JP2004342001A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Miho Kosaka
美保 高坂
Kenji Murata
賢二 村田
Yukihiko Shimazu
之彦 島津
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Abstract

【課題】複数の異なる構成をしたプロセッサのデバッグを行う際、所望のプロセッサのプログラムのみを同時に停止させることが可能なマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置を得る。
【解決手段】プロセッサを2つ以上備える半導体集積回路装置において、メモリ制御部30は、プロセッサ10がメモリ部50の所定のアドレスにアクセスする際に、プロセッサ10およびプロセッサ20のプログラムを同時に停止させるための停止信号sig1を出力するアクセスブレーク制御部31を備え、メモリ制御部30とプロセッサ20の間には、停止信号sig1をプロセッサ10へ入力するか否かの制御を行うオア回路1を備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体集積回路装置に関し、特に、デバッグを行う際1つのプロセッサのメモリ制御ユニットからプログラムの停止信号が出力された場合に他のプロセッサのプログラムも同時に停止させることが可能なマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータプログラムは人間によって作成されるものであるため、コンピュータプログラムの作成時においてはバグ(誤り)が混入する。このため、プログラムの開発過程においてはプログラムのデバッグ(バグの除去)をする必要がある。
【0003】
通常、1つのプロセッサからなるマイクロコンピュータのプログラムをデバッグする場合、アドレスストップと呼ばれる方法によって動作中のプログラムを所定のアドレスで停止させていた。そして、所定のアドレスで停止させたプログラムのバグを確認しデバッグを行っている。
【0004】
しかし、プロセッサが複数からなるマルチプロセッサのデバッグを行う場合、アドレスストップを行ったプロセッサのアドレスは所定のアドレスでプログラムを停止させることができるが、アドレスストップを行った以外のプロセッサは所定のアドレスでプログラムを停止させることができないといった問題があった。そこで、マルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグにおいては、アドレスストップを複数のプロセッサで同時に行うことが要求される。
【0005】
特許文献1に記載のデバッグ方法(情報処理装置)では、1つのプロセッサ(中央処理装置)内で出力するアドレスの停止信号(ストップアドレス)をシステムバスを通じて他のプロセッサに伝え、全てのプロセッサをほぼ同時に停止させている。
【0006】
特許文献2に記載のデバッグ装置では、アドレスをストップさせるための情報(フェッチ・アドレス・ストップやストア・アドレス・ストップの指示)は予めシステムメモリ内の特定領域にセットしている。そして、自己のプロセッサに対するストップ指示があると、SPU(システム・プロセッサ・ユニット)を介して他のプロセッサにストップ指示があったことを通知している。この通知を受けた他のプロセッサは、システムメモリにアクセスして物理アドレス等を読み出し(リードし)、アドレスストップを行っている。これによって、所定のプロセッサに対して同時にアドレスストップを行っている。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−87238号公報(第3頁)
【0008】
【特許文献2】
特開平2−153442号公報(第3,4頁)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の従来技術によればアドレスストップを行う際、全てのプロセッサを停止させているため、停止させる必要のないプロセッサも同時に停止させることになる。そのため、プロセッサの実動作に近い状態でのデバッグを行うことができず、マルチプロセッサのデバッグ処理を行う装置としては汎用性に欠けるという問題があった。
【0010】
また、後者の従来技術によれば1つのプロセッサに対して1つのメモリが割り当てられるような構成のマルチプロセッサには対応できないといった問題があった。また、複数のプロセッサが夫々異なる構成をしている場合には、全てのプロセッサから同一の停止信号やその通知出力させるためにプロセッサの内部回路を変更する必要があるといった問題があった。さらに、複数のアドレスストップを行う際、アドレスストップの指示があったプロセッサからSPUを介して他のプロセッサにアドレスストップの通知を行い、他のプロセッサはメモリにアクセスして物理アドレスを読み出すという複雑な手順を踏まなければならないといった問題があった。
【0011】
この発明は上記に鑑みてなされたものであって、複数の異なる構成をしたプロセッサのデバッグを行う際、所望のプロセッサのプログラムのみを同時に停止させることが可能なマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる半導体集積回路装置にあっては、独立したメモリ制御部とメモリ部が割り当てられかつメモリ制御部を介してメモリ部にプログラムを実行させるプロセッサを2つ以上備える半導体集積回路装置において、デバッグ対象のプロセッサに割り当てられたメモリ制御部は、前記デバッグ対象のプロセッサがメモリ部の所定のアドレスにアクセスする際に、デバッグ対象のプロセッサおよびデバッグ対象以外のプロセッサのプログラムを同時に停止させるための停止信号を出力する停止信号出力手段を備え、前記メモリ制御部と前記デバッグ対象以外のプロセッサの間には、前記停止信号を該デバッグ対象以外のプロセッサへ入力するか否かの制御を行う第1のセレクタを備えることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、メモリ制御部から複数のプロセッサに停止信号が入力されるため各プロセッサからプログラムの停止信号を出す必要がなく、複数のプロセッサが夫々異なる構成をしている場合であっても複数のプロセッサを同時に停止させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる半導体集積回路装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0015】
実施の形態1.
