JP2004341969A - チケットの予約および販売システム - Google Patents

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Abstract

【課題】予約販売チケットの売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される需給曲線を想定した価格曲線に沿って価格を段階的に変更させ、ある時点でのチケット代金が、携帯端末などを通じて利用者に通知されることによって、前記チケット需給市場への参加者を増加すると共にチケット需給市場におけるマーケット機能を向上させ、利用者動員数と販売数量を増加させると共に、前記マーケット機能の向上によるチケットの経済的付加価値を極大化するためのチケットの予約および販売システムを提供する。
【解決手段】チケットを販売する業者によって、チケット代金が予約販売の売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、ある時点でのチケット代金が、携帯端末などを通じて利用者に通知されることを特徴とするチケット予約および販売システム。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話、PHS、PDA、PCなどの携帯端末、ネットワーク端末、および一般電話回線、ファックスなどを用いた入場チケット、搭乗券、乗車・乗船券、宿泊券などの予約および販売システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のチケットの予約販売では、チケットを販売する窓口まで出向き予約チケットを購入する方式が一般的である。また、電話でチケットの購入予約を行い、チケット販売窓口へ出向いて購入する方式も一般的である。さらに、利用者からのチケットの予約購入確認後、郵便・銀行振込によって購入代金の決済、コンビニエンスストア経由による購入代金の決済、クレジットカード、プリペイドカード、デビッドカードなどによる購入代金の決済を経て、郵送等によるチケット配送を行う方式が行われている。
【0003】
また、一般的に販売される入場チケットが提供しようとするサービスの内容は、在庫として保存できず、例えばある日時に開催予定の音楽会場や国際サッカー試合、プロ野球試合等の入場券、航空機搭乗券、鉄道乗車券、宿泊券等に空席があるからといって、その入場券や利用チケットに記載されたサービスを翌日にまわすことはできないので、ある時点を経過したこれらの音楽会場や国際サッカー試合、プロ野球試合、航空機搭乗券、鉄道乗車券、宿泊券等の入場券や利用チケット等は実質的に金額的価値がなくなることとなる。
本来、これらの空席チケットは、入場券や利用券を運営する業者がその経済的リスクや損失を負担していることになる。
【0004】
一般的に、ミクロ経済学の価格理論においては、図1に示した曲線Dが商品(本発明のチケットA)の需要曲線であり、商品(チケットA)の価格が高ければ商品(チケットA)を購入しようとする人は減る(P1)であろうし、反対に商品(チケットA)の価格が安くなれば(P2)になれば購入しようとする人は増加するであろうから、需要曲線(D)は右下がりになる。
しかし、従来のチケットのチケットの予約および販売方式では、図1に示すように硬直的価格体系で示される需要直線Tを想定した販売方式が採用されており、これらのミクロ経済学の価格理論において示される需要曲線Dに沿って、商品(チケットA)価格を需要曲線Dに追従させることにより、販売チケットの経済的付加価値又は営業的収益を可能な限り極大化するといった手法でのチケットの予約および販売システムは、これまで提案されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、予約および販売チケットの売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更させ、各価格変更時点でのチケット代金が、携帯端末などを通じて広く利用者に通知されることによって、前記チケット需給市場への参加者を増加すると共にチケット需給市場におけるマーケット機能を向上させ、試合や演奏会当たりの観客動員数の増加と入場チケット販売数量を増加させると共に、あるいは航空機や鉄道・電車などの搭乗・乗車効率を向上させると共に、前記マーケット機能の向上による入場チケットの経済的付加価値(営業収益)を極大化するためのチケットの予約および販売システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するための手段として、本発明の請求項1の記載では、チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とするチケットの予約および販売システムである。
【0007】
また、請求項2に記載の発明では、チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、携帯端末の利用者が契約する携帯端末通信会社が、携帯端末の利用者に対し前記チケット予約および販売代金の一部又は全部を課金し集金するシステムと、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とするチケットの予約および販売システムである。
【0008】
