JP2004343523A - 印刷文書の改ざん検出装置および改ざん検出方法 - Google Patents

印刷文書の改ざん検出装置および改ざん検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷文書における改ざん箇所を確実かつ容易に検出するとともに,改ざんの修正をも行うことの可能な,印刷文書の改ざん検出装置および改ざん検出方法を提供する。
【解決手段】記載内容の少なくとも一部を電子透かしとして背景に埋め込んだ印刷文書の改ざん検出装置120であって,印刷文書を読み取って,印刷文書の画像を生成する読み取り部127と,印刷文書に埋め込まれた電子透かしから記載内容を検出する透かし検出部125と,印刷文書の画像に関する第1の表示枠310と,記載内容に関する第2の表示枠320とを,比較可能な状態で表示する出力部123を含むことを特徴とする。文書情報105の内容と印刷文書の画像126とをユーザが目で見て比較することができ,また,改ざん前の情報を知ることができるので,改ざん行為によるデータの喪失を防止することが可能である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,記載内容の少なくとも一部を電子透かしとして背景に埋め込んだ印刷文書の改ざんを検出する装置および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の情報処理技術の発展に伴い,一般企業や官公署などにおいて,データをネットワーク上で交換し,手続を電子的に行うワークフローシステムが利用されている(例えば,特許文献1参照。)。しかしながら,手続のすべてが電子的に行われることは少ない。例えば,このシステムで決済手続きを行う場合など,最終的には,電子データを紙面に印刷したものに対して捺印などが行われ,その後の情報伝達は紙面によって行われるのが現状である。このような紙面による情報伝達方法では,重ね印刷などによりデータを改ざんすることができるため,通常はデータの作成元に内容を問い合わせて確認することや,カーボン印刷で写しを作成し,保管したものと付き合わせることにより確認する必要がある。
【0003】
【非特許文献1】
特開平10−49598号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来技術の場合,データの作成元に対する確認の手間を必要とし,またカーボン印刷できる印刷手段やカーボン印刷物が改ざんされないよう確実に保管する手段が必要なためコストがかかる。従って,印刷文書に改ざんが行われた場合であっても,印刷文書(紙面)だけで手元で確認できる手法が求められている。
【0005】
また,上記従来技術の場合,印刷文書に対する改ざんを検出できた場合であっても,その事実のみが知らされるだけで,その改ざんを修正することが難しいという問題点もあった。さらにまた,埋め込まれた電子透かし自体が改ざんされてしまったり別の電子透かしとすり替えられてしまうと,改ざんされた印刷文書に対して改ざんされていないという保証を与えてしまうことになり,却って逆効果であるという問題点もあった。
【0006】
本発明は,従来の印刷文書の改ざん検出方法が有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,印刷文書における改ざん箇所を確実かつ容易に検出することの可能な,新規かつ改良された印刷文書の改ざん検出装置および改ざん検出方法を提供することである。
【0007】
さらに,本発明の別の目的は,印刷文書の改ざん行為によるデータの喪失を防止することにより,改ざんの修正をも行うことの可能な,新規かつ改良された印刷文書の改ざん検出装置および改ざん検出方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,記載内容の少なくとも一部を電子透かしとして背景に埋め込んだ印刷文書の改ざん検出装置であって,以下の構成要素を含むことを特徴とする改ざん検出装置が提供される(請求項1)。
・印刷文書を読み取って,印刷文書の画像を生成する印刷文書読み取り部(127)
・印刷文書に埋め込まれた電子透かしから記載内容を検出する透かし検出部(125)
・印刷文書の画像と記載内容とを比較可能な状態で出力する出力部(123)
【0009】
かかる改ざん検出装置によれば,文書情報を電子透かしとして印刷文書に埋め込むことにより,埋め込んだ文書情報と印刷文書のスキャン画像とをユーザが目で見て比較することができる。このようにして,印刷文書に対して行われた改ざんを,視覚的に検出することができ,印刷文書に対する信頼性が大幅に向上する。また,印刷文書が改ざんされた場合でも,埋め込まれた電子透かしから改ざん前の情報を知ることができるので,改ざん行為によるデータの喪失を防止することが可能である。
【0010】
上記改ざん検出装置において,以下のような応用が可能である。
【0011】
出力部は,印刷文書の画像と記載内容とを比較し,比較結果を併せて出力するようにしてもよい(請求項2)。なお,出力部とは別に,印刷文書の画像と記載内容とを比較する比較部を備える構成としてもよい。かかる構成によれば,印刷文書の画像と記載内容とを自動的に比較し,その比較結果を出力することで,改ざん検出の有無を確認する者に対し,改ざんの可能性が高い箇所を明示することができる。そして,紙面の汚れや印刷時や読み取り時に雑音が付加された場合であっても,最終的には,人が目視で判断するので,改ざん検出の精度を向上させることができる。
