沿って移動させる接続コードに連結している。接続コードはシリンダー内にあって柄の先端部に設けている回転ダイアルの回転軸に連結している。この歯ブラシは、回転ダイアルを回転して、回転軸で接続コードを巻き取り、接続コードでピストンを移動させて、ピストンで歯磨剤を押し出す。
この歯ブラシも、携帯時に練り歯磨きが押し出されるのを防止できるが、回転ダイアルを回転して練り歯磨きを押し出すので、使用時に簡単に練り歯磨きを押し出しできない欠点がある。また、全体の機構が複雑になると共に、練り歯磨きの内部に接続コードを配設するので、これが練り歯磨きに接触して、練り歯磨きを汚す等の欠点もある。
【0009】
以上のように、種々の構造の歯ブラシが開発されているが、これ等の歯ブラシは、使用するときにスムーズに練り歯磨きを押し出しながら、使用しない携帯時等にあっては練り歯磨きが押し出されるのを確実に阻止するのが極めて難しい欠点がある。本発明は、この欠点を解決することを目的として開発されたもので、本発明の大切な目的は、使用時にあっては、簡単かつ容易に、しかもスムーズに練り歯磨きを押し出ししながら、使用しない携帯時には練り歯磨が押し出されるのを有効に防止し、さらに長期間にわたってスムーズに練り歯磨きを押し出しできる歯ブラシを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の歯ブラシは、先端にブラシ16を固定している台付ブラシ部1と、この台付ブラシ部1を先端に備えると共に、内部に練り歯磨き20を充填する充填室3を設けている本体部2とを備える。さらに、本発明の歯ブラシは、台付ブラシ部1と本体部2とが以下の全ての構成を有することを特徴とする。
(a) 本体部2は、充填室3の開口部3Aを先端に設けており、本体部2に連結される台付ブラシ部1は、充填室3の開口部3Aに連通する排出路17を内部に設けており、この排出路17を先端に設けているブラシ部15まで延長している。
(b) 本体部2は、内部に充填室3を設けているシリンダー4と、このシリンダー4を挿入している筒状であって、シリンダー4の外側に配設されてシリンダー4に軸方向に移動できるように連結している外筒5と、この外筒5に後端を連結して、シリンダー4内に往復運動できるように配設されて、充填室3に充填している練り歯磨き20を押し出すピストン6と、このピストン6と外筒5をシリンダー4の後方に弾性的に押圧する弾性体10とを備える。
(c) ピストン6は、シリンダー4内の充填室3に配設されて、充填室3の練り歯磨き20を押し出す先端の押出シール部8と、この押出シール部8に連結されて後端をシリンダー4の後端から突出させて外筒5に連結しているロッド部7を備える。
(d) 弾性体10は貫通孔を有する。
(e) ピストン6のロッド部7を弾性体10の貫通孔に挿通すると共に、弾性体10を、シリンダー4の後端と外筒5の後端との間に配設して、弾性体10で外筒5をシリンダー4の後方に弾性的に押し出している。
(f) 外筒5がシリンダー4の前方に押圧されると、外筒5がピストン6を前進させて、充填室3に充填している練り歯磨き20を台付ブラシ部1の排出路17を通過してブラシ部15に押し出し、外筒5の押圧が解除されると、弾性体10が外筒5を復帰位置に後退させる。
【0011】
本発明の請求項2の歯ブラシは、貫通孔のある弾性体10を備えている。この歯ブラシは、ピストン6のロッド部7を弾性体10の貫通孔に挿通すると共に、弾性体10を、シリンダー4の内部であって、シリンダー4の後端と押出シール部8との間に配設して、弾性体10でピストン6をシリンダー4の後方に弾性的に押し出している。この歯ブラシは、外筒5がシリンダー4の前方に押圧されると、外筒5がピストン6を前進させて、充填室3に充填している練り歯磨き20を台付ブラシ部1の排出路17を通過してブラシ部15に押し出し、外筒5の押圧が解除されると、弾性体10がピストン6をシリンダー4の後方に弾性的に押し出して、外筒5を復帰位置に後退させる。
【0012】