また、請求項3に記載の発明では、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、定められた入場金額と前記携帯端末によるチケットの予約および販売金額の差額料金を徴収することによって、会場等への入場や、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項1および/または請求項2に記載のチケットの予約および販売システムである。
【0009】
請求項4に記載の発明では、前記チケット代金が、チケットを販売する業者によって、予約および販売の売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、価格変更時点でのチケット代金が、携帯端末又はその他の通信媒体を通じて利用者に通知されることを特徴とする請求項1および/または請求項2および/または請求項3に記載のチケットの予約および販売である。
また、請求項5に記載の発明では、前記チケット代金が、チケットを販売する業者によって、予約および販売の売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、価格変更時点でのチケット代金が、前記利用者が事前に予測可能な価格方式を用いて携帯端末又はその他の通信媒体を通じて利用者に通知されることを特徴とする請求項1および/または請求項2および/または請求項3に記載のチケットの予約および販売システムである。
請求項6に記載の発明では、前記サーバは、前記利用者からの譲渡依頼を受け、前記データベースに譲受者の登録を行うことを特徴とする請求項1から請求項5に記載のチケットの予約および販売である。
【0010】
請求項7に記載の発明では、前記サーバが前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項1および/または請求項2および/または請求項3および/または請求項4および/または請求項5および/または請求項6に記載のチケットの予約および販売システムである。
【0011】
さらに請求項8に記載の発明では、チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、前記サーバは、前記チケットの予約および販売の前に前記利用者のオンラインデビットまたは電子マネー決済に必要な金融機関名、ID、パスワードなどを要求し、前記携帯端末によって入力されたオンラインデビットまたは電子マネー決済が決済機関によって承認された時、予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項4および/または請求項5および/または請求項6および/または請求項7のチケットの予約および販売システムである。
【0012】
さらに、請求項9に記載の発明では、チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、前記サーバは、前記チケットの予約および販売の前に前記利用者のクレジットカード番号又はプリペイドカード番号を要求し、前記携帯端末によって入力されたクレジットカード番号又はプリペイドカード番号が決済機関によって承認された時、予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項4および/または請求項5および/または請求項6および/または請求項7のチケットの予約および販売システムである。
【0013】
さらに、請求項10の記載では、予約および販売するチケットが、サッカー球場入場券、野球場入場券、スポーツ競技会場入場券、イベント会場入場券、音楽会場入場券、演芸会場入場券、展示・展覧会場入場券、航空券、乗車・乗船券、旅行券、宿泊券、レンタカー利用券、食事利用券、商品券、割引券、回数券などである請求項1から請求項9のチケットの予約および販売システムである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、チケット(商品)の価格とチケット(商品)の需要量の関係を示すミクロ経済学理論に基づくチケット(商品)の需要曲線(D)を示した図である。一般的に、ミクロ経済学の価格理論においては、図1に示したように、理論的需要曲線Dに沿ってチケット価格とチケットの需要量が変化し、チケット価格が高ければチケットを購入しようとする人は減る(P1の点)であろうし、反対にチケット価格が安くなれば(P2の点)になれば購入しようとする人は増加するであろうから、需要曲線(D)は右下がりになる。
【0015】
従来のチケットの予約を含む販売方式では、図1のチケットの需要と供給価格の間において、需要の如何に関わらずチケットに発売開始以降、販売価格を変更しない硬直的な販売価格体系Tを想定した販売方式が採用されている。すなわち、ミクロ経済学の価格理論において示される需要曲線Dに沿って、商品(チケット)価格を需要曲線に追従させることにより、販売するチケットの経済的付加価値又は営業的収益を可能な限り極大化するといった考えでチケットの予約および販売システムはこれまで提案されていなかった。
【0016】
従って、利用者側が要望するチケット価格(図1ではP2)と、販売者側が売り出すチケット価格(図1ではP1)が乖離した場合、チケットの硬直的な価格体系(図1におけるT直線)では、ミクロ経済学で示される理論的な需要と供給の調整が行われ難いため、チケットの売れ残り(空席)が生じることとなる。
図1に示すように、ある設定時間を過ぎた売れ残りのチケットの需要量は零となり、売れ残りのチケット価格は無価値(0円)となる。
本発明では、上記のチケットの硬直的な価格体系による需要と供給の乖離から生じるチケットの売れ残り(空席)状況を回避し、商品(チケット)価格を需要曲線Dに追従させることにより、総合的予約および販売チケットの経済的付加価値又は営業的収益を可能な限り極大化するといった戦略的なチケット予約および販売方式を提案するものである。