【0012】
具体的には,出力部は,比較結果に基づいて,印刷文書の画像において改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示して出力するようにしてもよく(請求項3),記載内容において改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示して出力するようにしてもよい(請求項4)。改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示することで,改ざん検出の精度を向上させることができる。
【0013】
出力部による印刷文書の画像と記載内容の出力とは,例えば紙面にプリントアウトしたり,ハードディスクやリムーバブル記憶媒体などに電子ファイルとして書き込む場合も含む概念であるが,特に,出力部が表示部を含み,表示部の画面上に表示するようにすることが簡便である。より具体的には,表示部の画面上において,印刷文書の画像に関する第1の表示枠と,記載内容に関する第2の表示枠とを,比較可能な状態で表示することが可能である。
【0014】
この場合,表示部の画面上においてGUI(Graphical User Interface)機能を実現することができる。GUIは,画面上に表示されたアイコンやウインドウなどのグラフィカルな要素を,マウスなどのポインティングデバイスで操作することによって,コンピュータを操作する方式のインターフェースである。プログラムやファイルなどが絵柄で表示されているために,初心者でも理解しやすく操作方法の習得も早い。
【0015】
かかるGUI機能を実現するため,改ざん検出装置や汎用のコンピュータに,GUI機能を実現するためのプログラムを組み込むことができる。かかるプログラムの組み込みには,プログラムを記録した,コンピュータにより読み取り可能な記録媒体が用いられる。GUI機能を実現するプログラムはいかなるプログラム言語により記述されていてもよい。また,かかるプログラムを記録した記録媒体としては,例えば,CD−ROM,DVD−ROM,フロッピーディスク(FD:Floppy Disk)など,プログラムを記録可能な記録媒体として現在一般に用いられている記録媒体,あるいは将来用いられるいかなる記録媒体をも採用することができる。
【0016】
GUI機能の一例としては,第1の表示枠において,印刷文書の画像の所定領域を選択すると,第2の表示枠において,記載内容の所定領域に対応する領域をスクロール表示(例えば,第2の表示枠の先頭に表示するなど)したり(請求項6),あるいはその逆に,第2の表示枠において,記載内容の所定領域を選択すると,第1の表示枠において,印刷文書の画像の所定領域に対応する領域をスクロール表示(例えば,第1の表示枠の先頭に表示するなど)するようにすることができる(請求項7)。ここで所定領域とは,具体的には,改ざんが行われている可能性が高い箇所として改ざんの検出を行う者が判断した領域である。このようにすれば,改ざんの有無の判断を迅速に行うことができる。また,改ざんが行われている可能性が高いと判断した箇所の前後を確認したい場合であっても,スクロールすることにより,容易に確認することができる。
【0017】
さらに,電子透かしには,文書作成者本人の電子署名に関する情報が含まれるようにしてもよい。文書が正当な本人によって作成されたものであることを保証することができるので,電子透かし自体の改ざんをも検出することができる。
【0018】
また,電子透かしは,記載内容の少なくとも一部を暗号化したものとしてもよい。仮に電子透かしの手法が漏洩した場合でも,暗号化の手法が漏洩しなければ,電子透かしの内容自体を改ざんすることができないので,第三者による文書の改ざんを防止することが可能となる。
【0019】
また,上記課題を解決するため,本発明の第2の観点によれば,記載内容の少なくとも一部を電子透かしとして背景に埋め込んだ印刷文書の改ざん検出方法であって,以下の各工程を含むことを特徴とする改ざん検出方法が提供される。
・印刷文書を読み取って,印刷文書の画像を生成する印刷文書読み取り工程
・印刷文書に埋め込まれた電子透かしから記載内容を検出する透かし検出工程
・印刷文書の画像と記載内容とを比較可能な状態で出力する出力工程
【0020】
かかる改ざん検出方法によれば,文書情報を電子透かしとして印刷文書に埋め込むことにより,埋め込んだ内容と印刷文書のスキャン画像とをユーザが目で見て比較することができる。このようにして,印刷文書に対して行われた改ざんを,視覚的に検出することができ,印刷文書に対する信頼性が大幅に向上する。また,印刷文書が改ざんされた場合でも,埋め込まれた電子透かしから改ざん前の情報を知ることができるので,改ざん行為によるデータの喪失を防止することが可能である。
【0021】
また,印刷文書の画像と記載内容とを比較する比較工程をさらに含み,出力工程において,比較工程の比較結果を併せて出力するようにしてもよい。かかる方法によれば,印刷文書の画像と記載内容とを自動的に比較し,その比較結果を出力することで,改ざん検出の有無を確認する者に対し,改ざんの可能性が高い箇所を明示することができる。
