JP2004343098A - 多層プリント配線板、およびそれを用いた集積回路 - Google Patents

多層プリント配線板、およびそれを用いた集積回路 Download PDF

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裕佳 田儀
Seiichi Nakatani
誠一 中谷
Yoshiyuki Saito
義行 齊藤
Takeshi Nakayama
武司 中山
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【課題】多層プリント配線板内のグランド占有率の高化を抑制しながら反射やリンギング等によるノイズの発生を容易に抑制する。
【解決手段】多層プリント配線板101は、例えば、電気的絶縁層103と、電気的絶縁層と交互に配置された複数の配線層114と、複数の配線層を電気接続し、電気的絶縁層の厚さ方向に電気的絶縁層を貫通する複数の導電体115と、電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、グランド配線106と電気接続されたメッキ層107とを備えている。電気的絶縁層103の縁部に配置された信号伝送用の導電体102aのインピーダンスは、当該信号伝送用の導電体102aを挟んでメッキ層107と対向するように配置されたグランド用の導電体105aと、メッキ層107とによって制御されている。
【選択図】図1B

Description

本発明は、情報処理装置、無線通信機器などの電子機器に用いられ、二層以上の配線層を含む多層プリント配線板に関し、特に、層間接続をするインナービアまたはスルーホール等の特性インピーダンス制御に関する。
近年、電気部品の高密度化及び高速処理化に伴って、信号伝送速度の高速化が求められている。多層プリント配線板の設計では、信号伝送配線や、層間接続に用いられるスルーホールまたはインナービアについてインピーダンス整合がなされている。信号伝送速度の高速化に伴って増大する反射やリンギング等によるノイズの発生を抑制して、伝送信号の品質を確保するためである。インピーダンス整合のために、例えば、信号伝送ビアの両側にそれぞれグランド導通ビアを少なくとも1つ以上配置した擬似ストリップ線路構造が採用されている。擬似ストリップ線路構造では、グランド導通ビアと信号伝送ビアとの距離、またはグランド導通ビアのビア径等を変化させることにより特性インピーダンスをコントロールし、インピーダンス整合を実現していた(例えば、特許文献1参照)。
図6Aおよび図6Bに、信号伝送ビアがインピーダンス制御された従来例を示す。図6Aは多層プリント配線板の断面図であり、図6Bは多層プリント配線板の内部構造を説明する斜視概念図である。図6Aおよび図6Bに示すように、信号伝送ビア602は、信号伝送ビア602とその両側に配置されたグランド導通ビア605とを含む擬似ストリップ線路構造によって、その特性インピーダンスが制御されている。尚、図6Aおよび図6Bにおいて、606はグランド配線であり、604は信号伝送配線であり、603は電気的絶縁層である。
図6Cおよび図6Dは、一般的なストリップ線路構造を示した図である。図6Cは断面図であり、図6Dは斜視概念図である。ストリップ線路構造は、一般的に、伝送線路704が、1対のグランド層706によってサンドイッチされた構造となっている。1対のグランド層706は、絶縁体703を介して平行かつ対称に配置されている。ストリップ線路構造では、グランド層706の間隔や伝送線路704の太さや厚みを変化させることにより、その伝送線路の特性インピーダンスが制御される。
一般的には、インピーダンスを50Ωに整合するように構造の決定がなされることが多いが、インピーダンスが75Ωや100Ω等に設定されることもある。図6Aおよび図6Bに示す構造において、伝送信号ビア602のインピーダンスを高くするためには、下記の(a)〜(d)等が行われる。
(a)グランド配線間の距離を広げる。
(b)信号伝送線路の断面積を小さくする(伝送信号ビアの径を小さくする。)。
(c)パッド径を小さくする。
(d)電気的絶縁層の材料の比誘電率を下げる。
一方、インピーダンスを低くするためには、上記(a)〜(d)の逆が行われる。
特開2002−232143号公報
しかし、図6Aおよび図6Bに示した構造の多層プリント配線板601では、1つの信号伝送ビア602に対してその両側にそれぞれ1つ以上のグランド導通ビア605を形成する必要がある。グランド導通ビア605の径や隣り合うグランド導通ビア605間の間隔等は、デザインルールに従って設定しなければならない。そのため、擬似ストリップ線路構造を採用した多層プリント配線板601では、グランド導通ビア605およびグランド配線606が占める率(以下「グランド占有率」ともいう)が高くなる。一方、多層プリント配線板601における信号伝送ビア602および信号伝送配線604の占有率は低くなる。したがって、図6Bに示した擬似ストリップ線路構造を採用して特性インピーダンスの制御をすることは、多層プリント配線板の高密度化の妨げとなっていた。
本発明の多層プリント配線板は、電気的絶縁層と、前記電気的絶縁層と交互に配置され、各々がグランド配線と信号伝送配線とを含む複数の配線層と、前記複数の配線層を電気接続し、前記電気的絶縁層の厚さ方向に前記電気的絶縁層を貫通し、前記信号伝送配線と電気接続された信号伝送用の導電体と、前記グランド配線と電気接続されたグランド用の導電体とを含む、複数の導電体と、前記電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記グランド配線と電気接続されたメッキ層とを含み、前記電気的絶縁層の縁部に配置された前記信号伝送用の導電体のインピーダンスが、当該信号伝送用の導電体を挟んで前記メッキ層と対向するように配置された前記グランド用の導電体と前記メッキ層とによって制御されていることを特徴とする。
本発明の別の多層プリント配線板は、電気的絶縁層と、前記電気的絶縁層と交互に配置され、各々がグランド配線と信号伝送配線とを含む複数の配線層と、前記複数の配線層を電気接続し、前記電気的絶縁層の厚さ方向に前記電気的絶縁層を貫通し、前記信号伝送配線と電気接続された信号伝送用の導電体と、前記グランド配線と電気接続されたグランド用の導電体とを含む複数の導電体と、前記電気的絶縁層の内部に設けられた回路部品と、前記電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記グランド配線と電気接続されたメッキ層とを含み、前記回路部品が内部に設けられた前記電気的絶縁層の縁部に配置された前記信号伝送用の導電体のインピーダンスが、当該信号伝送用の導電体を挟んで前記メッキ層と対向するように配置された前記グランド用の導電体と前記メッキ層とによって制御されていることを特徴とする。