【0017】
図2において、本発明のチケット予約および販売システムの価格体系の概要を図示する。図2においては、当初チケット価格A0(当初価格)で予約および販売されている。この場合のチケット需要量はD0である。チケットを運営管理する営業担当者は、チケットAの予約販売状況を判断した上で、チケット需要曲線Dに沿って販売価格を段階的にA1に設定する。この時点でのチケット価格A1におけるチケット需要量はD1にまで増加することになる。さらに、チケットを運営管理する営業担当者は、チケットの予約販売状況を判断して、チケット需要曲線Dに沿って販売価格をA2に設定すると、チケット価格A2におけるチケット需要量はD2にまで増加する。さらに、チケットの空席状況を判断して、チケット需要曲線Dに沿って販売価格をA3に設定すると、チケット価格A3におけるチケット需要量はD3にまで増加することになる。
【0018】
従来の価格硬直的な販売価格体系Tを想定した販売戦略では、チケットの営業売上高は、D0XA0に留まる。一方、本発明の予約販売システムにおいては、チケットの営業売上高は、従来販売システムの売上高(D0XA0)に加え、チケット売上高(D1XA1+D2XA2+D3XA3)が追加され、チケット合計売上高が向上することになる。
【0019】
上記のような、本発明チケット予約および販売システムの需要曲線に沿った価格体系を実際の市場規模で実施するためには、限られた時間的制約の中で、当該予約販売チケットの広い意味での市場的機能を有するマーケットを形成することが必要である。しかし、チケットの窓口販売方法や購入チケットを郵送するといった従来用いられていた方法では、上記のようにある時点を経過した予約販売チケットが無価値となるといった限られた時間的制約の中で、広範囲の市場原理を導入したいわゆる市場的機能を有する需給マーケットを形成することはほぼ不可能に近い。
【0020】
本発明では、上記の従来方法での価格硬直的、かつ限られた時間的制約においては市場原理を導入したマーケットの形成は困難であるとし、新たに以下の予約および販売システムを提案する。すなわち、チケットを予約販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、携帯端末の利用者が契約する携帯端末通信会社が、携帯端末の利用者に対し前記チケット予約販売代金の一部又は全部を課金し集金するシステムと、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約販売システムにより、より広い範囲での地域内で、多数の市場参加人員をネットワーク化すること共に、当該チケットに関わる市場情報をリアルタイム化し、この市場情報のネットワーク化/リアルタイム化によって、当該チケットに関わる市場原理が有効に作用する市場を形成することによって、チケット予約販売の需給機能を効率的にし、チケットの予約および販売システムの提案を行うものである。
【0021】
すなわち、請求項1記載の、チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とするチケットの予約および販売システムであり、上記の本発明による予約および販売システムによって、チケットの市場情報をリアルタイム化することが可能となり、さらに上記市場情報のネットワーク化を可能とすることにより、上記チケットに関わる市場原理が広範囲かつ有効に作用する市場機能を形成することができ、したがってチケット予約販売の需給機能を効率的に生かした市場を形成することが可能となる。
【0022】
さらに、請求項2記載の、チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、携帯端末の利用者が契約する携帯端末通信会社が、携帯端末の利用者に対し前記チケット予約および販売代金の一部又は全部を課金し集金するシステムと、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とするチケットの予約および販売システムであり、上記の本発明による予約および販売システムによって、チケットの市場情報をリアルタイム化することが可能となり、さらに上記市場情報のネットワーク化を可能とすることにより、上記チケットに関わる市場原理が広範囲かつ有効に作用する市場機能を形成することができ、したがってチケット予約販売の需給機能を効率的に生かした市場を形成することが可能となる。
【0023】
さらに、請求項3記載の、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、定められた入場金額と前記携帯端末によるチケットの予約および販売金額の差額料金を徴収することによって、会場等への入場や、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項2に記載のチケットの予約および販売システムであり、
【0024】
さらに、請求項4記載の、前記チケット代金が、チケットを販売する業者によって、予約および販売の売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、価格変更時点でのチケット代金が、携帯端末又はその他の通信媒体を通じて利用者に通知されることを特徴とする請求項1および/または請求項2および/または請求項3に記載のチケットの予約および販売システムであり、上記の本発明による予約および販売システムによって、チケットの市場情報をリアルタイム化することが可能となり、さらに上記市場情報のネットワーク化を可能とすることにより、上記チケットに関わる市場原理が広範囲かつ有効に作用する市場機能を形成することができ、したがってチケット予約販売の需給機能を効率的に生かした市場を形成することが可能となる。