本発明の歯ブラシは、台付ブラシ部1とシリンダー4の先端部に、外筒5と同じ外形のキャップ19を脱着できるように被着することができる。このキャップ19は、シリンダー4の先端にキャップ19を被着する状態で、キャップ19と外筒5を互いに当接できる長さとすることができる。
【0013】
さらに、本発明の歯ブラシは、シリンダー4の後端に、ピストン6の後退を停止させるストッパ部11を設けて、ピストン6を所定の位置まで後退させることができる。
【0014】
さらに、本発明の歯ブラシは、台付ブラシ部1を本体部2に脱着できるように連結することができる。台付ブラシ部1は、排出路17の先端に設けている先端開口部18を、ブラシ部15の後端部に設けることができる。さらに、ブラシ部15は、排出路17の先端に設けている先端開口部18よりも先端部と両側にブラシ16を植え付けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための歯ブラシを例示するものであって、本発明は歯ブラシを下記のものに特定しない。
【0016】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0017】
図2ないし図7に示す歯ブラシは、先端にブラシ16を固定している台付ブラシ部1と、この台付ブラシ部1を先端に脱着できるように連結すると共に、内部に練り歯磨き20を充填する充填室3を設けている本体部2とを備えている。この歯ブラシは、使用するときに、本体部2に充填している練り歯磨き20をブラシ部15に押し出し、押し出された練り歯磨き20を使用してブラシ16で歯磨きをする。
【0018】
本体部2は、内部に充填室3を設けているシリンダー4と、このシリンダー4を挿入している筒状であって、シリンダー4の外側に配設されてシリンダー4に軸方向に移動できるように連結している外筒5と、この外筒5に後端を連結して、シリンダー4内に往復運動できるように配設しているピストン6と、このピストン6と外筒5をシリンダー4の後方に弾性的に押圧する弾性体10とを備える。
【0019】
シリンダー4は、内側に充填室3を備えており、その先端を開口部3Aとしている。充填室3に充填している練り歯磨き20は、ピストン6を操作して開口部3Aから台付ブラシ部1に押し出される。開口部3Aから押し出される練り歯磨き20は、台付ブラシ部1に設けている排出路17から先端のブラシ部15に押し出される。
【0020】
外筒5は、シリンダー4の外側に配設された筒体で、シリンダー4の外形とほぼ等しい内形を有する。この外筒5は、シリンダー4を軸方向に移動できるように挿入している。さらに外筒5は、シリンダー4よりも後端に突出している。また、シリンダー4は、外筒5よりも先端に突出している。すなわち、本体部2は、後端部では外筒5がシリンダー4よりも突出しているが、先端部では外筒5よりもシリンダー4が突出している。シリンダー4の後端に突出する外筒5には、ピストン6の後端を連結している。
【0021】
ピストン6は、先端を充填室3に配設して、後端を本体部2の後端まで延長して外筒5に連結している。ピストン6は、ロッド部7の先端に、シリンダー4内を隙間なく摺動して、充填室3の練り歯磨き20を押し出す押出シール部8を設けている。押出シール部8は、硬質プレート8Aの前面に板状の軟質パッキン8Bを設けている。軟質パッキン8Bの外径はシリンダー4の内径にほぼ等しく、シリンダー4の内面に弾性的に押圧されて隙間なくシリンダー4の内面を摺動して、練り歯磨き20を圧送する。ただ、押出シール部8は、図5と図6に示すように、硬質プレート8Aの周囲に沿って軟質パッキン8Bを設けることもできる。この硬質プレート8Aは外周面に沿って溝を設けており、この溝にリング状の軟質パッキン8Bを装着している。この押出シール部8も、軟質パッキン8Bをシリンダー4の内面に弾性的に押圧させて、隙間なくシリンダー4の内面を摺動して練り歯磨き20を圧送する。ピストン6の後端は、本体部2の後端である外筒5の後端まで延長して、外筒5に連結している。
【0022】