本発明のさらに別の多層プリント配線板は、複数の第1の電気的絶縁層と、前記複数の第1の電気的絶縁層と交互に配置され、各々が第1のグランド配線と第1の信号伝送配線を含んだ複数の第1の配線層と、前記複数の第1の配線層を電気接続し、前記第1の電気的絶縁層の厚さ方向に各第1の電気的絶縁層を貫通し、前記第1の信号伝送配線と電気接続された第1の信号伝送用の導電体と、前記第1のグランド配線と電気接続された第1のグランド用の導電体とを含む、複数の第1の導電体と、前記複数の第1の電気的絶縁層のうちのいずれかの第1の電気的絶縁層の内部に設けられた回路部品内蔵型多層プリント配線板と、前記複数の第1の電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記第1のグランド配線と電気接続された第1のメッキ層とを含み、前記回路部品内蔵型多層プリント配線板は、第2の電気的絶縁層と、前記第2の電気的絶縁層と交互に配置され、各々が第2のグランド配線と第2の信号伝送配線とを含む複数の第2の配線層と、前記複数の第2の配線層を電気接続し、前記第2の電気的絶縁層の厚さ方向に各第2の電気的絶縁層を貫通し、前記第2の信号伝送配線と電気接続された第2の信号伝送用の導電体と、前記第2のグランド配線と電気接続された第2のグランド用の導電体とを含む、複数の第2の導電体と、前記第2の電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記第2のグランド配線と電気接続された第2のメッキ層とを含み、前記回路部品内蔵型多層プリント配線板が内部に設けられた前記第1の電気的絶縁層の縁部に配置された前記第1の信号伝送用の導電体のインピーダンスが、当該第1の信号伝送用の導電体を挟んで前記第1のメッキ層と対向するように配置された前記第2のメッキ層と前記第1のメッキ層とによって制御されていることを特徴とする。
本発明によれば、多層プリント配線板内のグランド占有率の高化を抑制しながら反射やリンギング等によるノイズの発生を容易に抑制でき、多層プリント配線板の高密度化も可能となる。また、擬似ストリップ線路構造を採用した従来の多層プリント配線板よりもより安定なグランドが得られ、グランドバウンス等の抑制も可能となる。さらに、メッキ層(第1のメッキ層および第2のメッキ層も含む)は電磁蔽シールドとしても機能するため、EMI(electromagnetic interference:電磁障害)特性が向上する。
本実施の形態の多層プリント配線板において、メッキ層は、信号伝送用の導電体を形成する材料よりも比抵抗が小さい導電性材料を含んでいることが好ましい。上記導電性材料としては、例えば、銅、金、および銀からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
また、メッキ層の電気的絶縁層側の面の反対面には、電気的絶縁層を形成する材料よりも熱電導性の高い材料を含む材料層が形成されていることが好ましい。メッキ層の電気的絶縁層側の面の反対面に上記材料層が設けられていると、多層プリント配線板の放熱性が向上し、熱による半導体への悪影響の抑制が期待できる。したがって、本実施の形態の多層プリント配線板では、パワー回路等の放熱素子(回路部品)や高周波回路への適応が容易となる。
上記熱電導性の高い材料としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、イソシアネート樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等に、アルミナ、シリカ、ベリリア、MgO等の無機フィラーを混合したものが挙げられる。無機フィラーは、上記材料において70重量%以上95重量%以下含まれていることが好ましい。
また、メッキ層の電気的絶縁層側の面の反対面には、磁性体材料と樹脂とを含む電磁波遮蔽層が形成されていることが好ましい。メッキ層の電気的絶縁層側の面の反対面に、上記電磁波遮蔽層が設けられていると、多層プリント配線板のEMI特性がさらに向上する。
上記磁性体材料としては、例えば、フェライト粉末等が挙げられ、上記樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、イソシアネート樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等が挙げられる。フェライト粉末等の磁性体材料は、磁性体材料と樹脂とを含む混合物中に、好ましくは10重量%以上95重量%以下、更には、50重量%以上95重量%以下含まれていることが好ましい。
内部に回路部品内蔵型多層プリント配線板が設けられた形態の多層プリント配線板では、回路部品内蔵型多層プリント配線板を構成する第2の電気的絶縁層の縁部に回路部品内蔵型多層プリント配線板を構成する第2の信号伝送用の導電体が配置されており、当該第2の信号伝送用の導電体を挟んで第2のメッキ層と対向するように回路部品内蔵型多層プリント配線板を構成する第2のグランド用の導電体が配置されていることが好ましい。
第2の電気的絶縁層の縁部に配置された第2の信号伝送用の導電体のインピーダンス制御が、その隣りに配置された第2のグランド用の導電体と第2のメッキ層とによってなされるので、回路部品内蔵型多層プリント配線板について、グランド占有率の高化を抑制しながらノイズの発生を抑制できる。
本実施の形態の多層プリント配線板は集積回路に用いることができる。
以下、本実施の形態の多層プリント配線板を、図面を用いてさらに具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1A〜図1Dは、本実施の形態の多層プリント配線板を示している。図1Aは斜視概念図であり、図1Bは図1AのY−Y'断面図であり、図1Dは他の断面図である。図1Cは内部構造の一部を説明する斜視概念図であり、インピーダンス制御構造を説明する図である。
図1A、図1Bおよび図1Dに示すように、多層プリント配線板101は、複数の電気的絶縁層103と、複数の電気的絶縁層103と交互に配置された複数の配線層114と、複数の配線層114を電気接続し、電気的絶縁層103の厚さ方向に各電気的絶縁層103を貫通する複数の導電体115とを備えている。各配線層114は、グランド配線106と信号伝送配線104とを含んいでいる。複数の導電体115は、信号伝送配線104と電気接続された信号伝送用の導電体102と、グランド配線106と電気接続されたグランド用の導電体105とを含んでいる。
また、複数の電気的絶縁層103の側面にはメッキ層107が形成されており、メッキ層107は、グランド配線106と電気接続されている。
図1Bおよび図1Cに示すように、本実施の形態の多層プリント配線板101は、メッキ層107と、電気的絶縁層103の縁部に配置された信号伝送用の導電体102aと、当該信号伝送用の導電体202aを挟んでメッキ層107と対向するように配置されたグランド用の導電体105aとからなるインピーダンス制御構造を備えている。尚、信号伝送用の導電体102aは、他の信号伝送用の導電体102と同様のものであり、グランド用の導電体105aについても、他のグランド用の導電体105と同様のものである。