【0025】
さらに、請求項6記載の、前記サーバは、前記利用者からの譲渡依頼を受け、前記データベースに譲受者の登録を行うことを特徴とする請求項1から請求項5に記載のチケット予約販売システムであり、このチケット予約販売システムにより、上記チケットに関わる市場原理が広範囲かつ有効に作用する市場機能を形成することができ、したがってチケット予約販売の需給機能を効率的に生かした市場を形成するものである。
【0026】
実施例1
以下図3に示した本発明のチケット予約販売システムブロック図を基に、プロ野球ナイター試合における入場チケットを例にとり、本発明の予約および販売システムを具体的なチケットの販売(空席)状況に照らして、本発明の予約および販売システムについて説明する。
図3において、符号1はプロ野球観戦を希望する利用者が所有する携帯端末である。この中には、携帯電話、PHS、携帯端末機器(PDA)、パーソナルコンピューター(PC)、デジタルテレビ(TV)、家庭用ゲーム機器、一般電話、ファックス等が含まれる。符号2は、携帯電話、PHS、PDA、PC、TV等の携帯端末の基地局である。上述した携帯端末1は、基地局2を介してインターネット3に接続されている。符号4は、プロ野球を運営管理する会社の営業担当者等が管理するサーバであり、インターネット3に接続されている。符号5は、サーバ4によって書き込み/読み出しが行われるデータベースである。符号6は、基地局からの課金システムを示す。符号7は、オンラインによる認証・決済機関を示す。
図4は、このデータベース5に記録されるデータを示す一つの実施形態図であり、この図で示すようにデータベース5には、「暗証番号」、「販売座席」、「予約価格」、「携帯端末番号」、「決済金額」等チケット予約および販売に関する必要データが記録される。
【0027】
例えば、プロ野球のナイター試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)が、横浜スタジアムにおいて、5月10日午後6時から開始されるものと想定する。球場を運営する責任者は、当試合の入場者数、入場券販売実績データ、観客席の空席状況から判断し、当日試合の入場チケット価格を、当日の午後5時を起点にして、当初販売していた入場チケット価格を図2に示すA0(例えば、内野席3,000円/外野席2,000円)から、図2に示すA1(例えば、内野席1,500円/外野席600円)に変更し、午後5時に図3に示された管理サーバ4に登録する。
【0028】
当日午後5時以降の時間帯において、プロ野球観戦(例えば、巨人対横浜第7回戦)を希望する利用者は、携帯端末1を介して、当日行われるプロ野球試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)に対し、変更された後のチケットの予約販売価格A1を確認することができる。
さらに、プロ野球観戦を希望する利用者は、携帯端末1を介して、当日行われる試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)の予約チケットを、インターネット3を介してサーバ4にアクセスする。このアクセスを受け、サーバ4は、まず図5に示すように「席の種類を選択して下さい。」という案内文と共に、座席種類を表示した画面を携帯端末1に送信する。送信された画面は、携帯端末1の液晶ディスプレイに表示される。
ここで、利用者がカーソルを移動して例えば「外野席・課金」を選択すると、次にサーバ4が図6に示すように、「横浜スタジアム。巨人―横浜(7回戦)。5月10日午後6時開始。外野席の予約購入を受付ました。外野席 600円。暗証番号は次の通りです。12−34。入場代金は次の通りです。当携帯への課金200円。外野席窓口400円」を送信する。
携帯端末への課金が行われない場合においては、利用者がカーソルを移動して例えば「外野席・予約」を選択すると、次にサーバ4が、「横浜スタジアム。巨人―横浜(7回戦)。5月10日午後6時開始。外野席の予約購入を受付ました。外野席 600円。暗証番号は次の通りです。12−34。入場代金は次の通りです。外野席窓口600円」を送信することになる。
【0029】
さらに、球場を運営する責任者は、当試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)の入場者数、観客席の空席状況から判断し、当日試合の入場チケット価格を、当日の午後6時30分から、チケットの理論的需給曲線を想定した上で、上記チケット販売価格を図2に示すA1(例えば、内野席1,500円/外野席600円)から、図2に示すA2(例えば、内野席1,000円/外野席500円)に変更し、午後6時30分を起点とする図3に示された管理サーバ4に再登録する。
この際、現在行われているナイター試合の戦況などを添付しても良い。
当日午後6時30分以降の時間帯において、プロ野球観戦(例えば、巨人対横浜第7回戦)を希望する利用者は、携帯端末1を介して現在行われている試合のチケットの販売価格A2を確認することができる。
【0030】
ここで、利用者がカーソルを移動して例えば「外野席・課金」を選択すると、次にサーバ4が図7に示すように、「横浜スタジアム。巨人―横浜(7回戦)。5月10日午後6時開始。外野席の予約購入を受付ました。外野席500円。暗証番号は次の通りです。22−34。入場代金は次の通りです。当携帯への課金200円。外野席窓口300円。」を送信する。