図1および図2に従ってこの発明の実施の形態1について説明する。図1はこの発明の実施の形態1にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。図1において半導体集積回路装置100は、プロセッサ10、メモリ制御部30、メモリ部50、プロセッサ20、メモリ制御部40、メモリ部60、例えばオア回路1からなるセレクタからなる。
【0016】
プロセッサ10,20は、命令のデコードや実行を行うプロセッサコア11,21と、プロセッサの外部からプログラム停止信号が入力された場合このプロセッサのプログラムを停止させプロセッサをデバッグモードに移行させるデバッグ支援回路12,22からなる。
【0017】
メモリ制御部30とメモリ制御部40は、それぞれプロセッサ10,20の要求を受けメモリ部50,60を制御するものである。メモリ制御部30はプロセッサ10と電気的に接続され、アクセスブレーク制御部31を備える。メモリ制御部40はプロセッサ20と電気的に接続され、アクセスブレーク制御部41を備えている。アクセスブレーク制御部31は、メモリ制御部30がプロセッサ10からメモリ部50内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けるとプロセッサ10とオア回路1に対して同時に停止信号sig1を出力する。
【0018】
また、半導体集積回路装置100において、アクセスブレーク制御部31から出力される停止信号sig1とデバッグ支援回路22から出力される選択信号sig2はオア回路1に入力され、オア回路1の出力信号sig3がプロセッサ20に入力される構成となっている。なお、この選択信号sig2はデバッグ処理をする作業者によって入力されるものであり、停止信号sig1をプロセッサ20に入力させるか否かの制御を行うものである。
【0019】
メモリ部50は、メモリ制御部30と電気的に接続され、メモリ部60はメモリ制御部40と電気的に接続されている。
【0020】
つぎに、図2に従ってこの発明の実施の形態1にかかるデバッグ処理手順について説明する。図2はこの発明の実施の形態1にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグの処理手順を示すフローチャートである。
【0021】
デバッグ支援回路22の選択信号sig2の設定をした後、プロセッサ10がプログラムの実行を開始すると、プロセッサ10はメモリ制御部30を介してメモリ部50にアクセスする(ステップS100)。メモリ制御部30のアクセスブレーク制御部31は、メモリ制御部30がプロセッサ10からメモリ部50内への所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けるとプロセッサ10とオア回路1に対してプログラムの停止信号sig1を出力する(ステップS110)。なお、アクセスブレーク制御部31からプロセッサ10へ出力する停止信号はプロセッサ10がメモリ制御部30を介してメモリ部50へアクセスする前であってもよいし、アクセスした後であってもよい。
【0022】
また、プロセッサ20のデバッグ支援回路22からオア回路1へは選択信号sig2が入力されている。この選択信号sig2によって、オア回路1が停止信号sig1をプロセッサ20へ入力するか否かを決定する(ステップS120)。sig2が0である場合、オア回路1のsig3には停止信号sig1が出力されプロセッサ20が実行中のプログラムは停止する(ステップS130)。また、プロセッサ20からの選択信号sig2が“1”である場合、プロセッサ20が実行中のプログラムは停止しない。
【0023】
なお、本実施の形態1においてはデバッグ支援回路12,22がプロセッサ10,20の内部に備えられている場合について説明したが、プロセッサ10,20の外部に備えられるような構成であってもよい。
【0024】
また、本実施の形態1においてはオア回路1へ入力される選択信号の1つがプロセッサ20から出力される選択信号sig2である場合について説明したが、プロセッサ20とは別のプロセッサ10、制御回路、外部端子からオア回路1へ選択信号を入力してもよい。
【0025】
さらに、本実施の形態1においては半導体集積回路装置が2つのプロセッサで構成されている場合について説明したが、半導体集積回路装置は3つ以上のプロセッサで構成されていてもよい。この場合、プロセッサ毎にオア回路を設置しこのオア回路毎に停止信号sig1とそのプロセッサが備えるデバッグ支援回路からの選択信号を入力し、オア回路1の出力信号をこのプロセッサに出力するような構成にすればよい。
【0026】
さらに、本実施の形態1においてはプロセッサ10に停止信号が入力された場合にプロセッサ20と電気的に接続されたオア回路1に停止信号sig1が送信される場合について説明したが、アクセスブレーク制御部41からプロセッサ10,20へ停止信号を出力するようにしてもよい。
【0027】
この場合、プロセッサ10はプロセッサ20と同様にオア回路(図示せず)と接続される必要がある。そして、アクセスブレーク制御部41から出力される停止信号とプロセッサ10から出力される選択信号をこのオア回路に入力し、このオア回路の出力信号をデバッグ支援回路12に入力すればよい。
【0028】
このように、実施の形態1によれば、アクセスブレーク制御部31とプロセッサ20の間にオア回路1を1つ設けるという簡単な構成で、プロセッサ10とプロセッサ20のプログラムを同時に停止させることができる。
【0029】