図1Cに示すように、インピーダンス制御構造を構成するグランド用の導電体105aの数は、例えば、3つである。3個のグランド用の導電体105aは、メッキ層107に対して平行な面を形成するように、所定の間隔をあけて配置されている。各グランド用の導電体105aは、例えば、メッキ層107と信号伝送用の導電体102aとを結ぶ直線を延長した先に配置されている。また、各グランド用の導電体105aと信号伝送用の導電体102aとメッキ層107とを結ぶ直線において、例えば、信号伝送用の導電体102aとグランド用の導電体105aとの間の距離は、メッキ層107と信号伝送用の導電体102aとの間の距離とほぼ等しい。信号伝送用の導電体102aのインピーダンス制御は、上記グランド用の導電体105aとメッキ層107とによってなされる。
メッキ層107の設計は、グランド用の導電体とは異なり、デザインルール等により制限されない。したがって、信号伝送用の導電体102aと、メッキ層107と、グランド用の導電体105aとを含む、インピーダンス制御構造を備えていると(図1C参照)、多層プリント配線板101内のグランド占有率の高化を抑制しながら、反射やリンギング等によるノイズの発生を容易に抑制でき、多層プリント配線板の高密度化も可能となる。また、多層プリント配線板101では、多層プリント配線板101のグランド面積が、平面的かつ連続的なメッキ層107によって拡張されるので、擬似ストリップ線路構造を採用した従来の多層プリント配線板よりも安定なグランドが得られ、グランドバウンス等も抑制される。さらに、メッキ層107は電磁遮蔽シールドとしても機能するため、多層プリント配線板101のEMI(electromagnetic interference:電磁障害)特性が向上する。
電気的絶縁層103の材料としては、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる樹脂組成物に無機フィラーを混合し、これらを熱プレスにて加熱および加圧して、硬化させた材料を用いた。無機フィラーは、樹脂組成物と無機フィラーとからなる混合物中に、例えば、90重量%含まれる。硬化剤には、例えば、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤等を用いる。
尚、電気的絶縁層103としては、ガラス不織布や織布にエポキシ樹脂等を含浸させたガラエポ材料や、アラミド繊維等の有機材料からなる補強材に樹脂材料を含浸させた材料等、一般的なあらゆるプリント配線板用材料を用いることができる。本実施の形態の多層プリント配線板101においては、熱伝導性を重視して、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる樹脂組成物と無機フィラーとの混合物であって、無機フィラーを90重量%含むコンポジットを用いた。
図1A〜図1Dに示した多層プリント配線板101では、例えば、信号伝送用の導電体102aのインピーダンスを50Ωに整合するように下記のような構造とした。電気的絶縁層103を形成する材料の比誘電率は、例えば、3.8である。信号伝送用の導電体102aはインナービアであり、その直径は、例えば、約120μmである。信号伝送用の導電体102aおよびグランド用の導電体105a間の最短距離は、例えば、約0.25mmであり、信号伝送用の導電体102aおよびメッキ層107間の最短距離は、例えば、約0.25mmである。電気的絶縁層103の厚みは、例えば、約100μmである。
本実施の形態では、信号伝送用の導電体102aの径、信号伝送用の導電体102aおよびグランド用の導電体105a間の距離、および信号伝送用の導電体102aおよびメッキ層107間の距離を調整して、適切なインピーダンスを得たが、その他に、電気的絶縁層103の材料を変える(比誘電率を変える)方法によっても、インピーダンスを調整できる。
多層プリント配線板101について、信号伝送用の導電体102aのインピーダンスをシミュレーションした。インピーダンスの所定値(例えば、50Ω)からのズレ(誤差)は3%以下であった。尚、擬似ストリップ線路構造(図6B参照)を採用した従来の多層プリント配線板では、インピーダンスの所定値(例えば、50Ω)からのズレ(誤差)は少なくとも5%以上であった。また、多層プリント配線板101では、メッキ層107を形成したことにより、上記従来の多層プリント配線板と比較して、約2dBのEMIノイズの放射を低減できた。
電磁波はあらゆる方向へ放射されるが、EMIノイズは、米国規格であるTEMセル法(EIAStd.IS−16等)により測定した。EMIノイズの測定の際、電磁波は、最大出力0dBmの信号発生器を用いて40dB利得の電力増幅器に入力し、この出力をTEMセルへ入力して発生させた。最大電界強度は、55.9V/mとした。波形は変調をかけない正弦波のみとした。周波数は、150kHzから1GHzの範囲とした。
尚、メッキ層107は、電気的絶縁層103の側面だけでなく上面および下面にも設ける方が、EMIノイズの放射をより低減することができる点において好ましい。本実施の形態では、上面および下面に回路部品を配置する必要性があるため、側面にのみメッキ層107を設けた。
(実施の形態2)
図2A〜図2Cは、本実施の形態の多層プリント配線板を示している。図2Aは断面図であり、図2Cは他の断面図である。図2Bは多層プリント配線板の内部構造の一部を説明する斜視概念図であり、インピーダンス制御構造を説明する図である。本実施の形態の多層プリント配線板についても、実施の形態1の多層プリント配線板と同様の効果を有する。
図2Aおよび図2Cに示すように、多層プリント配線板209は、複数の電気的絶縁層203と、複数の電気的絶縁層203と交互に配置された複数の配線層214と、複数の配線層214を電気接続し、電気的絶縁層203の厚さ方向に各電気的絶縁層203を貫通する複数の導電体215と、電気的絶縁層203に埋め込まれた回路部品208とを備えている。各配線層214は、グランド配線206と信号伝送配線204とを含み、複数の導電体215は、信号伝送配線204と電気接続された信号伝送用の導電体202と、グランド配線206と電気接続されたグランド用の導電体205とを含んでいる。
また、複数の電気的絶縁層203の側面を被覆するようにメッキ層207が設けられており、メッキ層207は、グランド配線206と電気接続されている。
図2Aおよび図2Bに示すように、本実施の形態の多層プリント配線板209では、複数の電気的絶縁層203のうちの回路部品208が埋め込まれた電気的絶縁層203(以下「回路部品内蔵層210」とも言う)において、信号伝送用の導電体202aが縁部に配置されている。多層プリント配線板209は、メッキ層207と、信号伝送用の導電体202aと、信号伝送用の導電体202aを挟んでメッキ層207と対向するように配置されたグランド用の導電体205aとからなるインピーダンス制御構造を備えている。尚、信号伝送用の導電体202aは、他の信号伝送用の導電体202と同様のものであり、グランド用の導電体205aについても、他のグランド用の導電体205と同様のものである。
図2Bに示すように、インピーダンス制御構造を構成するグランド用の導電体205aの数は、例えば、3つである。3個のグランド用の導電体205aは、メッキ層207に対して平行な面を形成するように、所定の間隔をあけて配置されている。