携帯端末への課金が行われない場合においては、利用者がカーソルを移動して例えば「外野席・予約」を選択すると、次にサーバ4が、「横浜スタジアム。巨人―横浜(7回戦)。5月10日午後6時開始。外野席の予約購入を受付ました。外野席 500円。暗証番号は次の通りです。22−34。入場代金は次の通りです。外野席窓口500円」を送信することになる。
【0031】
さらに、球場を運営する責任者は、当試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)の実際の入場者数、空席状況から判断し、現在行われている入場チケット価格を、当日の午後7時から、チケットの需給曲線を想定して、上記チケット販売価格を図2に示すA3(例えば、内野席800円/外野席300円)に変更し、午後7時に図3に示された管理サーバ4に再々登録する。
この際、現在行われているナイター試合の戦況などを添付しても良い。
当日午後7時以降、プロ野球観戦(例えば、巨人対横浜第7回戦)を希望する利用者は、携帯端末1を介して現在行われている試合のチケットの販売価格A3を確認することができる。
【0032】
ここで、利用者がカーソルを移動して例えば「外野席・課金」を選択すると、次にサーバ4が図8に示すように、「横浜スタジアム。巨人―横浜(7回戦)。5月10日午後6時開始。外野席の予約購入を受付ました。外野席300円。暗証番号は次の通りです。32−34。入場代金は次の通りです。当携帯への課金200円。外野席窓口100円。」を送信する。
携帯端末への課金が行われない場合においては、利用者がカーソルを移動して例えば「外野席・予約」を選択すると、次にサーバ4が、「横浜スタジアム。巨人―横浜(7回戦)。5月10日午後6時開始。外野席の予約購入を受付ました。外野席 300円。暗証番号は次の通りです。32−34。入場代金は次の通りです。外野席窓口300円」を送信することになる。
上記入場チケットの予約及び販売の経過において、外野席の空席がなくなった場合には、例えば「横浜スタジアム。巨人―横浜(7回戦)。5月10日午後6時開始。外野席は売り切れました。内野席の受付は可能です。」を送信する。
【0033】
以上説明したように、本発明のチケット予約販売システムにおいては、チケットを運営する業者が管理するサーバ4と、利用者の携帯端末1、およびチケット代金を課金する又は課金しないシステム、またはオンライン決済システムからなるインターネットシステムを用いることによって、従来の窓口を経由したチケット販売方法では対応不可能であった柔軟かつ迅速なチケット営業戦略が可能となる。特に、当日プロ野球試合直前あるいは試合が行われている時間帯における観客動員動向(空席動向)に見合ったチケット販売価格を設定することによって、現実的な需給動向を反映した価格体系を、図1に示したミクロ経済理論に基づく需給曲線Dに沿って、極めて短時間の中で構築することが可能となる。
【0034】
また、プロ野球を運営管理する企業が、これまでの営業実績を基に、予約販売の売り出し経過時間と共に、ミクロ経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、価格変更時点でのチケット代金が、利用者が事前に予測可能な価格方式(例えば、連休明けの試合におけるチケット価格やペナントの行方が見えてきた試合などのチケット価格に対する商品需給曲線を想定した価格曲線に沿っての段階的に変更方式)を用いて携帯端末又はその他の通信媒体を通じて利用者に通知することは、本発明のチケットの予約販売システムにおける営業実績を向上する観点から好ましく用いられる方式の一つである。
さらに、本発明においては、商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更される各時点でのチケット価格は、上記の携帯端末だけでなく、TV、ラジオ、新聞、インターネット等のメディア媒体を通じて、利用者側にオンタイムで伝達することができる。
【0035】
さらに、上記のように本発明のチケット予約販売システムは、プロ野球の試合当たりの観客動員数を実質的に増加させ、従って販売される入場チケット数量を増加することになり、これを運営する企業の営業収益を向上させることができる。また、プロ野球を観戦する利用者側からは、従来の販売方式に従うプロ野球運営企業が押しつける一方的な価格体系を回避することができ、実質的な需給動向に従った入場チケット価格体系で必要とするプロ野球チケットが購入できるという利点がある。
【0036】
さらに、プロ野球を観戦しようとする側からは、予定していた職場の仕事やスケジュールが急に取りやめになり、急にナイター試合観戦の時間的余裕ができた時や、現在行われているナイター試合のゲーム展開において応援する野球チームとの間で予断を許さない接戦が行われている状況が帰宅途中の携帯端末、TV、ラジオ、インターネット等の情報からもたらされた時、携帯端末1によって瞬時に予約販売が可能となる本発明の入場チケットの簡便さは、プロ野球ナイター観戦の潜在的利用者を顕在的利用者に変える要因となる。このため、プロ野球の観客動員数を増加させる高い可能性を有している。
【0037】