また、プロセッサからプログラムの停止信号を出す必要がないため、プロセッサ10の内部回路を変更することなくプロセッサ10とプロセッサ20のプログラムを同時に停止させることができる。また、複数のプロセッサが夫々異なる構成をしている場合であっても各プロセッサから停止信号を出力させることなく複数のプロセッサを同時に停止させることが可能となる。
【0030】
さらに、プロセッサ20からの選択信号sig2をオア回路1に入力しているので、メモリ制御部30からの停止信号を入力させるか否かをプロセッサ20の設定によって決定することができる。これによって所望のプロセッサのみを同時に停止させることができるため、停止させる必要のないプロセッサに対してはその動作を妨げることなく実動作に近い状態のデバッグを行うことが可能となる。したがって、汎用性に富む半導体集積回路装置を得ることができるとともに、プログラムのデバッグを行う時間を短縮することが可能となる。
【0031】
実施の形態2.
図3および図4に従ってこの発明の実施の形態2について説明する。図3はこの発明の実施の形態2にかかるマルチプロセッサを搭載したで半導体集積回路装置のブロック図であり、図3の各構成要素のうち図1に示す実施の形態1の半導体集積回路装置と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。図3において半導体集積回路装置200は、プロセッサ10、プロセッサ20、メモリ制御部70、メモリ部80からなる。
【0032】
メモリ制御部70は、プロセッサ10およびプロセッサ20と電気的に接続され、プロセッサ10,20の要求を受けメモリ部80を制御するものでありアクセスブレーク制御部71を備えている。さらに、アクセスブレーク制御部71から出力されるプログラムの停止信号sig4はプロセッサ10,20に同時に入力されるような回路構成としている。
【0033】
メモリ部80は、メモリ制御部70と電気的に接続されてプロセッサ10およびプロセッサ20に共有されるものである。
【0034】
つぎに、図4に従ってこの発明の実施の形態2にかかるデバッグ処理手順について説明する。図4はこの発明の実施の形態2にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグの処理手順を示すフローチャートである。
【0035】
プロセッサ10がプログラムの実行を開始すると、プロセッサ10はメモリ制御部70を介してメモリ部80にアクセスする(ステップS200)。メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71は、メモリ制御部70がプロセッサ10からメモリ部80内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けるとプロセッサ10およびプロセッサ20に対して同時にプログラムの停止信号sig4を出力する(ステップS210)。
【0036】
プロセッサ10,20に対してプログラムの停止信号sig4が入力されると、プロセッサ10およびプロセッサ20が実行中のプログラムは同時に停止する(ステップS220)。
【0037】
なお、アクセスブレーク制御部71からプロセッサ10へ出力する停止信号sig4はプロセッサ10がメモリ制御部70を介してメモリ部80へアクセスする前であってもよいし、アクセスした後であってもよい。
【0038】
また、本実施の形態2においては半導体集積回路装置200が2つのプロセッサで構成されている場合について説明したが、半導体集積回路装置は3つ以上のプロセッサで構成されていてもよい。
【0039】
この場合、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71は、メモリ制御部70がプロセッサ10からメモリ部80内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けると半導体集積回路装置200内の全てのプロセッサに対して同時にプログラムの停止信号sig4を出力する。半導体集積回路装置200内の全てのプロセッサに対してプログラムの停止信号sig4が入力されると、半導体集積回路装置200内の全てのプロセッサが実行中のプログラムは全て同時に停止する。
【0040】
なお、半導体集積回路装置200内のプロセッサにおいてプロセッサ10と同時に停止させる必要がないプロセッサに対しては、アクセスブレーク制御部71からのsig4を入力しなければよい。
【0041】
また、アクセスブレーク制御部71が半導体集積回路装置200内のプロセッサ10以外の所定のプロセッサからメモリ部80内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けると半導体集積回路装置200内の全てのプロセッサまたは所定のプロセッサに対して同時に停止信号sig4の出力をするようにしてもよい。
【0042】
このように、実施の形態2によれば、プロセッサ10とプロセッサ20が共通のメモリ制御部70と共通のメモリ部80を割り当てられるような構成の半導体集積回路装置に対しても、簡単な構成でプロセッサ10とプロセッサ20のプログラムを同時に停止させることができる。
【0043】
また、プロセッサからプログラムの停止信号を出す必要がないため、プロセッサ10の内部回路を変更することなくプロセッサ10とプロセッサ20のプログラムを同時に停止させることができる。また、複数のプロセッサが夫々異なる構成をしている場合であっても各プロセッサから停止信号を出力させることなく複数のプロセッサを同時に停止させることが可能となる。
【0044】
実施の形態3.