ピストン6の後端と外筒5の後端は、押圧部13を介して連結している。押圧部13は、外周部を外筒5の後端部に連結すると共に、中心部にピストン6のロッド部7の後端を連結して、ピストン6の後端と外筒5の後端を連結している。図に示す押圧部13は、外筒5の内形とほぼ等しい外形を有する円柱状で、外筒5の後端部の内側に挿入されて外筒5の後端部に固定している。押圧部13と外筒5は、雄ネジと雌ネジを設けて連結し、あるいは連結ピンや止ネジを介して連結し、あるいはまた接着して連結することができる。さらに、押圧部13は、中心部にピストン6のロッド部7の後端を挿入して連結する連結部13Aを設けている。図4に示す連結部13Aは凹部である。凹部である連結部13Aは、ロッド部7の後端部の外形とほぼ等しい内形としている。連結部13Aに挿入されるロッド部7は、雄ネジと雌ネジを設けて連結し、あるいは連結ピンや止ネジを介して連結し、あるいはまた接着して連結することができる。ただ、連結部13Aは、図5と図7に示すように貫通孔とすることもできる。これらの図に示す押圧部13は、連結部13Aにロッド部7を挿通する状態で、押圧部13とロッド部7とを貫通する連結ピン21が挿入されて互いに連結される。とくに、図7に示す押圧部13は、外筒5と押圧部13とロッド部7とを貫通する連結ピン21を挿入して互いに連結している。
【0023】
さらに、図4ないし図7に示す押圧部13は、外筒5やロッド部7とは別部材としており、中心部にロッド部7の後端部を挿入して連結すると共に、外筒5の後端部に挿入して連結している。ただ、押圧部は、図示しないが、外筒やロッド部と一体的に成形することもできる。
【0024】
弾性体10は、中心孔を有すると共に、弾性的に伸縮するゴム状弾性体やコイルスプリングで、外筒5をシリンダー4の後方に弾性的に押圧する。弾性体10は、ピストン6のロッド部7を中心孔に挿通しており、ロッド部7に沿って伸縮する。この弾性体10は、外筒5をシリンダー4の前方に押圧しない状態では、外筒5をシリンダー4の後方に弾性的に押し出して、図に示す復帰位置に後退させる。弾性体は、ゴム状弾性体やコイルスプリングで、ゴム状弾性体や線材の材質、線材の太さ、巻径、巻数、全長等で弾性特性を調整して、最適な弾性力となるように設計して、理想的な状態で外筒5を後退できる。
【0025】
図4と図5に示す歯ブラシは、弾性体10を押しバネのコイルスプリングとしている。押しバネのコイルスプリングは、シリンダー4の後端と外筒5の後端との間に配設している。図4に示す弾性体10は、ロッド部7の後端に連結された押圧部13と、シリンダー4の後端部に固定された位置決キャップ9との間に配設している。この弾性体10は、シリンダー4の後端から突出するロッド部7が挿通されて、所定の姿勢に保持されている。押しバネである弾性体10は、外筒5がシリンダー4の前方に押圧されると弾性的に収縮される。収縮された弾性体10は、弾性的な伸長しようとする力で、外筒5をシリンダー4の後方へ押圧する。したがって、この歯ブラシは、外筒5の押圧が解除されると、押しバネである弾性体10で外筒5をシリンダー4の後方に弾性的に押し出して、外筒5を復帰位置に後退させる。このように、弾性体10であるコイルスプリングをシリンダー4の外部に配設する構造は、シリンダー4内に設けられる充填室3を広くできる特長がある。
【0026】
図6と図7に示す歯ブラシは、弾性体10を引きバネのコイルスプリングとしている。引きバネのコイルスプリングは、シリンダー4の内部であって、シリンダー4の後端と押出シール部8との間に配設されている。引きバネである弾性体10は、図6と図7に示すように、一端をピストン6の先端に配設された押出シール部8に連結して、他端をシリンダー4の後端部に連結している。コイルスプリングである弾性体10は、図8に示すように、後端部を折曲加工して外側に突出する複数の連結部10Aを設けている。図のコイルスプリングは、3つの連結部10Aを等間隔に設けている。シリンダー4の後端面には、これらの連結部10Aを挿入する切欠部4Aを設けている。このコイルスプリングは、シリンダー4の切欠部4Aに連結部10Aを挿入する状態で位置決キャップ9が装着されてシリンダー4の後端部に連結される。引きバネである弾性体10は、外筒5がシリンダー4の前方に押圧されると、ピストン6が前進して押出シール部8が前方に押し出されて弾性的に伸長する。伸長された弾性体10は、弾性的な収縮しようとする力で、押出シール部8を引っ張ってピストン6をシリンダーの後方へ押し出す。したがって、この歯ブラシは、外筒5の押圧が解除されると、引きバネである弾性体10がピストン10をシリンダー4の後方に押し出して、外筒5を復帰位置に後退させる。