また、上記予約チケットを購入した利用者が購入したチケットを他人に譲渡する場合は、譲渡する利用者から譲渡を受ける利用者に対し、携帯端末に表示された図5内容の転送又は予約内容の通知を受けることによって、チケット譲渡が簡単に行われる。この場合、事前に課金されたチケット予約代金またはクレジットカードによるチケット予約代金の決済方法については、譲渡を行った当事者間で決めることが可能である。この場合、図4のデータベースには、譲渡前の携帯端末番号が譲渡後の利用者の携帯端末番号と共に表示される。
また、例えば、図4の「販売座席」の表示において、予約された内野席が1座席の場合「内野席1」、予約された外野席が2座席の場合には、「外野席2」等と表示される。「予約金額」は、予約された時点の販売座席の販売代金X予約座席数の合計金額が表示される。
【0038】
実施例2
次に、クレジットカード、プレペイドカード、オンラインデビッド決済を利用したチケットの予約および販売方法について述べる。プロ野球のナイター試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)が横浜スタジアムで、5月10日午後6時から開始されるものと想定する。球場を運営する責任者は、当試合の入場者数、入場券販売実績データ、観客席の空席状況から判断し、当日試合の入場チケット価格を、当日の午後5時を起点にして、当初販売していた入場チケット価格A0(例えば、内野席3,000円/外野席2,000円)から、A1(例えば、内野席1,500円/外野席600円)に変更し、午後5時に図3に示された管理サーバ4に登録する。
【0039】
当日午後5時以降の時間帯において、プロ野球観戦(例えば、巨人対横浜第7回戦)を希望する利用者は、携帯端末1を介して、当日行われるプロ野球試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)に対し、変更された後のチケットの予約販売価格A1を確認することができる。さらに、プロ野球観戦を希望する利用者は、携帯端末1を介して、当日行われる試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)の予約チケットを、インターネット3を介してサーバ4にアクセスする。このアクセスを受け、サーバ4は、まず図5に示すように「席の種類を選択して下さい。」という案内文と共に、座席種類を表示した画面を携帯端末1に送信する。送信された画面は、携帯端末1の液晶ディスプレイに表示される。ここで、利用者がカーソルを移動して例えば「外野席・クレジットカード他」を選択すると、次にサーバ4が図9に示すように、「横浜スタジアム。巨人―横浜(第7回戦)外野席の予約購入を受付ました。暗証番号は、12−34です。クレジットカード他の番号を入力下さい。」を送信する。
【0040】
携帯端末によって入力されたクレジットカード番号又はプリペイドカード番号又はオンラインデビットカード番号が決済機関によって承認された時、予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場を認めるものである。
利用者Aが予約購入した上記チケットを別の利用者Bに譲り渡す場合は、Aの携帯端末1を介して、予約チケットをインターネット3を介してサーバ4に再度アクセスし、利用者Aの暗証番号と譲り渡す別の利用者Bの携帯端末番号を入力することによって行われる。図4に示したように、サーバ4では、上記の入力によって暗証番号を別の利用者Bに入れ替えることができる。
【0041】
実施例3
上記の実施例1の形態は、プロ野球入場チケットの予約販売システムについて説明したが、本発明実施例1のプロ野球入場チケットを、サッカー球場入場券、スポーツ競技会場入場券、イベント会場入場券、音楽会場入場券、演芸会場入場券、展示・展覧会場入場券、航空券、乗車・乗船券、旅行券、宿泊券、レンタカー利用券、食事利用券などに置き換え、チケット表示方法をそれぞれチケットが行うサービスに適した表示内容に書き直すことによって、プロ野球チケットと同様の予約販売システムが構築される。
【0042】
例えば、音楽会場への入場チケットの場合、5月10日午後6時から開始されるものと想定する。音楽会を運営する責任者は、例えば5月7日までの入場券販売実績データ、観客席の空席状況から判断し、5月8日の入場チケット価格を、5月8日の午後5時を起点にして、当初販売していた入場チケット価格A0(例えば、S席10,000円/A席6,000円)から、A1(例えば、S席6,000円/A席3,000円)に変更し、午後5時に図3に示された管理サーバ4に登録する。
さらに、音楽会を運営する責任者は、5月10日の観客席の空席状況から判断し、当日の入場チケット価格を、当日の午後3時から、チケットの理論的需給曲線を想定した上で、上記チケット販売価格をA1(例えば、S席4,000円/A席2,000円)に変更し、午後3時を起点とする図3に示された管理サーバ4に再登録する。
【0043】
実施例4
航空機の搭乗チケットの場合、5月10日午後6時羽田発広島行きの搭乗券を想定する。航空機を運営する責任者は、例えば5月7日までの当該搭乗券販売実績データ、航空機の空席状況から判断し、当該搭乗チケット価格を、5月8日の午後5時を起点にして、当初販売していた入場チケット価格A0(例えば、エコノミー席22,000円)から、A1(例えば、エコノミー席14,000円)に変更し、午後5時に図3に示された管理サーバ4に登録する。
さらに、航空機を運営する責任者は、5月9日の航空機の空席状況から判断し、当日の搭乗チケット価格を、当日の午後3時から、チケットの理論的需給曲線を想定した上で、上記チケット販売価格をA1(例えば、エコノミー席8,000円)に変更し、午後3時を起点とする図3に示された管理サーバ4に再登録する。