図5に従ってこの発明の実施の形態3について説明する。図5はこの発明の実施の形態3にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図であり、図5の各構成要素のうち図1または図3に示す半導体集積回路装置と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。図5において半導体集積回路装置300は、プロセッサ10、プロセッサ20、メモリ制御部70、メモリ部80、例えばオア回路3からなるセレクタからなる。
【0045】
また、半導体集積回路装置300において、アクセスブレーク制御部71から出力される停止信号sig4とデバッグ支援回路22から出力される停止信号sig2はオア回路3に入力され、オア回路3の出力信号sig3がプロセッサ20に入力される構成となっている。さらに、停止信号sig4はオア回路3に入力するのと同時にプロセッサ10に入力される構成となっている。
【0046】
つぎに、この発明の実施の形態3にかかるデバッグ処理手順について説明する。実施の形態3では、図2に示した実施の形態1と同様の手順によって半導体集積回路装置によるデバッグ処理が行われるが、実施の形態3においては、メモリ制御部70がプロセッサ10からメモリ部80内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けると、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71がプロセッサ10およびオア回路3に対してプログラムの停止信号sig4を同時に出力する。そして、選択信号sig2によって、プロセッサ20は停止信号sig4をプロセッサ20へ入力させるか否かを決定する。
【0047】
なお、本実施の形態3においては半導体集積回路装置が2つのプロセッサで構成されている場合について説明したが、半導体集積回路装置は3つ以上のプロセッサで構成されていてもよい。この場合、プロセッサ毎にオア回路を設置しこのオア回路毎に停止信号sig4とそのプロセッサが備えるデバッグ支援回路からの選択信号を入力し、オア回路3の出力信号をこのプロセッサに入力するような構成にすればよい。
【0048】
このように、実施の形態3によれば、プロセッサ20からの選択信号sig2をオア回路3に入力しているので、プロセッサ10とプロセッサ20が共通のメモリ制御部70と共通のメモリ部80を割り当てられるような構成の半導体集積回路装置に対しても、メモリ制御部30からの停止信号を入力させるか否かをプロセッサ20の設定によって決定することができる。これによって所望のプロセッサのみを同時に停止させることができるため、停止させる必要のないプロセッサに対してはその動作を妨げることなく実動作に近い状態のデバッグを行うことが可能となる。したがって、汎用性に富む半導体集積回路装置を得ることができるとともに、プログラムのデバッグを行う時間を短縮することが可能となる。
【0049】
実施の形態4.