【0027】
図7のピストン6は、1本のロッドであるロッド部7の先端に押出シール部8を連結している。ただし、引きバネであるコイルスプリングを挿通するピストンは、必ずしもロッド部の先端に押出シール部を連結する必要はない。それは、図6に示すように、押出シール部8に弾性体10を連結することにより、弾性体10を介して押出シール部8とシリンダー4の後端部との間に配設されるからである。
【0028】
弾性体10は、外筒5を弾性的に後退させて、外筒5を図に示す復帰位置に移動させる。弾性体10で後退される外筒5は、所定の位置で停止される。図の歯ブラシは、弾性体10で後退される外筒5を所定の位置で停止させるために、シリンダー4の後端に、ピストン6の後退を停止させるストッパ部11を設けている。これらの歯ブラシは、ピストン6の後退がストッパ部11で停止されて、外筒5が所定の位置で停止される。図の歯ブラシは、シリンダー4の後端部に位置決キャップ9を固定しており、この位置決キャップ9にストッパ部11を設けてピストン6の後退を停止している。
【0029】
図4に示す歯ブラシは、後退するピストン6の押出シール部8を位置決キャップ9に当接させてピストン6の後退を停止させている。この図に示す位置決キャップ9は、貫通孔9Cを有する筒状の筒部9Aの端面に、鍔部9Bを設けた形状である。筒部9Aは、シリンダー4の後端の内側に挿入して連結できる形状としている。筒部9Aの貫通孔9Cは、ロッド部7を通過できるが押出シール部8を通過できない大きさに開口されており、この開口部をストッパ部11としている。この形状の位置決キャップ9は、筒部9Aの貫通孔9Cにロッド部7を挿通する状態でシリンダー4の後端部に装着されて、ピストン6を前後に移動できる状態とする。
【0030】
さらに、図6と図7に示す歯ブラシは、ピストン6のロッド部7に凸部12を設けており、シリンダー4の後端部に固定された位置決キャップ9には、ロッド部7の凸部12に当接してピストン6の後退を停止させるストッパ部11を設けている。図7のロッド部7は、中間部を境として太さの異なる異径ロッドで、外径の太い側をシリンダー4内に配設すると共に、外径の細い側をシリンダー4の後端から突出させている。このロッド部7は、異径ロッドの段差部をストッパ部11に当接する凸部12としている。このロッド部7は、全体をプラスチックで成形して安価に多量生産できる。さらに、ロッド部7は、図6に示すように、一様な太さのロッドの外周面に鍔を設けて凸部12とすることも、図示しないが、突起や凸条を設けて凸部とすることもできる。
【0031】
図6と図7に示す位置決キャップ9は、筒状の筒部9Aの端面に、貫通孔9Cを有する円盤部9Dを連結した形状である。筒部9Aは、シリンダー4の後端部の外周面に装着できる内径を有する。円盤部9Bの貫通孔9Cは、ロッド部7の後端側を通過できるが凸部12を通過できない大きさに開口されており、この開口部をストッパ部11としている。この形状の位置決キャップ9は、円盤部9Bの貫通孔9Cに押出ロッド7を挿通する状態でシリンダー4の後端部に装着されて、ピストン6を前後に移動できる状態としている。
【0032】
シリンダー4に装着される位置決キャップ9は、たとえば、図4に示すように雄ネジと雌ネジを設けてねじ込んで固定することができる。ただ、位置決キャップ9は、図6に示すように凸部と凹部からなる嵌着構造で連結して固定することも、図7に示すように接着して外れないように固定することもできる。
【0033】
以上の構造の歯ブラシは、ピストン6の押出シール部8あるいは凸部12をシリンダー4の後端に固定した位置決キャップ9のストッパ部11に当接させて、ピストン6の後退位置を特定するので、後退するピストン6を正確に停止できる。さらに、ピストン6は、後端が外筒5に連結されているので、後退位置が特定されるピストン6によって外筒5の後退位置が特定される。ただ、本発明の歯ブラシは、必ずしもシリンダーの後端にストッパ部を設けて、このストッパ部でピストンを停止させることなく、弾性体でピストンを後退位置に停止させることもできる。