さらに、航空機を運営する責任者は、5月10日の航空機の空席状況から判断し、当日の搭乗チケット価格を、当日の午後3時から、チケットの理論的需給曲線を想定した上で、上記チケット販売価格をA2(例えば、エコノミー席6,000円)に変更し、午後3時を起点とする図3に示された管理サーバ4に再登録する。
【0044】
実施例5
プロ野球観戦を希望する利用者は、一般電話回線、またはファックスなどを介して、当日行われる試合(例えば、巨人対横浜第7回戦)の予約チケットを、会場運営センターにアクセスする。このアクセスを受け、会場運営センター担当者は、実施例2で示したサーバ4にデータを入力すると共に、一般電話回線利用者に対し、「横浜スタジアム。巨人―横浜(第7回戦)外野席の予約購入を受付ました。暗証番号は、12−34です。クレジットカード他の番号をお知らせ下さい。」を回答し、一方、ファックス回線利用者に対しては、「横浜スタジアム。巨人―横浜(第7回戦)外野席の予約購入を受付ました。暗証番号は、12−34です。クレジットカード他の番号を入力下さい。」送信する。
【0045】
上記処理によって入力されたクレジットカード番号又はプリペイドカード番号又はオンラインデビットカード番号が決済機関によって承認された時、予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場を認めるものである。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のチケット予約販売システムにおいては、チケットを運営する業者が管理するサーバ4と、利用者の携帯端末1、およびチケット代金を課金する又は課金しないシステムまたはオンライン決済システムからなるインターネットシステムを用いることによって、従来の窓口を経由したチケット販売方法では対応不可能であった柔軟かつ迅速なチケット営業戦略が可能となる。特に、当日に迫ったのゲームや演奏会開始直前の時間帯における観客動員動向(空席動向)、搭乗時間の迫った航空機の空席状況、乗車時間の迫った電車・鉄道などの空席状況、深夜に迫ったホテルの空室状況などの限られた時間的制約下においても、需給状況に見合ったチケット販売価格を設定することによって、現実的な需給動向を反映した価格体系を、図1に示したミクロ経済理論に基づく需給曲線Dに沿って、極めて短時間の中で構築することが可能となる。
【0047】
また、ゲームや演奏会、航空機や鉄道・電車などの運航を運営管理する企業が、これまでの営業実績を基に、予約販売の売り出し経過時間と共に、ミクロ経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、価格変更時点でのチケット代金が、利用者が事前に予測可能な価格方式を用いて携帯端末又はその他の通信媒体を通じて広く利用者に通知することによって、本発明のチケットの予約販売システムにおけるチケット需給市場参加者を著しく増加させ、前記チケット販売における市場原理を導入し、需給マーケット機能を向上させることになる。
さらに、本発明の予約および販売システムによって、市場情報をリアルタイム化することが可能となり、さらに市場情報のネットワーク化を可能とすることにより、当該チケットに関わる市場原理が有効に作用する市場を形成し、チケット予約および販売の需給機能を効率的に生かした市場を形成することが可能となる。
【0048】
さらに、上記のように本発明のチケット予約および販売システムは、一つの試合や演奏会当たりの利用者動員数、航空機・鉄道・電車などの一運行当たりの利用者を実質的に増加させ、従って販売されるチケット数量を増加することになり、これを運営する企業の営業収益を向上させることができる。
また、試合や演奏会、航空機・鉄道・電車などの利用者側からは、従来の販売方式に従う主催者企業が押しつける一方的な価格体系を回避することができ、実質的な需給動向に従ったチケット価格体系で必要とするチケットが購入できるという利点がある。
さらに、試合や演奏会の利用者側からは、予定していた職場の仕事やスケジュールが急に取りやめになり、急に試合や演奏会の時間的余裕ができた時、携帯端末1によって瞬時に予約販売が可能となる本発明の入場チケットの簡便さは、試合や演奏会の潜在的利用者を顕在的利用者に変える要因となる。このため、試合や演奏会の観客動員数を増加させる高い可能性を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】チケットの価格と理論的チケット需要量を示した図である。
【図2】本発明によるチケットの予約および販売の価格と理論的需要曲線を示した図である。
【図3】本発明の一実施形態によるチケットの予約および販売チケットシステムを示したブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態によるデータベース5のデータ例を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による携帯端末1ディスプレイの表示例を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態による携帯端末1ディスプレイの表示例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態による携帯端末1ディスプレイの表示例を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態による携帯端末1ディスプレイの表示例を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態による携帯端末1ディスプレイの表示例を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態による携帯端末1ディスプレイの表示例を示す図である。