図6および図7に従ってこの発明の実施の形態4について説明する。図6はこの発明の実施の形態4にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図であり、図6の各構成要素のうち図1に示す半導体集積回路装置と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。図7において半導体集積回路装置400は、プロセッサ10、メモリ制御部30、メモリ部50、プロセッサ20、メモリ制御部40、メモリ部60、セレクタ90からなる。
【0050】
セレクタ90はオア回路4,5とアンド回路6で構成されている。さらに、オア回路4の出力信号とオア回路5の出力信号はアンド回路6に入力されアンド回路6の出力信号sig5はプロセッサ20に入力される構成となっている。
【0051】
また、半導体集積回路装置400においては図示しない外部入力端子からの入力信号によってプロセッサ20へ入力する停止信号を選択することが可能なモード選択信号sig6をセレクタ90へ入力するよう構成されている。
【0052】
オア回路4へは、プロセッサ20のデバッグ支援回路22から出力される選択信号sig2、メモリ制御部30のアクセスブレーク制御部31から出力される停止信号sig1、外部からのモード選択信号sig6が入力される構成となっており、オア回路5へは、メモリ制御部30のアクセスブレーク制御部31から出力されるsig1、外部からのモード選択信号sig6を反転した信号が入力される構成となっている。
【0053】
つぎに、図7に従ってこの発明の実施の形態4にかかるデバッグ処理手順について説明する。図7はこの発明の実施の形態4にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグの処理手順を示すフローチャートである。
【0054】
デバッグ支援回路22の選択信号sig2の設定をした後、プロセッサ10がプログラムの実行を開始すると、プロセッサ10はメモリ制御部30を介してメモリ部50にアクセスする(ステップS400)。メモリ制御部30のアクセスブレーク制御部31は、メモリ制御部30がプロセッサ10からメモリ部50内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けるとプロセッサ10と同時にオア回路4,5へプログラムの停止信号sig1を出力する(ステップS410)。
【0055】
また、プロセッサ20のデバッグ支援回路22からオア回路4へは選択信号sig2が入力されている。さらに、外部からオア回路4へはモード選択信号sig6を入力しており、オア回路5へはモード選択信号sig6を反転させた信号を入力している。
【0056】
アクセスブレーク制御部31からセレクタ90のオア回路4,5に停止信号sig1が入力された場合、デバッグ支援回路22からの選択信号sig2と外部からのモード選択信号sig6に基づいてセレクタ90のアンド回路6からデバッグ支援回路22に出力される信号が決定される(ステップS420,S430)。
【0057】
モード選択信号sig6が0の場合であって選択信号sig2が“1”の場合、オア回路4,5からは“1”が出力され、アンド回路6からは“1”が出力される。モード選択信号sig6が0の場合であって選択信号sig2が0の場合、オア回路4からは停止信号sig1が出力され、オア回路5からは1が出力される。したがってアンド回路6からは停止信号sig1が出力される。
【0058】
一方モード選択信号sig6が1の場合、オア回路5からの出力信号は停止信号sig1となるため選択信号sig2の出力信号に関わらずアンド回路6からは停止信号sig1が出力される。
【0059】
このように、モード選択信号sig6の出力信号によって選択信号sig2とは関係なく停止信号sig1をプロセッサ20に入力させる場合と、選択信号sig2の出力信号によって停止信号sig1をプロセッサ20に入力させるか否かを決定する場合を選択することが可能となる。アンド回路6から停止信号sig1が出力される場合、プロセッサ20が実行中のプログラムは停止する(ステップS440)。
【0060】
このように、実施の形態4によれば、1つのプロセッサに対して独立したメモリ制御部とメモリ部が割り当てられるような構成の半導体集積回路装置に対しても、モード選択信号sig6を入力するための外部入力端子とセレクタ90を備えているので、半導体集積回路装置400の外部からのモード選択信号sig6の出力信号によって選択信号sig2とは関係なく停止信号sig1をプロセッサ20に入力させる場合と、選択信号sig2の出力信号によって停止信号sig1をプロセッサ20に入力させるか否かを決定する場合を選択することが可能となる。
【0061】
これによって所望のプロセッサのみを同時に停止させることができるため、停止させる必要のないプロセッサに対してはその動作を妨げることなく実動作に近い状態のデバッグを行うことが可能となる。したがって、汎用性に富む半導体集積回路装置を得ることができるとともに、プログラムのデバッグを行う時間を短縮することが可能となる。
【0062】
実施の形態5.