【0034】
さらに、図5と図6に示す歯ブラシは、外筒5の後退位置を特定するために、シリンダー4の後端部と外筒5の内面とに段差部22を設けており、互いの段差部22を当接させて外筒5の後退を所定の位置で停止させている。図の本体部2は、シリンダー4の後端部の外周面に位置決キャップ9を装着して固定しており、この位置決キャップ9の外径をシリンダー4の外径よりも大きくして段差部22を設けている。外筒5は、先端部の内面を内径の異なる内面形状として段差部22を設けている。外筒5は、先端側の内径をシリンダー4の外径とほぼ等しくすると共に、後端側の内径をシリンダー4の後端部に固定された位置決キャップ9の外径とほぼ等しくしている。この本体部2は、弾性体10で押圧されて後退する外筒5の内面に設けた段差部22が、シリンダー4の外周に設けられた段差部22に当接して外筒5の後退位置が特定される。したがって、この構造の歯ブラシも、外筒5を押圧しない状態では、弾性体10で押し出される外筒5が段差部22で特定される最も後退する位置まで移動される。ただ、外筒は、必ずしも内径の異なる内面形状とする必要はなく、一様な厚さの筒体として内面に凸部を固定して設けて、この凸部と位置決キャップとでシリンダーと外筒との相対位置を特定することもできる。この外筒は、凸部の突出高さや材質でシリンダーとの連結強度を調整できる。
【0035】
シリンダー4の外部に配設される押しバネである弾性体10は、弾性的に収縮される状態で、外筒5の後端とシリンダー4の後端との間に配設される。弾性的に収縮している弾性体10は、弾性的な伸長しようとする力で、外筒5を後退させて、ピストン6をシリンダー4のストッパ部11に当接させて、あるいは外筒5を段差部22に当接させて外筒5を復帰位置に停止させる。また、シリンダー4の内部に配設される引きバネである弾性体10は、弾性的に伸長される状態で、ピストン6とシリンダー4とに連結される。弾性的に伸長している弾性体10は、弾性的な収縮しようとする力で、ピストン6を後退させて、ピストン6をシリンダー4のストッパ部11に当接させて、あるいは外筒5を段差部22に当接させて外筒5を復帰位置に停止させる。
【0036】
台付ブラシ部1は、先端にブラシ16を固定している。このブラシ部15に練り歯磨き20を供給するために、内部に排出路17を設けている。排出路17は、台付ブラシ部1の後端を先端のブラシ部15に連結して、後端に供給される練り歯磨き20をブラシ部15に供給する。図の台付ブラシ部1は、本体部2に連結する部分を円筒状として、後端を本体部2のシリンダー4の先端に挿入して連結する。台付ブラシ部1は、後端部をシリンダー4に連結する状態で、シリンダー4と同じ太さとなるようにしている。したがって、本体部2のシリンダー4は、台付ブラシ部1との連結部分4Bを細くしている。台付ブラシ部1の後端部の内径は、この連結部分4Bの外径に等しく、また、台付ブラシ部1の後端部の外径は連結部分4Bでないシリンダー4の本体部分の外径に等しくしている。台付ブラシ部1とシリンダー4は、互いの連結部分に雄ネジと雌ネジを設けて、ネジ止めして連結できる。図に示すシリンダー4は、連結部分4Bの外周部に雄ネジを設けており、台付ブラシ部1は、後端部の内面に雌ネジを設けている。このように、シリンダー4の先端部分の外周部に雄ネジを設ける構造は、この部分に練り歯磨きが付着するのを防止して、台付ブラシ部1を確実に装着できる特長がある。ただ、台付ブラシ部とシリンダーは、必ずしもネジを設けて連結する必要はなく、凸部と凹部からなる嵌着構造で脱着できるように連結することもできる。
【0037】