【符号の説明】
1.携帯端末
2.基地局
3.インターネット
4.サーバ
5.データベース
6.課金システム
7.認証・決済機関

Claims (10)

  1. チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とするチケットの予約および販売システム。
  2. チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、携帯端末の利用者が契約する携帯端末通信会社が、携帯端末の利用者に対し前記チケット予約および販売代金の一部又は全部を課金し集金するシステムと、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とするチケットの予約および販売システム。
  3. 前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、定められた入場金額と前記携帯端末によるチケットの予約および販売金額の差額料金を徴収することによって、会場等への入場や、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項1および/または請求項2に記載のチケットの予約および販売システム。
  4. 前記チケット代金が、チケットを販売する業者によって、予約および販売の売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、価格変更時点でのチケット代金が、携帯端末又はその他の通信媒体を通じて利用者に通知されることを特徴とする請求項1および/または請求項2および/または請求項3に記載のチケットの予約および販売システム。
  5. 前記チケット代金が、チケットを販売する業者によって、予約および販売の売り出し経過時間と共に、経済学理論に示される商品需給曲線を想定した価格曲線に沿って段階的に変更され、価格変更時点でのチケット代金が、前記利用者が事前に予測可能な価格方式を用いて携帯端末又はその他の通信媒体を通じて利用者に通知されることを特徴とする請求項1および/または請求項2および/または請求項3に記載のチケットの予約および販売システム。
  6. 前記サーバは、前記利用者からの譲渡依頼を受け、前記データベースに譲受者の登録を行うことを特徴とする請求項1から請求項5に記載のチケットの予約および販売システム。
  7. 前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、登録した暗証番号とチケット予約および販売に伴う金額を前記利用者の携帯端末と予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記利用者が入場するに当たり、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項1および/または請求項2および/または請求項3および/または請求項4および/または請求項5および/または請求項6に記載のチケットの予約および販売システム。
  8. チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、前記サーバは、前記チケットの予約および販売の前に前記利用者のオンラインデビットまたは電子マネー決済に必要な金融機関名、ID、パスワードなどを要求し、前記携帯端末によって入力されたオンラインデビットまたは電子マネー決済が決済機関によって承認された時、予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項4および/または請求項5および/または請求項6および/または請求項7のチケットの予約および販売システム。
  9. チケットを予約および販売する業者が管理するサーバと、利用者が所有する携帯端末と、前記サーバ、前記携帯端末、前記携帯端末通信会社を相互に接続する通信ネットワークからなるチケット予約および販売システムであって、前記サーバは、前記利用者の携帯端末による依頼を受けて、データベースにチケットの予約登録をすると共にチケットの暗証番号を登録し、前記サーバは、前記チケットの予約および販売の前に前記利用者のクレジットカード番号又はプリペイドカード番号を要求し、前記携帯端末によって入力されたクレジットカード番号又はプリペイドカード番号が決済機関によって承認された時、予約されたチケットによる入場を管理するゲート管理者端末に通知すると共に、前記入場ゲート管理者は、前記利用者が所有するチケットの暗証番号を前記サーバに照合し、照合結果が良であった時、会場等への入場、搭乗、乗車、又はチケットに記載されたサービスの提供を認めることを特徴とする請求項4および/または請求項5および/または請求項6および/または請求項7のチケットの予約および販売システム。
  10. 予約および販売するチケットが、サッカー球場入場券、野球場入場券、スポーツ競技会場入場券、イベント会場入場券、音楽会場入場券、演芸会場入場券、展示・展覧会場入場券、航空券、乗車・乗船券、旅行券、宿泊券、レンタカー利用券、食事利用券、商品券、割引券、回数券である請求項1から請求項9のチケットの予約および販売システム。
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