図8に従ってこの発明の実施の形態5について説明する。図8はこの発明の実施の形態5にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図であり、図8の各構成要素のうち図3または図5に示す半導体集積回路装置と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。図8において半導体集積回路装置500は、プロセッサ10、プロセッサ20、メモリ制御部70、メモリ部80、セレクタ90からなる。
【0063】
オア回路4へは、プロセッサ20のデバッグ支援回路22から出力される選択信号sig2、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71から出力される停止信号sig4、外部からのモード選択信号sig6が入力される構成となっており、オア回路5へは、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71から出力される選択信号sig4、外部からのモード選択信号sig6を反転した信号が入力される構成となっている。アクセスブレーク制御部71から出力される停止信号sig4はプロセッサ10とオア回路4,5へ同時に出力される。
【0064】
つぎに、この発明の実施の形態5にかかるデバッグ処理手順について説明する。実施の形態5においては、図7に示した実施の形態4と同様の手順によって半導体集積回路装置によるデバッグ処理が行われるが、実施の形態5においては、メモリ制御部70がプロセッサ10からメモリ部80内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けると、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71がプロセッサ10およびオア回路4,5に対して同時にプログラムの停止信号sig4を出力する。
【0065】
そして、アクセスブレーク制御部71からセレクタ90のオア回路4,5に停止信号sig1が入力された際、デバッグ支援回路22と外部からのモード選択信号sig6に基づいてセレクタ90のアンド回路6からデバッグ支援回路22に出力される信号が決定される。
【0066】
このように、実施の形態5によれば、プロセッサ10とプロセッサ20が共通のメモリ制御部70と共通のメモリ部80を割り当てられるような構成の半導体集積回路装置に対しても、モード選択信号sig6を入力するための外部入力端子とセレクタ90を備えているので、半導体集積回路装置500の外部からのモード選択信号sig6の出力信号によって選択信号sig2とは関係なく停止信号sig1をプロセッサ20に入力させる場合と、選択信号sig2の出力信号によってsig1をプロセッサ20に入力させるか否かを決定する場合を選択することが可能となる。これによって所望のプロセッサのみを同時に停止させることができるため、停止させる必要のないプロセッサに対してはその動作を妨げることなく実動作に近い状態のデバッグを行うことが可能となる。したがって、汎用性に富む半導体集積回路装置を得ることができるとともに、プログラムのデバッグを行う時間を短縮することが可能となる。
【0067】
実施の形態6.
図9および図10に従ってこの発明の実施の形態6について説明する。図9はこの発明の実施の形態6にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図であり、図9の各構成要素のうち図1または図6に示す半導体集積回路装置と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。図9において半導体集積回路装置600は、プロセッサ10、メモリ制御部30、メモリ部50、プロセッサ20、メモリ制御部40、メモリ部60、セレクタ90からなる。
【0068】
メモリ制御部30は、プロセッサ10がメモリ部50内において実際にアクセスしているアドレスが予め設定した所定のアドレス内に入っているか否かの比較を行い、所定のアドレス内に入っている場合には“1”を出力し、そうでない場合は“0”を出力するアドレス比較部32を備えている。また、半導体集積回路装置600は、アドレス比較部32から出力される選択信号sig7をオア回路4,5へ入力するよう構成されている。
【0069】
オア回路4へは、プロセッサ20のデバッグ支援回路22から出力される選択信号sig2、メモリ制御部30のアクセスブレーク制御部31から出力される停止信号sig1、メモリ制御部30のアドレス比較部32から出力される選択信号sig7が入力される構成となっており、オア回路5へは、メモリ制御部30のアクセスブレーク制御部31から出力される停止信号sig1、メモリ制御部30のアドレス比較部32から出力される選択信号sig7を反転した信号が入力される構成となっている。さらに、オア回路4の出力信号とオア回路5の出力信号はアンド回路6に入力されアンド回路6の出力信号はプロセッサ20に入力される構成となっている。
【0070】
つぎに、図10に従ってこの発明の実施の形態6にかかるデバッグ処理手順について説明する。図10はこの発明の実施の形態6にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグ処理手順を示すフローチャートである。
【0071】
デバッグ支援回路22の選択信号sig2の設定をした後、プロセッサ10がプログラムの実行を開始すると、プロセッサ10はメモリ制御部30を介してメモリ部50にアクセスする(ステップS600)。メモリ制御部30のアクセスブレーク制御部31は、メモリ制御部30がプロセッサ10からメモリ部50内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けるとプロセッサ10と同時にオア回路4,5へプログラムの停止信号sig1を出力する(ステップS610)。
【0072】
また、プロセッサ20のデバッグ支援回路22からオア回路4へは選択信号sig2が入力されている。さらに、メモリ制御部30のアドレス比較部32からオア回路4へは選択信号sig7を入力しており、オア回路5へは選択信号sig7を反転させた信号を入力している。