【0022】
なお上記において,括弧書きで記した構成要素は,理解を容易にするため,後述の実施形態における対応する構成要素および信号を記したに過ぎず,本発明がこれに限定されるものではない。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明にかかる印刷文書の改ざん検出装置および改ざん検出方法の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0024】
(第1の実施の形態)
図1は,本実施の形態にかかる印刷文書の改ざん検出システム(以下,単に改ざん検出システムという)10の構成を示す説明図である。改ざん検出システム10は,図1に示したように,透かし埋め込み装置100と改ざん検出装置120により主に構成されており,これら透かし埋め込み装置100と改ざん検出装置120との間で,改ざん検出の対象たる印刷文書110がやりとりされるシステムである。
まず,透かし埋め込み装置に100について説明する。
【0025】
(透かし埋め込み装置100)
透かし埋め込み装置100は,図1に示したように,文書103の文書情報(文書103の記載内容を含む情報)を抽出する文書情報抽出部104と,文書103に対して文書情報105を電子透かしとして埋め込む透かし埋め込み部106と,印刷文書の画像107を印刷する印刷部108を備えて構成されている。印刷部108により印刷された文書(印刷文書)は,改ざん検出装置120に送られる。
以下に,透かし埋め込み装置100の各構成要素について説明する。
【0026】
(文書103)
図2は,文書103のデータ構造を示す説明図である。
本実施の形態の文書103は,帳票などのように予め記載領域の枠組みが与えられているものを想定している。文書103は,例えば,文書作成のためのソフトウェア(コンピュータに組み込む文書エディタソフトなど)やハードウェア(プリントアウト機能のみを有するタイプライタやワードプロセッサなど)を用いて作成することができる。なお,文書103の作成のためにソフトウェアを用いた場合とハードウェアを用いた場合とでは,文書103の記載内容などに関する電子データを得ることができるか否かについて差異があるため,後段の処理が一部異なるが,これについては後述する。本実施の形態では,文書103として,図2(a)に示した住民票を例に挙げて説明する。
【0027】
文書103の原本(未だ所定事項が記載されていないもの)の作成者は,重要な情報が記入される領域(以下,重要領域という。)を,改ざんを防止しようとする領域として予め指定する。このような重要領域としては,図2(a)の住民票の場合,図2(b)において太枠で示したように,世帯主が記載されている領域210や,届出日が記載されている領域211や,現住所が記載されている領域212などが該当する。
【0028】
(文書情報抽出部104)
文書情報抽出部104は,文書103の重要領域ごとに,その重要領域に記載された記載内容とその他付加情報を抽出する。記載内容としては,例えば上述のように重要領域210,211,212などを指定した場合,領域210からは世帯主の内容,領域211からは届出日の内容,領域212からは現住所の内容がテキストデータとして抽出される。また,付加情報としては,例えば,重要領域の番号(例えば,紙面の左上からの通し番号など)や,重要領域の場所(例えば,紙面上の座標データなど)などの情報が含まれる。
【0029】
この文書情報抽出部104による抽出は,上述のように,文書103の作成のためにソフトウェアを用いた場合には,そのまま文書103の作成に用いたコンピュータでテキストデータとして抽出することができる。また,文書103の作成のためにハードウェアなどを用いた場合には,文書103を紙面に印刷したものを,光学式文字読み取り手段(Optical Character Reader:OCR)で読み取ることにより,文書情報を抽出することができる。
【0030】
(文書情報105)
文書情報抽出部104が抽出した情報をすべて集めたものが,図2(c)に示した文書情報105となる。図2(c)に示した文書情報105の内容について,例えば世帯主に関して説明すると,「region」は重要領域の番号(紙面の左上からの通し番号)を示し,「ractangle」は重要領域の場所(紙面上の座標データ)を示し,「text」は記載内容を示している。
【0031】
(透かし埋め込み部106)
透かし埋め込み部106は,文書103に対して,文書情報105を電子透かしとして埋め込む。電子透かし技術を用いて文書に情報を埋め込む技術としては,例えば文献(特願2001−217758「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」,特願2002−177086号「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」)に示されたものがある。この文献に示された透かし画像埋め込み装置は,ドットの配列によって波の方向及び/又は波長を変化させたドットパターンを複数用意し,1つのドットパターンに対して1つのシンボルを与え,ドットパターンを組み合わせて配置することにより,文書に機密情報を与えるものである。機密情報は予め暗号化された後,電子透かしとして埋め込まれる。本実施の形態では,この文献に示された電子透かし技術を用いることができる。文書103に対して,文書情報105を電子透かしとして埋め込むことにより,文書情報105の存在を第三者に認識されにくいという効果がある。