さらに、図3と図4に示す台付ブラシ部1は、排出路17の先端に設けている先端開口部18を、ブラシ部15の後端部に設けている。この構造の台付ブラシ部1は、排出路17の位置に関係なく、ブラシ16をブラシ部15に深く植え付けできる特長がある。ブラシ16を深く植え付けできる台付ブラシ部1は、使用中にブラシ16が抜けるのを有効に防止できる。さらに、ブラシ部15は、図9に示すように、排出路17の先端に設けている先端開口部18よりも先端部と両側にブラシ16を植え付けることもできる。この構造の台付ブラシ部1は、先端開口部18をブラシ部15の中央部分に接近させながら、排出路17を避ける状態でブラシ16を深く植え付けできる。
【0038】
さらに、図2と図3に示す歯ブラシは、台付ブラシ部1とシリンダー4の先端部に、外筒5と同じ外形のキャップ19を脱着できるように挿入して連結している。キャップ19は、台付ブラシ部1をカバーする筒状で、外筒5の外径に等しくしている。さらに、このキャップ19は、シリンダー4の先端にキャップ19を被着する状態で、キャップ19と外筒5を互いに当接できる長さとしている。この歯ブラシは、本体部2にキャップ19を連結すると、全体を同じ太さの円柱状にできる。キャップ19は、シリンダー4の先端部に挿入するので、その内径をシリンダー4の外径にほぼ等しくしている。本体部2に連結されたキャップ19は、台付ブラシ部1をカバーするように本体部2に被着される。
【0039】
以上の構造の歯ブラシは、以下のようにして使用される。
(1) 台付ブラシ部1を本体部2から外し、本体部2の充填室3に練り歯磨き20を充填する。
(2) 練り歯磨き20を充填した後、本体部2に台付ブラシ部1を連結する。使用しないときは、さらに、台付ブラシ部1とシリンダー4の先端部にキャップ19を被着する。
(3) 歯ブラシを使用するときは、キャップ19を外し、外筒5をシリンダー4の前方に押圧してピストン6を前進させる。前進するピストン6は、充填室3に充填している練り歯磨き20を充填室3から押し出す。押し出された練り歯磨き20は、充填室3の開口部3Aから台付ブラシ部1の排出路17に供給され、排出路17を通過してブラシ部15に押し出される。
(4) その後、外筒5の押圧を解除すると、弾性体10がピストン6をシリンダー4の後方に弾性的に押し出して、外筒5を復帰位置に後退させる。後退するピストン6は、排出路17からブラシ部15に押し出されていた余分の練り歯磨き20を吸入する。したがって、排出路17の先端開口部18には、練り歯磨き20が残存しない状態となる。
(5) この状態で歯磨きをして、歯磨きが完了してブラシ部15を洗浄すると、ブラシ部15の練り歯磨き20は綺麗に除去される。
(6) ブラシ部15を洗浄した後、台付ブラシ部1にキャップ19を被着する。キャップ19は、練り歯磨き20の乾燥を防止すると共に、ブラシに塵等が付着するのを防止する。とくに、この歯ブラシは、練り歯磨き20を排出路17に吸入する状態でキャップ19を被着できるので、練り歯磨き20の乾燥、硬化を極めて有効に防止できる。
(7) 再び使用するときは、(3)〜(6)の工程を繰り返す。
【0040】
さらに、本体部2の練り歯磨き20がなくなると、(1)の工程で、台付ブラシ部1を本体部2から外して、本体部2の充填室3に練り歯磨き20を供給して再使用できる状態とする。さらにまた、長期間使用してブラシ部15のブラシ16が消耗してくると、台付ブラシ部1を新しい物に交換することによって、再び、快適に使用できる。
【0041】
さらに、本発明の歯ブラシは、各パーツを個々に分解できる構造として、リサイクルすることもできる。この歯ブラシは、以下のようにしてリサイクルできる。(1) 使用済みの歯ブラシを回収する。
(2) 回収した歯ブラシを分解して各パーツごとに分別する。
(3) 分別された各々のパーツを洗浄する。このとき、消耗が激しく再利用できないパーツや衛生面から再利用できないパーツ(たとえば、台付ブラシ部)を廃棄する。
(4) 再利用するパーツと、再利用できずに新たに用意したパーツを組み合わせてリサイクルされた歯ブラシを製作する。
このようにして製造される歯ブラシは、さらに、製造コストを低減できるので、安価に販売できる特長がある。
【0042】
【発明の効果】