各グランド用の導電体205aは、例えば、メッキ層207と信号伝送用の導電体202aとを結ぶ直線を延長した先に配置されている。信号伝送用の導電体202aとグランド用の導電体205aとメッキ層207とを結ぶ直線において、例えば、信号伝送用の導電体202aとグランド用の導電体205aとの間の距離は、メッキ層207と当該信号伝送用の導電体202aとの間の距離とほぼ等しい。信号伝送用の導電体202aのインピーダンス制御は、グランド用の導電体205aとメッキ層207とによってなされる。
メッキ層207の設計は、グランド用の導電体とは異なり、デザインルール等により制限されない。したがって、信号伝送用の導電体202aと、メッキ層207と、グランド用の導電体205aとを含む、インピーダンス制御構造を備えていると(図2B参照)、多層プリント配線板209内のグランド占有率の高化を抑制しながら、反射やリンギング等によるノイズの発生を容易に抑制でき、多層プリント配線板の高密度化も可能となる。
図2Aおよび図2Cに示すように、回路部品内蔵層210内に配置された信号伝送用の導電体202の長さは、例えば0.2mm以上と長い。長い信号伝送用の導電体202は、ノイズによる悪影響を受け易い。多層プリント配線板209では、多層プリント配線板209に含まれる複数の信号伝送用の導電体202のうちの一部、特に、ノイズによる悪影響を受け易い信号伝送用の導電体202についてインピーダンス制御するので、信号伝送用の導電体202および信号伝送配線204の占有率を小さくすることなく、効率よくノイズの発生を抑制できる。
本実施の形態の多層プリント配線板209においては、信号伝送用の導電体202aのインピーダンスを50Ωに整合するように下記のような構造とした。電気的絶縁層203を形成する材料の比誘電率は、例えば、3.8である。信号伝送用の導電体202aはインナービアであり、その直径は、例えば、約120μmである。信号伝送用の導電体202aおよびグランド用の導電体205a間の最短距離は、例えば、約0.25mmであり、信号伝送用の導電体202aおよびメッキ層207間の最短距離は、例えば、約0.25mmである。回路部品内蔵層210の厚みは、例えば、600μmであり、他の電気的絶縁層203の厚みは、100μmである。電気的絶縁層203の材料には、実施の形態1の多層プリント配線板の電気的絶縁層の材料と同様の材料、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる樹脂組成物と無機フィラー(90重量%)との混合物を用いた。
多層プリント配線板209について、信号伝送用の導電体202aのインピーダンスをシミュレーションした。インピーダンスの所定値(50Ω)からのズレ(誤差)は3%以下であった。また、多層プリント配線板209では、メッキ層207を形成したことにより、擬似ストリップ線路構造(図6B参照)を採用した従来の多層プリント配線板と比較して、約6dBのEMIノイズの放射を低減できた。
尚、本実施の形態の多層プリント配線板においても、実施の形態1と同様に、一般的なあらゆるプリント配線板用材料を用いて作製できる。
(実施の形態3)
図3Aおよび図3Bは、本実施の形態の多層プリント配線板の断面図を示している。図3Aに示した多層プリント配線板309は、材料層311をさらに備えたこと以外は実施の形態2の多層プリント配線板と同様である。図3Bに示した多層プリント配線板309は、電磁波遮蔽層312をさらに備えたこと以外は実施の形態2の多層プリント配線板と同様である。本実施の形態の多層プリント配線板についても、実施の形態1〜2の多層プリント配線板と同様の効果を有する。
図3Aおよび図3Bに示すように、多層プリント配線板309は、複数の電気的絶縁層303と、複数の電気的絶縁層303と交互に配置された複数の配線層314と、複数の配線層314を電気接続し、電気的絶縁層303の厚さ方向に各電気的絶縁層303を貫通する複数の導電体315と、電気的絶縁層303に埋め込まれた回路部品308とを備えている。各配線層314は、グランド配線306と信号伝送配線304とを含み、複数の導電体315は、信号伝送配線304と電気接続された信号伝送用の導電体302と、グランド配線306と電気接続されたグランド用の導電体305とを含んでいる。
また、複数の電気的絶縁層303の側面を被覆するようにメッキ層307が設けられており、メッキ層307は、グランド配線306と電気接続されている。
本実施の形態の多層プリント配線板309では、複数の電気的絶縁層303のうちの回路部品308が内部に設けられた電気的絶縁層303(以下「回路部品内蔵層310」とも言う)において、信号伝送用の導電体302aが縁部に配置されている。多層プリント配線板309においても、実施の形態2と同様に、信号伝送用の導電体302aのインピーダンス制御は、メッキ層307と、信号伝送用の導電体302aを挟んでメッキ層307と対向するように配置されたグランド用の導電体305aとによってなされる。尚、信号伝送用の導電体302aは、他の信号伝送用の導電体302と同様のものであり、グランド用の導電体305aについても、他のグランド用の導電体305と同様のものである。
本実施の形態の多層プリント配線板309においても、実施の形態2と同様に、信号伝送用の導電体302aと、メッキ層307と、グランド用の導電体305aとを含む、インピーダンス制御構造を備えているので、多層プリント配線板301内のグランド占有率の高化を抑制しながら、反射やリンギング等によるノイズの発生を容易に抑制でき、多層プリント配線板の高密度化も可能となる。
図3Aおよび図3Bに示した多層プリント配線板309においては、信号伝送用の導電体302aのインピーダンスを50Ωに整合するように下記のような構造とした。電気的絶縁層303を形成する材料の比誘電率は、例えば、3.8である。信号伝送用の導電体302aはインナービアであり、その直径は、例えば、約120μmである。信号伝送用の導電体302aおよびグランド用の導電体305a間の最短距離は、例えば、約0.25mmであり、信号伝送用の導電体302aおよびメッキ層307間の最短距離は、例えば、約0.25mmである。回路部品内蔵層310の厚みは、例えば、600μmであり、上記信号伝送用の導電体302aの長さも600μmである。他の電気的絶縁層303の厚みは、例えば、100μmである。
電気的絶縁層303の材料には、例えば、実施の形態1の多層プリント配線板の電気的絶縁層の材料と同様の材料、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる樹脂組成物と無機フィラー(90重量%)との混合物を用いた。
図3Aに示す多層プリント配線板309では、メッキ層307の電気的絶縁層303側の面の反対面に材料層311が形成されている。材料層311は、電気的絶縁層303を形成する材料よりも熱電導性の高い材料を含んでいる。メッキ層307の電気的絶縁層303側の面の反対面に、上記材料層311が設けられていると、多層プリント配線板309の放熱性が向上し、熱による半導体への悪影響の抑制が期待できる。したがって、多層プリント配線板309では、パワー回路等の放熱素子(回路部品)への適応が容易となる。