【0073】
アクセスブレーク制御部31からセレクタ90のオア回路4,5に停止信号sig1が入力された場合、デバッグ支援回路22からの選択信号sig2とアドレス比較部32からの選択信号sig7に基づいてセレクタ90のアンド回路6からデバッグ支援回路22に出力される信号が決定される(ステップS620,S630)。
【0074】
選択信号sig7が0の場合であって選択信号sig2が“1”の場合、オア回路4,5からは“1”が出力され、アンド回路6からは“1”が出力される。選択信号sig7が0の場合であって選択信号sig2が0の場合、オア回路4からは停止信号sig1が出力され、オア回路5からは“1”が出力される。したがってアンド回路6からは停止信号sig1が出力される。
【0075】
一方選択信号sig7が1の場合、オア回路5からの出力信号は停止信号sig1となるため選択信号sig2の出力信号に関わらずアンド回路6からは停止信号sig1が出力される。
【0076】
このように、選択信号sig7の出力信号によって選択信号sig2とは関係なく停止信号sig1をプロセッサ20に入力させる場合と、停止信号sig1を選択信号sig2の出力信号によってプロセッサ20に入力させるか否かを決定する場合を選択することが可能となる。
【0077】
アンド回路6から停止信号sig1が出力される場合、プロセッサ20が実行中のプログラムは停止する(ステップS640)。
【0078】
このように、実施の形態6によれば、1つのプロセッサに対して独立したメモリ制御部とメモリ部が割り当てられるような構成の半導体集積回路装置に対しても、選択信号sig7を出力するアドレス比較部32とセレクタ90を備えているので、プロセッサ10がメモリ部50の所定のアドレスにアクセスしたか否かによって選択信号sig2とは関係なく停止信号sig1をプロセッサ20に入力させる場合と、選択信号sig2の出力信号によって停止信号sig1をプロセッサ20に入力させるか否かを決定する場合を自動的に選択することが可能となる。
【0079】
これによって所定の条件を満たした所望のプロセッサのみを同時に停止させることができるため、停止させる必要のないプロセッサに対してはその動作を妨げることなく実動作に近い状態のデバッグを行うことが可能となる。したがって、汎用性に富む半導体集積回路装置を得ることができるとともに、プログラムのデバッグを行う時間を短縮することが可能となる。
【0080】
実施の形態7.
図11に従ってこの発明の実施の形態7について説明する。図11はこの発明の実施の形態7にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図であり、図11の各構成要素のうち図3または図9に示す半導体集積回路装置と同一の機能を達成する構成要素については同一番号を付しており、重複する説明は省略する。図11において半導体集積回路装置700は、プロセッサ10、プロセッサ20、メモリ制御部70、メモリ部80、セレクタ90からなる。
【0081】
メモリ制御部70は、プロセッサ10が実際にアクセスしているメモリ部50のアドレスが予め設定した所定のアドレス内に入っているか否かの比較を行うアドレス比較部72を備えている。
【0082】
オア回路4へは、プロセッサ20のデバッグ支援回路22から出力される選択信号sig2、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71から出力される停止信号sig1、メモリ制御部70のアドレス比較部72からの選択信号sig7が入力される構成となっており、オア回路5へは、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71から出力される停止信号sig1、メモリ制御部70のアドレス比較部72からの選択信号sig7を反転した信号が入力される構成となっている。アクセスブレーク制御部71から出力される停止信号sig4は、プロセッサ10とオア回路4,5へ同時に出力される。また、アドレス比較部72から出力される選択信号sig7は、オア回路4とオア回路5へ同時に出力される。
【0083】
つぎに、この発明の実施の形態7にかかるデバッグ処理手順について説明する。実施の形態7においては、図10に示した実施の形態6と同様の手順によって半導体集積回路装置によるデバッグ処理が行われるが、実施の形態7においては、メモリ制御部70がプロセッサ10からメモリ部80内の所定の領域(アドレス)へのアクセス要求を受け付けると、メモリ制御部70のアクセスブレーク制御部71がプロセッサ10およびオア回路4,5に対して同時にプログラムの停止信号sig4を出力する。
【0084】
そして、アクセスブレーク制御部71からセレクタ90のオア回路4,5に停止信号sig1が入力された際、デバッグ支援回路22からのsig2とアドレス比較部72からの選択信号sig7に基づいてセレクタ90のアンド回路6からデバッグ支援回路22に出力される信号が決定される。
【0085】
このように、実施の形態7によれば、プロセッサ10とプロセッサ20が共通のメモリ制御部70と共通のメモリ部80を割り当てられるような構成の半導体集積回路装置に対しても、選択信号sig7を出力するアドレス比較部32とセレクタ90を備えているので、プロセッサ10がメモリ部50の所定のアドレスにアクセスしたか否かによって選択信号sig2とは関係なく停止信号sig1をプロセッサ20に入力させる場合と、選択信号sig2の出力信号によってsig1をプロセッサ20に入力させるか否かを決定する場合を選択することが可能となる。
【0086】