【0032】
(印刷文書の画像107)
透かし埋め込み部106により,文書103に対して,文書情報105を電子透かしとして埋め込んだものが,図3に示した印刷文書の画像107である。
【0033】
(印刷部108)
印刷部108は,印刷文書の画像107を印刷する部分であり,例えば,プリンタ装置である。
【0034】
以上,透かし埋め込み装置100について説明した。
透かし埋め込み装置100と改ざん検出装置120との間においては,例えば配送手段を用いて,印刷文書110のやりとりが可能となっている。
以下に,再び図1を参照しながら,改ざん検出装置120について説明する。
【0035】
(改ざん検出装置120)
改ざん検出装置120は,図1に示したように,印刷文書110を読み取って,印刷文書110の画像を生成する読み取り部127と,印刷文書110に埋め込まれた電子透かしから文書情報124を検出する透かし検出部125と,印刷文書の画像126と文書情報124とを比較可能な状態で出力する出力部123を備えて構成されている。
以下に,改ざん検出装置120の各構成要素について説明する。
【0036】
(読み取り部127)
読み取り部127は,印刷文書110を読み取って,印刷文書110の画像を生成する部分であり,例えば,スキャナ装置である。
【0037】
(印刷文書の画像126)
読み取り部127により生成されたものが,印刷文書の画像126である。印刷文書の画像126は,本実施の形態の性質上,上述の透かし埋め込み装置100における印刷文書の画像107(図3)と実質的に同一である。
【0038】
(透かし検出部125)
透かし検出部125は,印刷文書の画像126中の電子透かしから文書情報124を検出する。電子透かしの検出技術については,電子透かしの埋め込み技術に対応した技術を採用することができる。例えば,電子透かしの埋め込み技術として,上述の文献(特願2001−217758「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」,特願2002−177086号「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」)に示されたものを採用した場合には,同文献に示された電子透かしの検出技術を採用することができる。
【0039】
(文書情報124)
透かし検出部125により検出されたものが,文書情報124である。文書情報124は,本実施の形態の性質上,上述の透かし埋め込み装置100における文書情報105と実質的に同一である。
【0040】
(出力部123)
出力部123は,印刷文書の画像126と文書情報124とを比較可能な状態で出力する。ここで出力とは,画面上に表示する場合のほか,例えば紙面にプリントアウトしたり,ハードディスクやリムーバブル記憶媒体などに電子ファイルとして書き込む場合も含む。本実施の形態では,出力部123は表示部を含み,印刷文書の画像126と文書情報124とを画面上に表示する場合について説明する。以下では,出力部123の表示部を,単に出力部123という。
【0041】
図4は,本実施の形態にかかる出力部123の出力画面を示す説明図である。
出力部123は,印刷文書の画像126に関する第1の表示枠310と,文書情報124に関する第2の表示枠320とを並べて表示することにより,比較可能な状態で表示する。このように,出力部123は,第1の表示枠310には画像データとして印刷文書の画像126を,また,第2の表示枠にはテキストデータとして文書情報124に含まれる文書103の記載内容を表示する。
【0042】
第1の表示枠310には,改ざんを防止しようとする重要領域が太枠311で示されている。また,第2の表示枠320には,文書103から抽出され電子透かしとして埋め込まれた付加情報をもとに,文書103の記載内容がレイアウトされている。すなわち,現住所に関する領域321を例に説明すると,文書103の付加情報として与えられた重要領域の番号に関する情報(例えば,紙面の左上からの通し番号など)をもとに,「<領域3>」と表示され,重要領域の番号に関する情報をもとに,ソートされて表示されている。
【0043】
印刷文書110の改ざんの有無の確認を行う者,具体的には,文書103をその記載者から受け取った者や文書103の記載者本人などは,出力部123の画面表示を目視することにより,確実かつ容易に改ざんの有無の確認を行うことができる。
【0044】
以上,本実施の形態にかかる改ざん検出システム10について説明した。
図5は,改ざん検出システム10をコンピュータとプリンタおよびスキャナで構築した場合を示す説明図である。ここで,コンピュータとプリンタが上述の透かし埋め込み装置100に相当し,特に,プリンタが印刷部108に相当する。また,コンピュータとスキャナが上述の改ざん検出装置120に相当し,特に,スキャナが読み取り部127に相当し,コンピュータのモニタが出力部123に相当する。なお,透かし埋め込み装置と改ざん検出装置とを同一のコンピュータで構成することも可能である。すなわち,1台のコンピュータにプリンタとスキャナが接続されていてもよい。