本発明の歯ブラシは、使用するときは、練り歯磨きをスムーズに押し出しでき、しかも携帯するときには、不要な練り歯磨きがブラシ部に押し出されるのを防止できる特長がある。それは、本発明の歯ブラシが、内部に充填室を有するシリンダーと、このシリンダーの外側に配設されて軸方向に移動できるように連結している外筒と、この外筒に後端を連結されて充填室に充填している練り歯磨きを押し出すピストンとを備え、外筒をシリンダーの前方に押圧すると、外筒がピストンを前進させて、充填室に充填している練り歯磨きを台付ブラシ部の排出路を通過してブラシ部に押し出す構造としているからである。この構造の歯ブラシは、外筒を前方に押圧するという極めて簡単な操作で、充填室に充填している練り歯磨きを先端のブラシ部に押し出しできる。さらに、本発明の歯ブラシは、ピストンと外筒をシリンダーの後方に弾性的に押圧する弾性体を備えており、外筒の押圧が解除されると、弾性体が外筒を復帰位置に後退させる構造としている。したがって、使用しない携帯時に、不要な練り歯磨きが不意にブラシ部に押し出されるのを有効に防止して、長期間にわたってスムーズに練り歯磨きを押し出しできる特長が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の歯ブラシを示す断面図
【図2】本発明の一実施例にかかる歯ブラシの分解側面図
【図3】図2に示す歯ブラシの平面図
【図4】図2に示す歯ブラシの断面図
【図5】本発明の他の実施例にかかる歯ブラシの本体部を示す断面図
【図6】本発明の他の実施例にかかる歯ブラシの本体部を示す断面図
【図7】本発明の他の実施例にかかる歯ブラシの断面図
【図8】図7に示す歯ブラシのシリンダーの後端面を示す底面図
【図9】台付ブラシ部のブラシ部の他の一例を示す平面図
【符号の説明】
1…台付ブラシ部
2…本体部
3…充填室 3A…開口部
4…シリンダー 4A…切欠部 4B…連結部分
5…外筒
6…ピストン
7…ロッド部
8…押出シール部 8A…硬質プレート 8B…軟質パッキン
9…位置決キャップ 9A…筒部 9B…鍔部
9C…貫通孔 9D…円盤部
10…弾性体 10A…連結部
11…ストッパ部
12…凸部
13…押圧部 13A…連結部
15…ブラシ部
16…ブラシ
17…排出路
18…先端開口部
19…キャップ
20…練り歯磨き
21…連結ピン
22…段差部
30…柄
31…蛇腹容器
32…突起
33…溝

Claims (7)

  1. 先端にブラシ(16)を固定している台付ブラシ部(1)と、この台付ブラシ部(1)を先端に備えると共に、内部に練り歯磨き(20)を充填する充填室(3)を設けている本体部(2)とを備えており、前記台付ブラシ部(1)と前記本体部(2)とが以下の全ての構成を有することを特徴とする歯ブラシ。
    (a) 前記本体部(2)は、前記充填室(3)の開口部(3A)を先端に設けており、前記本体部(2)に連結される前記台付ブラシ部(1)は、前記充填室(3)の開口部(3A)に連通する排出路(17)を内部に設けており、この排出路(17)を先端に設けているブラシ部(15)まで延長している。
    (b) 前記本体部(2)は、内部に前記充填室(3)を設けているシリンダー(4)と、このシリンダー(4)を挿入している筒状であって、前記シリンダー(4)の外側に配設されて前記シリンダー(4)に軸方向に移動できるように連結している外筒(5)と、この外筒(5)に後端を連結して、前記シリンダー(4)内に往復運動できるように配設されて、前記充填室(3)に充填している練り歯磨き(20)を押し出すピストン(6)と、このピストン(6)と前記外筒(5)を前記シリンダー(4)の後方に弾性的に押圧する弾性体(10)とを備える。
    (c) 前記ピストン(6)は、前記シリンダー内の前記充填室(3)に配設されて、前記充填室(3)の練り歯磨き(20)を押し出す先端の押出シール部(8)と、この押出シール部(8)に連結されて後端を前記シリンダー(4)の後端から突出させて前記外筒(5)に連結しているロッド部(7)を備える。
    (d) 前記弾性体(10)は、貫通孔のある押しバネである。
    (e) 前記ピストン(6)のロッド部を前記弾性体(10)の貫通孔に挿通すると共に、前記弾性体(10)を、前記シリンダー(4)の後端と前記外筒(5)の後端との間に配設して、前記弾性体(10)で前記外筒(5)を前記シリンダー(4)の後方に弾性的に押し出している。