上記熱伝導率が高い材料としては、例えば、エポキシ樹脂とアルミナ粉体との混合物が用いられる。混合物にはアルミナ粉体が、例えば、95重量%含まれている。材料層の厚みを厚くすればするほど上記放熱性が高まるが、高密度化の観点から、例えば、約20μmとした。
図3Aに示した多層プリント配線板309についても、実施の形態2の多層プリント配線板と同様に、信号伝送用の導電体302aのインピーダンスの所定値(50Ω)からのズレ(誤差)を3%以下とすることができた。また、多層プリント配線板309では、メッキ層307を設けたことにより、擬似ストリップ線路構造(図6B参照)を採用した従来の多層プリント配線板よりも、約6dBのEMIノイズの放射を低減できた。
さらに、図3Aに示した多層プリント配線板309では、メッキ層307の電気的絶縁層303側の面の反対面に、上記材料層311が設けられているので、多層プリント配線板309の放熱性が向上し、熱による半導体への悪影響の抑制が期待できる。
図3Bに示した多層プリント配線板309では、メッキ層307の電気的絶縁層303側の面の反対面に、電磁波遮蔽層312が設けられている。電磁波遮蔽層312は、磁性体材料と樹脂とを含んでいる。図3Bに示した多層プリント配線板309では、電磁波遮蔽層312を備えているので、多層プリント配線板309のEMI特性がさらに向上している。
磁性体材料としては、例えば、フェライト粉末等が挙げられ、上記樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、イソシアネート樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂等が挙げられる。フェライト粉末等の磁性体材料は、磁性体材料と樹脂とを含む混合物中に、好ましくは10重量%以上95重量%以下、更には、50重量%以上95重量%以下含まれていることが好ましい。具体的には、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる樹脂組成物に、フェライト粉末を、例えば、80重量%を含む材料を用いた。硬化剤には、例えば、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤等を用いる。
電磁波遮蔽層312の厚みを厚くすればするほど、EMI特性は向上するが、厚すぎると高密度化の妨げとなり、多層プリント配線板309の重量が増加する等の弊害もあるため、例えば、30μmとした。
図3Bに示した多層プリント配線板309についても、実施の形態2の多層プリント配線板と同様に、信号伝送用の導電体302aのインピーダンスの所定値(50Ω)からのズレ(誤差)を3%以下とすることができた。また、解析の結果、多層プリント配線板309では、メッキ層307および電磁波遮蔽層312を設けたことにより、擬似ストリップ線路構造(図6B参照)を採用した従来の多層プリント配線板よりも、約6.5dBのEMIノイズの放射を低減できた。
尚、本実施の形態の多層プリント配線板においても、実施の形態1と同様に、一般的なあらゆるプリント配線板材料を用いて作製できる。
(実施の形態4)
図4Bは、本実施の形態の多層プリント配線板の断面図を示しており、図4Aは、本実施の形態の多層プリント配線板内に埋め込まれた、回路部品内蔵型多層プリント配線板を示している。本実施の形態の多層プリント配線板についても、実施の形態1〜3と同様の効果を有する。
図4Bに示すように、本実施の形態の多層プリント配線板413bは、複数の第1の電気的絶縁層403と、複数の第1の電気的絶縁層403と交互に配置された複数の第1の配線層と414、複数の第1の配線層414を電気接続し、第1の各電気的絶縁層403の厚さ方向に第1の電気的絶縁層403を貫通する複数の第1の導電体415とを備えている。各第1の配線層414は、第1のグランド配線406と第1の信号伝送配線404とを含んでいる。複数の第1の導電体415は、第1の信号伝送配線404と電気接続された第1の信号伝送用の導電体402と、第1のグランド配線406と電気接続された第1のグランド用の導電体405とを含んでいる。
また、複数の第1の電気的絶縁層403の側面を被覆するように第1のメッキ層407bが設けられており、第1のメッキ層407bは第1のグランド配線406(図4C参照)と電気接続されている。
本実施の形態の多層プリント配線板413bでは、複数の第1の電気的絶縁層403のうちのいずれかの第1の電気的絶縁層403内に回路部品内蔵型多層プリント配線板413aが配置されている。
図4Aに示すように、回路部品内蔵型多層プリント配線板413aは、第2の電気的絶縁層403'と、第2の電気的絶縁層403'と交互に配置された1対の第2の配線層414'と、1対の第2の配線層414'を電気接続し、第2の電気的絶縁層403'の厚さ方向に第2の電気的絶縁層403'を貫通する複数の第2の導電体415'と、第2の電気的絶縁層403'の内部に配置された回路部品408とを備えている。上記第2の配線層414'は、第2のグランド配線406'と第2の信号伝送配線404'とを含んでおり、複数の第2の導電体415'は、第2の信号伝送配線404'と電気接続された第2の信号伝送用の導電体402'と、第2のグランド配線406'と電気接続された第2のグランド用の導電体405'とを含んでいる。図4Bに示すように、第2の配線層414'と第1の導電体415は電気接続されている。
また、第2の電気的絶縁層403'の側面を被覆するように第2のメッキ層407aが形成されており、第2のメッキ層407aは第2のグランド配線406と電気接続されている(図4C参照)。
第1の電気的絶縁層403のうちの回路部品内蔵型多層プリント配線板413aが埋め込まれた第1の電気的絶縁層403(「回路部品内蔵層410」とも言う)の縁部、すなわち、上記回路部品内蔵層410内の回路部品内蔵型多層プリント配線板413aの外側には、第1の信号伝送用の導電体402aが配置されている。第1の信号伝送用の導電体402aの中心軸を軸中心として、例えば、第2のメッキ層407aと第1のメッキ層407bとが対称かつ平行に配置されている。第1の信号伝送用の導電体402aのインピーダンス制御は、第1のメッキ層407bと第2のメッキ層407aとによってなされる。尚、第1の信号伝送用の導電体402aは、他の第1の信号伝送用の導電体402と同様のものである。また、第1の信号伝送配線404と第2の信号伝送配線404'、第1のグランド配線406と第2のグランド配線406'、第1の信号伝送用の導電体402と第2の信号伝送用の導電体402'、 第1のグランド用の導電体405と第2のグランド用の導電体405'のそれぞれについても、互いに同様のものである。