【0045】
以上説明したように,本実施の形態によれば,文書情報105を電子透かしとして印刷文書に埋め込むことにより,文書情報105の内容と印刷文書の画像126とをユーザが目で見て比較することができる。このようにして,印刷文書110に対して行われた改ざんを,視覚的に検出することができ,印刷文書110に対する信頼性が大幅に向上する。また,印刷文書110が改ざんされた場合でも,埋め込まれた電子透かしから改ざん前の情報を知ることができるので,改ざん行為によるデータの喪失を防止することが可能である。
【0046】
(第2の実施の形態)
本実施の形態では,公開鍵暗号方式および公開鍵基盤(Pub1ic KeyInfrastructure:PKI)をもとにした電子署名を用いることで,透かし情報の改ざんも検出可能な印刷文書の改ざん検出方法を説明する。
【0047】
図6は,本実施の形態にかかる印刷文書の改ざん検出システム(以下,単に改ざん検出システムという)20の構成を示す説明図である。改ざん検出システム20は,図6に示したように,透かし埋め込み装置100と改ざん検出装置120により主に構成されており,これら透かし埋め込み装置100と改ざん検出装置120との間で,改ざん検出の対象たる印刷文書110がやりとりされるシステムである。
まず,透かし埋め込み装置に100について説明する。
【0048】
(透かし埋め込み装置100)
透かし埋め込み装置100は,図1に示したように,文書103の文書情報(文書103の記載内容を含む情報)を抽出する文書情報抽出部104と,秘密鍵130をもとに署名を生成する署名生成部131と,文書103に対して署名付き文書情報132を電子透かしとして埋め込む透かし埋め込み部106と,印刷文書の画像107を印刷する印刷部108を備えて構成されている。印刷部108により印刷された文書(印刷文書)は,改ざん検出装置120に送られる。
【0049】
上記要素のうち,文書103,文書情報抽出部104,文書情報105,印刷文書の画像107,および印刷部108については,上記第1の実施の形態と実質的に同様であるので重複説明を省略することとし,上記第1の実施の形態との違いについてのみ説明する。
【0050】
(秘密鍵130)
公開鍵暗号方式における秘密鍵130は,署名を行う本人のみが所有する鍵である。なお,本実施の形態において「署名」とは,文書103が本人によって作成されたことを認証するために用いられる,いわゆる電子署名(ディジタル署名)のことである。秘密鍵130を用いて署名を行えるのは本人のみであり,これを以て,本人認証を行うことができる。
【0051】
なお,この秘密鍵130によって暗号化された署名を復号するための公開鍵を特定する電子証明書に関する情報を文書103に埋め込んでもよい。電子証明書に関する情報とは,後述の改ざん検出時において公開鍵135を取得するための,第三者機関である認証局(Certificate Authority:CA)に関する情報や,認証局における電子証明書の識別情報などである。なお,このような電子証明書に関する情報の代わりに,電子証明書(秘密鍵130を含む)そのものを文書103に埋め込んでもよい。
【0052】
(署名生成部131)
署名生成部131は,秘密鍵130をもとに署名を生成する。具体的には,文書103の画像データのハッシュ値を計算し,秘密鍵130を用いて暗号化することにより,署名を生成する。
【0053】
(署名付き文書情報132)
署名付き文書情報132は,文書情報抽出部104が抽出した情報をすべて集めたもの(文書情報)に,さらに,署名生成部131により生成された署名を付加したものである。
【0054】
(電子透かし埋め込み部106)
透かし埋め込み部106は,文書103に対して,署名付き文書情報132を電子透かしとして埋め込む。電子透かし技術を用いて文書に情報を埋め込む技術としては,上記第1の実施の形態と同様に,例えば文献(特願2001−217758「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」,特願2002−177086号「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」)に示された技術を採用することができる。
【0055】
以上,透かし埋め込み装置100について説明した。
透かし埋め込み装置100と改ざん検出装置120との間においては,例えば配送手段を用いて,印刷文書110のやりとりが可能となっている。
以下に,改ざん検出装置120について説明する。
【0056】
(改ざん検出装置120)
改ざん検出装置120は,図6に示したように,印刷文書110を読み取って,印刷文書110の画像を生成する読み取り部127と,印刷文書110に埋め込まれた電子透かしから署名付き文書情報133を検出する透かし検出部125と,公開鍵135をもとに署名の検証を行い,文書情報124を検出する署名検証部134と,印刷文書の画像126と文書情報124とを比較可能な状態で出力する出力部123を備えて構成されている。
【0057】