これによって所定の条件を満たした所望のプロセッサのみを同時に停止させることができるため、停止させる必要のないプロセッサに対してはその動作を妨げることなく実動作に近い状態のデバッグを行うことが可能となる。したがって、汎用性に富む半導体集積回路装置を得ることができるとともに、プログラムのデバッグを行う時間を短縮することが可能となる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したとおり、この発明によれば、複数のプロセッサが夫々異なる構成をしている場合であってもプロセッサからプログラムの停止信号を出す必要がないため、プロセッサの内部回路を変更することなく所望のプロセッサのプログラムを同時に停止させることができ、実動作に近い状態でのデバッグが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグの処理手順を示すフローチャートである。
【図3】この発明の実施の形態2にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。
【図4】この発明の実施の形態2にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグの処理手順を示すフローチャートである。
【図5】この発明の実施の形態3にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態4にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態4にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】この発明の実施の形態5にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。
【図9】この発明の実施の形態6にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。
【図10】この発明の実施の形態6にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のデバッグの処理手順を示すフローチャートである。
【図11】この発明の実施の形態7にかかるマルチプロセッサを搭載した半導体集積回路装置のブロック図である。
【符号の説明】
1,3,4,5 オア回路、6 アンド回路、 10,20 プロセッサ、11,21 プロセッサコア、12,22 デバッグ支援回路、30,40,70メモリ制御部、31,41,71 アクセスブレーク制御部、32 アドレス比較部、50,60,80 メモリ部、72 アドレス比較部、90 セレクタ、100,200,300,400,500,600,700 半導体集積回路装置。

Claims (7)

  1. 独立したメモリ制御部とメモリ部が割り当てられかつメモリ制御部を介してメモリ部にプログラムを実行させるプロセッサを2つ以上備える半導体集積回路装置において、
    デバッグ対象のプロセッサに割り当てられたメモリ制御部は、
    前記デバッグ対象のプロセッサがメモリ部の所定のアドレスにアクセスする際に、デバッグ対象のプロセッサおよびデバッグ対象以外のプロセッサのプログラムを同時に停止させるための停止信号を出力する停止信号出力手段を備え、
    前記メモリ制御部と前記デバッグ対象以外のプロセッサの間には、前記停止信号を該デバッグ対象以外のプロセッサへ入力するか否かの制御を行う第1のセレクタを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 1つのメモリ制御部と1つのメモリ部が共通に割り当てられかつメモリ制御部を介してメモリ部にプログラムを実行させる複数のプロセッサを備える半導体集積回路装置において、
    前記メモリ制御部は、
    デバッグ対象のプロセッサがメモリ部の所定のアドレスにアクセスする際に、デバッグ対象のプロセッサおよびデバッグ対象以外のプロセッサのプログラムを同時に停止させるための停止信号を出力する停止信号出力手段を備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 前記メモリ制御部と前記デバッグ対象以外のプロセッサの間には、前記停止信号を該デバッグ対象以外のプロセッサへ入力するか否かの制御を行う第1のセレクタをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第1のセレクタは、前記デバッグ対象のプロセッサまたは前記デバッグ対象以外のプロセッサからの第1の選択信号によって制御されることを特徴とする請求項1または3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 第2の選択信号によって前記第1のセレクタを制御する制御回路または第1の外部入力端子をさらに備えることを特徴とする請求項1または3に半導体集積回路装置。
  6. 第2の外部入力端子からの第3の選択信号によって、前記第1または第2の選択信号とは関係なく前記停止信号を前記デバッグ対象以外のプロセッサに入力する場合と前記第1または第2の選択信号によって前記停止信号を前記デバッグ対象以外のプロセッサに入力するか否かの制御を行う場合とを選択する第2のセレクタをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1,3〜5のいずれか1つに記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記メモリ制御部からの第4の選択信号によって、前記第1または第2の選択信号とは関係なく前記停止信号を前記デバッグ対象以外のプロセッサに入力する場合と前記第1または第2の選択信号によって前記停止信号を前記デバッグ対象以外のプロセッサに入力するか否かの制御を行う場合とを選択する第3のセレクタをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1,3〜5のいずれか1つに記載の半導体集積回路装置。
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JP2007141200A (ja) * 2005-10-21 2007-06-07 Renesas Technology Corp データ処理装置

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