上記のとおり、本実施の形態の多層プリント配線板413bでは、第1の信号伝送用の導電体402aと、第2のメッキ層407aと、第1メッキ層407bとを含む、インピーダンス制御構造を有している(図4C参照)。多層プリント配線板413bでは、従来、電気的絶縁層の縁部に配置された信号伝送用の導電体のインピーダンス制御に用いられていたグランド用の導電体(グランド導通ビア)が不要となる。多層プリント配線板413bでは、グランド用の導電体の代わりに第2のメッキ層407aが設けられているが、グランド用の導電体の直径が、例えば、300μm〜500μmであり、グランド配線の幅が、例えば、120μm〜250μmであるのに対して、第2のメッキ層の厚みが、例えば18μm〜35μmと薄い。したがって、グランド用の導電体に代えて第2のメッキ層407aを用いると、第1の信号伝送配線404や第1の信号伝送用の導電体402の占有率を高め、または、第2の信号伝送配線404'や第2の信号伝送用の導電体402'の占有率を高めることができる。また、グランド占有率の高化を抑制しながら、ノイズの発生を抑制できる。さらに、第2のメッキ層407bは、グランド用の導電体(グランド導通ビア)とは異なり、平面的かつ連続的であるので、従来よりもより安定なグランドが得られ、第1のメッキ層407aとあいまって、インピーダンス制御の精度をより高めることができる。
図4Aに示すように、第2の電気的絶縁層403'の縁部に第2の信号伝送用の導電体402'aが配置されており、第2の信号伝送用の導電体402'aを挟んで第2のメッキ層407aと対向するように第2のグランド用の導電体405'aが配置されていることが好ましい。このような構造とすれば、第2の信号伝送用の導電体402'aのインピーダンス制御は、第2のメッキ層413aと、第2のグランド用の導電体405'aとによってなされる。
回路部品内蔵型多層プリント配線板413aが、このようなインピーダンス制御構造を有していると、回路部品内蔵型多層プリント配線板413aにおいて、グランド占有率の高化を抑制しながら、ノイズの発生を抑制できる。尚、第2の信号伝送用の導電体402'aは、他の第2の信号伝送用の導電体402'と同様のものであり、第2のグランド用の導電体405'aも、他の第2のグランド用の導電体405'と同様のものである。
図4Bに示した多層プリント配線板413bは、第1の信号伝送用の導電体402aのインピーダンスを50Ωに整合するように下記のような構造とした。尚、第1の電気的絶縁層403および第2の電気的絶縁層403'を形成する材料の比誘電率はともに例えば3.8である。第1の信号伝送用の導電体402aはインナービアであり、その直径は、例えば、約120μmである。第1の信号伝送用の導電体402aおよび第2のメッキ層407a間の最短距離は、例えば、約0.25mmであり、第1の信号伝送用の導電体402aおよび第1のメッキ層407b間の最短距離は、例えば、約0.25mmである。回路部品内蔵層410の厚みは、例えば、600μmであり、他の電気的絶縁層の厚みは、例えば、100μmである。
回路部品内蔵型多層プリント配線板413aにおいて、第2の電気的絶縁層403'の縁部に配置された第2の信号伝送用の導電体402'aはインナービアであり、その直径は、例えば、約120μmである。第2の信号伝送用の導電体402'aおよび第2のグランド用の導電体405'a間の最短距離は0.25mmであり、当該第2の信号伝送用の導電体402'aおよび第2のメッキ層407b間の最短距離は0.25mmである。
第1の電気的絶縁層403および第2の電気的絶縁層403'の材料には、実施の形態1の多層プリント配線板の電気的絶縁層の材料と同様の材料、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる樹脂組成物と無機フィラー(90重量%)との混合物を用いた。
尚、本実施の形態の多層プリント配線板413bにおいても、実施の形態1と同様に、一般的なあらゆるプリント配線板材料を用いて作製できる。
多層プリント配線板413bについて、第1の信号伝送用の導電体402aのインピーダンスをシミュレーションした。インピーダンスの所定値(50Ω)からのズレ(誤差)は1%程度であった。尚、擬似ストリップ線路構造(図6B参照)を採用した従来の多層プリント配線板では、インピーダンスの所定値(例えば、50Ω)からのズレ(誤差)は少なくとも5%以上であった。また、多層プリント配線板413bでは、第1のメッキ層407bを設けたことにより、上記従来の多層プリント配線板と比較して、約6dBのEMIノイズの放射を低減できた。
(実施の形態5)
図5Aおよび図5Bは、本実施の形態の多層プリント配線板の断面図を示している。図5Aに示した多層プリント配線板513bは、材料層511をさらに備えたこと以外は実施の形態4の多層プリント配線板と同様である。図5Bに示した多層プリント配線板513bは、電磁波遮蔽層512をさらに備えたこと以外は実施の形態4の多層プリント配線板と同様である。本実施の形態の多層プリント配線板においても、実施の形態1〜4と同様の効果を有する。
図5Aおよび図5Bに示すように、本実施の形態の多層プリント配線板513bは、複数の第1の電気的絶縁層503と、複数の第1の電気的絶縁層503と交互に配置された複数の第1の配線層514と、複数の第1の配線層514を電気接続し、第1の電気的絶縁層503の厚さ方向に各第1の電気的絶縁層503を貫通する複数の第1の導電体515とを備えている。各第1の配線層514は、第1のグランド配線506と第1の信号伝送配線504とを含んでいる。複数の第1の導電体515は、第1の信号伝送配線504と電気接続された第1の信号伝送用の導電体502と、第1のグランド配線506と電気接続された第1のグランド用の導電体505とを含んでいる。
また、複数の第1の電気的絶縁層503の側面を被覆するように第1のメッキ層507bが形成されており、第1のメッキ層507bは第1のグランド配線506と電気接続されている。
本実施の形態の多層プリント配線板513bでは、複数の第1の電気的絶縁層503のうちのいずれかの第1の電気的絶縁層503内に埋め込まれた回路部品内蔵型多層プリント配線板513aを含んでいる。また、回路部品内蔵型多層プリント配線板513aが内部に配置された第1の電気的絶縁層503(回路部品内蔵層510ともいう。)の縁部には第1の信号伝送用の導電体502aが配置されている。
図5Aおよび図5Bに示した本実施の形態の多層プリント配線板513bにおいては、第1の信号伝送用の導電体502aのインピーダンスを50Ωに整合するために、下記のような構造とした。第1の電気的絶縁層503および第2の電気的絶縁層503'を形成する材料の比誘電率はともに、例えば、3.8である。第1の信号伝送用の導電体502aはインナービアであり、その直径は、例えば、約120μmである。第1の信号伝送用の導電体502aおよび第2のメッキ層507a間の最短距離は、例えば、約0.25mmであり、第1の信号伝送用の導電体502aおよび第1のメッキ層507b間の最短間隔は、例えば、約0.25mmである。回路部品内蔵層510の厚みは、例えば、600μmであり、他の電気的絶縁層503の厚みは、例えば、100μmである。