上記要素のうち,読み取り部127,印刷文書の画像126,文書情報124,および出力部123については,上記第1の実施の形態と実質的に同様であるので重複説明を省略することとし,上記第1の実施の形態との違いについてのみ説明する。
【0058】
(透かし検出部125)
透かし検出部125は,印刷文書の画像126中の電子透かしから署名付き文書情報133を検出する。電子透かしの検出技術については,電子透かしの埋め込み技術に対応した技術を採用することができる。例えば,電子透かしの埋め込み技術として,上述の文献(特願2001−217758「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」,特願2002−177086号「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」)に示されたものを採用した場合には,同文献に示された電子透かしの検出技術を採用することができる。
【0059】
(署名付き文書情報133)
透かし検出部125により検出されたものが,署名付き文書情報133である。署名付き文書情報133は,本実施の形態の性質上,上述の透かし埋め込み装置100における署名付き文書情報132と実質的に同一である。
【0060】
(公開鍵135)
公開鍵暗号方式における公開鍵135は,上述の秘密鍵130とペアとして用いられる。第三者機関である認証局(Certificate Authority:CA)により正当性を認証されたものが用いられる。改ざん検証時における公開鍵135は,上述の公開鍵に関する情報(電子証明書)をもとに認証局から得ることができる。あるいは,透かし埋め込み装置100において,文書103に公開鍵を埋め込んだ場合には,印刷文書の画像126から公開鍵135を直接得ることもできる。
【0061】
(署名検証部134)
署名検証部134では,透かし検出部125で検出した署名付き文書情報133に対し,公開鍵135を用いて署名の検証を行う。このようにして,文書情報124が作成者により署名された内容であることを確認してから,文書情報124を後段の出力部123へデータを送る。文書情報124の内容および出力部123による出力(画面表示)については,上記第1の実施の形態と実質的に同様である。
【0062】
(第2の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,公開鍵暗号方式および公開鍵基盤(Pub1ic Key Infrastructure:PKI)をもとにした電子署名を付与することにより,文書情報124が正当な本人によって作成されたものであることを保証することができる。このようにして,電子透かし自体の改ざんをも検出することができる。
【0063】
(第3の実施の形態)
本実施の形態は,出力部123における出力方法に特徴を有するものである。
以下に,上記第1,第2の実施の形態との違いについてのみ説明する。
【0064】
本実施の形態では,出力部123は,印刷文書の画像126と文書情報124中の記載内容とを予め比較し,その比較結果を併せて出力する機能を有することを特徴としている。このようにして,改ざん検出の自動判定を行う。なお,改ざん検出の技術については,上記第1の実施の形態と同様に,例えば文献(特願2001−217758「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」,特願2002−177086号「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」)に示された技術を採用することができる。また,出力部123とは別の構成要素として,印刷文書の画像126と文書情報124中の記載内容とを比較する比較部を備える構成としてもよい。
【0065】
図7は,本実施の形態にかかる出力部123の出力画面を示す説明図である。
本実施の形態では,出力部123は,図7に示したように,印刷文書の画像126と文書情報124中の記載内容との比較結果に基づいて,印刷文書の画像126において改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示して出力することを特徴とする。図7に示した一例では,改ざんが行われている可能性が高い箇所に,網掛けマーク312を施している。第1の表示枠310において,網掛けマーク312が施された重要領域312に改ざんが行われている可能性が高い箇所あることを知ることができ,対応する第2の表示枠320の「<領域3>」の記載内容321を集中的に確認すればよい。このようにして,改ざん個所を見逃す可能性が減り,改ざん有無の判断時間も短縮することができる。
【0066】
なお,本実施の形態では,図7に示したように,印刷文書の画像126において改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示して出力するようにしたが,本発明はこれに限定されず,文書情報124中の記載内容(テキストデータ)において改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示して出力するようにしてもよい。
【0067】