    (f) 前記外筒(5)が前記シリンダー(4)の前方に押圧されると、前記外筒(5)が前記ピストン(6)を前進させて、前記充填室(3)に充填している練り歯磨き(20)を前記台付ブラシ部(1)の排出路(17)を通過してブラシ部(15)に押し出し、前記外筒(5)の押圧が解除されると、前記弾性体(10)が前記外筒(5)を復帰位置に後退させる。
  2. 先端にブラシ(16)を固定している台付ブラシ部(1)と、この台付ブラシ部(1)を先端に備えると共に、内部に練り歯磨き(20)を充填する充填室(3)を設けている本体部(2)とを備えており、前記台付ブラシ部(1)と前記本体部(2)とが以下の全ての構成を有することを特徴とする歯ブラシ。
    (a) 前記本体部(2)は、前記充填室(3)の開口部(3A)を先端に設けており、前記本体部(2)に連結される前記台付ブラシ部(1)は、前記充填室(3)の開口部(3A)に連通する排出路(17)を内部に設けており、この排出路(17)を先端に設けているブラシ部(15)まで延長している。
    (b) 前記本体部(2)は、内部に前記充填室(3)を設けているシリンダー(4)と、このシリンダー(4)を挿入している筒状であって、前記シリンダー(4)の外側に配設されて前記シリンダー(4)に軸方向に移動できるように連結している外筒(5)と、この外筒(5)に後端を連結して、前記シリンダー(4)内に往復運動できるように配設されて、前記充填室(3)に充填している練り歯磨き(20)を押し出すピストン(6)と、このピストン(6)と前記外筒(5)を前記シリンダー(4)の後方に弾性的に押圧する弾性体(10)とを備える。
    (c) 前記ピストン(6)は、前記シリンダー内の前記充填室(3)に配設されて、前記充填室(3)の練り歯磨き(20)を押し出す先端の押出シール部(8)と、この押出シール部(8)に連結されて後端を前記シリンダー(4)の後端から突出させて前記外筒(5)に連結しているロッド部(7)を備える。
    (d) 前記弾性体(10)は、貫通孔のある引きバネである。
    (e) 前記ピストン(6)のロッド部を前記弾性体(10)の貫通孔に挿通すると共に、前記弾性体(10)を、前記シリンダー(4)の内部であって、前記シリンダーの後端と前記押出シール部との間に配設して、前記弾性体で前記ピストンを前記シリンダーの後方に弾性的に押し出している。
    (f) 前記外筒(5)が前記シリンダー(4)の前方に押圧されると、前記外筒(5)が前記ピストン(6)を前進させて、前記充填室(3)に充填している練り歯磨き(20)を前記台付ブラシ部(1)の排出路(17)を通過してブラシ部(15)に押し出し、前記外筒(5)の押圧が解除されると、前記弾性体(10)が前記外筒(5)を復帰位置に後退させる。
  3. 前記台付ブラシ部(1)と前記シリンダー(4)の先端部に、前記外筒(5)と同じ外形のキャップ(19)を脱着できるように被着しており、前記キャップ(19)の長さを、前記シリンダー(4)の先端に前記キャップ(19)を被着する状態で、前記キャップ(19)と前記外筒(5)を互いに当接できる長さとしている請求項1または2に記載される歯ブラシ。
  4. 前記シリンダー(4)の後端に、前記ピストン(6)の後退を停止させるストッパ部(11)を設けている請求項1または2に記載される歯ブラシ。
  5. 前記台付ブラシ部(1)を前記本体部(2)に脱着できるように連結している請求項1または2に記載される歯ブラシ。
  6. 前記台付ブラシ部(1)が、前記排出路(17)の先端に設けている先端開口部(18)を前記ブラシ部(15)の後端部に設けている請求項1または2に記載される歯ブラシ。
  7. 前記ブラシ部(15)が、前記排出路(17)の先端に設けている先端開口部(18)よりも先端部と両側に前記ブラシ(16)を植え付けしている請求項1または2に記載される歯ブラシ。
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