回路部品内蔵型多層プリント配線板513aにおいて、第2の電気的絶縁層503'の縁部に配置された第2の信号伝送用の導電体502'aはインナービアであり、その直径は、例えば、約120μmである。上記第2の信号伝送用の導電体502'aおよび第2のグランド用の導電体505'a間の最短距離は、例えば、0.25mmである。第2の信号伝送用の導電体502'aおよび第2のメッキ層507a間の最短距離は、例えば、0.25mmである。第1の電気的絶縁層503および第2の電気的絶縁層503'の材料は、例えば、実施の形態1の多層プリント配線板の電気的絶縁層の材料の同様の材料、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤とからなる樹脂組成物と無機フィラー(90重量%)との混合物を用いた。
図5Aに示すように、本実施の形態の多層プリント配線板513bでは、第1のメッキ層507bの第1の電気的絶縁層503側の面の反対面に、材料層511が形成されている。また、第2のメッキ層507aの第2の電気的絶縁層503'側の面の反対面にも材料層511が形成されている。材料層511は、第1の電気的絶縁層503および第2の電気的絶縁層503'を形成する材料よりも熱電導性の高い材料を含んでいる。このように、上記材料層511が設けられていると、多層プリント配線板513bの放熱性が向上し、熱による半導体への悪影響の抑制が期待できる。したがって、多層プリント配線板513bでは、パワー回路等の放熱素子(回路部品)への適応が容易となる。
尚、本実施の形態では、第1のメッキ層507bおよび第2のメッキ層507aの両方に材料層が設けられているが、第1のメッキ層507bおよび第2のメッキそう507aのうちのいずれか一方のみに設けられていてもよい。
上記熱伝導率が高い材料としては、例えば、エポキシ樹脂とアルミナ粉体との混合物が用いられる。混合物にはアルミナ粉体が、例えば、95重量%含まれている。材料層511の厚みを厚くすればするほど放熱性が向上するが、高密度化の観点から、例えば、約20μmとした。
図5Bに示した多層プリント配線板513bでは、第1のメッキ層507bの第1の電気的絶縁層303側の面の反対面に、電磁波遮蔽層512が形成されている。また、第2のメッキ層507aの第2の電気的絶縁層503'側の面の反対面にも電磁波遮蔽層512が形成されている。電磁波遮蔽層512は、磁性体材料と樹脂とを含んでいる。図5Bに示した多層プリント配線板513bでは、上記電磁波遮蔽層512を備えているので、多層プリント配線板のEMI特性がさらに向上する。
電磁波遮蔽層512の形成には、例えば、エポキシ樹脂と硬化剤(例えば、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤等)とからなる樹脂組成物とフェライト粉末(80重量%)とを含む材料を用いた。フェライト粉末は磁性体であるが熱伝導性が高い。フェライト粉末を30重量%以上、より好ましくは50重量%以上含んでいると、高い電磁波シールドと高い放熱性とを確保できる。
電磁波遮蔽層512の厚みを厚くすればするほどEMI特性は向上するが、厚すぎると高密度化の妨げとなり、多層プリント配線板513bの重量が増加する等の弊害もあるため、例えば、30μmとした。
図5Bに示した多層プリント配線板513bについても、実施の形態4の多層プリント配線板と同様に、回路部品内蔵層510の縁部に配置された第1の信号伝送用の導電体502aについて、インピーダンスの所定値(50Ω)からのズレ(誤差)を1%以下とすることができた。また、解析の結果、多層プリント配線板513bでは、擬似ストリップ線路構造(図6B参照)を採用した従来の多層プリント配線板よりも約6.5dBのEMIノイズの放射を低減できた。
尚、第1の電気的絶縁層503および第2の電気的絶縁層503'は、実施の形態1と同様に、ガラエポ材料や、アラミド繊維等の有機材料からなる補強材に樹脂材料を含浸させた材料等、一般的なあらゆるプリント配線板材料を用いることができる。
また、本実施の形態の多層プリント配線板は、特開平11−220262号公報に記載の方法を用いて作製した。
実施の形態1〜5の多層プリント配線板では、インピーダンス制御構造を構成するグランド用の導電体の数は、例えば、3個であるがこれに限定されず、グランド占有率が大きくなり過ぎなければ、4個以上であってもよいし、少なくとも1個以上あればよい。
また、実施の形態1〜3の多層プリント配線板では、メッキ層とインピーダンス制御構造を構成するグランド用の導電体とが、信号伝送用の導電体の中心軸を軸中心として対称に配置れているがこれに制限されない。電気的絶縁層の縁部に配置された信号伝送用の導電体のインピーダンス制御は、メッキ層から、電気的絶縁層の中央側へ向って、信号伝送用の導電体とグランド用の導電体とをこの順で配置し、信号伝送用の導電体の径や、メッキ層と信号伝送用の導電体との距離、信号伝送用の導電体とグランド用の導電体との距離等を適切に設定することにより、実現できる。
また、実施の形態4および実施の形態5の多層プリント配線板では、第1のメッキ層と第2のメッキ層とが、第1の信号伝送用の導電体の中心軸を軸中心として対称に配置れているがこれに制限されない。第1の電気的絶縁層の縁部に配置された信号伝送用の導電体のインピーダンス制御は、第1のメッキ層から、第1の電気的絶縁層の中央側へ向って、第1の信号伝送用の導電体と第2のメッキ層とをこの順で配置し、第1の信号伝送用の導電体の径や、第1のメッキ層と第1の信号伝送用の導電体との距離、第1の信号伝送用の導電体と第2のメッキ層との距離等を適切に設定することにより、実現できる。
発明の詳細な説明の項においてなした具体的な実施形態は、あくまでも、本発明の技術内容を明らかにするものであって、そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべきものではなく、本発明の精神と次に記載する特許請求の範囲内で、色々と変更して実施することができるものである。
本発明によれば、多層プリント配線板内のグランド占有率の高化を抑制しながら反射やリンギング等によるノイズの発生を容易に抑制でき、多層プリント配線板の高密度化も可能となる。また、擬似ストリップ線路構造を採用した従来の多層プリント配線板よりもより安定なグランドが得られ、グランドバウンス等の抑制も可能となる。さらに、メッキ層(第1のメッキ層および第2のメッキ層も含む)は電磁蔽シールドとしても機能するため、EMI特性が向上する。したがって、本発明の多層プリント配線板およびそれを用いた集積回路は有用である。
実施の形態1の多層プリント配線板の斜視概念図。 図1Aに示した多層プリント配線板のY−Y'断面図。 図1Aに示した多層プリント配線板の内部構造の一部を説明する斜視概念図 図1Aに示した多層プリント配線板の他の断面図 実施の形態2の多層プリント配線板の一例を示す断面図 図2Aに示した多層プリント配線板の内部構造の一部を説明する斜視概念図 図2Aに示した多層プリント配線板の他の断面図。 実施の形態3の多層プリント配線板の一例を示す断面図。 実施の形態3の多層プリント配線板の一例を示す断面図。 実施の形態4の多層プリント配線板に埋め込まれる回路部品内蔵型多層プリント配線板の一例を示す断面図。 実施の形態4の多層プリント配線板の一例を示す断面図。 図4Bに示した多層プリント配線板の内部構造の一部を説明する斜視概念図。 実施の形態5の多層プリント配線板の一例を示す断面図。 実施の形態5の多層プリント配線板の一例を示す断面図。 従来の多層プリント配線板の一例を示す断面図。 図6Aに示した多層プリント配線板の斜視概念図。 ストリップ線路構造を説明する断面図。 ストリップ線路構造を説明する斜視概念図。