改ざんが行われている可能性が高い箇所の明示は,図7に示したような網掛けマーク312に限らず,色を変える,点滅させるなど,様々な手法が考えられる。あるいは,改ざんが行われている可能性が高い箇所を別の表示枠(警告ウインドウ)を開いて表示するようにしてもよい。
【0068】
(第3の実施の形態の効果)
改ざんの検出精度としては,改ざんを見逃してしまう未検出率と,ゴミなどを改ざんと判定してしまう誤検出率があり,一般に両者はトレードオフの関係となる。この点本実施の形態では,未検出を極力小さくする形で自動判定を行い,そのトレードオフとして発生する誤検出を,人が見て最終判断することにより,最終的な検出精度を向上させることが可能である。
【0069】
(第4の実施の形態)
本実施の形態は,上述の第3の実施の形態で説明した出力部123の画面制御に特徴を有するものである。以下に,上記第3の実施の形態との違いについてのみ説明する。
【0070】
図8は,本実施の形態にかかる出力部123の出力画面を示す説明図である。
上記第3の実施の形態においても,図7に示したように,第1の表示枠310において現住所の重要領域311が表示され,第2の表示枠において,その領域に本来記載されているはずの記載内容321が表示されているが,第2の表示枠において,データが単に順番に並んでいるだけのため,両者の対応が分かりにくい場合もある。
【0071】
そこで,本実施の形態では,人による判断を行いやすくするため,第1の表示枠310において,所定の重要領域を示す大枠の領域内をクリックすると,第2の表示枠320がクリックした領域に対応する部分までスクロールする。具体的には,図8に示したように,現住所の重要領域311に,改ざんが行われている可能性が高いと判断された網掛けマーク312が表示されている。そこで,現住所の重要領域311の上にマウスカーソル301を移動させ,マウスをクリックする。すると,第2の表示枠320がスクロールし,現住所に関する領域321が一番上に表示される。このようにして,現住所の重要領域311に本来記載されているはずの記載内容を容易に確認することできる。
【0072】
なお,第1の表示枠310において,重要領域の選択方法は,マウスのクリックに限らない。単にマウスカーソル301を所定の領域の上に移動させるだけで,第2の表示枠320において,対応する領域がスクロール表示されるようにしてもよい。
【0073】
また,上記とは逆に,第2の表示枠320の所定領域を選択すると,第1の表示枠において,対応する領域がスクロール表示されるようにしてもよい。
【0074】
(第4の実施の形態の効果)
以上説明したように,本実施の形態によれば,改ざんと判定された部分を選択することにより,その部分に対応するデータが一番上に来るようにスクロール表示されるため,即座に正しいデータと見比べることが可能となる。また,表示するデータの切り替えではなく,スクロールを行っているため,表示された領域の前後の情報をすぐに見ることができる。
【0075】
以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる印刷文書の改ざん検出装置および改ざん検出方法の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0076】
例えば,上記実施の形態では,電子透かし技術を用いて文書に情報を埋め込む技術として,例えば文献(特願2001−217758「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」,特願2002−177086号「透かし情報埋め込み装置,及び,透かし情報検出装置」)に示されたものを用いたが,本発明はこれに限定されず,他の電子透かしの手法を用いてもよい。あるいは,例えば,2次元バーコードやグリフコードなど,計算機処理によって情報を取り出すことができる手段を用いて,文書に文書情報を埋め込むようにしてもよい。
【0077】
また,上記実施の形態では,文書103として定型の住民票を例に挙げて説明したが,本発明はこれに限定されず,非定型の文書であってもよい。
【0078】
また,第2の実施の形態では,文書103に署名を付与する場合について説明したが,さらに,第三者によるタイムスタンプを付与することが可能である。タイムスタンプは,第三者機関である認証局により,文書の作成日時とその内容が認証されたことを示すものである。かかるタイムスタンプを付与することにより,文書作成者本人による改ざんも検出することが可能である。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,文書情報を電子透かしとして印刷文書に埋め込むことにより,埋め込んだ文書情報と印刷文書のスキャン画像とをユーザが目で見て比較することができる。このようにして,印刷文書に対して行われた改ざんを,視覚的に検出することができ,印刷文書に対する信頼性が大幅に向上する。また,印刷文書が改ざんされた場合でも,埋め込まれた電子透かしから改ざん前の情報を知ることができるので,改ざん行為によるデータの喪失を防止することが可能である。
【0080】
また,印刷文書の画像と記載内容とを自動的に比較し,その比較結果を出力することで,改ざん検出の有無を確認する者に対し,改ざんの可能性が高い箇所を明示することができる。そして,紙面の汚れや印刷時や読み取り時に雑音が付加された場合であっても,最終的には,人が目視で判断するので,改ざん検出の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる印刷文書の改ざん検出システムの構成を示す説明図である。