符号の説明
101,209,309,413b,513b 多層プリント配線板
114,214,314 配線層
115,215,315 導電体
103,203,303 電気的絶縁層
102,202,302 信号伝送用の導電体
104,204,304 信号伝送配線
105,205,305 グランド用の導電体
106,206,306 グランド配線
107,207,307 メッキ層
208,308,408,508 回路部品
311,511 材料層
312,512 電磁波遮蔽層
403,503 第1の電気的絶縁層
403',503' 第2の電気的絶縁層
414,514 第1の配線層
414',514' 第2の配線層
415,515 第1の導電体
415',515' 第2の導電体
402,502 第1の信号伝送用の導電体
402',502' 第2の信号伝送用の導電体
404,504 第1の信号伝送配線
404',504' 第2の信号伝送配線
405,505 第1のグランド用の導電体
405',505' 第2のグランド用の導電体
406,506 第1のグランド配線
406',506' 第2のグランド配線
407b,507b 第1のメッキ層
407a,507a 第2のメッキ層
413a,513a 回路部品内蔵型多層プリント配線板

Claims (11)

  1. 電気的絶縁層と、
    前記電気的絶縁層と交互に配置され、各々がグランド配線と信号伝送配線とを含む複数の配線層と、
    前記複数の配線層を電気接続し、前記電気的絶縁層の厚さ方向に前記電気的絶縁層を貫通し、前記信号伝送配線と電気接続された信号伝送用の導電体と、前記グランド配線と電気接続されたグランド用の導電体とを含む、複数の導電体と、
    前記電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記グランド配線と電気接続されたメッキ層とを含み、
    前記電気的絶縁層の縁部に配置された前記信号伝送用の導電体のインピーダンスが、当該信号伝送用の導電体を挟んで前記メッキ層と対向するように配置された前記グランド用の導電体と前記メッキ層とによって制御されていることを特徴とする多層プリント配線板。
  2. 前記メッキ層の前記電気的絶縁層側の面の反対面に形成され、前記電気的絶縁層を形成する材料よりも熱電導性の高い材料を含む材料層をさらに備えた請求項1に記載の多層プリント配線板。
  3. 前記メッキ層の前記電気的絶縁層側の面の反対面に形成され、磁性体材料と樹脂とを含む電磁波遮蔽層をさらに備えた請求項1に記載の多層プリント配線板。
  4. 電気的絶縁層と、
    前記電気的絶縁層と交互に配置され、各々がグランド配線と信号伝送配線とを含む複数の配線層と、
    前記複数の配線層を電気接続し、前記電気的絶縁層の厚さ方向に前記電気的絶縁層を貫通し、前記信号伝送配線と電気接続された信号伝送用の導電体と、前記グランド配線と電気接続されたグランド用の導電体とを含む複数の導電体と、
    前記電気的絶縁層の内部に設けられた回路部品と、
    前記電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記グランド配線と電気接続されたメッキ層とを含み、
    前記回路部品が内部に設けられた前記電気的絶縁層の縁部に配置された前記信号伝送用の導電体のインピーダンスが、当該信号伝送用の導電体を挟んで前記メッキ層と対向するように配置された前記グランド用の導電体と前記メッキ層とによって制御されていることを特徴とする多層プリント配線板。
  5. 前記メッキ層の前記電気的絶縁層側の面の反対面に形成され、前記電気的絶縁層を形成する材料よりも熱電導性の高い材料を含む材料層をさらに備えた請求項4に記載の多層プリント配線板。
  6. 前記メッキ層の前記電気的絶縁層側の面の反対面に形成され、磁性体材料と樹脂とを含む電磁波遮蔽層をさらに備えた請求項4に記載の多層プリント配線板。
  7. 複数の第1の電気的絶縁層と、
    前記複数の第1の電気的絶縁層と交互に配置され、各々が第1のグランド配線と第1の信号伝送配線を含んだ複数の第1の配線層と、
    前記複数の第1の配線層を電気接続し、前記第1の電気的絶縁層の厚さ方向に各第1の電気的絶縁層を貫通し、前記第1の信号伝送配線と電気接続された第1の信号伝送用の導電体と、前記第1のグランド配線と電気接続された第1のグランド用の導電体とを含む、複数の第1の導電体と、
    前記複数の第1の電気的絶縁層のうちのいずれかの第1の電気的絶縁層の内部に設けられた回路部品内蔵型多層プリント配線板と、
    前記複数の第1の電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記第1のグランド配線と電気接続された第1のメッキ層とを含み、
    前記回路部品内蔵型多層プリント配線板は、
    第2の電気的絶縁層と、
    前記第2の電気的絶縁層と交互に配置され、各々が第2のグランド配線と第2の信号伝送配線とを含む複数の第2の配線層と、
    前記複数の第2の配線層を電気接続し、前記第2の電気的絶縁層の厚さ方向に各第2の電気的絶縁層を貫通し、前記第2の信号伝送配線と電気接続された第2の信号伝送用の導電体と、前記第2のグランド配線と電気接続された第2のグランド用の導電体とを含む、複数の第2の導電体と、
    前記第2の電気的絶縁層の側面を被覆するように形成され、前記第2のグランド配線と電気接続された第2のメッキ層とを含み、
    前記回路部品内蔵型多層プリント配線板が内部に設けられた前記第1の電気的絶縁層の縁部に配置された前記第1の信号伝送用の導電体のインピーダンスが、当該第1の信号伝送用の導電体を挟んで前記第1のメッキ層と対向するように配置された前記第2のメッキ層と前記第1のメッキ層とによって制御されていることを特徴とする多層プリント配線板。
  8. 前記第2の電気的絶縁層の縁部に前記第2の信号伝送用の導電体が配置されており、
    当該第2の信号伝送用の導電体を挟んで前記第2のメッキ層と対向するように前記第2のグランド用の導電体が配置された請求項7に記載の多層プリント配線板。
  9. 前記第1のメッキ層の前記第1の電気的絶縁層側の面の反対面に形成され、前記第1の電気的絶縁層を形成する材料よりも熱電導性の高い材料を含む材料層をさらに備えた請求項7に記載の多層プリント配線板。
  10. 前記第1のメッキ層の前記第1の電気的絶縁層側の面の反対面に形成され、磁性体材料と樹脂とを含む電磁波遮蔽層をさらに備えた請求項7に記載の多層プリント配線板。
  11. 請求項1〜10のいずれかの項に記載の多層プリント配線板を用いたことを特徴とする集積回路。
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