【図2】文書103のデータ構造を示す説明図であり,(a)は文書103の一例たる住民票を示し,(b)は重要領域を示し,(c)は文書103から抽出された文書情報105を示している。
【図3】電子透かしを埋め込んだ印刷文書の画像107を示す説明図である。
【図4】第1の実施の形態の出力部における画面表示を示す説明図である。
【図5】図1の構成をコンピュータで構築した場合を示す説明図である。
【図6】第2の実施の形態にかかる印刷文書の改ざん検出システムの構成を示す説明図である。
【図7】第3の実施の形態の出力部における画面表示を示す説明図である。
【図8】第4の実施の形態の出力部における画面表示を示す説明図である。
【符号の説明】
10 改ざん検出システム
20 改ざん検出システム
100 透かし埋め込み装置
103 文書
104 文書情報抽出部
105 文書情報
106 透かし埋め込み部
107 印刷文書の画像
108 印刷部
110 印刷文書(紙)
120 改ざん検出装置
123 出力部
124 文書情報
125 透かし検出部
126 印刷文書の画像
127 読み取り部
130 秘密鍵(電子証明書)
131 署名生成部
132 署名付き文書情報
133 署名付き文書情報
134 署名検証部
135 公開鍵(電子証明書)
310 第1の表示枠(画像データ)
320 第2の表示枠(テキストデータ)

Claims (11)

  1. 記載内容の少なくとも一部を電子透かしとして背景に埋め込んだ印刷文書の改ざん検出装置であって,
    前記印刷文書を読み取って,前記印刷文書の画像を生成する印刷文書読み取り部と,
    前記印刷文書に埋め込まれた電子透かしから前記記載内容を検出する透かし検出部と,
    前記印刷文書の画像と前記記載内容とを比較可能な状態で出力する出力部と,
    を含むことを特徴とする,印刷文書の改ざん検出装置。
  2. 前記出力部は,前記印刷文書の画像と前記記載内容とを比較し,比較結果を併せて出力することを特徴とする,請求項1に記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  3. 前記出力部は,前記比較結果に基づいて,前記印刷文書の画像において改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示して出力することを特徴とする,請求項2に記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  4. 前記出力部は,前記比較結果に基づいて,前記記載内容において改ざんが行われている可能性が高い箇所を明示して出力することを特徴とする,請求項2または3に記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  5. 前記出力部は,表示部を含み,前記印刷文書の画像に関する第1の表示枠と,前記記載内容に関する第2の表示枠とを,比較可能な状態で表示することを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  6. 前記第1の表示枠において,前記印刷文書の画像の所定領域を選択すると,前記第2の表示枠において,前記記載内容の前記所定領域に対応する領域をスクロール表示することを特徴とする,請求項5に記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  7. 前記第2の表示枠において,前記記載内容の所定領域を選択すると,前記第1の表示枠において,前記印刷文書の画像の前記所定領域に対応する領域をスクロール表示することを特徴とする,請求項5または6に記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  8. 前記電子透かしには,電子署名に関する情報が含まれることを特徴とする,請求項1〜7のいずれかに記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  9. 前記電子透かしは,前記記載内容の少なくとも一部を暗号化したものであることを特徴とする,請求項1〜8のいずれかに記載の印刷文書の改ざん検出装置。
  10. 記載内容の少なくとも一部を電子透かしとして背景に埋め込んだ印刷文書の改ざん検出方法であって,
    前記印刷文書を読み取って,前記印刷文書の画像を生成する印刷文書読み取り工程と,
    前記印刷文書に埋め込まれた電子透かしから前記記載内容を検出する透かし検出工程と,
    前記印刷文書の画像と前記記載内容とを比較可能な状態で出力する出力工程と,
    を含むことを特徴とする,印刷文書の改ざん検出方法。
  11. 前記印刷文書の画像と前記記載内容とを比較する比較工程をさらに含み,
    前記出力工程において,前記比較工程の比較結果を併せて出力することを特徴とする,請求項10に記載の印刷文書の改ざん検出方法。
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